JP2019198249A - 植物支持装置を構成する支柱連結具 - Google Patents

植物支持装置を構成する支柱連結具 Download PDF

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Abstract

【課題】植木鉢やプランター等で植物を多様な形態で見栄えよく栽培でき且つ耐久性にも優れる植物支持装置を構成するための、支柱を連結する支柱連結具を提供する。【解決手段】可撓性と弾力性を有する帯状部材2の一方の側面部3に、支柱6を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部7を有し且つ嵌入凹部7に嵌入された支柱6を弾性的に挟持し得る支柱挟持部9が、帯状部材2の延長方向に所要間隔を置いて設けられている。支柱挟持部9は、嵌入凹部7の円弧状の底部外面の先端部位11で突設した首部12を介して一方の側面部3に連結され、先端部位11と一方の側面部3とが離間されている。帯状部材2の側面部にはクラック防止リブ13が設けられている。帯状部材2は、例えば円環状形態で使用されて支柱6を支持し植物支持装置Aを構成する。【選択図】図9

Description

本発明は植物支持装置を構成するに際して、支柱を連結する支柱連結具に関するものであり、より詳しくは、植木鉢やプランターで、或いは地面で、植物を多様な形態で見栄えよく栽培でき且つ耐久性にも優れる植物支持装置を構成するために用いて好適な支柱連結具に関するものである。
本出願人は特許文献1において、植木鉢やプランターで蔓性植物を栽培するために用いて好適な植物支持装置を提供した。該植物支持装置aは、例えば図26や図27に示すように、周方向に所要間隔を置いて立設される支柱bの3本以上と、隣り合う支柱b,b相互を上下端側で連結する支柱連結具cとを具えていた。そして該支柱連結具cには図28〜29、図30に示すように、前記支柱bを嵌入させてこれを弾性的に挟持する嵌入凹部dを有するC字状の支柱挟持部eが、該嵌入凹部dの円弧状の底部外面f(図30)で、幅広状態で且つ該底部外面fの上下方向全長に亘って、該支柱連結具cの側面部g(図30)に直に連結されていた。かかる構成を有する該支柱連結具cは、立設された隣り合う支柱b,bを連結することによって安定構造の植物支持装置aを構成せんとするものであった。そのため該支柱連結具cの形態は、図26、図28に示すような、剛性を有する細長の直線棒状形態や、図27、図29に示すような、円環状形態に設定されており、これらの支柱連結具cの形態を変形させることは予定されていなかった。そのため該支柱連結具cによるときは、前記嵌入凹部dに嵌入された支柱bは該嵌入状態で安定的に保持されるのであった。
もしも該支柱連結具cを、建物の壁際等において所要間隔で地面に立設された支柱b,bを連結して植物支持装置を構成するために用いる場合において、仮に前記直線棒状形態の支柱連結具cが可撓性を有するとして、該支柱連結具cを例えば図31に示すように、前記支柱挟持具eを外向きにして湾曲変形させたときは、該支柱連結具cによる支柱bの挟持の不安定化を招くことになってしまう。なぜなら、前記のように、C字状の支柱挟持部eが、前記嵌入凹部dの円弧状の底部外面fで、幅広状態で且つ該底部外面fの上下方向全長に亘って、該支柱連結具cの側面部gに直に連結されていたため、該支柱連結具cを、該支持挟持具cが外面側に位置された状態で湾曲変形させるに伴って該C字の前記支柱挟持部eが図31に示す開き方向に変形することになるので、前記嵌入凹部dで弾性的に挟持されている支柱bの挟持力が低下するためである。
逆に、該支柱連結具cを内向きにして湾曲変形させたときは、例えば図32に示すように、C字状を呈する前記支柱挟持部eを内側にすぼめる方向に変形させることになって、前記嵌入凹部dに前記支柱bを嵌入させる嵌入操作が窮屈乃至困難となる問題がある。なお、図32において一点鎖線で示す支柱挟持部eは、前記支柱連結具cが直線状を呈する状態におけるものである。
又前記植物支持装置aの形態は、前記支柱連結具cの形態が細長の直線棒状形態や円環状形態に特定されていたため、該支柱連結具cを用いて構成できる植物支持装置の形態は限られたものとならざるを得なかった。
実用新案登録第3148053号公報
本発明は、植木鉢やプランターで、或いはフエンス際や壁際等の地面で、植物を多様な形態で見栄えよく栽培でき且つ耐久性にも優れる植物支持装置を構成する支柱連結具の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る植物支持装置を構成する支柱連結具(以下支柱連結具ともいう)の第1の態様は、可撓性と弾力性を有する帯状部材の一方の側面部及び/又は他方の側面部に、該支柱を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部を有し且つ該嵌入凹部に嵌入された支柱を弾性的に挟持し得るC字状の支柱挟持部が、該帯状部材の延長方向に所要間隔を置いて設けられている。