JP2019212382A - 二次電池、積層電池、及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状電池を積層された二次電池を薄型化できる技術を提供すること。【解決手段】本実施形態にかかる二次電池110は、第1電極、及び第2電極を有する第1シート状電池111と、第1電極、及び第2電極を有し、第2電極17a、17b同士が向かい合うように第1シート状電池111と対向配置された第2シート状電池112と、第1シート状電池111の第2電極17aと第2シート状電池112の第2電極17bとの間に配置された引出電極125と、第1シート状電池111の第2電極17aと引出電極125とを接続する第1導電性接着剤121と、第2シート状電池112の第2電極17bと引出電極125とを接続する第2導電性接着剤122と、を備えおり、XY平面視において、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とがずれて配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のシート状電池が積層された二次電池を薄型化するための技術に関する。
特許文献1には、複数のシート状電池を積層した積層電池が開示されている。特許文献1では、2枚のシート状電池が、第2電極同士が向かい合うように配置されている。シート状電池は、タブ部を有している。そして、タブ部にタブリードが接続されている。
特開2017―123230号公報
複数のシート状電池を積層した二次電池では、より薄型化することが望まれている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数のシート状電池が積層された二次電池を薄型化する技術を提供することを目的とする。
本実施形態の一態様に係る二次電池は、第1電極、及び第2電極を有する第1シート状電池と、第1電極、及び第2電極を有し、前記第2電極同士が向かい合うように前記第1シート状電池と対向配置された第2シート状電池と、前記第1シート状電池の第2電極と前記第2シート状電池の前記第2電極との間に配置された引出電極と、前記第1シート状電池の前記第2電極と前記引出電極とを接続する第1導電性接着剤と、前記第2シート状電池の前記第2電極と前記引出電極とを接続する第2導電性接着剤と、を備え、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とがずれて配置されている。
上記の二次電池において、前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第1導電性接着剤が配置されており、前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第2導電性接着剤が配置されており、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されていることが好ましい。
上記の二次電池において、前記引出電極の長手方向に沿って、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されていることが好ましい。
上記の二次電池において、前記第1シート状電池及び第2シート状電池がタブ部を有しており、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部とが重複しており、前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部では、第1電極同士が向かい合うように配置されていることが好ましい
本実施の形態にかかる積層電池は、上記の二次電池をシート状電池ペアとして、前記シート状電池ペアを複数備え、隣接する2つの前記シート状電池ペアの前記第1電極同士が向かい合うように、複数の前記シート状電池ペアが積層されており、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視した場合に、前記複数のシート状電池ペアに設けられた前記第1導電性接着剤及び前記第2導電性接着剤がずれて配置されている。
本実施形態の一態様に係る二次電池の製造方法は、第1電極、及び第2電極を有する第1シート状電池の前記第2電極の上に、第1導電性接着剤を塗布する工程と、前記第1導電性接着剤に引出電極を接続する工程と、前記引出電極の上に、第2導電性接着剤を塗布する工程と、第1電極、及び第2電極を有する第2シート状電池の前記第2電極を前記第2導電性接着剤に接続する工程と、を備え、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とがずれて配置されている。
上記の二次電池の製造方法において、前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第1導電性接着剤が配置されており、前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第2導電性接着剤が配置されており、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されていることが好ましい。
上記の二次電池の製造方法において、前記引出電極の長手方向に沿って、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されていることが好ましい。
上記の二次電池の製造方法において、前記第1シート状電池及び第2シート状電池がタブ部を有しており、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部とが重複しており、前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部では、第1電極同士が向かい合うように配置されていることが好ましい。
