JP2019507132A - 異性体混合物からモノマーを製造する方法 - Google Patents

異性体混合物からモノマーを製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019507132A
JP2019507132A JP2018539935A JP2018539935A JP2019507132A JP 2019507132 A JP2019507132 A JP 2019507132A JP 2018539935 A JP2018539935 A JP 2018539935A JP 2018539935 A JP2018539935 A JP 2018539935A JP 2019507132 A JP2019507132 A JP 2019507132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
mixture
reaction
acrylate
acrylate ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018539935A
Other languages
English (en)
Inventor
ベイヤー シルビア
ベイヤー シルビア
デイヴ ガウラング
デイヴ ガウラング
ユルゲン ディルマン ハンス
ユルゲン ディルマン ハンス
ヘルツォーク ヴォルカー
ヘルツォーク ヴォルカー
クネーベル ヨアヒム
クネーベル ヨアヒム
メルバッハ ラルフ
メルバッハ ラルフ
シュッツ トルベン
シュッツ トルベン
トローカ マルティン
トローカ マルティン
ケメルト ザビーネ
ケメルト ザビーネ
ハルトマン パトリク
ハルトマン パトリク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Roehm GmbH
Original Assignee
Evonik Roehm GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Evonik Roehm GmbH filed Critical Evonik Roehm GmbH
Publication of JP2019507132A publication Critical patent/JP2019507132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D317/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D317/08Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3
    • C07D317/10Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 not condensed with other rings
    • C07D317/14Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 not condensed with other rings with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D317/18Radicals substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms
    • C07D317/24Radicals substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms esterified
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/26Esters containing oxygen in addition to the carboxy oxygen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

本発明は、チタンベース、ジルコニウムベース、またはスズベースの触媒を使用して、または塩基触媒下において、高収率で、グリセロールとホルムアルデヒドとの反応によって得られる異性体アルコール(ヒドロキシル置換ジオキサンおよびジオキソラン)を用いて(メタ)アクリル酸エステルを製造するプロセスに関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チタンベース、ジルコニウムベース、またはスズベースの触媒を使用して、または塩基触媒下において、高収率で、グリセロールとホルムアルデヒドとの反応によって得られる異性体アルコール(ヒドロキシル置換ジオキサンおよびジオキソラン)の(メタ)アクリル酸エステルを製造するプロセスに関する。
エステル交換による、ヒドロキシルで修飾されたジオキソランの(メタ)アクリル酸エステルの製造は既知である。
特開2004−018389号には、(メタ)アクリル酸エステルを製造するプロセスについて記載されている。5員環誘導体である出発物質のケタール化されたグリセロールを、チタンまたはスズ触媒の存在下において、アルキル(メタ)アクリレートと反応させる。得られた(メタ)アクリレートを、さらに、カチオン交換樹脂の存在下において水と反応させる。
特開2004−059435号には、ジオキソラン化合物を調製する同様のプロセスについて記載されている。第1級アルコール(5員環)のみについて記載されている。
これらの5員環誘導体のホモポリマーのガラス転移温度は、約40℃である。
しかしながら、独国特許出願公開第102011109139号(Evonik)による塗床剤における実施例の応用では、当該ポリマーのガラス転移温度は、高い機械的堅牢性を確実にするため、有利である。当該文献には、6員環構造から誘導されるモノマーであるメタクリロイルオキシ−1,3−ジオキサンが、約115℃のガラス転移温度をもたらすために、有利であることが示されている(Guzman,J.et al.,Macromolecular Symposia 2003,191,177−190; Guzman,J.J.Polymer Sci.Part B 2002,40(11),1154−1162))。
