JP2019525014A - 靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットにこのニット製品を移すためのピックアップ装置 - Google Patents

靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットにこのニット製品を移すためのピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットにニット製品を移すためのピックアップ装置は環状のピックアップ体(2) を備えており、ピックアップ体は、ピックアップ体(2) の軸芯(2a)の周りに径方向に配置されてピックアップ体(2) に対して径方向に摺動可能な複数のピックアップ要素(3) を支持しており、ピックアップ体(2) は、ピックアップ要素(3) の各々が靴下類等のための円形編機(41)の針(44)と横方向に対向した状態で、円形編機(41)の針シリンダ(42)の周りに同軸に配置可能であり、少なくともピックアップ要素(3) がピックアップ体(2) の軸芯(2a)により近い第1の位置から、ピックアップ要素(3) が第1の位置に対してピックアップ体(2) の軸芯(2a)から更に離隔する第2の位置に、及びその逆にピックアップ要素(3) を径方向に移動させるためにピックアップ要素(3) に作用する作動手段(4) が設けられており、ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いたピックアップ要素(3) の各々の端部(3a)がフック状であり、少なくとも1つの編成ループ(51)を受けるように構成された区画(5) を形成しており、ピックアップ体(2) に関連づけられて区画(5) を閉じるためにピックアップ要素(3) が第1の位置から第2の位置に移る際にピックアップ要素(3) の端部(3a)によって係合可能な安全手段(6) が更に設けられている。

Description

本発明は、靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットにこのニット製品を移すためのピックアップ装置に関する。
管状のニット製品を靴下類等のための円形編機を用いて製造する分野では、場合によっては、ニット製品を製造するために使用される編機で行われ得ないか、又は前記編機で行うには経済的に好都合ではないニット製品に対する更なる作業を行うために、前記編機から別の製造ユニットにニット製品を移す必要がある。
特に、靴下類の製造分野では、近年、靴下類のつま先をソーイング又はルーピングによって自動的に閉じるための方法が開発されている。これらの方法の一部は、編機が別の靴下類製品を製造するために使用される一方、靴下類製品のつま先を更なる作業ステーションで閉じるように、製品を製造するために使用された編機から製品をピックアップして、製造する編機から離れた更なる作業のためのステーションに製品を移すことに基づいている。これらの方法は、靴下類製品を製造するために使用される編機で直接靴下類製品のつま先を閉じる他の方法に対して、編機の生産性を過度に不利にしないという利点を有する。
靴下類製品、又はより一般的には管状製品を、このような製品を製造するために使用される編機から、製品の軸方向端部の閉じ、又はより一般的には製品に対する更なる作業を行わなければならないステーションに移すことは一般に、ピックアップ要素によって製品の編成ループを編機の針から個々に取り出して、製品を移している間、これらの編成ループを保持するピックアップ装置によって行われる。
靴下類製品のつま先を閉じるための一部の方法では、ピックアップ装置が更なる作業を実行している間に製品を支持すべく更に使用される一方、他の方法では、ピックアップ装置が、更なる作業が行われるステーションに達すると、針から既にピックアップされた編成ループを、更なる作業の実行中に製品を支持する機能を有する、例えば処理装置のような別の装置に通常再度個々に移すので、ピックアップ装置は製品を移すためだけに使用される。この処理装置は、ピックアップ装置から受けた編成列の半分に属するループが、同一の編成列の残り半分に属する編成ループと対向するように、ピックアップ装置から受けた編成列の半分に属するループを配置し、互いに対向する対の編成ループを結合するソーイングヘッド又はルーピングヘッドの介入中、2つの部分的な編成列を互いに対向する位置で支持する。
製品を製造する編機から処理装置に製品を単に移すために使用される公知のタイプのピックアップ装置では、編成ループを針からピックアップ要素に移すためにピックアップ要素と針との結合が通常、針のヘッドをピックアップ要素の端部に形成された座部に挿入することにより行われる。このため、ピックアップ装置は通常環状のピックアップ体を有しており、ピックアップ体は、針のヘッドが突出する針シリンダの端部と同軸に対向するように構成されており、ピックアップ体の軸芯と平行に方向付けられている複数のピックアップ要素を支持している。
この種のピックアップ装置が、例えば欧州特許第0942086 号明細書に示されている。
この種の装置では、ピックアップ要素の一端部と対応する針のヘッドとの結合は、ピックアップ装置全体を設ける際、及びピックアップ体を編機の針シリンダに対して配置してピックアップ要素を針に対して配置する際の両方で高い精度を必要とする。
