JP2014231287A - 乗物用シート - Google Patents

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幸治 大橋
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Abstract

【課題】ヘッドレストステーをサポート部材に挿入しやすくするとともに、ヘッドレストステーとサポート部材が衝突することにより生じる音を改善すること。
【解決手段】ヘッドレストと、前記ヘッドレストに設けられたヘッドレストステー21と、前記ヘッドレストステー21を保持する筒形状のサポート部材を備えたシートバックと、を有する乗物用シートであって、サポート部材の内周面には、サポート部材の中心軸に向けて突出し、ヘッドレストステー21を支持可能な支持突部51を備えており、かつ、平常時にはヘッドレストステー21と接しない補助突部52を備えている構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、ヘッドレストを備える乗物用シートに関する。
従来から、シートバックに備えたサポート部材によりヘッドレストを保持する構成とした乗物用シートが広く知られている。また、当該サポート部材とヘッドレストステーが接する面を凹凸形状とすることも知られている(特許文献1)。特許文献1には、サポート部材の内周面を凹凸形状とすることで、ヘッドレストステーの径のばらつきに関わらず、安定して支持することが可能である旨が記載されている。
独国特許発明第1984618号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の構成であると、サポート部材とヘッドレストステーが接触する面積が減少するため、乗物用シートが振動した場合などにヘッドレストステーが傾斜するという事象が発生する。そして、ヘッドレストステーが傾斜するとサポート部材に衝突するため、衝突音が生じる。当該衝突音は不快な音であるため、改善したいという要望があった。
一方、サポート部材の内周面を凹凸形状にしなければ、当該衝突音は生じない。しかしながら、サポート部材の内周面を凹凸形状とすることで、ヘッドレストステーをサポート部材に挿入する際の負荷を低減可能であることが判明した。そのため、サポート部材の内周面を凹凸形状としたまま、衝突音を抑制することができないかを検討した。当該衝突音について調査をすると、ヘッドレストステーがサポート部材に衝突した際に接する面積が小さいほど、不快な衝突音を抑制できることが判明した。
本発明は、上記した経緯にて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ヘッドレストステーをサポート部材に挿入しやすくするとともに、ヘッドレストステーとサポート部材が衝突することにより生じる音を改善することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、ヘッドレストと、前記ヘッドレストに設けられたヘッドレストステーと、前記ヘッドレストステーを保持する筒形状のサポート部材を備えたシートバックと、を有する乗物用シートであって、サポート部材の内周面には、サポート部材の中心軸に向けて突出し、ヘッドレストステーを支持可能な支持突部を備えており、かつ、平常時にはヘッドレストステーと接しない補助突部を備えていることを特徴とする。
なお本明細書における平常時とは、サポート部材に対してヘッドレストステーが傾斜した状態となっていない時を意味する。
この第1の発明によれば、ヘッドレストと、前記ヘッドレストに設けられたヘッドレストステーと、前記ヘッドレストステーを保持する筒形状のサポート部材を備えたシートバックと、を有する乗物用シートに関し、サポート部材の内側面には、サポート部材の中心軸に向けて突出し、ヘッドレストステーを支持可能な支持突部を備えており、かつ、平常時にはヘッドレストステーと接しない補助突部を備えている構成としているため、比較的負荷がかからない状態でヘッドレストステーをサポート部材に装着することが可能となる。