JP2019208626A - 足場用落下防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】足場の上下の段で各種の足場用部材を手作業で移動する際に、その足場用部材を落下させることがない落下防止具を提供する。【解決手段】足場用落下防止具10は、作業者Mに付けられる安全帯に対して着脱自在に掛け止められるリング12と、リング12に一端が連結された一対のランヤード14、16と、各ランヤードの他端には、フック開口とフック開口を開閉するとともに、フック開口を閉方向に付勢されている揺動アームを有するフック18A、18Bとを備える。フック18Aは、足場100に固定された部材である横架材110に着脱自在に掛止されるものであり、他の1つのフック18Bは、足場で使用する部材である組立前の支柱104に着脱自在に掛け止めてその部材の落下を防止する。【選択図】図4

Description

本発明は、足場用落下防止具に関する。
建設工事等での高所作業においては、作業者の転落等の労働災害を防止するため、作業者は安全帯を付けて、足場に設けられた手摺等の設備に安全帯のランヤードをフックを介して取付けた状態で作業を行うようにしている(特許文献1参照)。このように作業者は足場から転落等が生じないように安全帯により守られている。
特開2017−8516号公報、図1
ところで、足場の構築のために、作業者は、下段にいる他の作業者が上段を構築するに必要な足場用部材を上段の足場にいる作業者が持ち上げて当該足場用部材を上段へ移動させている。ところが、上段の足場にいる作業者が、その足場用部材を把持する際に、何らかの理由により、把持しきれなかった場合、その足場用部材を落下させてしまう虞があった。また、足場の解体の場合にも、上段を構築していた足場の足場用部材を下段の足場へ下ろす作業を手作業で行う場合は、同様に該足場用部材を誤って落下させる虞がある。
また、建築工事現場では、落下物による危害を防止するために高さ10m以上の作業所周囲の防護措置として、図8に示すように足場200に防護柵(朝顔)210を1段以上設けることとなっている(昭和42年11月20日建設省通達)。すなわち、防護柵210は、一段目を地上10m以下に設け、2段目以上は下の段から10m以下毎に設けることとなっている。
そして、通達によれば防護柵210の足場100の骨組からは、L=2m以上に水平に突出させることとなっているが、一般的には、Lを2mを若干超える程度となるように防護柵210を施工していることが多い。防護柵210は、鋼板等からなる受け板212が隙間なく設けられている。
ところで、足場用部材としての足場の支柱は、長いものでは、3m90cmのものがある。このような長尺のものを防護柵210の上方の高い足場から誤って落下させた場合、一般的に物は放物線を描いて落ちることから、軌跡Aで示すように防護柵210を超えて落下してしまう場合がある。
また、前記長尺の支柱が防護柵210に当たった場合であっても、受け板212に当たったときバウンドして、軌跡Bに示すように、防護柵210を超えてさらに下方へ落下する場合もある。このため、防護柵210が設けられていたとしても、落下物の防止を行えない可能性が非常に高い。
本発明の目的は、上記課題を解決して、足場の上下の段で各種の足場用部材を手作業で移動する際に、その足場用部材を落下させることがない落下防止具を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の足場用落下防止具は、作業者に付けられる安全帯に対して着脱自在に掛け止められる被掛止部と、前記被掛止部に一端が連結された複数のランヤードと、各ランヤードの他端には、フック開口と前記フック開口を開閉するとともに、前記フック開口を閉方向に付勢されている揺動アームを備えるフックとを備え、前記複数のランヤードにそれぞれ設けられた前記フックのうち、1つのランヤードのフックは、足場に固定された部材に着脱自在に掛止されるものであり、前記複数のランヤードにそれぞれ設けられた前記フックのうち、少なくとも他の1つのフックは、足場で使用する部材に着脱自在に掛け止めてその部材の落下を防止するものである。
また、前記ランヤードと前記フックの合計長さは、前記安全帯に対して前記被掛止部で掛け止められた際に、前記作業者が載る足場の踏板に接触しない長さを有することが好ましい。
また、前記複数のランヤードの長さは、相互に同じ長さとしてもよい。
また、前記ランヤードを2個または3個備えていてもよい。
また、前記フックには、前記揺動アームによるフック開口の閉鎖状態をロックするロック機構を備えることが好ましい。
本発明によれば、足場の上下の段で各種の足場用部材を手作業で移動する際に、その足場用部材を落下させることがない効果を奏する。
