JP2019519569A - マンギフェリン−6−o−カルシウム塩、その調製方法及び用途 - Google Patents
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Abstract
Description
1)構造について、マンギフェリンカルシウム塩の一般式化合物(a)、マンギフェリン−3−O−カルシウム塩(b)、マンギフェリン−3,7−O−カルシウム塩(c)の構造式は次のとおりである。
13CNMR(400MHz、DMSO−d6)(δppm):161.62(C−1)、106.97(C−2)、163.62(C−3)、93.25(C−4)、155.98(C−4a)、100.53(C−4b)、100.89(C−5)、164.74(C−6)、147.10(C−7)、103.27(C−8)、106.22(C−8a)、153.52(C−8b)、177.79(C−9)、73.51(C−1’)、70.34(C−2’)、79.14(C−3’)、70.34(C−4’)、81.37(C−5’)、60.27(C−6’)
ESI−MS m/z 421(M−)
1HNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:4.60(H−1’)、6.01(H−5)、6.10(H−4)、6.96(H−8)
13CNMR(400MHz、DMSO−d6)(δppm):161.68(C−1)、107.54(C−2)、163.73(C−3)、93.27(C−4)、156.15(C−4a)、101.25(C−4b)、102.54C−5)、153.91(C−6)、143.63(C−7)、108.05(C−8)、111.68(C−8a)、150.7(C−8b)、179.02(C−9)、73.04(C−1’)、70.24(C−2’)、78.90(C−3’)、70.56(C−4’)、81.44(C−5’)、61.41(C−6’)
マンギフェリン−6−O−ベルベリン塩について、その分子式はC20H18NO4・C19H17O11・xH2Oであり、それは橙黄色の粉末であり、その融点は177〜179℃であり、その構造式は以下のとおりである。
ESI−MS(−) m/z 756(M−)、421;ESI−MS(+) m/z 336、423;
マンギフェリン基の1HNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:4.56(H−1’)、6.01(H−5)、6.15(H−4)、6.88(H−8)
13CNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:161.51(C−1)、106.58(C−2)、163.06(C−3)、92.77(C−4)、155.55(C−4a)、103.74(C−4b)、98.64(C−5)、166.93(C−6)、147.03(C−7)、100.47(C−8)、100.53(C−8a)、154.37(C−8b)、176.73(C−9)、73.51(C−1’)、70.34(C−2’)、79.14(C−3’)、70.34(C−4’)、81.37(C−5’)、61.27(C−6’)
ベルベリン基の1HNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:3.2(H−5)、4.03(−OCH3)、4.07(−OCH3)、4.89(H−6)、6.13(−O−CH2−O−)、7.01(H−4)、7.69(H−1)、7.86(H−12)、8.07(H−11)、8.78(H−13)、9.78(H−8)
13CNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:105.33(C−1)、120.29(C−1a)、147.56(C−2)、149.71(C−3)、108.22(C−4)、130.45(C−4a)、26.28(C−5)、55.07(C−6)、145.06(C−8)、121.24(C−8a)、143.51(C−9)、150.15(C−10)、126.55(C−11)、123.33(C−12)、132.87(C−12a)、120.08(C−13)、137.3(C−13a)、56.93(C10(−OCH3))、61.74(C9(−OCH3))、101.96(−O−CH2−O−)
ESI−MS m/z 421(M−);
1HNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:4.60(H−1’)、6.37(H−5),6.86(H−4),7.39(H−8)
13CNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:161.68(C−1)、107.54(C−2)、163.73(C−3)、93.27(C−4)、156.15(C−4a)、101.25(C−4b)、102.54(C−5)、153.91(C−6)、143.63(C−7)、108.05(C−8)、111.68(C−8a)、150.7(C−8b)、179.02(C−9)、73.04(C−1’)、70.24(C−2’)、78.9(C−3’)、70.56(C−4’)、81.44(C−5’)、61.41(C−6’)
ESI−MS m/z 336(M);1HNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:3.26(H−5)、4.11(−OCH3)、4.21(−OCH3)、4.92(H−6)、6.11(−O−CH2−O−)、6.96(H−4)、7.66(H−1)、8.0(H−12)、8.11(H−11)、8.7(H−13)、9.76(H−8)
13CNMR(400MHz、DMSO−d6)δ:106.54(C−1)、121.49(C−1a)、149.92(C−2)、152.17(C−3)、109.40(C−4)、131.90(C−4a)、28.24(C−5)、57.20(C−6)、145.73(C−8)、123.33(C−8a)、146.42(C−9)、152.02(C−10)、128.04(C−11)、124.55(C−12)、135.13(C−12a)、121.86(C−13)、139.65(C−13a)、57.61(C10(−OCH3))、62.56(C9(−OCH3)),103.68(−O−CH2−O−)
マンギフェリンの含有量はが80%、90%、98%である異なる規格のマンギフェリン原料を採用して、それぞれ2種類の調製方法によってマンギフェリン−6−O−ベルベリン塩を調製し、異なる方法で得られるマンギフェリン−6−O−ベルベリン塩の純度を比較した。
ステップ1では、塩基性ナトリウム塩又は塩基性カリウム塩を水に加えて、0.1%〜2%(w/v)の濃度を有する塩基性ナトリウム塩溶液又は塩基性カリウム塩溶液を調製した。
クロマトグラフカラムは、充填剤としてオクタデシルシラン結合シリカを使用する。移動相はメタノール−水(0.05mol/lのリン酸二水素カリウム)=40:60であり、測定波長は260nm、流速1ml/分である。
