JP2010008743A - レンズ保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ枠に対するレンズの取り外しが容易で、取り外したレンズの再利用が可能であり、レンズを保持した際の位置精度にも優れたレンズ保持構造を提供する。
【解決手段】レンズを保持する内枠と、レンズの光軸方向位置を制御する外枠とを有し、内枠に対してレンズが圧入によって保持されること;内枠に圧入されたレンズと外枠に、該圧入レンズの外枠に対する光軸方向位置を決める光軸方向位置規制面が形成され、内枠と外枠は光軸方向に離間していること;及び、レンズと外枠の光軸方向位置規制面により位置決めされた内枠が、外枠に対して固定されること;を特徴とするレンズ保持構造。
【選択図】図10

Description

本発明はレンズの保持構造に関する。
レンズ鏡筒では、組み付けされているレンズ(群)を製造工程や修理に際して取り外す場合がある。例えば、製造時において、光軸の偏芯調整を行ってレンズを固定したが、組立完了後の性能検査で精度が不許可となった場合などがそれに該当し、偏芯調整されたレンズを取り外して再調整が行われる。ところで、取り外したレンズがガラスモールドレンズなどの高価なものであると、廃棄してしまうのはコスト的損失が大きいため、再利用が望まれる。しかし、レンズ枠に対してレンズを直接に接着固定している場合、レンズを再利用するには接着剤を除去しなければならないが、接着剤の完全な除去は困難であった。
接着剤を用いないレンズの固定手法として、ねじ留めがあるが、ねじ留めの問題点として、固定時の回転トルクによってレンズの位置ずれが生じやすいことがある。感度の高いレンズでは位置ずれの影響が特に大きいため、ねじによる固定は不向きである。また、ガラスレンズにはねじ留め用のねじ座を直接に形成できないという点でも採用が難しい。
特許文献1では、接着剤を用いないさらに別のレンズ保持手法として、レンズ枠に対してレンズを圧入させる構成が開示されている。
特開2001−174683号公報
圧入によるレンズ保持の問題点として、圧入に伴う歪みの発生がある。レンズ自体が歪むことは光学性能上許容されないため、レンズ枠の側を歪ませることになるが、その歪みを常に均一に制御することは困難であるため、最終的なレンズの位置精度に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、レンズ枠に対するレンズの取り外しが容易で、取り外したレンズの再利用が可能であり、しかもレンズを保持した際の位置精度にも優れたレンズ保持構造を提供することを目的とする。
本発明は、レンズを保持する内枠と、レンズの光軸方向位置を制御する外枠とを有するレンズ保持構造において、内枠に対してレンズが圧入によって保持されること;内枠に圧入されたレンズと外枠に、該圧入レンズの外枠に対する光軸方向位置を決める光軸方向位置規制面が形成され、内枠と外枠は光軸方向に離間していること;及び、レンズと外枠の光軸方向位置規制面により位置決めされた内枠が、外枠に対して固定されること;を特徴としている。
内枠へのレンズの圧入は様々な態様で行うことができる。例えば、内枠には、圧入されるレンズの外径と略同じ内径のレンズ保持筒部と、該レンズ保持筒部の内周面に突出形成した凸部とを設け、この凸部にレンズの外周部を当接させて、拡径方向の力を加えながらレンズ保持筒部に圧入させることができる。
内枠に圧入されるレンズの光軸方向位置規制面と、外枠の位置規制面とは、直接に当接させてもよいし、あるいは互いの光軸方向位置規制面の間に別のレンズを保持させてもよい。
好ましくは、内枠と外枠は接着によって固圧させるとよい。
本発明は、特に偏芯調整されるレンズの保持に好適である。圧入レンズと外枠のそれぞれにおける光軸方向位置規制面を、撮影光軸と略直交する平面として形成し、この光軸直交平面に沿って外枠に対して内枠と圧入レンズの結合体を移動させることで、偏芯調整を行うことができる。
