JP2019216869A - ゲームシステムおよびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】簡易な操作で、ゲームへの参加に必要な情報の登録を完了できるようにする。【解決手段】ゲームを実行するゲーム装置と、ゲームに参加するプレイヤーが所持するユーザ端末と、を備え、ゲーム装置は、画面上に、各々が異なる付加情報を含む複数の二次元コードを表示する表示制御部と、プレイヤーの参加登録情報を管理する登録管理部と、を備え、ユーザ端末は、二次元コードを読み取る二次元コード読み取り部と、読み取った二次元コードに含まれる付加情報に基づいて、ゲーム装置に参加登録情報を送信する登録処理部とを備える。【選択図】図５

Description

本発明は、ゲームシステムおよびプログラムに関する。

ポーカーなどのカードゲームのように、複数のプレイヤーが参加して競い合うゲームが、オンラインゲームとして広く楽しまれるようになっている（例えば特許文献１）。

このようなオンラインゲームでは、プレイヤーは、自身のスマートフォンなどの端末を操作してゲームへの参加登録を行うことが一般的である。

特開２０１６−１４６９３０号公報

従来は、プレイヤーは参加登録を行う場合、端末の操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置を操作して、ゲームに参加するグループ（テーブル）を選択したり、仮想空間における席などの指定などを行う必要があった。

そこで、本発明は、簡易な操作で、ゲームへの参加に必要な情報の登録を完了できるようにすることを目的とする。

本発明に係るゲームシステムは、ゲームを実行するゲーム装置と、
前記ゲームに参加するプレイヤーが所持するユーザ端末と、を備え、
前記ゲーム装置は、
画面上に、各々が異なる付加情報を含む複数の二次元コードを表示する表示制御部と、
前記プレイヤーの参加登録情報を管理する登録管理部と、を備え、
前記ユーザ端末は、
前記二次元コードを読み取る二次元コード読み取り部と、
読み取った二次元コードに含まれる付加情報に基づいて、前記ゲーム装置に参加登録情報を送信する登録処理部と、を備えたものである。

本発明に係るプログラムは、コンピュータを、
二次元コードを読み取る二次元コード読み取り部と、
読み取った二次元コードに含まれる付加情報に基づいて、前記ゲーム装置に参加登録情報を送信する登録処理部と、して機能させるものである。

本発明によれば、簡易な操作で、ゲームへの参加に必要な情報の登録を完了できるようにすることができる。

本発明の実施の形態による、ゲームシステム１の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態による、ゲーム装置１０の概観を示す全体図。 本発明の実施の形態による、ゲーム装置１０の機能構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態による、ユーザ端末２０の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態による、ゲームの流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態による、ゲーム装置１０のディスプレイ１４に表示される画面を例示する図。

次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態
図１は、本発明の実施の形態によるゲームシステム１の構成を示すブロック図である。図１に示すように、ゲームシステム１は、複数のゲーム装置１０と、複数のユーザ端末２０と、ルーター３０を含んでいる。ゲーム装置１０とユーザ端末２０は、ルーター３０を介して、通信ネットワークにより接続されている。

通信ネットワークは、例えばＷｉＦｉであり、ルーター３０は例えばＷｉＦｉルーターである。なお、通信ネットワークは、インターネット、ＬＡＮ、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース（登録商標）、その他の通信回線、または、それらの組み合わせであってもよい。また、有線であるか無線であるかを問わない。

本実施形態では、アミューズメント施設などに設置された各々のゲーム装置１０上で、オンラインのポーカーゲーム（ここではテキサスホールデム）が実施される。各ゲーム装置１０は、現実世界におけるポーカーのテーブルに相当し、プレイヤーは、テーブルを選ぶ感覚で、いずれかのゲーム装置１０を選択してゲームに参加する。ゲームに参加する場合、プレイヤーは自身の所持するユーザ端末２０を用いて参加登録を行う。参加登録の際は、ゲーム装置１０を選択すると共に、仮想空間における自分の席も選択する。仮想空間における席は、ゲーム装置１０の画面上に表示されたテーブルの周囲に配置された各プレイヤーのポジションに対応する。

図２は、ゲーム装置１０の概観を示す全体図である。図２に示すように、ゲーム装置１０は、筐体１１、筐体１１の内部に備えられた制御装置１２と外部記憶装置１３、ディスプレイ１４を備えている。ゲーム装置１０は、プレイヤーのユーザ端末２０と連携して、オンラインゲームを実行する。

