JP2019214289A - 車体前部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方へ移動を抑制することが可能な車体前部構造を提供する。【解決手段】車体前部構造1は、車体前部で前後方向に延設されるフロントサイドフレーム2と、フロントサイドフレーム2の車幅方向外側に設けられる枝フレーム30と、フロントサイドフレーム2及び枝フレーム30の間に架設される連結プレート50と、を備え、枝フレーム30の後端部は、フロントサイドフレーム2内において、フロントサイドフレーム2の車幅方向における内壁部に固定されており、枝フレーム30に形成される稜線は、フロントサイドフレーム2の内壁部に形成される稜線と前後方向に整列しており、連結プレート50に形成される稜線は、フロントサイドフレーム2の車幅方向における外壁部に形成される稜線と前後方向に整列している。【選択図】図1
Description
本発明は、車体前部構造に関する。
特許文献1には、サイドフレームよりも車幅方向外方での衝突(スモールオーバラップ衝突)による衝撃エネルギの吸収量を高めるための構造が記載されている。特許文献1に記載の車体前部構造は、フロントサイドフレームの外側面に平面視L字のエネルギー吸収部材を固定して、前後方向のスモールオーバラップ衝突の入力を左右方向の応力になるように、フロントサイドフレームの外側面に曲げモーメントを作用させる。
特許文献1に記載の車体前部構造は、フロントサイドフレームが折れ曲がって車幅方向内方へ移動するため、フロントサイドフレームの内側面に電気自動車の高圧電装部品等といった衝突に弱い部品がある場合には、採用することが困難である。
一方、特許文献2には、フロントサイドフレームの内側面(インナ中央壁)から枝ガセットが断面を貫通して傾斜状に延出され、枝ガセットの後面にアウタパネルが接合される構造が記載されている。
特許文献2に記載の構造は、枝ガセットに入力された荷重を、フロントサイドフレームの車幅方向における内壁部へ伝達する。かかる構造においても、フロントサイドフレームは、折れ曲がって車幅方向内方へ移動することがある。
本発明は、前記した点に鑑みて創案されたものであり、サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方へ移動を抑制することが可能な車体前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の車体前部構造は、車体前部で前後方向に延設されるサイドフレームと、前記サイドフレームの車幅方向外側に設けられる枝フレームと、前記サイドフレーム及び前記枝フレームの間に架設される連結部と、を備え、前記枝フレームの後端部は、前記サイドフレーム内において、当該サイドフレームの車幅方向における内壁部に固定されており、前記枝フレームに形成される稜線は、前記サイドフレームの前記内壁部に形成される稜線と前後方向に整列しており、前記連結部に形成される稜線は、前記サイドフレームの車幅方向における外壁部に形成される稜線と前後方向に整列していることを特徴とする。
本発明によれば、サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方へ移動を抑制することができる。
次に、本発明の実施形態に係る車体前部構造について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、前後、左右、上下等といった方向を表す表現は、車両の乗員(運転者)を基準とする。また、左右一対の車体前部構造のうち、車両の左側の構造を取り上げて説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、フロントサイドフレーム2と、ロアメンバ3と、アッパメンバ4と、フロントピラー5と、枝フレーム30と、連結プレート(連結部)40,50(図2参照)と、バンパビーム取付用プレート80と、ブラケット90(図3参照)と、を備える。
<フロントサイドフレーム>
フロントサイドフレーム2は、車両の前部かつ車幅方向端部において前後方向に延設される金属製の骨格部材である。フロントサイドフレーム2は、前方にいくにつれて車幅方向外方に向かうように傾斜して配置されている(図1の角度θ参照)。かかるフロントサイドフレーム2の車幅方向内方には、高圧電装部品(図示せず)が配置されている。
図2に示すように、フロントサイドフレーム2は、正面視で略矩形の閉断面形状を呈しており、インナパネル10と、アウタパネル20と、を備える。
フロントサイドフレーム2は、車両の前部かつ車幅方向端部において前後方向に延設される金属製の骨格部材である。フロントサイドフレーム2は、前方にいくにつれて車幅方向外方に向かうように傾斜して配置されている(図1の角度θ参照)。かかるフロントサイドフレーム2の車幅方向内方には、高圧電装部品(図示せず)が配置されている。
図2に示すように、フロントサイドフレーム2は、正面視で略矩形の閉断面形状を呈しており、インナパネル10と、アウタパネル20と、を備える。
≪インナパネル≫
インナパネル10は、フロントサイドフレーム2の車幅方向内部を構成する部材である。インナパネル10は、前後方向に延びる内壁部11と、内壁部11の下端部から車幅方向外方へ延設される下壁部12と、内壁部11の上端部から車幅方向外方へ延設される上壁部13と、下壁部12の車幅方向外端部から下方へ延設されるフランジ部14と、上壁部13の車幅方向外端部から上方へ延設されるフランジ部15と、を一体に備える。
インナパネル10は、フロントサイドフレーム2の車幅方向内部を構成する部材である。インナパネル10は、前後方向に延びる内壁部11と、内壁部11の下端部から車幅方向外方へ延設される下壁部12と、内壁部11の上端部から車幅方向外方へ延設される上壁部13と、下壁部12の車幅方向外端部から下方へ延設されるフランジ部14と、上壁部13の車幅方向外端部から上方へ延設されるフランジ部15と、を一体に備える。
