JP3208838U - 掛け留め具用係止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構造で製造コストを低減させることができると共に、取り外しも容易な掛け留め具用係止具を提供する。【解決手段】 掛け留め具用係止具10は、掛け留め具を構成する線材の外周を把持する把持部1と、この把持部1の両端部1a、1bから連続して延出し、有孔ボード等の孔に挿入される2つの脚部2a、2bと、この2つの脚部2a、2bの端部12a、12bに形成された2つの係止部3a、3bとを有しており、2つの脚部2a、2bの間隔は、端部12a、12b側が広くなるように形成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、有孔ボード等の孔に挿入されて設置される掛け留め具が、孔から抜け落ちるのを防止するための係止具に関するものである。
従来から、様々な掛け留め具が考案されており、例えば、中空筒状であって、一方の端部に鍔部を備えたカラーと、リング状の掛止部と、一対の固定部とを備えた形状記憶合金により成形された掛け金具とからなるものが知られている(特許文献1)。
上記特許文献1に記載の掛け金具は、図6に示すように、有孔ボード21の孔22にカラー23を挿入した後、カラー23の中空部に掛け金具の固定部24を挿入した状態で所定温度以上の常温に放置すると、固定部24の先端が、有孔ボード21の裏面において外側に屈曲することによって、有孔ボード21に掛け金具30が固定されるものである。
しかしながら、特許文献1に記載の掛け金具は、形状記憶合金で成形されていることから、製造コストが高くなるものであった。また、掛け金具を有孔ボードから取り外したい場合には、固定部を所定温度よりも低い状態に冷やした後に、外力を加えて真っ直ぐな状態に戻す必要があり、手間がかかるものであった。
本考案は、上記従来の考案が有する課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造で製造コストを低減させることができると共に、取り外しも容易な掛け留め具用係止具を提供することを目的とする。
請求項1の掛け留め具用係止具の考案では、掛け留め具を構成する線材の外周を把持する把持部と、前記把持部の両端部から連続して延出し、有孔ボード等の板材に穿設された孔に挿入される2つの脚部と、前記2つの脚部の端部に形成された2つの係止部とを有し、前記2つの脚部の間隔は、端部側が広くなるように形成されていることを特徴としている。
したがって、有孔ボード等の孔に掛け留め具用係止具の脚部が挿入されると共に、脚部の端部に形成された係止部が、有孔ボード等の板材の裏面に当接して係止することから、掛け留め具が有孔ボード等の板材から外れるのを防ぐことができる。また、外力によって脚部の間隔を狭めた後に、把持部側を引っ張ることによって、係止部を孔の内部に移動させることができるので、掛け留め具及び掛け留め具用係止具の取り外しを容易に行うことができる。また、掛け留め具用係止具を再利用することもできる。
また、請求項2の掛け留め具用係止具の考案では、請求項1の考案において、2つの係止部は、各々の脚部の長手方向に対して90度以下の角度で外側に曲げられていることを特徴としている。したがって、係止部を有孔ボード等の板材の裏面に確実に当接させることができる。
また、請求項3の掛け留め具用係止具の考案では、請求項1又は2の考案において、弾性を有する部材により形成されていることを特徴としている。したがって、取り外し時の脚部の変形が容易となり、掛け留め具及び掛け留め具用係止具の取り外しを容易に行うことができる。
また、請求項4の掛け留め具用係止具の考案では、請求項1〜3のいずれかの考案において、把持部の脚部との境界部分の内側には、突起が形成されていることを特徴としている。したがって、掛け留め具用係止具を取り付けた状態では、掛け留め具を構成する線材が、把持部から外れるのを防ぐことができる。
また、請求項5の掛け留め具用係止具の考案では、請求項1〜4のいずれかの考案において、掛け留め具用係止具は、合成樹脂により成形されていることを特徴としている。したがって、加工が容易であり、安価に大量生産することができるので、製造コストを低減させることができる。
また、請求項6の掛け留め具用係止具の考案では、請求項1〜5のいずれかの考案において、把持部は、略円形状であって、その外径は、取り付けられる有孔ボード等の孔の直径よりも大きく成形されていることを特徴としている。したがって、掛け留め具用係止具の把持部が有孔ボード等の板材に形成されている孔の内部に進入するのを防ぐことができる。
請求項1の考案は、掛け留め具が有孔ボード等の板材から外れるのを防ぐことができると共に、掛け留め具及び掛け留め具用係止具の取り外しを容易に行うことができる。また、掛け留め具用係止具を再利用することもできる。
