JP2019184802A - レンズ装置及びこれを備えた光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、光軸方向から塗布された接着剤のレンズ装置内部への流入を抑制することが可能なレンズ装置及びこれを備えた光学機器を提供することを目的とする。【解決手段】 レンズを保持するレンズ保持部材と、接着剤を保持するために前記レンズの光軸方向に開口している接着剤保持部を有するとともに、前記レンズ保持部材の外周側に設けられたベース部材と、少なくとも一部が前記レンズ保持部材の外周面よりも前記ベース部材の内周面側に突出するとともに前記光軸方向と交差するように前記ベース部材の内部に配置された円環状部材と、を備える、ことを特徴とするレンズ装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ装置およびこれを備えた光学機器に関する。
レンズを保持するレンズ保持枠の位置調整を行うことが可能なレンズ装置として、特許文献1に記載のレンズ装置が知られている。特許文献1に記載のレンズ装置は、調整後のレンズ保持枠をベース枠に対して固定するための接着剤がベース枠の内部に流れ出てしまうことを抑制するための接着板を備えている。より詳細には、レンズ保持枠に設けられた偏芯ピンと、ベース枠に設けられた偏芯ピン用の調整穴との間の隙間を前述の接着板が塞ぐことで接着剤のベース枠内部への流入を抑制している。
特開2017−134387号公報
ここで、前述の特許文献1に記載のレンズ装置は、接着剤をベース枠の径方向から塗布する構成においては接着剤のベース枠内部への流入を抑制することができる。しかしながら、特許文献1には、接着剤を光軸方向から塗布する構成において接着剤のベース枠内部への流入を抑制することが可能な構成については開示されていない。
そこで本発明は、光軸方向から塗布された接着剤のレンズ装置内部への流入を抑制することが可能なレンズ装置及びこれを備えた光学機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明のレンズ装置は、
レンズユニットを保持するレンズ保持部材と、
接着剤を保持するために前記レンズユニットの光軸方向に開口している接着剤保持部を有するとともに、前記レンズ保持部材の外周側に設けられたベース部材と、
少なくとも一部が前記レンズ保持部材の外周面よりも前記ベース部材の内周面側に突出するとともに前記光軸方向と交差するように前記ベース部材の内部に配置された円環状部材と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、光軸方向から塗布された接着剤のレンズ装置内部への流入を抑制することが可能なレンズ装置及びこれを備えた光学機器を提供することができる。
本発明の第1実施例における第4群レンズ保持構造の分解斜視図 本発明の第1実施例における第4群レンズ保持構造を光軸後ろ方向から示した図 図2に示すA−Aにおける断面図 図3に示すB部分の拡大図 本発明の第2実施例におけるワッシャ448を示した図 図5に示すC−Cにおける断面図 本発明の実施形態であるレンズ保持部付勢構造を備えた一眼レフカメラ用交換レンズ
〔第1実施例〕
図7を用いて本実施例におけるカメラシステム(光学機器)の構成について説明する。ここでいうカメラシステムはレンズ装置200及びカメラボディ100の総称である。
(カメラボディ100の構成)
カメラボディ100はレンズ装置200からの光を受光するCCDやCMOS等の撮像素子100aとクイックリターンミラー100bを備えている。本実施例においてカメラボディ100に対してレンズ装置200は着脱可能に設けられているが、レンズ装置200とカメラボディ100が一体的に構成されていてもよい。つまり、レンズ装置200は交換レンズであっても、カメラシステムやプロジェクタなどの光学機器に内蔵されたレンズ装置であってもよい。
(レンズ装置200の構成)
次に、レンズ装置200を構成する各構成要素について説明する。
レンズ装置200は、第1レンズユニットL1、第2レンズユニットL2、第3レンズユニットL3、第4aサブレンズユニットL4a、第4bサブレンズユニットL4bを備える。これらの複数のレンズユニットの総称を撮影光学系あるいは変倍光学系とする。
