JP2019189395A - シート給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの積載量を高い精度で検知可能なシート給送装置を提供する。【解決手段】シート給送装置は、駆動源の駆動力によりシート積載手段を上昇させるリフト手段と、最上位シートが高さ方向において所定の検知位置にあることを検知する検知手段と、シートの属性情報を取得する取得手段と、を備える。制御手段は、リフト手段によりシート積載手段を上昇させる場合に、所定の計時開始時点から検知手段が最上位シートを検知するまでに経過した上昇時間に基づいて、シートの積載量に関するシート量情報が算出される。このとき、制御手段は、取得手段が取得したシートの属性情報に応じて、上昇時間からシート量情報を算出する方法を変更する(S1009,S1010,S1011)。【選択図】図10

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置に関する。
プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置に用いられるシート給送装置は、多くの場合、シートを積載した状態で昇降可能な積載トレイを有し、積載トレイに積載されたシートの最上位シートを給送ローラ等によって1枚ずつ給送する。また、積載トレイの上方には、最上位シートが給送ローラに当接する位置に到達したことを検知するセンサが配置され、積載トレイはこのセンサが最上位シートを検知するまで上昇させられる。
特許文献1には、給紙カセットの底板に対する用紙積載量を検知する構成として、モータの駆動力により底板が上昇していた時間の長さを利用するものが記載されている。この文献では、底板の上昇時間から、紙面位置検知センサが紙面を検知した際の底板の位置を推定し、用紙積載量を算出している。また、特許文献2には、積載トレイの上昇速度が上昇動作の途中で切り換わる構成において、速度変化を考慮した上で、積載トレイの上昇時間からシート積載量を算出する方法が記載されている。
特開2000−289861号公報 特開2015−110475号公報
しかしながら、筆者らの検討によると、上記文献に記載の構成では、実際のシート積載量と算出されたシート積載量との間に誤差が生じる場合があった。例えば、積載トレイに対してサイズや坪量が異なるシートを取り換えながらシート積載量の算出結果を調べた場合に、このような誤差が生じていた。
そこで、本発明は、シートの積載量を高い精度で検知可能なシート給送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、駆動力を供給する駆動源と、前記駆動源の駆動力により前記シート積載手段を上昇させるリフト手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの最上位シートが、高さ方向において所定の検知位置にあることを検知する検知手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの属性情報を取得する取得手段と、前記リフト手段により前記シート積載手段を上昇させる場合に、所定の計時開始時点から前記検知手段が最上位シートを検知するまでに経過した上昇時間と、前記取得手段が取得したシートの属性情報とに基づいて、前記シート積載手段に積載されたシートの積載量に関するシート量情報を算出する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の他の態様に係るシート給送装置は、シートが積載されるシート積載手段と、駆動力を供給する駆動源と、前記駆動源の駆動力により前記シート積載手段を上昇させるリフト手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの最上位シートが、高さ方向において所定の検知位置にあることを検知する検知手段と、前記シート積載手段に積載されたシートのサイズ及び坪量の少なくとも一方を入力可能な入力手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの積載量に関するシート量情報を表示する表示手段と、前記リフト手段により前記シート積載手段を上昇させる場合に、前記駆動源が前記リフト手段の駆動を開始した時点から前記検知手段が最上位シートを検知するまでに経過した上昇時間に基づいて、前記表示手段に表示される前記シート量情報の内容を変更する制御手段と、を備え、前記制御手段は、第1のシートが積載された状態で前記シート積載手段を上昇させた際の前記上昇時間が第1の時間長さであるときに前記シート量情報として第1の情報を前記表示手段に表示させ、前記上昇時間が前記第1の時間長さより長い第2の時間長さであるときに前記シート量情報として前記第1の情報よりシートの積載高さが低いことを表す第2の情報を前記表示手段に表示させる場合において、サイズ及び坪量の少なくとも一方が前記第1のシートより大きい第2のシートが積載された状態で前記シート積載手段を上昇させた際の前記上昇時間が前記第2の時間長さであるとき、前記シート量情報として前記第1の情報を前記表示手段に表示させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、シートの積載量を高い精度で検知することができる。
本開示に係る画像形成装置の概略図。 画像形成装置の制御構成を示すブロック図。 シート給送部の概略図。 シート給送部のリフト機構を示す斜視図。 積載トレイのリフトアップ動作において、給送カセットが閉じられた直後(a)、シート有無センサがONになった時点(b)、給送位置センサがONになった時点(c)の様子を示す概略図。 積載トレイの上昇時間とシート高さとの一般的な関係を表すグラフ。 サイズが大きいシートが積載された場合(a)及びサイズが小さいシートが積載された場合(b)の積載トレイのリフトアップ動作について説明するための図。 本実施の形態に係る積載トレイの上昇時間とシート高さとの関係を表すグラフ。 サイズ設定画面(a)及び坪量設定画面(b)を示す画像図。 シート高さの検知方法を示すフローチャート。 カセットによる積載トレイのサイズの違いを説明するための図(a、b)。 シート残量の表示方法について説明するための画像図。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含み、外部PCから入力された画像情報や原稿から読み取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する。記録媒体として用いられるシートには、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布が含まれる。
(画像形成装置の概略)
図1は、画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。図1において、画像形成装置100は、画像形成装置の本体であるプリンタ本体100Aと、プリンタ本体100Aの上部に設けられた画像読取装置(以下、「イメージリーダ」という。)100Bとを備える。イメージリーダ100Bは、例えば、プラテンガラス上に載置された原稿画像を読み取り、読み取った画像データを、ビデオ信号としてプリンタ本体100Aのスキャナユニットに送信する。
プリンタ本体100Aは、カラー画像を形成するプロセスユニット120と、記録材であるシートPを給送するシート給送部201と、シート給送部201から給送されるシートPを搬送するシート搬送系と、を備えている。
