JP2019515743A - ボビンケース交換装置を備えるソーイングマシン - Google Patents

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マヌエル,カール−ルートビッヒ
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Abstract

上糸を通す針の収容のための針棒を備え、下糸を通すボビンを備えるボビンカプセル(4)を収容可能な回転シャトル(5)を有し、ボビンカプセル交換装置(8)が設けられ、ボビンカプセル交換装置(8)を使用して、複数のボビンカプセルを配置可能なマガジン(9)から、それぞれボビンカプセル(4)が取出し可能であり、このボビンカプセル(4)は、回転シャトル(5)で使用可能である、返し縫い縫い目を作製するためのソーイングマシンにおいて、ボビンカプセル交換装置を備えるそのようなソーイングマシンの機能信頼性を向上させるために、ボビンカプセル交換装置(8)をソーイングマシンの機械フレーム上方部分(2)に固定することが提示されている。【選択図】図1

Description

本発明は、返し縫い縫い目を作製するためのソーイングマシンに関し、ソーイングマシンは、上糸を通す針の収容のための針棒を備え、下糸を通すボビンを備えるボビンカプセルを収容可能な回転シャトルを有し、ボビンカプセル交換装置が設けられ、このボビンカプセル交換装置を使用して、複数のボビンカプセルを配置可能なマガジンから、それぞれボビンカプセルが取出し可能であり、このボビンカプセルは、回転シャトルに組み込み可能である。
ソーイングマシンは、上糸を通して前後に往復して動く針を使用して縫い目を形成する。ダブルロックソーイングマシンでは、針は、ボビン上に配置された下糸用の予備糸とダブルロック縫い目のために絡み合わされる上糸を通す。この場合、ボビンは、ボビンに対して回転運動をする回転シャトル内にあり、縫合物への針のそれぞれの突き刺しは、上糸を捕らえ、下糸と絡み合わせる。
ボビンは、通常、ボビンカプセル内にあり、ボビンカプセルは、ボビンと一緒にダブルロックソーイングマシン内に組み込まれ、ボビンが空になるとそのボビンカプセルと一緒に取り出され、充填されたボビンと交換される。空のボビンの充填したボビンとの上記交換工程が比較的頻繁に行う必要があるのは、従来のボビンは、糸収容量がほんのわずかだからである。そのため、ボビンカプセル交換装置が公知であり、このボビンカプセル交換装置を使用して、自動的に回転シャトルにおいて、空のボビンを有するボビンカプセルは、充填されたボビンを有するボビンカプセルと交換することができる。この場合、糸が充填されたボビンが配置されているボビンカプセルは、マガジン内に配置することができる。
上記マガジンは、例えば、特許文献1に見られる。この特許文献では、チェインに沿ってボビンカプセル用の複数の収容部が配置されている、エンドレスチェインコンベアが開示されている。チェインコンベアからのボビンカプセルの交換工程及び取出しは、レバーを使用する引出工程及びスライド工程によって行われる。しかし、上記交換工程では、十分な機能信頼性をもたらすことができない場合があるという恐れがある。
独国特許第102010003182(B4)号
したがって、本発明は、冒頭に記載の種類のボビンカプセル交換装置を備えるソーイングマシンの機能信頼性を向上させることを課題とする。
本課題は、本発明によれば、冒頭に記載の種類のソーイングマシンにおいて、ボビンカプセル交換装置をソーイングマシンの機械フレーム上方部分に固定することによって解決される。既知のボビンカプセル交換装置では、その構成部品及び/又は回転シャトルは、ソーイングマシンの様々なフレーム部分に固定されているため、先行技術において、ソーイングマシンフレームとボビンカプセル交換装置の固定位置との間の配向のわずかな相対的動き又は変化によって、ボビンカプセル交換装置の機能信頼性が損なわれる場合がある。既に、温度変動が上記欠点をもたらす場合がある。それに対して、本発明によれば、ボビンカプセル交換装置、すなわち、特に、その把持手段及びマガジンを、回転シャトルもまたそのキャリアと共に固定されている、ソーイングマシンの機械フレーム上方部分に配置されるようになる。これにより、例えば、機械フレームの温度依存性伸長又は収縮が交換装置及び回転シャトルの全構成部品に同様に作用することが確実となり、これにより、上記構成部品間の距離は、全く変化しないか又は最大でもわずかに変化する。したがって、機能信頼性は、回転シャトルに関してボビンカプセル交換装置の配向を再調整しなくても確保することができる。本課題はまた、請求項1〜10に記載のボビンカプセル交換装置によって解決される。
