JP2019501287A - 自動車車体用の高剛性薄板 - Google Patents

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Abstract

本発明は自動車車体の補強部品用または構造部品用のアルミニウム合金製薄板に関しており、該アルミニウム合金製薄板の組成は重量%表示でSi:10〜14、Mg:0.05〜0.8、Cu:0〜0.2、Fe:0〜0.5、Mn:0〜0.5、任意でNa、Ca、Sr、Ba、YtおよびLiの中で選択される少なくとも一つの元素であって、選択される場合の前記元素の量はNa、Ca、Sr、Ba、Ytについては0.01〜0.05またLiについては0.1〜0.3、Sb:0〜0.05、Cr:0〜0.1、Ti:0〜0.2、他の元素が各々0.05未満で合計0.15未満、残りはアルミニウムである。本発明はまた、このような薄板の製造方法および自動車車体の補強部品または構造部品を製作するためのこのような薄板の使用にも関している。本発明による薄板は有利には少なくとも77GPaの弾性率を有する。【選択図】なし

Description

本発明は、自動車のホワイトボディのライナー部品、構造部品または補強部品の型打ち鍛造による製造を目的としたアルミニウム合金製薄板の分野に関するものである。
アルミニウム合金は、自動車製造において増々使用されているが、というのも、それらの使用は、車両の重量を削減し、それにより燃料消費および温室効果ガスの排出を減少させることを可能にするからである。
アルミニウム合金製薄板は、特に「ホワイトボディ」の多くの部品を製造するために使用され、これらの中には、フロントフェンダ、ルーフもしくはルーフパネル、ボンネットやトランクもしくはドアの外板といった車体の外板部品(または車体の外部パネル)、例えばドアやフェンダ、後部扉もしくはボンネットのライナーといったライナー部品、そして最後に例えばサイドメンバー、ダッシュパネル、フロアパネル、およびフロントピラー、センターピラーそしてリヤピラーといった構造部品が見受けられる。
多くの外板部品がアルミニウム合金薄板ですでに実現されているものの、より高度な特性を有する特にライナータイプの補強部品または構造部品についての鋼からアルミニウムへの転換は、より困難であることが明らかであるが、それは第一にアルミニウム合金の成形性が鋼に比べて劣るためであり、また第二に、機械的特性が、このタイプの部品のために使用される鋼のそれに比べて一般に低いためである。
実際に、補強または構造タイプの用途のために、時として対立する以下のような特性の全てが必要である:
−特に型打ち鍛造の作業のための、引き渡し状態すなわち質別T4での高成形性、
−成形の際のスプリングバックを抑制するための、引き渡し状態で制御される薄板の降伏応力、
−部品の重量を最小限に抑えながらも使用中の優れた機械的強度を得るための、焼戻し後のおよび/または電着塗装そして塗装焼付後の高い機械的強度、
−ボディ構造部品への応用のための、衝突の場合の優れたエネルギー吸収能力、
−スポット溶接やレーザ溶接、接着、クリンチング、リベット締めのような、自動車車体で利用されるさまざまな接合方法における優れた挙動、
−完成部品の腐食、とりわけ粒間腐食、応力腐食および糸状腐食に対する優れた耐性、
−製造中に発生する屑または再利用される車両のリサイクルの要求との一致、
−大量生産のための納得できる費用。
しかしながら重要な特性がしばしば無視されてきたのであって、それは合金の剛性であるが、該剛性はその弾性率と結びついている。このように弾性率(時としてヤング率とも呼ばれる)が非常に高い材料は、剛性であると言われる。このように材料が剛性であるとき、制限要因を成す特定部品について、現在使用されている部品と比べて部品の厚みを低減し、またしたがって重量の節約を獲得することが可能であり得る。補強部品または構造部品のためのこのタイプの部品が主として見受けられる。
国際公開第95/34691号は、Si6.5〜11%、Mg0.5〜1.0%、Cu<0.8%、Fe<0.3%、Mn<0.5%、および/またはCr<0.5%、Sr0.008〜0.025%、Ti<0.02%、他の元素の合計が0.2%未満で残りはアルミニウムの組成(重量%)によって特徴づけられる、機械建造物、航空機建造物または宇宙建造物を目的としたアルミニウム合金製薄板に関している。この特許出願による薄板は、高弾性率および低密度を有するものであり、飛行機の翼の下面および胴体の被覆、ならびにロケットの極低温タンクのために特に使用され得る。
