本明細書で提供されるのは、対象におけるHBV感染の治療及び予防において有用な化合物、例えば、式Ia、式I、式II、若しくは式IIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容される塩である。
いかなる特定の作用機序にも束縛されるものではないが、これらの化合物は、HBV集合と、HBVの複製や感染粒子の発生に必要なその他HBVコアタンパク質の機能を調節又は破壊すると考えられている。追加的又は代替的に、化合物はHBVのカプシドアセンブリを破壊し、感染性や複製能が大きく低下した欠陥ウイルス粒子の産生を誘発できる。換言すれば、本明細書に提供される化合物は、通常のウイルスカプシドアセンブリ若しくは分解の調節(例えば、促進、遅延、阻害、破壊、若しくは低下)、カプシドの結合、並びに/又は、細胞ポリタンパク質及び前駆体の代謝変化による、カプシドアセンブリ調節因子として作用できる。カプシドタンパク質が成熟しているとき、又は、ウイルスの感染性がある間にこの調節が起こり得る。開示される化合物は、感染細胞のHBV cccDNAの活性若しくは特性、又は、HBV RNA粒子の発生若しくは放出を調節する方法において使用できる。
一実施形態では、本明細書に記載される化合物は単独療法に適しており、天然又は自然のHBV株に対して、及び現在知られている薬剤に耐性を有するHBV株に対して、効果的である。別の実施形態では、本明細書に記載される化合物は、併用療法に適している。
別途定義されない限り、本明細書で使用される技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野における当業者により一般的に理解される意味と同じ意味を一般的に有する。一般的に、本明細書で使用される命名法、並びに細胞培養、分子遺伝学、有機化学、及びペプチド化学における実験手順は、当該技術分野では周知のものであり、一般的に用いられているものである。
本明細書で使用するところの冠詞「a」及び「an」は、1乃至複数(すなわち少なくとも1つ)の冠詞の文法上の目的語を指す。例として「an element」とは、1つの要素又は複数の要素を意味する。更に、「including(含む)」なる用語、並びに「include(含む)」、「includes(含む)」、及び「含んだ(included)といった他の形の使用は限定的なものではない。
本明細書で使用するところの「約」なる用語は、当業者には理解されるものであり、この用語が用いられる文脈によってある程度異なる。量、時間的な持続時間などの測定可能な値を指す際に本明細書において使用する場合、用語「約」は、特定値から±20%又は±10%(±5%、±1%、及び±0.1%を含む)の変動を包含することを意味し、そのような変動は、開示された方法を実施するのに適切であるようにする。
本明細書において使用する用語「カプシドアセンブリ調節因子」は、(例、成熟の間での)正常なカプシドアセンブリ又は(例、感染の間での)正常なカプシド分解を破壊又は促進又は阻害又は妨害又は遅延又は低減又は修飾する、あるいはカプシドの安定性を乱し、それにより異常なカプシド形態及び機能を誘導する化合物を指す。一実施形態では、カプシドアセンブリ調節因子は、カプシドのアセンブリ又は分解を促進させ、それにより異常なカプシド形態を誘導する。別の実施形態では、カプシドアセンブリ調節因子は、主要カプシドアセンブリタンパク質(CA)と相互作用し(例、活性部位で結合し、アロステリック部位で結合し、折り畳みなどを修飾又は妨害する)、それによりカプシドのアセンブリ又は分解を破壊する。更に別の実施形態では、カプシドアセンブリ調節因子は、CAの構造又は機能(例、アセンブリ、分解、基質への結合、適したコンフォメーションへの折り畳みなどのCAの能力)において撹乱を起こし、ウイルスの感染性を減弱させ、つまりウイルスに致死的である。
本明細書において使用する用語「治療」又は「治療する」は、治療剤、すなわち、(単独で又は別の医薬品との併用での)開示される化合物の適用又は投与、あるいは、HBV感染、HBV感染症の症状、又はHBV感染を発症する可能性がある患者から単離された組織又は細胞株への治療薬の(例、診断又は生体外適用のための)適用又は投与として定義し、HBV感染、HBV感染の症状、又はHBV感染を発症する可能性を治癒する、治す、緩和する、軽減させる、変化させる、矯正する、寛解させる、改善させる、又は影響を及ぼすことを目的とする。かかる処置は、医薬ゲノミクスの分野より得られる知識に基づいて具体的に調整又は変更されてもよい。
本明細書で使用するところの「予防する」又は「予防」なる用語は、疾患若しくは病気の発症が生じていない場合には疾患若しくは病気の発症がまったくないことを、又は既に疾患若しくは病気の発症があった場合には更なる疾患若しくは病気の発症がないことを意味する。疾患又は病気に伴う症状の一部又は全てを予防する個人の能力も考慮される。
本明細書で使用するとき、用語「患者」、「個体」、又は「対象」は、ヒト又は非ヒト哺乳動物を指す。非ヒト哺乳動物としては、例えば、ヒツジ、ウシ、ブタ、イヌ、ネコ、及びネズミ科の哺乳動物などの家畜及び愛玩動物が挙げられる。好ましくは、患者、対象、又は個体は、ヒトである。
本明細書で使用するとき、用語「有効量」、「医薬有効量」、及び「治療有効量」は、無毒性であるが所望の生物学的結果をもたらすうえで充分な薬剤の量のことを指す。そのような結果は、病気の徴候、症状、又は原因の低減若しくは緩和、又は生物学的な系の他のあらゆる望ましい変化であってよい。いずれの個別のケースにおける適当な治療量も、当業者によって通常の実験を用いて決定することができる。
本明細書で使用するとき、用語「薬学的に許容される」は、化合物の生物活性又は特性を損なわない、比較的無毒性の担体又は希釈剤などの材料を指す(すなわち、かかる材料は、望ましくない生物学的作用を引き起こすことなく、又は、それが含まれる組成物の成分のいずれかと有害な反応をすることなく、個体に投与することができる)。
本明細書において使用するとき、用語「薬学的に許容される塩」は、存在する酸又は塩基部分をその塩形態に変換することにより親化合物が修飾される、開示する化合物の誘導体を指す。薬学的に許容される塩類の例としては、これらに限定されないが、アミンなどの塩基性残基の鉱酸塩又は有機酸塩;カルボン酸などの酸性残基のアルカリ又は有機塩;及びこれらに類するものが挙げられる。本発明の薬学的に許容される塩としては、例えば、無毒性の無機酸又は有機酸から形成された親化合物の、従来の無毒性塩が挙げられる。本発明の薬学的に許容される塩は、従来の化学的方法によって、塩基性又は酸性部分を有する親化合物から合成することができる。一般的に、こうした塩は、これらの化合物の遊離酸又は塩基を、水中若しくは有機溶媒中、又はその両方の混合物中で、化学量論的量の適切な塩基又は酸と反応させることにより、調製することができる。一般的には、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、又はアセトニトリルのような非水性媒質が好ましい。適当な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences,17th ed.,Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1985,p.1418及びJournal of Pharmaceutical Science,66,2(1977)に見出され、当該文献をそれぞれ、その全容にわたって参照により本明細書に援用するものである。
本明細書で使用するとき、用語「組成物」又は「医薬組成物」は、本発明の範囲内で有用な少なくとも1つの化合物と薬学的に許容される担体との混合物を指す。医薬組成物は、患者又は対象への化合物の投与を容易にする。当該技術分野では、これらに限定されるものではないが、静脈内投与、経口投与、エアロゾル投与、非経口投与、眼内投与、肺内投与、及び局所投与を含む、化合物を投与するための多くの方法が存在している。
本明細書で使用するとき、用語「薬学的に許容される担体」は、本発明の範囲内で有用な化合物を、その目的とする機能を行うことができるように患者の体内で、又は患者に、搬送又は輸送することに関係した、液体若しくは固体充填剤、安定化剤、分散剤、懸濁剤、希釈剤、賦形剤、増粘剤、溶媒、又はカプセル化材料などの薬学的に許容される材料、組成物、又は担体を意味する。典型的には、かかる構築体は、1つの臓器、又は身体の部分から別の臓器、又は身体の部分へと搬送又は輸送される。それぞれの担体は、本発明の範囲内で有用な化合物を含む、製剤の他の成分と適合性を有し、患者に有害ではないという意味において「許容される」ものでなければならない。薬学的に許容される担体として機能し得る材料のいくつかの例としては、ラクトース、グルコース、及びスクロースなどの糖類;コーンスターチ及びジャガイモデンプンなどのデンプン;カルポキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、及び酢酸セルロースなどのセルロース及びその誘導体;粉末トラガカント;麦芽;ゼラチン、タルク;カカオバター及び坐剤ワックスなどの賦形剤;落花生油、綿実油、ベニバナ油、ごま油、オリーブオイル、コーン油、及び大豆油などの油類;プロピレングリコールなどのグリコール;グリセリン、ソルビトール、マンニトール、及びポリエチレングリコールなどのポリオール;オレイン酸エチル、及びラウリン酸エチルなどのエステル;寒天;水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウムなどの緩衝剤;界面活性剤;アルギン酸;パイロジェンフリー水;等張生理食塩水;リンゲル液;エチルアルコール;リン酸緩衝液;及び医薬製剤に用いられる他の無毒性適合性物質が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「薬学的に許容される担体」には、本発明の範囲内で有用な化合物の活性と適合性を有し、患者に対して生理学的に許容されるあらゆるコーティング、抗細菌及び抗真菌剤、並びに吸収遅延剤なども含まれる。補助的活性化合物を本組成物に添加することもできる。「薬学的に許容される担体」は、本発明内で有用な化合物の薬学的に許容される塩も更に含むことができる。本発明の実践において使用される医薬組成物に含まれ得る他の追加の成分は当該技術分野において既知であり、例えば、参照することにより本明細書に組み込まれる、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Genaro,Ed.,Mack Publishing Co.,1985,Easton,PA)に記載されている。本明細書で使用するとき、用語「アルキル」は、それ自体、又は別の置換基の一部として、特に明記しない限り、指定された数の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖炭化水素を意味し(すなわち、C0〜C6−アルキルは、存在しないか、1〜6個の炭素原子を有するアルキルを意味する)、直鎖及び分枝鎖を含む。例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、及びヘキシルが挙げられる。C1〜C6−アルキルの他の例としては、エチル、メチル、イソプロピル、イソブチル、n−ペンチル、及びn−ヘキシルが挙げられる。
本明細書において使用する用語「アルケニル」は、少なくとも2つの炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む炭化水素部分から誘導される一価の基を表す。二重結合は、別の基への付着点でありうる、又はない場合もある。アルケニル基(例、C2〜C8−アルケニル)としては、例えば、エテニル、プロペニル、プロパ−1−エン−2−イル、ブテニル、1−メチル−2−ブテン−1−イル、ヘプテニル、オクテニルなどが挙げられる。
本明細書で使用するとき、用語「ハロ」又は「ハロゲン」は、単独で、又は別の置換基の一部として、特に明記しない限り、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素原子、好ましくはフッ素、塩素、又は臭素、より好ましくはフッ素又は塩素を意味する。
本明細書において使用する用語「ハロアルキル」は、アルキル炭素原子のいずれか1つ以上が上で定義するとおりハロで置換されているアルキルラジカルを指す。ハロアルキルは、モノハロアルキル、ジハロアルキル、及びポリハロアルキル基を包含する。用語「ハロアルキル」としては、これに限定されるものではないが、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、及びペンタフルオロエチルが挙げられる。
本明細書で使用するところの「シクロアルキル」なる用語は、環を構成する原子のそれぞれ(すなわち骨格原子)が炭素原子である単環式又は多環式の非芳香族ラジカルを指す。一実施形態では、シクロアルキル基は飽和又は部分飽和している。別の実施形態では、シクロアルキル基は芳香族環と融合している。シクロアルキル基としては、3〜10の環原子を有する基(C3〜C10シクロアルキル)、3〜8の環原子を有する基(C3〜C8シクロアルキル)、3〜7個の環原子を有する基(C3〜C7シクロアルキル)、及び3〜6個の環原子を有する基(C3〜C6シクロアルキル)が挙げられる。単環式シクロアルキルとしては、これらに限定されるものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられる。二環式シクロアルキルとしては、これらに限定されるものではないが、テトラヒドロナフチル、インダニル、及びテトラヒドロペンタレンが挙げられる。多環式シクロアルキルとしては、アダマンチン及びノルボルナンが挙げられる。用語、シクロアルキルとして不飽和非芳香族環状基が挙げられ、少なくとも1つの炭素炭素二重結合、又は1つの炭素炭素三重結合を含む。
本明細書において使用する用語「ヘテロシクロアルキル」又は「ヘテロシクリル」は、O、S、及びNよりそれぞれ選択される1〜4個の環ヘテロ原子を含むヘテロ脂環式基を指す。一実施形態では、各ヘテロシクリル基は、かかる基の環が2つの隣接するO又はS原子を含まないとの条件で、その環系中に3〜10個の原子を有する。複素環置換基は、炭素原子の数により代替的に定義してもよく、例えば、C2〜C8ヘテロシクリルは、ヘテロ原子の数を含まずに複素環基に含まれる炭素原子の数を示す。例えば、C2〜C8ヘテロシクリルは、追加の1〜4のヘテロ原子を含む。好ましくは、ヘテロシクリル基は3個未満のヘテロ原子を有する。より好ましくは、ヘテロシクリル基は1〜2個のヘテロ原子を有する。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、芳香族環と融合している。一実施形態では、窒素及び硫黄ヘテロ原子は、場合により酸化されてよく、窒素原子は場合により四級化されてよい。ヘテロ環系は、特に断らない限り、安定した構造を与えるいずれのヘテロ原子又は炭素原子に結合してもよい。
3員ヘテロシクリル基の例としては、これに限定されるものではないが、アジリジンが挙げられる。4員のヘテロシクロアルキル基の例としては、これに限定されるものではないが、アゼチジン及びβラクタムが挙げられる。5員ヘテロシクリル基の例としては、これに限定されるものではないが、ピロリジン、オキサゾリジン、及びチアゾリジンジオンが挙げられる。6員のヘテロシクロアルキル基の例としては、これに限定されるものではないが、ピペリジン、モルホリン、及びピペラジンが挙げられる。
ヘテロシクリル基のその他非限定例としては、単環式基、例えばアジリジン、オキシラン、チイラン、アゼチジン、オキセタン、チエタン、ピロリジン、ピロリン、ピラゾリジン、イミダゾリン、ジオキソラン、スルホラン、2,3−ジヒドロフラン、2,5−ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、チオファン、ピペリジン、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン、1,4−ジヒドロピリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、2,3−ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサン、ホモピペラジン、ホモピペリジン、1,3−ジオキセパン、4,7−ジヒドロ−1,3−ジオキセピン、及びヘキサメチレンオキシドが挙げられる。
本明細書において使用する用語「芳香族」は、1つ以上の多価不飽和環を伴い、芳香族性を有する、すなわち(4n+2)非局在化π(pi)電子(nは整数である)を有する炭素環又は複素環を指す。
本明細書において使用する用語「アリール」は、単独で又は他の用語と組み合わせで用いるが、特に明記しない限り、1つ以上の環(典型的には1、2、又は3環)を含む炭素環芳香族系を意味し、ペンダント様式で一緒に付着させてもよく(ビフェニルなど)、又は融合させてもよい(ナフタレンなど)。アリール基の例としては、フェニル、アントラシル、及びナフチルが挙げられる。好ましい例は、フェニル(例えば、C6−アリール)及びビフェニル(例えば、C12−アリール)である。一部の実施形態では、アリール基は6〜16の炭素原子を有する。一部の実施形態では、アリール基は6〜12の炭素原子を有する(例、C6〜C12アリール)。一部の実施形態では、アリール基は6個の炭素原子を有する(例、C6アリール)。
本明細書で使用するところの「ヘテロアリール」又は「ヘテロ芳香族」なる用語は、芳香族特性を有するヘテロ環のことを指す。ヘテロアリール置換基は、炭素原子の数により定義してもよく、例えば、C1〜C9−ヘテロアリールは、ヘテロ原子の数を含まずにヘテロアリール基に含まれる炭素原子の数を示す。例えば、C1〜C9ヘテロアリールは追加の1〜4個のヘテロ原子を含む。好ましくは、ヘテロアリール基は3個未満のヘテロ原子を有する。より好ましくは、ヘテロアリール基は1〜2個のヘテロ原子を有する。多環式ヘテロアリールは、部分飽和した1個以上の環を含むことができる。ヘテロアリールの非限定的例としては、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル(例えば、2−及び4−ピリミジニルを含む)、ピリダジニル、チエニル、フリル、ピロリル(例えば、2−ピロリルを含む)、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル(例えば、3−及び5−ピラゾリルを含む)、イソチアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、及び1,3,4−オキサジアゾリルが挙げられる。
多環式複素環及びヘテロアリールの非限定的な例としては、インドリル(例、3、4、5、6、及び7インドリルを含む)、インドリニル、キノリル、テトラヒドロキノリル、イソキノリル(例、1及び5イソキノリルを含む)、1,2,3,4テトラヒドロイソキノリル、シンノリニル、キノキサリニル(例、2及び5キノキサリニルを含む)、キナゾリニル、フタラジニル、1,8ナフチリジニル、1,4ベンゾジオキサニル、クマリン、ジヒドロクマリン、1,5ナフチリジニル、ベンゾフリル(例、3、4、5、6、及び7ベンゾフリルを含む)、2,3ジヒドロベンゾフリル、1,2ベンズイソオキサゾリル、ベンゾチエニル(例、3、4、5、6、及び7ベンゾチエニルを含む)、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル(例、2ベンゾチアゾリル及び5ベンゾチアゾリルを含む)、プリニル、ベンゾイミダゾリル(例、2ベンズイミダゾリルを含む)、ベンゾトリアゾリル、チオキサンチニル、カルバゾリル、カルボリニル、アクリジニル、ピロリジジニル、及びキノリジジニルが挙げられる。
開示される化合物は、1つ以上の立体中心を持ち得るが、各立体中心は、R又はS立体配置のいずれかにおいて独立して存在し得る。一実施形態では、本明細書に記載の化合物は、光学活性体又はラセミ体で存在する。本明細書に記載の化合物は、本明細書に記載の治療的に有用な特性を持つラセミ体、光学活性体、位置異性体、及び立体異性体、又はそれらの組み合わせを含むことを理解すべきである。
光学活性体の調製は、非限定的な例として、再結晶技術によるラセミ体の分解、光学活性出発材料からの合成、キラル合成、又はキラル固定相を使用したクロマトグラフィー分離を含む、任意の適切な方法で達成される。一実施形態では、1つ以上の異性体の混合物が、本明細書に記載の開示される化合物として利用される。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、1つ以上のキラル中心を含む。これらの化合物は、立体選択的合成、エナンチオ選択的合成、又はエナンチオマー若しくはジアステレオマーの混合物の分離を含む任意の手段により調製される。化合物及びその異性体の分解は、非限定的な例として、化学プロセス、酵素プロセス、分別結晶化、蒸留、及びクロマトグラフィーを含む任意の手段により達成される。
本明細書に記載の化合物は、また、1つ以上の原子が、同じ原子番号を有するが、通常天然に見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数で置き換えられる同位体標識化合物を含む。本明細書に記載の化合物に含めるのに適した同位体の例は、2H、3H、11C、13C、14C、36Cl、18F、123I、125I、13N、15N、15O、17O、18O、32P、及び35Sが含むが、これらに限定されない。一実施形態では、同位体標識化合物は、薬物又は基質組織分布試験において有用である。別の実施形態では、重水素などのより重い同位体による置換によって、より大きな代謝安定性(例えば、インビボ半減期の増加又は用量要件の低減)がもたらされる。
一実施形態では、本明細書に記載の化合物は、発色団若しくは蛍光部分、生物発光標識、又は化学発光標識の使用を含むが、これらに限定されない他の手段により標識される。
本明細書に記載される化合物、及び異なる置換基を有する他の関連化合物は、本明細書に記載される方法及び材料を用い、また、例えば、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis,Volumes 1〜17(John Wiley and Sons,1991);Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,Volumes 1〜5 and Supplementals(Elsevier Science Publishers,1989);Organic Reactions,Volumes 1〜40(John Wiley and Sons,1991),Larock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989),March,Advanced Organic Chemistry 4th Ed.,(Wiley 1992);Carey and Sundberg,Advanced Organic Chemistry 4th Ed.,Vols.A and B(Plenum 2000,2001),及びGreen and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis 3rd Ed.,(Wiley 1999)(これらの全ては当該開示のため参照することにより組み込まれる)に述べられるようにして合成される。本明細書に記載の化合物の一般的な調製方法は、本明細書に提供する式で見出される種々の部分の導入のための適切な試薬及び条件の使用により改変される。
本明細書に記載の化合物は、商業的供給源から入手可能である、又は本明細書に記載の手順を使用して調製される化合物から開始する任意の適切な手順を使用して合成される。
本明細書で提供されるのは、治療有効量の開示される化合物を個体に投与することを含む、HBV感染に関連するウイルス量の減少を要する個体におけるその方法である。
本明細書で提供されるのは、治療有効量の開示される化合物を個体に投与することを含む、HBV DNA含有粒子又はHBV RNA含有粒子の形成又は存在を阻害又は低減させる必要のある個体におけるその方法である。
特定の態様では、本明細書に記載される方法及び/又は組成物は、HBV関連粒子の形成又は存在を、in vitro又はin vivo(例えば、細胞内、組織内、器官内(例えば、肝内)、生命体内など)で阻害又は低減させるのに有効である。HBV関連粒子は、HBV DNA(すなわち、線状及び/又は共有結合閉環状DNA(cccDNA))及び/又はHBV RNA(すなわち、プレゲノムRNA及び/又はサブゲノムRNA)を含み得る。したがって、HBV関連粒子として、HBV DNA含有粒子又はHBV RNA含有粒子が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「HPV関連粒子」は、感染性HBVビリオン(すなわち、デーン粒子)及び非感染性HBVサブウイルス粒子(すなわち、HBV管状粒子及び/又はHBV小型球形粒子)の両方を指す。HBVビリオンは、表面タンパク質を含む外殻、コアタンパク質を含むヌクレオカプシド、少なくとも1つのポリメラーゼタンパク質、及びHBVゲノムを含む。HBV管状粒子及びHBV小型球形粒子は、HBV表面タンパク質を含むが、コアタンパク質、ポリメラーゼ及びHBVゲノムを欠いている。HBV管状粒子及びHBV小型球形粒子は、合わせて、表面抗原(HBsAg)粒子としても知られている。HBV小型球形粒子は、中型及び小型のHBV表面タンパク質を含む。HBV管状粒子も、中型、小型、及び大型のHBV表面タンパク質を含む。
本明細書で提供されるのは、治療有効量の開示される化合物を個体に投与することを含む、HBV感染に対する長期抗ウイルス療法による生理的影響の低減を要する個体におけるその方法である。
一実施形態では、個体は、HBV薬物の他の治療クラス(例、HBVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス侵入阻害剤、ウイルス成熟阻害剤、文献記載のカプシドアセンブリ調節因子、異なる若しくは未知の機構の抗ウイルス化合物など、又はそれらの組み合わせ)に難治性である。別の実施形態では、開示される方法は、HBV感染症を患う個体においてウイルス量を、HBV薬物の他の治療クラスが個体においてウイルス量を低減する程度と比較し、より大きな程度又はより速い速度で低減させる。
一実施形態では、開示される化合物又はその薬学的に許容される塩の投与は、HBV感染の予防的治療を必要とする個体におけるHBV感染の予防的治療において同様の結果を達成するために要求とされる少なくとも1つの追加の治療剤単独の投与と比較し、より低い用量又は頻度で少なくとも1つの追加の治療剤の投与を可能にする。
一実施形態では、開示される化合物又はその薬学的に許容される塩の投与により、HBVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス侵入阻害剤、ウイルス成熟阻害剤、異なるカプシドアセンブリ調節因子、異なる又は未知の機構の抗ウイルス化合物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される化合物の投与と比較し、個体におけるウイルス量がより大きな程度まで又はより速い速度で低減する。
一実施形態では、開示される方法により、HBV感染を患う個体においてウイルス量が低減するため、より低用量又は併用療法の様々なレジメンを使用することが可能になる。
一実施形態では、開示される方法は、HBV薬物の他のクラスと比較し、ウイルス変異又はウイルス耐性の発生率を低下させ、それにより長期療法が可能になり、治療レジメンの変更の必要性が最小限に抑えられる。
一実施形態では、本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の投与により、HBVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス侵入阻害剤、ウイルス成熟阻害剤、異なるカプシドアセンブリ調節因子、異なる又は未知の機構の抗ウイルス化合物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される化合物の投与よりも、ウイルス変異又はウイルス耐性の発生率が低くなる。
一実施形態では、開示される方法は、HBV感染から非HBV感染へ、つまり、検出可能なHBVウイルス量から検出不可能なHBVウイルス量へのセロコンバージョン率を、既存の治療レジメンよりも上昇させる。本明細書で使用するとき、「セロコンバージョン」は、HBV抗体が生じ、検出可能になる間の時間を指す。
一実施形態では、開示される方法により、正常な健康が増強若しくは正常化若しくは回復され、正常な健康状態の完全な回復を誘発し、寿命を回復させ、又は、ウイルス感染の消散を必要とする個体においてウイルス感染を消散させる。
一実施形態では、開示される方法により、HBV感染細胞から放出されるHBV RNA粒子の数が消去又は低減させるため、開示される化合物の治療効果が増強、延長、又は増加される。
一実施形態では、開示される方法により、HBVに感染した個体からHBVが根絶され、それにより長期若しくは生涯にわたる治療の必要性がなくなる、又は治療期間が短縮される、又は他の抗ウイルス剤の投与量の低減が可能になる。
別の実施形態では、開示される方法は、対象のHBVウイルス量のモニタリング又は検出を更に含み、この方法は、一定期間、例えばHBVウイルスが検出不可となるまで実施される。
したがって、一実施形態では、本明細書で提供されるのは、治療有効量の式Iaの化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法である。
したがって、一実施形態では、治療有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の式IIの化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の式IIIの化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の表1の化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の表2の化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の表3の化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の表4の化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
別の実施形態では、治療有効量の表5の化合物又はその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、HBV感染を治療する必要のある個体においてHBV感染を治療する方法を本明細書において提供する。
本明細書において提供する方法のいずれかの実施形態では、当該方法は対象のHBVウイルス量のモニタリングを更に含むことができ、当該方法は、HBVウイルスが検出不可となる期間実施される。
一実施形態では、追加の治療剤はインターフェロンである。用語「インターフェロン」又は「IFN」は、ウイルス複製及び細胞増殖を阻害し、免疫応答を調節する、高度に相同な種特異的タンパク質のファミリーの任意のメンバーを指す。ヒトインターフェロンは、インターフェロンアルファ(IFN−α)、インターフェロンベータ(IFN−β)、及びインターフェロンオメガ(IFN−ω)を含むI型、インターフェロンガンマ(IFN−γ)を含むII型、並びにインターフェロンラムダ(IFN−λ)を含むIII型の3つに分類される。開発され、市販されている組換え型のインターフェロンは、本明細書で使用する用語「インターフェロン」により包含される。化学修飾インターフェロン又は変異インターフェロンなどのインターフェロンのサブタイプも、本明細書で使用する用語「インターフェロン」に包含される。化学修飾インターフェロンとしては、ペグ化インターフェロン及びグリコシル化インターフェロンを挙げてよい。インターフェロンの例としては、インターフェロンアルファ2a、インターフェロンアルファ2b、インターフェロンアルファn1、インターフェロン−ベータ1a、インターフェロンベータ1b、インターフェロンラムダ1、インターフェロンラムダ2、及びインターフェロンラムダ3も挙げられるが、これらに限定されない。ペグ化インターフェロンの例としては、ペグ化インターフェロンアルファ2a及びペグ化インターフェロンアルファ2bが挙げられる。
したがって、一実施形態では、式Ia、式I、又は式IIの化合物は、インターフェロンアルファ(IFN−α)、インターフェロンベータ(IFN−β)、インターフェロンラムダ(IFN−λ)、及びインターフェロンガンマ(IFN−γ)からなる群から選択されるインターフェロンと併用投与することができる。特定の一実施形態では、インターフェロンは、インターフェロンアルファ2a、インターフェロンアルファ2b、又はインターフェロンアルファn1である。別の特定の実施形態では、インターフェロンアルファ2a又はインターフェロンアルファ2bはペグ化されている。好ましい実施形態では、インターフェロンアルファ2aはペグ化インターフェロンアルファ2a(PEGASYS)である。
更に、追加の治療剤は、他の必須ウイルスタンパク質又はHBV複製若しくは持続に要求される宿主タンパク質の機能を破壊する薬剤を含む、異なる又は未知の機構の薬剤であり得る。
別の実施形態では、追加の治療剤は、ウイルスの侵入若しくは成熟をブロックする、又はヌクレオシド若しくはヌクレオチド若しくは非ヌクレオシ(チ)ドポリメラーゼ阻害剤などのHBVポリメラーゼを標的とする抗ウイルス剤である。併用療法の更なる実施形態では、逆転写酵素阻害剤又はDNA若しくはRNAポリメラーゼ阻害剤は、ジドブジン、ジダノシン、ザルシタビン、ddA、スタブジン、ラミブジン、アバカビル、エムトリシタビン、エンテカビル、アプリシタビン、アテビラピン、リバビリン、アシクロビル、ファムシクロビル、バラシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、テノホビル、アデフォビル、PMPA、シドフォビル、エファビレンツ、ネビラピン、デラビルジン、又はエトラビリンである。
一実施形態では、追加の治療剤は、無関係のウイルスに対して免疫応答の誘導をもたらす、自然の限定された免疫応答を誘導する免疫調節剤である。換言すれば、免疫調節因子は、抗原提示細胞の成熟、T細胞の増殖、及びサイトカイン放出(例、とりわけIL−12、IL−18、IFNアルファ、ベータ、及びガンマ並びにTNFアルファ)に影響を及ぼし得る。
更なる実施形態では、追加の治療剤は、TLR調節因子又はTLRアゴニスト、例えばTLR−7アゴニスト若しくはTLR−9アゴニストなどである。併用療法の更なる実施形態において、TLR−7アゴニストは、SM360320(9−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−(2−メトキシ−エトキシ)アデニン)及びAZD8848(メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(4−モルホリニル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート)からなる群から選択される。
本明細書で提供する方法のいずれかにおいて、方法は、少なくとも1つのHBVワクチン、ヌクレオシドHBV阻害剤、インターフェロン、又はそれらの任意の組み合わせを個体に投与することを更に含み得る。一実施形態では、HBVワクチンは、RECOMBIVAX HB、ENGERIX−B、ELVAC B、GENEVAC−B、又はSHANVAC Bのうちの少なくとも1つである。
一実施形態では、本明細書に記載の方法は、ヌクレオチド/ヌクレオシド類似体、侵入阻害剤、融合阻害剤、及びこれらの又は他の抗ウイルス機構の任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの追加の治療剤を投与する工程を更に含む。
別の態様では、治療有効量の開示される化合物を単独で、又は逆転写酵素阻害剤と組み合わせて個体に投与すること;及び、個体に治療有効量のHBVワクチンを更に投与することにより、HBVウイルス量を低下させることを含む、必要のある個体においてHBV感染症を治療する方法を本明細書で提供する。逆転写酵素阻害剤は、ジドブジン、ジダノシン、ザルシタビン、ddA、スタブジン、ラミブジン、アバカビル、エムトリシタビン、エンテカビル、アプリシタビン、アテビラピン、リバビリン、アシクロビル、ファムシクロビル、バラシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、テノホビル、アデフォビル、PMPA、シドフォビル、エファビレンツ、ネビラピン、デラビルジン、又はエトラビリンのうち少なくとも1つであり得る。
別の態様では、本明細書で提供されるのは、治療有効量の開示される化合物を単独で、又は、HBV核酸を標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド若しくはRNA干渉剤と組み合わせて個体に投与すること、及び、治療有効量のHBVワクチンを個体に更に投与することによる、HBVウイルス量を低下させることを含む、HBV感染の治療を要する個体におけるその方法である。アンチセンスオリゴヌクレオチド又はRNA干渉剤は、ウイルスゲノムの複製、ウイルスRNAの転写、又はウイルスタンパク質の翻訳を阻害するため、標的のHBV核酸に対する十分な相補性を有する。
別の実施形態では、開示される化合物と少なくとも1種類の更なる治療薬とは同時配合される。更なる別の実施形態では、開示される化合物と少なくとも1種類の更なる治療薬とは同時投与される。
本明細書において提供する併用療法を施行する方法のいずれかの実施形態では、この方法は、対象のHBVウイルス量のモニタリング又は検出を更に含むことができ、方法は、一定期間、例えばHBVウイルスが検出不可となるまで実施される。
本発明の医薬組成物中の活性成分の実際の投与量レベルは、患者に毒性のないように、特定の患者、組成、及び投与様式について所望の治療応答を達成するのに有効である量の活性成分を得るように変動し得る。
特に、選択された投与量レベルは、用いられる特定の化合物の活性、投与時間、化合物の排泄速度、治療期間、化合物と併用される他の薬物、化合物、又は物質、治療される患者の年齢、性別、体重、状態、全般的な健康状態、及び以前の病歴、並びに医学分野で周知の同様の要因などの種々の因子に依存する。
当該技術分野における通常の技術を有する医師、例えば、医師又は獣医師は、要求される医薬組成物の有効量を容易に決定し、処方し得る。例えば、医師又は獣医師は、所望の治療効果を達成するために要求されるレベルより低いレベルで開示される化合物を投与するため医薬組成物の投与を開始し、所望の効果が達成されるまで投与量を徐々に増加させることができる。
特定の実施形態では、投与の容易及び投与量の均一性のために、化合物を投薬単位形態で処方することが特に有利である。本明細書で使用する投与単位形態とは、治療される患者のための単位投与量として適した物理的に異なる単位を指し、各単位には、要求される医薬賦形剤と関連して所望の治療効果を生じるように計算された開示される化合物の所定量が含まれる。本発明の投薬単位形態は、(a)開示される化合物の独特の特徴及び達成すべき特定の治療効果、並びに(b)患者におけるHBV感染の治療のためのかかる開示される化合物の配合/製剤化の技術に固有の制限により定められ、直接的に依存している。
一実施形態では、本発明の組成物は、1つ以上の薬学的に許容される賦形剤又は担体を使用して製剤化される。一実施形態では、本発明の医薬組成物は、治療有効量の開示される化合物及び薬学的に許容される担体を含む。
一部の実施形態では、開示される化合物の用量は、約1mg〜約2,500mgである。一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物中で使用される開示される化合物の用量は、約10,000mg未満、約8,000mg未満、又は約6,000mg未満、又は約5,000mg未満、又は約3,000未満、又は約2,000mg未満、又は約1,000mg未満、又は約500mg未満、又は約200mg未満、又は約50mg未満であり得る。同様に、一部の実施形態では、本明細書に記載の第2の化合物(すなわち、HBV治療のための別の薬剤)の用量は、約1,000mg未満、又は約800mg未満、又は約600mg未満、又は約500未満、又は約400mg未満、又は約300mg未満、又は約200mg未満、又は約100mg未満、又は約50mg未満、又は約40mg未満、又は約30mg未満、又は約25mg未満、又は約20mg未満、又は約15mg未満、又は約10mg未満、又は約5mg未満、又は約2mg未満、又は約1mg未満、又は約0.5mg未満、並びにその任意の及び全ての全体的又は部分的な増分を含む。
一実施形態では、本発明は、治療有効量の開示される化合物を、単独で、又は第2の医薬品と組み合わせて保持する容器;及び、患者におけるHBV感染の1つ以上の症状を治療、予防、又は低減するための化合物の使用説明書を含む包装された医薬組成物を目的とする。
本発明の組成物のいずれかの投与経路としては、経口、経鼻、直腸、膣内、非経口、頬側、舌下、又は局所が挙げられる。本発明での使用のための化合物は、任意の適切な経路、経口又は非経口、例えば経皮、経粘膜(例、舌下、舌、(経)頬、(経)尿道、膣(例、経膣及び膣周囲)、鼻(内)及び(経)直腸)、膀胱内、肺内、十二指腸内、胃内、髄腔内、皮下、筋肉内、皮内、動脈内、静脈内、気管支内、吸入、及び局所投与などによる投与のために製剤化され得る。
適した組成物及び剤形は、例えば、錠剤、カプセル、カプレット、ピル、ゲルキャップ、トローチ、分散液、懸濁液、溶液、シロップ、顆粒、ビーズ、経皮パッチ、ゲル、粉末、ペレット、マグマ剤、ロゼンジ剤、クリーム剤、ペースト、軟膏、ローション、ディスク、坐剤、鼻又は経口投与用の液体スプレー、吸入用の乾燥粉末又はエアロゾル化製剤、膀胱内投与用のための組成物及び製剤などが挙げられるが、これらに限定されない。本発明において有用であり得る製剤及び組成物は、本明細書に記載の特定の製剤及び組成物に限定されないことを理解すべきである。
経口適用のために特に適しているのは、錠剤、糖衣錠、液体、滴剤、坐剤、又はカプセル、カプレット及びゲルキャップである。経口使用が意図される組成物は、当該分野で公知の任意の方法に従って調製することができ、そのような組成物は、錠剤の製造に適した不活性で非毒性の医薬的賦形剤からなる群から選択される1つ以上の薬剤を含み得る。そのような賦形剤としては、例えば、乳糖などの不活性希釈剤;コーンスターチなどの造粒剤及び崩壊剤;デンプンなどの結合剤;及びステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤が挙げられる。錠剤はコーティングされていなくてもよく、又はそれらは、エレガンス若しくは活性成分の放出を遅延させるための公知の技術によりコーティングされてもよい。経口使用のための製剤は、活性成分が不活性希釈剤と混合された硬質ゼラチンカプセルとして提供されてもよい。
非経口投与のため、開示される化合物を、注射又は注入、例えば、静脈内、筋肉内又は皮下注射又は注入、あるいはボーラス用量での投与又は連続注入のために製剤化してもよい。懸濁剤、安定剤又は分散剤などの他の処方剤を任意に含む、油性又は水性賦形剤中の懸濁剤、溶液、又はエマルジョンを使用してもよい。
当業者は、常用の実験だけを使用し、本明細書に記載の特定の手順、実施形態、特許請求の範囲、及び実施例に対する多数の等価物を認識する、又は確認することがきできるであろう。そのような等価物は、本発明の範囲内であり、添付の特許請求の範囲の対象となると見なされた。例えば、当技術分野において認知された代替法を用いて、日常的な実験だけを使用し、反応条件(反応時間、反応サイズ/容積、及び実験試薬、例えば溶媒、触媒など、圧力、大気条件、例えば窒素雰囲気、及び還元剤/酸化剤などを含むが、これらに限定されない)における改変が本出願の範囲内であることを理解すべきである。
本明細書において値及び範囲が提供される場合、これらの値及び範囲に包含される全ての値及び範囲が、本発明の範囲内に包含されることが意図されることを理解されたい。更に、これらの範囲内にある全ての値並びに値の範囲の上限又は下限も本願により包含される。
以下の実施例は、本発明の態様を更に例示する。しかしながら、これらの実施例は、いかなる意味においても本明細書に記載される本発明の教示又は開示の限定となるものではない。
次に、本発明の方法において有用な例示的な化合物を、以下のそれらの一般的調製についての例示的な合成スキーム及び以下の具体例を参照することによって説明する。本明細書における様々な化合物を得るために、適宜保護を行って又は行わずに、最終的に望ましい置換基を反応スキームを通して担持させて所望の生成物が生成されるように、出発物質材料を好適に選択してもよいことを当業者は理解するであろう。代替的に、最終的に所望される置換基の代わりに、反応スキームを通して担持され、かつ適宜、所望される置換基で置換されてもよい、好適な基を用いることが必要であるか又は望ましい場合もある。特に明記されない限り、変数は、式(Ia)を参照して上で定義したとおりである。反応は、溶媒の融点と還流温度との間、好ましくは0℃と溶媒の還流温度との間で実施することができる。反応は、従来の加熱又はマイクロ波加熱を用いて加熱されてもよい。反応は、密閉圧力容器内で溶媒の通常の還流温度より高い温度で実施されてもよい。
本明細書で使用される略語及び頭字語は以下のとおりである。
調製例
次に、本発明の方法において有用な例示的な化合物を、以下のその一般的調製についての例示的な合成スキーム及び以下の具体例を参照することによって説明する。
スキーム1によって、市販の又は合成により入手可能な式(Xa)の化合物(式中、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基である)を、メチル2−ブロモ−2−メチルプロパノエートなどのアルキル化剤でアルキル化すると、式(XIa)の化合物(式中、Rbは、C1〜6アルキルであり、これはCO2Meで任意に置換される)がもたらされる。式(Xb)の化合物(式中、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基である)を、当業者に既知の条件下、例えば、NaH、Cs2CO3、K2CO3などの塩基の存在又は非存在下、THF、DMFなどの好適な溶媒中で、重水素化ヨウ化メチル、臭化アリルなどのアルキル化剤との反応によりアルキル化すると、式(XIb)の化合物(式中、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)がもたらされる。
当業者に既知の条件を利用する窒素保護基の脱保護により、式(XIIa)及び(XIIb)の化合物がもたらされる。例えば、BOC保護基を、DCMなどの好適な溶媒中でTFA、HClなどの酸によって除去する。
スキーム2によって、市販の又は合成により入手可能な式(XIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルである)を、式(XIIb)の化合物(式中、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)と、アミド結合形成条件下で結合させると、式(XIV)の化合物がもたらされる。例えば、式(XIII)の酸化合物を、式(XII)のアミンと、HOBt/EDAC、CDI、PyBOP、HATU、HOAT、無水プロピルホスホン酸(T3P)などの脱水剤、DIPEA、TEAなどの好適に選択された塩基の存在下、トルエン、MeCN、EtOAc、DMF、THF、DCM又はこれらの混合物などの溶媒中で反応させて、式(XIV)の化合物を得る。
式(XIV)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、臭化オキセタン、炭酸セシウムなどの塩基、TBAIなどの相間移動触媒と共に、DMFなどの溶媒中で、約60〜80℃の温度にて5〜6時間反応すると、式(XVa)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)がもたらされる。
式(XIV)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、1−メチル−ジブロモエタン、炭酸カリウムなどの塩基、DMFなどの溶媒と共に、約20℃の温度で反応すると、式(XVb)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)がもたらされる。
式(XIV)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、エチル2−ブロモプロパノエート、炭酸セシウムなどの塩基、TBAIなどの相間移動触媒と共に、DMFなどの溶媒中で、約40〜60℃の温度にて14〜18時間反応すると、式(XVc)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)がもたらされる。
式(XIV)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、1−メチル−ジブロモエタン、炭酸セシウムなどの塩基、TBAIなどの相間移動触媒、DMFなどの溶媒と共に、約20℃の温度で反応すると、式(XVd)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)がもたらされる。
市販の又は合成により入手可能な式(XIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルである)を、式(XIIa)の化合物(式中、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、RbはC1〜6アルキルであり、このときCO2Me任意に置換される)と、アミド結合形成条件下で結合させると、式(XIVa)の化合物がもたらされる。例えば、式(XIII)の酸化合物を、式(XIaI)のアミンと、HOBt/EDAC、CDI、PyBOP、HATU、HOAT、無水プロピルホスホン酸(T3P)などの脱水剤、DIPEA、TEAなどの好適に選択された塩基の存在下、トルエン、MeCN、EtOAc、DMF、THF、DCM又はこれらの混合物などの溶媒中で反応させて、式(XIVa)の化合物を得る。
式(XIV)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、Raは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、RbはC1〜6アルキルであり、このときCO2Meで任意に置換される)を、リン酸トリブチルなどのリン酸トリアルキル、DIADなどのカップリング試薬、THFなどの溶媒と共に、還流付近の温度で反応すると、式(XVe)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)がもたらされる。
スキーム3によって、式(XVI)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、2工程で調製できる。例えば、式(XVa)の化合物を、TFAなどの酸と、DCMなどの溶媒中で、約約15℃にて約30分間反応すると、式(XVI)の化合物(式中、Boc基は除去されている)がもたらされる。次に、得られた生成物を、フェニル(3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバメートなどの任意に置換されたN−アリールフェニルカルバメート及びTEAなどの塩基と共に、DCMなどの溶媒中で反応すると、式(XVI)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環である)をもたらすことができる。
スキーム4によって、式(XVI)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、DASTなどのフッ素化試薬と共に、DCMなどの溶媒中で反応すると、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2Fである)がもたらされる。
式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2は、CH2SC1〜C6アルキルであり、mは1である)を、2工程で調製した。まず、式(XVI)の化合物を、MsClなどのスルホン化試薬と、TEAなどの塩基の存在下、DCMなどの溶媒中で、約25℃の温度にて約2時間結合させると、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2OMsであり、mは1である)がもたらされる。次に、メチルスルフィドナトリウムなどのスルフィド求核剤を、DMFなどの溶媒中に、約15℃の温度で約16時間加えると、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2SC1〜C6アルキルであり、mは1である)がもたらされる。
式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCH2SC1〜C6アルキルであり、mは1である)を、m−CPBAなどのオキシダントと共に、DCMなどの溶媒中、約30℃の温度にて約16時間反応させると、式(XVII)の化合物(式中、R2は、CH2S(O)C1〜C6アルキル又はCH2SO2C1〜C6アルキルであり、mは1である)がもたらされる。
式(XVI)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、NaOCN、TFAなどの酸と共に、DCMなどの溶媒中、約25℃の温度にて約32時間反応させると、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2O(O)NH2である)がもたらされる。
式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCOOHであり、mは1である)を、N(C1〜6アルキル)0〜2、例えばメチルアミン又はジメチルアミンと、HATUなどのカップリング剤を用いて、DIPEAなどの塩基と共に、DMFなどの溶媒中で反応させると、式(XVII)の化合物(式中、R2はC(O)N(C1〜6アルキル)0〜2であり、mは1である)がもたらされる。
式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はC3〜6ラクタムであり、mは1である)を、2工程で調製する。まず、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2NH2である)を、ClCH2CH2CH2C(O)Clなどのハロアルキル酸クロリド、TEAなどの塩基と共に、DCMなどの溶媒中で反応させると、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2NHC(O)CH2CH2CH2Clであり、mは1である)がもたらされる。次に、NaHなどの強塩基と共にTHFなどの溶媒中で反応させると、式(XVII)の化合物(式中、R2はC3〜6ラクタムであり、mは1である)がもたらされる。
式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCH2N3であり、mは1である)を、トリフェニルホスフィンなどのホスフィンと共に、THF、水、又はその両方の混合物などの溶媒中で反応させると、式(XVII)の化合物(式中、R2はCH2NH2である)がもたらされる。
スキーム5によって、式(XIX)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2は、CH2N(C1〜6アルキル)0〜2又はC(O)N(C1〜6アルキル)0〜2であり、mは1である)を2工程で調製する。まず、式(XVIII)の化合物を、MsClなどのスルホン化試薬、TEAなどの塩基と共に、DCMなどの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2OHである)がもたらされる。次に、N(C1〜6アルキル)0〜2などのアミン、炭酸カリウムなどの塩基と共に、DMFなどの溶媒中、約80℃の温度にて約24時間反応させると、(XIX)の化合物(式中、R2は、CH2N(C1〜6アルキル)0〜2又はC(O)N(C1〜6アルキル)0〜2であり、mは1である)がもたらされる。
式(XVIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、C1〜6アルキルハライド、C1〜6アルケニルハライド、C1〜6ハロアルキルトリフレート又はハロ−C1〜6アルキル−C1〜6シクロアルキル、例えばMeI、EtI、n−ヨウ化プロピル、臭化アリル、CHF2CH2OTf、CF3CH2OTf又はc−PrCH2Brと共に、NaHなどの強塩基と、DMFなどの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2は、CH2OC1〜6アルキル、CH2OC1〜6アルケニル、CH2OC1〜6ハロアルキル、又はCH2OC1〜6アルキル−C1〜6シクロアルキルである)がもたらされる。
式(XIX)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCOOC1〜6アルキルであり、mは1である)を、2工程で調製する。まず、式(XVIII)の化合物を、TPAPなどのオキシダント、NMOなどのコオキシダントと共に、MeCNなどの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCOOHである)がもたらされる。次に、C1〜6アルキル−ハライド、例えばMeI、炭酸カリウムなどの塩基と共に、MeCNなどの溶媒中で反応させると、(XIX)の化合物(式中、R2はCOOC1〜6アルキルであり、mは1である)がもたらされる。
式(XVIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルである)を、シラン、例えばTMSCF3、銀トリフレートなどのトリフレート塩、2−フルオロピリジンなどの塩基、フッ化カリウムなどの脱シリル化試薬、Selectfluor(登録商標)などのフッ素化試薬と共に、酢酸エチルなどの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2OCF3であり、mは1である)がもたらされる。
式(XIX)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCH2OMsであり、mは1である)を、アミン、例えばN(C1〜6アルキル)0〜2又はN(C1〜6ハロアルキル)0〜2、炭酸カリウムなどの塩基と共に、MeCNなどの溶媒中、約80℃の温度にて約16時間反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2は、CH2N(C1〜6アルキル)0〜2又はN(C1〜6ハロアルキル)0〜2であり、mは1である)がもたらされる。
式(XIX)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCOOHであり、mは1である)を、アミン、例えばN(C1〜6アルキル)0〜2、N(C1〜6ハロアルキル)0〜2、又はN(C1〜6アルキル)(C1〜6ハロアルキル)、3−ピコリンなどの塩基、MsClなどのスルホン化試薬と共に、MeCNなどの溶媒中、約0℃〜30℃の温度にて約1時間反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2は、C(O)N(C1〜6アルキル)0〜2、C(O)N(C1〜6ハロアルキル)0〜2、又はC(O)N(C1〜6アルキル)(C1〜6ハロアルキル)であり、mは1である)がもたらされる。
式(XIX)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCH2NHC(O)C1〜6アルキルであり、mは1である)を、3工程で調製する。最初に、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2OMsであり、mは1である)を、アジ化ナトリウムなどの求核性アジドと共に、DMFなどの溶媒中、約70℃の温度にて約16時間反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2N3である)がもたらされる。2番目に、トリフェニルホスフィンなどのホスフィンと共に、THF、水、又はその両方の混合物などの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2NH2である)がもたらされる。3番目に、無水酢酸などのC1〜6アルキル無水物、TEAなどの塩基と共に、DCMなどの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2NHC(O)C1〜6アルキルである)がもたらされる。
式(XIX)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2はCH2NH2であり、mは1である)を、MsClなどのC1〜6アルキル−SO2−ハライド、TEAなどの塩基と共に、DCMなどの溶媒中で反応させると、式(XIX)の化合物(式中、R2はCH2NH(SO2C1〜6アルキル)であり、mは1である)がもたらされる。
方法A:
スキーム6によって、式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2は上記任意の実施例に記載されるものであり、mは1である)を、2工程で調製する。まず、式(XIX)の化合物を、TFAなどの酸と、DCMなどの溶媒中で、約約15℃にて約30分間反応すると、式(XIX)の化合物(式中、Bocは除去されている)がもたらされる。次に、トリホスゲンなどのイソシアン酸塩(isocyante)の形成に有用な試薬、アニリン(analine)などの任意に置換されたアリールアミン、TEAなどの塩基を、DCMなどの溶媒中に約約25℃の温度にて約15分間加えると、式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環である)がもたらされる。
方法B:
式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2は上記任意の実施例に記載されるものであり、mは1である)を、2工程で調製する。まず、式(XIX)の化合物を、TFAなどの酸と、DCMなどの溶媒中で、約約15℃にて約30分間反応すると、式(XIX)の化合物(式中、Bocは除去されている)がもたらされる。次に、フェニル(3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバメートなどの任意に置換されたN−アリールフェニルカルバメート、TEAなどの塩基を、DCMなどの溶媒中に加えると、式(XVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環である)がもたらされる。
スキーム7によって、市販の又は合成により入手可能な式(XXa)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基である)を、カルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基で保護すると、式(XXIa)の化合物(式中、PG2はカルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基である)がもたらされる。
式(XXIIa)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PGはBOC、Bnなどの好適な窒素保護基であり、PG2はカルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基であり、RbはCH2CH2OHである)を、(XXIa)から2工程で調製する。まず、(XXIa)を、当業者に既知の条件下、例えば、NaH、Cs2CO3、K2CO3などの塩基の存在又は非存在下、THF、DMFなどの好適な溶媒中で、1−ブロモ−メチルアセテートなどのアルキル化剤との反応によりアルキル化すると、式(XXIIa)の化合物(式中、RbはCH2(O)OMeである)がもたらされる。次に、当業者に既知の条件下、例えば、THFなどの好適な溶媒中で水素化ホウ素リチウムなどを用いて還元すると、式(XXIIa)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基であり、PG2は、カルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基であり、RbはCH2CH2OHである)がもたらされる。
市販の又は合成により入手可能な式(XXb)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基である)を、当業者に既知の条件下、例えば、ジイソプロピルエチルアミン、NaH、Cs2CO3、K2CO3などの塩基の存在又は非存在下、THF、DMFなどの好適な溶媒中で、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランなどのアルキル化剤との反応によりアルキル化すると、式(XXIb)の化合物(式中、Rcは、CH2CH2OTBSなどである)がもたらされる。
式(XXIIb)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基であり、Rbは、Me又はCH2CH=CH2であり、Rcは、CH2CH2OHなどである)を、2工程で調製する。まず、当業者に既知の条件下、例えば、ジイソプロピルエチルアミン、NaH、Cs2CO3、K2CO3などの塩基の存在又は非存在下、THF、DMFなどの好適な溶媒中で、臭化アリル、ヨウ化メチルなどのアルキル化剤との反応によりアルキル化すると、式(XXIIb)の化合物(式中、RbはMe又はCH2CH=CH2である)がもたらされる。次に、当業者に既知の条件下での脱保護、例えば、酢酸エチルなどの好適な溶媒中で塩酸などを用いて脱保護すると、式(XXIIb)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PGは、BOC、Bnなどの好適な窒素保護基であり、Rcは、CH2CH2OHであり、Rbは、Me又はCH2CH=CH2である)がもたらされる。
当業者に既知の条件を利用する窒素保護基の脱保護により、式(XXIIIa)及び(XXIIIb)の化合物がもたらされる。例えば、BOC保護基を、DCMなどの好適な溶媒中でTFA、HClなどの酸によって除去する。
上記のアルキル化工程のうちいずれかは任意である。アルキル化を行わない場合、プロトンが、Rb又はRcにあると理解される。
スキーム8によって、市販の又は合成により入手可能な式(XIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルである)を、式(XXIIIa)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、PG2は、カルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基であり、Rbは2−エタノールである)と、アミド結合形成条件下で結合指させると、式(XXIVa)の化合物がもたらされる。例えば、式(XIII)の酸化合物を、式(XXIIIa)のアミンと、HOBt/EDAC、CDI、PyBOP、HATU、HOAT、無水プロピルホスホン酸(T3P)などの脱水剤、DIPEA、TEAなどの好適に選択された塩基の存在下、トルエン、MeCN、EtOAc、DMF、THF、DCM又はこれらの混合物などの溶媒中で反応させて、式(XXIVa)の化合物を得る。
市販の又は合成により入手可能な式(XIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルである)を、式(XXIIIb)の化合物(式中、RaはC1〜6アルキルであり、RcはCH2CH2OHであり、Rbは、Me又はCH2CH=CH2である)と、アミド結合形成条件下で結合させると、式(XXIVb)の化合物がもたらされる。例えば、式(XIII)の酸化合物を、式(XXIIIb)のアミンと、HOBt/EDAC、CDI、PyBOP、HATU、HOAT、無水プロピルホスホン酸(T3P)などの脱水剤、DIPEA、TEAなどの好適に選択された塩基の存在下、トルエン、MeCN、EtOAc、DMF、THF、DCM又はこれらの混合物などの溶媒中で反応させて、式(XXIVb)の化合物を得る。
式(XXIVa)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、RaはC1〜6アルキルであり、PG2は、カルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基であり、Rbは2−エタノールである)を、MsCl、トリエチルアミンなどの塩基と共にDCMなどの溶媒中で反応させると、式(XXVa)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はカルボキシベンジル(Cbz)などの好適な窒素保護基である)がもたらされる。
式(XXIVb)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、RaはC1〜6アルキルであり、RcはCH2CH2OHであり、Rbは、Me又はCH2CH=CH2である)を、MsCl、トリエチルアミンなどの塩基と共にDCMなどの溶媒中で反応させると、式(XXVa)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2は、Me又はCH2CH=CH2である)がもたらされる。
当業者に既知の条件を利用する窒素保護基の脱保護により、式(XXVa)の化合物(式中、R2はHである)がもたらされる。例えば、Cbz保護基を、MeOHなどの好適な溶媒中で、水素及びパラジウム炭素などで除去する。
スキーム9によって、式(XXVI)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルである)を、MeOHなどの溶媒中で水素及びパラジウム炭素などの還元剤と反応させると、式(XXVII)の化合物(式中、R2はCH2CH2CH3である)がもたらされる。
式(XXVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はCH2CH2OHである)を、2工程で調製した。まず、式(XXVI)の化合物を、OsO4などの試薬によって、NaIO4の存在下でTHFと水の混合物などの溶媒中で酸化すると、式(XXVII)の化合物(式中、R2はCH2CH=Oである)がもたらされた。次に、水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を、THFとエタノール混合物などの溶媒中で加えると、式(XXVII)の化合物(式中、R2はCH2CH2OHである)がもたらされる。
式(XXVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はCH2CHF2である)を、2工程で調製した。まず、式(XXVI)の化合物を、OsO4などの試薬によって、NaIO4の存在下でTHFと水の混合物などの溶媒中で酸化すると、式(XXVII)の化合物(式中、R2はCH2CH=Oである)がもたらされた。次に、DASTなどのフッ素化剤を、DCMなどの溶媒中で加えると、式(XXVII)の化合物(式中、R2はCH2CHF2である)がもたらされる。
スキーム9によって、式(XXVIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルである)を、ヒドロホウ素化条件下で、BH3−DMSなどの試薬を用いてTHFなどの溶媒中で、続いて水酸化ナトリウムなどの塩基、過酸化水素などのオキシダントと反応させると、式(XXIX)の化合物(式中、R2はCH2CH2CH2OHである)がもたらされる。
式(XXVIII)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルである)を、ヒドロホウ素化条件下で、BH3−DMSなどの試薬を用いてTHFなどの溶媒中で、続いて水酸化ナトリウムなどの塩基、過酸化水素などのオキシダントと反応させると、式(XXIX)の化合物(式中、R2はCH2CHOHCH3である)がもたらされる。
式(XXXI)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はCH2OHである)を、3工程で調製した。まず、式(XXX)の化合物を、3−クロロ−2−オキソプロピルアセテートなどの試薬と、p−トルエンスルホン酸などの好適な酸の存在下で、DCMなどの溶媒中で結合させた。次に、MsClなどの試薬を、ピリジンなどの好適な塩基の存在下で、DCMなどの溶媒中で加える。3番目に、水素化ナトリウムなどの好適な塩基をTHFなどの溶媒中で加えると、式(XXXI)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はCH2OHである)がもたらされる。
式(XXXI)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はMeである)を、3工程で調製した。まず、式(XXX)の化合物を、1−ヒドロキシプロパン−2−オンなどの試薬と、p−トルエンスルホン酸などの好適な酸の存在下で、DCMなどの溶媒中で結合させた。次に、MsClなどの試薬を、ピリジンなどの好適な塩基の存在下で、DCMなどの溶媒中で加える。3番目に、水素化ナトリウムなどの好適な塩基をTHFなどの溶媒中で加えると、式(XXXI)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はMeである)がもたらされる。
式(XXXI)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はCH(Et)OH、CH(Me)OH、又はCH(cPr)OHである)を、2工程で調製した。まず、式(XXXII)の化合物を、DMPなどの試薬を用い、DCMなどの溶媒中で酸化した。次に、EtMgBr、MeMgBr、又はcPrMgBrなどのグリニャール試薬を、THFなどの溶媒中で加えると、式(XXXI)の化合物(式中、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2はCH(Et)OH、CH(Me)OH、又はCH(cPr)OHである)がもたらされる。
方法A:
スキーム13によって、式(XXXIII)又は式(XXVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1はC1〜6アルキルであり、R2は上記任意の実施例に記載されるものである)を、2工程で調製する。まず、式(XXXI)又は式(XXIX)の化合物を、TFAなどの酸と、DCMなどの溶媒中で、約約15℃にて約30分間反応すると、式(XXXI)又は式(XXIX)の化合物(式中、Bocは除去されている)がもたらされる。次に、トリホスゲンなどのイソシアン酸塩の形成に有用な試薬、アニリンなどの任意に置換されたアリールアミン、TEAなどの塩基を、DCMなどの溶媒中に約約25℃の温度にて約15分間加えると、式(XXXIII)又は式(XXVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環である)がもたらされる。
方法B:
式(XXXIII)又は式(XXVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環であり、R3は、H又はC1〜6アルキルであり、R1は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、又はC1〜6アルケニルであり、R2は上記任意の実施例に記載されるものであり、mは1である)を、2工程で調製する。まず、式(XXXI)又は式(XXIX)の化合物を、TFAなどの酸と、DCMなどの溶媒中で、約約15℃にて約30分間反応すると、式(XXXI)又は式(XXIX)の化合物(式中、Bocは除去されている)がもたらされる。次に、フェニル(3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバメートなどの任意に置換されたN−アリールフェニルカルバメート、TEAなどの塩基を、DCMなどの溶媒中に加えると、式(XXXIII)又は式(XXVII)の化合物(式中、Arは任意に置換されたアリール環である)がもたらされる。
中間体1.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル3−(2−エトキシ−2−オキソアセチル)−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート。LiHMDS(1M、652.44mL、1.30当量)に、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(100.00g、501.88mmol、1.00当量)のTHF(1.00L)中溶液を、−78℃、N2下にて滴下して加えた。反応混合物を−78℃、N2下で30分間撹拌した。シュウ酸ジエチル(95.35g、652.44mmol、1.30当量)を滴下して加えた。添加後、反応混合物を30分かけて15℃に加温し、15℃で更に2時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。反応を、水性飽和NH4Cl(1.5L)でクエンチした後、希塩酸で中和し、水層をEtOAc(800mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、黄色油として標題化合物(165.00g、未精製)を得て、次工程に直接用いた。
工程2.5−tert−ブチル−3−エチル1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート。tert−ブチル3−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(165.00g、551.25mmol、1.00当量)及びNH2NH2.H2O(35.71g、606.37mmol、1.10当量)のAcOH(1.00L)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした。次に、混合物をN2雰囲気下、80℃で1時間撹拌した。TLC及びLCMSは反応が完了したことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。この残渣をEtOAc(800mL)中に溶解し、Na2CO3(1N、1.2L)で洗浄した。水相を酢酸エチル(800mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(1L×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色固体として標題化合物(130.00g、440.19mmol、収率79.85%)を得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=4.57〜4.65(m,2H)、4.36(d,J=7.03Hz,2H)、3.67〜3.74(m,2H)、2.75(t,J=5.65Hz,2H)、1.49(s,9H)、1.36〜1.40(m,3H)。LCMS:296[M+1]
工程3.tert−ブチル3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。ナトリウム金属(7.78g、338.60mmol、8.02mL、10.00当量)を、MeOH(100.00mL)に少しずつ0℃にて加え、混合物を15℃にて0.5時間、N2下で撹拌した。次に、N−メチルヒドロキシルアミン(8.48g、101.58mmol、3.00当量、HCl)を混合物に加え、この混合物を15℃にて0.5時間、N2下で撹拌した。次に、5−tert−ブチル3−エチル1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(10.00g、33.86mmol、1.00当量)を加え、この混合物を70℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが主に検出されたことを示した。混合物を氷水(300mL)に注ぎ、5分間撹拌した。次に、この混合物を真空下で濃縮し、残渣を得た。水相のpHを、希塩酸(1N)で6付近に調整し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(300mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色固体として標題化合物(8.00g、27.00mmol、収率79.73%)を得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=4.62(brs,2H)3.70(t,J=5.52Hz,2H)3.31〜3.58(m,3H)2.74(s,2H)1.48(s,9H)。LCMS:297[M+1]
工程4.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(8.00g、27.00mmol、1.00当量)、3−ブロモオキセタン(4.07g、29.70mmol、1.10当量)、TBAI(997.22mg、2.70mmol、0.10当量)及びCs2CO3(13.19g、40.50mmol、1.50当量)のDMF(80.00mL)中混合物を脱ガスして、N2で3回パージし、続いて、この混合物を70℃にて3時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(200mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(300mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1/2)によって精製し、黄色固体として標題化合物(4.50g、12.39mmol、収率45.88%、純度97%)を得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.62(brs,2H)4.53(brs,2H)4.32〜4.42(m,1H)3.57〜3.88(m,4H)3.29(br.s.,3H)2.68〜2.79(m,2H)1.41〜1.53(m,9H)。LCMS:353[M+1]。
tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(2.6g)のラセミ化合物を、SFCによって分離し、エナンチオマーE1(1.2g、最初のピークのもの)及びE2(1.3g、2番目のもの)の両方を得た(SFC分離条件:カラム:Chiralpak AD−3 100×4.6mm I.D.、3μm移動相:メタノール(0.05% DEA)、5%〜40% CO2中流量:3mL/分波長:220nm)。各エナンチオマーを別々に用いて、2つの連続したBoc保護及び尿素形成工程によって標的とする尿素を調製した。
中間体2.3−クロロ−4−フルオロ−N−メチルアニリン。
工程1.tert−ブチルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメートの調製。3−クロロ−4−フルオロ−アニリン(1.00g、6.87mmol、1.00当量)及び(Boc)2O(3.00g、13.74mmol、3.16mL、2.00当量)のH2O(10.00mL)中混合物に、TEA(2.09g、20.61mmol、2.86mL、3.00当量)を、15℃、N2下で滴下して加えた。混合物を10〜20℃で3時間撹拌した。LCMSは、3.6%の出発材料が残存し、93.2%の所望の生成物が生じたことを示した。反応混合物をDCM(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をPE(2mL)でリンスした。固体を濾過により回収し、高真空下で乾燥して、標題化合物(1.10g、4.48mmol、収率65.21%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 9.59(br s,1H),7.60〜7.81(m,1H),7.23〜7.44(m,2H),3.33(s,2H),2.37〜2.60(m,11H),1.47(s,9H)。
工程2.tert−ブチルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−カルバメートの調製。tert−ブチルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(600.00mg、2.44mmol、1.00当量)のDMF(5.00mL)中混合物に、NaH(195.38mg、4.88mmol、純度60%、2.00当量)を0〜5℃、N2下で加えた。得られた混合物を20℃で1時間撹拌した。次に、CH3I(1.04g、7.32mmol、455.70μL、3.00当量)を15〜20℃で滴下して加えた。得られた混合物を2時間撹拌した。LCMSは、出発材料が消費され、98.55%の所望の生成物が形成したことを示した。混合物を水(20mL)に注入し、EtOAc(3×5mL)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、標題化合物(500.00mg、1.93mmol、収率78.91%)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.30(dd,J=2.01、6.53Hz,1H)、7.26(s,1H)、7.04〜7.14(m,2H)、3.22(s,3H)、1.39〜1.52(m,9H)
工程3.3−クロロ−4−フルオロ−N−メチル−アニリンの調製。HClのジオキサン(4M、5.00mL、11.56当量)中溶液に、tert−ブチルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N−メチル−カルバメート(450.00mg、1.73mmol、1.00当量)を0℃以下で加えた。得られた混合物を0〜5℃で1時間撹拌した後、自然に15〜20℃まで加温し、15〜20℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発材料が消費され、98%の所望の生成物が形成したことを示した。得られた混合物を減圧下で濃縮して、標題化合物(240.00mg、1.22mmol、収率70.76%、HCl)を白色固体として得て、これを更に精製せずに直接次工程で用いた。
中間体3.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−3,3−ジメチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。LiHMDS(1M、5.72mL、1.30当量)に、tert−ブチル3,3−ジメチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.00g、4.40mmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)中溶液を、−78℃、N2で加えた。この反応混合物を−78℃で30分間撹拌した。シュウ酸ジエチル(835.82mg、5.72mmol、781.14μL 1.30当量)を滴下して加えた。添加後、反応混合物を15℃に加温し、更に2時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、より高い極性を有する主要な新しいスポットが検出されたことを示した。この反応を希HCl(1N、40mL)でクエンチした後、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物(1.00g、未精製)を黄色油として得た。その生成物を精製することなく、次工程で用いた。