更に、ピックアップ要素を配置してピックアップ要素を作動させるための任意の要素を備えることは、ピックアップ体の軸芯と平行な方向に沿ってピックアップ体の比較的大きな空間占有を必然的に伴う。この比較的大きな空間占有は、製品をピックアップするためにピックアップ体を編機に対して配置する際に問題を引き起こし得る。ピックアップ体が編機の針シリンダと対向するようにピックアップ体を配置し得るために、シングルシリンダ円型編機では実際、製品を製造するために必要な糸を針に供給するために使用されるダイヤル及び糸案内を上げることが必要である。この上昇は、糸のねじれを引き起こし、ひいては編機の作業を再開する際に問題を引き起こし得る。
ピックアップ装置がダブルシリンダ円型編機と共に使用される場合、上側針シリンダ全体及び上側針シリンダに連結された要素を先に上げることにより、ピックアップ体を2つの針シリンダの間に配置しなければならないので、ピックアップ体の軸方向の空間占有によって引き起こされる問題は更に大きくなる。
これらの問題を解決するために、設けられるのが簡単であり、優れた精度で編機の針に結合され得るピックアップ装置が提供されており、同一の出願人の名前で国際公開第2009/112347号パンフレットの主題である。このピックアップ装置は、構造の単純性によって、軸方向の空間占有を減らすことができ、製品のピックアップ中、製品を製造するために使用される編機に対してピックアップ装置を配置することが特に簡単になる。
国際公開第2009/112347号パンフレットに係るピックアップ装置は環状のピックアップ体を備えており、ピックアップ体は、ピックアップ体の軸芯の周りに径方向に配置されてピックアップ体に対して径方向に摺動することができる複数のピックアップ要素を支持している。ピックアップ体は、ピックアップ要素の各々が靴下類等のための円形編機の針と横方向に対向するように、円形編機の針シリンダの周りに同軸に位置付けられ得る。ピックアップ要素がピックアップ体の軸芯により近い第1の位置から、ピックアップ要素が第1の位置に対してピックアップ体の軸芯から更に離隔する第2の位置に、及びその逆にピックアップ要素を径方向に移動させるために、ピックアップ装置は、ピックアップ要素に作用する作動手段を備えている。ピックアップ体の軸芯を向いたピックアップ要素の各々の端部はフック状であり、少なくとも1つの編成ループを受けるように構成された区画を形成している。
このピックアップ装置自体は、製品を製造するために使用される編機から製品に更なる作業を行うように構成されたユニットに編成ループを移す間、編成ループを保持する際の安全性を高めることを主に目的とした改良が加えられ得ることが分かっている。
本発明の意図は実際、編成ループをピックアップ要素から誤って外すことに対して高い安全性を有する、靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットにこのニット製品を移すためのピックアップ装置を提供することである。
この意図の範囲内で、本発明の目的は、どのような場合でも構造の単純性が高く、製品を製造するために使用される編機の針にピックアップ要素を結合する際に優れた精度を確保する装置を提供することである。
本発明の別の目的は、特に余り大きくない軸方向の空間占有を有することができるピックアップ装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、製品を製造するために使用される編機の針の径方向の位置のエラーを更に未然に防ぐことができるピックアップ装置を提供することである。
本発明の別の目的は、動作中に高い信頼性を保証する装置を提供することである。
この意図、並びにこれらの目的及び以下に明らかとなるその他の目的は、靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットに前記ニット製品を移すためのピックアップ装置であって、環状のピックアップ体を備えており、前記ピックアップ体は、前記ピックアップ体の軸芯の周りに径方向に配置されて前記ピックアップ体に対して径方向に摺動可能な複数のピックアップ要素を支持しており、前記ピックアップ体は、前記ピックアップ要素の各々が靴下類等のための円形編機の針と横方向に対向した状態で、前記円形編機の針シリンダの周りに同軸に配置可能であり、少なくとも前記ピックアップ要素が前記ピックアップ体の軸芯により近い第1の位置から、前記ピックアップ要素が前記第1の位置に対して前記ピックアップ体の軸芯から更に離隔する第2の位置に、及びその逆に前記ピックアップ要素を前記径方向に移動させるために前記ピックアップ要素に作用する作動手段が設けられており、前記ピックアップ体の軸芯を向いた前記ピックアップ要素の各々の端部がフックのような形状にされ、少なくとも1つの編成ループを受けるように構成された区画を形成しており、前記ピックアップ装置は、前記ピックアップ体に関連づけられている安全手段を備えており、前記安全手段は、前記区画を閉じるために前記ピックアップ要素が前記第1の位置から前記第2の位置に移る際に前記ピックアップ要素の端部によって係合可能であることを特徴とするピックアップ装置によって達成される。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面の非限定例で示した本発明に係るピックアップ装置の好ましいが排他的でない実施形態の説明からより明らかになる。