また、当該装着後にヘッドレストステーが傾いて、サポート部材と接触した際にも、ヘッドレストステーとサポート部材の接触面積が抑制されているため、不快な衝突音の発生を抑制することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、筒形状のサポート部材にはヘッドレストステーを挿入可能な穴部の中心軸よりも前方右側及び前方左側に支持突部が配置されており、かつ、前方右側に設けられた支持突部と、前方左側に設けられた支持突部との間には、補助突部が設けられており、前記穴部の中心軸よりも後方右側及び後方左側に支持突部が配置されており、かつ、後方右側に設けられた支持突部と、後方左側に設けられた支持突部との間には、補助突部が設けられていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、筒形状のサポート部材にはヘッドレストステーを挿入可能な穴部の中心軸よりも前方右側及び前方左側に支持突部が配置されており、かつ、前方右側に設けられた支持突部と、前方左側に設けられた支持突部との間には、補助突部が設けられており、前記穴部の中心軸よりも後方右側及び後方左側に支持突部が配置されており、かつ、後方右側に設けられた支持突部と、後方左側に設けられた支持突部との間には、補助突部が設けられている。そのため、乗物用シートが振動することによりヘッドレストが前後方向に振れても、ヘッドレストステーとサポート部材とが衝突する部位に補助突部が設けられることになり、効率的に不快な衝突音の発生を抑制することが可能となる。また、前方および後方の支持突部により、前後方向に対する振れを適切に抑制することが可能となる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、筒形状のサポート部材には、サポート部材の中心軸側に変位することにより、ヘッドレストステーを接触可能な変位可能部を備えていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、筒形状のサポート部材には、サポート部材の中心軸側に変位することにより、ヘッドレストステーを接触可能な変位可能部を備えているため、変位可能部によりヘッドレストステーの支持力を高めることが可能となり得る。
本発明によれば、ヘッドレストステーをサポート部材に挿入しやすくするとともに、ヘッドレストステーとサポート部材が衝突することにより生じる音を改善することが可能となる。
本発明の乗物用シートにおけるヘッドレストサポートの位置を示す斜視図である。 本発明の乗物用シートにおけるヘッドレストサポートの位置を示す平面図である。 ヘッドレストサポートの側面図である。 ヘッドレストステーをヘッドレストサポートに挿入した状態を表す垂直断面図である。 図4のV−V断面を示した図である。 図4のVI−VI断面を示した図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、適宜図面を用いながら説明する。
なお、本明細書における前後方向、上下方向、左右方向などの方向は、図1などに示したXが前方向、Yが左方向、Zが上方向と規定される。例えば、通常、乗員が着座した際に視界に入るほうが前方で、視界に入らない後頭部側が後方となる。
本実施の形態の乗物用シート1は、車両用シートであり、図1に示すように、ヘッドレスト2とシートバック3とシートクッション4を備えている。ヘッドレスト2は、金属製で略U字形状のヘッドレストステー21に対してヘッドレストパッドが一体化されたものであり、ヘッドレストパッドはヘッドレストカバーで覆われている。
また、乗物用シート1のシートバック3には金属の材料で骨格を形成するバックフレーム7を備えている。当該バックフレーム7の上側の部分を構成するアッパーフレーム71において筒形状で金属製のホルダー6を二つ設けている。当該ホルダー6に対して、サポート部材であるヘッドレストサポート5が挿入されて固定される。
前記ヘッドレストサポート5は樹脂製であり、ヘッドレストステー21を挿入可能な穴部58を設けている。穴部58が設けられていることにより、上方からヘッドレストステー21が挿入可能となっている。なお、二つのヘッドレストサポート5は同一形状では無く、一方は、ヘッドレスト2の上下位置を固定するための爪部(図示せず)を操作可能な爪部操作ボタン59が設けられており、もう一方には当該爪部操作ボタン59などは設けられていない。前記爪部はヘッドレストステー21に設けられた複数の切り欠き部211と係合することにより上下位置を選択することができるように構成されている。
上記二つのヘッドレストサポート5の相違点は、主として爪部などを備えているか否かという点であるため、以下においては、爪部などを備えたヘッドレストサポート5の図を用いて説明することにする。
本実施の形態の乗物用シート1におけるヘッドレストサポート5は、略四角筒形状のホルダー6に保持されるものであり、外形が略直方体形状となっている。当該ヘッドレストサポート5はその内部に略円筒形状の穴部58を形成しており、略円筒形状のヘッドレストステー21を挿入して固定することが可能とされている。ヘッドレストサポート5の略円筒形状の穴部58には、穴部58の中心軸Cに向う方向に複数の突部が設けられており、その突部はいずれも穴部58の中心軸Cに対する垂直断面において弧状に形成されている。より具体的には、ヘッドレストサポート5の一般面から中心軸C側にせり出している突部として、支持突部51を4つと、支持突部51よりもヘッドレストサポート5の中心軸C側にせり出していない補助突部52を2つ備えている。支持突部51及び補助突部52は、中心軸Cと略平行となるような長手方向を備えた突条の形状である。
