JP2010274335A - 連結具 - Google Patents

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俊輔 松本
Kazuhiko Ogawa
和彦 尾川
Takeshi Kodama
健 児玉
Yasuhiro Haga
康博 芳我
Koji Mori
孝司 森
Hideki Koyama
英樹 小山
Naruhiko Uemoto
成彦 植本
Fumiaki Inoue
文明 井上
Nobutake Goto
信武 後藤
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Abstract

【課題】作業者の作業効率を上げることができる安全帯と工具とを連結する連結具を提供すること。
【解決手段】本発明の連結具1は、作業者16の安全帯10と工具14とを連結し、安全帯10に装着される第1装着部2と、工具14に装着される第2装着部4と、第1装着部2と第2装着部4とを連結する連結部3と、を備え、連結部3は、伸縮自在な伸縮部6と、当該伸縮部6を少なくとも覆う筒部5と、を備え、筒部5は、伸縮部6とともに伸縮可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業者の安全帯と工具とを連結する連結具に関する。
従来、作業者は、作業者が高所において作業する場合、作業中に高所から墜落するのを防止するために、安全帯を取り付ける(特許文献1)。
この安全帯は、例えば、以下のような構造である。すなわち、安全帯110は、図5に示すように、作業者116の腰に巻きつける帯状のベルト110aと、このベルト110aに取り付けられたロープ状の命綱(図示せず)と、を備えている。
ベルト110aには、複数の工具114のそれぞれを保持する工具差し115が装着される。これら複数の工具114としては、ラチェットレンチ111、モンキーレンチ112及びラジオペンチ113などがある。
さらに、工具114のそれぞれには、ベルト110aと工具114とを連結する工具落下防止装置101が取り付けられる。
工具落下防止装置101は、螺旋状に形成された伸縮自在な螺旋部106と、この螺旋部106の一端に形成されてベルト110aに連結された棒状に延びる第1棒状部102と、螺旋部106の他端に形成されて工具114に連結された棒状に延びる第2棒状部103と、螺旋部106および第1装着部102を覆うビニール製で円筒形状のカバー部105と、を備える。
作業者116は、作業前に工具落下防止装置101を、ベルト110aと工具114とに連結する。作業者116が、工具差し115に工具114を収納して作業をする場合、螺旋部106が、カバー部105で覆われているため、工具落下防止装置101は、他の工具落下防止装置101と、絡み合うことはない。これにより、カバー部105で覆われていない工具落下防止装置と比べて、作業者116の作業効率は向上する。
作業者116が工具114を工具差し115から抜き取って使用すると、工具落下防止装置101の螺旋部106が伸びて、この螺旋部106の一部がカバー部105から露出する。その後、作業者116が工具114を工具差し115に収納すると、工具落下防止装置101の螺旋部106が縮んで、カバー部105に収まる。
特開平11−253569号公報
しかしながら、実際には、作業者116が工具114を工具差し115に収納しようとして、螺旋部106が縮むと、この螺旋部106が他の工具114と絡み合ったり、カバー部105の一端側に引っ掛かったりして、カバー部105に収納されない場合がある。よって、作業者の作業効率が低下する。
したがって、本発明は、作業者の作業効率を上げることができる連結具の提供を目的とする。
(1)本発明は、作業者の安全帯と工具とを連結する連結具であって、前記安全帯に装着される第1装着部と、前記工具に装着される第2装着部と、前記第1装着部と前記第2装着部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、伸縮自在な伸縮部と、当該伸縮部を少なくとも覆う筒部と、を備え、前記筒部は、前記伸縮部とともに伸縮可能であることを特徴とする連結具に関する。
(1)によれば、連結具を、安全帯に装着される第1装着部と、工具に装着される第2装着部と、第1装着部と第2装着部とを連結する連結部と、を含んで構成し、連結部を、伸縮自在な伸縮部と、当該伸縮部を少なくとも覆う筒部と、を含んで構成し、筒部を、伸縮部とともに伸縮可能にした。