該支柱挟持部は、該嵌入凹部の円弧状の底部外面の先端部位で突設した首部を介して前記側面部に連結されることによって、該先端部位と該側面部とが離間されており、又、前記側面部にクラック防止リブが設けられている。そして該クラック防止リブは、平面視で前記首部の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片を具えていることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第2の態様は、前記第1の態様において、前記首部が存する前記側面部(該側面部は、前記一方の側面部又は前記他方の側面部である)において、該側面部に設けられている前記左右のリブ片の向き合う内端が該首部の左右部と一体であり、該左右のリブ片と該首部とによって前記クラック防止リブが構成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第3の態様は、前記第1の態様において、前記首部が設けられている前記側面部と対向する前記側面部に設けられている前記クラック防止リブは、平面視で前記首部の左側方部位及び右側方部位に位置する前記左右のリブ片を具えていることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第4の態様は、前記第2の態様において、前記首部は、前記帯状部材の前記側面部の幅方向全長に亘って設けられており、該首部の左側方部位及び右側方部位に設けられている前記左右のリブ片は、該首部に対して直角を呈する方向で設けられており、該首部と該左右のリブ片とは十字状に交差していることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第5の態様は、前記第3の態様において、前記首部が設けられている前記側面部には前記クラック防止リブは設けられておらず、該首部は円柱状の軸部として構成されており、該円柱状の軸部の屈曲変形によって、前記支柱挟持部が該首部を介して首振り可能であることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第6の態様は、前記第1〜5の何れかの態様において、前記帯状部材の端部相互を着脱可能に連結するために、該帯状部材の一方の端部に第1の係合部が設けられると共に他方の端部に第2の係合部が設けられており、該第1の係合部は、該第2の係合部を着脱可能に嵌合させ得る係合凹部が設けられ、該係合凹部は、上下何れかの端部が開口することによって上下方向係合凹部が設けられると共に、該上下方向係合凹部の側壁部には係合開放部が設けられており、前記第2の係合部は、該係合開放部に嵌まり合う係合首部が設けられると共に、該係合首部の先端には係合突部が突設されており、該係合突部を前記上下方向係止凹部に嵌合させた状態で、該係合突部が該係合開放部の内縁部と係合することによって該第2の係合部が前記延長方向で抜け止めされることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第7の態様は、前記第1〜5の何れかの態様において、前記帯状部材を、リング状に屈曲し且つその端部相互を着脱可能に連結するために、該帯状部材の一方の端部に第1の係合部が設けられると共に他方の端部に第2の係合部が設けられている。該第1の係合部は、該第2の係合部を着脱可能に嵌合させ得る係合凹部が設けられ、該係合凹部は、上下何れかの端部が開口することによって上下方向係合凹部が設けられている。該上下方向係合凹部の側壁部には係合開放部が設けられており、前記第2の係合部は、該係合開放部に嵌まり合う係合首部が設けられると共に、該係合首部の先端には係合突部が突設されており、該係合突部を前記上下方向係合凹部に嵌合させた状態で、該係合突部が該係合開放部の内縁部と係合することによって該第2の係合部が前記延長方向で抜け止めされることを特徴とするものである。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1)本発明に係る支柱連結具は、可撓性と弾力性を有する帯状部材の一方の側面部及び/又は他方の側面部に、支柱を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部を有し且つ該嵌入凹部に嵌入された支柱を弾性的に挟持し得るC字状の支柱挟持部が、該帯状部材の延長方向に所要間隔を置いて設けられており、該支柱挟持部は、該嵌入凹部の円弧状の底部外面の先端部位で突設した首部を介して前記側面部に連結されることによって、該先端部位と該側面部とが離間されており、又、前記側面部にクラック防止リブが設けられており、該クラック防止リブは、平面視で前記首部の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片を具えている構成を採用している。
従って本発明に係る支柱連結具によるときは、植木鉢やプランターで、或いはフエンス際や壁際等の地面で、植物を多様な形態で見栄えよく栽培でき且つ耐久性にも優れる植物支持装置を構成できる。より具体的には、本発明によるときは、前記帯状部材の可撓性と弾力性によって、該帯状部材を、直線状形態として使用できるだけでなく、円環状形態や波線状形態等に屈曲させた状態で使用することもでき、植木鉢やプランターで、或いは壁際やフエンス際等の地面で、植物を多様な形態で見栄えよく栽培できる。