本実施の形態にかかる積層電池の製造方法は、上記の二次電池の製造方法によって、シート状電池ペアとなる前記二次電池を複数製造する工程と、隣接する2つの前記シート状電池ペアの前記第1電極同士が向かい合うように、複数の前記シート状電池ペアを積層する工程と、を備え、前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視した場合に、前記複数のシート状電池ペアに設けられた前記第1導電性接着剤及び前記第2導電性接着剤がずれて配置されている。
本発明によれば、二次電池を薄型化する技術を提供することができる。
シート状電池の断面構造を示す図である。 シート状電池の構成を示す平面図である。 本実施の形態1にかかる二次電池の構成を示す断面図である。 二次電池の一部の構成を模式的に示すXY平面図である。 二次電池の一部の構成を模式的に示すXY平面図である。 第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122の配置を模式的に示すXY平面図である。 比較例の積層構造を示す断面図である。 図7は、二次電池の製造工程を示すフローチャートである。 本実施の形態2にかかる二次電池の構成を示す断面図である。 各シート状電池ペアにおける導電性接着剤の配置を模式的に示す平面図である。 全ての導電性接着剤の配置を模式的に示すXY平面図である。
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施形態を示すものであって、本発明の技術的範囲が以下の実施形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
(シート状電池の積層構造)
以下、本実施の形態にかかる二次電池の基本的な構成について、図1を用いて説明する。図1は、シート状二次電池の基本的な積層構造を示す断面図である。なお、説明の明確化のため、以下の図には適宜、XYZ3次元直交座標系が示されている。Z方向は、シート状の二次電池(以下、単にシート状電池とも称する)の厚さ方向(積層方向)となり、XY平面はシート状電池と平行な平面となる。また、XY平面において、シート状電池は矩形状であり、X方向、及びY方向は、シート状電池の端辺に平行な方向となっている。Z方向を上下方向として説明する。
図1において、シート状電池10は、基材11上に、n型酸化物半導体層13、充電層14、p型酸化物半導体層16、及び第2電極17がこの順序で積層された積層体20を有している。なお、基材11の上に、n型酸化物半導体層13、充電層14、p型酸化物半導体層16、及び第2電極17が積層されている領域を積層部31とし、その外側を周縁部32とする。周縁部32は、+Z側において、基材11が露出している領域である。
基材11は金属等の導電性物質等により形成され、第1電極(負極)として機能する。本実施形態では、基材11が負極となっている。基材11としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)シートやアルミニウムシート等の金属箔シートを用いることができる。
絶縁材料からなる基材11を用意して、基材11上に第1電極を形成することもできる。すなわち、基材11は第1電極を含む構成であればよい。基材11の上に、第1電極を形成する場合、第1電極の材料として、クロム(Cr)又はチタン(Ti)等の金属材料を用いることができる。第1電極の材料として、アルミニウム(Al)、銀(Ag)等を含む合金膜を用いてもよい。第1電極を基材11上に形成する場合、後述する第2電極17と同様の方法で形成することができる。
第1電極の形成方法としては、スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着、真空蒸着、化学蒸着等の気相成膜法を挙げることができる。また、金属電極は電解メッキ法、無電解メッキ法等により形成することができる。メッキに使用される金属としては、一般に銅、銅合金、ニッケル、アルミ、銀、金、亜鉛又はスズ等を使用することが可能である。
基材11の上には、n型酸化物半導体層13が形成されている。n型酸化物半導体層13はn型酸化物半導体材料(第2n型酸化物半導体材料)を含んで構成される。n型酸化物半導体層13としては、例えば、二酸化チタン(TiO)、酸化スズ(SnO)又は酸化亜鉛(ZnO)等を使用することが可能である。例えば、n型酸化物半導体層13は、スパッタリング又は蒸着により、基材11上に成膜することができる。n型酸化物半導体層13の材料として、二酸化チタン(TiO)を用いることが好ましい。
例えば、n型酸化物半導体層13は、スパッタリング等により、基材11上に成膜することができる。例えば、チタンをターゲットとする反応性スパッタにより、二酸化チタン膜を形成することができる。反応性スパッタでは、例えば、酸素ガス及びアルゴンガスを用いることができる。
n型酸化物半導体層13の上には、充電層14が形成されている。充電層14は、絶縁材料を含んでいる。この絶縁材料としては、シリコーン樹脂を用いることができる。例えば、絶縁材料としては、シリコン酸化物等のシロキサン結合による主骨格を持つシリコン化合物(シリコーン)を使用することが好ましい。よって、充電層14は、絶縁材料として酸化ケイ素(SiO)を含んでいる。
また、充電層14は、絶縁材料に加えて、n型酸化物半導体材料を含んでいる。すなわち、充電層14は、絶縁材料とn型酸化物半導体材料とを混合した混合物により形成されている。例えば、n型酸化物半導体材料として、微粒子のn型酸化物半導体を使用することが可能である。n型酸化物半導体は、紫外線照射により、充電機能を備えた層となる。