画像形成手段としてのプロセスユニット120は、水平方向に沿って並設された複数の画像形成ステーションY,M,C,Kを備えている。画像形成ステーションY〜Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。画像形成ステーションY〜Kは、現像に用いるトナーの色を除いて実質的に同じ構成である。即ち、各画像形成ステーションY〜Kは、回転自在に軸支された感光体である感光ドラム123を備えた電子写真ユニットであり、感光ドラム123を像担持体としてドラム表面にトナー像を形成する。各画像形成ステーションY〜Kには、電子写真プロセスの各工程を実行するため、感光ドラム123の外周面にそれぞれ対向するように一次帯電装置、スキャナユニット122、折り返しミラー、現像装置及びクリーニング装置が配置されている。現像装置は、それぞれ対応するトナー補給部に接続されている。
プロセスユニット120の下方には、各画像形成ステーションY〜Kの感光ドラム123と当接するように無端状の中間転写ベルト130が配置されている。また、中間転写ベルト130を挟んで4つの感光ドラム123とそれぞれ対向するように4つの一次転写ローラが配置され、各一次転写ローラと感光ドラム123とのニップ部として一次転写部Ty,Tm,Tc,Tkが形成される。
中間転写ベルト130は、感光ドラム123と同様にトナー像を担持する像担持体として機能する中間転写体である。中間転写ベルト130は、例えば、駆動ローラ、テンションローラ及び二次転写対向ローラによって回転可能に張架されている。二次転写対向ローラと対向するように二次転写ローラが配置され、二次転写ローラと二次転写対向ローラとのニップ部として二次転写部Teが形成されている。
中間転写ベルト130の下方に、シートPを二次転写部Teまで搬送するシート搬送部と、シートPを給送するシート給送部201が配置されている。各シート給送部201は、シートPを収納する給送カセット220,221と、給送カセット220,221からシートPを給送する給送ユニット500と、を備えている。シート給送部201の詳しい構成については後述する。プリンタ本体100Aには、シート給送部201の他に、手差しトレイ210が設けられている。手差しトレイ210は、例えば数十枚程度の比較的少ない枚数のシートを一時的に使用して画像を形成する際に使用される。
シート搬送部は、主として供給パス131と排出パス231とによって構成されている。供給パス131は、シート給送部201又は手差しトレイ210から給送されたシートPを二次転写部Teまで搬送する搬送パスである。排出パス231は、画像形成後のシートPをプリンタ本体100Aの外部に搬送する搬送パスである。
供給パス131には、搬送ローラ対153,154,155と、レジストレーションローラ対161と、が設けられている。シートPの搬送方向におけるレジストレーションローラ対161の上流側には、レジストレーションセンサ160が配置されている。レジストレーションセンサ160は、レジストレーションローラ対161に当接して一旦停止したシートPの搬送を再開して中間転写ベルト130の画像をシートPに転写するタイミングを決定するために用いられる。
一方、排出パス231には定着装置170が設けられ、定着装置170の下流側で排出パス231に反転パス230が接続されている。また、反転パス230には、両面搬送パス235が接続されている。排出パス231と反転パス230との接続部には、反転フラップ172が配置されている。反転フラップ172は、定着装置170から排出されたシートPの搬送先を振り分ける。
排出パス231は、反転パス230との接続部の下流側で上排出パス181と下排出パス180に分岐しており、分岐部には、反転フラップ190が配置されている。反転フラップ190は、シートPの搬送先を上排出パス181と下排出パス180に振り分ける。上排出パス181は、シートPを上排出トレイ196に排出する。また、下排出パス180は、シートPを下排出トレイ200に排出する。排出パス231、反転パス230、両面搬送パス235、上排出パス181及び下排出パス180には、それぞれ搬送ローラ対又は排出ローラ対が設けられている。各ローラは、外周面がゴム等の高い摩擦係数の部材で巻かれたゴムローラとして構成されている。
画像形成装置100の上部には、ユーザインターフェースとしての表示操作部310が設けられている。表示操作部310は、画像を表示する液晶パネル等のディスプレイと、印刷開始ボタン及びテンキー等のボタン並びにタッチパネルとを有し、ユーザが画像形成装置100に情報を入力可能な入力手段及びユーザに情報を提示する表示手段として機能する。画像形成装置100のCPUは、表示操作部310に表示する情報の内容を制御し、ユーザによって入力された情報を受信することで、画像形成装置100の機能や使用条件等に関する設定や、画像形成ジョブを実行する際の設定(印刷設定)を行う。
なお、上述のプロセスユニット120は画像形成手段の一例であり、モノクロ方式の電子写真ユニットであってもよく、またインクジェット方式など他のプリント方式であってもよい。
(制御構成)
画像形成装置100の制御構成について、図2のブロック図を用いて説明する。画像形成装置100は、CPU(中央演算装置)301、ROM(読み取り専用メモリ)302及びRAM(ランダムアクセスメモリ)303を含むCPU回路部300を備えている。CPU回路部300は、プリンタ制御部304及び収納庫制御部311と協働して、画像形成装置100の各部の動作を制御する制御手段として機能する。なお、制御手段はシート給送装置の他の構成要素と一体の筐体(つまり本実施の形態のプリンタ本体100A)に搭載されていてもよく、シート給送装置とは別の筐体内に搭載されていてもよい。CPU301は、アドレスバス又はデータバスによってROM302及びRAM303に接続されている。
CPU回路部300は、表示操作部310及びプリンタ制御部304と接続されている。プリンタ制御部304は、画像信号制御部308に接続されると共に、この画像信号制御部308を介して外部インターフェース(I/F)309に接続されている。外部I/F309は、イメージリーダ100Bや他の外部機器に接続され、外部からデジタル画像信号を受信可能に構成される。また、プリンタ制御部304は、シート搬送部305、画像形成部306及び収納庫制御部311とそれぞれ接続されている。なお、画像信号制御部308は、CPU回路部300と直接にも接続されている。
CPU301は、画像形成装置100の全体を制御する制御プログラムを実行可能である。ROM302は、制御プログラムを格納する。RAM303には、制御に用いるデータが書き込まれる。プリンタ制御部304は、CPU301からの指示に基づいて画像形成部306に対して画像を形成するための指示を出す。画像形成部306は、入力されたビデオ信号に基づいてシートSに画像を形成する。また、プリンタ制御部304は、CPU301からの指示に基づいてシート搬送部305を制御してシートの給送、搬送等を行わせる。画像信号制御部308は、プリント動作時に、イメージリーダ100B又は外部機器から入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、処理後のデジタル画像信号をビデオ信号に変換してRAM303に格納する。表示操作部310は、画像形成を行う際のカラーモードの選択、シートの属性情報の入力、コピースタート等のユーザ指示を受け付け、また、画像形成装置の現在の状態(例えば、各給送カセット220,221のシート残量)や警告メッセージ等を表示する。