図5に示すように、4つの支持突部51のうち、2つの支持突部51が前側に配置されており、残りの2つの支持突部51が後側に配置されている。また、前側に設けられた支持突部51の間には補助突部52が配置されており、後側に設けられた支持突部51の間にも補助突部52が配置されている。平常時は4つの支持突部51が主にヘッドレストステー21を支持している。支持突部51はヘッドレストステー21を支持可能な状態であるため、ヘッドレストサポート5の穴部58にヘッドレストステー21を挿入する場合、当該支持突部51とヘッドレストステー21が接しながら挿入されることになる。なお、補助突部52は平常時にはヘッドレストステー21と接触することはない。よって、ヘッドレストステー21をヘッドレストサポート5に挿入する際に、補助突部52から負荷が働くことがない。
当該構成とするために、支持突部51は、補助突部52よりも穴部58の中心軸Cに向けて突出するように形成されている。また、支持突部51は穴部58の中心軸Cから前後方向に向けられる前後軸FB上には設けられておらず、前後軸FBよりも右側と前後軸FBよりも左側に設けられている(図5及び図6参照)。
補助突部52は支持突部51同士の間に位置しており、詳しくは、前後軸FBの右側に配置された支持突部51と前後軸FBの左側に配置された支持突部51との間に位置している。より具体的には、補助突部52は前後軸FB上に設けられており、補助突部52の最も隆起した部分が前後軸FB上に位置している。補助突部52は断面視円弧形状であるが、穴部58の中心軸C方向が補助突部52の長手方向となるように形成されている。補助突部52は、前後軸FB上に設けられているため、前側に設けられた補助突部52と後側に設けられた補助突部52との中間位置に穴部58の中心軸Cが位置することとなる。また、前後軸FBを対称軸として線対称となるように支持突部51が配置されている。なお、穴部58の中心軸Cと補助突部52が形成する線分と、穴部58の中心軸Cと支持突部51が形成する線分との間に生じる角度θ1は略30度程度としている(図5及び図6参照)。つまり、補助突部52の両側に位置する支持突部51と穴部58の中心軸Cとにより形成される角度θ2は60度である。なお、支持突部51は支持可能であればよいため、当該部分の角度θ2が60度であることは、必須なものではなく、その目的を果たす限りどのような角度であっても良い。しかし、ヘッドレストステー21を適切に支持することを考慮すると、当該部分の角度θ2は90度未満であることが望ましく、より小さい角度であるほうが望ましい。
なお、当該角度θ2は、ヘッドレストステー21と支持突部51が接している部分を基準にした角度であり、ヘッドレストステー21と支持突部51が面状に接している場合は、その中央部分を基準にした角度である。
一般的にヘッドレストサポート5は、通常左右方向に並列するように二つ設け、当該二箇所でヘッドレスト2を支持する構成である(図1及び図2参照)。そのため、ヘッドレスト2は左右方向には傾きにくく、前後方向に傾くことが多い。したがって、前側の支持突部51は前後軸FBを挟んで右側及び左側に設けた際に、当該支持突部51,51どうしと、穴部58の中心軸Cとが形成する角度が小さくなることが好ましい。また、当該部分の支持突部51同士の間に補助突部52を設けることが好ましい。当該構成であることにより、ヘッドレスト2が前後に傾斜することを抑制しやすいからである。
本実施の形態においては、ヘッドレストサポート5にヘッドレストステー21を挿入した際に、ヘッドレストステー21と補助突部52との間に生じる隙間が0.1mm程度となるようにしている。つまり、ヘッドレストステー21と補助突部52とは平常時においても隣接した状態である。
これにより、ヘッドレストステー21が傾いた際に、補助突部52が支持部として迅速に働くことが可能であるとともに、ヘッドレストステー21をヘッドレストサポート5に挿入する際には摩擦抵抗を抑制することが可能である。
また、補助突部52は断面視円弧形状であるため、ヘッドレストステー21が傾斜して、接する状態になっても、補助突部52とヘッドレストステー21とが接する面積を極力抑えることが可能となる。したがって、補助突部52とヘッドレストステー21が接した際に発生する不快な衝突音を改善することが可能となる。
なお、2つのヘッドレストサポート5の中心軸C,Cと交わる左右軸RLは前後軸FBと略直交する位置関係となる(図2参照)。そして、本明細書における前と後の境は当該左右軸RLであり、右と左の境は前後軸FBである。