簡略化及び更なる明確さのために一部の要素が省略され、ピックアップ要素が第1の位置にある本発明に係るピックアップ装置の一部を示す概略平面図である。 図1と同様であるが、下にある構成要素を見ることができるように一部の構成が仮想線で示されている、本発明に係るピックアップ装置の同一の部分を示す図である。 図1の面III -III に沿った概略断面図である。 図3の細部拡大図である。 ピックアップ体が靴下類等のための円形編機の針シリンダに対して上側に且つ同軸に、プレッサ要素に対して下側領域に配置された、図3と同様にピックアップ装置の同一の部分を示す断面図である。 図4の細部拡大図である。 編成ループを編機の針からピックアップ要素に移す間、図4と同様に、靴下類等のための円形編機の針シリンダに対して上側に且つ同軸に配置されたピックアップ体を示す図である。 図5の細部拡大図である。 簡略化及び更なる明確さのために一部の要素が省略され、ピックアップ要素が第2の位置にある本発明に係るピックアップ装置の同一の部分を示す概略平面図である。 図6と同様であるが、下にある構成要素を見ることができるように一部の構成が仮想線で示されている、本発明に係るピックアップ装置の同一の部分を示す図である。 図6の面VIII−VIIIに沿った概略断面図である。 図8の細部拡大図である。
本発明に係る装置は、参照番号41で一般的に示されている、靴下類等のためのシングルシリンダ円形編機に適用して示されているが、ダブルシリンダ型の靴下類等のための円形編機の下側針シリンダに配置された針から製品をピックアップするため、又は靴下類等のためのダブルシリンダ円形編機の上側針シリンダに配置された針から製品をピックアップするためにも使用され得る。しかしながら、この最後の場合、本発明に係る装置は、添付図面に示されている構成に対して反転して設置される必要がある。
図4及び図5を参照すると、本発明に係るピックアップ装置が機能すべく構成されているシングルシリンダ円形靴下類編機41は、垂直方向に向いた軸芯42a を有する針シリンダ42を備えている。針シリンダ42の側面に複数の軸方向溝43が設けられており、それ自体公知なように編成品を形成するために、対応する軸方向溝43に沿って交互の運動で作動可能な針44が軸方向溝43の各々の内部に収容されている。
針シリンダ42の内部に、それ自体公知なように針シリンダ42と同軸な吸込管45が設けられている。この吸込管45の上端部はゴブレット状に開いており、吸込管45の延長部分の一部が針シリンダ42の上端部から突出し得るように、吸込管45は針シリンダ42に対して軸芯42a に沿って移動可能である。
針44は、例えば簡略化のために図示されていない、針シリンダ42の周りに配置されたカムによってそれ自体公知なように作動し、カムは、針シリンダ42が前記カムに対して自軸42a 回りに回転した結果、針シリンダ42の側面から径方向に突出する針44のヒール44a と係合可能である。実質的に公知のタイプの編機である編機41は、簡略化のために更に説明されない。
図面を参照すると、参照番号1 で一般的に示されている本発明に係るピックアップ装置は環状のピックアップ体2 を備えており、ピックアップ体2 は、ピックアップ体2 の軸芯2aの周りに径方向に配置された複数のピックアップ要素3 を支持している。ピックアップ要素3 は、対応する径方向に沿ってピックアップ体2 に対して摺動することができる。
ピックアップ要素3 は、ピックアップ装置1 が機能する必要がある靴下類等のための円形編機41の針44間の角度間隔に対応するようにピックアップ体2 の軸芯2aの周りに互いに角度間隔を空けて設けられているため、円形編機41の針シリンダ42の周りにピックアップ装置1 を配置することにより、ピックアップ体2 の軸芯2aを向いた各ピックアップ要素3 の端部3aが、円形編機41の針44と横方向に対向する。
ピックアップ装置1 は作動手段4 を備えており、作動手段4 は、ピックアップ要素3 が対向する針44に対して各ピックアップ要素3 の係合又は離脱を引き起こすように、少なくともピックアップ要素3 がピックアップ体2 の軸芯2aにより近い第1の位置から、ピックアップ要素3 が第1の位置に対してピックアップ体2 の軸芯2aから更に離隔する第2の位置に、及びその逆にピックアップ要素3 を関連する径方向に沿って移動させるためにピックアップ要素3 に作用する。ピックアップ要素3 の各々は、以下でより明らかになるように、針44によって保持された製品50の編成ループ51をピックアップするように構成されている。
ピックアップ体2 の軸芯2aを向いたピックアップ要素3 の各々の端部3aはフック状であり、少なくとも1つの編成ループ51を受けるように構成された区画5 を形成している。図面に示されているピックアップ体2 の配置では、この区画5 は、ピックアップ要素3 が第1の位置にあるとき、上方に開いている。
本発明によれば、ピックアップ装置は、ピックアップ体2 に関連づけられている安全手段6 を備えており、安全手段6 は、区画5 を閉じるためにピックアップ要素3 が第1の位置から第2の位置に移る際にピックアップ要素3 の端部3aと係合可能である。
