JP5634419B2 - パネル取付け装置およびそのパネル取付け装置を備えた天井埋込スピーカ - Google Patents
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Description
この技術では、コイルばねを用いてパネルを固定する。すなわち、ケースは天井裏に配置されるとともにパネルが天井の表側に配置される。そして、コイルばねはケースの背面側に掛け渡され、コイルばねの両端が引き伸ばされてパネルに接続される。このような構成によれば、パネルを取り付けるとき、コイルばねの両端を引き伸ばしてパネルと接続することによりパネルが天井に固定されるため、ねじ止め等によるパネルの締結作業が不要となる。
図1および図2に示すように、天井埋込スピーカ1は、スピーカ20と、パネル30と、スピーカ20にパネル30を取り付けるパネル取付け装置10とを備えている。パネル取付け装置10は、スピーカ20を収容するケース40と、パネル30とケース40とを接続させる接続構造体50とを備えている。
カバー41はドーム状に形成されている。カバー41の背面部には、コイルばね51(伸縮弾性体)の案内溝42が形成されている。案内溝42は、カバー41の最外周に沿っている。ここで、最外周とは、カバー41の中心軸を含む断面図における外周を示す。
各フック52は、コイルばね51の端部に取り付けられている。フック52の基部幅52A(図4参照)は、貫通孔45A,45Bよりも大きい。すなわち、フック52が貫通孔45A,45Bを通過しない構造とされている。
ストッパ53とコイルばね51との接続強度は、設定値以上とされている。引っ張り強度がパネル荷重よりも大きくされる。例えば、引っ張り強度の設定値は、パネル荷重の15倍に設定される。なお、引っ張り強度は、ストッパ53を固定した状態でコイルばね51の長さ方向にストッパ53を引っ張ったとき、ストッパ53が移動し始める力の大きさを示す。
結束バンド70は、ヘッド部71と、バンド部72とを備えている。
ヘッド部71には、バンド部72が挿通する挿通孔73が形成されている。挿通孔73の内側には爪が形成されている。バンド部72には、爪に掛かる複数の段部が形成されている。段部は、バンド部72がヘッド部71に挿通する方向(順方向)にバンド部72が移動するときは爪との接触により容易に変形し、バンド部72が逆方向に移動するときは爪との接触により殆ど変形しない。すなわち、ヘッド部71にバンド部72を挿通して環を形成したとき、一旦形成された環が拡大しにくい構造とされている。このため、結束バンド70による形成されるストッパ53は長期にわたって所定圧力以上でコイルばね51に固定される。
天井埋込スピーカ1の取り付け方法について説明する。
まず、天井埋込構造体60が入る寸法の孔(穿孔91)を天井90に形成する。
図6を参照して、コイルばね51が破断したときのストッパ53の作用を説明する。
なお、この説明では、右側というときは図6を正面視して右側にある部分を示し、左側というときは図6を正面視して左側にある部分を示す。または、破断した2つのコイルばね51のうち破断部分Aよりも右側のコイルばね51を右側コイルばね51Rとし、破断部分Aよりも左側のコイルばね51を左側コイルばね51Lとする。
2つのコイルばね51のうち右側コイルばね51Rは、ストッパ53が付いているため、ストッパ53が第1貫通孔45Aに当たって右側コイルばね51Rの落下が止められる。また同様に、2つのコイルばね51のうち左側コイルばね51Lにもストッパ53が付いているため、ストッパ53が第2貫通孔45Bに当たって左側コイルばね51Lの落下が止められる。すなわち、2つのストッパ53の間で破断したとき、左側コイルばね51Lと右側コイルばね51Rとによりパネル30が支持される。
接続構造体50は、上記参考例の接続構造体50に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、上記参考例の接続構造体50ではコイルばね51の外周にストッパ53を取り付けているが、このような構造に代えて、コイルばね120を2つのコイルばね121,122(分割伸縮弾性体)により構成し両者をストッパ110により連結する構造とする。以下、この変更にともない生じる前記参考例の接続構造体50の構成からの詳細な変更について説明する。なお、上記天井埋込スピーカ1と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。
第1コイルばね121が破断したとき、第1コイルばね121のうちストッパ110が付いていない分断片が第1貫通孔45Aを通り抜ける。一方、第2コイルばね122にはストッパ110が付いているため、ストッパ110と第2貫通孔45Bとが当たって第2コイルばね122の落下が止められる。このため、パネル30は、第2コイルばね122により片持ち状態で支持される。
