JP4859937B2 - 植物支持用の二分割組立て方式のu型支柱及び該u型支柱構成用の連結具 - Google Patents

植物支持用の二分割組立て方式のu型支柱及び該u型支柱構成用の連結具 Download PDF

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Description

本発明は、トマトやナス等の栽培に際して雨避けを形成したり、キュウリやゴーヤ等の蔓性植物を栽培するための植物栽培棚を形成したりするために用いて好適な植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱に関するものであり、又、該U型支柱構成用の連結具に関するものである。
トマトやナス等を栽培する際、これらに雨水が付着すると、病害虫が発生してトマト等がひび割れしたり腐ったりしやすい。そこで、このような被害を防止するために、例えば図22に示すような簡易な雨避けaが用いられている。
該雨避けaは、上側部分bが逆U字状に湾曲し且つ両側の支柱部c,cの下端部分d,dが土に埋設されるパイプからなるU型支柱eの複数本を一方向に所要間隔を置いて並設すると共に、並設されたU型支柱eの上端部f及びその両側部g,gをパイプからなる横繋ぎ杆hで連結して図22に示す支柱枠体jを形成し、該支柱枠体jの上側の部分kに雨避けシートmを被せた構成を有していた。
かかるU型支柱eとしては、例えば、1本のパイプをU字状に屈曲して形成した図23に示す一体型のU型支柱e1を用いることができる。しかしながら、かかるU型支柱e1を用いる場合はその横幅が大きいために梱包嵩が大となり、配送時のスペースが大きくなるばかりか、販売店における売り場スペースも大となり、又、雨避けの使用時期が終わった後におけるU型支柱の収納スペースも大きくなる問題が生ずることになる。
そこで、かかる問題点を回避するために、図24や図25に示すような分割組立て方式のU型支柱e2が提供されている。該U型支柱e2は、アーチ状パイプnと、その両下端p,pに連結される直線状上パイプq,qと、該直線状上パイプq,qの下端r,rに連結される直線状下パイプs,sとから構成されており、その組み立てに際してパイプ相互を連結する手段としては、例えば特開2006−105239号公報の図37〜39が開示するようなジョイントパイプ挿入方式や、同公報の図2〜図4等が開示する止水連結方式等が採用されていた。
該ジョイントパイプ挿入方式によりパイプ相互を連結する手段は、図26に示すように、前記直線状上パイプqの上端に突設されたジョイントパイプtを前記アーチ状パイプnの下端部分uに挿入すると共に、前記直線状下パイプsの上端に突設したジョイントパイプtを前記直線状上パイプqの下端部分vに挿入することにより行なっていた。
しかしながら、かかるジョイントパイプ挿入方式によるときは、雨避けとして使用中に雨避けの内部に風が吹き込んだ場合、アーチ状パイプnが浮き上がることによって前記ジョイントパイプtが前記下端部分u,vから抜けてしまう恐れがあった。又、パイプ相互の繋ぎ目部分wからパイプ内に雨水が侵入することによってパイプの内部に錆が発生し、パイプ強度が劣化しやすい問題もあった。
前記止水連結装置は、かかる問題点を改善せんとして提案されたものであり、図27に示すように、連結されるべき両パイプx,xの連結側の端部開口y,yを止水キャップ部材z,zで閉蓋するものであり、該止水キャップ部材zは、パイプxの軸線方向に窪む収容凹部a1が形成された有底の筒状を呈していた。そして、一方の止水キャップ部材z1の端部に設けられた連結片b1と他方の止水キャップ部材z2の端部に設けられた連結片c1が分離可能に係合一体化される構成を採用していた。そして、該両連結片b1,c1は、例えば雌ネジ連結片と雄ネジ連結片として構成されており、両者を螺合により係合一体化させることによりパイプ相互が止水を確保して連結される如く構成されていた。
このようにしてアーチ状パイプnと直線状上パイプqと直線状下パイプsを、パイプ相互を分離可能に連結してなる前記U型支柱e2は、パイプ相互の連結が分離可能であるために全体を小さく分解できた。かることから、梱包嵩を小さくできて配送時のスペースを削減し得ると共に、販売店における売り場スペースを削減でき、又、雨避け等の使用時期が終わった後は、個々のパイプに分解することによってU型支柱をコンパクトに収納できる利点があった。
しかしながら、前記ジョイントパイプtや前記止水キャップ部材z,zを介して連結してなる前記分割組立て方式のU型支柱e2は、複数の分割パイプを連結して構成された支柱部c,cを具えるものであって、全体を継ぎ目なく一体に形成してなる図23に示すような前記U型支柱e1に比し支柱強度が劣る問題があった。又、かかる二分割組立て方式のU型支柱e2は、直線状下パイプと直線状上パイプとの連結作業、及び、直線状上パイプとアーチ状パイプとの連結作業を要し、合計6カ所の連結作業を要して組立て作業能率が悪い問題があった。このように従来のU型支柱は、いずれも、回避し難い問題を包含していた。