以上の本発明によれば、レンズを内枠に対して圧入で保持させることにより、レンズ本体には接着剤が付着せず、レンズの取り外し及び再利用が容易になる。そして、この内枠はレンズの位置決定には直接関与せず、レンズの位置は、該レンズと外枠の光軸方向位置規制面によって決定されるため、圧入により内枠に歪みが生じてもレンズの位置精度には影響を及ぼさない。よって、レンズ枠からのレンズの取り外しが容易で、しかもレンズ枠による保持状態におけるレンズの位置精度も確保できるレンズ保持構造が得られる。
図1から図4を参照して、本発明によるレンズ保持構造を備えたズームレンズ鏡筒70の概略構造を説明する。このズームレンズ鏡筒70の撮像光学系は、物体(被写体)側から順に第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、絞り兼用のシャッタ羽根S、第3レンズ群LG3、ローパスフィルタ25及び撮像素子71を備えており、以下の説明中で光軸方向とは、この撮影光学系の光軸Oと平行な方向を意味する。
ローパスフィルタ25と撮像素子71はユニット化されて撮像素子ホルダ23に固定され、撮像素子ホルダ23がハウジング22の後部に固定される。ハウジング22の外側には、ズームモータ150とAFモータ160が支持されている。
第3レンズ群LG3を保持する3群レンズ枠51は、ハウジング22に対して光軸方向に移動可能に支持されていて、AFモータ160によって駆動される。
ハウジング22の内側にはカム環11が支持されている。カム環11は、ズームモータ150の駆動力によって回転され、鏡筒収納状態(図3)から撮影状態(図4)になるまでの間は、回転しながら光軸方向に移動し、撮影状態におけるズーム域(図4上半のワイド端と図4下半のテレ端の間)では、光軸方向には定位置で回転される。
カム環11を挟んで第1繰出筒13と直進案内環10が支持されている。第1繰出筒13と直進案内環10はそれぞれハウジング22に対して光軸方向に直進案内されており、かつカム環11に対しては、相対回転は可能で光軸方向に共に移動するように結合されている。
直進案内環10は、2群レンズ移動枠8を光軸方向へ相対移動可能に直進案内している。2群レンズ移動枠8の内部には、第2レンズ群LG2を保持する2群レンズ保持枠2、シャッタ羽根Sを保持するシャッタブロック100が支持されている。また、ハウジング22に対して光軸方向に直進案内された第1繰出筒13はさらに、第2繰出筒12を光軸方向へ相対移動可能に直進案内している。第2繰出筒12の内部には、1群レンズ保持枠1を介して第1レンズ群LG1が支持されている。
第2繰出筒12は内径方向に突出する1群用カムフォロアCF1を有し、この1群用カムフォロアCF1が、カム環11の外周面に形成した1群制御カム溝CG1に摺動可能に嵌合している。第2繰出筒12は第1繰出筒13を介して光軸方向に直進案内されているため、カム環11が回転すると、1群制御カム溝CG1の形状に従って、第2繰出筒12すなわち第1レンズ群LG1が光軸方向へ所定の軌跡で移動する。
カム環11の内周面に形成した2群制御カム溝CG2に対し、2群レンズ移動枠8の外周面に設けた2群用カムフォロアCF2が係合している。2群レンズ移動枠8は直進案内環10を介して光軸方向に直進案内されているため、カム環11が回転すると、2群制御カム溝CG2の形状に従って、2群レンズ移動枠8すなわち第2レンズ群LG2が光軸方向へ所定の軌跡で移動する。
