JP2015224094A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シート積載量の算出を、積載トレイの昇降駆動のガタに関係なく精度良く算出できる画像形成装置を提供する。【解決手段】 シート有無検知センサがシートを検知しない場合は、シート有無検知センサがシートを検知してからシート面検知センサがシートを検知するまでの一定距離を上昇する時間を測定して積載量を算出することで、給紙カセットを画像形成装置本体に設置して昇降駆動のガタの有無によるバラつきに関係なく、安定して積載量を算出することができる。【選択図】 図9
Description
本発明は、シートを給送するシート給送装置および画像形成装置に関する。
従来のプリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に着脱自在に設けられたシート収納手段に収納されたシートを、ピックアップローラ等のシート給送手段により送り出し、画像形成部に給送するシート給送装置を備えている。シート給送装置としては、シート収納手段にシート積載手段を昇降可能に設け、シートを給送する際、シート積載手段を上昇させてシートをシート給送手段に押し付け、この状態でシート給送手段を回転させてシートを給送するものがある。
このシート給送装置では、シート積載手段に積載された最上位シートの高さを、シート給送手段によるシートの給送が可能な所定の高さに維持している。このため、シート収納手段にはシート積載手段を昇降させる昇降手段が設けられ、画像形成装置本体には駆動手段と、駆動手段の駆動を昇降手段に伝達して昇降手段を駆動する駆動伝達手段が設けられている。そして、最上位シートの高さが低くなると、駆動手段を駆動し、駆動手段の駆動を駆動伝達手段により昇降手段に伝達してシート積載手段を上昇させ、最上位シートの高さをシートの給送が可能な所定の高さに維持する。
この構成のシート給送装置は、最上位シートの高さを検知するためのシート面位置検知センサを備えている。シート収納手段が画像形成装置本体にセットされると、まずシート面位置検知センサの状態を調べる。そして、シート面位置検知センサがOFF(シートを非検知)であれば、シート積載手段を、シート面位置検知センサがONするまで上昇させるようにしている。
ところで、シート積載手段の上昇開始からシート面位置検知センサがONするまでの時間をカウントし、カウント値とシート積載手段の上昇速度に基づいてシート積載手段のシート積載量(残量)を演算するようにしたものがある(特許文献1参照)。このようにシート面位置検知センサがONするまでの時間であるリフトアップ上昇時間と、上昇速度から積載量を演算する場合、制御部は予め設定された積載量を演算する演算式にしたがって積載量の演算を行う。この演算式はリフトアップ時間をt、積載量をHとすると、積載量Hはリフトアップ時間tの一次関数として、定数a、bを用いて、
H=−at+b
のような一次関数によって示される。
H=−at+b
のような一次関数によって示される。
このような従来の画像形成装置において、リフトアップ上昇時間は、リフタモータを駆動してからシート面位置検知センサがONするまでの時間を計測して行われる。リフトアップ上昇時間には、シート積載手段を昇降させる昇降手段と画像形成装置本体に設けられた駆動伝達手段との係合にかかる時間と、係合してシート積載手段が上昇してからシート面位置検知センサがONするまでの時間に分けられる。このうち、シート積載手段が上昇してからシート面位置検知センサがONするまでの時間はシート積載高さと上昇速度によって決まる時間である。一方、昇降手段と駆動伝達手段が係合するまでの時間は、シート収納手段を画像形成装置本体に収納するときの駆動伝達手段の位相によって異なるため、シートの積載量によらず決まる時間である。したがって、同じシートの積載量でも駆動伝達手段の位相によってリフトアップ時間が異なることになり、精度良くシート積載量の算出を行うことができない。