より具体的には、ピックアップ体2 の軸芯2aを向いたピックアップ要素3 の各々のフック状の端部3aは、ピックアップ体2 の軸芯2aと実質的に平行に方向付けられている先端を有している。
安全手段6 は、ピックアップ体2 の軸芯2aの周りに延びている周方向当接部7 を有しており、ピックアップ要素3 は、第2の位置で周方向当接部7 に対して先端によって係合する。
この周方向当接部7 は、ピックアップ体2 の内側面に同軸に形成されてピックアップ体2 の軸芯2aの方に開いている周方向座部9 に収容されているリング8 によって形成されていることが好都合である。
より具体的には、周方向座部9 は、ピックアップ体2 の残り部分と一体であってピックアップ体2 の内側面及び上端面の一部を形成している環状体16に形成されている。この環状体16は、図2及び図7では、下にある構成要素を見ることを可能にするために仮想線で示されている。
リング8 は、ピックアップ要素3 が第2の位置に移動するときにピックアップ要素3 の先端の衝撃を緩和するように弾性的に変形可能な材料から形成されているため、これらの先端への損害が回避される点が有利である。
リング8 は、周方向座部9 に収容されている簡素なOリングによって構成されていることが好ましい。
ピックアップ要素3 の各々は、針44に保持された編成ループ51をピックアップするために、第1の位置でピックアップ要素3 が対向する編機41の針44と係合可能である。
好都合なことに、軸芯2aを向いたピックアップ要素3 の各々の端部3aは座部14を有しており、座部14は、針44のヘッド44c に対して反対側の針44のラッチ44d の直近に配置された針44の軸44b の領域と係合可能であり、作動手段4 は、ピックアップ要素3 を軸芯2aの方に摺動させるためにピックアップ要素3 に作用する弾性手段10と、弾性手段10の動作と対照的にピックアップ要素3 を軸芯2aから離れる方向に摺動させるためにピックアップ要素3 に作用する径方向プッシャ11とを有している。
より具体的には、ピックアップ体2 は、ピックアップ体2 の自軸2aが垂直であるように配置され、水平方向に配置されたアーム12の端部に固定されており、アーム12は、国際公開第2009/112347号パンフレットに記載されている方法と同様に、軸芯2aと平行に軸芯2aから離隔した作動軸芯を中心として回転可能であり、ピックアップ体2 を上下させるために同一の軸芯に沿って指令で移動可能である。
基本的に、アーム12の回転によって、ピックアップ体2 が編機41の針シリンダ42と同軸に配置されるピックアップ位置から、例えば製品に更なる作業を行うように構成されたユニットが配置されているソーイングステーション又はルーピングステーションによって構成されて編機41の横方向に一般に配置されている更なる作業ステーションにピックアップ体2 が配置されるリリース位置に、及びその逆にピックアップ体2 を移すことが可能である。
ピックアップ装置のピックアップ体2 は複数の径方向溝13を有しており、径方向溝13の各々の内部にピックアップ要素3 が、摺動可能であるように収容されている。
各ピックアップ要素3 は、ピックアップ体2 の軸芯2aに対してラジアル面に配置された薄板体を有している。軸芯2aを向いた各ピックアップ要素3 の端部3aは、軸芯2aの方に且つ軸芯2aと平行に開いている、つまり上側及び下側の両方に開いている座部14を有している。座部14は、ピックアップ体2 がピックアップ位置にあるとき、ピックアップ要素3 が対向する針44の軸44b に結合され得る。
より具体的には、ピックアップ装置のピックアップ体2 は、編機41の針44の数と一致する数のピックアップ要素3 を支持しており、ピックアップ要素3 は、編機41の針44間にある針シリンダ42の軸芯42a の周りの角度間隔に対応するように、ピックアップ体2 の軸芯2aの周りで角度間隔を空けて設けられている。更にピックアップ体2 は、垂直軸芯を有するセンタリングピン15を周縁領域で支持しており、それ自体公知なように作動可能なアーム12を下げることによって、センタリングピン15は、針シリンダ42の横方向に編機41の支持構造体に設けられている、簡略化のために図示されていない対応するセンタリング座部に挿入され得る。センタリングピン15と対応するセンタリング座部との結合によって、編機41の針シリンダ42に対するピックアップ体2 及びピックアップ要素3 の正確な配置が保証される。靴下類等を編成するための最新の円型編機に通常設けられている適宜の制御要素によって、編機41の支持構造体に対して針シリンダ42を自軸42a を中心として正確に角度をつけて配置することが可能になり、従って、編機41の各針44を、必要に応じて対応するピックアップ要素3 の座部14と径方向に並べて配置することが可能になる。
センタリングピン15は、アーム12の回転を可能にするために、アーム12を上げることによって対応するセンタリング座部から離脱可能である。
各ピックアップ要素3 の側部の1つが、対応する径方向溝13の底部に置かれ、座部14が形成されている各ピックアップ要素3 の端部3aが軸芯2aの方向に対応する径方向溝13から突出する。図示された実施形態のように、座部14が2つの相互に対向する壁によって横方向に画定され得るが、更に1つの壁によって一側のみ画定され得ることに注目すべきである。