米国特許第4126486号明細書は、二つの冷えたロール間での連続鋳造による、4〜15%のSiを含むAlSi合金製薄板の製造を記述している。得られるストリップは、冷間圧延により少なくとも60%の厚みの低減を受け、ついで250〜400℃の温度での熱処理を受ける。これらの薄板は、低い機械的強度が許容される用途のために使用される。
欧州特許第0790325号明細書は、Si11〜13.5%、Mg0.5〜2.0%、Cu<0.35%、Fe<1.0%、Mn<1.2%、Cr<0.1%、Sr0.02〜0.1%、Zr<0.1%、Ni<0.1%、Zn<0.1%、Bi<1.0%、Pb<1.0%、Sn<1.0%、Ti<0.02%、残りはアルミニウムおよび不可避不純物である組成(重量%)の旋削用の押出製品を記述している。
米国特許出願公開第2004/0143102号明細書は、Si0.3〜12.5%、Mg0.1〜6%、Cu0.01〜1%、Sr0.001〜0.5%、Zn0.01〜3%を含み、残りはアルミニウムおよび不可避不純物であるアルミニウム合金をとりわけ記述している。
国際公開第95/34691号 米国特許第4126486号明細書 欧州特許第0790325号明細書 米国特許出願公開第2004/0143102号明細書
本発明の目的は、他の許容される特性を有しつつ高剛性を有する、自動車車体の補強用または構造用のアルミニウム合金製薄板を提供することであり、該他の許容される特性とは、先行技術の薄板と同程度に高い、成形および塗装焼付後の、使用中の機械的強度、腐食とりわけ粒間腐食や糸状腐食に対する優れた耐性、周囲温度での型打ち鍛造による満足のゆく成形性、およびスポット溶接やレーザ溶接、接着、クリンチング、リベット締めのようなさまざまな接合方法における優れた挙動である。
本発明は、自動車車体の補強部品用または構造部品用のアルミニウム合金製薄板を対象とし、該アルミニウム合金製薄板の組成は、重量%表示で:
Si:10〜14、
Mg:0.05〜0.8、
Cu:0〜0.2、
Fe:0〜0.5、
Mn:0〜0.5、
任意でNa、Ca、Sr、Ba、YtおよびLiの中で選択される少なくとも一つの元素であって、選択される場合の前記元素の量は、Na、Ca、Sr、Ba、Ytについては0.01〜0.05またLiについては0.1〜0.3、
Sb:0〜0.05、
Cr:0〜0.1、
Ti:0〜0.2、
他の元素が各々0.05未満で合計0.15未満、残りはアルミニウムである。
本発明はまた、本発明による薄板の製造方法も対象とし、該製造方法は以下の相次ぐステップを含む:
−本発明による組成のスラブの典型的には垂直式半連続鋳造および任意でスカルピング、
−任意で均質化、
−400℃と560℃との間に含まれる温度での加熱、
−2mmと12mmとの間に含まれる厚みのストリップへのスラブの熱間圧延、
−任意で、最終厚みになるまでの冷間圧延、
−任意で、500℃と560℃との間での1秒から5分の間の薄板の溶体化処理とそれに続く200℃未満の温度までの冷却、
−任意で、40℃と150℃との間に含まれる温度での1時間〜15時間の継続時間の間の熱処理、
−少なくとも3日間の周囲温度での時効。
本発明のさらに別の対象は、自動車車体の補強部品または構造部品を製作するための、本発明による薄板の使用である。
実施例1のインゴット1および2(それぞれ図1aおよび図1b)についての、鋳造後に得られた組織を示している。 材料の型打ち鍛造に対する適性の特徴を示すLDH(Limit Dome Height)の名称で当業者に知られているパラメータ値を決定するために使用される工具のmm単位の寸法を明示している。 実施例3による薄板についての、規格ASTM E2218に準じて測定された成形限界曲線を示している。 研磨したままの状態のL−TC面(圧延方向×短幅方向)における断面で観察される、本発明による薄板のミクロ組織を示している。
相反する言及のないかぎり、合金の化学組成に関して表示されているものは全て、合金の総重量に基づく重量百分率として表現されている。1.4Cuと表現されている場合、重量パーセントで表示された銅含有量を1.4倍するという意味である。合金の呼称は、当業者に知られている、アルミニウム協会の規定に従ったものである。冶金学的状態の定義は、欧州規格EN515中に記されている。