特開2006−105239号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、支柱強度を極力低下させることなく二分割でき且つ作業性よく組立てることができ、しかも、二分割することによって梱包嵩を減ずることができ、これにより、配送時のスペースを削減し得ると共に、販売店における売り場スペースを削減でき、又、雨避け等の使用時期が終わった後は、個々のパイプに分解することで、支柱使用後における収納スペースを削減し得る、二分割組立て方式のU型支柱の提供を課題とするものである。
又、植物栽培用の雨避けや植物栽培棚等を形成するための支柱枠体を、U型支柱の複数本を横繋ぎ杆で連結して構成するに際し、該支柱枠体の構成を作業性よく行うことのできる二分割組立て方式のU型支柱の提供を課題とするものである。又本発明は、かかる二分割組立て方式のU型支柱を構成するために好適な連結具の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱(以下U型支柱という)は、横繋ぎ杆によって相互が連結される、倒U字状を呈する植物栽培用の二分割組立て方式のU型支柱であって、上に凸に湾曲し且つ頂部の中央部分が水平な直線状部として形成されたアーチ状部の両下端に、直線状の支柱部の上端が、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なっており、該アーチ状部は、前記直線状部の中央で左右に二分割されることによって形成された分割管体の端部相互が連結具で連結されてなり、該連結具は、該分割管体内への水の侵入を防止するように該分割管体の端部開口を閉蓋し該分割管体に固定される止水キャップ部材と、該止水キャップ部材相互を連結する連結杆と、該止水キャップ部材相互を連結状態で保持する保持部材とを具えている。
各止水キャップ部材は、前記端部開口を通して前記分割管体内に挿入せしめられる、先端が開口した有底の筒体を具え、該筒体の内部は収容凹部とされており、又、該筒体の開口端には外方に張り出す環状鍔部が周設されると共に、該環状鍔部には、前記筒体を囲む囲壁部が周設され、該囲壁部と前記筒体との間に、前記分割管体の端部分の周壁部を密接に嵌入させ得る環状嵌入溝が形成されており、又、前記環状鍔部には、外径が先端に向けて細くなることよって傾斜支持面が形成されてなる突出支持部が設けられている。そして、前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられることによって、前記両収容凹部が連なって収容空所が形成され、該収容空所に、前記両収容凹部に股がって存する如く前記連結杆が略密接状態で収容される如くなされ、又、前記両突出支持部の前記両傾斜支持面の協働によって、前記直線状部と直交する方向に延長する前記横繋ぎ杆の外面と当接し得る支持凹面が形成されてなる。又、前記保持部材は、前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられた状態で、前記両囲壁部の先端の挾持係合部と係合して該先端相互が分離しないように該両囲壁部を挟持する一対の挾持部を具えることを特徴とするものである。
前記U型支柱において、前記両傾斜支持面は夫々、四分割円弧状面として形成し、該両傾斜支持面の協働によって形成される前記支持凹面は、該両四分割円弧状面がその先端縁で一連に連なることによって、断面円形のパイプ状を呈する前記横繋ぎ杆の外面に面接触し得る円弧状凹面として形成される如く構成するのがよい。
本発明に係るU型支柱構成用の連結具は、上に凸に湾曲し且つ頂部の中央部分が水平な直線状部として形成されたアーチ状部の両下端に、直線状の支柱部の上端が、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なっており、該アーチ状部は、前記直線状部の中央で左右に二分割される如くなされており、横繋ぎ杆によって相互が連結される如くなされた二分割組み立て方式のU型支柱の、該二分割されることによって形成された分割管体の端部相互を連結する、二分割組立て方式のU型支柱構成用の連結具であって、該分割管体内への水の侵入を防止するように該分割管体の端部開口を閉蓋し該分割管体に固定される止水キャップ部材と、該止水キャップ部材相互を連結する連結杆と、該止水キャップ部材相互を連結状態で保持する保持部材とを具えている。
各止水キャップ部材は、前記端部開口を通して前記分割管体内に挿入せしめられる、先端が開口した有底の筒体を具え、該筒体の内部は収容凹部とされており、又、該筒体の開口端には外方に張り出す環状鍔部が周設されると共に該環状鍔部には、前記筒体を囲む囲壁部が周設され、該囲壁部と前記筒体との間に、前記分割管体の端部分の周壁部を密接に嵌入させ得る環状嵌合溝が形成されており、又、前記環状鍔部には、外径が先端に向けて細くなることによって傾斜支持面が形成されてなる突出支持部が設けられている。そして、前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられることによって、前記両収容凹部が連なって収容空所が形成され、該収容空所に、前記両収容凹部に股がって存する如く前記連結杆が略密接状態で収容される如くなされ、又、前記両突出支持部の前記両傾斜支持面の協働によって、前記直線状部と直交する方向に延長する前記横繋ぎ杆の外面と当接し得る支持凹部が形成されてなる。又、前記保持部材は、前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられた状態で、前記両囲壁部の先端の挾持係合部と係合して該先端相互が分離しないように該両囲壁部を挟持する一対の挾持部を具えることを特徴とするものである。
