JP2019215114A - コンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】グリル庫を省略したコンロであって、既存の部品を利用すると共に、筐体の強度を維持できるコンロを提供する。【解決手段】グリル庫を省略したコンロでは、筐体2の前側下部に設けた底板部に、右支柱部及び左支柱部が立設される。右支柱部及び左支柱部は、グリル庫が設置された場合のグリル庫のグリル開口の左右両側に配置される。左側梁部52は、左支柱部の上端部と、後板部23の左側の支持片242の間に固定される。右側梁部51は、右支柱部の上端部と、後板部23の右側の支持片232の間に固定される。バーナ取付台35は、右側梁部51と右板部21の間に架設され、バーナ取付台36は、左側梁部52と左板部22の間に架設される。よって、グリル付コンロの既存の部品である筐体2、バーナ取付台35,36、右コンロ4、左コンロ5等を、グリル庫を省略したコンロにも転用できる。【選択図】図12

Description

本発明は、コンロに関する。
従来、グリル付きのテーブルコンロでは、グリル庫の左右両側の端部と、筺体の端部との間に載置台を架設し、この載置台上にコンロバーナを固定するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。一方、このようなグリル付きのテーブルコンロに対し、グリル庫を省略したより安価なテーブルコンロのニーズもある。
特開2017−44370号公報
しかしながら、グリル庫を省略したテーブルコンロの場合、載置台を支持するグリル庫が無くなるので、コンロバーナを支持できなくなる。そこで、仮にコンロバーナを支持する機構を別途設計しようとした場合、グリル庫を省略したテーブルコンロのニーズ数が、グリル付きのテーブルコンロのニーズ数よりも大幅に少ないことから、グリル庫を省略したテーブルコンロを安価に提供することが困難であった。よって、可能な限り、グリル付きのテーブルコンロの既存の部品を利用して、グリル庫を省略したテーブルコンロを設計するのが望ましいが、グリル庫を省略してしまうと、その部分が空間部となるので、筐体の強度を維持できないという問題点もあった。
本発明の目的は、グリル庫を省略したコンロであっても、既存の部品を利用できると共に、筐体の強度を維持できるコンロを提供することである。
請求項1のコンロは、後板部と、左板部と、右板部と、前記左板部及び前記右板部の夫々の下端部のうち少なくとも前端側同士を繋げる底板部とを備え、前記後板部の左右二箇所には、貫通孔と、貫通孔の周縁の一部から貫通孔前方に向かって突出する突出片とが設けられ、前記突出片には、グリル庫を取り付ける場合に前記グリル庫の後部の左右二箇所に設けられた固定部が固定される筐体と、前記グリル庫を前記筐体内に設置する場合に、前記左板部と前記グリル庫の左端部との間、及び前記右板部と前記グリル庫の右端部との間に夫々架設される一対の取付台と、前記一対の取付台上に夫々取り付けられるコンロバーナと、を備えたコンロにおいて、前記グリル庫を前記筐体内に設置しない場合にあっては、前記底板部に立設され、前記グリル庫が設置された場合の前記グリル庫の前側に設けられたグリル開口の左右両側に配置される左支柱部及び右支柱部と、前記筐体の内側を前後方向に延び、前記左支柱部の上端部と、前記左右二箇所に設けられた前記突出片のうち、左側の前記突出片との間に架け渡して固定される左側梁部と、前記筐体の内側を前後方向に延び、前記右支柱部の上端部と、前記左右二箇所に設けられた前記突出片のうち、右側の前記突出片との間に架け渡して固定される右側梁部とを備え、前記一対の取付台は、前記左側梁部と前記左板部との間、及び前記右側梁部と前記右板部との間に、夫々架設されることを特徴とする。
請求項2のコンロは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記左側梁部と前記右側梁部の間に架設される横梁部を備え、前記一対の取付台と前記横梁部は、平面視左右方向に延びる直線上に配置されているとよい。
請求項3のコンロは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記一対の取付台と前記横梁部は、互いに同一高さ位置に設けられるとよい。
請求項1のコンロによれば、既存のグリル庫を取り付ける筐体と、取付台及びコンロバーナ等をグリル庫無しのコンロにも転用できるので、新規部品を減らすことができ、コストが高くなるのを防止できる。既存の部品を転用できるので、既存の部品の量産を通じてコスト削減ができる。また、右側梁部と左側梁部が、筐体の後板部と、底板部に立設された右支柱部及び左支柱部との間に架設され、筐体の内側を前後方向に延びているので、筐体の強度を維持できる。なお、本発明の「グリル庫」とは、そのグリル庫の上部を覆う遮熱板を備える場合は、グリル庫と遮熱板を合わせたユニット(本実施形態の「グリルユニット40」)を意味する。
請求項2のコンロによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、左側梁部と右側梁部の間に横梁部を架設することで、グリル庫を省略した場合であっても、筺体の強度をさらに向上できる。そして、一対の取付台と横梁部は、平面視左右方向に延びる直線上に配置されているので、筐体に対して左右方向に外力が加えられた場合、一対の取付台と横梁部によってその外力を受け止めることができる。これにより、筐体の強度をさらに向上できる。
請求項3のコンロによれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、一対の取付台と横梁部は同一高さ位置に配置されているので、筐体に対して左右方向に外力が加えられた場合、一対の取付台と横梁部によってその外力をより確実に受け止めることができる。これにより、筐体の強度をさらに向上できる。
コンロ1の斜視図である。 コンロ1(天板無)の斜視図である。 コンロ1(天板無)の平面図である。 コンロ1(天板無)の底面図である。 コンロ1(天板無)の背面図である。 グリルユニット40の分解斜視図である。 コンロ100の斜視図である。 コンロ100(天板無)の斜視図である。 コンロ100(天板無)の平面図である。 コンロ100(天板無)の底面図である。 コンロ100(天板無)の背面図である。 コンロ100(天板無)の分解斜視図である。 筐体2の斜視図である。 筐体2の左後方からの斜視図である。 左側梁部52の斜視図である。 目隠し部材62の斜視図である。
本発明の実施形態を説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
本実施形態は、図1に示す既存のグリル付コンロ1(以下、コンロ1と呼ぶ)の部品の一部を、図7に示すグリル無しコンロ100(以下、コンロ100と呼ぶ)の部品の一部に転用できる。よって、本実施形態では、コンロ1とコンロ100の共通する部品については、同符号を付して説明する。なお、図1〜図6はコンロ1に関連する図面、図7〜図16はコンロ100に関連する図面であるが、共通する部品の説明については、コンロ1の説明であっても、コンロ100の図面を参照することがあり、その逆の場合もある。
図1〜図5を参照し、コンロ1の構成を説明する。コンロ1は、筐体2と天板3を備える。筐体2は、上部が開口する略直方体状に形成される。天板3は、筐体2の開口する上部にネジ止め固定される。天板3の右側と左側には、一対のバーナ開口部(図示略)が設けられる。天板3上において、筐体2内に設けられた右コンロバーナ4(以下、右コンロ4と呼ぶ)のヘッド部と、左コンロバーナ5(以下、左コンロ5と呼ぶ)のヘッド部とが、一対のバーナ開口部の夫々の内側を上下方向に挿通するように設置される。右コンロ4と左コンロ5の間の後方には、排気口部7が設けられる。排気口部7は、筐体2内に設置されたグリル庫45(図2参照)内のガス燃焼によって生じた燃焼排ガスを、外部に排出する。