例えば、充電層14のn型酸化物半導体材料を二酸化チタンとすることができる。充電層14は、酸化シリコンと二酸化チタンとによって形成される。この他に、充電層14として使用可能なn型酸化物半導体材料としては、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化マグネシウム(MgO)が好適である。二酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化マグネシウムの2つ、3つ、又は全てを組み合わせた材料を使用することも可能である。
充電層14に含まれるn型酸化物半導体材料と、n型酸化物半導体層13に含まれるn型酸化物半導体材料とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。例えば、n型酸化物半導体層13に含まれるn型酸化物半導体材料が酸化チタンである場合、充電層14のn型酸化物半導体材料は酸化チタンであってもよいし、酸化チタン以外のn型酸化物半導体材料であってもよい。
例えば、充電層14は、n型酸化物半導体材料を二酸化チタンとして、酸化シリコンと二酸化チタンとによって形成される。この他に、充電層14で使用可能なn型酸化物半導体材料としては、酸化スズ(SnO)、又は酸化亜鉛(ZnO)が好適である。二酸化チタン、酸化スズ、及び酸化亜鉛の2つ又は全てを組み合わせた材料を使用することも可能である。
充電層14の製造工程について説明する。まず、酸化チタン、酸化スズ、又は酸化亜鉛の前駆体と、シリコーンオイルとの混合物に溶媒を混合した塗布液を用意する。脂肪酸チタンとシリコーンオイルを溶媒に混合した塗布液を用意する。そして、スピン塗布法、スリットコート法等により、塗布液がn型酸化物半導体層13上に塗布される。塗布膜に対して、乾燥、及び焼成を行うことで、n型酸化物半導体層13上に充電層14を形成することができる。なお、前駆体の一例として、例えば酸化チタンの前駆体であるチタニウムステアレートが使用できる。酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛は、金属酸化物の前駆体である脂肪族酸塩から分解して形成される。乾燥、及び焼成した後の、充電層14に対して、紫外線照射を行いUV硬化させてもよい。
なお、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛等については、前駆体を用いずに、酸化物半導体の微細な粒子を用いることも可能である。酸化チタン、又は酸化亜鉛のナノ粒子をシリコーンオイルと混合することで、混合液が生成される。さらに、混合液に溶媒を混合することで、塗布液が生成される。スピン塗布法、スリットコート法等により、塗布液がn型酸化物半導体層13上に塗布される。塗布膜に対して、乾燥、焼成、及びUV照射を行うことで、充電層14を形成することができる。
充電層14の上には、p型酸化物半導体層16が形成されている。p型酸化物半導体層16は、p型酸化物半導体材料を含んで構成される。p型酸化物半導体層16の材料としては、酸化ニッケル(NiO)、及び銅アルミ酸化物(CuAlO)等を使用することが可能である。例えば、p型酸化物半導体層16は、厚さ400nmの酸化ニッケル膜となっている。p型酸化物半導体層16は、蒸着又はスパッタリング等の成膜方法によって、充電層14の上に成膜されている。
p型酸化物半導体層16の上には、第2電極17が形成されている。第2電極17は、正極として機能する。第2電極17は、導電膜によって形成されていればよい。また、第2電極17の材料としては、クロム(Cr)又は銅(Cu)等の金属材料を用いることができる。他の金属材料として、アルミニウム(Al)を含む銀(Ag)合金等がある。その形成方法としては、スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着、真空蒸着、化学蒸着等の気相成膜法を挙げることができる。また、金属電極は電解メッキ法、無電解メッキ法等により形成することができる。メッキに使用される金属としては、一般に銅、銅合金、ニッケル、アルミ、銀、金、亜鉛又はスズ等を使用することが可能である。例えば、第2電極17は、厚さ300nmのAl膜となっている。
このように、積層体20は、基材11、n型酸化物半導体層13、充電層14、p型酸化物半導体層16、第2電極17を有している。したがって、シート状電池10の最表面には、第2電極17が配置される。
上記の説明では、充電層14の下にn型酸化物半導体層13が配置され、充電層14の上にp型酸化物半導体層16が配置されている構成としたが、n型酸化物半導体層13とp型酸化物半導体層16とは反対の配置になっていてもよい。すなわち、充電層14の上にn型酸化物半導体層13が配置され、下にp型酸化物半導体層16が配置されている構成であってもよい。この場合、基材11が正極、第2電極17が負極となる。すなわち、充電層14がn型酸化物半導体層13とp型酸化物半導体層16に挟まれている構成であれば、充電層14の上にn型酸化物半導体層13が配置されていても、p型酸化物半導体層16が配置されていてもよい。換言すると、シート状電池10は、第1電極(基材11)、第1酸化物半導体層(n型酸化物半導体層13、又はp型酸化物半導体層16)、充電層14、第2酸化物半導体層(p型酸化物半導体層16、又はn型酸化物半導体層13)、第2電極17の順番で積層されている構成であればよい。
さらに、シート状電池10は第1電極(基材11)、第1酸化物半導体層(n型酸化物半導体層13、又はp型酸化物半導体層16)、充電層14、第2酸化物半導体層(p型酸化物半導体層16、又はn型酸化物半導体層13)、第2電極17以外の層を含む構成であってもよい。