収納庫制御部311は、CPU301からの指示に基づいて、収納庫制御部311に繋がる入力センサ(605〜609)の値を監視し、またモータ(M400,M401)を駆動させてシート給送部201の制御を行う。開閉検知手段としてのカセット開閉センサ609は、給送カセット220が、プリンタ本体100Aに挿入された閉状態と、プリンタ本体100Aから引き出された開状態との間で遷移したことを検知する。その他のセンサ及びモータの動作については後述する。なお、図2では、1つのシート給送部201に対応する制御構成を図示しているが、実際には図示されたセンサ及びモータのセットが、給送カセット220,221と同じ数配置されている。
(画像形成動作)
次に、画像形成装置100による画像形成動作について説明する。画像形成装置100のプリンタ本体100Aに対し、シート給送部201からシートSを供給して画像形成を行うことを要求するジョブが投入されると、CPU301は給送モータM401に給送ユニット500を駆動させ、シートPを1枚ずつ給送させる。これにより、いずれかの給送カセット220,221のシートSが1枚ずつ供給パス131に搬入される。
供給パス131に搬入されたシートSは、搬送ローラ対154,155等によって二次転写部Teまで搬送される(図1参照)。二次転写部Teまで搬送されたシートSの位置は、レジストレーションセンサ160で監視される。プロセスユニット120は、二次転写部TeにシートSが到達するタイミングに間に合うように、トナー像の形成を開始する。このとき、給送カセット220,221に配置されたガイド幅センサの検知結果や表示操作部310を介してユーザによって入力されたシートサイズに基づいて画像のサイズを
決定する。
プロセスユニット120の各画像形成ステーションY〜Kにおいて、感光ドラム123の表面が一様に帯電された後、スキャナユニット122から照射されるレーザ光によってドラム表面上に静電潜像が形成される。感光ドラム123に担持された静電潜像は、現像装置から供給されるトナーによって現像される。このトナー像は、一次転写部Ty〜Tkに一次転写電圧が印加されることによって、順次中間転写ベルト130へ転写され、カラー画像を形成する。中間転写ベルト130に形成されたトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって二次転写部Teまで移動する。
一方、レジストレーションセンサ160によって先端部が検知されたシートSは、レジストレーションローラ対161に当接して停止する。このときシートSは、レジストレーションローラ対161に先端を突き当てた状態で所定量搬送されることによってループ形状(撓み)を形成して斜行が補正される。斜行が補正されたシートSは、レジストレーションセンサ160に先端部が到達した時刻とレジループ形成に要した時間を考慮して、シートSの先端と、中間転写ベルト130上のトナー像の先端とが二次転写部Teで一致するように搬送が再開される。
二次転写部Teに到達したシートSと中間転写ベルト130上のトナー像に対し、二次転写ローラから転写電圧が印加される。これによって、トナー像がシートSに転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着装置170へ搬送される。定着装置170に搬入されたシートSは、加熱ローラ及び加圧ローラによって加熱及び加圧されることによってトナー像がシートSに定着される。トナー像が定着されたシートSは、プリンタ本体100Aの出口に向けて搬送される。
なお、トナー像が転写されたシートSの先端が定着装置170の上流側に配置された搬送センサ171に到達した際、ジョブの指示に従ってシートの搬送先が反転パス230又は排出パス231のいずれかに切り替えられる。シートSの両面に画像を形成する両面プリントジョブの場合、シートSは反転パス230に搬入され、表面と裏面とを入替えた状態で、再度、二次転写部Teへ向けて搬送され、裏面に画像を形成される。片面プリントジョブもしくは両面プリントジョブの裏面印刷の場合、シートSは排出パス231に搬入される。
排出パス231へ搬入されたシートSは、搬送ローラ対232によって搬送され、ジョブの指示に従って位置決めされた反転フラップ190に案内されて下排出パス180又は上排出パス181へ搬入される。排出指定先が下排出トレイ200である場合、シートSは下排出パス180へ搬入され、排出指定先が上排出トレイ196である場合、シートSは上排出パス181へ搬入される。また、プリンタ本体100Aに、画像形成されたシートに綴じ処理等の処理を施すシート処理装置が連結されている場合、シートSは下排出パス180からシート処理装置に受け渡される。
(シート給送装置)
図3及び図4を用いて、本実施の形態に係るシート給送部201の構成を説明する。図3に示すように、シート給送部201は、シート収納部である給送カセット220と、シート積載手段である積載トレイ610と、を備える。給送カセット220は、プリンタ本体100Aに対して引出可能に挿入されている。積載トレイ610は、支持軸3を中心に上下方向に回動可能な状態で給送カセット220に支持されている。積載トレイ610と給送カセット220の底部との間には、リフト手段としてのアーム板611が配置されている。アーム板611は、給送カセット220に支持された回動軸5を中心にして回動することで、積載トレイ610を昇降させる。
図4に示すように、アーム板611は、駆動源であるリフタモータM400に連結され、リフタモータM400の駆動力によって回動するように構成される。具体的には、アーム板611は回動軸5を介して扇ギヤ13と一体の部材として構成され、扇ギヤ13はリフタモータM400にギヤ列を介して連結されたリフタギヤ14に係合可能である。扇ギヤ13は給送カセット220に対して給送カセット220の挿入方向における奥側に配置され、リフタギヤ14はプリンタ本体100Aに配置されている。従って、給送カセット220をプリンタ本体100Aに挿入した際に扇ギヤ13がリフタギヤ14に噛み合い、給送カセット220をプリンタ本体100Aから引出すと、扇ギヤ13がリフタギヤ14から離脱する。リフタモータM400の駆動力により積載トレイ610を昇降させるリフタギヤ14、扇ギヤ13、及びアーム板611は、本実施の形態のリフト手段である昇降機構238を構成している。
図3に示すように、シート給送部201は、積載トレイ610に支持されたシートPの最上位シートP1を1枚ずつする給送ユニット500を備えている。給送ユニット500は、ピックアップローラ501、フィードローラ502、及びリタードローラ503によって構成される。
ピックアップローラ501は積載トレイ610の上方に配置され、上下方向に揺動可能なホルダによって回転可能に支持されている。ピックアップローラ501は、積載トレイ610の上昇に伴って最上位シートP1の上面に当接し、シートP1を送り出す。フィードローラ502及びリタードローラ503は、ピックアップローラ501から受け取ったシートP1を他のシートから分離しながら給送する分離ニップ部を形成している。給送ユニット500の各ローラは、いずれも給送モータM401(図2参照)によって駆動される。
積載トレイ610に積載されたシートPの位置を規制するための規制手段として、後端規制ガイド617及び側端規制ガイド618が設けられている。後端規制ガイド617は、シート給送方向(図中右方向)、つまりシートPの副走査方向に移動可能であり、シートPの後端に当接することで、シート給送方向におけるシート位置を規制する。側端規制ガイド618は、シート給送方向に直交するシートの幅方向、つまりシートPの主走査方向における両側に設けられ、幅方向に移動可能な一対の部材であり、シートPの両端に当接することで幅方向におけるシート位置を規制する。