図2〜図5、図13に示すように、筐体2は、筐体本体部20、底板部24、上板部25を備える。筐体本体部20は、前側が開口する平面視略U字形状に形成される。筐体本体部20は板金部材で形成され、右板部21、左板部22、後板部23を備える。右板部21及び左板部22は、側面視前後方向に長い略矩形状に形成される。後板部23は、背面視左右方向に長い略矩形状に形成され、右板部21及び左板部22の夫々の後端部同士を繋いでいる。底板部24は板金部材であって、右板部21の前端部の下部と、左板部22の前端部の下部との間に渡設される。上板部25は板金部材であって、左右方向に略直線状に延び、右板部21の前端部の上部と、左板部22の前端部の上部との間に渡設される。なお、図13に示す筐体2は、上板部25と、底板部24の前端部との間に、二本の右支柱部27及び左支柱部28が立設するが、コンロ1の筐体2は、右支柱部27及び左支柱部28を立設しない。
筐体2の前面部には、フロントパネル34が装着される。フロントパネル34の左右方向の中央部には、正面視略矩形状の開口部26が設けられる。開口部26の内側には、グリル庫45のグリル開口が設置される。開口部26には、グリル扉8が前後方向に移動可能に設けられる。ユーザがグリル扉8を手前側に引き出すと、グリル扉8の背面下部に連結した受皿と焼き網(図示略)を、グリル庫45内から同時に取り出すことができる。
フロントパネル34の前面部において、グリル扉8の右側には、右側から順に、操作ボタン10,11が横並びに設けられる。グリル扉8の左側には、操作ボタン13が設けられる。操作ボタン10を押し込むと、グリル庫45内のグリルバーナ421(図6参照)が点火され、再度押し込むと消火される。操作ボタン11を押し込むと、右コンロ4が点火され、再度押し込むと消火される。操作ボタン12を押し込むと、左コンロ5が点火され、再度押し込むと消火される。操作ボタン12の左隣には、電池ボックス15が手前に引き出し可能に設けられる。電池ボックス15は、コンロ1に電源を供給する乾電池(図示略)を格納する。電池ボックス15の直上には、乾電池の電圧低下を報知する為のLED14が設けられる。操作ボタン11の上方には、切替スイッチ16が設けられる。切替スイッチ16は、右コンロ4及び左コンロ5が自動消火するまでの時間設定の変更に用いられる。
操作ボタン10の上方には、火力調節レバー10Aが設けられる。操作ボタン11の上方には、火力調節レバー11Aが設けられる。操作ボタン12の上方には、火力調節レバー12Aが設けられる。火力調節レバー10Aは、フロントパネル34の後方に設けられた後述する点滅装置17(図3参照)のブラケットに軸支される。火力調節レバー10Aは、ブラケットを中心とする左右方向の回動操作により、点滅装置17を操作し、グリルバーナ421の火力調節を行う。火力調節レバー11Aは、フロントパネル34の後方に設けられた後述する点滅装置18(図3参照)のブラケットに軸支される。火力調節レバー11Aは、ブラケットを中心とする左右方向の回動操作により、点滅装置18を操作し、右コンロ4の火力調節を行う。火力調節レバー12Aは、フロントパネル34の後方に設けられた後述する点滅装置19(図3参照)のブラケットに軸支される。火力調節レバー12Aは、ブラケットを中心とする左右方向の回動操作により、点滅装置19を操作し、左コンロ5の火力調節を行う。
操作ボタン10の直下には、ロック操作部10Bが設けられる。操作ボタン11の直下には、ロック操作部11Bが設けられる。操作ボタン12の直下には、ロック操作部12Bが設けられる。ロック操作部10Bを点火許容位置からロック位置にスライド移動させると、操作ボタン10の押下が制限され、点火操作が不能になる。ロック操作部11Bを点火許容位置からロック位置にスライド移動させると、操作ボタン11の押下が制限され、点火操作が不能になる。ロック操作部12Bを点火許容位置からロック位置にスライド移動させると、操作ボタン12の押下が制限され、点火操作が不能になる。
図2〜図4,図6を参照し、筐体2の内部構造を説明する。筐体2の略中央部には、グリルユニット40が設置される。図6に示すように、グリルユニット40は、下から順に、グリル庫45と遮熱板43を備える。グリル庫45は、下から順に、ユニット本体部41とグリルフード42を備える。ユニット本体部41は、上面が開口する断面略コ字状の箱型に形成され、内側に被調理物を加熱調理する調理空間を形成する。グリルフード42は、ユニット本体部41の開口する上部を塞ぐように、ネジで固定される。グリルフード42は中央部に、グリルバーナ421を備える。遮熱板43は、グリルフード42の上面を覆うように隙間を空けて支持され、グリルバーナ421から伝わる熱を遮断する。これにより、コンロ1は、天板3の温度が過度に上昇するのを防止する。また、コンロ1は、グリルユニット40の遮熱板43の上面前側部分を覆うようにして、遮熱カバー9(図3参照)を更に備える。遮熱カバー9は平面視矩形状に形成され、筐体2の上板部25に対してネジで固定される。
図2〜図4に示すように、遮熱板43の上面の右端側と、筐体2の右板部21の上端部との間には、バーナ取付台35が略水平に渡設される。バーナ取付台35には、右コンロ4が取り付けられる。遮熱板43の上面の左端側と、筐体2の左板部22の上端部との間には、バーナ取付台36が略水平に渡設される。バーナ取付台36には、左コンロ5が取り付けられる。
筐体2の底板部24の上面において、操作ボタン10に対応する位置には、点滅装置17が固定され、操作ボタン11に対応する位置には、点滅装置18が固定され、操作ボタン12に対応する位置には、点滅装置19が固定される。点滅装置17のガス出口には、ガス管202の一端部が接続される。ガス管202はガス出口から後方に延び、ガスが流れる下流側である他端部側が左方に屈曲する。ガス管202の他端部に設けられたノズルは、グリルフード42の右後方部に設けられた後述するガス流入口422(図3,図6参照)に対向配置される。点滅装置17は、操作ボタン10の押し込み操作に連動し、内部のガス流路を開閉することによって、ノズルからのガス供給を開始、又は遮断する。点滅装置17は、火力調節レバー10Aの回動量に応じてノズルから噴出するガス量を調節する。
点滅装置18のノズルは後方に突出し、右コンロ4のガス流入口に向けてガスを噴出する。点滅装置18は、操作ボタン11の押し込み操作に連動し、内部のガス流路を開閉することによって、右コンロ4へのガス供給を開始、又は遮断する。点滅装置18は、火力調節レバー11Aの回動量に応じてノズルから噴出するガス量を調節する。点滅装置19のノズルは後方に突出し、左コンロ5のガス流入口に向けてガスを噴出する。点滅装置19は、操作ボタン12の押し込み操作に連動し、内部のガス流路を開閉することによって、左コンロ5へのガス供給を開始、又は遮断する。点滅装置19は、火力調節レバー12Aの回動量に応じてノズルから噴出するガス量を調節する。
筐体2内には、ガス管201が配設される。ガス管201のガスが流れる上流側の端部は、筐体2の後板部23(図3,図4参照)から後方に突出する。ガス管201の上流側の端部には、管状の接続具200が設けられる。接続具200には、図示しないガス元栓から延びるガスホースが接続される。それ故、ガスホースから接続具200を介して、ガス管201にガスが供給される。図4に示すように、ガス管201は、接続具200が設けられた一端部側から前方に延び、フロントパネル34の近傍で右方に略直角に屈曲する。その後、グリル庫45の下側を潜り抜けるようにして右方に延び(図4,図5参照)、右板部21(図3参照)の近傍まで配設される。ガス管201には、点滅装置17〜19が夫々接続される。それ故、ガス管201を流れたガスは、点滅装置17〜19に夫々供給される。
