JP2019204178A - 制御パラメータ計算方法、制御パラメータ計算プログラム、及び制御パラメータ計算装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、PID制御における制御パラメータの補間マップを更に作成する点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
(10)
制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定し、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合の度合いを表す適合度を計算し、
各時間区間について、前記適合度が予め定められた閾値よりも大きい前記数理モデルを、前記時間区間の前記対データに対する前記数理モデルとして選定し、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成し、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算し、ラムダパラメータからPIDコントローラの制御パラメータを計算する、
処理をコンピュータが実行する制御パラメータ計算方法。
前記制御パラメータが計算される際の属性を表す属性情報と前記制御パラメータとの組み合わせに基づいて、前記属性情報と前記制御パラメータとを軸として、前記属性情報の値と前記制御パラメータの値との分布を補間した補間マップを生成する、
付記1に記載の制御パラメータ計算方法。
前記属性情報は、前記操作量の変化幅である、
付記2に記載の制御パラメータ計算方法。
前記ラムダパラメータを初期値として設定し、前記初期値が設定されたPIDコントローラと前記数理モデルが表すプラントモデルとが閉ループ系の構造によって接続されたシステムに対し制御シミュレーションを実行し、
制御シミュレーション結果における目標値の時系列データと被制御量の時系列データとの誤差に関する誤差評価値と、前記制御シミュレーション結果における前記目標値からオーバーシュートした量又は前記目標値からアンダーシュートした量に関するペナルティ評価値とを含むコスト評価値の減少幅が所定の閾値以下となるまで、前記ラムダパラメータを修正することを繰り返すことにより、前記制御パラメータを計算する、
付記1〜付記3の何れか1項に記載の制御パラメータ計算方法。
前記コスト評価値は、前記操作量の変化幅に関する変化評価値を更に含む、
付記4に記載の制御パラメータ計算方法。
前記コスト評価値に含まれる各評価値は、予め設定された値によって重み付けされる、
付記4又は付記5に記載の制御パラメータ計算方法。
前記ラムダパラメータを計算する際に、ゲイン余裕を表す関数の値が前記ゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数の値が前記位相余裕の設定閾値以上となるまで、前記ラムダパラメータの増加を繰り返すことにより、前記ラムダパラメータを計算する、
付記1〜付記6の何れか1項に記載の制御パラメータ計算方法。
前記制御対象はディーゼルエンジンであり、前記操作量はインジェクターの噴射量であり、前記被制御量はディーゼルパーティクルフィルターの入口温度である、
付記1〜付記7の何れか1項に記載の制御パラメータ計算方法。
制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定し、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合度を計算し、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成し、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算し、ラムダパラメータからPIDコントローラの制御パラメータを計算する、
処理をコンピュータに実行させるための制御パラメータ計算プログラム。
前記制御パラメータが計算される際の属性を表す属性情報と前記制御パラメータとの組み合わせに基づいて、前記属性情報と前記制御パラメータとを軸として、前記属性情報の値と前記制御パラメータの値との分布を補間した補間マップを生成する、
付記9に記載の制御パラメータ計算プログラム。
前記属性情報は、前記操作量の変化幅である、
付記10に記載の制御パラメータ計算プログラム。
前記ラムダパラメータを初期値として設定し、前記初期値が設定されたPIDコントローラと前記数理モデルが表すプラントモデルとが閉ループ系の構造によって接続されたシステムに対し制御シミュレーションを実行し、
制御シミュレーション結果における目標値の時系列データと被制御量の時系列データとの誤差に関する誤差評価値と、前記制御シミュレーション結果における前記目標値からオーバーシュートした量又は前記目標値からアンダーシュートした量に関するペナルティ評価値とを含むコスト評価値の減少幅が所定の閾値以下となるまで、前記ラムダパラメータを修正することを繰り返すことにより、前記制御パラメータを計算する、
付記9〜付記11の何れか1項に記載の制御パラメータ計算プログラム。
前記コスト評価値は、前記操作量の変化幅に関する変化評価値を更に含む、
付記12に記載の制御パラメータ計算プログラム。
前記コスト評価値に含まれる各評価値は、予め設定された値によって重み付けされる、
付記12又は付記13に記載の制御パラメータ計算プログラム。
前記ラムダパラメータを計算する際に、ゲイン余裕を表す関数の値が前記ゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数の値が前記位相余裕の設定閾値以上となるまで、前記ラムダパラメータの増加を繰り返すことにより、前記ラムダパラメータを計算する、
付記9〜付記14の何れか1項に記載の制御パラメータ計算プログラム。
前記制御対象はディーゼルエンジンであり、前記操作量はインジェクターの噴射量であり、前記被制御量はディーゼルパーティクルフィルターの入口温度である、
付記9〜付記15の何れか1項に記載の制御パラメータ計算プログラム。
制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定する同定部と、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合度を計算する適合度計算部と、
各時間区間について、前記適合度が予め定められた閾値よりも大きい前記数理モデルを、前記時間区間の前記対データに対する前記数理モデルとして選定する選定部と、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成する安定性関数構築部と、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算するラムダパラメータ計算部と、
計算された前記ラムダパラメータに基づいて、PIDコントローラの制御パラメータを計算する制御パラメータ計算部と、
を含む制御パラメータ計算装置。
前記制御パラメータが計算される際の属性を表す属性情報と前記制御パラメータとの組み合わせに基づいて、前記属性情報と前記制御パラメータとを軸として、前記属性情報の値と前記制御パラメータの値との分布を補間した補間マップを生成する、
付記17に記載の制御パラメータ計算装置。
前記属性情報は、前記操作量の変化幅である、
付記18に記載の制御パラメータ計算装置。
