JP2004268512A - 両面印字装置 - Google Patents

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Seigo Futahashi
清剛 二橋
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Abstract

【課題】両面印字装置の用紙長を用紙検出器で測定し、小型化、簡素化を実現する。
【解決手段】両面印字装置1は、逆搬送する用紙に対して搬送路と用紙反転機構部2への導入経路を切換えるフラッパ12の可動範囲内に第2用紙検出手段13を配置し、第2用紙検出手段13の出力信号が用紙なしを検知したあと、第1用紙検出手段22の検知出力信号に基づいて用紙長を判別し、給紙された用紙が搬送路中に設けられた2個所の用紙検出手段13、22により、搬送中に用紙長を測定することによって、誤った長さの用紙を両面印字装置1に供給しても、この用紙を印字開始前に排出するのでジャム等を回避する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙の表面を印字した後で反転し、裏面を印字する両面印字装置の用紙検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、パーソナルコンピュータ(PCと称す)とプリンタ等とを接続し、PCより送信された印字データに基づいて文字や図形等を用紙上に印字した後で、同一用紙の裏面に印字する、所謂両面印字が行われるようになって来た。これは、ソフトウェアの進歩(デスクトップパブリッシング(所謂DTP))およびプリンタの高画質化とともに、環境に配慮した省資源化の要請に基づくものである。
【0003】
この両面印刷装置の両面印字を行うにあたり、用紙検出が重要なポイントとなる。従来、この用紙検出の一例として、給紙用搬送路とループ状の反転用搬送路とを印字ヘッドの手前で合流させ、この合流部に続く共通搬送路の印字ヘッド上に用紙を正送りで通過させることにより片面に印刷を行い、その用紙を逆送りさせて反転用搬送路で反転させた後、再度印字ヘッドで裏面の印刷を行う両面印刷装置であって、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ用紙の正送り方向にのみ回動し得るよう枢支された主レバーと、その先端に、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ用紙の逆送り方向にのみ回動し得るよう枢支された補助レバーとから紙検出器を構成し、この紙検出器を、その補助レバーが常時、前記合流部の共通搬送路内に突出するように設け、給紙用搬送路からの用紙と、反転用搬送路から戻される用紙の双方の紙検出装置に係る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001―270633号公報(第2―4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の特許文献1に記載された紙検出装置は、給紙用搬送路とループ状の反転用搬送路の合流部に続く共通搬送路上に立位姿勢への自己復帰習性が付与され、用紙の正送り時にのみ回動し得る主レバーと、その先端に用紙の逆送り方向にのみ回動し得る補助レバーとを必要とし、かつ補助レバーが合流部の共通搬送路内に突出するように設ける必要がある。このため、装置が大型化すること。また、用紙の搬送時に回動するレバーを設けるため、付勢力の調整が必要になること等の問題がある。
【0006】