工程2.5−(tert−ブチル)3−エチル7,7−ジメチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートの調製。tert−ブチル5−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−3,3−ジメチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(800.00mg、2.44mmol、1.00当量)のEtOH(10.00mL)中溶液に、NH2NH2 .H2O(143.70mg、2.44mmol、139.51μL、純度85%、1.00当量)を加えた。この反応混合物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、より高い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応混合物をEtOAc(150mL)で希釈して、水(80mL×2)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製し、黄色固体として標題化合物を得た(760.00mg、2.23mmol、収率91.50%、純度95%)。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=4.61(s,2H)4.33〜4.38(q,J=7.11Hz,2H)3.44(brs,2H)1.49(s,9H)1.37〜1.40(t,J=7.09Hz,3H)1.28(s,6H)。LCMS:324[M+1]。
工程3.5−tert−ブトキシカルボニル−7,7−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸の調製。5−(tert−ブチル)3−エチル7,7−ジメチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(900.00mg、2.78mmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)中溶液に、NaOH(222.64mg、5.57mmol、2.00当量)のH2O(2.00mL)中溶液を加え、反応混合物を50℃に加温して、50℃で5時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。反応混合物のpHを、希塩酸(2N、10mL)を加えることによって6付近に調整した後、EtOAc(100mL×4)及び水(20mL)で抽出し、有機相を無水Na2SO4で乾燥して、濾過して真空下で濃縮し、標題化合物(780.00mg、2.59mmol、収率93.10%、純度98%)を白色固体として得た。その生成物を更に精製することなく、次工程で直接用いた。LCMS:296[M+1]。
工程4.tert−ブチル3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−7,7−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−7,7−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(200.00mg、677.21μmol、1.00当量)のTHF(5.00mL)中混合物に、T3P(1.72g、2.71mmol、1.61mL、純度50%、4.00当量)及びTEA(342.63mg、3.39mmol、469.36μL、5.00当量)を、その後N−メチルヒドロキシルアミン(113.12mg、1.35mmol、2.00当量、HCl)を加え、この反応混合物を40℃で16時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望のMSを伴う1つの主ピークが検出されたことを示した。反応混合物をEtOAc(80mL)で希釈して、水(50mL×2)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(70.00mg、215.80μmol、収率31.87%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.64(s,2H)3.39(brs,5H)1.47(s,9H)1.27(s,6H)。LCMS:269[M+1−56]。
工程5.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(11H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−7,7−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(70.00mg、215.80μmol、1.00当量)及び3−ブロモオキセタン(35.47mg、258.96μmol、1.20当量)のDMF(2.00mL)中混合物に、Cs2CO3(105.47mg、323.70μmol、1.50当量)及びTBAI(7.97mg、21.58μmol、0.10当量)を加え、反応混合物を75℃に加温して、75℃で3時間撹拌した。LCMSは、出発材料の50%が残存していたことを示した。この反応混合物を75℃で更に3時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望のMSを伴う1つの主ピークが検出されたことを示した。反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈して、水(50mL×3)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮すると、標題化合物(53.00mg、未精製)が黄色油として得られた。その生成物を更に精製することなく、次工程で直接用いた。LCMS:381[M+1]。
中間体4.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,8−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル3−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。1−ベンジル−3−メチル−ピペリジン−4−オン(2.00g、9.84mmol、1.00当量)及びBoc2O(2.15g、9.84mmol、2.26mL、1.00当量)のMeOH(50.00mL)中溶液に、Pd/C(9.84mmol、1.00当量)をN2下で加えた。懸濁液を減圧下で脱気し、H2で数回パージした。混合物を、H2(50psi)下、20℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)は反応が完了したことを示した。混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=0%〜15%)により精製し、標題化合物(2.00g、9.38mmol、収率95.33%)を無色油として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.16〜4.24(m,1H)、3.22〜3.33(m,1H)、2.86(brs,1H)、2.38〜2.61(m,3H)、1.51(s,9H)、1.06(d,J=6.7Hz,3H)。
工程2.tert−ブチル3−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−5−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.00g、9.38mmol、1.00当量)のTHF(40.00mL)中溶液に、LiHMDS(1M、11.26mL、1.20当量)を−60℃で滴下して加えた。混合物を−60℃で30分間撹拌した。シュウ酸ジエチル(1.51g、10.32mmol、1.41mL、1.10当量)を−60℃で滴下して加えた。次に、混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)は反応が完了したことを示した。反応を飽和NH4Cl(20mL)でクエンチし、EtOAc(60mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物(2.00g、未精製)を黄色油として得た。
工程3.5−(tert−ブチル)3−エチル7−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートの調製。tert−ブチル3−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−5−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.00g、6.38mmol、1.00当量)のEtOH(40.00mL)中溶液に、NH2NH2.H2O(394.59mg、6.70mmol、383.10μL純度85%、1.05当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSによって主要な所望の生成物を検出した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(80mL)及びH2O(30mL)で希釈した。有機相をNa2SO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA:10%〜50%)により精製し、標題化合物(1.00g、3.23mmol、収率50.61%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=1.30〜1.34(m,3H)1.41(t,J=7.09Hz,3H)1.49〜1.55(m,9H)2.98〜3.38(m,2H)3.74〜4.08(m,1H)4.40(q,J=6.78Hz,2H)4.47〜4.68(m,1H)4.78(d,J=17.19Hz,1H。
工程4.5−tert−ブトキシカルボニル−7−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸の調製。5−(tert−ブチル)3−エチル7−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(1.00g、3.23mmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)中溶液に、NaOH(258.40mg、6.46mmol、2.00当量)のH2O(2.00mL)中溶液を加えた。混合物を40℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)は、反応が完了し、1つの主要なスポットが現れたことを示した。1N HCl(10mL)で混合物のpHを5〜6に調整し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物(850.00mg、2.95mmol、収率91.21%、純度97.5%)を白色固体として得た。LCMS:282[M+1]。
工程5.tert−ブチル3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−7−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−7−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(200.00mg、710.96μmol、1.00当量)及びN−メチルヒドロキシルアミン(237.52mg、2.84mmol、4.00当量、HCl)のTHF(5.00mL)中溶液に、T3P(1.81g、2.84mmol、1.69mL、純度50%、3.99当量)を、続いてTEA(575.54mg、5.69mmol、788.41μL 8.00当量)を加えた。この混合物を40℃で16時間加熱した。TLC(DCM:MeOH=10:1)は、2つの主要なスポットが現れたことを示した。混合物をEtOAc(20mL×2)及びH2O(20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=50%〜100%)により精製し、標題化合物(66.00mg、212.66μmol、収率29.91%)を白色固体として得た。LCMS:312[M+1]。
工程6.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,8−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(11H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−7−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(60.00mg、193.33μmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)中溶液に、Cs2CO3(188.97mg、579.99μmol、3.00当量)を、続いて3−ブロモオキセタン(31.78mg、232.00μmol、1.20当量)を加えた。混合物を75℃で4時間撹拌した。LCMSは、反応が完了し、主要な所望の生成物が検出されたことを示した。混合物をEtOAc(60mL)及びH2O(30mL)で希釈した。有機層を分離し、H2O(30mL×3)で洗浄して、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物(60.00g、未精製)を黄色油として得た。LCMS:367[M+1]。
中間体5.tert−ブチル2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル3−[エチル(ヒドロキシ)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(100.00mg、374.14μmol、1.00当量)のDMF(3.00mL)中溶液に、HATU(184.94mg、486.38μmol、1.30当量)、DIPEA(241.77mg、1.87mmol、326.72μL 5.00当量)及びN−エチルヒドロキシルアミン(109.48mg、1.12mmol、3.00当量、HCl)を加えた。混合物を80℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望の生成物が検出され、〜20%の出発材料が残存していたことを示した。混合物を水(20mL)に注ぎ、DCM(20mL×2)で抽出した。有機層をブライン(30mL×3)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮した。この粗生成物を分取TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製し、標題化合物(36.00mg、115.65μmol、収率30.91%、純度99.7%)を無色油として得た。LCMS:311[M+1]。
工程2.tert−ブチル2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[エチル(ヒドロキシ)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(36.00mg、116.00μmol、1.00当量)及び3−ブロモオキセタン(19.07mg、139.20μmol、1.20当量)のDMF(2.00mL)中溶液に、Cs2CO3(45.35mg、139.20μmol、1.20当量)及びTBAI(4.28mg、11.60μmol、0.10当量)を加えた。混合物を75℃で3時間撹拌した。LCMSは、約40%の出発材料2が残存していたことを示した。混合物を75℃で更に3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(40mL)で希釈し、ブライン(30mL×3)で洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮した。この粗生成物を分取TLC(100%酢酸エチル)で精製した。標題化合物(25.00mg、68.23μmol、収率58.82%)を無色油として得た。
中間体6.tert−ブチル3−(ヒドロキシ(メチル)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル3−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。LiHMDS(1M、652.44mL、1.30当量)に、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(100.00g、501.88mmol、1.00当量)のTHF(1.00L)中溶液を、−78℃、N2下にて滴下して加えた。反応混合物を−78℃、N2下で30分間撹拌した。次に、シュウ酸ジエチル(95.35g、652.44mmol、1.30当量)を滴下して加えた。添加後、反応混合物を30分かけて15℃に加温し、15℃で更に2時間撹拌した。TLC(PE/EA=3/1)は反応が完了したことを示した。反応を、NH4Cl(飽和水溶液、1.5L)でクエンチした後、希塩酸で中和し、水層をEtOAc(800mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、黄色油として標題化合物(165.00g、未精製)を得て、次工程に直接用いた。
工程2.5−tert−ブチル3−エチル1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートの調製。tert−ブチル3−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(165.00g、未精製、551.25mmol、1.00当量)及びNH2NH2.H2O(35.71g、606.37mmol、1.10当量)のAcOH(1.00L)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした。次に、混合物をN2雰囲気下、80℃で1時間撹拌した。TLC(PE/EA=1/1)及びLCMSは、反応が完了したことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。この残渣をEtOAc(800mL)中に溶解し、Na2CO3(1N、1.2L)で洗浄した。水相を酢酸エチル(800mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(1L×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色固体として標題化合物(130.00g、440.19mmol、収率79.85%)を得た。LCMS:296[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=4.57〜4.65(m,2H)、4.36(d,J=7.03Hz,2H)、3.67〜3.74(m,2H)、2.75(t,J=5.65Hz,2H)、1.49(s,9H)、1.36〜1.40(m,3H)。
工程3.5−tert−ブトキシカルボニル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸の調製。5−tert−ブチル3−エチル1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(10.00g、33.86mmol、1.00当量)及びNaOH(2.03g、50.79mmol、1.50当量)のTHF(100.00mL)及びH2O(20.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を40℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。次に、混合物を50℃で4時間撹拌すると、LCMSは反応が完了したことを示した。反応物を水(100mL)で希釈し、EA(50mL×2)で抽出した。水相を分離し、pHを希塩酸(1N)を加えることによって〜6に調整し、固体を沈殿させた。混合物を濾過し、ケークを真空下で濃縮して、標題化合物(8.00g、29.93mmol、収率88.40%、純度100%)を黄色固体として得た。LCMS:268[M+1]
工程4.tert−ブチル3−(ヒドロキシ(メチル)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(3.00g、11.22mmol、1.00当量)、N−メチルヒドロキシルアミン(1.41g、16.83mmol、1.50当量、HCl)、T3P(17.86g、56.10mmol、16.69mL、5.00当量)及びTEA(11.35g、112.20mmol、15.55mL、10.00当量)のTHF(30.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を50℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を水(80mL)に注ぎ、水層のpHを1N HClによって〜4に調整した後、水層をDCM(40mL×3)で抽出し、合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥、濾過して真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、PE/EA=100/1〜1/1)で精製すると粗生成物が得られ、これをEtOAcでリンスして、標題化合物(1.30g、4.39mmol、収率39.10%、純度100%)を白色固体として得た。LCMS:319[M+23]。
中間体7.tert−ブチル2,5−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
tert−ブチル3−(ヒドロキシ(メチル)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(中間体6、50.00mg、168.74μmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)中溶液に、TBAI(6.23mg、16.87μmol、0.10当量)を加えた。反応混合物を15℃で3時間撹拌した。LCMSは、〜77%の出発材料が残存し、〜8.5%の所望の生成物が検出されたことを示した。反応混合物を50℃で更に24時間撹拌した。TLCは、出発材料が残存し、2つの新しいスポットが形成したことを示した。反応混合物を水(20mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和NH4Clで洗浄した。残渣を分取TLC(PE/EA、1/3)で精製すると、標題化合物(10.00mg、29.73μmol、収率17.62%)が白色固体として得られた。LCMS:337[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)(パイロットランEW4043−68)δ 4.60〜4.76(m,3H)、4.48(dd,J=5.52,11.42Hz,1H)、3.88〜4.04(m,1H)、3.73〜3.85(m,1H)、3.66(s,1H)、3.31(s,3H)、2.79(s,2H)、1.62(d,J=6.65Hz,3H)、1.49(s,9H)。
中間体8.tert−ブチル2,4−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル3−[(2−エトキシ−1−メチル−2−オキソ−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−(ヒドロキシ(メチル)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(中間体6、400.00mg、1.35mmol、1.00当量)のTHF(20.00mL)中溶液に、t−BuOK(151.50mg、1.35mmol、1.00当量)をN2下で加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。次に、THF(4.00mL)中エチル2−ブロモプロパノエート(232.00mg、1.28mmol、166.91μL 0.95当量)を、N2下で滴下して加えた。追加後、反応混合物を15℃で2時間撹拌した。TLC(PE/EA、1/2)は、出発物質が完全に消費され、2つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物を飽和水性NH4Cl(15mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を、水(15mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA、2/1〜1/1)により精製し、標題化合物(510.00mg、1.29mmol、収率95.29%)を白色固体として得た。
工程2.tert−ブチル3−[(2−ヒドロキシ−1−メチル−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[(2−エトキシ−1−メチル−2−オキソ−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(400.00mg、706.29μmol、1.00当量)のTHF(5.00mL)中溶液に、NaBH4(26.72mg、706.29μmol、1.00当量)を、続いてMeOH(200.00μLを−10℃で加えた。混合物を10℃で2時間撹拌した。TLCは、出発材料が消費され、3つのスポットが現れたことを示した。混合物を飽和NH4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:MeOH=10:1)により精製し、標題化合物(80.00mg、225.73μmol、収率31.96%)を無色油として得た。
工程3.tert−ブチル2,4−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[(2−ヒドロキシ−1−メチル−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(70.00mg、197.52μmol、1.00当量)のTHF(4.00mL)中溶液に、トリブチルホスファン(79.92mg、395.04μmol、97.46μL 2.00当量)を、続いてDIAD(79.88mg、395.04μmol、76.81μL 2.00当量)をN2下で加えた。この混合物を60℃で16時間加熱した。TLCは、出発材料が消費され、1つの主要なスポットが現れたことを示した。混合物をEtOAc(30mL×2)及びH2O(20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EA=1:2)により精製し、標題化合物(42.00mg、124.86μmol、収率63.21%)を無色油として得た。
中間体9.tert−ブチル2,4,4−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.メチル−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]オキシ−2−メチル−プロパノエートの調製。CH3ONa(587.78mg、10.88mmol、1.00当量)のMeOH(20.00mL)中溶液に、メチル2−ブロモ−2−メチル−プロパノエート(1.97g、10.88mmol、1.41mL、1.00当量)及びtert−ブチルN−ヒドロキシ−N−メチル−カルバメート(1.60g、10.88mmol、1.00当量)を15℃で加えた。混合物を、16時間撹拌しながら60℃に加熱した。TLC(PE:EtOAc=5:1)は、出発物質が完全に消費され、1つの主要な新しいスポットが形成されたことを示した。混合物を蒸発させ、溶媒を除去し、残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜20/1)によって精製し、標題化合物(2.30g、9.30mmol、収率85.49%)を灰白色液体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=3.74(s,3H)、3.11(s,3H)、1.48(d,J=4.9Hz,15H)。
工程2.tert−ブチルN−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−N−メチル−カルバメートの調製。LiBH4(704.60mg、32.35mmol、4.00当量)を、冷却した三つ口丸底フラスコに−78℃、N2下で投入した後、メチル2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]オキシ−2−メチル−プロパノエート(2.00g、8.09mmol、1.00当量)のTHF(20.00mL)中溶液を滴下して加えた。添加後、反応混合物を0℃に加温し、0℃で2時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=2:1)は、反応物質3が完全に消費され、1つの主要なスポットが形成されたことを示した。混合物を20mLの水でクエンチし、濾過して濾液を得た。濾液をEtOAc(20mL×3)で抽出し、有機相を合わせた。合わせた有機相を、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0〜15/1)によって精製し、標題化合物(1.30g、5.93mmol、収率73.32%)を灰白色液体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.60(brs,1H)、3.59(br d,J=12.35Hz,1H)、3.01〜3.21(m,4H)、1.49(s,9H)、1.15〜1.33(m,6H)。
工程3.2−メチル−2−(メチルアミノオキシ)プロパン−1−オールの調製。tert−ブチルN−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−N−メチル−カルバメート(1.30g、5.93mmol、1.00当量)のジオキサン(2.00mL)溶液中に、HCl/ジオキサン(4M、6.00mL、4.05当量)を、15℃で2時間撹拌しながら加えた。TLC(PE:EtOAc=3:1)は、出発物質が完全に消費され、1つの主要なスポットが形成されたことを示した。混合物を直接蒸留し、標題化合物(1.10g、未精製、HCl)を黄色油として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=3.75(s,2H)、2.95(s,3H)、1.37(s,6H)。
工程4.tert−ブチル3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(800.00mg、2.99mmol、1.00当量)及び2−メチル−2−(メチルアミノオキシ)プロパン−1−オール(604.89mg、3.89mmol、1.30当量、HCl)のTHF(8.00mL)中溶液に、T3P(3.81g、5.98mmol、3.56mL、純度50%、2.00当量)及びTEA(2.42g、23.92mmol、3.32mL、8.00当量)を加えた。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSは、30%の所望の生成物と、40%のMS+1=747の副生成物を示した。混合物を飽和NH4Cl(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=30%〜100%)により精製し、標題化合物(200.00mg、542.84μmol、収率18.16%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.70(brs,2H)、3.60〜3.77(m,4H)、3.50(brs,3H)、2.77(t,J=5.32Hz,2H)、1.49(s,9H)、1.36(s,6H)。
工程5.tert−ブチル2,4,4−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(200.00mg、542.84μmol、1.00当量)のTHF(2.00mL)中溶液に、トリブチルホスファン(219.66mg、1.09mmol、267.87μL 2.00当量)を、続いてDIAD(219.54mg、1.09mmol、211.09μL 2.00当量)をN2下で加えた。この混合物を80℃で16時間加熱した。TLC(PE:EA=0:1)は、出発材料が消費され、1つの主要なスポットが現れたことを示した。混合物をEtOAc(10mL×2)及びH2O(10mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EA=0:1)により精製し、標題化合物(150.00mg、428.07μmol、収率78.86%)を無色油として得た。
中間体10.tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
tert−ブチル3−(ヒドロキシ(メチル)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(中間体6、100.00mg、337.47μmol、1.00当量)及びK2CO3(93.28mg、674.94μmol、2.00当量)のDMF(3.00mL)中混合物に、1,2−ジブロモエタン(69.74mg、371.22μmol、28.01μL 1.10当量)を15℃で一度に加えた。混合物を15℃で36時間撹拌した。LCMS及びTLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は、反応が完了したことを示した。混合物を水(15mL)に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製し、標題化合物(55.00mg、170.62μmol、収率50.56%、純度100%)を黄色固体として得た。LCMS:323[M+1]。
中間体11.N−アリルヒドロキシルアミン。
工程1.[アリル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]tert−ブチルカーボネートの調製。(tert−ブトキシカルボニルアミノ)tert−ブチルカーボネート(5.50g、23.58mmol、1.00当量)のDMF(30.00mL)中溶液に、K2CO3(6.52g、47.16mmol、2.00当量)及び3−ブロモプロポ−1−エン(3.71g、30.65mmol、1.30当量)をN2下で加え、反応混合物を50℃で12時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物を濾過し、濾過ケークをEtOAc(100mL×3)で洗浄し、有機層を水(200mL)に追加してEtOAc(200mL×3)で洗浄し、合わせた層を水(50mL×3)及びブライン(150mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色油として標題化合物(5.20g、19.03mmol、収率80.68%)を得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=5.76〜6.00(m,1H)5.18〜5.31(m,2H)4.19(d,J=5.77Hz,2H)1.52(s,9H)1.49(s,9H)。
工程2.N−アリルヒドロキシルアミンの調製。[アリル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]tert−ブチルカーボネート(1.90g、6.95mmol、1.00当量)のDCM(35.00mL)中溶液に、TFA(53.90g、472.74mmol、35.00mL、68.02当量)を加え、反応混合物を15℃で3時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(1.31g、未精製、TFA)を明黄色油として得た。
中間体12.tert−ブチル2−アリル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル3−[アリル(ヒドロキシ)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。N−アリルヒドロキシルアミン(中間体11、1.05g、5.61mmol、1.50当量、TFA)及びTEA(3.07g、30.29mmol、4.20mL、8.10当量)のTHF(50.00mL)中溶液に、T3P(9.64g、15.15mmol、9.01mL、純度50%、4.05当量)及び5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(1.00g、3.74mmol、1.00当量)を加え、反応混合物を30℃で40分間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望のMSを伴うピーク(約69%)が検出されたことを示した。反応混合物を水(40mL)でクエンチし、EtOAc(40mL×3)で抽出し、合わせた有機層を水(50mL×3)及びブライン(50mL)で洗浄して、濾過、無水Na2SO4の乾燥を経て、真空下で濃縮し、標題化合物(900.00mg、2.29mmol、収率61.21%、純度82%)を明黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=5.90(s,1H)5.20〜5.35(m,2H)4.23〜4.77(m,4H)3.67(s,2H)2.71(s,2H)1.48(s,9H)。LCMS:323[M+1]。
工程2.tert−ブチル2−アリル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[アリル(ヒドロキシ)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(80.00mg、248.17μmol、1.00当量)及び1,2−ジブロモエタン(69.93mg、372.25μmol、28.08μL 1.50当量)のDMF(2.00mL)中混合物に、Cs2CO3(242.58mg、744.51μmol、3.00当量)及びTBAI(9.17mg、24.82μmol、0.10当量)を加え、反応混合物を30℃で16時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、約60%の所望の化合物が検出されたことを示した。反応混合物をEtOAc(80mL)で希釈して、水(50mL×2)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(53.00mg、136.91μmol、収率55.17%、純度90%)を黄色油として得た。LCMS:349[M+1]。
中間体13.5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸。
工程1.エチル3−アミノブタノエートの調製。SOCl2(28.84g、242.43mmol、17.59mL、2.50当量)をEtOH(100.00mL)に、0℃、N2下で滴下して加えた。混合物を0℃、N2下で0.5時間撹拌した。次に、3−アミノブタン酸(10.00g、96.97mmol、1.00当量)を混合物に加え、この混合物を25℃で1.5時間、N2下で撹拌した。次に、混合物をN2雰囲気下、50℃で1時間撹拌した。TLC(DCM/MeOH=10/1)は反応が完了したことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(16.00g、95.45mmol、収率98.43%、HCl)を黒褐色油として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=2.66(d,J=7.15Hz,2H)、2.09〜2.19(m,1H)、1.17(d,J=6.53Hz,2H)、−0.18(d,J=6.65Hz,3H)、−0.27(s,3H)
工程2.エチル3−[(3−エトキシ−3−オキソ−プロピル)アミノ]ブタノエートの調製。エチル3−アミノブタノエート(10.00g、59.66mmol、11.24mL、1.00当量、HCl)のEtOH(100.00mL)中溶液に、NaOH(2.51g、62.64mmol、1.05当量)を、続いてエチルプロポ−2−エノエート(7.17g、71.59mmol、7.79mL、1.20当量)を加えた。混合物を80℃まで加熱し、80℃で16時間撹拌した。TLC(DCM:MeOH=10:1)は、出発材料が残存し、新たなスポットが現れたことを示した。混合物のpHをHCl(1N)で4に調整し、EA(200mL)で抽出した。水相のpHをNa2CO3(飽和水溶液)で〜8に調整した後、EA(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して濃縮し、標題化合物(9.00g、38.91mmol、収率65.22%)を無色油として得た。
工程3.エチル3−[tert−ブトキシカルボニル−(3−エトキシ−3−オキソ−プロピル)アミノ]ブタノエートの調製。
エチル3−[(3−エトキシ−3−オキソ−プロピル)アミノ]ブタノエート(9.00g、38.91mmol、1.00当量)及びTEA(5.51g、54.47mmol、7.55mL、1.40当量)のTHF(50.00mL)中混合物に、Boc2O(8.49g、38.91mmol、8.94mL、1.00当量)を30℃で加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。TLC(PE/EA=5/1)及びLCMSは、反応が完了したことを示した。混合物を水(30mL)中に注ぎ、1分間撹拌した。水相を酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製し、標題化合物(7.00g、21.12mmol、収率54.29%)を黄色油として得た。
工程4.1−tert−ブチル3−エチル6−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1,3−ジカルボキシレートの調製。エチル3−[tert−ブトキシカルボニル−(3−エトキシ−3−オキソ−プロピル)アミノ]ブタノエート(7.20g、21.73mmol、1.00当量)のTHF(200.00mL)中混合物に、t−BuOK(2.68g、23.90mmol、1.10当量)を、−40℃N2下で一度に加えた。混合物を−40℃で1時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を水(50mL)中に注ぎ、3分間撹拌した。水相を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色油として標題化合物(5.00g、17.52mmol、収率80.64%)を得た。LCMS:186[M−99]。
工程5.tert−ブチル3−ヒドロキシ−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。1−tert−ブチル3−エチル6−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1,3−ジカルボキシレート(5.00g、17.52mmol、1.00当量)のMeOH(30.00mL)中混合物に、N2H4・H2O(1.03g、17.52mmol、1.00mL、純度85%、1.00当量)を、30℃、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)により精製し、標題化合物(1.50g、5.92mmol、収率33.80%)を黄色固体として得た。LCMS:254[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 4.70〜4.82(m,1H)、4.58〜4.68(m,1H)、3.76〜3.89(m,1H)、2.75〜2.88(m,1H)、2.37〜2.50(m,1H)、1.49(s,9H)、1.13(d,J=6.90Hz,3H)
工程6.tert−ブチル6−メチル−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−ヒドロキシ−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(1.50g、5.92mmol、1.00当量)のPy(5.00mL)中混合物に、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(3.17g、8.88mmol、1.50当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した。TLC(PE/EA=2/1)は反応が完了したことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(150mL)で希釈し、HCl(0.5N、20mL)に注ぎ、1分間撹拌した。水相を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(100mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製し、標題化合物(1.40g、3.63mmol、収率61.37%)を黄色固体として得た。
工程7.tert−ブチル6−メチル−3−ビニル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。tert−ブチル6−メチル−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(200.00mg、519.00μmol、1.00当量)及び[トリフルオロ(ビニル)−ボラニル]カリウム(1+)(208.56mg、1.56mmol、3.00当量)のジオキサン(2.00mL)及びH2O(200.00μL)中混合物に、XPHOS−Pd−G2(クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II))(40.83mg、51.90μmol、0.10当量)及びK3PO4(330.50mg、1.56mmol、3.00当量)を、N2下で一度に加えた。反応容器を密封し、マイクロ波中で140℃にて2時間加熱した。TLC(PE/EA=2/1)は、〜10%の出発材料が残り、80%の標題化合物が検出されたことを示した。混合物を水(30mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)によって精製し、標題化合物(190.00mg、656.59μmol、収率42.17%、純度91%)を黄色油として得た。LCMS:264[M+1]。
工程8.tert−ブチル3−ホルミル−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。tert−ブチル6−メチル−3−ビニル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(400.00mg、1.52mmol、1.00当量)のTHF(40.00mL)及びH2O(8.00mL)中混合物に、NaIO4(1.30g、6.08mmol、336.79μL 4.00当量)及びOsO4(38.62mg、152.00μmol、7.88μL 0.10当量)を、20℃にて一度に加えた。混合物を20℃で3時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物をNa2SO3(飽和水溶液、20mL)でクエンチし、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色油として標題化合物(400.00g、未精製)を得た。
工程9.5−tert−ブトキシカルボニル−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸の調製。tert−ブチル3−ホルミル−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(400.00mg、未精製、1.51mmol、1.00当量)のt−BuOH(20.00mL)中混合物に、2−メチルブタ−2−エン(1PD0.56g、150.58mmol、16.00mL、99.72当量)を0℃にて滴下して加え、次に、NaH2PO4(905.85mg、7.55mmol、5.00当量)及び亜塩素酸ナトリウム(1.37g、15.10mmol、10.00当量)のH2O(10.00mL)中溶液を、0℃にて上記混合物に滴下して加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物のpHを、固体NaHCO3で〜9に調整し、水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。水層を2N HClでpH〜4まで酸性化し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥して、濾過して真空下で濃縮し、標題化合物(320.00mg、910.03μmol、収率60.27%、純度80%)を黄色固体として得た。LCMS:282[M+1]。
中間体14.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(中間体13、400.00mg、1.42mmol、1.00当量)及びN−(オキセタン−3−イルオキシ)メタンアミン(585.72mg、5.68mmol、4.00当量)のTHF(5.00mL)中混合物に、T3P(2.71g、4.26mmol、2.53mL、純度50%、3.00当量)及びTEA(7.29g、72.05mmol、9.99mL、50.74当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を50℃で12時間撹拌した。LCMSは、反応が完了し、1つのピークが検出されたことを示したが、TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は3つの新たな点を示した。残渣を水(30mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/1、50/1)の後、分取HPLC(塩基)で精製し、標題化合物(50.00mg、136.46μmol、収率9.61%)を白色固体として得た。LCMS:367[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)4.63〜5.16(m,3H)、4.09〜4.61(m,4H)、3.60〜3.94(m,2H)、3.30(s,3H)、2.85〜3.02(m,1H)、2.50〜2.66(m,1H)、1.48(s,9H)、1.13(dd,J=3.64,6.78Hz,3H)。
中間体15.tert−ブチル6−メチル−3−(メチル(オキセタン−3−イルオキシ)カルバモイル)−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。
5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(中間体13、400.00mg、1.42mmol、1.00当量)及びN−(オキセタン−3−イルオキシ)メタンアミン(585.72mg、5.68mmol、4.00当量)のTHF(5.00mL)中混合物に、T3P(2.71g、4.26mmol、2.53mL、純度50%、3.00当量)及びTEA(7.29g、72.05mmol、9.99mL、50.74当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を50℃で12時間撹拌した。LCMSは、反応が完了し、1つのピークが検出されたことを示したが、TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は3つの新たな点を示した。残渣を水(30mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/1、50/1)の後、分取HPLC(塩基)で精製し、標題化合物(160.00mg、436.67μmol、収率30.75%)を白色固体として得た。LCMS:367[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 5.11(d,J=5.14Hz,2H)、4.86(d,J=6.15Hz,3H)、4.75(dd,J=5.02、7.65Hz,2H)、4.08〜4.26(m,1H)、3.48(br.s.,3H)、2.91〜3.05(m,1H)、2.52〜2.65(m,1H)、1.49(s,9H)、1.13(d,J=6.90Hz,3H)。
中間体16.10−(tert−ブチル)4−メチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキシレート。
工程1.10−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸の調製。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(1.00g、2.84mmol、1.00当量)及びNMO(2.50g、21.30mmol、2.25mL、7.50当量)のMeCN(30.00mL)中混合物に、TPAP(199.61mg、568.00μmol、0.20当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を真空下で濃縮し、標題化合物(1.04g、未精製)を黒褐色固体として得た。LCMS:367[M+1]。
工程2.10−(tert−ブチル)4−メチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキシレートの調製。10−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(1.04g、2.84mmol、1.00当量)及びK2CO3(1.18g、8.52mmol、3.00当量)のMeCN(5.00mL)中混合物に、MeI(1.21g、8.52mmol、530.70μL 3.00当量)を25℃、N2下で一度に加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LCMSは反応物が反応されなかったことを示した。1N HClでpH3に中和した後、酢酸エチル(20mL×2)で抽出することによって、出発材料を反応混合物から回収した。続いて、再度反応させた(10−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(1.04g、2.84mmol、1.00当量)及びK2CO3(1.18g、8.52mmol、3.00当量)のMeCN(5.00mL)中混合物に、MeI(1.21g、8.52mmol、530.70μL 3.00当量)を25℃、N2下で一度に加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した)。LCMS及びTLC(酢酸エチル:石油エーテル=2:1)は、反応が完了したことを示した。残渣を水(20mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1、2/1)によって精製し、標題化合物(150.00mg、394.33μmol、収率13.88%、純度100%)を黄色油として得た。LCMS:381[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)4.79〜4.98(m,2H)、4.45〜4.75(m,3H)、3.88(s,3H)、3.54〜3.85(m,2H)、3.38(s,3H)、2.67〜2.89(m,2H)、1.49(s,9H)。
中間体17.tert−ブチル(R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル(2R)−5−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−2−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。tert−ブチル(2R)−2−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(4.00g、18.76mmol、1.00当量)のTHF(50.00mL)中溶液に、LiHMDS(1M、22.51mL、1.20当量)を−70℃で滴下して加えた。混合物を−70℃で0.5時間撹拌した。次に、シュウ酸ジエチル(3.56g、24.38mmol、3.33mL、1.30当量)を、−70℃で滴下して加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)は、出発材料が消費され、1つの新しいスポットが現れたことを示した。混合物を1N HCl(500mL)でクエンチし、酢酸エチル(300mL×5)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物(5.00g、未精製)を黄色油として得た。
工程2.5−tert−ブチル3−エチル(6R)−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートの調製。tert−ブチル(2R)−5−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−2−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(5.00g、15.96mmol、1.00当量)のEtOH(30.00mL)中溶液に、NH2NH2.H2O(939.75mg、15.96mmol、912.38μL純度85%、1.00当量)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)は、出発材料が消費され、1つの主要なスポットが現れたことを示した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA:20%〜60%)で濃縮し、標題化合物(3.60g、11.64mmol、収率72.91%)を黄色固体として得た。
工程3.(6R)−5−tert−ブトキシカルボニル−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸の調製。5−tert−ブチル3−エチル(6R)−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(3.60g、11.64mmol、1.00当量)のTHF(30.00mL)中溶液に、NaOH(930.95mg、23.27mmol、2.00当量)のH2O(7.00mL)中溶液を加えた。混合物を50℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)は、出発材料が消費され、より高い極性を有する1つの主要なスポットが現れたことを示した。1N HClを用いて、混合物のpHを5〜6に調整した。混合物を酢酸エチル(300mL)及びH2O(100mL)で希釈した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥して濾過した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物(3.00g、10.66mmol、収率91.62%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=4.93(d,J=17.24Hz,1H)、4.68〜4.75(m,1H)、4.04(d,J=16.51Hz,1H)、2.82(dd,J=6.05,15.96Hz,1H)、2.52(d,J=15.89Hz,1H)、1.39(s,9H)、1.02(d,J=6.97Hz,3H)。
工程4.tert−ブチル(6R)−3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。(6R)−5−tert−ブトキシカルボニル−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(2.70g、9.60mmol、1.00当量)及びN−メチルヒドロキシルアミン(2.40g、28.79mmol、3.00当量、HCl)のDMF(20.00mL)中溶液に、HOBt(1.95g、14.40mmol、1.50当量)、PyBOP(7.49g、14.40mmol、1.50当量)及びDIEA(6.20g、47.99mmol、8.38mL、5.00当量)を加えた。混合物を30℃で3時間撹拌した。TLC(DCM:MeOH=10:1)は、出発材料が消費され、1つの主要なスポットが現れたことを示した。混合物を酢酸エチル(150mL×3)及びH2O(150mL)で抽出した。合わせた有機層をH2O(150mL×2)、1N HCl(80mL)及び飽和Na2CO3(50mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル:60%〜100%)で精製し、標題化合物(2.00g、6.44mmol、収率67.13%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=5.06(d,J=13.82Hz,1H)、4.78〜4.84(m,1H)、4.20(brs,1H)、3.40(brs,3H)、2.93(dd,J=5.93、15.71Hz,1H)、2.63(d,J=15.89Hz,1H)、1.50(s,9H)、1.14(d,J=6.85Hz,3H)。
工程5.tert−ブチル(R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル(6R)−3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−6−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(2.00g、6.44mmol、1.00当量)のDMF(20.00mL)中溶液に、Cs2CO3(6.30g、19.32mmol、3.00当量)を、続いて1,2−ジブロモエタン(1.81g、9.66mmol、728.81μL 1.50当量)及びTBAI(238.03mg、644.00μmol、0.10当量)を加えた。混合物を50℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=0:1)は、出発材料が消費され、1つの主要なスポットが現れたことを示した。混合物を酢酸エチル(20mL×2)及びH2O(20mL)で抽出した。合わせた有機層をH2O(20mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=50%〜100%)で精製し、標題化合物(1.50g、4.19mmol、収率65.09%、純度94%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.73〜5.06(m,1H)、4.38〜4.52(m,1H)、4.21〜4.36(m,1H)、4.11(d,J=17.48Hz,1H)、3.21(s,3H)、2.84〜2.93(m,1H)、2.51(d,J=15.77Hz,1H)、1.41(s,10H)、1.06(d,J=6.97Hz,3H)。
中間体18.tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
(R)−5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(中間体13、2.30g、7.41mmol、1.00当量)のDMF(20.00mL)溶液中に、Cs2CO3(7.24g、22.23mmol、3.00当量)を、続いて3−ブロモオキセタン(1.32g、9.63mmol、1.30当量)及びTBAI(273.74mg、741.00μmol、0.10当量)を加えた。混合物を75℃で4時間撹拌した。LCMSは、70%の所望の生成物を示した。混合物を酢酸エチル(20mL×2)及びH2O(20mL)で抽出した。合わせた有機層をH2O(20mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=50%〜100%)で精製し、純度85%の1.8gの所望の生成物を得た。1.5gを、分取HPLC(FA)で再度精製し、1.1gの純粋な所望の生成物を得て、これをSFCによって分離して、両ジアステレオマー(420mg)及び(470mg)を得た。
SFC分離条件:機器:SFC Thar_80_Q;カラム:OD−10μm;移動相:AとしてCO2、Bとしてイソプロパノール(0.1%アンモニア);アイソクラチック:B20%;流量:50mL/分;背圧:10MPa(100bar);カラム温度:35℃;波長:220nm。
中間体19.2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート。
2,2−ジフルオロエタノール(500.00mg、6.09mmol、1.00当量)及びDIPEA(945.08mg、7.31mmol、1.28mL、1.20当量)のDCM(5.00mL)中溶液に、Tf2O(1.89g、6.70mmol、1.11mL、1.10当量)を、0℃、N2下で加え、混合物を10℃で3時間撹拌した。出発材料は低い沸点を有し、反応は検出されなかった。混合物をDCM(10mL)で希釈し、水(20mL×2)及びブライン(20mL×1)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過した。DMF(1mL)を添加した。得られた混合物を真空下で濃縮すると、(2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(5.68mmol、1mL)のDMF溶液が得られ、これを次工程で直接用いた。
中間体20.2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート。
2,2,2−トリフルオロエタノール(2.09g、20.84mmol、1.50mL、1.00当量)及びDIPEA(3.23g、25.01mmol、4.36mL、1.20当量)のDCM(10.00mL)中溶液に、Tf2O(6.47g、22.92mmol、3.78mL、1.10当量)を、0℃、N2下で加え、混合物を10℃で3時間撹拌した。出発材料は低い沸点を有し、反応は検出されなかった。混合物をDCM(10mL)で希釈し、水(20mL×2)及びブライン(20mL×1)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過した。DMF(1.00mL)を添加した。得られた混合物を真空下で濃縮すると、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(14.19mmol、1mL)のDMF溶液が得られ、これを次工程で直接用いた。
中間体21.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−(メチル−d3)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.[tert−ブトキシカルボニル(トリジュウテリオメチル)アミノ]tert−ブチルカーボネートの調製。(tert−ブトキシカルボニルアミノ)tert−ブチルカーボネート(100.00mg、428.71μmol、1.00当量)、CD3I(138.04mg、857.42μmol、2.00当量)及びK2CO3(88.88mg、643.07μmol、1.50当量)のDMF(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を50℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を水(5mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(3mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮し、標題化合物(100.00mg、399.50μmol、収率93.19%)を無色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程2.N−(トリジュウテリオメチル)ヒドロキシルアミンの調製。[tert−ブトキシカルボニル(トリジュウテリオメチル)アミノ]tert−ブチルカーボネート(100.00mg、399.50μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物に、TFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、67.62当量)を加えた。混合物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮すると、(65.56mg、399.51μmol、収率100.00%、TFA)が黄色油として得られ、これを次工程で直接用いた。
工程3.tert−ブチル3−[ヒドロキシ(トリジュウテリオメチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(100.00mg、374.14μmol、1.00当量)、N−(トリジュウテリオメチル)ヒドロキシルアミン(61.40mg、374.14μmol、1.00当量、TFA)、T3P(357.13mg、1.12mmol、333.77μL 3.00当量)及びTEA(189.30mg、1.87mmol、259.32μL 5.00当量)のTHF(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を15℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を氷水(5mL)に注ぎ、5分間撹拌した。次に、この混合物を真空下で濃縮し、残渣を得た。水相のpHを、希塩酸(1N)を加えることによって6付近に調整し、酢酸エチル(3mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥して、濾過して真空下で濃縮し、標題化合物(75.00mg、238.02μmol、収率63.62%、純度95%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 4.62(s,2H)3.71(d,J=4.16Hz,2H)2.70〜2.78(m,2H)1.48(d,J=3.42Hz,9H)。LCMS:300[M+1]。
工程4.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−(メチル−d3)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル3−[ヒドロキシ(トリジュウテリオメチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(75.00mg、250.55μmol、1.00当量)、3−ブロモオキセタン(41.18mg、300.66μmol、1.20当量)、TBAI(9.25mg、25.06μmol、0.10当量)及びCs2CO3(122.45mg、375.83μmol、1.50当量)のDMF(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を70℃にて3時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、2つの新たなスポットが現れたことを示した。混合物を水(5mL)に注ぎ、10分間撹拌した。水相を酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(DCM/MeOH=10/1)で精製すると、標題化合物(41.00mg、98.06μmol、収率39.14%、純度85%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 4.47〜4.72(m,4H)4.31〜4.43(m,1H)3.59〜3.95(m,4H)2.77(br.s.,2H)1.49(s,9H)。LCMS:356[M+1]。
中間体22.10−(tert−ブチル)4−メチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキシレート。
工程1.10−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸の調製。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(中間体1、1.00g、2.84mmol、1.00当量)及びNMO(2.50g、21.30mmol、2.25mL、7.50当量)のMeCN(30.00mL)中混合物に、TPAP(199.61mg、568.00μmol、0.20当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(1.04g、未精製)を黒褐色固体として得た。LCMS:367[M+1]。
工程2.10−tert−ブチル4−メチル2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキシレートの調製。10−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(1.04g、未精製、2.84mmol、1.00当量)及びK2CO3(1.18g、8.52mmol、3.00当量)のMeCN(20.00mL)中混合物に、MeI(1.21g、8.52mmol、530.70μL 3.00当量)を25℃、N2下で一度に加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LCMSは反応物が反応しなかったことを示した。出発材料を回収し、反応混合物をHCl(1N、水溶液)でpH=3に中和した後、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を、Na2SO4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。再び反応を行った。回収した出発材料及びK2CO3(1.18g、8.52mmol、3.00当量)のMeCN(20.00mL)中溶液に、MeI(1.21g、8.52mmol、530.70μL 3.00当量)を25℃、N2下で一度に加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LCMS及びTLC(EA/PE=2/1)により、反応が完了し、45%の標題の化合物が検出されたことが示された。残渣を水(20mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1、2/1)によって精製し、標題化合物(150.00mg、394.33μmol、収率13.88%、純度100%)を黄色油として得た。LCMS:381[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)4.79〜4.98(m,2H)、4.45〜4.75(m,3H)、3.88(s,3H)、3.54〜3.85(m,2H)、3.38(s,3H)、2.67〜2.89(m,2H)、1.49(s,9H)。
中間体23.tert−ブチル9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル4−オキソピリジン−1−カルボキシレートの調製。ピリジン−4−オール(5.00g、52.58mmol、1.00当量)のt−BuOH(250.00mL)中溶液に、NaH(2.73g、68.35mmol、純度60%、1.30当量)をN2下で追加し、この混合物を、混合物がスラリーに変わるまで温水浴中で50℃に加温した。(Boc)2O(14.92g、68.35mmol、15.71mL、1.30当量)のt−BuOH(100.00mL)中溶液を滴下して加え、混合物を30℃で16時間撹拌した。TLCは、50%のピリジン−4−オールが残り、より低い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応混合物を水(200mL)でクエンチし、10% HClでPH=7まで酸性化した後、酢酸エチル(300mL×3)で抽出し、合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。標題化合物(2.90g、14.86mmol、収率28.25%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.03〜8.09(m,2H)6.25〜6.33(m,2H)1.61(s,9H)。
工程2.tert−ブチル4−オキソ−2−ビニル−2,3−ジヒドロピリジン−1−カルボキシレートの調製。tert−ブチル4−オキソピリジン−1−カルボキシレート(5.80g、29.71mmol、1.00当量)及びTMSCl(9.68g、89.13mmol、11.26mL、3.00当量)のTHF(50.00mL)中混合物に、ブロモ(ビニル)マグネシウム(1M、44.57mL、1.50当量)を、N2下−78℃にて滴下して加えた。反応混合物を10℃に加温し、10℃で2時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、より低い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応を、NH4Cl水溶液(120mL)でクエンチした後、酢酸エチル(150mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(4.60g、20.19mmol、収率67.96%、純度98%)を黄色油として得た。LCMS:224[M+1]。
工程3.tert−ブチル4−オキソ−2−ビニル−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。tert−ブチル4−オキソ−2−ビニル−2,3−ジヒドロピリジン−1−カルボキシレート(4.60g、20.60mmol、1.00当量)のAcOH(30.00mL)中溶液に、Zn(6.74g、103.00mmol、5.00当量)をN2下で加え、反応混合物を70℃で4時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、より低い極性を有する2つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応混合物を濾過し、濾液を酢酸エチル(200mL)で希釈して、NaHCO3水溶液(100mL×3)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥して、濾過して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(3.05g、13.40mmol、収率65.06%、純度99%)を黄色油として得た。LCMS:170[M−56+1]。
工程4.tert−ブチル5−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−2−ビニル−ピペリジン−1−カルボキシレートの調製。三つ口丸底フラスコを−78℃に冷却し、LiHMDS(1M、11.54mL、1.30当量)をN2下で加えた後、tert−ブチル4−オキソ−2−ビニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.00g、8.88mmol、1.00当量)のTHF(15.00mL)中溶液を滴下して加え、反応混合物を−78℃で30分間N2下で撹拌した。次に、シュウ酸ジエチル(1.56g、10.66mmol、1.46mL、1.20当量)のTHF(10.00mL)中溶液を滴下して加えた。追加後、反応混合物を−78℃で30分間、次いで10℃で更に2時間撹拌した。TLCは、tert−ブチル4−オキソ−2−ビニル−ピペリジン−1−カルボキシレートが完全に消費され、より高い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応混合物を、NH4Cl水溶液(100mL)でクエンチした後、酢酸エチル(150mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、黄色油として標題化合物(2.00g、未精製)を得て、更に精製せずに次工程に直接用いた。
工程5.5−tert−ブチル3−エチル6−ビニル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートの調製。tert−ブチル5−(2−エトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−2−ビニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.00g、6.15mmol、1.00当量)のEtOH(20.00mL)中溶液に、NH2NH2 .H2O(289.76mg、4.92mmol、281.32μL純度85%、0.80当量)のEtOH(2.00mL)中溶液を滴下して加えた。この反応混合物を10℃で1時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。反応混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈して、水(80mL×2)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(1.30g、3.92mmol、収率63.74%、純度97%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=5.71(ddd,J=17.32、10.54,4.89Hz,1H)5.04〜5.18(m,3H)4.09〜4.44(m,4H)2.98〜3.05(m,2H)1.51(s,9H)1.38(t,J=7.09Hz,3H);LCMS:322[M+1]。
工程6.5−tert−ブチル3−エチル6−エチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートの調製。5−tert−ブチル3−エチル6−ビニル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(1.50g、4.67mmol、1.00当量)のMeOH(60.00mL)中溶液に、Pd/C(200.00mg、純度10%)をN2下で追加し、この懸濁液を真空下で脱ガスしてH2で3回パージし、混合物を、H2(15psi)下、10℃にて16時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮すると、標題化合物(1.42g、4.22mmol、収率90.26%、純度96%)を黄色固体として得て、これを別のバッチ(187mg)と合わせてSFCで分離し、エナンチオマー対(E1:0.76g、及びE2:0.77g)を得た。
SFC分離条件:機器:SFC Thar_80_Q;カラム:IC−10μm;移動相:AとしてCO2、Bとしてメタノール(0.1%アンモニア);アイソクラチック:B25%;流量:55mL/分;背圧:10MPa(100bar);カラム温度:35℃;波長:220nm。
E1:1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.92〜5.25(m,1H)4.47〜4.76(m,1H)4.32〜4.45(m,2H)3.95〜4.18(m,1H)2.95(dd,J=16.02,5.99Hz,1H)2.74(d,J=16.02Hz,1H)1.43〜1.54(m,11H)1.39(t,J=7.09Hz,3H)0.90(t,J=7.34Hz,3H)。
E2:1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.97〜5.25(m,1H)4.46〜4.75(m,1H)4.28〜4.45(m,2H)3.95〜4.18(m,1H)2.89〜3.01(m,1H)2.76(d,J=16.02Hz,1H)1.42〜1.57(m,11H)1.38(t,J=7.09Hz,3H)0.87〜0.94(m,3H)。
工程7.5−tert−ブトキシカルボニル−6−エチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸の調製。5−tert−ブチル3−エチル6−エチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(750.00mg、2.32mmol、1.00当量)のMeOH(15.00mL)中溶液に、NaOH(139.20mg、3.48mmol、1.50当量)のH2O(3.00mL)中溶液を加え、反応混合物を50℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。希HCl(1N、15mL)を加えることによって、反応混合物のpHを6付近に調整した。得られた混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、白色固体として標題化合物(630.00g、未精製)を得て、更に精製せずに次工程に直接用いた。LCMS:296[M+1]。
工程8.tert−ブチル6−エチル−3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの調製。5−tert−ブトキシカルボニル−6−エチル−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(600.00mg、2.03mmol、1.00当量)及びN−メチルヒドロキシルアミン(339.09mg、4.06mmol、2.00当量、HCl)のDMF(8.00mL)中混合物に、PyBOP(1.27g、2.44mmol、1.20当量)、HOBt(329.15mg、2.44mmol、1.20当量)及びDIPEA(1.05g、8.12mmol、1.42mL、4.00当量)を加え、反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、約40%の所望の化合物が検出されたことを示した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈して、水(50mL×3)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(560.00g、1.55mmol、収率76.54%、純度90%)を白色固体として得た。LCMS:325[M+1]。
工程9.tert−ブチル9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル6−エチル−3−[ヒドロキシ(メチル)カルバモイル]−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(500.00mg、1.54mmol、1.00当量)及び3−ブロモオキセタン(253.14mg、1.85mmol、1.20当量)のDMF(3.00mL)中混合物に、Cs2CO3(752.64mg、2.31mmol、1.50当量)及びTBAI(56.88mg、154.00μmol、0.10当量)を加え、反応混合物を55℃で4時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL×3)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(430.00g、1.13mmol、収率73.39%)を白色固体として得た。LCMS:381[M+1]。
中間体24.(9R)−10−(tert−ブトキシカルボニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。
工程1.(9R)−10−tert−ブトキシカルボニル−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸の調製。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(中間体18、500.00mg、1.36mmol、1.00当量、SFCにより分離されたジアステレオマー)及びNMO(1.19g、10.20mmol、1.08mL、7.50当量)の溶液MeCN(10.00mL)中溶液に、TPAP(119.49mg、340.00μmol、0.25当量)を加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の質量が主であったことを示した。混合物を水(20mL)中に注ぎ、tert−ブチルメチルエーテル(10mL)で洗浄し、水層を0.5N HClによってpH〜3に酸性化して、DCM(20mL×2)で抽出し、有機層をブライン(10mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮すると、標題化合物(520.00mg、未精製)が黒褐色固体として得られた。LCMS:381[M+1]。