後端規制ガイド617及び側端規制ガイド618は、それぞれ、サイズ検知手段としての副走査ガイド幅センサ607及び主走査ガイド幅センサ608に接続されている。各センサ607,608は、ボリュームセンサ等、対応するガイド617,618の位置を検知することで、主走査方向及び副走査方向のシートサイズを検知可能である。
さらに、シート給送部201には、シートPの位置又は存在を検知するための手段として、給送位置センサ605及びシート有無センサ606が設けられている。給送位置センサ605は、最上位シートP1がピックアップローラ501に所定の当接圧で当接する位置、つまり給送位置に到達したことを検知するセンサである。給送位置センサ605としては、例えばピックアップローラ501のホルダに設けた突起部を検知するフォトインタラプタを用いることができる。
シート有無センサ606は、積載トレイ610に積載されたシートの有無を検知可能なセンサである。シート有無センサ606としては、積載トレイ610の上方に設けられたシート有無フラグ612の位置を検知するフォトインタラプタを用いることができる。シート有無フラグ612は、積載トレイ610に設けられた開口部に対向する位置に配置され、積載トレイ610にシートPが積載されている場合のみ、積載トレイ610の上昇に伴って最上位シートP1に押圧されて揺動する。
シート有無センサ606の検知位置(トレイ上昇時にシート有無センサ606が作動した際の最上位シートP1の高さ位置)は、給送位置より低く設定されている。つまり、シート有無センサ606は、シートの有無を検知するセンサであると共に、給送位置センサ605より下方の位置でシートを検知可能なセンサである。
図5(a)〜(c)を用いて、積載トレイ610のリフトアップ動作について説明する。図5(a)は、給送カセット220に複数枚のシートPが積載され、かつ積載トレイ610が可動範囲の下限位置にある状態を表している。リフタモータM400が駆動を開始すると、上述の昇降機構238が作動してアーム板611が上方に回動し、積載トレイ610は上昇を開始する。
図5(b)に示すように、積載トレイ610の上昇に伴って、最上位シートP1がシート有無フラグ612を押し上げる。その結果、シート有無センサ606がシートPを検知したことを表す信号(ON信号)を発する。なお、1枚もシートが積載されていない場合、シート有無フラグ612は積載トレイ610の開口部に進入するため、シート有無センサ606は作動しない。
さらに積載トレイ610が上昇すると、最上位シートP1がピックアップローラ501に当接して押し上げる。その結果、給送位置センサ605が給送位置にシートPが到達したことを表す信号(ON信号)を発する。すると、リフタモータM400の回転が停止し、積載トレイ610のリフトアップ動作は完了する。リフトアップ動作の完了後、給送モータM401の回転が開始されると、給送ユニット500によって最上位シートP1を1枚ずつ給送する給送動作が行われる。
(シート高さの推定)
図6を用いて、積載トレイ610に積載されたシートPの積載高さ(残量)を推定する方法の基本原理について説明する。後述のフローチャート(図10)に示すように、シート高さの推定は、例えば引き出し状態の給送カセット220をプリンタ本体100Aに挿入した場合に実行される。
上述の給送位置センサ605及びシート有無センサ606は、いずれも、積載トレイ610が上昇する際に、高さ方向における所定位置に最上位シートP1があることを検知可能である。一方、給送位置センサ605又はシート有無センサ606が最上位シートP1を検知した際の積載トレイ610の位置は、積載トレイ610の上昇時間(リフタモータM400が昇降機構238を駆動している期間の長さ)を用いて決定することができる。従って、センサ605,606の検知位置と、当該センサがシートを検知した時点における積載トレイ610の積載面の位置との差として、シート高さを算出することができる。
積載トレイ610の上昇時間Tと、積載トレイ610に積載されたシートの高さHとの関係は、図6に示すように係数aと任意の定数bとを用いて、
H=−a×T+b
と表される。ただし、上昇時間Tとは、所定の計時開始時点から検知手段によって最上位シートが検知されるまでに経過した時間であり、次の3種類を例として挙げることができる。つまり、シート有無センサ606の検知位置(以下、シート有無検知位置)までの上昇時間T1、シート有無検知位置から給送位置センサ605の検知位置までの上昇時間T2、及びこれらの和(T1+T2)である。上昇時間T1の計時開始時点は、リフタモータM400が昇降機構238の駆動を開始した時点であり、上昇時間T2の計時開始時点は、シート有無センサ606がON、かつリフタモータM400が昇降機構238の駆動している状態となった時点である。上昇時間T1,T2の計時終了時点は、シート有無センサ606又は給送位置センサ605がシートを検知した時点である。
図6において、傾き(−a)が一定である区間は、積載トレイ610の上昇速度が一定と見做せることを表す。この区間では、上昇時間Tの増加量に対してシート高さHが一定の比率で減少する。係数aの大きさは、予め実験を行うことで決定することができる。定数bは、上昇時間Tがゼロである場合、つまり積載トレイ610を上昇させるまでもなく給送位置センサ605がシートを検知している場合のシート高さ(満載高さ)を表す。定数bは、例えば50mmに設定される。
なお、シートの積載量が少なく、シート束の重量が積載トレイ610の重量に対して小さい場合はシートの重さが無視できるため、積載トレイ610の上昇速度に変化が生じる。そのため、図6のグラフにおいて、シート高さHが一定以下である領域の傾きは(−a)とは異なったものとなる。本実施の形態に沿った構成例において、シートサイズがA4、坪量が84g/m2のシートの場合、シート高さHが約10mm以下の範囲でこのような傾きの変化が観察された。
(シートの属性と上昇時間との関係)
ところで、図6に示す上昇時間Tとシート高さHとの関係は一定ではなく、シートのサイズや坪量等の属性に応じて変化する。これは、シートのサイズや坪量等の条件によって、同じ高さのシート束の間で重量が変化することから、駆動源に対する負荷も変動するためである。
図7(a)、(b)は、シートサイズの違いによる変化を説明するための図である。図7(a)は、積載トレイ610に積載可能な最大長さのシート束PLが積載された状態を表し、図7(b)は、最大長さの半分の長さのシート束PSが積載された状態を表す。ただし、シート束PL,PSの長さとは、副走査方向(又は、シート搬送方向)のシート長さを表す。
積載トレイ610を上昇させる際にアーム板611に掛かる負荷は、積載トレイ610自体の重さと、積載トレイ610に積載されたシート束の重さの和である。そのため、シート高さが一定、かつリフタモータM400の出力を規定する信号の強度が一定であったとしても、シート束の重量に応じて積載トレイ610の上昇速度が変化し、結果として、上昇時間Tに対するシート高さHが異なる値をとる。例えば、リフタモータM400としてDCモータを採用し、リフトアップ動作において定電流制御を行う場合、シート高さが一定であったとしても、積載トレイ610に積載されたシート束PL,PSのサイズによって積載トレイ610の上昇速度が変化する。
