JP2019217128A - 車両構造 - Google Patents

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Kazuya Kadose
和也 門瀬
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Abstract

【課題】収容スペースから消火器を取り出し易く、かつ衝突時等の衝撃的な荷重が加わった際においても、消火器が保持部材から外れることを抑制できる車両構造を提供する。【解決手段】車両構造(100)は、横置きの状態で配置され、かつ軸方向(A)と周方向(C)を有する消火器(120)と、消火器を保持する保持部材(130)と、を有する。保持部材は、第1保持部材(131)と、軸方向において第1保持部材と離間した第2保持部材(141)と、を有する。第1保持部材は、消火器の外周面を支持する第1支持部(132)と、第1開口部(133)と、を有する。第2保持部材は、前記第1開口部の延長線上に配置された第2開口部と、軸方向において第2開口部よりも第1保持部材から離れる側に配置され、消火器の外周面を支持する第3支持部(144)と、を有する。第2支持部と第3支持部は、消火器の外周面を一周覆うように連なっている。【選択図】図6

Description

本発明は、フロア部材の上側の収容スペースに消火器が横置きに配置された車両構造に関する。
フロア部材の上側の収容スペースに消火器が横置きに配置された車両構造が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の車両構造は、消火器の胴体を把持する把持部と、消火器の首部を支持する支持部と、を有する。把持部は、全体が略C字形状であって、略C字形状の開口を上方へ向けた姿勢で配置されている。把持部は、消火器の胴体を車両下方および車両幅方向から把持する。支持部は、消火器の首部を下方から支持し、上側に向けて開口した開口を有している。
特開2012−161533号公報
特許文献1の車両構造は、把持部及び支持部の両方に開口が形成されているため、衝突時等に衝撃的な荷重が加わった際に、意図せずに消火器が外れるおそれがある。衝撃的な荷重時に消火器が外れることを抑制するために、消火器の胴部を一周覆うように把持部を設けることができる。しかし、胴部を一周覆うように把持部を設けると、消火器を取り出し難くなるおそれがある。
本発明はかかる事情に鑑み、収容スペースから消火器を取り出し易く、かつ衝突時等の衝撃的な荷重が加わった際においても、消火器が保持部材から外れることを抑制できる車両構造を提供することを目的とする。
一態様に係る車両構造は、フロア部材の上側の収容スペース内で横置きの状態で配置され、かつ軸方向と周方向を有する消火器と、前記消火器を保持する保持部材と、を有する。前記保持部材は、第1保持部材と、前記軸方向において前記第1保持部材と離間して配置された第2保持部材と、を有する。前記第1保持部材は、前記消火器の外周面を支持する第1支持部と、前記周方向において前記第1支持部の延長線に位置する第1開口部と、を有する。前記第2保持部材は、前記消火器の外周面を支持する第2支持部と、前記周方向において前記第2支持部の延長線に位置し、かつ前記軸方向において前記第1開口部の延長線上に配置された第2開口部と、前記軸方向において前記第2開口部よりも前記第1保持部材から離れる側に配置され、前記消火器の外周面を支持する第3支持部と、を有する。前記第2支持部と前記第3支持部は、前記消火器の外周面を一周覆うように連なっている。
第2保持部材の第2支持部と第3支持部によって消火器の外周面を一周覆うため、衝突時等の衝撃的な荷重が加わった際においても、消火器が保持部材から外れることを抑制できる。また、第2開口部が第1開口部の延長線上に設けられているため、保持部材に保持された状態において消火器を第1開口部側及び第2開口部側に移動できる。このとき、第3支持部は、第2開口部よりも第1保持部材から離れる側に配置されているため、当該第1開口部側及び第2開口部側への消火器の移動を規制し難い。そのため、使用者は、第2支持部と第3支持部によって消火器の外周面を一周覆った状態で第1開口部側及び第2開口部側に消火器を移動し、消火器を保持部材から容易に取り出すことができる。
本発明によれば、収容スペースから消火器を取り出し易く、かつ衝突時等の衝撃的な荷重が加わった際においても、消火器が保持部材から外れることを抑制できる車両構造を提供できる。
図1は、実施形態に係る車両構造を採用した車両の一部を前側斜め下方から見た斜視図である。 図2は、消火器及び保持部材を示した斜視図である。 図3は、保持部材を示した斜視図である。 図4は、消火器及び保持部材を車両上側から見た平面図である。 図5は、消火器及び保持部材を車両左側から見た側面図である。 図6は、消火器の取り出し態様を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(1)車両構造の全体概略構成