これにより、作業者が連結具を安全帯と工具に取り付けて作業をする場合、連結具の伸縮部が伸縮すると、その伸縮部を覆う筒部も伸縮する。したがって、連結具が他の工具と絡み合うことを防止でき、作業者が効率よく作業できる。
(2)(1)に記載の発明においては、前記筒部は、ゴム製であることが好ましい。
(2)によれば、連結具の筒部を、ゴム製にした。
これにより、筒部は、より伸縮しやすくなり、作業者は、工具をより使いやすくなる。
したがって、作業者の作業効率をより高めることができる。
(3)(2)に記載の発明においては、前記伸縮部は、螺旋状に延びるひも部材であることが好ましい。
(3)によれば、連結具の伸縮部を、螺旋状に延びるひも部材にした。
これにより、連結具の全長は短くなり、他の工具とより一層絡み合いにくくなる。
したがって、作業者の作業効率をより高めることができる。
本発明によれば、連結具を、安全帯に装着される第1装着部と、工具に装着される第2装着部と、第1装着部と第2装着部とを連結する連結部と、を含んで構成し、連結部を、伸縮自在な伸縮部と、当該伸縮部を少なくとも覆う筒部と、を含んで構成し、筒部を、伸縮部とともに伸縮可能にした。
これにより、作業者が連結具を安全帯と工具に取り付けて作業をする場合、連結具の伸縮部が伸縮すると、その伸縮部を覆う筒部も伸縮する。したがって、連結具が他の工具と絡み合うことを防止でき、作業者が効率よく作業できる。
本発明の一実施形態に係る連結具を連結した安全帯と工具と、を作業者が装着した図である。 本発明の一実施形態に係る連結具を示す図である。 本発明の一実施形態に係る連結具を伸ばした状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る連結具を連結した安全帯と工具と、を装着した作業者の作業を示す図である。 従来例に係る工具落下防止装置を連結した安全帯と工具と、を作業者が装着した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る連結具1を連結した安全帯10と工具14と、を作業者16が装着した図である。
安全帯10は、作業者16が高所において作業する場合、作業中に高所から墜落するのを防止する。安全帯10は、作業者16が腰に巻きつける帯状のベルト10aを備える。このベルト10aに、作業者16が墜落しないようにロープ状の胴綱(命綱)が取り付けられる。また、安全帯10は、作業者16の利き手側に3つの工具差し15を備える。工具差し15は、作業者16が作業中に使用する工具14を収納する。工具14としては、ラチェットレンチ11、モンキーレンチ12及びラジオペンチ13がある。
ベルト10aと工具14とは、連結具1で連結される。連結具1は、作業者16の作業中に安全帯10から工具14が落下するのを防止する。
図2は、連結具1を示す図である。図3は、連結具1を伸ばした状態を示す図である。
連結具1は、安全帯10に装着される第1装着部2と、工具14に装着される第2装着部4と、第1装着部2と、第2装着部4とを連結する連結部3と、を備える。
第1装着部2は、ベルト10aに接続される第1金具部7aと、第1着接部8aと、第1棒状部9aと、を備える。第1着接部8aは、第1金具部7aと、第1棒状部9aの一端とを着接する。第1棒状部9aは、棒状に延びる部材である。第1棒状部9aの他端は、連結部3に連結される。
第2装着部4は、工具14に接続される第2金具部7bと、第2着接部8bと、第2棒状部9bと、を備える。第2着接部8bは、第2金具部7bと、第2棒状部9bの一端とを着接する。第2棒状部9bは、棒状に延びる部材である。第2棒状部9bの他端は、連結部3に連結される。
連結部3は、第1装着部2と、第2装着部4とを連結する。連結部3は、筒部5と、伸縮部6と、を備える。伸縮部6は、螺旋状に延びるひも部材であり、自在に伸縮する。伸縮部6の一端は、第1棒状部9aと連結し、他端は、第2棒状部9bと連結する。
筒部5は、円筒状であり、伸縮部6の全体を覆う。筒部5の一端は、例えば、テープにより、第1棒状部9aに止着され、他端は、第2棒状部9bに止着される。筒部5は、ゴム製である。図3に示すように、伸縮部6が伸びると、筒部5は、伸縮部6とともに伸びる。伸縮部6が伸びた状態でも、筒部5は、伸縮部6の全体を覆う。筒部5は、伸縮部6の伸縮に合わせて伸縮し、常に伸縮部6の全体を覆う。筒部5は、透明であり、伸縮部6の損傷などの状態を常に簡単に視認できる。筒部5の色は、工具の種類に合わせて変えてもよい。