引張りにおける静的機械的特性、言い換えると破断強度Rm、0.2%の伸びにおける慣用的な降伏応力Rp0.2、絞りAg%および破断伸びA%は、規格NF EN ISO 6892?1に準じた引張り試験により決定され、試験の採取および方向は、規格EN 485−1によって示されている。塑性異方性係数は、規格ISO 10113に準じて決定される。引張による加工硬化指数は、規格ISO 10275に準じて決定される。
成形限界曲線は、規格ASTM E2218に準じて決定される。
弾性率は、規格ASTM 1876に準じて測定される。
相反する言及のないかぎり、規格EN 12258の定義が適用される。薄板は、矩形の横断面の圧延製品であり、その一様な厚みは0.20mmと6mmとの間に含まれる。
本発明によると、10〜14重量%のケイ素および0.05〜0.8重量%のマグネシウムを含むアルミニウム合金製薄板は、自動車車体の補強部品または構造部品を製作するために従来使用されている5000系合金または6000系合金製薄板よりも明らかに高い剛性を有し、またしたがって剛性が制限要因であるときのこれらの部品の厚みを低減することを可能にする。本発明による製品はこのように典型的には、少なくとも77GPaの弾性率を有し、一方先行技術による、自動車車体の補強部品用製品または構造部品用製品は典型的には、67GPaと72GPaとの間に含まれる弾性率を有する。
驚くべきことに、成形性や腐食などの対立する特性について満足のゆく特徴を得ながらも、弾性率が先行技術による薄板より高い薄板を獲得することが可能であった。
ケイ素含有量は、少なくとも10重量%また好ましくは11重量%でなければならならず、実際、それより少ない含有量だと十分な弾性率に達することができない。
ケイ素含有量は有利には、少なくとも11.5重量%また好ましくは少なくとも12重量%である。ケイ素含有量は、多くて14重量%でなければならず、それより多い含有量だと実際に、伸びおよび成形性の望まれる特性に達することができない。ケイ素含有量は有利には、多くて13.5重量%また好ましくは多くて13重量%である。
マグネシウム含有量は、少なくとも0.05重量%また好ましくは少なくとも0.1重量%でなければならず、それより少ない含有量だと実際に、十分な機械的特性に達することができない。マグネシウム含有量は、多くて0.8重量%また好ましくは多くて0.7%でなければならず、それより多い含有量だと実際に、伸びおよび成形性の望まれる特性に達することができない。本発明の一実施形態において、マグネシウム含有量は、0.1重量%と0.3重量%の間に含まれ、このことは薄板の高成形性を得ることを可能にする。例えばドアやフェンダ、後部扉もしくはボンネットのライナーといったとりわけライナータイプの補強部品を製作するためにこの実施形態による薄板を使用することが有利である。
本発明の別の実施形態において、マグネシウム含有量は、0.3重量%と0.6重量%の間に含まれ、このことは十分な成形性を保ちつつより高い機械的強度を得ることを可能にする。例えばサイドメンバー、ダッシュパネル、フロアパネル、およびフロントピラー、センターピラーそしてリヤピラーといった構造部品を製作するためにこの実施形態による薄板を使用することが有利である。
銅含有量は、0重量%と0.2重量%の間に含まれる。0.2重量%より多い銅含有量は、腐食に対する耐性に不利な影響を及ぼす。
時効後(例えば質別T4)の薄板の成形性および/または部品の最終熱処理後(例えば質別T6またはT7)の機械的強度を特に改善するために、0.03重量%と0.15重量%との間に含まれる量の銅の添加を行うことが有利である。
鉄含有量は、0重量%と0.5重量%の間に含まれる。0.5重量%より多い鉄含有量は、成形性に不利な影響を及ぼす。有利には、機械的強度および成形性を改善するために0.1重量%と0.3重量%との間に含まれる量の鉄の添加を行う。より具体的に成形性を改善するために、特にライナー部品を製作するために、0.05%重量%と0.2重量%との間に含まれる量の鉄の添加を行うことが有利であり得る。
マンガン含有量は、0重量%と0.5重量%の間に含まれる。0.5重量%より多いマンガン含有量は、成形性に不利な影響を及ぼす。