ヘッドレストサポート5の上端には鍔部54を設けており、鍔部54に接続するように筒形の本体部53を備えている(図3及び図4参照)。本体部53には本体の長手方向中央付近において左右対称位置に突出する係止部55を設けており、当該係止部55は外表面から穴部58の中心軸C側に押圧することにより、穴部58の中心軸C側に変位可能な構成としている。そのため、ヘッドレストサポート5をホルダー6の一端側から挿入して摺動させることで、係止部55がホルダー6により穴部58の中心軸C側に押圧されることになる。
また、当該係止部55は当該押圧力を解除することにより、元の位置に戻ることが可能である。そして、ホルダー6には当該係止部55が係止可能な係止穴61が二つ設けられている。当該構成を採用しているため、ヘッドレストサポート5の係止部55がホルダー6の係止穴61と相対する状態になるまで摺動させると、係止部55にかかる押圧力が解除され、係止部55が元の位置に戻る。当該状態とすることによりホルダー6とヘッドレストサポート5の相対位置を固定することが可能となる。
図3及び図6から理解されるように、ヘッドレストサポート5の本体の中央部、かつ、前側には窓部56を二つ設けている。また、当該窓部56を仕切るように上下方向に延びるプレート部57が設けられている。つまり、プレート部57は、正面側に設けられている。当該プレート部57にはその他の部位よりも厚みが大きい、膨らみ部571が設けられている。当該膨らみ部571は、平常時、その周囲よりもやや外周側に突出している。なお、当該膨らみ部571は、中央軸C側に変位可能であり、本発明の変位可能部に相当する。
当該プレート部57は前後方向に撓むことが可能であるため、ヘッドレストサポート5をホルダー6に挿入する際には、内側に撓む。つまり、膨らみ部571に相当する部分が、内側に突出する状態となるように位置することになる。また、ホルダー6に挿入されたヘッドレストサポート5に対して、ヘッドレストステー21を挿入しようとする場合(図4参照)、当該膨らみ部571は外側への移動が抑制されている。したがって、当該膨らみ部571はヘッドレストステー21に対して押圧力を働かせることになる。
本実施の形態においては、膨らみ部571は、内側にも外側にも突形状を備えた形状となっており、全体として水平断面が略六角形状となっている(図6参照)。
ゆえに、膨らみ部571がヘッドレストステー21と接する際にも、接触面積が大きくなることを抑制することが可能であり、ヘッドレスト2を上下方向へ移動させるために必要な力が過大となることを防ぐことが可能となる。
なお、単にヘッドレストステー21の保持力を高めるために膨らみ部571を設けるのであれば、どの位置に、どのように配置していてもかまわない。しかし、ヘッドレスト2を後方側に寄せるように押圧力を与えるような配置にすると、乗員の頭部からヘッドレスト2にかけられる力の方向と、膨らみ部571がヘッドレストステー21にかける力の方向と、が略対応することになり、適切に乗員の頭部を支持することが可能となり得るので、好ましい。
また、膨らみ部571が形成されていることにより、ヘッドレストステー21が傾斜されにくくなり、更には、傾斜した際にもヘッドレストステー21がヘッドレストサポート5に勢い良く接することを抑制することが可能となりえるため、不快な衝突音を抑制することにも効果をもたらすことが可能となりうる。
上記実施例における乗物用シート1においては、支持突部51を設けることによりヘッドレスト2とヘッドレストサポート5が摺接する面積が抑制されるため、ヘッドレスト2をヘッドレストサポート5に挿入する際においても、乗員に負担がかかることを抑制することが可能となる。
また、ヘッドレストステー21が傾いた際にもヘッドレストステー21とヘッドレストサポート5が接する面積が大きくないため、不快な衝突音が抑制される。
また、前後方向の各々に支持突部51と補助突部52を配置しているため、振動によりヘッドレストステー21が前後いずれの方向に傾斜しても、衝突音を抑制することが可能となる。
また、後突などにより、乗員の後頭部からヘッドレストサポート5に対して力が働いた場合においても、ヘッドレストサポート5には補助突部52が存在するため、ヘッドレスト2に対して十分な支持力が迅速に働く。
また、ヘッドレストサポート5には、内側に部分的に突出することが可能な膨らみ部571があるため、ヘッドレストサポート5の支持を補助することが可能となる。
また、ヘッドレストサポート5に設けられた膨らみ部571が存在するため、ヘッドレストステー21を後方へ押圧することとなり、ヘッドレストステー21のがたつきを抑制することが可能となる。
また、平常時から、ヘッドレストステー21と補助突部52とが隣接しているため、ヘッドレストステー21が傾斜した際にも、迅速に補助突部52に接することになる。そのため、ヘッドレスト2の支持の補助が迅速に働く。