図1に示す積層体20において、一部の層が省略されていてもよく、あるいは、他の層が追加されていてもよい。例えば、充電層14とp型酸化物半導体層16との間に、アルミニウム化合物の層が追加されていてもよい。例えば、アルミニウム化合物は、Al(酸化アルミニウム)、AlN(アルミナイトライド)、AlON(酸窒化アルミニウム)、Al(OH)(水酸化アルミニウム)、及びSiAlON(シリコン―アルミナ窒化物)のうち少なくとも1つを含むことが好ましい。さらには、p型酸化物半導体層16と充電層14との間に水酸化ニッケルを含む層が追加されていてもよい。
(平面構成)
次に、シート状電池10の平面構成について説明する。図2は、シート状電池10の構成を示すXY平面図である。図2に示すように、シート状電池10は矩形部10aとタブ部10bを備えている。矩形部10aは、XY平面視において矩形状になっている部分である。タブ部10bは、矩形部10aの+X側に突出している。
矩形部10aに、積層部31が設けられている。XY平面視において、積層部31は、矩形状になっており、積層部31の外側に周縁部32が設けられている。積層部31では、+Z側において、第2電極17が露出している(図1を合わせて参照)。周縁部32では、+Z側において、基材11が露出している(図1を合わせて参照)。また、タブ部10bにおいても、+Z側には、基材11が露出している。
(積層電池)
本実施の形態にかかる二次電池は、図1、及び図2に示すようなシート状電池を積層した構成を有している。つまり、二次電池は、2つ以上のシート状電池10を積層した積層電池となっている。本実施の形態にかかる二次電池110の構成について説明する。図3は、二次電池110の構成を模式的に示す断面図である。図4、及び図5は二次電池110の一部の構成を模式的に示すXY平面図である。
図3〜図5において、2つのシート状電池の一方を第1シート状電池111とし、他方を第2シート状電池112とする。第1シート状電池111第2シート状電池112は、それぞれ図1、及び図2に示す構成を有している。第1シート状電池111第2シート状電池112とは並列接続されている。
まず、図3を用いて、二次電池110の構成について説明する。図3に示すように、二次電池110は、シート状電池111と、シート状電池112と、第1導電性接着剤121と、第2導電性接着剤122と、引出電極125と、絶縁材128とを備えている。
二次電池110は、第1シート状電池111、及び第2シート状電池112が積層された構成を備えている。第1シート状電池111、及び第2シート状電池112の厚さは、例えば、12μmとなっている。第1シート状電池111及び第2シート状電池112は、それぞれ図1で示した積層構造となっているが、適宜簡略化して示している。具体的には、n型酸化物半導体層13、充電層14、p型酸化物半導体層16を省略している。
また、第1シート状電池111は、基材11a、及び第2電極17aを有しており、これらは、図1、及び図2に示された基材11、及び第2電極17に対応している。同様に、第2シート状電池112は基材11b、及び第2電極17bを有しており、これらは、図1、及び図2に示された基材11、及び第2電極17に対応している。上記の通り、第1シート状電池111と第2シート状電池112とは並列接続されている。したがって、基材11bと基材11aとが接続され、第2電極17aと第2電極17bとが接続される。
第1シート状電池111は、矩形部111aとタブ部111bを有しており、これらは図2に示した矩形部10a、タブ部10bに対応している。第2シート状電池112は、矩形部112aとタブ部112bを有しており、これらは図2に示した矩形部10a、タブ部10bに対応している。
第1シート状電池111が−Z側に配置され、第2シート状電池112が+Z側に配置されている。第1シート状電池111、及び第2シート状電池112は同じ大きさ、及び同じ形状となっている。そして、XY平面において、矩形部111aと矩形部112aとが重複している。さらに、XY平面において、タブ部111bとタブ部112bとが重複している。
第1シート状電池111と第2シート状電池112とは、第2電極17a、17b同士が向かい合うように対向配置されている。第1シート状電池111では、第2電極17aが+Z側に配置され、基材11aが−Z側に配置されている。反対に、第2シート状電池112では、第2電極17bが−Z側に配置され、基材11bが+Z側に配置されている。つまり、第2シート状電池112は、図1に示す積層体20を上下反転した積層構成となっている。
第1シート状電池111と第2シート状電池112との間は、引出電極125が配置されている。引出電極125は、第1シート状電池111の第2電極17aと第2シート状電池112の第2電極17bとを接続する。引出電極125は、例えば金属シートである。引出電極125の厚さは、例えば10μmとなっている。
引出電極125は、第1シート状電池111と第2シート状電池112との間から、第1シート状電池111、及び第2シート状電池112の外側まで引き出されている。具体的には、引出電極125は、第1シート状電池111と及び第2シート状電池112との間から、−X側に引き出されている。つまり、引出電極125は、積層部31から周縁部32を通って、第1シート状電池111第2シート状電池112の外側に引き出されている。引出電極125は、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする長方形状になっている金属シートである(図4を合わせて参照)。
引出電極125と第1シート状電池111との間には、第1導電性接着剤121が配置されている。引出電極125と第1シート状電池111の第2電極17aは、第1導電性接着剤121を介して電気的に接続される。第1導電性接着剤121の厚さは、例えば、10μmとなっている。