図2,図5,図12,図14を参照し、右板部21、左板部22、後板部23に設けられる形状を具体的に説明する。右板部21の上端部近傍であって、前後方向略中央部には、前後方向に並ぶ一対の引掛孔211が設けられる。左板部22の前後方向略中央部で且つ上端部近傍にも、前後方向に並ぶ一対の引掛孔221が設けられる。一対の引掛孔221の下方には、カバー部材39が設けられる。カバー部材39は、下方に位置する電池ボックス15を覆う。
後板部23の中央部よりも右側領域の上部には、前後方向に貫通する略矩形状の貫通孔231が設けられる。貫通孔231は、筐体2内に設置されるユニット本体部41(図6参照)の後述する右側張出部47に相対する。貫通孔231の下端部には、前方に略水平に突出する支持片232が設けられる。支持片232の略中央には、固定孔233が設けられる。支持片232の右端部には、上方に突出するリブ234が設けられる。貫通孔231の下方には、前後方向に貫通する縦長略矩形状の貫通孔235が設けられる。貫通孔235の右端部には、前方に突出するリブ236が設けられる。貫通孔235の下方には、前方に切り起された平面視略台形状の切起部237が設けられる。
一方、後板部23の中央部よりも左側領域の上部には、前後方向に貫通する略矩形状の貫通孔241が設けられる。貫通孔241は、筐体2内に設置されるユニット本体部41(図6参照)の後述する左側張出部48に相対する。貫通孔241の下端部には、前方に略水平に突出する支持片242が設けられる。支持片242の略中央には、固定孔243が設けられる。支持片242の左端部には、上方に突出するリブ244が設けられる。貫通孔241の下方には、前後方向に貫通する縦長略矩形状の貫通孔245が設けられる。貫通孔245の左端部には、前方に突出するリブ246が設けられる。貫通孔245の下方には、前方に切り起された平面視略台形状の切起部247が設けられる。また、後板部23の内面において、貫通孔245の左方には、各種基板を収納する基板ボックス38が固定される。
図12を参照し、バーナ取付台35,36の構造を説明する。バーナ取付台35は、左右方向に長い平面視略矩形状に形成される。バーナ取付台35の上面略中央部には、右コンロ4がネジで固定される。バーナ取付台35の右端部には、一対の引掛爪351と、一対の当接部352とが設けられる。一対の引掛爪351は、バーナ取付台35の右端部から右側に対して斜め上方に突出する。一対の当接部352は、バーナ取付台35の右端部の前後両側から下方に突出して形成される。バーナ取付台35の左端部には、天板支持部353と一対の係止爪354が設けられる。天板支持部353は、正面視逆L字状に形成され、バーナ取付台35の左端部から上方に突出し、且つ先端部が左方に略直角に屈曲する。一対の係止爪354は、バーナ取付台35の左端部の左右両側から下方に突出する。バーナ取付台35の前端部には、固定片部355が設けられる。固定片部355は側面視上方に向けて開口する略コの字型に形成される。固定片部355の底部の左端側には、上下方向に貫通する固定孔356が設けられる。
バーナ取付台36は、バーナ取付台35と左右対称形状であって、左右方向に長い平面視略矩形状に形成される。バーナ取付台36の上面略中央部には、左コンロ5がネジで固定される。バーナ取付台36の左端部には、一対の引掛爪361と、一対の当接部362とが設けられる。一対の引掛爪361は、左側に対して斜め上方に突出する。一対の当接部362は、バーナ取付台36の左端部の前後両側から下方に突出して形成される。バーナ取付台36の右端部には、天板支持部363と一対の係止爪364が設けられる。天板支持部363は、正面視逆L字状に形成され、バーナ取付台36の右端部から上方に突出し、且つ先端部が右方に略直角に屈曲する。一対の係止爪364は、バーナ取付台36の右端部の左右両側から下方に突出する。バーナ取付台36の前端部には、固定片部365が設けられる。固定片部365は側面視上方に向けて開口する略コの字型に形成される。固定片部365の底部の右端側には、上下方向に貫通する固定孔366が設けられる。
図6を参照し、グリルユニット40を構成する各部品の構造を具体的に説明する。ユニット本体部41は、前面と上面が開放された箱状に形成され、底壁部410、右壁部411、左壁部412、背壁部413を備える。底壁部410の前側部の左右両側には、一対の固定孔415,416が設けられる。右壁部411の上端部の後方部には、右側張出部47が設けられる。右側張出部47は、側面視略L字状に形成され、固定部471と当接部472を備える。固定部471は、平面視略矩形状に形成され、右壁部411の上端部から右側方に略水平に張り出す。固定部471は、固定孔473と差込孔474を備える。固定孔473は平面視円形状に形成され、差込孔474は平面視前後方向に長いスリット状に形成される。当接部472は正面視略矩形状に形成され、固定部471の後端部から上方に突出し、面方向が前後方向を向くように設けられる。なお、説明しないが、左壁部412の上端部の後方部にも、右側張出部47と左右対称形状の左側張出部48(図3参照)が設けられる。左側張出部48は、右側張出部47と同様に、側面視略L字状に形成され、固定部481(図3参照)と当接部482(図2参照)を備える。
背壁部413の前面(内面)は、前方から後方に向かうに従って上り傾斜する傾斜面である。それ故、グリル庫45内の燃焼排ガスは、背壁部413の前面に沿って後方に流れ、グリルフード42の後述する排気筒425に向かってガイドされる。背壁部413の背面の上下方向略中央部には、段部417が設けられる。背壁部413における段部417よりも上側部分は、下側部分よりも後方に突出する。段部417は、底面視左右方向に長い略矩形状の面である。
グリルフード42は、平面視略矩形板状に形成される。グリルフード42の略中央部には、グリルバーナ421が設けられる。グリルバーナ421は、下面に多数の炎孔を備える。炎孔は下方に向けて火炎を形成する。グリルフード42の右後方角部には、ガス流入口422が設けられる。ガス流入口422は、右方に向けて開口する。ガス流入口422は、ガス管202の下流側端部に設けられたノズル(図示略)と対向配置される。ノズルは、ガス流入口422に向かってガスを噴出する。ガスはガス流入口422から流入し、該流入と同時にガス流入口422に引き込まれる空気と混合され、各炎孔に供給される。
グリルフード42の後端部には、排気筒425が設けられる。排気筒425は、上下方向に延び且つ平面視左右方向に長い略筒状に形成される。排気筒425の上部には、開口部426が設けられる。開口部426は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。開口部426は、天板3の後部に設けられた排気口部7の直下に配置される。グリル庫45内の燃焼により生じた燃焼排ガスは、背壁部413の前面に沿って後方に流れ、排気筒425を上方に流れる。排気筒425は、燃焼排ガスを天板3の排気口部7に導く。
遮熱板43は平面視略矩形状、且つ正面視下側に開口する略コの字型に形成される。遮熱板43の右側部の上面には、位置決め部431が設けられる。位置決め部431には、前後一対の係止孔433が設けられる。遮熱板43の左側部の上面にも、位置決め部432が設けられる。位置決め部432には、前後一対の係止孔434が設けられる。遮熱板43は、グリルフード60を上方から覆うことができる程度の大きさを有する。