従って、本発明は小型化でき、機構も簡単な構成である用紙検出機構を備え、用紙長を測定し、指定された用紙以外は印字せず装置外へ排出することによって、用紙ジャムを防止するとともに、両面印字時の印字位置の調整が容易な両面印字装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、搬送路上の用紙を搬送する正回転・逆回転可能なピンチローラと、前記ピンチローラの正回転によって搬送された前記用紙に印字する印字手段と、前記印字手段の後側に設けられ、前記印字手段による印字動作時に前記用紙の先端を検出する第1の用紙検出手段と、前記ピンチローラの反対側搬送路に設けられ、前記用紙の表裏を反転する用紙反転機構と、前記用紙反転機構の入り口に設けられ、前記ピンチローラによって搬送路を逆搬送された前記用紙を前記用紙反転機構に案内するガイド部と、前記ガイド部の先端またはその近傍に設けられた第2の用紙検出手段とを有し、前記ピンチローラが逆回転して、前記印字手段によって印字された前記用紙を前記ガイド部から前記用紙反転機構に搬送したとき、前記第2の用紙検出手段によって当該用紙の後端を検出した後で前記ピンチローラを正回転させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
上記のように構成された本発明では、給紙された用紙と印字済み用紙反転機構により反転された用紙とが、搬送路切換えガイドの搬送路中に設けられた用紙検出器により、検知出来るので、装置の小型化が図れる。
【0009】
また、上記目的を達成するために、請求項2の発明は、請求項1の発明の構成に加え、前記用紙反転機構側に設けられた給紙台から搬入された前記用紙の先端を前記第2の用紙検出手段により検出したとき、前記ピンチローラを正回転して前記印字手段に搬送し、搬送された前記用紙が前記第2の用紙検出手段上から無くなったことの検出信号および前記第1の用紙検出手段が前記用紙を検出したことの検出信号により、前記ピンチローラを逆回転し、前記第1の用紙検出手段で前記用紙の先端が検出されるまで戻すようにしたことを特徴とする。
【0010】
上記のように構成された本発明では、給紙された用紙が搬送路中に設けられた2個所の用紙検出器により、搬送中に用紙長を測定出来るので、誤った長さの用紙を両面印字装置に供給しても、この用紙を印字開始前に排出するのでジャム等を回避できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の両面印字装置の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態の両面印字装置の斜視図である。図2は、本発明の実施形態における用紙反転機構部、搬送手段、印字ヘッドおよび用紙センサとの関係を示した側面図である。図3および図4は、本発明の実施形態における用紙長を測定する動作手順を示すフローチャートである。図5は、本発明の実施形態における両面印字の動作手順を示すフローチャートである。図6は、本発明の実施形態における両面印字装置の制御回路を示すブロック図である。
【0012】
図1に示した両面印字装置1の内部構造と、図2に示した用紙反転機構部により、両面印字装置の構成を説明する。
【0013】
用紙反転機構部2は一体成形されたフレーム3に、フリップ駆動部4、複数のフリップローラ5、このフリップローラ5を保持する1対のフリップローラシャフト6、フラッパ12、図示しないフラッパ駆動部等が取付けられ構成されている。また、図2に示すように用紙反転機構部2には、フレーム3に形成された用紙の導入部A、用紙ガイド面B及び排出部C等が形成されている。
【0014】
フリップ駆動部4は、フレーム3に螺子等で固定されていて、駆動力を図示しないギア部を介して複数のフリップローラ5を保持する上側のフリップローラシャフト6を回転するように伝達されている。1対のフリップローラシャフト6に固定保持された上下のフリップローラ5間には、1対の無端状ベルト7が掛け渡されている。即ち、上側のフリップローラシャフト6が回転すると上側のフリップローラ5が回転し、更に無端状ベルト7により下側のフリップローラ5が連動して回転する。また、フリップローラ5に対向して一体成形されたフレーム3の周辺部8には、図示しない軸に保持された複数のローラ9がベルト7と摺接し、回転可能に保持されている。また、フレーム3の下面には、用紙導入部Aが印字済み用紙を用紙反転機構部2へ導くために形成されている。この用紙導入部Aは、用紙反転時にピンチローラ14が印字済み用紙を挟持したまま逆搬送する。同時に後述するフラッパ12が上方より下方に搬送路を塞ぐように回動することによって、印字済み用紙を用紙反転機構部2のフリップローラ5へ導く。
【0015】