1)室温長期安定性試験
試験方法は、マンギフェリン−6−O−カルシウム塩原料のサンプルを取り、アルミニウムとプラスチックの複合袋に封入し、25℃±2℃及び60%RH±5%RHの条件で放置し、0、3、6、9、12ヶ月後にサンプルを取り、それらの性状及び含有量を測定した。結果は、以下の表に示される。
マンギフェリン−6−O−カルシウム塩原料のサンプルを取り、アルミニウムとプラスチックの複合袋に封入し、40℃±2℃及び75%RH±5%RHの条件で放置し、0、3、6ヶ月後にサンプルを取り、それらの性状及び含有量を測定した。結果は、以下の表に示される。
反応器に水1680mlを加え、炭酸水素ナトリウム0.1molを水に加え、濃度0.5%(w/v)の炭酸水素ナトリウム溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量95%)を85mlのDMSOである)に加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:2(w/v)、加熱溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を炭酸水素ナトリウム溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、85℃で保温し完全に反応させ、使用のためにろ過した。無水塩化カルシウム0.05molを量り取り、500mlの水に溶解し、塩化カルシウム溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、濾過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を60℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色の粉末のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は74.5%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.5%と測定された。
反応器に水2000mlを加え、炭酸水素ナトリウム0.1molを水に加え、濃度0.4%(w/v)の炭酸水素ナトリウム溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量90%)を127mlのDMSOに加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:3(w/v)である)、加熱溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を炭酸水素ナトリウム溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、80℃で保温し完全に反応させ、使用のためにろ過した。0.05molの無水塩化カルシウム及び0.025molのグルコン酸カルシウムを量り取り、1000mlの水に溶解した。この塩化カルシウム及びグルコン酸カルシウムの混合溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、ろ過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を50℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色粉末のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は70.5%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.6%と測定された。
反応器に水3500mlを加え、炭酸ナトリウム0.05molを水に加え、濃度0.3%(w/v)の炭酸ナトリウム溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量80%)を169mlのDMSOに加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:4(w/v)である)、溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を炭酸ナトリウム溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、100℃で保温し十分に反応させ、使用のために濾過した。グルコン酸カルシウム0.06molを量り取り、100mlの熱水に溶解し、グルコン酸カルシウム溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、ろ過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を55℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色粉末のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は70.1%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.3%と測定された。
反応器に水13800mlを加え、炭酸カリウム0.06molを水に加えて、濃度0.1%(w/v)の炭酸カリウム溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量98%)を210mlのDMSOに加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:5(w/v)である)、溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を炭酸カリウム溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、50℃で保温し十分に反応させ、使用のためにろ過した。グルコン酸カルシウム0.07molを量り取り、100mlの熱水に溶解した。グルコン酸カルシウム溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、ろ過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を55℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色の粉末マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は65.7%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.4%と測定された。