中間体25.tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルカルバモイル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
(9R)−10−(tert−ブトキシカルボニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(中間体24、256.00mg、672.99μmol、1.00当量、SFCにより分離されたジアステレオマー)、メタンアミン(227.20mg、3.36mmol、5.00当量、HCl)、T3P(856.53mg、1.35mmol、800.50μL純度50%、2.00当量)、TEA(681.00mg、6.73mmol、932.88μL 10.00当量)のTHF(10.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を70℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥して、濾過して真空下で濃縮し、標題化合物(220.00mg、525.62μmol、収率78.10%、純度94%)を黒褐色固体として得た。LCMS:394[M+1]。
中間体26.10−(tert−ブトキシカルボニル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。
tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、400.00mg、1.14mmol、1.00当量)及びNMO(1.00g、8.55mmol、902.37μL 7.50当量)のMeCN(20.00mL)中溶液に、TPAP(100.16mg、285.00μmol、0.25当量)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した。混合物を水(40mL)に注ぎ、tert−ブチルメチルエーテル(20mL)で洗浄し、水層を0.5N HClによってpH=3に酸性化して、DCM(40mL×2)で抽出した。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮し、褐色油として標題化合物(550.00g、未精製)を得た。LCMS:367[M+1]。
中間体27.tert−ブチル4−((2,2−ジフルオロエチル)(メチル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
10−(tert−ブトキシカルボニル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(中間体26、340.00mg、928.02μmol、1.00当量)、3−ピコリン(259.28mg、2.78mmol、270.08μL 3.00当量)及び2,2−ジフルオロ−N−メチル−エタンアミン(244.16mg、1.86mmol、2.00当量、HCl)のMeCN(10.00mL)中混合物に、MsCl(212.61mg、1.86mmol、143.66μL 2.00当量)を0℃で加えた。混合物を25℃にて1時間、N2下で撹拌した。混合物のpHを1N HClで6に調整した後、H2O(30mL)で希釈し、酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1/1)によって精製し、標題化合物(290.00mg、634.36μmol、収率68.36%、純度97%)を白色固体として得た。
LCMS:444[M+1]。
中間体28.tert−ブチル4−(アジドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、500.00mg、1.42mmol、1.00当量、SFCにより分離された単一のエナンチオマー)、TEA(574.76mg、5.68mmol、787.34μL 4.00当量)のDCM(10.00mL)中混合物に、MsCl(487.98mg、4.26mmol、329.72μL 3.00当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を15℃にて3時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を氷水(40mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色固体として標題化合物(611.00g、未精製)を得た。LCMS:431[M+1]
工程2.tert−ブチル4−(アジドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(611.00mg、1.42mmol、1.00当量)、NaN3(553.63mg、8.52mmol、6.00当量)のDMF(10.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を70℃で16時間、N2雰囲気で撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(30mL×3)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1:1)によって精製し、標題化合物(500.00mg、1.26mmol、収率88.63%、純度95%)を無色油として得た。LCMS:378[M+1]。
中間体29.tert−ブチル(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
工程1.tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、3.00g、8.19mmol、1.00当量)、TEA(4.14g、40.95mmol、5.67mL、5.00当量)のDCM(40.00mL)中混合物に、MsCl(3.75g、32.76mmol、2.53mL、4.00当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃にて3時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を氷水(50mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(40mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1:2)によって精製し、標題化合物(3.40g、7.34mmol、収率89.66%、純度96%)を白色固体として得た。LCMS:445[M+1]。
工程2.tert−ブチル(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレートの調製。tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8、9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(1.20g、2.70mmol、1.00当量)、NaN3(877.53mg、13.50mmol、5.00当量)のDMF(20.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を70℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、〜10%の出発材料と、〜85%の所望の生成物を示した。NaN3(351.01mg、5.40mmol、2.00当量)を混合物に加え、混合物を70℃で更に5時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を酢酸エチル(60mL)で希釈し、ブライン(100mL×3)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物(1.24g、未精製)を黄色固体として得た。LCMS:392[M+1]
中間体30.tert−ブチル(9R)−4−(アミノメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。
tert−ブチル(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体29、1.06g、2.71mmol、1.00当量)、PPh3(1.42g、5.42mmol、2.00当量)のTHF(12.00mL)及びH2O(2.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜0:1)によって精製し、標題化合物(827.00mg、2.20mmol、収率81.00%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:366[M+1]
化合物001:N−(3−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル3−[メチル(オキセタン−3−イルオキシ)カルバモイル]−1,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(中間体1、244.00mg、692.41μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物に、TFA(2.31g、20.26mmol、1.50mL、29.26当量)を加えた後、混合物を30℃で1時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を真空下で濃縮すると、標題化合物(253.00mg、690.71μmol、収率99.75%、TFA)が黄色油として得られ、これを次工程で直接用いた。LCMS:253[M+1]。
工程2.N−(3−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。N−メチル−N−(オキセタン−3−イルオキシ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボキサミド(50.00mg、136.50μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−ブロモフェニル)カルバメート(39.88mg、136.50μmol、1.00当量)、TEA(20.72mg、204.75μmol、28.38μL 1.50当量)のDCM(2.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、所望の質量が検出されたことを示した。混合物を水(5mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(3mL×3)により抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(25.00mg、54.96μmol、収率40.27%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS:450/452[M+1]。1H NMR(400MHz、MeOD)7.68(s,1H)、7.33〜7.35(m,1H)、7.15〜7.17(m,2H)、4.86(s,2H)、4.53〜4.73(m,2H)、4.35〜4.37(m,1H)、3.82〜3.84(m,2H)、3.71〜3.73(m,1H)、3.66〜3.67(m,1H)、3.32(s,3H)、2.81〜2.84(m,2H)。
化合物002、003、004、005、006、007、008、009、010、011、012、013、014、015、016、017、018、020、021、022、023、024、025、026、027、028、029、030、031、032、033、034、及び035を、化合物001と同様の方法で調製した。
化合物002:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(m−トリル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):386.2
化合物003:N−(2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):424.1、
化合物004:N−(3−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):468.1。
化合物005:N−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):408.1。
化合物006:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):426.1。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.24(dd,J=10.29,6.53Hz,2H)4.71(s,2H)4.48〜4.62(m,2H)4.32〜4.41(m,1H)3.82(t,J=4.89Hz,2H)3.70〜3.77(m,1H)3.62〜3.68(m,1H)3.31〜3.33(m,3H)2.82(t,J=5.77Hz,2H)。
化合物007:N−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):442.1。
化合物008:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):440.1。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.82(s,1H)7.66(d,J=8.03Hz,1H)7.46(t,J=8.03Hz,1H)7.31(d,J=7.53Hz,1H)4.77(s,2H)4.51〜4.64(m,2H)4.33〜4.43(m,1H)3.82〜3.93(m,2H)3.63〜3.81(m,2H)3.33〜3.36(m,3H)2.86(t,J=5.77Hz,2H)。
化合物009:N−(3−エチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):400.2。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.22(s,1H)7.17(m,2H)6.88(m,1H)4.73(s,2H)4.50〜4.63(m,2H)4.31〜4.41(m,1H)3.80〜3.89(m,2H)3.70〜3.77(m,1H)3.62〜3.69(m,1H)3.31〜3.34(m,3H)2.83(t,J=5.65Hz,2H)2.61(q,J=7.53Hz,2H)1.22(t,J=7.65Hz,3H)
化合物010:N−(3−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):486.0。
化合物011:N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):458.1。
化合物011_E1:(S*)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):458。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.68(dd,J=2.8、6.0Hz,1H)、7.56〜7.64(m,1H)、7.15(t,J=9.3Hz,1H)、6.63(s,1H)、4.74(d,J=3.4Hz,2H)、4.54〜4.65(m,2H)、4.39〜4.48(m,1H)、3.84〜3.96(m,3H)、3.72〜3.83(m,1H)、3.35(s,3H)、2.89(t,J=5.8Hz,2H)、1.92(brs,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物011_E2:(R*)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):458。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.66(dd,J=6.09、2.70Hz,1H)7.55〜7.61(m,1H)7.13(t,J=9.41Hz,1H)6.64(s,1H)4.72(s,2H)4.51〜4.62(m,2H)4.37〜4.46(m,1H)3.75〜3.93(m,4H)3.33(s,3H)2.86(t,J=5.71Hz,2H)2.02(br.s.,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物012:N−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):440.0。
化合物013:N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):442.11H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.60(t,J=7.91Hz,1H)7.19(t,J=9.66Hz,1H)4.73(s,2H)4.49〜4.63(m,2H)4.30〜4.44(m,1H)3.84(s,2H)3.61〜3.78(m,2H)3.33〜3.39(m,3H)2.83(t,J=5.65Hz,2H)。
化合物014:N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):486.0。
化合物015:N−(3−ブロモ−4,5−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):486.0。
化合物016:N−(2,5−ジメチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):400.2。
化合物017:N−(5−ブロモ−2−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):464.1。
化合物018:N−(5−ブロモ−4−フルオロ−2−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):482.0。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.42(d,J=6.78Hz,1H)7.09(d,J=9.54Hz,1H)4.74(s,2H)4.50〜4.64(m,2H)4.34〜4.44(m,1H)3.84(t,J=5.14Hz,2H)3.71〜3.78(m,1H)3.63〜3.69(m,1H)3.32(m,3H)2.83(t,J=5.52Hz,2H)2.19(s,3H)。
化合物019:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−N−(3−メチルシクロヘキシル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、200.00mg、567.55μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中混合物に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、23.80当量)を加えた後、混合物を15℃で30分間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、主要な所望の生成物を示した。混合物を真空下で濃縮すると、標題化合物(207.00mg、565.13μmol、収率99.57%、TFA)が黄色油として得られ、これを次工程で直接用いた。
工程2:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−N−(3−メチルシクロヘキシル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。3−メチルシクロヘキサンアミン(30.00mg、235.79μmol、1.00当量、HCl)及びTEA(146.00mg、1.44mmol、200.00μL 9.25当量)のDCM(2.0mL)中混合物に、トリホスゲン(46.27mg、155.92μmol、1.00当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で12分間撹拌した。次に、4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(50.00mg、136.50μmol、0.5当量、TFA)及びTEA(100.00μL 3.06当量)を反応に加えた。混合物を25℃で12分間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。溶媒を真空下で蒸発させた。残渣のpHを6に調整して、分取HPLC(FA)によって精製し、標題化合物を得た。LCMS(M+1):392.2。
化合物020:4−(ヒドロキシメチル)−N−(3−ヨードフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):498.0。
化合物021:N−(3−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):422。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=ppm7.58〜7.63(m,1H)7.48(s,1H)7.37(t,J=7.84Hz,1H)7.15〜7.22(m,1H)6.79(s,1H)6.61(s,1H)6.47(s,1H)4.73(s,2H)4.49〜4.60(m,2H)4.42(s,1H)3.70〜3.95(m,4H)3.31(s,3H)2.86(s,2H)2.24〜2.52(m,1H)。
化合物022:N−(3−クロロ−4−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:492。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.84(dd,J=6.02、2.64Hz,1H)7.52(dd,J=5.21、2.57Hz,1H)6.76(s,1H)4.71(d,J=3.89Hz,2H)4.56(d,J=13.30Hz,2H)4.43(s,1H)3.86(dd,J=7.15、5.52Hz,4H)3.33(s,3H)2.87(t,J=5.71Hz,2H)1.89〜2.11(m,1H)。
化合物023:N−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:458/460。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.05(dd,J=9.35、5.21Hz,1H)7.09(t,J=8.78Hz,1H)6.97(s,1H)4.73〜4.82(m,2H)4.51〜4.62(m,2H)4.36〜4.46(m,1H)3.75〜3.93(m,4H)3.33(s,3H)2.89(t,J=5.71Hz,2H)1.94(brs,1H)。
化合物024:N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:458。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.88〜8.01(m,1H)、7.23(dd,J=1.9、9.1Hz,1H)、6.70(d,J=3.1Hz,1H)、4.76(s,2H)、4.51〜4.65(m,2H)、4.34〜4.48(m,1H)、3.72〜3.96(m,4H)、3.34(s,3H)、2.89(t,J=5.7Hz,2H)。
化合物025:N−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:474/4761H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.75(d,J=2.38Hz,1H)7.60(dd,J=8.72,2.45Hz,1H)7.41(d,J=8.66Hz,1H)6.74(s,1H)4.72(s,2H)4.51〜4.61(m,2H)4.37〜4.47(m,1H)3.77〜3.93(m,4H)3.32(s,3H)2.86(t,J=5.71Hz,2H)2.04(d,J=15.06Hz,1H)。
化合物026:N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:420。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.51(d,J=1.8Hz,1H)、7.12〜7.20(m,2H)、6.48(s,1H)、4.72(s,2H)、4.51〜4.64(m,2H)、4.35〜4.47(m,1H)、3.74〜3.97(m,4H)、3.34(s,3H)、2.87(t,J=5.7Hz,2H)、2.33(s,3H)、1.98(brs,1H)。
化合物027:N−(4,5−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):458/460。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.25〜8.38(m,1H)、7.21(d,J=10.54Hz,1H)、6.61〜6.69(m,1H)、4.74(s,2H)、4.51〜4.63(m,2H)、4.35〜4.47(m,1H)、3.86(d,J=16.06Hz,4H)、3.33(s,3H)、2.88(t,J=5.77Hz,2H)、1.81〜1.92(m,1H)。
化合物028:N−(3−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:442。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.30〜7.40(m,1H)7.19〜7.24(m,1H)6.39〜6.74(m,1H)4.69(d,J=2.38Hz,2H)4.50〜4.62(m,2H)4.36〜4.48(m,1H)3.72〜3.95(m,4H)3.33(s,3H)2.86(t,J=5.58Hz,2H)1.81〜1.99(m,1H)。
化合物028_E1:(S*)−N−(3−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):442。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.33(ddd,J=2.8、6.4、12.0Hz,1H)、7.21(td,J=2.4、5.2Hz,1H)、6.74(brs,1H)、4.69(s,2H)、4.49〜4.62(m,2H)、4.37〜4.47(m,1H)、3.71〜3.92(m,4H)、3.31(s,3H)、2.84(t,J=5.6Hz,2H)、2.28(s,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物029:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(3−(ペンタフルオロ−16−スルファニル)フェニル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:498。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.86(t,J=1.94Hz,1H)7.60(d,J=8.03Hz,1H)7.34〜7.45(m,2H)6.80(brs,1H)4.74(s,2H)4.51〜4.61(m,2H)4.38〜4.47(m,1H)3.74〜3.94(m,4H)3.32(s,3H)2.87(t,J=5.77Hz,2H)2.13(brs,1H)。
化合物030:N−(3−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):406。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.51(s,1H)、7.16〜7.25(m,2H)、7.01(m,1H)、6.69(s,1H)、4.70(s,2H)、4.49〜4.60(m,2H)、4.36〜4.45(m,1H)、3.70〜3.93(m,4H)、3.31(s,3H)、2.85(t,J=8.0Hz,2H)、2.40(s,1H)。
化合物031_E1:(S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):424。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.55(dd,J=4.0、8.0Hz,1H)、7.15〜7.23(m,1H)、6.99〜7.08(m,1H)、6.69(s,1H)、4.69(s,2H)、4.60〜4.49(m,2H)、4.36〜4.46(m,1H)、3.71〜3.92(m,4H)、3.29〜3.34(m,3H)、2.84(t,J=8.0Hz,2H)、2.42(s,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物031_E2:(R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):424。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.56〜7.58(dd,J=6.53、2.64Hz,1H)7.17〜7.20(dt,J=8.88、3.40Hz,1H)7.03〜7.08(m,1H)6.49(s,1H)4.57〜4.70(s,2H)4.52〜4.54(m,2H)4.40〜4.42(m,1H)3.79〜3.89(m,4H)3.32(s,3H)2.84〜2.87(t,J=5.77Hz,2H)1.89〜1.94(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物032_E1:(S*)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):468/470。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.68(dd,J=4.0、8.0Hz,1H)、7.22〜7.26(m,1H)、7.03(t,J=8.0Hz,1H)、6.69(s,1H)、4.69(s,2H)、4.49〜4.61(m,2H)、4.36〜4.45(m,1H)、3.71〜3.92(m,4H)、3.31(s,3H)、2.84(t,J=8.0Hz,2H)、2.42(s,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物033_E1:(S*)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):469/471。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.10〜8.18(m,1H)、8.06(d,J=5.52Hz,1H)、6.99〜7.10(m,1H)、4.76(s,2H)、4.50〜4.62(m,2H)、4.37〜4.46(m,1H)、3.71〜3.95(m,4H)、3.32(s,3H)、2.89(t,J=5.71Hz,2H)、2.20(d,J=19.58Hz,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物034_E1:(S*)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):415。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.75(dd,J=4.0、8.0Hz,1H)、7.55〜7.62(m,1H)、7.14(t,J=8.0Hz,1H)、6.73(s,1H)、4.71(d,J=4.0Hz,2H)、4.51〜4.62(m,2H)、4.37〜4.47(m,1H)、3.74〜3.94(m,4H)、3.33(s,3H)、2.86(t,J=8.0Hz,2H)、2.02(s,1H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物035_E1:(S*)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):404。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.22(dd,J=4.0、8.0Hz,1H)、7.05〜7.12(m,1H)、6.91(t,J=8.0Hz,1H)、6.57(s,1H)、4.69(s,2H)、4.48〜4.59(m,2H)、4.35〜4.43(m,1H)、3.68〜3.92(m,4H)、3.29(s,3H)、2.83(t,J=5.6Hz,2H)、2.66(brs,1H)、2.23(d,J=1.6Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物038_E1:(S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4Hピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物031_E1、20.00mg、47.19μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)中溶液に、DAST(45.64mg、283.14μmol、37.41μL 6.00当量)を、−30℃、N2下で加え、反応混合物を10℃で2時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、より低い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応混合物を水(10mL)でクエンチした後、DCM(20mL×3)で抽出し、合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣を分取TLCと、その後の分取HPLC(FA)によって精製し、表題化合物を白色固体として得た。
LCMS(M+1):426/428。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.58(dd,J=6.53、2.63Hz,1H)7.15〜7.22(m,1H)7.03〜7.10(m,1H)6.45(s,1H)4.53〜4.73(m,6H)4.42(dd,J=14.43、6.78Hz,1H)3.81〜3.91(m,2H)3.33(s,3H)2.87(t,J=5.71Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物036、037、039、040、041、042、043、及び044を、化合物038と同様の方法で調製した。
化合物036:4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:442[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.72(s,1H)7.59(d,J=7.53Hz,1H)7.41(t,J=7.91Hz,1H)7.30(d,J=7.78Hz,1H)6.71(s,1H)4.54〜4.76(m,6H)4.42(dd,J=14.43、6.90Hz,1H)3.81〜3.94(m,2H)3.33(s,3H)2.88(t,J=5.77Hz,2H)。
化合物037_E1:(S*)−N−(3−クロロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):408/410。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.52〜7.55(m,1H)7.18〜7.25(m,2H)7.00〜7.05(m,1H)6.49(s,1H)4.54〜4.73(m,6H)4.42(dd,J=14.49、6.84Hz,1H)3.82〜3.91(m,2H)3.33(s,3H)2.87(t,J=5.77Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物039_E1:(S*)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):460。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.57〜7.61(m,1H)、7.47〜7.54(m,1H)、7.06(t,J=9.4Hz,1H)、6.46(s,1H)、4.57〜4.67(m,4H)、4.45〜4.56(m,2H)、4.34(dd,J=6.9、14.5Hz,1H)、3.80(q,J=5.7Hz,2H)、3.25(s,3H)、2.80(t,J=5.7Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物040_E1:(S*)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):470/472。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.70(dd,J=2.57、5.96Hz,1H)、7.22〜7.27(m,1H)、7.04(t,J=8.53Hz,1H)、6.53(s,1H)、4.50〜4.82(m,6H)、4.41(dd,J=6.90、14.43Hz,1H)、3.86(q,J=5.56Hz,2H)、3.32(s,3H)、2.86(t,J=5.71Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物041_E1:(S*)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):471/473。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.14〜8.18(m,1H)、8.07(d,J=5.5Hz,1H)、6.96(d,J=3.4Hz,1H)、4.77(s,2H)、4.53〜4.72(m,4H)、4.42(dd,J=6.7、14.5Hz,1H)、3.88(t,J=5.9Hz,2H)、3.33(s,3H)、2.90(t,J=5.7Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物042_E1:(S*)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):417。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.71〜7.81(m,1H)、7.53〜7.64(m,1H)、7.15(s,1H)、6.58(s,H)、4.72(d,J=2.08Hz,4H)、4.56(d,J=5.14Hz,2H)、4.37〜4.48(m,1H)、3.80〜3.93(m,2H)、3.33(s,3H)、2.88(t,J=5.81Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物043_E1:(S*)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):406。1H NMR(クロロホルム−d,400MHz):δ=7.16(d,J=2.9Hz,1H)、6.99〜7.06(m,1H)、6.85(t,J=8.9Hz,1H)、6.28(s,1H)、4.46〜4.65(m,7H)、4.34(dd,J=14.4、6.8Hz,1H)、3.79(q,J=5.4Hz,2H)、3.25(s,3H)、2.79(t,J=5.7Hz,2H)、2.18ppm(d,J=1.3Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物044_E1:(S*)−N−(3−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):444。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.34(ddd,J=11.76、6.43、2.64Hz,1H)7.21(dt,J=5.30、2.43Hz,1H)6.49(s,1H)4.54〜4.73(m,6H)4.42(dd,J=14.49、6.96Hz,1H)3.81〜3.91(m,2H)3.33(s,3H)2.87(t,J=5.71Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物045:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−N,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
3−クロロ−4−フルオロ−N−メチル−アニリン(中間体2、45.00mg、229.53μmol、1.00当量、HCl)及びトリホスゲン(34.06mg、114.77μmol、0.50当量)のDCM(3.00mL)中溶液に、TEA(116.13mg、1.15mmol、159.08μL 5.00当量)を滴下して加えた。得られた混合物を0.5時間0℃で撹拌した後、20℃で0.5時間撹拌した。4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(中間体1、66.27mg、229.53μmol、1.00当量、HCl)を0℃にて少しずつ加えた後、20℃まで再度加温して、1時間撹拌した。LCMSは、出発材料が消費され、77.5%の生成物が形成したことを示した。2バッチの反応混合物をH2O(5mL)に注ぎ、DCM(3×5mL)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCで精製すると、標題化合物(70mg、84.92μmol、純度99.77%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.33(dd,J=2.70,6.46Hz,1H)、7.19〜7.26(m,1H)、7.12〜7.18(m,1H)、4.43〜4.55(m,2H)、4.23〜4.36(m,3H)、3.66〜3.75(m,1H)、3.55〜3.66(m,3H)、3.31(s,6H)、3.26(s,3H)、3.18(s,3H)。LCMS[M+1]:438。
化合物046:N−(3−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1(2H)−オン。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体3、43.00mg、113.03μmol、1.00当量)のDCM(300.00μL)中溶液に、TFA(462.00mg、4.05mmol、300.00μL 35.85当量)のDCM(300.00μL)溶液を0℃で加え、反応混合物を10℃で1時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費されたことを示した。溶媒をロータリーエバポレーターで除去し、標題化合物(40.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。その生成物を更に精製することなく、次工程で直接用いた。
工程2.N−(3−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。4−(ヒドロキシメチル)−2,8,8−トリメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1(2H)−オン(40.00mg、101.43μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)中混合物に、TEA(41.06mg、405.73μmol、56.24μL 4.00当量)を、続いてフェニルN−(3−クロロフェニル)カルバメート(25.12mg、101.43μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を10℃で16時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、約50%の所望の化合物が検出されたことを示した。混合物をDCM(50mL×3)及び水(30mL)で抽出し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(28.00mg、63.24μmol、収率62.35%、純度98%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.56(s,1H)7.18〜7.24(m,2H)7.00〜7.02(d,J=7.78Hz,1H)6.64(s,1H)4.71(s,2H)4.52〜4.56(m,2H)4.38〜4.41(m,1H)3.85〜3.86(m,1H)3.76〜3.77(m,1H)3.52〜3.62(m,2H)3.30(s,3H)2.18(brs,1H)1.34〜1.36(d,J=4.64Hz,6H)。LCMS:434/436[M+1]。
化合物047:N−(3−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,8−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,8−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(11H)−カルボキシレート(中間体4、60.00mg、163.75μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)中溶液に、TFA(1.32g、11.58mmol、857.16μL 70.70当量)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EA=0:1)は出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、4−(ヒドロキシメチル)−2,8−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1(2H)−オン(64.00mg、168.28μmol、収率102.77%、TFA)を黄色油として得た。得られた油をDCM(5.00mL)に溶解し、TEA(82.48mg、815.10μmol、112.99μL 5.00当量)を、続いてフェニルN−(3−クロロフェニル)カルバメート(40.38mg、163.02μmol、1.00当量)を加えた。混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは、主要生成物を示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(25.00mg、59.25μmol、収率36.34%、純度99.5%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.56(s,1H)、7.19〜7.27(m,2H)、7.03(d,J=7.5Hz,1H)、6.60(brs,1H)、4.72〜4.86(m,1H)、4.51〜4.69(m,3H)、4.33〜4.48(m,1H)、4.07〜4.19(m,1H)、3.67〜3.93(m,2H)、3.33(s,3H)、3.24(ddd,J=8.3、13.2、17.4Hz,1H)、3.10(d,J=6.7Hz,1H)、2.07(brs,1H)、1.36(dd,J=2.3、6.8Hz,1H)。LCMS:420/422[M+1]。
化合物048:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−4−(メチルスルファニルメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.[10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチルメタンスルホネート。N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物031、500.00mg、1.18mmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)中溶液に、Et3N(716.43mg、7.08mmol、981.40μL 6.00当量)を、続いてMsCl(540.68mg、4.72mmol、365.32μL 4.00当量)を15℃で加えた。得られた混合物を25℃にて20時間撹拌した。TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)は、出発材料がほとんど消費され、主要な所望の生成物が生じたことを示した。この反応混合物をジクロロメタン(30mL)で希釈し、1N HCl(30mL×2)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮して、標題化合物(590.00g、1.02mmol、収率86.67%、純度87%)を黄色固体として得た。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−4−(メチルスルファニルメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
[10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチルメタンスルホネート(150.00mg、298.85μmol、1.00当量)のDMF(8.00mL)中溶液に、NaSMe(125.68mg、1.79mmol、114.25μL 6.00当量)を加えた。得られた混合物を15℃にて16時間撹拌した。TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)は、出発材料がほとんど消費され、所望の生成物が主に生じたことを示した。この反応混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(30mL×2)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1〜10:1)で精製し、145.00mgの所望の生成物を純度70.5%で黄色液体として得て、そのうち30mgを分取HPLC(TFA)によって更に精製し、14.81mgの標題化合物を98%の純度で得た。1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.57〜7.59(m,1H)、7.28〜7.30(m,1H)、7.13(t,J=9.20Hz,1H)、4.84(s,2H)、4.59〜4.71(m,2H)、4.42〜4.45(m,1H)、3.80〜3.84(t,J=6.00Hz,2H)、3.31(s,3H)、2.81〜2.84(m,3H)、2.67〜2.70(m,1H)、2.19(s,3H)。LCMS[M+1]:454.1
化合物049_E1:(S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(((S*)−メチルスルフィニル)メチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−4−(メチルスルファニルメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物048、80.00mg、123.37μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)中溶液に、m−CPBA(29.27mg、135.71μmol、純度80%、1.10当量)を15℃で加えた。得られた混合物を30℃にて16時間撹拌した。TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)及びLCMSは、出発材料が完全に消費され、スルホン及びスルホキシドが生じたことを示した。反応混合物をジクロロメタン(20mL)で希釈した後、水(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥して濾過し、真空下で濃縮した。残渣を、分取TLC(ジクロロメタン/メタノール=15/1)の後、分取HPLCによって精製し、9.77mgの化合物050及び29.09mgのラセミ化合物049とした。29.09mgのラセミ化合物049を2回のSFCで分離し、分取HPLC(TFA条件)で更に精製して、4つのエナンチオマーである、化合物049_E1(6.86mg)、化合物049_E2(5.78mg)、化合物049_E3(7.15mg)及び化合物049_E4(6.79mg)を得た。1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.56〜7.59(m,1H)、7.15〜7.22(m,1H)、7.07(t,J=9.20Hz,1H)、6.46(s,1H)、5.03〜5.12(m,1H)、4.65〜4.78(m,3H)、4.45(dd,J=7.60Hz,J=7.60Hz,1H)、3.75〜3.96(m,2H)、3.34(s,3H)、2.85〜3.05(m,4H)、2.69(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物049_E2:(S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(((R*)−メチルスルフィニル)メチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
上記混合物より化合物049_E2を分離した。
1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.56〜7.59(m,1H)、7.15〜7.22(m,1H)、7.07(t,J=9.20Hz,1H)、6.46(s,1H)、5.03〜5.12(m,1H)、4.65〜4.78(m,3H)、4.45(dd,J=7.60Hz,J=7.60Hz,1H)、3.75〜3.96(m,2H)、3.34(s,3H)、2.85〜3.05(m,4H)、2.69(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物049_E3:(R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(((R*)−メチルスルフィニル)メチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
上記混合物より化合物049_E3を分離した。
1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.56〜7.59(m,1H)、7.15〜7.22(m,1H)、7.07(t,J=9.20Hz,1H)、6.46(s,1H)、5.03〜5.12(m,1H)、4.65〜4.78(m,3H)、4.45(dd,J=7.60Hz,J=7.60Hz,1H)、3.75〜3.96(m,2H)、3.34(s,3H)、2.85〜3.05(m,4H)、2.69(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物049_E4:(R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(((S*)−メチルスルフィニル)メチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
上記混合物より化合物049_E4を分離した。
1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.56〜7.59(m,1H)、7.15〜7.22(m,1H)、7.07(t,J=9.20Hz,1H)、6.46(s,1H)、5.03〜5.12(m,1H)、4.65〜4.78(m,3H)、4.45(dd,J=7.60Hz,J=7.60Hz,1H)、3.75〜3.96(m,2H)、3.34(s,3H)、2.85〜3.05(m,4H)、2.69(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物050:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−4−((メチルスルホニル)メチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
上記混合物より化合物050を分離した。
1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.53〜7.57(m,1H)、7.15〜7.20(m,1H)、7.07(t,J=8.80Hz,1H)、6.45(s,1H)、5.12(s,1H)、4.65〜4.78(m,3H)、4.53(d,J=7.60Hz,1H)、3.75〜3.90(m,3H)、3.32〜3.45(m,3H)、3.27(d,J=4.80Hz,1H)、3.03(s,3H)、2.88(t,J=6.00Hz,2H)。LCMS[M+1]:486.3
化合物051:(10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルメチルカーボネート。
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5、8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物031、50.00mg、117.97μmol、1.00当量)のDCM(10.00mL)中溶液に、Et3N(119.37mg、1.18mmol、163.53μL 10.00当量)を、続いてカルボノクロリド酸メチル(111.48mg、1.18mmol、91.38μL 10.00当量)を、氷水浴(内部温度を5〜10℃で維持)下で加えた。得られた混合物を30℃にて2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、出発材料が消費され、所望の生成物が生じたことを示した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を分取HPLCで精製すると、精製生成物(50.00mg、102.73μmol、収率87.08%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS:482.1[M+1]。1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.56〜7.59(m,1H)、7.15〜7.23(m,1H)、7.05(t,J=8.80Hz,1H)、6.43(s,1H)、4.65〜4.75(m,3H)、4.55〜4.63(m,1H)、4.35〜4.45(m,2H)、4.21〜4.31(m,1H)、3.75〜3.89(m,5H)、3.31(s,3H)、2.86(t,J=6.00Hz,2H)。
化合物052、053、054、055及び056を、化合物051と同様の方法で調製した。
化合物052:(10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルアセテート。
LCMS:466.1[M+1]。1H NMR:(CDCl3,400MHz)δ=7.56〜7.59(m,1H)、7.15〜7.21(m,1H)、7.06(t,J=8.80Hz,1H)、6.45(s,1H)、4.55〜4.75(m,4H)、4.31〜4.42(m,2H)、4.14〜4.22(m,1H)、4.21〜4.31(m,1H)、3.79〜3.91(m,2H)、3.30(s,3H)、2.86(t,J=6.40Hz,2H)、2.12(s,3H)。
化合物053:(10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルイソプロピルカーボネート。
LCMS:510[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.58(dd,J=2.69、6.48Hz,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.53(s,1H)、4.92(m,J=6.24Hz,1H)、4.65〜4.75(m,3H)、4.56〜4.65(m,1H)、4.32〜4.41(m,2H)、4.24(dd,J=4.58、11.92Hz,1H)、3.80〜3.92(m,2H)、3.30(s,3H)、2.86(t,J=5.75Hz,2H)、1.29〜1.38(m,6H)。
化合物054:tert−ブチル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カーボネート。
LCMS:546[M+23]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.58(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.55(s,1H)、4.65〜4.77(m,3H)、4.56〜4.64(m,1H)、4.27〜4.41(m,2H)、4.18(dd,J=4.65、11.98Hz,1H)、3.77〜3.93(m,2H)、3.30(s,3H)、2.86(t,J=5.75Hz,2H)、1.51(s,9H)。
化合物055(10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルピバレート。
LCMS:508[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.57(dd,J=2.57、6.48Hz,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.53(s,1H)、4.57〜4.73(m,4H)、4.29〜4.39(m,2H)、4.18〜4.27(m,1H)、3.86(t,J=5.81Hz,2H)、2.86(t,J=5.75Hz,2H)、1.24(s,9H)。
化合物056:(10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルエチルカーボネート。
LCMS:496[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.57(dd,J=2.69、6.48Hz,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.52(s,1H)、4.65〜4.76(m,3H)、4.56〜4.65(m,1H)、4.32〜4.43(m,2H)、4.21〜4.30(m,3H)、3.77〜3.95(m,2H)、3.31(s,3H)、2.86(t,J=5.75Hz,2H)、1.35(t,J=7.09Hz,3H)。
化合物057:(10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルカルバメート。
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8、9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物031、50.00mg、117.97μmol、1.00当量)のDCM(8.00mL)中溶液に、シアン酸ナトリウム(230.08mg、3.54mmol、30.00当量)を、続いてCF3COOH(403.53mg、3.54mmol、262.03μL 30.00当量)を10℃で加えた。得られた混合物を30℃にて48時間撹拌した。LCMS及びHPLCは、出発物質/所望の生成物=1/2を示した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(TFA条件)で精製すると、所望の生成物(16.74mg、35.86μmol、収率30.40%)が白色固体として得られた。1H NMR:(MeOD,400MHz)δ=7.57〜7.59(m,1H)、7.23〜7.39(m,1H)、7.13(t,J=9.20Hz,1H)、4.65〜4.75(m,3H)、4.59〜4.64(m,1H)、4.33〜4.41(m,1H)、4.25〜4.32(m,1H)、4.13〜4.20(m,1H)、3.82(t,J=6.00Hz,2H)、3.31(s,3H)、2.82(t,J=6.40Hz,2H)。LCMS:467[M+1]。
化合物058:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、500.00mg、1.42mmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中溶液に、TEA(358.95mg、3.55mmol、491.72μL 2.50当量)及びMsCl(211.30mg、1.84mmol、142.77μL 1.30当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。TLC(酢酸エチル)は反応が完了したことを示した。反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮すると、tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(600.00mg、1.39mmol、収率98.16%)が黄色固体として得られ、これを更に精製せずに次工程で用いた。
工程2.tert−ブチル4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート及びtert−ブチル4−(ジメチルカルバモイルオキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(50.00mg、116.15μmol、1.00当量)及びMe2NH(94.71mg、1.16mmol、106.42μL 10.00当量、HCl)のDMF(3.00mL)溶液に、K2CO3(160.53mg、1.16mmol、161.00μL 10.00当量)を加えた。混合物を80℃で12時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、19%の3と65%の3aが生じたことを示した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。この粗生成物を分取TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製すると、最初の標題化合物(9.00mg、22.53μmol、収率19.40%、純度95%)が無色油として、2番目の標題化合物(15.00mg、35.42μmol、収率30.50%)が無色油として得られた。
tert−ブチル4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート:1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 4.62〜4.70(m,2H)、4.47〜4.59(m,2H)、4.23〜4.35(m,1H)、3.58〜3.86(m,2H)、3.19〜3.36(m,3H)、2.77(t,J=5.44Hz,2H)、2.41〜2.67(m,2H)、2.34(s,6H)、1.49(s,9H)。
tert−ブチル4−(ジメチルカルバモイルオキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート:1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 4.51〜4.72(m,4H)、4.27〜4.39(m,2H)、4.15〜4.25(m,1H)、3.71(s,2H)、3.28(s,3H)、2.92(d,J=17.73Hz,5H)、2.70〜2.80(m,2H)、1.48(s,9H)。
工程3.4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(67.00mg、176.57μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、152.99当量)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌した。TLC(酢酸エチル)は反応が完了したことを示した。混合物を蒸発させると、粗標題化合物(80.00mg、未精製、TFA)が無色油として得られ、それを更に精製せずに次の工程で使用した。
工程4.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(49.00mg、175.41μmol、1.00当量)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(46.60mg、175.41μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(53.25mg、526.23μmol、72.95μL 3.00当量)を加えた。混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を真空下で蒸発させた。残渣を、分取HPLC(カラム:Boson Green ODS 150×30 5u;移動相:[水(0.225% FA)−ACN];B%:11%〜41%、10分)で精製した。標題化合物(48.00mg、106.24μmol、収率60.57%、純度99.8%)が白色固体として得られた。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.57(dd,J=2.63、6.54Hz,1H)、7.17〜7.22(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.53(s,1H)、4.77(quin,J=5.81Hz,1H)、4.70(s,2H)、4.59(dd,J=5.93、14.61Hz,1H)、4.34(dd,J=4.89、14.67Hz,1H)、3.77〜3.96(m,2H)、3.32(s,3H)、2.86(t,J=5.75Hz,2H)、2.73(d,J=6.72Hz,2H)、2.48(s,6H)。LCMS:451[M+1]。
化合物059:[10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチルN,N−ジメチルカルバメート。
工程1.(2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルN,N−ジメチルカルバメート。
tert−ブチル4−(ジメチルカルバモイルオキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(上記のとおり、55.00mg、129.88μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(14.81mg、129.88μmol、9.62μL 1.00当量)を加えた。混合物を10℃で30分間撹拌した。TLC(酢酸エチル)は反応が完了したことを示した。混合物を蒸発させ、標題化合物(70.00mg、未精製、TFA)を無色油として得た。
工程2.[10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチルN,N−ジメチルカルバメート。
(2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチルN,N−ジメチルカルバメート(42.00mg、96.03μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(25.51mg、96.03μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(29.15mg、288.09μmol、39.93μL 3.00当量)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um;移動相:[水(0.225% FA)−ACN];B%:35%〜65%、10分)で精製し、標題化合物(35.00mg、69.17μmol、収率72.02%、純度97.8%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.57(dd,J=2.69、6.48Hz,1H)、7.17〜7.24(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、6.56(s,1H)、4.64〜4.73(m,3H)、4.55〜4.63(m,1H)、4.32〜4.40(m,2H)、4.21〜4.27(m,1H)、3.86(t,J=5.87Hz,2H)、3.30(s,3H)、2.93(d,J=16.99Hz,6H)、2.86(t,J=5.69Hz,2H)。LCMS:495[M+1]。
化合物060_E1:(S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−4,5,8,9,10,11ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体5、51.00mg、139.19μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(770.00mg、6.75mmol、500.00μL 48.52当量)を加えた。次に、混合物を10℃で1時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を蒸発させると、標題化合物(60.00mg、未精製)が無色油として得られ、それを更に精製せずに直接次の工程で使用した。
工程2.(S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(60.00mg、135.19μmol、1.00当量)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(22.27mg、83.82μmol、0.62当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(27.36mg、270.38μmol、37.48μL 2.00当量)を加えた。混合物を10℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um;移動相:[水(0.225% FA)−ACN];B%:30%〜60%、10分)で精製した。N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(34.00mg、76.88μmol、収率56.87%、純度99%)が白色固体として得られた。30mgのラセミ化合物を、SFC(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10u;移動相:[塩基−MeOH];B%:40%〜40%、3MIN;90分)に続いて、分取HPLCで精製し、両エナンチオマー(各12.00mg、27.41μmol、収率40.00%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.54〜7.62(m,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.02〜7.12(m,1H)、6.53(s,1H)、4.63〜4.79(m,2H)、4.43〜4.60(m,3H)、3.78〜3.96(m,4H)、3.74(dd,J=4.52、11.54Hz,1H)、3.64(qd,J=6.84、13.85Hz,1H)、2.85(t,J=5.40Hz,2H)、2.03(s,1H)、1.34(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS:438/440[M+1]。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物060_E2:(R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
上記混合物より化合物060_E2を単離した。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.55(dd,J=2.51、6.40Hz,1H)、7.15〜7.23(m,1H)、6.99〜7.09(m,1H)、6.63(s,1H)、4.62〜4.77(m,2H)、4.44〜4.60(m,3H)、3.76〜3.94(m,4H)、3.69〜3.76(m,1H)、3.63(qd,J=7.00、14.13Hz,1H)、2.84(t,J=5.58Hz,2H)、2.29(s,1H)、1.33(t,J=7.09Hz,3H)。LCMS:438/440[M+1]。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物061:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,5−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.2,5−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル2,5−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体7、30.00mg、89.18μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、302.90当量)を加えた。反応混合物(192ixture)を15℃で12時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、〜84%の所望の生成物が検出されたことを示した。反応混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(35.00mg、未精製、TFA)を灰白色固体として得た。LCMS:237[M+1]。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,5−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。2,5−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(35.00mg、99.92μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(26.00mg、97.92μmol、0.98当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(73.00mg、721.42μmol、100.00μL 7.22当量)を加えた。反応混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは、化合物4が完全に消費され、〜75%の所望の生成物が検出されたことを示した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(HCl)で精製すると、標題化合物(15.00mg、34.21μmol、収率34.23%、純度93%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.49〜7.65(m,1H)、7.19(s,1H)、7.00〜7.09(m,1H)、6.61(s,1H)、4.62〜4.81(m,4H)、4.53(dd,J=5.01、11.62Hz,1H)、4.04(dd,J=8.25、11.43Hz,1H)、3.86(s,2H)、3.33(s,3H)、2.88(s,2H)、1.64(d,J=6.36Hz,3H)。LCMS:408[M+1]。
化合物062:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,4−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.2,4−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。Tert−ブチル2,4−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体8、50.00mg、148.64μmol、1.00当量)をTFA(5.13g、45.02mmol、3.33mL、302.90当量)に溶解した。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EA=0:1)は出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(53.00mg、未精製、TFA)を無色油として得た。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,4−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。2,4−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(45.00mg、128.46μmol、1.00当量、TFA)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(65.00mg、642.32μmol、89.04μL 5.00当量)に続いて、フェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(34.13mg、128.46μmol、1.00当量)を加えた。混合物を30℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望のMsを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(HCl)で精製し、N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジメチル−1−オキソ−5,8,9、11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド062(43.00mg、105.23μmol、収率81.91%、純度99.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.60(dd,J=2.5、6.7Hz,1H)、7.28〜7.36(m,1H)、7.15(t,J=8.9Hz,1H)、4.74(s,2H)、4.65〜4.69(m,1H)、4.59(dd,J=5.3、14.4Hz,1H)、4.24(dd,J=5.3、14.5Hz,1H)、3.85(t,J=5.6Hz,2H)、3.30(s,3H)、2.85(t,J=5.6Hz,2H)、1.29〜1.37(m,3H)。LCMS:408[M+1]。
実施例062と同様の様式で、実施例063を調製した。
化合物063:N−(3−クロロフェニル)−2,4−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾール[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.54(t,J=2.0Hz,1H)、7.29〜7.35(m,1H)、7.21〜7.27(m,1H)、7.02(d,J=7.8Hz,1H)、4.74(s,2H)、4.64〜4.71(m,1H)、4.59(dd,J=5.7、14.4Hz,1H)、4.24(dd,J=5.5、14.3Hz,1H)、3.85(t,J=5.9Hz,2H)、3.30(s,3H)、2.85(t,J=5.8Hz,2H)、1.34(d,J=6.2Hz,3H)。LCMS:390[M+1]。
化合物064:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,4,4−トリメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.2,4,4−トリメチル−8,9,10、11−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル2,4,4−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体9、70.00mg、199.77μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、67.61当量)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EA=0:1)は化合物8が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(73.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,4,4−トリメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。2,4,4−トリメチル−8,9,10,11−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(73.00mg、200.37μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(53.23mg、200.37μmol、1.00当量)のDCM(10.00mL)溶液に、TEA(101.38mg、1.00mmol、138.88μL 5.00当量)を加えた。混合物を10℃で16時間撹拌した。LCMSは、50%の所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(50.20mg、118.29μmol、収率59.03%、純度99.4%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.60(dd,J=2.64、6.53Hz,1H)、7.21(ddd,J=2.76、4.02、8.91Hz,1H)、7.04〜7.11(m,1H)、6.48(s,1H)、4.71(s,2H)、4.25(s,2H)、3.88(t,J=5.77Hz,2H)、3.29(s,3H)、2.88(t,J=5.77Hz,2H)、1.39(s,6H)。LCMS(M+1):422。
化合物065:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(メトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(メトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、50.00mg、141.89μmol、1.00当量)のDMF(4.00mL)混合物に、NaH(8.51mg、212.83μmol、純度60%、1.50当量)を、−40℃、N2下で一度に加えた。混合物を−40〜−10℃で30分間撹拌した後、MeI(40.28mg、283.78μmol、17.67μL 2.00当量)をその混合物に加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。TLC(酢酸エチル:石油エーテル=2:1)は、反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(酢酸エチル:石油エーテル=2:1)で精製し、標題化合物(30.00mg、72.05μmol、収率50.78%、純度88%)を黄色固体として得た。LCMS:367[M+1]。