図1は、本実施形態に係る車両構造を採用した車両の一部を前側斜め下方から見た斜視図である。図2は、消火器及び保持部材を示した斜視図である。図3は、保持部材を示した斜視図である。図4は、消火器及び保持部材を車両上側から見た平面図である。図5は、消火器及び保持部材を車両左側から見た側面図である。図6は、消火器の取り出し態様を説明するための図である。
なお、説明の都合上、図面において一部の構成を省略して示している。図1は、フロア部材、リヤシート、シート支持部、消火器及び保持部材以外の部材を省略して示している。図2から図6においては、保持部材130及び消火器のみを示し、その他の部材を省略して示している。図面に示す矢印Xは、車両前後方向を示し、矢印Yは、車両幅方向を示し、矢印Zは、車両上下方向を示す。
図1に示すように、実施形態に係る車両構造100を採用した車両101は、フロア部材102の上側に消火器120を収容する収容スペースSを有する。収容スペースSは、フロア部材102の上側であればよく、シートの下側であってもよいし、シートの後側(リヤシートとバックドアの間)であってもよい。本実施の形態の消火器120の収容スペースSは、リヤシート106の下側に設けられている。
車両101後部の下部には、図1等に示すように、フロア部材102が設けられている。フロア部材102の上側には、シートクッション103、シートバック104及び一対のシート支持部105を備えたリヤシート106が配置されている。シート支持部105は、車両幅方向Yに間隔を空けてフロア部材102上に配置され、シートクッション103及びシートバック104を支持する。車両上下方向Zにおけるシートクッション103とフロア部材102の間、かつ一対のシート支持部105の間には、収容スペースSが設けられている。
消火器120は、収容スペースS内で横置きの状態で配置されている。図2に示すように、消火器120は、略円柱形状であり、軸方向A及び周方向Cを有する。横置きの状態とは、消火器120の外周面が設置面に当接した状態で置かれた状態である。図5に示すように、消火器120は、首部121と胴部122を有する。首部121の径は、胴部122の径よりも小さい。本実施の形態の消火器120の軸方向Aは、車両前後方向Xに沿っているが、他の形態において、消火器120の軸方向Aは、車両前後方向Xに対して斜めであってもよいし、車両幅方向Yに沿っていてもよい。すなわち、消火器120は、縦置き(軸方向Aが車両上下方向Zに沿っている)状態でなく、横置きの状態であればよい。
(2)保持部材の構成
次いで、車両構造100の保持部材130の構成について説明する。保持部材130は、消火器120を収容スペースS内で保持する部材である。保持部材130は、第1保持部材131と、第2保持部材141と、を有する。保持部材130は、フロア部材102に当接するベース部材150を有している。ベース部材150は、第1保持部材131及び第2保持部材141をフロア部材102上で支持し、第1保持部材131及び第2保持部材141を連結する。なお、他の形態において、保持部材130がベース部材150を備えず、第1保持部材131及び第2保持部材141が離間して配置されていてもよい。
図2等に示すように、第1保持部材131は、第1支持部132と、第1開口部133と、を有する。第1保持部材131は、消火器120の首部121を保持している。第1支持部132は、略C字形状であり、消火器120の外周面を支持している。第1開口部133は、消火器120を横方向(本実施の形態においては左側)に取り出すことができるように、開口している。なお、横方向は、車両幅方向Y及び車両前後方向Xを含む。第1開口部133は、周方向Cにおいて第1支持部132の延長線に位置する。すなわち、第1支持部132から周方向Cに延びる領域が第1開口部133である。より詳細には、図3に示すように、第1支持部132の一端部132aと他端部132bの周方向Cにおける間の領域が、第1開口部133となる。
第1支持部132は、消火器120の下面に接触し、かつ消火器120の上面と離間している。よって、消火器120を取り出す際に、消火器120を上側に移動させつつ消火器120を第1保持部材131から外すことができる。なお、本実施の形態において、下面は、横置きの状態で下側に向いた面であり、上面は、横置きの状態で上側に向いた面である。上面及び下面は、いずれも外周面によって構成されている。また、第1支持部132は、消火器120の外周面のうち少なくとも下面に接触していればよく、側面及び上面に接触してもよい。第1支持部132が消火器120の下面、側面及び上面に接触することによって、消火器120を安定して保持することができる。