一実施形態において、特に成形性を改善するために、0.05重量%と0.2重量%との間に含まれる量のマンガンの添加を行うことが有利である。しかしながら別の実施形態においてはマンガンは添加されないので、マンガン含有量は0.05重量%未満である。
Na、Ca、Sr、Ba、YtおよびLiの中で選択される少なくとも一つの元素の添加は有利であり、選択される場合の前記元素の量は、Na、Ca、Sr、Ba、Ytについては0.01〜0.05でありまたLiについては0.1〜0.3である。添加物として選択されない元素は、その含有量がNa、Ca、Sr、Ba、Ytについては0.01重量%未満またLiについては0.05重量%未満に保たれる。これらの元素は、凝固の際のケイ素を含む共晶成分の規模を制御することおよび/またはそれらの組織を変更することを特に可能にする変性剤であり、このことは特に大きなサイズのスラブの鋳造の際の機械的特性とりわけ成形性に有利な影響を及ぼす。ストロンチウムは好まれる変性剤であり、0.01〜0.05重量%のストロンチウムの添加は有利である。
アンチモンの添加は、特に合金の中のリンの存在を制限するために有利であるが、この元素は共晶の組織を不利に変更するものである。本発明の一実施形態において、アンチモン含有量は、0.01重量%と0.04重量%との間に含まれるが、しかしながらこの実施形態において、ナトリウムやストロンチウムのような変性剤の添加は、好ましくは避けられる。
クロム含有量は、0重量%と0.5重量%の間に含まれる。一実施形態において、添加されるクロムの量は、0.1重量%と0.3重量%の間に含まれる。
チタン含有量は、0重量%と0.2重量%の間に含まれる。有利には、0.01重量%と0.15重量%との間に含まれる量のチタンの添加を行う。有利な一実施形態において、Cr含有量およびTi含有量は、Cr:0.01〜0.05重量%および/またはTi0.01〜0.15重量%のようになっている。
本発明による薄板の製造方法は、本発明による組成のスラブの典型的には垂直式半連続鋳造による鋳造および任意でスカルピングを含む。
任意に、このように得られたスラブを均質化してもよいが、しかしながら均質化は有利ではないことがあり得るので、一般に、400℃と560℃との間に含まれる温度で直接加熱することが好ましく、および有利にはそれに伴う30分と6時間との間の維持を行う。そのあとで、2mmと12mmとの間に含まれる厚みのストリップへのスラブの熱間圧延を行い、ついで薄板を得るための冷間圧延を任意に行う。熱間圧延の始まりの温度は好ましくは、400℃と550℃との間に含まれる。本発明の有利な一実施形態において、熱間圧延の始まりの温度は500℃と540℃との間に含まれる。熱間圧延の終わりの温度は好ましくは、200℃と250℃との間に含まれる。本発明の有利な一実施形態において、熱間圧延の終わりの温度は210℃と240℃との間に含まれる。本発明者らは、好ましい温度外での圧延が機械的特性の著しい低下を導き得ることを確認した。本方法は好ましくは、冷間圧延のステップを含む。
このように得られた薄板の、500℃と560℃との間の温度での1秒間から5分間の溶体化処理が有利である。温度は有利には、合金のソルバス温度を超えるが初期溶融温度未満の温度である。薄板はそのあとで、200℃未満また好ましくは100℃未満の温度まで冷却される。冷却は好ましくは迅速であり、冷却速度は10℃/秒以上またより良くは少なくとも20℃/秒である。
薄板は任意に、40℃と150℃との間また好ましくは50℃と100℃との間に含まれる温度での1〜15時間の継続時間の間の熱処理をそのあとで受けるが、この処理は、得られたコイルの冷却の際にとりわけ行われ得る。
薄板はそのあとで、典型的には質別T4を得るように、少なくとも3日間時効する。
本発明による薄板は有利には、規格ASTM 1876に準じて測定される少なくとも77GPaまた好ましくは少なくとも79GPaの弾性率および以下の特徴のうちの少なくとも一つまた好ましくは以下の特徴の全てを有する:
−90MPa好ましくは130MPaと、200MPaとの間に含まれるまた好ましくは140MPaと190MPaとの間に含まれる降伏応力、
−少なくとも15%また好ましくは少なくとも18%の破断伸びA%、
−少なくとも13%また好ましくは少なくとも15%の絞りAg%。
本発明による薄板は好ましくは、規格ISO 10113に準じて決定される、少なくとも0.55また好ましくは少なくとも0.60である、10%の塑性ひずみにおける塑性異方性係数r10を有する。これらの機械的特性は有利には、どの測定方向でもよいが典型的には少なくとも圧延に垂直な方向において得られる。
