JP2019204144A - 発券装置 - Google Patents

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【課題】用紙ジャムを自動で解除することが可能な発券装置を提供する。【解決手段】発券装置100は、ロール紙Rから繰り出された用紙Pに印字する印字ヘッド4と、印字ヘッド4により印字された用紙Pを発券方向に送り出すプラテンローラ5と、印字ヘッド4から発券口100aに向かう用紙搬送路10c内で用紙ジャムが発生したことを検知するジャム検知センサ13と、用紙を切断するカッター6と、ジャム検知センサ13の出力に基づいて印字ヘッド4、プラテンローラ5及びカッター6を制御する制御部7とを備え、印字ヘッド4の印字動作中にジャム検知センサ13が用紙ジャムを検知したとき印字動作及びプラテンローラ5の用紙送り動作を中止し、プラテンローラ5を逆回転させて用紙ジャム解除動作を行い、用紙Pを切断して発券口100aから排出する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロール紙等の長尺な用紙に印字し切断してレシート・チケット等を発行する発券装置に関し、特に、発券時に発生する用紙ジャムの解除処理技術に関する。
レシート・チケット等を発行する発券装置において、発券中に排出口が手で塞がれた場合や、排出口から排出されたチケットの先端が手で掴まれて排出が阻害された場合には、用紙ジャム(用紙詰まり)が発生する確率が高い。用紙ジャムが発生した状態で印字動作を続けるとジャム状態が悪化し、発券装置の故障や破損の原因となる。
用紙ジャムによる故障や破損を未然に防止するため、ジャム検知センサを設け、用紙ジャムを検知したとき印字動作を停止させ、用紙ジャムが解除されてから印字を再スタートする方法が知られている。また特許文献1には、用紙搬送経路の一部に形成した開口部で用紙をループさせて用紙ジャムを吸収する構成が記載されている。また特許文献2には、用紙ジャムを未然に防止するため、用紙の印字及び切断が完了するまで用紙を装置内に一時的に保管しておき、切断完了後に用紙の先端を発券口から露出させる用紙排出装置(プレゼンタ)が記載されている。
また特許文献3には、明細票などを発券するプリンタ装置において、用紙ジャム検出後にユーザが用紙ジャムを解除して装置を復旧させたにもかかわらず用紙ジャム検出手段が再び異常を判定した場合にセンサの異常と判断することが記載されている。さらに特許文献4には、給紙ローラの回転が停止しているときのみ用紙ジャムを検知する動作を行い、用紙ジャムが検知されたとき、給紙ローラの駆動用モータを直ちに停止させることにより、給紙ローラの回転中を検出する検出手段を不要にしてコストを抑え、また、給紙ローラの状態を検知しなくて済むようにして制御プログラムを簡単にすることを可能にした記録装置が記載されている。
特開2008−68950号公報 特開平10−273260号公報 特許第5909357号公報 特許第3276778号公報
しかしながら、従来の発券装置は、用紙ジャムを検知して印字動作を停止させた後、用紙ジャムを手動で解除する必要があるため、用紙ジャムを解除するための操作が非常に面倒である。
したがって、本発明の目的は、用紙ジャムを自動で解除することが可能な発券装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による発券装置は、ロール紙から繰り出された用紙に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドにより印字された前記用紙を発券方向に送り出すプラテンローラと、前記印字ヘッドから発券口に向かう用紙搬送路内で用紙ジャムが発生したことを検知するジャム検知センサと、前記用紙を切断するカッターと、前記ジャム検知センサの出力に基づいて前記印字ヘッド、前記プラテンローラ及び前記カッターを制御する制御部とを備え、前記印字ヘッドの印字動作中に前記ジャム検知センサが前記用紙ジャムを検知したとき前記印字動作及び前記プラテンローラの用紙送り動作を中止し、前記プラテンローラを逆回転させて用紙ジャム解除動作を行い、前記用紙を切断して前記発券口から排出することを特徴とする。
本発明によれば、印字動作中に用紙ジャムが発生した場合に印字動作を中止して用紙ジャムを自動で解除することができる。