制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定し、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合度を計算し、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成し、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算し、ラムダパラメータからPIDコントローラの制御パラメータを計算する、
処理をコンピュータに実行させるための制御パラメータ計算プログラムを記憶した記憶媒体。
20 時系列データ記憶部
22 同定部
24 適合度計算部
26 選定部
28 モデルパラメータ記憶部
30 安定性関数構築部
32 ラムダパラメータ計算部
34,234,334 制御パラメータ計算部
36,236 制御パラメータ記憶部
50,250,350 コンピュータ
51 CPU
53 記憶部
59 記録媒体
60,260,360 制御パラメータ計算プログラム
61 同定プロセス
62 適合度計算プロセス
63 選定プロセス
64 安定性関数構築プロセス
65 ラムダパラメータ計算プロセス
66,266,366 制御パラメータ計算プロセス
67 時系列データ記憶領域
68 モデルパラメータ記憶領域
69 制御パラメータ記憶領域
238 補間マップ生成部
267 補間マップ生成プロセス
269 制御パラメータ記憶領域
340 シミュレーション部
342 コスト関数計算部
367 シミュレーションプロセス
368 コスト関数計算プロセス
Claims (10)
- 制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定し、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合の度合いを表す適合度を計算し、
各時間区間について、前記適合度が予め定められた閾値よりも大きい前記数理モデルを、前記時間区間の前記対データに対する前記数理モデルとして選定し、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成し、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算し、ラムダパラメータからPIDコントローラの制御パラメータを計算する、
処理をコンピュータが実行する制御パラメータ計算方法。 - 前記制御パラメータが計算される際の属性を表す属性情報と前記制御パラメータとの組み合わせに基づいて、前記属性情報と前記制御パラメータとを軸として、前記属性情報の値と前記制御パラメータの値との分布を補間した補間マップを生成する、
請求項1に記載の制御パラメータ計算方法。 - 前記属性情報は、前記操作量の変化幅である、
請求項2に記載の制御パラメータ計算方法。 - 前記ラムダパラメータを初期値として設定し、前記初期値が設定されたPIDコントローラと前記数理モデルが表すプラントモデルとが閉ループ系の構造によって接続されたシステムに対し制御シミュレーションを実行し、
制御シミュレーション結果における目標値の時系列データと被制御量の時系列データとの誤差に関する誤差評価値と、前記制御シミュレーション結果における前記目標値からオーバーシュートした量又は前記目標値からアンダーシュートした量に関するペナルティ評価値とを含むコスト評価値の減少幅が所定の閾値以下となるまで、前記ラムダパラメータを修正することを繰り返すことにより、前記制御パラメータを計算する、
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の制御パラメータ計算方法。 - 前記コスト評価値は、前記操作量の変化幅に関する変化評価値を更に含む、
請求項4に記載の制御パラメータ計算方法。 - 前記コスト評価値に含まれる各評価値は、予め設定された値によって重み付けされる、
請求項4又は請求項5に記載の制御パラメータ計算方法。 - 前記ラムダパラメータを計算する際に、ゲイン余裕を表す関数の値が前記ゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数の値が前記位相余裕の設定閾値以上となるまで、前記ラムダパラメータの増加を繰り返すことにより、前記ラムダパラメータを計算する、
請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の制御パラメータ計算方法。 - 前記制御対象はディーゼルエンジンであり、前記操作量はインジェクターの噴射量であり、前記被制御量はディーゼルパーティクルフィルターの入口温度である、
請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の制御パラメータ計算方法。 - 制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定し、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合度を計算し、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成し、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算し、ラムダパラメータからPIDコントローラの制御パラメータを計算する、
処理をコンピュータに実行させるための制御パラメータ計算プログラム。 - 制御対象の操作量の時系列データと各時刻の前記操作量に対する被制御量の時系列データとの対を表す対データが所定時間区間毎に区切られ、各時間区間の前記対データが格納されている記憶部から各時間区間の前記対データを読み出し、各時間区間について、前記時間区間に対応する前記対データに基づき、システム同定法を用いて、異なる構造の数理モデルを複数同定する同定部と、
各時間区間について、前記時間区間に対して同定された複数の前記数理モデルの各々について、同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データの各々に対し、前記対データのうちの前記操作量に対する前記被制御量の推定値を前記数理モデルにより計算し、計算された前記被制御量の推定値の時系列と、前記同定に用いられた前記時間区間とは異なる前記時間区間に対応する前記対データのうちの前記被制御量の時系列データとの間の適合度を計算する適合度計算部と、
各時間区間について、前記適合度が予め定められた閾値よりも大きい前記数理モデルを、前記時間区間の前記対データに対する前記数理モデルとして選定する選定部と、
各時間区間について、選定された前記数理モデルの各々と内部モデル制御法に基づいてPIDコントローラを構成し、PIDコントローラと前記数理モデルとの積を表す伝達関数を生成し、前記伝達関数のゲイン余裕を表す関数と前記伝達関数の位相余裕を表す関数とを生成する安定性関数構築部と、
前記ゲイン余裕を表す関数がゲイン余裕の設定閾値以上となり、かつ前記位相余裕を表す関数が位相余裕の設定閾値以上となり、かつ前記ゲイン余裕を表す関数とゲイン余裕の設定閾値との間の差分と、前記位相余裕を表す関数と位相余裕の設定閾値との間の差分との和を表す関数を最小化するような内部モデル制御法におけるラムダパラメータを計算するラムダパラメータ計算部と、
計算された前記ラムダパラメータに基づいて、PIDコントローラの制御パラメータを計算する制御パラメータ計算部と、
を含む制御パラメータ計算装置。
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