請求項2の考案は、係止部を有孔ボード等の板材の裏面に確実に当接させることができる。また、請求項3の考案は、掛け留め具及び掛け留め具用係止具の取り外しを容易に行うことができる。さらに、請求項4の考案は、掛け留め具を構成する線材が、把持部から外れるのを防ぐことができる。
請求項5の考案は、掛け留め具用係止具の製造コストを低減させることができる。また、請求項6の考案は、掛け留め具用係止具の把持部が有孔ボード等の板材に形成されている孔の内部に進入するのを防ぐことができる。
次に、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本考案に係る掛け留め具用係止具の第1実施形態を示す平面図であり、図1(b)は、同正面図である。これらの図を用いて、第1実施形態の掛け留め具用係止具について説明する。
第1実施形態の掛け留め具用係止具10は、掛け留め具を構成する線材の外周を把持する把持部1と、この把持部1の両端部1a、1bから連続して延出し、有孔ボード等の孔に挿入される2つの脚部2a、2bと、この2つの脚部2a、2bの端部12a、12bに形成された2つの係止部3a、3bとを有している。尚、掛け留め具を構成する線材は、3.5mm〜4.0mmの太さの金属製の線材が好ましく、更には、ニッケルで表面処理された鉄線材が好ましい。
また、2つの脚部2a、2bの間隔は、端部12a、12b側が広くなるように形成されている。掛け留め具用係止具10は、弾性を有する部材で成形されるのが好ましく、ポリプロピレン等の合成樹脂であれば透明で目立ち難く、更に好ましい。
また、2つの係止部3a、3bは、各々の脚部2a、2bの長手方向に対して90度以下の角度で外側に曲げられているのが好ましい。このように構成することによって、係止部3a、3bを有孔ボード等の板材の裏面に確実に当接させることができる。
尚、把持部1は、略円形状であって、その外径は、取り付けられる有孔ボード等の孔の直径よりも大きく成形されている。これにより、掛け留め具用係止具10の把持部1が取り付けられる有孔ボード等の板材に形成されている孔の内部に進入するのを防いでいる。尚、有孔ボードは、孔の内径が、5.0mm〜6.0mmのものが市販されているので、これを利用することができる。
図2は、有孔ボードに各種掛け留め具を設置し、本発明に係る掛け留め具用係止具10を取り付けた状態を示す斜視図である。また、図3は、有孔ボードの背面側を示す図であり、図4は、本発明に係る掛け留め具用係止具10の係止状態を示す断面図である。これらの図を用いて、第1実施形態の掛け留め具用係止具10の使用例について説明する。
有孔ボード4には、孔5a、5b、5c・・・が穿孔されている。この複数の孔5a、5b、5cの大きさは全て同じにしている。
掛け留め具6bは、図3に示すように、端部16a、16bが、孔5a、5bに挿入された後、有孔ボード4の裏面4bに対して略平行となるように折り曲げられて設置されている。また、掛け留め具用係止具10は、係止部3a、3bが有孔ボード4の裏面4bに当接している。尚、有孔ボード4の板厚を薄くした場合には、係止部3a、3bが有孔ボード4の裏面4bに当接しない場合も想定されるが、この場合も本考案に含まれる。
尚、図2に示すように、掛け留め具用係止具10は、予め掛け留め具6aの所定位置に把持部1を取り付けた状態にしておいて、掛け留め具6aの端部を孔に5cに挿入した後、掛け留め具用係止具10の係止部及び脚部を孔5bに挿入する手順で設置すれば容易に設置することができる。尚、掛け留め具6aの形状によっては、まず、掛け留め具6aを有孔ボード4に取り付けた後に、掛け留め具用係止具10の把持部1を、掛け留め具6aに取り付けた方がよい場合もある。
そして、掛け留め具用係止具10及び掛け留め具6aを有孔ボード4から取り外す場合には、図4に示すように、把持部1側から両端部1a、1bを、2本の指の指先又は爪でつまんで、矢印AB方向、即ち、脚部2a、2bの内側が接する方向に外力を加えて変形させると共に、把持部1を有孔ボード4の表面4aから離れる方向に引っ張ることによって、孔5aから掛け留め具用係止具10を取り外すことができる。したがって、有孔ボードの裏面4bが壁に打ち付けられている場合には、係止部3a、3b側には指は届かないが、把持部1側から掛け留め具用係止具10を取り外すことができる。
前述のように構成された本発明に係る掛け留め具用係止具10は、有孔ボード4等の孔5a、5b、5cに掛け留め具用係止具10の脚部2a、2bが挿入されると共に、脚部2a、2bの端部に形成された係止部3a、3bが、有孔ボード4等の板材の裏面4bに当接して係止することから、掛け留め具6a、6b、6cが有孔ボード4等の板材から外れるのを防ぐことができる。また、外力によって脚部2a、2bの間隔を狭めた後に、把持部1側を引っ張ることによって、係止部3a、3bを孔5a、5b、5cの内部に移動させることができるので、掛け留め具6a、6b、6c及び掛け留め具用係止具10の取り外しを容易に行うことができる。また、掛け留め具用係止具10を再利用することもできる。