英国特許第690709号には、(メタ)アクリル酸と、4−メチロールジオキソランおよびそれらの誘導体とによるエステルを製造するプロセスについて記載されている。メタクリル酸を、グリセロールとホルムアルデヒドとの反応によって得られる異性体アルコール(ヒドロキシル置換ジオキサンおよびジオキソラン)と反応させるエステル化について説明されている。特に、4−(メタクリロイルオキシメチル)−1,3−ジオキソランは、メタクリル酸、塩化メタクリロイル、またはメチルメタクリレートによるエステル化またはエステル交換反応によってグリセロールホルマール異性体混合物から得られる。
これは、5員環メタクリレートのみを形成するが、フィードストックは、5員環異性体と6員環異性体の混合物(約25:75)からなる。当該6員環フィードストックは不活性であることが分かっており、転化されないまま残り、モノマーの精製の際に除去される。
実施例1は、出発材料の異性体混合物中に存在する1,3−メチリデングリセロールは転化されず、したがって、反応の終了時に蒸留によって除去しなければならないことを暗に示している。
同じ挙動が、エステル化による、アクリル酸とグリセロールホルマール異性体混合物とからの4−(アクリロイルオキシメチル)−1,3−ジオキソランの製造においても認められる(H.Minato et al.,Bull.Chem.Soc.Jpn.,42(4),1146(1969))。
工業的に入手可能な異性体混合物から開始する場合、当業者は、最初に反応性の乏しい6員環異性体を除去することなく、対応するエステルを得るための反応を実施しようとは意図しない。
問題および解決策
対処する問題は、上記の欠点を克服すプロセスを開発することである。
5員環化合物と6員環化合物とから構成される異性体混合物であるグリセロールホルマールは、CMRに記載されている。グリセロールホルマールメタクリレートはCMRに記載されていない。対処する問題は、反応剤であるグリセロールホルマールの、可能な限り完全な転化を達成することである。
対処する問題は、メチルメタクリレート(蒸気圧:20℃で3.7kPa、Yaws’ Handbook of Antoine Coeff.For Vapour Pressure,Electronic ISBN:978−1−59124−879−8)またはスチレン(蒸気圧:20℃で0.6kPa、Yaws’Handbook of Antoine Coeff.For Vapour Pressure,Electronic ISBN:978−1−59124−879−8)と比べて低い蒸気圧を有するモノマー混合物を製造することである。
対処する問題は、典型的に使用されるメチルメタクリレートおよびスチレンで達成されるガラス転移温度に匹敵するガラス転移温度を示すホモポリマーを製造すること、したがって、発臭性メチルメタクリレートまたは健康に有害なスチレンの置き換えを可能にすることである。
驚くべきことに、市販のグリセロールホルマールは、フィードストックを、チタンアルコキシド、例えば、チタン酸イソプロピルなど、ジルコニウム錯体、例えば、アセチルアセトン酸ジルコニウムなど、スズ化合物、例えば、ジオクチル酸化スズなど、または水酸化リチウムと酸化カルシウムとの混合物、の存在下においてアルキル(メタ)アクリレートと反応させた場合、高い6員環含有量を有する(メタ)アクリレートエステル混合物が得られる。
本発明の文脈において、グリセロールホルマールは、グリセロールとホルムアルデヒドとの反応によって得られるアルコールの異性体混合物を意味する。ここで用いた市販の異性体混合物は、約20%:80%から70%:30%の5員環:6員環比を有する。
当該6員環は(メタ)アクリレートエステル混合物中に存在することが見出された。これは、ポリマーの十分に高いガラス転移温度を保証する。さらに、得られたモノマー混合物は、非常に低い残留アルコール含有量を有する。
本発明により得られる(メタ)アクリレートは、少なくとも75℃の同等のTg値を実現し、したがって、現在使用されているメタクリレートおよびスチレンの置き換えを可能にする。
驚くべきことに、本発明により製造されたグリセロールホルマール混合物の蒸気圧が室温において0.01hPaのオーダーであることが見出された。
驚くべきことに、本発明による当該モノマー混合物が、反応性樹脂およびそれらから製造されるコールドプラスチックに利用法を見出すポリマーのための理想的な出発材料であることが見出された。それらは、非常に良好な特性、例えば、長寿命、機械的特性、摩擦抵抗性、潜在的白色度または着色性、および滑り抵抗性など、を特徴としており、これらは全て、先行技術の系と少なくとも同じ程度に良好である。しかし、先行技術と比較して、これらの系はさらに、揮発性成分の特に低い臭い形成/放出も特徴とする。
コーティング剤、例えば、塗床剤、絵具およびラッカー、路面標示、注型用樹脂、建物保護材、複合材料、塗工または積層材料、例えば、整形外科用樹脂など、だけでなく、接着剤においても用いられるポリマーにとって、本発明によるモノマー混合物は、非常に素晴らしく好適である。
驚くべきことに、アルキル(メタ)アクリレートと、グリコールおよびホルムアルデヒドによる反応によって得られる異性体アルコール(ヒドロキシル置換ジオキサンおよびジオキソラン)とによるエステル交換反応によって、特に有利なことに、チタンベースの触媒の存在下において、ヒドロキシル置換ジオキサンの(メタ)アクリル酸エステルとヒドロキシル置換ジオキソランの(メタ)アクリル酸エステルの両方が、高収率において同時に調製することができることが見出された。
本発明によるプロセスにおいて、アルキル(メタ)アクリレートは、総反応混合物に対して0.01重量%から10重量%、特に0.1重量%から5重量%のチタンベースの触媒の存在下において、グリセロールホルマールと反応する。
反応剤および触媒
用いることができるアルキル(メタ)アクリレートは、例えば、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、または好ましくはメチルメタクリレート、およびブチルアクリレートである。
ここで、(メタ)アクリレートという表記は、メタクリレート、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレートなど、およびアクリレート、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレートなど、ならびに両方の混合物も意味するとして理解されるべきである。
エステル交換に用いられるアルコールは、グリセロールとホルムアルデヒドとによる反応によって得られる異性体アルコール(ヒドロキシル置換ジオキサンおよびジオキソラン)であり、この場合、ジオキサンとジオキソランの比率は、20:80から70:30mol%の範囲である。
