JP2019219759A - 共用車管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 共用車管理システムの利便性を向上させる。【解決手段】 複数の共用車2を複数の利用者に貸し出すための共用車管理システム1であって、利用者の入力操作に応じて利用申込情報を生成する複数の利用者端末3と、利用者端末にネットワーク7を介して接続された管理サーバ7とを有し、管理サーバは、利用申込情報に基づいて利用者に共用車の1つを割り当てる割当処理部14を有し、利用申込情報は、共用車の指定情報を含まず、かつ予定走行距離に関する情報を含むことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、共用車管理システムに関する。
複数の共用車を複数の利用者に貸し出すための共用車管理システム(カーシェアリングシステム)が公知である(例えば、特許文献1)。このような共用車管理システムでは、利用者は利用したい1つの共用車を自ら選択し、選択した共用車に対して利用を申し込むことが一般である。
特開2017−10189号公報
しかし、利用者によっては、共用車を自ら選択することは煩わしい作業であり、利用意欲を低下させる虞がある。また、利用者は車種や外観によって共用車を選択する傾向があり、自ら選択した共用車が利用者の利用目的に一致せず、利用者の満足度が低下する虞がある。また、利用者が共用車を自ら選択するシステムでは、特定の共用車に利用申込みが集中することによって、共用車全体の稼働率が低下するという問題や、特定の共用車の劣化が進むという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、共用車管理システムの利便性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のある態様は、複数の共用車(2)を複数の利用者に貸し出すための共用車管理システム(1)であって、前記利用者の入力操作に応じて利用申込情報を生成する複数の利用者端末(3)と、前記利用者端末にネットワーク(7)を介して接続された管理サーバ(7)とを有し、前記管理サーバは、前記利用申込情報に基づいて前記利用者に前記共用車の1つを割り当てる割当処理部(14)を有し、前記利用申込情報は、前記共用車の指定情報を含まず、かつ予定走行距離に関する情報を含むことを特徴とする。
この態様によれば、利用申込時に利用者は乗車する共用車を選択する必要がないため、利用者は円滑に申込み作業を行なうことができる。これにより共用車管理システムにおいて、利便性を向上させることができる。
本発明の他の態様は、前記管理サーバは、前記共用車の車両情報を記憶した共用車情報管理部(12)を有し、前記車両情報は、前記共用車が長距離用車両であるか否かの情報を含み、前記割当処理部は、前記利用申込情報に基づいて前記予定走行距離を取得し、前記予定走行距離が所定の判定値より大きい場合には、長距離用車両として予め設定された前記共用車を前記利用者に割り当てるとよい。
この態様によれば、予定走行距離が長い場合には長距離用車両として設定された共用車が利用者に割り当てられる。これにより、長距離走行を予定する利用者には、長距離走行に適した共用車を割り当てることができる。また、管理者が積算走行距離を増加させたくない車両として特定した共用車を、長距離を走行する予定の利用者に割り当てないようにすることができる。例えば、グレードが高い共用車の積算走行距離を抑制することによって、車両価値を維持することができる。
本発明の他の態様は、前記管理サーバは、前記共用車の車両情報を記憶した共用車情報管理部を有し、前記車両情報は、積算走行距離及びエネルギー残量の少なくとも一方を含み、前記割当処理部は、前記利用申込情報及び前記車両情報に基づいて前記共用車の1つを前記利用者に割り当てるとよい。エネルギー残量は、例えばガソリン車やディーゼル車の場合には燃料残量、電気自動車の場合にはバッテリ残量である。
この態様によれば、割当処理部は利用者に適した車両を提供することができる。
本発明の他の態様は、前記割当処理部は、前記共用車毎に運用期間に応じて設定される目標積算走行距離から積算走行距離を減算した走行距離差を算出し、前記走行距離差が大きい前記共用車を前記利用者に割り当てるとよい。
この態様によれば、各共用車において積算走行距離を目標積算走行距離に近づけることができる。
本発明の他の態様は、前記割当処理部は、前記利用申込情報に基づいて前記予定走行距離を取得し、前記エネルギー残量に基づいて前記共用車毎に走行可能距離を設定し、前記走行可能距離と前記予定走行距離との差が所定の範囲の前記共用車を前記利用者に割り当てるとよい。
この態様によれば、利用者が利用期間中に燃料補給や充電をすることが少なくなり、利便性が向上する。
