JP2019186551A - 光モジュール、および光源装置 - Google Patents

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【課題】半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたって高精度に一致させることができる光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュールは、半導体発光素子と、第一の面51Bを有し、半導体発光素子から出射される光のスポットサイズを変換するレンズ51と、第一の面51Bと対向する対向面21Cを有し、レンズ51を搭載するベース部材20と、第一の面51Bと対向面21Cとの間に配置され、レンズ51とベース部材20とを接合する樹脂製の第一の接合材25とを備える。レンズ51の光軸54を含み、対向面21Cに垂直な断面において、第一の接合材25に接触する第一の面51Bの領域である第一の接触領域25Aにおいて第一の接触領域25Aに接する平面25Cと対向面21Cとのなす角度θは、15°以下である。【選択図】図6

Description

本開示は、光モジュール、および光源装置に関するものである。
パッケージ内に半導体発光素子を配置した光モジュールが知られている(たとえば、特許文献1〜2参照)。このような光モジュールは、表示装置、光ピックアップ装置、光通信装置など、種々の装置の光源として用いられる。
上記光モジュールにおいて、半導体発光素子から出射された光は、ベース部材上に実装されたレンズにより、スポットサイズが変換される。レンズは、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とが一致するように、その位置が調整されてベース部材上に固定される。レンズは、紫外線硬化性樹脂などの接着剤により固定される。
特開2014−102498号公報 特開2017−201652号公報
上記のような光モジュールについては、低温から高温といった広い温度範囲の環境下で用いられる場合がある。光モジュールの高性能化のためには、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とが長期にわたって高精度に一致することが望まれる。
そこで、この発明は、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたって高精度に一致させることができる光モジュールを提供することを目的の1つとする。
本開示に従った光モジュールは、半導体発光素子と、第一の面を有し、半導体発光素子から出射される光のスポットサイズを変換するレンズと、第一の面と対向する対向面を有し、レンズを搭載するベース部材と、第一の面と対向面との間に配置され、レンズとベース部材とを接合する樹脂製の第一の接合材とを備える。レンズの光軸を含み、対向面に垂直な断面において、第一の接合材に接触する第一の面の領域である第一の接触領域において第一の接触領域に接する平面と対向面とのなす角度は、15°以下である。
上記光モジュールによれば、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたって高精度に一致させることができる。
本開示の一実施形態に係る光モジュールの構造を示す外観斜視図である。 図1に示す光モジュールのキャップを取り外した状態を示す外観斜視図である。 図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールを平面的に見た図である。 第一レンズとベース板とが配置される位置を拡大して示す拡大断面図である。 図4に示すベース板をZ軸方向から見た図である。 ボールレンズである第一レンズとベース板とが配置される位置を拡大して示す拡大断面図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板、および第一レンズの構成を示す図である。 図7に示すベース板をZ軸方向から見た図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板の構成を示す図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板、および第一レンズの構成を示す図である。 図10に示すベース板をZ軸方向から見た図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板の構成を示す図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板、および第一レンズの構成を示す図である。 図13に示すベース板をZ軸方向から見た図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板の構成を示す図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板、および第一レンズの構成を示す図である。 図16に示すベース板をZ軸方向から見た図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板の構成を示す図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板、および第一フィルタの構成を示す図である。 図19に示すベース板をZ軸方向から見た図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの外観斜視図である。 図21に示す光モジュールを側面側から見た図である。 図22に示す光モジュールにおいて、キャップを取り除いた状態を示す図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。 本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。 実施の形態1に係る光モジュールを備える光源装置を平面的に見た図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示の光モジュールは、半導体発光素子と、第一の面を有し、半導体発光素子から出射される光のスポットサイズを変換するレンズと、第一の面と対向する対向面を有し、レンズを搭載するベース部材と、第一の面と対向面との間に配置され、レンズとベース部材とを接合する樹脂製の第一の接合材とを備える。レンズの光軸を含み、対向面に垂直な断面において、第一の接合材に接触する第一の面の領域である第一の接触領域において第一の接触領域に接する平面と対向面とのなす角度は、15°以下である。
光モジュールにおいて、半導体発光素子から出射される光のスポットサイズを変換するレンズは、樹脂製の第一の接合材によってベース部材上に接合され、固定される。レンズとベース部材との間には、樹脂製の第一の接合材が介在する。ここで、第一の接合材の量が過多となると、ベース部材に対向するレンズの面である第一の面以外の領域まで第一の接合材が回り込むこととなる。この回り込む第一の接合材の量については、ばらつきがある。すなわち、レンズの光軸方向の一方側と他方側において、第一の接合材の回り込む量が異なることとなる。
光モジュールの組み立て時において、光モジュールは高温に曝される場合がある。また、光モジュールが高温の環境や低温の環境に繰り返し配置される場合もある。そうすると、光モジュールを構成する各部材は、熱膨張や熱収縮を繰り返すこととなる。この場合、樹脂製の第一の接合材の熱膨張、および熱収縮の度合いが特に激しい。
第一の接合材の熱膨張や熱収縮は、第一の面と対向する対向面に垂直な方向のみならず、第一の面以外の領域に回り込んだ第一の接合材の影響によって、対向面に対して傾斜した方向の熱膨張や熱収縮が生じる。そして、光モジュールが配置される温度環境の変化が繰り返され、対向面に対して傾斜した方向の熱膨張や熱収縮が繰り返されると、第一の面以外の領域へ回り込む接合材の量の相違に起因して、レンズが経時的に傾いてしまうこととなる。特にレンズの光軸方向に傾いてしまうと、半導体発光素子から出射される光の光軸に対して一旦組み立て時に合わせたレンズの光軸がずれてしまうこととなる。その結果、長期にわたって半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを高精度に一致させることが困難となる。
上記光モジュールによれば、第一の接合材に接触する第一の面の領域である第一の接触領域において第一の接触領域に接する平面と対向面とのなす角度は、15°以下である。そうすると、レンズの光軸方向の一方側に配置される第一の接合材の量と他方側に配置される第一の接合材の量との差に基づくレンズの光軸方向における経時的なレンズの傾きを低減することができる。したがって、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたって高精度に一致させることができる。
上記光モジュールにおいて、レンズの光軸方向における第一の面の幅は、レンズの光軸方向における第一の接触領域の幅よりも広くてもよい。このような構成によれば、レンズの光軸方向の側面側に第一の接合材が配置されることを抑制することができる。そうすると、より確実に第一の接合材をレンズとベース部材との間に配置させて、レンズの光軸方向におけるレンズの傾きを低減することができる。したがって、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材には、第一の凹部が設けられてもよい。レンズの光軸方向に離隔して設けられ、第一の凹部を規定する一対の第一の凹部側壁面同士のレンズの光軸方向における間隔は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。一対の第一の凹部側壁面のそれぞれと連なって一対の第一の凹部側壁面の間に配置され、第一の凹部を規定する第一の凹部底壁面は、対向面を含んでもよい。このように構成することにより、第一の接合材が余剰となった場合でも、第一の凹部内に第一の接合材が留まり、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となる。また、レンズとベース部材との接合面積の制御を行いやすくすることができる。その結果、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材には、第二の凹部が設けられてもよい。第二の凹部の縁は、対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。第二の凹部は、第二の凹部側壁面および第二の凹部側壁面に連なる第二の凹部底壁面によって規定されてもよい。第二の凹部底壁面は、対向面を含んでもよい。レンズの光軸方向における第二の凹部の縁の幅は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。このように構成することにより、第一の接合材が余剰となった場合でも、第二の凹部内に第一の接合材が留まり、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となる。また、レンズとベース部材との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、第二の凹部の縁は円形状または楕円形状であるため、対向面と第一の面との間に配置される第一の接合材について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材には、レンズの光軸方向にそれぞれ離隔して配置され、レンズの光軸方向に垂直な方向に延びる第一の溝部および第二の溝部が設けられてもよい。レンズの光軸方向における第一の溝部のうちの第二の溝部側に位置する第一の縁と第二の溝部のうちの第一の溝部側に位置する第二の縁との間隔は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。レンズの光軸方向における第一の縁と第二の縁との間に、対向面が配置されていてもよい。このように構成することにより、第一の接合材が余剰となった場合でも、第一の溝部および第二の溝部のうちの少なくともいずれか一方に第一の接合材が流れ込むこととなり、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となり、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材には、環状に連なる環状溝部が設けられてもよい。