内壁部11は、当該内壁部11の上下方向中間部を構成する凹壁部11aと、凹壁部11aの下端部から車幅方向内方へ延設される延出壁部11bと、凹壁部11aの上端部から車幅方向内方へ延設される延出壁部11cと、延出壁部11bの下端部から下方へ延設される凸壁部11dと、延出壁部11cの上端部から上方へ延設される凸壁部11eと、によって構成される。すなわち、内壁部11は、上下方向中間部に、前後方向に延びてフロントサイドフレーム2の内方(車幅方向外方)に窪む溝部A1(図6参照)を有する。
≪アウタパネル≫
アウタパネル20は、フロントサイドフレーム2の車幅方向外部を構成する部材である。アウタパネル20は、前後方向に延びる外壁部21と、外壁部21の下端部から車幅方向内方へ延設される下壁部22と、外壁部21の上端部から車幅方向内方へ延設される上壁部23と、下壁部22の車幅方向内端部から下方へ延設されるフランジ部24と、上壁部23の車幅方向内端部から上方へ延設されるフランジ部25と、を一体に備える。
アウタパネル20は、フロントサイドフレーム2の車幅方向外部を構成する部材である。アウタパネル20は、前後方向に延びる外壁部21と、外壁部21の下端部から車幅方向内方へ延設される下壁部22と、外壁部21の上端部から車幅方向内方へ延設される上壁部23と、下壁部22の車幅方向内端部から下方へ延設されるフランジ部24と、上壁部23の車幅方向内端部から上方へ延設されるフランジ部25と、を一体に備える。
フランジ部24は、インナパネル10のフランジ部14に溶接等によって接合されている。フランジ部25は、インナパネル10のフランジ部15に溶接等によって接合されている。
外壁部21は、当該外壁部21の上下方向中間部を構成する凹壁部21aと、凹壁部21aの下端部から車幅方向外方へ延設される延出壁部21bと、凹壁部21aの上端部から車幅方向外方へ延設される延出壁部21cと、延出壁部21bの下端部から下方へ延設される凸壁部21dと、延出壁部21cの上端部から上方へ延設される凸壁部21eと、によって構成される。すなわち、外壁部21は、上下方向中間部に、前後方向に延びてフロントサイドフレーム2の内方(車幅方向内方)に窪む溝部A2(図5参照)を有する。
アウタパネル20の前端部は、インナパネル10の前端部よりも後方に配置される(図1参照)。アウタパネル20の外壁部21の前端部は、前方にいくにつれて車幅方向外方に向かうように湾曲形成されており、枝フレーム30との固定部位を構成する。本実施形態では、外壁部21の凹壁部21aが外壁部21の他部位よりも前方へ突出しており、枝フレーム30との固定部位を構成する。
<ロアメンバ>
ロアメンバ3は、フロントサイドフレーム2よりも車幅方向外方において前後方向に延設される金属製の骨格部材である。ロアメンバ3は、アッパメンバ4の前延長部であり、後方へいくにつれて上方へ向かう湾曲形状を呈する。ロアメンバ3については、後に詳細に説明する。
ロアメンバ3は、フロントサイドフレーム2よりも車幅方向外方において前後方向に延設される金属製の骨格部材である。ロアメンバ3は、アッパメンバ4の前延長部であり、後方へいくにつれて上方へ向かう湾曲形状を呈する。ロアメンバ3については、後に詳細に説明する。
<アッパメンバ及びフロントピラー>
アッパメンバ4は、フロントサイドフレーム2よりも高い位置で前後方向に延び、ロアメンバ3の後端部とフロントピラー5の下端部とを繋ぐ金属製の骨格部材である。フロントピラー5は、車室の前側の左右の隅部を構成する金属製の骨格部材である。
アッパメンバ4は、フロントサイドフレーム2よりも高い位置で前後方向に延び、ロアメンバ3の後端部とフロントピラー5の下端部とを繋ぐ金属製の骨格部材である。フロントピラー5は、車室の前側の左右の隅部を構成する金属製の骨格部材である。
≪枝フレーム≫
枝フレーム30は、フロントサイドフレーム2とロアメンバ3の前端部とに架設される金属製のパネル部材である。図2に示すように、枝フレーム30は、当該枝フレーム30の上下方向中間部を構成する凸壁部31と、凸壁部31の下端部から車幅方向内方(前方)へ延設される延出壁部32と、凸壁部31の上端部から車幅方向内方(前方)へ延設される延出壁部33と、を一体に備える。また、枝フレーム30は、延出壁部32の車幅方向内端部から下方へ延設される凹壁部34と、延出壁部33の車幅方向内端部から上方へ延設される凹壁部35と、凹壁部34の下端部から車幅方向外方(後方)へ延設される縁壁部(フランジ部)36と、凹壁部35の上端部から車幅方向外方(後方)へ延設される縁壁部(フランジ部)37と、を一体に備える。すなわち、枝フレーム30は、上下方向中間部に、前後方向に延びて車幅方向外方に突出する溝部A3(図5及び図6参照)を有する。また、凸壁部31、延出壁部32,33及び凹壁部34,35は、当該枝フレーム30の本体壁部を構成する。
枝フレーム30は、フロントサイドフレーム2とロアメンバ3の前端部とに架設される金属製のパネル部材である。図2に示すように、枝フレーム30は、当該枝フレーム30の上下方向中間部を構成する凸壁部31と、凸壁部31の下端部から車幅方向内方(前方)へ延設される延出壁部32と、凸壁部31の上端部から車幅方向内方(前方)へ延設される延出壁部33と、を一体に備える。また、枝フレーム30は、延出壁部32の車幅方向内端部から下方へ延設される凹壁部34と、延出壁部33の車幅方向内端部から上方へ延設される凹壁部35と、凹壁部34の下端部から車幅方向外方(後方)へ延設される縁壁部(フランジ部)36と、凹壁部35の上端部から車幅方向外方(後方)へ延設される縁壁部(フランジ部)37と、を一体に備える。すなわち、枝フレーム30は、上下方向中間部に、前後方向に延びて車幅方向外方に突出する溝部A3(図5及び図6参照)を有する。また、凸壁部31、延出壁部32,33及び凹壁部34,35は、当該枝フレーム30の本体壁部を構成する。