好適な触媒は、スズ化合物、ジルコニウム化合物、もしくはチタン化合物、または無機塩基である。チタンベースのエステル交換触媒、特に、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタン、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘキシルオキシ)チタン、テトラステアリルオキシチタンを用いることができる。
好ましいのは、チタンアルコキシド、特に、チタン酸イソプロピル、ジルコニウム錯体、特に、アセチルアセトン酸ジルコニウム、スズ化合物、特に、ジオクチル酸化スズ、または水酸化リチウムとCaOとの混合物による群からの触媒である。
アルキル(メタ)アクリレートと異性体アルコールとの反応は、30℃から180℃の間の温度、好ましくは50℃から130℃の間の温度において実施される。当該反応は、総反応混合物に対して0.01重量%から10重量%、好ましくは0.1重量%から5重量%、特に好ましくは0.2重量%から2重量%の触媒の存在下において実行される。
形式的には、当モル量のアルキル(メタ)アクリレートを異性体アルコールと反応させることにより、所望の最終生成物が得られる。しかしながら、実際には、反応の間、過剰なアルキル(メタ)アクリレートを維持することが有利であり、アルキル(メタ)アクリレートは、ヒドロキシル基1モルあたり1.2molから15mol、好ましくは2molから10molの量において用いられる。
アルキル(メタ)アクリレートの重合による収率の損失を避けるために、重合抑制剤の存在下において反応および反応混合物の後処理を実施することが有利である。
重合抑制剤
重合抑制剤は、既知である。したがって、例えば、1,4−ジヒドロキシベンゼンを安定化のために加えることができる。しかしながら、異なる置換ジヒドロキシベンゼンも用いることができる。
概して、そのような抑制剤は、下記の一般式(I):
[式中、
1は、水素、1個から8個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖状アルキル基、ハロゲンまたはアリール、好ましくは1個から4個の炭素原子を有するアルキル基、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、Cl、F、またはBrであり;
nは、1から4までの範囲の整数、好ましくは1または2であり;ならびに
2は、水素、1個から8個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖状アルキル基、またはアリール、好ましくは1個から4個の炭素原子を有するアルキル基、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである]によって表すことができる。
しかしながら、1,4−ベンゾキノンを有する化合物を親化合物として用いることも可能である。それらは、下記の式(II):
[式中、
1は、1個から8個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖状アルキル基、ハロゲンまたはアリール、好ましくは1個から4個の炭素原子を有するアルキル基、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、Cl、F、またはBrであり、ならびに
nは、1から4までの範囲の整数、好ましくは1または2である]によって記述することができる。
下記の一般構造(III):
[式中、
1は、1個から8個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖状アルキル基、アリールまたはアラルキル、ヘテロ原子、例えば、S、O、およびNなど、も含んでいてもよい一価から四価のアルコールによるプロピオン酸エステルであり、好ましくは1個から4個の炭素原子を有するアルキル基、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルである]のフェノールも同様に用いられる。
下記の式(V):
[式中、R=下記の式(V)の化合物であり、
ここで、
1=Cn2n+1であり、
この場合、n=1または2である]のトリアジン誘導体をベースとする立体障害フェノールは、さらに有利な物質のクラスを表す。
既知の抑制剤のさらなる群は、アミン、特に立体障害アミンである。
これらは、特に、下記の式(VI):
[式中、R1、R2、R3、およびR4は、それぞれ独立して、
水素、ならびに、それぞれが40個まで、好ましくは20個までの炭素原子を有する、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル基であり、好ましくは、基R1、R2、R3、およびR4のうちの少なくとも1つは水素である]によって表すことができるフェニレンジアミンを含む。
例示的p−フェニレンジアミンとしては、基R1、R2、R3、およびR4が、水素;N−フェニル−N’−アルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N−フェニル−N’−メチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−エチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−プロピル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−n−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−イソブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−tert−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−n−ペンチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−n−ヘキシル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(1−メチルヘキシル)−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミンなど;N−フェニル−N’,N’−ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