本発明の他の態様は、前記利用申込情報は、目的地情報を含み、前記車両情報は、前記共用車の寒冷地用装備の有無に関する情報を含み、前記割当処理部は、前記目的地情報に基づいて利用期間における目的地の気象情報を取得し、前記気象情報に基づいて前記寒冷地用装備の必要性を判定し、前記寒冷地用装備の必要性が有る場合に前記寒冷地用装備を有する前記共用車を前記利用者に割り当てるとよい。寒冷地用装備は、スタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンの少なくとも一方を含む。
この態様によれば、寒冷地を走行する予定の利用者に、利用者が指定しなくても寒冷地用装備を有する共用車を割り当てることができる。
本発明の他の態様は、前記管理サーバは、前記利用者のそれぞれの運転技能に関する運転技能情報を記憶した利用者情報管理部(11)を有し、前記割当処理部は、前記利用申込情報及び前記運転技能情報に基づいて前記共用車の1つを前記利用者に割り当てるとよい。
この態様によれば、利用者の運転技能に応じて共用車を割り当てることができる。例えば、運転技能が低い利用者には衝突予防装置等の安全装備を備えた車両を割り当てることができる。また、運転技能に応じて、割り当てる車両のグレードを変更してもよい。
本発明の他の態様は、前記管理サーバは、前記共用車の車両情報を記憶した共用車情報管理部を有し、前記車両情報は、前記共用車の利用履歴を含み、前記割当処理部は、前記利用履歴に基づいて前記共用車の待機期間を取得し、前記待機期間が所定の判定値より長い前記共用車を前記利用者に割り当てるとよい。
この態様によれば、待機期間が長い共用車が利用者に割り当てられ易くなる。これにより、各共用車の待機期間が低減され、各共用車のバッテリの過放電を抑制することができる。
本発明の他の態様は、前記ネットワークを介して前記管理サーバに接続され、管理者の入力操作に応じて割当方針情報を生成する管理者端末を有し、前記割当処理部は、更に前記割当方針情報に基づいて前記利用者に前記共用車の1つを割り当てるとよい。
この態様によれば、管理者の要望を考慮して利用者に共用車を割り当てることができる。例えば、管理者は積算走行距離を増加させたくない共用車を変更できるようにするとよい。
以上の構成によれば、共用車管理システムにおいて利便性を向上させることができる。
実施形態に係る共用車両管理システムの構成図 利用者端末のユーザインタフェースに表示される申込受付画面の例を示す説明図 割当処理のフロー図 絞り込み処理のフロー図 第1絞り込みサブルーチンのフロー図 第2絞り込みサブルーチンのフロー図 第3絞り込みサブルーチンのフロー図 第4絞り込みサブルーチンのフロー図 第5絞り込みサブルーチンのフロー図 第6絞り込みサブルーチンのフロー図
(共用車管理システムの全体構成)
以下、図面を参照して、共用車管理システム1の実施形態について説明する。共用車管理システム1は、複数の共用車2を所有する団体によって運用され、予め登録された複数の利用者に複数の共用車2を貸し出すサービス、すなわちカーシェアリングサービスを提供する。団体には、企業や、役所、スポーツクラブ、介護施設、買物施設、カーシェアリング事業者等が含まれる。団体は、共用車2を駐車するための少なくとも1つのステーションを有している。各ステーションは、複数の共用車2を有している。全ての利用者には利用者識別番号が設定され、全ての共用車2には共用車識別番号が設定され、全てのステーションにはステーション識別番号が設定され、それぞれ共用車管理システム1に登録されている。共用車管理システム1は、利用者から利用申込を受け付け、利用申込を行なった利用者に共用車2の1つを割り当てる。
共用車2は、ガソリンや軽油等の燃料を使用するガソリン車及びディーゼル車や、バッテリの電力を使用する電気自動車であってよい。
図1に示すように、共用車管理システム1は、複数の利用者端末3と、複数の共用車2のそれぞれに搭載された複数の車載端末4と、少なくとも1つの管理者端末5と、管理サーバ6とを有する。複数の利用者端末3、複数の車載端末4、管理者端末5、及び管理サーバ6は、ネットワーク7を介して互いに接続されている。ネットワーク7は例えば、インターネットである。利用者のそれぞれは利用者端末3を所有し、管理者は管理者端末5を所有している。管理サーバ6は、共用車管理システム1を運営する団体の建屋内に設けられたサーバや、クラウドサーバであってよい。
利用者端末3は、入力画面やメッセージを表示すると共に利用者の入力操作を受け付けるユーザインタフェース3Aと、演算装置及びメモリ等から構成される処理部3Bとを備えている。利用者端末3は例えば、スマートフォンや携帯電話、パーソナルコンピュータである。処理部3Bは、利用者によるユーザインタフェース3Aの入力操作によって生成された利用申込情報を管理サーバ6に送信する予約受付部3Cと、管理サーバ6から予約情報を受信したときにユーザインタフェース3Aに表示させる予約表示部3Dとを備えている。本実施形態では、予約受付部3C及び予約表示部3Dは、処理部3Bにおいて実行されるソフトウエアによって構成されている。