図1に示すように、枝フレーム30は、平面視で前方に凸となる湾曲形状(換言すると、平面視で車両の外方(前方及び側方)に凸となる湾曲形状)を呈する。枝フレーム30の前部は、フロントサイドフレーム2のアウタパネル20の前端部よりも前方に配置されており、フロントサイドフレーム2から露出している。枝フレーム30の後部は、フロントサイドフレーム2のアウタパネル20の前端部よりも後方に配置されており、フロントサイドフレーム2に収容されている。
図6に示すように、枝フレーム30のフロントサイドフレーム2に収容されている部位(本実施形態では、凹壁部34,35の内壁部11から離間している部位)、には、複数の開口部30aが形成されている。開口部30aは、当該開口部30aよりも前方に設けられるブラケット90(図3参照)をインナパネル10にスポット溶接によって接合する際に、溶接ガンを後方から挿通させるためのものである。
図3に示すように、枝フレーム30の前端部は、略車幅方向に延びており、前後方向においてインナパネル10の前端部と略同じ位置に配置される。
枝フレーム30の後端部は、略前後方向に延びており、後記する折れ部2Aよりも前方において、フロントサイドフレーム2の内壁部11の内面側に溶接等によって接合されている。より詳細には、枝フレーム30の後端部において、凹壁部34は、内壁部11の凸壁部11dに溶接等によって接合されており、凹壁部35は、内壁部11の凸壁部11eに溶接等によって接合されている(図2の二点鎖線参照)。
枝フレーム30の前後方向中間部は、フロントサイドフレーム2の外壁部21の前端部(湾曲形成部位)の内面側に溶接等によって接合されている。より詳細には、枝フレーム30の前後方向中間部において、凸壁部31は、外壁部21の凹壁部21aに溶接等によって接合されている(図2参照)。
≪下側の連結プレート≫
図2及び図4に示すように、連結プレート40は、フロントサイドフレーム2の前下端部と枝フレーム30の前下端部とに架設される金属製のパネル部材である。連結プレート40は、平面視で後方にいくにつれて幅狭となる略三角形状を呈する下壁部41と、下壁部41の前端部から下方へ延設される前フランジ部42と、下壁部41の車幅方向内端部から下方へ延設される内フランジ部43と、下壁部41の車幅方向外端部から上方へ延設される外フランジ部44と、を一体に備える。
図2及び図4に示すように、連結プレート40は、フロントサイドフレーム2の前下端部と枝フレーム30の前下端部とに架設される金属製のパネル部材である。連結プレート40は、平面視で後方にいくにつれて幅狭となる略三角形状を呈する下壁部41と、下壁部41の前端部から下方へ延設される前フランジ部42と、下壁部41の車幅方向内端部から下方へ延設される内フランジ部43と、下壁部41の車幅方向外端部から上方へ延設される外フランジ部44と、を一体に備える。
下壁部41には、三角形状を呈する孔部41a(図3参照)が形成されている。すなわち、本実施形態において、下壁部41は、平面視で略三角枠形状を呈する。前フランジ部42は、バンパビーム取付用プレート80(図4参照)に溶接等によって接合されている。内フランジ部43は、インナパネル10のフランジ部14に溶接等によって接合されている。外フランジ部44(すなわち、稜線L41)は、枝フレーム30に沿うように、平面視で前方に凸となる湾曲形状を呈する。外フランジ部44は、枝フレーム30の凹壁部34に溶接等によって接合されている。
≪上側の連結プレート≫
連結プレート50は、フロントサイドフレーム2の前上端部と枝フレーム30の前上端部とに架設される金属製のパネル部材である。連結プレート50は、平面視後方にいくにつれて幅狭となるで略三角形状を呈する上壁部51と、上壁部の前端部から上方へ延設される前フランジ部52と、上壁部51の車幅方向内端部から上方へ延設される内フランジ部53と、上壁部51の車幅方向外端部から下方へ延設される外フランジ部54と、を一体に備える。
連結プレート50は、フロントサイドフレーム2の前上端部と枝フレーム30の前上端部とに架設される金属製のパネル部材である。連結プレート50は、平面視後方にいくにつれて幅狭となるで略三角形状を呈する上壁部51と、上壁部の前端部から上方へ延設される前フランジ部52と、上壁部51の車幅方向内端部から上方へ延設される内フランジ部53と、上壁部51の車幅方向外端部から下方へ延設される外フランジ部54と、を一体に備える。
上壁部51には、三角形状を呈する孔部51a(図1参照)が形成されている。すなわち、本実施形態において、上壁部51は、平面視で略三角枠形状を呈する。前フランジ部52は、バンパビーム取付用プレート80(図4参照)に溶接等によって接合されている。内フランジ部53は、インナパネル10のフランジ部15に溶接等によって接合されている。外フランジ部54(すなわち、稜線L51)は、枝フレーム30に沿うように、平面視で前方に凸となる湾曲形状を呈する。外フランジ部54は、枝フレーム30の凹壁部35に溶接等によって接合されている。
アウタパネル20の前端部よりも前方において、インナパネル10、枝フレーム30及び連結プレート40,50は、正面視で閉断面構造を呈する。
<ロアメンバ>
図4に示すように、ロアメンバ3は、当該ロアメンバ3の下部を構成するロアパネル60と、当該ロアメンバ3の上部を構成するアッパパネル70と、を溶接等によって接合することによって構成されている。
図4に示すように、ロアメンバ3は、当該ロアメンバ3の下部を構成するロアパネル60と、当該ロアメンバ3の上部を構成するアッパパネル70と、を溶接等によって接合することによって構成されている。
≪ロアパネル≫
ロアパネル60は、当該ロアメンバ3の下壁部を構成する。ロアパネル60の前端部かつ車幅方向内端部は、枝フレーム30に溶接等によって接合されている(図3参照)。
ロアパネル60は、当該ロアメンバ3の下壁部を構成する。ロアパネル60の前端部かつ車幅方向内端部は、枝フレーム30に溶接等によって接合されている(図3参照)。
≪アッパパネル≫
