JP2019208687A - グリル - Google Patents
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前記グリル庫に出退自在に設けられ、且つ、高さが異なる複数種の調理容器を付替え装着自在な調理容器支持部と、
前記調理容器支持部が前記グリル庫の内部に収納された収納状態において前記調理容器の下方に位置する状態に配置される下バーナと、が設けられたグリルに関する。
ちなみに、調理容器支持部としては、グリル庫に対して出退自在な出退枠と、当該出退枠に着脱自在に装着される容器支持枠とから構成されることが多い。
そして、高さが高い調理容器には、高位側の支持部に載置支持する被支持部を、当該被支持部を高位側の支持部に載置支持した状態において、調理容器の底部の下バーナに対する高さが設定高さとなるように備えさせ、また、高さが低い調理容器には、低位側の支持部に載置支持する被支持部を、当該被支持部を低位側の支持部に載置支持した状態において、調理容器の底部の下バーナに対する高さが設定高さとなるように備えさせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ちなみに、高さが高い調理容器や高さが低い調理容器を調理容器支持部に装着した状態において、調理容器の底部の下バーナに対する高さを設定高さとなるようにするのは、調理容器の底部と下バーナとの間隔を適正な間隔にして、調理容器の底部を下バーナにて良好に加熱できるようにするためである。
前記グリル庫に出退自在に設けられ、且つ、高さが異なる複数種の調理容器を付替え装着自在な調理容器支持部と、
前記調理容器支持部が前記グリル庫の内部に収納された収納状態において前記調理容器の下方に位置する状態に配置される下バーナと、が設けられたものであって、その特徴構成は、
前記調理容器支持部に、付替え装着される前記複数種の調理容器の全てを載置支持する共通支持部が設けられ、
前記複数種の調理容器の夫々には、前記共通支持部に載置支持される被支持部が、当該被支持部を前記共通支持部に載置支持した状態において、各調理容器の底部の前記下バーナに対する高さを設定高さとする状態で設けられている点にある。
前記共通支持部が、前後の前記被支持部に対応させて前後に設けられ、且つ、前記調理容器の前後動及び横移動を受止めるように構成されている点にある。
前記前部壁及び前記後部壁が、左右方向の中央側部分を前記側壁部よりも上方に突出する高壁部分とする形態に構成され、
前記前部壁及び前記後部壁における前記高壁部分の上端部に、前記被支持部が設けられている点にある。
つまり、被支持部を底壁部から上方に離れた位置に設けるようにすることによって、調理容器の重心を被支持部の位置よりも十分に低くすることができるため、共通支持部にて被支持部を載置支持する状態において、調理容器の姿勢が安定し易くなるのである。
前記鍋状本体における前側壁部分及び後側壁部分の上端よりも低い箇所に、前記被支持部が設けられている点にある。
前記鍋状容器の前記被支持部が、前記帯板状突出部の左右両端側に相当する箇所から下向きに突出する左右一対の突起状体として形成されている点にある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1に示すように、コンロ本体Hの上面部に、左右一対のコンロバーナ1を備え、コンロ本体Hの内部にグリルG(図2参照)を備えるガスコンロが構成されている。
このガスコンロは、キッチンカウンタに形成したコンロ装着口に上方から挿入して組付ける、いわゆるビルトインタイプとして構成されるものであって、コンロ本体Hの上部の周縁部には、キッチンカウンタに載置する鍔部が形成されている。
また、天板2の上部には、コンロバーナ1にて加熱される鍋等の被加熱物を載置するための五徳4が、左右のコンロバーナ1の夫々に対応して設けられている。
尚、コンロバーナ1の中央部には、図1に示すように、鍋等の被加熱物の存在及び被加熱物の底壁温度を検出するコンロバーナセンサ1Aが設けられている。
また、コンロ本体Hの前面部におけるグリル用設定操作部6の上部箇所には、ガスコンロを運転状態と運転停止状態とに切換える電源スイッチSWが装備されている。
そして、ガスコンロの運転を制御する運転制御部(図示せず)が、一対のコンロ用操作具5の指令情報に基づいて、コンロバーナ1の燃焼を制御するように構成されている。
そして、ガスコンロの運転を制御する運転制御部(図示せず)が、グリル用設定操作部6の指令情報に基づいて、グリルバーナAの燃焼を制御するように構成されている。
グリルGには、図2及び図3に示すように、前部及び後部が開口する筒状に形成されたグリル庫7が備えられ、グリル扉8(図1参照)を前端部に備え且つ被調理物を加熱調理する調理容器Kを着脱自在に載置支持する容器支持枠9を装備した出退枠Lが、グリル庫7の前部に突出した突出状態とグリル庫7の内部の設定収納位置に収納された収納状態とに出退自在にグリル庫7に設けられている。