第2保持部材141は、消火器120の軸方向Aにおいて第1保持部材131と離間して配置されている。第2保持部材141は、第2支持部142と、第2開口部143と、第3支持部144と、を有する。第2支持部142は、略C字形状であり、消火器120の外周面を支持している。具体的には、第2支持部142は、消火器120の下面、右側面及び上面に接触している。第2開口部143は、消火器120を横方向(本実施の形態においては左側)に取り出すことができるように、開口している。第2開口部143は、周方向Cにおいて第2支持部142の延長線に位置する。すなわち、第2支持部142から周方向Cに延びる領域が第2開口部143である。より詳細には、図3に示すように、第2支持部142の一端部142aと他端部142bの周方向Cにおける間の領域が、第2開口部143となる。
第2開口部143は、軸方向Aにおいて第1開口部133の延長線上に位置する。すなわち、軸方向Aにおいて第1開口部133と第2開口部143が重なる重畳部135が設けられている。図5において、重畳部135に斜線を付して示している。なお、第1開口部133と第2開口部143は、少なくとも一部において軸方向Aに重なっていればよく、周方向Cにおける位置がずれていてもよい。
第3支持部144は、消火器120の外周面を支持する。第3支持部144は、第2開口部143よりも第1保持部材131から離れる側に配置されている。消火器120の軸方向Aは、首部121側である第1側A1と、首部121と反対側である第2側A2と、に延びている。第3支持部144は、第2開口部143よりも第2側A2に設けられている。第2支持部142と第3支持部144は、消火器120の外周面を一周(360度)覆うように連なっている。第2支持部142と第3支持部144を合わせて、少なくとも360度覆うように構成されていればよく、第2支持部142と第3支持部144がそれぞれ180度ずつ覆ってもよいし、第2支持部142が270度覆い、第3支持部144が90度覆ってもよいし、第2支持部142と第3支持部144が周方向に重複し、両方によって覆う領域の合計が360度を超えてもよい。
第2保持部材141の第2支持部142と第3支持部144によって消火器120の外周面を一周覆うため、衝突時等の衝撃的な荷重が加わった際においても、消火器120が保持部材130から外れることを抑制できる。
また、図6に示すように、このように構成された車両構造において消火器120を取り出す際は、保持部材130に保持された状態において消火器120を第1開口部133側及び第2開口部143側に移動し、消火器120を取り出すことができる。このとき、第2開口部143が第1開口部133の延長線上に設けられているため、保持部材130に保持された状態において消火器120を第1開口部133側及び第2開口部143側に移動できる。また、第3支持部144は、第2開口部143よりも第1保持部材131から離れる側に配置されているため、当該第1開口部133側及び第2開口部143側への消火器120の移動を規制し難い。そのため、第1開口部133側及び第2開口部143側に消火器120を移動することにより、消火器120が回転しつつ保持部材130から離れ、消火器120を取り出すことができる。すなわち、使用者は、第2支持部142と第3支持部144によって消火器120の外周面を一周覆った状態で、第1開口部133側及び第2開口部143側に消火器120を移動し、消火器120を保持部材130から容易に取り出すことができる。
重畳部135は、車両前後方向X及び車両幅方向Yの少なくともいずれか一方に向かって配置されている。本実施の形態の重畳部135は、車両幅方向Yに向かって配置されている。このような構成によれは、使用者が第1開口部133側及び第2開口部143側に消火器120を横方向に移動することによって、消火器120を保持部材130から外すことができる。消火器120を取り出す際に、消火器120を上方向に向けて移動せずに、横方向に向けて移動するため、取り出すためのスペースを確保するために消火器120の収容位置の制限が少ない。具体的には、シートの下側等、上側に部材が配置さている収容スペースにも配置できる。よって、消火器120の収容位置の制限を低減できる。
第2保持部材141は、第3開口部145を有している。第3開口部145は、周方向Cにおいて第3支持部144の延長線に位置する。すなわち、第3支持部144から周方向Cに延びる領域が第3開口部145である。より詳細には、第3支持部144の一端部と他端部の周方向Cにおける間の領域が、第3開口部145となる。第3開口部145は、軸方向Aにおいて第2支持部142の延長線上に位置する。すなわち、軸方向Aにおいて第2支持部142と第3開口部145が重なる領域が設けられている。第2支持部142と第3開口部145は、少なくとも一部において軸方向Aに重なっていればよく、周方向における位置がずれていてもよい。第3開口部145は、第2開口部143よりも第2側A2に配置されている。