アッパパネル70は、当該ロアメンバ3の上壁部、内壁部及び外壁部を構成する。アッパパネル70の前端部は、切欠部70aによって車幅方向内部が大幅に切り欠かかれている。アッパパネル70の前端部かつ車幅方向外端部は、枝フレーム30及びバンパビーム取付用プレート80に3枚重ねで溶接等によって接合されている(図3参照)。
アッパパネル70は、当該ロアメンバ3の上壁部、内壁部及び外壁部を構成する。アッパパネル70の前端部は、切欠部70aによって車幅方向内部が大幅に切り欠かかれている。アッパパネル70の前端部かつ車幅方向外端部は、枝フレーム30及びバンパビーム取付用プレート80に3枚重ねで溶接等によって接合されている(図3参照)。
ロアメンバ3の前下端部において、枝フレーム30、ロアパネル60及びアッパパネル70は、平面視で閉断面を構成する。
≪バンパビーム取付用プレート≫
バンパビーム取付用プレート80は、フロントサイドフレーム2の前端部及び連結プレート40,50の前端部に固定される金属製のパネル部材である。バンパビーム取付用プレート80は、正面視で矩形枠形状を呈する本体部81と、本体部81の開口部81aの縁部から後方へ延設されるフランジ部82と、を一体に備える。本体部81の前側には、図示しないバンパビームがボルト等によって固定されている。
バンパビーム取付用プレート80は、フロントサイドフレーム2の前端部及び連結プレート40,50の前端部に固定される金属製のパネル部材である。バンパビーム取付用プレート80は、正面視で矩形枠形状を呈する本体部81と、本体部81の開口部81aの縁部から後方へ延設されるフランジ部82と、を一体に備える。本体部81の前側には、図示しないバンパビームがボルト等によって固定されている。
本体部81の下辺部(開口部81aの下側)は、連結プレート40の前フランジ部42に溶接等によって固定されている。本体部81の上辺部(開口部81aの上側)は、連結プレート50の前フランジ部52に溶接等によって固定されている。本体部81の外辺部(開口部81aの車幅方向外側)は、枝フレーム30の凸壁部31及び凹壁部34,35に溶接等によって接合されている。本体部81の内辺部(開口部81aの車幅方向内側)から後方へ延設されるフランジ部82は、インナパネル10の凸壁部11d,11eに溶接等によって接合されている。
≪ブラケット≫
図3に示すように、ブラケット90は、フロントサイドフレーム2内において、インナパネル10の内壁部11と枝フレーム30とに架設される金属製の部材である。ブラケット90の車幅方向内端部は、枝フレーム30の前後方向中間部に溶接等によって接合されており、アウタパネル20の外壁部21の前端部と協働して枝フレーム30を挟持する。ブラケット90の車幅方向外端部は、枝フレーム30の後端部よりも前方において、インナパネル10の内壁部11に溶接等によって接合されている。
図3に示すように、ブラケット90は、フロントサイドフレーム2内において、インナパネル10の内壁部11と枝フレーム30とに架設される金属製の部材である。ブラケット90の車幅方向内端部は、枝フレーム30の前後方向中間部に溶接等によって接合されており、アウタパネル20の外壁部21の前端部と協働して枝フレーム30を挟持する。ブラケット90の車幅方向外端部は、枝フレーム30の後端部よりも前方において、インナパネル10の内壁部11に溶接等によって接合されている。
本実施形態において、ブラケット90は、車両のエンジンが支持されるサブフレームをフロントサイドフレーム2に固定するためのサブフレームマウントとしても機能する。ここで、インナパネル10の下壁部12のブラケット90近傍には、サブフレームを固定するために用いられる孔部12aが形成されている。
<スモールオーバーラップ衝突時の荷重伝達>
車体前部構造1を備える車両が、フロントサイドフレーム2よりも車幅方向外方において衝突(スモールオーバーラップ衝突)を発生した場合には、衝突荷重は、バンパビーム及びバンパビーム取付用プレート80を介して、枝フレーム30及び連結プレート40,50の前端部に入力される。
車体前部構造1を備える車両が、フロントサイドフレーム2よりも車幅方向外方において衝突(スモールオーバーラップ衝突)を発生した場合には、衝突荷重は、バンパビーム及びバンパビーム取付用プレート80を介して、枝フレーム30及び連結プレート40,50の前端部に入力される。
枝フレーム30の前端部に入力された衝突荷重の一部は、ロアメンバ3へ伝達される。
枝フレーム30の前端部に入力された衝突荷重の他の一部は、当該枝フレーム30の湾曲形状に沿って、当該枝フレーム30の前後方向中間部からアウタパネル20へ伝達される。ここで、枝フレーム30の溝部A3(凸壁部31及び延出壁部32,33)は、アウタパネル20の溝部A2(凹壁部21a及び延出壁部21b,21c)と前後方向に整列している(図5参照)。詳細には、枝フレーム30の凸壁部31と延出壁部32との間に構成される稜線L33は、アウタパネル20の凹壁部21aと延出壁部21bとの間に構成される稜線L23と前後方向に整列している。また、枝フレーム30の凸壁部31と延出壁部33との間に構成される稜線L34は、アウタパネル20の凹壁部21aと延出壁部21cとの間に構成される稜線L24と前後方向に整列している。かかる構成によると、衝突荷重は、枝フレーム30の溝部A3からアウタパネル20の溝部A2へ好適に伝達される。
枝フレーム30の前端部に入力された衝突荷重の残りは、当該枝フレーム30の湾曲形状に沿って、当該枝フレーム30の後端部からインナパネル10へ伝達される。ここで、枝フレーム30の凹壁部34と縁壁部36との間に構成される稜線L31は、インナパネル10の凸壁部11dと下壁部12との間に構成される稜線L11と前後方向に整列している(図6参照)。かかる構成によると、衝突荷重は、枝フレーム30の稜線L31からインナパネル10の稜線L11へ好適に伝達される。
また、枝フレーム30の凹壁部35と縁壁部37との間に構成される稜線L32は、インナパネル10の凸壁部11eと上壁部13との間に構成される稜線L12と前後方向に整列している(図6参照)。かかる構成によると、衝突荷重は、枝フレーム30の稜線L32からインナパネル10の稜線L12へ好適に伝達される。