マグネシウム含有量が0.1重量%と0.3重量%との間に含まれて薄板の高成形性を得ることを可能にする、本発明の実施形態において、本発明による方法によって得られる薄板は有利には、規格ASTM 1876に準じて測定される少なくとも77GPaまた好ましくは少なくとも78GPaの弾性率および以下の特徴のうちの少なくとも一つまた好ましくは以下の特徴の全てを有する:
−80MPaと150MPaとの間に含まれるまた好ましくは90MPaと130MPaとの間に含まれる降伏応力、
−少なくとも18%また好ましくは少なくとも20%の破断伸びA%、
−少なくとも15%また好ましくは少なくとも17%の絞りAg%。
有利には、マグネシウム含有量が0.1%と0.3%との間に含まれる実施形態による薄板は、以下の特徴のうちの少なくとも一つまた好ましくは以下の特徴の全てを有する:
−規格ISO 10113に準じて決定される、少なくとも0.60また好ましくは少なくとも0.70である、10%の塑性ひずみにおける塑性異方性係数r10
−規格ISO 10275に準じて決定される、少なくとも0.26である、5%のひずみについての引張による加工硬化指数n5
−規格ASTM E2218に準じて決定される、少なくとも18%また好ましくは少なくとも19%である、成形限界曲線における主要なひずみの最小値。
これらの機械的特性は有利には、どの測定方向でもよいが典型的には少なくとも圧延に垂直な方向において得られる。本発明者らは、マグネシウム含有量が0.1%と0.3%との間に含まれる実施形態において、機械的特性がとりわけ等方的であること、特に、r10(L)は圧延方向において測定され、r10(45)は圧延方向の45°で測定され、そしてr10(TC)は圧延方向の90°で測定される、10%での塑性異方性係数の平均値<r10>=(r10(L)+2×r10(45)+r10(TC))/4が少なくとも0.60また好ましくは少なくとも0.70であることを確認した。
マグネシウム含有量が0.3重量%と0.6重量%との間に含まれて、また十分な成形性を保ちつつより高い機械的強度を得ることを可能にする本発明の実施形態において、本発明による方法によって得られる薄板は有利には、規格ASTM 1876に準じて測定される少なくとも77GPaまた好ましくは少なくとも79GPaの弾性率および以下の特徴のうちの少なくとも一つまた好ましくは以下の特徴の全てを有する:
−130MPaと200MPaとの間に含まれるまた好ましくは140MPaと190MPaとの間に含まれる降伏応力、
−少なくとも15%また好ましくは少なくとも18%の破断伸びA%、
−少なくとも13%また好ましくは少なくとも15%の絞りAg%。
本発明による3.5mmの厚みの薄板で測定される、実施例2において定義されるようなLDHの値は有利には、少なくとも20mmまた好ましくは少なくとも24mmまたさらに好ましくは少なくとも27mmである。
本発明による薄板はこのように高弾性率を有し、また周囲温度での型打ち鍛造に対する満足のゆく適性を有する。本発明による薄板は同様に有利には、成形、接合、焼戻しおよび/または塗装焼付が行われた後の使用中の、高い機械的特性、腐食とりわけ粒間腐食に対する優れた耐性を有する。
本発明による薄板は有利には、時効し、焼戻しおよび/または塗装焼付後の状態で、規格ISO 11846に準じて測定される、300μm未満好ましくは250μm未満またさらに好ましくは200μm未満の最大粒間腐食深度を有する。
本発明による薄板は、ケイ素粒子の分布が均一であるミクロ組織を有し、粒子凝集は観察されない。有利には、研磨したままの状態の倍率500倍でのL−TC断面で観察されるケイ素粒子の面積比は、少なくとも8%好ましくは少なくとも9%またさらに好ましくは少なくとも10%である。
本発明によると、自動車車体の補強部品または構造部品を製作するために、本発明による薄板を使用することができる。
本発明による使用において薄板は有利には、本発明による方法によって得られそれから典型的には型打ち鍛造、折曲げおよび/またはロール成形によって成形されそれから焼戻しの熱処理を受け、この熱処理は、塗装焼付の際に同時に行われることができる。