容器支持枠9を装備した出退枠Lは、複数種の調理容器Kを付替え自在な調理容器支持部に相当する。
ちなみに、排気通路Eの内部に消炎体Sが設けられて、排気通路Eの内部に生成される火炎を消炎するようになっている。
本実施形態においては、高さが異なる複数種の調理容器Kとして、高さが低い調理容器としてのプレート状容器KAと高さが高い調理容器としての鍋状容器KFとがある。
そして、プレート状容器KAとして、調理物載置面が平坦状で当該調理物載置面の周縁に周壁部を備える平坦式プレートパンKh(図8参照)及び調理物載置面が波型状で当該調理物載置面の周縁に周壁部を備える波型式プレートパンKn(図9参照)が設けられている。
また、鍋状容器KFとして、調理鍋Kt(図10参照)が設けられている。
つまり、本実施形態においては、グリルバーナAとして、下バーナ10と上バーナ11とが設けられている。
図3に示すように、グリル庫7の左右の横側壁7sの底部側部分に、長手方向をグリル庫7の前後方向に向けた姿勢で固定設置される状態で固定レール15が設けられ、その固定レール15に対してグリル庫7の前後方向に移動自在に支持される中間レール16、及び、その中間レール16に対してグリル庫7の前後方向に移動自在に支持される可動レール17を備えたスライドレール式の案内機構Bが設けられている。
グリル扉8は、扉支持板18の前面側に当て付けた状態で、扉支持板18に装着されるように構成されている(図2参照)。
また、容器支持枠9が、前方側容器支持部9F及び後方側容器支持部9Rを載置支持枠20よりもグリル庫内方側に位置させる形態に構成されている。
したがって、前後位置決め部20Fが、容器支持枠9の被支持部9hを凹部Vに係入して支持することにより、容器支持枠9のグリル庫前後方向の位置を位置決めするように構成されている。
図2及び図3に示すように、グリル庫7の底壁7dを上方から覆う板状の底部カバー体21が、下バーナ10を覆う状態で設けられている。底部カバー体21には、下バーナ10の燃焼部としての下バーナ本体部10Aを上方に突出させるバーナ挿通用開口21Aが備えられている。
また、底部カバー体21が、横端縁部とグリル庫7の横側壁7sとの間に載置支持枠20を挿通させる挿通部Nを形成する形態で設けられている。
ちなみに、内面カバー体22は、グリル庫7の横側壁7sに設けた係止部に係止される状態で装着されることになるが、装着構成の詳細な説明は省略する。
又、張出部22Aが、底部カバー体21の上方箇所に重複する状態に延出されている。
図7に示すように、容器支持枠9に、付替え装着される複数種の調理容器Kの全てを載置支持する前後一対の共通支持部Mが設けられている。
具体的には、容器支持枠9の前方側容器支持部9F及び後方側容器支持枠9Rに、共通支持部Mが形成されている。
本実施形態においては、共通支持部Mが、左右方向に沿う載置支持部分Maと、当該載置支持部分Maの両横端部から起立する姿勢で位置する横移動防止部分Mbとを備える形態に構成されている。
つまり、被支持部Wと調理容器Kの底面までの上下間隔が、当該被支持部Wを共通支持部Mに載置支持した状態において、各調理容器Kの底部の下バーナ10に対する高さを設定高さとする上下間隔に形成されている。
つまり、本実施形態においては、平坦式プレートパンKh及び波型式プレートパンKnについては、載置支持部分Maにて前後壁が受止められることにより、前後動が阻止され、調理鍋Ktにおいては、横移動防止部分Mbにて前後壁が受止められることにより、前後動が阻止されるように構成されている。
高さが低い調理容器であるプレート状容器KA、つまり、平坦式プレートパンKh及び波型式プレートパンKnは、図8及び図9に示すように、上面が調理物載置面となる平板状の底壁部25を備え、当該底壁部25の前縁部に起立姿勢で設けられる前部壁26fと、底壁部25の後縁部に起立姿勢で設けられる後部壁26rと、底壁部25の左右の横縁部に起立姿勢で設けられる側壁部26sとを周壁部26として備える形態に構成されている。
本実施形態においては、プレート状容器KAの被支持部Wが、左右方向に沿う帯板状でかつ外方に向けて突出する帯板状部27として形成されている。
また、プレート状容器KAの左右の側壁部26sには、手指を掛ける張出支持部28が横外方に張り出す状態で設けられており、この張出支持部28を支持しながら、プレート状容器KAを持ち運ぶことができるように構成されている。
高さが高い調理容器である鍋状容器KF、つまり、調理鍋Ktは、図10に示すように、調理物収納空間を形成する鍋状本体30と、当該鍋状本体30の上部に着脱自在に載置される蓋31とを備える形態に構成されている。
そして、鍋状本体30における前側壁部分及び後側壁部分の上端よりも低い箇所に、被支持部Wが設けられている。
そして、鍋状容器KFの被支持部Wが、帯板状突出部30Aの左右両端側に相当する箇所から下向きに突出する左右一対の突起状体30Bとして形成されている。