利用申込情報は、利用者名(利用者識別番号)、利用ステーション名(ステーション識別番号)、利用開始日時、及び利用終了日時の基本情報と、予定走行距離に関する情報及び利用目的に関する情報を含む付加情報とを含む。利用申込情報は、利用者が利用したい特定の共用車2を指定するための指定情報は含まない。基本情報は利用申込情報に必須の情報であり、付加情報は利用者の選択に応じて利用申込情報に含まる。予定走行距離に関する情報は、予定走行距離(数値)、目的地、長距離走行の有無、及び走行ルートの少なくとも1つを含む。使用目的に関する情報は、乗車人数、荷物の有無、目的(レジャー、通勤、荷物の運搬等)を含む。付加情報は、更に利用者のリクエストに関する情報を含んでもよい。リクエストは、例えば利用したい共用車2のグレードや、衝突予防装置等の安全装置の要否に関する情報、スタッドレスタイヤやタイヤチェーン等の寒冷地用装備の要否に関する情報を含んでもよい。
図2に示すように、予約受付部3Cは、ユーザインタフェース3Aに予約受付画面を表示する。予約受付画面は、利用申込情報の各項目に関連した入力欄や、チェックボックスを表示する。本実施形態では、利用者名は利用者端末3に応じて自動で設定され、基本情報に含まれる利用ステーション名、利用開始日時、及び利用終了日時が利用者による入力が必須な項目となっている。予定走行距離及び目的地等の付加情報は、利用者が任意で入力する項目となっている。予約受付部3Cは、利用者による入力操作に応じて利用申込情報を生成し、管理サーバ6に利用申込情報を送信する。
利用者端末3が管理サーバ6から予約確定情報を受信した後に、予約表示部3Dはユーザインタフェース3Aに予約確定画面を表示する。予約確定情報は、利用者名(利用者識別番号)、利用するステーション名(ステーション識別番号)、利用開始日時、利用終了日時、割り当てられた共用車2を特定するための情報、割り当てられた共用車2の装備に関する情報を含む。共用車2を特定するための情報は、車種、色、自動車登録番号等を含む。割り当てられた共用車2の装備に関する情報は、安全装備、寒冷地用装備に関する情報を含む。
車載端末4は、演算装置及びメモリ等から構成される処理部4Aを備えている。車載端末4は、例えばカーナビゲーション装置である。共用車2には、車両の状態を取得する車両状態検出装置9が設けられている。車両状態検出装置9は、燃料やバッテリ残量等のエネルギーの残量を検出するエネルギー残量センサ、車速を検出する車速センサ、積算走行距離を計測するオドメーター及び共用車2に加わる衝撃を検出する衝撃検出センサ(加速度センサ)を含む。車両状態検出装置9は、車載端末4と接続され、検出した車両状態情報を車載端末4の処理部4Aに入力する。車載端末4の処理部4Aは、車両状態情報を管理サーバ6に送信する。車両状態情報は、エネルギー残量(燃料残量、バッテリ残量)、車速、衝撃の有無等を含む。
管理者端末5は、入力画面やメッセージを表示すると共に利用者の入力操作を受け付けるユーザインタフェース5Aと、演算装置及びメモリ等から構成される処理部5Bとを備えている。管理者端末5は、例えばスマートフォンや携帯電話、パーソナルコンピュータである。管理者端末5の処理部5Bは、管理者によるユーザインタフェース5Aの入力操作によって生成された割当方針情報を管理サーバ6に送信する。
管理サーバ6は中央演算処理装置、メモリ、ハードディスク等を備えたコンピュータである。管理サーバ6は各利用者の情報を保持する利用者情報管理部11と、共用車2の共用車情報(車両情報)を保持する共用車情報管理部12と、共用車2の予約を管理する予約管理部13と、利用者に割り当てる共用車2を決定する割当処理部14と、利用者の運転状態から利用者の運転技能を取得する運転技能取得部15と、気象情報を記憶した気象情報管理部16を備えている。
利用者情報管理部11は、利用者情報テーブル11Aを有する。利用者情報テーブル11Aは、利用者に関連する情報を利用者情報として利用者ごとに記憶している。利用者情報は、利用者識別番号、利用者氏名、運転技能情報を含む。
共用車情報管理部12は、共用車情報テーブル12Aを有する。共用車情報テーブル12Aは、共用車2に関連する車両情報を共用車情報として共用車2ごとに記憶している。共用車情報は、共用車識別番号、共用車2が配置されているステーションのステーション識別番号、共用車2の利用履歴、共用車2の現在の予約状況、積算走行距離、運用開始日時、エネルギー残量、安全装備の有無に関する情報、寒冷地用装備の有無に関する情報、共用車の諸元を含む。
予約管理部13は、利用者端末3から利用申込情報を受信すると、利用申込情報に基づいて予約管理情報を生成し、予約管理情報を予約管理情報テーブル13Aに記憶する。予約管理情報は、申込番号、利用者識別番号、利用開始日時、利用終了日時、予約の成否、割り当てられた共用車2の共用車識別番号を含む。なお、利用申込情報を受信して予約管理情報を生成した直後は、予約の成否、及び割り当てられた共用車2の共用車識別番号に関する情報は、無しに対応した初期値が記憶されている。
予約管理部13は、予約管理情報を生成した後、割当処理要求と利用申込情報とを割当処理部14に出力する。割当処理部14は、後述する割当処理を実行し、割当結果を予約管理部13に出力する。割当結果は、申込番号、割り当てられた共用車2の共用車識別番号又は割り当ての不成立に対応した情報を含む。予約管理部13は、割当結果に基づいて予約の成否を決定し、予約管理情報テーブル13Aに記憶された予約管理情報の予約の成否、及び割り当てられた共用車2の共用車識別番号を更新する。その後、予約管理部13は、予約管理情報を予約結果情報として、利用者端末3に送信する。