2群レンズ移動枠8と第2繰出筒12の間には、圧縮ばねからなる群間付勢ばね27が挿入されており、2群レンズ移動枠8と第2繰出筒12は互いに離間する方向に付勢されている。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒70は次のように動作する。図1及び図3に示す鏡筒収納状態では、図2及び図4に示す撮影状態よりも光軸方向の光学系の長さ(第1レンズ群LG1の物体側の面から撮像素子71の撮像面までの距離)が短くなっている。この鏡筒収納状態において撮影状態への移行信号(例えば、ズームレンズ鏡筒70が搭載されるカメラに設けたメインスイッチのオン)が入力されると、ズームモータ150が鏡筒繰出方向に駆動され、カム環11が回転しながら光軸方向前方へ繰り出される。直進案内環10と第1繰出筒13は、カム環11と共に前方に直進移動する。カム環11が回転すると、その内側では、直進案内環10を介して直進案内された2群レンズ移動枠8が、2群用カムフォロアCF2と2群制御カム溝CG2の関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。また、カム環11が回転すると、該カム環11の外側では、第1繰出筒13を介して直進案内された第2繰出筒12が、1群用カムフォロアCF1と1群制御カム溝CG1の関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。
すなわち、鏡筒収納状態からの第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の繰出量はそれぞれ、前者が、ハウジング22に対するカム環11の前方移動量と、該カム環11に対する第2繰出筒12のカム繰出量との合算値として決まり、後者が、ハウジング22に対するカム環11の前方移動量と、該カム環11に対する2群レンズ移動枠8のカム繰出量との合算値として決まる。ズーミングは、この第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2が互いの空気間隔を変化させながら撮影光軸Oに沿って移動することにより行われる。収納状態から鏡筒繰出を行うと、まず図4の上半断面に示すワイド端の繰出状態になり、さらにズームモータ150を鏡筒繰出方向に駆動させると、図4の下半断面に示すテレ端の繰出状態となる。テレ端とワイド端の間のズーム領域では、カム環11は前述の定位置回転を行い、光軸方向へは進退しない。収納状態への移行信号(例えば、カメラのメインスイッチのオフ)が入力されると、ズームモータ150が鏡筒収納方向に駆動され、ズームレンズ鏡筒70は以上の繰出動作とは逆の収納動作を行う。
また、第2繰出筒12の前端部には、第1レンズ群LG1の前方を開閉可能なバリヤ羽根104が設けられており、鏡筒収納状態ではバリヤ羽根104が閉じており、撮影状態への繰り出し動作に応じてバリヤ羽根104が開かれる。
第3レンズ群LG3を支持する3群レンズ枠51は、以上のズームモータ150による第1レンズ群LG1及び第2レンズ群LG2の駆動とは独立して、AFモータ160によって光軸方向に前後移動させることができる。そして、光学系がワイド端からテレ端までのズーム域にあるとき、測距手段によって得られた被写体距離情報に応じてAFモータ160を駆動することにより、第3レンズ群LG3が光軸方向に移動してフォーカシングが実行される。
図5以下を参照して、第1レンズ群LG1の保持構造の詳細を説明する。図5に示すように、第1レンズ群LG1は、それぞれがガラスレンズである前側レンズLG1-1と後側レンズLG1-2で構成されており、1群レンズ保持枠1(内枠)と、第2繰出筒12の前端部付近に形成した1群レンズ外枠部12a(外枠)との間に保持されている。
図9や図10に示すように、第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aは、光軸方向位置の異なる複数段のフランジ状部分を有しており、最も大径である前方フランジ段部12bが光軸方向の最前方に位置し、該前方フランジ段部12bの背後に、中間の径サイズの中間フランジ段部12cが位置し、光軸方向後方の最も奥まった位置に、最小径の後方フランジ段部12d設けられている。各フランジ段部12b、12c及び12dはそれぞれ、撮影光軸Oと略直交する光軸直交平面M1、M2、M3を前方に向けている。図9では、光軸直交平面M1、M2、M3を識別しやすくするためにハッチングを付している。