環状溝部の内縁は、対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。環状溝部の内縁によって囲まれる領域の面内に、対向面が配置されてもよい。レンズの光軸方向における環状溝部の内縁の幅は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。このように構成することにより、第一の接合材が余剰となった場合でも、環状溝部に第一の接合材が流れ込むこととなり、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となる。また、レンズとベース部材との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、環状溝部の内縁は円形状または楕円形状であるため、対向面と第一の面との間に配置される第一の接合材について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材は、搭載されるレンズ側に突出する第一の凸部を含んでもよい。レンズの光軸方向に離隔して設けられ、第一の凸部を規定する一対の第一の凸部側壁面同士のレンズの光軸方向における間隔は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。一対の第一の凸部側壁面のそれぞれと連なって一対の第一の凸部側壁面の間に配置され、第一の凸部を規定する第一の凸部頂面は、対向面を含んでもよい。このように構成することにより、第一の凸部頂面に含まれる対向面に対して表面張力により留まる第一の接合材でレンズとベース部材とを接合することができる。この場合、余剰の第一の接合材は、対向面上から流れ出ることとなり、余剰の第一の接合材について、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となる。また、レンズとベース部材との接合面積の制御を行いやすくすることができる。その結果、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材は、搭載されるレンズ側に突出する第二の凸部を含んでもよい。第二の凸部の縁は、対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。第二の凸部は、第二の凸部側壁面および第二の凸部側壁面に連なる第二の凸部頂面によって規定されてもよい。第二の凸部頂面は、対向面を含んでもよい。レンズの光軸方向における第二の凸部の縁の幅は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。このように構成することにより、第二の凸部頂面に含まれる対向面に対して表面張力により留まる第一の接合材でレンズとベース部材とを接合することができる。この場合、余剰の第一の接合材は、対向面上から流れ出ることとなり、余剰の第一の接合材について、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となる。また、レンズとベース部材との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、第二の凸部の縁は円形状または楕円形状であるため、対向面と第一の面との間に配置される第一の接合材について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材は、レンズの光軸方向にそれぞれ離隔して配置され、レンズの光軸方向に垂直な方向に延び、搭載されるレンズ側に突出する第一の畝部および第二の畝部を含んでもよい。レンズの光軸方向における第一の畝部のうちの第二の畝部側に位置する第一の境界と第二の畝部のうちの第一の畝部側に位置する第二の境界との間隔は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。レンズの光軸方向における第一の境界と第二の境界との間に、対向面が配置されてもよい。このように構成することにより、第一の接合材が余剰となった場合でも、第一の畝部と第二の畝部との間に第一の接合材が留まり、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となり、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材は、搭載されるレンズ側に突出し、環状に連なる環状畝部を含んでもよい。環状畝部の内縁は、対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。環状畝部の内縁によって囲まれる領域の面内に、対向面が配置されてもよい。レンズの光軸方向における環状畝部の内縁の幅は、レンズの光軸方向における第一の面の幅よりも狭くてもよい。このように構成することにより、第一の接合材が余剰となった場合でも、対向面に垂直な方向に見て環状畝部に囲まれた領域内に第一の接合材が留まり、レンズの光軸方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材の量の厳密な管理は不要となる。また、レンズとベース部材との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、環状畝部の内縁は円形状または楕円形状であるため、対向面と第一の面との間に配置される第一の接合材について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
上記光モジュールにおいて、レンズの光軸方向に垂直であって、対向面に垂直な断面における第一の面の幅は、レンズの光軸方向に垂直であって、対向面に垂直な断面における第一の接触領域の幅よりも広くてもよい。このように構成することにより、レンズの光軸方向に垂直であって、対向面に垂直な断面において経時的なレンズの傾きを低減することができる。したがって、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸とを長期にわたってより高精度に一致させることができる。
上記光モジュールにおいて、複数の半導体発光素子と、複数の半導体発光素子のそれぞれに対応して配置される複数のレンズと、複数の半導体発光素子から出射される光のうちの少なくとも一つの光を反射する反射面、およびベース部材と対向する第二の面を有し、ベース部材に搭載されて複数の半導体発光素子からの光を合波するフィルタと、第二の面とベース部材との間に配置され、フィルタとベース部材とを接合する樹脂製の第二の接合材とをさらに備えてもよい。反射面に垂直な軸を含み、第二の面に対向するベース部材の対向面に垂直な断面における第二の面の幅は、反射面に垂直な軸を含み、第二の面に対向するベース部材の対向面に垂直な断面における第二の面に接する第二の接合材の接触領域である第二の接触領域の幅よりも広くてもよい。このように構成することにより、反射面に垂直な軸を含み、第二の面に対向するベース部材の対向面に垂直な断面において、第二の接合材の回り込みに基づく経時的なフィルタの傾きを低減することができる。したがって、複数の半導体発光素子から出射される光を長期にわたって精度よく合波することができる。
上記光モジュールにおいて、複数の半導体発光素子は、赤色の光を出射する半導体発光素子、緑色の光を出射する半導体発光素子、および青色の光を出射する半導体発光素子を含んでもよい。このように構成することにより、これらの光を合波して出力する際に、所望の色の光を長期にわたって精度よく形成することができる。
本願の光源装置は、上記光モジュールと、光モジュールから出射される光を走査して出力するMEMSミラーとを含む。このような光源装置によると、高精度に合波された光を長期にわたって出力することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本願発明の一実施形態に係る光モジュールを、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
本願に係る光モジュールの一実施の形態である実施の形態1を、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は、本願の一実施形態に係る光モジュールの構造を示す外観斜視図である。図2は、図1に示す光モジュールのキャップを取り外した状態を示す外観斜視図である。図3は、図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールを平面的に見た図である。図3は、光モジュールをベース板の板厚方向から見た図である。なお、図3において、光軸は破線で示している。
図1〜図3を参照して、本実施の形態1における光モジュール1Aは、平板状の形状を有する支持板11を含む支持基体10と、支持板11の一方の主面12A上に配置され、光を形成する光形成ユニットとしての光形成部13と、光形成部13を覆うように支持板11の一方の主面12A上に接触して配置されるキャップ14と、支持板11の他方の主面12B側から一方の主面12A側まで貫通し、一方の主面12A側、および他方の主面12B側の両側に突出する複数のリードピン16とを備える。支持板11とキャップ14とは、例えば、溶接されることにより気密状態とされている。すなわち、光形成部13は、支持板11とキャップ14とによりハーメチックシールされている。支持板11とキャップ14とにより取り囲まれる空間には、例えば乾燥空気等の水分が低減(除去)された気体が封入されている。キャップ14には、光形成部13からの光を透過するガラス製のAR(Anti Reflection)コートが施された出射窓15が形成されている。なお、平面的に見て(Z軸方向から見た場合に)、支持板11は、四隅の角が丸められた長方形形状である。キャップ14についても、平面的に見て四隅の角が丸められた長方形形状である。そして、支持板11の面積の方がキャップ14の面積よりも大きく構成されており、キャップ14を支持板11上に接触して配置させた際に、支持板11の外周がキャップ14の外周から鍔状に突出している。
光形成部13は、ベース部材として板状の形状を有するベース板20を含む。ベース板20は、平面的に見て、長方形形状を有する第一の面としての一方の主面21Aを有している。また、ベース板20は、第二の面として一方の主面21Aの板厚方向の反対側に位置する他方の主面21Bを有している。ベース板20の長辺が延びる方向は、支持板11の長辺が延びる方向と同じである(X軸方向)。ベース板20の短辺が延びる方向は、支持板11の短辺が延びる方向と同じである(Y軸方向)。
ベース板20の主面21Aは、ベース領域22と、チップ搭載領域23とを含む。チップ搭載領域23の厚みは、ベース領域22に比べて大きくなっている。
チップ搭載領域23上には、平板状の第一サブマウント31、同じく平板状の第二サブマウント32、同じく平板状の第三サブマウント33が形成されている。第一サブマウント31上には、第一半導体発光素子としての第一半導体レーザである赤色レーザダイオード41が配置されている。第二サブマウント32上には、第二半導体発光素子としての第二半導体レーザである緑色レーザダイオード42が配置されている。第三サブマウント33上には、第三半導体発光素子としての第三半導体レーザである青色レーザダイオード43が配置されている。赤色レーザダイオード41から出射される赤色の光と、緑色レーザダイオード42から出射される緑色の光と、青色レーザダイオード43から出射される青色の光とは、出射方向がそれぞれY軸方向であって平行である。なお、チップ搭載領域23上には、光形成部13の温度を測定するサーミスタ17が搭載されている。サーミスタ17は、第三サブマウント33の横に間隔をあけて取り付けられている。
ベース領域22には、第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53が配置されている。すなわち、ベース板20上には、第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53が搭載されている。第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53は、それぞれ表面がレンズ面となっているレンズ部51A、52A、53Aを有している。第一レンズ51、第二レンズ52、第三レンズ53のレンズ部51A、52A、53Aの中心軸、すなわちレンズ部51A、52A、53Aの光軸は、それぞれ赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43の光軸に一致するように調整されている。光軸の調整、すなわち、光軸を合わせて第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53がベース領域22に取り付けられる工程は、所定の温度、例えば、室温の時に調整される。