独立した意味を有することもできる本発明の好ましい実施形態では、ボビンカプセル交換装置が旋回可能な把持手段を有することを更に提供することができ、この把持手段により、ボビンカプセルはそれぞれ、ボビンカプセルマガジンからソーイングマシンの配置へ移送可能かつ組み込み可能である。一方では、このような解決策により、マガジンと回転シャトルとの間の特に迅速な移動を可能にし、これにより、ボビン交換のための非生産的な付随時間を僅少化することができる。他方では、このような解決策により、本発明によるボビンカプセル交換装置を特に小型化することができる。本発明により可能であるような小型ボビンカプセル交換装置はまた、これまでなかったか、あるいは不十分でしかなかったボビンカプセル交換装置を有するソーイングマシンの改良のために提供することができる。
同様に独立した意味を有することもできる本発明の更なる好ましい実施形態は、ボビンカプセル交換装置に回転軸線周りに回転可能に配置された、回転軸線周りに分配された複数の収容部、好適には2つ以上の収容部をそれぞれのボビンカプセルに対して有する、ボビンカプセルマガジンが設けられることを提供することができる。この好ましい本発明による特徴もまた、本発明によるボビンカプセル交換装置を、特に小型化することができ、交換工程を、特に迅速かつ確実に実行することができる。
本発明の更なる好ましい態様は、特許請求の範囲、明細書及び図面から明らかとなる。
本発明を、図面に単に概略的に図示した実施例を参照して詳細に説明する。
回転シャトル及び本発明によるボビンカプセル交換装置の領域における基板下方の返し縫いソーイングマシンの部分斜視図であり、基板及びソーイングマシン上方部分は、メンテナンス位置に揺動されており、ボビンカプセル交換装置は、スタンバイ位置にある。 マガジンからボビンカプセルを取り出すためにボビンカプセル交換装置が取出し位置にある、図1に基づく図である。 マガジンからボビンカプセルを取り出すためにボビンカプセル交換装置が取出し位置にある、図2に基づく更なる図である。 ボビンカプセル交換装置の把持手段がボビンカプセルをマガジンから取り出している、図1に基づく図である。 ボビンカプセル交換装置の把持手段が回転シャトルに対向する引き渡し位置にある、図1に基づく図である。 ボビンカプセル交換装置の把持手段がボビンカプセルを回転シャトルに引き渡している、図1に基づく図である。
ボビンカプセル交換装置の把持手段がボビンカプセルを回転シャトル内で解放している、図1に基づく図である。
ボビンカプセル交換装置の把持手段がボビンカプセルを回転シャトルに引き渡した後に再びスタンバイ位置にある、図1に基づく図である。 図1に由来する把持手段の操作把持部を貫通する断面図である。 図9に基づく操作把持部を貫通する断面図であり、操作把持部を使用してボビンカプセルのフラップが揺動かつ把持されている。
図1では単なる部分図において、ダブルロックソーイングマシンとして形成されたソーイングマシン1の例が図示され、その筐体2は、下方筐体を形成するいわゆる基板を有し、基板からスタンド3が垂直に上に向かって延在している。スタンドの上方端部に、基板2に対してほぼ平行に延びるアームが接続している。ソーイングマシンは、アームに収納されたアームシャフトを有し、アームシャフトは、ソーイングマシン1の下記の更なる基本的構成部分と同様に、図1では図示されていないか又は場合により部分的に若しくは大幅に簡略化して図示されている。アームシャフトは、上下に往復して動作可能な針棒を駆動し、針棒の針ホルダに針を、上糸(図示せず)を収容するために固定することができる。基板2では、把持装置3は、回転シャトルが配置され、その回転運動は、針棒の往復運動と同期されている。下糸は、ボビン上にあり、ボビンは、複数部品のボビンカプセルに配置されている。この場合、把持装置3は、その回転シャトルにより既知の方法で針に通された上糸をボビンカプセル4に通し、これにより、上糸は、下糸と一緒に縫い目を形成することができる。通常、針棒及び把持装置は、共通の駆動部により、すなわち詳細に図示していないサーボ電動モータによって駆動され、その回転駆動運動は、針棒及び把持装置3に対して機械メインシャフトから取り出され、所定の比率で伝達される。しかし、本発明の別の実施形態では、例えば、針棒及び回転シャトルが共通のメインシャフト以外によって駆動されることにより、前述と異なって形成されているソーイングマシンもまた提供することができる。これに加えて、ソーイングマシンは、針送り装置及び/又は上方送り装置を備える詳細には図示していない供給装置を有する。これに応じて、同様に対応するギアを介して機械メインシャフトにより駆動される材料スライダは、針が貫通するために針穴が設けられている。