N−フェニル−N’,N’−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’,N’−ジエチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’,N’−ジ−n−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−メチル−N’−エチル−p−フェニレンジアミンなど;N,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンおよびN,N’−ジエチル−p−フェニレンジアミンなど;N,N’−ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N,N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジイソブチル−p−フェニレンジアミンなど;N,N’−ジアリール−フェニレンジアミン、例えば、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミンなど;N,N,N’−トリアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N,N,N’−トリメチル−p−フェニレンジアミン、N,N,N’−トリエチル−p−フェニレンジアミンなど、である、p−フェニレンジアミンが挙げられる。
さらに、フェナジン染料は、より好ましい群である。これらは、特に、インジュリンおよびニグロシンを含む。ニグロシンは、ニトロベンゼンと、塩酸で酸性化したアニリンおよびアニリンとを、金属鉄およびFeCl3と一緒に加熱することによって形成される。ここで、好ましいのは、例えば、5つのベンゼン核を含み得るアルコール可溶性アニリン染料、例えば、ジアニリド−N,N−ジフェニルフェノサフラニンなど、である。これらの物質は周知であり、市販されている。
さらに、ジアルキルヒドロキシルアミン、例えば、N,N−ジエチルヒドロキシルアミンも好適である。
特に首尾良く使用される化合物は、1,4−ジヒドロキシベンゼン、4−メトキシフェノール、2,5−ジクロロ−3,6−ジヒドロキシ−1,4−ベンゾキノン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,2−ビス[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル−1−オキソプロポキシメチル]−1,3−プロパンジイルエステル、2,2’−チオジエチルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)]プロピオネート、オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル−2,2−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチル)フェノール)、トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−s−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ)−s−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン、tert−ブチル−3,5−ジヒドロキシベンゼン、またはジフェニル−p−フェニレンジアミン(DPPD)であり、さらに、N−オキシル誘導体、例えば、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル、2、2、5、5−テトラメチル−3−オキソピロリジン−1−オキシル、または2、2、6、6−テトラ、ヒドロキノンモノメチルエーテル(4−メトキシフェノール)は非常に特に適切である。
特に好ましい抑制剤は、フェノチアジン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、および4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル−N−オキシルである。
列挙された抑制剤は、市販されている。
列挙された化合物は、単独において、またはエチレン性不飽和化合物に対する基本的安定化のために2種以上の化合物の混合物において、使用され得る。ただし、フェノール性化合物が該当する限り、重合に対して十分な効果を確保するためには、当該反応混合物中の酸素の存在が必要である。これらの酸素の供給源としての空気の使用は、特に好ましい。
溶媒
その上、不活性溶媒または不活性溶媒混合物の存在下において反応を実施することも可能である。
使用することができる溶媒としては、全ての不活性有機溶媒、例えば、脂肪族炭化水素、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、または脂肪族炭化水素の混合物、例えば、石油エーテル、リグロイン、デカリン、またはベンジンなど、が挙げられる。
さらに、芳香族溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、または異性体キシレン、ならびに前述の化合物の混合物を用いることもできる。
さらに、酸素含有炭化水素、例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチルエーテル、またはメチルtert−ブチルエーテルも想到される。別の想到される不活性溶媒は水である。特に好ましく用いられる溶媒は、例えば、トルエンまたはシクロヘキサンである。
当該反応は、大気圧下、減圧下、または加圧下において実施することができ、ならびに不連続方式または連続方式において実施することができる。当該反応は、好ましくは、大気圧下において実施される。
共沸混合物の除去にとって有利な反応条件は、1hPaから500hPaの圧力である。
反応剤であるアルキル(メタ)アクリレートおよびグリセロールホルマールは、概して、反応温度に加熱され、抑制剤または抑制剤混合物の存在下において一緒に脱水される。触媒/触媒混合物およびアルキル(メタ)アクリレートが、脱水工程の後に加えられる。
脱水工程は、出発材料の品質に応じて、省いてもよい。反応剤における低含水量は、当該反応において許容することができる。