ズーミングの際に、第1レンズユニットL1、第2レンズユニットL2、第3レンズユニットL3、第4aサブレンズユニットL4a、第4bサブレンズユニットL4bが撮影光学系あるいは各レンズユニットの光軸方向(以後、光軸方向)に進退する。後述のように、第4aサブレンズユニットL4a及び第4bサブレンズユニットL4bは同じ部材に保持されているために、ズーミングの際には互いに同じ軌跡で移動する。第4aサブレンズユニットL4a及び第4bサブレンズユニットL4bの総称を第4レンズユニットとする。このとき、ズーミングの際に、第1レンズユニットL1、第2レンズユニットL2、第3レンズユニットL3、第4レンズユニットは互いに異なる軌跡で移動する。つまり、各レンズユニット間の境界はズーミングの際に変化するレンズ間の間隔内にある。
フォーカシングの際には、第1レンズユニットL1、第3レンズユニットL3、第4aサブレンズユニットL4a、第4bサブレンズユニットL4bは移動せず、第2レンズユニットL2が光軸方向に移動する。
マウント部101は、カメラボディ100にレンズ装置200を取り付けるためのバヨネット部を有し、固定筒102にビス止め固定されている。固定筒102には、不図示の目盛窓とSWパネルが取り付けられている。SWパネルに設けられたスイッチを切り替えることによって、オートフォーカスなどの機能を選択して使用することができる。
外装環103は、マウント部101と固定筒102との間に挟み込まれて固定されている。案内筒104は、固定筒102にビス止め固定されることでカメラボディ100に対する位置が固定される。
案内筒104の外周には、1群コロ213や不図示のインナーカム筒コロ、3群カム筒コロ、4群コロによって光軸周りの回転のみ可能となっているカム筒105が嵌合している。これにより、カム筒105を回転させると案内筒104に設けられた光軸方向の案内溝とカム筒105に設けられたカム溝との交点が移動する。この交点の移動に従い、コロを介して後述の各レンズ保持枠を光軸方向へ移動させることができる。
フィルタ枠210の先端外周にはバヨネット部が、内周にはネジ部が設けられていて、それぞれフードやフィルタなどのアクセサリが装着可能となっている。また、フィルタ枠210には第1レンズユニットL1を保持する第1レンズ保持枠211がビス止め固定されている。
フィルタ枠210と第1レンズ保持枠211との当接部はそれぞれ周方向に延びる斜面形状に形成されている。このため、第1レンズ保持枠211を回転させてフィルタ枠210に取り付けることにより、第1レンズ保持枠211のフィルタ枠210に対する光軸方向の取り付け位置を選択することができる。これにより、製造誤差による広角側と望遠側の焦点位置のズレを補正することができる。フィルタ枠210は直進筒212にビス止め固定されている。直進筒212には1群コロ213がビス止め固定されている。
第4レンズ保持枠241は、第4aサブレンズユニットL4aおよび第4bサブレンズユニットL4b(第4レンズユニット)を保持している。第4レンズ保持枠241は、第4レンズユニット用のベース枠(ベース部材)243に第4レンズユニット用の平行調整コロ245および4群倒し調整コロ246を介して保持されている。
ベース枠243には後述の図1に示す第4レンズユニット用のコロ244がビス止め固定されている。コロ244は案内筒104に設けられた光軸方向の案内溝とカム筒105に設けられたカム溝と係合している。したがって、案内筒104に対してカム筒105が回転すると、案内溝とカム溝との交点が移動することでコロ244が光軸方向へ移動する。それにより、ベース枠243と一体となって第4aサブレンズユニットL4aおよび第4bサブレンズユニットL4bの光軸方向への移動が行われる。
ベース枠243の内周側において、第4レンズ保持枠(レンズ保持部材)241の前方には開放口径の決定および有害光のカットを目的とする副絞り311が弾性結合されている。ベース枠243の外周には、不図示の第3レンズユニット用のカム筒コロによって光軸周りの回転のみ可能となっている第3レンズユニット用のカム筒230が嵌合している。カム筒230には前述の第3レンズユニット用のカム筒コロがビス止め固定されていて、このカム筒コロは、カム筒105に設けられた直進溝と係合している。
第3レンズユニットL3を保持する第3レンズ保持枠231には不図示の第3レンズユニット用のコロがビス止め固定されている。この第3レンズユニット用のコロはベース枠243に設けられた光軸方向の案内溝とカム筒230に設けられたカム溝と係合している。したがって、ベース枠243に対してカム筒230が回転すると、案内溝とカム溝との交点が移動することで前述の第3レンズユニット用のコロが光軸方向へ移動する。それにより、ベース枠243に保持された第4aサブレンズユニットL4aおよび第4bサブレンズユニットL4bと、第3レンズ保持枠231に保持された第3レンズユニットL3との間隔が変化する。