図1〜図8は、基板2に配置された把持装置3のアセンブリの図示であり、把持装置3は、基板において針板の下方に直接存在する。把持装置3は、垂直平面内で回転する回転シャトル3を有し、回転シャトル3は、それ自体既知の方法で予備糸を収容するボビンをそのボビンカプセルと一緒に収容するために設けられている。図1では、回転シャトルは、ボビン及びボビンカプセルなしで図示されている。これに対して、図8では、ボビンは、下方予備糸と共に回転シャトル5に配置されている。更に、ボビン11は、ボビンカプセル4内にあり、ボビンカプセル内に配置され、回転シャトル5に組み込まれ、回転シャトル5から取り出すことができる。
図1〜図8では、これに加えて、本発明によるボビンカプセル交換装置8の好ましい実施形態が示されている。ボビンカプセル交換装置は、複数のボビンカプセル4を配置するためのターレットマガジン9として形成されたマガジンを有する。円板形のマガジン9は、回転軸線周りに回転可能であり、回転運動のための駆動運動は、電動モータ10を使用して生成される。駆動運動のために設けられた電動モータ10は、ターレットマガジン9の背面にあり、電動モータ10の回転軸線は、ターレットマガジン9の回転軸線と同一直線上にある。回転軸線周りに同心円状に広がる仮想円周線に沿って、円板形マガジン9の上側面に収容部12が設けられ、収容部12にそれぞれボビンカプセル4を配置することができる。この複数のピン形状の収容部12は、仮想円周線に沿って均等に配分されている。図示した実施例では、ターレットマガジン9は、合計で9個の収容部を有する。収容部12は、ボビンカプセルがピン形状の収容部12に対して所定の回転位置でのみ配列することができ、収容部12における回転運動に対して保護されるように、ボビンカプセル4に合わせて調整される。
最後に、ボビンカプセル交換装置8はまた、ターレットマガジンの領域に配置された第1のセンサ14を有し、このセンサにより、ボビンカプセルが所定の引き渡し位置又は交換位置に到達したことが確認可能である。この場合、引き渡し位置又は交換位置は、どちらもいつも同じ回転位置にあり、その回転位置で、ボビンカプセル4のそれぞれ1つは、ボビンカプセル交換装置8の操作把持部によって収容され、マガジン9から取り出される。引き渡し位置又は交換位置の領域に配置された第2のセンサ15を使用して、引き渡し位置又は交換位置にある収容部12にもまたボビンカプセル4が配置されているかどうかを判定することができる。ソーイングマシンの制御部は、センサ14、15の信号を利用することができ、この信号に基づいて、制御部は、電動モータ10を操作することができる。センサ14、15の信号に基づいて、ターレットマガジンは、ボビンカプセルが引き渡し位置に到達した時点で停止することができる。
ボビンカプセル交換装置8は、旋回アーム18が更に設けられ、旋回アーム18は、端部で旋回軸線18a周りに旋回可能に支承されている。2つの旋回方向のうちのそれぞれ一方に旋回運動を行うために、旋回アーム18aは、モータ19、特に、電動モータと作動接続されている。旋回アーム18のモータ19はまた、ソーイングマシンの制御部によって操作される。
モータ駆動を備えた旋回アーム18だけではなく、モータ駆動を備えたマガジン9もまた、キャリア部分24に共通に固定され、キャリア部分24により保持される。キャリア部分24は、この場合もまたソーイングマシンの筐体2、ソーイングマシンの上方部分、ソーイングマシンの基板の下方に固定されている。図1〜図8の実施例からわかるように、この場合、キャリア部分は、複数のねじによってソーイングマシン上方部分に固定されている。把持装置はまた、ソーイングマシンの同じ筐体に、この場合、ソーイングマシン上方部分に、回転シャトル5と共に固定及び配置されている。
