JP3198300U - 落下防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】工具をカラビナ等に取り付けたときにコードがたるみにくい落下防止具を提供する。【解決手段】落下防止具10は、作業者側に連結される第1の連結具12と、工具13に連結される第2の連結具14と、第1の連結具12と第2の連結具14とを連結するコード部材15とを備えた落下防止具10であって、コード部材15は、一端側に蛇腹の布で包まれた伸縮自在の螺旋コード17と、他端側に線状コード18を有し、線状コード18は、縮小状態の螺旋コード17の長さより、工具の長さ分だけ短く、コード部材15の中央部より工具側に近い箇所で螺旋コード17の端部に形成されたループ部19と線状コード18の端部に形成されたループ部20とが、互いに、一方のループ内に他方のループが通過するチェーン状に連結されることによりコード部材15が2つ折り状に屈曲自在とされている。【選択図】図1
Description
本考案は、落下防止具に関し、特に、作業者側からの工具の落下を防止するための落下防止具に関するものである。
従来、工具の落下を防止するための落下防止具には、作業者の腰ベルトに連結される第1の連結具と、工具に連結される第2の連結具と、第1の連結具と第2の連結具とを連結するコード部材とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記落下防止具は、コード部材が伸縮自在の螺旋コード、又はコード部材が伸縮自在の螺旋コードと線状コードとにより構成される。そして、コード部材の一端部を第1の連結具を介して作業者の腰ベルトに連結し、コード部材の他端部を第2の連結具を介して工具に連結し、この工具を腰ベルトの側部に設けた工具サック等に収納保持するようにしている。
落下防止具は、工具がコード部材で作業者の腰ベルトに連結されていることにより、高所等で作業する際に、工具を工具サックから取り出して作業をし、この際に工具が手から外れて落下しても、工具が高所から落下することがないようにしている。
しかしながら、従来の落下防止具は、工具を腰ベルトの工具サック等に収納保持している際に、コード部材の長手方向の中央部(螺旋コード又は線状コードの中途部)が大きな円弧で湾曲して下方に垂れた状態になるため、作業者が動き回る際や作業中等にコード部材の中央部が突起物等に引っ掛かり易くなり、作業の邪魔になるという問題があった。
そこで、特許文献2では、作業者側に連結される第1の連結具と、工具に連結される第2の連結具と、第1の連結具と第2の連結具とを連結するコード部材とを備えた工具の落下防止具において、コード部材は長手方向の一部に伸縮自在の螺旋コードを有すると共に、少なくともコード部材の中央部が2つ折り状に屈曲自在とされるようにしている。それにより、コード部材の中央部が突起物等に引っ掛かるのを防止できるようにした。
しかしながら、特許文献2に記載されたような落下防止具は、2つ折りの箇所がコード部材の中央部のために、工具をカラビナ等に取り付けたときに線状コードがたるんでしまい、その線状コードのたるみにより作業の時にひっかかりやすいという問題点があった。
そこで、本考案の目的は、工具をカラビナ等に取り付けたときに線状コードがたるみにくい落下防止具を提供することにある。
本考案に係る落下防止具は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
落下防止具は、作業者側に連結される第1の連結具と、工具に連結される第2の連結具と、前記第1の連結具と前記第2の連結具とを連結するコード部材とを備えた落下防止具であって、前記コード部材は、一端側に蛇腹の布で包まれた伸縮自在の螺旋コードと、他端側に線状コードを有し、前記線状コードは、縮小状態の前記螺旋コードの長さより、工具の長さ分だけ短く、前記コード部材の中央部より工具側に近い箇所で、前記螺旋コードの端部に形成されたループ部と前記線状コードの端部に形成されたループ部とが、互いに、一方のループ内に他方のループが通過するチェーン状に連結されることにより、前記コード部材が2つ折り状に屈曲自在とされている。
本考案によれば、2つに折れ曲がる位置が中央部より工具側に設け、線状コードは、縮小状態の螺旋コードの長さより、工具の長さ分だけ短くしたので、工具をカラビナ等に取り付けたときにコードがたるみにくい落下防止具を提供することができる。
図1は、本考案の実施形態に係る落下防止具の全体正面図である。落下防止具10は、作業者の腰ベルト11(作業者側)に連結される第1の連結具12と、工具13に連結される第2の連結具14と、第1の連結具12と第2の連結具14とを連結するコード部材15とを備えている。