排除されるアルコールおよび過剰なアルキル(メタ)アクリレートは、連続方式において、好ましくは共沸混合物として一緒に、蒸留によって除去される。反応時間は、概して、1時間から20時間の間、好ましくは2時間から12時間の間であり、反応温度/用いた触媒の量に応じて変わる。
反応の終了後、過剰なアルキル(メタ)アクリレートは、例えば、蒸留除去によって、反応生成物から部分的にまたは好ましくは完全に除去される。
次いで、生成物が触媒から分離され、さらなる蒸留によってさらに精製される。あるいは、任意選択により、触媒を除去するために、当該蒸留の前工程にろ過工程を導入してもよい。反応生成物の純度に対する要件に応じて、触媒をろ別した後に、蒸留を省くことも可能である。
グリセロールとホルムアルデヒドとの反応によって得られる異性体アルコール(ヒドロキシル置換ジオキサンおよびジオキソラン)によるアルキル(メタ)アクリレートのエステル交換によって(メタ)アクリル酸エステルを製造するための本発明によるプロセスは、結果として、先行技術のプロセスよりも著しく高い収率を生じる。
本発明によるプロセスにより、>75℃のガラス転移温度Tgを有するポリマーを得ることができるモノマー混合物が得られる。当該ガラス転移温度は、好ましくは、75℃から90℃の間の範囲である。
本発明によるプロセスにより、室温において<5hPaの蒸気圧を有するモノマー混合物が得られる。室温での当該蒸気圧は、好ましくは、0.001hPaから5hPa、特に好ましくは0.005hPaから0.05hPaである。
実施例7の重合時間の特定に関するグラフである。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものである。
実施例1:ジルコニウム触媒エステル変換
375gのグリセロールホルマール、1009gのメチルメタクリレート(MMA)、0.12gのヒドロキノンモノメチルエーテル、および0.16gのフェノチアジンで構成される反応混合物を、50cmのガラスカラムおよびSulzer社製のカラム充填剤、撹拌手段、および空気導入管を嵌合した2Lのフラスコに秤量し、空気を導入しながら沸点まで加熱した。存在する水を全て、49gの蒸留物と共に当該バッチから共沸除去する。冷却後、11.3gのZr(acac)4および49gのMMAを加える。当該バッチを、沸点まで再加熱する。
形成されたメタノール/MMA混合物は、100〜120℃の下部温度において連続的に放出される。当該反応の間、MMAを、当該蒸留物に相当する質量の量において供給装置によって秤量供給する(合計で237g)。反応は、9時間20分後に終了する。
過剰なMMAおよび他の低沸点物を、120℃の下部温度および8mbarの圧力において蒸留除去する。これにより、97.2%の異性体メタクリル酸エステルの含有量および約0.3%のグリセロールホルマール異性体の残余含有量を有する645gの粗エステルが得られる。最終分別蒸留後、593gの生成物が得られる。4−(メタクリロイルオキシメチル)−1,3−ジオキソランおよび5−メタクリロイルオキシ−1,3−ジオキサンの異性体混合物の割合は99.8%である。グリセロールホルマール異性体混合物の割合は0.14%である。
実施例2:チタン触媒反応
29.1kgのグリセロールホルマール、78.5kgのメチルメタクリレート(MMA)、9.6gのヒドロキノンモノメチルエーテル、1.4gの4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン1−オキシル、2.8gのN,N−ジエチルヒドロキシルアミン(水中において85w/w%)、および12gのフェノチアジンで構成される反応混合物を、4.5mのNW150ガラスカラムおよびSulzer社製のカラム充填剤、撹拌手段、および空気導入管を嵌合した145Lのホウロウ容器に、触媒を用いずに秤量し、次いで、オイル循環サーモスタットを使用して、空気を導入しながら沸点まで加熱した。当該バッチを、温度制限を設けずに、低還流比において、1700gの蒸留物と共に脱水する。99℃の一定のカラム上部温度が達成されると、脱水工程を終了する。
729gのチタン酸イソプロピルおよび1700gのMMAを加える。形成されたメタノール/MMA混合物は、100〜120℃の下部温度において連続的に放出される。当該反応の間、MMAを、当該蒸留物に相当する質量の量において供給装置によって秤量供給する(合計で12.6kg)。8時間30分後、カラム上部温度がゆっくりと上昇し、9時間30分後に、99℃のカラム上部温度が達成される。当該反応は、カラム上部の温度が99℃を超えてそのまま一定になったときに終了する。
過剰なMMAを除去するために、当該バッチを、350mbarの圧力において沸点まで加熱し、75〜85℃の下部温度を維持するために当該圧力を連続的に下げながら、蒸留によってメチルメタクリレートを除去する。32mbarから38mbarの圧力が達成されると、当該バッチを45分間85℃に維持する。合計で、58.35kgのメチルメタクリレートが得られる。底部に残った、触媒を含有する粗エステルは、48.2gであり、これは、4−(メタクリロイルオキシメチル)−1,3−ジオキソランおよび5−メタクリロイルオキシ−1,3−ジオキサンによる94.5%の異性体混合物、2.8%のMMA、および1.22%のグリセロールホルマール異性体混合物からなる。当該粗エステルから触媒を除去してもよく、したがって、0.4〜0.5mbarおよび165〜170℃のオイル循環温度において、NGW DS50薄膜エバポレータによる蒸留によってさらに精製してもよい。当該蒸留物は、異性体メタクリル酸エステルからなり、ガスクロマトグラフィによって特定した98.6%の純度を有する。グリセロールホルマール異性体の割合は、0.68%である。
当該異性体混合物のガラス転移温度は75℃である。この値は、当該異性体混合物の5員環および6員環の両方が転化されたことを示している。
実施例3:スズ触媒エステル変換
375gのグリセロールホルマール、1009gのメチルメタクリレート(MMA)、0.12gのヒドロキノンモノメチルエーテル、および0.16gのフェノチアジンで構成される反応混合物を、50cmのガラスカラムおよびSulzer社製のカラム充填剤、撹拌手段、および空気導入管を嵌合した2Lのフラスコに秤量し、空気を導入しながら沸点まで加熱した。存在する水を全て、60gの蒸留物と共に当該バッチから共沸除去する。冷却後、18.8gのジオクチル酸化スズおよび60gのMMAを加える。当該バッチを、沸点まで再加熱する。
形成されたメタノール/MMA混合物は、100〜120℃の下部温度において連続的に放出される。当該反応の間、MMAを、当該蒸留物に相当する質量の量において供給装置によって秤量供給する(合計で275g)。反応は、11時間後に終了する。