(2)本発明は、前記支柱挟持部が、前記嵌入凹部の円弧状の底部外面の先端部位で突設した首部を介して前記側面部に連結されているため、前記帯状部材を前記首部を頂点に位置させて凸に湾曲させても、該凸の湾曲が、C字状を呈する前記支柱挟持部を開き方向に変形させるということがない。これは、該支柱挟持部を構成する左右の挟持片の基端側の部分が前記一方の側面部に直には連結されていないからである。従って、前記嵌入凹部で弾性的に挟持されている前記支柱の該支柱挟持部による挟持力が低下することはない。これによって、耐久性に優れた植物支持装置を構成できることとなる。又、前記帯状部材を前記首部を頂点に位置させて凹に湾曲させても、該凹の湾曲が、C字状を呈する前記支柱挟持部を内側にすぼめる方向に変形させるということがない。これは、該支柱挟持部を構成する左右の挟持片の基端側の部分が前記一方の側面部に直には連結されていないからである。従って、前記嵌入凹部に前記支柱を嵌入させんとする場合、該嵌入操作が窮屈乃至困難となることがない。
(3)本発明は、前記側面部にクラック防止リブが設けられており、該クラック防止リブは、前記支柱連結具の首部の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片を具えている。そのため本発明によるときは、前記帯状部材を円環状や波線状に屈曲させた際、前記帯状部材の内、前記首部が設けられている部位の近傍部分では、前記左右のリブ片の剛性によって、前記帯状部材の湾曲状態が緩やかに現われる。これにより、前記首部が突設されている部位に無理な応力が継続的作用するのを防止できる。その結果、長期間の使用によっても該部位にクラックが発生しにくく、これによって、耐久性に優れた植物支持装置を構成できることとなる。
(4)前記左右のリブ片を前記首部と十字状に交差させる場合は、該左右のリブ片を前記首部の全長に亘って設ける場合に比し、射出成型の容易化を図り得ると共に、使用する樹脂量を減じ得る経済性がある。
(5)前記首部が設けられている前記側面部には前記クラック防止リブは設けられておらず、該首部が円柱状の軸部として構成され、該円柱状の軸部の屈曲変形によって、前記支柱挟持部が該首部を介して首振り可能に構成される場合は、該首部の首振り作用によって、垂直状態に立設された支柱であっても稍傾斜状態で立設された支柱であっても、これらの支柱を、前記嵌入凹部に、より安定した密接嵌入状態となし得る。
本発明に係る支柱連結具を示す平面図である。 支柱連結具を示す斜視図である。 支柱連結具の帯状部材に設けられている支柱挟持部を示す斜視図と、その首部とその左側方部位及び右側方部位に配置されている左右のリブ片を示す断面図である。 支柱連結具の帯状部材に設けられている支柱挟持部が支柱を挟持した状態を示す断面図である。 帯状部材の端部相互を着脱可能に連結するための第1の係合部と第2の係合部を示す斜視図である。 第1の係合部と第2の係合部の係合によって、支柱挟持部を内側に配置した状態で帯状部材を円環状に連結した状態を示す平面図である。 第1の係合部と第2の係合部の係合によって、支柱挟持部を外側に配置した状態で帯状部材を円環状に連結した状態を示す平面図である。 帯状部材を直線状形態で使用して構成された植物支持装置の一例を示す斜視図である。 帯状部材を円環状形態で使用して構成された植物支持装置の一例を示す斜視図である。 帯状部材を直線状形態で使用して構成された植物支持装置の他の例を示す斜視図である。 帯状部材を波線状形態で使用して構成された植物支持装置の一例を示す斜視図である。 支柱挟持部を帯状部材の外面側に位置させた状態で、帯状部材を、首部を頂点に位置させて凸に湾曲させた状態を示す平面図である。 支柱挟持部を帯状部材の内面側に位置させた状態で、帯状部材を、首部を頂点に位置させて凹に湾曲させた状態を示す平面図である。 首部は設けられているが左右のリブ片が設けられていない帯状部材を、該支柱挟持部を帯状部材の内面側に位置させた状態で、該帯状部材を、首部を頂点に位置させて凹に湾曲させた状態を示す平面図である。 首部は設けられているが左右のリブ片が設けられていない帯状部材を、該支柱挟持部を帯状部材の外面側に位置させた状態で、該帯状部材を、首部を頂点に位置させて凸に湾曲させた状態を示す平面図である。 支柱連結具の他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 支柱連結具のその他の態様を示す説明図である。 直線棒状形態の支柱連結具を用いて構成された従来の植物支持装置の一例を示す斜視図である。 円環状形態の支柱連結具を用いて構成された従来の植物支持装置の他の例を示す斜視図である。 直線棒状形態の支柱連結具による支柱の連結状態を示す斜視図である。 円環状形態の支柱連結具による支柱の連結状態を示す断面図である。 直線棒状形態の支柱連結具における、その側面部に対する支柱挟持部の連結状態を示す正面図である。 直線棒状形態の支柱連結具を、支柱挟持部を外面側に位置させた状態で且つ該支柱挟持部を頂点に位置させて凸に湾曲させた場合の問題点を説明する説明図である。 直線棒状形態の支柱連結具を、支柱挟持部を内面側に位置させた状態で且つ該支柱挟持部を頂点に位置させて凹に湾曲させた場合の問題点を説明する説明図である。