図8は、上昇時間Tとシート高さHとの対応関係が、シートサイズの違いによって変化する様子を表す図である。下側の曲線は、図7(b)に対応しており、A5サイズのシートが積載された場合の、上昇時間Tに対するシート高さHの値を定める関数h(T)を表している。上側の曲線は、図7(a)に対応しており、A4サイズのシートが積載された場合の、上昇時間Tに対するシート高さHの値を定める関数h’(T)を表している。ただし、シートの坪量は互いに等しいものとする。
図示された通り、シート高さが同じ(H=H1)であれば、A4サイズのシートの方がA5サイズのシートに比べて長い上昇時間Tを要する(τ1<τ2)。これは、A4サイズのシートの方がリフタモータM400に作用する負荷が大きいため、上昇速度が遅くなることを表す。結果として、関数h1の方が関数h2に比べて傾きが緩やかになる(a’<a)。
このような上昇時間Tとシート高さHとの対応関係の変化は、シートの坪量によっても引き起こされる。即ち、シートサイズ及びシート高さが一定であるとき、シートの坪量が大きくなる程、シート束全体の重量も大きくなり、リフタモータM400に作用する負荷が増大する。その結果、シート高さが同じ(H=H1)であれば、坪量が大きいシート束の上昇時間τ2は、坪量が小さいシート束の上昇時間τ1に比べて長くなる。言い換えると、坪量が小さいシートのT及びHの関係をH=h(T)と表し、坪量が大きいシートのT及びHの関係をH=h’(T)と表し、図8のグラフ上でh’(T)が描く曲線はh(T)に対して上方にシフトした関係となる。
さらに、サイズや坪量以外の属性によってもこのような変化が生じる場合がある。例えば、封筒はのり代部分にシート材料が複数枚重なっていることから、同一材料のシート材料を封筒と同じサイズに裁断しただけのものに比べて単位高さ当たりのシート重量が小さい(つまり、嵩張っている)のが通常である。また、樹脂コーティング等の表面加工の有無や、シートの材質(例えば紙かプラスチックか)によっても、単位高さ当たりのシート重量は変化する。
このように、積載トレイ610に積載されるシートの属性に依存して、単位高さ当たりのシート重量は変化する。そして、同じシート高さのシート束であっても、リフトアップ動作におけるリフタモータM400への負荷が変化することで、積載トレイ610の上昇速度が変化する。従って、シートの属性を考慮せずに、共通の計算式(H=−a×T+b)でシート高さHを求めようとすると、シートの属性によって実際のシート束の高さとの誤差が大きくなる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、シートの属性情報に応じてシート高さの算出方法を変更する(つまり、上昇時間Tからシート高さHを求める関数を変更する)ことにより、シート高さの検知精度向上を図っている。ただし、シートの属性情報とは、シートのサイズ、坪量、及び材質を含め、画像形成装置の制御手段が識別可能なシートに関する任意の情報を指すものとする。以下、シートの属性情報に応じた制御の例として、シートのサイズ及び坪量に応じたシート高さの算出方法について説明する。
(サイズ及び坪量の設定)
まず、画像形成装置100がシートの属性情報を取得する方法について説明する。本実施の形態において、表示操作部310(及び各カセットのガイド幅センサ607,608、図2参照)は、属性情報を取得可能に構成された取得手段として用いられている。図9(a)、(b)は、いずれも表示操作部310に表示される設定画面901,902を表している。
図9(a)は、給送カセット220に積載されたシートのサイズをユーザに設定させるための画面を表す。ユーザは、サイズ選択ボタンB1、封筒ボタンB2、はがきボタンB3のいずれかを押下した後にOKボタンB5が押下することで、画像形成装置100にシートサイズを登録可能である。なお、封筒ボタンB2が押下された場合、封筒のサイズに対応する複数のボタンが表示され、ユーザはいずれかのサイズを選択する。また、インチサイズボタンB4が押下された場合、A列及びB列のサイズに代えて、インチ表記されたサイズのボタン(例えば、レター、リーガル、11×17等)が表示され、サイズ選択ボタンB1と同様にサイズを選択することが可能となる。図9(b)は、給送カセット220に積載されたシートの坪量をユーザに設定させるための画面である。ユーザは、坪量選択ボタンB6のいずれかを押下した後にOKボタンB7を押下することで、画像形成装置100にシートの坪量を登録する。
各設定画面901,902において、有効なサイズ又は坪量が選択された状態でOKボタンB5,B7が押下されると、CPU回路部300において、選択されたサイズ又は坪量を表す情報がROM302等に記憶される。CPU回路部300は、画像形成動作の実行を要求する信号(画像形成ジョブ)を受信した場合に、給送カセット220のシート属性情報として記憶された情報を参照し、給送カセット220からシートを給送可能であるか判定する。
なお、各設定画面901,902は、表示操作部310の操作により呼び出すことができる。また、画像形成装置100が備える他の各給送カセットについて、図9(a)、(b)と同様の設定画面901,902を呼び出してサイズ及び坪量の設定を行うことが可能である。
(シート残量の標示)
図12は、CPU301からの指示によって表示操作部310のディスプレイ310aに表示される消耗品情報画面の例である。消耗品情報画面には、機器構成の外観を表示する機器構成画面52、画像形成装置100が保持するシートについての情報を表示するシート情報画面53、及びメモリ使用量又はトナー残量等を表示するその他の情報画面54が表示される。シート情報画面53に表示される表示内容には、画像形成装置100が備える給送装置ごとに、現在設定されているシートのサイズ、種類、及びシートの残量が含まれる。
ここで、シート情報画面53のシート残量表示欄55には、給送カセットごとに、現在収納されているシートの残量がアイコン画像56によって表示される。アイコン画像56は、収納可能な最大高さ(最大積載量)に対する現在のシート高さの比率を、数段階の区分で表すものである。図示した例では、シート残量が4段階に区分され、目盛の個数(バーの本数)が0〜3の間で段階的に変化することでシート残量の多寡が表現される。CPU301は、リフトアップ動作によってシート高さを検出した際に、シート残量表示欄55の表示内容を変更可能である。
アイコン画像56は、後述の算出方法によって算出されるシート高さHの値に基づいて、シートの積載量に関する情報としてユーザに対して提示されるシート量情報の一例である。シート量情報としては、シート高さをそのまま用いてもよいが、最大積載量に対するパーセント表示のように要約してもよく、アイコン画像56のように視覚的表現に置き換えて表示してもよい。
(シート高さ検出動作)
シート高さを算出するための具体的方法について、図10のフローチャートを用いて説明する。以下のフローチャートの各工程は、ROM302に格納されたプログラムによって規定され、CPU301がこのプログラムを読み出して実行することにより達成される。なお、以下の説明では給送カセット220の積載トレイ610を対象とする制御について説明するが、画像形成装置100が備える他のシート収納部(例えば図1の給送カセット221)に対しても同様の処理内容が並列的に実行される。
CPU301は、カセット開閉センサ609の検知信号を常に監視しており、給送カセット220が開かれた後(S1001:YES)、閉じられた場合(S1002:YES)に以下の処理を実行する。まず、リフタモータM400を駆動させて積載トレイ610のリフトアップを開始するとともに、T1タイマーをスタートさせる(S1003)。その後、シート有無センサ606及び給送位置センサ605の検知信号を確認しながら、積載トレイ610のリフトアップを継続する(S1004,S1012)。