過剰なMMAおよび他の低沸点物を、120℃の下部温度および8mbarの圧力において蒸留除去する。これにより、95.6%の異性体メタクリル酸エステルの含有量および約0.3%のグリセロールホルマール異性体の残余含有量を有する550gの粗エステルが得られる。最終分別蒸留後、490gの生成物が得られる。4−(メタクリロイルオキシメチル)−1,3−ジオキソランおよび5−メタクリロイルオキシ−1,3−ジオキサンの異性体混合物の割合は98.25%である。グリセロールホルマール異性体混合物の割合は0.17%である。
実施例4:塩基触媒エステル交換
5.6kgのグリセロールホルマール、12.5のメチルメタクリレート(MMA)、1.9gのヒドロキノンモノメチルエーテル、および19.7gのCaO、ならびに触媒として8.4gのLiOHで構成される反応混合物を、1mのNW50ガラスカラムおよびSulzer社製のカラム充填剤、撹拌手段、および空気導入管を嵌合した20Lの容器に秤量し、空気を導入しながら沸点まで加熱した。
形成されたメタノール/MMA混合物は、100〜120℃の下部温度において連続的に放出される。当該反応の間、MMAを、当該蒸留物に相当する質量の量において供給装置によって秤量供給する(合計で3.5kg)。約5時間の反応時間後、9.8gのCaOおよび4.2gのLiOHおよび200gのMMAを加える。反応は、11時間30分後に終了する。
過剰なMMAおよび他の低沸点物を、最初に容器において、次いで、薄膜エバポレータ(5〜6mbar、110℃、オイル循環温度110℃)において蒸留除去する。最終的な加圧ろ過の後、ガスクロマトグラフィによって特定した94.7%の純度を有する8kgの異性体メタクリル酸エステルの混合物を得る。グリセロールホルマール異性体の割合は、0.96%である。
実施例5:スラブ重合の手順
0.1%のアゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN)と共に200gのグリセロールホルマールメタクリレートから開始し、それらをガラスチャンバ(25×25cm;0.4cmのシュリンクコード)に装入した。当該チャンバを気密密閉し、水浴において重合させ(12時間、50℃;3時間、60℃)、続いて、乾燥キャビネットにおいて90℃で2時間加熱処理した。続いて、生成されたポリグリセロールホルマールメタクリレートホモポリマーを用いてガラス転移温度を特定した。
実施例6:DSC測定(ガラス転移温度の特定)
ガラス転移温度を特定するために、一般的に使用される分析方法である示差走査熱量測定(differential scanning calorimetry:DSC)を使用した(Ehrenstein,Gottfried W.Riedel,Gabriela,Trawiel,Pia(2004); Thermal Analysis of Plastics −Theory and Practice; Hanser Publishers)。
スラブ重合によって生成された試験体(実施例5を参照されたい)を、穴の開いた蓋を有するアルミニウムのるつぼにおいて、−50℃から150℃の温度範囲にわたって10K/分(急速冷却)の加熱速度によって、窒素下において分析した(液体窒素冷却を備えるMettler Toledo DSC機器)。
特定されたポリグリセロールホルマールメタクリレートのガラス転移温度:Tg=85℃。
実施例7:重合時間の特定(PTの測定)
重合時間を特定するために、0.2重量%のAIBN(CAS78−67−1)を秤量し、グリセロールホルマールメタクリレートモノマーに溶解させた。この混合物をマグネチックスターラによって2分間ホモジナイズし、試験管(18×180mm)に移し、水浴においてT=60℃に加熱し、続いて重合時間を測定した。温度プローブを使用して反応の温度プロファイルをプロットした。この温度プローブを、キャリア液としてジエチレングリコールで満たした第2のより小さな管内に位置し、当該試験管の中央に固定して、試料温度の正確な測定を可能にする十分な深さまで試料液中に浸漬させた。測定の開始は、選択された反応温度(T=60℃)に達した時点である。最大反応温度Tmaxの位置は、重合時間に対応する。
グリセリンホルマールメタクリレートのPT測定
実施例8: 蒸気圧の測定(エブリオメータを使用するダイナミック方式)
蒸気圧データを、エブリオメータを使用するダイナミック方式によって特定した(EUガイドラン:OECDガイドライン104に基づくDynamic Method of the EC A.4 Vapour Pressureガイドライン、に従って、約20mLからの少量の試料用にLTP GmbHが開発)。
実験値:グリセリンホルマールメタクリレートの蒸気圧
グリセリンホルマールメタクリレートのアントワンパラメータ(DDB形式)
log(P/Torr)=A−B/(C+T/℃)

グリセリンホルマールメタクリレートのT=20℃での蒸気圧(アントワンパラメータからの推定):
p=0.01hPa

Claims (7)

  1. グリセロールホルマール異性体混合物を、触媒の存在下において、アルキル(メタ)アクリレートと反応させることを特徴とする、(メタ)アクリレートエステル混合物を製造する方法。
  2. 20:80から70:30の5員環異性体対6員環異性体の異性体比を有するグリセロールホルマール異性体混合物が用いられることを特徴とする、請求項1に記載の(メタ)アクリレートエステル混合物を製造する方法。
  3. 前記(メタ)アクリレートエステル混合物のホモポリマーが、75℃から90℃の間のガラス転移温度Tgを有することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記反応が、チタンアルコキシド、ジルコニウム錯体、スズ化合物、または水酸化リチウムと酸化カルシウムの混合物からなる群からの触媒の存在下において実施されることを特徴とする、請求項1に記載の(メタ)アクリレートエステル混合物を製造する方法。
  5. 前記反応が、30℃から180℃の間の温度において実施されることを特徴とする、請求項1に記載の(メタ)アクリレートエステル混合物を製造する方法。
  6. ポリマーの製造のための、0.001hPaから5hPaの間の蒸気圧を有する、請求項1〜5のいずれか一項に従って製造された(メタ)アクリレートエステル混合物の使用。
  7. コーティング剤の製造のための、請求項1〜5のいずれか一項に従って製造された(メタ)アクリレートエステル混合物の使用。