工程2.4−(メトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル4−(メトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(30.00mg、81.88μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)混合物に、TFA(616.00mg、5.40mmol、400.00μL 65.98当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を真空下で濃縮し、黄色固体として得た(31.34mg、未精製、TFA)。LCMS:267[M+1]。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(メトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミドの調製。4−(メトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(31.14mg、81.88μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(21.75mg、81.88μmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)混合物に、TEA(82.85mg、818.78μmol、113.50μL 10.00当量)をN2下で加えた。混合物を25℃で10時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(24.00mg、54.16μmol、収率66.14%、純度98.8%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.53〜7.63(m,1H)、7.14〜7.23(m,1H)、7.06(s,1H)、6.46(s,1H)、4.70(s,2H)、4.48〜4.65(m,2H)、4.41(s,1H)、3.86(d,J=12.67Hz,2H)、3.57〜3.67(m,1H)、3.49〜3.56(m,1H)、3.44(s,3H)、3.31(s,3H)、2.82〜2.93(m,2H)。LCMS:438[M+1]。
化合物066:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体10、55.00mg、170.62μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)混合物に、TFA(616.00mg、5.40mmol、400.00μL 31.66当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は、反応が完了したことを示した。残渣を濃縮し、黄色油として得た(57.37mg、170.61μmol、収率100.00%、TFA)。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(57.37mg、170.61μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(45.33mg、170.61μmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)混合物に、TEA(172.64mg、1.71mmol、236.49μL 10.00当量)をN2下で加えた。混合物を25℃で10時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(42.00mg、105.05μmol、収率61.58%、純度98.5%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.55〜7.62(m,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.02〜7.11(m,1H)、6.48〜6.56(m,1H)、4.71(s,2H)、4.52〜4.60(m,2H)、4.36〜4.45(m,2H)、3.82〜3.93(m,2H)、3.31(s,3H)、2.87(s,2H)。LCMS:394[M+1]。
化合物067:2−アリル−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.2−アリル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル2−アリル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体12、30.00mg、86.11μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(770.00mg、6.75mmol、500.00μL 78.43当量)を加え、反応混合物を10℃で1時間撹拌した。TLCは、化合物7が完全に消費され、より高い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。溶媒をロータリーエバポレーターで除去し、標題化合物(30.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。粗生成物を精製することなく、直接次の工程で使用した。
工程2.2−アリル−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。2−アリル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(30.00mg、82.80μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(33.52mg、331.22μmol、45.91μL 4.00当量)に続いてフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(22.00mg、82.80μmol、1.00当量)を加えた。この反応混合物を10℃で16時間撹拌した。LCMSは、化合物8が完全に消費され、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物をDCM(30mL×2)及び水(20mL)で抽出し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。分取HPLC(FA)で更に精製し、標題化合物(32.60mg、75.68μmol、収率91.41%、純度97.47%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.56〜7.58(dd,J=6.54、2.63Hz,1H)7.18〜7.21(m,1H)7.03〜7.07(m,1H)6.55(s,1H)5.92〜5.97(ddt,J=16.93、10.30、6.31、6.31Hz,1H)5.32〜5.34(m,2H)4.71(s,2H)4.54〜4.57(m,2H)4.36〜4.39(m,2H)4.28〜4.30(d,J=6.36Hz,2H)3.85〜3.87(t,J=5.81Hz,2H)2.85〜2.87(t,J=5.75Hz,2H)。LCMS:420/422[M+1]。
化合物068:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−オキソ−2−プロピル−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル1−オキソ−2−プロピル−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル2−アリル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(化合物067、40.00mg、114.81μmol、1.00当量)及びPd/C(20.00mg、純度10%)のMeOH(20.00mL)中混合物を、H2(0.10MPa(15psi))下10℃にて16時間撹拌した。LCMSは、化合物7が完全に消費され、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。反応混合物を濾過し、フィルターを濃縮すると、標題化合物(38.00mg、108.44μmol、収率94.46%)が黄色油として得られた。LCMS:373[M+23]。
工程2.2−プロピル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル1−オキソ−2−プロピル−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(38.00mg、108.44μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、124.55当量)を加えた。この反応混合物を10℃で1時間撹拌した。TLCは、化合物9が完全に消費され、より高い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。溶媒をロータリーエバポレーターで除去して黄色油として得て(38.00mg、未精製、TFA)、これを更に精製せずに次工程で直接用いた。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−オキソ−2−プロピル−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。2−プロピル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(38.00mg、104.30μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(42.22mg、417.20μmol、57.84μL 4.00当量)に続いてフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(27.71mg、104.30μmol、1.00当量)を加えた。この反応混合物を10℃で16時間撹拌した。LCMSは、化合物10が完全に消費され、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物をDCM(30mL×2)及び水(20mL)で抽出し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(35.39mg、82.06μmol、収率78.67%、純度97.81%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.56〜7.58(dd,J=6.53、2.63Hz,1H)7.17〜7.19(m,1H)7.03〜7.08(m,1H)6.52(s,1H)4.70(s,2H)4.54〜4.57(m,2H)4.38〜4.41(m,2H)3.85〜3.88(t,J=5.77Hz,2H)3.64〜3.68(m,2H)2.85〜2.87(t,J=5.77Hz,2H)1.74〜1.83(m,J=7.38Hz,2H)1.00〜1.04(t,J=7.40Hz,3H)。LCMS:422/424[M+1]。
化合物069_E1:(4S*,9S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体14、100.00mg、272.92μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)混合物に、TFA(616.00mg、5.40mmol、400.00μL 19.80当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。TLC及びLCMSは反応が完了したことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(103.80g、未精製、TFA)を黄色油として得た。LCMS:267[M+1]。
工程2.(4S*,9S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(103.80mg、272.93μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(72.51mg、272.93μmol、1.00当量)のDCM(6.00mL)混合物に、TEA(276.18mg、2.73mmol、378.32μL 10.00当量)をN2下で加えた。混合物を25℃で10時間撹拌した。LCMS及びTLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は、反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=100/1、50/1)で精製し、標題化合物(98.00mg、218.90μmol、収率80.20%、純度97.8%)を黄色固体として得て、これをSFC(機器:SFC Waters_80_Qカラム:OD−10um、移動相:AとしてCO2及びBとしてメタノール(0.1% NH3H2O)アイソクラチック:B 25%、流量:55mL/分、背圧:10MPa(100bar)、カラム温度:35℃;波長:220nm)で分解して2つの画分を得た。最初の画分をSFC(機器:SFC Thar_80_Q、カラム:OJ−5um、移動相:AとしてCO2及びBとしてイソプロパノール(0.1% NH3H2O)、アイソクラチック:B 25%、流量:55mL/分、背圧:10MPa(100bar)、カラム温度:35℃、波長:220nm)で分離して、化合物070_E1(8.68mg、純度95.8%)及び化合物069_E2(20.43mg、純度98.0%)を白色固体として得た。LCMS:438[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.55〜7.63(m,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.43〜6.52(m,1H)、5.09〜5.21(m,1H)、4.80〜4.93(m,1H)、4.52〜4.65(m,2H)、4.33〜4.50(m,2H)、3.74〜3.96(m,2H)、3.34(s,3H)、2.98〜3.10(m,1H)、2.63〜2.74(m,1H)、1.82〜1.99(m,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物069_E2:(4R*,9S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
上記混合物から得た。
LCMS:438[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.53〜7.64(m,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.12(m,1H)、6.42〜6.50(m,1H)、5.07〜5.18(m,1H)、4.77〜4.86(m,1H)、4.38〜4.66(m,4H)、3.71〜3.93(m,2H)、3.33(s,3H)、2.97〜3.10(m,1H)、2.68(d,J=15.94Hz,1H)、1.85〜1.98(m,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
2番目の画分をSFC(機器:SFC Thar_80_Q、カラム:OJ−5um、移動相:AとしてCO2及びBとしてメタノール(0.1% NH3H2O)、アイソクラチック:B 25%、流量:55mL/分、背圧:10MPa(100bar)、カラム温度:35℃、波長:220nm)で分離して、化合物069_E3(15.37mg、純度97.3%)及び化合物069_E4(21.86mg、純度99.26%)を白色固体として得た。
化合物069_E3:(4R*,9R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
LCMS:438[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.55〜7.65(m,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.01〜7.13(m,1H)、6.40〜6.52(m,1H)、5.07〜5.23(m,1H)、4.80〜4.92(m,1H)、4.52〜4.63(m,2H)、4.34〜4.50(m,2H)、3.74〜3.96(m,2H)、3.02(d,J=5.77Hz,1H)、2.71(s,1H)、1.80〜1.96(m,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物069_E4:(4S*,9R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
LCMS:438[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.54〜7.65(m,1H)、7.15〜7.23(m,1H)、7.01〜7.11(m,1H)、6.40〜6.52(m,1H)、5.06〜5.19(m,1H)、4.75〜4.86(m,1H)、4.36〜4.65(m,4H)、3.71〜3.91(m,2H)、2.98〜3.10(m,1H)、2.68(d,J=15.69Hz,1H)、1.84〜2.01(m,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物070N−(3−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
tert−ブチル6−メチル−3−(メチル(オキセタン−3−イルオキシ)カルバモイル)−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(中間体15、40.00mg、109.17μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)混合物に、TFA(770.00mg、6.75mmol、500.00μL 61.86当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。LCMS及びTLC(ジクロロメタン:メタノール=5:1)は、反応が完了したことを示した。反応混合物を−78℃にてTEA(1mL)で処理した。得られた混合物に、フェニルN−(3−クロロフェニル)カルバメート(27.04mg、109.16μmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)溶液に続き、TEA(110.46mg、1.09mmol、151.32μL 10.00当量)をN2下で加えた。混合物を25℃で10時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(17.00mg、40.17μmol、収率36.80%、純度99.2%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 8.79〜8.94(m,1H)、7.62(s,1H)、7.35〜7.42(m,1H)、7.22〜7.29(m,1H)、6.93〜7.02(m,1H)、5.13〜5.22(m,1H)、4.96〜5.07(m,1H)、4.80〜4.91(m,1H)、4.38〜4.60(m,2H)、4.09〜4.34(m,2H)、3.44〜3.69(m,2H)、3.23(d,J=3.14Hz,3H)、2.84〜2.95(m,1H)、2.58(dd,J=4.20、15.75Hz,1H)、1.09(d,J=6.78Hz,3H)。LCMS:420[M+1]。
化合物071:メチル10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート。
10−(tert−ブチル)4−メチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキシレート(中間体16、110.00mg、289.18μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(770.00mg、6.75mmol、500.00μL 23.35当量)を、0℃、N2下で一度に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は、反応が完了したことを示した。残渣を真空下で濃縮し、2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート(114.02mg、289.17μmol、1.00当量、TFA)を黄色油として得た。得られた油及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(76.82mg、289.17μmol、1.00当量)をDCM(4.00mL)中に溶解し、TEA(292.61mg、2.89mmol、400.84μL 10.00当量)をN2下で追加した。混合物を25℃で10時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(60.00mg、131.99μmol、収率45.65%、純度99.4%)を白色固体として得た。LCMS:452[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.57(dd,J=2.64、6.53Hz,1H)、7.15〜7.24(m,1H)、7.01〜7.11(m,1H)、6.48(s,1H)、4.92(s,2H)、4.74(s,1H)、4.50〜4.68(m,2H)、3.90(s,3H)、3.86(s,2H)、3.40(s,3H)、2.77〜2.98(m,2H)。
化合物072:N10−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。
工程1.10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。メチル10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート(化合物071、40.00mg、88.53μmol、1.00当量)のDCE(4.00mL)中混合物に、ヒドロキシル(トリメチル)スタンナン(80.04mg、442.65μmol、5.00当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(30.00mg、65.13μmol、収率73.57%、純度95.05%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.52〜7.58(m,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.11(m,1H)、6.47〜6.56(m,1H)、4.84〜5.03(m,1H)、4.59〜4.78(m,1H)、3.85(s,1H)、3.40(s,3H)、2.87(br d,J=5.50Hz,1H)。LCMS:438[M+1]。
工程2.N10−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(20.00mg、45.68μmol、1.00当量)及びNH4Cl(24.44mg、456.82μmol、15.97μL 10.00当量)のDMF(3.00mL)中混合物に、HOBt(9.26mg、68.52μmol、1.50当量)、PyBOP(35.66mg、68.52μmol、1.50当量)及びDIPEA(88.56mg、685.23μmol、119.67μL 15.00当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは、反応が完了し、主要な所望の生成物が検出されたことを示した。この混合物を水(10mL)に注いだ。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(14.00mg、31.92μmol、収率69.88%、純度99.6%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)7.54〜7.61(m,1H),7.15〜7.23(m,1H),7.01〜7.11(m,1H),6.44〜6.55(m,1H),6.01〜6.12(m,1H),5.55〜5.67(m,1H),4.86〜5.01(m,2H),4.64〜4.79(m,3H),3.71〜3.98(m,2H),3.37(s,3H),2.87(s,2H)。LCMS:437[M+1]。
化合物073:N10−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド
工程1.10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。メチル10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート(化合物071、40.00mg、88.53μmol、1.00当量)のDCE(4.00mL)中混合物に、ヒドロキシル(トリメチル)スタンナン(80.04mg、442.65μmol、5.00当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(30.00mg、65.13μmol、収率73.57%、純度95.05%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.52〜7.58(m,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.11(m,1H)、6.47〜6.56(m,1H)、4.84〜5.03(m,1H)、4.59〜4.78(m,1H)、3.85(s,1H)、3.40(s,3H)、2.87(br d,J=5.50Hz,1H)。LCMS:438[M+1]。
工程2.N10−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(25.00mg、57.10μmol、1.00当量)及びメタンアミン(MeNH2)(38.55mg、571.00μmol、10.00当量、HCl)のDMF(2.00mL)中混合物に、HATU(32.57mg、85.65μmol、1.50当量)及びDIPEA(110.69mg、856.50μmol、149.58μL 15.00当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは反応物が反応されなかったことを示した。混合物を30℃で更に12時間撹拌すると、LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を水(10mL)中に注ぎ、2分間撹拌した。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(20.00mg、44.01μmol、収率77.07%、純度99.2%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)7.56〜7.64(m,1H)、7.26〜7.36(m,1H)、7.08〜7.21(m,1H)、4.98〜5.05(m,1H)、4.74(s,4H)、3.72〜3.96(m,2H)、3.34(br.s.,4H)、2.80〜2.90(m,2H)、2.76(s,3H)。LCMS:451[M+1]。
化合物074:N10−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N4,N4,2−トリメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。
工程1.10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。メチル10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート(化合物071、40.00mg、88.53μmol、1.00当量)のDCE(4.00mL)中混合物に、ヒドロキシル(トリメチル)スタンナン(80.04mg、442.65μmol、5.00当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。残渣を真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(30.00mg、65.13μmol、収率73.57%、純度95.05%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.52〜7.58(m,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.11(m,1H)、6.47〜6.56(m,1H)、4.84〜5.03(m,1H)、4.59〜4.78(m,1H)、3.85(s,1H)、3.40(s,3H)、2.87(br d,J=5.50Hz,1H)。LCMS:438[M+1]。
工程2.N10−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N4,N4,2−トリメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(20.00mg、45.68μmol、1.00当量)及びN−メチルメタンアミン(18.62mg、228.40μmol、20.92μL 5.00当量、HCl)のDMF(5.00mL)中混合物に、HATU(26.05mg、68.52μmol、1.50当量)及びDIPEA(88.56mg、685.20μmol、119.68μL 15.00当量)を、N2下で一度に加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは、反応が完了し、主要な所望の生成物が検出されたことを示した。この混合物を水(10mL)に注いだ。水相を酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(16.00mg、33.94μmol、収率74.29%、純度98.6%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)7.53〜7.66(m,1H)、7.22〜7.39(m,1H)、7.06〜7.19(m,1H)、5.28〜5.40(m,1H)、4.89〜4.95(m,1H)、4.72(s,2H)、4.54〜4.66(m,1H)、3.70〜3.97(m,2H)、3.21(d,J=9.41Hz,6H)、3.02(s,3H)、2.77〜2.89(m,2H)。LCMS:465[M+1]。
化合物075:(9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.(9R)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(600.00mg、1.78mmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TFA(67.53mmol、5.00mL、37.94当量)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)は、出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(640.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程2.(9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。(9R)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(90.00mg、256.93μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(71.67mg、269.78μmol、1.05当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(78.00mg、770.79μmol、106.85μL 3.00当量)を加えた。混合物をN2雰囲気下で30℃にて1時間撹拌した。TLC(DCM:MeOH=10:1)は、(9R)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンが完全に消費され、1つの主要なスポットが形成されたことを示した。LCMSは、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物をDCM(10mL)で希釈し、HCl(1%、10mL×2)及びブライン(10mL×1)で洗浄した。有機相を、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(53.00mg、129.44μmol、収率50.38%、純度99.6%)を白色固体として得た。LCMS:408(M+1)。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.52〜7.62(m,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、6.98〜7.10(m,1H)、6.63(s,1H)、5.14(quin,J=6.45Hz,1H)、4.85(d,J=15.65Hz,1H)、4.53〜4.59(m,2H)、4.35〜4.50(m,3H)、3.23〜3.35(m,3H)、3.03(dd,J=5.81、15.83Hz,1H)、2.67(d,J=15.77Hz,1H)、1.17(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物076、077、078、079、080、及び081を、化合物075と同様の方法で調製した。
化合物076:(R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:442(M+1)。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.68(dd,J=2.69,6.11Hz,1H)、7.53〜7.62(m,1H)、7.12(t,J=9.41Hz,1H)、6.72(s,1H)、5.15(quin,J=6.42Hz,1H)、4.87(d,J=15.65Hz,1H)、4.52〜4.60(m,2H)、4.45〜4.52(m,1H)、4.36〜4.45(m,2H)、3.25〜3.37(m,3H)、3.04(dd,J=5.87,15.89Hz,1H)、2.69(d,J=15.89Hz,1H)、1.18(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物077:(R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:452/454。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.64〜7.77(m,1H)、7.24〜7.29(m,2H)、7.04(t,J=8.50Hz,1H)、6.52〜6.62(m,1H)、5.14(quin,J=6.45Hz,1H)、4.79〜4.92(m,1H)、4.53〜4.62(m,2H)、4.37〜4.51(m,3H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.81、15.83Hz,1H)、2.68(d,J=15.77Hz,1H)、1.17(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物078:(R)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:453/455。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.10〜8.19(m,1H)、7.97〜8.08(m,1H)、6.95〜7.11(m,1H)、5.00〜5.15(m,1H)、4.92(d,J=15.77Hz,1H)、4.48〜4.61(m,3H)、4.31〜4.47(m,2H)、3.25〜3.38(m,3H)、2.94〜3.13(m,1H)、2.63〜2.79(m,1H)、1.12〜1.30(m,3H)。
化合物079:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:399(M+1)。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.75(dd,J=2.75、5.44Hz,1H)、7.60(ddd,J=2.81、4.58、9.11Hz,1H)、7.11(t,J=8.68Hz,1H)、6.94(s,1H)、5.11(quin,J=6.45Hz,1H)、4.88(d,J=15.77Hz,1H)、4.52〜4.62(m,2H)、4.32〜4.50(m,3H)、3.29(s,3H)、2.94〜3.08(m,1H)、2.61〜2.73(m,1H)、1.17(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物080:(R)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:388(M+1)。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.22〜7.28(m,1H)、7.05〜7.16(m,1H)、6.91(t,J=8.99Hz,1H)、6.45(br s,1H)、5.15(quin,J=6.45Hz,1H)、4.85(d,J=15.65Hz,1H)、4.51〜4.60(m,2H)、4.29〜4.50(m,3H)、3.22〜3.38(m,3H)、2.96〜3.10(m,1H)、2.67(d,J=15.77Hz,1H)、2.24(d,J=1.34Hz,3H)、1.17(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物081:(R)−N−(3−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:426。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.35(ddd,J=63,6.45,11.95Hz,1H,7.22(td,J=2.43,5.29Hz,1H)、6.70(s,1H)、5.12(quin,J=6.45Hz,1H)、4.85(d,J=15.65Hz,1H)、4.52〜4.61(m,2H)、4.34〜4.49(m,3H)、3.24〜3.35(m,3H)、2.95〜3.10(m,1H)、2.59〜2.77(m,1H)、1.09〜1.22(m,3H)。
化合物083:(9R)−N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、300.00mg、(470.00mg、1.28mmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TFA(5.55g、48.67mmol、3.60mL、37.94当量)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(酢酸エチル:MeOH=20:1)は、出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(520.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程2.(9R)−N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(138.00mg、362.85μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)中混合物に、TEA(146.87mg、1.45mmol、201.19μL 4.00当量)に続いて、フェニルN−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバメート(88.99mg、362.85μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を10℃で16時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、所望のMSを伴う1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物をDCM(50mL×2)及び水(30mL)で抽出し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣の1/3を分取HPLC(FA)により精製し、標題化合物(32.00mg、純度99.24%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)d ppm δ=7.25(d,J=2.45Hz,1H)7.11(dt,J=7.98、3.90Hz,1H)6.93(t,J=8.99Hz,1H)6.37(s,1H)5.15(quin,J=6.30Hz,1H)4.86(d,J=15.53Hz,1H)4.52〜4.62(m,2H)4.34〜4.49(m,2H)3.75〜3.93(m,2H)3.33(s,3H)3.04(dd,J=15.77、5.87Hz,1H)2.68(d,J=15.65Hz,1H)2.26(d,J=1.59Hz,3H)1.82〜2.04(m,1H)1.17(d,J=6.97Hz,3H)。LCMS:418[M+1]。
化合物069、082、084、089、090、及び091を、化合物083と同様の方法で調製した。
化合物088:(9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
(9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド、(化合物069、75.00mg、171.29μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、DAST(165.66mg、1.03mmol、135.79μL 6.00当量)を、−30℃、N2下で加え、反応混合物を15℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費され、所望のMSが検出されたことを示した。混合物を飽和NaHCO3(10mL×1)及びブライン(10mL×1)で洗浄した。次に、有機相を、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(39.70mg、87.28μmol、収率50.96%、純度96.7%)を白色固体として得た。
化合物085、086、及び087を、化合物088と類似の方法で調製した。
化合物082_E1:(4S*,9R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):472。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.68(dd,J=6.05,2.75Hz,1H)7.55〜7.62(m,1H)7.14(t,J=9.41Hz,1H)6.56(s,1H)5.15(m,J=6.45Hz,1H)4.88(d,J=15.53Hz,1H)4.54〜4.62(m,2H)4.36〜4.51(m,2H)3.77〜3.93(m,2H)3.34(s,3H)3.05(dd,J=15.96,5.81Hz,1H)2.70(d,J=15.65Hz,1H)1.89(br.s.,1H)1.19(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物082_E2:(4R*,9R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):472。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.66〜7.73(m,1H)、7.56〜7.65(m,1H)、7.15(s,1H)、6.59(s,1H)、5.09〜5.22(m,1H)、4.76〜4.92(m,1H)、4.55(s,4H)、3.87(s,2H)、3.35(s,3H)、3.00〜3.12(m,1H)、2.71(d,J=15.65Hz,1H)、1.88〜2.01(m,1H)、1.21(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物083_E1:(4S*,9R)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):418。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.25(d,J=2.45Hz,1H)7.11(dt,J=7.98、3.90Hz,1H)6.93(t,J=8.99Hz,1H)6.37(s,1H)5.15(m,J=6.30Hz,1H)4.86(d,J=15.53Hz,1H)4.52〜4.62(m,2H)4.34〜4.49(m,2H)3.75〜3.93(m,2H)3.33(s,3H)3.04(dd,J=15.77、5.87Hz,1H)2.68(d,J=15.65Hz,1H)2.26(d,J=1.59Hz,3H)1.82〜2.04(m,1H)1.17(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物083_E2:(4R*,9R)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):472。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.24〜7.27(m,1H)、7.08〜7.15(m,1H)、6.89〜6.97(m,1H)、6.37(s,1H)、5.04〜5.25(m,1H)、4.82(d,J=15.65Hz,1H)、4.29〜4.65(m,4H)、3.68〜3.93(m,2H)、3.33(s,3H)、2.94〜3.13(m,1H)、2.56〜2.74(m,1H)、2.26(d,J=1.71Hz,3H)、1.89〜2.01(m,1H)、1.18(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物084_E1:(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):429。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.79(dd,J=5.44、2.75Hz,1H)7.54〜7.61(m,1H)7.15(t,J=8.68Hz,1H)6.50〜6.58(m,1H)5.08〜5.19(m,1H)4.78〜4.91(m,1H)4.53〜4.61(m,2H)4.37〜4.51(m,2H)3.78〜3.93(m,2H)3.35(s,3H)3.04(dd,J=15.83、5.93Hz,1H)2.70(d,J=15.53Hz,1H)1.78(br.s.,1H)1.17〜1.22(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物084_E2:(4R*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:429。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.78(br d,J=2.57Hz,1H)、7.59(br d,J=4.40Hz,1H)、7.14(br t,J=8.80Hz,1H)、6.62(br d,J=16.14Hz,1H)、5.13(br t,J=6.54Hz,1H)、4.82(br d,J=15.77Hz,1H)、4.39〜4.63(m,4H)、3.70〜3.96(m,2H)、3.34(s,3H)、3.04(br dd,J=5.99、15.65Hz,1H)、2.70(br d,J=16.02Hz,1H)、1.88(br s,1H)、1.20(br d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物085_E1:(4S*,9R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):474。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.68(dd,J=6.11、2.69Hz,1H)7.56〜7.62(m,1H)7.14(t,J=9.35Hz,1H)6.54(s,1H)5.15(m,J=6.45Hz,1H)4.85(d,J=15.65Hz,1H)4.57〜4.73(m,4H)4.39〜4.54(m,2H)3.33(s,3H)3.05(dd,J=15.83、5.81Hz,1H)2.71(d,J=16.02Hz,1H)1.20(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物085_E2:(4R*,9R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):474。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.65〜7.73(m,1H)、7.56〜7.63(m,1H)、7.14(s,1H)、6.54(s,1H)、5.08〜5.22(m,1H)、4.82〜4.92(m,1H)、4.37〜4.79(m,6H)、3.34(s,3H)、2.99〜3.13(m,1H)、2.62〜2.79(m,1H)、1.19(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物086_E1:(4S*,9R)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):420。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.25(d,J=2.57Hz,1H)7.11(dt,J=7.89、3.88Hz,1H)6.93(t,J=8.99Hz,1H)6.34(s,1H)5.09〜5.19(m,1H)4.79〜4.89(m,1H)4.56〜4.73(m,4H)4.37〜4.52(m,2H)3.33(s,3H)3.04(dd,J=15.71、5.81Hz,1H)2.69(d,J=15.77Hz,1H)2.26(d,J=1.59Hz,3H)1.18(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物086_E2:(4R*,9R)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):420。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.24〜7.27(m,1H)、7.09〜7.15(m,1H)、6.87〜6.98(m,1H)、6.28〜6.40(m,1H)、5.07〜5.23(m,1H)、4.82〜4.91(m,1H)、4.37〜4.79(m,6H)、3.33(s,3H)、2.99〜3.11(m,1H)、2.62〜2.74(m,1H)、2.26(d,J=1.71Hz,3H)、1.18(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物087_E1:(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):431。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.78(dd,J=5.46,2.82Hz,1H)7.58(ddd,J=9.13,4.55,2.89Hz,1H)7.09〜7.18(m,1H)6.62(s,1H)5.08〜5.19(m,1H)4.84(d,J=15.69Hz,1H)4.57〜4.73(m,4H)4.38〜4.54(m,2H)3.33(s,3H)3.04(dd,J=15.94、5.90Hz,1H)2.71(d,J=16.19Hz,1H)1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
化合物087_E2:(4R*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:431。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.74〜7.81(m,1H)、7.59(ddd,J=2.82,4.49,9.13Hz,1H)、7.14(t,J=8.66Hz,1H)、6.67(s,1H)、5.13(quin,J=6.40Hz,1H)、4.87(d,J=15.69Hz,1H)、4.58〜4.78(m,3H)、4.39〜4.57(m,3H)、3.33(s,3H)、3.04(dd,J=5.77、15.94Hz,1H)、2.69(d,J=15.94Hz,1H)、1.19(d,J=7.03Hz,3H)。
化合物088_E1:(4S*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:426。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.37(ddd,J=2.8、6.4、12.0Hz,1H)、7.24(td,J=2.4、5.2Hz,1H)、6.64(s,1H)、5.14(m,1H)、4.84(d,J=16.0Hz,1H)、4.54〜4.59(m,2H)、4.39〜4.50(m,3H)、3.32(s,3H)、3.04(dd,J=8.0、16.0Hz,1H)、2.69(d,J=16.0Hz,1H)、1.18(d,J=8.0Hz,3H)。
化合物088_E2:(4R*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(フルオロメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:426。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.54〜7.61(m,1H)、7.17〜7.24(m,1H)、7.01〜7.09(m,1H)、6.60(s,1H)、5.13(quin,J=6.40Hz,1H)、4.86(d,J=15.69Hz,1H)、4.57〜4.75(m,3H)、4.52〜4.56(m,1H)、4.37〜4.48(m,2H)、3.25〜3.38(m,3H)、2.96〜3.10(m,1H)、2.67(d,J=15.94Hz,1H)、1.17(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物089_E1:(4S*,9R)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:502/500[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.29(t,J=7.89Hz,1H)、6.90(dd,J=7.95,10.64Hz,1H)、6.52(br d,J=2.81Hz,1H)、4.97〜5.18(m,1H)、4.82(d,J=15.77Hz,1H)、4.35〜4.65(m,4H)、3.66〜3.86(m,2H)、3.30(s,3H)、3.02(dd,J=5.75、15.89Hz,1H)、2.66(d,J=15.89Hz,1H)、1.18(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物089_E2:(4R*,9R)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:502/500[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.32(t,J=7.89Hz,1H)、6.94(dd,J=7.95、10.64Hz,1H)、6.57(br d,J=2.69Hz,1H)、5.10(br t,J=6.42Hz,1H)、4.91(d,J=15.65Hz,1H)、4.33〜4.61(m,4H)、3.70〜3.97(m,2H)、3.33(s,3H)、3.05(dd,J=5.81、15.83Hz,1H)、2.70(d,J=15.77Hz,1H)、1.20(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物090_E1:(4S*,9R)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.19(t,J=8.07Hz,1H)、6.95(dd,J=8.50、10.58Hz,1H)、6.54(br s,1H)、5.08(br t,J=6.79Hz,1H)、4.85(d,J=15.65Hz,1H)、4.41〜4.67(m,4H)、3.68〜3.94(m,2H)、3.34(s,2H)、2.97〜3.12(m,1H)、2.70(d,J=15.77Hz,1H)、1.21(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物090_E2:(4R*,9R)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.09〜8.35(m,1H)、7.27(s,1H)、6.88〜7.07(m,1H)、6.56(br s,1H)、5.11(br d,J=6.27Hz,1H)、4.90(br d,J=15.69Hz,1H)、4.32〜4.73(m,4H)、3.69〜4.00(m,2H)、3.33(s,3H)、3.05(br dd,J=5.14、16.06Hz,1H)、2.70(br d,J=16.06Hz,1H)、1.20(br d,J=6.78Hz,3H)。
化合物091_E1:(4S*,9R)−N−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.89(dt,J=5.62、8.93Hz,1H)、6.90〜7.02(m,1H)、6.55(br s,1H)、5.09(br t,J=6.60Hz,1H)、4.89(d,J=15.89Hz,1H)、4.42〜4.64(m,4H)、3.69〜3.93(m,2H)、3.35(s,3H)、3.07(dd,J=6.05、15.71Hz,1H)、2.71(d,J=15.77Hz,1H)、1.23(d,J=6.97Hz,3H)。
化合物091_E2:(4R*,9R)−N−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.89(dt,J=5.56、8.89Hz,1H)、6.90〜7.03(m,1H)、6.57(br s,1H)、5.10(quin,J=6.27Hz,1H)、4.94(d,J=15.77Hz,1H)、4.37〜4.63(m,4H)、3.75〜3.97(m,2H)、3.35(s,3H)、3.07(dd,J=5.87、15.77Hz,1H)、2.71(d,J=15.77Hz,1H)、1.22(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物092_E1:(4S*,9R)−N−(3−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:502/500[M+1]1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.95(dt,J=5.58、8.94Hz,1H)、6.88〜7.05(m,1H)、6.54(br d,J=2.64Hz,1H)、5.09(br t,J=6.53Hz,1H)、4.89(d,J=15.94Hz,1H)、4.39〜4.67(m,4H)、3.72〜3.94(m,2H)、3.35(s,3H)、3.06(dd,J=6.02、15.81Hz,1H)、2.71(d,J=15.81Hz,1H)、1.23(d,J=6.90Hz,3H)。
化合物092_E2:(4R*,9R)−N−(3−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:502/500[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.95(dt,J=5.69,8.96Hz,1H)、6.88〜7.03(m,1H)、6.60(br s,1H)、5.02〜5.24(m,1H)、4.95(d,J=15.65Hz,1H)、4.34〜4.63(m,4H)、3.73〜3.95(m,2H)、3.07(dd,J=5.81,15.96Hz,1H)、2.71(d,J=16.02Hz,1H)、1.21(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物093_D1:(4S*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、1.50g、4.09mmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)溶液に、TEA(2.07g、20.47mmol、2.84mL、5.00当量)、及びDMAP(50.01mg、409.38μmol、0.10当量)、続いてMsCl(1.41g、12.27mmol、949.68μL 3.00当量)を0℃で加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=0:1)は、出発材料が完全に消費され、1つの主要なスポットが生じたことを示した。別のバッチ(1.3gスケールe)と合わせた混合物を、DCM(30mL×2)及びH2O(20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=30%〜50%)で精製し、標題化合物(1.50g、2.70mmol、収率66.01%)を白色固体として得た。
工程2.tert−ブチル(9R)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(1.10g、2.47mmol、1.00当量)及びMe2NH(2.01g、24.70mmol、2.26mL、10.00当量、HCl)のMeCN(60.00mL)溶液に、K2CO3(4.44g、32.11mmol、13.00当量)を加えた。混合物を80℃で16時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=0:1)は、出発材料が完全に消費され、1つの主要なスポットが検出されたことを示した。混合物を酢酸エチル(100mL×2)及びH2O(50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル:80%〜100%)で抽出して、標題化合物を、黄色固体(800.00mg、1.97mmol、収率79.76%、純度96.7%)と黄色油(200.00mg、純度72%)として得た。
ジアステレオマー混合物(1.0g)をSFCで分離し、両方のジアステレオマー(360mg)及び(360mg)を得た。SFC分離法:機器:SFC Thar_80;カラム:IC−10um;移動相:AとしてCO2及びBとしてMeOH(0.1%アンモニア);アイソクラチック:B25%;流量:55mL/分;背圧:10MPa(100bar);カラム温度:35℃;波長:220nm。
工程3.(9R)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(360.00mg、914.91μmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)溶液に、TFA(6.16g、54.03mmol、4.00mL、59.05当量)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(DCM:MeOH=10:1)は、出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(380.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程4.(9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。(9R)−4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(44.00mg、108.00μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(28.69mg、108.00μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(54.64mg、540.00μmol、74.85μL 5.00当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望のMsを有する1つの主ピークを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(38.00mg、81.65μmol、収率75.60%、純度99.9%)を白色固体として得た。LCMS(M+1):465。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.21(s,1H)、7.61(dd,J=2.64、6.53Hz,1H)、7.19〜7.26(m,1H)、7.03〜7.12(m,1H)、6.61(s,1H)、5.08〜5.19(m,1H)、4.75〜4.89(m,2H)、4.62(dd,J=5.90、14.68Hz,1H)、4.50(d,J=15.69Hz,1H)、4.37(dd,J=4.77、14.56Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.05(br dd,J=5.96、15.87Hz,2H)、2.66〜2.77(m,3H)、2.48(s,6H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物094、095、096、097、098、099、及び100を、化合物093_D1と同様の方法で調製した。
化合物093_D2:(4R*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):465。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.13(s,1H)、7.61(dd,J=2.64、6.53Hz,1H)、7.17〜7.25(m,1H)、7.03〜7.12(m,1H)、6.56(s,1H)、5.16(quin,J=6.68Hz,1H)、4.87(d,J=15.56Hz,1H)、4.56〜4.75(m,2H)、4.47(d,J=15.56Hz,1H)、4.33(dd,J=5.90、14.43Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.05(dd,J=5.90、15.81Hz,1H)、2.58〜2.81(m,4H)、2.43(s,6H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物094_D1:(4S*,9R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):509/511。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.22(brs,1H)、7.73(dd,J=2.64,6.02Hz,1H)、7.30(dd,J=2.70,4.20Hz,1H)、7.27(d,J=2.64Hz,1H)、7.06(t,J=8.53Hz,1H)、6.59(br s,1H)、5.14(quin,J=6.49Hz,1H)、4.71〜4.90(m,2H)、4.61(dd,J=5.90、14.56Hz,1H)、4.50(d,J=15.56Hz,1H)、4.37(dd,J=4.83,14.62Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.05(dd,J=5.77,15.81Hz,1H)、2.65〜2.77(m,3H)、2.47(s,6H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物094_D2:(4R*,9R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):509/511。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.12(s,1H)、7.75(dd,J=2.64,6.02Hz,1H)、7.30(dd,J=2.76,4.14Hz,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.60(s,1H)、5.16(quin,J=6.27Hz,1H)、4.75〜4.93(m,2H)、4.62(dd,J=5.90、14.56Hz,1H)、4.45(d,J=15.56Hz,1H)、4.35(dd,J=5.33,14.62Hz,1H)、3.35(s,3H)、3.05(dd,J=5.71,15.87Hz,1H)、2.67〜2.83(m,3H)、2.53(s,5H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物096_D1:(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):456。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.18(s,1H)、7.80(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.62(ddd,J=2.76,4.58,9.10Hz,1H)、7.09〜7.20(m,1H)、6.76(s,1H)、5.14(quin,J=6.40Hz,1H)、4.79〜4.90(m,2H)、4.63(dd,J=5.90,14.68Hz,1H)、4.51(d,J=15.69Hz,1H)、4.38(dd,J=4.71,14.62Hz,1H)、3.35(s,3H)、3.05(dd,J=5.90,15.94Hz,1H)、2.66〜2.82(m,3H)、2.52(s,6H)、1.21(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物096_D2:(4R*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):456。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.10(s,1H)、7.81(dd,J=2.82,5.46Hz,1H)、7.62(ddd,J=2.76,4.58,9.10Hz,1H)、7.15(t,J=8.72Hz,1H)、6.81(s,1H)、5.16(quin,J=6.40Hz,1H)、4.78〜4.96(m,2H)、4.62(dd,J=6.02,14.68Hz,1H)、4.31〜4.48(m,2H)、3.35(s,3H)、3.05(dd,J=5.77,16.06Hz,1H)、2.87(br d,J=6.15Hz,2H)、2.70(d,J=16.06Hz,1H)、2.58(s,6H)、1.21(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物095_D1:(4S*,9R)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):510/512。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.14〜8.18(m,1H)8.07(d,J=5.62Hz,1H)6.97(br s,1H)5.05(br t,J=6.54Hz,1H)4.89(br d,J=16.02Hz,1H)4.81(br d,J=6.36Hz,1H)4.51〜4.64(m,2H)4.38(dd,J=14.61、4.34Hz,1H)3.33(s,3H)3.06(dd,J=15.89、5.75Hz,1H)2.69〜2.78(m,3H)2.49(s,6H)1.24(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物095_D2:(4R*,9R)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):510/512。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.13〜8.17(m,1H)8.06(d,J=5.52Hz,1H)7.02(br d,J=3.89Hz,1H)5.07(br t,J=6.40Hz,1H)4.93(d,J=15.81Hz,1H)4.48〜4.68(m,3H)4.29(dd,J=14.24,6.09Hz,1H)3.32(s,3H)3.05(dd,J=15.94,5.90Hz,1H)2.68〜2.76(m,2H)2.60(dd,J=13.24,5.08Hz,1H)2.40(s,6H)1.23(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物097_D1:(4S*,9R)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):445。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.23〜7.27(m,1H)7.08〜7.14(m,1H)6.92(t,J=8.97Hz,1H)6.48(s,1H)5.12(m,J=6.49Hz,1H)4.79〜4.92(m,2H)4.61(dd,J=14.68,6.02Hz,1H)4.48(d,J=15.69Hz,1H)4.37(dd,J=14.68,4.27Hz,1H)3.33(s,3H)3.03(dd,J=15.87,5.96Hz,1H)2.83〜2.91(m,1H)2.73〜2.81(m,1H)2.67(d,J=15.81Hz,1H)2.51〜2.56(m,6H)2.25(d,J=1.76Hz,3H)1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物097_D2:(4R*,9R)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):445。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.23〜7.27(m,1H)7.11(dt,J=7.87、3.91Hz,1H)6.92(t,J=8.97Hz,1H)6.56(s,1H)5.13(m,J=6.37Hz,1H)4.86〜4.98(m,2H)4.62(dd,J=14.81、6.02Hz,1H)4.32〜4.43(m,2H)3.33(s,3H)2.98〜3.09(m,2H)2.92(dd,J=13.55、8.41Hz,1H)2.62〜2.70(m,7H)2.24(d,J=1.76Hz,3H)1.17(d,J=6.78Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物098_D1:(4S*,9R)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):499。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.69(dd,J=6.15,2.76Hz,1H)7.60(dt,J=8.56,3.62Hz,1H)7.12(t,J=9.41Hz,1H)6.82(s,1H)5.14(m,J=6.46Hz,1H)4.86(d,J=15.69Hz,1H)4.76(m,J=5.65Hz,1H)4.60(dd,J=14.68,5.90Hz,1H)4.49(d,J=15.56Hz,1H)4.34(dd,J=14.62,5.08Hz,1H)3.32(s,3H)3.04(dd,J=15.94,5.77Hz,1H)2.65〜2.71(m,3H)2.44(s,6H)1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物098_D2:(4R*,9R)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):499。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.69(dd,J=6.05,2.63Hz,1H)7.57〜7.64(m,1H)7.12(t,J=9.41Hz,1H)6.85(s,1H)5.15(m,J=6.39Hz,1H)4.85〜4.96(m,2H)4.61(dd,J=14.67,5.99Hz,1H)4.32〜4.46(m,2H)3.33(s,3H)3.03(dd,J=15.96,5.81Hz,1H)2.83〜2.96(m,2H)2.67(d,J=15.89Hz,1H)2.60(s,6H)1.18(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物099_D1:(4S*,9R)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):483/485。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.16〜8.22(m,1H)、8.19(t,J=7.72Hz,1H)、8.16(s,1H)、8.15〜8.16(m,1H)、6.95(dd,J=8.41、10.54Hz,1H)、6.54(d,J=3.26Hz,1H)、5.08(s,1H)、4.85(d,J=15.69Hz,1H)、4.77(dd,J=4.96、5.96Hz,1H)、4.49〜4.62(m,2H)、4.36(dd,J=4.64、14.56Hz,1H)、3.33(s,3H)、3.05(dd,J=5.90、15.81Hz,1H)、2.65〜2.75(m,3H)、2.45(s,6H)、1.21(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物099_D2:(4R*,9R)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):483/485。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.20(t,J=7.98Hz,1H)、8.17〜8.23(m,1H)、8.16(s,1H)、8.15〜8.17(m,1H)、6.97(dd,J=8.41,10.54Hz,1H)、6.57(br d,J=3.14Hz,1H)、5.11(s,1H)、4.91(d,J=15.69Hz,1H)、4.78(s,1H)、4.62(dd,J=5.96,14.62Hz,1H)、4.49(d,J=15.56Hz,1H)、4.33(dd,J=5.71,14.62Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.05(d,J=5.77Hz,1H)、2.63〜2.86(m,3H)、2.51(s,6H)、1.22(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物100_D1:(4S*,9R)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):527/529。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.33(dd,J=7.59、8.22Hz,1H)、8.22(s,1H)、7.29(s,1H)、6.95(dd,J=7.91,10.67Hz,1H)、6.57(br d,J=3.01Hz,1H)、5.09(br t,J=6.46Hz,1H)、4.79〜4.91(m,2H)、4.49〜4.65(m,2H)、4.38(dd,J=4.45、14.62Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.02〜3.10(m,1H)、2.68〜2.83(m,3H)、2.50(s,6H)、1.22(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物100_D2:(4R*,9R)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):527/529。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.34(dd,J=7.53,8.28Hz,1H)、8.17(s,1H)、6.95(dd,J=7.91,10.67Hz,1H)、6.57(d,J=3.01Hz,1H)、5.11(s,1H)、4.91(d,J=15.69Hz,1H)、4.74(s,1H)、4.62(dd,J=5.90,14.56Hz,1H)、4.49(d,J=15.69Hz,1H)、4.33(dd,J=5.96,14.49Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.02〜3.10(m,1H)、2.62〜2.83(m,3H)、2.55(br s,7H)、2.47(s,6H)、1.22(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物101:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(エトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(エトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、100.00mg、283.78μmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)溶液に、NaH(22.70mg、567.56μmol、22.70μL純度60%、2.00当量)を撹拌しながら−10℃で0.5時間、N2で加えた。次に、ヨードエタン(66.39mg、425.67μmol、34.04μL 1.50当量)のDMF(1.00mL)溶液を混合物中に加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=1:5)は、出発物質が完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。LCMSは、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を1mLの水でクエンチし、EtOAcで抽出した(10mL×3回)。有機層を合わせ、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:5)で精製して、標題化合物(105.00mg、未精製)を灰白色油として得た。LCMS[M+1]:381。
工程2.4−(エトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル4−(エトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(50.00mg、131.43μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、102.76当量)を、15℃で1時間撹拌しながら加えた。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:5)は、反応物質2が完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を直接蒸発させ、残渣を得た。残渣を精製することなく、次工程で直接使用した。標題化合物(60.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(エトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(エトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(60.00mg、152.15μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(46.19mg、456.45μmol、63.27μL 3.00当量)を15℃で撹拌しながら加えた後、得られた混合物を30℃で1時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費されたことを示し、LCMSは、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を蒸発させ、残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(28.00mg、61.78μmol、収率40.60%、純度99.7%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.58(dd,J=2.8、6.4Hz,1H)、7.20(m,1H)、7.03〜7.10(m,1H)、6.55(s,1H)、4.70(s,2H)、4.51〜4.64(m,2H)、4.35〜4.46(m,1H)、3.79〜3.94(m,2H)、3.51〜3.67(m,4H)、3.31(s,3H)、2.86(t,J=5.6Hz,2H)、1.24(t,J=6.8Hz,3H)。LCMS[M+1]:452。
化合物102:4−(アリルオキシメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(アリルオキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、200.00mg、567.57μmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)溶液に、NaH(45.41mg、1.14mmol、22.70μL純度60%、2.00当量)を、−10℃で0.5時間、N2下で撹拌しながら加えた。次に、3−ブロモプロポ−1−エン(103.00mg、851.35μmol、1.50当量)を混合物中に加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:5)は、出発物質が完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。LCMSは、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を1mLの水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(10mL×3回)。有機層を合わせて、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(160.00mg、407.70μmol、収率71.83%)を灰白色油として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=5.96〜5.84(m,1H)、5.33〜5.20(m,2H)、4.63(brs,2H)、4.60〜4.48(m,2H)、4.40〜4.31(m,1H)、4.04(d,J=5.6Hz,2H)、3.70(d,J=5.2Hz,2H)、3.64(dd,J=6.0、12.0Hz,1H)、3.57〜3.50(m,1H)、3.27(s,3H)、2.81〜2.72(m,2H)、1.47(s,9H)。LCMS[M+1]:393。
工程2.4−(アリルオキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル4−(アリルオキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(30.00mg、76.44μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)溶液に、TFA(770.00mg、6.75mmol、500.00μL 88.35当量)を、15℃で1時間撹拌しながら加えた。TLCは、出発物質が完全に消費され、1つの主要なスポットが形成されたことを示した。混合物を直接蒸発させると、標題化合物(50.00mg、未精製、TFA)が黄色油として得られ、次工程で直接用いた。