前記U型支柱構成用の連結具において、前記両傾斜支持面は夫々、四分割円弧状面として形成し、該両傾斜支持面の協働によって形成される前記支持凹面は、該両四分割円弧状面がその先端縁で一連に連なることによって、断面円形のパイプ状を呈する前記横繋ぎ杆の外面に面接触し得る円弧状凹面として形成される如く構成するのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係るU型支柱は、アーチ状部の中央部位でのみ二分割できるように構成されている。より具体的には、植物を支持する上で強度上重要な直線状の支柱部については、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なったものとして構成し、該支柱部の上端に、繋ぎ目のない状態で分割管体を一連一体に連ねている。そして、前記分割管体相互を連結するに際しては、夫々の分割管体に固定される止水キャップ部材を用い、連結杆を芯材として内在させると共に、該止水キャップ部材の先端相互が突き合わされた状態で、保持部材の有する一対の挾持部による挾持作用によって両止水キャップ部材相互が分離しないように保持させることとしている。
かかることから本発明によるときは、二分割組み立て方式のものでありながら、ジョイントパイプや止水キャップ部材を介して連結してなる前記従来のU型支柱とは異なり、強度的安定性に優れたU型支柱を提供できることになる。又、連結箇所が1箇所であるために組み立て作業能率の向上も期し得る。
そしてこのように二分割できることから、U型支柱の梱包嵩を減ずることができ、配送時のスペースを削減し得ると共に販売店における売り場スペースの削減にも寄与できる。又、雨避けや防鳥、植物栽培棚等を形成する支柱として用いられた場合にその使用時期が終わった後は、U型支柱を二分割することにより収納スペースを削減できることともなる。
(2) 又、本発明に係るU型支柱は、前記両分割管体の夫々に固定される止水キャップ部材の先端相互が突き合わされた状態で、前記両傾斜支持面の協働によって前記支持凹面を形成できる。
かかることから、U型支柱の上端部相互を横繋ぎ杆で連結する際、該横繋ぎ杆を該支持凹面に嵌め入れることによって該横繋ぎ杆の配設の位置決めを容易に行なうことができる。これにより、該横繋ぎ杆によるU型支柱の連結を簡易且つ確実に行なうことができ、従って、U型支柱を用いて雨避けや植物栽培棚を形成する際にその施工性向上を図り得ることとなる。特に、前記横繋ぎ杆の外面を円形に形成する場合において、前記支持凹面を該横繋ぎ杆の円形の外面に面接触し得る円弧状凹面として構成するときは、該横繋ぎ杆の円形の外面と該円弧状凹面とが面接触状態となるため、荷重の偏りが生じにくく、従って、横繋ぎ杆とU型支柱の連結一体化の安定性向上を期し得ることとなる。
(3) 又、本発明に係るU型支柱構成用の連結具によるときは、二分割組み立て方式のU型支柱を、強度的に安定したものとして然も作業性よく組み立てることができる。
本発明に係るU型支柱を用いて形成した雨避けを示す斜視図である。 その雨避けを形成する支柱枠体を示す斜視図である。 連結杆が芯材として内在されてなる左右の止水キャップ部材を用いて左右の分割支柱を連結した状態を示す斜視図である。 その正面図である。 U型支柱と横繋ぎ杆との連結状態を示す斜視図である。 その断面図である。 その拡大図である。 止水キャップ部材の環状嵌入溝に、分割管体の端部分を嵌入させた状態を示す断面図である。 分割管体と止水キャップ部材と連結杆を分解して示す斜視図である。 止水キャップ部材を示す斜視図である。 支柱部の表面に設けられた節部と、該節部に横繋ぎ杆が支持された状態を示す斜視図と側面図である。 支柱部の表面に設けられた目印線を示す斜視図である。 横繋ぎ杆相互の連結構造を説明する斜視図と断面図である。 保持部材の他の態様を、その使用状態で示す斜視図である。 その保持部材を示す斜視図と断面図である。 その使用状態を示す断面図である。 保持部材のその他の態様をその使用状態で示す断面図である。 両止水キャップ部に設けられた両傾斜支持面の協働によって形成された支持凹面のその他の態様を示す側面図である。 その支持凹面による横繋ぎ杆の外面の支持状態を示す側面図である。 円弧状凹面として形成された支持凹面による横繋ぎ杆の他の支持状態を示す側面図である。 U型支柱及び横繋ぎ杆を構成するパイプの他の態様を示す断面図である。 従来の雨避けの一例を示す斜視図である。 従来の一体型のU形支柱を示す正面図である。 従来の、分割組立て方式のU形支柱を示す正面図である。 従来の、分割組立て方式のU形支柱の他の態様を示す正面図である。 従来における分割組立て方式のU形支柱におけるジョイントパイプ挿入によるパイプ相互連結手段を説明する斜視図と断面図である。 従来における、分割組立て方式のU形支柱の、止水キャップ部材連結手段を説明する一部断面正面図である。