また、案内筒104に対してカム筒105が回転すると、ベース枠243とカム筒230との光軸方向への移動が行われる。それにより、ベース枠243とカム筒230とに前述の第3レンズユニット用のコロで支持された第3レンズ保持枠231が光軸方向へ移動することでも、第3レンズユニットL3の光軸方向への移動が行われる。また、絞り駆動部と絞り羽根部とから構成される電磁絞りユニット301は、第3レンズ保持枠231の前方にビス止め固定されている。
ズーム操作環106は周方向に設けられている溝にバヨネット形状が係合することで、光軸方向の移動が規制された状態で光軸周りの回転のみが可能となっている。ズーム操作環106の外周にはズームゴム107が巻き付けられている。ズーム操作環106の内周には不図示のズームキーがビス止め固定されていて、カム筒105に設けられた凹部と係合している。これにより、ズームキーを介してズーム操作環106と一体的にカム筒105を回転させることができる。
ズーム操作環106にビス止め固定された不図示のズームブラシは、エンコーダフレキシブル基板のグレイコードパターン上を摺動して、ズーム操作環106とエンコーダフレキシブル基板の位置関係を検出するために用いられる。
フォーカスユニット108は案内筒104にビス止め固定されている。フォーカスユニット108は主として振動型モータと作動機構とで構成されている。そして、フォーカスユニット108は、振動型モータのロータ回転量とフォーカス操作環109の回転量に応じた不図示のフォーカスキーの回転量を出力する。フォーカス操作環109の外周にはフォーカスゴム110が巻き付けられている。
フォーカスユニット108から円弧上に延出した延出部の内周には、不図示のスケール基板が貼り付けられている。それに対向するように配置された不図示の位置検出センサによって、フォーカス操作によるフォーカスキーの回転量を検出する。更に、フォーカスユニット108の外周側におけるエンコーダフレキシブル基板が設けられていない位相には突出部が設けられている。この突出部には不図示のコロがビス止め固定されている。
インナーカム筒220には、不図示のインナーカム筒コロがビス止め固定されている。このコロは案内筒104に設けられたカム溝およびカム筒105に設けられた光軸方向溝に係合する。このためインナーカム筒220はカム筒105と一体的に回転しながら光軸方向に進退する。
第2レンズユニットL2を保持する第2レンズ保持枠221は、外周に取り付けられた第2レンズユニット用のカムフォロア222がインナーカム筒220の内周に設けられたカム溝に係合している。また、第2レンズ保持枠221から延出した不図示のフォーカスキー係合形状は、フォーカスキーと一体的に回転するよう係合している。
このため、第2レンズ保持枠221はカム筒105が回転する(フォーカスキーは停止)と、インナーカム筒220の光軸方向の進退量とインナーカム筒220のカム溝の回転に伴う係合点の光軸方向変化量の合計量だけ光軸方向に進退する。また、フォーカスキーが回転する(カム筒105は停止)と、第2レンズ保持枠221は、回転しながらインナーカム筒220のカム溝との係合点の光軸方向変化量に応じて進退する。
レンズ装置200では、これらの機構によってインナーフォーカスにおける焦点距離変化に伴う焦点位置ズレをメカ的な機構で第2レンズユニットL2を光軸方向に進退させて補正している。
メイン基板114はフォーカスユニット108、電磁絞りユニット301、およびエンコーダフレキシブル基板と可撓性フレキシブル基板を介して、または直接電気的に接続され、各種制御を行う。接点ブロック115はマウント部101にビス止め固定され、メイン基板114とフレキシブル基板を介して接続される。接点ブロック115はカメラボディ100との通信および電源の供給を行うために設けられている。裏蓋116はマウント部101に弾性結合して有害光をカットしている。保護ゴムリング117はマウント部101に弾性結合している。
以上のように構成された交換レンズであるレンズ装置200では、ズーム操作環106を回転させるとズームキーを介してカム筒105が回転し、上記機構に従い全てのレンズが光軸方向に進退して変倍(ズーミング)が行われる。この際、カム筒230はベース枠243と光軸方向に一体となって進退する。そして、カム筒230にビス止め固定された不図示の第3レンズユニット用のカム筒コロが案内筒104に設けられたカム溝に沿って動くことで、ベース枠243に対して光軸周りに回転する。それにより、第3レンズユニットL3を保持する第3レンズ保持枠231の光軸方向への駆動が行われる。また、ベース枠243の光軸方向の進退により、副絞り311に設けられた不図示の副絞りコロが案内筒104に設けられたカム溝に係合して駆動され、開閉動作が行われる。
一方、オートフォーカス時には振動型モータの駆動により、マニュアルフォーカス時にはフォーカス操作環109を回転させることで、それぞれフォーカスキーが回転する。これにより上記機構に従って第2レンズユニットL2が進退してフォーカシングを行うことができる。