次に、連結具1の使用方法について説明する。
作業者16は、第2装着部4の第2金具部7bを工具14に取り付ける。また、第1装着部2の第1金具部7aをベルト10aに取り付ける。これにより、安全帯10と工具14とが、連結具1によって連結される。作業者16は、複数の工具14のそれぞれを複数の連結具1によって安全帯10と連結させる。このような状態で、作業者は作業を始める。
図4は、本発明の一実施形態に係る連結具1を連結した安全帯10と工具14と、を装着した作業者16の作業を示す図である。
図4に示すように、作業者16が高所で作業をする場合、作業者16の姿勢は宙に浮いているような状態であったりするなど不自然な状態であることが多い。そのため、作業者16が作業中に高所から墜落するのを防止するために安全帯10には胴綱17が取り付けられる。
工具14の収納時、すなわち、工具14を使用していない状態で、作業者16が作業をする場合、伸縮部6の螺旋状部分は全て筒部5で覆われている。したがって、作業者16の作業中に使用していない複数の工具14の連結具1同士が接触しても、絡み合わない。
作業者16が必要な工具14を工具差し15から取り出して作業をする場合、伸縮部6が伸び、それとともに筒部5も伸びる。したがって、工具14を使用している場合でも、伸縮部6の全体が、常に筒部5で覆われている。これにより、作業中に使用している工具14の連結具1は、他の工具14および胴綱17などと接触しても絡まず、作業者16は、より円滑に作業できる。
作業者16が、工具14を工具差し15に収納する場合、伸縮部6が縮み、それとともに筒部5も縮む。したがって、連結具1は、他の工具14と絡み合うことなく、工具差し15に収納される。
本発明の連結具1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)連結具1を、安全帯10に装着される第1装着部2と、工具14に装着される第2装着部4と、第1装着部2と第2装着部4とを連結する連結部3と、を含んで構成し、連結部3を、伸縮自在な伸縮部6と、当該伸縮部6を少なくとも覆う筒部5と、を含んで構成し、筒部5を、伸縮部6とともに伸縮可能にした。
これにより、作業者16が連結具1を安全帯10と工具14に取り付けて作業をする場合、連結具1の伸縮部6が伸縮すると、その伸縮部6を覆う筒部5も伸縮する。したがって、連結具1が他の工具14と絡み合うことを防止でき、作業者16が効率よく作業できる。
(2)連結具1の筒部5を、ゴム製にした。これにより、筒部5は、より伸縮しやすくなり、作業者16は、工具14をより使いやすくなる。
したがって、作業者16の作業効率をより高めることができる。
(3)連結具1の伸縮部6を、螺旋状に延びるひも部材にした。これにより、連結具1の全長は短くなり、他の工具14とより一層絡み合いにくくなる。
したがって、作業者16の作業効率をより高めることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本実施形態では、具体例を例示したに過ぎず、本実施形態では、特に本発明を限定しない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載された効果に限定されない。
1 連結具
2 第1装着部
3 連結部
4 第2装着部
5 筒部
6 伸縮部
7a 第1金具部
7b 第2金具部
8a 第1着接部
8b 第2着接部
9a 第1棒状部
9b 第2棒状部
10 安全帯
10a ベルト
11 ラチェットレンチ
12 モンキーレンチ
13 ラジオペンチ
14 工具
15 工具差し
16 作業者
17 胴綱

Claims (3)

  1. 作業者の安全帯と工具とを連結する連結具であって、
    前記安全帯に装着される第1装着部と、
    前記工具に装着される第2装着部と、
    前記第1装着部と前記第2装着部とを連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、伸縮自在な伸縮部と、当該伸縮部を少なくとも覆う筒部と、を備え、
    前記筒部は、前記伸縮部とともに伸縮可能であることを特徴とする連結具。
  2. 前記筒部は、ゴム製である、請求項1に記載の連結具。
  3. 前記伸縮部は、螺旋状に延びるひも部材である、請求項2に記載の連結具。
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