JP2018539935A 2016-02-03 2017-01-30 異性体混合物からモノマーを製造する方法 Pending JP2019507132A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102016201660.1A DE102016201660A1 (de) 2016-02-03 2016-02-03 Verfahren zur Herstellung von Monomeren aus Isomerenmischungen
DE102016201660.1 2016-02-03
PCT/EP2017/051906 WO2017134002A1 (de) 2016-02-03 2017-01-30 Verfahren zur herstellung von monomeren aus isomerenmischungen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019507132A true JP2019507132A (ja) 2019-03-14

Family

ID=57909637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018539935A Pending JP2019507132A (ja) 2016-02-03 2017-01-30 異性体混合物からモノマーを製造する方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US10676454B2 (ja)
EP (1) EP3411364B1 (ja)
JP (1) JP2019507132A (ja)
KR (1) KR20180110007A (ja)
CN (1) CN108602793B (ja)
BR (1) BR112018015801B1 (ja)
DE (1) DE102016201660A1 (ja)
ES (1) ES2777661T3 (ja)
TW (1) TWI731927B (ja)
WO (1) WO2017134002A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172307A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 共栄社化学株式会社 熱硬化性樹脂組成物及びエステル交換反応触媒
WO2021171557A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 共栄社化学株式会社 熱硬化性樹脂組成物及びエステル交換反応触媒

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3084370B1 (fr) * 2018-07-24 2021-03-05 Jacret Composition pour adhesif structural
EP3986854B1 (en) * 2019-06-21 2023-08-02 Evonik Operations GmbH Method for producing glycerol mono(meth)acrylate
US11795333B2 (en) 2021-05-11 2023-10-24 Xerox Corporation Crosslinked organic additive for waterborne coating compositions
US11952448B2 (en) 2021-07-27 2024-04-09 Xerox Corporation Organic additives and compositions containing the same
US11952451B2 (en) 2021-07-27 2024-04-09 Xerox Corporation Latexes with pH responsive resin particles
US11714361B2 (en) 2021-07-27 2023-08-01 Xerox Corporation Toner
US11834580B2 (en) 2021-07-27 2023-12-05 Xerox Corporation Ink composition with pH responsive resin particles

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219373A (ja) * 1988-05-24 1990-01-23 Hoechst Celanese Corp モノヒドロキシ単環式アセタールおよびそのエステルの製法
US4975519A (en) * 1989-05-12 1990-12-04 Hoechst Celanese Corporation Novel polyacetal terpolymers of trioxane and alpha, alpha- and alpha, beta-isomers of glycerol formal and functional derivatives thereof
JP2002179619A (ja) * 2000-10-25 2002-06-26 Atofina メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレートの製造方法
JP2010532327A (ja) * 2007-07-05 2010-10-07 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ブタンジオールジメタクリレートの製造法
JP2014044415A (ja) * 2012-08-01 2014-03-13 Sumitomo Chemical Co Ltd レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB690709A (en) 1950-04-24 1953-04-29 Ici Ltd New esters of acrylic and methacrylic acids
US6008404A (en) * 1997-08-11 1999-12-28 Ciba Specialty Chemicals Corporation Acrylate monomer preparation using alkali metal alkoxides as ester interchange catalysts and bromide salt polymerization inhibitors