(第4レンズユニット用の調整及び固定構造)
次に図1から図4を用いて、本実施例における第4レンズユニット用の調整及び固定が可能な保持構造について説明する。
図1は本実施例における第4レンズユニット用の保持構造の分解斜視図である。ここでいう第4レンズユニット用の保持構造とは、図1に示される各部品の総称である。第4aサブレンズユニットL4aは第4レンズ保持枠241に光軸前方向から挿入されて、第4レンズ保持枠241をかしめることによって保持されている。第4bサブレンズユニットL4bは第4レンズ保持枠241に光軸後ろ方向から挿入されて、第4レンズユニット用の押さえ環242によって保持されている。
押さえ環242には押さえ環固定めねじ242aが設けられ、第4レンズ保持枠241に設けられた押さえ環固定おねじ241aとねじ結合することで固定されている。また、第4レンズ保持枠241に設けられたワッシャ保持形状241bと押さえ環242との間に、遮蔽部材となるワッシャ(円環状部材)248が保持されている。
第4レンズ保持枠241には第4レンズユニット用の平行調整コロ245が光軸周りに略120度間隔で3個、ビス247によって固定されている。また、第4レンズ保持枠241には第4レンズユニット用の倒し調整コロ246が光軸周りに略120度間隔で3個、ビス247によって固定されている。
平行調整コロ245と倒し調整コロ246は、第4レンズ保持枠241に固定するビス247の中心軸に対して偏心した円筒部を持つ。そして、この円筒部がベース枠243に設けられた第4レンズユニット用のベース平行調整コロ穴243aと第4レンズユニット用のベース倒し調整コロ穴243bとにそれぞれ係合している。
平行調整コロ245と倒し調整コロ246とをビス中心軸周りでそれぞれ回転させることで、ベース枠243に対する軸位置が変化する。そして、ベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の相対位置が変化するため、第4aサブレンズユニットL4aと第4bサブレンズユニットL4bとの光軸前後方向、偏心方向、傾き方向の位置が変化する。
以上の構成によって、製造誤差でレンズユニットに生じる光軸方向の位置ずれや光軸ズレを修正する光学調整が可能である。つまり、レンズ装置200は、ベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の相対的な位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整するための調整手段を備えている。そして、この調整手段は、本実施例においては、平行調整コロ245、倒し調整コロ246、ベース平行調整コロ穴243a、ベース倒し調整コロ穴243bを備えている。
(第4レンズユニット用の接着固定構造)
レンズ装置200の組立工程において、上記の光学調整を行った後に、ベース枠243に設けられた第4レンズユニット用のベース接着溜まり(接着剤保持部)243cに接着剤を塗布する。この接着剤によって、第4レンズユニット用の押さえ環242およびワッシャ(円環状部材)248とベース枠243とが接着される。これにより、ベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の衝撃や振動によるズレを抑制することが可能である。接着剤としては紫外線硬化接着剤やエポキシ系接着剤、アクリル系接着剤などが好適である。
(接着剤のレンズ装置内部への流入を抑制するための構成)
図4に示すように、前述のワッシャ248は、少なくとも一部が第4レンズ保持枠241の外周面よりもベース枠243の内周面側に突出するようにベース枠243の内部に配置されている。さらに、光軸方向視において、ワッシャ248の一部と第4レンズ保持枠241の一部が重なっている。図4は図3に示すB領域の拡大図であり、図3は図2に示すAA断面におけるレンズ装置200の断面図の一部である。図2は図1に示した第4レンズユニット用の保持構造を光軸後ろ方向から示した図である。ベース枠243には光軸周りに略60度間隔で前述のベース接着溜まり243cが6個設けられている。図2では第4レンズ保持枠241とベース円筒部243dとの中心軸が一致した状態となっている。
上記の第4レンズ保持枠241の外周面とは、図4中のワッシャ保持形状241bの側面である。また、後述のように、本実施例においてはワッシャ248の外周面はベース枠243の内周面に接触しているが、ワッシャ248の外周面の一部がベース枠243の内周面に接触する構成でもよい。実使用上問題の無い範囲で、あるいは、接着剤の流入量をわずかにできる範囲であれば、ワッシャ248の外周面がベース枠243の内周面に接触していなくてもよい。