フレーム3のベルト7の周囲には、印字済み用紙の搬送をガイドするガイド面Bが形成されている。用紙導入部Aの反対側のフレーム3には、用紙排出部Cが形成されている。そして、用紙導入部A、フリップローラ5を経由して搬送された用紙は、この用紙排出部Cから再度印字部が設けられている搬送路へ供給される。また、このフレーム3には支軸11で保持されたフラッパ12と、図示しないフラッパ駆動部が保持されている。フラッパ12の用紙ガイド傾斜部には光学式の第2用紙検出器(以下BOFSCと称す)13が設けられている。
【0016】
このBOFSC13は、用紙搬送路を挟み、下側に発光部を、上側の受光部を前記フラッパ12の傾斜部の切欠部に、それぞれ対向して配置されて構成されている。また、BOFSC13の手前には用紙を搬送する1対のピンチローラ14が設けられており、用紙搬送路を挟んで各々ピンチローラシャフト15に固定保持されている。このピンチローラ14は弾性体(ゴム等)をピンチローラシャフト15に挿通され、割ピン等の周知の方法で固定されている。また、ピンチローラシャフト15は図示しない左右フレームに回転自在に固定保持され、更に上側ピンチローラシャフト15の一端側には図示しない、ギア部が構成されていて、装置本体に構成されている搬送駆動機構に接続されている。
【0017】
また、印字ヘッド16とリボンカセット17とを搭載したキャリッジ18が設けられている。このキャリッジ18は、キャリッジシャフト19及びキャリッジガイド20に載置され、図示しないキャリッジ移動手段により用紙と相対的に移動自在に駆動される。また、キャリッジシャフト19及びキャリッジガイド20は、プラテン21と対向して配置されており、ともに用紙搬送方向と直角方向に、図示しない左右フレーム間に螺子等で固定保持されている。また、搬送路の前記印字ヘッド16の下流側(右側)に光学式の第1用紙検出器(以下TOFSCと称す)22が設けられている。このTOFSC22は、用紙搬送路を挟み、下側に発光部を、上側に受光部をそれぞれ対向して配置されて構成されている。また、両面印字装置1の前面には、用紙を給紙、排紙する給排紙台23が設けられている。
【0018】
図6は、本発明の両面印字装置を制御する制御部と各種駆動回路との接続関係を示すブロック図である。
【0019】
MPU(Micro Processing Unit)41は、両面印字装置の中枢を担うプロセッサである。RAM(RandomAccessMemory)42は受信データの一時記憶用として、またはデータ処理上の記憶用、印字データのバッファとして使用するメモリである。ROM(ReadOnlyMemory)43はソフトウェア処理上のプログラム用及びソフトウェア処理上の定数等の記憶用として用いられる。これらMPU41、RAM42、ROM43により制御部40を構成する。外部インターフェイス44は外部PC等と接続され、制御部40の制御により、印字データ及び制御コードを受信し、または両面印字装置の状態を外部インターフェイス44を介して外部PCへ送信する。印字ヘッド駆動回路45は印字データに基づいて、印字ヘッド16に内蔵されている印字ヘッドピンを所定タイミングで駆動する。
【0020】
搬送モータ駆動回路46は搬送モータを駆動して、ピンチローラ14を正回転及び逆回転して用紙を搬送する。また、搬送モータ駆動回路46には、後述するカウンタA47、B48が設けられている。キャリッジモータ駆動回路49はキャリッジモータを駆動して、キャリッジ18をプラテン21に沿って左右に移動する。フリップローラ駆動回路50は制御部40の制御によりフリップローラモータを駆動し、フリップローラシャフト6を回転する。フラッパ駆動回路51は、制御部40の制御により、フラッパモータを駆動して、フラッパ12を搬送路に対して上下移動する。オペレーションパネル制御回路52は、図示しないオペレーションパネル上に配設された表示部またはスイッチや、BOFSC13やTOFSC22等の入力手段の各々に接続され、印字条件設定及び両面印字装置の状態をオペレーションパネル制御回路52を介して制御部40が読み込み、両面印字装置1を制御する。
【0021】