本発明による発券装置は、前記印字動作を中止してから一定時間経過後に前記ジャム検知センサが前記用紙ジャムを検知する場合に、前記用紙ジャム解除動作を行い、前記一定時間経過後に前記ジャム検知センサが前記用紙ジャムを検知しない場合に、前記用紙ジャム解除動作を省略することが好ましい。これによれば、ユーザの操作等によって用紙ジャムがすでに解除されているにもかかわらず用紙ジャム解除動作を再度実施することを防止することができる。
本発明による発券装置は、前記用紙ジャムを解除した後であって前記用紙を切断する前に、前記用紙にエラーメッセージを印字することが好ましい。これによれば、用紙ジャム発生後に排出されたチケット等が正規のものでないことを明示することができる。
本発明による発券装置は、前記用紙ジャム解除動作の連続回数をカウントし、前記連続回数が閾値以上となったときに前記用紙ジャム解除動作を中止することが好ましい。これによれば、用紙ジャム解除動作がループする事態を回避することができる。
本発明による発券装置は、前記印字ヘッドで印字された用紙を前記発券口まで案内する用紙排出ガイドをさらに備え、前記用紙排出ガイドは、用紙挿入口及び用紙排出口を有し、前記用紙搬送路を構成するガイド本体と、前記用紙搬送路上に設けられ、前記用紙挿入口から前記用紙排出口に向かう用紙の通過を許可し、且つ、前記用紙排出口から挿入された異物の侵入を阻止するシャッターとを備え、前記ジャム検知センサは、前記用紙搬送路内で用紙ジャムが発生して前記用紙からの押圧力を受けた前記シャッターの変位を検出することが好ましい。この構成によれば、シャッターがジャム検知手段を兼ねることができ、用紙ジャム検知機能を備えた非常に小型化で単純な構造の用紙排出ガイドを実現することができる。またジャム検知信号によって印字動作及び用紙送り動作を停止させて用紙ジャムを未然に防ぐことができる。したがって、プリンタ部に用紙ジャム検知機能を内蔵させたりプレゼンタを装着したりすることなく、用紙ジャム対応を簡単な構成で安価且つ選択的に実現することができる。
本発明において、前記シャッターは、回転軸によって回動自在に軸支されており、前記用紙が前記用紙搬送路を通過するときには前記用紙からの押圧力によって前記シャッターが上方に回動して前記用紙の通過を許可し、前記用紙排出口から異物が挿入されたときには前記異物からの押圧力によって前記シャッターが下方に回動しようとして前記用紙搬送路の閉止状態を強化することが好ましい。この構成によれば、ジャム検知機能を有するシャッターを簡単な構造により実現することができる。
本発明において、前記シャッターの底面は前記用紙搬送路の上面を構成すると共に、前記用紙搬送路の前記用紙挿入から前記用紙排出口に向かって下りの傾斜面を構成していることが好ましい。この構成によれば、印字された用紙の送り出しを円滑に行うことができると共に、シャッターを用いた用紙ジャムの検知を確実に行うことができる。
本発明による発券装置は、前記シャッターと一体的に設けられたジャム検知レバーをさらに備え、前記ジャム検知センサは、前記ジャム検知レバーを介して前記シャッターの変位を検知することが好ましい。この構成によれば、任意の位置に設けられたジャム検知センサを用いて用紙ジャムを検知することができる。またシャッターの小さな変位を大きくすることができ、ジャム検知センサによる用紙ジャムの検出精度を高めることができる。
本発明による発券装置は、前記用紙搬送路上の用紙の有無を検知する用紙有無センサと、前記用紙有無センサが実装された回路基板とをさらに備え、前記ジャム検知センサは前記用紙有無センサと共に前記回路基板上に実装されていることが好ましい。この構成によれば、ジャム検知センサを実装するための基板を用紙有無センサと共通化して省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
本発明において、前記シャッターは前記用紙搬送路の上方に設けられており、前記ジャム検知センサは、前記用紙有無センサ及び前記回路基板と共に前記用紙搬送路の下方に設けられていることが好ましい。この構成によれば、シャッター及びセンサ部品を効率良くレイアウトすることができる。この場合、ジャム検知センサはシャッターから離れた場所に設置されることになるが、ジャム検知レバーを利用することでジャム検知センサから離れた場所にあるシャッターの変位を検知することができるだけでなく、用紙ジャムの検知精度を高めることができる。