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、精度良く積載量の検知を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明のシート給送装置は、シートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート給送手段と、前記シート積載手段を上昇させる上昇手段と、前記シート給送手段がシートを給送する位置でシートを検知する第1検知手段と、前記第1検知手段がシートを検知する位置より下方において、シートを検知する第2検知手段と、前記シート積載手段が上昇を開始するときに前記第2検知手段がシートを検知していないときは、前記第2検知手段がシートを検知してから前記第1検知手段がシートを検知するまでの時間に基づいてシートの積載量を判断し、前記シート積載手段が上昇を開始するときに前記第2検知手段がシートを検知しているときは、前記シート積載手段の上昇を開始してから前記第1検知手段がシートを検知するまでの時間に基づいてシートの積載量を判断する制御手段と、を有する。
本発明では、精度良く積載量の検知を行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図1において、201は画像形成装置、201Aは画像形成装置本体、201Bはシートに画像を形成する画像形成部である。202は画像形成装置本体201Aの上方に略水平に設置された画像読取装置であり、この画像読取装置202と画像形成装置本体201Aとの間に、シート排出用の排出空間Sが形成されている。
230は、シートPを収納するシート収納手段である給紙カセット1と、給紙カセット1からシートPを給送するシート給送装置である。シート給送装置230は、シート給送手段であるピックアップローラ8と、ピックアップローラ8から送り出されたシートPを分離するためのフィードローラ9とリタードローラ10とからなる分離部とを備えている。
画像形成手段である画像形成部201Bは、4ドラムフルカラー方式のものであり、レーザスキャナ210と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ211を備えている。ここで、各プロセスカートリッジ211は、感光体ドラム212、帯電手段である帯電器213、現像手段である現像器214を備えている。また、画像形成部201Bは、プロセスカートリッジ211の上方に配された中間転写ユニット201Cと、定着部220を備えている。なお、215は現像器214にトナーを供給するためのトナーカートリッジである。
中間転写ユニット201Cは、駆動ローラ216a及びテンションローラ216bに巻き掛けられた中間転写ベルト216を備えている。なお、中間転写ベルト216の内側には感光体ドラム212に対向した位置で中間転写ベルト216に当接する1次転写ローラ219が設けられている。ここで、中間転写ベルト216は、不図示の駆動部により駆動される駆動ローラ216aにより矢印方向に回転する。
そして、1次転写ローラ219によって感光体ドラム上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト216に多重転写される。中間転写ユニット201Cの駆動ローラ216aと対向する位置には、中間転写ベルト上に形成されたカラー画像をシートPに転写する2次転写ローラ217が設けられている。さらに、この2次転写ローラ217の上部に定着部220が配置され、この定着部220の左上部には第1排出ローラ対225a、第2排出ローラ対225b及び両面反転部201Dが配置されている。この両面反転部201Dは、正逆転可能な反転ローラ対222及び一面に画像が形成されたシートを再度、画像形成部201Bに搬送する再搬送通路R等が設けられている。なお、図1において、260は、画像形成動作及びシート給送動作等を制御する制御部(制御手段)である。
次に、プリンタ201の画像形成動作について説明する。まず、原稿の画像情報を画像読取装置202によって読み取ると、この画像情報は画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部201Bのレーザスキャナ210に伝送される。画像形成部201Bでは、レーザ光により、帯電器213によって表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光体ドラム212の表面が順次露光される。これにより、各プロセスカートリッジ211の感光体ドラム上に、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの静電潜像が順次形成される。