引出電極125と第2シート状電池112との間には、第2導電性接着剤122が配置されている。引出電極125と第2シート状電池112の第2電極17bは、第1導電性接着剤121を介して電気的に接続される。第2導電性接着剤122の厚さは、例えば、10μmとなっている。
引出電極125は、第2シート状電池112の第2電極17aを第2シート状電池112の第2電極17bと電気的に接続する。また、第1シート状電池111のタブ部111bと第2シート状電池112のタブ部112bとが接続される。タブ部111bで、基材11aが露出し、タブ部112bでは基材11bが露出している。よって、タブ部111b、112bが重複する箇所において、第1電極である基材11a、基材11b同士が向かい合うに配置されている。
これにより、第1シート状電池111と第2シート状電池112とが並列接続される。なお、タブ部111bとタブ部112bとの接続は、圧着、又は超音波溶接などを用いることができる。あるいは、導電性接着剤を用いて、タブ部111bとタブ部112bとを接続してもよい。このように、第1シート状電池111のタブ部111bと第2シート状電池112のタブ部112bとが重複している。よって、第1電極となる基材11a、11bを容易に接続することができる。
また、−X側の周縁部32において、引出電極125の周りには、絶縁材128が設けられている。絶縁材128は、第1シート状電池111と引出電極125との間に配置される。さらに、絶縁部材128は第2シート状電池112と引出電極125との間に配置される。絶縁部材128は、基材11a、11bが露出する箇所であって、基材11a、11bが引出電極125と対向する箇所に配置されている。換言すると、周縁部32と引出電極125とが向かい合う箇所には、絶縁材128が配置される。周縁部32に対応する位置において、引出電極125に絶縁材128を塗布することで、第1電極である基材11a、及び基材11bが引出電極125と短絡するのを防ぐことができる。
絶縁材128は引出電極125の一部を覆うように形成されている。あるいは、絶縁材128は、基材11a、11b上に塗布されていてもよい。絶縁材128は、蒸着又はスプレー塗布などにより、コーティングされている。絶縁材128としては、例えば、ポリイミドなどの樹脂膜を用いることができる。絶縁材128は、弾性を有していることが好ましい。絶縁材128の厚さは、10μmとなっている。
次に、第2導電性接着剤122の配置について、図4を用いて説明する。図4は、二次電池110の一部の構成を示すXY平面図である。より具体的には、図4は、第2シート状電池112を取り除いた二次電池110の構成を示す上面図となっている。
図4に示すように、引出電極125の上には、複数の第2導電性接着剤122が配置されている。10個の第2導電性接着剤122が千鳥配置に設けられている。ここでは、第2導電性接着剤122が2列に配置されている。各列には、5個の第2導電性接着剤122が設けられている。+Y側の列を1列目とし、−Y側の列を2列目とする。
1列目の第2導電性接着剤122と、2列目の第2導電性接着剤122とのX方向の位置がずれている。具体的には、−X側から+X側に向かうにつれて、2列目の第2導電性接着剤122を先頭として、2列目の第2導電性接着剤122と、1列目の第2導電性接着剤122とが1個ずつ交互に並んでいる。
次に、第1導電性接着剤121の配置について、図5を用いて説明する。図4は、二次電池110の一部の構成を示すXY平面図である。より具体的には、図4は、第2シート状電池112、引出電極125、及び絶縁部材128を取り除いた二次電池110の構成を示す上面図となっている。
図5に示すように、第1シート状電池111の第2電極17aの上には、複数の第1導電性接着剤121が配置されている。図5では、10個の第1導電性接着剤121が千鳥配置に設けられている。ここでは、第1導電性接着剤121が2列に配置されている。各列には、5個の第1導電性接着剤121が設けられている。+Y側の列を1列目とし、−Y側の列を2列目とする。
1列目の第1導電性接着剤121と、2列目の第1導電性接着剤121とのX方向の位置がずれている。具体的には、−X側から+X側に向かうにつれて、1列目の第1導電性接着剤121を先頭として、1列目の第1導電性接着剤121と、2列目の第1導電性接着剤121とが1個ずつ交互に並んでいる。
図6は、XY平面における第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とを配置を模式的に示す上面図である。図6では、引出電極125、及び第2シート状電池112が省略されている。図6に示すように、XY平面視において、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とがずれて配置されている。具体的には、第1導電性接着剤121は第2導電性接着剤122と重複しないように配置されている。さらに、第2導電性接着剤122は、第1導電性接着剤121と重複しないように配置されている。
1列目の配置では、−X側から+X側に向かうにつれて、第1導電性接着剤121を先頭として、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とが1個ずつ交互に配置されている。2列目では、−X側から+X側に向かうにつれて、第2導電性接着剤122を先頭として、第2導電性接着剤122と第1導電性接着剤121とが1個ずつ交互に配置されている。