(a)は第1実施形態の足場用落下防止具の平面図、(b)はフックの拡大平面図。 第1実施形態の足場用落下防止具の使用状態の俯瞰説明図。 第1実施形態の足場用落下防止具の使用状態の拡大説明図。 第1実施形態の足場用落下防止具の使用状態の正面説明図。 第2実施形態の足場用落下防止具の平面図。 (a)及び(b)は、第2実施形態の足場用落下防止具の使用状態の説明図。 第2実施形態の足場用落下防止具の使用状態の説明図。 防護棚(朝顔)が設けられた味波の説明図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態の足場用落下防止具を図1〜図4を参照して説明する。
図1(a)に示すように、足場用落下防止具10は、被掛止部としてのリング12、リング12に連結された一対のランヤード14、16、及びランヤード14、16の先端に連結されたフック18A、18Bを備えている。リング12は金属製であって、作業者の腰に付けられた図示しない安全帯に設けられた鉤部材(図示しない)に着脱自在に掛け止め可能となっている。
ランヤード14、16は、可撓性を有する部材(例えばロープ、チェーン、或いはワイヤー等)からなり、相互に同じ長さを有している。また、リング12が作業者が付けた安全帯の鉤部材に対して掛け止められたとき、作業者が踏む足場の踏板(図示しない)に対してフック18A、18Bが接触しないようにランヤード14、16とフック18A、18Bのそれぞれの合計長さ(以下、単に合計長さという)が設定されている。すなわち、前記のように足場用落下防止具10が安全帯の鉤部材に掛け止められた状態で垂れ下がったとき、前記合計長さは作業者が踏む足場を引きずらない長さ、すなわち、接触しない長さに設定されている。
「AIST(国立研究開発法人産業技術総合研究所)人体寸法・形状データベース1991−92」によれば、日本人の成人男子の臍高は、平均値で約1m、最小値は86.1cmとされている。
この最小値を基準にして、安全帯(ベルト)がこの臍高と略同一高さ、または、若干低いウエストに取付けられること、及び足場の踏板(図示しない)に対してフック18A、18Bが接触しない条件を満足するためには、安全帯の取付時のウエストに対する遊びを考慮して前記合計長さは80cm以下が好ましい。
本実施形態では、前記合計長さは、60cmとしている。60cm以内とした場合、腰から吊下げた状態のフックを作業者は取りやすくでき、足場用落下防止具10を使用する際の取り扱いの作業性が向上する。
図1(b)に示すようにフック18A、18Bは、金属製のフック本体22、その基端に一体に設けられるとともにランヤード14、16が連結された環状部24、及びフック本体22のフック開口21を開閉する金属製の揺動アーム26を備えている。
フック本体22は、基端から直線状に延びる延出部22aと、延出部22aから基端側に湾曲した湾曲部22bと、湾曲部22bから延出部22aと相対するように延びたフック爪22cを有していて、全体がJ字状に形成されている。
揺動アーム26は、基端及び先端を除いた部分が、底板及び底板の両側部から直角に折曲げ形成された一対の側板により断面コ字状に形成されている。揺動アーム26の基端は、前記一対の側板が延出されているとともに両側板がフック本体22の基端の一部を遊挿した状態で軸27によりフック本体22の基端に対して揺動自在に支持されている。
揺動アーム26は、軸27に巻装された図示しないスプリングにより、フック開口21の内側から外側に向けて閉鎖方向へ常時付勢されている。揺動アーム26の先端は、前記一対の側板が延出されているとともに両側板間に係止部26aが架設されている。揺動アーム26は、前記軸27に巻装された図示しないスプリングの付勢力により、係止部26aをフック本体22のフック爪22cの先端に当接可能としている。
揺動アーム26の基端の両側板には、係合爪28が設けられている。係合爪28は、フック本体22において、延出部22a側に向けて延出されている。
また、フック本体22において、延出部22aの基端側にはロック部材30が設けられている。ロック部材30は、底板及び底板の両側部から直角に折曲げ形成された一対の側板により断面コ字状に形成されている。ロック部材30は、フック本体22の延出部22aの一部を遊挿した状態で、延出部22aに対して軸29によりその長手方向の中央部が揺動自在に支持されている。
ロック部材30の基端の両側板間には、ロックピン31が架設されている。ロック部材30は、軸29に巻装された図示しないスプリングにより、その基端が揺動アーム26の係合爪28に向けて回動付勢され、かつ、ロックピン31が、延出部22aに当接されている。