運転技能取得部15は、ある利用者が共用車2を運転しているときに、車載端末4から入力される車両状態情報に基づいて、運転している利用者の運転技能を決定する。運転技能は例えば1〜5の整数値によって表され、数値が大きいほど運転技能が高い。運転技能取得部15は、例えば車速情報に基づいて急発進及び急停止を検出し、1時間当りの急発進又は急停止の回数が少ないほど運転技能が高いと評価する。また、衝撃検出センサによって検出される共用車2に加わる衝撃の大きさ及び回数に基づいて、運転技能を評価してもよい。運転技能取得部15は、取得した運転技能に基づいて、対象となる利用者の利用者情報に記憶された運転技能を更新する。なお、運転技能取得部15は、利用者情報に記憶された運転技能と、取得した運転技能との平均値を算出し、算出した平均値に基づいて利用者情報に記憶された運転技能を更新してもよい。
気象情報管理部16は、ネットワーク7を介して気象情報配信サーバ17から各地点の現在及び未来の気象情報を取得し、記憶する。
(割当処理)
割当処理部14は、割当処理要求と利用申込情報とを受けたときに、利用申込情報と、利用者情報テーブル11Aの利用者情報と、共用車情報テーブル12Aの共用車情報とに基づいて、割当プログラムを実行し、利用者に対して割り当てる共用車2を決定する。
割当処理部14は、割当プログラムに基づいて、利用者に共用車2を割り当てる割当処理を行う。図3に示すように、割当処理では、最初に利用申込情報に含まれる複数の利用者希望条件の全てに基づいて共用車2を絞り込み、候補車を取得する(S1)。利用者希望条件は、利用開始日時、利用終了日時、及び選択したステーションの全てを少なくとも含む。また、利用者希望条件は、乗車人数や、安全装備、寒冷地用装備を含んでもよい。割当処理部14は、例えば、利用開始日時、利用終了日時、及び選択したステーションの識別番号に基づいて、共用車情報テーブル12Aを検索することによって、利用可能な共用車2を候補車として抽出する。
候補車が存在する場合(S2がYes)には、後述する絞り込み処理(図4参照)を行い、候補車を絞り込む(S3)。そして、絞り込まれた候補車の中から、利用者に割り当てる1つの共用車2を決定する(S4)。S4における共用車2の決定は、様々な方法を採用することができ、例えば絞り込まれた候補車の中からランダムに1つの共用車2を選択してもよい。或は、前回の利用以降の未利用期間が最も長い共用車2を選択してもよい。そして、割当処理部14は、申込番号及び割り当てられた共用車2の共用車識別番号を含む割当結果を予約管理部13に出力する。
候補車が存在しない場合(S2がNo)には、割り当て可能な共用車2がないことを確定し、申込番号及び割り当て可能な共用車2がないことに対応した情報を含む割当結果を予約管理部13に出力する(S5)。
予約管理部13は、割当結果を受けたときに、割り当てられた共用車2の共用車識別番号に基づいて予約を成立させ、予約の成立、及び割り当てられた共用車2の共用車識別番号を予約管理情報テーブル13Aに記憶する。一方、予約管理部13は、割り当て可能な共用車2がないことに対応した情報に基づいて予約を不成立にし、予約の不成立、割り当てられた共用車2の共用車識別番号がないことを予約管理情報テーブル13Aに記憶する。
(絞り込み処理)
図4は、割当処理のS3に対応した絞り込み処理を示すフロー図である。絞り込み処理では、少なくとも1つの絞り込みサブルーチンを選択した順番で実行する。絞り込みサブルーチンは、例えば後述する第1〜第6絞り込みサブルーチンを含む。絞り込み処理では、最初に割当方針情報に基づいて、実行する絞り込みサブルーチンの選択と、実行する絞り込みサブルーチンの順序とを決定する(S11)。
割当方針情報は、管理者の入力操作によって管理者端末5において生成される。割当方針情報は、実行する絞り込みサブルーチンの選択や、各絞り込みサブルーチンを実行する順序を決定するために必要な情報を含む。管理者端末5の処理部5Bは、管理者から直接に各絞り込みサブルーチンの実行の可否や、各絞り込みサブルーチンを実行する順序の入力を受けて割当方針情報を生成してもよい。或は、管理者端末5の処理部は、共用車2の割り当てに関して管理者に複数の質問を行い、その回答に基づいて割当方針情報を生成してもよい。割当処理部14は、管理者端末5から割当方針情報を受けていない場合には、初期値に基づいて、実行する絞り込みサブルーチンの選択と、実行する絞り込みサブルーチンの順序とを決定する。
割当処理部14は、絞り込み処理において、実行する絞り込みサブルーチンの選択、及び実行する順序を決定した後(S11)、決定した順序に従って選択した絞り込みサブルーチンを実行する(S12〜S11+n)。割当処理部14は、選択した絞り込みサブルーチンを全て実行した後、絞り込み処理を完了する。