中間フランジ段部12cと後方フランジ段部12dの間は、撮影光軸Oを中心とする筒状をなす中間筒状部12eで接続されており、この中間筒状部12eと後方フランジ段部12dの間には、中間筒状部12eの内径よりも小径の円筒内面12fが形成され、円筒内面12fを一部切り欠いて、接着用凹部12gが形成されている。図9では一箇所の接着用凹部12gが見えているが、周方向位置を異ならせて複数の接着用凹部12gが設けられている。また、後方フランジ段部12dの内縁部には光軸方向に貫通する光路開口12hが形成されている。
1群レンズ保持枠1は合成樹脂で形成され、図6及び図7に示すように、撮影光軸Oを中心とするレンズ保持筒部1aと、レンズ保持筒部1aから外径方向へ突出される環状鍔部1bと、レンズ保持筒部1aの前端部に位置し内径方向へ突出する前方抜け止め部1cとを有する。レンズ保持筒部1aの内周面は撮影光軸Oを中心とする円筒内面1dとなっており、この円筒内面1d上に、周方向位置を異ならせて複数の圧入用凸部1eが形成されている。それぞれの圧入用凸部1eは、緩やかな凸円弧状の表面形状を有しており、その光軸方向の後端部は、後方に進むにつれて徐々に円筒内面1dに接近する緩斜面1fとなっている。
環状鍔部1bには、撮影光軸Oを挟んで略対称の位置に一対の突片1gが外径方向に突出され、一方の突片1gには第1長穴1hが形成され、他方の突片1gには第2長穴1iが形成されている。第1長穴1hと第2長穴1iは、撮影光軸Oと直交する平面内において互いの長手方向を略直交させた関係にある。
第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aには、前方フランジ段部12bを切り欠いて、突片1gが進入可能な一対の切り欠き部12iが形成され、それぞれの切り欠き部12iに臨む中間フランジ段部12cの光軸直交平面M2上には、一対の偏心ピン支持穴12jが形成されている。一対のピン支持穴12jは、撮影光軸Oを挟んで略対称の径方向位置に設けられている。
前側レンズLG1-1は、物体側が凸面で像面側が凹面をなし、その凹面の外縁部付近に、撮影光軸Oを中心とする環状の後方当付面(光軸方向位置規制面)K1が形成されている。後側レンズLG1-2は、物体側が凸面で像面側が凹面をなし、その凸面の外縁部付近に撮影光軸Oを中心とする環状の前方当付面K2が形成され、凹面の外縁部付近に同じく環状の後方当付面K3が形成されている。後方当付面K1、前方当付面K2及び後方当付面K3はいずれも撮影光軸Oと略直交する平面である。
前側レンズLG1-1の外径は1群レンズ保持枠1の円筒内面1dの内径と略同径であり、後側レンズLG1-2の外径は1群レンズ外枠部12aの円筒内面12fの内径と略同径である。また、1群レンズ保持枠1のレンズ保持筒部1aの外径は、1群レンズ外枠部12aの中間筒状部12eの内径よりも小さい。一方、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1bは、中間筒状部12eよりも大径である。
第1レンズ群LG1の組み付けは次のように行う。まず、前側レンズLG1-1を1群レンズ保持枠1に保持させる。1群レンズ保持枠1に対して前側レンズLG1-1は、前方抜け止め部1cとは反対の後端部側からレンズ保持筒部1aに挿入される。前述のように、レンズ保持筒部1aの円筒内面1dは前側レンズLG1-1の外径と略同径で、円筒内面1d上には圧入用凸部1eが形成されているので、この挿入動作によって、前側レンズLG1-1の外周面が圧入用凸部1eを押圧してレンズ保持筒部1aを拡径方向に押し広げる力が働き、合成樹脂製の1群レンズ保持枠1に対して前側レンズLG1-1が圧入される。前側レンズLG1-1の圧入時には、圧入用凸部1eに対して最初に緩斜面1fに接触するため、圧入用凸部1eとの間で引っ掛かりを生じずにスムーズに挿入することができる。ガラスレンズである前側レンズLG1-1は、合成樹脂製の1群レンズ保持枠1に比して硬度が高いため、この圧入動作によっては変形されない。そして、前方抜け止め部1cに当て付いたところで1群レンズ保持枠1に対する前側レンズLG1-1の挿入が完了する。前側レンズLG1-1は圧入による保持力で保持され、1群レンズ保持枠1に対する接着固定は行わない。