本発明によれば、用紙ジャムを自動で解除することが可能な発券装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態による発券装置の構成を示す略側面断面図である。 図2は、発券装置の用紙排出ガイドの詳細な構成を示す側面断面図である。 図3(a)〜(c)は、用紙排出ガイドの動作を説明するための側面断面図である。 図4は、発券装置の用紙ジャム解除動作を説明するためのフローチャートである。 図5(a)及び(b)は、用紙ジャム解除動作を説明するための側面断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態による発券装置の構成を示す略側面断面図である。
図1に示すように、本実施形態による発券装置100は、用紙排出ガイド1、プリンタ部2及びロール紙収容部3を有する。用紙排出ガイド1は、ロール紙Rから繰り出された連続用紙に印字するプリンタ部2の用紙排出口に取り付けられ、プリンタ部2で印字及び切断された用紙Pを発券口100aまで案内するための部品であり、プリンタ部2から着脱可能な構成を有している。プリンタ部2の後方にはロール紙収容部3が設けられており、ロール紙収容部3内に収容されたロール紙Rから連続的に繰り出された用紙Pは、プリンタ部2の印字ヘッド4及びプラテンローラ5で印字処理され、カッター6で切断された後、用紙排出ガイド1を通って発券口100aから排出される。制御部7は、外部からの印字リクエストに従って印字ヘッド4の印字動作、プラテンローラ5の回転動作及びカッター6の切断動作を制御する。プラテンローラ5は図示しないモータによって駆動される。
図2は、用紙排出ガイド1の詳細な構成を示す側面断面図である。
図2に示すように、用紙排出ガイド1は、用紙挿入口10a及び用紙排出口10bを有し、用紙搬送路10cを構成するガイド本体10と、用紙搬送路10cの途中を閉止するように設けられたシャッター11と、シャッター11と一体的に設けられたジャム検知レバー12と、ジャム検知レバー12を介してシャッター11の傾き姿勢を検出するジャム検知センサ13と、用紙搬送路10c上の用紙の有無を検知する用紙有無センサ14と、ジャム検知センサ13及び用紙有無センサ14が実装された回路基板15と、用紙排出口10b付近に設けられてその位置及び状態を知らせるLED発光部16とを備えている。
回路基板15はプリンタ部2の制御部7に接続されており、ジャム検知センサ13及び用紙有無センサ14の出力は回路基板15を介して制御部7に転送される。制御部7はジャム検知センサ13及び用紙有無センサ14の出力に基づいて印字ヘッド4、プラテンローラ5及びカッター6の動作を制御する。また制御部7は、LED発光部16のオンオフ動作を制御する。
ガイド本体10の用紙排出口10bは、外部からの異物の挿入を阻止するため、縦幅が非常に狭い間隙からなる。一方、用紙挿入口10aは、用紙排出口10bよりも縦幅が広い隙間からなり、用紙搬送路10cの縦幅(高さ)は用紙挿入口10aから用紙排出口10bに向かって徐々に又は段階的に狭くなっている。本実施形態において、用紙排出口10bは発券装置100の発券口100aと一致しているが、用紙排出口10bよりもさらに下流側に発券口100aが設置されていてもよい。
シャッター11は、用紙搬送路の10cの幅方向の全体をカバーするように用紙搬送路10cの上方に設けられた可動部材であって、用紙搬送路10cの用紙挿入口10a寄りに設けられている。シャッター11の後端部11dは、用紙搬送路10cの用紙挿入口10a側の上方に配置された回転軸11aによって回動自在に軸支されており、シャッター11の底面11bは用紙搬送路10cの上面を構成しており、用紙搬送路10cの底面と対向している。さらに、シャッター11の底面11bは、用紙搬送路10cの上流側(用紙挿入口10a側)から下流側(用紙排出口10b側)に向かって緩やかな下りの傾斜面を形成しており、シャッター11の前方(下流側)の側面は図示の通常状態のときに垂直面を形成している。シャッター11の底面11bは、平坦な傾斜面であってもよく、緩やかに湾曲した傾斜面であってもよい。