図1〜5において本発明に係る植物支持装置を構成する支柱連結具1は、例えば図8や図9、図10、図11に示す植物支持装置Aを構成するものであり、可撓性と弾力性を有する帯状部材2の一方の側面部3及び/又は他方の側面部5に、図4に示すように支柱6を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部7を有し且つ該嵌入凹部7に嵌入された該支柱6を弾性的に挟持し得るC字状の支柱挟持部9が、該帯状部材2の延長方向に所要間隔を置いて設けられている。該支柱挟持部9は、図3〜4に示すように、該嵌入凹部7の円弧状の底部外面10の先端部位11で突設した首部12を介して、例えば前記一方の側面部3に連結されることによって、該先端部位11と該一方の側面部3とが離間されている。又、前記一方の側面部3にクラック防止リブ13が設けられており、該クラック防止リブ13は、平面視で前記首部12の左側方部位及び右側方部位に位置するリブ片15を具えている。そして図1〜2、図5に示すように、前記帯状部材2を図6〜7に示すようにリング状に屈曲した状態で該帯状部材2の端部14a,14b相互を着脱可能に連結し得る第1の係合部16と第2の係合部17が設けられている。以下これをより具体的に説明する。
前記支柱6は、栽培する植物に応じて所定長さに設定されるものであり、キュウリやゴーヤ等の大型の果菜類を栽培する場合は例えば1800mm長さのものを用い、エンドウやインゲン等の小型の果菜類を栽培する場合は例えば1500mm長さのものを用いるのがよい。又、朝顔やクレマチス等の花を栽培する場合は例えば1200mm長さのものを用いるのがよい。又、該支柱6は断面円形状を呈し、その径は例えば10mmのものを用いる。なお該支柱6の外周面19は平滑面として形成される他、外周面19に、その長さ方向に延長する複数列の不連続突起列が設けられることもある。
前記支柱連結具1は、本実施例においては全体が例えばポリアセタール樹脂で構成されており、これを構成する前記帯状部材2は屈曲可能な可撓性と弾力性を有し、その長さは例えば595mmに形成され、その厚さは例えば1.5mmに、その上下幅は例えば10mmに設定されている。
そして前記帯状部材2の前記一方の側面部3には、図1に示すように、その長さ方向に所要間隔(例えば200mmの間隔)を置いて前記支柱挟持部9が3個設けられており、端部に位置する支柱挟持部9aと前記帯状部材2の端部14a,14bとの間の長さは例えば100mmに設定されている。該3個の支柱挾持部9,9,9は共に同一の構成を有しており、図3〜4に拡大して示すように、前記支柱6を嵌入させる円弧面からなる、軸線Lが上下方向である前記嵌入凹部7を有し、該嵌入凹部7に収容された支柱6を弾性的に挾持し得る横断面C字状を呈している。そして該支柱挾持部9の、C字状本体22の開放端としての支柱導入口23の両端25,25には、先側に向けてハの字状に拡がる支柱ガイド面26,26が連設されている。該支柱挾持部9の上下幅は本実施例においては前記帯状部材2の上下幅と等幅に構成されている。
そして該支柱挟持部9は前記のように、前記嵌入凹部7の円弧状の前記底部外面10の前記先端部位11で突設した首部12を介して前記一方の側面部3に連結され、前記帯状部材2の上下幅方向全長に亘って設けられている。該首部12は、本実施例においては、横断面が上下に長い長方形状に形成されており、前記長さ方向で見た幅寸法は1.5mmに設定され、その突出長さは本実施例においては1mmとされ、前記先端部位11と該側面部3との間の距離は1mmとされている。
前記クラック防止リブ13は、平面視で前記首部12の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片15,15を具えて構成されており、該左右のリブ片15,15は本実施例においては図3(B)に示すように、その向き合う内端15a,15bが前記首部12の左右部12a,12bと一体である。そして該左右のリブ片15,15が前記首部12の上下方向中央部位において、該首部12に対して直角を呈する方向で左右対称の状態で突設されており、該首部12と左右の該リブ片15,15は十字状に交差している。該左右のリブ片15,15と該首部12とによって前記クラック防止リブ13が構成されている。
又図5に示すように、前記帯状部材2の一方の端部14aに設けられている前記第1の係合部16と前記帯状部材2の他方の端部14bに設けられている前記第2の係合部17とは着脱可能に嵌合できるものであり、該嵌合によって、図6〜7に示すように、前記帯状部材2をリング状に屈曲した状態で保持できる。又両者の嵌合によって、例えば図10に示すように、帯状部材2,2相互を直線状に連結でき、或いは図11に示すように波線状に連結できる。