図6に示すように、消火器120を第1開口部133側及び第2開口部143側に移動する際に、第2支持部142と消火器120の当接した部分を中心軸として、首部121を回転方向に移動することができる。このとき、第3支持部144の延長線上に第3開口部145が設けられていることにより、消火器120が回転方向に移動しやすくなり、消火器120を保持部材130からより容易に取り出すことができる。
図3に示すように、第2保持部材141は、第1連結部146と、第2連結部147と、第1ベルト148と、第2ベルト149と、を有する。第1連結部146は、第2支持部142の一端部142aから軸方向Aに延び、かつ第3支持部144に連なる。第2連結部147は、第2支持部142の他端部142bから軸方向Aに延び、かつ第3支持部144に連なる。第3支持部144は、第1連結部146に連なる第1ベルト148と、第2連結部147に連なる第2ベルト149と、第1ベルト148と第2ベルト149を着脱可能に連結する締結部材151と、を有する。
消火器120を保持部材130によって保持する際は、第1ベルト148と第2ベルト149を締結部材151によって締結することによって、消火器120の外周面を一周覆って保持することができる。また、消火器120を保持部材130から外す際は、上述のように、消火器120を第1開口部133側及び第2開口部143側に移動して消火器120を取り出したり、締結部材151の係合を外すことによって消火器120を取り出したりすることができる。締結部材151としては、面ファスナー、パッチン錠を例示できる。
第1ベルト148には、軸方向Aにおいて第1ベルト148よりも第1保持部材131から離れる側に延びる延出部152が設けられている。延出部152は、軸方向Aに沿って設けられており、第1ベルト148と第2ベルト149が重なった領域よりも軸方向Aに延出している。延出部152が設けられていることにより、緊急時等に延出部を引っ張ることよって、第1ベルト第2ベルトの係合を外すことができ、消火器120を容易に取り出すことができる。
第1ベルト148の剛性及び第2ベルト149の剛性は、第2支持部142の剛性よりも低くてよい。このような構成によれば、消火器120を第1開口部133及び第2開口部143側に移動する際に、第1ベルト148及び第2ベルト149が変形し易い。よって、図6に示すように、第2支持部142を基点に消火器120を回転方向に移動する際に、第1ベルト及び第2ベルトが変形して、第3開口部145及び第2支持部142が変形易くなる。よって、消火器120の取り出し作業をより容易に行うことができる。本実施形態の第2支持部142は、金属製であり、第1ベルト148及び第2ベルト149は、ナイロン製であり、第1ベルト148の剛性及び第2ベルト149の剛性は、第2支持部142の剛性よりも低い。
第2支持部142は、可撓性を有する部材によって構成されている。可撓性を有する部材とは、使用者が消火器120を取り出すように引っ張った際に変形可能な部材である。このような構成によれば、第2支持部142を基点に消火器120を回転方向に移動させ易く、消火器120の取り出し作業をより容易に行うことができる。
第2支持部142は、消火器120の外周面を半周以上覆っている。そのため、第2支持部142によって消火器120の横方向の移動を抑制し、消火器120が意図せずに第2支持部142から外れることを抑制できる。また、消火器120を取り出す際は、図6に示すように、可撓性を有する第2支持部142が変形することによって、第2支持部142の一端部142aと他端部142bの領域(第2開口部143)が変形し、消火器120を第2支持部142から容易に外すことができる。
また、他の形態において、第2開口部143の車両上下方向Zの長さ(第2支持部142の一端部142aと他端部142bの間の長さ)は、第2支持部142において支持する領域の消火器120の直径よりも長くてよい。このような構成によれば、消火器120を取り出す際に第2支持部142が変形しなくても、消火器120を横方向に移動することによって、第2保持部材141から消火器120を外すことができる。
第1開口部133の車両上下方向Zの長さ(第1支持部132の一端部132aと他端部132bの間の長さ)は、第1支持部132において支持する領域の消火器120の直径よりも長い。よって、消火器120を取り出す際に、消火器120を横方向に移動することによって、第1保持部材131から消火器120を外すことができる。また、他の形態において、第1支持部132が可撓性を有する部材によって構成される形態にあっては、第1開口部133の車両上下方向の長さは、第1支持部132において支持する領域の消火器120の直径よりも短くてもよい。