この後、この静電潜像を各色トナーにより現像して可視化すると共に、1次転写ローラ219に印加した1次転写バイアスにより、各感光体ドラム上の各色トナー像を中間転写ベルト216に順次重ね合わせて転写する。これにより、中間転写ベルト216上にトナー画像が形成される。また、このトナー画像形成動作に並行してシート給送装置230に設けられたピックアップローラ8からシートPが送り出される。送り出されたシートPは、フィードローラ9とリタードローラ10とからなる分離部により、1枚ずつ分離されてレジストレーションローラ対240に搬送され、レジストレーションローラ対240により斜行が補正される。
斜行が補正された後、シートPは、レジストレーションローラ対240により2次転写部まで搬送され、2次転写部において、2次転写ローラ217に印加した2次転写バイアスにより、トナー像がシートP上に一括して転写される。次に、トナー像が転写されたシートPは、定着部220に搬送され、定着部220において熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色し、シートPにカラーの画像として定着される。
この後、画像が定着されたシートPは、定着部220の下流に設けられた第1排出ローラ対225a及び第2排出ローラ対225bによって排出空間Sに排出され、排出空間Sの底面に突出された積載部223に積載される。なお、シートPの両面に画像を形成する際は、画像が定着された後、シートPは反転ローラ対222により再搬送通路Rに搬送され、再度、画像形成部201Bに搬送される。
図2は、本実施の形態に係るシート給送装置230の構成を説明する図である。
画像形成装置本体201Aに着脱自在に給紙カセット1が設けられ、カセット本体1aに設けられた支持軸3を中心に上下方向に回動自在に積載トレイ(シート積載手段)2が支持されている。積載トレイ2の回動は、積載トレイ2の下方に回動可能に配置されたアーム板4で行われる。アーム板4は回動軸5を回転中心に上下方向に回動する。
図3は、アーム板4の駆動構成を示す図で、図3(a)は構成全体を示す斜視図である。アーム板4は、給紙カセット1の奥側に配置されたリフタカップリング13と、回動軸5を介して連結されている。ここで、給紙カセット1を、シート給送方向と直交する方向に押し込んで画像形成装置本体201Aに装着すると、リフタカップリング13は、画像形成装置本体201Aに配置されたリフタギア14と噛合する。リフタギア14は、不図示のギア列を介して図5に示すリフタモータM1の駆動により回転する。
リフタギア14の回転が、リフタカップリング13、回動軸5を介してアーム板4に伝達されてアーム板4が上方回動する。これにより積載トレイ2が上昇する。なお、本実施の形態において、リフタモータM1、リフタギア14、アーム板4、リフタカップリング13等により、リフタモータM1の駆動により積載トレイ2を上昇させる上昇手段としての昇降機構231が構成される。
給紙カセット1を画像形成装置本体201Aから引き出すと、積載トレイ2の重さとシートPが残っている場合はシートPの重さによりアーム板4が押し下げられ、リフタカップリング13は初期位置に戻る。
一方でリフタギア14は給紙カセット1を画像形成装置本体201Aから引き出した際のシートPの残量により、リフタギア14の位相は異なる。
従って、次に給紙カセット1を画像形成装置本体201Aに挿入した際に、リフタカップリング13とリフタギア14の係合ガタの状態は、新しく積載したシートPの高さHに依存しない。リフタカップリング13とリフタギア14の係合ガタの状態は、前回積載トレイ2に残ったシートPの残量により異なる。リフタカップリング13とリフタギア14のガタが最小の状態(図3(b))であるかガタがある状態(図3(c))であるかは、前回のシート残量Pによって決まる。
図4は給送部100の構成を詳細に示す斜視図である。シートPを給送する際は、リフタモータM1を駆動して積載トレイ2を上昇させてシートPにピックアップローラ8に当接させる。そして、図5に示す給紙モータM2を駆動して、ピックアップローラ8及びフィードローラ9を回転させる。これにより、シートPはピックアップローラ8によってフィードローラ9とリタードローラ10との圧接により形成される分離ニップ部まで給送され、分離ニップ部により分離されたのちに、一枚ずつ画像形成部201Bへ搬送される。