上述したように、ピックアップ体2 の軸芯2aを向いた各ピックアップ要素3 の端部3aは、図示された配置では上方に開いているフックのような形状にされており、座部14はフックの後ろに形成されていることが好ましい。
各ピックアップ要素3 の端部3aの反対側に位置する端部3bは、軸芯2aを向いた径方向肩部17を形成するようにヒール状であり、軸芯2aと平行に延びており、ピックアップ体2 の対応する径方向溝13から上方に突出する。弾性手段10は、軸芯2aに対して反対側を向く前記ヒールの側に作用し、ピックアップ要素3 を軸芯2aの方に押す。
弾性手段10は、軸芯2aと一致する軸芯を有する環状のコイルばね30によって好ましくは構成されており、コイルばね30は、ピックアップ要素3 の周りに配置されて、径方向肩部17の反対側に位置するヒール状の端部3bの側に作用する。
径方向プッシャ11はピックアップ体2 に配置されており、コイルばね30の動作と対照的にピックアップ要素3 を軸芯2aから離れる方向に摺動させるように径方向肩部17に指令で作用する。
より具体的には、環状の固定板18がピックアップ体2 に固定されており、軸芯2aと同心状に配置されている。5つの径方向プッシャ11がピックアップ体2 の内部に配置され、環状扇形のように形成されて、ピックアップ要素3 の径方向肩部17に対向する。これらの径方向プッシャ11の各々は、軸芯2aの周りに互いに角度間隔を空けて軸芯2aと平行に方向付けられている一対のピン20に固定されている。これらのピン20は、固定板18に形成されている第1のスロット21を摺動自在に貫通する。同一の径方向プッシャ11のピン20が係合する第1のスロット21の各対は相互に平行であり、対応する径方向プッシャ11が軸芯2aに向かう方向及び軸芯2aから離れる方向に径方向に移動可能であるように方向付けられている。固定板18の上側に可動板22が設けられており、可動板22も環状であり、軸芯2aと同心状に配置されており、同一の軸芯2aを中心として回転可能であるようにピックアップ体2 によって支持されている。可動板22を第2のスロット23が横断しており、第2のスロット23を夫々ピン20が摺動自在に貫通する。第2のスロット23は第1のスロット21に対して傾いているので、ピックアップ体2 及び固定板18に対する可動板22の軸芯2aを中心とした回転によって、径方向プッシャ11を軸芯2aに向かう方向又は軸芯2aから離れる方向に移動させる。
可動板22は、アーム12に取り付けられた複動流体作動式シリンダ24のピストンの軸24a に連結されており、複動流体作動式シリンダ24は、ピックアップ体2 に対して可動板22を軸芯2aを中心として回転させるように作動可能である。
実際には、流体作動式シリンダ24の作動によって、特に図6、図7及び図8に示されているように、コイルばね30の動作と対照的に径方向プッシャ11、ひいてはピックアップ要素3 を軸芯2aから離隔する一方向に、又は、特に図1、図2及び図3に示されているように、径方向プッシャ11を軸芯2aに近づけることにより、コイルばね30の動作によってピックアップ要素3 を軸芯2aの方に移動させ得る反対方向に、可動板22がピックアップ体2 に対して軸芯2aを中心として回転する。軸芯2aに向かうピックアップ要素3 のストロークは、径方向肩部17の反対側に位置してピックアップ体2 の内部に形成された肩部25によって、又は径方向プッシャ11によって画定されている。
各ピックアップ要素3 が、コイルばね30の動作によって対応する針44の軸44b と係合することに注目すべきである。この結果、対応する針44の実際の径方向位置への軸芯2aの方向の各ピックアップ要素3 のストロークの一種の適合がなされる。実際には、ピックアップ要素3 の特定の作動によって、針44の不正確な径方向の配置を未然に防ぐことができ、どのような場合でも正確な結合が保証されるので、対応する針44との各ピックアップ要素3 の結合があまり重大ではなくなる。更に、ピックアップ要素3 の特定の作動は、全体としてピックアップ体2 の軸方向の空間占有の優れた抑制を可能にすることに加えて、同数の針44を備えているが、僅かに異なる直径を有する円筒面に応じて配置されている編機と共に同一のピックアップ装置を使用することを更に可能にする。
ピックアップ装置はプレッサ要素26を更に備えており、プレッサ要素26は、プレッサ要素26の垂直方向に向いた軸芯26a の周りに配置された複数の歯27を有する櫛のような周縁外形の円形の平面形状を有する。
プレッサ要素26は、図示された実施形態ではアーム12の上側に配置された対応するアーム28の端部に連結されている。アーム28は、ピックアップ体2 を支持するアーム12と同様に軸芯26a と平行に軸芯26a から横方向に離隔した軸芯を中心として回転可能であり、ピックアップ体2 を支持するアーム12が回転可能な軸芯と一致し得る前記軸芯に沿って指令で移動可能である。
実際には、本発明に係るピックアップ装置は、安全手段6 を加えて国際公開第2009/112347号パンフレットに示されているピックアップ装置と実質的に同様に設けられて作動することができる。
記載の完全性を期すために、添付図面の断面図では、2つのピックアップ要素3 のみが簡略化のために且つ更なる明確さのために示されていることに留意すべきである。
本発明に係るピックアップ装置の動作は以下の通りである。