さらに、図1及び図4に示すように、ワッシャ248は光軸方向と交差するようにベース枠243の内部に配置されている。ここでいう光軸方向と交差するように配置されているとは、ワッシャ248の径方向が光軸方向と交差するように配置されていることをいう。本実施例において、ワッシャ248は光軸方向と直交するように配置されているが、完全に光軸方向に直交している必要はない。
また、図4に示すように、ベース接着溜まり243cは、第4レンズユニットの光軸方向に開口している。このため、本実施例ではベース接着溜まり243cに光軸方向から接着剤250を供給(塗布)する。このとき、ワッシャ248が存在しない場合には、接着剤250がベース枠243の内部に流入してしまう。
これに対して、本実施例では、前述のようにワッシャ248をベース枠243の内部に配置することで、ワッシャ248が接着剤250をせき止める遮蔽部材として機能する。この結果、光軸方向から塗布された接着剤のレンズ装置内部への流入が抑制される。
接着剤250がレンズ装置200の内部、ベース枠243の内部に流入してしまうと、本来は接着剤を塗布すべきではない箇所、例えば可動する部材とその部材を保持する部材との間に接着剤が付着してしまう。その結果、レンズ装置の作動機構の動作不良や光学性能の低下が起きてしまう。さらに、ワッシャ248が存在しない、あるいは、ワッシャ248の少なくとも一部が第4レンズ保持枠241の外周面よりもベース枠243の内周面側に突出していない構成では、接着剤の流入以外に次の点でも好ましくない。すなわち、この構成では、第4レンズ保持枠241の外周面とベース枠243の内周面との間の隙間はふさがれていないために、この隙間から不要な光線が撮像素子に到達し、不要なゴーストが発生し、写真の品位が低下するおそれがある。
つまり、本実施例においては、前述のように接着剤の流入を抑制することが可能であるとともに、不要なゴーストの発生も抑制することが可能である。
(より好ましい構成)
以下、本実施例のレンズ装置200が備える構成あるいはその変形例であって、上記の効果を強める、あるいは、上記の効果とは別の効果を発揮することが可能な構成あるいはその変形例について説明する。
前述の通り、第4レンズ保持枠241が所望の位置となるように光学調整をした後に相対位置がずれることを抑制するために接着する場合は、ベース接着溜まり243cに接着剤250を塗布する。それにより、ベース枠243とワッシャ248および押さえ環242を接着する。
このとき、本実施例においては、図4に示すように、ワッシャ248の外周面(全体)がベース枠243のうちベース円筒部243dの内周面に接触している。言い換えれば、ベース円筒部243dの内径がワッシャ248の外径と嵌合している。さらに、ワッシャ248の面のうち外周面と異なる面であって押え環242側の面は押え環242に接触している。言い換えれば、光軸方向視において、ワッシャ248の一部と押え環242の一部が重なっている。このため、接着剤250がレンズ装置200の内部に流入するのを充分に抑制することができる。
光学調整によって、ベース枠243に対して第4レンズ保持枠241が光軸方向に移動した場合を考える。この場合、第4レンズ保持枠241と押さえ環242とに保持されたワッシャ248も移動する。前述のように、本実施例においては、ワッシャ248の外径はベース円筒部243dの内径と嵌合しているため、第4レンズ保持枠241の光軸方向の位置を調整したとしても、隙間を塞いだままとすることができる。
また、光学調整によって、ベース枠243に対して第4レンズ保持枠241が光軸直交方向に、あるいは光軸方向に対して傾くように移動した場合を考える。この場合、第4レンズ保持枠241と4群押さえ環242とに保持されたワッシャ248も移動する。本実施例においては、ワッシャ248の外径はベース円筒部243dの内径と嵌合しているため、第4レンズ保持枠241の光軸直交方向の位置あるいは姿勢を調整したとしても、隙間を塞いだままとすることができる。
本実施例において接着剤250は紫外線硬化接着剤である。そして、ベース接着溜まり243cに塗布した接着剤250に対して光軸方向後ろ方向(図4における紙面右方向)より紫外線を照射して接着剤を硬化させる。本実施例においては、前述のように、ワッシャ248の外周面がベース枠243の内周面に接触している。このため、接着剤250が、例えば、ワッシャ248の裏側(光軸方向で前側、図4における紙面左側)に回り込んで紫外線に対して影になる箇所に到達してしまうことを抑制することができる。