第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53は、それぞれ赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43から出射される光のスポットサイズを変更する。第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53はそれぞれ第一の接合材25、具体的には、例えば紫外線硬化接着剤によってベース領域22に接合され、固定される。なお、この第一レンズ51等とベース板20との接合については、後に詳述する。
また、ベース領域22には、第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63が配置されている。第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63はそれぞれ第二の接合材64、具体的には、例えば紫外線硬化接着剤によってベース領域22に固定される。第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63は、例えば波長選択性フィルタである。また、第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63は、誘電体多層膜フィルタである。具体的には、第一フィルタ61は、赤色の光を反射する。第二フィルタ62は、赤色の光を透過し、緑色の光を反射する。第三フィルタ63は、赤色の光、および緑色の光を透過し、青色の光を反射する。第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63の主面は、それぞれ赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43から出射される光の出射方向に傾斜している。具体的には、第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63の主面は、それぞれ赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43から出射される光の出射方向に対して45°傾斜している。その結果、第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63は、赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43から出射される光を合波する。
支持基体10は、電子冷却モジュール(以下、TEC(Thermo−Electric Cooler)と称する場合もある。)70を含む。具体的には、支持基体10は、支持板11と、TEC70とから構成されている。TEC70は、ベース板20の一部と支持板11との間に配置される。TEC70は、いわゆる熱電クーラー、あるいはペルチェモジュール(ペルチェ素子)であり、吸熱板71と、放熱板72と、電極を挟んで吸熱板71と放熱板72との間にそれぞれ間隔をあけて並べて配置される複数の柱状の半導体柱73とを含む。吸熱板71は、ベース板20の他方の主面21Bに接触して配置される。放熱板72は、支持板11の一方の主面12Aの一部に接触して配置される。TEC70に電流を供給して電流を流すことにより、吸熱板71に接触するベース板20の熱が支持板11側へと移動し、ベース板20が冷却される。その結果、赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43の温度上昇を抑制することができる。すなわち、このTEC70を設けることにより、赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43の温度を効率的に調整することができる。なお、光モジュール1Aは、このTEC70を含まない構成としてもよい。
ここで、第一レンズ51とベース板20との接合状態について説明する。なお、第二レンズ52とベース板20との接合状態、および第三レンズ53とベース板20との接合状態については、第一レンズ51とベース板20との接合状態と同様であるため、それらの説明を省略する。
図4は、第一レンズ51とベース板20とが配置される位置を拡大して示す拡大断面図である。図4は、第一レンズ51の光軸54を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。なお、図4に示す第一レンズ51については、理解の容易の観点から、図2等に示す第一レンズ51を光軸方向に若干短くした形状としている。図5は、図4に示すベース板20をZ軸方向から見た図である。なお、図5において、第一レンズ51の後述する第一の面51BをZ軸方向に投影した輪郭55Aを一点鎖線で示し、後述する第一の接触領域25AをZ軸方向に投影した輪郭25Bを二点鎖線で示す。
図4、および図5を参照して、レンズ部51Aを有する第一レンズ51は、ベース板20の一方の主面21A上に搭載される。なお、第一レンズ51の光軸54を破線で示している。第一レンズ51の光軸54の方向は、Y軸方向である。第一レンズ51は、一方の主面21Aに搭載された際に、ベース板20に対向する第一の面51Bを有する。第一の面51Bは、第一レンズ51の光軸54の方向における両端部の角が若干丸められているものの平らである。図4に示す場合において、第一の面51Bは、一方の主面21Aと平行である。ベース板20の一方の主面21Aは、第一の面51Bと対向する対向面21Cを有する。第一レンズ51とベース板20とは、樹脂製の第一の接合材25によって接合されている。第一の接合材25は、第一の面51Bと対向面21Cとの間に配置される。
第一の接合材25は、第一の接触領域25Aにおいて、第一の面51Bと接触する。ここで、第一の接合材25に接触する第一の面51Bの領域である第一の接触領域25Aにおいて第一の接触領域25Aに接する平面25Cと対向面21Cとのなす角度は、15°以下、さらに好ましくは5°以下である。この場合、平面25Cと対向面21Cとは略平行であり、平面25Cと対向面21Cとのなす角度は、3°以下である。また、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の接触領域25Aの幅Wよりも広い。また、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直であって、対向面21Cに垂直な断面における第一の面51Bの幅Wは、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直であって、対向面21Cに垂直な断面における第一の接触領域25Aの幅Wよりも広い。
このような構成によると、第一レンズ51の光軸54の方向の一方側に配置される第一の接合材25の量と他方側に配置される第一の接合材25の量との差に基づく第一レンズ51の光軸54の方向における経時的な第一レンズ51の傾きを低減することができる。したがって、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたって高精度に一致させることができる。
また、この実施形態によれば、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の接触領域25Aの幅Wよりも広いため、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側に第一の接合材25が配置されることを抑制することができる。そうすると、より確実に第一の接合材25を第一レンズ51とベース板20との間に配置させて、第一レンズ51の光軸54の方向における第一レンズ51の傾きを低減することができる。したがって、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させることができる。
また、この実施形態によれば、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直であって、対向面21Cに垂直な断面における第一の面51Bの幅Wは、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直であって、対向面21Cに垂直な断面における第一の接触領域25Aの幅Wよりも広いため、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直であって、対向面21Cに垂直な断面において経時的な第一レンズ51の傾きを低減することができる。赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させることができる。
(実施の形態2)
なお、上記の実施の形態においては、第一の面51Bが平らである第一レンズ51の場合について説明したが、これに限らず、第一レンズ51は、第一レンズ51の全面が球面であるボールレンズであってもよい。
図6は、ボールレンズである第一レンズ56とベース板20とが配置される位置を拡大して示す拡大断面図である。図6は、第一レンズ56の光軸57を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。第一レンズ56については、図6に示すようにベース板20上に搭載された場合の光軸57を破線で示している。
図6を参照して、外周側に位置する面が全てレンズ部56Aである第一レンズ56は、ベース板20の一方の主面21A上に搭載される。第一レンズ56の光軸57の方向は、Y軸方向である。第一レンズ56は、一方の主面21Aに搭載された際に、ベース板20に対向する第一の面56Bを有する。第一の面56Bは、半球面である。この場合、光軸57よりもZ軸方向においてベース板20側に向く領域が、第一の面56Bとなる。ベース板20の一方の主面21Aは、第一の面56Bと対向する対向面21Cを有する。第一レンズ56とベース板20とは、第一の接合材25によって接合されている。第一の接合材25は、第一の面56Bと対向面21Cとの間に配置される。
第一の接合材25は、第一の接触領域25Aにおいて、第一の面56Bと接触する。ここで、第一の接合材25に接触する第一の面56Bの領域である第一の接触領域25Aにおいて第一の接触領域25Aに接する平面25Cと対向面21Cとのなす角度θは、15°以下である。図6においては、第一の接触領域25Aのうち最もY軸方向の端に位置する端部58Aにおける平面25Cを図示している。この場合、第一レンズ56の光軸57の方向の両端部58A、58Bの位置で、平面25Cと対向面21Cとの角度θが最大となる。この最大となる角度θが15°以下となるよう構成される。このとき、第一の接合材25の熱膨張や熱収縮が第一レンズ56に及ぼす力のうち、第一レンズ56の光軸57の方向に働く力の割合をおよそ25%以下にすることができる。また、第一レンズ56の光軸57の方向における第一の面56Bの幅Wは、第一レンズ56の光軸57の方向における第一の接触領域25Aの幅Wよりも広い。なお、この場合の第一の面56Bの幅Wは、第一レンズ56の直径に相当する。また、第一レンズ56の光軸57の方向に垂直な方向における第一の面56Bの幅についても、第一レンズ56の光軸57の方向に垂直な方向における第一の接触領域25Aの幅よりも広い。第一レンズ56の光軸57の方向に垂直な方向における第一の面56Bの幅についても、第一レンズ56の直径に相当する。
このような構成によっても、第一レンズ56の光軸57の方向の一方側に配置される第一の接合材25の量と他方側に配置される第一の接合材25の量との差に基づく第一レンズ56の光軸57の方向における経時的な第一レンズ56の傾きを低減することができる。したがって、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ56の光軸57とを長期にわたって高精度に一致させることができる。
