JP2019211195A - ダンパ装置 - Google Patents

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JP2019211195A
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隆司 原田
Takashi Harada
隆司 原田
俊二 齋藤
Shunji Saito
俊二 齋藤
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Abstract

【課題】フレームにおける開口部の周囲部に配置されるヒータの固定状態を向上する。【解決手段】開口部Oを有するフレーム2と、開口部Oを開閉するバッフル3と、バッフル3の駆動部10と、フレーム2における開口部Oの周囲部2fに配置されるヒータ7と、を備え、ヒータ7は、シート状であり、ヒータ7に電気を供給する複数の端子9を有し、複数の孔部22が形成されており、孔部22として、端子9の間に位置する端子間孔部22aと端子9の間以外に位置する非端子間孔部22bとが形成され、周囲部2fは、孔部22と嵌合する複数の凸部8が形成され、凸部8として、端子間孔部22aと嵌合する端子間凸部8aと非端子間孔部22bと嵌合する非端子間凸部8bとが形成され、端子間凸部8aは、周囲部2fにおけるヒータ7の配置面2dに対して、非端子間凸部8bよりも突出しているダンパ装置1。【選択図】図7

Description

本発明は、ダンパ装置に関する。
従来から、様々なダンパ装置が使用されている。このようなダンパ装置のうち、開口部を有するフレームと該開口部を開閉するバッフルとを有するダンパ装置がある。例えば、特許文献1には、開口部を有するフレームと該開口部を開閉するバッフルとに加え、さらに、該開口部の周囲部にヒータが配置されたダンパ装置が開示されている。
特開2015−219968号公報
しかしながら、フレームにおける開口部の周囲部にヒータが配置される構成においては、フレームに対するヒータの固定状態が不安定となる場合がある。例えば、フレームにおける開口部の周囲部にシート状のヒータを配置する場合、フレームに複数の凸部を形成し、ヒータに該凸部と嵌合する複数の孔部を形成する構成が用いられる場合がある。このような構成である場合、各凸部の高さ(フレームにおけるヒータの配置面からの突出量)にバラツキが生じてフレームに対するヒータの固定状態を管理できないことで、フレームに対するヒータの固定状態が不安定となる場合がある。一方、各凸部の高さを揃えることは、生産性、コストの観点から困難な場合がある。
そこで、本発明の目的は、フレームにおける開口部の周囲部に配置されるヒータの固定状態を向上することである。
本発明におけるダンパ装置は、開口部を有するフレームと、前記開口部を開閉するバッフルと、前記バッフルの駆動部と、前記フレームにおける前記開口部の周囲部に配置されるヒータと、を備え、前記ヒータは、シート状であり、前記ヒータに電気を供給する複数の端子を有し、複数の孔部が形成されており、前記孔部として、前記端子間に位置する端子間孔部と前記端子間以外に位置する非端子間孔部とが形成され、前記周囲部は、前記孔部と嵌合する複数の凸部が形成され、前記凸部として、前記端子間孔部と嵌合する端子間凸部と前記非端子間孔部と嵌合する非端子間凸部とが形成され、前記端子間凸部は、前記周囲部における前記ヒータの配置面に対して、前記非端子間凸部よりも突出していることを特徴とする。
本態様によれば、複数の凸部のうち、フレームにおけるヒータの配置面からの突出量が多い端子間凸部を設けることで、該端子間凸部を基準としてフレームに対してヒータを固定でき、ヒータの固定状態を向上することが可能になる。また、該端子間凸部を基準とすることで、特に安定した固定状態が求められる端子近傍を確りと固定することが可能になる。
本発明において、前記端子間凸部は、前記配置面から突出した突出部に形成され、前記突出部は、前記ヒータにおける前記端子間の一部を載置可能に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、端子間凸部は配置面から突出した突出部に形成され、突出部はヒータにおける端子間の一部(端子間孔部の周囲に位置する部分など)を載置可能に構成されているので、例えば、ヒータにおける端子の形成位置の厚みが他の部分より厚い場合などにおいても、該突出部の近傍に端子の形成位置を配置することで、端子の形成位置の厚みが他の部分より厚いことが原因でヒータの固定状態が不安定となることを抑制できる。