図4に示すように、ワッシャ248の光軸方向前側には弾性変形可能なワッシャ付勢部材(付勢部材)248aが取り付けられている。ワッシャ付勢部材248aはスポンジであり、第4レンズ保持枠241に押さえ環242が固定されることで光軸方向に圧縮されている。そして、ワッシャ248及びワッシャ付勢部材248aは第4レンズ保持枠241と押さえ環242とに保持されている。
この結果、ワッシャ付勢部材248aによってワッシャ248が押さえ環242に付勢される。そして、ワッシャ248が押さえ環242に接触している状態でワッシャ248の光軸方向への移動を抑制し、ワッシャ248を安定して保持することが可能となる。
ここで、図4に示すように、ワッシャ248の内径(内周面、内周部)と第4レンズ保持枠241の外径(外周面、外周部)との第4レンズ保持枠241の径方向の隙間をGとする。前述の光学調整を行うことで、第4レンズ保持枠241は光軸方向と直交する面内で移動することが可能である。仮に隙間Gが小さすぎると、本来であれば更なる光学調整が可能であるにも関わらず、ワッシャ248の内径が小さすぎて光学調整量に制限が掛かってしまう。このため、本実施例においては、ワッシャ248の内径を次の条件が成立するように設定している。
すなわち、調整手段による第4レンズ保持枠241の位置の最大調整量をRmaxとする。より詳細には、前述の光学調整におけるベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の光軸方向と直交する面上での最大移動量(最大調整量)をRmaxとする。このとき、レンズ装置200は、
Rmax≦G (1)
を満足するように構成されている。ワッシャ248の内径が上記の(1)式を満足するように設定されていることで、ベース枠243に対して第4レンズ保持枠241をRmax移動させたとしても、部品同士が干渉して光学調整量が制限されることを抑制することができる。
次に、第4レンズ保持枠241の最外径をDb、ワッシャ248の内径をDwとする。このとき、レンズ装置200は、
Dw+2×Rmax<Db (2)
を満足するように構成されている。レンズ装置200は、前述(1)式に加えて上記の(2)式を満たしている。このため、光軸後ろ方向から見た場合に、光学調整を最大量行ったとしても、第4レンズ保持枠241の外周面よりも外側にワッシャ248の内周面が位置することはない。言い換えれば、光学調整を最大量行ったとしても、ワッシャ248の一部と第4レンズ保持枠241は光軸方向視で重なっている。
〔第2実施例〕
図5及び図6を用いて本発明の第2実施例におけるレンズ装置の構成について説明する。本実施例においては、前述の第1実施例におけるワッシャ248とワッシャ付勢部材248aの代わりにワッシャ448を設けている。
図5は本実施例におけるワッシャ448を示した図である。図6は図5に示すC−Cにおける断面図である。ワッシャ448は平面部448aと付勢形状部(弾性変形部)448bとで構成されている。付勢形状部448bは平面部448aに対して、図に点線で示す矢印方向に弾性変形可能である。ワッシャ448は第4レンズ保持枠241と押さえ環242とで保持されると、付勢形状部448bが変形し、平面部448aが4群押さえ環242に当接する。その結果、ワッシャ448の光軸方向の位置の変化を抑制し、ワッシャ448を安定して保持することができる。
ワッシャ448は前述の第1実施例におけるワッシャ228と同じサイズで同じようにベース枠243内部に配置されている。このため、本実施例のレンズ装置においても、光軸方向から塗布された接着剤のレンズ装置内部への流入を抑制することができる。
〔変形例〕
以上、各実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、前述の各実施例では、第4bサブレンズユニットL4bを保持するための押さえ環242によって、ワッシャ248またはワッシャ448を第4レンズ保持枠241に保持していた。しかしながら、押さえ環242を、ワッシャ248またはワッシャ448を保持するためのみの部材として用いても良い。
また、前述の各実施例では、第4レンズユニット用の保持構造においてワッシャ248あるいはワッシャ448を用いた構成を例示したが、その他のレンズユニット用の保持構造にワッシャ248あるいはワッシャ448を用いても良い。
また、ワッシャ248およびワッシャ448の形状は、光軸方向視で一周が繋がった円形としているが、その一部が途切れているC字形状であってもよい。この場合は、ワッシャが途切れている箇所以外で押さえ環242とベース枠243との接着を行うことで、接着剤の流れ出しが抑制可能である。
また、ワッシャ248およびワッシャ448の形状は、内径と外径との間の幅に対して光軸方向の寸法が短い板材としているが、その逆に光軸方向の寸法の方が長い円筒状の形状であってもよい。