コンロ1の組立工程の一例を説明する。なお、本実施形態では、筐体2の内側に、ユニット本体部41、グリルフード42、遮熱板43、及びバーナ取付台35,36を下から順に積み上げ、最後にネジで共締め固定するまでを中心に説明し、それ以外の部品の取付工程、天板3の固定工程等については説明を省略する。
作業者は、先ず、フロントパネル34が前面部に装着された筐体2(図2参照)の内側に、図6に示すユニット本体部41を上方から落とし込み、ユニット本体部41の前端側を下げた状態で、フロントパネル34の開口部26に対して後方から近づける。そして、ユニット本体部41の正面視U字状の前端部を、開口部26の右縁部、左縁部、下縁部に位置決めする。位置決め方法については説明しないが、例えば、一方にスリット、他方に爪部を設け、スリットに爪部を差し込んで係合させることによって、ユニット本体部41の前端部を、開口部26に対して位置決めしてもよい。このとき、ユニット本体部41は、前端側よりも後端側が上方に浮いた状態であるので、前端部を支点として、後端側を下方に回動させる。
すると、筐体2の後板部23の右側に設けられた支持片232(図14参照)の上面に対し、ユニット本体部41の右側張出部47の固定部471(図3,図6参照)が載置される。このとき、固定部471に設けられた差込孔474に対し、支持片232に設けられたリブ234が下方から差し込まれる。一方、筐体2の後板部23の左側に設けられた支持片242(図14参照)の上面に対し、ユニット本体部41の左側張出部48の固定部481(図3参照)が載置される。このとき、固定部に設けられた差込孔に対し、支持片242に設けられたリブ244が下方から差し込まれる。これにより、支持片232,242に対し、右側張出部47の固定部471と、左側張出部48の固定部481とが、簡単且つ正確に位置決めされる。
さらに、筐体2の後板部23の右側に設けられたリブ236(図14参照)に対し、ユニット本体部41の右壁部411(図6参照)の外面が当接する。筐体2の後板部23の左側に設けられたリブ246(図14参照)に対し、ユニット本体部41の左壁部412(図6参照)の外面が当接する。これにより、筐体2の後端部の左右方向の位置が決まる。さらに、筐体2の後板部23の右側に設けられた切起部237(図5参照)の上部と、左側に設けられた切起部247(図5参照)の上部とに対して、ユニット本体部41の背壁部413に設けられた段部417が載置される。これにより、筐体2の後部の上下方向の高さ位置が決まる。
そして、右側の支持片232に設けられた固定孔233(図14参照)に対して、右側張出部47の固定部471に設けられた固定孔473(図6参照)が重合して配置される。作業者は、固定孔233と固定孔473に対し、ネジを上方から締結する。一方、左側の支持片242に設けられた固定孔243(図14参照)に対して、左側張出部48の固定部に設けられた固定孔(図示略)が重合して配置される。作業者は、固定孔243と固定孔に対し、ネジを上方から締結する。これにより、ユニット本体部41の後部は、右側張出部47及び左側張出部48を介して、筐体2の後板部23に固定される。
そして、筐体2の底板部24に設けられた一対の固定孔24A,24B(図4,図13参照)に対し、ユニット本体部41の底壁部410の前端側に設けられた一対の固定孔415,416(図6参照)が重合して配置される。固定孔24A,24Bと、固定孔415,416に対し、ネジ90を上方から締結する。これにより、ユニット本体部41の前部は、筐体2の底壁部410に固定される(図4参照)。
ここで、図5に示すように、右側張出部47の当接部472の背面は、筐体2の後板部23の右側の貫通孔231に対向配置される。左側張出部48の当接部の背面は、筐体2の後板部23の左側の貫通孔241に対向配置される。これにより、筐体2の後板部23を後方から見た場合、貫通孔231,241は、右側張出部47の当接部472の背面と、左側張出部48の当接部482の背面とによって閉じられる。また、貫通孔235,245は、ユニット本体部41の背壁部413によって閉じられる。これにより、筐体2の後板部23を後方から見た場合、貫通孔231,241と、貫通孔235,245によって、筐体2の内側が見えないようになっている。
次いで、作業者は、ユニット本体部41の上部にグリルフード42を位置決めして配置し、さらに、そのグリルフード42の上面を覆うようにして、遮熱板43を上方から位置決めして配置する。これにより、グリルユニット40が構成される。
次いで、図12に示すように、グリルユニット40の右側上方に、右コンロ4が固定されたバーナ取付台35を配置する。バーナ取付台35の右端側を下げ、その右端部に設けられた一対の引掛爪351を、筐体2の右板部21に設けられた一対の引掛孔211に対し、筐体2の内側から挿入して引っ掛ける。一対の引掛爪351は、一対の引掛孔211から斜め上方に突出するので、バーナ取付台35の右端部は、右板部21に対して係止された状態となる。これにより、一対の引掛爪351を支点として、バーナ取付台35の左端側を下方に回動させる。
図2,図3に示すように、バーナ取付台35が略水平になると、バーナ取付台35の右端部に設けられた一対の当接部352が、右板部21の内面に当接する。この状態で、バーナ取付台35の左端側は、遮熱板43の右端側の位置決め部431に正確に配置される。バーナ取付台35の左端側に設けられた一対の係止爪354を、位置決め部431に設けられた一対の係止孔433に係止させる。これにより、バーナ取付台35は、右板部21と、遮熱板43の位置決め部431との間に略水平に掛け渡される。このとき、バーナ取付台35の固定片部355の底部は、遮熱板43の右端部の上面に配置される。バーナ取付台35の左端部に設けられた天板支持部353は、グリルユニット40の遮熱板43の右側上方に配置される。
一方、図12に示すように、グリルユニット40の左側上方に、左コンロ5が固定されたバーナ取付台36を配置する。バーナ取付台36の左端側を下げ、その左端部に設けられた一対の引掛爪361を、筐体2の左板部22に設けられた一対の引掛孔221に対し、筐体2の内側から挿入して引っ掛ける。一対の引掛爪361は、一対の引掛孔221から斜め上方に突出するので、バーナ取付台36の左端部は、左板部22に対して係止された状態となる。これにより、一対の引掛爪361を支点として、バーナ取付台36の右端側を下方に回動させる。
図2,図3に示すように、バーナ取付台36が略水平になると、バーナ取付台36の左端部に設けられた一対の当接部362が、左板部22の内面に当接する。この状態で、バーナ取付台36の右端側は、遮熱板43の左端側の位置決め部432に正確に配置される。バーナ取付台36の右端側に設けられた一対の係止爪364を、位置決め部432に設けられた一対の係止孔434に係止させる。これにより、バーナ取付台36は、左板部22と、遮熱板43の位置決め部432との間に略水平に掛け渡される。このとき、バーナ取付台36の固定片部365の底部は、遮熱板43の左端部の上面に配置される。バーナ取付台36の右端部に設けられた天板支持部363は、グリルユニット40の遮熱板43の左側上方に配置される。