また、ヘッドレストサポート5に設けられた支持突部51や補助突部52は、弧形状の断面を備えているため、ヘッドレストステー21と摺接する部分の面積を少なくすることが可能である。
また、突部に関し、ヘッドレストステー21と接触する部位が角部を備える形状で無いため、磨耗により機能不良となる事態を抑制しやすくなる。
以上、1つの実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。
例えば、膨らみ部は形成しないものとすることも可能である。
また、ヘッドレストサポートに設ける穴は円筒形状であることに限らず、四角筒形状とすることも可能である。
また、ヘッドレストサポートに設けた支持突部及び補助突部は弧形状としないことも可能である。例えば、略三角形状とすることも可能であるし、四角形状とすることも可能である。ただし、接触面をできるだけ少なくするという点からすると四角形状で無いほうが望ましく、摺接により磨耗することを考慮すると三角形状でないほうが好ましいため、弧形状とすることが望ましい。
また、補助突部はヘッドレストステーの前方及び後方向に各々一つずつとしているが、どちらか一方にのみ設けるものとすることも可能であるし、少なくとも一方の補助突部を複数とすることも可能である。具体的には、支持突部同士の間に複数の補助突部を設けるものとすることも可能である。
また、支持突部は、4つで無くとも良く、3つにすることも、5つ以上とすることも可能であるが、前後の振れを抑制する点を重視すれば、4つ以上とすることが望ましく、摺動荷重を低減させることを重視すれば、支持突部はできるだけ少ないほうが良い。
また、実施の形態においては、筒形状のサポート部材には前記ヘッドレストサポートに設けられた穴部の中心軸よりも前方右側及び前方左側に支持突部が配置されており、前方右側に設けられた支持突部と、前方左側に設けられた支持突部との間に補助突部が設けられており、前記ヘッドレストサポートに設けられた穴部の中心軸よりも後方右側及び後方左側には支持突部が配置されており、後方右側に設けられた支持突部と、後方左側に設けられた支持突部との間に補助突部が設けられている構成であるが、前方側にのみ補助突部を設ける構成とすることなども可能である。
また、前方に設けた支持突部と後方に設けた支持突部を同様の構成としないことも可能である。例えば、前方のθ1やθ2の角度と、後方のθ1やθ2の角度とが一致していない構成とすることも可能である。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。
1 乗物用シート
2 ヘッドレスト
3 シートバック
4 シートクッション
5 ヘッドレストサポート
6 ホルダー
21 ヘッドレストステー
51 支持突部
52 補助突部
53 本体部
54 鍔部
55 係止部
56 窓部
57 プレート部
58 穴部
59 爪部操作ボタン
71 アッパーフレーム
571 膨らみ部
FB 前後軸
RL 左右軸
C 中心軸

Claims (3)

  1. ヘッドレストと、前記ヘッドレストに設けられたヘッドレストステーと、前記ヘッドレストステーを保持する筒形状のサポート部材を備えたシートバックと、を有する乗物用シートであって、
    サポート部材の内周面には、サポート部材の中心軸側に向けて突出し、ヘッドレストステーを支持可能な支持突部を備えており、かつ、平常時にはヘッドレストステーと接しない補助突部を備えていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    筒形状のサポート部材にはヘッドレストステーを挿入可能な穴部の中心軸よりも前方右側及び前方左側に支持突部が配置されており、かつ、前方右側に設けられた支持突部と、前方左側に設けられた支持突部との間には、補助突部が設けられており、
    前記穴部の中心軸よりも後方右側及び後方左側に支持突部が配置されており、かつ、後方右側に設けられた支持突部と、後方左側に設けられた支持突部との間には、補助突部が設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用シートであって、
    筒形状のサポート部材には、サポート部材の中心軸側に変位することにより、ヘッドレストステーと接触可能な位置まで変位可能な変位可能部を備えていることを特徴とする乗物用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111434525A (zh) * 2019-01-11 2020-07-21 格瑞玛股份公司 头枕和头枕系统

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