次に、上記構成の動作を図3乃至図5を参照して説明する。図3および図4は、用紙長測定のフローチャートである。先ず、操作者により給排紙台23に用紙をセットする(図3のステップS10)。初期状態のため、フラッパ12の先端は搬送路を解放するように上向きで停止している。これにより給排紙台23より装置内に搬送された用紙は、BOFSC13を通過し、1対のピンチローラ14間で停止する。用紙がBOFSC13を通過する際に、BOFSC13の発光側の出力光は、このセットされた用紙により遮られ、受光側の入射光が無くなることにより、出力信号は「用紙有り」を出力する(図3のステップS11)。
【0022】
次に、制御部40の制御によりカウンタA47に最大使用可能な用紙長に相当する長さKがセットされる(図3のステップS12)。そして、制御部40の制御により搬送モータ駆動回路46を起動し、1対のピンチローラ14間に挟持されている用紙を、正転搬送(給排紙台23側より印字ヘッド16側へ)する(図3のステップS13)。この用紙は、印字ヘッド16を通過しTOFSC22の出力信号が「用紙有り」を検知する迄、搬送モータ駆動回路46の最小ステップ毎に搬送される(図3のステップS14)。TOFSC22の出力信号が「用紙有り」を検知すると(図3のステップS14のYes)、TOFフラッグ(TOFFLG)を“1”にセット(図3のステップS15)する。一方、TOFSC22の出力信号が「用紙なし」のままであれば(図3のステップS14のNo)、TOFFLGを“0”にセットして、ステップS17へ移行する。
【0023】
次に、ステップS17では、用紙がBOFSC13から抜けたか(「用紙なし」)を判断する。BOFSC13の用紙検出結果から「用紙が有る」場合(図3のステップS17のNo)は、規定外の用紙が使われていないかチェックする必要があるため、ステップS18へ移行する。一方、「用紙がない」場合には(図3のステップS17のYes)、ステップS20へ移行する。
【0024】
次に、ステップS18では、カウンタA47がゼロになったかのチェックをする。即ち、カウンタA47の値は搬送モータ駆動回路46の最小ステップ毎にデクリメントされている。「カウンタA47がゼロでない」場合(図3のステップS18のNo)、ステップS23へ移行する。一方、「カウンタA47がゼロ」であると(図3のステップS18のYes)、規定の用紙長より長サイズと判断される。この場合は、エラー処理のため、図3のステップS19へ移行する。
【0025】
ステップS19のエラー処理では、制御部40の制御によりオペレーションパネル制御回路52を介して、図示しない表示器に用紙の使用不可を表示し、また用紙を装置内から排出する。
【0026】
一方、ステップS23では、カウンタA47がゼロでないため、更にカウントA47の値をデクリメントする(K―1)。そして、搬送モータ駆動回路46の正転駆動を継続し、用紙をピンチローラ14間で挟持したままステップS14へ移行する。
【0027】
次に、ステップS20では、制御部40の制御により、搬送モータ駆動回路46をOFFし、ピンチローラ14による用紙送りを停止する。
【0028】
次に、TOFSC22のフラッグ(TOFFLG)が“1”であるかチェックする。そして、「TOFFLG≠“1”」の場合(図3のステップS21のNo)、セットされた用紙長が規定の用紙長より短いと判断され、用紙エラー処理のため、ステップS19へ移行する。また、「TOFFLG=“1”」(図3のステップ21のYes)の場合、用紙は使用可能と判断される。そして、次に用紙長を測定するためステップS22へ移行する。
【0029】
用紙長を測定するには、用紙を給排紙台23側へ戻す必要があり、このため制御部40よりカウンタA47に規定量の用紙長さKをセットする(図3のステップS22)。次に、制御部40より搬送モータ駆動回路46を逆転駆動する。これによりピンチローラ14間に用紙を挟持したまま印字ヘッド16側より、給排紙台23方向に向け逆搬送を開始する(図4のステップS30)。
【0030】
次に、用紙を給排紙台23側に戻しながら、BOFSC13の出力信号が「用紙有り」を検知したか判断する。「用紙有り」(図4のステップS31のYes)は、図4のステップS32へ移行する。「用紙なし」(図4のステップS31のNo)は、図4のステップS33へ移行する。