通常、シャッター11の前端部11fは自重によって下方に回動する方向の力を受け、これにより用紙搬送路10cの底面に当接しているので、用紙搬送路10cはシャッター11によって閉塞されている。またコイルばね11cはシャッター11を下方に付勢しており、コイルばね11cの弾性力の強さを調整することによりシャッター11が用紙搬送路10cを閉止する押圧力及び用紙ジャムの検出感度を調整することができる。
ジャム検知レバー12は、用紙ジャムによるシャッター11の変位をジャム検知センサ13に伝える役割を果たすものである。ジャム検知レバー12はシャッター11の後端部11dから下方に延びる略L型の板状部材であり、ジャム検知レバー12の先端部12aは用紙搬送路10cよりも下方まで延びてジャム検知センサ13の設置位置まで達している。ジャム検知レバー12がシャッター11と共に回転軸11aを中心に回動して、ジャム検知レバー12の先端部12aがジャム検知センサ13を覆うことにより、ジャム検知センサ13がオン状態となり、これにより用紙ジャムが検知される。
本実施形態において、ジャム検知センサ13は透過型フォトセンサ、用紙有無センサ14は反射型フォトセンサで構成され、回路基板15(プリント基板)と共に用紙搬送路10cの下方に設置されている。ジャム検知センサ13は用紙有無センサ14が実装された回路基板15上に実装されていることが好ましい。ジャム検知センサ13を実装するための基板を用紙有無センサ14と共通化することで省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
図3(a)〜(c)は、用紙排出ガイド1の動作を説明するための側面断面図であって、(a)は通常の用紙排出時、(b)は用紙ジャム発生時、(c)は異物挿入時をそれぞれ示している。
図3(a)に示すように、印字ヘッド4の印字動作中はプラテンローラ5が正転して用紙を発券方向に送り出す。プリンタ部2から用紙排出ガイド1の用紙挿入口10aに搬送されてきた用紙Pは、シャッター11の傾斜した底面11bに沿って用紙搬送路10cの奥へと案内され、シャッター11を僅かに上方に変位させながら用紙搬送路10cを通過し、用紙排出口10bから排出される。このとき、シャッター11の下端部11eが少し持ち上げられてジャム検知レバー12も少し回動するが、ジャム検知レバー12の先端部12aはジャム検知センサ13を広範囲に覆うほど変位しないので、ジャム検知センサ13はオフ状態のままである。
図3(b)に示すように、用紙排出ガイド1の用紙排出口10bが塞がれて用紙ジャムが発生すると、シャッター11の傾斜した底面11bが存在する用紙挿入口10a付近の領域で用紙Pが撓み、この撓んだ用紙Pの押圧力によってシャッター11の底面11bが斜め上方に押し上げられて回転軸11aを中心に回動する。またシャッター11と共にジャム検知レバー12も回動し、ジャム検知レバー12の先端部12aがジャム検知センサ13を広範囲に覆うことにより、ジャム検知センサ13がオン状態となる。ジャム検知センサ13のオン状態になると、印字ヘッド4及びプラテンローラ5は印字動作及び用紙送り動作を直ちに停止するので、用紙ジャムによる装置の故障を未然に防ぐことができる。
図3(c)に示すように、用紙排出口10bからカード等の異物Fが挿入された場合、シャッター11の前方(用紙排出口10b側)の下端部11eの側面(前端面)に異物Fが当接してそれ以上奥への進行が阻止される。異物Fを強く押し込んでもシャッター11の側面が押されてシャッター11には下向きに回動しようとする力が加わり、シャッター11による遮蔽が強化されるだけである。したがって、装置内部への異物Fの侵入を確実に阻止することができる。
次に、図3(b)に示した用紙ジャムの自動解除動作について詳細に説明する。
図4は、発券装置100の用紙ジャム解除動作を説明するためのフローチャートである。また、図5(a)及び(b)は、用紙ジャム解除動作を説明するための側面断面図である。
図4に示すように、印字開始(ステップS1)から印字終了(ステップS3)までの間にジャム検知センサ13が用紙ジャムを検知しなかった場合(ステップS2N)、発券動作が正常に行われたものとして発券動作を終了する。
一方、印字開始(ステップS1)から印字終了(ステップS3)までの間にジャム検知センサ13が用紙ジャムを検知した場合(ステップS2Y)、印字ヘッド4の印字動作を中止し、プラテンローラ5の回転を停止させる(ステップS4)。そして所定の待ち時間(例えば3秒)を確保するためのタイマーをセットする(ステップS5)。
