JP6651767B2 - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6651767B2 JP6651767B2 JP2015188431A JP2015188431A JP6651767B2 JP 6651767 B2 JP6651767 B2 JP 6651767B2 JP 2015188431 A JP2015188431 A JP 2015188431A JP 2015188431 A JP2015188431 A JP 2015188431A JP 6651767 B2 JP6651767 B2 JP 6651767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer sheet
- thermal transfer
- layer
- detection unit
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
熱転写シート用基材と、熱転写シート用基材の一方の面に色材層および検知部と、他方の面に背面層を備えた熱転写シート、および被転写体を準備する工程と、
シート用基材の一方の面に形成された色材層および検知部と、被転写体と、を対向させ、重ね合わせ、第1加熱体によって、熱転写シートの背面層側から色材層を加熱・加圧し、色材層中の色材を被転写体へ熱転写することにより、画像形成を行う工程と、
巻き取り部の近傍に設けられた第2加熱体により熱転写シートの背面層面から検知部および色材層を加熱する工程と、
熱転写シートを巻き取り部により巻き取る工程と、
を含んでなり、
検知部が熱可塑性接着剤を含んでなる、または熱転写シートが検知部上に熱可塑性接着剤を含んでなる接着層をさらに備えてなることを特徴とする。
第2加熱体により熱転写シートの背面層に形成される画像の印画パターンは、第1の加熱体による画像形成に使用された印画パターンとは異なるものであり、
第2の加熱体による加熱により、背面層に検知部が接着されることが好ましい。
熱転写シート用基材と、熱転写シート用基材の一方の面に色材層および検知部とを備えた熱転写シート、および被転写体を準備する工程と、
熱転写シートの一方の面に形成された色材層および検知部と、被転写体の受容層と、を対向させ、重ね合わせ第1加熱体によって、熱転写シートの背面層側から色材層を加熱・加圧し、色材層中の色材を前記被転写体へ熱転写することにより、画像形成を行う工程と、
熱転写シートを巻き取り部により巻き取る工程と、
巻き取り部の近傍に設けられた第2加熱体により熱転写シートの背面層面から検知部および色材層を加熱する工程と、
を含んでなることを特徴とする。以下、本発明に係る画像形成方法が含む各工程について、説明する。
本発明に係る画像形成方法は、熱転写シート、および被転写体を準備する工程を含んでなる。
熱転写シートは、熱転写シート用基材と、熱転写基材の一方の面に色材層および検知部とを備え、他方の面に背面層を備える。
熱転写シート用基材としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム等が挙げられる。
本発明による画像形成方法において使用される熱転写シートは、シート用基材の一方の面に色材層を備える。本発明の熱転写シートは、所望の画像がモノカラーである場合には、適宜選択した1色の色材層を備えていればよいし、所望の画像がフルカラー画像である場合には、色材層として、シアン、マゼンタ及びイエロー(更に、必要に応じてブラック)などを選択し、備えてなることができる。
本発明による画像形成方法において使用される熱転写シートは、色材層を備える面と同一の面に、検知部を備える。検知部は、色材層とは光の反射率または透過率が異なり、サーマルプリンタ等が備えるセンサーにより検出することが可能な部分である。熱転写シートが検知部を備えてなることで、画像形成開始位置を合わせて、画像の形成を行うことができる。
検知部の配置や形状は、プリンタのセンサー位置や制御方法によって適時決定されるが、一般的には色材層の色が異なるパネル間に配置され、熱転写シートの片側のみ、両方に対称に、あるいは直線状の形状で配置されてもよい。本発明の効果を高めるためには、検知部をシートの搬送方向に対して垂直な直線状な形状とし、色材層の色が異なる各パネル間に配置するのが好ましい。またシートの搬送方向に対する検知部の長さは、2mm以上、20mm以下であることが好ましい。
本発明において、「熱可塑性接着剤」とは、常温では接着性を有さず、加熱することにより接着性が発現する接着剤を意味する。例えば、ポリエステル系接着剤、ポリオレフィン系接着剤、変性オレフィン系接着剤、ポリウレタン系接着剤、塩酸ビニル−酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニルなどのビニル系接着剤、ブチラール樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリエステル系接着剤、塩酸ビニル−酢酸ビニルがより好ましい熱可塑性接着剤のオープンタイムは、1秒以上、60秒以下であることが好ましく、1秒以上、10秒以下であることがより好ましい。
なお、本発明において、「オープンタイム」とは、熱可塑性接着剤が接着性を発現してから貼り合わせることができる間の貼り合わせ可能時間を意味する。
熱転写シートは、熱転写シート用基材の色材層および検知部が設けられた面とは反対の面に背面層を備えてなる。背面層は、金属石けんを含んでなる耐熱滑性層であることが好ましい。この背面層は、非加熱時の熱転写シートの滑性を向上させて高速印画を可能にするとともに、高速印画する際のサーマルヘッドからの熱への耐性を向上させるものである。