制御装置１２は、ハードウェアとして、ＣＰＵ、ＲＯＭやＲＡＭ等のメモリ、入力インタフェース、出力インタフェース、通信インタフェース及びこれらを結ぶバス等を備えている。制御装置１２は、ＣＰＵ、ＲＯＭやＲＡＭ等のメモリ、入力インタフェース、出力インタフェース、通信インタフェース及びこれらを結ぶバス等を備えている。制御装置１２は、ＣＰＵがＲＯＭ等に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。

図３は、ゲーム装置１０の機能構成を示すブロック図である。図３に示すように、制御装置１２のＣＰＵによって実行される機能モジュールには、登録管理部１０１、表示制御部１０２が含まれる。

外部記憶装置１３は、ハードディスクドライブ等であり、図３に示すように、登録情報記憶部１０３を実装している。登録情報記憶部１０３には、ゲーム装置１０で実行されるゲームに参加しているプレイヤーの情報や、ゲームの進行状況の情報等が記憶されている。特に、本実施形態では、ポーカー（テキサスホールデム）に参加している各プレイヤーの席の位置の情報（仮想空間における席）が記録されている。

ディスプレイ１４は、図２に示すように、筐体１１の上部などプレイヤーから見やすい場所に設置された液晶ディスプレイなどの表示装置であり、ゲーム装置１０で実行されるゲームの状況に関する画像を表示する。具体的には、ディスプレイ１４の画面に表示される画像は、ポーカーゲームを行うテーブル上の状態を示している。また、後述するように、ゲーム開始前には、プレイヤーが、ゲームに参加するテーブルと席を指定して参加登録を行うための二次元コードが表示される。二次元コードには、ゲーム装置１０の識別情報、ゲーム装置１０とユーザ端末２０の間で通信接続を行うために必要な情報、ディスプレイ１４上で当該二次元コードが表示されている位置に対応する席の識別情報などを含む付加情報が含まれている。

ユーザ端末２０は、プレイヤーが所有する、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートＰＣ（パーソナルコンピュータ）、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ウェアラブルデバイスなど、通信ネットワークを介してゲーム装置１０と通信が可能な端末である。図４は、ユーザ端末２０の構成を示すブロック図である。図４に示すように、ユーザ端末２０は、プロセッサ２１、キーボードやマウス、各種操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置２２、液晶ディスプレイなどの表示装置２３、通信ネットワークに接続するための通信インタフェース２４、ディスクドライブまたは半導体メモリ（ＲＯＭ、ＲＡＭなど）などの記憶資源２５を備えている。記憶資源２５には、プロセッサ２１が実行するコンピュータプログラムが記憶されており、ゲーム装置１０と連携してオンラインのポーカーゲームを実行するためのコンピュータプログラム（専用アプリ）も記憶されている。プロセッサ２１よって実行される専用アプリの機能モジュールには、二次元コード読み取り部２０１、登録処理部２０２が含まれる。

次に、ゲームシステム１による、ゲームの流れについて説明する。図５は、ゲームシステム１によるゲームの流れを示すフローチャートである。

まず、ポーカーゲームに参加しようとするプレイヤーは、参加登録を受け付けている複数のゲーム装置１０の中から、ゲームに参加したい台を選ぶ。参加登録を受け付けているゲーム装置１０のディスプレイ１４には、図６に示すように、複数の二次元コードが表示されている。プレイヤーはゲーム装置１０を選択したら、自身のユーザ端末２０を用いて、選択したゲーム装置１０のディスプレイ１４に表示されている二次元コードの中から１つを選んで読み取る（ステップＳ１０１）。

図６に示すように、ゲームへの参加を受け付けているゲーム装置１０のディスプレイ１４には、ポーカーゲームが行われるテーブルＴを上方から見た状態を示す画像が表示されている。テーブルＴの周囲には、複数の二次元コードＣ１〜Ｃ８が表示されている。二次元コードＣ１〜Ｃ８は、プレイヤーの席（席番号１〜８）に対応している。

プレイヤーが、ユーザ端末２０によっていずれかの二次元コードを読み取ることにより、当該ゲーム装置１０で実施されるゲームへの参加登録を行うことができる。同時に、読み込んだ二次元コードに対応する席を自身の席として登録することができる。なお、すでに他のプレイヤーによって登録済の席については、二次元コードは表示されず、代わりに登録したプレイヤーのニックネームやキャラクターなどが表示されるようにしてもよい。また、すべての席が登録済になった場合は、そのゲーム装置１０については参加登録の受付は終了する。