工程3.4−(アリルオキシメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(アリルオキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(31.00mg、76.29μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(22.29mg、83.92μmol、1.10当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(73.00mg、721.70μmol、100.00μL 9.46当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を蒸発させ、残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(25.70mg、55.01μmol、収率72.11%、純度99.3%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.51〜7.63(m,1H)、7.16〜7.25(m,1H)、6.98〜7.08(m,1H)、6.61〜6.79(m,1H)、5.83〜5.98(m,1H)、5.19〜5.34(m,2H)、4.69(s,2H)、4.48〜4.64(m,2H)、4.31〜4.44(m,1H)、4.00〜4.11(m,2H)、3.76〜3.94(m,2H)、3.52〜3.69(m,2H)、3.29(s,3H)、2.85(t,J=5.60Hz,2H)。LCMS[M+1]:464。
化合物103:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(プロポキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(プロポキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、100.00mg、283.78μmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)溶液に、NaH(45.41mg、1.14mmol、22.70μL純度60%、2.00当量)を、−10℃で0.5時間、N2下で撹拌しながら加えた。次に、1−ブロモプロパン(52.35mg、425.68μmol、38.78μL 1.50当量)を混合物中に加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:5)は、出発物質が完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。LCMSは、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を1mLの水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(10mL×3回)。有機層を合わせて、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した、標題化合物(60.00mg、152.11μmol、収率53.60%)を灰白色油として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.62(brs,2H)、4.46〜4.58(m,2H)、4.29〜4.39(m,1H)、3.69(d,J=4.77Hz,2H)、3.58〜3.64(m,1H)、3.47〜3.55(m,1H)、3.39〜3.47(m,2H)、3.26(s,3H)、2.74(t,J=5.14Hz,2H)、1.55〜1.64(m,2H)、1.46(s,9H)、0.86〜0.97(m,3H)。LCMS[M+1]:395。
工程2.2−メチル−4−(プロポキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(プロポキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(60.00mg、152.11μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、88.79当量)を、15℃で1時間撹拌しながら加えた。TLCは、出発物質が完全に消費され、1つの主要なスポットが形成されたことを示した。混合物を直接蒸発させると、標題化合物(70.00mg、未精製、TFA)が黄色油として得られ、次工程で直接用いた。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.47〜4.71(m,5H)、3.57〜3.73(m,4H)、3.42〜3.54(m,2H)、3.33(s,3H)、3.17(t,J=6.0Hz,2H)、1.59〜1.69(m,2H)、0.89〜0.98(m,3H)。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(プロポキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。2−メチル−4−(プロポキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(70.00mg、171.41μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(45.54mg、171.41μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(164.09mg、1.62mmol、224.78μL 9.46当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を蒸発させ、残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(19.00mg、40.46μmol、収率23.60%、純度99.2%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.58(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.16〜7.22(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.48(s,1H)、4.70(s,2H)、4.51〜4.63(m,2H)、4.37〜4.43(m,1H)、3.80〜3.93(m,2H)、3.62〜3.68(m,1H)、3.52〜3.59(m,1H)、3.44〜3.51(m,2H)、3.31(s,3H)、2.86(t,J=5.81Hz,2H)、1.61〜1.68(m,2H)、0.95(t,J=7.40Hz,3H)。LCMS[M+1]:466。
化合物104:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(シクロプロピルメトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(シクロプロピルメトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、500.00mg、1.42mmol、1.00当量)のDMF(5.00mL)溶液に、NaH(113.51mg、2.84mmol、22.70μL純度60%、2.00当量)を、−10℃で0.5時間、N2下で撹拌しながら加えた。次に、ブロモメチルシクロプロパン(287.33mg、2.13mmol、203.78μL 1.50当量)を混合物中に加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を1mLの水でクエンチし、EtOAcで抽出した(10mL×3回)。有機層を合わせ、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取TLCで精製し、標題化合物(290.00mg、713.46μmol、収率50.24%)を黄色油として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=4.62(brs,2H)、4.46〜4.59(m,2H)、4.28〜4.38(m,1H)、3.66(dt,J=5.50、11.07Hz,3H)、3.53(dd,J=5.26、10.15Hz,1H)、3.33(dd,J=2.32、6.85Hz,2H)、3.27(s,3H)、2.74(br s,2H)、1.39〜1.53(m,9H)、0.99〜1.10(m,1H)、0.49〜0.59(m,2H)、0.15〜0.24(m,2H)。
工程2.4−(シクロプロピルメトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル4−(シクロプロピルメトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(80.00mg、196.82μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(3.99g、34.95mmol、2.59mL、177.60当量)を、15℃で1時間撹拌しながら加えた。TLCは、出発物質が完全に消費されたことを示した。混合物を直接蒸発させると、標題化合物(85.00mg、未精製、TFA)が黄色油として得られ、次工程で直接用いた。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(シクロプロピルメトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(シクロプロピルメトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(83.00mg、197.44μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(57.70mg、217.18μmol、1.10当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(201.99mg、2.00mmol、276.70μL 10.11当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。LCMSは、反応物質が完全に消費され、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を蒸発させ、残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(48.60mg、100.67μmol、収率50.99%、純度99%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.54(dd,J=2.63、6.54Hz,1H)、7.14〜7.23(m,1H)、7.03(t,J=8.80Hz,1H)、6.71(s,1H)、4.69(s,2H)、4.51〜4.63(m,2H)、4.34〜4.44(m,1H)、3.75〜3.91(m,2H)、3.52〜3.72(m,2H)、3.33〜3.39(m,2H)、3.29(s,3H)、2.84(t,J=5.75Hz,2H)、1.01〜1.12(m,1H)、0.52〜0.61(m,2H)、0.19〜0.26(m,2H)。LCMS(M+1):478。
化合物105:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、200.00mg、567.57μmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)溶液に、NaH(68.11mg、1.70mmol、22.70μL純度60%、3.00当量)を、−10℃で0.5時間、N2下で撹拌しながら加えた。次に、得られた2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(中間体19、5.68mmol、1.00mL、10.00当量)のDMF溶液を、混合物中に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=1:5)は、最初の反応物質が完全に消費され、いくつかの新たなスポットが形成されたことを示した。LCMSは、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を10mLの氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(10mL×3)。有機層を合わせ、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取TLCで精製し、標題化合物(100.00mg、240.14μmol、収率42.31%)を黄色油として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=5.69〜6.04(m,1H)、4.45〜4.63(m,4H)、4.27〜4.40(m,1H)、3.59〜3.79(m,6H)、3.24(s,3H)、2.64〜2.78(m,2H)、1.45(s,9H)。
工程3.4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(100.00mg、240.14μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、56.24当量)を15℃1時間撹拌しながら加えた。TLCは、反応物質が完全に消費され、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を直接蒸発させると、標題化合物(110.00mg、未精製、TFA)が黄色油として得られ、次工程で直接用いた。
工程4.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(103.00mg、239.35μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(193.76mg、1.91mmol、265.42μL 8.00当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。LCMSは、反応物質が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を蒸発させ、残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(61.00mg、124.29μmol、収率51.93%、純度99.4%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.54(dd,J=2.70,6.59Hz,1H)、7.19(ddd,J=2.70,4.05,8.94Hz,1H)、6.99〜7.08(m,1H)、6.73(s,1H)、5.72〜6.06(m,1H)、4.69(s,2H)、4.51〜4.64(m,2H)、4.33〜4.43(m,1H)、3.81〜3.90(m,2H)、3.66〜3.80(m,4H)、3.24〜3.35(m,3H)、2.77〜2.91(m,2H)。LCMS(M+1):488。
化合物106:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、500.00mg、1.42mmol、1.00当量)のDMF(2.00mL)溶液に、NaH(170.27mg、4.26mmol、22.70μL純度60%、3.00当量)を−10℃で加えた。混合物を、0.5時間、N2下で撹拌した。次に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(中間体20、14.19mmol、1mL、10.00当量)のDMF溶液を混合物に加えた。混合物を0℃で5時間撹拌した。LCMSは、所望の生成物のMSが検出されたことを示した。混合物を10mLの氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(10mL×3)。有機層を合わせ、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取TLCにより精製し、標題化合物(160.00mg、未精製)を黄色油として得た。LCMS:435(M+1)。
工程3.2−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(80.00mg、184.16μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、73.34当量)を、15℃で1時間撹拌しながら加えた。TLCは、反応物質が完全に消費され、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を直接蒸留し、標題化合物(85.00g、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程4.化合物106:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミドの調製。2−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(30.00mg、66.92μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(17.78mg、66.92μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TEA(54.17mg、535.33μmol、74.21μL 8.00当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。LCMSは、反応物質が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を真空下で蒸発させた。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(23.00mg、44.33μmol、収率33.12%、純度97.5%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.58(dd,J=2.51,6.65Hz,1H)、7.23〜7.36(m,1H)、7.06〜7.19(m,1H)、4.65〜4.75(m,1H)、4.59(br dd,J=5.71,14.49Hz,1H)、4.37(dd,J=6.90,14.56Hz,1H)、4.02(q,J=8.87Hz,1H)、3.75〜3.91(m,1H)、3.28(s,1H)、2.82(br t,J=5.58Hz,1H)。LCMS:506(M+1)。
化合物107:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−2−(トリジュウテリオメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.4−(ヒドロキシメチル)−2−(トリジュウテリオメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−(メチル−d3)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体21、40.00mg、112.55μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中混合物に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、120.00当量)を加えた後、混合物を10℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(41.57mg、112.56μmol、収率100.00%、TFA)を黄色油として得た。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−1−オキソ−2−(トリジュウテリオメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(ヒドロキシメチル)−2−(トリジュウテリオメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(41.57mg、112.56μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(32.89mg、123.82μmol、1.10当量)、TEA(22.78mg、225.12μmol、31.21μL 2.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2を3回パージした後、混合物を、10℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(5mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(3mL×3)により抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(21.00mg、48.21μmol、収率42.83%、純度98%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.54〜7.59(m,1H)7.16〜7.22(m,1H)7.06(t,J=8.78Hz,1H)6.51(s,1H)4.70(s,2H)4.51〜4.62(m,2H)4.34〜4.47(m,1H)3.74〜3.93(m,4H)2.86(s,2H)1.87〜2.07(m,1H)。LCMS:427[M+1]。
化合物108_D1:(4S*,9R)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
化合物121と同様の様式で、化合物108_D1を調製した。
LC−MS:564/566[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.34(t,J=7.89Hz,1H)、6.94(dd,J=7.95,10.64Hz,1H)、6.53(br s,1H)、5.68〜6.13(m,1H)、5.09(br t,J=6.17Hz,1H)、4.86(d,J=15.77Hz,1H)、4.35〜4.71(m,4H)、3.61〜3.84(m,4H)、3.31(s,3H)、3.05(dd,J=5.69、15.71Hz,1H)、2.70(d,J=15.89Hz,1H)、1.21(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物108_D2:(4R*,9R)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
化合物121と同様の様式で、化合物108_D1を調製した。
LCMS(M+1):564/566。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.31〜8.37(m,1H)、6.94(dd,J=7.91,10.67Hz,1H)、6.53(br s,1H)、5.75〜6.06(m,1H)、5.10(br t,J=6.09Hz,1H)、4.88(d,J=15.69Hz,1H)、4.37〜4.64(m,4H)、3.71〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.05(dd,J=5.46,16.00Hz,1H)、2.71(d,J=15.81Hz,1H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物109:(4S*,9S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程11.9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体23、50.00mg、131.43μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、102.76当量)を加えた。この反応混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、より高い極性を有する1つの主要な新しいスポットが検出されたことを示した。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、標題化合物(50.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接使用した。
工程2.(4S*,9S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(50.00mg、126.79μmol、1.00当量、TFA)のDCM(3.00mL)中混合物に、TEA(51.32mg、507.16μmol、70.30μL 4.00当量)と、それに続きフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(33.68mg、126.79μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を25℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物をDCM(50mL)及び水(30mL×2)で抽出し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(46.00mg、99.76μmol、収率78.68%、純度98%)を白色固体として得て、それをSFCと、続いて分取HPLCで分離して、両ジアステレオマー(109_D1:20mg及び109_D2:20mg)を得た。
SFC分離条件:機器:SFC 80;カラム:AD−5um;移動相:AとしてCO2、BとしてIPA(0.1% NH3H2O);勾配:B 30%;流量:60mL/分;背圧:10MPa(100bar);カラム温度:35℃;波長:220nm。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.59(dd,J=2.70,6.46Hz,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.03〜7.10(m,1H)、6.50(s,1H)、4.81〜4.89(m,2H)、4.51〜4.63(m,2H)、4.40〜4.48(m,2H)、3.72〜3.89(m,2H)、3.33(s,3H)、3.00(dd,J=5.77,15.94Hz,1H)、2.77(d,J=16.19Hz,1H)、1.95(br s,1H)、1.40〜1.54(m,2H)、0.94(t,J=7.40Hz,3H)。LCMS:452/454[M+1]
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物109_D2:(4S*,9R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.60(dd,J=2.64,6.53Hz,1H)、7.18〜7.23(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.58(s,1H)、4.84〜4.93(m,2H)、4.52〜4.60(m,2H)、4.35〜4.43(m,2H)、3.75〜3.92(m,2H)、3.33(s,3H)、3.00(dd,J=6.02,16.06Hz,1H)、2.77(d,J=15.81Hz,1H)、1.92〜2.08(m,1H)、1.42〜1.55(m,2H)、0.94(t,J=7.34Hz,3H)。
LCMS:452/454[M+1]
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物109_D3/D4を、109_D1/D2と同様の手順で調製した。
SFC分離条件:機器:SFC 80;カラム:OJ−5um;移動相:AとしてCO2、BとしてEtOH(0.1% NH3H2O);勾配:B 20%;流量:50mL/分;背圧:10MPa(100bar);カラム温度:35℃;波長:220nm。
109_D3:(4R*,9R*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.60(dd,J=2.64,6.53Hz,1H)、7.18〜7.23(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.52(s,1H)、4.84〜4.92(m,2H)、4.52〜4.59(m,2H)、4.36〜4.43(m,2H)、3.86〜3.92(m,1H)、3.76〜3.82(m,1H)、3.33(s,3H)、3.00(dd,J=5.83,16.00Hz,1H)、2.77(d,J=15.94Hz,1H)、1.83〜2.04(m,1H)、1.41〜1.55(m,2H)、0.94(t,J=7.40Hz,3H)LCMS:452[M+1]。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
109_D4:(4R*,9S*)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−9−エチル−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.59(dd,J=2.64,6.53Hz,1H)、7.20(ddd,J=2.70,4.05、8.94Hz,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.55(br s,1H)、4.84(br d,J=15.69Hz,2H)、4.51〜4.62(m,2H)、4.39〜4.46(m,2H)、3.81〜3.88(m,1H)、3.72〜3.78(m,1H)、3.33(s,3H)、2.99(dd,J=5.83,16.00Hz,1H)、2.77(d,J=15.94Hz,1H)、1.87〜2.19(m,1H)、1.42〜1.56(m,2H)、0.94(t,J=7.40Hz,3H)
LCMS:452[M+1]。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物110_D1:(4S*,9R)−N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
工程1.(9R)−N,2,9−トリメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド。tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルカルバモイル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体25、165.00mg、419.38μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、32.21当量)を加えた後、混合物を30℃で0.5時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(170.00mg、417.34μmol、収率99.51%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程2.(9R)−N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。(9R)−N,2,9−トリメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド(56.00mg、137.48μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)カルバメート(46.80mg、164.97μmol、1.20当量)、TEA(27.82mg、274.95μmol、38.11μL 2.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、DCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(40.00mg、80.35μmol、収率58.45%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:483/484[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.84〜7.93(m,1H)、6.92〜7.00(m,1H)、6.49〜6.57(m,1H)、6.01〜6.10(m,1H)、4.95〜5.05(m,2H)、4.87〜4.94(m,2H)、4.64〜4.71(m,1H)、4.55(s,1H)、3.35(s,3H)、3.00〜3.07(m,1H)、2.85(d,J=4.89Hz,3H)、2.68〜2.75(m,1H)、1.22(d,J=6.90Hz,2H)、1.18〜1.26(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物110_D2:(4R*,9R)−N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
化合物110_D2を、中間体25の別のエナンチオマーを用いて、110_D1と類似の方法で調製した。
LCMS:483/484[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.81〜7.96(m,1H)、6.96(br d,J=1.10Hz,1H)、6.49〜6.61(m,1H)、6.07〜6.22(m,1H)、5.02〜5.11(m,1H)、4.84〜5.00(m,3H)、4.75(s,1H)、4.48(s,1H)、3.35(s,3H)、3.00〜3.10(m,1H)、2.89(d,J=4.89Hz,3H)、2.72(d,J=15.89Hz,1H)、1.19(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物156、111、及び112を、化合物110と類似の方法で調製した。
化合物111_D1:(4S*,9R)−N10−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:483/484[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.15〜8.24(m,1H)、6.91〜7.01(m,1H)、6.51〜6.57(m,1H)、6.00〜6.08(m,1H)、4.95〜5.05(m,2H)、4.85〜4.94(m,2H)、4.64〜4.71(m,1H)、4.48〜4.55(m,1H)、3.35(s,3H)、2.99〜3.08(m,1H)、2.85(d,J=4.89Hz,3H)、2.68〜2.76(m,1H)、1.19〜1.25(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物111_D2:(4R*,9R)−N10−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:483/484[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.16〜8.22(m,1H)、6.91〜7.00(m,1H)、6.53〜6.59(m,1H)、6.11〜6.20(m,1H)、5.02〜5.12(m,1H)、4.85〜4.98(m,3H)、4.69〜4.76(m,1H)、4.47(s,1H)、3.35(s,3H)、3.00〜3.08(m,1H)、2.89(d,J=4.89Hz,3H)、2.69〜2.76(m,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物112_D1:(4S*,9R)−N10−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.73〜7.79(m,1H)、7.57〜7.64(m,1H)、7.10〜7.19(m,1H)、6.67(s,1H)、6.01〜6.10(m,1H)、4.81〜5.12(m,4H)、4.64〜4.74(m,1H)、4.51(d,J=15.77Hz,1H)、3.35(s,3H)、2.98〜3.08(m,1H)、2.86(d,J=4.89Hz,3H)、2.66〜2.75(m,1H)、1.20(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物112_D2:(4R*,9R)−N10−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.75〜7.80(m,1H)、7.59〜7.66(m,1H)、7.11〜7.18(m,1H)、6.80(s,1H)、6.12〜6.19(m,1H)、5.08〜5.16(m,1H)、4.87〜4.99(m,3H)、4.68〜4.75(m,1H)、4.42(d,J=15.69Hz,1H)、3.35(s,3H)、2.98〜3.06(m,1H)、2.89(d,J=4.89Hz,3H)、2.68〜2.76(m,1H)、1.15〜1.20(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物113:4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.[10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチルメタンスルホネートの調製。N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物031、1.00g、2.36mmol、1.00当量)及びTEA(1.19g、11.80mmol、1.64mL、5.00当量)のDCM(10.00mL)中混合物に、MsCl(1.08g、9.44mmol、730.64μL 4.00当量)を、0℃にてN2下で加えた後、混合物を30℃で2時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を氷水(20mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、黄色固体として標題化合物(1.40g、未精製)を得た。LCMS:502/504[M+1]。
工程2.4−(アジドメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。[10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチルメタンスルホネート(1.18g、2.35mmol、1.00当量)のDMF(15.00mL)溶液に、NaN3(458.51mg、7.05mmol、247.84μL 3.00当量)を、0℃、N2下で加えた後、混合物を50℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは出発物質/所望の生成物=1/1を示した。続いて、NaN3(458.32mg、7.05mmol、3.00当量)を、0℃、N2下で混合物に加え、この混合物を70℃で更に16時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、ブライン(20mL×3)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物(1.40g、未精製)を黄色油として得た。LCMS:449/451[M+1]
工程3.4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(アジドメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9、11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(1.06g、2.36mmol、1.00当量)のTHF(12.00mL)及びH2O(2.00mL)溶液に、PPh3(1.24g、4.72mmol、2.00当量)を加えた後、混合物を、30℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(30mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=100/1〜20:1)で精製し、標題化合物(702.00mg、1.49mmol、収率63.31%、純度90%)を黄色固体として得て、そのうち75mgを分取HPLCによって更に精製し、25mgの純粋な所望の生成物を得た。LCMS:423/425[M+1];1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.55〜7.63(m,1H)、7.26〜7.34(m,1H)、7.14(s,1H)、4.72(br d,J=2.13Hz,4H)、4.38〜4.47(m,1H)、3.73〜3.92(m,2H)、3.33(s,3H)、2.96〜3.18(m,2H)、2.80〜2.87(m,2H)。
化合物114_E1:(S*)−4−(アミノメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.4−(アジドメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(アジドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体28、120.00mg、317.97μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中混合物に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、42.48当量)を加えた後、混合物を25℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(124.00mg、316.89μmol、収率99.66%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程2.4−(アジドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミドの調製。4−(アジドメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(124.00mg、316.89μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(81.20mg、316.89μmol、1.00当量)、TEA(96.20mg、950.67μmol、131.78μL 3.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を25℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。この混合物を水(10mL)に注いだ。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1:2)で精製し、標題化合物(115.00mg、235.55μmol、収率74.33%、純度90%)を黄色固体として得た。LCMS:440[M+1]。
工程3.(S*)−4−(アミノメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(アジドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(120.00mg、273.10μmol、1.00当量)のTHF(6.00mL)及びH2O(1.00mL)溶液に、PPh3(143.26mg、546.20μmol、2.00当量)を加えた後、混合物を、30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(30mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=100/1〜20:1)と、その後の分取HPLC(HCl)によって精製し、標題化合物(42.70mg、101.53μmol、収率37.18%、純度98.3%)を黄色固体として得た。
LCMS:414[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.76〜7.83(m,1H)、7.66〜7.72(m,1H)、7.27(s,1H)、4.67〜4.82(m,4H)、4.38〜4.47(m,1H)、3.75〜3.93(m,2H)、3.40〜3.67(m,1H)、3.33(s,3H)、3.05〜3.19(m,1H)、2.79〜2.89(m,2H)
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物115_D1:(4S*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体29、120.00mg、306.57μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中混合物に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、44.06当量)を加えた後、混合物を16℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(124.00mg、305.92μmol、収率99.79%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程2.(9R)−4−(アジドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(124.00mg、305.92μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(78.39mg、305.92μmol、1.00当量)、TEA(92.87mg、917.77μmol、127.22μL 3.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を25℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。この混合物を水(10mL)に注いだ。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1:2)で精製し、標題化合物(114.00mg、236.33μmol、収率77.25%、純度94%)を白色固体として得た。LCMS:454[M+1]
工程3.(4S*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。(9R)−4−(アジドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(114.00mg、251.42μmol、1.00当量)のTHF(6.00mL)及びH2O(1.00mL)溶液に、PPh3(131.89mg、502.83μmol、2.00当量)を加えた後、混合物を15℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(30mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相を酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=100/1〜20:1)と、その後の分取HPLC(HCl)によって精製し、標題化合物(13.00mg、27.52μmol、収率10.94%、純度90.47%)を黄色固体として得た。LCMS:428[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 9.06(br s,1H)、8.23(br s,2H)、7.91〜7.98(m,1H)、7.75〜7.84(m,1H)、7.42(t,J=9.10Hz,1H)、4.98〜5.11(m,1H)、4.72(br s,3H)、4.31〜4.43(m,1H)、4.11〜4.21(m,1H)、3.28(s,3H)、3.03〜3.19(m,2H)、2.88〜2.95(m,1H)、2.61(br d,J=15.81Hz,1H)、1.10(d,J=6.78Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物115_D2:(4R*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
化合物115_D2を、中間体29の別のエナンチオマーを用いて調製した。
LCMS:428[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 9.06(br s,1H)、8.23(br s,2H)、7.91〜7.98(m,1H)、7.75〜7.84(m,1H)、7.42(t,J=9.10Hz,1H)、4.98〜5.11(m,1H)、4.72(br s,3H)、4.31〜4.43(m,1H)、4.11〜4.21(m,1H)、3.28(s,3H)、3.03〜3.19(m,2H)、2.88〜2.95(m,1H)、2.61(br d,J=15.81Hz,1H)、1.10(d,J=6.78Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物116及び117を、化合物115と類似の方法で調製した。
化合物116_D1:(4S*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:471[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.77(dd,J=2.45、6.21Hz,1H)、7.54〜7.67(m,1H)、7.54〜7.69(m,1H)、7.24(t,J=9.66Hz,1H)、5.03(d,J=17.07Hz,1H)、4.93(br d,J=5.77Hz,1H)、4.77〜4.81(m,1H)、4.72(br dd,J=6.09、14.87Hz,1H)、4.31〜4.50(m,2H)、3.32〜3.37(m,4H)、2.97〜3.16(m,2H)、2.69(br d,J=15.69Hz,1H)、1.23(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物116_D2:(4R*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:471[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.78(dd,J=2.75、6.17Hz,1H)、7.61〜7.68(m,1H)、7.20〜7.28(m,1H)、5.09(s,1H)、4.92〜4.96(m,1H)、4.75〜4.81(m,1H)、4.66〜4.74(m,1H)、4.39〜4.47(m,1H)、4.29〜4.37(m,1H)、3.34(s,4H)、3.13〜3.21(m,1H)、2.99〜3.08(m,1H)、2.63〜2.72(m,1H)、1.20(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物117_D1:(4S*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:481/483[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.72(dd,J=2.64,6.27Hz,1H)、7.33(td,J=3.40,8.88Hz,1H)、7.12(t,J=8.72Hz,1H)、5.01(br d,J=16.81Hz,1H)、4.90〜4.92(m,1H)、4.63〜4.77(m,1H)、4.29〜4.50(m,2H)、3.32〜3.39(m,1H)、3.32〜3.38(m,3H)、2.95〜3.13(m,2H)、2.68(d,J=16.06Hz,1H)、1.22(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物117_D2:(4R*,9R)−4−(アミノメチル)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:481/483[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.68〜7.76(m,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7.12(t,J=8.68Hz,1H)、5.09(d,J=16.87Hz,1H)、4.90〜4.95(m,1H)、4.75〜4.82(m,1H)、4.66〜4.75(m,1H)、4.43(dd,J=4.89,14.79Hz,1H)、4.31(d,J=16.87Hz,1H)、3.34(s,4H)、3.12〜3.23(m,1H)、2.98〜3.08(m,1H)、2.67(br d,J=15.89Hz,1H)、1.19(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物118:N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
工程1.tert−ブチル2−メチル−4−(メチルカルバモイル)−1−オキソ−5,7,7a,8,9,11,11a,11b−オクタヒドロ−4H−ピリド[1,2]ピラゾロ[3,5−c][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。10−(tert−ブトキシカルボニル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(中間体26、500.00mg、1.35mmol、1.00当量)、T3P(1.72g、2.70mmol、1.61mL、純度50%、2.00当量)及びEt3N(1.37g、13.50mmol、1.87mL、10.00当量)のTHF(8.00mL)中混合物に、メタンアミン;塩酸塩(455.72mg、6.75mmol、5.00当量)を加えた。混合物を70℃にて16時間、N2下封止管内で撹拌した。混合物のpHをHCl(1M)で6に調整した後、H2O(20mL)で希釈し、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:3)で精製し、標題化合物(235.00mg、612.87μmol、収率45.40%)を黄色固体として得た。LCMS:380[M+1]
工程2.N,2−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミドの調製。tert−ブチル2−メチル−4−(メチルカルバモイル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(259.00mg、682.64μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TFA(4.43g、38.87mmol、2.88mL、56.94当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(268.00mg、681.38μmol、収率99.82%、TFA)を黄色油として得て、粗生成物を次工程に直接用いた。LCMS:280[M+1]。
工程3.N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。N,2−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド(60.00mg、152.55μmol、1.00当量、TFA)のDCM(3.00mL)溶液に、フェニルN−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)カルバメート(64.91mg、228.82μmol、1.50当量)及びEt3N(77.18mg、762.74μmol、105.73μL 5.00当量)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物のpHをFAで6に調整し、濾過して減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(FA)と、その後の分取TLC(DCM/MeOH=10/1)及び分取HPLC(FA)で精製し、白色固体(20.00mg、42.23μmol、収率27.68%、純度99%)を得た。LCMS[M+1]:469/471。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.88(dt,J=5.52,8.97Hz,1H)、6.96(ddd,J=2.13,8.41,9.29Hz,1H)、6.57(br d,J=2.76Hz,1H)、6.08(br d,J=5.02Hz,1H)、4.86〜5.00(m,2H)、4.61〜4.82(m,3H)、3.93(td,J=5.49,13.74Hz,1H)、3.72〜3.82(m,1H)、3.34(s,3H)、2.80〜2.94(m,5H)。
化合物195、119、及び120を、化合物118と類似の方法で調製した。
化合物119:N10−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:469/471。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.18(t,J=8.03Hz,1H)、6.95(dd,J=8.41、10.54Hz,1H)、6.57(br d,J=3.14Hz,1H)、6.07(br d,J=4.39Hz,1H)、4.87〜4.99(m,2H)、4.64〜4.77(m,3H)、3.92(td,J=5.52、13.68Hz,1H)、3.70〜3.81(m,1H)、3.34(s,3H)、2.81〜2.93(m,5H)。
化合物120:N10−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:442。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.75(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.61(ddd,J=2.82,4.58、9.16Hz,1H)、7.14(t,J=8.72Hz,1H)、6.77(s,1H)、6.10(br d,J=4.89Hz,1H)、4.85〜5.00(m,2H)、4.62〜4.76(m,3H)、3.77〜3.93(m,2H)、3.34(s,3H)、2.81〜2.93(m,5H)。
化合物121_D1:(4S*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(9R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、700mg、1.91mmol、1.00当量、SFCで分離した単一のジアステレオマー)のDMF(5.00mL)溶液に、NaH(152.80mg、3.82mmol、純度60%、2.00当量)を−40℃で加えた。混合物を−40℃で30分間撹拌した。2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(1.23g、5.73mmol、3.00当量)溶液を、−40℃で滴下して加えた。混合物を−20℃で0.5時間撹拌した。TLC(PE:酢酸エチル=1:1)は、出発材料がほとんど消費され、新しいスポットが形成されたことを示した。混合物を氷水(50mL)内に追加し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をH2O(50mL×3)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:酢酸エチル=30%〜50%)で精製し、標題化合物(580.00mg、1.35mmol、収率70.55%)を無色油として得た。
工程2.(9R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(ヒドロキシメチル)−9−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オンの調製。tert−ブチル(9R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(ヒドロキシメチル)−9−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(440.00mg、1.06mmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TFA(8.06g、70.65mmol、5.23mL、66.86当量)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(PE:酢酸エチル=1:1)は出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(460.00mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程3.(4S*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。(9R)−4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(55.00mg、123.78μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(34.53mg、129.97μmol、1.05当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(75.15mg、742.68μmol、102.95μL 6.00当量)を20℃で加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を、真空下で直接濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(42.30mg、82.17μmol、収率66.39%、純度97.5%)を白色固体として得た。LCMS:502[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.59(dd,J=2.64,6.53Hz,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.49(s,1H)、6.45〜6.46(m,1H)、5.73〜6.07(m,1H)、5.08〜5.18(m,1H)、5.08〜5.18(m,1H)、4.82〜4.83(m,1H)、4.35〜4.70(m,4H)、3.65〜3.81(m,4H)、3.31(s,3H)、3.01〜3.04(m,1H)、2.66〜2.70(m,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物108、122、123、124、125、126、及び127を、化合物121と同様の方法で調製した。
化合物121_D2:(4R*,9R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):502。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.60(dd,J=2.70,6.59Hz,1H)、7.20(ddd,J=2.76,4.05,8.88Hz,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.47(s,1H)、5.75〜6.06(m,1H)、5.10〜5.19(m,1H)、4.84(d,J=15.43Hz,1H)、4.54〜4.66(m,2H)、4.37〜4.50(m,2H)、3.71〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.96,15.87Hz,1H)、2.69(d,J=15.94Hz,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物122_D1:(4S*,9R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LC−MS:546/548[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.72(dd,J=2.57、6.09Hz,1H)、7.24〜7.29(m,2H)、7.04(t,J=8.47Hz,1H)、6.51(br s,1H)、5.73〜6.06(m,1H)、5.13(m,1H)、4.83(m,1H)、4.35〜4.68(m,4H)、3.64〜3.81(m,4H)、3.50(s,1H)、3.31(s,3H)、3.04(m,1H)、2.68(m,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物122_D2:(4R*,9R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):546/548。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.73(dd,J=2.64,6.02Hz,1H)、7.23〜7.27(m,1H)、7.05(t,J=8.47Hz,1H)、6.45(s,1H)、5.74〜6.06(m,1H)、5.14(br t,J=6.59Hz,1H)、4.84(d,J=15.56Hz,1H)、4.54〜4.65(m,2H)、4.37〜4.50(m,2H)、3.71〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=6.09,16.12Hz,1H)、2.69(d,J=16.31Hz,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物123_D1:(4S*,9R)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LC−MS:547/549[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.02〜8.21(m,2H)、6.99(br s,1H)、5.73〜6.07(m,1H)、4.85〜5.10(m,2H)、4.39〜4.66(m,4H)、3.64〜3.81(m,4H)、3.31(s,3H)、3.00〜3.13(m,1H)、2.72(br d,J=15.94Hz,1H)、1.23(d,J=6.78Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物123_D2:(4R*,9R)−N−(2−ブロモ−3−フルオロピリジン−4−イル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):547/549。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.14〜8.18(m,1H)、8.07(d,J=5.52Hz,1H)、6.95(br d,J=3.89Hz,1H)、5.74〜6.07(m,1H)、5.07(m,1H)、4.92(m,1H)、4.35〜4.66(m,4H)、3.69〜3.87(m,4H)、3.31(s,3H)、3.06(m,1H)、2.73(d,J=15.94Hz,1H)、1.23(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物124_D1:(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LC−MS:493[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.77(dd,J=2.76,5.52Hz,1H)、7.59(ddd,J=2.82,4.55,9.07Hz,1H)、7.14(t,J=8.72Hz,1H)、6.71(s,1H)、5.71〜6.08(m,1H)、5.06〜5.19(m,1H)、4.85(d,J=15.69Hz,1H)、4.36〜4.69(m,4H)、3.62〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.77,15.94Hz,1H)、2.69(d,J=15.81Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物124_D2:(4R*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):493。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.79(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.59(m,1H)、7.11〜7.18(m,1H)、6.64(s,1H)、5.74〜6.06(m,1H)、5.15(br t,J=6.21Hz,1H)、4.86(d,J=15.43Hz,1H)、4.37〜4.66(m,4H)、3.70〜3.86(m,4H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.83,15.75Hz,1H)、2.70(d,J=16.31Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物125_D1:(4S*,9R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LC−MS:482[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.25(br d,J=2.51Hz,1H)、7.08〜7.14(m,1H)、6.93(t,J=8.97Hz,1H)、6.38(s,1H)、5.74〜6.07(m,1H)、5.14(quin,J=6.40Hz,1H)、4.83(d,J=15.69Hz,1H)、4.38〜4.68(m,4H)、3.63〜3.84(m,4H)、3.50(s,1H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.83,15.87Hz,1H)、2.67(d,J=15.81Hz,1H)、2.26(d,J=1.63Hz,3H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物125_D2:(4R*,9R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):482。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.26(d,J=2.89Hz,1H)、7.11(td,J=3.87,8.19Hz,1H)、6.89〜6.96(m,1H)、6.37(s,1H)、5.74〜6.06(m,1H)、5.15(m,J=6.34Hz,1H)、4.85(d,J=15.56Hz,1H)、4.54〜4.66(m,2H)、4.36〜4.50(m,2H)、3.71〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.84,16.00Hz,1H)、2.68(d,J=16.06Hz,1H)、2.26(d,J=1.76Hz,3H)、1.17(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物126_D1:(4S*,9R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LC−MS:536[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.68(dd,J=2.70,6.09Hz,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.13(t,J=9.41Hz,1H)、6.61(s,1H)、5.72〜6.11(m,1H)、5.15(quin,J=6.43Hz,1H)、4.85(d,J=15.56Hz,1H)、4.36〜4.70(m,4H)、3.65〜3.83(m,4H)、3.31(s,3H)、3.05(dd,J=5.84、15.87Hz,1H)、2.69(d,J=15.81Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物126_D2:(4R*,9R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):536。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.69(dd,J=2.82,6.21Hz,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.14(t,J=9.29Hz,1H)、6.59(s,1H)、5.75〜6.06(m,1H)、5.16(m,J=6.78Hz,1H)、4.87(d,J=15.56Hz,1H)、4.54〜4.66(m,2H)、4.38〜4.52(m,2H)、3.71〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.65、15.81Hz,1H)、2.70(d,J=16.19Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物127_D1:(4S*,9R)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LC−MS:520[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.19(t,J=8.09Hz,1H)、6.95(dd,J=8.47,10.60Hz,1H)、6.55(br d,J=2.76Hz,1H)、5.64〜6.18(m,1H)、4.79〜5.25(m,2H)、4.34〜4.67(m,4H)、3.59〜3.86(m,4H)、3.26〜3.41(m,3H)、3.05(dd,J=5.77,15.81Hz,1H)、2.70(d,J=15.81Hz,1H)、1.21(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物127_D2:(4R*,9R)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS(M+1):520/522。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=8.20(t,J=8.09Hz,1H)、6.95(dd,J=8.41,10.54Hz,1H)、6.53(br d,J=2.76Hz,1H)、5.74〜6.06(m,1H)、5.06〜5.14(m,1H)、4.88(d,J=15.69Hz,1H)、4.37〜4.63(m,4H)、3.71〜3.85(m,4H)、3.31(s,3H)、3.05(dd,J=5.83,16.12Hz,1H)、2.71(d,J=15.94Hz,1H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物128:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−((トリフルオロメトキシ)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。窒素を充填したグローブボックス内で、反応瓶に、AgOTf(192.50mg、749.19μmol、3.00当量)、Select Fluor(登録商標)(301.60mg、851.36μmol、1.50当量)、KF(131.90mg、2.27mmol、53.19μL 4.00当量)、tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、200.00mg、567.57μmol、1.00当量)を連続して追加した。次に、EtOAc(6.00mL)、2−フルオロピリジン(165.32mg、1.70mmol、146.30μL 3.00当量)及びTMSCF3(242.12mg、1.70mmol、3.00当量)を、N2雰囲気下で連続して追加した。反応混合物を20℃で16時間撹拌した。いくつかのピークがLCMSで見られ、23%の出発材料が残存し、13%の所望の生成物が検出された。混合物をEtOAc(20mL×2)及びH2O(20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(30.00mg、71.36μmol、収率12.57%)を白色固体として得た。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメトキシメチル)−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(45.00mg、107.05μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TFA(5.00mL)を加えた。混合物を20℃で5時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=0:1)は出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、2−メチル−4−(トリフルオロメトキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(48.00mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。2−メチル−4−(トリフルオロメトキシメチル)−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(48.00mg、110.53μmol、1.00当量、TFA)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(55.92mg、552.63μmol、76.60μL 5.00当量)と、続いてフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(35.24mg、132.64μmol、1.20当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(FA)で精製し、分取TLC(PE:EtOAc=1:1)で再精製し、分取HPLC(塩基)で更に精製して、標題化合物(28.00mg、56.31μmol、収率50.94%、純度98.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.59(dd,J=2.69,6.48Hz,1H)、7.18〜7.25(m,1H)、7.03〜7.11(m,1H)、6.61(s,1H)、4.68〜4.78(m,3H)、4.59〜4.67(m,1H)、4.39(dd,J=6.60,14.43Hz,1H)、4.14〜4.22(m,1H)、4.05〜4.13(m,1H)、3.80〜3.94(m,2H)、3.32(s,3H)、2.88(t,J=5.75Hz,2H)
LCMS:492[M+1]。
化合物129:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(エチルスルホンアミドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
化合物208と同様の様式で、化合物129を調製した。
LCMS:527[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、7.72(dd,J=2.57,6.85Hz,1H)、7.48(br s,1H)、7.41(ddd,J=2.69,4.28、9.05Hz,1H)、7.24〜7.33(m,1H)、4.58〜4.68(m,3H)、4.51(quin,J=6.39Hz,1H)、4.29(dd,J=7.40,14.37Hz,1H)、3.66〜3.82(m,2H)、3.24(s,5H)、2.72(br t,J=5.38Hz,2H)、2.60〜2.66(m,1H)、0.88〜1.00(m,4H)。
化合物130:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(((2,2,2−トリフルオロエチル)スルホンアミド)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
化合物208と同様の様式で、化合物130を調製した。
LCMS:569[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、7.72(dd,J=2.51,6.78Hz,1H)、7.41(td,J=4.36,7.22Hz,1H)、7.25〜7.31(m,1H)、4.58〜4.65(m,3H)、4.44〜4.57(m,3H)、4.29(dd,J=6.96、14.24Hz,1H)、3.70〜3.79(m,2H)、3.28〜3.30(m,2H)、3.24(s,3H)、2.72(br t,J=5.58Hz,2H)、2.70〜2.76(m,1H)
化合物131:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.メチル2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート。10−(tert−ブチル)4−メチル2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキシレート(中間体22、1.00g、2.63mmol、1.00当量)のDCM(40.00mL)溶液に、TFA(135.08mmol、10.00mL、51.36当量)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。TLC(PE:酢酸エチル=0:1)は、出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(1.10g、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程2.メチル10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート。メチル2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート(1.10g、2.79mmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(741.15mg、2.79mmol、1.00当量)のDCM(20.00mL)中混合物に、TEA(1.41g、13.95mmol、1.93mL、5.00当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主要ピークが検出されたことを示し、TLC(PE:酢酸エチル=0:1)は、2つのスポットが形成されたことを示した。混合物をH2O(30mL)で希釈した。有機相をNa2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE:酢酸エチル=50%〜80%)で精製し、標題化合物(1.00g、2.21mmol、収率79.33%)を白色固体として得た。
工程3.10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。メチル10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキシレート(900.00mg、1.99mmol、1.00当量)のDCE(10.00mL)溶液に、ヒドロキシ(トリメチル)スタンナン(1.44g、7.96mmol、4.00当量)を加えた。混合物を50℃で16時間撹拌した。TLC(PE:酢酸エチル=0:1)は、出発材料が消費されたことを示した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、KF水溶液(500mg、5mL)でクエンチした。混合物をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物(700.00mg、1.60mmol、収率80.35%)を白色固体として得た。
工程4.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(80.00mg、182.73μmol、1.00当量)のDMF(3.00mL)溶液に、3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(94.68mg、730.92μmol、4.00当量)と、続いてDIEA(296.00mg、2.29mmol、400.00μL 12.53当量)、PyBOP(142.64mg、274.09μmol、1.50当量)及びHOBt(24.69mg、182.73μmol、1.00当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を0.5M HCl(30mL)で希釈し、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した後、NaHCO3(30mL)で洗浄した。合わせた有機物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取TLC(DCM:MeOH=15:1)、続いて分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(15.50mg、30.04μmol、収率16.44%、純度99.4%)を白色固体として得た。LCMS[M+1]:513。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.54〜7.59(m,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.06(s,1H)、6.50〜6.54(m,1H)、4.86〜5.02(m,2H)、4.62〜4.77(m,3H)、4.33〜4.61(m,4H)、3.85(s,2H)、3.31(s,3H)、2.88(br s,2H)。
化合物132、134、135、及び136を、化合物131と類似の方法で調製した。
化合物132:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−カルボニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS[M+1]:527。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.55〜7.59(m,1H)、7.19(br s,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.55(s,1H)、4.96〜5.06(m,1H)、4.88〜4.95(m,1H)、4.72〜4.84(m,2H)、4.60〜4.69(m,2H)、3.97〜4.17(m,1H)、3.74〜3.96(m,5H)、3.24(s,3H)、2.87(br d,J=5.6Hz,2H)、2.36〜2.61(m,2H)。
化合物133:N10−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−N4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド
10−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(80.00mg、182.73μmol、1.00当量)、2,2,2−トリフルオロ−N−メチル−エタンアミン(27.33mg、182.73μmol、1.00当量、HCl)及び3−ピコリン(51.05mg、548.18μmol、53.18μL 3.00当量)のMeCN(5.00mL)中混合物に、MsCl(29.30mg、255.82μmol、19.80μL 1.40当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を、20℃にて0.5時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、主要な所望の生成物が形成されたことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、酢酸エチル(5mL)で抽出した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLCで精製し、標題化合物(42.00mg、78.03μmol、収率42.70%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS[M+1]:533。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.55〜7.60(m,1H)、7.16〜7.22(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.51(s,1H)、4.94〜5.10(m,2H)、4.75(s,1H)、4.49〜4.70(m,3H)、3.86(s,3H)、3.16〜3.37(m,6H)、2.88(d,J=6.02Hz,2H)。