所定の待ち時間が経過してもなおジャム検知センサ13が用紙ジャムを検知している場合(ステップS6、ステップS7Y)には、用紙ジャム解除動作の連続回数のカウント値nをカウントアップし(ステップS8)、図5(a)に示すようにプラテンローラ5を一定時間逆回転させて用紙ジャム解除動作を行う(ステップS9Y、S10)。プラテンローラ5の逆回転中もジャム検知センサ13は用紙ジャムの状態を監視し続けており、用紙Pの皺が伸ばされてシャッター11を斜め上方に押し上げる力が無くなるとジャム検知センサ13が用紙ジャムを検知しなくなる(ステップS7N)。
こうして用紙ジャム解除動作後に用紙ジャムが解除された場合には、皺が伸ばされた用紙Pにエラーメッセージを印字し(ステップS11)、用紙Pを切断して排出する(ステップS12)。以上により、用紙ジャム解除動作が終了する(ステップS13)。
一方、プラテンローラ5を逆回転させても用紙ジャムが解除されない場合(S10、S7Y)、用紙ジャム解除動作の連続回数のカウント値nをカウントアップし(ステップS8)、用紙ジャム解除動作を再び実施する(ステップS9Y、S10)。そしてこのような用紙ジャム解除動作を所定回数(例えば3回)繰り返してもなお用紙ジャムが解除されない場合(n>3)には、用紙ジャム解除動作を中止してジャムエラーをLED表示や警告音として出力する(ステップS9N、S14)。この後は、ユーザが用紙ジャムを手動で解除する必要がある。
本実施形態による用紙ジャム検知手段は、シャッター11を用いて構成されており、用紙搬送路10cの上面を構成するシャッター11の底面11bは、用紙搬送路10cの下流側に向かって緩やかな下りの傾斜面を構成している。このようなシャッター11の自重による回動動作は、プラテンローラ5の逆回転による用紙Pの皺伸ばし動作を支援する方向に作用するので、プラテンローラ5を逆回転させるだけで用紙ジャムを容易に解除することができる。
図5(b)に示すように、所定の待ち時間(ステップS6)の間に例えば用紙Pの先端部が引っ張られることにより用紙ジャムが解消している場合には、ジャム検知センサ13は所定の待ち時間経過後に用紙ジャムを検知しないので(ステップS7N)、用紙Pの皺を伸ばす用紙ジャム解除動作(ステップS8〜S10)を行うことなくエラーメッセージの印字動作に移行する(ステップS11)。以上により、用紙ジャム解除動作が終了する(ステップS13)。
以上説明したように、本実施形態による発券装置100は、印字動作中にジャム検知センサ13が用紙ジャムを検知したとき印字動作及び用紙送り動作を中止し、プラテンローラ5を逆回転させて用紙Pの皺伸ばしを行った後に用紙Pを切断して発券口100aから排出するので、用紙ジャムからの復旧を自動で行うことができる。
また本実施形態による発券装置100は、印字された用紙Pの通過を許可し、且つ発券口100aからの異物の挿入を阻止するシャッター11が用紙ジャム検知手段を兼ねているので、用紙ジャム検知機能を備えた小型な用紙排出ガイドを簡単な構成により低コストで実現することができる。したがって、プリンタ部2に用紙ジャム検知機能を内蔵させたり、用紙をループさせて印字完了までその排出を保留するプレゼンタをプリンタ部2に装着したりすることなく、用紙ジャム対応を簡単な構成で安価且つ選択的に実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ジャム検知センサ13が用紙搬送路10cの下方に設置され、シャッター11の変位がジャム検知レバー12を介して伝達される構成としたが、本発明はそのような構成に限定されず、ジャム検知センサ13を用紙搬送路10cの上方に設置し、ジャム検知レバー12を介することなくシャッター11の変位を直接検知するようにしてもよい。またジャム検知センサ13の実装基板として、用紙有無センサ14と別の基板を用いてもよい。
1 用紙排出ガイド
2 プリンタ部
3 ロール紙収容部
4 印字ヘッド
5 プラテンローラ
6 カッター
7 制御部
10 ガイド本体
10a 用紙挿入口
10b 用紙排出口
10c 用紙搬送路
11 シャッター
11a 回転軸
11b シャッターの底面
11c コイルばね
11d シャッターの後端部
11e シャッターの下端部