ユーザ端末２０によって、二次元コードが読み込まれることにより、ユーザ端末２０は二次元コードに含まれる付加情報を取得する（ステップＳ１０２）。付加情報には、ゲーム装置１０の識別情報、席の識別情報、およびゲーム装置１０との通信に用いるＷｉＦｉへの接続に必要なＳＳＩＤとパスワードの情報が含まれる。ユーザ端末２０は、ＷｉＦｉへの接続に必要なＳＳＩＤとパスワードを利用して、選択したゲーム装置１０との通信ネットワークを介した接続を確立する（ステップＳ１０３）。

さらに、ユーザ端末２０は、付加情報に含まれるゲーム装置１０の識別情報と、席の識別情報を用いて、自動的にゲームへの参加登録を行う（ステップＳ１０４）。すなわち、参加登録情報として、接続を確立したゲーム装置１０に対し、ゲーム装置１０の識別情報と、席の識別情報と、プレイヤーの識別情報（例えば、専用アプリのユーザＩＤ等）を送信する。ゲーム装置１０は、ユーザ端末２０から、当該ゲーム装置１０の識別情報を含む参加登録情報を受信すると、登録情報記憶部１０３に、プレイヤーの識別情報に紐づけて、席の識別情報を登録する（ステップＳ１０５）。

ゲーム装置１０への参加登録の受付期間が終了すると（ステップＳ１０６：ＹＥＳ）、ゲーム装置１０によって、ゲーム（テキサスホールデム）が実行される（ステップＳ１０７）。

ゲームが開始すると、まず、ゲーム装置１０によって各プレイヤーに２枚の手札（ホールカード）が配布される。各プレイヤーは、自身に配られた手札をユーザ端末２０の表示装置上で見ることができる。また、ゲーム装置１０は、各プレイヤーに配布された手札の情報を登録情報記憶部１０３に記憶する。また、全プレイヤーが共通で使える５枚のカード（コミュニティカード）が、ゲーム装置１０のディスプレイ１４に表示されたテーブル上に表示される。

チップをかけるなどのアクションを行う順番は、席の位置によって決められ、１番手（スモールブラインド）に対応する席のプレイヤーが最初にアクションを行い、次に、１番手の左隣の２番手（ビッグブラインド）がアクションを行う。以降、左隣のプレイヤーが順次アクションを行い、最後（ディーラーボタン）のプレイヤーがアクションを行うと、１ゲームが終了する。１番手の位置は、ゲーム毎に左隣に移動していく。アクションは、各プレイヤーがユーザ端末２０を操作することにより、専用アプリを介して行うことができる。

テキサスホールデムでは、プレイヤー本人しか見られない２枚のホールカードと全プレイヤー共通の５枚のコミュニティカードの合計７枚のカードの中から、最強の組み合わせになるように５枚のカードを選ぶ。そのようにして選んだ５枚の組み合わせに基づいて、各プレイヤーはどのようなアクションを行うかを決定する。したがって、できるだけ多くの他のプレイヤーのアクションを見た上で自分のアクションを行う方がより多くの情報を得られるため有利である。すなわち、戦略としては、アクションを行う順番ができるだけ後になる席を選ぶ方が有利である。本実施形態によれば、プレイヤーは、参加登録の際、ゲーム装置１０の画面上で席の位置を確認しながら席を選択することができるので、参加登録の段階からゲーム性を高めることができる。また、早く参加登録するほど良い席が選べて有利になるため、ゲームへの参加登録を促進することができる。

以上のように、本実施形態によれば、ゲーム装置１０のディスプレイ１４に、複数の二次元コードを表示し、ゲームに参加しようとするプレイヤーが、ユーザ端末２０を用いて二次元コードを読み取ることにより、二次元コードに含まれる情報を利用して、仮想空間における席の選択を含むゲームへの参加登録を一括で行えるようにした。これにより、プレイヤーは二次元コードを読み取るという簡易な操作を行うだけで、ゲームへの参加に必要な情報の登録を完了することができる。

また、ゲーム装置１０が複数ある場合には、プレイヤーが、ユーザ端末２０を用いて二次元コードを読み取ることにより、ゲーム装置１０とプレイヤー（ユーザ端末２０）との紐づけと、席の選択を同時に行うことができる。

また、ユーザ端末２０は、二次元コードに含まれるゲーム装置１０との通信接続に必要な情報を利用して、対象のゲーム装置１０との接続を確立することができるので、プレイヤーは、ネットワーク接続に必要なＩＤやパスワードなどの入力操作を行う必要がない。