フィードローラ9は、フィードローラ軸91に一体で取り付けられ、給紙モータM2の駆動によりフィードローラ軸91が回転することで、フィードローラ9は回転させられる。リタードローラ10は、リタードローラ軸101にトルクリミッタ102を介して回転自在に取り付けられている。ピックアップローラ8はピックアップアーム81に回動自在に保持され、フィードローラ軸91の回転が駆動ギア列92、93、94によりピックアップローラ8に伝達されており、フィードローラ軸91の回転によってピックアップローラ8は回転させられる。ピックアップアーム81はフィードローラ軸91を支点として上下方向に回動自在に設けられ、ピックアップローラ8がシート最上面に当接した状態で回転するようにピックアップばね82により下方に付勢されている。
フィードローラ軸91には、駆動ギア92が取り付けられている。そして、給紙モータM2によりフィードローラ軸91が回転すると、駆動ギア92及びアイドラギア93を介してピックアップローラ8に取り付けられたローラギア94が回転し、ピックアップローラ8が回転する。リタードローラ軸101には不図示の駆動伝達機構によりフィードローラ軸91の回転が伝達されるようになっている。これにより、フィードローラ軸91が回転すると、リタードローラ軸101はシート搬送方向と逆方向(以下、逆送方向という)に回転する。このようにリタードローラ軸101が回転すると、トルクリミッタを介してリタードローラ軸101の回転がリタードローラ10に伝達され、リタードローラ10が逆送方向に回転する。
このように構成することにより、分離ニップ部10aに2枚以上のシートが進入したときには、トルクリミッタを介してリタードローラ軸101の回転がリタードローラ10に伝達されてリタードローラ10が逆送方向に回転する。これにより、シートの重送を防止することができる。なお、分離ニップ部10aに入り込むシートが1枚の場合、又はシートが入り込んでいない場合、フィードローラ9とリタードローラ10の間の摩擦力によるトルクが、トルクリミッタのリタードローラ10を逆送方向に回転させるトルクを上回るようになる。この場合は、トルクリミッタが空転し、これによりリタードローラ10はシート搬送方向へフィードローラ9に連れ回って回転し、シートが搬送される。
次に、本発明に係る実施の形態について、詳細に説明する。
図5は本実施系における制御系のブロック図である。画像形成装置本体201Aにはシート面検知センサ7、シート有無検知センサ11及びカセット検知センサ18が設けられている。シート面検知センサ7、シート有無検知センサ11、及びカセット検知センサ18は制御部260に接続されている。
また、制御部260には、計時手段であるタイマ19が接続されている。そして、制御部260は、シート面検知センサ7、シート有無検知センサ11、カセット検知センサ18のON・OFF信号、及びタイマ19による計時情報に基づいて既述したリフタモータM1、給紙モータM2等の駆動を制御する。制御部260は、シートの積載量を表示する表示手段としての表示部21と接続されている。
シート面検知センサ7は、積載トレイ2が上昇し、積載トレイ2上に積載されている最上位シートがピックアップローラ8によるシートの給送が可能な給送位置に達したことを検知するためのものである。図4に示すように、第1検知手段としてのシート面検知センサ7は、ピックアップアーム81の一部により構成されるシート面検知センサフラグ7aと、シート面検知センサフラグ7aによりON・OFFするフォトセンサ7bを備えている。シート面検知センサ7の検知信号に基づいて、制御部260はシートの紙面を検知する。
第2検知手段としての、シート有無検知センサ11は、シート面検知センサ7が紙面を検知する給送位置よりも下方でシートを検知する。
図6はシートPを積載トレイ2に積載した状態における上昇動作を示した図である。制御部260がカセット検知センサ18のONを検出すると、図6(a)のようにシートPを積載した初期状態からリフタモータM1を駆動して積載トレイ2の上昇を開始する。積載トレイ2が上昇を続けると、図6(b)のようにシート有無検知センサ11をONして制御部260では積載トレイ2にシートPが有ると判断する。なお、積載トレイ2にシートPが存在しないときは、図6(d)のようにシート有無検知センサフラグ11aが積載トレイ2に設けた不図示の穴に落ち込み制御部260では積載トレイ2にシートPが無いと判断する。