また、後側レンズLG1-2が第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aに組み付けられる。図10に示すように、後側レンズLG1-2は、後方当付面K3を光軸方向後方に向けて1群レンズ外枠部12a内に挿入され、後方当付面K3が光軸直交平面(光軸方向位置規制面)M3に当て付くことによって挿入が規制され、1群レンズ外枠部12aに対する光軸方向位置が定められる。前述のように、後側レンズLG1-2の外径サイズが円筒内面12fの内径と略等しく、後方当付面K3を光軸直交平面M3に当て付けた状態では、円筒内面12fに後側レンズLG1-2の外周面が当接し、後側レンズLG1-2の径方向位置も一定に定められる。そして、図10に示すように、接着用凹部12gと後側レンズLG1-2の外周面との間に接着剤B1を注入することによって、後側レンズLG1-2が1群レンズ外枠部12aに固定される。
続いて、後側レンズLG1-2を取り付け済みの1群レンズ外枠部12aに対して、1群レンズ保持枠1と前側レンズLG1-1の結合体を組み付ける。この組み付け時には、1群レンズ保持枠1の一対の突片1gと1群レンズ外枠部12aの一対の切り欠き部12iの回転方向位相を一致させ、各突片1gを切り欠き部12iに進入させる。これにより、第1長穴1hと第2長穴1iがそれぞれピン支持穴12jの前方に位置する状態となる(図11及び図12参照)。
1群レンズ保持枠1は、環状鍔部1bを除くレンズ保持筒部1aが、1群レンズ外枠部12aの中間筒状部12e内に挿入可能な外径サイズであり、図10のように、前側レンズLG1-1の後方当付面K1を後方に向けて、レンズ保持筒部1aが中間筒状部12e内に挿入される。この挿入は、前側レンズLG1-1の後方当付面K1が後側レンズLG1-2の前方当付面K2に当て付くことによって規制される。この挿入規制状態で、図10に示すように、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1bと中間フランジ段部12cの光軸直交平面M2の間には、光軸方向隙間P1がある。つまり、1群レンズ保持枠1は前側レンズLG1-1の光軸方向の位置決めには直接関与せず、前側レンズLG1-1の光軸方向位置は、後側レンズLG1-2を介して第2繰出筒12の光軸直交平面M3によって決定される。言い換えれば、圧入により変形される1群レンズ保持枠1ではなく、1群レンズ保持枠1とは別部材である第2繰出筒12に、前側レンズLG1-1の光軸方向位置規制面である光軸直交平面M3を設けた構造となっている。
また、図10に示すように、前側レンズLG1-1の後方当付面K1を後側レンズLG1-2の前方当付面K2に当接させた状態で、1群レンズ保持枠1のレンズ保持筒部1aと1群レンズ外枠部12aの中間筒状部12eの間には径方向隙間P2があり、この径方向隙間P2の範囲内で、前側レンズLG1-1の偏芯調整を行うことができる。
前側レンズLG1-1の調芯作業時には、バヨネットリング3によって1群レンズ外枠部12aに対して仮保持される。図8に示すように、バヨネットリング3は、周方向に延びる環状の外径側橋絡部3aと、外径側橋絡部3aの途中に形成された4つの抜け止め爪3bと、外径側橋絡部3aから内径側に離間させて形成された4つの弾性腕部3cと、撮影光軸Oを挟んで略対称の径方向位置に形成した一対の内径側凹部3dと、各弾性腕部3cの基端部付近に形成した4つの接着剤注入穴3eとを有している。抜け止め爪3bは、外径側橋絡部3aが位置する光軸直交平面に対して、光軸方向後方へオフセットされている。また、弾性腕部3cは、一端部が外径側橋絡部3a側に接続し、他端部が自由端部となっている片持ち状の延出部であり、光軸方向に弾性変形可能で、自由状態では、外径側橋絡部3aが位置する光軸直交平面に対して、光軸方向後方へ湾曲されている。