また、光学調整用の調整手段を有さないレンズ装置に前述のワッシャ248を設けて前述の各実施例と同様に接着剤のレンズ装置内部の流入を抑制してもよい。
また、前述の各実施例では、第4レンズ保持枠241を保持する押さえ環(押さえ部材)242を接着剤250でベース枠243に保持していたが、押さえ環242が無く、第4レンズ保持枠241を接着剤250で直接ベース枠243に固定してもよい。
また、前述の各実施例における各レンズユニットあるいはサブレンズユニットは、レンズが1枚のみの構成であってもよいし、複数のレンズを備える構成であってもよい。
200 レンズ装置
241 第4レンズ保持枠(レンズ保持部材)
243 第4レンズユニット用のベース枠(ベース部材)
243c 第4レンズユニット用のベース接着溜まり(接着剤保持部)
248 ワッシャ(円環状部材)
L4a 第4aサブレンズユニット(レンズ)
L4b 第4bサブレンズユニット(レンズ)
上記の目的を達成するために本発明のレンズ装置は、
レンズユニットを保持するレンズ保持部材と、
接着剤を保持するために前記レンズユニットの光軸方向に開口している接着剤保持部を有するとともに、前記レンズ保持部材の外周側に設けられたベース部材と、
少なくとも一部が前記レンズ保持部材の外周面よりも前記ベース部材の内周面側に突出するとともに前記光軸方向と交差するように前記ベース部材の内部に配置された円環状部材と、
前記レンズ保持部材を保持する押さえ部材と、を備え、
前記円環状部材は、前記レンズ保持部材と前記押さえ部材に保持されている、
ことを特徴とする。
本発明の第1実施例における第4レンズユニット保持構造の分解斜視図 本発明の第1実施例における第4レンズユニット保持構造を光軸後ろ方向から示した図 図2に示すA−Aにおける断面図 図3に示すB領域の拡大図 本発明の第2実施例におけるワッシャ448を示した図 図5に示すC−Cにおける断面図 本発明の実施形態であるレンズ保持部付勢構造を備えた一眼レフカメラ用交換レンズ
レンズ装置200では、これらの機構によってインナーフォーカス方式における焦点距離変化に伴う焦点位置ズレをメカ的な機構で第2レンズユニットL2を光軸方向に進退させて補正している。
メイン基板114はフォーカスユニット108、電磁絞りユニット301、およびエンコーダフレキシブル基板とフレキシブル基板を介して、または直接電気的に接続され、各種制御を行う。接点ブロック115はマウント部101にビス止め固定され、メイン基板114とフレキシブル基板を介して接続される。接点ブロック115はカメラボディ100との通信および電源の供給を行うために設けられている。裏蓋116はマウント部101に弾性結合して有害光をカットしている。保護ゴムリング117はマウント部101に弾性結合している。
平行調整コロ245と倒し調整コロ246とをビス中心軸周りでそれぞれ回転させることで、ベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の軸位置が変化する。そして、ベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の相対位置が変化するため、第4aサブレンズユニットL4aと第4bサブレンズユニットL4bとの光軸前後方向、偏心方向、傾き方向の位置が変化する。
以上の構成によって、製造誤差で第4レンズユニットに生じる光軸方向の位置ずれや光軸ズレを修正する光学調整が可能である。つまり、レンズ装置200は、ベース枠243に対する第4レンズ保持枠241の相対的な位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整するための調整手段を備えている。そして、この調整手段は、本実施例においては、平行調整コロ245、倒し調整コロ246、ベース平行調整コロ穴243a、ベース倒し調整コロ穴243bを備えている。
(接着剤のレンズ装置内部への流入を抑制するための構成)
図4に示すように、前述のワッシャ248は、少なくとも一部が第4レンズ保持枠241の外周面よりもベース枠243の内周面側に突出するようにベース枠243の内部に配置されている。さらに、光軸方向視において、ワッシャ248の一部と第4レンズ保持枠241の一部が重なっている。図4は図3に示すB領域の拡大図であり、図3は図2に示すAA断面におけるレンズ装置200の断面図の一部である。図2は図1に示した第4レンズユニット用の保持構造を光軸後ろ方向から示した図である。ベース枠243には光軸周りに略60度間隔で前述のベース接着溜まり243cが6個設けられている。図2では不図示の第4レンズ保持枠241と不図示のベース円筒部243dとの中心軸が一致した状態となっている。