シート有無検知センサ11がONした後も積載トレイ2は上昇を続け図6(c)のようにピックアップローラ8が押し上げられてシート面検知センサフラグ7aが押し上げられてフォトセンサ7bの光軸が遮られる。このとき、制御部260はシート面検知センサ7のONを検知してリフタモータM1を停止して積載トレイ2の上昇を停止させることでシート高さを最適にし、最上位シートP1はピックアップローラ8に当接した状態で待機して、給紙動作に備える。
仮にシート有無検知センサ11は、積載トレイ2の昇降高さが低い位置でシート有無検知センサ11がONするように設定する。すると、シート有無検知センサフラグ11aのシートP方向への突出量が多くなり、給紙カセット1の挿抜の際にカセット本体1aと衝突する場合がある。そこで、シート有無検知センサ11がONする位置は、1枚のシートが積載トレイ2に積載されたときにONしてシートが積載されていないときにOFFすることが可能な範囲であって、且つ、できるだけ高い位置に設定する。
次に、リフトアップ時間からシートPの積載高さHを算出する方法について説明する。
給紙カセット1を画像形成装置本体201Aに装着した際に積載量が少ない場合は、給紙カセット1が装着されたとき、図6のようにシート有無検知センサ11をOFFしたままである。そして、シートPの最上面が給送位置となるまで積載トレイ2を上昇させる時間が長くなる。またこのときの積載高さHは0mmからシート有無検知センサ11がONするまでの広範囲を算出することになる。
一方、給紙カセット1を画像形成装置本体201Aに装着した際に積載量が多い場合は、給紙カセット1が装着されたとき、図7のようにシート有無検知センサ11がONした状態である。そして、シートPの最上面が給送位置となるまで積載トレイ2を上昇させる時間が短い。シートPの積載高さHもシート有無検知センサ11がONする位置からシート面検知センサ7がONする位置までの狭い範囲を算出することになる。
また、画像形成装置本体201Aに設けられたリフタギア14の位相は前回のシートPの残量によって決まるため、積載トレイ2に新たに積載したシートPの積載高さHによらずリフタカップリング13とリフタギア14が係合するまでの時間にバラつきが生じる。
そこで、本実施形態ではシート有無検知センサ11がONしているかOFFしているかに応じて積載高さHを算出する演算式を切り分け、広範囲を算出する必要があるシート有無検知センサ11がOFFの場合に特に精度良く積載高さHを算出するようにする。
図6に示すように、給紙カセット1を画像形成装置本体201Aに装着した際にシート有無検知センサ11がOFFしている場合を説明する。この場合、リフタモータM1を駆動して積載トレイ2が上昇を開始しても、直ぐには時間(リフトアップ時間)の計測は開始しない。積載トレイ2の上昇が続きシートPの最上面がシート有無検知センサ11をONしたときに、制御部260は時間の計測を始める。さらに積載トレイ2が上昇してシートPの最上面がシート面検知センサ7をONしたときに制御部260は計測を終える。
つまり、計測時間としてシート有無検知センサ11がONする位置からシート面検知センサ7がONする位置までの一定区間をリフトアップするのに要する時間Taの測定をする。ここで、本実施形態ではリフタモータM1にDCモータを使用することで、積載高さHに応じてリフタモータM1に発生する負荷を変化させ、積載高さHに応じてリフタモータM1の速度を変化させる。即ち、積載量が多い場合にはDCモータにかかる負荷が大きいのでシート有無検知センサ11がONしてからシート面検知センサ7がONするまでの時間がかかる。積載量が少ない場合にはDCモータにかかる負荷が小さいのでシート有無検知センサ11がONしてからシート面検知センサ7がONするまでの時間がかからない。これを利用して、積載高さHによって一定区間をリフトアップするのに要する時間Taが変化することに基づいて積載高さHを算出する。
以上より、積載高さHが高いほど積載重量が大きくなり時間Taが長くなる。一定区間をリフトアップするのに要する時間TaとシートPの積載高さHについては図8(a)に示すように定数A、Bを用いて
H=A・Ta+B ・・・ (F1)