また、第一レンズ56の光軸57の方向における第一の面56Bの幅Wは、第一レンズ56の光軸57の方向における第一の接触領域25Aの幅Wよりも広いため、第一レンズ56の光軸57の方向の側面側に第一の接合材25が配置されることを抑制することができる。そうすると、より確実に第一の接合材25を第一レンズ56とベース板20との間に配置させて、第一レンズ56の光軸57の方向における第一レンズ56の傾きを低減することができる。したがって、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ56の光軸57とを長期にわたってより高精度に一致させることができる。
また、第一レンズ56の光軸57の方向に垂直な方向における第一の面56Bの幅は、第一レンズ56の光軸57の方向に垂直な方向における第一の接触領域25Aの幅よりも広いため、第一レンズ56の光軸57の方向に垂直な方向における経時的な第一レンズ56の傾きを低減することができる。したがって、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ56の光軸57とを長期にわたってより高精度に一致させることができる。
(実施の形態3)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20には、第一の凹部が設けられており、第一レンズ51の光軸54の方向に離隔して設けられてもよい。第一の凹部を規定する一対の第一の凹部側壁面同士の第一レンズ51の光軸54の方向における間隔は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭くてもよい。一対の第一の凹部側壁面のそれぞれと連なって一対の第一の凹部側壁面の間に配置され、第一の凹部を規定する第一の凹部底壁面は、対向面21Cを含んでもよい。図7、および図8は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20、および第一レンズ51の構成を示す図である。図7は、第一レンズ51の光軸54を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。図8は、図7に示すベース板20をZ軸方向から見た図である。
図7、および図8を参照して、ベース板20には、第一の凹部26が設けられている。第一の凹部26は、Z軸方向から平面的に見た場合に矩形状に凹むように設けられている。第一レンズ51の光軸54の方向に離隔して設けられる一対の第一の凹部側壁面26A、26Cは、第一の凹部26を規定する。一対の第一の凹部側壁面26A、26Cのそれぞれと連なって一対の第一の凹部側壁面26A、26Cの間に配置される第一の凹部底壁面26Bは、第一の凹部26を規定する。第一の凹部側壁面26A、26Cはそれぞれ、ベース板20の一方の主面21Aに交差する。本実施形態においては、第一の凹部側壁面26A、26Cはそれぞれ、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。第一の凹部底壁面26Bは、一方の主面21Aと平行である。第一の凹部26を規定する一対の第一の凹部側壁面26A、26C同士の第一レンズ51の光軸54の方向における間隔Wは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。第一の凹部26を規定する第一の凹部底壁面26Bは、対向面21Cを含む。この場合、第一の凹部底壁面26Bが、対向面21Cとなる。
このように構成することにより、第一の接合材25が余剰となった場合でも、第一の凹部26内に第一の接合材25が留まることとなり、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となる。また、第一レンズ51とベース板20との接合面積の制御を行いやすくすることができる。その結果、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュール1Aの製造時における効率化を図ることができる。なお、上記の実施の形態においては、第一の凹部26は矩形状に凹むこととしたが、これに限らず、例えば、第一の凹部26は楕円状に凹んでいてもよいし、丸穴状に凹んでいてもよい。また、第一の凹部側壁面26A、26Cについても、一方の主面21Aに対して傾斜して延びる形状であってもよい。
なお、第一の凹部26の凹み量、具体的には、Z軸方向における一方の主面21Aと第一の凹部底壁面26Bとの距離は、20〜200μmであることが好ましい。第一の凹部26の凹み量を20μm以上とすることにより、第一の接合材25の塗布位置を適切に制御することができる。また、第一の凹部26の凹み量を200μm以下とすることにより、ベース板20の厚みが過度に厚くならないようにすることができる。
(実施の形態4)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20には、第二の凹部が設けられてもよい。第二の凹部の縁は、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。第二の凹部は、第二の凹部側壁面および第二の凹部側壁面に連なる第二の凹部底壁面によって規定されてもよい。第二の凹部底壁面は、対向面21Cを含んでもよい。第一レンズ51の光軸54の方向における第二の凹部の縁の幅は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭くてもよい。図9は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20の構成を示す図である。図9は、実施の形態4に示す光モジュールに含まれるベース板20をZ軸方向から見た図である。なお、図9に示すベース板20を図9中のIX−IXで切断した場合の断面は、図7に示すベース板20の断面と同様に表れる。
図9を参照して、ベース板20には、第二の凹部226が設けられている。第二の凹部226は、Z軸方向から平面的に見た場合に楕円形状に凹むように設けられている。すなわち、第二の凹部226の縁226Cは、対向面21Cに垂直な方向に見て楕円形状である。第二の凹部226は、第二の凹部側壁面226A、および第二の凹部側壁面226Aに連なる第二の凹部底壁面226Bによって規定される。第二の凹部側壁面226Aは、ベース板20の一方の主面21Aに交差する。本実施形態においては、第二の凹部側壁面226Aは、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。第二の凹部底壁面226Bは、一方の主面21Aと平行である。第二の凹部底壁面226Bは、対向面21Cを含む。本実施形態においては、第二の凹部底壁面226Bが、対向面21Cとなる。第一レンズ51の光軸54の方向における第二の凹部226の縁226Cの幅W15は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。本実施形態における第二の凹部226の縁226Cの幅W15は、楕円形状を有する第二の凹部226の縁226Cの短軸の長さに相当する。
このように構成することにより、第一の接合材25が余剰となった場合でも、第二の凹部226内に第一の接合材25が留まることとなり、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となる。また、第一レンズ51とベース板20との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、第二の凹部226の縁226Cは楕円形状であるため、対向面21Cと第一の面51Bとの間に配置される第一の接合材25について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
なお、図9に示す実施形態においては、幅W15は、楕円形状の短軸の長さに相当することにしたが、これに限らず、幅W15は、楕円形状の長軸の長さに相当するようにしてもよい。また、第二の凹部226の縁226Cは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状であってもよい。すなわち、第二の凹部226の縁226Cは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。また、第二の凹部226の凹み量については、上記した第一の凹部26と同様にしてもよい。
(実施の形態5)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20には、第一レンズ51の光軸54の方向にそれぞれ離隔して配置され、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直な方向に延びる第一の溝部および第二の溝部が設けられており、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の溝部における第二の溝部側に位置する第一の縁と第二の溝部における第一の溝部側に位置する第二の縁との間隔は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭く、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の縁と第二の縁との間に、対向面21Cが配置されていてもよい。図10、および図11は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20、および第一レンズ51の構成を示す図である。図10は、第一レンズ51の光軸54を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。図11は、図10に示すベース板20をZ軸方向から見た図である。
図10、および図11を参照して、ベース板20には、第一レンズ51の光軸54の方向にそれぞれ離隔して配置され、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直な方向に延びる第一の溝部27Aおよび第二の溝部27Bが設けられている。具体的には、第一の溝部27Aおよび第二の溝部27Bは、Y軸方向に間隔をあけてX軸方向に延びる形状である。また、ベース板20には、X軸方向に間隔をあけてY軸方向に延びる第三の溝部27Cおよび第四の溝部27Dも設けられている。第一の溝部27A、第二の溝部27B、第三の溝部27C、および第四の溝部27Dは、環状に連なっている。Y軸方向に延びる第一の溝部27AとX軸方向に延びる第三の溝部27C、第四の溝部27Dとのそれぞれの境界を、図11中の破線で示している。Y軸方向に延びる第二の溝部27BとX軸方向に延びる第三の溝部27C、第四の溝部27Dとのそれぞれの境界についても、図11中の破線で示している。第一レンズ51の光軸54の方向における第一の溝部27Aのうちの第二の溝部27B側に位置する第一の縁27Gと第二の溝部27Bのうちの第一の溝部27A側に位置する第二の縁27Hとの間隔Wは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。この場合、第一の縁27Gを含む第一の側壁面27E、および第二の縁27Hを含む第二の側壁面27Fはそれぞれ、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。対向面21Cは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の縁27Gと第二の縁27Hとの間に配置される。
このように構成することにより、第一の接合材25が余剰となった場合でも、第一の溝部27Aおよび第二の溝部27Bのうちの少なくともいずれか一方、さらには第三の溝部27C、第四の溝部27Dに第一の接合材25が流れ込むこととなり、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となり、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
なお、溝部27A〜27Dの凹み量、具体的には、Z軸方向における一方の主面21Aと溝部27A〜27Dを規定する底壁面との距離は、20〜200μmであることが好ましい。溝部27A〜27Dの凹み量を20μm以上とすることにより、第一の接合材25の塗布位置を適切に制御することができる。また、溝部27A〜27Dの凹み量を200μm以下とすることにより、ベース板20の厚みが過度に厚くならないようにすることができる。また、溝部27A〜27Dのそれぞれの幅については、20〜100μmであることが好ましい。なお、溝部27C、27Dを設けない構成としてもよい。