本発明において、前記ヒータは、前記凸部と前記孔部とを嵌合させた状態で、前記凸部の端点側を溶融して溶着することにより前記フレームに固定されており、前記凸部の始点側には、前記凸部の溶融物を溜めることが可能な凹部が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、凸部の始点側に凸部の溶融物を溜めることが可能な凹部が形成されているので、凸部の始点側に流れた溶融物の塊が原因でヒータの固定状態が不安定となることを抑制できる。
本発明において、前記端子は、2つであり、いずれも前記駆動部側に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、2つの端子が駆動部側に配置されていることで、ヒータを効率よくフレームに配置することができる。
本発明において、前記ヒータは、電熱線を有し、前記電熱線は、前記凸部の位置を避けて配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、ヒータの電熱線は凸部の位置を避けて配置されているので、電熱線と凸部との干渉を抑制できる。
本発明において、前記バッフルは、前記開口部の一方側に位置する回転軸を基準に回動して前記開口部を開閉可能であり、前記電熱線は、前記一方側より他方側の方が高密度となるように配置されていることを特徴とする。
例えば、ダンパ装置が冷却されやすい環境で使用される場合、フレームとバッフルとの間に凍結が生じる虞がある。フレームとバッフルとの間に凍結が生じた場合など、フレームに対するバッフルの開閉性の低下を抑制するため、バッフルの回転軸とは反対側の方をより効果的に加熱することが要求される場合が多い。しかしながら、本態様によれば、電熱線はバッフルの回転軸とは反対側の方が高密度となるように配置されているので、ヒータによる加熱を効果的にすることができる。
本発明において、前記開口部は矩形状であることを特徴とする。
本態様によれば、開口部は矩形状であるので開口部を簡単に形成できる。
本発明において、前記凸部は、前記開口部の4隅近傍および前記開口部の4辺の中央部近傍に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、凸部は開口部の4隅近傍および開口部の4辺の中央部近傍に形成されているので、矩形の開口部を有するフレームに対してヒータを効率的に固定できる。
本発明において、前記凸部は円柱形状であることを特徴とする。
本態様によれば、凸部は円柱形状であるので、凸部を簡単に形成できる。
本発明のダンパ装置は、フレームにおける開口部の周囲部に配置されるヒータの固定状態を向上することができる。
本発明の一実施例に係るダンパ装置を備える装置の一例を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置からフレームを外した状態を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置からバッフルを外した状態を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置からバッフルとヒータを外した状態を表す概略斜視図である。 図6をα−α線で切りα1方向から見た概略断面図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置のフレームに形成された凸部(端子間凸部)表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置のフレームに形成された凸部(非端子間凸部)表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るダンパ装置のヒータに形成された端子を表す概略図である。
以下に、本発明の一実施例に係るダンパ装置1について説明する。
最初に、本実施例のダンパ装置1の使用例について説明する。
図1は、本実施例のダンパ装置1を備える装置の一例である冷蔵庫101を表す概略図(一部透視図)である。
(ダンパ装置1の使用例)
図1で表されるように、本実施例のダンパ装置1は、冷蔵庫101などで使用可能である。本実施例のダンパ装置1を備える図1で表される冷蔵庫101は、冷蔵室102と、冷凍室103と、野菜室104と、を備えている。冷蔵庫101は、冷却器105で生成された冷気をダンパ装置107(送風機)を開状態にすることで気流AFにして送出し、何れも開閉板を開閉可能な開閉板式のダンパ装置109(本実施例のダンパ装置1)、開閉板式のダンパ装置106(2つのバッフルを有するダンパ装置)及び開閉板式のダンパ装置108(本実施例のダンパ装置1)を介して、冷蔵室102、冷凍室103及び野菜室104に該気流AFを導入可能な構成になっている。