靴下類等のための円形編機で、製品50の製造を一方の軸方向端部から開始して反対側の軸方向端部で終了することにより製品50を製造する。
最後に形成された編成列は、任意には針シリンダ42の内部に配置された吸込管45が上昇する可能性を利用して、針44のラッチ44d より上の針44のヘッド44c に保持される。
製品50が国際公開第2009/112347号パンフレットに説明されているように、針44によってこのように保持された状態で、ピックアップ体2 及びプレッサ要素26は、針シリンダ42の上側に針シリンダ42と同軸に配置され、その後、ピックアップ体2 は、ピックアップ要素3 が第2の位置又は第1の位置及び第2の位置の間の中間位置にある状態で、端部3aのフック状の先端が針44の開いたラッチ44d の端部のレベルより低いレベルに至るまで下げられる。
ピックアップ体2 を下げることにより、センタリングピン15が、靴下類等のための編機41に設けられている対応する座部と係合する。
このとき、流体作動式シリンダ24が作動し、可動板22を回転させることによって、径方向プッシャ11を軸芯2aの方に移動させ、ひいては、コイルばね30によって加えられる推進力の動作によりピックアップ要素3 を軸芯2aの方に移動させることができる。軸芯2aを向いた各ピックアップ要素3 の端部3aの座部14が、図4及び図4Aに示されているように、同一の針44のラッチ44d の真下の対応する針44の軸44b に置かれる。
ピックアップ要素3 が対応する針44の軸44b と係合した後、ピックアップ体2 が僅かに上げられるため、各ピックアップ要素3 の端部3aが、針44の開いたラッチ44d の自由端部と針44の軸44b との間で座部14によって針44の軸44b と係合する。
その後、吸込管45が下げられ、プレッサ要素26の周縁外形の歯27が針44間及びピックアップ要素3 間に入り込む下降位置にプレッサ要素26が移る。プレッサ要素26のこの軸方向移動の結果、編成ループ51は、図5及び図5Aに示されているように、針44のラッチ44d の下側でピックアップ要素3 のフック状の端部3aに押し込まれる。
その後、ピックアップ装置のピックアップ体2 はプレッサ要素26と共に針シリンダ42に対して自軸2aに沿って上げられる。この上昇は、ピックアップ要素3 の端部3aが対応する針44の開いたラッチ44d の下側にあるように既に配置されたピックアップ要素3 の対応する針44のヘッド44c の方への摺動によって、針44のヘッド44c でのラッチ44d の閉じ、及び針44からの編成ループ51の離脱を引き起こす。
この工程で吸込管45が再度上げられ、製品50の上方移動を支援し、続くステップで製品50が針44の周りに配置された編機41の部品と接触することを防止する。
その後、アーム12及びアーム28は、ピックアップ装置のピックアップ体2 及びプレッサ要素26を編機41から更なる作業のためのステーションに移すように回転する。
任意に、この位置では、製品50は、ピックアップ体2 の下側にピックアップ体2 と同軸に配置されている裏返し管60内に空気圧で吸い込まれ得る。
本発明に係るピックアップ装置では、製品50が編機41の針44から離脱した後、流体作動式シリンダ24の作動によってピックアップ要素3 を第1の位置から第2の位置に移すことが可能になる。
図6〜8に示されているように、第2の位置に移す際、ピックアップ要素3 のフック状の端部3aの先端がリング8 と係合し、対応する針44からピックアップされた編成ループ51が含まれる区画5 を閉じる。このようにして、製品50を編機41からその後の作業のためのステーションに移す間も、その後の動作中、例えば裏返し管60を底部から上方に製品50を通過させることにより行われる製品50の裏返し中も、編成ループ51がピックアップ要素3 から誤って離脱しないことが保証される。
実際には、本発明に係るピックアップ装置は、ピックアップ要素の編成ループの偶発的な離脱に対して高い安全性を保証するので、意図した目的を完全に達成することが分かった。
更にピックアップ装置は、国際公開第2009/112347号パンフレットに従って提供されているピックアップ装置の利点を全て保持している。
このように考案されたピックアップ装置に、その全てが添付の特許請求の範囲内にある多くの修正及び変更が加えられることができ、またその細部の全てが、更に他の技術的に等価な要素に置き換えられてもよい。
実際には、用いられる材料及び寸法は、要件及び技術の状態に応じて如何なるものであってもよい。
本願が優先権を主張するイタリア特許出願第102016000072994 (UA2016A005144 )号明細書における開示内容は、参照として本明細書に組み込まれる。
任意の請求項に記載されている技術的特徴の後には参照番号が付与されているが、これらの参照番号は、請求項の明瞭性を高めるためだけに含まれているものであり、従って、このような参照番号により一例として識別される各要素の解釈をいかなる形においても限定するものではない。

Claims (14)

  1. 靴下類等のための円形編機から管状のニット製品をピックアップして、ニット製品に更なる動作を行うように構成されたユニットに前記ニット製品を移すためのピックアップ装置であって、