また、光学調整によって、ベース枠243に対して第4レンズ保持枠241が光軸直交方向に、あるいは光軸方向に対して傾くように移動した場合を考える。この場合、第4レンズ保持枠241と押さえ環242とに保持されたワッシャ248も移動する。本実施例においては、ワッシャ248の外径はベース円筒部243dの内径と嵌合しているため、第4レンズ保持枠241の光軸直交方向の位置あるいは姿勢を調整したとしても、隙間を塞いだままとすることができる。
図5は本実施例におけるワッシャ448を示した図である。図6は図5に示すC−Cにおける断面図である。ワッシャ448は平面部448aと付勢形状部(弾性変形部)448bとで構成されている。付勢形状部448bは平面部448aに対して、図に点線で示す矢印方向に弾性変形可能である。ワッシャ448は第4レンズ保持枠241と押さえ環242とで保持されると、付勢形状部448bが変形し、平面部448aが押さえ環242に当接する。その結果、ワッシャ448の光軸方向の位置の変化を抑制し、ワッシャ448を安定して保持することができる。
また、前述の各実施例では、第4レンズ保持枠241を保持する押さえ環(押さえ部材)242を接着剤250でベース枠243に固定していたが、押さえ環242が無く、第4レンズ保持枠241を接着剤250で直接ベース枠243に固定してもよい。

Claims (11)

  1. レンズユニットを保持するレンズ保持部材と、
    接着剤を保持するために前記レンズユニットの光軸方向に開口している接着剤保持部を有するとともに、前記レンズ保持部材の外周側に設けられたベース部材と、
    少なくとも一部が前記レンズ保持部材の外周面よりも前記ベース部材の内周面側に突出するとともに前記光軸方向と交差するように前記ベース部材の内部に配置された円環状部材と、を備える、
    ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記円環状部材の外周面の少なくとも一部は、前記ベース部材の内周面に接触している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記円環状部材は、前記ベース部材の内周面に嵌合している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記円環状部材を付勢するための付勢部材をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  5. 前記円環状部材は、平面部と、弾性変形可能な弾性変形部を備え
    前記弾性変形部によって前記平面部が付勢されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  6. 前記ベース部材に対する前記レンズ保持部材の相対的な位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整するための調整手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  7. 前記調整手段による前記レンズ保持部材の位置の最大調整量をRmaxとし、前記円環状部材の内周部と前記レンズ保持部材の外周部との隙間の前記円環状部材の径方向の大きさをGとするとき、
    Rmax≦G
    を満足するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
  8. 前記調整手段による前記レンズ保持部材の位置の最大調整量をRmaxとし、前記レンズ保持部材の最外径をDbとし、前記円環状部材の内径をDwとするとき、
    Dw+2×Rmax<Db
    を満足するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のレンズ装置。
  9. 前記レンズ保持部材を保持する押さえ部材をさらに備え、
    前記円環状部材は、前記レンズ保持部材と前記押さえ部材に保持されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置が着脱可能であるとともに、撮像素子を有するカメラボディとを備える、
    ことを特徴とする光学機器。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置と一体的に構成されているとともに、撮像素子を有するカメラボディとを備える、
    ことを特徴とする光学機器。
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