被転写体としては、例えば、普通紙、上質紙、樹脂フィルム、樹脂カードなどを挙げることができるが、特に個人情報印画する樹脂カードが好適に用いられる。樹脂カードとしては、ポリ塩化ビニル、PET、PET−G、ポリカ等を基材とし、後述する受容層を備えてなることが好ましい。
本発明に係る画像形成方法は、熱転写シートの一方の面に形成された色材層および検知部と、被転写体と、を対向させ、重ね合わせ、第1加熱体により熱転写シートの背面層側から色材層を加熱・加圧する工程を含んでなりる。
これにより、色材層中の色材を被転写体が備える受容層へ熱転写させ、画像形成を行うことができる。この加熱・加圧工程においては、熱転写シート上の検知部は加熱されず、熱可塑性接着剤の接着性は発現しない。加熱手段としては、例えば、サーマルヘッドを備えるサーマルプリンタなどが挙げられる。
本発明に係る画像形成方法は、第1加熱体による画像形成後であって、熱転写シートの巻き取り前に、巻き取り部の近傍に設けられた第2加熱体により熱転写シートの背面層側から検知部および色材層を加熱する工程を含んでなる。
これにより、検知部が含む熱可塑性接着剤または検知部上に設けられた接着層が含む熱可塑性接着剤が加熱され、接着性が発現し、背面層と接着することができる。第2加熱体としては、第1加熱体同様、サーマルプリンタ、ヒートロールなどを使用することができるが、微小突起を備えたヒートロールであることが好ましい。これを使用することにより、加熱しながら、熱転写シートに穴を空けることができるため、印刷痕からの印刷内容の判読を困難なものとすることができる。
これにより、印刷内容を、印刷痕から判読を困難なものとすることができ、情報の漏洩をさらに防止することができる。パターン印刷は、通常の染料を含む色材層を備える熱転写シートを用いて行うこともできるが、熱転写シートが、金属石けんを含んでなる背面層を備えてなる場合、キレート染料を含む色材層を備える熱転写シートを用いて行うことが好ましい。これにより、キレート染料と金属石けんとがキレート発色して、熱転写シート上で高濃度の第二の印画パターンの攪乱印画痕が形成されるため、印刷痕から判読をより困難なものとすることができる。
本発明に係る画像形成方法は、巻き取り部により、熱転写シートを巻き取る工程を含んでなる。
この際、熱転写シートを色材層および検知部が内側に位置するように巻き取ることが好ましい。
上記の通り、熱転写シートは巻き取られる際に、巻き取り部の近傍に設けられた第2加熱体により加熱され、色材層および検知部を備える面と、背面層とが接着されている。このため、印刷痕から印刷内容を知るために巻き返すことができず、情報の漏洩を防止することができる。なお、この巻き取りは、熱可塑性接着剤のオープンタイム内に完了されることが好ましい。
2 色材層
3 検知部
10 熱転写シート
11 供給ローラー
12 熱転写シート
13 供給ローラー
14 被転写体
15 第1加熱体
16 プラテンローラー
17 センサー
18 第2加熱体
19 供給ローラー
20 熱転写シート
21 巻取ローラー
Claims (5)
- 熱転写シートを用いて、被転写体に画像形成を行う方法であって、
熱転写シート用基材と、前記熱転写シート用基材の一方の面に色材層および検知部と、他方の面に背面層を備えた熱転写シート、および被転写体を準備する工程と、
前記シート用基材の一方の面に形成された色材層および検知部と、前記被転写体と、を対向させ、重ね合わせ、第1加熱体によって、前記熱転写シートの背面層側から前記色材層を加熱・加圧し、前記色材層中の色材を前記被転写体へ熱転写することにより、画像形成を行う工程と、
前記第1の加熱体による熱転写シートの加熱・加圧後、第2加熱体により前記熱転写シートの背面層面から前記検知部および前記色材層を加熱する工程と、
前記第2加熱体による前記熱転写シートの背面層面から前記検知部および前記色材層の加熱後、前記熱転写シートを巻き取り部により巻き取る工程と、
を含んでなり、
前記検知部が熱可塑性接着剤およびマイクロカプセルを含んでなることを特徴とする、方法。 - 前記巻取り部において、前記熱転写シートは、色材層および検知部が内側に位置するように巻き取られ、
前記第2加熱体により前記熱転写シートの背面層に形成される画像の印画パターンは、前記第1加熱体による画像形成に使用された印画パターンとは異なるものであり、
前記第2加熱体による加熱により、前記背面層に前記検知部が接着される、請求項1に記載の方法。 - 前記背面層が、金属石けんを含んでなる耐熱滑性層である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第2加熱体が、微小突起を備えたヒートロールである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 熱転写シート用基材と、前記熱転写シート用基材の一方の面に色材層および検知部と、他方の面に背面層とを備える、熱転写シートであって、
前記検知部が熱可塑性接着剤およびマイクロカプセルを含んでなり、