(実施の形態6)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20には、環状に連なる環状溝部が設けられてもよい。環状溝部の内縁は、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。環状溝部の内縁によって囲まれる領域の面内に、対向面21Cが配置されてもよい。第一レンズ51の光軸54の方向における環状溝部の内縁の幅は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭くてもよい。図12は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20の構成を示す図である。図12は、実施の形態6に示す光モジュールに含まれるベース板20をZ軸方向から見た図である。なお、図12に示すベース板20を図12中のXII−XIIで切断した場合の断面は、図10に示すベース板20の断面と同様に表れる。
図12を参照して、ベース板20には、環状に連なる環状溝部227が設けられている。環状溝部227は、内縁227Dを含む第一の側壁面227Aと、外縁227Eを含む第二の側壁面227Bと、第一の側壁面227Aおよび第二の側壁面227Bと連なる底壁面227Cと、を含む。第一の側壁面227Aおよび第二の側壁面227Bはそれぞれ、ベース板20の一方の主面21Aに交差する。本実施形態においては、第一の側壁面227Aおよび第二の側壁面227Bはそれぞれ、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。底壁面227Cは、一方の主面21Aに平行に延びている。環状溝部227の内縁227Dは、対向面21Cに垂直な方向に見て楕円形状を有する。対向面21Cは、環状溝部227の内縁227Dによって囲まれる領域の面内に配置される。本実施形態においては、対向面21Cに垂直な方向に見て内縁227Dによって囲まれる領域が、対向面21Cとなる。なお、環状溝部227の外縁227Eについても、対向面21Cに垂直な方向に見て楕円形状を有する。第一レンズ51の光軸54の方向における環状溝部227の内縁227Dの幅W16は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。本実施形態における環状溝部227の内縁227Dの幅W16は、楕円形状を有する環状溝部227の内縁227Dの短軸の長さに相当する。
このように構成することにより、第一の接合材25が余剰となった場合でも、環状溝部227に第一の接合材25が流れ込むこととなり、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となる。また、第一レンズ51とベース板20との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、環状溝部227の内縁227Dは楕円形状であるため、対向面21Cと第一の面51Bとの間に配置される第一の接合材25について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
なお、図12に示す実施形態においては、幅W16は、楕円形状の短軸の長さに相当することにしたが、これに限らず、幅W16は、楕円形状の長軸の長さに相当するようにしてもよい。また、環状溝部227の内縁227Dは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状であってもよい。すなわち、環状溝部227の内縁227Dは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。また、環状溝部227の凹み量については、上記した溝部27A〜27Dと同様にしてもよい。
(実施の形態7)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20は、搭載される第一レンズ51側に突出する第一の凸部を含み、第一レンズ51の光軸54の方向に離隔して設けられ、第一の凸部を規定する一対の第一の凸部側壁面同士の第一レンズ51の光軸54の方向における間隔は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭く、一対の第一の凸部側壁面のそれぞれと連なって一対の第一の凸部側壁面の間に配置され、第一の凸部を規定する第一の凸部頂面は、対向面21Cを含んでもよい。図13、および図14は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20、および第一レンズ51の構成を示す図である。図13は、第一レンズ51の光軸54を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。図14は、図13に示すベース板20をZ軸方向から見た図である。
図13、および図14を参照して、ベース板20は、搭載される第一レンズ51側に突出する第一の凸部28を含む。第一レンズ51の光軸54の方向に離隔して設けられる一対の第一の凸部側壁面28A、28Cは、第一の凸部28を規定する。一対の第一の凸部側壁面28A、28Cのそれぞれと連なって一対の第一の凸部側壁面28A、28Cの間に配置される第一の凸部頂面28Bは、第一の凸部28を規定する。この場合、第一の凸部側壁面28A、28Cはそれぞれ、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。第一の凸部頂面28Bは、一方の主面21Aと平行である。第一の凸部28を規定する一対の第一の凸部側壁面28A、28C同士の第一レンズ51の光軸54の方向における間隔Wは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。第一の凸部28を規定する第一の凸部頂面28Bは、対向面21Cを含む。第一の凸部頂面28Bが対向面21Cとなる。
このように構成することにより、第一の凸部頂面28Bに含まれる対向面21Cに対して表面張力により留まる第一の接合材25で第一レンズ51とベース板20とを接合することができる。この場合、余剰の第一の接合材25は、対向面21C上から流れ出ることとなり、余剰の第一の接合材25について、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となる。また、第一レンズ51とベース板20との接合面積の制御を行いやすくすることができる。その結果、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュール1Aの製造時における効率化を図ることができる。
なお、第一の凸部28の突出量、具体的には、Z軸方向における一方の主面21Aと第一の凸部頂面28Bとの距離は、30〜200μmであることが好ましい。第一の凸部28の突出量を30μm以上とすることにより、第一の接合材25の塗布位置を適切に制御することができる。また、第一の凸部28の突出量を200μm以下とすることにより、第一レンズ51のZ軸方向の位置が不必要に高くなることを抑制して、光モジュール1Aのパッケージサイズの増大を抑制することができる。
(実施の形態8)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20は、搭載される第一レンズ51側に突出する第二の凸部を含んでもよい。第二の凸部の縁は、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。第二の凸部は、第二の凸部側壁面および第二の凸部側壁面に連なる第二の凸部頂面によって規定されてもよい。第二の凸部頂面は、対向面21Cを含んでもよい。第一レンズ51の光軸54の方向における第二の凸部の縁の幅は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭くてもよい。図15は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20の構成を示す図である。図15は、実施の形態8に示す光モジュールに含まれるベース板20をZ軸方向から見た図である。なお、図15に示すベース板20を図15中のXV−XVで切断した場合の断面は、図13に示すベース板20の断面と同様に表れる。
図15を参照して、ベース板20は、搭載される第一レンズ51側に突出する第二の凸部228を含む。第二の凸部228は、Z軸方向から平面的に見た場合に楕円形状に突出するように設けられている。すなわち、第二の凸部228の縁228Cは、対向面21Cに垂直な方向に見て楕円形状である。第二の凸部228は、第二の凸部側壁面228A、および第二の凸部側壁面228Aに連なる第二の凸部頂面228Bによって規定される。第二の凸部側壁面228Aは、ベース板20の一方の主面21Aに交差する。本実施形態においては、第二の凸部側壁面228Aは、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。第二の凸部頂面228Bは、一方の主面21Aと平行である。第二の凸部頂面228Bは、対向面21Cを含む。本実施形態においては、第二の凸部頂面228Bが、対向面21Cとなる。第一レンズ51の光軸54の方向における第二の凸部228の縁228Cの幅W17は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。本実施形態における第二の凸部228の縁228Cの幅W17は、楕円形状を有する第二の凸部228の縁228Cの短軸の長さに相当する。
このように構成することにより、第二の凸部頂面228Bに含まれる対向面21Cに対して表面張力により留まる第一の接合材25で第一レンズ51とベース板20とを接合することができる。この場合、余剰の第一の接合材25は、対向面21C上から流れ出ることとなり、余剰の第一の接合材25Cについて、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となる。また、第一レンズ51とベース板20との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、第二の凸部228の縁228Cは楕円形状であるため、対向面21Cと第一の面51Bとの間に配置される第一の接合材25について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
なお、図15に示す実施形態においては、幅W17は、楕円形状の短軸の長さに相当することにしたが、これに限らず、幅W17は、楕円形状の長軸の長さに相当するようにしてもよい。また、第二の凸部228の縁228Cは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状であってもよい。すなわち、第二の凸部228の縁228Cは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。また、第二の凸部228の突出量については、上記した第一の凸部28と同様にしてもよい。
(実施の形態9)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20は、第一レンズ51の光軸54の方向にそれぞれ離隔して配置され、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直な方向に延び、搭載される第一レンズ51側に突出する第一の畝部および第二の畝部を含み、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の畝部のうちの第二の畝部側に位置する第一の境界と第二の畝部のうちの第二の畝部側に位置する第二の境界との間隔は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭く、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の境界と第二の境界との間に、対向面21Cが配置されてもよい。図16、および図17は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20、および第一レンズ51の構成を示す図である。図16は、第一レンズ51の光軸54を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。図17は、図16に示すベース板20をZ軸方向から見た図である。