そして、ロック部材30は、ロックピン31が係合爪28に係合している状態では、揺動アーム26をロックして、図1(b)に示すように係止部26aをフック爪22cに係止させて、揺動アーム26によるフック開口21の閉鎖状態をロックする。係合爪28、軸29、ロック部材30、及びロックピン31とにより、ロック機構Rが構成されている。
また、ロック部材30が揺動アーム26をロックしている状態から、ロック部材30の先端側が延出部22a側に揺動操作されると、ロックピン31が係合爪28との係合が解除される。このロックピン31の係合爪28に対する係合が解除されると、すなわちロック解除されると、揺動アーム26は、軸27に巻装されたスプリングの付勢力に抗して、フック開口21を開口する開方向に揺動操作可能となっている。
従って、フック18A、18Bを操作する場合、作業者が揺動アーム26とロック部材30を手の中に入れた状態で、両者を握りしめると、フック開口21が開放される。すなわち、揺動アーム26とロック部材30とが握りしめられると、ロック部材30が軸29に巻装された図示しないスプリングに抗して揺動されることにより、ロックピン31と係合爪28との係合が解除される。そして、この解除された後、握りしめ操作により揺動アーム26が開方向に揺動されて、係止部26aがフック爪22cから離反することにより、フック開口21が開放される。
前記フック開口21が開放されると、フック開口21内に対する後述する足場用部材の係入及び離脱が可能となっている。また、作業者が揺動アーム26とロック部材30を手から離すと、揺動アーム26は、軸27に巻装された図示しないスプリングにより揺動されて係止部26aをフック本体22のフック爪22cの先端に当接させて、フック開口21を閉鎖する。
また、ロック部材30は、軸29に巻装された図示しないスプリングの付勢により、その基端が揺動アーム26の係合爪28へ向けて回動され、ロックピン31が係合爪28に係合することにより揺動アーム26をロックする。
(第1実施形態の作用)
図2〜図4を参照して上記のように構成された足場用落下防止具10の作用について説明する。
図2は足場100の一例が示されている。同図に示すように足場100は、建物側及び反建物側に立てられた複数の支柱102、104と、支柱102、104のコマ間に架設された横架材106と、支柱102、102のコマ間、支柱104、104のコマ間にそれぞれ水平に架設された横架材(手摺)108、110と、横架材106間に掛けられた踏板112等にて構築される。なお、支柱102、102または支柱104、104のコマ間では、図示はしない斜材が架設される場合もある。なお、コマには、貫通した係合孔を有する。
図2〜図4に示すように、複数段(階)の足場を構築する場合、下段の足場にいる作業者(図示しない)は、上段の足場にいる作業者Mに対して、足場を構築するのに必要な足場用部材を手で持ち上げて手渡しする。なお、作業者Mは、自身に装着した安全帯50のランヤード52を横架材(手摺)108に対してフック部材54を介して取付けており、足場上の横移動を可能としている。すなわち、フック部材54は、横架材(手摺)108に沿って摺動自在であり、このため、作業者Mは、ランヤード52の長さの範囲とフック部材54の横架材(手摺)108が許容する摺動範囲において移動可能である。安全帯50に付けられるランヤード52は、170cm程度と長くされていることが一般的である。このため、足場から降りた作業者は、ランヤード52を使用しない場合、この長いランヤード52が地面を引きずらないように、安全帯50に設けられた袋の中に収納することが多い。
図2〜図4では、足場で使用する足場用部材としての支柱104を、下段の作業者(図示しない)が持ち上げて、上段の作業者Mに手渡しする例として図示されている。
この場合、上段にいる作業者Mは、足場用落下防止具10の一方のランヤード14のフック18Aを予め横架材(手摺)110に係合しておく。この状態で、下段から持ち上げられた支柱104を手で掴み、足場用落下防止具10の他方のランヤード14のフック18Bを、支柱104のコマ104aの前記係合孔に係合する。この場合、持ち上げられてきた状態の支柱104において、最上部に位置するコマ104aに対してフック18Aを掛けることが好ましい。この状態から、図2〜図4に示すように、支柱104を持ち上げた後、上下に反転して、構築されている足場100において、下段から延びている他の支柱104上端の連結部104bに対して嵌合して連結する。支柱104の連結作業が終了した後、作業者Mは足場用落下防止具10のフック18A、18Bを横架材(手摺)110及び支柱104のコマ104aから取外す。