図5に示すように、該第1の係合部16には、該第2の係合部17を着脱可能に嵌合させ得る係合凹部29が設けられている。該係合凹部29は、上下何れかの端部30,30が開口することによって(本実施例においては上の端部30aが開口することによって)、有底の上下方向係合凹部31を有する。該上下方向係合凹部31は本実施例においては、平面視で上端開放の矩形係合凹部として構成されており、その外方側の側壁部32の幅方向中央部位には、上端開口の係合開放部33が欠切形成されている。
前記第2の係合部17は、前記係合開放部33に嵌まり合う係合首部35が設けられると共に、該係合首部35の先端には、両側の係合段部36,36を介して係合突部37が突設されている。
然して、前記係合突部37を前記上下方向係合凹部31に嵌め入れると共に前記係合首部35を前記係合開放部33に嵌め入れることにより、前記係合段部36,36が前記係合開放部33の両側の内縁部39,39と係合することによって該第2の係合部17と該第1の係合部16とが、該第2の係合部17が前記延長方向で抜け止めされるように連結される。そして、該係合突部37と前記係合首部35を、前記上下方向係合凹部31と前記係合開放部33から取り外すことにより該第1の係合部16と該第2の係合部17を分離できる。これによって、前記帯状部材2の端部14a,14b相互を着脱可能に連結できる。
本実施例に係る前記支柱連結具1は、次に述べる3点の特徴的構成を有しているため、該支柱連結具1を用いて構成される前記植物支持装置Aは、次の顕著な作用効果を奏する。
第1の特徴的構成は、「植物支持装置Aを構成するための支柱連結具1が、可撓性と弾力性を有する帯状部材2を用いて構成されている」点である。これによって該帯状部材2を、直線状形態として使用できるだけでなく、円環状形態や波線状形態等に屈曲させた状態で使用することもできるのであり、植木鉢やプランターで、或いは、壁際やフエンス際等の地面で、植物を多様な形態で見栄えよく栽培できることとなる。
図8は、前記帯状部材2を直線状形態で使用した態様を示すものであり、プランター40に収容した土41に立設した例えば3本の支柱6,6,6の夫々を、該帯状部材2に設けられている前記支柱挟持部9,9,9の対応のものの前記嵌入凹部7に嵌入させて該支柱6を該支柱挟持部9で保持させた状態を示している。図8においては、該直線状形態の該帯状部材2は例えば5段で設けられており格子状の植物支持装置Aが構成されている。
図9は、前記帯状部材2を円環状形態で使用した態様を示すものであり、植木鉢42に収容した土41に周方向で立設した例えば3本の支柱6,6,6の夫々を、該帯状部材2に設けられている前記支柱挟持部9,9,9の対応のものの前記嵌入凹部7に嵌入させると共に、前記第1の係合部16と前記第2の係合部17とを嵌合させることによって該円環状形態を保持させた状態を示している。図9においては、円環状形態の該帯状部材2は例えば5段で設けられており、タワー状の植物支持装置Aが構成されている。
図10は、前記帯状部材2を直線状形態で使用した他の態様を示すものであり、例えば壁際の地面43で6本の支柱6を直線上で立設すると共に、各段の支柱連結について、該帯状部材2を2本用い且つ該帯状部材2,2相互を、前記第1の係合部16と前記第2の係合部17とを嵌合させることによって連結し、2本の該帯状部材2,2に設けられている前記支柱挟持部9,9,9、9,9,9の嵌入凹部7に、対応の支柱6を保持させた状態を示している。図10においては、該直線状形態の該帯状部材2は例えば5段で設けられており格子状の植物支持装置Aが構成されている。
図11は、前記帯状部材2を波線状形態で使用した態様を示すものであり、例えばフエンス際の地面43で支柱6の6本を波線上で立設すると共に、各段の支柱連結について、前記支柱連結具1を2本用い且つ該帯状部材2,2相互を、前記第1の係合部16と前記第2の係合部17とを嵌合させることによって連結し、2本の該帯状部材2,2を、該支柱6の波線状配置に合わせて波線状形態に屈曲させ、前記支柱挟持部9,9,9,9,9,9の嵌入凹部7に、対応の支柱6を保持させた状態を示している。図11においては、該波線状形態の該帯状部材2は例えば4段で設けられており、平面視で波線状を呈する植物支持装置Aが構成されている。
第2の特徴的構成は、例えば図3〜4に示すように、「前記支柱挟持部9が、前記嵌入凹部7の円弧状の底部外面10の先端部位11で突設した首部12を介して前記一方の側面部3に連結されることによって、該底部外面10の先端部位11と該側面部3とが離間されている」点である。これによって、例えば図12に示すように、前記支柱挟持部9を外向きにして且つ前記首部12を頂点に位置させて前記帯状部材2を凸に湾曲させても、該凸の湾曲が、C字状を呈する前記支柱挟持部9を開き方向に変形させるということがない。これは、該支柱挟持部9を構成する左右の挟持片45,45の基端側の部分46,46が前記一方の側面部3に直には連結されていないからである。従って、前記嵌入凹部7で弾性的に挟持されている前記支柱6の該支柱挟持部9による挟持力が低下することはない。これによって、耐久性に優れた植物支持装置Aを構成できることとなる。