反応器に水670mlを加え、炭酸水素カリウム0.1molを水に加えて、濃度1.5%(w/v)の炭酸水素カリウム溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量90%)を21mlのDMSOに加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:0.5(w/v)である)、加熱溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を炭酸水素カリウム溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、70℃で保温し十分に反応させ、使用のためにろ過した。レブリン酸カルシウム0.055molを量り取り、1000mlの水に溶解した。レブリン酸カルシウム溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、ろ過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を55℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色の粉末マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は72.5%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.4%と測定された。
反応器に水800mlを加え、炭酸水素ナトリウム0.1molを水に加え、濃度1%(w/v)の炭酸水素ナトリウム溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量90%)を8.5mlのDMSOに加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:0.2(w/v)である)、加熱溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を炭酸水素ナトリウム溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、90℃で保温し完全に反応させ、使用のためにろ過した。塩化カルシウム0.05molを量り取り、800mlの水に溶解した。塩化カルシウム溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、ろ過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を55℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色の粉末マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は73.2%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.6%と測定された。
反応器に水380mlを加え、0.03molの炭酸ナトリウム及び0.04molの炭酸水素ナトリウムを水に加えて、濃度2%(w/v)の溶液を調製した。0.1molのマンギフェリン(含有量80%)を42mlのDMSOに加え(マンギフェリンとDMSOとの比は1:1(w/v)である)、加熱溶解してマンギフェリン溶液を調製した。マンギフェリン溶液を塩基性ナトリウム塩溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、95℃で保温し完全に反応させ、使用のために準備した。無水塩化カルシウム0.1molを量り取り、1500mlの水に溶解し、塩化カルシウム溶液をマンギフェリン反応液に加え、十分に撹拌し、降温して沈殿物を析出させ、室温まで降温し、一晩放置し、反応液を吸引ろ過した。沈殿物を熱水に溶解し、ろ過し、ろ液を降温して沈殿物を析出させ、室温で一晩放置し、吸引ろ過し、沈殿物を55℃で真空乾燥し、粉砕して、淡黄色の粉末マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得た。収率は65.2%であり、サンプルの純度は、HPLCにより99.0%と測定された。
上記実施例で得られたマンギフェリン−6−O−カルシウム塩0.05molを量り取り、適量の50℃の水に溶解して、濃度0.1%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。塩酸ベルベリン0.1molを量り取り、適量の100℃の水に溶解して、濃度4%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。塩酸ベルベリン溶液をマンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、完全に反応させた。降温して沈殿物を析出させ、ろ過し、沈殿物を純水で十分に洗浄した。固形物を55℃で真空乾燥して粉砕し、橙黄色の固体マンギフェリン−6−O−ベルベリン塩四水和物を得た。収率は71.5%であった。サンプル純度は、HPLCにより99.5%と測定された。
上記実施例で得られたマンギフェリン−6−O−カルシウム塩0.05molを量り取り、適量の80℃の水に溶解して濃度1%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。塩酸ベルベリン0.1molを量り取り、適量の70℃の水に溶解して、濃度2%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。マンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液を塩酸ベルベリン溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、完全に反応させた。降温して沈殿物を析出させろ過し、固形物を60℃で真空乾燥して粉砕し、橙黄色の固体マンギフェリン−6−O−ベルベリン塩二水和物を得た。収率は76.2%であった。サンプル純度は、HPLCにより99.5%と測定された。
上記実施例で得られたマンギフェリン−6−O−カルシウム塩0.05molを量り取り、適量の70℃の水に溶解して、濃度2%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。塩酸ベルベリン0.1molを量り取り、適量の90℃の水に溶解して、濃度1%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。マンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液を塩酸ベルベリン溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、完全に反応させた。降温して沈殿物を析出させ、ろ過し、沈殿物を純水で十分に洗浄した。固形物を50℃で真空乾燥して粉砕し、橙黄色の固体マンギフェリン−6−O−ベルベリン塩を得た。収率は76.2%であった。サンプル純度は、HPLCにより99.6%と測定された。
