JP2019206149A - 熱転写シート及び熱転写印画装置 - Google Patents
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Abstract
Description
熱転写シート10の基材フィルム1としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良く、例えば、0.5μm以上50μm以下好ましくは3μm以上10μm以下程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルムの他に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布等、又は紙や不織布と樹脂との複合体であってもよい。
染料層2は、昇華性染料を含む層として形成する。
背面層8は、基材フィルム1の保護層3が設けられた面とは反対側の面(裏面)に設けられ、サーマルヘッド等の加熱デバイスと基材フィルムとの熱融着を防止し、走行を滑らかにする。
背面プライマー層7を構成する材料としては、背面層8と基材フィルム1との両方に良好な接着性を有するものであれば特に限定されない。背面プライマー層として、例えばポリエステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。背面プライマー層の厚さは、0.01μm以上、10μm以下程度である。
接着層6は、保護層3の転写性と、転写後の保護層3の画像面に対する密着性を向上させる。この接着層は、従来公知の感熱接着剤がいずれも使用できるが、ガラス転移温度が50℃以上100℃以下の熱可塑性樹脂から形成することがより好ましく、例えば、紫外線吸収性樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ブチラール樹脂、ポリアミド、ポリ塩化ビニルなどの如く熱時接着性の良好な樹脂から、適当なガラス転移温度を有するものを選択することが好ましい。
剥離層5は、熱転写時に保護層3を剥離し易くするものであり、熱転写時に被転写体上に転写される層である。
離型層4は、基材フィルム1と保護層3との接着性を調整し、保護層3の剥離を良好に行うために設けられる。このような離型層は、例えば、シリコーンワックス等の各種ワックス類、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、水溶性樹脂、セルロース誘導体樹脂、ポリウレタン、酢酸系ポリビニル、アクリルビニルエーテル樹脂、無水マレイン酸樹脂等の各種樹脂等やこれらの混合物から構成される。
バーコードBCは、着色剤、バインダー樹脂、及び溶剤又は分散媒を含む印刷インキを用いて形成される。
2 染料層
3 保護層
4 離型層
5 剥離層
6 接着層
7 背面プライマー層
8 背面層
Claims (14)
- 基材フィルムの一方の面に、被転写体に転写される転写層が形成されている熱転写シートであって、
前記転写層が形成される領域における前記基材フィルムの他方の面側、又は前記基材フィルムの一方の面と前記転写層との間に、前記熱転写シートの品種を識別するための識別マークが設けられていることを特徴とする熱転写シート。 - 前記基材フィルムの一方の面と前記転写層との間に離型層が設けられており、
前記識別マークは、前記基材フィルムと前記離型層との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。 - 前記識別マークは、前記離型層に含まれる樹脂と同じ樹脂を含むことを特徴とする請求項2に記載の熱転写シート。
- 前記基材フィルムの他方の面には、背面プライマー層を介して背面層が設けられており、
前記識別マークは、前記基材フィルムと前記背面プライマー層との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。 - 前記識別マークは、前記背面プライマー層に含まれる樹脂と同じ樹脂を含むことを特徴とする請求項4に記載の熱転写シート。
- 前記基材フィルムの他方の面には、背面プライマー層を介して背面層が設けられており、
前記識別マークは、前記背面プライマー層と前記背面層との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。 - 前記識別マークは、前記背面層に含まれる樹脂と同じ樹脂を含むことを特徴とする請求項6に記載の熱転写シート。
- 前記転写層は、保護層、又は熱溶融インキ層を含む熱溶融転写層であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の熱転写シート。
- 前記識別マークは、バーコード又は二次元コードであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の熱転写シート。
- 前記識別マークは、不可視光線吸収材料を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の熱転写シート。
- 前記転写層は保護層であり、前記基材フィルムの一方の面に、染料層と前記保護層とが面順次に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の熱転写シート。
- サーマルヘッド及びプラテンロールを有し、請求項11に記載の熱転写シートと、受像シートとを重ね合わせて、前記サーマルヘッドと前記プラテンロールとの間を搬送させるとともに、前記サーマルヘッドが前記熱転写シートを加熱して染料を転写して画像を形成し、前記画像上に前記保護層を転写する熱転写印画装置であって、
前記熱転写シートから前記識別マークを読み取るセンサと、
前記センサの読み取り結果から前記熱転写シートの品種を識別する識別部と、
を備える熱転写印画装置。 - 前記識別部が識別した前記熱転写シートの品種に応じた印画条件で印画処理を行うことを特徴とする請求項12に記載の熱転写印画装置。
- 前記センサは、前記サーマルヘッドと前記熱転写シートの供給部との間に設けられていることを特徴とする請求項12又は13に記載の熱転写印画装置。
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