図1〜図8の図示では、ソーイングマシン上方部分は、開放されており、これにより、メンテナンス位置に配置されている。旋回アーム18の自由端にボビンカプセル用の操作把持部20が設けられている。この場合、操作把持部20は、キャリア21に配置され、キャリア21は、この場合もまた旋回アーム18に固定されている。キャリア21は、旋回アーム18に対して、旋回軸線18aに対して平行な方向で直線的に可動である。この運動によって、操作把持部20は、旋回アーム18によってターレットマガジン9の前に配置されている限り、ターレットマガジン9に向かう方向に近づくように動かされ、再び後退させられる。同様に、操作把持部20は、操作把持部が旋回アームを使用して回転シャトル5の前に配置されている限り、ソーイングマシンの回転シャトル5の前に配置することができる。
操作把持部20及びターレットマガジン9に向かう接近送達運動を使用して、内部に配置されたボビンを有するボビンカプセル4をマガジン9から取り出し、旋回アーム18の旋回運動及び回転シャトル5に向かう接近送達運動によって、回転シャトル5に引き渡すことができる。図9及び図10に詳細に図示した操作把持部20は、ボビンカプセル4を回転シャトル5に配置するために、幾何学形状がボビンカプセル4の幾何学形状に合致する把持収容部22を有する。この場合、把持部20は、特に、ボビンカプセルの外側表面領域の外形において、その閉鎖した前方側からボビンカプセル4の周囲までの移行部分に対応する対向面を有する。この場合、収容部22は、パラボラ形対向面23を有し、対向面23に対して、ボビンカプセル4の閉鎖された前方側の周辺領域の区分は、少なくとも実質的に形状結合で接触している。ボビンカプセル4の長手方向軸線に対してその回転位置に至るまで、ボビンカプセル4は、操作把持部内にその接触によって3次元の全方向に対して明確に位置付けられている。
操作把持部20は、更に、ボビンカプセル停止フィンガ25を有し、ボビンカプセル停止フィンガ25は、操作把持部20におけるボビンカプセル4の長手方向軸線の配向に対して斜めの接触面26と共に、先端が尖っている自由端27を有する。ボビンカプセル停止フィンガ25は、把持収容部22に対して、またボビンカプセル4の長手方向軸線に対して横方向にスライドすることができる。この動きは、制御されて行われ、制御部によって決定される。この動きの場合及び操作把持部20におけるボビンカプセル4の可能な回転の配向のみが明らかな場合、ボビンカプセル停止フィンガ25の自由端27の先端は、ボビンカプセルフラップ28とボビンカプセル4の閉鎖した前方側との間にある。ボビンカプセル停止フィンガ25の更なる直線的スライド運動において、ボビンカプセル4において旋回可能にヒンジで取り付けられたボビンカプセルフラップ28は、把持収容部22の対向傾斜面29に対して最後に旋回する。これにより、ボビンカプセルフラップ28は、長手方向伸長部の実質的な部分に沿って、対向傾斜面19の切り欠き部30に押し付けられる。ボビンカプセル停止フィンガ25は、ボビンカプセルフラップ28の、切り欠き部30に対向する側に、ボビンカプセルフラップ28に対して接し、ボビンカプセルフラップ28を切り欠き部内に保持する。この場合、切り欠き部30の幅は、ボビンカプセルフラップ28の幅にほぼ相当する。したがって、ボビンカプセルフラップ28は、この状態で切り欠き部30内にあり、操作把持部20内に形状結合で、特に、パッシブ形状結合で保持されている。また、これにより、ボビンカプセル4は、その空間的位置だけではなくその回転位置においても明確に操作把持部20内に位置付けられている。
操作把持部20は、これに加えて、ボビンカプセル停止フィンガ25を後退させることによって、ボビンカプセルフラップ28及びこれによってボビンカプセル4もまた全体として再び解放することが可能である。これは、ボビンカプセル4を回転シャトル5に、しかしながら、このために必要性が生じているとされる限り、マガジン9の収容部に組み込み、かつ配置するために利用することができる。
これに加えて、ソーイングマシンは、既知のセンサ32が残存糸の検知のために設けられ、それ故に、下糸ボビンが所定の排出度に到達したかどうか又はいつ到達したか、これにより所定量の残存糸がボビンにまだあるかどうかを判定することができるセンサが設けられている。ボビンの残存糸を検知するためのセンサ32は、この検知結果を表す信号をソーイングマシンに送信し、次いで、ソーイングマシンは、残存糸量の検知に基づいて残存している予備糸として導入するが、少なくともユーザにボビン交換の必要性を発信する。ボビン又はボビンカプセル4の自動導入交換では、制御部は、残存糸量に到達した時点で縫われた縫い目の完成位置を中断しないものとする。これにより、この時点で縫われた縫い目を除外しないことが達成される。