ここで、本実施例の冷蔵庫101は、連続使用することなどに伴って冷却器105に霜が付着した場合に、該霜を溶解して除去する霜取りモードを実行可能である。該霜取りモードでは、ダンパ装置107を閉状態にして気流AFが冷蔵室102、冷凍室103及び野菜室104に流入しないようにして、冷却器105周辺を暖気で温める。
本実施例のダンパ装置1を備える装置は、冷蔵庫に限定されない。ただし、本実施例のダンパ装置1は、冷蔵庫において特に好ましく用いることができる。なお、本実施例のダンパ装置1を備える冷蔵庫の構成は図1で表される構成に限定されず、本発明のダンパ装置はダンパ装置1の構成(ダンパ装置108および109の構成)に限定されない(例えばダンパ装置106のように複数のバッフルを有していてもよい)。
(ダンパ装置1の実施例)
次に、本実施例のダンパ装置1について詳細に説明する。
ここで、図2は、本実施例のダンパ装置1を表す概略斜視図である。また、図3は、図2とは別の角度から見た本実施例のダンパ装置1を表す概略斜視図である。また、図4は、本実施例のダンパ装置1からフレーム2を外した状態を表す概略斜視図である。また、図5は、本実施例のダンパ装置1からバッフル3を外した状態を表す概略斜視図である。また、図6は、本実施例のダンパ装置1からバッフル3とヒータ7を外した状態を表す概略斜視図である。
なお、図1、並びに、図2から図6、さらには後述する図7から図10では、一部、構成部材が省略して表されている場合がある。
ここで、図2から図10において、方向Zは、フレーム2の開口部Oの開口方向であり、方向X及び方向Yは、各々が直交し、共に方向Zと直交する方向である。
(ダンパ装置1の概要)
図2から図6で表されるように、本実施例のダンパ装置1は、矩形状の開口部Oが形成されたフレーム2と、フレーム2の開口部0を開閉するためのバッフル3と、開口部Oおよびバッフル3に対して隔壁板2aを介してX方向に隣り合うバッフル3の駆動部10と、を有している。隔壁板2aと駆動部10とはフック機構11によって結合されている。フレーム2、隔壁板2a、並びに、駆動部10の外壁部分であるケース12は樹脂製である。
フレーム2は、開口部Oが形成された矩形状の端板部2bと、端板部2bの外縁からZ方向に沿って突出した角筒状の胴部2cとを有している。なお、図5と図6とを比較するとわかるように、端板部2bの一方側の面は、ヒータ7の配置面2dを構成している。
端板部2bにおいて開口部Oの縁から、バッフル3が位置する側に向けて(Z方向に沿って)突出した角筒状のシール板部2eが形成されており、バッフル3は、シール板部2eに当接することにより、開口部Oを閉状態とする。バッフル3は、開口部Oよりサイズが大きな平板部6を備えた開閉板5と、開閉板5の開口部O側の面に貼り付けられた発泡ポリウレタン等からなるシート状の弾性部材4とを有しており、弾性部材4が開口部Oの周り(シール板部2e)に当接して開口部Oを塞ぐ。
バッフル3は、X方向に延在する回転中心軸線L周りに回転可能(図4参照)にフレーム2に支持されており、駆動部10は、回転中心軸線L周りにバッフル3を回転させて開口部Oを開閉する。
また、ヒータ7のフレーム2に対する取り付け構成の詳細は後述するが、フレーム2の端板部2bにおいてバッフル3が位置する側の面である配置面2dには、開口部O(シール板部2eの周り)を囲むようにシート状のヒータ7が取り付けられている。
また、上記のように、本実施例のダンパ装置1は、冷蔵庫101などで使用可能であり、冷気通路を構成するダクトの内側に配置される。ここで、冷気は、開口部Oに対してバッフル3が配置されている側から開口部Oを通って流れる場合がある(例えば図1の冷蔵庫101におけるダンパ装置109の配置)。あるいは、開口部Oに対してバッフル3が配置されている側とは反対から開口部Oを通って流れる場合もある(例えば図1の冷蔵庫101におけるダンパ装置108の配置)。
(駆動部10の構成)
図4で表されるように、駆動部10は、ケース12の内側に配置されたステッピングモータ13と、ケース12の内側においてステッピングモータ13の回転をバッフル3に伝達するための輪列14と、を有している。輪列14は、モータピニオンに噛合する大径歯車を備えた1番車15と、1番車15の小径歯車に噛合する大径歯車を備えた2番車16と、2番車16の小径歯車に噛合する大径歯車を備えた駆動歯車17とを有している。従って、輪列14において、1番車15、2番車16および駆動歯車17は減速輪列を構成している。また、輪列14は、駆動歯車17と噛合して駆動歯車17に従動する不図示の扇形歯車を有している。該扇形歯車は、輪列14の最終段に位置する最終歯車(出力歯車)であり、バッフル3(詳細には開閉板5)に連結されている。
ステッピングモータ13には、合計4本のモータ用リード線18が接続されている。モータ用リード線18は、駆動部10の内部において引き回された後、ケース12の外部に引き出され、ダンパ装置1が取り付けられる外部装置(冷蔵庫101)との接続端子19に接続されている。