本発明による使用の、自動車車体の補強部品または構造部品は有利には、使用中すなわち自動車車体においてそれらが使用されている間、少なくとも220MPa好ましくは少なくとも250MPaの降伏応力および少なくとも6%また好ましくは少なくとも10%の破断伸びを有する。
本発明による使用の、自動車車体の補強部品または構造部品は有利には、規格ISO 11846に準じて測定される、300μm未満また好ましくは200μm未満の最大粒間腐食深度を有する。
厚み50mmのサイズのインゴットが鋳造された。インゴットの組成は表1中に記されている。
Figure 2019501287
インゴットは、540℃で2時間加熱されついで9mmの厚みまで熱間圧延されついで3.5mmの厚みまで冷間圧延された。このように得られた薄板は、540℃で1分間溶体化処理されついで焼入れされた。薄板は次に85℃の温度での8時間の熱処理を受けた。薄板は次に周囲温度で時効して質別T4を獲得した。幾つかの薄板は、210℃での2時間の焼戻しの熱処理をそのうえ受けた。
鋳造組織が、光学顕微鏡検査によって観察された。図1aは、合金1について得られた組織を示し、また図1bは、合金2について得られた組織を示している。ストロンチウムの添加は、黒く出現する共晶成分の規模を減少させることを可能にし、このことは有利である。
機械的特性が、圧延方向に垂直な方向において、規格NF EN ISO 6892?1、規格EN 485−1および規格ASTM 1876に準じて測定された。弾性率Eの測定用サンプルのサイズは、60×10×3mmであった。
特徴の現れ方の結果は、表2中に記されている。
Figure 2019501287
本発明外である合金4は、十分な伸びを有しない。
厚み50mmのインゴットが鋳造された。インゴットの組成は表3中に記されている。
Figure 2019501287
インゴットA〜Fは、540℃で2時間加熱されついで518℃と524℃との間に含まれる熱間圧延の始まりの温度と218℃と233℃との間に含まれる熱間圧延の終わりの温度とで9mmの厚みまで熱間圧延され、ついで3.5mmの厚みまで冷間圧延された。インゴットHは、460℃で2時間加熱されついで451℃である熱間圧延の始まりの温度と201℃である熱間圧延の終わりの温度とで9mmの厚みまで熱間圧延され、ついで3.5mmの厚みまで冷間圧延された。インゴットIは、500℃で2時間加熱されついで488℃である熱間圧延の始まりの温度と296℃である熱間圧延の終わりの温度とで9mmの厚みまで熱間圧延され、ついで3.5mmの厚みまで冷間圧延された。
このように得られた薄板は、540℃で1分間溶体化処理されついで焼入れされた。薄板は次に85℃の温度での8時間の熱処理を受けた。薄板は次に周囲温度で時効して質別T4を獲得した。幾つかの薄板は、210℃での2時間の焼戻しの熱処理をそのうえ受けた。別の幾つかの薄板は、自動車の塗装焼付をシミュレートする2%の予ひずみとそれに続く185℃での20分の熱処理をそのうえ受けた。
機械的特性が、圧延方向に垂直な方向において、規格NF EN ISO 6892?1、規格EN 485−1および規格ASTM 1876に準じて測定された。弾性率Eの測定用サンプルのサイズは、60×10×3mmであった。10%の塑性ひずみにおける塑性異方性係数r10は、規格ISO 10113に準じて決定された。
また、LDH(限界ドーム高さ)試験によって、質別T4の薄板の型打ち鍛造に対する性能が評価された。
LDHパラメータは、薄板の型打ち鍛造に対する適性を評価するために広く用いられている。このパラメータは多くの刊行物で取上げられてきており、その中には特にR.Thompson氏の刊行物「The LDH test to evaluate sheet metal formability − Final Report of the LDH Committee of the North American Deep Drawing Research Group (シートメタルの成形性を評価するためのLDH試験−北米深絞り研究グループLDH委員会の最終報告)」SAE会議、デトロイト、1993年、SAEペーパー番号930815が含まれる。
これは、フレームにより周囲が固定されたブランクの型打ち鍛造試験である。しわ押さえの圧力は、フレームの中での滑りを回避するように制御される。サイズ120×160mmのブランクは、平面ひずみに近い手法において応力を受ける。
使用されるパンチは、半球形である。