そして、筐体2の内側においては、ユニット本体部41、グリルフード42、遮熱板43、バーナ取付台35,36が上積み方式で、下から順に配置された状態である。ここで、ユニット本体部41の右壁部411の上端部に対して、グリルフード42の右端部、遮熱板43の右端部、バーナ取付台35の固定片部355の底部(固定孔356)が夫々載置されて重なる。一方、ユニット本体部41の左壁部412の上端部に対して、グリルフード42の左端部、遮熱板43の左端部、バーナ取付台36の固定片部365の底部(固定孔366)が夫々載置されて重なる。作業者は、これらの重なり部分を、複数のネジで上方から共締めする。これにより、筐体2内に、グリルユニット40、及びバーナ取付台35,36が取り付けられる(図2参照)。そして、最後に、筐体2の開口する上部に対し、天板3をネジで固定することによって、コンロ1の組み立て工程は完了する(図1参照)。
図7〜図16を参照し、コンロ100の構造を説明する。図7に示すコンロ100は、グリル無しコンロであり、上記した図1に示すコンロ1の部品の一部を転用して構成される。本実施形態では、コンロ1と共通する構造部分については、説明を省略又は簡略化し、異なる構造部分を中心に説明する。
図7に示すように、コンロ100は、筐体2と天板300を備える。筐体2は、コンロ1の筐体2と共通し、筐体本体部20、底板部24、上板部25を備える。天板300は、コンロ1の天板3から排気口部7を省略したものである。図8に示すように、筐体2の前面部には、フロントパネル80が装着される。フロントパネル80は、パネル本体部81、右エンドピース82、左エンドピース83の三つの部品で構成される。パネル本体部81は板金部材で形成され、筐体本体部20の前面部の左右両側を除く中央部に装着される。右エンドピース82及び左エンドピース83は樹脂で形成される。右エンドピース82は、筐体2の右前角部に装着され、パネル本体部81の右側に配置される。左エンドピース83は、筐体2の左前角部に装着され、パネル本体部81の左側に配置される。パネル本体部81は、フロントパネル34に設けられる開口部26、操作ボタン10、火力調節レバー10A、ロック操作部10Bを備えておらず、操作ボタン11,12、電池ボックス15、LED14、切替スイッチ16、火力調節レバー11A,12A等を備える。
図8〜図14を参照し、筐体2の内部構造を説明する。筐体2の略中央部には、コンロ1のグリルユニット40(図2参照)は設置されない。上板部25と、底板部24の前端部との間には、右支柱部27及び左支柱部28が新たに立設される。右支柱部27及び左支柱部28は、正面視縦長の略矩形状に形成された金属部材であって、互いに共通部品である。右支柱部27は、筐体2の左右方向において、後板部23に設けられた右側の貫通孔231に相対する位置に配置される。右支柱部27の下端部は、底板部24の右側の固定孔24A(図13参照)の右隣に設けられた孔24C(図10参照)にネジ90で固定される。右支柱部27の上端部は、上板部25の上面部に対し、フロントパネル80の上端部を介してネジで固定される。左支柱部28は、筐体2の左右方向において、後板部23に設けられた左側の貫通孔241に相対する位置に配置される。左支柱部28の下端部は、底板部24の左側の固定孔24Bの左隣に設けられた孔24D(図10参照)にネジ90で固定される。左支柱部28の上端部は、上板部25に対し、フロントパネル80の上端部を介してネジで固定される。
図13に示すように、左支柱部28の上部には、前後方向に貫通する正面視略矩形状の開口部28Aが設けられる。開口部28Aの下縁部には、後方に略水平に突出する固定片(図示略)が設けられる。固定片には、上下方向に貫通する固定孔(図示略)が設けられる。開口部28Aの下方には、左右方向に並ぶ一対のスリット28Bが設けられる。スリット28Bは、前後方向に貫通する正面視縦長のスリットである。なお、説明しないが、右支柱部27の上部にも、左支柱部28と同様に、開口部、固定孔、一対のスリットが設けられる。これら右支柱部27及び左支柱部28は、上板部25の中央部分を下方から支持する。それ故、コンロ1は、上板部25の中央部分が下方に撓むのを防止できる。
図12,図13に示すように、右支柱部27の上端部と、後板部23の貫通孔231に設けられた支持片232との間には、前後方向に延びる右側梁部51が新たに架設される。左支柱部28の上端部と、後板部23の貫通孔241に設けられた支持片242との間には、前後方向に延びる左側梁部52が新たに架設される。右側梁部51と左側梁部52は、平面視略T字状に形成され、互いに共通部品である。右側梁部51と左側梁部52は、右支柱部27及び左支柱部28と後板部23との間の離間距離を確保すると共に、筐体2の強度を向上する。なお、右側梁部51及び左側梁部52の具体的形状については後述する。
筐体2の内側には、バーナ取付台35,36が取り付けられる。バーナ取付台35は、右板部21の上端部と、右側梁部51との間に略水平に架設される。バーナ取付台35には、右コンロ4が取り付けられる。バーナ取付台36は、左板部22の上端部と、左側梁部52との間に略水平に架設される。バーナ取付台36には、左コンロ5が取り付けられる。これにより、コンロ100において、筐体2の内側に、右コンロ4及び左コンロ5が支持される。さらに、右側梁部51と左側梁部52の間には、横梁部70が架設される。
横梁部70は、右側梁部51と左側梁部52の間を左右方向に延び、コンロ100の前後方向において、バーナ取付台35,36と同一位置に配置される。それ故、右側から左側に向かって順に、バーナ取付台35、横梁部70、バーナ取付台36が略直線状に並んで配置される。右側梁部51と左側梁部52の間に横梁部70を架設することで、グリルユニット40を省略した場合であっても、筐体2に対して一定の強度を担保できる。
また、右側梁部51の後端部と、後板部23の支持片232との間には、正面視略逆L字状の目隠し部材61が挟持された状態で固定される。左側梁部52の後端部と、後板部23の支持片242との間には、正面視逆L字状の目隠し部材62が挟持された状態で固定される。目隠し部材61は、筐体2の内側から、後板部23に設けられた右側の貫通孔231,235を塞ぐ。目隠し部材62は、筐体2の内側から、後板部23に設けられた左側の貫通孔241,245を塞ぐ。これにより、コンロ100を後方から見た場合であっても、美観を損なうことが無い。目隠し部材61,62の具体的形状については後述する。
図15を参照し、右側梁部51及び左側梁部52の構造を説明する。右側梁部51及び左側梁部52は金属部品であり、互いに共通部品である。よって、本実施形態では、左側梁部52の構造を説明する。左側梁部52は、平面視略T字状に形成され、中央延設部54、前側固定部55、後側固定部56を備える。
中央延設部54は、左側梁部52の前後方向の中央部分であって、前後方向に略直線状に延び、且つ断面視下方に向けて開口する略コの字型に形成される。中央延設部54は、上壁部541、右壁部542、左壁部543を備える。上壁部541は、平面視前後方向に延びる細長の略矩形状に形成される。右壁部542は、上壁部541の右端部から下方に突出し、右側面視左右方向に延びる細長の略矩形状に形成される。左壁部543は、上壁部541の左端部から下方に突出し、左側面視左右方向に延びる細長の略矩形状に形成される。上壁部541は、一対の差込孔541B、固定孔541A、固定孔541Cを備える。一対の差込孔541Bは、固定孔541Aを前後方向において両側から挟む位置に夫々設けられ、平面視左右方向に延びるスリット状に形成される。固定孔541Aは、平面視略円形状に形成される。固定孔541Cは、一対の差込孔541Bよりも前側に設けられ、平面視略円形状に形成される。