ちなみに、鍋状本体30の上端部は、図13に示すように、水平方向に外方に延びたのち上方に起立する階段状に形成され、水平方向に外方に延びる部分に、蓋31の載置部を形成されている。
また、鍋状本体30の前後壁における上端部が横移動防止部分Mbにて受止められることにより、鍋状本体30の前後動が阻止されるように構成されている。
このため、鍋状本体30を適正前後向き姿勢で容器支持枠9に載置するための容器用規制部Q、及び、蓋31を適正前後向き姿勢で鍋状本体30に載置するための蓋用規制部Rが設けられている。
そして、容器支持枠9の前方側容器支持部9Fにおける載置支持部分Maには、牽制用突起Qtが入り込むことを許容する許容凹部Quが形成されるのに対して、後方側容器支持部9Rの載置支持部分Maが、牽制用突起Qtが入り込むことを接当阻止する牽制用棒状部Qbとして形成されている。
したがって、鍋状本体30に対する蓋31の装着用前後向きが適正前後向きのときには蓋31の装着を許容しかつ鍋状本体30に対する蓋31の装着用前後向きが適正装着用前後向きでないときには蓋31の装着を牽制する蓋用規制部Rが、規制突部Rt及び挿通凹部Ruから構成されている。
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、高さが低い調理容器Kであるプレート状容器の一例として、平坦式プレートパンKh及び波型式プレートパンKnを例示し、高さが高い調理容器である鍋状容器の一例として、調理鍋Ktを例示したが、調理容器Kとしては、平面視での大きさが異なるプレート状容器や、深さが異なる鍋状容器等、各種のものを設けるようにしてもよい。
11 下バーナ
25 底壁部
26f 前部壁
26r 後部壁
26s 側壁部
27 帯板状部
30 鍋状本体
30A 帯板状突出部
30B 突起状体
K 調理容器
KA プレート状容器
KF 鍋状容器
L 調理容器支持部
M 共通支持部
Ma 載置支持部分
Mb 横移動防止部分
W 被支持部
Claims (7)
- グリル庫と、
前記グリル庫に出退自在に設けられ、且つ、高さが異なる複数種の調理容器を付替え装着自在な調理容器支持部と、
前記調理容器支持部が前記グリル庫の内部に収納された収納状態において前記調理容器の下方に位置する状態に配置される下バーナと、が設けられたグリルであって、
前記調理容器支持部に、付替え装着される前記複数種の調理容器の全てを載置支持する共通支持部が設けられ、
前記複数種の調理容器の夫々には、前記共通支持部に載置支持される被支持部が、当該被支持部を前記共通支持部に載置支持した状態において、各調理容器の底部の前記下バーナに対する高さを設定高さとする状態で設けられているグリル。 - 前記複数種の調理容器夫々の前後に、前記被支持部が設けられ、
前記共通支持部が、前後の前記被支持部に対応させて前後に設けられ、且つ、前記調理容器の前後動及び横移動を受止めるように構成されている請求項1記載のグリル。 - 前記複数種の調理容器のうちの高さが低い調理容器が、上面が調理物載置面となる平板状の底壁部と、当該底壁部の前縁部に起立姿勢で設けられる前部壁と、前記底壁部の後縁部に起立姿勢で設けられる後部壁と、前記底壁部の左右の横縁部に起立姿勢で設けられる側壁部とを備えるプレート状容器であり、
前記前部壁及び前記後部壁が、左右方向の中央側部分を前記側壁部よりも上方に突出する高壁部分とする形態に構成され、
前記前部壁及び前記後部壁における前記高壁部分の上端部に、前記被支持部が設けられている請求項2に記載のグリル。 - 前記プレート状容器の前記被支持部が、左右方向に沿う帯板状でかつ外方に向けて突出する帯板状部として形成されている請求項3に記載のグリル。
- 前記複数種の調理容器のうちの高さが高い調理容器が、調理物収納空間を形成する鍋状本体を備える鍋状容器であり、
前記鍋状本体における前側壁部分及び後側壁部分の上端よりも低い箇所に、前記被支持部が設けられている請求項2〜4のいずれか1項に記載のグリル。 - 前記前側壁部分及び後側壁部分の上端部に、左右方向に沿う帯板状でかつ外方に向けて突出する帯板状突出部が設けられ、
前記鍋状容器の前記被支持部が、前記帯板状突出部の左右両端側に相当する箇所から下向きに突出する左右一対の突起状体として形成されている請求項5に記載のグリル。 - 前記共通支持部が、左右方向に沿う載置支持部分と、当該載置支持部分の両横端部から起立する姿勢で位置する横移動防止部分とを備える形態に構成されている請求項2〜6のいずれか1項に記載のグリル。
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WO2023026593A1 (ja) | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 延伸フィルム、多層フィルムおよび包装材料 |
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