また、枝フレーム30の溝部A3(凸壁部31及び延出壁部32,33)は、インナパネル10の溝部A1(凹壁部11a及び延出壁部11b,11c)と前後方向に整列している(図6参照)。詳細には、枝フレーム30の凸壁部31と延出壁部32との間に構成される稜線L33は、インナパネル10の凹壁部11aと延出壁部11bとの間に構成される稜線L13と前後方向に整列している。また、枝フレーム30の凸壁部31と延出壁部33との間に構成される稜線L34は、インナパネル10の凹壁部11aと延出壁部11cとの間に構成される稜線L14と前後方向に整列している。また、枝フレーム30の延出壁部32と凹壁部34との間に構成される稜線L35は、インナパネル10の延出壁部11bと凸壁部11dとの間に構成される稜線L15と前後方向に整列している。また、枝フレーム30の延出壁部33と凹壁部35との間に構成される稜線L36は、インナパネル10の延出壁部11cと凸壁部11eとの間に構成される稜線L16と前後方向に整列している。かかる構成によると、衝突荷重は、枝フレーム30の溝部A3からインナパネル10の溝部A1へ好適に伝達される。
連結プレート40の前端部に入力された衝突荷重は、アウタパネル20へ伝達される。ここで、連結プレート40の下壁部41と外フランジ部44との間に構成される稜線L41は、アウタパネル20の凸壁部21dと下壁部22との間に構成される稜線L21と前後方向に整列している。かかる構成によると、衝突荷重は、連結プレート40の稜線L41からアウタパネル20の稜線L21へ好適に伝達される。なお、連結プレート40の下壁部41と内フランジ部43との間に構成される稜線L42も、アウタパネル20の凸壁部21dと下壁部22との間に構成される稜線L21と前後方向に整列しており、衝突荷重の好適な伝達に寄与している。
また、連結プレート50の上壁部51と外フランジ部54との間に構成される稜線L51は、アウタパネル20の凸壁部21eと上壁部23との間に構成される稜線L22と前後方向に整列している。かかる構成によると、衝突荷重は、連結プレート40の稜線L51からアウタパネル20の稜線L22へ好適に伝達される。なお、連結プレート50の上壁部51と内フランジ部53との間に構成される稜線L52も、アウタパネル20の凸壁部21dと下壁部22との間に構成される稜線L21と前後方向に整列しており、衝突荷重の好適な伝達に寄与している。
なお、前後方向に整列とは、前側の溝部又は稜線の後端部と後側の溝部又は稜線の前端部とが連続している構成であってもよく、前側の溝部又は稜線の後端部と後側の溝部又は稜線の前端部とが離間していて互いに延長上に位置する構成であってもよい。
また、連結プレート40の稜線L41は、枝フレーム30の稜線L21とフロントサイドフレーム2の車幅方向外方において対峙しており、,連結プレート50の稜線L51は、枝フレーム30の稜線L22とフロントサイドフレーム2の車幅方向外方において対峙している。
≪フロントサイドフレームの折れ部≫
図1に示すように、車体前部構造1において、フロントサイドフレーム2は、折れ部2A,2B,2Cを有する。折れ部2A,2B,2Cは、前方からの衝突荷重が入力された際に折れ曲がりを許容する部位である。なお、図1には、前方からの衝突荷重によって折れ曲がったフロントサイドフレーム2が一点鎖線で描かれている。
図1に示すように、車体前部構造1において、フロントサイドフレーム2は、折れ部2A,2B,2Cを有する。折れ部2A,2B,2Cは、前方からの衝突荷重が入力された際に折れ曲がりを許容する部位である。なお、図1には、前方からの衝突荷重によって折れ曲がったフロントサイドフレーム2が一点鎖線で描かれている。
最も前方の折れ部2Aは、枝フレーム30とアウタパネル20の外壁部21との固定部位の後側に配置されている。折れ部2Aは、枝フレーム30及び連結プレート40,50からの衝突荷重が外壁部21に対して車幅方向外方から内方へ斜めに入力されるので、当該衝突荷重によって車幅方向内方に凸となるように屈曲する。
前後方向中間の折れ部2Bは、フロントサイドフレーム2とダンパハウジング6との固定部位に配置されている。折れ部2Bは、内壁部11がダンパハウジング6との固定によって補強されているので、衝突荷重によって車幅方向外方に凸となるように屈曲する。
最も後方の折れ部2Cは、フロントサイドフレーム2の車幅方向外方への屈曲部位に配置されている。また、折れ部2Cにおいて、フロントサイドフレーム2の車幅方向内部には、サブフレームマウント7が取り付けられている。折れ部2Cは、車幅方向外方へ予め屈曲形成されているとともに、車幅方向内部がサブフレームマウント7との固定によって補強されているので、衝突荷重によって車幅方向内方に凸となるように屈曲する。
本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、車体前部で前後方向に延設されるサイドフレーム(フロントサイドフレーム2)と、サイドフレームの車幅方向外側に設けられる枝フレーム30と、サイドフレーム及び枝フレーム30の間に架設される連結部(連結プレート40,50)と、を備え、枝フレーム30の後端部は、サイドフレーム内において、当該サイドフレームの車幅方向における内壁部11に固定されており、枝フレーム30に形成される稜線L31,L32は、サイドフレームの内壁部11に形成される稜線L11,L12と前後方向に整列しており、連結部に形成される稜線L41,L51は、サイドフレームの外壁部21に形成される稜線L21,L22と前後方向に整列していることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方からの入力荷重(衝突荷重)を、枝フレーム30から内壁部11へ伝達するとともに、連結部から外壁部21へ伝達することができる。