化合物134:N10−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:515。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.54〜7.61(m,1H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.06(s,1H)、6.55(s,1H)、6.04(s,1H)、5.03(s,2H)、4.74(s,1H)、4.65(s,2H)、3.93〜4.15(m,1H)、3.86(br t,J=5.7Hz,2H)、3.51〜3.71(m,1H)、3.15〜3.34(m,6H)、2.88(br d,J=5.7Hz,2H)。
化合物135:N10−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−N4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:519。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.54〜7.58(m,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.07(s,1H)、6.47〜6.52(m,1H)、6.34〜6.41(m,1H)、4.95(s,2H)、4.72(d,J=2.3Hz,3H)、3.78〜4.04(m,4H)、3.35(s,3H)、2.86(t,J=5.7Hz,2H)。
化合物136:N10−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:501。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.57(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.18〜7.25(m,1H)、7.04〜7.11(m,1H)、6.57(s,1H)、6.37(br t,J=6.17Hz,1H)、5.68〜6.02(m,1H)、4.88〜4.98(m,2H)、4.67〜4.77(m,3H)、3.85(t,J=5.81Hz,2H)、3.58〜3.78(m,2H)、3.36(s,3H)、2.87(t,J=5.75Hz,2H)、2.19(s,1H)。
化合物138_E1:(S*)−N−(3−クロロ−2,6−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、320.00mg、908.08μmol、1.00当量、SFCで分離された単一のエナンチオマー)のDCM(10.00mL)中混合物に、TFA(7.70g、67.53mmol、5.00mL、74.37当量)を0℃で滴下して加えた後、混合物を30℃で1時間撹拌した。TLC及びLCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(332.60mg、908.02μmol、収率99.99%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程2.N−(3−クロロ−2,6−ジフルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(40.00mg、109.20μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−クロロ−2,6−ジフルオロ−フェニル)カルバメート(34.07mg、120.12μmol、1.10当量)、TEA(22.10mg、218.40μmol、30.27μL 2.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を、30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、DCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(25.00mg、56.58μmol、収率51.82%、純度100%)を白色固体として得た。
化合物137、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、及び151を、化合物138と同様の方法で調製した。
化合物137_E1:(S*)−N−(3−クロロ−2,4,5−トリフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:460/462[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.95〜8.05(m,1H)、6.64〜6.70(m,1H)、4.74(d,J=3.01Hz,2H)、4.50〜4.63(m,2H)、4.37〜4.48(m,1H)、3.72〜3.94(m,4H)、3.33(s,3H)、2.88(s,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物138_E1:(S*)−N−(3−クロロ−2,6−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:442/444[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.17〜7.25(m,1H)、6.91(br d,J=1.83Hz,1H)、6.08〜6.16(m,1H)、4.79(s,2H)、4.56(br d,J=12.59Hz,2H)、4.43(s,1H)、3.73〜3.97(m,4H)、3.32(s,3H)、2.88(t,J=5.69Hz,1H)、2.84〜2.92(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物139_E1:(S*)−N−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:424/426[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.14〜8.19(m,1H)、6.90〜7.04(m,2H)、6.68〜6.73(m,1H)、4.74(s,2H)、4.55(br d,J=13.18Hz,2H)、4.37〜4.47(m,1H)、3.71〜3.95(m,4H)、3.33(s,3H)、2.88(t,J=5.77Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物140_E1:(S*)−N−(5−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:486/488[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.10(br s,1H)、6.97〜7.05(m,1H)、6.69〜6.76(m,1H)、4.75(s,2H)、4.55(br d,J=13.45Hz,2H)、4.43(s,1H)、3.72〜3.95(m,4H)、3.33(s,3H)、2.88(t,J=5.75Hz,2H)、1.53〜1.64(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物141_E1:(S*)−N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:468/470[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.29〜8.34(m,1H)、7.06〜7.13(m,1H)、6.91〜6.98(m,1H)、6.66〜6.72(m,1H)、4.74(s,2H)、4.51〜4.62(m,2H)、4.37〜4.46(m,1H)、3.72〜3.96(m,4H)、3.33(s,3H)、2.88(s,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物142_E1:(S*)−N−(2,4−ジフルオロ−3−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:422[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.69〜7.79(m,1H)、6.77〜6.86(m,1H)、6.48〜6.55(m,1H)、4.74(s,2H)、4.51〜4.61(m,2H)、4.36〜4.46(m,1H)、3.73〜3.93(m,4H)、3.33(s,3H)、2.83〜2.90(m,2H)、2.21(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物143_E1:(S*)−N−(2,4−ジフルオロ−5−メチルフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:422[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.75〜7.81(m,1H)、6.76〜6.84(m,1H)、6.49(br d,J=2.51Hz,1H)、4.73(s,2H)、4.50〜4.62(m,2H)、4.37〜4.47(m,1H)、3.86(br d,J=14.81Hz,4H)、3.32(s,3H)、2.87(t,J=5.71Hz,2H)、2.22(s,3H)、2.00〜2.15(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物144_E1:(S*)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(2,4,5−トリフルオロ−3−メチルフェニル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:440[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.78〜7.89(m,1H)、6.57〜6.63(m,1H)、4.73(s,2H)、4.51〜4.62(m,2H)、4.37〜4.47(m,1H)、3.71〜3.94(m,4H)、3.33(s,3H)、2.87(s,2H)、2.24(t,J=1.90Hz,2H)、2.20〜2.28(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物145_E1:(S*)−N−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:415[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.29〜8.36(m,1H)、7.41〜7.46(m,1H)、7.35〜7.40(m,1H)、6.91〜6.95(m,1H)、4.77(s,2H)、4.50〜4.64(m,2H)、4.37〜4.48(m,1H)、3.72〜3.96(m,4H)、3.33(s,3H)、2.89(t,J=5.75Hz,2H)、1.84〜1.92(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物146_E1:(S*)−N−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:415[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.32〜8.38(m,1H)、7.24〜7.27(m,1H)、7.18〜7.24(m,1H)、6.70〜6.83(m,1H)、4.77(s,2H)、4.50〜4.63(m,2H)、4.37〜4.47(m,1H)、3.73〜3.97(m,4H)、3.33(s,3H)、2.89(t,J=5.75Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物147_E1:(S*)−N−(2,4−ジフルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:476[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.35〜8.42(m,1H)、6.95〜7.05(m,1H)、6.59〜6.67(m,1H)、4.75(s,2H)、4.56(br d,J=12.23Hz,2H)、4.36〜4.47(m,1H)、3.72〜3.97(m,4H)、3.33(s,3H)、2.88(t,J=5.75Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物148_E1:(S*)−N−(2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:458[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.47(dd,J=2.01、7.28Hz,1H)、7.24〜7.27(m,1H)、7.14〜7.21(m,1H)、6.80(br d,J=3.76Hz,1H)、4.76(s,2H)、4.51〜4.62(m,2H)、4.38〜4.47(m,1H)、3.72〜3.97(m,4H)、3.33(s,3H)、2.85〜2.93(m,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物149_E1:(S*)−N−(2,4−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:476[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.17〜8.26(m,1H)、6.95〜7.03(m,1H)、6.62〜6.68(m,1H)、4.75(d,J=2.13Hz,2H)、4.56(br d,J=12.93Hz,2H)、4.43(s,1H)、3.73〜3.94(m,4H)、3.33(s,3H)、2.88(s,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物150_E1:(S*)−N−(2−ブロモ−5−フルオロピリジン−4−イル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:469/471[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.38〜8.43(m,1H)、8.14(d,J=2.13Hz,1H)、6.94〜7.00(m,1H)、4.75(d,J=3.26Hz,2H)、4.51〜4.63(m,2H)、4.43(br d,J=9.16Hz,1H)、3.72〜3.96(m,4H)、3.33(s,3H)、2.89(t,J=5.83Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物151_E1:(S*)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−N−(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:444[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.80〜7.90(m,1H)、6.65(br s,1H)、4.74(d,J=3.14Hz,2H)、4.51〜4.62(m,2H)、4.38〜4.48(m,1H)、3.85(br d,J=5.65Hz,4H)、3.33(s,3H)、2.88(t,J=5.83Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物152_D1:(4S*,9R)−N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
工程1.(9R)−10−tert−ブトキシカルボニル−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、500.00mg、1.36mmol、1.00当量、SFCで分離したジアステレオマー)及びNMO(1.19g、10.20mmol、1.08mL、7.50当量)のMeCN(10.00mL)溶液に、TPAP(119.49mg、340.00μmol、0.25当量)を加えた。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(20mL)中に注ぎ、tert−ブチルメチルエーテル(10mL)で洗浄し、水層を0.5N HClによってpH〜3に酸性化して、DCM(20mL×2)で抽出し、有機層をブライン(10mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮すると、標題化合物(520.00mg、未精製)が黒褐色固体として得られた。LCMS:381[M+1]。
工程2.tert−ブチル(9R)−4−[2,2−ジフルオロエチル(メチル)カルバモイル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。(9R)−10−tert−ブトキシカルボニル−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボン酸(250.00mg、657.22μmol、1.00当量)、2,2−ジフルオロ−N−メチル−エタンアミン(172.91mg、1.31mmol、2.00当量、HCl)、3−ピコリン(183.62mg、1.97mmol、191.27μL 3.00当量)のMeCN(5.00mL)中混合物に、MsCl(112.93mg、985.83μmol、76.30μL 1.50当量)を0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃にて2時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、5分間攪拌した。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1/2)で精製し、標題化合物(244.00mg、517.37μmol、収率78.72%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:458[M+1]。
工程3.(9R)−N−(2,2−ジフルオロエチル)−N,2,9−トリメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド。tert−ブチル(9R)−4−[2,2−ジフルオロエチル(メチル)カルバモイル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(180.00mg、393.47μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.85g、16.21mmol、1.20mL、41.19当量)を加えた後、混合物を30℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(185.47mg、393.46μmol、収率100.00%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程4.(9R)−N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。(9R)−N−(2,2−ジフルオロエチル)−N,2,9−トリメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド(60.00mg、127.29μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)カルバメート(43.33mg、152.75μmol、1.20当量)、TEA(25.76mg、254.58μmol、35.29μL 2.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、DCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(51.00mg、86.73μmol、収率68.13%、純度93%)を白色固体として得た。LCMS:547/548[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.87(br d,J=5.50Hz,1H)、6.92〜7.00(m,1H)、6.56(br s,1H)、6.04(s,1H)、4.94〜5.16(m,4H)、4.59〜4.70(m,1H)、4.42(d,J=15.53Hz,1H)、3.94〜4.10(m,1H)、3.60(br dd,J=4.34、13.02Hz,1H)、3.15〜3.35(m,6H)、3.05〜3.13(m,1H)、2.62〜2.74(m,1H)、1.19(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物152_D2:(4R*,9R)−N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
化合物152_D2を、中間体18の別のエナンチオマーを用いて、化合物152_D1と類似の方法で調製した。
LCMS:547/548[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.83〜7.93(m,1H)、6.91〜7.02(m,1H)、6.46〜6.55(m,1H)、5.86〜6.21(m,1H)、5.03(s,3H)、4.78〜4.87(m,1H)、4.51〜4.71(m,2H)、3.95〜4.11(m,1H)、3.52〜3.67(m,1H)、3.16〜3.33(m,6H)、3.00〜3.09(m,1H)、2.70〜2.78(m,1H)、1.21〜1.27(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物153、154、及び155を、化合物152と類似の方法で調製した。
化合物153_D1:(4S*,9R)−N10−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:538[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.22〜8.32(m,1H)、6.99〜7.06(m,1H)、6.61〜6.68(m,1H)、6.04(s,1H)、4.94〜5.16(m,4H)、4.59〜4.70(m,1H)、4.39〜4.47(m,1H)、3.93〜4.08(m,1H)、3.52〜3.70(m,1H)、3.15〜3.34(m,6H)、3.04〜3.13(m,1H)、2.66〜2.74(m,1H)、1.20(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物153_D2:(4R*,9R)−N10−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:538[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.24〜8.37(m,1H)、6.97〜7.09(m,1H)、6.50〜6.62(m,1H)、6.04(s,1H)、5.03(s,3H)、4.53〜4.87(m,3H)、3.95〜4.12(m,1H)、3.53〜3.69(m,1H)、3.16〜3.33(m,6H)、2.99〜3.09(m,1H)、2.70〜2.79(m,1H)、1.24(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物154_D1:(4S*,9R)−N10−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:547/548[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.19(s,1H)、6.92〜6.99(m,1H)、6.56〜6.61(m,1H)、5.87〜6.21(m,1H)、4.93〜5.17(m,4H)、4.60〜4.70(m,1H)、4.41(d,J=15.65Hz,1H)、3.94〜4.18(m,1H)、3.51〜3.73(m,1H)、3.14〜3.34(m,6H)、3.06(br d,J=5.75Hz,1H)、2.72(s,1H)、1.19(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物154_D2:(4R*,9R)−N10−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:547/548[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.16〜8.23(m,1H)、6.91〜6.99(m,1H)、6.48〜6.55(m,1H)、5.87〜6.22(m,1H)、5.03(s,3H)、4.76〜4.84(m,1H)、4.51〜4.72(m,2H)、3.95〜4.11(m,1H)、3.51〜3.68(m,1H)、3.15〜3.34(m,6H)、2.98〜3.09(m,1H)、2.70〜2.78(m,1H)、1.23(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物155_D1:(4S*,9R)−N10−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:520[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.78〜7.83(m,1H)、7.58〜7.65(m,1H)、7.14(s,1H)、6.84(s,1H)、5.85〜6.26(m,1H)、4.89〜5.23(m,4H)、4.60〜4.72(m,1H)、4.39(d,J=15.65Hz,1H)、3.95〜4.14(m,1H)、3.52〜3.75(m,1H)、3.15〜3.35(m,6H)、3.02〜3.11(m,1H)、2.71(s,1H)、1.13〜1.22(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物155_D2:(4R*,9R)−N10−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:520[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.76(s,1H)、7.54〜7.61(m,1H)、7.11〜7.19(m,1H)、6.56〜6.62(m,1H)、5.88〜6.21(m,1H)、5.04(s,3H)、4.74〜4.82(m,1H)、4.51〜4.70(m,2H)、3.93〜4.15(m,1H)、3.52〜3.72(m,1H)、3.15〜3.35(m,6H)、2.97〜3.09(m,1H)、2.76(s,1H)、1.22(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物156_D1:(4S*,9R)−N10−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
化合物110と同様の様式で、化合物156を調製した。
LCMS:474[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.25〜8.36(m,1H)、6.98〜7.08(m,1H)、6.57〜6.64(m,1H)、6.00〜6.11(m,1H)、4.95〜5.07(m,2H)、4.91(s,2H)、4.65〜4.72(m,1H)、4.51〜4.57(m,1H)、3.35(s,3H)、2.99〜3.08(m,1H)、2.85(d,J=4.89Hz,3H)、2.68〜2.77(m,1H)、1.23(d,J=6.85Hz,2H)、1.19〜1.26(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物156_D2:(4R*,9R)−N10−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2,9−トリメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS:474[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.24〜8.34(m,1H)、6.99〜7.06(m,1H)、6.62〜6.68(m,1H)、6.09〜6.20(m,1H)、5.02〜5.11(m,1H)、4.86〜4.99(m,3H)、4.68〜4.77(m,1H)、4.46(d,J=15.89Hz,1H)、3.35(s,3H)、2.99〜3.09(m,1H)、2.89(d,J=4.89Hz,3H)、2.69〜2.78(m,1H)、1.20(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物157_D1:(4S*,9R)−N−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9、10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、40.00mg、109.17μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、123.72当量)を加えた後、混合物を20℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(41.52mg、109.17μmol、収率100.00%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接用いた。
工程2.(4S*,9R)−N−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(41.00mg、107.80μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]カルバメート(35.48mg、118.58μmol、1.10当量)、TEA(21.82mg、215.61μmol、29.89μL 2.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、DCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(35.00mg、73.50μmol、収率68.19%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS:472[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.48(dd,J=1.90、7.27Hz,1H)、7.24〜7.27(m,1H)、7.17(s,1H)、6.73〜6.81(m,1H)、5.05〜5.17(m,1H)、4.87(s,1H)、4.52〜4.64(m,3H)、4.46(s,1H)、3.81〜3.88(m,1H)、3.71〜3.80(m,1H)、3.34(s,3H)、3.01〜3.11(m,1H)、2.71(d,J=15.89Hz,1H)、1.22(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物157_D2:(4R*,9R)−N−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.46〜8.52(m,1H)、8.46〜8.52(m,1H)、7.24〜7.27(m,1H)、7.14〜7.22(m,1H)、6.75〜6.82(m,1H)、5.06〜5.19(m,1H)、4.92(s,1H)、4.48〜4.62(m,3H)、4.35〜4.44(m,1H)、3.86〜3.94(m,1H)、3.75〜3.82(m,1H)、3.34(s,3H)、3.02〜3.11(m,1H)、3.02〜3.11(m,1H)、2.65〜2.78(m,1H)、1.21(d,J=6.85Hz,2H)、1.19〜1.24(m,1H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物158:N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
工程1.N−(2,2−ジフルオロエチル)−N,2−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド。tert−ブチル4−[2,2−ジフルオロエチル(メチル)カルバモイル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(150.00mg、338.26μmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)溶液に、TFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、79.86当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(154.70mg、338.25μmol、収率100.00%、TFA)を黄色油として得て、粗生成物を次工程に直接用いた。LCMS:344[M+1]
工程2.N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド。N−(2,2−ジフルオロエチル)−N,2−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−カルボキサミド(50.00mg、109.33μmol、1.00当量、TFA)のDCM(3.00mL)溶液に、フェニルN−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)カルバメート(46.52mg、164.00μmol、1.50当量)及びEt3N(55.32mg、546.65μmol、75.78μL 5.00当量)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物をFAで中性条件(pH〜6)に調整し、真空下で濃縮した。得られた残渣を分取HPLC(FA)で精製し、N10−(3−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10−ジカルボキサミド(40.00mg、74.31μmol、収率67.97%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS[M+1]:533/535。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.86〜7.88(m,1H)、6.90〜7.03(m,1H)、6.57(br s,1H)、5.85〜6.22(m,1H)、4.94〜5.12(m,2H)、4.58〜4.84(m,3H)、3.76〜4.13(m,3H)、3.50〜3.69(m,1H)、3.13〜3.37(m,6H)、2.80〜2.98(m,2H)。
化合物159、160、及び161を、158と類似の方法で調製した。
化合物159:N10−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:533/535。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.17(t,J=8.07Hz,1H)、6.95(dd,J=8.44,10.64Hz,1H)、6.59(br d,J=2.81Hz,1H)、5.85〜6.20(m,1H)、4.93〜5.09(m,2H)、4.58〜4.83(m,3H)、3.80〜4.12(m,3H)、3.59(br dd,J=4.28,13.08Hz,1H)、3.12〜3.34(m,6H)、2.82〜2.96(m,2H)。
化合物160:N10−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:506。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.77(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.54〜7.63(m,1H)、7.14(t,J=8.72Hz,1H)、6.71(s,1H)、5.86〜6.22(m,1H)、4.95〜5.10(m,2H)、4.73〜4.84(m,1H)、4.57〜4.69(m,2H)、3.78〜4.09(m,3H)、3.47〜3.68(m,1H)、3.14〜3.36(m,6H)、2.81〜2.95(m,2H)。
化合物161:N10−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4−(2,2−ジフルオロエチル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
LCMS[M+1]:524。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.28(dt,J=5.90、9.10Hz,1H)、7.02(ddd,J=1.69、8.00、9.51Hz,1H)、6.63(d,J=2.51Hz,1H)、5.83〜6.20(m,1H)、4.95〜5.10(m,2H)、4.58〜4.85(m,3H)、3.79〜4.09(m,3H)、3.52〜3.69(m,1H)、3.13〜3.34(m,6H)、2.79〜2.97(m,2H)。
化合物162:−(アセタミドメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、80.00mg、189.20μmol、1.00当量)、TEA(95.72mg、946.00μmol、131.12μL 5.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物に、アセチルアセテート(77.26mg、756.80μmol、70.88μL 4.00当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃にて2時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を氷水(10mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(5mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(48.00mg、102.22μmol、収率54.03%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS:465/467[M+1]。1H NMR(400MHz、アセトン)δ 8.33〜8.39(m,1H)、7.82〜7.88(m,1H)、7.43〜7.49(m,1H)、7.32〜7.41(m,1H)、7.16(t,J=9.10Hz,1H)、4.55〜4.69(m,4H)、4.36(s,1H)、3.83(s,2H)、3.52〜3.62(m,1H)、3.35〜3.44(m,1H)、3.24(s,3H)、2.74〜2.78(m,2H)、1.90(s,3H)。
化合物163、164、165、及び166を、同様の方法で調製した。
化合物163:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−((2,2,2−トリフルオロアセタミド)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:519/520[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.55〜7.60(m,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.07(s,1H)、6.60〜6.69(m,1H)、6.47〜6.51(m,1H)、4.64〜4.79(m,3H)、4.56〜4.63(m,1H)、4.44〜4.51(m,1H)、3.76〜3.94(m,2H)、3.66(s,2H)、3.31(s,3H)、2.81〜2.91(m,2H)。
化合物164:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(((トリフルオロメチル)スルホンアミド)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:555/556[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.54〜7.60(m,1H)、7.17〜7.24(m,1H)、7.06(s,1H)、6.58(s,1H)、4.67(s,4H)、4.43〜4.49(m,1H)、3.76〜3.95(m,2H)、3.39〜3.51(m,2H)、3.31(s,3H)、2.81〜2.89(m,2H)、2.81〜2.89(m,2H)。
化合物165:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:501/502[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.57〜7.62(m,1H)、7.21〜7.26(m,1H)、7.02〜7.09(m,1H)、6.79〜6.84(m,1H)、5.16〜5.25(m,1H)、4.69(s,3H)、4.51〜4.58(m,1H)、4.38〜4.45(m,1H)、3.76〜3.95(m,2H)、3.35〜3.45(m,1H)、3.23〜3.33(m,1H)、3.19(s,3H)、3.03(s,3H)、2.85(br s,2H)。
化合物166:メチル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
LCMS:481/482[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.55〜7.61(m,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.53〜6.59(m,1H)、4.95〜5.06(m,1H)、4.50〜4.76(m,4H)、4.38(br dd,J=4.39、14.05Hz,1H)、3.79〜3.94(m,2H)、3.72(s,3H)、3.39〜3.49(m,2H)、3.30(s,3H)、2.85(s,2H)。
化合物167_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(アミノメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(アジドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体28、850.00mg、2.25mmol、1.00当量)のTHF(12.00mL)及びH2O(2.00mL)溶液に、PPh3(1.18g、4.50mmol、2.00当量)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応物質が完全に消費されたことを示した。混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機層をブライン(20mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体として標題化合物(790.00mg、2.25mmol、収率99.92%)を得た。
工程2.tert−ブチル4−(アセタミドメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(アミノメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(720.00mg、2.05mmol、1.00当量)のDCM(10.00mL)溶液に、TEA(622.00mg、6.15mmol、852.05μL 3.00当量)及びAc2O(251.01mg、2.46mmol、230.29μL 1.20当量)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。混合物を水(20mL)中に注ぎ、DCM(20mL×3)で抽出して、有機層をHCl(20mL、1N)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて真空下で濃縮し、標題化合物(770.00mg、1.96mmol、収率95.66%)を白色固体として得た。
工程3.N−[(2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル]アセトアミド。tert−ブチル4−(アセタミドメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(450.00mg、1.14mmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)溶液に、TFA(3.08g、27.02mmol、2.00mL、23.70当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(464.00mg、1.14mmol、収率99.92%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程に直接用いた。
工程4.(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
(3R)−10−(2,2−ジフルオロエチル)−3−メチル−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−b][1,4]ジアゼピン−11−オン(55.00mg、138.08μmol、1.00当量、TFA)及びEt3N(69.86mg、690.40μmol、95.70μL 5.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、フェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(36.68mg、138.08μmol、1.00当量)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物をFAで中性条件(pH〜6)に調整し、直接蒸発させて残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(31.70mg、69.33μmol、収率50.21%、純度99.7%)を白色固体として得た。LCMS:474[M+1]。LCMS:474[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.28(dt,J=5.77,9.10Hz,1H)、6.96〜7.07(m,1H)、6.62(d,J=2.64Hz,1H)、5.74(br s,1H)、4.68〜4.82(m,2H)、4.59〜4.66(m,1H)、4.50〜4.56(m,1H)、4.36〜4.57(m,1H)、3.76〜3.96(m,2H)、3.42〜3.59(m,2H)、3.31(s,3H)、2.81〜2.92(m,2H)、2.02(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物168、169、170、171、172、173、174、及び175を、化合物167と同様の方法で調製した。
化合物168_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:456[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.77(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.59(ddd,J=2.82,4.49,9.13Hz,1H)、7.10〜7.19(m,1H)、6.69(s,1H)、5.75(br s,1H)、4.68〜4.78(m,2H)、4.59〜4.67(m,1H)、4.36〜4.57(m,2H)、3.82〜3.92(m,2H)、3.43〜3.58(m,2H)、3.31(s,3H)、2.82〜2.91(m,2H)、2.02(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物169_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:483/485[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.87(dt,J=5.58、8.94Hz,1H)、6.90〜7.02(m,1H)、6.56(d,J=2.76Hz,1H)、5.77(br s,1H)、4.68〜4.81(m,2H)、4.62(quin,J=5.46Hz,1H)、4.35〜4.56(m,2H)、3.76〜3.95(m,2H)、3.42〜3.57(m,2H)、3.30(s,3H)、2.79〜2.92(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物170_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:527/529[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.94(dt,J=5.65,8.97Hz,1H)、6.94(ddd,J=2.07,7.72,9.41Hz,1H)、6.56(d,J=3.01Hz,1H)、5.73(br s,1H)、4.70〜4.80(m,2H)、4.58〜4.67(m,1H)、4.34〜4.57(m,2H)、3.74〜3.97(m,2H)、3.43〜3.60(m,2H)、3.30(s,3H)、2.81〜2.93(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物171_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:509/511[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.71(dd,J=2.64,6.02Hz,1H)、7.24〜7.27(m,1H)、7.00〜7.10(m,1H)、6.52(s,1H)、5.75(br s,1H)、4.67〜4.78(m,2H)、4.59〜4.66(m,1H)、4.35〜4.57(m,2H)、3.76〜3.94(m,2H)、3.44〜3.61(m,2H)、3.30(s,3H)、2.80〜2.91(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物172_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(2,4−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:517[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.22(dt,J=5.40,8.91Hz,1H)、6.94〜7.05(m,1H)、6.64(br d,J=3.64Hz,1H)、5.75(br s,1H)、4.75(d,J=1.51Hz,2H)、4.58〜4.67(m,1H)、4.35〜4.57(m,2H)、3.76〜3.96(m,2H)、3.42〜3.60(m,2H)、3.30(s,3H)、2.81〜2.95(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物173_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:483/485[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.18(t,J=8.03Hz,1H)、6.95(dd,J=8.47、10.60Hz,1H)、6.56(d,J=3.14Hz,1H)、5.74(br s,1H)、4.69〜4.77(m,2H)、4.59〜4.66(m,1H)、4.35〜4.56(m,2H)、3.74〜3.96(m,2H)、3.43〜3.58(m,2H)、3.30(s,3H)、2.82〜2.92(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物174_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:527/529[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.27〜8.36(m,1H)、6.94(dd,J=7.91,10.79Hz,1H)、6.56(br d,J=3.14Hz,1H)、5.76(br s,1H)、4.73(s,2H)、4.62(quin,J=5.43Hz,1H)、4.35〜4.56(m,2H)、3.74〜3.97(m,2H)、3.42〜3.57(m,2H)、3.30(s,3H)、2.80〜2.93(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物175_E1:(S*)−4−(アセタミドメチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:499[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.67(dd,J=2.76,6.02Hz,1H)、7.54〜7.62(m,1H)、7.13(t,J=9.41Hz,1H)、6.66(s,1H)、5.76(br s,1H)、4.70〜4.78(m,2H)、4.58〜4.68(m,1H)、4.36〜4.57(m,2H)、3.79〜3.94(m,2H)、3.45〜3.57(m,2H)、3.30(s,3H)、2.80〜2.92(m,2H)、2.01(s,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物176_D1:(4S*,9R)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(9R)−4−(アミノメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−4−(アジドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体29、1.06g、2.71mmol、1.00当量)、PPh3(1.42g、5.42mmol、2.00当量)のTHF(12.00mL)及びH2O(2.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃にて16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜0:1)によって精製し、標題化合物(827.00mg、2.20mmol、収率81.00%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:366[M+1]
工程2.tert−ブチル(9R)−4−(アセタミドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル(9R)−4−(アミノメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(250.00mg、684.13μmol、1.00当量)、TEA(346.13mg、3.42mmol、474.16μL 5.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物に、Ac2O(279.37mg、2.74mmol、256.30μL 4.00当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃にて2時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、5分間攪拌した。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮し、白色固体として標題化合物(270.00mg、未精製)を得た。LCMS:408[M+1]。
工程3.(4S*,9R)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。tert−ブチル(9R)−4−(アセタミドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(140.00mg、343.59μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、39.31当量)を加えた後、混合物を30℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、N−[[(9R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]アセトアミド(144.78mg、343.59μmol、収率100.00%、TFA)を黄色油として得て、これを次工程で直接使用した。
工程4.(4S*,9R)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。N−[[(9R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]アセトアミド(70.00mg、166.12μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(42.57mg、166.12μmol、1.00当量)、TEA(50.43mg、498.36μmol、69.08μL 3.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、5分間攪拌した。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(30.00mg、61.98μmol、収率37.31%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:470[M+1]1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.04(s,1H)、7.77(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.56〜7.63(m,1H)、7.14(s,1H)、6.67(s,1H)、5.74〜5.86(m,1H)、5.06〜5.22(m,1H)、4.77〜4.87(m,1H)、4.62〜4.70(m,1H)、4.49〜4.59(m,2H)、4.39〜4.47(m,1H)、3.50(s,2H)、3.31(s,3H)、2.97〜3.07(m,1H)、2.66〜2.75(m,1H)、2.01(s,3H)、1.20(d,J=7.03Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物176_D2:(4R*,9R)−4−(アセタミドメチル)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:470[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.78(dd,J=2.69,5.26Hz,1H)、7.56〜7.66(m,1H)、7.14(t,J=8.74Hz,1H)、6.78(br s,1H)、5.80(br s,1H)、5.14(m,J=6.48Hz,1H)、4.90(d,J=15.65Hz,1H)、4.63(q,J=5.47Hz,1H)、4.51〜4.58(m,1H)、4.37〜4.46(m,2H)、3.50〜3.57(m,2H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.87,15.77Hz,1H)、2.68(d,J=15.65Hz,1H)、2.02(s,3H)、1.18(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
176と同様の様式で、化合物177を調製した。
化合物177_D1:(4S*,9R)−4−(アセタミドメチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:513[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.64〜7.73(m,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.10〜7.17(m,1H)、6.55〜6.65(m,1H)、5.69〜5.83(m,1H)、5.05〜5.22(m,1H)、4.78〜4.88(m,1H)、4.62〜4.69(m,1H)、4.55(s,2H)、4.39〜4.46(m,1H)、3.51(br d,J=4.77Hz,2H)、3.31(s,3H)、3.01(s,1H)、2.70(d,J=15.69Hz,1H)、1.97〜2.05(m,3H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物177_D2:(4R*,9R)−4−(アセタミドメチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:513[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.69(dd,J=2.69,6.11Hz,1H)、7.57〜7.63(m,1H)、7.13(t,J=9.35Hz,1H)、6.68(br s,1H)、5.79(br s,1H)、5.15(m,J=6.42Hz,1H)、4.91(d,J=15.53Hz,1H)、4.59〜4.67(m,1H)、4.51〜4.58(m,1H)、4.36〜4.48(m,2H)、3.47〜3.60(m,2H)、3.31(s,3H)、3.04(dd,J=5.87,16.02Hz,1H)、2.67(d,J=16.02Hz,1H)、2.02(s,3H)、1.18(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物178_D1:(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(9R)−4−(メタンスルホンアミドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレートの調製。tert−ブチル(9R)−4−(アミノメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体30、250.00mg、684.13μmol、1.00当量)、TEA(138.45mg、1.37mmol、189.66μL 2.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物に、MsCl(117.55mg、1.03mmol、79.43μL 1.50当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃で2時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を氷水(10mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(5mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE/EA=0/1)で精製し、標題化合物(218.00mg、471.86μmol、収率68.97%、純度96%)を白色固体として得た。LCMS:444[M+1]
工程2.(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。tert−ブチル(9R)−4−(メタンスルホンアミドメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(109.00mg、245.76μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物に、TFA(2.31g、20.26mmol、1.50mL、82.44当量)を加えた後、混合物を30℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、N−[[(9R)−2,9−ジメチル−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]メタンスルホンアミド(112.40mg、245.73μmol、収率99.99%、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程3.4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミドN−[[(9R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]メタンスルホンアミド(56.00mg、122.43μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(31.37mg、122.43μmol、1.00当量)、TEA(24.78mg、244.86μmol、33.95μL 2.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、5分間攪拌した。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(33.30mg、65.87μmol、収率53.80%、純度100%)を白色固体として得た。LCMS:506[M+1]1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.75〜7.81(m,1H)、7.56〜7.65(m,1H)、7.11〜7.19(m,1H)、6.68〜6.77(m,1H)、5.05〜5.15(m,1H)、4.84〜4.97(m,1H)、4.67〜4.82(m,2H)、4.55(br d,J=17.85Hz,3H)、3.31(s,5H)、3.01(s,4H)、2.64〜2.73(m,1H)、1.19(d,J=6.85Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物178_D2:(4R*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:506[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.80(dd,J=2.76,5.52Hz,1H)、7.58〜7.67(m,1H)、7.15(t,J=8.72Hz,1H)、6.78(s,1H)、5.16(br t,J=6.40Hz,1H)、4.91(s,2H)、4.55〜4.74(m,2H)、4.36〜4.50(m,2H)、3.36〜3.43(m,2H)、3.33(s,3H)、2.97〜3.11(m,4H)、2.69(d,J=15.94Hz,1H)、1.20(d,J=7.03Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物178と同様の様式で、化合物179を調製した。
化合物179_D1:(4S*,9R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:549[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.65〜7.71(m,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.14(s,1H)、6.60(s,1H)、5.06〜5.18(m,1H)、4.76〜4.87(m,2H)、4.66〜4.75(m,1H)、4.49〜4.63(m,2H)、4.44(d,J=3.42Hz,1H)、3.28〜3.42(m,5H)、3.00(s,4H)、2.65〜2.74(m,1H)、1.20(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物179_D2:(4R*,9R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホンアミドメチル)−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:549[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.70(dd,J=2.70,6.21Hz,1H)、7.60(br s,1H)、7.15(s,1H)、6.69(s,1H)、5.17(s,1H)、4.93(d,J=15.69Hz,1H)、4.86(s,1H)、4.56〜4.74(m,2H)、4.34〜4.50(m,2H)、3.36〜3.44(m,2H)、3.33(s,3H)、3.01〜3.10(m,4H)、2.69(d,J=15.81Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物180_D1:メチル(((4S*,9R)−10−((3−シアノ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
工程1.tert−ブチル(9R)−4−[(メトキシカルボニルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−4−(アミノメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体30、250.00mg、684.13μmol、1.00当量)、TEA(346.14mg、3.42mmol、474.16μL 5.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物に、カルボノクロリド酸メチル(258.60mg、2.74mmol、211.97μL 4.00当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃で2時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を氷水(10mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(5mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLCで精製し、標題化合物(180.00mg、412.32μmol、収率60.27%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:424[M+1]。
工程2.メチルN−[[(9R)−10−[(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]カルバメート。tert−ブチル(9R)−4−[(メトキシカルボニルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(90.00mg、212.53μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中混合物に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、63.55当量)を加えた後、混合物を30℃で1時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、メチルN−[[(9R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]カルバメート(92.95mg、212.52μmol、収率100.00%、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程3.メチル(((4S*,9R)−10−((3−シアノ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。メチルN−[[(9R)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル]メチル]カルバメート(46.00mg、105.17μmol、1.00当量、TFA)、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(26.95mg、105.17μmol、1.00当量)、TEA(21.28mg、210.34μmol、29.15μL 2.00当量)のDCM(3.00mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした後、混合物を30℃で16時間、N2雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が主であったことを示した。混合物を水(10mL)に注ぎ、5分間攪拌した。水相をDCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(36.40mg、74.23μmol、収率70.58%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS:486[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.78(dd,J=2.81,5.38Hz,1H)、7.55〜7.62(m,1H)、7.14(s,1H)、6.62(s,1H)、5.08〜5.20(m,1H)、4.92〜5.02(m,1H)、4.79(s,1H)、4.37〜4.66(m,4H)、3.72(s,3H)、3.44(br d,J=5.38Hz,2H)、3.31(s,3H)、2.98〜3.07(m,1H)、2.66〜2.74(m,1H)、1.19(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物180_D2:メチル(((4R*,9R)−10−((3−シアノ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
LCMS:486[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.80(dd,J=2.82,5.46Hz,1H)、7.58〜7.67(m,1H)、7.16(t,J=8.66Hz,1H)、6.70(s,1H)、5.16(br t,J=6.40Hz,1H)、5.00(br s,1H)、4.90(d,J=15.56Hz,1H)、4.52〜4.68(m,2H)、4.46(br d,J=15.69Hz,2H)、3.73(s,3H)、3.42〜3.57(m,2H)、3.33(s,3H)、3.00〜3.10(m,1H)、2.70(d,J=15.94Hz,1H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物181を、化合物180と同様の様式で調製した。
化合物181_D1:メチル(((4S*,9R)−10−((4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
LCMS:529[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.68(br s,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.14(s,1H)、6.56(s,1H)、5.08〜5.22(m,1H)、4.92〜5.02(m,1H)、4.82(d,J=15.65Hz,1H)、4.55(s,4H)、3.72(s,3H)、3.36〜3.52(m,2H)、3.31(s,3H)、2.98〜3.08(m,1H)、2.69(d,J=15.89Hz,1H)、1.19(d,J=6.97Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物181_D2:メチル(((4R*,9R)−10−((4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
LCMS:529[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.70(dd,J=2.70,6.21Hz,1H)、7.58〜7.65(m,1H)、7.15(s,1H)、6.63(s,1H)、5.11〜5.23(m,1H)、4.95〜5.04(m,1H)、4.91(d,J=15.56Hz,1H)、4.58(br d,J=13.68Hz,2H)、4.47(br d,J=15.56Hz,2H)、3.73(s,3H)、3.48(br d,J=5.27Hz,2H)、3.33(s,3H)、3.01〜3.11(m,1H)、2.70(d,J=15.69Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物182_D1:(4S*,9R)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体18、3.00g、8.19mmol、1.00当量)、TEA(4.14g、40.95mmol、5.67mL、5.00当量)のDCM(40.00mL)中混合物に、MsCl(3.75g、32.76mmol、2.53mL、4.00当量)を、0℃、N2下で滴下して加えた後、混合物を30℃で3時間、N2雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが現れたことを示した。混合物を氷水(50mL)に注ぎ、5分間撹拌した。水相をDCM(40mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜1:2)によって精製し、標題化合物(3.40g、7.34mmol、収率89.66%、純度96%)を白色固体として得た。LCMS:445[M+1]。
工程2.tert−ブチル(9R)−4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(9R)−2,9−ジメチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(1.10g、2.47mmol、1.00当量)のDMSO(12.00mL)溶液に、2,2−ジフルオロエタンアミン(12.01g、148.20mmol、60.00当量)を加え、混合物を90℃で72時間撹拌した。LCMSは、反応物質が残存していたことを示した。混合物を90℃で24時間撹拌した。混合物をH2O 30mLで希釈し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL×3)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:2)で精製し、標題化合物(510.00mg、1.01mmol、収率40.87%、純度85%)を黄色油として得た。
工程3.(9R)−4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4Hピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(220.00mg、512.27μmol、1.00当量)のDCM(8.00mL)溶液に、TFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、52.73当量)を加え、反応混合物を25℃で1時間撹拌した。TLCは、出発物質が完全に消費されたことを示しました。ロータリーエバポレーターで溶媒を除去すると、標題化合物(220.00mg、未精製、TFA)が黄色油として得られ、これを更に精製せずに次工程で直接用いた。
工程3.(4S*,9R)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。(9R)−4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10、11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(55.00mg、124.05μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)中混合物に、TEA(50.21mg、496.20μmol、68.78μL 4.00当量)と、続いてフェニルN−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルバメート(37.12mg、124.05μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を25℃で4時間撹拌した。いくつかの新しいピークがLCMS上に示され、所望の化合物の40%が検出された。溶媒をロータリーエバポレーターで除去した。残渣を分取HPLC(HCl)で精製し、標題化合物(15.00mg、27.22μmol、収率21.95%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:571[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 9.03〜9.10(m,1H)、9.06(s,1H)、7.88〜7.96(m,1H)、7.75〜7.84(m,1H)、7.41(d,J=9.91Hz,1H)、6.23〜6.62(m,1H)、4.94〜5.10(m,2H)、4.82〜4.93(m,1H)、4.70(dd,J=6.09,14.87Hz,1H)、4.44(dd,J=4.45,14.87Hz,1H)、4.18(d,J=17.19Hz,1H)、3.47〜3.62(m,2H)、3.29(s,3H)、3.14〜3.24(m,2H)、2.86〜2.96(m,1H)、2.57〜2.69(m,2H)、2.30〜2.36(m,1H)、1.11(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物182_D2:(4R*,9R)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:535[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.78(dd,J=2.57,6.34Hz,1H)、7.62〜7.68(m,1H)、7.24(t,J=9.66Hz,1H)、6.19〜6.50(m,1H)、5.13(d,J=16.81Hz,1H)、4.95(br d,J=6.78Hz,2H)、4.74(dd,J=6.02,14.93Hz,1H)、4.46(dd,J=3.83,15.00Hz,1H)、4.31(d,J=16.81Hz,1H)、3.67(dt,J=2.89,15.50Hz,2H)、3.55(dd,J=2.64,13.68Hz,1H)、3.38〜3.44(m,1H)、3.36(s,3H)、3.05(dd,J=5.90,16.06Hz,1H)、2.68(d,J=15.94Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物183、184、及び185を、化合物182と類似の方法で調製した。
化合物183_D1:(4S*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
LCMS:528[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 9.08(s,1H)、7.91〜7.98(m,1H)、7.76〜7.84(m,1H)、7.43(t,J=9.10Hz,1H)、6.24〜6.62(m,1H)、5.02(br d,J=17.19Hz,2H)、4.82〜4.92(m,1H)、4.68(br d,J=5.90Hz,1H)、4.40〜4.49(m,1H)、4.18(br d,J=17.32Hz,1H)、3.50〜3.64(m,1H)、3.29(s,3H)、3.13〜3.24(m,2H)、2.85〜2.95(m,1H)、2.58〜2.69(m,2H)、2.31〜2.34(m,1H)、1.07〜1.15(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物183_D2:(4R*,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:492[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.79(dd,J=2.76,5.40Hz,1H)、7.60(ddd,J=2.82,4.52,9.10Hz,1H)、7.14(t,J=8.72Hz,1H)、6.74(s,1H)、5.69〜6.02(m,1H)、5.10〜5.20(m,1H)、4.89(d,J=15.56Hz,1H)、4.51〜4.60(m,2H)、4.35〜4.48(m,2H)、3.32(s,3H)、2.98〜3.11(m,4H)、2.87(dd,J=4.45,12.99Hz,1H)、2.69(d,J=16.19Hz,1H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物184_D1:(4S*,9R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:581[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 8.89(s,1H)、7.85(dd,J=2.64,6.40Hz,1H)、7.42〜7.50(m,1H)、7.26(t,J=8.85Hz,1H)、6.23〜6.61(m,1H)、5.01(br d,J=17.07Hz,2H)、4.81〜4.90(m,1H)、4.68(br d,J=6.15Hz,1H)、4.46(br d,J=4.27Hz,1H)、4.16(d,J=17.19Hz,1H)、3.56(br s,2H)、3.29(s,3H)、3.17〜3.23(m,2H)、2.85〜2.95(m,1H)、2.65〜2.70(m,1H)、2.56〜2.63(m,1H)、2.28〜2.36(m,1H)、1.10(d,J=6.78Hz,3H)
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物184_D2:(4R*,9R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:545/547[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.73(dd,J=2.57,6.09Hz,1H)、7.29(br d,J=3.01Hz,1H)、7.05(t,J=8.53Hz,1H)、6.57(br s,1H)、5.69〜6.02(m,1H)、5.09〜5.20(m,1H)、4.87(d,J=15.56Hz,1H)、4.31〜4.62(m,4H)、3.32(s,3H)、2.96〜3.13(m,4H)、2.86(dd,J=4.33、12.99Hz,1H)、2.68(d,J=15.81Hz,1H)、1.18(d,J=6.90Hz,3H)
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物185_D1:(4S*,9R)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:517[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ 7.18〜7.24(m,1H)、7.13(br d,J=4.40Hz,1H)、6.93(t,J=9.11Hz,1H)、6.32(s,1H)、4.95〜5.05(m,2H)、4.90〜4.93(m,2H)、4.70〜4.80(m,1H)、4.31〜4.52(m,2H)、3.50〜3.70(m,3H)、3.35(s,3H)、2.94〜3.06(m,1H)、2.59〜2.76(m,1H)、2.23(d,J=1.83Hz,3H)、1.22(d,J=6.85Hz,3H)