図16、および図17を参照して、ベース板20は、第一レンズ51の光軸54の方向にそれぞれ離隔して配置され、第一レンズ51の光軸54の方向に垂直な方向に延び、搭載される第一レンズ51側に突出する第一の畝部29Aおよび第二の畝部29Bを含む。具体的には、第一の畝部29Aおよび第二の畝部29Bは、Y軸方向に間隔をあけてX軸方向に延びる形状である。また、ベース板20には、X軸方向に間隔をあけてY軸方向に延び、搭載される第一レンズ51側に突出する第三の畝部29C、および第四の畝部29Dも設けられている。第一の畝部29A、第二の畝部29B、第三の畝部29C、および第四の畝部29Dは、環状に連なっている。Y軸方向に延びる第一の畝部29AとX軸方向に延びる第三の畝部29C、および第四の畝部29Dとのそれぞれの境界を、図17中の破線で示している。Y軸方向に延びる第二の畝部29BとX軸方向に延びる第三の畝部29C、および第四の畝部29Dとのそれぞれの境界についても、図17中の破線で示している。第一レンズ51の光軸54の方向における第一の畝部29Aのうちの第二の畝部29B側に位置する第一の境界29Gと第二の畝部29Bのうちの第一の畝部29A側に位置する第二の境界29Hとの間隔Wは、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。この場合、第一の境界29Gを含む第一の側壁面29E、および第二の境界29Hを含む第二の側壁面29Fはそれぞれ、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。第一レンズ51の光軸54の方向における第一の境界29Gと第二の境界29Hとの間に、対向面21Cが配置される。
このように構成することにより、第一の接合材25が余剰となった場合でも、第一の畝部29Aと第二の畝部29Bとの間に第一の接合材25が留まり、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となり、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
なお、畝部29A〜29Dの突出量、具体的には、Z軸方向における一方の主面21Aと畝部29A〜29Dに含まれる頂面との距離は、30〜200μmであることが好ましい。畝部29A〜29Dの突出量を30μm以上とすることにより、第一の接合材25の塗布位置を適切に制御することができる。また、畝部29A〜29Dの突出量を200μm以下とすることにより、第一レンズ51のZ軸方向の位置が不必要に高くなることを抑制して、光モジュール1Aのパッケージサイズの増大を抑制することができる。また、畝部29A〜29Dのそれぞれの幅については、20〜100μmであることが好ましい。なお、畝部29C、29Dを設けない構成としてもよい。
(実施の形態10)
なお、ベース板20の構成について、ベース板20は、搭載される第一レンズ51側に突出し、環状に連なる環状畝部を含んでもよい。環状畝部の内縁は、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。環状畝部の内縁によって囲まれる領域の面内に、対向面21Cが配置されてもよい。第一レンズ51の光軸54の方向における環状畝部の内縁の幅は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅よりも狭くてもよい。図18は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20の構成を示す図である。図18は、実施の形態8に示す光モジュールに含まれるベース板20をZ軸方向から見た図である。
図18を参照して、ベース板20は、搭載される第一レンズ51側に突出し、環状に連なる環状畝部229を含む。環状畝部229は、内縁229Dを含む第一の側壁面229Aと、外縁229Eを含む第二の側壁面229Bと、第一の側壁面229Aおよび第二の側壁面229Bと連なる頂面229Cと、を含む。第一の側壁面229Aおよび第二の側壁面229Bはそれぞれ、ベース板20の一方の主面21Aに交差する。本実施形態においては、第一の側壁面229Aおよび第二の側壁面229Bはそれぞれ、一方の主面21Aに対して垂直な方向に延びている。頂面229Cは、一方の主面21Aに平行に延びている。環状畝部229の内縁229Dは、対向面21Cに垂直な方向に見て楕円形状を有する。対向面21Cは、環状畝部229の内縁229Dによって囲まれる領域の面内に配置される。本実施形態においては、対向面21Cに垂直な方向に見て内縁229Dによって囲まれる領域が、対向面21Cとなる。なお、環状畝部229の外縁229Eについても、対向面21Cに垂直な方向に見て楕円形状を有する。第一レンズ51の光軸54の方向における環状畝部229の内縁229Dの幅W18は、第一レンズ51の光軸54の方向における第一の面51Bの幅Wよりも狭い。本実施形態における間隔W18は、楕円形状を有する環状畝部229の内縁229Dの短軸の長さに相当する。
このように構成することにより、第一の接合材25が余剰となった場合でも、環状畝部229に囲まれた領域内に第一の接合材25が留まることになり、第一レンズ51の光軸54の方向の側面側への回り込みを抑制することができる。したがって、第一の接合材25の量の厳密な管理は不要となる。また、第一レンズ51とベース板20との接合面積の制御を行いやすくすることができる。さらに、環状畝部229の内縁229Dは楕円形状であるため、対向面21Cと第一の面51Bとの間に配置される第一の接合材25について、熱膨張や熱収縮時等に生じる応力が集中しやすい角部を含めないようにすることができる。その結果、赤色レーザダイオード41から出射される光の光軸と第一レンズ51の光軸54とを長期にわたってより高精度に一致させながら、光モジュールの製造時における効率化を図ることができる。
なお、図18に示す実施形態においては、幅W18は、楕円形状の短軸の長さに相当することにしたが、これに限らず、幅W18は、楕円形状の長軸の長さに相当するようにしてもよい。また、環状畝部229の内縁229Dは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状であってもよい。すなわち、環状畝部229の内縁229Dは、対向面21Cに垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有してもよい。また、環状畝部229の突出量については、上記した畝部29A〜29Dと同様にしてもよい。
(実施の形態11)
なお、上記の実施の形態において、第一フィルタ61とベース板20との接合状態について、以下のように構成してもよい。第二フィルタ62、および第三フィルタ63とベース板20との接合状態についても同様である。
図19は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールに備えられるベース板20、および第一フィルタ61の構成を示す図である。図19は、第一フィルタ61を含み、ベース板20の一方の主面21Aに垂直な断面図である。図20は、第一フィルタ61をZ軸方向から見た図である。なお、第一フィルタ61の反射面61Aに垂直な方向は、矢印Rで示す方向によって示される。図20において、後述する第二の接触領域64AをZ軸方向に投影した輪郭64Bを一点鎖線で示す。
図19、および図20を参照して、第一フィルタ61は、赤色レーザダイオード41から出射される光を反射する反射面61Aを有する。第一フィルタ61は、第二の接合材64によってベース板20の一方の主面21Aに接合されている。この場合、ベース板20の一方の主面21Aと対向する第二の面61Bにおいて、第一フィルタ61は接合されている。第二の面61Bは、第一フィルタ61の反射面61Aに垂直な方向おける両端部の角が若干丸められているものの平らである。図19に示す場合において、第二の面61Bは、一方の主面21Aと平行である。ベース板20の一方の主面21Aは、第二の面61Bと対向する対向面21Dを有する。第一フィルタ61とベース板20とは、樹脂製の第二の接合材64によって接合されている。第二の接合材64は、第二の面61Bと対向面21Dとの間に配置される。
第二の接合材64は、第二の接触領域64Aにおいて、第二の面61Bと接触する。反射面61Aに垂直な軸65を含み、第二の面61Bに対向するベース板20の対向面21Dに垂直な断面における第二の面61Bの幅W11は、反射61A面に垂直な軸65を含み、第二の面61Bに対向するベース板20の対向面21Dに垂直な断面における第二の面61Bに接する第二の接合材64の接触領域である第二の接触領域64Aの幅W12よりも広い。
このように構成することにより、反射面61Aに垂直な軸65を含み、第二の面61Bに対向するベース板20の対向面21Dに垂直な断面において、第二の接合材64の回り込みに基づく経時的な第一フィルタ61の傾きを低減することができる。したがって、赤色レーザダイオード41から出射される光を長期にわたって精度よく合波することができる。
第一フィルタ61をベース板20に接合するに際し、上記した凹部26、一対の溝部27A、27B、さらには溝部27C、27D、凸部28、および一対の畝部29A、29B、さらには畝部29C、29Dの構成を利用して、接合するようにしてもよい。こうすることにより、より第一フィルタ61の傾きを低減することができる。
(実施の形態12)
なお、光モジュールの構成については、以下のようにしてもよい。図21は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの外観斜視図である。図22は、図21に示す光モジュールを側面側から見た図である。図23は、図22に示す光モジュールにおいて、キャップを取り除いた状態を示す図である。光の出射方向は、矢印Tで示している。合波された光を領域Sによって示している。
図21、図22、および図23を参照して、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュール1Bは、いわゆるCANパッケージタイプであって、円盤の形状を有する支持基体100と、支持基体100の一方の主面108上に配置され、光を形成する発光ユニットとしての光形成部102と、複数のリードピン106とを備えている。
キャップ104には、光形成部102からの光を透過する貫通孔である出射窓105が形成されている。出射窓105には、主面が互いに平行な平板状の形状(円盤状の形状)を有し、光形成部102において形成された光を透過する透過板が配置されている。透過板は、たとえばガラスからなっている。
図23を参照して、光形成部102は、半円柱状の形状を有するベース部材であるベースブロック109を含む。ベースブロック109は、半円形状を有する底面107において、支持基体100の一方の主面108に固定されている。
光モジュール1Bは、赤色レーザダイオード111と、緑色レーザダイオード112と、青色レーザダイオード113と、第一レンズ117Aと、第二レンズ117Bと、第三レンズ117Cと、第一フィルタ114と、第二フィルタ115とを備える。第一レンズ117A、第二レンズ117B、および第三レンズ117Cはそれぞれ、ボールレンズである。ベースブロック109の搭載面109A上に、赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード112、青色レーザダイオード113、第一フィルタ114、第二フィルタ115が搭載されている。第一レンズ117Aは、赤色レーザダイオード111から出射される赤色の光のスポットサイズを変換する。第二レンズ117Bは、緑色レーザダイオード112から出射される緑色の光のスポットサイズを変換する。第三レンズ117Cは、青色レーザダイオード113から出射される青色の光のスポットサイズを変換する。第一フィルタ114は、青色の光を反射し、緑色の光、および赤色の光を透過する。第二フィルタ115は、緑色の光を反射し、赤色の光を透過する。
第一レンズ117A、第二レンズ117B、および第三レンズ117Cのベースブロック109への接合状態については、図6に示す場合と同様である。第一フィルタ114および第二フィルタ115と、ベースブロック109との接合状態については、上記した図19、および図20に示す場合と同様である。本実施形態においては、出射窓105から合波されたコリメート光が出射される。このような構成の光モジュール1Bは、長期にわたって精度よく複数の光を合波することができる。
(実施の形態13)