このように、XY平面視において、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とを重複しないように配置されている。つまり、XY平面視において、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とを重複しないように配置されている。このようにすることで、二次電池110の厚さの増加を防ぐことができる。
図7は、比較例にかかる二次電池110Aの積層構造を模式的に示す断面図である。図7では、引出電極125と第1シート状電池111との間に導電性テープ151が設けられている。また、引出電極125と第2シート状電池112の間に、導電性テープ152が設けられている。導電性テープ151と導電性テープ152は重複して配置されている。すなわち、
例えば、導電性テープ151、152の厚さは、それぞれ25μmである。図7の比較例では、導電性テープ151、152が重複しているため、2枚分の導電性テープ151、152の厚さ(50μm)が増加する。
本実施の形態では、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とが重なっていない。したがって、二次電池110の全体の厚さは、導電性接着剤121、又は第2導電性接着剤122の一方の厚さ(10μm)分しか増加しない。本実施の形態によれば、図7の構成に比べて、二次電池110の厚さを40(=50―10)μm薄くすることができる。
このように、本実施の形態では、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とがずれて配置されている。このため、導電性接着剤が重なることによる厚さの増加を防ぐことができ、二次電池110を薄型化することができる。
また、XY平面視において、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とを千鳥配置とすることで、接着箇所を分散させることができる。図6に示すように、X方向に沿って、第1導電性接着剤121と第2導電性接着剤122とが交互に配置されている。第1シート状電池111、及び第2シート状電池112を確実に接着させることでき、第1シート状電池111、及び第2シート状電池112の剥がれをふせぐことができる。
次に、本実施の形態にかかる二次電池110の製造方法について、図8を用いて説明する。図8は、二次電池110の製造方法を示すフローチャートである。なお、第1電極となる基材11a、及び基材11bの接続方法は、特に限定されないため、省略されている。
まず、第1シート状電池111の第2電極17a上に第1導電性接着剤121を塗布する(S11)。例えば、ディスペンサが、第1導電性接着剤121を所定の大きさ、及び所定の位置に塗布する。ここでは、ディスペンサが塗布量、及び塗布位置を制御している。ここでは、XY平面視において、第1導電性接着剤121が直径0.64μmの円形となるように、ディスペンサが第1導電性接着剤121を第2電極17aの上面に塗布する。これにより、図5に示す構成となる。
次に、第1導電性接着剤121を介して、第1シート状電池111に引出電極125を貼り付ける(S12)。具体的には、引出電極125を第1シート状電池111に向けて押圧する。これにより、第1導電性接着剤121が第1シート状電池111に押しつけられて、変形する。第1導電性接着剤121に引出電極125が接続され、引出電極125が第1シート状電池111に貼り合わせられる。よって、第1シート状電池111の第2電極17aと引出電極125とが第1導電性接着剤121を介して、接続される。
XY平面視において、変形後の第1導電性接着剤121は例えば、直径1.5mmの円形となる。また、変形後の第1導電性接着剤121の厚さ(高さ)は、例えば、10μmである。第1導電性接着剤121を硬化させることで、引出電極125を第1シート状電池111に固定することができる。
次に、引出電極125の上に第2導電性接着剤122を塗布する(S13)。S11で用いられたディスペンサが、第2導電性接着剤122を引出電極125の上面に塗布する。ここでは、XY平面視において、第2導電性接着剤122が第1導電性接着剤121と重ならないように配置される(図6を合わせて参照)。これにより、図4に示す構成となる。第2導電性接着剤122の塗布サイズは、第1導電性接着剤121は同様に、直径0.64μmの円形となっている。
そして、引出電極125に、第2シート状電池112を貼り付ける(S14)。第2シート状電池112を第1シート状電池111に向けて押圧する。これにより、第2導電性接着剤122が、第1シート状電池111に押しつけられて、変形する。第2導電性接着剤122に引出電極125が接続され、第2シート状電池112が第1シート状電池111上の引出電極125に貼り合わせられる。よって、第2導電性接着剤122の第2電極17bと引出電極125とが第2導電性接着剤122を介して、接続される。
XY平面視において、変形後の第2シート状電池112のサイズは第1導電性接着剤121と同様に、1.5μm程度となっている。第2導電性接着剤122を硬化させることで、引出電極125に第2シート状電池112を固定することができる。
このように一対のシート状電池111、112が積層された二次電池110が完成する。第1シート状電池111と第2シート状電池112が向かい合って配置された状態の平面視した場合に、第1導電性接着剤121及び第2導電性接着剤122がずれて配置されている。よって、薄型の二次電池110を製造することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で示した構成の二次電池110をさらに積層している。具体的には、一対のシート状電池を有する二次電池110をシート状電池ペアとして、複数のシート状電池ペアを積層している。そのため、シート状電池ペアの説明に付いては適宜省略する。