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物185_D2:(4R*,9R)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:481[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.26(br s,1H)、7.09〜7.15(m,1H)、6.93(t,J=9.03Hz,1H)、6.41(s,1H)、5.68〜6.02(m,1H)、5.15(quin,J=6.37Hz,1H)、4.87(d,J=15.69Hz,1H)、4.50〜4.61(m,2H)、4.31〜4.48(m,2H)、3.31(s,3H)、2.96〜3.12(m,4H)、2.86(dd,J=4.33,12.99Hz,1H)、2.67(d,J=15.94Hz,1H)、2.26(d,J=1.51Hz,3H)、1.17(d,J=6.90Hz,3H)
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物186_E1:(S*)−N−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキシレート(中間体1、500.00mg、1.42mmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)中溶液に、TEA(358.95mg、3.55mmol、491.72μL 2.50当量)及びMsCl(211.30mg、1.84mmol、142.77μL 1.30当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。TLC(酢酸エチル)は反応が完了したことを示した。反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮すると、tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(600.00mg、1.39mmol、収率98.16%)が黄色固体として得られ、これを更に精製せずに次工程で用いた。
工程2.tert−ブチル4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル2−メチル−4−(メチルスルホニルオキシメチル)−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(640.00mg、1.49mmol、1.00当量)のDMSO(15.00mL)溶液に、2,2−ジフルオロエタンアミン(7.25g、89.40mmol、60.00当量)を加えた。混合物を90℃で72時間、封止管内で撹拌した。LCMSは、82%の所望の生成物、2%の反応物質、及び4%の副生成物が検出されたことを示した。混合物を水(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機層をブライン(20mL)で洗浄して、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体として標題化合物(540.00mg、1.30mmol、収率87.24%)を得た。LCMS:416[M+1]。
工程3.4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(70.00mg、168.50μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、80.16当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(80.00mg、147.23μmol、収率87.38%、2TFA)を黄色油として得て、粗生成物を次工程で直接使用した。
工程4.(S*)−N−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。4−[(2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル]−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(80.00mg、147.23μmol、1.00当量、2TFA)のDCM(3.00mL)溶液に、フェニルN−[2,4−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルバメート(56.04mg、176.68μmol、1.20当量)及びEt3N(74.49mg、736.16μmol、102.04μL 5.00当量)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(29.00mg、50.63μmol、収率34.39%、純度94%)を白色固体として得た。LCMS:496[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.29(dt,J=5.90,8.97Hz,1H)、7.02(t,J=8.72Hz,1H)、6.60(br s,1H)、5.67〜6.02(m,1H)、4.68〜4.81(m,2H)、4.48〜4.59(m,2H)、4.32〜4.43(m,1H)、3.76〜3.95(m,2H)、3.31(s,3H)、2.95〜3.09(m,3H)、2.78〜2.93(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物187、188、189、190、191、192、193、及び194を、化合物186と同様の方法で調製した。
化合物187_E1:(S*)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:478[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.77(dd,J=2.76,5.27Hz,1H)、7.53〜7.62(m,1H)、7.14(t,J=8.72Hz,1H)、6.64(s,1H)、5.67〜6.03(m,1H)、4.63〜4.79(m,2H)、4.48〜4.59(m,2H)、4.31〜4.42(m,1H)、3.80〜3.93(m,2H)、3.31(s,3H)、2.96〜3.11(m,3H)、2.77〜2.92(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物188_E1:(S*)−N−(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:505/507[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.88(dt,J=5.52,8.85Hz,1H)、6.89〜7.01(m,1H)、6.54(br s,1H)、5.67〜6.04(m,1H)、4.68〜4.80(m,2H)、4.48〜4.60(m,2H)、4.29〜4.40(m,1H)、3.76〜3.98(m,2H)、3.31(s,3H)、2.95〜3.10(m,3H)、2.77〜2.93(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物189_E1:(S*)−N−(3−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:549/551[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.95(dt,J=5.83,8.88Hz,1H)、6.94(br t,J=8.47Hz,1H)、6.54(br s,1H)、5.68〜6.02(m,1H)、4.67〜4.81(m,2H)、4.47〜4.61(m,2H)、4.30〜4.42(m,1H)、3.75〜3.95(m,2H)、3.31(s,3H)、2.94〜3.09(m,3H)、2.77〜2.92(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物190_E1:(S*)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:531/533[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.71(dd,J=2.57,5.96Hz,1H)、7.24(br d,J=2.89Hz,1H)、7.05(t,J=8.53Hz,1H)、6.48(s,1H)、5.68〜6.03(m,1H)、4.63〜4.76(m,2H)、4.49〜4.59(m,2H)、4.32〜4.41(m,1H)、3.78〜3.93(m,2H)、3.31(s,3H)、2.95〜3.09(m,3H)、2.78〜2.90(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物191_E1:(S*)−N−(2,4−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:539[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.22(dt,J=5.58,8.88Hz,1H)、6.99(t,J=9.60Hz,1H)、6.63(br d,J=3.51Hz,1H)、5.67〜6.02(m,1H)、4.75(d,J=2.64Hz,2H)、4.48〜4.59(m,2H)、4.29〜4.42(m,1H)、3.78〜3.96(m,2H)、3.27〜3.34(m,3H)、2.96〜3.09(m,3H)、2.77〜2.91(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物192_E1:(S*)−N−(5−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:505/507[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.19(t,J=8.09Hz,1H)、6.95(dd,J=8.60、10.48Hz,1H)、6.55(br d,J=2.51Hz,1H)、5.68〜6.02(m,1H)、4.73(d,J=1.88Hz,2H)、4.49〜4.60(m,2H)、4.30〜4.42(m,1H)、3.77〜3.94(m,2H)、3.31(s,3H)、2.96〜3.09(m,3H)、2.78〜2.92(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物193_E1:(S*)−N−(5−ブロモ−2,4−ジフルオロフェニル)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:549/551[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.33(t,J=7.91Hz,1H)、6.94(dd,J=7.91,10.67Hz,1H)、6.54(br d,J=2.51Hz,1H)、5.67〜6.04(m,1H)、4.66〜4.80(m,2H)、4.49〜4.59(m,2H)、4.30〜4.42(m,1H)、3.77〜3.97(m,2H)、3.31(s,3H)、2.96〜3.10(m,3H)、2.79〜2.92(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物194_E1:(S*)−4−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:521[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.64〜7.71(m,1H)、7.59(br dd,J=3.70,8.47Hz,1H)、7.13(t,J=9.35Hz,1H)、6.62(s,1H)、5.68〜6.03(m,1H)、4.65〜4.78(m,2H)、4.49〜4.60(m,2H)、4.31〜4.43(m,1H)、3.79〜3.93(m,2H)、3.31(s,3H)、2.96〜3.10(m,3H)、2.80〜2.91(m,3H)。
*純粋ではあるが、未知の立体化学的構造
化合物195:N10−(3−シアノ−2,4−ジフルオロフェニル)−N4,2−ジメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4,10(2H)−ジカルボキサミド。
118と同様の様式で、化合物195を調製した。
LCMS[M+1]:460。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.29(dt,J=5.77、9.10Hz,1H)、6.95〜7.09(m,1H)、6.64(br s,1H)、6.09(br d,J=3.76Hz,1H)、4.85〜5.01(m,2H)、4.63〜4.80(m,3H)、3.73〜3.97(m,2H)、3.35(s,3H)、2.82〜2.96(m,5H)。
化合物196:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−[(2−オキソピロリジン−1−イル)メチル]−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.4−[(4−クロロブタノイルアミノ)メチル]−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、80.00mg、189.20μmol、1.00当量)及びTEA(38.29mg、378.40μmol、52.45μL 2.00当量)のDCM(5.00mL)中混合物に、4−クロロブタノイルクロリド(26.68mg、189.20μmol、21.17μL 1.00当量)を加え、混合物を15℃で4時間撹拌した。残渣をH2O(10mL)で希釈し、DCMで抽出した(10mL×2)。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(ジクロロメタン:メタノール=10:1、プレート1)で精製し、標題化合物(60.00mg、113.77μmol、収率60.13%)を白色固体として得た。LCMS:528[M+1]。
工程2.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−[(2−オキソピロリジン−1−イル)メチル]−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−[(4−クロロブタノイルアミノ)メチル]−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(40.00mg、75.85μmol、1.00当量)のTHF(4.00mL)溶液に、NaH(6.07mg、151.69μmol、純度60%、2.00当量)を、0℃で0.5時間加えた後、混合物を15℃で1時間撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(10mL×2)。合わせた有機層をブライン(10mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。反応混合物と合わせた残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(13.00mg、25.16μmol、純度95%)を黄色固体として得た。
LCMS:491[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.58(dd,J=2.64,6.40Hz,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.56(s,1H)、4.70(s,3H)、4.40〜4.55(m,2H)、3.79〜3.94(m,2H)、3.74(dd,J=7.40,14.68Hz,1H)、3.35〜3.46(m,2H)、3.31(s,3H)、3.23(dt,J=5.65,8.91Hz,1H)、2.80〜2.91(m,2H)、2.36〜2.48(m,2H)、1.89〜2.07(m,2H)。
化合物204:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((3,3−ジメチルウレイド)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、40.00mg、94.60μmol、1.00当量)及びTEA(19.14mg、189.20μmol、26.23μL 2.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、N,N−ジメチルカルバモイルクロリド(15.26mg、141.90μmol、13.04μL 1.50当量)を加えた後、混合物を25℃で16時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(27.00mg、54.50μmol、収率57.61%、純度99.7%)を白色固体として得た。LCMS:494[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、7.72(dd,J=2.57,6.85Hz,1H)、7.39〜7.44(m,1H)、7.29(t,J=9.11Hz,1H)、6.54(t,J=5.14Hz,1H)、4.61(s,2H)、4.49〜4.56(m,2H)、4.27〜4.35(m,1H)、3.74(br s,2H)、3.22(s,3H)、3.11〜3.18(m,1H)、3.11〜3.18(m,1H)、3.11〜3.18(m,1H)、2.79(s,6H)、2.72(br t,J=5.38Hz,2H)。
化合物197、198、200、201、及び202を、化合物204と同様の方法で調製した。
化合物197:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(プロピオンアミドメチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:479[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、8.05(t,J=5.75Hz,1H)、7.72(dd,J=2.63,6.91Hz,1H)、7.41(ddd,J=2.75,4.34,9.05Hz,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、4.61(s,2H)、4.54〜4.60(m,1H)、4.44〜4.52(m,1H)、4.28(dd,J=7.03,14.24Hz,1H)、3.69〜3.78(m,2H)、3.44(br d,J=7.70Hz,1H)、3.16〜3.23(m,4H)、2.72(br t,J=5.69Hz,2H)、2.07〜2.15(m,2H)、1.00(t,J=7.58Hz,3H)。
化合物198:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(シクロプロパンカルボキシアミドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:491[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、8.36(br t,J=5.33Hz,1H)、7.73(dd,J=2.57,6.84Hz,1H)、7.42(ddd,J=2.64,4.27,9.03Hz,1H)、7.26〜7.32(m,1H)、4.62(s,2H)、4.54〜4.61(m,1H)、4.45〜4.53(m,1H)、4.28(dd,J=7.22,14.24Hz,1H)、3.68〜3.81(m,2H)、3.44(td,J=7.17,14.40Hz,1H)、3.25(br t,J=4.58Hz,1H)、3.21(s,3H)、2.72(br t,J=5.58Hz,2H)、1.54〜1.67(m,1H)、0.64〜0.72(m,4H)。
化合物200:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(イソブチルアミドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:493[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、8.02(br t,J=5.50Hz,1H)、7.72(dd,J=2.57,6.85Hz,1H)、7.41(ddd,J=2.63,4.28,8.99Hz,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、4.61(s,2H)、4.57(dd,J=5.69,14.12Hz,1H)、4.45〜4.53(m,1H)、4.28(dd,J=6.91,14.12Hz,1H)、3.70〜3.79(m,2H)、3.39〜3.47(m,2H)、3.15〜3.23(m,4H)、2.72(br t,J=5.50Hz,2H)、2.39(td,J=6.80,13.66Hz,1H)、1.01(dd,J=3.91,6.85Hz,6H)
化合物201:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−(ピバルアミドメチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:507[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.58(dd,J=2.57,6.71Hz,1H)、7.29(ddd,J=2.64,4.17,9.00Hz,1H)、7.10〜7.16(m,1H)、4.71(s,2H)、4.52〜4.65(m,2H)、4.36(dd,J=5.71,14.49Hz,1H)、3.74〜3.90(m,2H)、3.54(dd,J=7.22、14.24Hz,1H)、3.33〜3.37(m,1H)、3.28(s,3H)、2.83(t,J=5.77Hz,2H)、1.18(s,9H)。
化合物202:エチル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
LCMS:495[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.56〜7.61(m,1H)、7.56〜7.61(m,1H)、7.58(dd,J=2.64,6.65Hz,1H)、7.56〜7.61(m,1H)、7.29(ddd,J=2.64,4.05,9.00Hz,1H)、7.10〜7.16(m,1H)、4.72(s,2H)、4.53〜4.61(m,2H)、4.31〜4.39(m,1H)、4.10(q,J=7.19Hz,2H)、3.75〜3.88(m,1H)、3.75〜3.88(m,1H)、3.37〜3.44(m,1H)、3.29(s,4H)、2.82(t,J=5.77Hz,2H)、1.20〜1.29(m,3H)
化合物203:シクロプロピル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
シクロプロパノール(100.00mg、1.72mmol、1.00当量)及びピリジン(408.16mg、5.16mmol、416.49μL 3.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、(4−ニトロフェニル)カルボノクロリデート(346.68mg、1.72mmol、1.00当量)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=3:1)は、反応物質である(4−ニトロフェニル)カルボノクロリデートが完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を10mLのDCMで希釈し、HCl(1N、30mL×1)、飽和NaHCO3溶液(30mL)及びブライン(20mL×1)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮し、シクロプロピル(4−ニトロフェニル)カーボネート(400.00mg、未精製)を白色固体として得て、次工程で直接用いた。
工程2.シクロプロピル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、35.00mg、82.77μmol、1.00当量)及びTEA(25.13mg、248.32μmol、34.42μL 3.00当量)のTHF(1.00mL)溶液に、シクロプロピル(4−ニトロフェニル)カーボネート(36.95mg、165.54μmol、2.00当量)を加えた後、混合物を45℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=0:1)は、反応物質であるシクロプロピル(4−ニトロフェニル)カーボネートが完全に消費され、2つの新たなスポットが形成されたことを示した。パイロット反応(5mg)と合わせた混合物を15mLのDCMで希釈し、水(10mL×1)及びブライン(10mL×1)で洗浄した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EtOAc=0:1)で、続いて分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(17.2mg、33.93μmol、収率37.59%、純度95%)を白色固体として得た。LCMS:507[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.58(dd,J=2.64,6.53Hz,1H)、7.17〜7.22(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.51(s,1H)、4.92(br s,1H)、4.64〜4.76(m,2H)、4.50〜4.63(m,2H)、4.38(br dd,J=4.20,14.49Hz,1H)、4.09(br d,J=3.89Hz,1H)、3.79〜3.92(m,2H)、3.39〜3.49(m,2H)、3.30(s,3H)、2.85(t,J=5.77Hz,2H)、0.71(br d,J=6.02Hz,4H)。
化合物199:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−((3,3,3−トリフルオロプロパンアミド)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、40.00mg、94.60μmol、1.00当量)及び3,3,3−トリフルオロプロパン酸(14.54mg、113.52μmol、10.03μL 1.20当量)のDMF(2.00mL)溶液に、HATU(43.16mg、113.52μmol、1.20当量)及びDIPEA(73.36mg、567.60μmol、99.14μL 6.00当量)を加えた後、混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を15mLのDCMで希釈し、水(10mL×1)及びブライン(10mL×1)で洗浄した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、化合物199(33.00mg、61.25μmol、収率64.74%、純度98.9%)を白色固体として得た。LCMS:533[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.90(s,1H)、8.55(br t,J=5.44Hz,1H)、7.72(dd,J=2.57,6.85Hz,1H)、7.38〜7.45(m,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、4.57〜4.66(m,3H)、4.47〜4.55(m,1H)、4.28(dd,J=7.15,14.37Hz,1H)、3.68〜3.81(m,2H)、3.48(td,J=7.11,14.52Hz,1H)、3.25〜3.31(m,3H)、3.20(s,3H)、2.72(br t,J=5.50Hz,2H)。
化合物205及び206を、化合物199と類似の方法で調製した。
化合物205:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((2−シアノアセタミド)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:490[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.58(dd,J=2.64,6.65Hz,1H)、7.29(ddd,J=2.76,4.11,8.94Hz,1H)、7.08〜7.18(m,1H)、4.72(s,2H)、4.50〜4.67(m,3H)、4.33〜4.44(m,1H)、3.74〜3.91(m,2H)、3.63(dd,J=7.09,14.62Hz,1H)、3.36〜3.56(m,2H)、3.29〜3.30(m,1H)、3.29(br s,2H)、2.84(t,J=5.71Hz,2H)。
化合物206:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−((2−ヒドロキシアセタミド)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
LCMS:481[M+1]。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=7.58(dd,J=2.64,6.65Hz,1H)、7.29(ddd,J=2.64,4.17,9.00Hz,1H)、7.13(t,J=8.97Hz,1H)、4.72(s,2H)、4.70〜4.71(m,1H)、4.55〜4.68(m,2H)、4.55〜4.68(m,1H)、4.38(dd,J=5.71,14.24Hz,1H)、3.97〜4.02(m,1H)、4.00(s,1H)、3.79〜3.85(m,2H)、3.65(dd,J=7.15,14.18Hz,1H)、3.42(dd,J=4.33,14.24Hz,1H)、3.29(br s,2H)、3.29〜3.30(m,1H)、2.83(t,J=5.65Hz,2H)。
化合物207:2,2,2−トリフルオロエチル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。
工程1.4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113)。2,2,2−トリフルオロエタノール(100.00mg、999.60μmol、71.94μL 1.00当量)及びピリジン(237.21mg、3.00mmol、242.05μL 3.00当量)のDCM(20.00mL)溶液に、フェニルカルボノクロリデート(156.51mg、999.60μmol、125.21μL 1.00当量)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=3:1)は、反応物質であるフェニルカルボノクロリデートが完全に消費され、1つの主要な新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を10mLのDCMで希釈し、HCl(1N、30mL×1)及びブライン(20mL×1)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮し、フェニル2,2,2−トリフルオロエチルカーボネート(250.00mg、未精製)を無色油として得た。
工程2.2,2,2−トリフルオロエチル((10−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−4−イル)メチル)カルバメート。4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、35.00mg、82.77μmol、1.00当量)及びTEA(25.13mg、248.31μmol、34.42μL 3.00当量)のTHF(2.00mL)溶液に、フェニル2,2,2−トリフルオロエチルカーボネート(54.67mg、248.31μmol、3.00当量)を加えた後、混合物を45℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応物質であるフェニル2,2,2−トリフルオロエチルカーボネートが完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。パイロット反応(5mg)と合わせた混合物を、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(TFA)と、続いて分取TLC(PE:EtOAc=0:1)及び分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(6.5mg、11.84μmol、収率12.30%、純度98%)を白色固体として得た。LCMS:549[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ=7.57(dd,J=2.70,6.46Hz,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.03〜7.10(m,1H)、6.50(s,1H)、5.22(br s,1H)、4.64〜4.76(m,2H)、4.36〜4.63(m,5H)、3.80〜3.92(m,2H)、3.42〜3.55(m,2H)、3.30(s,3H)、2.85(t,J=5.58Hz,2H)。
化合物208:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(エチルスルホンアミドメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド
4−(アミノメチル)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド(化合物113、40.00mg、94.60μmol、1.00当量)及びTEA(19.14mg、189.20μmol、26.23μL 2.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、エタンスルホニルクロリド(18.25mg、141.90μmol、13.42μL 1.50当量)を加えた後、混合物を25℃で16時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCで精製すると、標題化合物(25.00mg、46.61μmol、収率49.27%、純度96%)を白色固体として得た。LCMS:515[M+1]。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.91(s,1H)、7.72(dd,J=2.57、6.84Hz,1H)、7.38〜7.49(m,2H)、7.25〜7.32(m,1H)、4.57〜4.65(m,3H)、4.50(quin,J=6.31Hz,1H)、4.28(dd,J=7.22、14.37Hz,1H)、3.67〜3.80(m,2H)、3.24(s,3H)、3.20(br s,2H)、3.07(q,J=7.28Hz,2H)、2.72(br t,J=5.58Hz,2H)、1.20(t,J=7.34Hz,3H)、1.16〜1.24(m,1H)。
化合物129及び130を、化合物208と類似の方法で調製した。
化合物209:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−[1,2,5]オキサジアゼピノ[5,4−b]インダゾール−10−カルボキサミド。
工程1.エチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート。LiHMDS(1M、35.26mL、1.20当量)のTHF(30.00mL)溶液に、エチル4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(5.00g、29.38mmol、4.67mL、1.00当量)を−65℃で滴下して加え、30分間撹拌後、THF(10.00mL)中のジtert−ブチルオキザラート(6.54g、32.32mmol、1.10当量)を−65℃で加え、混合物をゆっくりと20℃まで加温して、20℃で1時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。混合物をHCl(0.5N、200mL)中に注ぎ、酢酸エチル(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層を、飽和NaHCO3水(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて真空下で濃縮し、標題化合物(6.90g、23.13mmol、収率78.73%)を得て、更に精製せずに次工程で用いた。
工程2.3−tert−ブチル5−エチル4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3,5−ジカルボキシレート。エチル3−(2−tert−ブトキシ−2−オキソ−アセチル)−4−オキソ−シクロヘキサンカルボキシレート(6.70g、22.46mmol、1.00当量)のEtOH(70.00mL)溶液に、N2H4.H2O(1.32g、22.46mmol、1.28mL、1.00当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。混合物を真空下で濃縮し、残渣を水性HCl(0.5N、50mL)中に注いで、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて、真空下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製し、標題化合物(4.70g、15.17mmol、収率67.54%、純度95%)を無色油として得た。
工程3.3−tert−ブトキシカルボニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−5−カルボン酸。3−tert−ブチル5−エチル4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3,5−ジカルボキシレート(2.40g、8.15mmol、1.00当量)のMeOH(20.00mL)、THF(20.00mL)及びH2O(10.00mL)溶液に、LiOH.H2O(1.50g、35.75mmol、4.39当量)を、氷水浴をしながら10℃で加えた。混合物を20℃で3時間撹拌した。TLCは、反応物質が消費され、主要なスポットが検出されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、残渣を、1N HClでpH=5まで酸性化し、濾過して、標題化合物(1.60g、5.41mmol、収率66.35%、純度90%)を白色固体として得た。
工程4.tert−ブチル5−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−カルボキシレート。3−tert−ブトキシカルボニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−5−カルボン酸(1.50g、5.63mmol、1.00当量)及び3−クロロ−4−フルオロ−アニリン(983.92mg、6.76mmol、1.20当量)のDMF(5.00mL)溶液に、DIPEA(2.18g、16.90mmol、2.95mL、3.00当量)及びHATU(2.36g、6.20mmol、1.10当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応物質が消費され、45%の所望の生成物と複数のピークが検出されたことを示した。混合物を水(200mL)中に注ぎ、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて、真空下で濃縮した。粗生成物を、逆相フラッシュ分離によって精製し、標題化合物(650.00mg、1.65mmol、収率29.26%、純度99.8%)を白色固体として得た。
工程5.5−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−カルボン酸。tert−ブチル5−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−カルボキシレート(300.00mg、761.73μmol、1.00当量)のDCM(6.00mL)溶液に、TFA(4.27g、37.41mmol、2.77mL、49.11当量)を、氷水浴をしながら10℃で加えた。混合物を20℃で3時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応物質が消費され、主要なスポットが検出されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(250.00mg、740.24μmol、収率97.18%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 10.22(s,1H)、7.96(dd,J=2.64、6.90Hz,1H)、7.49(ddd,J=2.57、4.30、9.07Hz,1H)、7.31〜7.41(m,1H)、3.02(d,J=11.54Hz,1H)、2.57〜2.83(m,5H)、2.09(d,J=10.16Hz,1H)、1.65〜1.86(m,1H)。
工程6.N5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N3−ヒドロキシ−N3−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3,5−ジカルボキサミド。5−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバモイル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−カルボン酸(100.00mg、296.09μmol、1.00当量)及びN−メチルヒドロキシルアミン(74.19mg、888.28μmol、3.00当量、HCl)のDMF(2.00mL)溶液に、HATU(135.10mg、355.31μmol、1.20当量)及びDIPEA(191.34mg、1.48mmol、258.56μL 5.00当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。反応混合物を水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて減圧下で濃縮し、標題化合物(90.00mg、223.30μmol、収率75.42%、純度91%)を黄色固体として得た。LCMS:367/369[M+1]。
工程7.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−[1,2,5]オキサジアゼピノ[5,4−b]インダゾール−10−カルボキサミド。N5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N3−ヒドロキシ−N3−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3,5−ジカルボキサミド(50.00mg、136.33μmol、1.00当量)及び3−ブロモオキセタン(37.35mg、272.65μmol、2.00当量)のDMF(2.00mL)溶液に、Cs2CO3(66.63mg、204.49μmol、1.50当量)及びTBAI(5.04mg、13.63μmol、0.10当量)を加えた。混合物を80℃で7.5時間撹拌した。LCMSは、反応物質が消費され、主要な所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を水(20mL)中に注ぎ、酢酸エチル(10mL×3)で抽出して、有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCで精製し、N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−[1,2,5]オキサジアゼピノ[5,4−b]インダゾール−10−カルボキサミド(45.00mg、101.10μmol、収率74.16%、純度95%)を白色固体として得た。LCMS:423/425[M+1]。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 7.74(dd,J=2.26、6.53Hz,1H)、7.56(br d,J=10.04Hz,1H)、7.34(td,J=2.13、4.77Hz,1H)、7.08(dt,J=1.19、8.75Hz,1H)、4.45〜4.63(m,2H)、4.34〜4.43(m,1H)、3.63〜3.88(m,2H)、3.31(d,J=1.25Hz,3H)、3.10〜3.25(m,1H)、2.82〜3.04(m,2H)、2.40〜2.71(m,3H)、2.26(br d,J=13.05Hz,1H)、1.94〜2.09。
化合物210:(4S,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(5R)−5,13−ジメチル−14−オキソ−11−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキシレート。NaH(10.04mg、251.08μmol、22.70μL、純度60%、1.0当量)を、tert−ブチル(5R)−11−(ヒドロキシメチル)−5,13−ジメチル−14−オキソ−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキシレート(100.00mg、251.08μmol、1.00当量)のTHF(1.00mL)溶液に、−10℃で0.5時間、N2下で撹拌しながら加えた。次に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(233.11mg、1.00mmol、35.39μL、4当量)のTHF(0.5mL)溶液を混合物に加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。混合物を−10℃まで冷却し、NaH(10.04mg、251.08μmol、純度60%、1.0当量)を加え、混合物を30分間撹拌した後、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(233.11mg、1.00mmol、4当量)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。この混合物を10mLの氷冷1N HCl水溶液に注ぎ、EtOAc(15mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣を分取TLC(酢酸エチル:石油エーテル=1:3)で精製し、標題化合物(30mg、収率26.64%)を無色油として、副生成物であるtert−ブチル(5R)−5,13−ジメチル−11−メチレン−14−オキソ−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキシレート(45mg、収率51.44%)を無色油として得た。
工程2.(5R)−5,13−ジメチル−11−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−14−オン。tert−ブチル(5R)−5,13−ジメチル−14−オキソ−11−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキシレート(58mg、129.34μmol、1当量)のDCM(3mL)溶液に、TFA(462.00mg、4.05mmol、0.3mL、31.33当量)を加えた後、混合物を15℃で1時間撹拌した。混合物を直接真空下で濃縮し、標題化合物(60mg、未精製、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程3.(4S,9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−4−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。(5R)−5,13−ジメチル−11−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−14−オン(60mg、129.77μmol、1当量、TFA)のDCM(7mL)溶液に、TEA(78.79mg、778.64μmol、108.38μL、6当量)及び(5R)−5,13−ジメチル−11−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−14−オン(60mg、129.77μmol、1当量、TFA)を加えた後、混合物を15℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(43mg、84.24μmol、収率64.91%、純度100%)を白色固体として得た。LCMS:511[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.78(dd,J=2.82,5.46Hz,1H)、7.58(m,1H)、7.11〜7.18(m,1H)、6.54(s,1H)、5.13(m,1H)、4.84(d,J=15.69Hz,1H)、4.63〜4.69(m,1H)、4.55〜4.62(m,1H)、4.50(d,J=15.56Hz,1H)、4.39〜4.46(m,1H)、3.88〜3.97(m,2H)、3.73〜3.87(m,2H)、3.31(s,3H)、3.05(dd,J=5.83,16.00Hz,1H)、2.70(d,J=15.94Hz,1H)、1.20(d,J=6.90Hz,3H)。
化合物211:(S*)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−メチル−1−オキソ−4−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート。NaH(85.13mg、2.13mmol、純度60%、2.5当量)のDMF(3mL)中懸濁液に、tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(単一のエナンチオマー、300mg、851.34μmol、1当量)のDMF(0.5mL)溶液を、−40℃、N2下で滴下して加えた。混合物を−40℃で0.5時間撹拌した。2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(546.85mg、2.55mmol、3当量)を、−40℃で加えた。反応混合物を−20℃で1時間撹拌した。反応混合物を0℃の1N HCl(30mL)でクエンチし、EA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を別のバッチと合わせ、カラムクロマトグラフィー(SiO2、PE:EtOAc=3:1〜1:1)によって精製し、400mgの標題化合物を白色固体として得た。
工程2.4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(160mg、384.23μmol、1当量)のDCM(4mL)溶液に、TFA(6.16g、54.02mmol、4.00mL、140.60当量)を加えた。混合物を20℃で30分間撹拌した。TLC(DCM:MeOH=10:1)は、出発材料が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(180mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程3.(S*)N−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)−4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキサミド。4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(84mg、195.20μmol、1当量、TFA)及びフェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(50.02mg、195.20μmol、1当量)のDCM(5mL)中混合物に、TEA(98.76mg、976.00μmol、135.85μL、5当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。LCMSは、所望のMSを有する1つの主ピークが検出されたことを示した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製すると、標題化合物(45.93mg、94.72μmol、収率48.52%、純度98.66%)を白色固体として得た。LCMS:479[M+1]。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.69(dd,J=2.75,5.44Hz,1H)、7.52(ddd,J=2.81,4.58、9.11Hz,1H)、7.06(t,J=8.68Hz,1H)、6.67(s,1H)、5.68〜5.98(m,1H)、4.56(quin,J=5.72Hz,1H)、4.45〜4.52(m,1H)、4.30〜4.37(m,1H)、3.75〜3.84(m,2H)、3.60〜3.74(m,4H)、3.23(s,3H)、2.79(t,J=5.81Hz,2H)。
化合物212:(S*)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
標題化合物を、工程3の4−(2,2−ジフルオロエトキシメチル)−2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン及びフェニル(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)カルバメートを用いて、化合物211と類似の様式で調製した。LCMS:522[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.68(dd,J=2.75,6.17Hz,1H)、7.57〜7.63(m,1H)、7.15(t,J=9.35Hz,1H)、6.68(s,1H)、5.75〜6.09(m,1H)、4.73(s,2H)、4.54〜4.68(m,2H)、4.38〜4.46(m,1H)、3.84〜3.96(m,2H)、3.69〜3.83(m,4H)、3.32(s,3H)、2.88(t,J=5.75Hz,2H)。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー。
化合物213:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,4,4,9−テトラメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−メチル−カルバメート。N−メチルヒドロキシルアミン(20g、425.02mmol、1当量、HCl)及びNaHCO3(53.56g、637.53mmol、24.80mL、1.5当量)のTHF(400mL)及びH2O(200mL)溶液に、Boc2O(92.76g、425.02mmol、97.64mL、1当量)のTHF(100mL)溶液を、0℃でゆっくりと加えた。次に、混合物を16℃で16時間撹拌した。混合物をH2O(200mL)で希釈し、EtOAc(200mL×3)で抽出した。有機層を1N HCl(200mL)で抽出した。合わせた有機層を、MgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して標題化合物(29.6mg、未精製)を赤色液体として得た。
工程2.メチル2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]オキシ−2−メチル−プロパノエート。tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−メチル−カルバメート(5g、33.97mmol、1当量)のMeOH(50mL)溶液に、CH3ONa(1.84g、33.97mmol、1当量)及びメチル2−ブロモ−2−メチル−プロパノエート(6.15g、33.97mmol、4.39mL、1当量)を0℃で加えた。次に、混合物を、16時間撹拌しながら60℃に加熱した。続いて、混合物に、別のバッチのCH3ONa(0.92g、17mmol、0.5当量)及びメチル2−ブロモ−2−メチルプロパノエート(3.08g、17mmol、2.2mL、0.5当量)を加えた。混合物を60℃で5時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣をH2O(80mL)で希釈し、EA(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜20/1)で精製し、標題化合物(8.05g、未精製)を白色液体として得た。
工程3.tert−ブチルN−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−N−メチル−カルバメート。LiBH4(1.42g、65.11mmol、2当量)のTHF(80mL)懸濁液に、メチル2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]オキシ−2−メチル−プロパノエート(8.05g、32.55mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液を−40℃、N2下で加えた。次に、混合物を0℃で4時間撹拌した。反応物を飽和水性NH4Cl(200mL)中に注ぎ、EtOAc(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜20/1)で精製し、標題化合物(3.8g、17.33mmol、収率53.24%)を白色液体として、純度80%の不純生成物(2.4g、8.76mmol)を白色液体として得た。
工程4.2−メチル−2−(メチルアミノオキシ)プロパン−1−オール。tert−ブチルN−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−N−メチル−カルバメート(3.8g、17.33mmol、1当量)のジオキサン(10mL)溶液に、HCl/ジオキサン(4M、6mL、1.38当量)を加えた。混合物を16℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(3.04g、未精製、HCl)を明黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程5.tert−ブチル(6R)−3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。(6R)−5−tert−ブトキシカルボニル−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(800mg、2.84mmol、1当量)及び2−メチル−2−(メチルアミノオキシ)プロパン−1−オール(575.34mg、3.70mmol、1.3当量、HCl)のピリジン(5mL)溶液に、EDCI(708.73mg、3.70mmol、1.3当量)を加えた。混合物を30℃で16時間撹拌した。混合物を別のバッチと合わせ、H2O(50mL)で希釈して、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を1N HCl(100mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させて、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=20/1〜1/5)で生成し、標題化合物(918mg)を明黄色固体として得た。
工程6.tert−ブチル(R)−6−メチル−3−(メチル((2−メチル−1−((メチルスルホニル)オキシ)プロパン−2−イル)オキシ)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート及びtert−ブチル(R)−6−メチル−3−(メチル((2−メチル−1−((メチルスルホニル)オキシ)プロパン−2−イル)オキシ)カルバモイル)−2−(メチルスルホニル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル(6R)−3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(600mg、1.57mmol、1当量)のDCM(10mL)溶液に、DIEA(608.27mg、4.71mmol、819.78μL、3当量)及びMsCl(215.65mg、1.88mmol、145.71μL、1.2当量)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。追加のMsCl(215.65mg、1.88mmol、145.71μL、1.2当量)を加え、混合物を0℃で0.5時間撹拌した。混合物をH2O(20mL)で希釈し、DCM(20mL)で抽出した。有機層を0.5N HCl(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて、濾過して真空下で濃縮し、tert−ブチル(R)−6−メチル−3−(メチル((2−メチル−1−((メチルスルホニル)オキシ)プロパン−2−イル)オキシ)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート及びtert−ブチル(R)−6−メチル−3−(メチル((2−メチル−1−((メチルスルホニル)オキシ)プロパン−2−イル)オキシ)カルバモイル)−2−(メチルスルホニル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの混合物(900mg、未精製)を白色固体として得て、次工程で直接用いた。
工程7.tert−ブチル(5R)−5,11,11,13−テトラメチル−14−オキソ−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキシレート。tert−ブチル(R)−6−メチル−3−(メチル((2−メチル−1−((メチルスルホニル)オキシ)プロパン−2−イル)オキシ)カルバモイル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート及びtert−ブチル(R)−6−メチル−3−(メチル((2−メチル−1−((メチルスルホニル)オキシ)プロパン−2−イル)オキシ)カルバモイル)−2−(メチルスルホニル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(820mg、未精製)のTHF(15mL)中混合物に、NaH(164.00mg、4.10mmol、純度60%、2.5当量)を0℃で加えた。混合物を、14時間撹拌しながら45℃に加熱した。混合物を水性1N HCl(40mL)溶液中に注ぎ、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を、水性飽和NaHCO3溶液(40mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=30/1〜1:1)で生成し、標題化合物(440mg、1.15mmol、収率70.16%、純度95.3%)を白色固体として得た。
工程8.(5R)−5,11,11,13−テトラメチル−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−14−オン。tert−ブチル(5R)−5,11,11,13−テトラメチル−14−オキソ−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキシレート(150mg、411.59μmol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、TFA(770.00mg、6.75mmol、0.5mL、16.41当量)を加えた。混合物を16℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(164mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。粗製の標題化合物を精製せず、次の工程で直接使用した。
工程9.(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,4,4,9−テトラメチル−1−オキソ−1,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10(2H)−カルボキサミド。(5R)−5,11,11,13−テトラメチル−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−14−オン(82mg、216.73μmol、1当量、TFA)のDCM(2mL)溶液に、TEA(109.66mg、1.08mmol、150.83μL、5当量)及びフェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(55.53mg、216.73μmol、1当量)を加えた。混合物を16℃で16時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(54.35mg、127.32μmol、収率58.75%、純度99.9%)を白色固体として得た。LCMS:427[M+1]。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.79(dd,J=2.8,5.2Hz,1H)、7.57〜7.58(m,1H)、7.15(t,J=8.4Hz,1H)、6.53(s,1H)、5.11〜5.17(m,1H)、4.83(d,J=15.2Hz,1H)、4.51(d,J=15.2Hz,1H)、4.25(s,2H)、3.29(s,3H)、3.05(dd,J=2.0、15.6Hz,1H)、2.70(d,J=15.6Hz,1H)、1.38(d,J=17.6Hz,6H)、1.19(d,J=6.8Hz,3H)。
化合物214:(5R)−N−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,11,11,13−テトラメチル−14−オキソ−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−4−カルボキサミド。
(5R)−5,11,11,13−テトラメチル−12−オキサ−4,8,9,13−テトラアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1,7−ジエン−14−オン(82mg、216.73μmol、1当量、TFA)のDCM(2mL)溶液に、TEA(131.59mg、1.30mmol、181.00μL、6当量)及びフェニルN−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルバメート(64.85mg、216.73μmol、1当量)を加えた。混合物を16℃で16時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(46.1mg、98.01μmol、収率45.22%、純度99.8%)を白色固体として得た。LCMS:470[M+1]。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.68(dd,J=2.8,6.0Hz,1H)、7.57〜7.60(m,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、6.53(s,1H)、5.12〜5.18(m,1H)、4.83(d,J=15.2Hz,1H)、4.51(d,J=15.2Hz,1H)、4.25(s,2H)、3.28(s,3H)、3.05(dd,J=5.6,16.0Hz,1H)、2.70(d,J=16.0Hz,1H)、1.38(d,J=17.6Hz,6H)、1.19(d,J=6.8Hz,3H)。
化合物215:(4S,9R)−4−(ヒドロキシメチル)−10−(4−ヨードベンゾイル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1(2H)−オン。
工程1.(4S,9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン。tert−ブチル(4S,9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−10−カルボキシレート(120mg、327.50μmol、1当量)、及びTFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、82.48当量)のDCM(4mL)中混合物を、15℃にて1時間、N2雰囲気下で撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(124mg、326.04μmol、収率99.55%、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程2.(4S,9R)−4−(ヒドロキシメチル)−10−(4−ヨードベンゾイル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1(2H)−オン。(4S,9R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]オキサジアゼピン−1−オン(124mg、326.04μmol、1当量、TFA)、4−ヨードベンゾイルクロリド(104.25mg、391.25μmol、1.2当量)、TEA(98.98mg、978.13μmol、136.14μL、3当量)、及びDMAP(3.98mg、32.60μmol、0.1当量)のDCM(5mL)中混合物を脱ガスし、N2で3回パージした。混合物をN2雰囲気下、15℃にて16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCで生成し、標題化合物(150.08mg、281.23μmol、収率86.26%、純度93%)を白色固体として得た。LCMS:497[M+1]。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ 7.78(br d,J=7.53Hz,2H)、7.17(d,J=7.91Hz,2H)、5.36〜5.71(m,1H)、4.18〜4.81(m,5H)、3.63〜3.92(m,2H)、3.29(br s,4H)、2.50〜2.77(m,1H)、1.84〜2.28(m,1H)、1.25(br s,2H)、1.09〜1.37(m,1H)。
化合物216:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−3,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチルN−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−N−メチル−カルバメート。tert−ブチルN−アミノ−N−メチル−カルバメート(3.00g、20.52mmol、1.00当量)のジオキサン(20.00mL)溶液に、NaOH(820.80mg、20.52mmol、1.00当量)のH2O(5.00mL)溶液に続き、CbzCl(4.55g、26.68mmol、3.79mL、1.30当量)を加え、反応混合物を25℃で1時間撹拌した。反応混合物をEA(200mL)で希釈して、水(80mL×3)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(4.00g、14.27mmol、収率69.54%)を黄色油として得た。LCMS:303[M+23]。
工程2.メチル2−[ベンジルオキシカルボニル−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]アミノ]アセテート。tert−ブチルN−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−N−メチル−カルバメート(4.00g、14.27mmol、1.00当量)及びメチル2−ブロモアセテート(3.27g、21.41mmol、2.02mL、1.50当量)のDMF(10.00mL)中混合物に、K2CO3(2.96g、21.41mmol、1.50当量)をN2下で加え、反応混合物を50℃で16時間撹拌した。反応混合物をEA(150mL)で希釈して、水(50mL×3)で洗浄し、有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(3.50g、9.93mmol、収率69.60%)を黄色油として得た。LCMS:375[M+23]。
工程3.tert−ブチルN−[ベンジルオキシカルボニル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−N−メチル−カルバメート。メチル2−[ベンジルオキシカルボニル−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]アミノ]アセテート(3.50g、9.93mmol、1.00当量)のTHF(30.00mL)溶液に、LiBH4(432.55mg、19.86mmol、2.00当量)をN2下、0℃で加え、反応混合物を20℃で2時間撹拌した。反応を水(150mL)でクエンチした後、EA(200mL×3)で抽出し、合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(2.40g、7.40mmol、収率74.51%)を黄色油として得た。LCMS:347[M+23]。
工程4.ベンジルN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(メチルアミノ)カルバメート。tert−ブチルN−[ベンジルオキシカルボニル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−N−メチル−カルバメート(2.40g、7.40mmol、1.00当量)のジオキサン(20.00mL)溶液に、HCl/ジオキサン(4M、20.00mL、10.81当量)を加え、反応混合物を25℃で1時間撹拌した。有機物を減圧下で除去し、標題化合物(1.80g、未精製、HCl)を黄色油として得た。粗生成物を精製することなく、直接次の工程で使用した。
工程5.tert−ブチル3−[[ベンジルオキシカルボニル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(1.50g、5.61mmol、1.00当量)及びベンジルN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(メチルアミノ)カルバメート(1.76g、6.73mmol、1.20当量、HCl)のDMF(20.00mL)中混合物に、PYBOP(3.50g、6.73mmol、1.20当量)、HOBt(909.97mg、6.73mmol、1.20当量)及びDIPEA(2.90g、22.45mmol、3.92mL、4.00当量)を加え、反応混合物を40℃で2時間撹拌した。反応混合物をEA(200mL)で希釈して、水(100mL×3)で洗浄し、有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。分取HPLC(FA)で更に精製し、標題化合物(1.50g、2.53mmol、収率45.17%、純度80%)を黄色固体として得た。LCMS:474[M+1]。
工程6.tert−ブチル3−[[ベンジルオキシカルボニル(2−メチルスルホニルオキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル3−[[ベンジルオキシカルボニル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(500.00mg、1.06mmol、1.00当量)及びTEA(214.52mg、2.12mmol、293.86μL、2.00当量)のDCM(10.00mL)中混合物に、MsCl(242.85mg、2.12mmol、164.09μL、2.00当量)をN2下、0℃で加え、反応混合物を20℃で30分間撹拌した。反応を水(30mL)でクエンチした後、DCM(80mL×2)で抽出し、合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(380.00mg、661.34μmol、収率62.39%、純度96%)を白色固体として得た。LCMS:552[M+1]。
工程7.O3−ベンジルO10−tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−3,10−ジカルボキシレート。tert−ブチル3−[[ベンジルオキシカルボニル(2−メチルスルホニルオキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(380.00mg、688.89μmol、1.00当量)のTHF(15.00mL)溶液に、NaH(55.11mg、1.38mmol、純度60%、2.00当量)を、N2下−10℃で加え、反応混合物を25℃で16時間撹拌した。反応を水(20mL)でクエンチした後、EA(50mL×3)で抽出し、合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物(130.00mg、285.39μmol、収率41.43%)を白色固体として得た。LCMS:456[M+1]。
工程8.tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−3,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。O3−ベンジルO10−tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−3,10−ジカルボキシレート(250.00mg、548.84μmol、1.00当量)のMeOH(15.00mL)中溶液に、Pd/C(50.00mg、純度10%)をN2下で加え、この懸濁液を真空下で脱ガスしてH2で3回パージし、混合物を、H2(0.10MPa(15psi))下、25℃にて2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、標題化合物(145.00mg、未精製)を黄色油として得た。粗生成物を精製することなく、直接次の工程で使用した。LCMS:322[M+1]。
工程9.2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−3H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−3,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(15.00mg、46.67μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(384.97mg、3.38mmol、249.98μL、72.34当量)を加え、反応混合物を25℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。標題化合物(15.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。粗生成物を精製することなく、直接次の工程で使用した。
工程10.N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−1−オキソ−3,4,5,8,9,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。2−メチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−3H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(15.00mg、44.74μmol、1.00当量、TFA)のDCM(2.00mL)中混合物に、TEA(18.11mg、178.95μmol、24.81μL、4.00当量)に続き、フェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(11.89mg、44.74μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、DCM(30mL×2)で抽出して、有機層を合わせ、無水Na2SO4で乾燥させて、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(11.00mg、26.60μmol、収率59.46%、純度95%)を白色固体として得た。LCMS:393/395[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.59(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.17〜7.24(m,1H)、7.02〜7.09(m,1H)、6.75(s,1H)、4.69(s,2H)、4.55(t,J=7.76Hz,1H)、4.40(t,J=6.42Hz,2H)、3.86(t,J=5.81Hz,2H)、3.47(q,J=6.72Hz,2H)、3.23(s,3H)、2.85(t,J=5.75Hz,2H)。
化合物217:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,3−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.O5−tert−ブチルO3−エチル2−アリル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート。
O5−tert−ブチルO3−エチル2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(20.00g、67.72mmol、1.00当量)及び3−ブロモプロポ−1−エン(12.29g、101.58mmol、1.50当量)のDMF(200.00mL)溶液に、Cs2CO3(55.16g、169.30mmol、2.50当量)を加えた。次に、混合物を25℃で16時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)は、O5−tert−ブチルO3−エチル2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレートが完全に消費され、2つの新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を100mLの水で希釈し、EtOAcで抽出した(100mL×3)。合わせた有機相をブライン(100mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=50/1〜3/1)で精製し、標題化合物(13.50g、40.25mmol、収率59.44%)を白色固体として、及びその位置異性体(9.50g、28.32mmol、収率41.83%)を白色固体として得た。
工程2.tert−ブチルエチル2−(2−オキソエチル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート。O5−tert−ブチルO3−エチル2−アリル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(1.00g、2.98mmol、1.00当量)のTHF(1.00mL)及びH2O(500.00μL)溶液に、OsO4(75.80mg、298.15μmol、15.47μL、0.10当量)に続き、NaIO4(1.91g、8.94mmol、495.63μL、3.00当量)を、0℃で加えた。混合物を25℃で5時間撹拌した。混合物を飽和Na2S2O3(50mL)でクエンチし、EA(80mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を、次の工程に直接使用した。標題化合物(700.00mg、未精製)を無色油として得た。
工程3.O5−tert−ブチルO3−エチル2−[2−[[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]−メチル−アミノ]エチル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート。tert−ブチルN−メチル−N−(メチルアミノ)カルバメート(432.14mg、2.70mmol、1.30当量)及びO5−tert−ブチルO3−エチル2−(2−オキソエチル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(700.00mg、2.07mmol、1.00当量)のEtOH(15.00mL)溶液に、HOAc(1.25mg、20.75μmol、1.19μL、0.01当量)を加えた。混合物を20℃で5時間撹拌した。NaBH3CN(391.16mg、6.22mmol、3.00当量)を加え、混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物をH2O(50mL)で希釈し、EA(60mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15%〜25%)、続いて分取HPLC(FA)によって精製し、標題化合物(100.00mg、186.88μmol、収率9.03%、純度90%)を無色油として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=4.38〜4.60(m,4H)、4.17〜4.31(m,2H)、3.51〜3.67(m,2H)、2.77(s,3H)、2.67(s,2H)、2.55(s,3H)、1.40(d,J=10.9Hz,18H)、1.31(t,J=7.2Hz,3H)。
工程4.エチル2−[2−[メチル(メチルアミノ)アミノ]エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボキシレート。O5−tert−ブチルO3−エチル2−[2−[[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]−メチル−アミノ]エチル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3,5−ジカルボキシレート(50.00mg、103.82μmol、1.00当量)をHCl/ジオキサン(103.82μmol、2.00mL、4M、1.00当量)に溶解し、混合物を25℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(40.00mg、未精製、2HCl)を無色油として得た。
工程5.tert−ブチル2,3−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。エチル2−[2−[メチル(メチルアミノ)アミノ]エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボキシレート(60.00mg、169.36μmol、1.00当量、2HCl)のMeOH(500.00μL)溶液に、CH3ONa(45.74mg、846.80μmol、5.00当量)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を25℃で更に16時間撹拌した。追加のCH3ONa(20mg)を加え、混合物を25℃で更に16時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮して残渣を得た。残渣をH2O(500.00μL)及びTHF(3.00mL)に溶解した。この溶液に、Boc2O(44.35mg、203.23μmol、46.68μL、1.20当量)及びNaHCO3(28.46mg、338.72μmol、13.18μL、2.00当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、EA(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物(60.00mg、未精製)を褐色油として得た。