図1〜2において本発明に係るU型支柱1は、例えば植物栽培用の雨避け2(図1)を形成するために応用されており、一方向に所要間隔を置いて並設された該U型支柱1の複数本が横繋ぎ杆3で連結されることよって、該雨避け2を形成するための支柱枠体5(図2)を構成するものである。
該U型支柱1は、図3〜4、図5〜6に示すように、上に凸に湾曲し且つ頂部の中央部分が水平な直線状部7として形成されたアーチ状部9の両下端10,10に、直線状の支柱部11,11の上端12,12が、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なっている。該アーチ状部9は、例えば断面円形のパイプ(外径は例えば20mm)を用いて形成されており、前記直線状部7の中央で左右に二分割されることによって形成された分割管体13,13の端部15,15相互が連結具16で連結されている。そして、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なった該分割管体13と前記支柱部11とが分割支柱17を構成している。
該連結具16は、図5〜7に示すように、該分割管体13,13内への水の侵入を防止するために該分割管体13,13の内部空所18,18の端部開口19,19(図9)を閉蓋するように該分割管体13に固定される止水キャップ部材20,20と、該止水キャップ部材20,20に跨がって装着される連結杆21と、該連結杆21が装着された状態で該止水キャップ部材20,20相互を両者が分離しないように保持する保持部材22とを具えている。該連結杆21は、樹脂製や金属製のものであり、本実施例においては、防錆処理が施された鋼製の円形パイプを以って構成されている。
前記止水キャップ部材20,20は同一の構成を有しており、図6〜10に示すように、前記分割管体13の端部開口19(図9)を通して前記内部空所18に挿入せしめられる、先端が開口した有底の挿入筒体25を具え、該挿入筒体25の内部は、前記連結杆21の一端側の部分(略半分)26、他端側の部分60を図6に示すように収容させるための収容凹部27とされている。該収容凹部27の内周面29には、図7、図10に示すように、該連結杆21の外周面30に弾性圧接状態となり得る弾性変形可能な環状の内突条31が、該挿入筒体25の長さ方向に所要間隔を置いて複数突設されている。
又、前記挿入筒体25の開口端には、図6〜10に示すように、外方に張り出す環状鍔部32が周設されると共に、該環状鍔部32には、その先端33で、該挿入筒体25の底面35(図10(B))が存する側に向けて屈曲して前記挿入筒体25の先端側の部分36を囲む囲壁部37が周設され、両囲壁部37,37の先端39,39は、前記分割管体13の外面40に対する段差面となる挟持係合部41とされている。そして図6に示すように、該囲壁部37と前記先端側の部分36との間に、前記分割管体13の端部分38の周壁部42を嵌入させ得る環状嵌入溝43が形成されている。
前記挿入筒体25は、本実施例においては図6〜9に示すように、前記分割管体13の内径よりも稍小径に形成されており、その外周面45には、弾性変形可能な外突条46の複数条が、該挿入筒体25の長さ方向に延長する状態で且つ前記挿入筒体25の周方向に所要角度ピッチ(例えば45度の角度ピッチ)で突設されている。該外突条46の突出方向の先端面47は、図10(A)に示すように、その高さが、該挿入筒体25の開口端49側の部分50で最大となり前記底面35側に向けて徐々に減ずる、傾斜面51に形成されている。該傾斜面51は、該挿入筒体25を前記分割管体13に挿入する際の案内面となるものであり、前記環状嵌入溝43に前記分割管体13の前記周壁部42を嵌入したときに、図8に示すように、該周壁部42が、前記外突条46の先端面47と前記囲壁部37の内側の面52との間で弾性的に挟持されるようになされている。
そして前記環状鍔部32には、図6〜7、図10に示すように、前記横繋ぎ杆3の外面53を支持する突出支持部55が設けられている。該突出支持部55は、該環状鍔部32の外径が該環状鍔部32の先端56(前記止水キャップ部材20,20の先端でもある)に向けて小径となる傾斜支持面57を有するものとして形成されており、該傾斜支持面57は、本実施例においては、円形パイプとして形成された前記横繋ぎ杆3の外径(例えば20mm)に等しい直径を有する四分割円弧状面57aとして形成されている。
かかる構成を有する止水キャップ部材20の各部の寸法を例示すれば、前記挿入筒体25の前記収容凹部27の深さは52mmに設定されると共に、その外径は、前記分割管体13の端部分38の内径17.2mmよりも稍小さい15mmに設定されている。又、前記挿入筒体25の内径は13mmに設定されると共に、前記内突条31の突出量は0.3mmに設定され、前記外突条46の高さは、最大で1.1mmに設定されている。又、前記連結杆21の外径は12.7mmに設定されている。