シート有無センサ606がOFFのままで給送位置センサ605がONに変化した場合(S1012:YES)、CPU301はリフタモータM400を停止させて積載トレイ610のリフトアップを終了する(S1013)。このケースは積載トレイ610にシートが積載されずに給送カセット220が閉じられた場合に発生するため、シート高さHは「0」であると判断する(S1014)。
給送位置センサ605がONになる前にシート有無センサ606がONに変化した場合(S1004:YES)、CPU301はシート有無検知位置までの上昇時間T1を取得すると共に、T2タイマーをスタートさせる(S1005)。その後、給送位置センサ605がONになったことを確認すると(S1006:YES)、給送位置までの上昇時間T2を取得し(S1007)、リフタモータM400を停止させて積載トレイ610のリフトアップを終了する(S1008)。
続いて、CPU301はROM302を参照して、給送カセット220についてのシート属性情報を取得する(S1009)。本実施の形態の場合、S1009で取得される属性情報は、図9(a)、(b)の設定画面901,902を介して設定されたシートのサイズ及び坪量である。また、ガイド幅センサ607,608を用いてシートサイズを自動的に検知する機能が有効である場合、設定画面901を介して入力されたサイズに代えて、これらのセンサによって検知されたサイズを用いることができる。CPU301は、取得した属性情報を用いて、表1のテーブルを参照することにより、係数aの値を決定する(S1010)。そして、積載トレイ610に積載されたシート束の高さHを、H=−a×T+bの式を用いて算出する(S1011)。CPU301は、算出したシート高さHの値に基づいて、表示操作部310に表示される給送カセット220のシート残量表示欄55(図12参照)の表示内容を変更させる。
S1011において用いる上昇時間Tの値は、シート有無検知位置までの上昇時間T1、シート有無検知位置から給送位置までの上昇時間T2、及びリフトアップ動作の合計時間(T1+T2)のいずれかである。また、係数aは、予め実験的に求められ、ROM302に表1の係数テーブル等の形で格納されており、S1010において状況に応じた値が選択されるものとする。本実施の形態において、係数aは、どの給送カセット220,221であるか、シート幅(主走査方向の長さ)及びシート長さ(副走査方向の長さ)、シートの坪量、及び上昇時間Tの取得方法に応じて、互いに独立に定められている。
(1)上昇時間Tとしてシート有無検知位置までの上昇時間T1を採用する場合、シート高さHは、H=−a1×T1+b(a1は表1のa1_1〜a1_12のいずれか)の式により求められる。
(2)上昇時間Tとしてシート有無検知位置から給送位置までの上昇時間T2を採用する場合、シート高さHは、H=−a2×T2+b(a2は表1のa2_1〜a2_12のいずれか)の式により求められる。
(3)上昇時間Tとしてリフトアップ動作の合計時間を採用する場合、シート高さHは、H=−a3×(T1+T2)+b(a3は、表1のa3_1〜a3_12のいずれか)により求められる。
Figure 2019189395
実際には上記(1)〜(3)の少なくとも1つが画像形成装置100に実装されるものとし、(1)〜(3)を選択的に実行する構成としてもよく、併用する構成としてもよい。例えば、画像形成装置100が(3)の方法のみ実行可能であり、表1のa3_1〜a3_12以外の係数はROM302に格納されていない構成であってもよい。また、給送カセットが閉じられた時点でシート有無センサ606がOFFであったときは(1)を採用し、ONであったときは(2)を採用するようにしてもよい。
(カセット構成と係数との関係)
次に、図11を用いて、給送カセットの構成と係数aの値との関係について説明する。図11(a)は給送カセット220を上方から視た図であり、図11(b)は給送カセット221を上方から視た図である。給送カセット220,221が収納可能なシートサイズの範囲は異なっており、給送カセット221の方が大きなサイズに対応している。具体的には、給送カセット220は、最大で幅297mm、長さ215.9mm、のシートを積載することが可能であり、給送カセット221は、最大で幅305mm、長さ457mmのシートを積載することが可能である。
従って、給送カセット220,221の積載トレイ610の形状及び大きさは異なっている。以下、小さい給送カセット220の積載トレイを第1トレイ610Aとし、大きい給送カセット221の積載トレイを第2トレイ610Bとして区別する。第1トレイ610Aは第1シート積載手段に対応し、第2トレイ610Bは第2シート積載手段に対応する。
図11(a)、(b)の破線はA4サイズ(幅297mm、長さ210mm)のシートPの輪郭を表しており、斜線部分は積載トレイとA4サイズのシートPとの接触領域を表している。図から明らかなように、第2トレイ610Bは、A4サイズのシートPを副走査方向の全域にわたって支持していることがわかる。一方、第2トレイ610Bに比べて副走査方向のサイズが小さい第1トレイ610Aの場合、シートPの一部が第1トレイ610Aからはみ出しており、シートPの重量の一部がカセット本体の底部によって支持された状態となる。
このように、第1トレイ610A及び第2トレイ610BがシートPを支持する面積が異なることから、同じサイズのシートPを積載した状態でも、トレイを介してリフタモータM400に作用する負荷が異なった値となる。従って、属性が等しいシートを、同じ積載高さで第1トレイ610Aと第2トレイ610Bとに積載した場合であっても、第1トレイ610Aの上昇時間Tと第2トレイ610Bの上昇時間Tは異なった値となる。ただし、第1トレイ610Aを昇降させるリフタモータM400と、第2トレイ610Bを昇降させるリフタモータM400は、同じ型式である(定格トルクが等しい)ものとする。
本実施の形態では、このようなカセット構造の違いに起因する上昇時間の差に対応するため、表1に示すように、属性が等しいシートであったとしても、カセット毎に係数aの値を独立に設定している。例えば、幅150mm以上、長さ290mm以上、坪量150g/m^2以上のシートについて、上昇時間T1に対する給送カセット220の係数a1_1と給送カセット221の係数a1_5は異なった値であって構わない。各係数の値は、当該給送カセット220,221を用いて予め実験的に定められているものとする。
(本実施の形態の効果)
このように、本実施の形態では、積載トレイ610の上昇時間Tだけでなく、シートの属性情報に基づいてシート量情報としてのシート高さHを算出している。言い換えると、上昇時間Tからシート高さHを算出する構成において、シートの属性情報に応じて算出方法を変更している。これにより、一定の高さで積載トレイ610にシートが積載される条件で、シートの属性によって積載トレイ610の上昇速度に差が生じたとしても、上昇速度の差がシート高さHの算出結果に与える影響を低減することができる。従って、属性が異なる多様なシートについて、シートの高さを高い精度で検知することが可能となる。
具体的には、単位高さ当たりの重量が小さい第1のシートと単位高さ当たりの重量が大きい第2のシートとの間で比較した場合に、上昇時間Tが等しければ、第2のシートの高さを第1のシートに比べて高く見積もるようにしている。言い換えると、上昇時間Tを横軸とし、シート高さHを縦軸とする平面(図8)において、第1のシートについてTとHとの関係を表す第1の曲線(H=h’(T))と、第2のシートについてTとHとの関係を表す第2の曲線(H=h(T))とを比較したとき、第2の曲線が第1の曲線に対して上方(縦軸の正方向)にシフトするようにする。このようにすることで、実際のシート高さが一定である場合の、単位高さ当たりの重量の増加に伴う積載トレイ610の上昇速度の低下が相殺されるため、シート高さHの推定精度を維持することができる。