以下に、絞り込みサブルーチンの例として、第1〜第6絞り込みサブルーチンを示す。なお、各絞り込みサブルーチンの序数は、実行する順序を表すものではないことに留意されたい。
(第1絞り込みサブルーチン)
第1絞り込みサブルーチンは、利用申込情報の予定走行距離に関する情報と、共用車情報のエネルギー残量とに基づいて、候補車を更に絞り込む。図5に示すように、第1絞り込みサブルーチンでは、最初に最新の候補車情報を取得する(S21)。第1絞り込みサブルーチンは、絞り込み処理において1番目に実行される場合、最新の候補車情報はステップS1において設定された候補車情報であり、2番目以降に実行される場合、1つ前の絞り込みサブルーチンによって設定された候補車情報である。
次に、割当処理部14は、利用申込情報の予定走行距離に関する情報に基づいて予定走行距離を取得する(S22)。予定走行距離に関する情報が数値の予定走行距離を含む場合には、その値を予定走行距離に設定するとよい。また、予定走行距離に関する情報が目的地に関する情報を含む場合、選択されたステーションと目的地とに基づいて予定走行距離を取得するとよい。また、予定走行距離に関する情報が「遠出有り」等の情報を含む場合には、例えば200km等の所定の値を予定走行距離に設定するとよい。
次に、割当処理部14は、共用車情報のエネルギー残量に基づいて、各候補車の走行可能距離を推定する(S23)。割当処理部14は、例えば、エネルギー残量と走行可能距離との関係を予め規定したマップに基づいて、エネルギー残量から走行可能距離を設定するとよい。
次に、割当処理部14は、各候補車の走行可能距離と予定走行距離との差を算出し、差が所定の判定範囲内の候補車を絞り込む(S24)。判定範囲の幅は、予定走行距離に応じて変化させてもよい。例えば、予定走行距離がある閾値以下の場合には、閾値より大きい場合よりも判定範囲の幅を小さくしてもよい。
絞り込みを行なった後に候補車が存在する場合(S25の判定がYes)には、その候補車を最新の候補車として記憶する(S26)。一方、絞り込みを行なった後に候補車が存在しない場合(S25の判定がNo)には、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S27)。
第1絞り込みサブルーチンによれば、利用者の予定走行距離に応じたエネルギー残量を有する共用車2が候補車として絞り込まれる。これにより、長距離走行を予定している利用者にはエネルギー残量が多い共用車2が割り当てられ易くなり、短距離走行を予定している利用者にはエネルギー残量が少ない共用車2が割り当てられ易くなる。これにより、長距離走行を予定している利用者はエネルギーの充填(充電や給油)の必要性が低くなり、利便性が向上する。また、短距離走行を予定している利用者にエネルギー残量が少ない共用車2が割り当てられることによって、ステーションにはエネルギー残量が多い共用車2が維持され易くなる。これにより、次回以降の割当処理において、長距離走行を希望する利用者にエネルギー残量が多い共用車2を割り当て易くなる。すなわち、利用機会の損失を低減することができる。
(第2絞り込みサブルーチン)
第2絞り込みサブルーチンは、共用車情報の積算走行距離に基づいて、候補車を更に絞り込む。図6に示すように、第2絞り込みサブルーチンでは、最初に最新の候補車情報を取得する(S31)。第2絞り込みサブルーチンは、絞り込み処理において1番目に実行される場合、最新の候補車情報はステップS1において設定された候補車情報であり、2番目以降に実行される場合、1つ前の絞り込みサブルーチンによって設定された候補車情報である。
次に、割当処理部14は、共用車情報の運用開始日時に基づいて、各候補車について目標積算走行距離を設定する(S32)。割当処理部14は、例えば運用開始日時と現在の日付とに基づいて運用期間を計算し、運用期間に所定の係数に掛けることによって目標積算走行距離を設定するとよい。
次に、割当処理部14は、共用車情報から現在の積算走行距離を取得し、目標積算走行距離から現在の積算走行距離を引いた差(走行距離差)が正の値となる候補車を絞り込む。すなわち、現在の積算走行距離が目標積算走行距離より小さい値である候補車を絞り込む。
絞り込みを行なった後に候補車が存在する場合(S33の判定がYes)には、その候補車を最新の候補車として記憶する(S35)。一方、絞り込みを行なった後に候補車が存在しない場合(S33の判定がNo)には、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S36)。
第2絞り込みサブルーチンによれば、現在の積算走行距離が目標積算走行距離より小さい共用車2が候補車として絞り込まれる。これにより、稼働率が低い共用車2の稼働率を向上させることができる。また、各共用車2の積算走行距離を均質化することができ、一部の共用車2の劣化やリセールバリューの低下を抑制することができる。
(第3絞り込みサブルーチン)
第3絞り込みサブルーチンは、利用申込情報の予定走行距離に関する情報と、共用車情報の車両情報とに基づいて、候補車を更に絞り込む。図7に示すように、第3絞り込みサブルーチンでは、最初に最新の候補車情報を取得する(S41)。第3絞り込みサブルーチンは、絞り込み処理において1番目に実行される場合、最新の候補車情報はステップS1において設定された候補車情報であり、2番目以降に実行される場合、1つ前の絞り込みサブルーチンによって設定された候補車情報である。