前側固定部55は、中央延設部54の前端部に設けられる。前側固定部55は、前方突出部551と左右一対の差込部552を備える。前方突出部551は、中央延設部54の上壁部541の先端部から前方に突出する。前方突出部551の基部には、固定孔545が設けられる。左右一対の差込部552は、中央延設部54の右壁部542と左壁部543の夫々の前端部から前方に突出し、且つ先端側が下方に略L字状に屈曲する。
後側固定部56は、中央延設部54の後端部に直交して設けられ、左右方向に延びる。後側固定部56は、側面視略L字状に形成され、固定部561と当接部562を備える。固定部561は、中央延設部54の上壁部541の後端部から左右両側に延びる平面視略矩形状に形成され、面方向が上下方向に向くように設けられる。固定部561の右側部分には、一組の固定孔561Aと差込孔561Bが設けられる。固定孔561Aは、中央延設部54の上壁部541側に設けられ、差込孔561Bは、上壁部541側とは反対側に設けられる。固定孔561Aは平面視円形状に形成され、差込孔561Bは平面視前後方向に長いスリット状に形成される。なお、固定部561の左側部分にも、一組の固定孔561Aと差込孔561Bが設けられる。固定部561の左右方向中央部には、差込孔561Cが設けられる。差込孔561Cは、平面視前後方向に長いスリットである。当接部562は、固定部561の後端部から上方に突出する正面視横長の略矩形状に形成され、面方向が前後方向を向くように設けられる。後側固定部56は、コンロ1のユニット本体部41に設けられた右側張出部47及び左側張出部48の形状と対応する。
図12を参照し、横梁部70の形状を説明する。横梁部70は金属部品である。横梁部70は、中央本体部71、右側連結部72、左側連結部73を備え、正面視下方に向けて開口する略コの字型に形成される。中央本体部71は、平面視左右方向に延びる略矩形状に形成される。中央本体部71の右端側には、前後一対の差込孔711が設けられ、左端側には、前後一対の差込孔712が設けられる。右側連結部72は、中央本体部71の右端部に設けられ、正面視L字状に形成される。右側連結部72は、中央本体部71の右端部から下方に突出し、且つ先端側が右方に略直角に屈曲される。右側連結部72の右方に屈曲する右端部の前後両側には、下方に突出する一対の突起部721(図12では手前側の一方のみ図示)が設けられる。右側連結部72の右端部には、固定孔723が設けられる。左側連結部73は、中央本体部71の左端部に設けられ、正面視逆L字状に形成される。左側連結部73は、中央本体部71の左端部から下方に突出し、且つ先端側が左方に略直角に屈曲される。左側連結部73の左方に屈曲する左端部の前後両側には、下方に突出する一対の突起部731(図12では手前側の一方のみ図示)が設けられる。左側連結部73の左端部には、固定孔(図示略)が設けられる。
図16を参照し、目隠し部材61,62の構造を説明する。目隠し部材61,62は金属部品であり、互いに共通部品である。よって、本実施形態では、目隠し部材62の構造を説明する。目隠し部材62は、正面視逆L字状に形成され、本体部63と固定部64を備える。本体部63は、正面視上下方向に長い略矩形状で、且つ平面視右方に向けて開口する略コの字型に形成される。本体部63は、基部630、第一矩形状部631、第二矩形状部632を備える。基部630は、側面視上下方向に延びる略矩形状に形成される。第一矩形状部631は、基部630の前端部から右方に突出して設けられ、正面視上下方向に延びる略矩形状に形成される。第二矩形状部632は、基部630の後端部から右方に突出して設けられ、背面視上下方向に延びる略矩形状に形成される。第一矩形状部631と第二矩形状部632は互いに平行、且つ対向配置される。第一矩形状部631と基部630の接続部分の下側には、下方から上方に向かって切り込み状に形成された溝部635が設けられる。なお、図示しないが、第二矩形状部632と基部630の接続部分の下側にも、溝部635と同様の溝部が設けられる。
固定部64は、本体部63の基部630の上端部から左方に突出し、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。固定部64は、左側から順に、差込孔641、固定孔642、爪部643を備える。差込孔641は、固定部64の左端部に設けられ、前後方向に長いスリット状に形成される。固定孔642は、差込孔641の右側に設けられ、円形状に形成される。爪部643は、固定部64を上方に切り起して形成される。固定部64は、第一引掛部65と第二引掛部66を更に備える。第一引掛部65は、固定部64の前端部の長手方向略中央部よりも右側に設けられ、側面視逆L字状に形成される。第一引掛部65は、固定部64の前端部から前方に突出し、且つ先端側が下方に略直角に屈曲する。第二引掛部66は、固定部64の後端部の長手方向略中央部よりも右側で、且つ第一引掛部65と対向する位置に設けられ、側面視逆L字状に形成される。第二引掛部66は、固定部64の後端部から後方に突出し、且つ先端側が下方に略直角に屈曲する。第一引掛部65と第二引掛部66の夫々の先端部は、略円弧状に形成される。
コンロ100の組立工程の一例を説明する。本実施形態では、筐体2の内側に、右支柱部27、左支柱部28、目隠し部材61,62、右側梁部51、左側梁部52、横梁部70、バーナ取付台35,36を順に位置決めして固定するまでを中心に説明し、それ以外の部品の取付工程、天板300の固定工程等については省略する。
作業者は、先ず、左支柱部28を、上板部25と底板部24との間であって、後板部23に設けられた左側の貫通孔241に相対する位置に配置する(図13参照)。そして、左支柱部28の下端部を、底板部24の左側の固定孔24Bの左隣に設けられた孔24D(図10参照)に位置決めし、ネジ90で固定する。左支柱部28の上端部を、上板部25に設けられた開口部251,252(図13参照)に係合させて仮固定する。
次いで、右支柱部27を、左支柱部28と同様に、上板部25と底板部24との間であって、後板部23に設けられた右側の貫通孔231に相対する位置に配置する(図13参照)。そして、右支柱部27の下端部を、底板部24の右側の固定孔24Aの右隣に設けられた孔24C(図10参照)に位置決めし、ネジ90で固定する。右支柱部27の上端部を、左支柱部28と同様に、上板部25に設けられた開口部(図示略)に係合させて仮固定する。そして、フロントパネル80のパネル本体部81の上端部を、上板部25にネジで固定すると共に、開口部252を介して左支柱部28の上端部、及び右支柱部27の儒端部もネジで固定する。これにより、左支柱部28の上端部、及び右支柱部27の上端部は、上板部25及びパネル本体部81の上端部に固定される。
次いで、図12に示すように、作業者は、後板部23の左側の貫通孔241,245を塞ぐようにして、目隠し部材62を、後板部23の内面に位置決めする。具体的には、目隠し部材62の固定部64を左方に向けた状態で(図16参照)、後板部23側に位置する第二引掛部66を、筐体本体部20の内側から貫通孔241に挿通させて引っ掛ける。そして、目隠し部材62の溝部635に対して、リブ246を下から上に差し込みながら、本体部63の基部630の下端部を、切起部247の上部に載置させる。これにより、目隠し部材62が、後板部23の内面に仮固定される。このとき、後板部23の左側の支持片242に対して、目隠し部材62の固定部64が上方から配置される。そして、支持片242に設けられたリブ246は、目隠し部材62の固定部64に設けられた差込孔641に挿入されるので、支持片242に対して固定部64が位置決めされる。なお、後板部23の右側の貫通孔231,235についても同様に、目隠し部材61を、後板部23の内面に位置決めして仮固定する。