(ヒータ7の構成)
図4および図5で表されるように、ヒータ7は、矩形状の開口部Oに対応して内側の中央部分に矩形状の開口部が形成された矩形状のシート状をしている。そして、該ヒータ7に電気を供給する複数(2つ)の端子9と、該ヒータ7をフレーム2に固定するための複数(8つ)の孔部22とが形成されている。さらに、図5で表されるように、端子9同士に接続される電熱線20が引き回されている。なお、端子9はヒータ用リード線26に接続され、電熱線20は樹脂製のシート23で挟まれている(図10参照)。
ヒータ7には、2つの端子9それぞれに対応して合計2本のヒータ用リード線26が接続されている。ヒータ用リード線26は、端子9に接続された後、隔壁板2aを通り、モータ用リード線18と同様にケース12の外部に引き出され、モータ用リード線18と同様、接続端子19に接続されている。
(ヒータ7のフレーム2に対する取り付け構成)
次に、本発明の要部であるヒータ7のフレーム2に対する取り付け構成について説明する。
ここで、図7は、図6をα−α線で切りα1方向から見た概略断面図である。また、図8は、本実施例のダンパ装置1のフレーム2に形成された凸部8(端子間凸部8a)表す概略斜視図である。また、図9は、本実施例のダンパ装置1のフレーム2に形成された凸部8(非端子間凸部8b)表す概略斜視図である。そして、図10は、本実施例のダンパ装置1のヒータ7に形成された端子9を表す概略図である。
図5と図6とを比較するとわかるように、ヒータ7は、フレーム2の配置面2dに配置される。ここで、配置面2dは、開口部Oの周囲部2fである。そして、図6及び図7で表されるように、周囲部2fには、複数の円柱状の凸部8が形成されている。
なお、上記のように、ヒータ7には複数の孔部22が設けられているが、各々の孔部22は各々の凸部8に嵌合して固定される。そして、複数の孔部22のうちの端子9の間の位置に形成される孔部22が端子間孔部22aであり、複数の孔部22のうちの端子9の間以外の位置に形成される孔部22が非端子間孔部22bである(図5参照)。本実施例の端子間孔部22aと非端子間孔部22bとは同じ形状であるが、端子間孔部22a及び非端子間孔部22bは、何れも同じ形状であってもよいし、異なる形状のものを含んでいてもよい。
図6及び図7で表されるように、凸部8には2種類の形状の凸部がある。2種類の凸部のうち端子間孔部22aと嵌合する凸部(すなわちヒータ7がフレーム2に取り付けられた場合に端子9の間の位置となる凸部)は端子間凸部8aである。また、2種類の凸部のうち非端子間孔部22bと嵌合する凸部(すなわちヒータ7がフレーム2に取り付けられた場合に端子9の間以外の位置となる凸部)は非端子間凸部8bである。
図7で表されるように、端子間凸部8aの配置面2dからの突出量(高さH1)は、非端子間凸部8bの配置面2dからの突出量(高さH2)よりも大きく(高く)構成されている。ここで、図8と図9とを比較すると明らかなように、端子間凸部8aは配置面2dから突出した突出部28に形成されているのに対し、非端子間凸部8bは配置面2dに形成されている。すなわち、ヒータ7がフレーム2に取り付けられた場合、ヒータ7は、端子間凸部8aの周囲においては突出部28の載置面28a(図8参照)に接触し、端子間凸部8aの周囲以外においては、配置面2dに接触する。なお、図8及び図9で表されるように、端子間凸部8aおよび非端子間凸部8bは何れも円柱状であるが、このような形状に限定されない。
また、図8及び図9で表されるように、端子間凸部8aおよび非端子間凸部8bの何れの始点側(根元部分)にも、凹部27が形成されている。本実施例のダンパ装置1においては、ヒータ7をフレーム2に取り付けた後に、凸部8の端点である先端29を溶融して、ヒータ7をフレーム2に溶着することができる。凸部8の先端29を溶融してヒータ7をフレーム2に溶着することで、確りとヒータ7をフレーム2に固定することができる。ヒータ7をフレーム2に溶着する際、溶融物が凸部8の始点側に流れることがあるが、凹部27は、該溶融物を溜めることができる構成になっている。
ここで、一旦まとめると、本実施例のダンパ装置1は、開口部Oを有するフレーム2と、開口部Oを開閉するバッフル3と、バッフル3の駆動部10と、フレーム2における開口部Oの周囲部2fに配置されるヒータ7と、を備える。ここで、ヒータ7は、シート状であり、ヒータ7に電気を供給する複数の端子9を有し、複数の孔部22が形成されており、孔部22として、端子9の間に位置する端子間孔部22aと端子9の間以外に位置する非端子間孔部22bとが形成されている。また、周囲部2fは、孔部22と嵌合する複数の凸部8が形成され、凸部8として、端子間孔部22aと嵌合する端子間凸部8aと非端子間孔部22bと嵌合する非端子間凸部8bとが形成され、端子間凸部8aは、周囲部2fにおけるヒータ7の配置面2dに対して、非端子間凸部8bよりも突出している。