また、二次元コードをディスプレイ１４の画面上でプレイヤーの席に対応する位置に表示することにより、プレイヤーは、所望の席の位置を画面上で選んで、その場所に表示されている二次元コードを読み取ればよいので、視覚的にも分かりやすい方法で参加登録を行うことができる。特に、席の位置（プレイの順番）が重要なゲームの場合には有用である。

本発明は、本実施形態のように、二次元コードによって席（ポジション）を指定できるようにする構成に限らず、複数の選択肢のうちの１つとユーザ端末２０とを紐づけるあらゆる処理に適用することができる。例えば、仮想空間における複数のキャラクターと二次元コードを対応させて、キャラクターの指定を行えるようにしてもよい。その他、ゲーム内で用いるアイテム、ミニゲームやクエスト、対戦相手等の指定や、加入したいグループ、参加したいゲームの種類など、参加登録の際に選択できるあらゆる項目の指定に適用することができる。

また、各ゲーム装置１０に参加登録しているプレイヤーの情報や、各ゲーム装置１０におけるゲームの状況については、本実施形態のようにそれぞれのゲーム装置１０で管理してもよいし、サーバ等において全てのゲーム装置１０の情報を一括で管理してもよい。

また、ゲーム装置１０は、本実施形態のようにアミューズメント施設などに設置されたものに限られず、家庭用ゲーム機や、ゲームサービスを提供するサーバなどであってもよい。この場合には、通信ネットワークを介して各家庭の家庭用ゲーム機やサーバのディスプレイに、図６に示すような画面が表示され、プレイヤーは、ユーザ端末２０で画面に表示された二次元コードを読み取ることにより参加登録を行うことができる。

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、１ステップとして記載されているステップを、複数ステップに分けて実行してもよいし、複数ステップに分けて記載されているものを、１ステップとして把握することもできる。

１…ゲームシステム
１０…ゲーム装置
１１…筐体
１２…制御装置
１３…外部記憶装置
１４…ディスプレイ
２０…ユーザ端末
２１…プロセッサ
２２…入力装置
２３…表示装置
２４…通信インタフェース
２５…記憶資源
３０…ルーター
１０１…登録管理部
１０２…表示制御部
１０３…登録情報記憶部
２０１…二次元コード読み取り部
２０２…登録処理部
Ｔ…テーブル
Ｃ１〜Ｃ８…二次元コード

Claims (6)

1. ゲームを実行するゲーム装置と、
   前記ゲームに参加するプレイヤーが所持するユーザ端末と、を備え、
   前記ゲーム装置は、
   画面上に、各々が異なる付加情報を含む複数の二次元コードを表示する表示制御部と、
   前記プレイヤーの参加登録情報を管理する登録管理部と、を備え、
   前記ユーザ端末は、
   前記二次元コードを読み取る二次元コード読み取り部と、
   読み取った二次元コードに含まれる付加情報に基づいて、前記ゲーム装置に参加登録情報を送信する登録処理部と、を備えたゲームシステム。
2. 各々の二次元コードが含む異なる付加情報は、前記プレイヤーが前記ゲームに参加登録する際に選択できる項目の選択肢に対応し、
   前記参加登録情報は、読み取られた二次元コードに対応する選択肢の情報を含む、請求項１に記載のゲームシステム。
3. 前記ゲーム装置を複数備え、
   前記付加情報は、当該二次元コードが表示されているゲーム装置を特定する情報を含み、
   前記参加登録情報は、前記ゲーム装置を特定する情報を含む、請求項１または２に記載のゲームシステム。
4. 前記付加情報は、前記ユーザ端末が、当該二次元コードが表示されているゲーム装置との通信回線を介した接続を確立するために必要な情報を含み、
   前記登録処理部は、前記接続を確立するために必要な情報を利用して、当該ゲーム装置との接続を確立する、請求項１から３のいずれか１項に記載のゲームシステム。
5. 前記表示制御部は、前記画面上で、ゲームに参加するプレイヤーの仮想空間におけるポジションに対応する位置に各二次元コードを表示し、
   前記付加情報は、当該二次元コードに対応するポジションを特定する情報を含み、
   前記参加登録情報は、前記ポジションを特定する情報を含む、請求項１から４のいずれか１項に記載のゲームシステム。
6. コンピュータを、
   二次元コードを読み取る二次元コード読み取り部と、
   読み取った二次元コードに含まれる付加情報に基づいて、前記ゲーム装置に参加登録情報を送信する登録処理部と、して機能させるプログラム。