【0031】
次に、用紙長を測定するために、BOFSC13位置からの用紙逆送り量を搬送モータ駆動回路46の起動回数として、カウンタB48で計数する。ステップS32では、カウンタB48をインクリメント(CNTB+1)する。
【0032】
次に、用紙がBOFSC13位置を通過するまで、搬送モータ駆動回路46の逆搬送を継続する。図4のステップS33では、カウンタB48をクリア(CNTB=0)する。
【0033】
次に、用紙が設定された規定量逆搬送が終了したか判断する。図4のステップS34は、このためのステップであり、「カウンタA47の値がゼロになった」か判断している。カウンタA47がゼロ「CNTAK=0」(図4のステップS34のYes)の場合は、ステップS38へ移行する。カウンタA47がゼロでない「CNTAK≠0」(図4のステップS34のNo)の場合、ステップS35へ移行する。
【0034】
ステップS35では、TOFSC22の出力信号が「用紙なし」を検知したか判断する。「用紙有り」(図4のステップS35のNo)の場合、ステップS36へ移行する。「用紙なし」(図4のステップS35のYes)の場合、カウンタB48をストップし(図4のステップS37)、ステップS36へ移行する。ステップS36では、カウンタA47の値K―1を行って、ステップS30に戻る。
【0035】
ステップS38では、制御部40の制御により搬送モータ駆動回路46をOFFして、ピンチローラ14を停止させる。これにより、用紙はピンチローラ14間に挟持されたまま停止する。用紙は規定長の範囲に有り、次に、用紙長を設定する(図4のステップS39)。
【0036】
即ち、用紙長は、BOFSC13とTOFSC22間の距離は設計上でL1と決められているので、この寸法L1に、カウンタB48(CNTB)に記憶されている搬送モータ逆搬送時のステップ数(例えば、M1)を加算して算出する。従って、L=L1+M1(ステップ)が用紙長となる。
【0037】
図5は、本発明の実施形態における両面印字の動作手順を示すフローチャートである。
【0038】
ここでは、両面印字装置1にセットされた用紙が、規定の用紙長であるものとする。先ず、給排紙台23から用紙が装置内に搬送され、BOFSC13の出力信号により、「用紙有り」が検知される(ステップS50)。制御部40は外部インターフェイス44より受信した印字データ及び制御コード等を記憶する。そして、制御部40は、搬送モータ駆動回路46を起動し、印字ヘッド16の位置に用紙の1行目を設定するようピンチローラ14間に用紙を挟持し、搬送する(ステップS51)。
【0039】
次に、制御部40の制御によりキャリッジモータ駆動回路49を起動し、キャリッジ18を移動させる。制御部40の制御により、印字ヘッド駆動回路45を所定タイミングにより、印字ヘッドピンを励磁し、1行分の印字データを順次印字ヘッド前面のインクリボンを介して、用紙上に文字またはイメージを印字する。1行分の印字が終わったときに、制御部40の制御により搬送モータ駆動回路46を起動し、ピンチローラ14を駆動して用紙を1行分搬送させる(ステップS52)。このステップS52を1頁分終了するまで実行し、表面の印字終了か判断する(ステップS53)。
【0040】
即ち、ステップS53で制御部40内に印字データが有るか判断し、「印字データ有り」の場合は、印字処理を続行するため、ステップS52を繰り返し実行する。「印字データ無し」の場合、表面の印字が完了したと判断し、ステップS54へ移行する。
【0041】
次に、ステップS54では、裏面へ印字するための前処理として、印字済みの用紙を反転するため、制御部40の制御により搬送モータ駆動回路46を逆転起動する。これにより、1対のピンチローラ14は印字ヘッド16側から給排紙台23方向へ用紙を挟持し、搬送する。
【0042】
表面の印字が終わった用紙は、1対のピンチローラ14間に挟持され、印字ヘッド16側より給排紙台23方向へ搬送されている途中で、用紙反転機構部2へ導かれる。そのため、制御部40の制御により、フリップローラ駆動回路50及びフラッパ駆動回路51が起動される。そして、フリップローラ駆動回路50は、フリップシャフト6を回転し、これによりフリップローラ5、ベルト7を回転する。また、フラッパ駆動回路51は、フラッパ12を下方に移動し、逆搬送された用紙を用紙反転機構部2内に取り込む(ステップS55)。