図2は、この試験を実施するために使用される工具の寸法を明示している。
パンチと薄板との間の潤滑は、黒鉛化グリース(Shell HDM2グリース)によって確保される。パンチの下降速度は、毎分50mmである。いわゆるLDH値は、パンチの破断時変位の値、つまり型打ち鍛造の限界深度である。この値は、実際に3回の試験の平均に対応しており、0.2mmの測定値に対して95%の信頼区間を提供する。
160mmの寸法が圧延方向に対し垂直に位置づけされた、120×160mmの試験片が使用された。
特徴の現れ方の結果は、表4中に記されている。
Figure 2019501287
合金Dは、特に有利な成形に対する適性を示している。
粒間腐食に対する耐性特性が、規格ISO 11846に準じて測定された。特に、粒間腐食の平均深度および最大深度が評価された。結果は表5中に示されている。規格ISO 11846に準じた粒間腐食試験は、ホットソーダ(5質量%)および周囲温度の硝酸(70質量%)による酸洗いの後に、30℃の温度(乾燥室での保持によって得られる)の塩化ナトリウム(30g/l)および塩酸(10ml/l)の溶液の中に試験片を24時間浸漬することにある。誘発される腐食のタイプおよび深度は、顕微鏡による金属組織検査によって決定される。腐食の平均深度および腐食の最大深度が測定される。
Figure 2019501287
厚み420mmのインゴットが鋳造された。インゴットの組成は表6中に記されている。
Figure 2019501287
インゴットJは、540℃で1時間以上加熱されついで6.1mmの厚みまで熱間圧延されついで1.5mmの厚みまで冷間圧延された。このように得られた薄板は、540℃で溶体化処理されついで焼入れされた。薄板は次に周囲温度で時効して質別T4を獲得した。幾つかの薄板は、自動車の塗装焼付をシミュレートする2%の予ひずみとそれに続く185℃での20分の熱処理をそのうえ受けた。
機械的特性が、圧延方向に垂直な方向において、規格NF EN ISO 6892?1、規格EN 485−1および規格ASTM 1876に準じて測定された。弾性率Eの測定用サンプルのサイズは、60×20×1.5mmであった。10%の塑性ひずみにおける塑性異方性係数r10が、規格ISO 10113に準じて決定された。5%のひずみについての引張による加工硬化指数n5が、規格ISO 10275に準じて決定された。
また、先の実施例で記されたように、LDH(Limit Dome Height)試験によって、質別T4の薄板の型打ち鍛造に対する性能が評価された。最後に、成形限界曲線が、規格ASTM E2218に準じて決定された。
特徴の現れ方の結果は、表7中に記されている。
Figure 2019501287
成形限界曲線は、図3に示されている。主要なひずみの最小値は19%であった。
合金Jは、特に有利な成形に対する適性を示している。
本発明による合金J製の薄板を、研磨したままの状態のL−TC断面での倍率500倍の光学顕微鏡検査によって特徴づけした。
得られた顕微鏡写真は、図4に示されている。ケイ素粒子の分布は均一であり、粒子凝集は観察されない。
ケイ素粒子の大きさおよびそれらの分布の統計分析は、3.4mm2の分析表面につき60の計測分野で実施された。ケイ素粒子の面積比は、9.7%であった。本発明による薄板は、9%を超えるケイ素粒子の面積比を有していた。ケイ素含有量がより多ければ、さらにより高いケイ素粒子の面積比が得られるはずである。

Claims (15)

  1. 自動車車体の補強部品用または構造部品用のアルミニウム合金製薄板であって、該アルミニウム合金製薄板の組成が、重量%表示で:
    Si:10〜14、
    Mg:0.05〜0.8、
    Cu:0〜0.2、
    Fe:0〜0.5、
    Mn:0〜0.5、
    任意でNa、Ca、Sr、Ba、YtおよびLiの中で選択される少なくとも一つの元素であって、選択される場合の前記元素の量は、Na、Ca、Sr、Ba、Ytについては0.01〜0.05またLiについては0.1〜0.3、
    Sb:0〜0.05、
    Cr:0〜0.1、
    Ti:0〜0.2、
    他の元素が各々0.05未満で合計0.15未満、残りがアルミニウムである薄板。
  2. Siが11重量%〜13重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の薄板。