次いで、作業者は、左側梁部52を、前側固定部55が前側、後側固定部56が後側となるように持ち、左支柱部28の上部と、目隠し部材62の固定部64が載置された後板部23の支持片242との間に架け渡す。このとき、図13に示すように、左側梁部52の前側固定部55の前方突出部551を、左支柱部28の開口部28Aに対して後方から差し込む。これと同時に、左右一対の差込部552を、左支柱部28の一対のスリット28Bに対して後方から差し込んで係合させる。さらに、前方突出部551の固定孔545(図15参照)を、左支柱部28の固定片の固定孔(図示略)に重合させ、ネジ90を上方から締結する。これにより、左側梁部52の前側固定部55が、左支柱部28の上部に固定される(図13参照)。
さらに、左側梁部52の後側固定部56の固定部561(図15参照)を、後板部23の左側の支持片242上に位置決めされた目隠し部材62の固定部64上に位置決めする(図8,図16参照)。このとき、固定部561の左側の差込孔561Bに対し、目隠し部材62の固定部64の差込孔641から上方に突出する支持片242のリブ244を下方から挿入させる。さらに、固定部561の差込孔561Cに対し、目隠し部材62の固定部64の爪部643を下方から挿入させる。このとき、左側梁部52の固定部561に設けた固定孔561A(図15参照)、目隠し部材62の固定部64の固定孔642(図16参照)、支持片242の固定孔243(図14参照)が上下方向に互いに重合する。作業者は、これら固定孔561A、固定孔642、固定孔243に対してネジ90を上方から締結する(図8参照)。これにより、左側梁部52が、左支柱部28の上部と、後板部23の左側の支持片242との間に架け渡した状態で固定され、目隠し部材62も、左側梁部52の後側固定部56と支持片242との間に固定される。このとき、左側梁部52の後側固定部56の当接部562は、後板部23の貫通孔241を塞ぐように位置決めされる。
なお、説明しないが、右側梁部51についても、左側梁部52と同様の方法で、右支柱部27の上部と、後板部23の右側の支持片232との間に架け渡した状態で固定され、目隠し部材61も、右側梁部51の後側固定部56と支持片232との間に固定される。このとき、右側梁部51の後側固定部56の当接部562は、後板部23の貫通孔231を塞ぐように位置決めされる。
次いで、図12,図13に示すように、横梁部70を、右側梁部51と左側梁部52の間に架け渡す。このとき、横梁部70の右側連結部72の一対の突起部721を、右側梁部51の中央延設部54に設けた一対の差込孔541Bに差し込む。横梁部70の右側連結部72の固定孔723は、右側梁部51の固定孔541A(図15参照)に重合して配置される。作業者は、固定孔723と固定孔541Aに対し、ネジ90を上方から締結する(図10参照)。これにより、右側梁部51の中央延設部54に対して、横梁部70の右側連結部72が固定される。一方、横梁部70の左側連結部73の一対の突起部731,732を、左側梁部52の中央延設部54に設けた一対の差込孔541Bに差し込む。横梁部70の左側連結部73の固定孔(図示略)は、左側梁部52の固定孔541Aに重合して配置される。作業者は、固定孔と固定孔541Aに対し、ネジ90を上方から締結する(図10参照)。これにより、左側梁部52の中央延設部54に対して、横梁部70の左側連結部73が固定される。このようにして、横梁部70は、右側梁部51と左側梁部52の間に架け渡した状態で固定される。
次いで、図12に示すように、筐体2の右側に、右コンロ4が固定されたバーナ取付台35を配置する。そして、バーナ取付台35の右端側を下げ、その右端部に設けられた一対の引掛爪351を、筐体2の右板部21に設けられた一対の引掛孔211に対し、筐体2の内側から挿入して引っ掛ける。一対の引掛爪351は、一対の引掛孔211から斜め上方に突出するので、バーナ取付台35の右端部は、右板部21に対して係止された状態となる。これにより、一対の引掛爪351を支点として、バーナ取付台35の左端側を下方に回動させる。バーナ取付台35が略水平になると、バーナ取付台35の右端部に設けられた一対の当接部352が、右板部21の内面に当接する。
図9,図13に示すように、バーナ取付台35の左端側は、横梁部70の中央本体部71の上面右側に配置される。そして、バーナ取付台35の左端側に設けられた一対の係止爪354を、横梁部70の中央本体部71の右端側に設けられた一対の差込孔711に係止させる。これにより、バーナ取付台35は、右板部21と、横梁部70の中央本体部71の上面右側との間を略水平に掛け渡される。このとき、バーナ取付台35の固定片部355の底部は、右側梁部51の中央延設部54上に配置される(図9,図10参照)。そして、固定片部355の底部に設けた固定孔356(図12参照)は、中央延設部54に設けた固定孔541C(図15参照)上に重合して配置されるので、ネジ90を上方から締結する。これにより、バーナ取付台35が、右板部21と横梁部70の間に架け渡した状態で固定される。
一方、図12に示すように、筐体2の左側に、左コンロ5が固定されたバーナ取付台36を配置する。そして、バーナ取付台36の左端側を下げ、その左端部に設けられた一対の引掛爪361を、筐体2の左板部22に設けられた一対の引掛孔221に対し、筐体2の内側から挿入して引っ掛ける。一対の引掛爪361は、一対の引掛孔221から斜め上方に突出するので、バーナ取付台36の左端部は、左板部22に対して係止された状態となる。これにより、一対の引掛爪361を支点として、バーナ取付台36の右端側を下方に回動させる。バーナ取付台36が略水平になると、バーナ取付台36の左端部に設けられた一対の当接部362が、左板部22の内面に当接する。
図9,図13に示すように、バーナ取付台36の右端側は、横梁部70の中央本体部71の上面左側に配置される。そして、バーナ取付台36の右端側に設けられた一対の係止爪364を、横梁部70の中央本体部71の左端側に設けられた一対の差込孔712に係止させる。これにより、バーナ取付台36は、左板部22と、横梁部70の中央本体部71の上面左側との間を略水平に掛け渡される。このとき、バーナ取付台36の固定片部365の底部は、左側梁部52の中央延設部54上に配置される(図9,図10参照)。そして、固定片部365の底部に設けた固定孔366は、中央延設部54に設けた固定孔541C上に重合して配置されるので、ネジ90を上方から締結する。これにより、バーナ取付台36が、左板部22と横梁部70の間に架け渡した状態で固定される。
このようにして、筐体2内に、右支柱部27及び左支柱部28、目隠し部材61,62、右側梁部51、左側梁部52、横梁部70、バーナ取付台35,36が順に取り付けられる(図8参照)。そして、最後に、筐体2の開口する上部に対し、天板300をネジで固定することによって、コンロ100の組み立て工程は完了する(図7参照)。
このように、コンロ100の筐体2の内側においては、グリルユニット40を省略している為、筐体2の中央において、バーナ取付台35,36を支持する機構が必要となる。そこで、本実施形態では、上板部25と底板部24の間に、右支柱部27及び左支柱部28を立設する。さらに、これら右支柱部27及び左支柱部28と、筐体2の後板部23との間に、右側梁部51及び左側梁部52を架設する。そして、右側梁部51と右板部21との間にバーナ取付台35を架設し、左側梁部52と左板部22との間に、バーナ取付台36を架設する。これにより、コンロ1の筐体2、バーナ取付台35,36等を、コンロ100にも転用できるので、コンロ100を構成する為の新規部品を減らすことができ、製造コストが高くなるのを防止できる。また、コンロ1の既存の部品を利用できるので、グリル庫を省略したコンロ100を安価に製造できる。