ほぼ空のボビンを充填された新しいボビンと回転シャトルで交換するために、制御部は、交換を開始する。交換のために、最後の縫製工程が終了している必要があり、針は、回転シャトル5の外側に配置されている必要がある。次いで、最初に、旋回アーム18は、図1に示したスタンバイ位置から回転シャトル前の第1の旋回末端位置に旋回される。この場合、把持部20は、回転シャトル5内のボビンカプセル4の長手方向軸線が操作把持部20内のボビンカプセルの長手方向軸線の走行と一致する位置にあるが、その時点で既にボビンカプセル4が操作把持部20内に配置されていた場合に限る。
ここで、キャリア21は、旋回アーム18の位置が変わらないとき、ボビンカプセル4の長手方向軸線に沿って又は長手方向軸線に平行にボビンカプセル4に向かって近づくように動かされるため、操作把持部20の収容部は、ボビンカプセル4を直接覆っている。ここで、ボビンカプセル停止フィンガ25は、図9及び図10に示すように、ボビンカプセルフラップ28に向かって近づくように動かされ、ボビンカプセルフラップ28は、ボビンカプセル対向傾斜面29に対して、また切り欠き部30内部へと押し付けられる。したがって、ボビンカプセル4は、操作把持部20内に保持される。ここでキャリア21の動きによって旋回アーム18に向かって近づくように戻ることができ、ほぼ空のボビンを有するボビンカプセル4は、回転シャトル5から取り出される。
続いて、旋回アーム18は、マガジン9に向かう方向に動かされる。適切な状況では、マガジン9の末端位置に到達する前、すなわち回転シャトル5前の旋回アーム18の末端位置とマガジン9の別の末端位置との間で、ボビンカプセル停止フィンガ25は、後退させられる。ばね負荷のかかったボビンカプセルフラップ28は、これにより解放され、これによりボビンカプセル4の閉鎖した前方端に向かって旋回され、この前方端に接触する。ほぼ空のボビンカプセル4は、これにより所定の方法で操作把持部20から排出することができる。好適には、ボビンカプセル停止フィンガ25は、ある位置に後退させられ、その位置では、ほぼ空のボビンを有するボビンカプセル4が落下して入ることができる容器の上に、操作把持部20がある。
旋回アーム18の旋回運動は、旋回アーム18がマガジン9の反対側にあるその第2の末端位置に到達すると停止される(図1)。この末端位置では、操作把持部20は、マガジン9の交換位置の反対側に配置され、交換位置では、マガジンは、それぞれの収容部12のうちの1つを回転させ、これにより、収容部12に配置されたボビンカプセル4は、下糸で充填されたそのそれぞれのボビンと一緒に操作把持部20によって取り出すことができる。この場合、第2のセンサ15を使用して、それぞれの収容部にまだボビンカプセル4があるかどうかが確認される。第1のセンサ14を使用して、それぞれのボビンカプセル4が所定の交換位置にあるかどうかが確認される。
旋回アーム18を使用する操作把持部20の配置は、ここではまた、ボビンカプセルを把持部20の収容部22に配置するために、把持部20がその第2の旋回末端位置を取った後、続いて更に旋回アーム18に対するキャリア21の平行スライドによって、マガジン9の交換位置に配置されたボビンカプセルの上に誘導される必要があるように行われる。操作把持部20がボビンカプセル4を交換位置にこの方法で把持した後(図3)、ボビンカプセル停止フィンガ25を使用して既に前述した方法でボビンカプセルフラップ28を収容部22の対向傾斜面29に対して、またそこに配置された切り欠き部30内に入れ、これにより、ボビンカプセル4は、操作把持部20に所定の配向で保持及び把持される(図10)。その後、キャリア21は、再び後退し(図4)、旋回アーム18は、回転シャトル5前のその第1の末端位置に位置付けられる(図5)。次いで、キャリア21の並進運動を使用して、内部に組み込まれたボビンカプセル4を有する操作把持部20は、回転シャトル5に誘導され、その中に組み込まれる(図6)。
ボビンカプセル停止フィンガ25の後退及びボビンカプセルフラップ28の逆旋回によって、ボビンカプセル4は、操作把持部20から解除され、回転シャトル5内に固定される(図7)。標準化されたボビンカプセル4の回転シャトル5への固定は、公知の方法で行われる。原理的に同じ方法で、ボビンカプセル4はまた、マガジン9のその収容部12に固定される。
キャリア21が再び旋回アーム18の方向に移動して戻った後、旋回アーム18は、このときそのスタンバイ位置に旋回して戻り、このとき回転シャトル5内に配置されたボビンカプセル4の新しいボビンカプセル4との交換がマガジン9で行われるまでの間、その位置に配置することができる(図8)。