で示されるTaを変数とする一次関数の第一演算式F1を用いて演算することができる。制御部260は、(F1)に基づいて積載量を演算する。そして演算した積載量に基づいて表示部に積載量を表示する。
H=A・Ta+B ・・・ (F1)
で示されるTaを変数とする一次関数の第一演算式F1を用いて演算することができる。制御部260は、(F1)に基づいて積載量を演算する。そして演算した積載量に基づいて表示部に積載量を表示する。
次に、図7に示すように、給紙カセット1を画像形成装置本体201Aに装着した際にシート有無検知センサ11がONしている場合を説明する。この場合、リフタモータM1の駆動を開始したときから制御部260は計測を始め、積載トレイ2が上昇してシートPの最上面がシート面検知センサ7をONしたときに制御部260は計測を終える。
つまり、計測時間としてはリフタモータM1の駆動開始からシート面検知センサ7がONするまでの時間Tbを測定する(以下、上昇時間Tb)。積載高さHによって積載トレイ2の上昇量が異なり、その結果、上昇時間Tbも異なる。
以上より、積載高さHが低いほど上昇距離が長くなり上昇時間Tbが長くなる。上昇時間TbとシートPの積載高さHについては図8(b)に示すように定数C、Dを用いて
H=−C・Tb+D ・・・ (F2)
で示されるTbを変数とする一次関数の第二演算式F2を用いて演算することができる。制御部260は、(F2)に基づいて積載量を演算する。そして演算した積載量に基づいて表示部に積載量を表示する。
H=−C・Tb+D ・・・ (F2)
で示されるTbを変数とする一次関数の第二演算式F2を用いて演算することができる。制御部260は、(F2)に基づいて積載量を演算する。そして演算した積載量に基づいて表示部に積載量を表示する。
次に、本実施形態における制御フローを図9に示すフローチャートを用いて説明する。
制御部260は、プリンタ201の電源がONされると、カセット検知センサ18のON・OFFによって画像形成装置本体201Aに給紙カセット1が装着されているか否かを検知する。そして、カセット検知センサ18がONとなっている場合には(S10のY)、画像形成装置本体201Aに給紙カセット1が装着されていることを制御部260は検知する。給紙カセット1が装着されていることを制御部260が検知すると、制御部260は、積載トレイ2のリフトアップ動作(上昇動作)を開始する前に、給紙カセット内の最上位シートが適正な位置にあるかどうかをシート面検知センサ7により判断する。なお、カセット検知センサ18がONしていない場合には(S10のN)、制御部260は、給紙カセットが無いと判断し(S11)、待機する。
ここで、シート面検知センサ7がONの場合(S12のY)は、制御部260は、紙面が適正な高さにあると判断し、次にシート有無検知センサ11により、給紙カセット内のシートの有無を検知する。シート有無検知センサ11がONの場合(S13のY)は、制御部260は、積載トレイ2に積載されたシートPの位置は給送位置であると判断する(S14)。シート有無検知センサ11がOFFの場合(S13のN)は、制御部260は、カセット内にシートが無い(紙無し)と判断する(S15)。
次にシート面検知センサ7がOFFの場合(S12 N)は、シート有無検知センサ11の状態を確認する(S16)。
シート有無検知センサ11がOFFの場合(S16 N)は、リフタモータM1の駆動を制御部260が開始する(S17)。そして、積載トレイ2が上昇を開始してシート有無検知センサ11がONするのを制御部260は待つ(S18)。シート有無検知センサ11がONすると(S18 Y)、時間Taの計測を制御部260が開始し(S19)、シート面検知センサ7がONするのを制御部260は待つ(S20)。シート面検知センサ7がONすると(S20 Y)、制御部260は、時間Taの計測を終了しリフタモータM1を停止させる(S21)。そして計測した時間Taと第一演算式(F1)により、シート積載高さHを算出する(S22)。さらに制御部260は算出したシート積載高さH(積載量)に基づいて表示部に積載量を表示させる。