次に、割当処理部14は、利用申込情報の予定走行距離に関する情報に基づいて予定走行距離を取得する(S42)。S42の処理は、前述したS22の処理と同様であるため、S22に関する説明を援用する。
次に、割当処理部14は、予定走行距離が所定の判定値以上であるか否かを判定する(S43)。判定値は、長距離走行であるか否かを判定するために設定される値であり、例えば100km等の値である。予定走行距離が判定値以上である場合(S43の判定結果がYes)、共用車情報に基づいて候補車の内で長距離用車両を新しい候補車として絞り込む(S44)。予定走行距離が判定値未満である場合(S43の判定結果がNo)、S47に進み、絞り込みは行わない。
絞り込みを行なった後に候補車が存在する場合(S45の判定がYes)、その候補車を最新の候補車として記憶する。一方、絞り込みを行なった後に候補車が存在しない場合(S45の判定がNo)には、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S46)。また、予定走行距離が判定値未満である場合(S43の判定結果がNo)、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S47)。
第3絞り込みサブルーチンによれば、利用者の予定走行距離が判定値以上の場合、利用者が長距離走行を予定していると推定して、長距離用車両が候補車として絞り込まれる。長距離走行に適した共用車2を長距離用車両に設定することによって、利用者の運転負荷を軽減して利便性を高めることができる。また、積算走行距離を小さく維持したい共用車2を長距離用車両に設定しないことによって、特定の共用車2が長距離走行に割り当てられ難くなり、積算走行距離の増加を抑制することができる。積算走行距離の増加を抑制したい共用車2としては、例えばグレードが高い(車両価格が高い)共用車2等が挙げられる。
(第4絞り込みサブルーチン)
第4絞り込みサブルーチンは、利用者情報の運転技能レベルに基づいて、候補車を更に絞り込む。図8に示すように、第4絞り込みサブルーチンでは、最初に最新の候補車情報を取得する(S51)。第4絞り込みサブルーチンは、絞り込み処理において1番目に実行される場合、最新の候補車情報はステップS1において設定された候補車情報であり、2番目以降に実行される場合、1つ前の絞り込みサブルーチンによって設定された候補車情報である。
次に、割当処理部14は、運転技能が所定の判定値以下であるか否かを判定する(S52)。運転技能は、例えば1〜5の整数であり、運転技能が高いほど大きい数値が設定される。判定値は、例えば2に設定される。
運転技能が判定値以下の場合(S52の判定結果がYes)、候補車の中から安全装置を備える共用車2を新しい候補として絞り込む(S53)。一方、運転技能レベルが判定値より大きい場合(S52の判定結果がNo)、S56に進み、絞り込みは行わない。
絞り込みを行なった後に候補車が存在する場合(S54の判定がYes)、その候補車を最新の候補車として記憶する。一方、絞り込みを行なった後に候補車が存在しない場合(S54の判定がNo)には、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S55)。また、運転技能レベルが判定値より大きい場合(S52の判定結果がNo)、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S56)。
第4絞り込みサブルーチンによれば、利用者の運転技能レベルが判定値以下の場合、利用者の運転技能が低いと推定して、安全装置を備えた共用車2が候補車として絞り込まれる。これにより、運転技能が低いと推定される利用者に安全装置を備えた共用車2が割り当てられ易くなり、利用者全体の交通事故の発生率を低減させることができる。その結果、利用者の安全性を高めることができると共に、システムの運用コストを低減させることができる。
(第5絞り込みサブルーチン)
第5絞り込みサブルーチンは、利用申込情報の目的地に基づいて、候補車を更に絞り込む。図9に示すように、第5絞り込みサブルーチンでは、最初に最新の候補車情報を取得する(S61)。第5絞り込みサブルーチンは、絞り込み処理において1番目に実行される場合、最新の候補車情報はステップS1において設定された候補車情報であり、2番目以降に実行される場合、1つ前の絞り込みサブルーチンによって設定された候補車情報である。
次に、割当処理部14は、利用申込情報の目的地に基づいて気象情報管理部16に記憶された気象情報を検索し、目的地の気象情報を取得する(S62)。目的地の気象情報は、天気、気温、積雪量等を含む。
次に、割当処理部14は、目的地の気象情報に基づいて、寒冷地用装備の必要性の有無を判定する(S63)。例えば割当処理部14は、目的地の天気が雪である場合、目的地の積雪量が0より大きい値の場合、目的地の気温が−5℃以下の場合の少なくとも1つが成立する場合に、寒冷地用装備の必要性が有ると判断するとよい。