図8を参照して、接続構造体50の他の参考例について説明する。
この接続構造体50は、上記参考例の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、上記参考例ではコイルばね51の外周にストッパ53を取り付けているが、このような構造に代えて、コイルばね51にストッパ210を掛り付ける構造としてもよい。
ストッパ210は、掛付環220を形成するように針金を捻って形成されている。ストッパ210をコイルばね51に掛け付けるときは、針金が捻られている部分をコイルばね51に押し当てかつ回転させることにより掛付環220を開きストッパ210をコイルばね51に掛け付ける。なお、上記掛付環220の最大径は貫通孔45A,45Bよりも大きい。コイルばね51が破断したときのストッパ210の作用については、先に挙げた参考例の接続構造体50を有する天井埋込スピーカの作用と同様である。
本実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の参考例の接続構造体50では、コイルばね51の中間部分には、コイルばね51が第1貫通孔45Aおよび第2貫通孔45Bを通り抜けることを阻止するストッパ53が取り付けられていることを要旨とする。
ストッパ53が取り付けられているところでコイルばね51が分断した場合、ストッパ53がコイルばね51から外れるおそれがある。そこで、本実施形態では、コイルばね51にストッパ53を2個取り付けている。この場合、いずれか一方のストッパ53のところでコイルばね51が破断し、かつこのストッパ53がコイルばね51から外れたとしても、他方のストッパ53がコイルばね51に取り付けられた状態に維持される。このため、仮に一方のストッパ53が外れたとしてもパネル30の落下が阻止される。
天井埋込スピーカ1を天井90に取り付ける作業において、パネル30を天井90に取り付けるとき、フック52を引っ張り出し、パネル30の一方の掛部34にフック52を引っ掛ける。このとき、コイルばね51の伸張により、ストッパ53とカバー41とが擦れる。カバー41に対するストッパ53の滑りが悪いとき、コイルばね51が円滑に伸張しなくなるため、パネル30の取り付け性が低下する。そこで、本実施形態では、ストッパ53を、カバー41に対するストッパ53の滑りがよい部材により形成する。これにより、パネル30取り付け性の低下を抑制することができる。
天井埋込スピーカ1は天井90に取り付けられる。天井90への取り付けは、作業がしにくいため取り付け性の高いものが要求される。本実施形態の天井埋込スピーカ1では、コイルばね51でパネル30を固定するため、天井埋込スピーカ1の取り付けが容易である。また、パネル取付け装置10を有するため、このようなストッパ53,110,210のないものに比べ、パネル30が落下するおそれが小さい。
本発明の実施態様は上記に例示した態様に限られるものではなく、例えば以下のように変更することもできる。また以下の各変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施してもよい。
Claims (2)
- 壁裏側に配置されるケースと、壁表側に配置されるパネルを前記ケースに引き付ける伸縮弾性体とを備え、前記ケースには、前記伸縮弾性体の一端が挿通する第1貫通孔と、前記伸縮弾性体の他端が挿通する第2貫通孔とが設けられ、前記伸縮弾性体が前記ケースの背面側に掛け渡されかつ前記伸縮弾性体の一端が前記第1貫通孔を挿通して前記パネルに接続されるとともに前記伸縮弾性体の他端が前記第2貫通孔を挿通して前記パネルに接続されるパネル取付け装置において、
前記伸縮弾性体が2以上の分割伸縮弾性体により形成され、
これら分割伸縮弾性体が前記第1貫通孔および前記第2貫通孔を通り抜けることを阻止するストッパにより、前記各分割伸縮弾性体が互いに連結されている
ことを特徴とするパネル取付け装置。 - 請求項1に記載のパネル取付け装置を備えた天井埋込スピーカ。
Priority Applications (1)
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JP2012036403A JP5634419B2 (ja) | 2012-02-22 | 2012-02-22 | パネル取付け装置およびそのパネル取付け装置を備えた天井埋込スピーカ |
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2012
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