コード部材15は、一端側に蛇腹の布16で包まれた伸縮自在の螺旋コード17と、他端側に線状コード18を有し、線状コード18は、縮小状態の螺旋コード17の長さより、工具13の長さ分だけ短く、コード部材15の中央部より工具側に近い箇所で螺旋コード17の端部に形成されたループ部19と線状コード18の端部に形成されたループ部20とが連結されることによりコード部材が2つ折り状に屈曲自在とされている。
第1の連結具12は、ナスカンと称される金具により構成されている。第1の連結具12は、フック21とフック21の開口部を開閉自在に閉鎖する閉鎖片22とを有する連結具本体23と、連結具本体23に取付軸24廻りに回転自在に支持された連結リング25とを備えている。閉鎖片22は弾性線材によりリング状に形成されておりフック21の開口部を閉じる方向(図の矢印a方向)に付勢力を生じるようにその両端部が連結具本体23に互いにずらされて係合されている。第1の連結具12はフック21を介して作業者の腰ベルト11の止輪26に着脱自在に連結されている(図2)。
第2の連結具14は、第1の連結具12と同様に、ナスカンと称される金具により構成されている。第2の連結具14は、第1の連結具12と同様に、フック21とフック21の開口部を開閉自在に閉鎖する閉鎖片22とを有する連結具本体23と、連結具本体23に取付軸24廻りに回転自在に支持された連結リング25とを備えている。閉鎖片22は弾性線材によりリング状に形成されていてフック21の開口部を閉じる方向(図の矢印a方向)に付勢力を生じるようにその両端部が連結具本体23に互いにずらされて係合されている。第2の連結具14はフック21により工具13の取付孔28に着脱自在に連結されている。
螺旋コード17は、多数の細いステンレス線を撚り合わせた芯線の周りをポリウレタン製の被覆体で被覆して螺旋状に巻回してなり、長手方向に引っ張ることにより、弾性変形によって5〜8倍程度に伸長し、その引張力を解除することによって元の縮小した状態に戻るようになっており、蛇腹の布16で包まれている。布16の両端は、筒状体31,32によって固定されている。このように蛇腹の布16に覆われている事から、作業時に、ロープが絡まないという効果がある。
螺旋コード17の線状コード18側の端部にループ部19が形成され、螺旋コード17の第1の連結具12側の端部にループ部33が形成されている。螺旋コード17のループ部33が第1の連結具12の連結リング25に鎖状に繋がれ、これにより、螺旋コード17の端部と第1の連結具12とが屈曲自在に連結されている。螺旋コード17のループ部19及びループ部33は、螺旋コード17の端部側を2つ折り状に折り曲げ、そのリング状の折曲部分を残して、その折曲端部と折曲基部とに金属製の筒状体34,35を嵌めてかしめる(圧着する)ことにより形成されている。筒状体34,35上に柔軟な合成樹脂製の被覆筒体が嵌められている。
このように、2つ折りが可能となっていることから、体より、ループが外側に出る事が少なく、突起物などに引っ掛かりにくいという効果がある。
このように、2つ折りが可能となっていることから、体より、ループが外側に出る事が少なく、突起物などに引っ掛かりにくいという効果がある。
線状コード18は、螺旋コード17と同様に多数の細いステンレス線を撚り合わせた芯線の周りをポリウレタン製の被覆体で被覆してなり、一直線状の硬質なコードとされている。線状コード18の螺旋コード17側の端部にループ部20が形成されている。
線状コード18のループ部20が螺旋コード18の端部のループ部19に繋がれ、これにより、線状コード18の端部が螺旋コード18に屈曲自在に連結されている。
線状コード18の第2の連結具14側の端部にループ部36が形成され、ループ部36が第2の連結具14の連結リング25に鎖状に繋がれることにより、線状コード18が第2の連結具14に屈曲自在に連結されている。線状コード18のループ部20及びループ部36は、線状コード18の端部側を2つ折り状に折り曲げ、そのリング状の折曲部分を残して、その折曲端部と折曲基部とに筒状体37,38を嵌めてかしめる(圧着する)ことにより形成され、筒状体37,38上に被覆筒体が嵌められている。
図2は、本考案の実施形態に係る同落下防止具で工具を腰ベルトに連結した状態の斜視図である。腰ベルト11に、止輪26と共に、ハンマー、モンキーレンチ、ドライバー、ペンチ、電気ドリル等の工具13を収納保持するカラビナ40が取り付けられている。
例えば高所で作業をする場合、作業者の腰に装着した腰ベルト11の止輪26に、第1の連結具12のフック21を係合することにより、落下防止具10を第1の連結具12を介して連結し、落下防止具10の第2の連結具14をハンマー、モンキーレンチ、ドライバー、ペンチ、電気ドリル等の工具13の取付孔28に連結し、その工具13を腰ベルト11のカラビナ40に収納保持しておく。