また、右側梁部51と左側梁部52の間には、横梁部70が架設される。さらに、横梁部70の中央本体部71と、バーナ取付台35,36は、互いに同一高さ位置に設けられる。これにより、横梁部70の中央本体部71とバーナ取付台35,36は、同一高さ位置で、且つ平面視同一直線上に配置されるので、仮に、筐体2の右板部21及び左板部22に対して外部から衝撃が加えられた場合でも、バーナ取付台35,36、及び横梁部70によって右板部21及び左板部22が内側から支持できる。これにより、筐体2の強度をより向上できる。
また、筐体2の後板部23に設けられた右側の貫通孔231は、右側梁部51の当接部562によって塞がれ、その下方の貫通孔235は、目隠し部材61の第一矩形状部631によって塞がれる。一方、筐体2の後板部23に設けられた左側の貫通孔241は、左側梁部52の当接部562によって塞がれ、その下方の貫通孔245は、目隠し部材62の第二矩形状部632によって塞がれる。これにより、コンロ1において、グリルユニット40によって塞がれていた貫通孔231,235,241,245は、グリルユニット40が省略されたコンロ100の筐体2であっても、右側梁部51、左側梁部52、目隠し部材61,62によって塞がれるので、筐体2を後方から見た場合であっても、美観を損ねることが無い。
また、右側梁部51及び左側梁部52は共通部品であり、目隠し部材61,62も共通部品であるので、量産を通じてコスト削減ができる。さらに、類似品を生産する無駄を減らすことができる。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1,100は、筐体2、バーナ取付台35,36、右コンロ4、左コンロ5を備える。筐体2は、後板部23、左板部22、右板部21、底板部24とを備える。底板部24は、左板部22及び右板部21の夫々の下端部のうち少なくとも前端側同士を繋げる。後板部23の左右二箇所には、貫通孔231,241と、支持片232,242とが設けられる。支持片232,242は、貫通孔231,241の各周縁の一部から貫通孔231,241前方に向かって突出する。グリル庫45を筐体2内に取り付けるコンロ1において、支持片232,242には、グリル庫45の後部の左右二箇所に設けられた右側張出部47と、左側張出部48が固定される。バーナ取付台35,36は、左板部22とグリル庫45の左端部との間、及び右板部21とグリル庫の右端部との間に夫々架設される。右コンロ4及び左コンロ5は、一対のバーナ取付台35,36上に夫々取り付けられる。
一方、グリル庫45を筐体2内に設置しないコンロ100においては、底板部24に右支柱部27及び左支柱部28が立設される。右支柱部27及び左支柱部28は、グリル庫45が設置された場合のグリル庫45の前側に設けられたグリル開口の左右両側に配置される。さらに、左側梁部52が、左支柱部28の上端部と、左側の支持片242との間に架け渡して固定され、筐体2の内側を前後方向に延びる。右側梁部51が、右支柱部27の上端部と、右側の支持片232との間に架け渡して固定され、筐体2の内側を前後方向に延びる。そして、バーナ取付台35は、右側梁部51と右板部21との間に架設され、バーナ取付台36は、左側梁部52と左板部22との間に架設される。これにより、本実施形態は、コンロ1の既存のグリル庫45を取り付ける筐体2と、バーナ取付台35,36、右コンロ4、左コンロ5等を、グリル庫45を省略したコンロ100にも転用できる。よって、コンロ100を構成する為の新規部品を減らすことができ、コストが高くなるのを防止できる。
上記説明において、筐体2の後板部23に設けられる支持片232,242は、本発明の「突出片」の一例である。バーナ取付台35,36は、本発明の「一対の取付台」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。本実施形態のコンロ1,100は、テーブルコンロであるが、ビルトインコンロであってもよい。また、コンロ1,100の前面部のレイアウトは自由に変更可能である。また、コンロ1のフロントパネル34、コンロ100のフロントパネル80の構成も上記実施形態に限らず、自由に変更可能である。
上記実施形態では、筐体2の底板部24に、グリル庫45を固定する為の一対の固定孔24A,24Bと、右支柱部27及び左支柱部28を固定する為の一対の孔24C,24Dとを別々に設けているが、例えば、孔24C,24Dを省略し、一対の固定孔24A,24Bを共通して使用してもよい。
上記実施形態のコンロ100では、右側梁部51及び左側梁部52を固定する際、目隠し部材61,62を筐体2の後板部23に固定するが、目隠し部材61,62を省略してもよい。
上記実施形態のコンロ100では、右側梁部51と左側梁部52の間に、一本の横梁部70を架設するが、横梁部70の本数は複数でもよい。また、横梁部70は省略してもよい。横梁部70の中央本体部71と、バーナ取付台35,36とは、互いに同一高さ位置に配置されているが、高さ位置が異なっていてもよい。
上記実施形態のコンロ1は、グリル庫45の上側を覆う遮熱板43を備えているが、遮熱板43は省略してもよい。
1,100 コンロ
2 筐体
4 右コンロ
5 左コンロ
21 右板部
22 左板部
23 後板部
24 底板部
27 右支柱部
28 左支柱部
35,36 バーナ取付台
40 グリルユニット
45 グリル庫
47 右側張出部
48 左側張出部
51 右側梁部
52 左側梁部
70 横梁部
231,241 貫通孔
232,242 支持片
471,481 固定部

Claims (3)

  1. 後板部と、左板部と、右板部と、前記左板部及び前記右板部の夫々の下端部のうち少なくとも前端側同士を繋げる底板部とを備え、前記後板部の左右二箇所には、貫通孔と、貫通孔の周縁の一部から貫通孔前方に向かって突出する突出片とが設けられ、前記突出片には、グリル庫を取り付ける場合に前記グリル庫の後部の左右二箇所に設けられた固定部が固定される筐体と、
    前記グリル庫を前記筐体内に設置する場合に、前記左板部と前記グリル庫の左端部との間、及び前記右板部と前記グリル庫の右端部との間に夫々架設される一対の取付台と、
    前記一対の取付台上に夫々取り付けられるコンロバーナと、
    を備えたコンロにおいて、
    前記グリル庫を前記筐体内に設置しない場合にあっては、
    前記底板部に立設され、前記グリル庫が設置された場合の前記グリル庫の前側に設けられたグリル開口の左右両側に配置される左支柱部及び右支柱部と、
    前記筐体の内側を前後方向に延び、前記左支柱部の上端部と、前記左右二箇所に設けられた前記突出片のうち、左側の前記突出片との間に架け渡して固定される左側梁部と、
    前記筐体の内側を前後方向に延び、前記右支柱部の上端部と、前記左右二箇所に設けられた前記突出片のうち、右側の前記突出片との間に架け渡して固定される右側梁部と
    を備え、
    前記一対の取付台は、
    前記左側梁部と前記左板部との間、及び前記右側梁部と前記右板部との間に、夫々架設されることを特徴とするコンロ。
  2. 前記左側梁部と前記右側梁部の間に架設される横梁部を備え、
    前記一対の取付台と前記横梁部は、平面視左右方向に延びる直線上に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記一対の取付台と前記横梁部は、互いに同一高さ位置に設けられること
    を特徴とする請求項2に記載のコンロ。
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