寒冷地用装備の必要性が有る場合(S63の判定結果がYes)、候補車の中から寒冷地用装備を備える共用車2を新しい候補として絞り込む(S64)。一方、寒冷地用装備の必要性が無い場合(S63の判定結果がNo)、S67に進み、絞り込みは行わない。
絞り込みを行なった後に候補車が存在する場合(S65の判定がYes)、その候補車を最新の候補車として記憶する。一方、絞り込みを行なった後に候補車が存在しない場合(S65の判定がNo)には、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S66)。また、寒冷地用装備の必要性がない場合(S63の判定結果がNo)、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S67)。
第5絞り込みサブルーチンによれば、寒冷地を目的地とする利用者に寒冷地用装備を備えた共用車2が候補車として絞り込まれる。これにより、利用者が寒冷地用装備の要求を失念していた場合にも、寒冷地用装備を備えた共用車2が割り当てられ易くなる。
(第6絞り込みサブルーチン)
第6絞り込みサブルーチンは、共用車情報の利用履歴に基づいて、候補車を更に絞り込む。図10に示すように、第6絞り込みサブルーチンでは、最初に最新の候補車情報を取得する(S71)。第6絞り込みサブルーチンは、絞り込み処理において1番目に実行される場合、最新の候補車情報はステップS1において設定された候補車情報であり、2番目以降に実行される場合、1つ前の絞り込みサブルーチンによって設定された候補車情報である。
次に、割当処理部14は、共用車情報の利用履歴に基づいて各候補車の前回利用日時を取得し、現在日時から前回利用日時を減算することによって各候補車の待機期間を取得する(S72)。待機期間は、各候補車が利用されずにステーションに待機している期間を表す。
次に、割当処理部14は、待機期間が所定の判定値以上である候補車を絞り込む(S73)。絞り込みを行なった後に候補車が存在する場合(S74の判定がYes)、その候補車を最新の候補車として記憶する(S75)。一方、絞り込みを行なった後に候補車が存在しない場合(S74の判定がNo)には、絞り込みを行なう前の候補車を最新の候補車として記憶する(S76)。
第6絞り込みサブルーチンによれば、待機期間が長い共用車2が利用者に割り当てられ易くなる。これにより、各共用車2の待機期間が低減され、各共用車2のバッテリの過放電を抑制することができる。
以上の第1〜第6絞り込みサブルーチンは、S11において割当方針情報に基づいて実行するサブルーチンが選択され、実行する順序が設定される。S11による設定によって、例えば、第1〜第6絞り込みサブルーチンを昇順で全て実行してもよい。或は、選択した1つのサブルーチンのみを実行してもよい。
以上のように構成した共用車管理システム1が提供するカーシェアリングサービスの作用について説明する。利用者は、利用者端末3の利用申込画面に対して入力操作を行うことによって利用申込みを行なう。このとき、利用者は、乗車する共用車2を選択する必要がなく、利用開始時間、利用終了時間、利用ステーション等の基本情報を入力する。基本情報は、入力が必須である。また、利用者は、予定走行距離に関する情報や、装備に関する要望等を含む付加情報を入力する。付加情報の入力は任意であり、利用者は必要に応じて付加情報を入力する。利用者端末3は、利用者の入力操作に応じて利用申込情報を生成し、利用申込情報を管理サーバ6に送信する。
管理サーバ6の予約管理部13は、利用申込情報を受けたときに割当要求を生成し、割当要求と利用申込情報とを割当処理部14に出力する。割当処理部14は、割当要求を受けたときに、利用者に割り当てる共用車2を決定し、割り当てる共用車2に関する情報を割当結果として予約管理部13に出力する。予約管理部13は、割当結果に基づいて予約の成否を決定し、予約結果情報として、利用者端末3に送信する。利用者端末3は、予約結果情報を表示し、利用者に予約の成否を通知する。
管理者は、管理者端末5を操作して割当方針情報を生成することができる。割当方針情報は、絞り込み処理において、実行する絞り込みサブルーチンの選択と、実行する絞り込みサブルーチンの順番とを変更する。これにより、管理者は、割当処理に自身の要望を反映させることができる。
本実施形態に係る共用車管理システム1によれば、利用申込時に利用者は乗車する共用車2を選択する必要がないため、利用者は円滑に申込み作業を行なうことができる。これにより共用車管理システム1の利便性を向上させることができる。また、利用者は、共用車2の指定を行なわなくても、例えば予定走行距離に対応したエネルギー残量を有する共用車2が割り当てられたり、或は寒冷地用装備を備えた共用車2が割り当てられたりするため、快適に共用車2を利用することができる。