そして、作業をする際には、工具13をカラビナ40から外して、工具13を手に持って作業をすればよい。この際には、螺旋コード17が長手方向に引っ張られて、弾性変形によって5〜8倍程度伸長するので、手に持った工具13でスムーズに作業を行うことができる。このとき、工具13が不測に手から外れることがあっても、工具13はコード部材15で作業者の腰ベルト11に連結されているため、工具13が高所から大きく落下することを確実に防止できる。
また、線状コード18は、縮小状態の螺旋コード17の長さより、工具13の長さ分だけ短く、コード部材15の中央部より工具側に近い箇所で螺旋コード17の端部に形成されたループ部19と線状コード18の端部に形成されたループ部20とが連結されることによりコード部材が2つ折り状に屈曲自在とされていることによって、コード部材15は、図2に示すように、工具13を腰ベルト11のカラビナ40に収納保持している際に、コード部材15が2つ折り状又はV字状に屈曲して下方に垂れた状態になり、従来のようにコード部材の長手方向の中央部が大きな円弧で湾曲して下方に垂れた状態になるのを防ぐことができるため、作業者が動き回る際や作業中等に、コード部材15の中央部が突起物等に引っ掛かるのを効果的に防止でき、コード部材15が作業の邪魔にならずに済む。
以上のように、本考案によれば、2つに折れ曲がる位置が中央部より工具13側に設け、線状コード18は、縮小状態の螺旋コード17の長さより、工具13の長さ分だけ短くしたので、工具13をカラビナ40等に取り付けたときにコード部材15がたるみにくくすることができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本考案が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本考案は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本考案の落下防止具は、工具が作業者側から落下するのを防止するようにした工具の落下防止具として利用することができる。
10 落下防止具
11 腰ベルト
12 第1の連結具
13 工具
14 第2の連結具
15 コード部材
16 布
17 螺旋コード
18 線状コード
19 ループ部
20 ループ部
11 腰ベルト
12 第1の連結具
13 工具
14 第2の連結具
15 コード部材
16 布
17 螺旋コード
18 線状コード
19 ループ部
20 ループ部
Claims (1)
- 作業者側に連結される第1の連結具と、工具に連結される第2の連結具と、前記第1の連結具と前記第2の連結具とを連結するコード部材とを備えた落下防止具であって、
前記コード部材は、一端側に蛇腹の布で包まれた伸縮自在の螺旋コードと、他端側に線状コードを有し、
前記線状コードは、縮小状態の前記螺旋コードの長さより、工具の長さ分だけ短く、
前記コード部材の中央部より工具側に近い箇所で、
前記螺旋コードの端部に形成されたループ部と前記線状コードの端部に形成されたループ部とが、
互いに、一方のループ内に他方のループが通過するチェーン状に連結されることにより、
前記コード部材が2つ折り状に屈曲自在とされている
落下防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001854U JP3198300U (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | 落下防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015001854U JP3198300U (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | 落下防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3198300U true JP3198300U (ja) | 2015-06-25 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3198300U (ja) |
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2015
- 2015-04-14 JP JP2015001854U patent/JP3198300U/ja not_active Expired - Fee Related
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