シート有無検知センサ11がONの場合(S16 Y)はリフタモータM1の駆動を制御部260は開始する(S23)。そして、駆動開始した際に、上昇時間Tbの計測を制御部260は開始する。積載トレイ2が上昇して、シート面検知センサ7がONするのを制御部260は待つ(S24)。シート面検知センサ7がONすると(S24 Y)、制御部260は、上昇時間Tbの計測を終了しリフタモータM1を停止させる(S25)。そして計測した上昇時間Tbと第二演算式(F2)により、シート積載量Hを算出する(S26)。さらに制御部260は算出したシート積載高さH(積載量)に基づいて表示部に積載量を表示させる。
このように、本実施の形態のような制御を行うことによって、以下の効果を奏する。特に広範囲を算出する必要があるシート有無検知センサ11がOFFの場合に、リフタカップリング13とリフタギア14の係合時間に関係なく精度よく積載高さHを算出可能である。
その結果、シートPの残量を精度よく利用者に通知することによって利用者の利便性を向上させることが可能になる。
1 給紙カセット
2 積載トレイ
7 シート面検知センサ
8 ピックアップローラ
11 シート有無検知センサ
18 カセット検知センサ
19 タイマ
231 昇降機構
260 制御部
M1 リフタモータ
P シート
2 積載トレイ
7 シート面検知センサ
8 ピックアップローラ
11 シート有無検知センサ
18 カセット検知センサ
19 タイマ
231 昇降機構
260 制御部
M1 リフタモータ
P シート
Claims (7)
- シートを積載するシート積載手段と、
前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート給送手段と、
前記シート積載手段を上昇させる上昇手段と、
前記シート給送手段がシートを給送する位置でシートを検知する第1検知手段と、
前記第1検知手段がシートを検知する位置より下方において、シートを検知する第2検知手段と、
前記シート積載手段が上昇を開始するときに前記第2検知手段がシートを検知していないときは、前記第2検知手段がシートを検知してから前記第1検知手段がシートを検知するまでの時間に基づいてシートの積載量を判断し、前記シート積載手段が上昇を開始するときに前記第2検知手段がシートを検知しているときは、前記シート積載手段の上昇を開始してから前記第1検知手段がシートを検知するまでの時間に基づいてシートの積載量を判断する制御手段と、を備えたことを特徴とするシート給送装置。 - シートを積載するシート積載手段と、
前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート給送手段と、
前記シート積載手段を上昇させる上昇手段と、
前記シート給送手段がシートを給送する位置でシートを検知する第1検知手段と、
前記第1検知手段がシートを検知する位置より下方において、シートを検知する第2検知手段と、
前記シート積載手段に積載されたシートの積載量を表示する表示手段と、
前記シート積載手段が上昇を開始するときに前記第2検知手段を検知していないときは、前記第2検知手段がシートを検知してから前記第1検知手段がシートを検知するまでの時間に基づいて前記表示手段にシートの積載量を表示させ、且つ、前記シート積載手段が上昇を開始するときに前記第2検知手段を検知しているときは、前記シート積載手段の上昇を開始してから前記第1検知手段がシートを検知するまでの時間に基づいて、前記表示手段にシートの積載量を表示させる制御手段と、を備えたことを特徴とするシート給送装置。 - 前記上昇手段は、負荷により速度が変化するモータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のシート給送装置。
- 前記上昇手段は、DCモータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のシート給送装置。
- 前記シート積載手段を備え、引き出し自在なシート収納手段を有し、
前記上昇手段は、引き出された前記シート収納手段が挿入されたことに応じて前記シート積載手段の上昇を開始することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記第2検知手段からの信号に基づいて前記制御手段は前記シート積載手段のシートの有無を判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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