上記実施例で得られたマンギフェリン−6−O−カルシウム塩0.05molを量り取り、適量の90℃の水に溶解して、濃度1.5%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。0.05molの塩酸ベルベリン及び0.05molの硫酸ベルベリンを量り取り、適量の80℃の水に溶解し、濃度1.5%(w/v)の溶液を調製し、使用のためにろ過した。マンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液を塩酸ベルベリン溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、完全に反応させた。沈殿物を析出させ、ろ過し、沈殿物を純水で十分に洗浄した。固形物を55℃で真空乾燥して粉砕し、橙黄色の固体マンギフェリン−6−O−ベルベリン塩を得た。収率は78.2%であった。サンプル純度は、HPLCにより99.6%と測定された。
Claims (14)
- マンギフェリン−6−O−カルシウム塩であって、前記マンギフェリン−6−O−カルシウム塩は、下記式(I)の構造を有する、ことを特徴とするマンギフェリン−6−O−カルシウム塩。
- 請求項1に記載のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の調製方法であって、
1.塩基性ナトリウム塩又は塩基性カリウム塩を水に加えて、0.1%〜2%(w/v)の濃度を有する塩基性ナトリウム塩溶液又は塩基性カリウム塩溶液を調製するステップと、
2.マンギフェリンをジメチルスルホキシドに溶解して、マンギフェリン溶液を調製するステップと、
3.マンギフェリン溶液を塩基性ナトリウム塩溶液又は塩基性カリウム塩溶液にゆっくりと加え、十分に撹拌し、50℃〜100℃で完全に反応させて、マンギフェリンナトリウム塩溶液又はマンギフェリンカリウム塩溶液を得るステップと、
4.水溶性カルシウム塩を取り、水に溶解し、カルシウム塩溶液を調製するステップと、
5.カルシウム塩溶液とマンギフェリンナトリウム塩溶液又はマンギフェリンカリウム塩溶液とを十分に混合し、完全に反応させ、沈殿物を析出させ、ろ過して固形物を得て、固形物を適量の熱水に溶解し、ろ過し、沈殿物を析出させ、ろ過して固形物を得るステップと、
6.固形物を乾燥し、マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を得るステップとを含む、ことを特徴とするマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の調製方法。 - 前記マンギフェリンとジメチルスルホキシドとの比は1:0.2〜5(w/v)である、ことを特徴とする請求項2に記載のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の調製方法。
- 前記マンギフェリンと塩基性ナトリウム塩又は塩基性カリウム塩とのモル比は1:0.5〜1である、ことを特徴とする請求項2に記載のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の調製方法。
- 前記マンギフェリンと水溶性カルシウム塩とのモル比は1:0.5〜1である、ことを特徴とする請求項2に記載のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の調製方法。
- 前記塩基性ナトリウム塩又は塩基性カリウム塩は、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムの中の1つ又は2つ以上の混合物から選択され、前記水溶性カルシウム塩は、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、レブリン酸カルシウムの中の1つ又は2つ以上の混合物から選択される、ことを特徴とする請求項2に記載のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の調製方法。
- マンギフェリン−6−O−ベルベリン塩(式II)の調製における中間体としての請求項1に記載のマンギフェリン−6−O−カルシウム塩の用途。
- 前記マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を中間体としてマンギフェリン−6−O−ベルベリン塩を調製する具体的な方法は、
1.マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を取り、50℃〜100℃の水に溶解し、マンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液を調製するステップと、
2.塩酸ベルベリンを取り、50℃〜100℃の水に溶解し、塩酸ベルベリン溶液を調製するステップと、
3.塩酸ベルベリン溶液とマンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液とを十分に混合し、完全に反応させ、沈殿物を析出させ、ろ過し、洗浄して固形物を得るステップと、
4.固形物を乾燥してマンギフェリン−6−O−ベルベリン塩を得るステップとを含む、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。 - 前記マンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液の濃度は0.1%〜3%である、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。
- 前記マンギフェリン−6−O−カルシウム塩溶液の濃度は1%〜2%である、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。
- 前記塩酸ベルベリン溶液の濃度は0.1%〜4%である、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。
- 前記塩酸ベルベリン溶液の濃度は1%〜2%である、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。
- マンギフェリン−6−O−カルシウム塩を中間体としてマンギフェリン−6−O−ベルベリン塩を調製する具体的な方法では、マンギフェリン−6−O−カルシウム塩と塩酸ベルベリンとのモル比は0.5:1である、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。
- 前記塩酸ベルベリンは、硫酸ベルベリン又は他の医学的に許容されるベルベリンの塩で代替し得る、ことを特徴とする請求項7に記載の用途。
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