取外した後の足場用落下防止具10は、安全帯50に設けられた鉤部材にリング12を掛け止めする。このように足場用落下防止具10は、安全帯50に対してリング12を介して掛け止めされて垂れ下がっても、ランヤード14、16のフック18A、18Bの合計長は、作業者Mが踏む足場を引きずらない長さに設定されていることから、作業者Mが踏む足場の踏板112を引きずることがない。
また、下段から持ち上げられてきた支柱104は上段の横架材(手摺)110に予め連結され足場用落下防止具10に連結される。このため、足場用落下防止具10を支柱104に連結した後に、作業者Mが支柱104を取り落としても、支柱104は足場用落下防止具10を介して横架材(手摺)110から吊下げることができるとともに、吊下げ状態を超える落下が防止される。
また、ランヤード14、16の長さは、相互に同じ長さにしているため、ランヤード14、16を異なる長さにした場合に比して、ランヤードを共通とすることができ製造コストを下げることができる。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態の足場用落下防止具10は、作業者Mに付けられる安全帯50に対して着脱自在に掛け止められるリング12(被掛止部)と、リング12に一端が連結された一対のランヤード14、16を備えている。また、各ランヤードの他端には、フック開口21とフック開口21を開閉するとともに、フック開口21を閉方向に付勢されている揺動アーム26を有するフック18A、18Bとを備えている。また、フック18Aは、足場100に固定された部材である。横架材(手摺)110に着脱自在に掛止されるものであり、他の1つのフック18Bは、足場100で使用する部材である組立前の支柱104に着脱自在に掛け止めてその部材の落下を防止する。
この結果、本実施形態によれば、足場の上下の段で各種の足場用部材を手作業で移動する際に、その足場用部材を落下させることがない。
(2)本実施形態の足場用落下防止具10では、ランヤード14、16とフック18A、18Bの合計長さが、安全帯50に対してリング12(被掛止部)で掛け止められた際に、作業者Mが載る足場の踏板112に接触しない長さを有する。
従って、作業者Mが、足場用落下防止具10を安全帯50に対してリング12(被掛止部)で掛け止められた際に、引きずることがない。
(3)本実施形態の足場用落下防止具10では、ランヤード14、16の長さは、相互に同じ長さとしている。この結果、ランヤード14、16の長さは、相互に同じ長さにしているため、ランヤード14、16を異なる長さにした場合に比して、ランヤードを共通とすることができ製造コストを下げることができる。
(4)本実施形態の足場用落下防止具10では、フック18A、18Bには、揺動アーム26のフック開口21の閉鎖状態をロックするロック機構Rを備えている。この結果、本実施形態によれば、フック18A、18Bをそれぞれ横架材(手摺)110、及び支柱104に連結した際に、フック18A、18Bが、横架材(手摺)110、及び支柱104から外れることがない。
(第2実施形態)
次に第2実施形態の足場用落下防止具10を図5〜図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成、及び相当する構成については、同一符号を付して異なる構成について説明する。
本実施形態の足場用落下防止具10は、第1実施形態の足場用落下防止具10の構成に加えて、さらに、リング12に対して、ランヤード14と同一構成のランヤード17が連結されるとともに、フック18Aと同一構成のフック18Cが設けられている。すなわち、ランヤード17及びフック18Cは、ランヤード14及びフック18Aと大きさ(長さを含む)も同じである。
(第2実施形態の作用)
上記のように構成された第2実施形態の足場用落下防止具10の使用方法を図6(a)、図6(b)及び図7を参照して、足場で使用する足場用部材としての支柱104を、地面から最上段の作業者Mに渡す場合を例として説明する。
なお、これらの図では、建物130に対して足場100は、壁つなぎ材128にて連結されているとともに、足場100を構築する支柱102、104及び踏板112は簡略して図示されている。
図6(a)、図6(b)及び図7に示すように、足場100の最上段の支柱104には、電動モータで駆動される巻上機122が、張り出しブラケット120の先端に支持されている。
図6(a)では、地面にいる作業者(図示しない)により、吊上げする支柱104の最上に位置するコマ104aに対して、フック18Bを掛けるとともに、巻上機122のロープ124の下端の鉤126には、フック18Cを掛ける。