本実施の形態にかかる積層電池200について、図9,図10を用いて説明する。図9は、積層電池200の構成を示す断面図である。図10は、各層における導電性接着剤の配置を説明するための模式図である。本実施の形態では、実施の形態1の二次電池110を積層している。具体的には、二次電池110をシート状電池ペアとして並列接続している。このようにすることで、大容量の二次電池を提供することができる。
積層電池200は、5つのシート状電池ペア201〜205を有している。シート状電池ペア201〜205のそれぞれは、実施の形態1で示した二次電池110に対応している。よって、積層電池200は、5層のシート状電池ペア201〜205によって構成されている。
第1導電性接着剤121、及び第2導電性接着剤122の配置が技術的特徴の一つとなっている。シート状電池ペア201〜205の基本的な構成は、実施の形態1で示した二次電池110と同様であるため、説明を省略する。
−X側から順番に、シート状電池ペア201、シート状電池ペア202、シート状電池ペア203、シート状電池ペア204、及びシート状電池ペア205が積層されている。シート状電池ペア201に含まれる2つのシート状電池を第1シート状電池211a、第2シート状電池212aとする。第1シート状電池211aが、実施の形態1の第1シート状電池111に対応し、第2シート状電池212aが第2シート状電池112に対応する。
シート状電池ペア202に含まれる2つのシート状電池を第1シート状電池211b、第2シート状電池212bとする。シート状電池ペア203に含まれる2つのシート状電池を第1シート状電池211c、第2シート状電池212cとする。シート状電池ペア204に含まれる2つのシート状電池を第1シート状電池211d、第2シート状電池212dとする。シート状電池ペア205に含まれる2つのシート状電池を第1シート状電池211e、第2シート状電池212eとする。
このように、積層電池200は、5枚のシート状電池211a〜211eと5枚のシート状電池212a〜212eとを備えている。よって、積層電池200では、10枚のシート状電池211a〜211e、212a〜212eが積層されている。
実施の形態1で示したように、シート状電池ペア201〜205のそれぞれにおいて、第2電極同士が向かい合うように配置されている。よって、隣接する2つのシート状電池ペアでは、第1電極である基材同士が向かい合うように配置されている。
シート状電池201〜205に含まれる引出電極をそれぞれ引出電極125a〜125eとする。同様に、シート状電池201〜205に含まれる第1導電性接着剤をそれぞれ第1導電性接着剤121a〜121eとする。さらに同様にシート状電池201〜205に含まれる第2導電性接着剤をそれぞれ第2導電性接着剤122a〜122eとする。XY平面視において、引出電極125a〜125eは、互いに重複するように配置されている。
図10に示すように、シート状電池201は、4つの第1導電性接着剤121aと4つの第2導電性接着剤122aとを備えている。4つの第1導電性接着剤121aと4つの第2導電性接着剤122aとは千鳥配置となっている。同様に、シート状電池202は、4つの第1導電性接着剤121bと4つの第2導電性接着剤122bとを備えている。4つの第1導電性接着剤121bと4つの第2導電性接着剤122bとは千鳥配置となっている。
シート状電池203は、4つの第1導電性接着剤121cと4つの第2導電性接着剤122cとを備えている。4つの第1導電性接着剤121cと4つの第2導電性接着剤122cとは千鳥配置となっている。シート状電池204は、4つの第1導電性接着剤121dと4つの第2導電性接着剤122dとを備えている。4つの第1導電性接着剤121dと4つの第2導電性接着剤122dとは千鳥配置となっている。シート状電池205は、4つの第1導電性接着剤121eと4つの第2導電性接着剤122eとを備えている。4つの第1導電性接着剤121eと4つの第2導電性接着剤122eとは千鳥配置となっている。
図11は、XY平面視における第1導電性接着剤121a〜121eと第2導電性接着剤122a〜122eの全てを示す図である。図11に示すように、第1導電性接着剤121a〜121eと第2導電性接着剤122a〜122eは、2列に形成されている。そして、各列に20個の導電性接着剤が配置されている。
そして、XY平面視において、第1導電性接着剤121a〜121eと第2導電性接着剤122a〜122eはそれぞれ、ずれて配置されている。つまり、XY平面視において、40個の導電性接着剤が全てずれて配置されている。例えば、第1導電性接着剤121aは、第1導電性接着剤121b〜121e、及び第2導電性接着剤122a〜122eのいずれとも重複しないように配置されている。
つまり、XY平面視において、第1導電性接着剤121a〜121eと第2導電性接着剤122a〜122eのいずれの導電性接着剤が、他のシート状電池ペアの導電性接着剤からずれて配置されている。このように、第1導電性接着剤121a〜121eと第2導電性接着剤122a〜122eの全てが重ならないように配置することで、積層電池200の厚さの増加を防ぐことができる。
図9、図10に示す積層電池200を製造する製造方法について説明する。まず、実施の形態1の図8等で示した製造方法によって、複数の二次電池110を用意する。上記の通り、二次電池110がシート状電池ペアとなっている。そして、複数のシート状電池ペアを重ね合わせていく。このとき、隣接するシート状電池ペアにおいて、第1電極(基材)同士が向かい合うように、シート状電池ペアが積層される。そして、隣接するシート状電池ペア間において、第1電極同士を接続するとともに、引出電極125同士を接続する。なお、第1電極はタブ部において接続することができる。これにより、薄型、かつ、高い性能の積層電池を製造することができる。