すなわち、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方からの入力荷重(衝突荷重)を、サイドフレームの内壁部11及び外壁部21へ好適に伝達させることによって、サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方へ移動を抑制するとともに、サイドフレームを効率よく折り曲げることによってエネルギー吸収を行うことができる。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方からの入力荷重(衝突荷重)を、枝フレーム30から内壁部11へ伝達するとともに、連結部から外壁部21へ伝達することができる。すなわち、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方からの入力荷重(衝突荷重)を、サイドフレームの内壁部11及び外壁部21へ好適に伝達させることによって、サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方へ移動を抑制するとともに、サイドフレームを効率よく折り曲げることによってエネルギー吸収を行うことができる。
また、車体前部構造1は、枝フレーム30が、平面視で前方に凸となる湾曲形状を呈することを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30を車幅方向外方に対して長く延設することができ、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を好適に受け止めることができる。また、車体前部構造1は、電気自動車等に適用した場合に、サイドフレームを車幅方向内方に設置しつつ、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を好適に受け止めることができる。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30を車幅方向外方に対して長く延設することができ、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を好適に受け止めることができる。また、車体前部構造1は、電気自動車等に適用した場合に、サイドフレームを車幅方向内方に設置しつつ、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を好適に受け止めることができる。
また、車体前部構造1は、連結部が、サイドフレームと枝フレーム30との間に設けられる壁部(下壁部41、上壁部51)と、壁部の車幅方向外端部から延設され、壁部との間に当該連結部の稜線L41,L51を構成する外フランジ部44,54と、を備え、枝フレーム30は、前後方向に延設される本体壁部と、本体壁部の上下方向端部から延設され、本体壁部との間に当該枝フレーム30の稜線L31,L32を構成するフランジ部(縁壁部36,37)と、を備え、連結部の稜線L41,L51及び枝フレーム30の稜線L31,L32は、サイドフレームの車幅方向外方において互いに対峙することを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、連結部の稜線L41,L51及び枝フレーム30の稜線L31,L32が湾曲形状を呈しつつ互いに対峙するので、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重をより好適に受け止めることができる。
したがって、車体前部構造1は、連結部の稜線L41,L51及び枝フレーム30の稜線L31,L32が湾曲形状を呈しつつ互いに対峙するので、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重をより好適に受け止めることができる。
また、車体前部構造1は、サイドフレームが、当該サイドフレームの車幅方向内部を構成するインナパネル10と、当該サイドフレームの車幅方向外部を構成するアウタパネル20と、を備え、連結部は、前記壁部の車幅方向内端部から延設される内フランジ部43,53を備え、内フランジ部43,53は、インナパネル10に固定されており、枝フレーム30は、前後方向中間部においてアウタパネル20の外壁部21に固定されていることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、簡易な構成で、連結部の稜線L41,L51と外壁部21の稜線L21,L22とを好適に整列することができる。
したがって、車体前部構造1は、簡易な構成で、連結部の稜線L41,L51と外壁部21の稜線L21,L22とを好適に整列することができる。
また、車体前部構造1は、枝フレーム30が、車幅方向外方に窪む溝部A3を有し、外壁部21は、車幅方向内方に窪む溝部A2を有し、枝フレーム30の溝部A3及び外壁部21の溝部A2は、互いに前後方向に整列していることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、枝フレーム30に沿って方向を変え、衝突荷重に対してオフセットするサイドフレームの外壁部21へ好適に伝達することができる。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、枝フレーム30に沿って方向を変え、衝突荷重に対してオフセットするサイドフレームの外壁部21へ好適に伝達することができる。
また、車体前部構造1は、枝フレーム30の稜線L31,L32が、サイドフレームの内壁部11に形成される稜線L21,L22と前後方向に整列していることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、枝フレーム30に沿って方向を変え、衝突荷重に対してオフセットするサイドフレームの内壁部11へ好適に伝達することができる。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、枝フレーム30に沿って方向を変え、衝突荷重に対してオフセットするサイドフレームの内壁部11へ好適に伝達することができる。