なお、光モジュールについては、以下の構成としてもよい。図24は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。図24を参照して、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュール1Cは、支持基体100と、キャップ104と、ベースブロック109と、リードピン106と、赤色レーザダイオード111と、緑色レーザダイオード112と、青色レーザダイオード113と、第一フィルタ114と、第二フィルタ115と、出射窓105とを備える。支持基体100、キャップ104、ベースブロック109、リードピン106、赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード112、青色レーザダイオード113、第一フィルタ114、および第二フィルタ115等の構成については、図21、図22および図23に示す場合と同様であるため、それらの説明を省略する。本実施形態は、支持基体100に搭載され、赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード112、および青色レーザダイオード113から出射される光のスポットサイズをそれぞれ変換するレンズを備えない構成である。本実施形態においては、赤色レーザダイオード111による発散光、緑色レーザダイオード112による発散光、および青色レーザダイオード113による発散光は第一フィルタ114、および第二フィルタ115によって合波され、出射窓105から出射される。第一フィルタ114、および第二フィルタ115のベースブロック109への接合状態については、上記した図19、および図20に示す場合と同様である。
光モジュール1Cは、複数の半導体発光素子、具体的には、赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード112、青色レーザダイオード113を備える構成である。これら赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード、および青色レーザダイオード113から出射される光を第一フィルタ114、および第二フィルタ115によって合波して出力する。このような光モジュール1Cについても、半導体発光素子から出射され、合波される光の光軸を長期にわたって高精度に一致させることが求められる。
図24に併せて図19を参照して、本実施形態に係る光モジュール1Cは、複数の半導体発光素子としての赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード112、および青色レーザダイオード113と、第一フィルタ114と、第二フィルタ115とを備える。第二フィルタ115は、緑色レーザダイオード112から出射される緑色の光を反射する反射面116A、およびベース部材としてのベースブロック109と対向する第二の面(図24に示す第二フィルタ115を図19に示す第一フィルタ61とした場合の第二の面61Bに相当)を有する。第二フィルタ115は、赤色の光を透過する。第一フィルタ114は、青色レーザダイオード113から出射される青色の光を反射する反射面116B、およびベースブロック109と対向する第二の面(図24に示す第一フィルタ114を図19に示す第一フィルタ61とした場合の第二の面61Bに相当)を有する。第一フィルタ114は、赤色の光、および緑色の光を透過する。赤色レーザダイオード111、緑色レーザダイオード112、および青色レーザダイオード113から出射される光は、赤色の光を透過し、反射面116Aによって緑色の光を反射する第二フィルタ115、および赤色の光と緑色の光とを透過し、反射面116Bによって青色の光を反射する第一フィルタ114によって合波される。光モジュール1Cは、第一フィルタ114、および第二フィルタ115のそれぞれの第二の面とベースブロック109との間に配置され、第一フィルタ114、および第二フィルタ115とベースブロック109とを接合する上記した図19に示す樹脂製の第二の接合材64とを備える。第一フィルタ114、および第二フィルタ115において、反射面116A、116Bに垂直な方向における第二の面の幅は、反射面116A、116Bに垂直な方向における、第二の面に接する第二の接合材64の接触領域である第二の接触領域の幅よりも広い。
このような光モジュール1Cは、第一フィルタ114、および第二フィルタ115によって合波される光の光軸のずれを長期にわたって抑制することができる。その結果、長期にわたって精度よく複数の光を合波することができる。
(実施の形態14)
なお、光モジュールについては、以下の構成としてもよい。図25は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。図25を参照して、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュール1Dは、支持基体100と、キャップ104と、ベースブロック109と、リードピン106と、赤色レーザダイオード111と、緑色レーザダイオード112と、青色レーザダイオード113と、第一フィルタ114と、第二フィルタ115と、ボールレンズ118とを備える。支持基体100等の構成については、図21、図22および図23に示す場合と同様であるため、それらの説明を省略する。本実施形態においては、赤色レーザダイオード111による発散光、緑色レーザダイオード112による発散光、および青色レーザダイオード113による発散光を第一フィルタ114、および第二フィルタ115によって合波し、キャップ104に取り付けられたボールレンズ118で集光して出射する。第一フィルタ114、および第二フィルタ115のベースブロック109への接合状態については、上記した図19、および図20に示す場合と同様である。このような構成の光モジュール1Dは、長期にわたって精度よく複数の光を合波することができる。
(実施の形態15)
なお、光モジュールについては、以下の構成としてもよい。図26は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。図26を参照して、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュール1Eは、支持基体100と、キャップ104と、ベースブロック109と、リードピン106と、赤色レーザダイオード111と、緑色レーザダイオード112と、青色レーザダイオード113と、第一フィルタ114と、第二フィルタ115と、非球面レンズ119とを備える。支持基体100等の構成については、図21、図22および図23に示す場合と同様であるため、それらの説明を省略する。本実施形態においては、赤色レーザダイオード111による発散光、緑色レーザダイオード112による発散光、および青色レーザダイオード113による発散光を第一フィルタ114、および第二フィルタ115によって合波し、キャップに取り付けられた非球面レンズ119でコリメート光に変換して出射する。第一フィルタ114、および第二フィルタ115のベースブロック109への接合状態については、上記した図19、および図20に示す場合と同様である。このような構成の光モジュール1Eは、長期にわたって精度よく複数の光を合波することができる。
(実施の形態16)
なお、光モジュールについては、以下の構成としてもよい。図27は、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュールの概略断面図である。図27を参照して、本開示のさらに他の実施形態に係る光モジュール1Fは、赤色レーザダイオード41を含むCANパッケージ120Aと、緑色レーザダイオード42を含むCANパッケージ120Bと、青色レーザダイオード43を含むCANパッケージ120Cと、第一レンズ51と、第二レンズ52と、第三レンズ53と、第一フィルタ61と、第二フィルタ62と、第三フィルタ63と、第一レンズ51等を搭載するベース板20と、ベース板20等をその内部に収容する筐体19とを備える。筐体19を構成する壁に、CANパッケージ120A、120B、120Cが嵌め込まれている。合波された光は、筐体19に設けられた出射窓15から出射される。第一レンズ51、第二レンズ52、および第三レンズ53のベース板20への接合状態については、図4に示す場合と同様である。第一フィルタ61、第二フィルタ62、および第三フィルタ63のベース板20への接合状態については、上記した図19、および図20に示す場合と同様である。このような構成の光モジュール1Fであっても、長期にわたって精度よく複数の光を合波することができる。
(実施の形態17)
図28は、実施の形態1に係る光モジュール1Aを備える光源装置を平面的に見た図である。なお、図28において、光源装置によって表示される映像の範囲を、領域Pによって示している。図28において、光モジュール1Aは、簡略化して図示している。
図28を参照して、本開示のさらに他の実施形態に係る光源装置121は、光モジュール1Aと、全体を覆うパッケージと、板状のベースフレーム122と、整形レンズ123と、ビームスプリッタ124と、集光レンズ125と、三つのミラー126A、126B、126Cと、モニターフォトダイオード127と、アパーチャ128と、周期的に角度を往復して変えることができ、光モジュール1Aから出射される光を走査して出力するMEMSミラー129とを備える。なお、光モジュール1Aから出射される光120を破線で示している。パッケージには、出力用の出射窓が設けられている。ベースフレーム122は、矩形状である。ベースフレーム122は、パッケージの内方側に配置される。光モジュール1A、整形レンズ123、ビームスプリッタ124、集光レンズ125、三つのミラー126A、126B、126C、モニターフォトダイオード127、アパーチャ128、およびMEMSミラー129は、ベースフレーム122の主面122A上に配置される。光モジュール1Aから出射された光が通過する位置に整形レンズ123が配置され、光の縦横比が整えられる。そして、整形レンズ123を通過した光が照射される位置にビームスプリッタ124が配置される。ビームスプリッタ124により分けられた光の一部が集光レンズ125を介してモニターフォトダイオード127に入射され、光量等が監視される。ベースフレーム122上に配置された三つのミラー126A、126B、126Cにより光の角度が変えられ、アパーチャ128によって迷光が排除され、MEMSミラー129に入射される。そして、MEMSミラー129により入射された光が反射され、出射窓から出射される。MEMSミラー129の角度を水平、および垂直方向に高速に動かし、赤色レーザダイオード41、緑色レーザダイオード42、および青色レーザダイオード43の出力をMEMSミラー129の動きに合わせて変調することで、光源装置121は、フルカラーの映像を表示することができる。
このような構成の光源装置121は、長期にわたって精度よく複数の光を合波することができる光モジュール1A、および光モジュール1Aから出射される光を走査して出力するMEMSミラー129とを含むため、高精度に合波された光を長期にわたって出力することができる。整形レンズ123、ミラー126A、126B、126Cを光モジュール1Aの内部に設けられる第一レンズ51等と同様の構成により樹脂製の接合材で接着してもよい。光モジュール1AとMEMSミラー129の光軸の関係を長期にわたって高精度に保つことができる。
なお、上記した光源装置121は、例えば、単色のレーザダイオードと、このレーザダイオードから出射される光のスポットサイズを変換するレンズとを備える光モジュールを備える構成としてもよい。すなわち、光源装置121に備えられる光モジュールは、半導体発光素子と、第一の面を有し、半導体発光素子から出射される光のスポットサイズを変換するレンズと、第一の面と対向する対向面を有し、レンズを搭載するベース部材と、第一の面と対向面との間に配置され、レンズとベース部材とを接合する樹脂製の第一の接合材とを備える。レンズの光軸を含み、対向面に垂直な断面において、第一の接合材に接触する第一の面の領域である第一の接触領域において第一の接触領域に接する平面と対向面とのなす角度は、15°以下である。このような構成の光源装置121であっても、高精度に合波された光を長期にわたって出力することができる。また、上記した光源装置121は、図24、図25、図26に示すようにレンズを備えず、第一フィルタ等が図19、および図20に示すような接合状態で接合されている光モジュールを備える構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態に係る光モジュール(実施例)と、第一の面51B以外の領域まで第一の接合材25が回り込んだ状態の光モジュール(比較例)とを用いて、ヒートサイクル試験を行った。実験は、それぞれサンプル数6個で行った。ヒートサイクル試験は、−40℃の環境温度と95℃の環境温度で曝露時間を30分とし、1サイクルを1時間として行った。そして、100サイクル経過後の光の重なり度合いを比較した。光の重なり度合いは、緑色を基準として、赤色と緑色の光軸の相対角度のずれ、および青色と緑色の光軸の相対角度のずれを評価した。本実施形態に係る光モジュール1Aにおいては、相対角度のずれは最大で0.01°であった。これに対し、比較例の相対角度のずれは、最大で0.03°であった。すなわち、本願の実施形態に係る光モジュール1Aによれば、上記した相対角度のずれを0.02°以下の範囲とすることができる。なお、相対角度のずれは、第一の接合材25の塗布の下限値等から考慮すると、コストの観点から0.002°未満とすることは困難である。したがって、本願の実施形態に係る光モジュール1Aによれば、相対角度のずれを0.002〜0.02°の範囲に収めることができる。