図6(b)に示すように、この状態で、巻上機122を電動モータで駆動して、足場100の最上段まで、支柱104を吊上げる。足場100の最上段まで支柱104を吊上げた後、足場100の最上段にいる作業者Mは、使用していなかったフック18Aを横架材(手摺)110に掛ける。
図7に示すように、この後、作業者Mは、鉤126に掛けられていたフック18Cを外す。この後、作業者Mは支柱104を手で把持した後、持ち上げし、これ以降は第1実施形態と同様に作業を行えばよい。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態の足場用落下防止具10では、フックを有するランヤードを3つ備えている構成とした。この結果、足場で使用する部材を巻上機で巻上げする場合には、足場で使用する足場用部材用、巻上機の鉤126用、及び足場に固定されている部材用にそれぞれ個別にランヤードのフックを掛けることができる。このため、巻上機122の鉤からフックを外す前に、空いている他のランヤードのフックを足場に固定されている部材に掛けることにより、吊上げした足場で使用する足場用部材を巻上機から外した時に、作業者の把持ができなかった場合でも、足場で使用する足場用部材の落下を防止することができる。特に、巻上機を使用する場合、足場の最上段は、高い所にあるため、落下防止ができることの効果は大きい。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
・前記実施形態では、リング12を被掛止部としたが、被係止部はリング12に限定するものではなく、フック状の形状であってもよい。
・各実施形態では、ランヤード14、16、17の長さを同じ長さとしたが、ランヤードの長さは同じでなくてもよい。
・各実施形態では、ロック機構Rを設けたが、ロック機構Rを省略してもよい。
・各実施形態では、足場で使用する足場用部材として支柱104としたが、支柱104に限定するものではなく、足場で使用する足場用部材は他の部材であってもよい。
・各実施形態では、足場を構築する場合において、支柱104を吊上げることを例として説明したが、足場100を解体して、足場で使用する足場用部材を下段の足場等に下ろす場合には、逆の手順で行えばよい。
・第2実施形態では、フックを有するランヤードを3つとしたが、4つ以上あってもよい。この場合、フックの掛け替えるところが多い場合に対応することができる。
10…足場用落下防止具、12…リング(被掛止部)、
14、16、17…ランヤード、18A、18B、18C…フック、
21…フック開口、22…フック本体、22a…延出部、22b…湾曲部、
22c…フック爪、24…環状部、26…揺動アーム、26a…係止部、
27…軸、28…係合爪、29…軸、30…ロック部材、31…ロックピン、
50…安全帯、52…ランヤード、54…フック部材、
100…足場、102、104…支柱、104a…コマ、106…横架材、
108、110…横架材(手摺)、
120…張り出しブラケット、122…巻上機、124…ロープ、
126…鉤、128…壁つなぎ材、130…建物、R…ロック機構。

Claims (5)

  1. 作業者に付けられる安全帯に対して着脱自在に掛け止められる被掛止部と、
    前記被掛止部に一端が連結された複数のランヤードと、
    各ランヤードの他端には、フック開口と前記フック開口を開閉するとともに、前記フック開口を閉方向に付勢されている揺動アームを備えるフックとを備え、
    前記複数のランヤードにそれぞれ設けられた前記フックのうち、1つのランヤードのフックは、足場に固定された部材に着脱自在に掛止されるものであり、
    前記複数のランヤードにそれぞれ設けられた前記フックのうち、少なくとも他の1つのフックは、足場で使用する部材に着脱自在に掛け止めてその部材の落下を防止するものである落下防止具。
  2. 前記ランヤードと前記フックの合計長さは、前記安全帯に対して前記被掛止部で掛け止められた際に、前記作業者が載る足場の踏板に接触しない長さを有する請求項1に記載の落下防止具。
  3. 前記複数のランヤードの長さは、相互に同じ長さである請求項1または請求項2に記載の落下防止具。
  4. 前記ランヤードを2個または3個備えている請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の落下防止具。
  5. 前記フックには、前記揺動アームによるフック開口の閉鎖状態をロックするロック機構を備える請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の落下防止具。
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