また、車体前部構造1は、枝フレーム30が、車幅方向外方に窪む溝部A3を有し、内壁部11は、車幅方向外方に窪む溝部A1を有し、枝フレーム30の溝部A3及び内壁部11の溝部A1は、互いに前後方向に整列していることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、衝突荷重に対してオフセットするサイドフレームの外壁部21へ好適に伝達することができる。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、衝突荷重に対してオフセットするサイドフレームの外壁部21へ好適に伝達することができる。
また、車体前部構造1は、枝フレーム30の前端部が、車体のフロントピラー5から前方に延設されるアッパメンバ4の前延長部であるロアメンバ3と固定されており、ロアメンバ3とともに閉断面を構成することを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30の前端部(車幅方向外端部)を閉断面によって補強することによって、枝フレーム30の折れを防止し、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、サイドフレーム及びロアメンバ3の両方へ好適に伝達することができる。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30の前端部(車幅方向外端部)を閉断面によって補強することによって、枝フレーム30の折れを防止し、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、サイドフレーム及びロアメンバ3の両方へ好適に伝達することができる。
また、車体前部構造1は、サイドフレームが、前方からの荷重による折れ曲がりを許容する複数の折れ部2A,2B,2Cを有し、複数の折れ部2A,2B,2Cのうち、最も前方に位置する折れ部2Aは、枝フレーム30と外壁部21との固定部位の後側に配置されていることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30から外壁部21へ伝達される入力荷重によって、折れ部2Aにおける折れ曲がりを好適に促進することができる。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30から外壁部21へ伝達される入力荷重によって、折れ部2Aにおける折れ曲がりを好適に促進することができる。
また、車体前部構造1は、枝フレーム30が、サイドフレームに収容される部位に開口部30aを有することを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームの折れ曲がりを阻害せず、かつ、サイドフレームへの荷重伝達を阻害せずに、サイドフレーム内に別部材(例えば、ブラケット90)を配置する際の作業性を向上することができる。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームの折れ曲がりを阻害せず、かつ、サイドフレームへの荷重伝達を阻害せずに、サイドフレーム内に別部材(例えば、ブラケット90)を配置する際の作業性を向上することができる。
また、車体前部構造1は、サイドフレームが、前方にいくにつれて車幅方向外方に向かうことを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方への変形を抑制することができる。
かかる車体前部構造1は、サイドフレームの車幅方向内方に高圧電装部品等が配置される電気自動車に対して好適に適用可能である。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレームの折れ曲がりによる車幅方向内方への変形を抑制することができる。
かかる車体前部構造1は、サイドフレームの車幅方向内方に高圧電装部品等が配置される電気自動車に対して好適に適用可能である。
また、車体前部構造1は、サイドフレームの前端部及び連結部の前端部に固定されるバンパビーム取付用プレート80を備えることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレーム及び連結部の結合を強化することができる。
したがって、車体前部構造1は、サイドフレーム及び連結部の結合を強化することができる。
また、車体前部構造1は、サイドフレームの前端部及び前記連結部の前端部に固定されるバンパビーム取付用プレート80を備え、ロアメンバ3は、2つのパネル(ロアパネル60及びアウタパネル70)を組み合わせることによって構成されており、2つのパネルの一方は、枝フレーム30に固定されており、2つのパネルの他方は、枝フレーム30及びバンパビーム取付用プレート80に固定されており、枝フレーム30及び2つのパネルは、閉断面を構成することを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、簡易な構造で枝フレーム30の前端部(車幅方向外端部)を補強する閉断面を構成し、枝フレーム30の折れを好適に防止し、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、サイドフレーム及びロアメンバ3の両方へ好適に伝達することができる。
したがって、車体前部構造1は、簡易な構造で枝フレーム30の前端部(車幅方向外端部)を補強する閉断面を構成し、枝フレーム30の折れを好適に防止し、サイドフレームよりも車幅方向外方における衝突(前突)荷重を、サイドフレーム及びロアメンバ3の両方へ好適に伝達することができる。
また、車体前部構造1は、サイドフレーム内において、外壁部21と協働して枝フレーム30を挟持するブラケット90を備えることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30を伝達する衝突荷重を外壁部21に対してより確実に伝達することができる。