このような算出方法の変更は、係数aの値を変更することにより行われる。このとき、単位高さ当たりの重量が大きいシートの係数a’の値が、単位高さ当たりの重量が小さいシートの係数aの値より小さくなるように設定する。例えば、表1において、係数a1_1の値は、シート幅がより小さい場合の係数a1_3より小さな値に設定される(a1_1<a1_3)。また、係数a1_1の値は、坪量がより小さい場合の係数a1_2より小さな値に設定される(a1_1<a1_2)。また、給送カセット220,221を比較した場合、サイズ及び坪量が等しければ、大きいカセット221の方が係数aは大きな値に設定される(例えば、a1_1<a1_5)。
本実施の形態に係る画像形成装置の典型的な動作について、図8を用いて説明する。第1のシートがある高さで積載された状態でリフトアップ動作が行われ、上昇時間が第1の時間長さτ1であったとする(点C1)。このとき、シート高さHはH1(第1の値)と算出され、これに対応するシート残量情報(第1の情報)が表示操作部310に表示される。また、第1のシートがより少ない量で積載された状態でリフトアップ動作が行われたとき、上昇時間が第2の時間長さτ2であったとする(点C2)。このとき、シート高さHはH2(第2の値)と算出され、これに対応するシート残量情報(第2の情報)が表示操作部310に表示される。第2の情報は、第1の情報に比べてシートの積載高さが低いことを表すものとする。
この場合において、サイズ又は坪量が第1のシートより大きい第2のシートを、点C1と同じ高さ(H1)まで積載した状態でリフトアップ動作を実行させたとする。この場合、第2のシートの重量は点C1の場合に比べて重いため、点C2の場合と同程度の長さの上昇時間(τ2)が必要となることがある。仮に、第2のシートに対して第1のシートと共通の関数H=h(T)を使用すると、第2のシートのシート高さとしてH2が算出されてしまい、H2とH1の差の分が誤差となる。一方、本実施の形態によれば、第2のシートに対する係数a’は第1のシートに対する係数aとは異なる値に設定されているため、より適切なシート高さH1(=−a’×τ2+b)が算出される。
(その他の実施形態)
本実施の形態では、シート高さHの算出方法を決定する際に用いるシートの属性情報として、シートのサイズ及び坪量の両方を採用した場合について説明した(表1参照)。しかしながら、シートのサイズ又は坪量の一方のみを考慮して算出方法を決定してもよく、或いは、サイズ及び坪量以外の属性情報(例えば、封筒か否か)を用いて算出方法を決定してもよい。
また、以上の説明では、リフトアップ動作の期間中、積載トレイ610が概ね一定速度で上昇し、これに対応して、上昇時間Tとシート高さHとの関係は一次関数として表されるものとして説明した。しかしながら、例えば、リフトアップ動作の途中で積載トレイ610の上昇速度を変化させる構成としてもよい。その場合、例えば特許文献1のように変速を行う場合の係数aのセットと変速が不要な場合の係数aのセットとを用意し、各セットにおける係数aの値を、シートの属性に応じて予め実験的に定めておくと好適である。
また、本実施の形態では、リフタモータM400としてDCモータを採用し、リフトアップ動作において定電流制御を行うものとして説明した。しかしながら、DCモータに限らず、ACモータ等他の駆動源を用いてもよい。このような場合において、シート高さが一定である場合に、シートの属性によって積載トレイ610の上昇速度に差が生じ得る構成であれば、本開示に係る技術を適用することで本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、シート給送装置は、本実施の形態に係るシート給送部201のように画像形成装置本体の一部として組み付けられたものに限らず、例えば、画像形成装置に連結して使用されるオプションフィーダであってもよい。また、リフト手段としては、上述の回動式のアーム板に限らず、例えば積載トレイを吊り下げるワイヤをリフタモータの駆動力によって巻き取る構成を用いてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…シート給送装置(画像形成装置)/120…画像形成手段(プロセスユニット)/220,221…シート収納部(給送カセット)/238…リフト手段(昇降機構)/300,304,311…制御手段(CPU回路部、プリンタ制御部、収納庫制御部)/310…取得手段、入力手段、表示手段(表示操作部)/500…給送手段(給送ユニット)/605…検知手段(給送位置センサ)/606…検知手段(シート有無センサ)/607,608…サイズ検知手段(主走査ガイド幅センサ、副走査ガイド幅センサ)/609…開閉検知手段(カセット開閉センサ)/617,618…規制手段(後端規制ガイド、側端規制ガイド)/M400…駆動源(リフタモータ)

Claims (15)

  1. シートが積載されるシート積載手段と、
    駆動力を供給する駆動源と、
    前記駆動源の駆動力により前記シート積載手段を上昇させるリフト手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの最上位シートが、高さ方向において所定の検知位置にあることを検知する検知手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの属性情報を取得する取得手段と、
    前記リフト手段により前記シート積載手段を上昇させる場合に、所定の計時開始時点から前記検知手段が最上位シートを検知するまでに経過した上昇時間と、前記取得手段が取得したシートの属性情報とに基づいて、前記シート積載手段に積載されたシートの積載量に関するシート量情報を算出する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記上昇時間の長さを横軸とし、前記シート積載手段に対するシートの積載高さを縦軸とする平面において、
    第1のシートについて前記上昇時間の長さと前記シート量情報が表すシートの積載高さとの関係を表す第1の曲線と、単位高さ当たりの重量が前記第1のシートより大きい第2のシートについて前記上昇時間の長さと前記シート量情報が表すシートの積載高さとの関係を表す第2の曲線とを比較したとき、前記第2の曲線を前記第1の曲線に比べて縦軸の正方向にシフトさせるように、
    前記制御手段は前記上昇時間から前記シート量情報を算出する方法を変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 第1のシートが積載された状態で前記シート積載手段を上昇させた際の前記上昇時間が第1の時間長さであるときに前記シート量情報として第1の値を算出し、前記上昇時間が前記第1の時間長さより長い第2の時間長さであるときに前記シート量情報として前記第1の値よりシートの積載高さが低いことを表す第2の値を算出する場合において、
    単位高さ当たりの重量が前記第1のシートより大きい第2のシートが積載された状態で前記シート積載手段を上昇させた際の前記上昇時間が前記第2の時間長さであるとき、前記シート量情報として前記第1の値を算出するように、