本実施例のダンパ装置1は、複数の凸部8のうち、フレーム2におけるヒータ7の配置面2dからの突出量が多い端子間凸部8aを設けることで、該端子間凸部8aを基準としてフレーム2に対してヒータ7を固定でき、ヒータ7の固定状態を向上している。また、本実施例のダンパ装置1は、該端子間凸部8aを基準とすることで、特に安定した固定状態が求められる端子9の近傍を確りと固定することを可能にしている。
また、端子9は、図10で表されるように、電熱線20と接続される金属部材24で構成され、ヒータ用リード線26と接続される。金属部材24は、Z方向における一方側からシート23で保護され、Z方向における他方側からシール材25で保護されている。端子9はこのような構成となっているので、端子9が構成されている部分のZ方向における厚みは、端子9が構成されている部分以外のZ方向における厚みよりも厚くなっている。
ここで、上記のように、本実施例のダンパ装置1は、端子間凸部8aは、配置面2dから突出した突出部28に形成され、突出部28の載置面28aは、ヒータ7における端子9の間の一部(端子間孔部22aの周囲に位置する部分など)を載置可能に構成されている。本実施例のダンパ装置1は、このような構成となっていることで、ヒータの固定状態が不安定となることを抑制できる。詳細には、ヒータ7における端子9の形成位置の厚みが他の部分より厚くても、該突出部28の近傍に端子9の形成位置を配置する(突出部28が形成されることにより配置面2dに対して生じる段差部分に厚い部分である端子9の形成位置を配置する)ことで、端子9の形成位置の厚みが他の部分より厚いことが原因でヒータの固定状態が不安定となることを抑制できる。
また、上記のように、本実施例のダンパ装置1では、ヒータ7は凸部8と孔部22とを嵌合させた状態で凸部8の端点側を溶融して溶着することによりフレーム2に固定することが可能である。そして、凸部8の始点側には、凸部8の溶融物を溜めることが可能な凹部27が形成されている。このため、本実施例のダンパ装置1は、凸部8の始点側に流れた溶融物の塊が原因でヒータ7の固定状態が不安定となることを抑制できる構成になっている。本実施例の凹部27は、凸部8が円柱状をしていることで円環状の溝状となっているがこのような構成に限定されない。凹部27は、凸部8の溶融物を効果的に溜めることが可能なように凸部8に隣接して形成されることが好ましいが、凸部8の形状などに応じて様々な形状とすることができる。
また、上記のように、本実施例のダンパ装置1では、端子9は、2つであり、いずれも駆動部10側に配置されている。本実施例のダンパ装置1は、2つの端子9が駆動部10側に配置されていることで、ヒータ7を効率よくフレーム2に配置することができるようにしている。
また、図5で表されるように、ヒータ7は電熱線20を有しており、該電熱線20は凸部8の位置を避けて配置されている。このような構成としていることで、本実施例のダンパ装置1は、電熱線20と凸部8との干渉を抑制している。電熱線20と凸部8との干渉を抑制することで、例えば電熱線20が凸部8により加圧されて断線することなどを抑制できる。
また、図5で表されるように、本実施例のダンパ装置1においては、バッフル3の回転中心軸線Lのある側においては、ヒータ7の電熱線20はほとんど蛇行することなく配置されているのに対し、バッフル3の回転中心軸線Lのある側とは反対側においては、ヒータ7の電熱線20は蛇行して配置されている。別の表現をすると、本実施例のダンパ装置1においては、バッフル3は開口部Oの一方側に位置する回転軸を基準に回動して開口部Oを開閉可能であり、電熱線20は該一方側よりも該一方側とは反対側(他方側)の方が高密度となるように配置されている。
例えば、本実施例のダンパ装置1のように冷蔵庫などで使用されるダンパ装置など、ダンパ装置1が冷却されやすい環境で使用される場合、フレーム2とバッフル3との間に凍結が生じる虞がある。フレーム2とバッフル3との間に凍結が生じた場合などにおいては、フレーム2に対するバッフル3の開閉性の低下を抑制するため、バッフル2の回転軸とは反対側の方をより効果的に加熱することが要求される場合が多い。本実施例のダンパ装置1においては、電熱線20はバッフル3の回転軸とは反対側の方が高密度となるように配置されているので、ヒータ7による加熱を効果的にすることができる。
また、図2、図5および図6などで表されるように、本実施例のダンパ装置1における開口部Oは矩形状である。このため、開口部Oを簡単に形成できており、矩形状であるフレーム2の端板部2bに対して効率のよい(広い)開口部Oとしている。ただし、開口部Oの形状に特に限定は無く、フレーム2の形状などに応じて、様々な形状とすることができる。