又例えば図13に示すように、前記支柱挟持部9を内向きにして且つ前記首部12を頂点に位置させて前記帯状部材2を凹に湾曲させても、該凹の湾曲が、C字状を呈する前記支柱挟持部9を内側にすぼめる方向に変形させるということがない。これは、該支柱挟持部9を構成する左右の挟持片45,45の基端側の部分46,46が前記一方の側面部3に直には連結されていないからである。従って、前記嵌入凹部7に前記支柱6を嵌入させんとする場合、該嵌入操作が窮屈乃至困難となることがない。
第3の特徴的構成は、例えば図3〜4に示すように、「前記クラック防止リブ13は、平面視で前記首部12の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片15,15を具えて構成されている」点である。
これによって例えば図6や図7に示すように、前記帯状部材2を円環状に屈曲させると共に前記第1の係合部16と前記第2の係合部17を前記要領で係合させて前記帯状部材2の端部14a,14b相互を連結状態にすると、図12、図13に示すように、前記帯状部材2の内、前記首部12が設けられている部位49の近傍部分50では、前記左右のリブ片15,15の剛性によって、前記帯状部材2が略直線状を呈し、湾曲状態が緩やかに現われる。従って、前記一方の側面部3の前記首部12が突設されている部位49に、無理な応力が作用することがない。ここに、図6は、前記支柱挟持部9が円環状部47の内側で設けられている状態を示し、図7は、前記支柱挟持部9が円環状部47の外側で設けられている状態を示している。
比較のために示す図14、図15は、前記首部12は設けられているが前記左右のリブ片15,15は設けられていない前記帯状部材2を、円環状に屈曲させると共に前記第1の係合部16と前記第2の係合部17を前記要領で係合させた状態を示している。図14は、前記支柱挟持部9が前記円環状部47の内側で設けられている状態を示し、図15は、前記支柱挟持部9が前記円環状部47の外側で設けられている状態を示す。該円環状部47の形態は、前記左右のリブ片15,15が設けられていないために、前記首部12が設けられている部位49の近傍部分50で、図12、図13に関連して説明したような略直線状を呈する部分がない。従って、該近傍部位50では、湾曲状態が強く現われており、図12、図13に示す場合に比し、該部位49に、より大きな応力が作用する状態となっている。
これらのことは、前記左右のリブ片15,15が設けられてなる前記帯状部材2を波線状形態に屈曲させた場合(図11)においても同様である。
かかることから、本実施例に係る前記支柱連結具1を用い且つ前記支柱挟持部9に支柱6を挟持させて構成された植物支持装置Aにあっては、該支柱連結具1が前記円環状部47を構成する場合であっても、又、前記波線状形態51(図11)を構成する場合であっても、前記一方の側面部3の前記首部12が突設されている部位49に無理な応力が継続的に作用するのを防止できる。その結果、長期間の使用によっても該部位49にクラックが発生しにくく、これによって、耐久性に優れた植物支持装置を構成できることとなる。
特に本実施例においては図3に示すように、前記左右のリブ片15,15が前記首部12の左側方部位及び右側方部位に設けられており、該首部12と該左右のリブ片15,15とは十字状に交差している。これによって、前記したように、前記支柱挟持部9による前記支柱6の挟持の確実性や挟持の容易性を確保できる。又、前記首部12が突設されている部位49に無理な応力が継続的に作用するのを防止できるので、長期間の使用によっても該部位49にクラックが発生しにくく、耐久性に優れた植物支持装置を構成できることとなる。加えて、前記左右のリブ片15,15が前記首部12と十字状に交差しているため、該左右のリブ片15,15を前記首部12の全長に亘って設ける場合に比し、射出成型の容易化を図り得ると共に、使用する樹脂量を減じ得る経済性がある。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能である。その一例を挙げれば次のようである。
(1)図16〜18は、本発明に係る支柱連結具1の他の態様を示すものであり、前記首部12以外の構成は実施例1における場合と略同様である。該首部12は、本実施例においては例えば円柱状に構成されると共に、前記クラック防止リブ13は、該首部12の左側方向部位と右側方向部位に位置する左右のリブ片15,15を具えている。そして該左右のリブ片15,15は、その向き合う内端15a,15bが、前記首部12の左右部12a,12bと一体であり、該左右のリブ片15,15と該首部12とによって前記クラック防止リブ13が構成されている。該首部12の径は例えば3.8mmに設定されると共にその長さは例えば1mmに設定されている。図16〜18は、何れも、A図は、他方の側面部5側から見た斜視図であり、B図は、支柱挟持部9が支柱6を挟持した状態の平面図であり、C図は、B図におけるL1−L1断面図である。これらのことは、後述の図19〜25において同様である。