    環状のピックアップ体(2) を備えており、前記ピックアップ体は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)の周りに径方向に配置されて前記ピックアップ体(2) に対して径方向に摺動可能な複数のピックアップ要素(3) を支持しており、
    前記ピックアップ体(2) は、前記ピックアップ要素(3) の各々が靴下類等のための円形編機(41)の針(44)と横方向に対向した状態で、前記円形編機(41)の針シリンダ(42)の周りに同軸に配置可能であり、
    少なくとも前記ピックアップ要素(3) が前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)により近い第1の位置から、前記ピックアップ要素(3) が前記第1の位置に対して前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)から更に離隔する第2の位置に、及びその逆に前記ピックアップ要素(3) を前記径方向に移動させるために前記ピックアップ要素(3) に作用する作動手段(4) が設けられており、
    前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた前記ピックアップ要素(3) の各々の端部(3a)がフックのような形状にされ、少なくとも1つの編成ループ(51)を受けるように構成された区画(5) を形成しており、
    前記ピックアップ装置は、前記ピックアップ体(2) に関連づけられている安全手段(6) を備えており、前記安全手段(6) は、前記区画(5) を閉じるために前記ピックアップ要素(3) が前記第1の位置から前記第2の位置に移る際に前記ピックアップ要素(3) の端部(3a)によって係合可能であることを特徴とするピックアップ装置。
  2. 前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた前記ピックアップ要素(3) の各々のフック状の端部(3a)は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)と実質的に平行に方向付けられている先端を有しており、
    前記安全手段(6) は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)の周りに延びている周方向当接部(7) を有しており、
    前記ピックアップ要素(3) のフック状の端部(3a)の先端が前記第2の位置で前記周方向当接部(7) と係合することを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  3. 前記周方向当接部(7) は、前記ピックアップ体(2) の内側面に同軸に形成されて前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)の方に開いている周方向座部(9) に収容されているリング(8) によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のピックアップ装置。
  4. 前記リング(8) は、弾性的に変形可能な材料から形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  5. 前記リング(8) は、Oリングによって構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  6. 前記ピックアップ要素(3) の各々は、前記針(44)で保持された編成ループ(51)をピックアップするために、前記ピックアップ要素が対向する前記円形編機(41)の針(44)と前記第1の位置で係合可能であり、
    前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた前記ピックアップ要素(3) の各々の端部(3a)は、前記針(44)のヘッド(44c) に対して反対側の前記針(44)のラッチ(44d) の直近にある前記針(44)の軸の領域と係合可能な座部(14)を有しており、
    前記作動手段(4) は、前記ピックアップ要素(3) を前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)の方に摺動させるために前記ピックアップ要素(3) に作用する弾性手段(10)と、前記弾性手段(10)の動作と対照的に前記ピックアップ要素(3) を前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)から離れる方向に摺動させるために前記ピックアップ要素(3) に作用する径方向プッシャ(11)とを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  7. 前記ピックアップ体(2) は、軸芯(2a)が垂直であるように方向付けられており、前記ピックアップ体(2) が前記円形編機(41)の針シリンダ(42)と同軸に配置されるピックアップ位置から、前記ピックアップ体(2) が更なる処理のためのステーションに配置されるリリース位置に、又はその逆に前記ピックアップ体(2) を移すために、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)から離隔した垂直作動軸芯を中心として支持構造体に対して指令で回転可能なアーム(12)に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  8. 前記ピックアップ体(2) は、ピックアップ要素(3) を摺動自在に夫々収容している複数の径方向溝(13)を有しており、