工程6.2,3−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。
tert−ブチル2,3−ジメチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロ−4H−ピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(70.00mg、208.71μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1.00mL、64.71当量)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(77.00mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程7.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,3−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。2,3−ジメチル−4,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−c][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(75.00mg、214.71μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(57.04mg、214.71μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(108.63mg、1.07mmol、148.81μL、5.00当量)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(20.00mg、48.82μmol、収率22.74%、純度99.3%)を白色固体として得た。LCMS:407[M+1]。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.61(dd,J=2.6,6.5Hz,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.02〜7.09(t,1H)、6.70(s,1H)、4.73(s,2H)、4.53(t,J=6.1Hz,2H)、3.88(t,J=5.8Hz,2H)、3.61(t,J=6.1Hz,2H)、3.25(s,3H)、2.86(t,J=5.8Hz,2H)、2.69(s,3H)。
化合物218:(R)−3−アリル−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチルアミノ]−N−メチル−カルバメート。tert−ブチルN−アミノ−N−メチル−カルバメート(2.00g、13.68mmol、1.00当量)のDMF(20.00mL)溶液に、2−ブロモエトキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン(3.60g、15.05mmol、1.10当量)及びDIEA(2.30g、17.78mmol、3.11mL、1.30当量)を加えた。混合物を90℃で32時間撹拌した。混合物をH2O(100mL)で希釈し、EA(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をH2O(50mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA:0%〜10%)で精製し、tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチルアミノ]−N−メチル−カルバメート(4.00g、10.51mmol、収率76.82%、純度80%)を無色油として得た。
工程2.tert−ブチルN−[アリル−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル]アミノ]−N−メチル−カルバメート。
tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチルアミノ]−N−メチル−カルバメート(4.00g、10.51mmol、1.00当量)及び3−ブロモプロポ−1−エン(1.91g、15.76mmol、1.50当量)のDMF(40.00mL)溶液に、DIEA(1.77g、13.66mmol、2.39mL、1.30当量)を加えた。次に、混合物を65℃で16時間加熱した。混合物をH2O(100mL)で希釈し、酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をH2O(50mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA:0%〜5%)で精製し、tert−ブチルN−[アリル−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル]アミノ]−N−メチル−カルバメート(2.80g、6.50mmol、収率61.85%、純度80%)を無色油として得た。
工程3.2−[アリル(メチルアミノ)アミノ]エタノール。tert−ブチルN−[アリル−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル]アミノ]−N−メチル−カルバメート(2.00g、4.64mmol、1.00当量)のEtOAc(20.00mL)溶液に、HCl/EtOAc(4M、10.00mL、8.62当量)を加えた。混合物を10℃で3時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、2−[アリル(メチルアミノ)アミノ]エタノール(1.30g、未精製、HCl)を褐色油として得た。
工程4.tert−ブチル(6R)−3−[[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。(6R)−5−tert−ブトキシカルボニル−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(1.00g、3.35mmol、1.00当量)及び2−[アリル(メチルアミノ)アミノ]エタノール(888.61mg、5.33mmol、1.50当量、HCl)のDMF(20.00mL)溶液に、PYBOP(2.03g、3.91mmol、1.10当量)、HOBt(528.36mg、3.91mmol、1.10当量)及びDIEA(2.30g、17.77mmol、3.10mL、5.00当量)を加えた。混合物を40℃で16時間撹拌した。混合物をH2O(100mL)で希釈し、酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をH2O(100mL×2)、1N HCl(50mL)、飽和NaHCO3(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル:60%〜100%)で精製し、tert−ブチル(6R)−3−[[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(860.00mg、1.92mmol、収率58.08%、純度88%)を白色固体として得た。LCMS:394[M+1]。
工程5.tert−ブチル(6R)−3−[[アリル(2−メチルスルホニルオキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル(6R)−3−[[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(800.00mg、1.79mmol、1.00当量)及びDIEA(462.46mg、3.58mmol、624.95μL、2.00当量)のDCM(8.00mL)溶液に、MsCl(246.05mg、2.15mmol、166.25μL、1.20当量)のDCM(500.00μL)溶液を、0℃で滴下して加えた。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。MsCl(205.05mg、1.79mmol、138.55μL、1.00当量)を加え、混合物を10℃で0.5時間撹拌した。混合物をH2O(50mL)で希釈し、DCM(100mL)で抽出した。有機層を0.5N HCl(20mL)、飽和NaHCO3(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮し、標題化合物(800.00mg、未精製)を無色油として得た。LCMS:472[M+1]。
工程6.tert−ブチル(R)−3−アリル−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(6R)−3−[[アリル(2−メチルスルホニルオキシエチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(800.00mg、1.70mmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)溶液に、NaH(203.58mg、5.09mmol、純度60%、3.00当量)を0℃で加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。追加のNaH(203.58mg)を加え、混合物を40℃に16時間加熱した。混合物を0.5N HCl(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(80mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA:30%〜50%)で精製し、標題化合物(450.00mg、970.81μmol、収率57.11%、純度81%)を白色固体として得た。LCMS:376[M+1]。
工程7.(R)−3−アリル−2,9−ジメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル(R)−3−アリル−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(250.00mg、539.34μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TFA(3.12g、27.35mmol、2.02mL、50.71当量)を加えた。混合物を10℃で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(212.00mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程8.(R)−3−アリル−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−3−アリル−2,9−ジメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(212.00mg、544.47μmol、1.00当量、TFA)のDCM(5.00mL)溶液に、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(139.51mg、544.47μmol、1.00当量)及びTEA(330.57mg、3.27mmol、452.83μL、6.00当量)を加えた。混合物を30℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(150.00mg、335.68μmol、収率61.65%、純度97.9%)を白色固体として得た。58.48mgの所望の生成物が生成した。LCMS:438[M+1];1H NMR(400MHz、CD3OD)δ 7.82〜7.84(m,1H)、7.70〜7.72(m,1H)、7.29(t,J=9.05Hz,1H)、5.83(m,1H)、5.14〜5.23(m,2H)、4.96〜5.09(m,2H)、4.31〜4.50(m,3H)、3.61(t,J=6.36Hz,2H)、3.45〜3.47(m,2H)、3.21(s,3H)、3.04(dd,1H)、2.66〜2.70(d,1H)、1.22(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物219:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−3−プロピル−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−3−アリル−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド(化合物218、25mg、57.15μmol、1当量)のMeOH(10mL)溶液に、Pd/C(2mg、純度10%、1.00当量)をN2下で加えた。懸濁液を減圧下で脱気し、H2で数回パージした。混合物をH2(0.14MPa(20psi))下、15℃で20分間撹拌した。混合物を(1753、5mg)と合わせ、MeOH(20mL)で希釈し、濾過して真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)によって精製し、13mgの標題化合物を白色固体として得た。LCMS:440[M+1];1H NMR(400MHz、CD3OD)δ=7.81〜7.83(m,1H)、7.70〜7.72(m,1H)、7.28(t,J=8.97Hz,1H)、4.92〜5.08(m,2H)、4.33〜4.49(m,3H)、3.56(t,J=6.40Hz,2H)、3.21(s,3H)、3.03〜3.05(dd,1H)、2.79〜2.81(m,2H)、2.67(d,J=15.81Hz,1H)、1.42〜1.48(m,2H)、1.21(d,J=6.90Hz,3H)、0.86(t,J=7.40Hz,3H)。
化合物220:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−3−アリル−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド(化合物218、70mg、156.65μmol、1.00当量)のTHF(4.00mL)及びH2O(2.00mL)溶液に、OsO4(7.97mg、31.33μmol、1.63μL、0.20当量)及びNaIO4(100.52mg、469.95μmol、26.04μL、3.00当量)を加えた。混合物を15℃で6時間撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、EA(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を飽和Na2S2O3(10mL×2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製して、標題化合物(40mg、91.02μmol、収率58.11%)を褐色油として得た。
工程2.(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド(20.00mg、45.51μmol、1.00当量)のTHF(1.00mL)及びEtOH(100.00μL)溶液に、NaBH4(5.16mg、136.53μmol、3.00当量)を0℃で加えた。混合物を15℃で30分間撹拌した。混合物を飽和NH4Cl(10mL)でクエンチし、EA(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製した。標題化合物(3.77mg、8.10μmol、収率17.79%、純度94.8%)が白色固体として得られた。LCMS:442[M+1];1H NMR(400MHz、CD3OD)δ=7.83(dd,J=2.75,5.56Hz,1H)、7.71(m,1H)、7.28(t,J=9.05Hz,1H)、4.98〜5.08(m,1H)、4.97(s,1H)、4.31〜4.54(m,3H)、3.68(t,J=6.30Hz,2H)、3.59(t,J=5.56Hz,2H)、3.27(s,3H)、3.02(dd,J=5.75,15.65Hz,1H)、2.93(d,J=3.42Hz,2H)、2.67(d,J=16.14Hz,1H)、1.22(d,J=6.85Hz,3H)。
化合物221:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド(20.00mg、45.51μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、DAST(44.01mg、273.06μmol、36.08μL、6.00当量)を−40℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、DCM(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(3.67mg、7.65μmol、収率16.81%、純度96.2%)を白色固体として得た。LCMS:462[M+1];1H NMR(400MHz、CD3OD)δ=7.83(dd,J=2.7,5.5Hz,1H)、7.71(m,1H)、7.28(t,J=9.0Hz,1H)、5.72〜6.05(m,1H)、4.92〜5.07(m,2H)、4.33〜4.56(m,3H)、3.70(s,2H)、3.25(s,3H)、3.12〜3.22(m,2H)、3.04(dd,J=5.7,15.8Hz,1H)、2.69(d,J=15.8Hz,1H)、1.22(d,J=6.8Hz,3H)。
化合物222:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(R)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート及びtert−ブチル(9R)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(R)−3−アリル−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(30.00mg、64.72μmol、1.00当量)及びRh(PPh3)3Cl(11.98mg、12.94μmol、0.20当量)のTHF(1.00mL)溶液に、1,3,2−ベンゾジオキサボロール(1M、40.42μL、5.00当量)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。次に、NaOH(18.12mg、453.04μmol、7.00当量)のH2O(500.00μL)溶液を−30℃で加え、H2O2(205.07mg、1.81mmol、173.79μL、純度30%、27.95当量)を加えて、混合物を10℃で1時間撹拌した。混合物をH2O(20mL)で希釈し、DCM(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を水性NaOH(0.25N、30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、tert−ブチル(R)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(10mg、25.41μmol、収率39.27%)を無色油として、tert−ブチル(9R)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(2mg、5.08μmol、収率7.85%)を無色油として得た。
工程2.(R)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル(R)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(98mg、249.06μmol、1当量)のDCM(3mL)中混合物に、TFA(4.62g、40.52mmol、3mL、162.68当量)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して残渣を得た。標題化合物(103mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程3.(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−3−(3−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(103mg、252.83μmol、1当量、TFA)及びフェニル3−シアノ−4−フルオロ−ベンゾエート(60.99mg、252.83μmol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、TEA(153.50mg、1.52mmol、211.15μL、6当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(60.2mg、130.85μmol、収率51.75%、純度99.0%)を白色固体として得た。LCMS:456[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ 7.77(dd,J=2.64、5.40Hz,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.13(t,J=8.66Hz,1H)、6.74(s,1H)、5.15(t,J=6.71Hz,1H)、4.83(d,J=16.31Hz,1H)、4.47〜4.48(m,1H)、4.45〜4.53(m,3H)、3.69〜3.72(m,2H)、3.59〜3.62(m,2H)、3.25(s,3H)、2.91〜3.08(m,3H)、2.67(d,J=16.06Hz,1H)、1.71〜1.77(m,2H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
化合物223:(9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.(9R)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル(9R)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(52.26mg、132.82μmol、1当量)のDCM(3mL)中混合物に、TFA(4.62g、40.52mmol、3.00mL、305.07当量)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(40.5mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程2.(9R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(9R)−3−(2−ヒドロキシプロピル)−2,9−ジメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(40.5mg、99.41μmol、1当量、TFA)及びフェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(25.47mg、99.41μmol、1当量)のDCM(3mL)中溶液に、TEA(60.36mg、596.46μmol、83.02μL、6当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣を分取HPLC(FA)で精製した。標題化合物(30.22mg、64.95μmol、収率65.34%、純度97.9%)が白色固体として得られた。LCMS:456[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ 7.79(dd,J=2.76、5.40Hz,1H)、7.52〜7.66(m,1H)、7.14(t,J=8.66Hz,1H)、6.67(s,1H)、5.06〜5.25(m,1H)、4.84(m,J=10.29Hz,1H)、4.39〜4.63(m,3H)、3.56〜3.91(m,3H)、3.28(d,J=4.27Hz,3H)、2.84〜3.10(m,2H)、2.58〜2.74(m,2H)、1.08〜1.22(m,6H)。
化合物224:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,3,9−トリメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチルアミノ]−N−メチル−カルバメート。tert−ブチルN−アミノ−N−メチル−カルバメート(10g、68.41mmol、1当量)及び2−ブロモエトキシ−tert−ブチル−ジメチル−シラン(18.00g、75.25mmol、1.1当量)のDMF(85mL)溶液に、DIEA(11.49g、88.93mmol、15.49mL、1.3当量)を加えた。混合物を90℃で48時間撹拌した。混合物を50mLの水で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した後、合わせた有機層を0.5N HCl(50mL×1)、水(50mL×2)及びブライン(50mL×1)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜30/1で精製し、標題化合物(9.7g、27.40mmol、収率40.05%、純度86%)を無色液体として得た。
工程2.tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル−メチル−アミノ]−N−メチル−カルバメート。
tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチルアミノ]−N−メチル−カルバメート(5g、14.12mmol、1当量)のDMF(5mL)溶液に、MeI(12.03g、84.73mmol、5.27mL、6当量)を15℃で加えた後、混合物を3時間撹拌しながら70℃に加熱した。混合物を0.5N HCl(30mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×4)で抽出して、有機層を水(30mL×2)及びブライン(30mL×1)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜30/1)で精製した。標題化合物(2.7g、8.48mmol、収率60.03%)が黄色液体として得られた。
工程3.2−[メチル(メチルアミノ)アミノ]エタノール。tert−ブチルN−[2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル−メチル−アミノ]−N−メチル−カルバメート(2.94g、9.23mmol、1当量)のジオキサン(6mL)溶液に、HCl/ジオキサン(4M、6.92mL、3当量)を加えた後、混合物を15℃で3時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を精製しなかった。標題化合物(1.35g、未精製、HCl)が無色油として得られた。
工程4.tert−ブチル(6R)−3−[[2−ヒドロキシエチル(メチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。(6R)−5−tert−ブトキシカルボニル−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(1.0g、3.55mmol、1当量)のピリジン(10mL)溶液に、EDCI(817.76mg、4.27mmol、1.2当量)を加え、混合物を撹拌しながら16時間、15℃まで加熱した。混合物を20mLの水で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出して、合わせた有機層をHCl水溶液(1N、30mL×3)、NaHCO3飽和水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=10/1〜1/3)で精製した。標題化合物(970mg、2.64mmol、収率74.26%)が赤色固体として得られた。
工程5.tert−ブチル(6R)−6−メチル−3−[メチル−[メチル(2−メチルスルホニルオキシエチル)アミノ]カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。
tert−ブチル(6R)−3−[[2−ヒドロキシエチル(メチル)アミノ]−メチル−カルバモイル]−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(970mg、2.64mmol、1当量)及びDIEA(1.36g、10.56mmol、1.84mL、4当量)のDCM(25mL)溶液に、MsCl(362.88mg、3.17mmol、245.19μL、1.2当量)を、0℃で1時間撹拌しながら加えた。混合物を20mLの水で希釈し、DCM(20mL×3)で抽出して、合わせた有機層をHCl水溶液(1N、30mL×3)、NaHCO3飽和水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣を精製しなかった。標題化合物(1.2g、未精製)が黄色固体として得られ、次工程で直接使用した。
工程6.tert−ブチル(R)−2,3,9−トリメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(6R)−6−メチル−3−[メチル−[メチル(2−メチルスルホニルオキシエチル)アミノ]カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(1.2g、未精製、2.69mmol、1当量)のTHF(25mL)溶液に、NaH(269.31mg、6.73mmol、純度60%、2.5当量)を0℃で加えた後、混合物を16時間撹拌しながら40℃に加熱した。混合物をHCl水溶液(1N、10mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×3)で抽出して、合わせた有機層をNaHCO3飽和水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣を精製することなく、次工程で使用した。850mgの標題化合物を黄色油として得た。
工程7.(R)−2,3,9−トリメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル(R)−2,3,9−トリメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(200mg、純度89%、509.41μmol、1当量)のDCM(3mL)溶液に、TFA(462.00mg、4.05mmol、0.3mL、7.95当量)を加え、混合物を15℃で1時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を精製することなく、次の工程で直接使用した。標題化合物(190mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程8.(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2,3,9−トリメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−2,3,9−トリメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(95mg、261.47μmol、1当量、TFA)のDCM(3mL)溶液に、TEA(158.75mg、1.57mmol、218.36μL、6当量)及びフェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(70.35mg、274.54μmol、1.05当量)を加え、混合物を15℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(57mg、138.26μmol、収率52.88%、純度99.8%)を白色固体として得た。LCMS:412[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.81(dd,J=2.76,5.52Hz,1H)、7.60(m,J=2.76,4.58、9.10Hz,1H)、7.15(t,J=8.72Hz,1H)、6.71(s,1H)、5.14〜5.23(m,1H)、4.88(d,J=15.81Hz,1H)、4.50〜4.60(m,3H)、3.64(t,J=6.09Hz,2H)、3.27(s,3H)、3.05(dd,J=5.96,15.87Hz,1H)、2.66〜2.73(m,4H)、1.19(d,J=6.90Hz,3H)。
化合物225:(R)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,9−トリメチル−1−オキソ−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−2,3,9−トリメチル−2,3,4,5,8,9,10,11−オクタヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(95mg、261.47μmol、1当量、TFA)のDCM(3mL)溶液に、TEA(158.75mg、1.57mmol、218.36μL、6当量)及びフェニルN−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルバメート(82.15mg、274.54μmol、1.05当量)を加えた。混合物を15℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(57mg、125.43μmol、収率47.97%、純度100%)を白色固体として得た。LCMS:455[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.69(dd,J=2.70,6.09Hz,1H)、7.57〜7.63(m,1H)、7.13(t,J=9.41Hz,1H)、6.65(s,1H)、5.14〜5.24(m,1H)、4.87(d,J=15.69Hz,1H)、4.49〜4.59(m,3H)、3.60〜3.65(m,2H)、3.25(s,3H)、3.04(dd,J=5.90,15.81Hz,1H)、2.65〜2.71(m,4H)、1.17(d,J=6.90Hz,3H)。
化合物226:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル3−[ベンジルオキシカルボニルアミノ(メチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(6.00g、22.45mmol、1.00当量)及びベンジルN−(メチルアミノ)カルバメート(6.32g、29.19mmol、1.30当量、HCl)のDMF(50.00mL)溶液に、PYBOP(1.29g、2.47mmol、0.11当量)、HOBt(3.34g、24.69mmol、1.10当量)及びDIPEA(17.41g、134.69mmol、23.52mL、6.00当量)を25℃で加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。LCMSは、ほとんどの5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸が残存し、わずかな所望の生成物が検出されたことを示した。混合物を50mLの水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(30mL×3)。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過濃縮して残渣を得て、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0〜1/1)で精製して、5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸を回収した。
回収した5−tert−ブトキシカルボニル−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸を50mLのDMFに溶解した。この溶液に、PYBOP(12.85g、24.69mmol、1.10当量)、HOBt(3.34g、24.69mmol、1.10当量)、DIPEA(17.41g、134.69mmol、23.52mL、6.00当量)及びベンジルN−(メチルアミノ)カルバメート(6.32g、29.19mmol、1.30当量、HCl)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を50mLの水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(30mL×3)。合わせた有機層を飽和NaHCO3(30mL)、HCl(1N、30mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥して濾過し、濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0〜1/1)で精製し、標題化合物(2.60g、5.31mmol、収率23.65%、純度87.7%)を白色固体として得た。
工程2.tert−ブチル3−[アミノ(メチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル3−[ベンジルオキシカルボニルアミノ(メチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(2.60g、6.05mmol、1.00当量)のMeOH(50.00mL)溶液に、Pd/C(500.00mg、純度10%)をN2下で加えた。懸濁液を減圧下で脱気し、H2で数回パージした。混合物を、H2(0.10MPa(15psi))下で、25℃にて16時間撹拌した。混合物を30mLのMeOHで希釈し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=30/1〜1/4)で精製し、標題化合物(1.30g、4.18mmol、収率69.12%、純度95%)を白色固体として得た。
工程3.tert−ブチル3−[[(Z)−[1−(ブロモメチル)−2,2,2−トリフルオロ−エチリデン]アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル3−[アミノ(メチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(150.00mg、507.89μmol、1.00当量)及び3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−プロパン−2−オン(145.47mg、761.84μmol、79.06μL、1.50当量)のDCM(15.00mL)中混合物に、TsOH・H2O(19.32mg、101.58μmol、0.20当量)を25℃で一度に加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−プロパン−2−オン(77.59mg、406.31μmol、42.17μL、0.80当量)を混合物中に加え、混合物を25℃で更に12時間撹拌した。反応混合物をH2O(5mL)でクエンチした後、DCM(10×2mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE/EA=1/1)で精製した。標題化合物(210.00mg、448.46μmol、収率88.30%)が白色固体として得られた。LCMS:411[M−56]。
工程4.tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル3−[[(Z)−[1−(ブロモメチル)−2,2,2−トリフルオロ−エチリデン]アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(100.00mg、213.55μmol、1.00当量)のDMF(5.00mL)溶液に、Cs2CO3(139.16mg、427.10μmol、2.00当量)を、25℃、N2下で一度に加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物をH2O(40mL)で希釈した後、EtOAc(10×2mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で精製した。標題化合物(45.00mg、116.17μmol、収率54.40%)が黄色油として得られた。
工程5.2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(100.00mg、258.16μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TFA(29.44mg、258.16μmol、19.12μL、1.00当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。混合物を減圧下で濃縮し、標題化合物(40.00mg、99.69μmol、収率38.61%、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程6.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,5,8,9,11−オクタヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(35.00mg、87.23μmol、1.00当量、TFA)及びTEA(52.96mg、523.38μmol、72.55μL、6.00当量)のDCM(8.00mL)溶液に、フェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(23.17mg、87.23μmol、1.00当量)を、30℃で1時間撹拌しながら加えた。混合物を直接真空下で蒸発させ、分取HPLC(FA)で精製して、標題化合物を白色固体(12mg、29.46%)として得た。LCMS:459[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ 7.58(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.65(s,1H)、4.76(s,2H)、3.82〜3.92(t,2H)、3.45(s,3H)、3.06(d,J=1.71Hz,1H)、2.96(m,J=6.19Hz,2H)、2.22(s,1H)。
化合物227:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル3−[[(Z)−[1−(アセトキシメチル)−2−クロロ−エチリデン]アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル3−[アミノ(メチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(200.00mg、677.19μmol、1.00当量)及びp−TsOH(11.66mg、67.72μmol、0.10当量)のDCM(15.00mL)溶液に、(3−クロロ−2−オキソ−プロピル)アセテート(132.54mg、880.35μmol、1.30当量)を、25℃、N2下で4時間撹拌しながら加えた。混合物を30mLのDCMで希釈し、ブライン(50mL×1)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EtOAc=1:1)で精製し、標題化合物(250.00mg、584.28μmol、収率86.28%)を白色固体として得た。
工程2.tert−ブチル4−(アセトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル3−[[(Z)−[1−(アセトキシメチル)−2−クロロ−エチリデン]アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(250.00mg、584.28μmol、1.00当量)のDMF(10.00mL)溶液に、Cs2CO3(380.74mg、1.17mmol、2.00当量)及びTBAI(21.58mg、58.43μmol、0.10当量)を、25℃で2時間撹拌しながら加えた。混合物を20mLの水で希釈し、EtOAcで抽出した(20mL×3)。合わせた有機層をブライン(20mL×1)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。標題化合物(270.00mg、未精製)を黄色油として得た。
工程3.tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(アセトキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(250.00mg、638.70μmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)及びH2O(1.00mL)溶液に、LiOH・H2O(53.60mg、1.28mmol、2.00当量)を、25℃で2時間撹拌しながら加えた。混合物を20mLの水で希釈し、EtOAcで抽出した(20mL×3)。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EtOAc=1:3)で精製し、標題化合物(160.00mg、未精製)を灰白色ゴムとして得た。
工程4.4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(40.00mg、114.49μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)に、TFA(308.07mg、2.70mmol、200.05μL、23.60当量)を、30℃で0.5時間撹拌しながら加えた。混合物を、30℃にて真空下で濃縮した。標題化合物(45.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得た。
工程5.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(45.00mg、123.87μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(34.55mg、130.06μmol、1.05当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(75.21mg、743.21μmol、103.02μL、6.00当量)を、25℃で16時間撹拌しながら加えた。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(18.00mg、42.35μmol、収率34.19%、純度99%)を白色固体として得た。LCMS:421[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.57(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.17〜7.22(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.56(s,1H)、4.87(s,2H)、4.72(s,2H)、4.51(s,2H)、3.85(t,J=5.75Hz,2H)、3.50(s,3H)、2.83(t,J=5.75Hz,2H)。
化合物228:N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(85.00mg、233.97μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(62.95mg、245.67μmol、1.05当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(142.05mg、1.40mmol、194.59μL、6.00当量)を、25℃で16時間撹拌しながら加えた。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(TFA)で精製し、標題化合物(12.05mg、28.71μmol、収率12.27%、純度98%)を白色固体として得た。LCMS:412[M+1;1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.77(dd,J=2.81,5.50Hz,1H)、7.57〜7.64(m,1H)、7.14(t,J=8.68Hz,1H)、6.86(s,1H)、4.88(s,2H)、4.73(s,2H)、4.51(s,2H)、3.86(t,J=5.75Hz,2H)、3.51(s,3H)、2.84(t,J=5.75Hz,2H)。
化合物229:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−ホルミル−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−1−オキソ−5,8,9,11−テトラヒドロピリド[2,3]ピラゾロ[2,4−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(600.00mg、1.72mmol、1.00当量)のDCM(30.00mL)溶液に、DMP(1.46g、3.43mmol、1.06mL、2.00当量)を25℃で2時間撹拌しながら加えた。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、PE/EtOAc=10/1〜3/1)で精製し、標題化合物(450.00mg、1.30mmol、収率75.32%)を明黄色固体として得た。
工程2.tert−ブチル4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−ホルミル−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(50.00mg、143.94μmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)溶液に、EtMgBr(3M、57.58μL、1.20当量)を、−78℃、N2下にて滴下して加えた。次に、混合物を、1時間撹拌しながら25℃に加温した。続いて、EtMgBr(3M、719.70μL、15.00当量)を、−78℃で3回に分けて加え、毎回混合物を、1時間撹拌しながら25℃に加温した。混合物を10mLの水でクエンチし、EtOAcで抽出した(20mL×3)。有機相を集め、ブライン(20mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EtOAc=1:2)で精製し、標題化合物(14.00mg、37.09μmol、収率25.77%)を灰白色油として得た。
工程3.4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(14.00mg、37.09μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TFA(77.00mg、675.32μmol、50.00μL、18.21当量)を加えた。続いて、混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、標題化合物(15.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程4.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(15.00mg、38.33μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(10.18mg、38.33μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(31.03mg、306.64μmol、42.51μL、8.00当量)を加えた後、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(6.01mg、13.12μmol、収率34.23%、純度98%)を白色固体として得た。LCMS:449[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.57(dd,J=2.63,6.54Hz,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.02〜7.09(m,1H)、5.11〜5.15(d,1H)、4.93〜5.01(m,1H)、4.71(s,2H)、4.60(s,2H)、4.44(t,J=5.20,7.03Hz,1H)、3.80〜3.87(m,2H)、3.48(s,3H)、2.83(t,J=5.75Hz,2H)、1.71〜1.59(m,2H)、0.83(t,J=7.40Hz,3H)。
化合物230:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−ホルミル−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(100.00mg、287.88μmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)溶液に、MeMgBr(3M、576.67μL、6.00当量)を、−78℃、N2下で3回に分けて加えた。次に、混合物を、4時間撹拌しながら25℃に加温した。混合物を10mLの水でクエンチし、EtOAcで抽出した(20mL×3)。合わせた有機層を集め、ブライン(20mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EtOAc=0:1)で精製し、標題化合物(24.00mg、66.04μmol、収率22.94%)を無色油として得た。
工程2.4−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(24.00mg、66.04μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)溶液に、TFA(77.00mg、675.59μmol、50.00μL、10.23当量)を加えた後、混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。標題化合物(25.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。4−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(25.00mg、66.26μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(17.60mg、66.26μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(53.64mg、530.05μmol、73.47μL、8.00当量)を加えた後、混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製した。標題化合物(16.00mg、36.06μmol、収率54.42%、純度98%)を白色固体として得た。LCMS:435[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.58(dd,J=2.76,6.53Hz,1H)、7.27〜7.19(m,J=2.70,4.05、8.94Hz,1H)、7.02〜7.09(m,1H)、6.53(s,1H)、4.86〜5.02(m,2H)、4.71(s,2H)、4.64(m,J=6.65Hz,1H)、3.85(t,J=5.84Hz,2H)、3.49(s,3H)、2.84(t,J=5.77Hz,2H)、1.42(d,J=6.65Hz,3
化合物231:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル4−ホルミル−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(200.00mg、575.75μmol、1.00当量)のTHF(10.00mL)溶液に、ブロモ(シクロプロピル)マグネシウム(0.458M、5.03mL、4.00当量)を、N2下、−78℃にて滴下して加えた。混合物を、1時間撹拌しながら20℃に加温した。続いて、ブロモ(シクロプロピル)マグネシウム(0.458M、5.03mL、4.00当量)を、0℃で滴下して加え、混合物を1時間撹拌しながら20℃に加温した。ブロモ(シクロプロピル)マグネシウム(0.458M、12.57mL、10.00当量)を、0℃で滴下して加え、混合物を2時間撹拌しながら20℃に加温した。混合物を事前のバッチ(200mg)と合わせ、10mLのDCMで希釈し、HCl(1N、30mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EtOAc=1:1)及び分取HPLC(FA)によって精製し、13mgの標題化合物を白色固体として得た。
工程2.4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(13.00mg、33.38μmol、1.00当量)のDCM(1.00mL)溶液に、TFA(38.94mg、341.48μmol、25.28μL、10.23当量)を加えた後、混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を精製しなかった。標題化合物(14.00mg、未精製、TFA)を黄色油として得て、次工程で直接用いた。
工程3.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)−2−メチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(14.00mg、34.71μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(9.22mg、34.71μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TEA(28.10mg、277.67μmol、38.49μL、8.00当量)を加えた後、混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(8.50mg、18.20μmol、収率52.44%、純度98.7%)を白色固体として得た。LCMS:461[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.58(dd,J=2.64,6.53Hz,1H)、7.16〜7.22(m,1H)、7.03〜7.09(m,1H)、6.55(s,1H)、5.07〜5.13(m,1H)、4.92〜4.99(m,1H)、4.72(d,J=2.89Hz,2H)、3.81〜3.88(m,3H)、3.49(s,3H)、2.79〜2.88(m,3H)、0.98〜1.09(m,1H)、0.57〜0.67(m,2H)、0.45〜0.54(m,2H)。
化合物232:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル3−[[(E)−(2−ヒドロキシ−1−メチル−エチリデン)アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル3−[アミノ(メチル)カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(300.00mg、1.02mmol、1.00当量)及びp−TsOH(17.56mg、102.00μmol、0.10当量)のDCM(20.00mL)溶液に、1−ヒドロキシプロパン−2−オン(377.81mg、5.10mmol、349.82μL、5.00当量)を、20℃、N2下で2時間撹拌しながら加えた。混合物を直接蒸発させた。残渣を分取TLC(PE:EA=0:1)で精製し、標題化合物(240.00mg、682.98μmol、収率66.96%)を灰白色油として得た。
工程2.tert−ブチル3−[(E)−(1−メチル−2−メチルスルホニルオキシ−エチリデン)アミノ]カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル3−[[(E)−(2−ヒドロキシ−1−メチル−エチリデン)アミノ]−メチル−カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(100.00mg、284.58μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、ピリジン(45.02mg、569.15μmol、45.94μL、2.00当量)と、続いてMsCl(65.20mg、569.15μmol、44.05μL、2.00当量)を加えた。混合物を20℃で20時間撹拌した。混合物をH2O(30mL)で希釈し、EA(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層を飽和Cu2SO4(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EA=1:1)で精製した。標題化合物(70.00mg、162.98μmol、収率57.27%)が無色油として得られた。
工程3.tert−ブチル2,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。NaH(9.31mg、232.84μmol、純度60%、2.00当量)のTHF(5.00mL)中懸濁液に、tert−ブチル3−[メチル−[(E)−(1−メチル−2−メチルスルホニルオキシ−エチリデン)アミノ]カルバモイル]−2,4,6,7−テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(50.00mg、116.42μmol、1.00当量)のTHF(500.00μL)溶液を−10℃で加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物をH2O(10mL)でクエンチし、EA(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EA=1:1)で精製し、標題化合物(20.00mg、49.19μmol、収率42.25%、純度82%)を無色油として得た。
工程4.2,4−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル2,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(20.00mg、59.99μmol、1.00当量)のDCM(3.00mL)溶液に、TFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、450.31当量)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。残渣を真空下で濃縮し、標題化合物(22.00mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程5.N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。2,4−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(22.00mg、63.35μmol、1.00当量、TFA)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(32.05mg、316.75μmol、43.90μL、5.00当量)と、続いてフェニル3−クロロ−4−フルオロ−ベンゾエート(15.88mg、63.35μmol、1.00当量)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を分取HPLC(FA)で精製し、標題化合物(16.00mg、35.25μmol、収率55.65%、純度89.2%)を白色固体として得た。LCMS:405[M+1];1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ=8.98(s,1H)、7.79(dd,J=2.57,6.85Hz,1H)、7.48(m,J=2.69,4.28,9.05Hz,1H)、7.29〜7.37(m,1H)、4.99(s,2H)、4.69(s,2H)、3.79(t,J=5.62Hz,2H)、3.36(s,3H)、2.77(t,J=5.56Hz,2H)、2.24(s,3H)。
化合物233:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(R)−3−(2−((ベンジルオキシ)カルボニル)−1−メチルヒドラジン−1−カルボニル)−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。(R)−5−(tert−butオキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−カルボン酸(4.80g、17.06mmol、1.00当量)及びベンジルN−(メチルアミノ)カルバメート(4.81g、22.18mmol、1.30当量、HCl)のDMF(30.00mL)溶液に、PYBOP(9.77g、18.77mmol、1.10当量)、HOBT(2.54g、18.77mmol、1.10当量)及びDIPEA(13.23g、102.37mmol、17.88mL、6.00当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。反応混合物をH2O(100mL)で希釈し、EA(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を分離し、H2O(100mL×3)、1N HCl(80mL)及びNaHCO3(飽和水溶液80mL)で洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、PE/EA=10:1〜1:3)で精製し、標題化合物(6.80g、15.33mmol、収率89.87%)を白色固体として得た。
工程2.tert−ブチル(R)−6−メチル−3−(1−メチルヒドラジン−1−カルボニル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル(R)−3−(2−((ベンジルオキシ)カルボニル)−1−メチルヒドラジン−1−カルボニル)−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(2.00g、4.51mmol、1.00当量)のMeOH(20.00mL)溶液に、Pd/C(400.00mg、純度10%)をN2下で加えた。懸濁液を減圧下で脱気し、H2で数回パージした。混合物を、H2(0.10MPa(15psi))下で、25℃にて16時間撹拌した。反応溶液を直接濾過した。濾液を、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、PE/EA=1:2〜0:1〜EA/MeOH=50:1)で精製し、標題化合物(1.20g、3.88mmol、収率86.01%)を白色固体として得た。
工程3.tert−ブチル(R,Z)−3−(2−(1−アセトキシ−3−クロロプロパン−2−イリデン)−1−メチルヒドラジン−1−カルボニル)−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート。tert−ブチル(R)−6−メチル−3−(1−メチルヒドラジン−1−カルボニル)−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(1.80g、5.82mmol、1.00当量)及び(3−クロロ−2−オキソ−プロピル)アセテート(1.14g、7.56mmol、1.30当量)のDCM(15.00mL)溶液に、p−TsOH(100.19mg、581.85μmol、0.10当量)を加えた。混合物を25℃でN2下で4時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA:30%〜50%)で精製し、標題化合物(2.32g、5.25mmol、収率90.21%)を白色固体として得た。
工程4.tert−ブチル(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(R,Z)−3−(2−(1−アセトキシ−3−クロロプロパン−2−イリデン)−1−メチルヒドラジン−1−カルボニル)−6−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(2.00g、4.53mmol、1.00当量)のTHF(30.00mL)溶液に、DBU(1.38g、9.06mmol、1.37mL、2.00当量)を加えた。混合物を70℃まで16時間加熱した。混合物を25℃まで冷却し、H2O(10.00mL)を加えた。反応混合物を25℃で5時間撹拌した。混合物をH2O(100mL)で希釈し、EA(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA:50%〜100%)で精製し、1gの標題化合物を黄色固体として得た。
工程5.(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(100.00mg、214.63μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TFA(7.21g、63.21mmol、4.68mL、294.49当量)を0℃でゆっくりと加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。標題化合物を褐色油として得た。
工程6.(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(95.00mg、251.78μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(64.51mg、251.78μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(127.39mg、1.26mmol、174.50μL、5.00当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、DCM(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を1N HCl(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。残渣を分取TLC(PE:EA=0:1)及び分取HPLC(塩基)で精製し、標題化合物(25.00mg、57.18μmol、収率22.71%、純度97.31%)を白色固体として得た。LCMS:426[M+1];1H NMR(400MHz、アセトン)δ=8.55(s,1H)、8.06(dd,J=2.7,5.8Hz,1H)、7.91〜7.81(m,1H)、7.31(t,J=9.0Hz,1H)、5.19〜4.95(m,4H)、4.70〜4.58(m,1H)、4.40〜4.33(m,2H)、3.40(s,3H)、2.95〜3.25(dd,J=6.1,16.0Hz,1H)、2.88〜2.85(m,1H)、2.61〜2.65(d,J=15.9Hz,1H)、1.16(d,J=6.9Hz,3H)。
化合物234:(R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(52.00mg、137.81μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(42.74mg、137.81μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(69.72mg、689.05μmol、95.51μL、5.00当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を2回の分取HPLC(塩基)で精製し、標題化合物(20.00mg、40.48μmol、収率29.37%、純度97%)を白色固体として得た。LCMS:479/481[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.74(dd,J=2.6,6.1Hz,1H)、7.31〜7.29(m,1H)、7.06(t,J=8.5Hz,1H)、6.57(s,1H)、5.20〜5.11(m,1H)、4.90(s,2H)、4.86(s,1H)、4.87〜4.84(m,1H)、4.57〜4.46(m,3H)、3.53(s,3H)、3.33(d,J=2.8Hz,1H)、3.03(dd,J=5.5、15.6Hz,1H)、2.80(t,J=5.2Hz,1H)、2.67(d,J=16.1Hz,1H)、1.18(d,J=6.9Hz,3H)。
化合物235:(R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(52.00mg、137.81μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(36.61mg、137.81μmol、1.00当量)のDCM(5.00mL)溶液に、TEA(69.72mg、689.05μmol、95.51μL、5.00当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。残渣を、分取HPLC(FA)で精製した後、分取TLC(PE:EA=0:1)で精製した。分取HPLC(塩基)で更に精製し、標題化合物(8.00mg、17.86μmol、収率12.96%、純度97.1%)を白色固体として得た。LCMS:435[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.61(dd,J=2.6,6.5Hz,1H)、7.18〜7.25(m,1H)、7.04〜7.11(m,1H)、6.55(s,1H)、5.16(m,J=6.5Hz,1H)、4.90(s,2H)、4.86(s,1H)、4.45〜4.56(m,3H)、3.53(s,3H)、3.33(d,J=2.3Hz,1H)、2.98〜3.07(m,1H)、2.80(s,1H)、2.67(m,J=15.8Hz,1H)、1.18(d,J=6.9Hz,3H)。
化合物236:(R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
工程1.tert−ブチル(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート。tert−ブチル(R)−4−(ヒドロキシメチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(50.00mg、107.32μmol、1.00当量)のDMF(1.00mL)溶液に、NaH(8.59mg、214.63μmol、純度60%、2.00当量)を−40℃で加えた。混合物を−20℃で0.5時間撹拌した。次に、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(68.93mg、321.95μmol、3.00当量)のDMF(300.00μL)溶液を、−20℃で加えた。反応混合物を−20℃で0.5時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl(10mL)でクエンチし、EA(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をH2O(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過して真空下で濃縮した。標題化合物(40.00mg、未精製)を無色油として得た。
工程2.(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン。tert−ブチル(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキシレート(40.00mg、93.58μmol、1.00当量)のDCM(2.00mL)溶液に、TFA(27.01mmol、2.00mL、288.66当量)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を真空濃縮した。標題化合物(43.00mg、未精製、TFA)を褐色油として得た。
工程3.(R)−N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(40.00mg、90.63μmol、1.00当量、TFA)及びフェニルN−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(28.11mg、90.63μmol、1.00当量)のDCM(4.00mL)溶液に、TEA(45.85mg、453.15μmol、62.81μL、5.00当量)を加えた。混合物を25℃で5時間撹拌した。混合物をH2O(15mL)で希釈し、DCM(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(塩基)で精製すると、標題化合物(18.00mg、32.63μmol、収率36.01%、純度98.5%)を白色固体として得た。LCMS:543/545[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=7.75(dd,J=2.7,6.1Hz,1H)、7.24〜7.28(m,1H)、7.02〜7.11(m,1H)、6.54(s,1H)、5.77〜6.10(m,1H)、5.12〜5.21(m,1H)、4.93〜5.04(m,2H)、4.87(d,J=15.9Hz,1H)、4.49(d,J=15.9Hz,1H)、4.41(s,2H)、3.66〜3.77(m,2H)、3.51(s,3H)、3.35(d,J=4.0Hz,1H)、3.03(dd,J=6.0,16.1Hz,1H)、2.68(d,J=16.1Hz,1H)、1.17(d,J=6.9Hz,3H)。
化合物237:(R)−N−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(150.00mg、339.87μmol、1.00当量、TFA)のDCM(3.00mL)中混合物に、TEA(137.57mg、1.36mmol、188.45μL、4.00当量)に続いて、フェニルN−(3−シアノ−4−フルオロ−フェニル)カルバメート(87.08mg、339.87μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を20℃で3時間撹拌した。混合物を水(20mL)に希釈し、DCM(30mL×3)で抽出して、合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥させて、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(塩基)で精製すると、標題化合物(48.00mg、96.11μmol、収率28.28%、純度98%)を白色固体として得た。LCMS:490[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ 7.79(dd,J=2.82,5.46Hz,1H)、7.58(m,J=2.82,4.55,9.07Hz,1H)、7.14(t,J=8.72Hz,1H)、6.52〜6.72(m,1H)、5.75〜6.09(m,1H)、5.15(m,J=6.27Hz,1H)、4.91〜5.03(m,2H)、4.87(d,J=15.81Hz,1H)、4.50(d,J=15.69Hz,1H)、4.33〜4.44(m,2H)、3.66〜3.77(m,2H)、3.50(s,3H)、3.34(d,J=3.14Hz,1H)、2.98〜3.06(m,1H)、2.68(d,J=16.19Hz,1H)、1.14〜1.19(d,3H)。
化合物238:(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,9−ジメチル−1−オキソ−1,2,5,8,9,11−ヘキサヒドロ−10H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−10−カルボキサミド。
(R)−4−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)−2,9−ジメチル−2,5,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4’,3’:3,4]ピラゾロ[5,1−d][1,2,5]トリアゼピン−1−オン(150.00mg、339.87μmol、1.00当量、TFA)のDCM(3.00mL)中混合物に、TEA(137.57mg、1.36mmol、188.45μL、4.00当量)に続き、フェニルN−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルバメート(101.69mg、339.87μmol、1.00当量)を加え、反応混合物を20℃で3時間撹拌した。混合物を水(20mL)に希釈し、DCM(30mL×3)で抽出して、合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥させて、濾過し、真空下で濃縮した。残渣を分取HPLC(塩基)で精製すると、標題化合物(30.00mg、53.53μmol、収率15.75%、純度95%)を白色固体として得た。LCMS:533[M+1];1H NMR(400MHz、CDCl3)δ 7.68(dd,J=2.82,6.09Hz,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.14(t,J=9.47Hz,1H)、6.57(s,1H)、5.76〜6.08(m,1H)、5.16(m,J=6.02Hz,1H)、4.92〜5.02(m,2H)、4.88(d,J=15.69Hz,1H)、4.46〜4.55(m,1H)、4.39(s,2H)、3.65〜3.76(m,2H)、3.50(s,3H)、3.34(d,J=4.27Hz,1H)、2.97〜3.07(m,1H)、2.67(d,J=16.44Hz,1H)、1.14〜1.21(d,3H)。
実施例1:HBVアセンブリアッセイ
Zlotnick及び共同研究者(Nature Biotechnology 2006,24:358)によって記載された方法に従って開発された、蛍光消光に基づくin vitroアセンブリアッセイを使用して、HBVカプシドアセンブリによる本発明の化合物の干渉を測定することができた。典型的なアッセイでは、変異型HBV C150タンパク質(アミノ酸1−150、C49A、C61A、C107A、150C)をT7 RNAポリメラーゼベースの発現ベクターにクローニングし、大腸菌で発現させ、二量体として均一に精製する。精製したHBVコアタンパク質を脱塩し、BODIPY−FL色素で標識する。
非限定的な実施形態において、アセンブリアッセイは、96ウェルプレート形式で実施される。アセンブリ反応は、50mM Hepes緩衝液、pH7.5及び150mM NaCl中で実施する。化合物をHBV CAタンパク質と15分間プレインキュベートし、会合反応をNaClの添加によって開始する。反応を室温で1時間継続させる。DMSO処理サンプルと化合物処理サンプルとの間での蛍光における変化を記録し、アセンブリの変調について分析する。
実施例2:HBV複製阻害アッセイ
開示される化合物によるHBV複製阻害は、HBVでトランスフェクトした細胞、又はHBVが安定的に組み込まれた細胞、例えばHepG2.2.15細胞(Sells et al.1987)などで測定することができた。この実施例では、HepG2.2.15細胞を、10%ウシ胎児血清(FBS)、ジェネテシン、L−グルタミン、ペニシリン、及びストレプトマイシンを含む細胞培養培地中で維持した。HepG2.2.15細胞は、40,000個細胞/ウェルの密度で96ウェルプレートに播種し、0.5%の最終DMSO濃度で連続希釈した化合物を単独で、又はチェッカーボックス形式で薬物を加えることにより併用で処理した。細胞を化合物と共に3日間インキュベートし、その後、培地を除去し、化合物を含む新鮮培地を細胞に加え、更に3日間インキュベートした。6日目に上清を除去し、37℃で60分間DNアーゼで処理し、続いて75℃で15分間酵素を失活させた。2.5μgのプロテイナーゼKを含む溶解緩衝液(Affymetrix QS0010)中で、50℃で40分間インキュベートすることにより、カプシド化HBV DNAをビリオン及び共有結合したHBVポリメラーゼから放出させた。HBV DNAを0.2M NaOHの添加により変性させ、メーカー推奨条件(Affymetrix)に従って分枝DNA(BDNA)QuantiGeneアッセイキットを使用して検出した。QuickExtraction Solution(Epicentre Biotechnologies)によるカプシド化HBV DNA抽出物の増幅並びにHBV DNAにハイブリダイズすることができるHBV特異的PCRプローブ及び定量化用の蛍光標識プローブを使用したHBV DNAの増幅に基づくqPCRを使用して、HBV DNAレベルの定量化も行った。また、試験化合物を単独又は併用でインキュベートしたHepG2.2.15細胞の細胞生存率を、製造業者のプロトコル(Promega)に従ってCellTitre−Glo試薬を使用して測定した。式E1を使用し、0.5% DMSOで処理したHepG2.2.15細胞からのシグナルに対して標準化することによって、培養培地だけを含むウェルからの平均バックグラウンドシグナルを他の全てのサンプルから差し引き、各化合物濃度での阻害パーセントを算出した。
E1:阻害%=(DMSOave−Xi)/DMSOave×100%
式中、DMSOaveは、DMSOコントロール(0%阻害コントロール)で処理したウェルから算出した平均シグナルであり、Xiは個々のウェルから測定したシグナルである。EC50値(50%の阻害効果を達成した有効濃度)は、Graphpad Prismソフトウェア(San Diego,CA)及び式E2を使用した非線形適合によって決定した。
E2:Y=Ymin+(Ymax−Ymin)/(1+10(LogEC50−X)×HillSlope)
式中、Yはパーセント阻害値を表し、Xは化合物濃度の対数を表す。
選択された開示される化合物は、上記のとおりにHBV複製アッセイ(BDNAアッセイ)でアッセイし、これらの活性化合物の代表的な群を表7に示す。表7は、選択した化合物群におけるBDNAアッセイで得られたEC50値を示す。表7において、「A」は1<EC50≦100を表し;「B」は100<EC50≦500を表し;「C」は500<EC50≦1000を表し;「D」はEC50>1000を表す。
*純粋ではあるが、未知のエナンチオマー又はジアステレオマー。
実施例3:中間体18アナログの結晶形
中間体18のヨード安息香酸アナログである結晶形化合物215を、本明細書で説明する。
X線結晶構造を図1に示す。表8には、この中間体の結晶データと構造精密化についても示す。
表9は、中間体の原子座標(×104)及び等価等方性変位パラメータ(A2×103)についても示す。
示されるように、中間体18アナログの立体構造は4S,9Rである。したがって、中間体18由来の化合物の立体構造は既知である。
本明細書で引用したそれぞれの及び全ての特許、特許出願、及び刊行物の開示内容が、それらの全体を参照することにより本明細書において援用される。
本発明は、特定の実施形態を参照して開示されているが、本発明の真の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者によって本発明の他の実施形態及び変更が考案され得ることは明らかである。添付の特許請求の範囲は、全てのそのような実施形態及び同等の変更を含むと解釈されることが意図される。