(変形例)
なお、上記の実施の形態においては、半導体発光素子としてレーザダイオードを用いることとしたが、これに限らず、例えば、半導体発光素子として発光ダイオードを用いることとしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、3色以上の色を合波して出力することとしたが、これに限らず、2色の色を合波して出力する場合にも適用される。また、赤色レーザダイオード、緑色レーザダイオードを2つ備える構成としてもよい。さらに、赤外レーザダイオードを備える構成としてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本願の光モジュール、および光源装置は、半導体発光素子から出射される光の光軸とレンズの光軸との長期にわたる高精度な一致が求められる場合に、特に有利に適用され得る。
1A,1B,1C,1D,1E,1F 光モジュール
10,100 支持基体
11 支持板
12A,12B,21A,21B,108,122A 主面
13,102 光形成部
14,104 キャップ
15,105 出射窓
16,106 リードピン
17 サーミスタ
19 筐体
20 ベース板
21C,21D 対向面
22 ベース領域
23 チップ搭載領域
25 第一の接合材
25A 第一の接触領域
25B,55A,64B 輪郭
25C 平面
26 第一の凹部
26A,26C,27E,27F,28A,28C,29E,29F,226A,227A,227B,228A,229A,229B 側壁面
26B,226B,227C 底壁面
27A,27B,27C,27D 溝部
27G,27H,226C,227D,227E,228C,229D,229E 縁
28 第一の凸部
28B,228B,229C 頂面
29A,29B,29C,29D 畝部
29G,29H 境界
31 第一サブマウント
32 第二サブマウント
33 第三サブマウント
41,111 赤色レーザダイオード
42,112 緑色レーザダイオード
43,113 青色レーザダイオード
51,56,117A 第一レンズ
51A,52A,53A,56A レンズ部
51B,56B 第一の面
52,117B 第二レンズ
53,117C 第三レンズ
54,57 光軸
58A,58B 端部
61,114 第一フィルタ
61A,116A,116B 反射面
61B 第二の面
62,115 第二フィルタ
63 第三フィルタ
64 第二の接合材
64A 第二の接触領域
65 軸
70 TEC
71 吸熱板
72 放熱板
73 半導体柱
107 底面
109 ベースブロック
109A 搭載面
118 ボールレンズ
119 非球面レンズ
120 光
120A,120B,120C CANパッケージ
121 光源装置
122 ベースフレーム
123 整形レンズ
124 ビームスプリッタ
125 集光レンズ
126A,126B,126C ミラー
127 モニターフォトダイオード
128 アパーチャ
129 MEMSミラー
226 第二の凹部
227 環状凹部
228 第二の凸部
229 環状畝部

Claims (14)

  1. 半導体発光素子と、
    第一の面を有し、前記半導体発光素子から出射される光のスポットサイズを変換するレンズと、
    前記第一の面と対向する対向面を有し、前記レンズを搭載するベース部材と、
    前記第一の面と前記対向面との間に配置され、前記レンズと前記ベース部材とを接合する樹脂製の第一の接合材とを備え、
    前記レンズの光軸を含み、前記対向面に垂直な断面において、前記第一の接合材に接触する前記第一の面の領域である第一の接触領域において前記第一の接触領域に接する平面と前記対向面とのなす角度は、15°以下である、光モジュール。
  2. 前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅は、前記レンズの光軸方向における前記第一の接触領域の幅よりも広い、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記ベース部材には、第一の凹部が設けられており、
    前記レンズの光軸方向に離隔して設けられ、前記第一の凹部を規定する一対の第一の凹部側壁面同士の前記レンズの光軸方向における間隔は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭く、
    前記一対の第一の凹部側壁面のそれぞれと連なって前記一対の第一の凹部側壁面の間に配置され、前記第一の凹部を規定する第一の凹部底壁面は、前記対向面を含む、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記ベース部材には、第二の凹部が設けられており、
    前記第二の凹部の縁は、前記対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有し、
    前記第二の凹部は、第二の凹部側壁面および前記第二の凹部側壁面に連なる前記第二の凹部底壁面によって規定されており、
    前記第二の凹部底壁面は、前記対向面を含み、
    前記レンズの光軸方向における前記第二の凹部の縁の幅は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭い、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  5. 前記ベース部材には、前記レンズの光軸方向にそれぞれ離隔して配置され、前記レンズの光軸方向に垂直な方向に延びる第一の溝部および第二の溝部が設けられており、
    前記レンズの光軸方向における前記第一の溝部のうちの前記第二の溝部側に位置する第一の縁と前記第二の溝部のうちの前記第一の溝部側に位置する第二の縁との間隔は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭く、
    前記レンズの光軸方向における前記第一の縁と前記第二の縁との間に、前記対向面が配置される、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  6. 前記ベース部材には、環状に連なる環状溝部が設けられており、
    前記環状溝部の内縁は、前記対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有し、
    前記環状溝部の内縁によって囲まれる領域の面内に、前記対向面が配置され、
    前記レンズの光軸方向における前記環状溝部の内縁の幅は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭い、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  7. 前記ベース部材は、搭載される前記レンズ側に突出する第一の凸部を含み、
    前記レンズの光軸方向に離隔して設けられ、前記第一の凸部を規定する一対の第一の凸部側壁面同士の前記レンズの光軸方向における間隔は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭く、
    前記一対の第一の凸部側壁面のそれぞれと連なって前記一対の第一の凸部側壁面の間に配置され、前記第一の凸部を規定する第一の凸部頂面は、前記対向面を含む、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  8. 前記ベース部材は、搭載される前記レンズ側に突出する第二の凸部を含み、
    前記第二の凸部の縁は、前記対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有し、
    前記第二の凸部は、第二の凸部側壁面および前記第二の凸部側壁面に連なる前記第二の凸部頂面によって規定されており、
    前記第二の凸部頂面は、前記対向面を含み、
    前記レンズの光軸方向における前記第二の凸部の縁の幅は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭い、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  9. 前記ベース部材は、前記レンズの光軸方向にそれぞれ離隔して配置され、前記レンズの光軸方向に垂直な方向に延び、搭載される前記レンズ側に突出する第一の畝部および第二の畝部を含み、
    前記レンズの光軸方向における前記第一の畝部のうちの前記第二の畝部側に位置する第一の境界と前記第二の畝部のうちの前記第一の畝部側に位置する第二の境界との間隔は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭く、
    前記レンズの光軸方向における前記第一の境界と前記第二の境界との間に、前記対向面が配置される、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  10. 前記ベース部材は、搭載される前記レンズ側に突出し、環状に連なる環状畝部を含み、
    前記環状畝部の内縁は、前記対向面に垂直な方向に見て円形状または楕円形状を有し、
    前記環状畝部の内縁によって囲まれる領域の面内に、前記対向面が配置され、
    前記レンズの光軸方向における前記環状畝部の内縁の幅は、前記レンズの光軸方向における前記第一の面の幅よりも狭い、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  11. 前記レンズの光軸方向に垂直であって、前記対向面に垂直な断面における前記第一の面の幅は、前記レンズの光軸方向に垂直であって、前記対向面に垂直な断面における前記第一の接触領域の幅よりも広い、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光モジュール。
  12. 複数の前記半導体発光素子と、
    複数の前記半導体発光素子のそれぞれに対応して配置される複数の前記レンズと、
    複数の前記半導体発光素子から出射される光のうちの少なくとも一つの前記光を反射する反射面、および前記ベース部材と対向する第二の面を有し、前記ベース部材に搭載されて複数の前記半導体発光素子からの光を合波するフィルタと、
    前記第二の面と前記ベース部材との間に配置され、前記フィルタと前記ベース部材とを接合する樹脂製の第二の接合材とをさらに備え、
    前記反射面に垂直な軸を含み、前記第二の面に対向する前記ベース部材の対向面に垂直な断面における前記第二の面の幅は、前記反射面に垂直な軸を含み、前記第二の面に対向する前記ベース部材の対向面に垂直な断面における前記第二の面に接する第二の接合材の接触領域である第二の接触領域の幅よりも広い、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光モジュール。
  13. 複数の前記半導体発光素子は、赤色の光を出射する前記半導体発光素子、緑色の光を出射する前記半導体発光素子、および青色の光を出射する前記半導体発光素子を含む、請求項12に記載の光モジュール。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の光モジュールと、
    前記光モジュールから出射される光を走査して出力するMEMSミラーとを含む、光源装置。
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