    前記ピックアップ体(2) は、前記弾性手段(10)の動作と対照的に前記ピックアップ要素(3) を前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)から離れる方向に摺動させるために前記ピックアップ要素(3) に指令で作用する前記径方向プッシャ(11)を支持しており、
    前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)に向かう前記ピックアップ要素(3) のストロークを画定するための手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  9. 前記座部(14)は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた前記ピックアップ要素(3) の端部(3a)を構成する前記フックの後ろに形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  10. 前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた前記ピックアップ要素(3) の端部(3a)は、針(44)の開いたラッチ(44d) の自由端部と前記針(44)の軸との間で前記座部(14)によって前記針(44)の軸と係合可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  11. 前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた前記端部(3a)に対して反対側の前記ピックアップ要素(3) の各々の端部(3b)は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)と平行に延びて対応する径方向溝(13)から上方に突出するヒール状に形成されており、
    ヒール状の前記端部(3b)は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)を向いた径方向肩部(17)を形成しており、
    前記径方向プッシャ(11)は、前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)に対して反対方向に前記径方向肩部(17)に作用し、
    前記弾性手段(10)は、前記径方向肩部(17)に対して反対側の前記ピックアップ要素(3) の前記ヒール状の端部(3b)の側に作用することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  12. 前記弾性手段(10)は、前記ピックアップ要素(3) の周りで前記ピックアップ体(2) に配置された環状のコイルばね(30)によって構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  13. 前記径方向プッシャ(11)の各々は、環状扇形のような外形を有し、前記ピックアップ体(2) に対して径方向に向いた対応する方向に沿って前記ピックアップ体(2) によって摺動自在に支持されており、
    前記径方向プッシャ(11)の各々は、前記ピックアップ体(2) に対して軸方向に方向付けられて前記ピックアップ体(2) の軸芯(2a)の周りに互いに角度間隔を空けた少なくとも2つのピン(20)と一体になっており、
    前記ピックアップ体(2) と同軸に固定された環状の固定板(18)に形成されて、前記ピックアップ体(2) に対して対応する径方向プッシャ(11)の径方向の移動を可能にするように方向付けられ、互いに平行な対応する第1のスロット(21)と前記2つのピン(20)は摺動自在に係合し、
    前記ピン(20)は、前記ピックアップ体(2) と同軸に配置された環状の可動板(22)に形成された第2のスロット(23)と更に係合し、
    前記第2のスロット(23)は前記第1のスロット(21)に対して傾いており、
    前記可動板(22)は、前記ピン(20)を前記第1のスロット(21)に沿って摺動させるために前記ピックアップ体(2) に対して自軸回りに回転可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
  14. 前記作動手段(4) は、前記アーム(12)に取り付けられている流体作動式シリンダ(24)を有しており、
    前記流体作動式シリンダ(24)は、前記流体作動式シリンダ(24)のピストンの軸(24a) によって前記可動板(22)に連結されており、
    前記流体作動式シリンダ(24)は、前記可動板(22)を前記ピックアップ体(2) に対して自軸回りに回転させるために作動可能であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のピックアップ装置。
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