以上、本発明の実施形態の一例を説明したが、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態による限定は受けない。
10 シート状電池
11 基材
13 n型酸化物半導体層
14 充電層
16 p型酸化物半導体層
17 第2電極
20 積層体
31 積層部
32 周縁部
111 第1シート状電池
112 第2シート状電池
121 第1導電性接着剤
122 第2導電性接着剤
125 引出電極
128 絶縁材
200 積層電池
201〜205 シート状電池ペア
211a〜211e 第1シート状電池
212a〜212e 第2シート状電池

Claims (10)

  1. 第1電極、及び第2電極を有する第1シート状電池と、
    第1電極、及び第2電極を有し、前記第2電極同士が向かい合うように前記第1シート状電池と対向配置された第2シート状電池と、
    前記第1シート状電池の第2電極と前記第2シート状電池の前記第2電極との間に配置された引出電極と、
    前記第1シート状電池の前記第2電極と前記引出電極とを接続する第1導電性接着剤と、
    前記第2シート状電池の前記第2電極と前記引出電極とを接続する第2導電性接着剤と、を備え、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とがずれて配置されている二次電池。
  2. 前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第1導電性接着剤が配置されており、
    前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第2導電性接着剤が配置されており、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されている請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記引出電極の長手方向に沿って、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されている請求項2に記載の二次電池。
  4. 前記第1シート状電池及び第2シート状電池がタブ部を有しており、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、
    前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部とが重複しており、
    前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部では、第1電極同士が向かい合うように配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池をシート状電池ペアとして、前記シート状電池ペアを複数備え、
    隣接する2つの前記シート状電池ペアの前記第1電極同士が向かい合うように、複数の前記シート状電池ペアが積層されており、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視した場合に、前記複数のシート状電池ペアに設けられた前記第1導電性接着剤及び前記第2導電性接着剤がずれて配置されている二次電池。
  6. 第1電極、及び第2電極を有する第1シート状電池の前記第2電極の上に、第1導電性接着剤を塗布する工程と、
    前記第1導電性接着剤に引出電極を接続する工程と、
    前記引出電極の上に、第2導電性接着剤を塗布する工程と、
    第1電極、及び第2電極を有する第2シート状電池の前記第2電極を前記第2導電性接着剤に接続する工程と、を備え、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とがずれて配置されている二次電池の製造方法。
  7. 前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第1導電性接着剤が配置されており、
    前記引出電極と前記第1シート状電池の第2電極との間には、複数の第2導電性接着剤が配置されており、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されている請求項6に記載の二次電池の製造方法。
  8. 前記引出電極の長手方向に沿って、前記第1導電性接着剤と前記第2導電性接着剤とが交互に配置されている請求項7に記載の二次電池の製造方法。
  9. 前記第1シート状電池及び第2シート状電池がタブ部を有しており、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視において、
    前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部とが重複しており、
    前記第1シート状電池の前記タブ部と第2シート状電池がタブ部では、第1電極同士が向かい合うように配置されている請求項6〜8のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法によって、シート状電池ペアとなる前記二次電池を複数製造する工程と、
    隣接する2つの前記シート状電池ペアの前記第1電極同士が向かい合うように、複数の前記シート状電池ペアを積層する工程と、を備え、
    前記第1シート状電池と前記第2シート状電池が向かい合って配置された状態の平面視した場合に、前記複数のシート状電池ペアに設けられた前記第1導電性接着剤及び前記第2導電性接着剤がずれて配置されている積層電池の製造方法。
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