図16に示されている前記支柱連結具1は、前記首部12が前記帯状部材2の上下方向中央部位で突設されており、前記左右のリブ片15,15は、前記首部12からの左右方向での突出量が等しく、且つ前記一方の側面部3に向かうにつれて該首部12からの突出量が大きくなる左右対称に構成されている。
図17に示されている前記左右のリブ片15,15は、前記首部12が前記帯状部材2の上下方向中央部位で突設されており、前記首部12からの左右方向での突出量が異なり、且つ夫々のリブ片15,15が、前記一方の側面部3に向かうにつれて該首部12からの突出量が大きくなる左右非対称に構成されている。
図18に示されている支柱連結具1は、前記首部12が前記帯状部材2の一方の側縁部53側に偏位して突設されており、前記左右のリブ片15,15は、前記首部12からの左右方向での突出量が等しく、且つ前記一方の側面部3に向かうにつれて該首部12からの突出量が大きくなる左右対称に構成されている。
(2)図19〜25は、本発明に係る支柱連結具1のその他の態様を示すものであり、前記首部12を、例えば円柱状に構成すると共に、前記クラック防止リブ13は、該首部12が設けられている一方の側面部3と対向する他方の側面部5に設けられている。該首部12の径は例えば3.8mmに設定されると共にその長さは1mmに設定されている。
図19に示す支柱連結具1は、前記首部12が前記帯状部材2の上下方向中央部位で突設されており、前記クラック防止リブ13は、前記帯状部材2の前記他方の側面部5において、前記首部12との対向側で且つ、該首部12の直径よりも若干大きい左右幅を有すると共に前記帯状部材2の上下方向全体に亘る状態で、該帯状部材2と一体に設けられている。該クラック防止リブ13は、0.5mmの程度の厚さを有する上下に長い矩形状突部55として構成されており、該矩形状突部55の左右部分は前記左右のリブ片15,15とされている。
図20に示す支柱連結具1は、図19に示す支柱連結具1における前記クラック防止リブ13を、前記首部12と対向する状態で前記他方の側面部5の上下方向中央部位で突設された左右方向に稍長い矩形状突部55に変更した構成を有している。
図21に示す支柱連結具1は、図19に示す支柱連結具1において、前記首部12を、前記帯状部材2の一方の側縁部53に稍偏位して突設されたものに変更した構成を有している。
図22に示す支柱連結具1は、図20に示す支柱連結具1において、前記首部12及び前記クラック防止リブ13を、前記帯状部材2の一方の側縁部53に稍偏位して突設されたものに変更した構成を有している。
図23に示す支柱連結具1は、図19に示す支柱連結具1において、前記クラック防止リブ13を、前記首部12の中心と前記クラック防止リブ13の左右幅方向の中心とが左右方向で見て若干位置ずれした状態となるように変更した構成を有している。L3は、該首部12の中心線を示す。
図24に示す支柱連結具1は、図20に示す支柱連結具において、前記クラック防止リブ13を、前記首部12の中心と前記クラック防止リブ13の左右幅方向の中心とが左右方向で見て若干位置ずれした状態となるように変更した構成を有している。L4は、該首部12の中心線を示す。
図25に示す支柱連結具1は、前記クラック防止リブ13を構成する左右のリブ片15,15を、前記他方の側面部5において、該首部12を左右から挟むように設けられた上下方向の突条59,59を以て構成した場合を示している。この場合は左右のリブ片15,15のみでクラック防止リブ13が構成されている。
図19〜25においては、前記首部12が円柱状に構成されると共に前記クラック防止リブ13は、該首部12が設けられている一方の側面部3と対向する他方の側面部5に設けられている。そのため前記支柱挟持部9は、該他方の側面部5に設けられている前記クラック防止リブ13の影響を受けることなく、前記首部12を介してある程度首振りできる。これによって、垂直状態に立設された支柱6であっても稍傾斜状態で立設された支柱9であっても、これらの支柱9を、前記嵌入凹部7に、より安定した密接嵌入状態となし得る。
(3)前記支柱挟持部9は、前記帯状部材2の一方の側面部3と他方の側面部5の双方に設けられることもある。又、該一方の側面部3に設けられる複数の該支柱挟持部9や該他方の側面部5に設けられる複数の該支柱挟持部9は、径の異なる支柱6を安定的に嵌入可能とするために、該支柱6の径に応じて複数種類のサイズとされることもある。
(4)前記クラック防止リブ9は、必要に応じて、前記一方の側面部3と前記他方の側面部5の双方に設けられることもある。
(5)前記首部12が設けられる前記側面部3(5)に設けられる前記リブ片15は、例えば図25に示すと同様に、前記首部12に連結されない状態で該首部12を左右から挟むように設けられることもある。
1 支柱連結具
2 帯状部材
3 一方の側面部
5 他方の側面部
6 支柱
7 嵌入凹部
9 支柱挟持部
10 底部外面
11 先端部位
12 首部
13 クラック防止リブ
15 リブ片
16 第1の係合部
17 第2の係合部