画像形成工程、検知部加熱工程、および熱転写シートの巻き取り工程を含む画像形成方法に用いられることを特徴とする、熱転写シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015188431A JP6651767B2 (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015188431A JP6651767B2 (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | 画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017061111A JP2017061111A (ja) | 2017-03-30 |
JP6651767B2 true JP6651767B2 (ja) | 2020-02-19 |
Family
ID=58428853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015188431A Active JP6651767B2 (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6651767B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07156489A (ja) * | 1993-12-07 | 1995-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 熱転写記録装置およびそのインクシート |
JP2011110859A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | 熱転写リボンおよび熱転写リボンの残存情報漏洩防止方法 |
JP2013132809A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Dainippon Printing Co Ltd | インクリボンおよびそれを用いた熱転写システム |
JP5920658B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2016-05-18 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システム |
JP5861608B2 (ja) * | 2012-10-12 | 2016-02-16 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システムおよび熱転写方法 |
-
2015
- 2015-09-25 JP JP2015188431A patent/JP6651767B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017061111A (ja) | 2017-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7517833B2 (en) | Thermal transfer sheet and protective layer transfer sheet | |
JP6610826B2 (ja) | 印画シート | |
JP2008049663A (ja) | 熱転写シートの残像処理方法及び熱転写シート並びに熱転写プリンタ | |
JP7343018B2 (ja) | 熱転写シートの融着方法 | |
JP5799525B2 (ja) | 熱転写シート及び熱転写記録方法 | |
JP6706430B2 (ja) | シール型熱転写受像シートおよび印画物の製造方法 | |
US20060051527A1 (en) | Thermal transfer image receiving sheet and image forming method | |
JP2009061679A (ja) | 熱転写シート | |
JP6651767B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP6197576B2 (ja) | 感熱転写記録媒体 | |
JP5880125B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP5760763B2 (ja) | 熱転写シート | |
CN111683819B (zh) | 热转印片、中间转印介质与热转印片的组合、印相物的制造方法以及装饰物 | |
JP2017097018A (ja) | 装飾シール | |
JP6714896B2 (ja) | 印画物の製造方法 | |
JP2020055287A (ja) | 熱転写シート、熱転写プリンター及びサーマルヘッドのクリーニング方法 | |
JP2009073127A (ja) | 熱転写シート | |
JP2010158901A (ja) | 熱転写受像シートとその製造方法 | |
JP6051746B2 (ja) | 熱転写シート、及び画像形成方法 | |
JP6919537B2 (ja) | 熱転写印画装置 | |
US9944105B2 (en) | Image forming method | |
JP2022149711A (ja) | 使用済み熱転写シートから情報漏洩を防止する方法 | |
JP2000203167A (ja) | 熱転写記録方法、熱転写記録用インクシ―ト | |
JP2007160511A (ja) | 熱転写シート | |
JP2001030639A (ja) | 熱転写受像シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6651767 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |