JP3143858U - 植物栽培用の支柱相互連結具 - Google Patents

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Abstract


【課題】支柱相互を各種態様で強固に連結できると共に、支柱を損傷することなく然も容易に支柱相互を連結し得る植物栽培用の支柱相互連結具を提供する。
【解決手段】直線状を呈する樹脂製の連結棒材3の両端側をなす支柱連結部分5,5の夫々に支柱挾持部6を設ける。支柱挾持部6は、支柱を嵌入させる嵌入凹部13を有し、嵌入凹部13に嵌入された支柱を弾性的に挾持し得るC字状の挾持部本体12を具える。挾持部本体12の支柱導入口15の開口幅は支柱の径よりも小さい。支柱導入口15の両端部に、ハの字状を呈するようにガイド片11,11を突設する。ガイド片11,11の先側部分は、支柱導入口の開口幅を拡大させるようにガイド片11を外方に向けて弾性的に押し広げるための指引っ掛かり部16とされている。
【選択図】図2

Description

本考案は、植物の茎や幹を支持するために立設された支柱相互を連結するためや、植物相互間に間仕切りを形成したり植物に沿って柵状物を形成したりするために立設された支柱相互を連結するため等、植物栽培用の支柱相互を連結するのに用いる植物栽培用の支柱相互連結具に関するものである。
本出願人は、特開平10−52344号公報で、周方向に所要間隔で立設状態に配置された3本以上の支柱相互を連結する環状の支柱連結具を提供した。該支柱連結具aによる支柱b,b相互の連結は、図17〜19に示すように、その挾持部cの嵌入凹部dに、導入開口eを通して支柱bを嵌入させることにより行っていたが、かかる支柱連結具aによるときは、支柱相互を安定的に連結できて植物の茎や幹の倒れ防止を図り得る植物支持装置を構成できる利点があった。
しかしながら該支柱連結具aはリング状を呈するために、該支柱連結具によって支柱相互を連結するためにはその直径相当の広いスペースを要する問題があった。又、該連結部材はリング状を呈することから、これを、円周上に配置された支柱の連結に用いることはできても、直線状やジグザグ状等の円形以外の配置で立設された支柱相互を連結するためには用いることができず、支柱の立設状態が限定される問題があった。
又、前記支柱連結具aによる支柱b,b相互の連結は、その挾持部cの嵌入凹部dに、導入開口eを通して支柱bを嵌入させることにより行っていたが、植物が大きく成長したり、実をつけた場合等に、風で植物が揺れて連結部分に捩れ変形が生じる等しても支柱が不用意に外れないようにしなければならないことから、該挾持部cで支柱bを強固に挾持させる必要があった。かかることから、該挾持部cは拡開抵抗を大きくせざるを得ず、該導入開口eが開きにくかった。そのため、導入開口eを通して嵌入凹部d内に支柱bを押し込む際に該支柱bの表面fが該導入開口eの縁部分gで擦られて損傷されやすい問題があった。特に該支柱bが、鋼管を樹脂被覆して構成されている場合は、該樹脂が捲れ易く、その部分で錆が発生して支柱強度が劣化する問題があった。
特開平10−52344号公報
本考案は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、周方向に立設された支柱相互を連結するためだけでなく、直線状やジグザグ状等の円形以外の配置で立設された支柱相互を連結するためにも用いることができる等、各種の連結態様で使用し得る、植物栽培に関連して使用し得る植物栽培用の支柱相互連結具の提供を課題とするものである。
又、支柱を損傷することなくしかも容易に支柱を連結できる植物栽培用の支柱相互連結具の提供を課題とするものである。
更に、支柱の連結をより強固に行うことができると共に支柱相互をより安定的に連結し得る植物栽培用の支柱相互連結具の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本考案は以下の手段を採用する。
即ち、本考案に係る植物栽培用の支柱相互連結具(以下支柱相互連結具という)は、植物栽培用の支柱相互を連結する支柱相互連結具であって、全体が樹脂製であり、直線状を呈する連結棒材の両端側をなす支柱連結部分の夫々に支柱挾持部が設けられている。該支柱挾持部は、前記支柱を嵌入させる嵌入凹部を有し該嵌入凹部に嵌入された支柱を弾性的に挾持し得るC字状の挾持部本体を具え、該挾持部本体の支柱導入口の開口幅は前記支柱の径よりも小さく形成されると共に、該支柱導入口の両端部に、両者間の幅が先端に向けて拡大するハの字状を呈するように互いに逆方向にガイド片が突設されている。そして、両ガイド片の先側部分は、前記支柱導入口の開口幅を拡大させるように該ガイド片を外方に向けて弾性的に押し広げるための指引っ掛かり部とされており、該指引っ掛かり部は、両ガイド片の内面が形成するV字状の嵌め入れ溝部に前記支柱を嵌め入れた際に、該支柱の外周面と該ガイド片の内面との接触部位の先側部分として形成されていることを特徴とするものである。
前記支柱相互連結具において、前記挾持部本体は、前記支柱連結部分の内側部と外側部の双方に設けられたものとし、内側の挾持部本体と外側の挾持部本体は逆方向に突設されたものとすることがある。
前記支柱相互連結具において、直線状を呈する前記連結棒材を、上下方向板部と水平方向板部とが十字状に交差する如く一体に組み合わされた横断面十字状に形成し、C字状の前記挾持部本体の両外側面の基端側部分に、前記水平方向板部が一体に連結されたものとして構成するのがよい。
前記支柱相互連結具において、前記挾持部本体の前記支柱導入口の両側の縁部分の上下方向中央部位において、前記支柱の表面に当接し得る係合突部を突設するのがよい。
前記支柱相互連結具において、前記支柱挾持部は、前記支柱連結部分に、その長さ方向に所要間隔を置いて3個設けられたものとし、3個の支持挾持部のC字状の挾持部本体の内径は、該支柱連結部の長さ方向で見て内側に存するものほど小さく形成するのがよい。
本考案は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本考案の支柱相互連結具によるときは、従来のように、周方向に所要間隔で立設された3本以上の支柱相互を連結できるだけでなく、三角形や四角形等の多角形の各頂点で立設されたり、ジグザグ状や直線状等の各種の態様で立設された植物栽培用の支柱相互を連結できる。
(2) 又本考案の支柱相互連結具は、支柱導入口の両端部で互いに逆方向にガイド片が突設されており、該ガイド片の先側部分を、該ガイド片を外方に向けて押し広げるための指引っ掛かり部としている。
かかることから、挾持部本体で支柱を挾持する際、該指引っ掛かり部を外方に押し広げて支柱導入口を拡開させることにより、該支柱を、支柱の損傷を招くことなく嵌入凹部に嵌入させることができる。その後、該指引っ掛かり部から指を離すと該支柱導入口が前記支柱挾持部の弾性復原力によって窄まり、これにより挾持部本体で支柱を弾性的に強固に挾持でき、支柱相互を安定状態で連結できることになる。
又、挾持部本体に挾持されている支柱を取り外す際は、前記指引っ掛かり部に指を引っ掛けてガイド片を外方に向けて押し広げることにより前記支柱導入口を拡開させれば、該拡開した支柱導入口を通して支柱を、その損傷を招くことなく挾持部本体から容易に取り外すことができる。
(3) 特に、前記連結棒材を横断面十字状に形成し、前記挾持部本体の両外側面の基端側部分に、前記水平方向板部を一体に連結状態とするときは、該水平方向板部を、挾持部本体の拡開に抵抗するリブとして機能させることができ、支柱の連結強度を向上させることができる。
前記水平方向板部は、外側面の基端側部分に一体に連結されており、先側部分には連結されていないため、ガイド片を外方に向けて弾性的に押し広げるのは容易に行うことができながら、前記嵌入凹部に支柱が嵌入された状態における支柱の挾持力を向上させ得ることとなる。
(4) 挾持部本体の支柱導入口に、その両側の縁部分の上下方向中央部位において、支柱の外周面に当接し得る係合突部を突設するときは、挾持部本体による支柱の挾持力を向上させ得る。そして該係合突部は、支柱導入口の上下方向全長に亘って設けるのではなく中央部位にだけ設けるために、前記ガイド片を外方向に押し広げて支柱を前記嵌入凹部に嵌入させる際、該係合突部が支柱の外周面に点接触状態となるため、その作業を容易化し得る利点がある。
(5) 前記支柱連結部に、その長さ方向に所要間隔を置いて3個の支柱挾持部を設けることとし、該3個の支柱挾持部の挾持部本体の内径を、支柱連結部の長さ方向で見て内側に存するものほど小さく形成するときは、細い支柱ほど支柱相互間の間隔を小さくして連結できることとなり、支柱相互を、支柱径(支柱太さ)に適した間隔で安定状態で連結できることになる。
図1〜4において本考案に係る植物栽培用の支柱相互連結具(以下支柱相互連結具という)1は、図4に示すように、植物栽培用の支柱2,2相互を連結するものであり、全体が合成樹脂で一体成形されている。そして、直線状を呈する連結棒材3の両端側をなす支柱連結部分5,5の夫々に支柱挾持部6,6が設けられ、該支柱挾持部6は、該支柱連結部分5に、その長さ方向に所要間隔を置いて3個設けられている。この3個の支柱挾持部6,6,6は、使用する支柱2の太さに応じられるように大中小3種類からなる。
前記連結棒材3は、本実施例においては図1〜2に示すように、上下方向板部7と水平方向板部9とが十字状に交差する如く一体に組み合わされた横断面十字状に形成されている。そして前記支柱挾持部6は、図2〜3に示すように、該連結棒材3の両端側をなす前記支柱連結部分5,5の内側部(支柱に向き合う同一の側部)10に、該支柱連結部分5に内側から外側に向けて食い込む状態で一体に組み込まれている。本実施例において該連結棒材3の長さは380mmに設定されると共に、前記上下方向板部7の幅は12mmに設定され、水平方向板部9の幅は10mmに設定されている。
前記大中小3種類の支柱挾持部6a,6b,6cは共に同一の構成を有しており、図2〜3に示すように、ガイド片11,11が突設された挾持部本体12を具えている。
該挾持部本体12は、前記支柱(断面円形状を呈する)2を嵌入させる円弧面からなる嵌入凹部(軸線が上下方向)13を有し該嵌入凹部13に収容された支柱2を弾性的に挾持し得る横断面C字状を呈している。
そして、該挾持部本体12の、C字状の開放端としての支柱導入口15は、前記支柱2の径よりも小さく形成されており、該支柱導入口15の両端部に前記ガイド片11,11が突設されている。該ガイド片11,11は、両者間の幅が先端に向けて拡大するハの字状を呈するように互いに逆方向に突設されており、両ガイド片11,11の先側部分は指引っ掛かり部16,16とされている。該指引っ掛かり部16,16は、図5に示すように、該両ガイド片11,11の内面17,17が形成するV字状の嵌め入れ溝部19に前記支柱2を嵌め入れた際に生ずる、該支柱2の表面22と該ガイド片11の内面17との接触部位21の先側部分として形成されている。
該指引っ掛かり部16,16は、図6に示すように、前記ガイド片11,11の双方又は一方を外方に向けて弾性的に押し広げ可能とするものであり、これによって、前記嵌入凹部13への支柱2の導入や該嵌入凹部13からの支柱2の取り出しを容易化する。前記嵌入凹部13に支柱2を嵌入させることによって前記挾持部本体12が支柱2を弾性的に挾持して得られる、前記支柱挾持部6による支柱2の挾持力は、植物が大きく成長したり、更に実をつけた場合等に、風で植物が揺れて連結部分に捩れ変形が生じる等しても支柱が不用意に外れないようにしなければならないことから、該支柱挾持部6で支柱2を強固に挾持させる必要がある。そのためには、該支柱挾持部6の拡開抵抗を大きくせざるを得ず、従って、前記支柱導入口15は開きにくく設計される。しかしそのままでは、該支柱導入口15を通して嵌入凹部13に支柱2を押し込む際に該支柱2の表面22が該支柱導入口15の縁部23(図5)で擦られて損傷されやすいものとなる。そこで、前記指引っ掛かり部16,16が設けられているのである。
そして前記挾持部本体12の基端側の部分25は、図5に示すように、その上下の面26,27が幅広となるように厚肉に形成され、図7に示すように、該基端側の部分25の外端29は、前記水平方向板部9の外側の縁30に合致させてある。そして図7に示すように、該挾持部本体12の上下方向の厚さは前記上下方向板部7の上下幅に等しく設定されると共に、該挾持部本体12の上面31は上下方向板部7の上の縁32と面一に形成され、その下面33は上下方向板部7の下の縁35と面一に形成されている。
又、図2〜3に示すように、C字状を呈する該挾持部本体12の両外側面36,36の基端側部分36a,36aに、前記水平方向板部9が一体に連結されており、該水平方向板部9が該挾持部本体12の拡開を抑制するためのリブとして機能している。又、該挾持部本体12の前記支柱導入口15の両側の縁部分37,37には、図2〜3、図9(C)に示すように、前記嵌入凹部13に嵌入された支柱2の表面22(図9(C))に当接して該支柱2を嵌入凹部13により確実に拘束するための係合突部40,40が突設されている。該係合突部40は該縁部分37,37の全長に亘って設けられてもよいのであるが、本実施例においては、その上下方向中央部位に、点状に設けられている。
本実施例においては前記のように、支柱連結部分5の長さ方向に大中小3種類の大きさを有する支柱挾持部6a,6b,6cが間隔を置いて設けられている。該支柱連結部分5の長さ方向で見た外端側に存する支柱挾持部6aの内径が最大で、直径16mmの支柱2aを弾性的に挾持し得る。又、該支柱連結部分5の長さ方向で見た内端側に存する支柱挾持部6cの内径が最小で、直径8mmの支柱2cを弾性的に挾持し得る。又、該支柱連結部分5の長さ方向の中間部位に存する支柱挾持部6bの内径は中間の大きさで、直径11mmの支柱2bを弾性的に挾持し得る。そして図3に示すように、前記挾持部本体12の幅広の上面31又は下面33、或いはその双方に、該挾持部本体の前記嵌入凹部13に嵌入させる支柱の径をmmで示す8、11、16の数字43が付されている。
図4(A)(B)(C)は、立設された支柱2,2相互を支柱相互連結具1で連結した状態を示すものである。図4(A)は、直径が16mmの支柱2a,2a相互を連結した状態を示しており、図4(B)は、直径が11mmの支柱2b,2b相互を連結した状態を示し、又図4(C)は、直径が8mmの支柱2c,2c相互を連結した状態を示している。本実施例においては、内径の小さいC字状の挾持部本体ほどより内側に配置しているため、細くて立設状態が不安定となりやすい支柱相互を連結する場合は、間隔をより小さくして支柱相互をより安定的に連結できる。なお、連結される支柱が太い場合は、間隔を大きく設定しても支柱相互を安定的に連結できる。又図8(A)(B)は、径の異なる支柱相互を連結した場合を示すものであり、図8(A)は、直径が16mmの支柱2aと直径が11mmの支柱2b相互を連結した状態を示している。又図8(B)は、直径が11mmの支柱2bと直径が8mmの支柱2c相互を連結した状態を示している。
支柱2,2相互を連結する際は、図9(A)に矢印で示すように、該支柱2を前記支柱導入口15を通して前記嵌入凹部13に嵌入させる。その際、例えば図6(A)、図9(B)に示すように、両方の指引っ掛かり部16,16の内面17,17に親指等の指の指先45を当てて、両方のガイド片11,11を外方に向けて弾性的に押し広げたり、例えば図6(B)に示すように、一方の指引っ掛かり部16の内面17に親指等の指の指先45を当てて、一方のガイド片11を、前記挾持部本体12の弾性に逆らっ外方に向けて弾性的に押し広げることによって前記支柱導入口15を強制的に拡開させれば、該拡開された支柱導入口15を通して支柱2を前記嵌入凹部13に無理なく嵌入させることができる。該支柱導入口15が支柱2の径を越えて拡開されなくても、図9(B)に矢印で示すように、該支柱導入口15に当てがわれた支柱2を該嵌入凹部13に向けて押し込むことよって、鋼管を樹脂被覆してなる支柱であっても、該支柱2を、その被覆樹脂の損傷を招くことなく該嵌入凹部13に嵌入させることができる。
その後、図9(C)に示すように、前記指引っ掛かり部16から指を離すことにより、前記挾持部本体12の弾性復元作用によって前記支柱導入口15は当初の状態に戻り、支柱2は前記挾持部本体12で弾性的に強固に挾持された状態となる。特に本実施例においては前記のように、前記水平方向板部9が挾持部本体12の両外側面36,36の基端側部分36a,36aに一体に連結されているため、該水平方向板部9が該挾持部本体12の拡開に対して抵抗するリブとして機能し、該挾持部本体12による支柱2の挾持がより強力に行われることになる。なお、前記水平方向板部9は、前記挾持部本体12の両外側面36,36の先側部分36b,36b(図9(C))には連結されずに、両外側面36,36の基端側部分36a,36aにのみ一体に連結されているため、前記指引っ掛かり部16を外方に向けて押し広げるのを困難にすることなく該挾持部本体12による支柱2の挾持がより強力に行われることになる。
併せて本実施例においては、前記支柱導入口15の両側部分に係合突部40,40が突設されているため、該両係合突部40,40によって支柱導入口15の開口幅をより小さく形成でき、従って、挾持された状態にある支柱2が挾持部本体12から脱落するのをより一層確実に防止できることになる。なお該両係合突部40,40は、本実施例においては、支柱導入口15の両側の縁部分37,37の上下方向中央部位で突設されており、該縁部分37,37の上下方向の全長に亘って突設されてはいないため、前記V字状の嵌め入れ溝部19に嵌め入れられた支柱2が、図9(B)に示すように、該係合突部40と点接触状態になり得る。かかることから、前記指引っ掛かり部16を図9(B)に矢印で示すように外方向に押し広げる際、それ程大きく押し広げなくても、該支柱2は、支柱導入口15を比較的容易に通過できることとなる。
逆に、該支柱相互連結具1による支柱の連結解除を行う際は、前記と同様に指引っ掛かり部16を外方に向けて弾性的に押し広げることにより、図9(D)に矢印で示すように、拡開された支柱導入口15を通して支柱2を嵌入凹部13から取り外すことができる。
図10は、植物を取り囲むように例えば三角形の頂点位置で立設された3本の支柱2,2,2の隣り合う支柱2,2相互を1段又は複数段で、支柱相互連結具1により連結して植物支持装置46を構成した場合を示すものである。同図においては、16mm径の支柱2が前記外端の支柱挾持部6aの嵌入凹部13に嵌入されて挾持状態とされている。
図11は、ジグザグ状の配置で立設された隣り合う支柱2,2相互を、1段又は複数段で、前記支柱相互連結具1により連結して植物支持装置46を構成した場合を示すものである。
又図12は、異なる植物の境界に配置された間仕切り47を示すものであり、例えば一直線状に支柱2を立設状態に配置すると共に、隣り合う支柱2,2相互を、前記支柱相互連結具1により連結してなる。
この他、前記支柱相互連結具1は、支柱2を一直線状や屈曲した線状等で立設した後、隣り合う支柱相互を前記支柱相互連結具1で連結することによって柵状物を形成する等、植物栽培の目的で立設された支柱相互を連結するために広く使用できるものである。
本考案は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図13、図14は、前記支柱相互連結具1の内側部10と外側部49の双方に支柱挾持部6を設けた場合を示すものである。図13においては、内側部10に大中小3個の支柱挾持部6,6,6が設けられると共に、外面部49に大小2個の支柱挾持部6,6が設けられている。又図14においては、内側部10と外側部49に大小2個の支柱挾持部6,6が設けられている。
又、支柱連結部分5に支柱挾持部6を1個だけ設けることもある。この場合、連結すべき支柱の直径が小さい場合は、連結棒材3の長さを短く設定し、連結すべき支柱の直径が大きくなる程連結棒材3の長さを長く設定する。
(2) 前記連結棒材3は、横断面矩形状や横断面正方形状、横断面円形状等、横断面十字状以外の形態で設けられることもある。
(3) 図15は、直線状を呈する連結棒材3の他の態様を示すものであり、その両端側をなす支柱連結部分5,5が、内方に向けて稍屈曲している。このように構成するときは、例えば図16に示すように、植物を取り囲むように三角形の頂点位置で立設された3本の支柱2,2,2の隣り合う支柱2,2相互を、支柱相互連結具1により連結する場合、2本の支柱相互連結具1,1の端部分5,5が形成する三角形の頂点部分に稍丸みをつけることができ、頂点部分が鋭角状になるものに比し植物支持装置46を柔らかみのある外観に仕上げることができる。
本考案に係る支柱相互連結具を示す斜視図である。 その部分拡大図である。 その部分拡大平面図である。 本考案に係る支柱相互連結具の使用状態を示す斜視図である。 指引っ掛かり部の構成を説明する平面図である。 指引っ掛かり部を外方に向けて弾性的に押し広げた状態を示す平面図である。 連結棒材の構成と支柱挾持部の構成を説明する断面図である。 支柱相互連結具の他の使用状態を示す斜視図である。 支柱相互を連結する作業工程を説明する平面図である。 三角形の頂点位置で立設された3本の支柱を支柱相互連結具で連結して構成された植物支持装置を示す斜視図である。 ジグザグ状の配置で立設された支柱相互を支柱相互連結具により連結して構成された植物支持装置を示す斜視図である。 支柱相互を支柱相互連結具により連結して構成された間仕切りを示す斜視図である。 支柱相互連結具の他の実施例を示す平面図である。 支柱相互連結具のその他の実施例を示す平面図である。 支柱相互連結具の他の態様を示す平面図である。 その支柱相互連結具を用いて、三角形の頂点位置で立設された支柱相互を連結して構成された植物支持装置を示す平面図である。 円周上に配置された4本の支柱を円環状の支柱連結具で連結して構成された従来の植物支持装置を示す正面図である。 その断面図である。 その支柱連結具が有する挾持部の嵌入凹部に支柱を嵌入させる作業工程と、該嵌入凹部に支柱を嵌入させた状態を示す平面図である。
符号の説明
1 支柱相互連結具
2 支柱
3 連結棒材
5 支柱連結部分
6 支柱挾持部
7 上下方向板部
9 水平方向板部
10 支柱連結部分の内側部
11 ガイド片
12 挾持部本体
13 嵌入凹部
15 支柱導入口
16 指引っ掛かり部
17 ガイド片の内面
19 嵌め入れ溝部
20 支柱の外周面
21 接触部位
40 係合突部
45 指先

Claims (5)

  1. 植物栽培用の支柱相互を連結する支柱相互連結具であって、全体が樹脂製であり、直線状を呈する連結棒材の両端側をなす支柱連結部分の夫々に支柱挾持部が設けられており、該支柱挾持部は、前記支柱を嵌入させる嵌入凹部を有し該嵌入凹部に嵌入された支柱を弾性的に挾持し得るC字状の挾持部本体を具え、該挾持部本体の支柱導入口の開口幅は前記支柱の径よりも小さく形成されると共に、該支柱導入口の両端部に、両者間の幅が先端に向けて拡大するハの字状を呈するように互いに逆方向にガイド片が突設されており、両ガイド片の先側部分は、前記支柱導入口の開口幅を拡大させるように該ガイド片を外方に向けて弾性的に押し広げるための指引っ掛かり部とされており、該指引っ掛かり部は、両ガイド片の内面が形成するV字状の嵌め入れ溝部に前記支柱を嵌め入れた際に、該支柱の外周面と該ガイド片の内面との接触部位の先側部分として形成されていることを特徴とする植物栽培用の支柱相互連結具。
  2. 前記挾持部本体は、前記支柱連結部分の内側部と外側部の双方に設けられており、内側の挾持部本体と外側の挾持部本体は逆方向に突設されていることを特徴とする請求項1記載の植物栽培用の支柱相互連結具。
  3. 直線状を呈する前記連結棒材は、上下方向板部と水平方向板部とが十字状に交差する如く一体に組み合わされた横断面十字状に形成されており、C字状の前記挾持部本体の両外側面の基端側部分に、前記水平方向板部が一体に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の植物栽培用の支柱相互連結具。
  4. 前記挾持部本体の前記支柱導入口の両側の縁部分の上下方向中央部位において、前記支柱の表面に当接し得る係合突部が突設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の植物栽培用の支柱相互連結具。
  5. 前記支柱挾持部は、前記支柱連結部分に、その長さ方向に所要間隔を置いて3個設けられており、3個の支柱挾持部のC字状の挾持部本体の内径が、該支柱連結部分の長さ方向で見て内側に存するものほど小さく形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の植物栽培用の支柱相互連結具。
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