JP2004018389A (ja) 2002-06-12 2004-01-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd グリセリル(メタ)アクリレートの製造方法
JP2004059435A (ja) 2002-07-24 2004-02-26 Osaka Organic Chem Ind Ltd ジオキソラン化合物の製造法
DE102011109139A1 (de) 2011-08-02 2013-02-07 Evonik Röhm Gmbh Geruchsarme (meth)acrylische Reaktionsharze

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219373A (ja) * 1988-05-24 1990-01-23 Hoechst Celanese Corp モノヒドロキシ単環式アセタールおよびそのエステルの製法
US4975519A (en) * 1989-05-12 1990-12-04 Hoechst Celanese Corporation Novel polyacetal terpolymers of trioxane and alpha, alpha- and alpha, beta-isomers of glycerol formal and functional derivatives thereof
JP2002179619A (ja) * 2000-10-25 2002-06-26 Atofina メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレートの製造方法
JP2010532327A (ja) * 2007-07-05 2010-10-07 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ブタンジオールジメタクリレートの製造法
JP2014044415A (ja) * 2012-08-01 2014-03-13 Sumitomo Chemical Co Ltd レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172307A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 共栄社化学株式会社 熱硬化性樹脂組成物及びエステル交換反応触媒
WO2021171557A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 共栄社化学株式会社 熱硬化性樹脂組成物及びエステル交換反応触媒

Also Published As

Publication number Publication date
ES2777661T3 (es) 2020-08-05
US10676454B2 (en) 2020-06-09
WO2017134002A1 (de) 2017-08-10
CN108602793B (zh) 2021-08-06
TW201800402A (zh) 2018-01-01
EP3411364A1 (de) 2018-12-12
TWI731927B (zh) 2021-07-01
BR112018015801A2 (pt) 2018-12-26
DE102016201660A1 (de) 2017-08-03
US20190031638A1 (en) 2019-01-31
CN108602793A (zh) 2018-09-28
EP3411364B1 (de) 2020-01-22
KR20180110007A (ko) 2018-10-08
BR112018015801B1 (pt) 2022-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019507132A (ja) 異性体混合物からモノマーを製造する方法
US8884051B2 (en) Synthesis of methylene malonates using rapid recovery in the presence of a heat transfer agent
KR101297448B1 (ko) 4가 알코올 또는 다가 알코올의 (메트)아크릴레이트 제조방법
JP2021512139A (ja) エステル交換条件下で反応性の基を有するエステル化合物の不均一触媒によるエステル交換
US20100219371A1 (en) Compositions based on alkylimidazolidone (meth)acrylates
JP7167538B2 (ja) エステル組成物、(メタ)アクリレート組成物、エステル組成物の製造方法、(メタ)アクリレート組成物の製造方法
JP7269170B2 (ja) 重合禁止剤および当該重合禁止剤を用いた(メタ)アクリル酸エステルの製造方法、精留物
JP7493594B2 (ja) グリセロールカーボネート(メタ)アクリレートの製造方法
US8431716B2 (en) Preparation of alkylimidazolidone (meth)acrylates in water
JP4225707B2 (ja) (メタ)アクリル酸ピペリジルエステル誘導体の製造法
KR20170088862A (ko) 헤오논(메트)아크릴레이트의 제조 방법
JP3312806B2 (ja) (メタ)アクリル酸テトラヒドロベンジルの製造方法
JP2018020993A (ja) ジオキソラン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法、ジオキソラン(メタ)アクリル酸エステル、及びその組成物
KR20220087496A (ko) 글리세롤 카르보네이트 (메트)아크릴레이트의 제조 방법
JP2000319225A (ja) メタクリル酸アルキルエステルの製造方法
JP5000018B1 (ja) 2−シアノアクリレートの精製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210119

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210907