  3. Cuが0.03重量%〜0.15重量%であることを特徴とする、請求項1または2に記載の薄板。
  4. Feが0.1重量%〜0.3重量%であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一つに記載の薄板。
  5. Mnが0.05重量%〜0.2重量%であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一つに記載の薄板。
  6. Mnが0.05重量%未満であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一つに記載の薄板。
  7. Srが0.01重量%〜0.05重量%であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一つに記載の薄板。
  8. Crが0.01重量%〜0.05重量%でありかつ/またはTiが0.01重量%〜0.15重量%であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一つに記載の薄板。
  9. マグネシウム含有量が0.3重量%と0.6重量%との間に含まれ、規格ASTM 1876に準じて測定される少なくとも77GPaまた好ましくは少なくとも79GPaの弾性率を有しかつ以下の特徴、
    −130MPaと200MPaとの間に含まれるまた好ましくは140MPaと190MPaとの間に含まれる降伏応力、
    −少なくとも15%また好ましくは少なくとも18%の破断伸びA%、
    −少なくとも13%また好ましくは少なくとも15%の絞りAg%、
    のうちの少なくとも一つまた好ましくはこれらの特徴の全てを有する、請求項1から8のいずれか一つに記載の薄板。
  10. マグネシウム含有量が0.1重量%と0.3重量%との間に含まれ、規格ASTM 1876に準じて測定される少なくとも77GPaまた好ましくは少なくとも78GPaの弾性率を有しかつ以下の特徴、
    −80MPaと150MPaとの間に含まれるまた好ましくは90MPaと130MPaとの間に含まれる降伏応力、
    −少なくとも18%また好ましくは少なくとも20%の破断伸びA%、
    −少なくとも15%また好ましくは少なくとも17%の絞りAg%、
    のうちの少なくとも一つまた好ましくはこれらの特徴の全てを有する、請求項1から8のいずれか一つに記載の薄板。
  11. 研磨したままの状態の倍率500倍でのL−TC断面で観察されるケイ素粒子の面積比が、少なくとも8%好ましくは少なくとも9%またさらに好ましくは少なくとも10%である、請求項1から10のいずれか一つに記載の薄板。
  12. 請求項1から11のいずれか一つに記載の薄板の製造方法であって、以下の相次ぐステップ:
    −請求項1から8のいずれか一つに記載の組成のスラブの典型的には垂直式半連続鋳造および任意でスカルピング、
    −任意で均質化、
    −400℃と560℃との間に含まれる温度での加熱、
    −2mmと12mmとの間に含まれる厚みのストリップへのスラブの熱間圧延、
    −任意で、最終厚みになるまでの冷間圧延、
    −任意で、500℃と560℃との間での1秒から5分の間の薄板の溶体化処理とそれに続く200℃未満の温度までの冷却、
    −任意で、40℃と150℃との間に含まれる温度での1時間〜15時間の継続時間の間の熱処理、
    −少なくとも3日間の周囲温度での時効、
    を含む製造方法。
  13. 自動車車体の補強部品または構造部品を製作するための、請求項1から11のいずれか一つに記載の薄板の使用。
  14. 前記薄板が請求項12の方法によって得られそれから典型的には型打ち鍛造、折曲げおよび/またはロール成形によって成形されそれから焼戻しの熱処理を受け、この熱処理が塗装焼付の際に同時に行われることができる、請求項13に記載の使用。
  15. 前記自動車車体の補強部品または構造部品が、使用中に少なくとも220MPa好ましくは少なくとも250MPaの降伏応力および少なくとも6%また好ましくは少なくとも10%の破断伸びを有する、請求項13または14に記載の使用。
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