したがって、車体前部構造1は、枝フレーム30を伝達する衝突荷重を外壁部21に対してより確実に伝達することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形可能である。
1 車体前部構造
2 フロントサイドフレーム(サイドフレーム)
2A,2B,2C 折れ部
3 ロアメンバ
10 インナパネル
20 アウタパネル
30 枝フレーム
40,50 連結プレート(連結部)
60 ロアパネル(パネル)
70 アッパパネル(パネル)
80 バンパビーム取付用プレート
90 ブラケット
2 フロントサイドフレーム(サイドフレーム)
2A,2B,2C 折れ部
3 ロアメンバ
10 インナパネル
20 アウタパネル
30 枝フレーム
40,50 連結プレート(連結部)
60 ロアパネル(パネル)
70 アッパパネル(パネル)
80 バンパビーム取付用プレート
90 ブラケット
Claims (14)
- 車体前部で前後方向に延設されるサイドフレームと、
前記サイドフレームの車幅方向外側に設けられる枝フレームと、
前記サイドフレーム及び前記枝フレームの間に架設される連結部と、
を備え、
前記枝フレームの後端部は、前記サイドフレーム内において、当該サイドフレームの車幅方向における内壁部に固定されており、
前記枝フレームに形成される稜線は、前記サイドフレームの前記内壁部に形成される稜線と前後方向に整列しており、
前記連結部に形成される稜線は、前記サイドフレームの車幅方向における外壁部に形成される稜線と前後方向に整列している
ことを特徴とする車体前部構造。 - 前記枝フレームは、平面視で前方に凸となる湾曲形状を呈する
ことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。 - 前記連結部は、
前記サイドフレームと前記枝フレームとの間に設けられる壁部と、
前記壁部の車幅方向外端部から延設され、前記壁部との間に当該連結部の前記稜線を構成する外フランジ部と、
を備え、
前記枝フレームは、
前後方向に延設される本体壁部と、
前記本体壁部の上下方向端部から延設され、前記本体壁部との間に当該枝フレームの前記稜線を構成するフランジ部と、
を備え、
前記連結部の前記稜線及び前記枝フレームの前記稜線は、前記サイドフレームの車幅方向外方において互いに対峙する
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記サイドフレームは、
当該サイドフレームの車幅方向内部を構成するインナパネルと、
当該サイドフレームの車幅方向外部を構成するアウタパネルと、を備え、
前記連結部は、前記壁部の車幅方向内端部から延設される内フランジ部を備え、
前記内フランジ部は、前記インナパネルに固定されており、
前記枝フレームは、前後方向中間部において前記アウタパネルの前記外壁部に固定されている
ことを特徴とする請求項3に記載の車体前部構造。 - 前記枝フレームは、車幅方向外方に窪む溝部を有し、
前記外壁部は、車幅方向内方に窪む溝部を有し、
前記枝フレームの前記溝部及び前記外壁部の前記溝部は、互いに前後方向に整列している
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記枝フレームの前記稜線は、前記サイドフレームの前記内壁部に形成される稜線と前後方向に整列している
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記枝フレームは、車幅方向外方に窪む溝部を有し、
前記内壁部は、車幅方向外方に窪む溝部を有し、
前記枝フレームの前記溝部及び前記内壁部の前記溝部は、互いに前後方向に整列している
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記枝フレームの前端部は、車体のフロントピラーから前方に延設されるアッパメンバの前延長部であるロアメンバと固定されており、前記ロアメンバとともに閉断面を構成する
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記サイドフレームは、前方からの荷重による折れ曲がりを許容する複数の折れ部を有し、
複数の前記折れ部のうち、最も前方に位置する前記折れ部は、前記枝フレームと前記外壁部との固定部位の後側に配置されている
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記枝フレームは、前記サイドフレームに収容される部位に開口部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。 - 前記サイドフレームは、前方にいくにつれて車幅方向外方に向かう
ことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。 - 前記サイドフレームの前端部及び前記連結部の前端部に固定されるバンパビーム取付用プレートを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。 - 前記サイドフレームの前端部及び前記連結部の前端部に固定されるバンパビーム取付用プレートを備え、
前記ロアメンバは、2つのパネルを組み合わせることによって構成されており、
2つの前記パネルの一方は、前記枝フレームに固定されており、
2つの前記パネルの他方は、前記枝フレーム及び前記バンパビーム取付用プレートに固定されており、
前記枝フレーム及び2つの前記パネルは、前記閉断面を構成する
ことを特徴とする請求項8に記載の車体前部構造。 - 前記サイドフレーム内において、前記外壁部と協働して前記枝フレームを挟持するブラケットを備える
ことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
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