1 ソーイングマシン
2 筐体/基板
3 把持装置
4 ボビンカプセル
5 回転シャトル


8 ボビンカプセル交換装置
9 ターレットマガジン
10 電動モータ
11 ボビン
12 収容部
13
14 第1のセンサ
15 第2のセンサ
16
18 旋回アーム
18a 旋回軸線
19 電動モータ
20 操作把持部
21 キャリア
22 把持収容部
23 パラボラ形対向面
24 キャリア部分
25 ボビンカプセル停止フィンガ
26 当接面
27 自由端
28 ボビンカプセルフラップ
29 対向傾斜部
30 切り欠き部
31
32 糸残量センサ
33

Claims (10)

  1. 上糸を通す針の収容のための針棒を備え、下糸を通すボビンを備えるボビンカプセル(4)を収容可能な回転シャトル(5)を有し、ボビンカプセル交換装置(8)が設けられ、前記ボビンカプセル交換装置(8)を使用して、複数のボビンカプセルを配置可能なマガジン(9)から、それぞれ前記ボビンカプセル(4)が取出し可能であり、このボビンカプセル(4)は、前記回転シャトル(5)で使用可能である、返し縫い縫い目を作製するためのソーイングマシンであって、
    前記ボビンカプセル交換装置(8)は、前記ソーイングマシンの機械フレーム上方部分(2)に固定されていることを特徴とする、ソーイングマシン。
  2. 前記ボビンカプセル交換装置(8)は、旋回可能な把持手段を有し、前記把持手段と共にそれぞれ前記把持手段の旋回軸線を使用して、ボビンカプセルマガジン(9)のボビンカプセル(4)を前記ソーイングマシンの回転シャトルに移送可能かつ使用可能であることを特徴とする、請求項1に記載のソーイングマシン。
  3. 前記旋回可能な把持手段は、旋回軸線周りに旋回可能な旋回アーム(18)を有し、前記旋回軸線から距離を置いて配置された前記旋回アーム(18)の一方の端部に、ボビンカプセルの収容及び引き渡しのための操作把持部(20)が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のソーイングマシン。
  4. ボビンカプセル用の前記操作把持部(20)にある、前記旋回アーム(18)に配置されたキャリア(21)を特徴とし、前記キャリア(21)は、前記旋回軸線に対して可動である、請求項3に記載のソーイングマシン。
  5. 前記キャリアは、直線的に、特に、前記旋回アーム(18)の前記回転軸線(18a)に対して平行に延びる動作軸線に沿って可動であることを特徴とする、請求項3に記載のソーイングマシン。
  6. 前記把持手段は、ボビンカプセル(4)用の収容部(22)が設けられ、前記収容部(22)において、前記ボビンカプセル(4)は、前記把持手段のボビンカプセル停止フィンガ(25)を使用して旋回可能なボビンカプセルフラップ(28)によって、前記ボビンカプセル(4)の長手方向軸線に対して斜めに延びる前記収容部(22)の表面の切り欠き部(30)に回転不能に配置可能であることを特徴とする、請求項2〜5の少なくとも一項に記載のソーイングマシン。
  7. 前記ボビンカプセル交換装置は、回転軸線周りに回転可能に配置されたボビンカプセルマガジン(9)を備え、前記ボビンカプセルマガジン(9)は、前記回転軸線周りに配分された、ボビンカプセル用の複数の収容部を有することを特徴とする、請求項1〜6の少なくとも一項に記載のソーイングマシン。
  8. 前記ボビンカプセルマガジン(9)の前記回転軸線は、前記回転シャトル(5)の前記回転軸線に対して少なくとも実質的に平行であることを特徴とする、請求項7に記載のソーイングマシン。
  9. 前記把持手段の旋回軸線は、前記ボビンカプセルマガジンの前記回転軸線に対して少なくとも実質的に平行に延びていることを特徴とする、請求項1〜8の少なくとも一項に記載のソーイングマシン。
  10. 前記把持手段がそのモータ駆動部と共に、前記マガジン(9)もまたそのモータ駆動部と一緒に配置されているキャリア部分(24)を特徴とし、前記キャリア部分(24)は、この場合もまた前記機械フレーム上方部分(2)、特に基板の下方に着脱可能に固定されている、請求項1〜9の少なくとも一項に記載のソーイングマシン。
JP2018556798A 2016-04-30 2017-04-30 ボビンケース交換装置を備えるソーイングマシン Pending JP2019515743A (ja)

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