然して前記U型支柱1を構成するに際しては、前記分割管体13,13の夫々に、前記止水キャップ部材20の前記挿入筒体25を図6に示すように挿入し、前記外突条46の先端面47が、該分割管体13の端部分38の内面59に密着した状態とする。そして、該端部分38の周壁部42を前記環状嵌入溝43に嵌入させることにより、図6、図8に示すように、該周壁部42が、前記外突条46の先端面47と前記囲壁部37の内側の面52との間で、該外突条46の先端側が弾性変形して強固に挟持された状態となる。これによって、図6に示すように、前記分割管体13の端部開口19が前記止水キャップ部材20で閉蓋され、該分割管体13内に水が浸入するのが防止される。この閉蓋状態で、前記囲壁部37が前記周壁部42に超音波溶着や接着剤を用いて接着され、前記分割管体13に前記止水キャップ部材20が固着される。或いは、前記環状嵌入溝43に前記周壁部42が圧入されたままの状態で該周壁部42が前記止水キャップ部材20に固着される。
このようにして両止水キャップ部材20,20で前記端部開口19,19を閉蓋した後、一方の止水キャップ部材20aの前記収容凹部27に前記連結杆21の一端側の部分26を挿入する。この挿入は、図6〜7に示すように、前記内突条31の内面側を弾性変形させながら圧入状態で行なわれるため、該一端側の部分26が該収容凹部27にガタツキなく挿入されることになる。その後、該連結杆21の他端側の部分60を、他方の止水キャップ部材20bの前記収容凹部27に挿入させる。この挿入も、前記内突条31の内面側を弾性変形させながら圧入状態で行なわれるため、該他端側の部分60が該収容凹部27にガタツキなく挿入されることになる。
然して、前記両止水キャップ部材20,20の先端56,56相互を図7に示すように突き合わせると前記収容凹部27,27が直線状に連なり、左右の分割管体13,13相互が、前記連結杆21が内在された状態で連結されることになる。該分割管体13,13相互の連結一体化は、内在される前記連結杆21が芯材として機能するため強固である。
そして該U型支柱1は、前記アーチ状部9の中央部位でのみ二分割されているにすぎないのであり、繋ぎ目のない直線状の前記支柱部11,11の上端12,12が前記分割管体13に繋ぎ目のない状態で一連一体に連なっている。かかることから該U型支柱1は、荷重を支持する支柱部11が複数部材を連結して構成された前記従来のU型支柱とは異なり、強度的安定性に優れている。
そして、前記両止水キャップ部材20,20の先端56,56相互が図6〜7に示すように突き合わせられると、前記傾斜支持面57,57としての前記四分割円弧状面57a,57aが、その先端縁61,61で一連に連なることによって、前記横繋ぎ杆3の円形の外面91に面接触し得る円弧状凹面62aとしての支持凹面62が形成されることになる。
前記保持部材22は、前記囲壁部37,37の前記挾持係合部41,41と係合して該両囲壁部37,37を、互いに向き合う方向に弾性的に挾持する一対の挾持部63,63(図6)を具えており、前記連結杆21が両収容凹部27,27に収容された状態で、前記先端56,56相互が突き合わされた状態にある止水キャップ部材20,20相互が分離しないように保持するものである。
該保持部材22は、本実施例においては図5に示すように、前記直線状部7と、これと直交する状態で該直線状部7の下面に当接された前記横繋ぎ杆3との交差部66を一体化するためのバンド部材67を以って構成されている。
該バンド部材67は図5〜6に示すように、金属製、例えばステンレス製の線材(直径は、例えば2.5mm)を屈曲して形成されており、前記横繋ぎ杆3の円形の下側外面69に沿うように円弧状に屈曲した下円弧状部70の両上端71,71に、該横繋ぎ杆3の軸線方向に向け上方傾斜で延長する上方傾斜片部72,72が該横繋ぎ杆3を両側から挾む状態で連設されており、対向する該上方傾斜片部72,72間の間隔は、下端から上端に向かうにつれて拡開している。そして該上方傾斜片部72,72の上端73,73に、前記止水キャップ部材20,20を介して相互が連結されてなる前記分割管体13,13の円形の上側外面75,75に沿うように円弧状に屈曲した一対の上円弧状部76,76が連設されており、該両上円弧状部76,76の頂部分は、前記挾持係合部41,41と当接状態に係合し得る前記挾持部63,63とされている。又、該上円弧状部76,76の端部77,77に、前記横繋ぎ杆3の軸線方向に向け下方傾斜で延長して前記横繋ぎ杆3を両側から挾むように下方傾斜片部79,79が連設されており、該下方傾斜片部79,79の両下端80,80に、前記横繋ぎ杆3の円形の下側外面69に圧接状態に当接し得る円弧状係合片81,81が、前記軸線方向で位置を稍ずらして逆方向に突設されている。
然して、前記構成を有するU型支柱1の3本と、前記横繋ぎ杆3の3本と、前記バンド部材(保持部材22)67とを用いて前記雨避け2(図1)を形成するに際しては、先ず、図2に示す支柱枠体5を形成する。該支柱枠体5は、該U型支柱1の3本の夫々を、両支柱下端部分82,82を同程度に地面83に突き刺すことによって、一方向に所要間隔を置いた並設状態とする。この状態で、図2に示すように、前記左右の止水キャップ部材20,20の先端56,56相互の突き合わせ部85(図3〜4)が前記アーチ状部9の中央部に位置することになるので、3本のU型支柱1,1,1の前記支持凹面62,62,62(図3〜4)は前記並設方向に直線状の配置となる。
この状態で、図2に示すように、並設されたU型支柱1,1,1の上端部86,86,86、及びその両側部87,87,87、87,87,87を、前記横繋ぎ杆3で連結する。この連結は、U型支柱1,1,1の内側の面89,89,89に横繋ぎ杆3を当接させると共に、該横繋ぎ杆3を該U型支柱1に、前記バンド部材67を用いて連結することにより、図2に示す支柱枠体5を構成する。
特に、上端部86,86,86を前記横繋ぎ杆3で連結する際は、前記支持凹面62,62,62(図3〜4)が直線状の配置となるために、図6に示すように、該直線状配置の前記支持凹面62,62,62に横繋ぎ杆3を嵌め入れることによって、該横繋ぎ杆3の配設の位置決めを正確且つ容易に行うことができる。かかることから、該横繋ぎ杆3によるU型支柱1,1,1の連結を簡易且つ確実に行なうことができ、雨避け2の施工性向上を図り得る。そして本実施例においては、横繋ぎ杆3の外径と前記円弧状凹面62aの直径が等しいため、図6に示すように、該横繋ぎ杆3の円形の上側外面91(円形の外面53の一部)と該円弧状凹面62aとが面接触状態となり、該円形の外面53が該円弧状凹面62aの前記先端縁61,61相互の当接部90に接する。このように面接触状態となることから、両者の接触面積が多くなって接触状態の安定性向上が図られることになる。
このようにして、横繋ぎ杆3の円形の上側外面91を支持凹面(円弧状凹面62a)62に面接触させた状態で、前記バンド部材67としての保持部材22によって、横繋ぎ杆3を前記アーチ状部9に連結する。そのために図5〜6に示す如く、前記円弧状凹面62aの下側の部分92に前記横繋ぎ杆3を嵌め入れた状態で、該横繋ぎ杆3を、該バンド部材67の前記下円弧状部70に挿通状態とし、該下円弧状部70を該横繋ぎ杆3の円形の下側外面69に当接させ、その後、前記上円弧状部76,76を、前記分割管体13,13の円形の上側外面75,75に被せた状態とし、前記挾持部63,63を前記挾持係合部41,41に当接状態に係合させる。その後、前記下方傾斜片部79,79を下方に弾性的に変形させることによって前記円弧状係合片81,81を前記横繋ぎ杆3の下側外面69の下側に位置させ該下方傾斜片部79,79から手を離すと、該円弧状係合片81,81は前記下側外面69に弾性的に圧接された状態となる。
これにより、前記横繋ぎ杆3と前記アーチ状部9とが前記バンド部材67を介して強固に連結される。そして、前記両挾持部63,63が、前記止水キャップ部材20,20の先端56,56相互が分離しないように両囲壁部37,37を互いに向き合う方向に弾性的に挾持することになり、前記アーチ状部9の連結一体化状態が保持されることになる。本実施例においては、前記横繋ぎ杆3の円形の上側外面91と前記円弧状凹面62aとが前記のように面接触状態となるため(図6〜7)、荷重の偏りが生じにくく、該連結一体化状態の安定性向上が図られることとなる。
そして、前記アーチ状部9の両側部87,87,87、87,87,87を該横繋ぎ杆3で連結一体化する際も、前記と同様構成のバンド部材67を用いて簡易且つ確実に行うことができ、このようにしてU型支柱1,1,1を横繋ぎ杆3で連結することによって、図2に示すような支柱枠体5を構成できることになる。
なお図11〜12に示すように、前記支柱部11の表面84に、地面83に対する支柱部11の突き刺し長さを明示する目印93を設けると共に、前記横繋ぎ杆3の連結位置を明示する目印94を設けると、U字支柱1の突き刺し長さの設定と該横繋ぎ杆3の連結位置の設定を容易且つ正確に行い得ることとなる。該目印94としては、例えば図11に示すような節部93a,94aや、図12に示すような印刷による目印線93b,94bとして形成できる。該節部93a,94aや該目印線93b,94bは、周方向に連続する他、途切れ状態に設けられることもある。又、点状に設けられることもある。特に、目印93,94を節部93a,94aとして形成する場合には、図11(B)に示すように、該節部94bの上端95で該横繋ぎ杆3を支持させることにより、該横繋ぎ杆3がずり落ちるのを防止できることともなる。
このようにして支柱枠体5を構成した後、図1に示すように、該支柱枠体5の上側の部分97に雨避けシート99を被せ、該雨避けシート99をパッカー100で支柱枠体5に適宜止着することにより、トマトやナス等を栽培するための雨避け2を形成できることになる。そして該雨避け2にあっては、前記横繋ぎ杆3が前記アーチ状部9の長さ方向で位置ずれする恐れがないため、雨避けの使用状態における安定性向上を図り得る。加えて、ジョイントパイプ挿入方式によりパイプ相互を連結する前記従来のU型支柱を用いて形成されたものが、雨避けの内部に風が吹き込んだ場合にアーチ状部分が浮き上がることによってジョイントパイプが抜けてしまう等の恐れがあったのとは異なり、強度に優れた雨避け2を形成できることになる。又、支柱部11に連結部がないと共に該支柱部11とアーチ状部9とがジョイントされているわけでもないため、この点でも、強度に優れた雨避け2を形成できることになる。
なお、前記U型支柱1を6本用いて雨避けを構成する場合は、図13に示すように、横繋ぎ杆3の一方の端部101に突設した連結軸102を他方の端部103に設けた連結凹部105に、ねじ込み等により挿入することによって横繋ぎ杆を延長すればよい。