図5は、本考案に係る掛け留め具用係止具の第2実施形態を示す平面図である。第2実施形態の掛け留め具用係止具20は、掛け留め具を構成する線材の外周を把持する把持部1と、この把持部1の両端部1a、1bから連続して延出し、有孔ボード等の孔に挿入される2つの脚部2a、2bと、この2つの脚部2a、2bの端部12a、12bに形成された2つの係止部3a、3bとを有している点は、第1実施形態の掛け留め具用係止具10と同じである。
第2実施形態の掛け留め具用係止具20の第1実施形態の掛け留め具用係止具10との相違点は、把持部1の脚部2a、2bとの境界部分1a、1bの内側に、突起7a、7bが形成されている点である。この突起7a、7bを備えることによって、掛け留め具用係止具20を取り付けた状態では、掛け留め具を構成する線材が、把持部1から外れるのを防ぐことができる。
本考案の掛け留め具用係止具は、有孔ボード等の孔に挿入されて設置される掛け留め具が、孔から抜け落ちるのを防止するために使用される。
1 把持部
1a、1b 両端部
2a、2b 脚部
3a、3b 係止部
4 有孔ボード
4a 表面
4b 裏面
5a、5b、5c 孔
6a、6b、6c 掛け留め具
7a、7b 突起
10、20 掛け留め具用係止具
12a、12b 端部
1a、1b 両端部
2a、2b 脚部
3a、3b 係止部
4 有孔ボード
4a 表面
4b 裏面
5a、5b、5c 孔
6a、6b、6c 掛け留め具
7a、7b 突起
10、20 掛け留め具用係止具
12a、12b 端部
Claims (6)
- 掛け留め具を構成する線材の外周を把持する把持部と、
前記把持部の両端部から連続して延出し、有孔ボード等の板材に穿設された孔に挿入される2つの脚部と、
前記2つの脚部の端部に形成された2つの係止部とを有し、
前記2つの脚部の間隔は、端部側が広くなるように形成されていることを特徴とする掛け留め具用係止具。 - 2つの係止部は、各々の脚部の長手方向に対して90度以下の角度で外側に曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の掛け留め具用係止具。
- 弾性を有する部材により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の掛け留め具用係止具。
- 把持部の脚部との境界部分の内側には、突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の掛け留め具用係止具。
- 掛け留め具用係止具は、合成樹脂により成形されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の掛け留め具用係止具。
- 把持部は、略円形状であって、その外径は、取り付けられる有孔ボード等の孔の直径よりも大きく成形されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の掛け留め具用係止具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005620U JP3208838U (ja) | 2016-11-23 | 2016-11-23 | 掛け留め具用係止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016005620U JP3208838U (ja) | 2016-11-23 | 2016-11-23 | 掛け留め具用係止具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016005620U Active JP3208838U (ja) | 2016-11-23 | 2016-11-23 | 掛け留め具用係止具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7097121B1 (ja) * | 2021-10-28 | 2022-07-07 | 株式会社玉俊工業所 | 有孔ボード用受具 |
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2016
- 2016-11-23 JP JP2016005620U patent/JP3208838U/ja active Active
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