11f シャッターの前端部
12 ジャム検知レバー
12a ジャム検知レバーの先端部
13 ジャム検知センサ
14 用紙有無センサ
15 回路基板(プリント基板)
16 LED発光部
100 発券装置
100a 発券口
F 異物
P 用紙
R ロール紙

Claims (10)

  1. ロール紙から繰り出された用紙に印字する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドにより印字された前記用紙を発券方向に送り出すプラテンローラと、
    前記印字ヘッドから発券口に向かう用紙搬送路内で用紙ジャムが発生したことを検知するジャム検知センサと、
    前記用紙を切断するカッターと、
    前記ジャム検知センサの出力に基づいて前記印字ヘッド、前記プラテンローラ及び前記カッターを制御する制御部とを備え、
    前記印字ヘッドの印字動作中に前記ジャム検知センサが前記用紙ジャムを検知したとき前記印字動作及び前記プラテンローラの用紙送り動作を中止し、
    前記プラテンローラを逆回転させて用紙ジャム解除動作を行い、
    前記用紙を切断して前記発券口から排出することを特徴とする発券装置。
  2. 前記印字動作を中止してから一定時間経過後に前記ジャム検知センサが前記用紙ジャムを検知する場合に、前記用紙ジャム解除動作を行い、
    前記一定時間経過後に前記ジャム検知センサが前記用紙ジャムを検知しない場合に、前記用紙ジャム解除動作を省略する、請求項1に記載の発券装置。
  3. 前記用紙ジャムを解除した後であって前記用紙を切断する前に、前記用紙にエラーメッセージを印字する、請求項1又は2に記載の発券装置。
  4. 前記用紙ジャム解除動作の連続回数をカウントし、前記連続回数が閾値以上となったときに前記用紙ジャム解除動作を強制終了する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発券装置。
  5. 前記印字ヘッドで印字された用紙を前記発券口まで案内する用紙排出ガイドをさらに備え、
    前記用紙排出ガイドは、
    用紙挿入口及び用紙排出口を有し、前記用紙搬送路を構成するガイド本体と、
    前記用紙搬送路上に設けられ、前記用紙挿入口から前記用紙排出口に向かう用紙の通過を許可し、且つ、前記用紙排出口から挿入された異物の侵入を阻止するシャッターとを備え、
    前記ジャム検知センサは、前記用紙搬送路内で用紙ジャムが発生して前記用紙からの押圧力を受けた前記シャッターの変位を検出する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発券装置。
  6. 前記シャッターは、回転軸によって回動自在に軸支されており、
    前記用紙が前記用紙搬送路を通過するときには前記用紙からの押圧力によって前記シャッターが上方に回動して前記用紙の通過を許可し、
    前記用紙排出口から異物が挿入されたときには前記異物からの押圧力によって前記シャッターが下方に回動しようとして前記用紙搬送路の閉止状態を強化する、請求項5に記載の発券装置。
  7. 前記シャッターの底面は前記用紙搬送路の上面を構成すると共に、前記用紙搬送路の前記用紙挿入から前記用紙排出口に向かって下りの傾斜面を構成している、請求項5又は6に記載の発券装置。
  8. 前記シャッターと一体的に設けられたジャム検知レバーをさらに備え、
    前記ジャム検知センサは、前記ジャム検知レバーを介して前記シャッターの変位を検知する、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の発券装置。
  9. 前記用紙搬送路上の用紙の有無を検知する用紙有無センサと、
    前記用紙有無センサが実装された回路基板とをさらに備え、
    前記ジャム検知センサは前記用紙有無センサと共に前記回路基板上に実装されている、請求項5乃至8のいずれか一項に記載の発券装置。
  10. 前記シャッターは前記用紙搬送路の上方に設けられており、
    前記ジャム検知センサは、前記用紙有無センサ及び前記回路基板と共に前記用紙搬送路の下方に設けられている、請求項5乃至9のいずれか一項に記載の発券装置。
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