第1支持部132によって支持する領域の消火器120の径は、第2支持部142によって支持する領域の消火器120の径よりも小さい。具体的には、第1保持部材131は、消火器120の首部121を保持し、第2保持部材141は、消火器120の胴部122を保持している。使用者が首部121を把持して消火器120を取り出す際に、消火器120を第1保持部材131からより外し易い。また、第1支持部132が胴部122の直径よりも小さく構成されていることにより、第1支持部132によって胴部の軸方向Aの移動を規制し、消火器120の軸方向Aの移動を規制できる。また、他の形態において、第1保持部材131は、消火器120の胴部122を保持してもよい。
図5に示すように、第1保持部材131は、軸方向Aにおいて消火器120の中心120Cに対する一方側に配置されており、第2保持部材141は、軸方向Aにおいて消火器120の中心120Cに対する他方側に配置されている。消火器120の中心120Cは、消火器120の軸方向Aにおける中心である。本実施の形態の第1保持部材131は、消火器120の中心120Cよりも第1側A1に配置され、第2保持部材141は、消火器120の中心120Cよりも第2側A2に配置されている。このような構成によれば、消火器120を第1開口部133側及び第2開口部143側に移動する際に、消火器120の中心120Cの一方側のみならず、消火器120の中心120Cを跨がった両側を移動でき、消火器120をより取り出しやすくなる。
また、図6に示すように、消火器120にビード部123が設けられている。ビード部123は、胴部122において周囲の外周面よりも径方向の外側に突出している。第2保持部材141は、ビード部123よりも第1側A1に設けられている。ビード部123が第2保持部材141の第1側A1への移動を規制し、第2保持部材141が意図せずに消火器120から抜けることを抑制できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
100 :車両構造
101 :車両
102 :フロア部材
120 :消火器
121 :首部
122 :胴部
130 :保持部材
131 :第1保持部材
132 :第1支持部
132a :一端部
132b :他端部
133 :第1開口部
135 :重畳部
141 :第2保持部材
142 :第2支持部
143 :第2開口部
144 :第3支持部
145 :第3開口部
146 :第1連結部
147 :第2連結部
148 :第1ベルト
149 :第2ベルト
150 :ベース部
A :軸方向
A1 :第1側
A2 :第2側
C :周方向
S :収容スペース
X :車両前後方向
Y :車両幅方向
Z :車両上下方向

Claims (5)

  1. フロア部材の上側の収容スペース内で横置きの状態で配置され、かつ軸方向と周方向を有する消火器と、
    前記消火器を保持する保持部材と、を有する車両構造であって、
    前記保持部材は、第1保持部材と、前記軸方向において前記第1保持部材と離間して配置された第2保持部材と、を有し、
    前記第1保持部材は、前記消火器の外周面を支持する第1支持部と、前記周方向において前記第1支持部の延長線に位置する第1開口部と、を有し、
    前記第2保持部材は、前記消火器の外周面を支持する第2支持部と、前記周方向において前記第2支持部の延長線に位置し、かつ前記軸方向において前記第1開口部の延長線上に配置された第2開口部と、前記軸方向において前記第2開口部よりも前記第1保持部材から離れる側に配置され、前記消火器の外周面を支持する第3支持部と、を有し、
    前記第2支持部と前記第3支持部は、前記消火器の外周面を一周覆うように連なっている、車両構造。
  2. 前記軸方向において前記第1開口部と前記第2開口部が重なる重畳部を有し、
    前記重畳部は、車両前後方向及び車両幅方向の少なくともいずれか一方に向かって配置されている、請求項1に記載の車両構造。
  3. 前記第2保持部材は、前記第2支持部の一端部から前記軸方向に延び、かつ前記第3支持部に連なる第1連結部と、前記第2支持部の他端部から前記軸方向に延び、かつ前記第3支持部に連なる第2連結部と、を有し、
    前記第3支持部は、前記第1連結部に連なる第1ベルトと、前記第2連結部に連なる第2ベルトと、前記第1ベルトと前記第2ベルトを着脱可能に連結する締結部材と、を有する、請求項1又は請求項2に記載の車両構造。
  4. 前記第1ベルトには、前記軸方向において前記第1ベルトよりも前記第1保持部材から離れる側に延びる延出部が設けられている、請求項3に記載の車両構造。
  5. 前記第1保持部材は、前記軸方向において前記消火器の中心に対する一方側に配置され、
    前記第2保持部材は、前記軸方向において前記消火器の中心に対する他方側に配置されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両構造。
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