なお、前記雨避け2の使用時期が終わった後に前記雨避けシートをネット状物に交換すれば、該ネット状物を利用して防鳥できる。又、前記のように構成された雨避け2は育苗用に用いることもできる。その他、前記支柱枠体5の全体をビニールシート等のシートで覆えば、簡易な植物栽培ハウスを形成することもできる。又、前記支柱枠体5の側面部分をネット状物で覆えば、キュウリやゴーヤ等の蔓性植物を栽培する植物栽培棚を形成することもできる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図14〜16は、前記保持部材22の他の態様をその使用状態で示すものであり、パッカー方式のものである。該保持部材22は、前記横繋ぎ杆3を弾性的に嵌入させ得る倒U字状を呈し且つ入り口が幅狭である第1のパッカー106の上端面107の軸線方向中央部位において、該第1のパッカー106の軸線と直交する状態で、前記アーチ状部9の前記分割管体13,13の端部開口19,19(図16)を閉蓋するように該分割管体13,13に固定された止水キャップ部材20,20の接合部分109を嵌入させ得る、U字状を呈し且つ入り口が幅狭である第2のパッカー110を、その下端面111の軸線方向中央部位で連結一体化してなる。そして、該第1のパッカー106と第2のパッカー110の当接部分112に、前記横繋ぎ杆3の円形の外面53の上端部分113を、前記第1のパッカー106の内部115に向けて突出させるための開口部116が設けられている。又、前記第2のパッカー110の内周面117の両端部分には、係合突部119としての挾持部63,63が設けられている。該係合突部119は、本実施例においては、該内周面117の周方向に連続する突条として形成されている。該係合突部119は、該内周面117の周方向に途切れ状態で配設された突部や、該内周面に突設された突部として構成されてもよい。
そして図14、図16に示すように、前記第1のパッカー106に前記横繋ぎ杆3を嵌着させると共に、前記第2のパッカー110に前記アーチ状部9の前記連結部分109を嵌着させると、前記両止水キャップ部材20,20の先端56,56相互が突き合わされた状態で該両止水キャップ部材20,20を構成する前記両囲壁部37,37の前記挾持係合部41,41が、前記係合突部119としての挾持部63,63のパッカー軸線方向の内方面120,120に当接状態となる。この当接を容易化するために、該係合突部119の内方面120は、図16(B)に示すように、前記内周面117に向け且つ、パッカー軸線方向の内方に向けて傾斜する傾斜面として形成するのがよい。
これにより、両止水キャップ部材20,20の先端56,56相互が分離しないように該両囲壁部37,37が互いに向き合う方向に挾持されることになり、前記アーチ状部9の連結一体化状態が保持されることになる。そして、前記開口部116を通して前記第2のパッカー110内に突出状態となった前記横繋ぎ杆3の円形の外面53が、図16(A)に示すように前記円弧状凹面62aとしての支持凹面62に面接触状態となる。
これにより、前記アーチ状部9の一体化状態が保持されると共に、横繋ぎ杆3がアーチ状部9の連結部分に安定的に連結されることになる。
図17は、パッカー方式の保持部材22の他の態様を示すものであり、前記開口部116が省略されている。
(2) 図18は、前記両止水キャップ部材20,20に設けられている両傾斜支持面57,57の協働によって形成される前記支持凹面62の他の態様を示すものであり、該傾斜支持面57は直線状の傾斜面として形成されている。図19は、横繋ぎ杆3の円形の外面53が該傾斜支持面57,57に二点接触の状態で接触し、該横繋ぎ杆3とアーチ状部9とが前記と同様構成のバンド部材67(保持部材22)を用いて連結されている状態を示すものである。
(3) 前記実施例においては、前記支持凹面62を、前記横繋ぎ杆3の円形の外面53に面接触し得る円弧状凹面62aとして形成しているが、使用する横繋ぎ杆3の直径によっては、図20に示すように、該円弧状凹面62aに部分的に点接触する接触状態となることもある。
(4) 前記U型支柱1や前記横繋ぎ杆3は、横断面が円形とは限らず、例えば図21に示すような横断面楕円形パイプ等を以って形成されることもある。
(5) 前記保持部材22は、前記実施例においては、横繋ぎ杆3をU型支柱1に連結する機能を併有するものとして構成されているが、かかる連結機能を有することなく前記止水キャップ部材20,20相互を連結状態で保持する機能のみを有するものとして構成されることもある。
1 U型支柱
2 雨避け
3 横繋ぎ杆
5 支柱枠体
7 直線状部
9 アーチ状部
13 分割管体
16 連結具
17 分割支柱
18 内部空所
19 端部開口
20 止水キャップ部材
21 連結杆
22 保持部材
25 挿入筒体
27 収容凹部
29 内周面
30 外周面
31 内突条
32 環状鍔部
37 囲壁部
41 挾持係合部
43 環状嵌入溝
46 外突条
57 傾斜支持面
62 支持凹面
63 挾持部
67 バンド部材
106 第1のパッカー
110 第2のパッカー
119 係合突部

Claims (4)

  1. 横繋ぎ杆によって相互が連結される、倒U字状を呈する植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱であって、
    上に凸に湾曲し且つ頂部の中央部分が水平な直線状部として形成されたアーチ状部の両下端に、直線状の支柱部の上端が、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なっており、
    該アーチ状部は、前記直線状部の中央で左右に二分割されることによって形成された分割管体の端部相互が連結具で連結されてなり、
    該連結具は、該分割管体内への水の侵入を防止するように該分割管体の端部開口を閉蓋し該分割管体に固定される止水キャップ部材と、該止水キャップ部材相互を連結する連結杆と、該止水キャップ部材相互を連結状態で保持する保持部材とを具えており、
    各止水キャップ部材は、前記端部開口を通して前記分割管体内に挿入せしめられる、先端が開口した有底の筒体を具え、該筒体の内部は収容凹部とされており、又、該筒体の開口端には外方に張り出す環状鍔部が周設されると共に、該環状鍔部には、前記筒体を囲む囲壁部が周設され、該囲壁部と前記筒体との間に、前記分割管体の端部分の周壁部を密接に嵌入させ得る環状嵌入溝が形成されており、又、前記環状鍔部には、外径が先端に向けて細くなることよって傾斜支持面が形成されてなる突出支持部が設けられており、
    前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられることによって、前記両収容凹部が連なって収容空所が形成され、該収容空所に、前記両収容凹部に股がって存する如く前記連結杆が略密接状態で収容される如くなされ、又、前記両突出支持部の前記両傾斜支持面の協働によって、前記直線状部と直交する方向に延長する前記横繋ぎ杆の外面と当接し得る支持凹面が形成されてなり、
    又、前記保持部材は、前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられた状態で、前記両囲壁部の先端の挾持係合部と係合して該先端相互が分離しないように該両囲壁部を挟持する一対の挾持部を具えることを特徴とする植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱。
  2. 前記両傾斜支持面は夫々、四分割円弧状面として形成されており、該両傾斜支持面の協働によって形成される前記支持凹面は、該両四分割円弧状面がその先端縁で一連に連なることによって、断面円形のパイプ状を呈する前記横繋ぎ杆の外面に面接触し得る円弧状凹面として形成されていることを特徴とする請求請1記載の植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱。
  3. 上に凸に湾曲し且つ頂部の中央部分が水平な直線状部として形成されたアーチ状部の両下端に、直線状の支柱部の上端が、繋ぎ目のない状態で一連一体に連なっており、
    該アーチ状部は、前記直線状部の中央で左右に二分割される如くなされており、横繋ぎ杆によって相互が連結される如くなされた二分割組み立て方式のU型支柱の、該二分割されることによって形成された分割管体の端部相互を連結する、二分割組立て方式のU型支柱構成用の連結具であって、
    該分割管体内への水の侵入を防止するように該分割管体の端部開口を閉蓋し該分割管体に固定される止水キャップ部材と、該止水キャップ部材相互を連結する連結杆と、該止水キャップ部材相互を連結状態で保持する保持部材とを具えており、
    各止水キャップ部材は、前記端部開口を通して前記分割管体内に挿入せしめられる、先端が開口した有底の筒体を具え、該筒体の内部は収容凹部とされており、又、該筒体の開口端には外方に張り出す環状鍔部が周設されると共に該環状鍔部には、前記筒体を囲む囲壁部が周設され、該囲壁部と前記筒体との間に、前記分割管体の端部分の周壁部を密接に嵌入させ得る環状嵌合溝が形成されており、又、前記環状鍔部には、外径が先端に向けて細くなることによって傾斜支持面が形成されてなる突出支持部が設けられており、
    前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられることによって、前記両収容凹部が連なって収容空所が形成され、該収容空所に、前記両収容凹部に股がって存する如く前記連結杆が略密接状態で収容される如くなされ、又、前記両突出支持部の前記両傾斜支持面の協働によって、前記直線状部と直交する方向に延長する前記横繋ぎ杆の外面と当接し得る支持凹部が形成されてなり、
    又、前記保持部材は、前記両止水キャップ部材の先端相互が突き合わせられた状態で、前記両囲壁部の先端の挾持係合部と係合して該先端相互が分離しないように該両囲壁部を挟持する一対の挾持部を具えることを特徴とする植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱構成用の連結具。
  4. 前記両傾斜支持面は夫々、四分割円弧状面として形成されており、該両傾斜支持面の協働によって形成される前記支持凹面は、該両四分割円弧状面がその先端縁で一連に連なることによって、断面円形のパイプ状を呈する前記横繋ぎ杆の外面に面接触し得る円弧状凹面として形成されていることを特徴とする請求請3記載の植物支持用の二分割組立て方式のU型支柱構成用の連結具。
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