本発明に係る支柱連結具の第3の態様は、可撓性と弾力性を有する帯状部材の一方の側面部にのみ、支柱を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部を有し且つ該嵌入凹部に嵌入された該支柱を弾性的に挟持し得るC字状の支柱挟持部が、該帯状部材の延長方向に所要間隔を置いて設けられており、該支柱挟持部は、該嵌入凹部の円弧状の底部外面の先端部位で突設した首部を介して前記側面部に連結されることによって、該先端部位と該側面部とが離間されており、前記帯状部材の、前記首部が設けられている前記側面部と対向する側面部には、平面視で前記首部の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片を具えたクラック防止リブが設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る支柱連結具の第5の態様は、前記第3の態様において、前記首部は円柱状の軸部として構成されており、該円柱状の軸部の屈曲変形によって、前記支柱挟持部が該首部を介して首振り可能であることを特徴とする請求項3記載の植物支持装置を構成するものである。

Claims (7)

  1. 可撓性と弾力性を有する帯状部材の一方の側面部及び/又は他方の側面部に、支柱を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部を有し且つ該嵌入凹部に嵌入された該支柱を弾性的に挟持し得るC字状の支柱挟持部が、該帯状部材の延長方向に所要間隔を置いて設けられており、該支柱挟持部は、該嵌入凹部の円弧状の底部外面の先端部位で突設した首部を介して前記側面部に連結されることによって、該先端部位と該側面部とが離間されており、又、前記側面部にクラック防止リブが設けられており、
    該クラック防止リブは、平面視で前記首部の左側方部位及び右側方部位に位置する左右のリブ片を具えていることを特徴とする植物支持装置を構成する支柱連結具。
  2. 前記首部が存する前記側面部においては、該側面部に設けられている前記左右のリブ片の向き合う内端が該首部の左右部と一体であり、該左右のリブ片と該首部とによって前記クラック防止リブが構成されていることを特徴とする請求項1記載の植物支持装置を構成する支柱連結具。
  3. 前記首部が設けられている前記側面部と対向する前記側面部に設けられている前記クラック防止リブは、平面視で前記首部の左側方部位及び右側方部位に位置する前記左右のリブ片を具えていることを特徴とする請求項1記載の植物支持装置を構成する支柱連結具。
  4. 前記首部は、前記帯状部材の前記側面部の上下幅方向全長に亘って設けられており、該首部の左側方部位及び右側方部位に設けられている前記左右のリブ片は、該首部の上下方向中央部位において、該首部に対して直角を呈する方向で設けられており、該首部と該左右のリブ片とは十字状に交差していることを特徴とする請求項2記載の植物支持装置を構成する支柱連結具。
  5. 前記首部が設けられている前記側面部には前記クラック防止リブは設けられておらず、該首部は円柱状の軸部として構成されており、該円柱状の軸部の屈曲変形によって、前記支柱挟持部が該首部を介して首振り可能であることを特徴とする請求項3記載の植物支持装置を構成する支柱連結具。
  6. 前記帯状部材の端部相互を着脱可能に連結するために、該帯状部材の一方の端部に第1の係合部が設けられると共に他方の端部に第2の係合部が設けられており、該第1の係合部は、該第2の係合部を着脱可能に嵌合させ得る係合凹部が設けられ、該係合凹部は、上下何れかの端部が開口することによって上下方向係合凹部が設けられると共に、該上下方向係合凹部の側壁部には係合開放部が設けられており、前記第2の係合部は、該係合開放部に嵌まり合う係合首部が設けられると共に、該係合首部の先端には係合突部が突設されており、該係合突部を前記上下方向係合凹部に嵌合させた状態で、該係合突部が該係合開放部の内縁部と係合することによって該第2の係合部が前記延長方向で抜け止めされることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の植物支持装置を構成する支柱連結具。
  7. 前記帯状部材を、リング状に屈曲し且つその端部相互を着脱可能に連結するために、該帯状部材の一方の端部に第1の係合部が設けられると共に他方の端部に第2の係合部が設けられており、該第1の係合部は、該第2の係合部を着脱可能に嵌合させ得る係合凹部が設けられ、該係合凹部は、上下何れかの端部が開口することによって上下方向係合凹部が設けられると共に、該上下方向係合凹部の側壁部には係合開放部が設けられており、前記第2の係合部は、該係合開放部に嵌まり合う係合首部が設けられると共に、該係合首部の先端には係合突部が突設されており、該係合突部を前記上下方向係合凹部に嵌合させた状態で、該係合突部が該係合開放部の内縁部と係合することによって該第2の係合部が前記延長方向で抜け止めされることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の植物支持装置を構成する支柱連結具。
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