【0043】
1対のピンチローラ14間に挟持されたまま搬送路を逆搬送されて来た用紙は、搬送路上を塞ぐ形で下降しているフラッパ12の傾斜部によりガイドされ、用紙反転機構部2のフレーム3の導入部Aへ導かれる。そして、このフラッパ12の傾斜部に配置されたBOFSC13の出力信号により、用紙が到達したか判断される。「用紙無し」(ステップS56のNo)の場合は、用紙が検出されるまでステップS56を実行する。「用紙有り」(ステップS56Yes)の場合は、ステップS57へ移行する。
【0044】
次に、用紙反転機構部2のフレーム3に形成された導入部Aに搬送された用紙は、1対のフリップローラ5の外周上に掛け渡されたベルト7と、フレーム3の複数個所に形成されたローラ9との間に搬送される。そして以降、用紙は1対のフリップローラ5に掛け渡されたベルト7、ローラ9及びフレーム3のガイド面Bとにより、用紙反転機構部2内をほぼ1周搬送された後、分離爪10によってベルト7上より分離され、用紙反転機構部2内のフレーム3に形成された排出部Cより搬送路へ排出される。そして、この間にBOFSC13の出力信号に基づいて「用紙が無い」か判断される。そして、「用紙無し」(ステップS57のYes)の場合は、(ステップS58)へ移行する。
【0045】
次に、制御部40の制御により、フラッパ駆動回路51を起動し、フラッパ12を逆駆動する。これにより、搬送路上を塞いでいたフラッパ12を上昇させ、搬送路を開放する。併せて、ピンチローラ14をOFFにする。(ステップS58)。
【0046】
そして、この間にBOFSC13の出力信号に基づいて、BOFSC13上に「用紙が有る」か判断される。そして、「用紙有り」(ステップS59のYes)の場合は、ステップS60)へ移行する。
【0047】
ここで、表面を印字された用紙は、用紙反転機構部2を介して反転され、裏面を印字ヘッド16側に向けた状態で、先端を一対のピンチローラ14に狭持されている。さらに、制御部40の制御により、用紙裏面への印字データに基づいて、搬送モータ駆動回路46を起動し、印字ヘッド16の印字位置と用紙の1行目とが対向するまで、ピンチローラ14間に用紙を挟持し、搬送する(ステップS60)。
【0048】
次に、制御部40の制御によりフリップローラ駆動回路50の起動をOFFし、フリップシャフト6、フリップローラ5の回転を停止する。(ステップS61)。
【0049】
次に、用紙の裏面を印字するため、制御部40の制御によりキャリッジモータ駆動回路49を起動し、キャリッジ18を移動させる。制御部40の制御により、印字ヘッド駆動回路45を所定タイミングにより、印字ヘッドピンを励磁し、1行分の印字データを順次印字ヘッド16前面のインクリボンを介して、用紙上に文字またはイメージを印字する。1行分の印字が終わったときに、制御部40の制御により搬送モータ駆動回路46を起動し、ピンチローラ14を駆動して用紙を1行分搬送させる(ステップS62)。このステップS62を、1頁分の印字が終了するまで実行し、裏面の印字終了か判断する(ステップS63)。
【0050】
即ち、ステップS63で、制御部40内に「印字データが有る」か判断し、「印字データ有り」の場合は、印字処理を続行するため、ステップS62を繰り返し実行する。「印字データ無し」の場合、裏面の印字が完了したと判断し、ステップS64へ移行する。
【0051】
次に、ステップS64では、印字済みの用紙を給排紙台23へ搬送するため、制御部40の制御により搬送モータ駆動回路46を逆転起動する。これにより、1対のピンチローラ14は印字ヘッド16側から給排紙台23方向へ用紙を挟持し、搬送する。
【0052】
上記の実施形態によれば、給排紙台23より給送した用紙を用紙搬送モータで搬送しつつ、2つの用紙検出手段13、22に基づき、用紙搬送モータの駆動ステップ数をカウント(カウンタA47、カウンタB48)することにより用紙長を測定できる。
【0053】