    前記制御手段は前記上昇時間から前記シート量情報を算出する方法を変更する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記制御手段は、前記上昇時間の値をTとし、前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さをHとしたとき、係数aと任意の定数bとを用いて、H=−a×T+bと表される関係により求めたHの値を前記シート量情報として算出するように構成され、前記取得手段によって取得したシートの属性情報に応じて前記係数aの値を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記取得手段は、前記シート積載手段に積載されたシートの坪量に関する情報を入力可能な入力手段を含み、
    前記制御手段は、前記入力手段を介して入力されたシートの坪量に関する情報に基づいて、前記上昇時間から前記シート量情報を算出する方法を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記取得手段は、前記シート積載手段に積載されたシートのサイズに関する情報を入力可能な入力手段を含み、
    前記制御手段は、前記入力手段を介して入力されたシートのサイズに関する情報に基づいて、前記上昇時間から前記シート量情報を算出する方法を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記シート積載手段に積載されたシートの位置を規制する規制手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記規制手段の位置を検知可能なサイズ検知手段を含み、
    前記制御手段は、前記サイズ検知手段の検知結果に応じて、前記上昇時間から前記シート量情報を算出する方法を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記シート積載手段の上方に設けられ、シートを給送する給送手段をさらに備え、
    前記計時開始時点は、前記駆動源が前記リフト手段の駆動を開始した時点であり、
    前記検知手段の検知位置は、前記最上位シートが前記給送手段に当接する位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 前記シート積載手段の上方に設けられ、シートを給送する給送手段をさらに備え、
    前記検知手段は、前記シート積載手段が上昇する際に、前記シート積載手段に積載されたシートの有無を検知可能であり、
    前記計時開始時点は、前記駆動源が前記リフト手段の駆動を開始した時点であり、
    前記検知手段の検知位置は、前記最上位シートが前記給送手段に当接する位置よりも下方の位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記シート積載手段の上方に設けられ、シートを給送する給送手段と、
    前記最上位シートが前記給送手段に当接する位置よりも下方の位置において、前記シート積載手段に積載されたシートの有無を検知するシート有無検知手段と、をさらに備え、
    前記計時開始時点は、前記シート有無検知手段が前記シート積載手段に積載されたシートの存在を検知している状態で前記駆動源が前記リフト手段の駆動を開始した時点であり、
    前記検知手段の検知位置は、前記最上位シートが前記給送手段に当接する位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記シート積載手段に積載されたシートの量を表す情報を表示する表示手段を備え、
    前記制御手段による前記シート量情報の算出結果に応じて、前記表示手段の表示内容が変更される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. シートが積載されるシート積載手段と、
    駆動力を供給する駆動源と、
    前記駆動源の駆動力により前記シート積載手段を上昇させるリフト手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの最上位シートが、高さ方向において所定の検知位置にあることを検知する検知手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートのサイズ及び坪量の少なくとも一方を入力可能な入力手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの積載量に関するシート量情報を表示する表示手段と、
    前記リフト手段により前記シート積載手段を上昇させる場合に、前記駆動源が前記リフト手段の駆動を開始した時点から前記検知手段が最上位シートを検知するまでに経過した上昇時間に基づいて、前記表示手段に表示される前記シート量情報の内容を変更する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    第1のシートが積載された状態で前記シート積載手段を上昇させた際の前記上昇時間が第1の時間長さであるときに前記シート量情報として第1の情報を前記表示手段に表示させ、前記上昇時間が前記第1の時間長さより長い第2の時間長さであるときに前記シート量情報として前記第1の情報よりシートの積載高さが低いことを表す第2の情報を前記表示手段に表示させる場合において、
    サイズ及び坪量の少なくとも一方が前記第1のシートより大きい第2のシートが積載された状態で前記シート積載手段を上昇させた際の前記上昇時間が前記第2の時間長さであるとき、前記シート量情報として前記第1の情報を前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  13. 前記シート積載手段は、第1シート積載手段と、前記第1シート積載手段に積載されたシートとは別のシートが積載される第2シート積載手段と、を含み、
    サイズが等しいシートが前記第1シート積載手段及び前記第2シート積載手段に積載された状態において、前記第1シート積載手段がシートを支持している領域の面積と、前記第2シート積載手段がシートを支持している領域の面積が異なり、
    前記制御手段は、前記第1シート積載手段に積載されたシートの属性情報と、前記第2シート積載手段に積載されたシートの属性情報とが等しい場合であっても、前記第1シート積載手段と前記第2シート積載手段との間で、前記上昇時間から前記シート量情報を算出する方法を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  14. 装置本体と、
    前記シート積載手段を支持し、前記装置本体に挿入されたシート収納部と、
    前記シート収納部が前記装置本体に挿入された開状態と前記装置本体から引き出された閉状態とを検知する開閉検知手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記シート収納部が前記開状態から前記閉状態に遷移したことを前記開閉検知手段が検知した場合に、前記駆動源の駆動力により前記シート積載手段を上昇させると共に、前記検知手段の検知結果に基づいて前記シート量情報を算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  15. 前記シート積載手段から送り出されるシートに画像を形成する画像形成手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシート給送装置。
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