また、図5および図6などで表されるように、本実施例のダンパ装置1においては、凸部8は、開口部Oの4隅近傍および開口部Oの4辺の中央部近傍に形成されている。このため、矩形の開口部Oを有するフレーム2に対してヒータ7を効率的に固定できている。
また、図8および図9などで表されるように、本実施例のダンパ装置1においては、凸部8は円柱形状である。このため、凸部8を簡単に形成できている。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。
また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…ダンパ装置、2…フレーム、2a…隔壁板、2b…端板部、2c…胴部、
2d…配置面、2e…シール板部、2f…周囲部、3…バッフル、4…弾性部材、
5…開閉板、6…平板部、7…ヒータ、8…凸部、8a…端子間凸部、
8b…非端子間凸部、9…端子、10…駆動部、11…フック機構、12…ケース、
13…ステッピングモータ、14…輪列、15…1番車、16…2番車、
17…駆動歯車、18…モータ用リード線、19…接続端子、20…電熱線、
22…孔部、22a…端子間孔部、22b…非端子間孔部、23…シート、
24…金属部材、25…シール材、26…ヒータ用リード線、27…凹部、
28…突出部、28a…載置面、29…凸部8の先端、101…冷蔵庫、
102…冷蔵室、103…冷凍室、104…野菜室、105…冷却器、
106…ダンパ装置、107…ダンパ装置、108…ダンパ装置、
109…ダンパ装置、AF…気流、O…開口部

Claims (9)

  1. 開口部を有するフレームと、
    前記開口部を開閉するバッフルと、
    前記バッフルの駆動部と、
    前記フレームにおける前記開口部の周囲部に配置されるヒータと、
    を備え、
    前記ヒータは、シート状であり、前記ヒータに電気を供給する複数の端子を有し、複数の孔部が形成されており、
    前記孔部として、前記端子間に位置する端子間孔部と前記端子間以外に位置する非端子間孔部とが形成され、
    前記周囲部は、前記孔部と嵌合する複数の凸部が形成され、
    前記凸部として、前記端子間孔部と嵌合する端子間凸部と前記非端子間孔部と嵌合する非端子間凸部とが形成され、
    前記端子間凸部は、前記周囲部における前記ヒータの配置面に対して、前記非端子間凸部よりも突出していることを特徴とするダンパ装置。
  2. 請求項1に記載のダンパ装置において、
    前記端子間凸部は、前記配置面から突出した突出部に形成され、
    前記突出部は、前記ヒータにおける前記端子間の一部を載置可能に構成されていることを特徴とするダンパ装置。
  3. 請求項1または2に記載のダンパ装置において、
    前記ヒータは、前記凸部と前記孔部とを嵌合させた状態で、前記凸部の端点側を溶融して溶着することにより前記フレームに固定されており、
    前記凸部の始点側には、前記凸部の溶融物を溜めることが可能な凹部が形成されていることを特徴とするダンパ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のダンパ装置において、
    前記端子は、2つであり、いずれも前記駆動部側に配置されていることを特徴とするダンパ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のダンパ装置において、
    前記ヒータは、電熱線を有し、
    前記電熱線は、前記凸部の位置を避けて配置されていることを特徴とするダンパ装置。
  6. 請求項5に記載のダンパ装置において、
    前記バッフルは、前記開口部の一方側に位置する回転軸を基準に回動して前記開口部を開閉可能であり、
    前記電熱線は、前記一方側より他方側の方が高密度となるように配置されていることを特徴とするダンパ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のダンパ装置において、
    前記開口部は矩形状であることを特徴とするダンパ装置。
  8. 請求項7に記載のダンパ装置において、
    前記凸部は、前記開口部の4隅近傍および前記開口部の4辺の中央部近傍に形成されていることを特徴とするダンパ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のダンパ装置において、
    前記凸部は円柱形状であることを特徴とするダンパ装置。
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