また、共用車管理システム1は、各種の絞り込みサブルーチンによって共用車2の割り当てを制御するため、一部の共用車2の利用頻度が高くなったり、積算走行距離が大きくなったりすることを抑制することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、割当方針情報は、各絞り込みサブルーチンの判定値を変更する情報を含んでもよい。この態様によれば、各絞り込みサブルーチンの影響の大きさを変更することができる。
予約管理部13、利用者情報管理部11、共用車情報管理部12、割当処理部14、天気情報管理部は、ネットワーク7を介して互いに接続された異なるサーバに設けられてもよい。
1 :共用車管理システム
2 :共用車
3 :利用者端末
4 :車載端末
5 :管理者端末
6 :管理サーバ
7 :ネットワーク
9 :車両状態検出装置
11 :利用者情報管理部
12 :共用車情報管理部
13 :予約管理部
14 :割当処理部
15 :運転技能取得部
16 :気象情報管理部

Claims (9)

  1. 複数の共用車を複数の利用者に貸し出すための共用車管理システムであって、
    前記利用者の入力操作に応じて利用申込情報を生成する複数の利用者端末と、
    前記利用者端末にネットワークを介して接続された管理サーバとを有し、
    前記管理サーバは、前記利用申込情報に基づいて前記利用者に前記共用車の1つを割り当てる割当処理部を有し、
    前記利用申込情報は、前記共用車の指定情報を含まず、かつ予定走行距離に関する情報を含むことを特徴とする共用車管理システム。
  2. 前記管理サーバは、前記共用車の車両情報を記憶した共用車情報管理部を有し、
    前記車両情報は、前記共用車が長距離用車両であるか否かの情報を含み、
    前記割当処理部は、前記利用申込情報に基づいて前記予定走行距離を取得し、前記予定走行距離が所定の判定値より大きい場合には、長距離用車両として予め設定された前記共用車を前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の共用車管理システム。
  3. 前記管理サーバは、前記共用車の車両情報を記憶した共用車情報管理部を有し、
    前記車両情報は、積算走行距離及びエネルギー残量の少なくとも一方を含み、
    前記割当処理部は、前記利用申込情報及び前記車両情報に基づいて前記共用車の1つを前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の共用車管理システム。
  4. 前記割当処理部は、前記共用車毎に運用期間に応じて設定される目標積算走行距離から積算走行距離を減算した走行距離差を算出し、前記走行距離差が大きい前記共用車を前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項3に記載の共用車管理システム。
  5. 前記割当処理部は、前記利用申込情報に基づいて前記予定走行距離を取得し、前記エネルギー残量に基づいて前記共用車毎に走行可能距離を設定し、前記走行可能距離と前記予定走行距離との差が所定の範囲の前記共用車を前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項3に記載の共用車管理システム。
  6. 前記利用申込情報は、目的地情報を含み、
    前記車両情報は、前記共用車の寒冷地用装備の有無に関する情報を含み、
    前記割当処理部は、前記目的地情報に基づいて利用期間における目的地の気象情報を取得し、前記気象情報に基づいて前記寒冷地用装備の必要性を判定し、前記寒冷地用装備の必要性が有る場合に前記寒冷地用装備を有する前記共用車を前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項3に記載の共用車管理システム。
  7. 前記管理サーバは、前記利用者のそれぞれの運転技能に関する運転技能情報を記憶した利用者情報管理部を有し、
    前記割当処理部は、前記利用申込情報及び前記運転技能情報に基づいて前記共用車の1つを前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の共用車管理システム。
  8. 前記管理サーバは、前記共用車の車両情報を記憶した共用車情報管理部を有し、
    前記車両情報は、前記共用車の利用履歴を含み、
    前記割当処理部は、前記利用履歴に基づいて前記共用車の待機期間を取得し、前記待機期間が所定の判定値より長い前記共用車を前記利用者に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の共用車管理システム。
  9. 前記ネットワークを介して前記管理サーバに接続され、管理者の入力操作に応じて割当方針情報を生成する管理者端末を有し、
    前記割当処理部は、更に前記割当方針情報に基づいて前記利用者に前記共用車の1つを割り当てることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載の共用車管理システム。
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