また、両面印字をするに際して、給排紙台23より給送した用紙を搬送路に搬送し、印字データに基づいて表面に印字した後で逆搬送し、用紙反転機構部2により反転して、再度搬送路に送出する位置近傍に用紙検出手段(BOFSC)13を設けたので、取付け調整が容易になる。
【0054】
また、用紙検出手段(BOFSC)13を搬送路と用紙反転機構部2の搬送路切換ガイド(フラッパ12)の可動領域内に設けたので、用紙の存在を確認でき、制御部40での用紙搬送制御が容易に行える。
【0055】
また、用紙検出手段に光学式センサを用いるため、用紙検出手段の小型化及び装置全体の小型化が図れる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成によって用紙長を測定でき、規定サイズ外の用紙を誤ってセットしても、印字する前に用紙サイズを検知し、装置外へ排紙することによって、用紙ジャムを回避することが容易な両面印字装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による両面印字装置の斜視図。
【図2】本発明の実施形態による用紙反転機構部、搬送手段、印字ヘッドおよび用紙センサとの関係を示した側面図。
【図3】本発明の実施形態による用紙長を測定する動作手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施形態による用紙長を測定する動作手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施形態による両面印字動作の手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の実施形態による両面印字装置を制御する制御部と各種駆動回路との接続を示すブロック図。
【符号の説明】
1 両面印字装置
2 用紙反転機構部
3 フレーム
4 フリップ駆動部
5 フリップローラ
6 フリップローラシャフト
7 ベルト
8 突起部
9 ローラ
10 分離爪
11 支軸
12 フラッパ
13 BOFSC(第2用紙検出手段)
14 ピンチローラ
15 ピンチローラシャフト
16 印字ヘッド
17 リボンカセット
18 キャリッジ
19 キャリッジシャフト
20 キャリッジガイド
21 プラテン
22 TOFSC(第1用紙検出手段)
23 給排紙台
24 用紙

Claims (3)

  1. 搬送路上の用紙を搬送する正回転・逆回転可能なピンチローラと、
    前記ピンチローラの正回転によって搬送された前記用紙に印字する印字手段と、
    前記印字手段の後側に設けられ、前記印字手段による印字動作時に前記用紙の先端を検出する第1の用紙検出手段と、
    前記ピンチローラの反対側搬送路に設けられ、前記用紙の表裏を反転する用紙反転機構と、
    前記用紙反転機構の入り口に設けられ、前記ピンチローラによって搬送路を逆搬送された前記用紙を前記用紙反転機構に案内するガイド部と、
    前記ガイド部の先端またはその近傍に設けられた第2の用紙検出手段とを有し、
    前記ピンチローラが逆回転して、前記印字手段によって印字された前記用紙を前記ガイド部から前記用紙反転機構に搬送したとき、前記第2の用紙検出手段によって当該用紙の後端を検出した後で前記ピンチローラを正回転させることを特徴とする両面印字装置。
  2. 前記用紙反転機構側に設けられた給紙台から搬入された前記用紙の先端を前記第2の用紙検出手段により検出したとき、前記ピンチローラを正回転して前記印字手段に搬送し、
    搬送された前記用紙が前記第2の用紙検出手段上から無くなったことの検出信号および前記第1の用紙検出手段が前記用紙を検出したことの検出信号により、前記ピンチローラを逆回転し、前記第1の用紙検出手段で前記用紙の先端が検出されるまで戻すことを特徴とする請求項1記載の両面印字装置。
  3. 前記ピンチローラの逆回転から前記第1の用紙検出手段によって前記用紙の先端が検出されるまでのカウント値と、前記第1および前記第2の用紙検出手段の長さから、前記用紙の長さを求めることを特徴とする請求項2記載の両面印字装置。
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