図9及び図12に示すように、1群レンズ外枠部12aには、前方フランジ段部12bを貫通する爪導入穴12kと、該爪導入穴12kに連通し、前方フランジ段部12bの背後に形成された爪収納穴12mが、周方向位置を異ならせて4箇所形成されている。4つの爪導入穴12kは、バヨネットリング3の4つの抜け止め爪3bに対応する周方向間隔で形成されており、特定の回転方向位相で、全ての抜け止め爪3bを爪導入穴12k内に進入させることができる。抜け止め爪3bを進入させてからバヨネットリング3を回転させると、図10及び図11に示すように、それぞれの抜け止め爪3bが爪収納穴12m内に移動して、前方フランジ段部12bに対してバヨネットリング3が前方へ抜け止めされる。この抜け止め状態で、バヨネットリング3の外径側橋絡部3aは、前方フランジ段部12bの光軸直交平面M1に対向して位置される。また、弾性腕部3cは、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1bに当接して光軸方向前方に弾性変形され、弾性変形から復元しようとする力によって、1群レンズ保持枠1に対して光軸方向後方への付勢力を与える。この付勢力によって、前側レンズLG1-1の後方当付面K1が後側レンズLG1-2の前方当付面K2に押し付けられ、1群レンズ保持枠1と前側レンズLG1-1の結合体が、1群レンズ外枠部12aに対して仮保持される。仮保持状態にある前側レンズLG1-1は、所定の力を加えることにより、撮影光軸Oと直交する平面である後方当付面K1と前方当付面K2に沿って径方向に移動させることができる。
前側レンズLG1-1の調芯作業には、図5及び図12に示す偏心ピン14を用いる。偏心ピン14は、第2繰出筒12に形成した偏心ピン支持穴12jに対応する径の小径軸部14aと、この小径軸部14aに対して中心を偏心させた大径軸部14bとを有し、大径軸部14bの径は、1群レンズ保持枠1に形成した第1長穴1hと第2長穴1iの幅と略等しい。図11に示すように、バヨネットリング3を装着した状態で、第1長穴1hと第2長穴1iがそれぞれ、バヨネットリング3の一対の内径側凹部3dを通して前方に露出されている。そして、図12のように、各長穴1h、1iと、該長穴1h、1iに連通している偏心ピン支持穴12jとに対して偏心ピン14を挿入する。挿入した偏心ピン14は小径軸部14aが偏心ピン支持穴12jに軸支され、大径軸部14bが長穴1h、1iの側面に当接する。ここで、第1長穴1hに挿入された偏心ピン14を回転させると、大径軸部14bによって第1長穴1hの側面が押され、1群レンズ保持枠1に対して図12の左右方向への移動力が作用する。一方、第2長穴1iに挿入された偏心ピン14を回転させると、大径軸部14bによって第2長穴1iの側面が押され、1群レンズ保持枠1に対して図12の上下方向への移動力が作用する。よって、2つの偏心ピン14を回転させることにより、1群レンズ保持枠1が保持する前側レンズLG1-1を、撮影光軸Oと直交する平面内で任意に位置調整することができる。
前側レンズLG1-1の偏芯調整が終了したら、図10に示すように、接着剤B2によって、第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aに対して1群レンズ保持枠1を固定させる。図9及び図12に示すように、1群レンズ外枠部12aには、前方フランジ段部12bのうち爪導入穴12kに隣接する位置に、該前方フランジ段部12bの内径側の一部を切り欠いて、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1bの外周部に対向する4箇所の接着用凹部12nが形成されている。バヨネットリング3の4つの接着剤注入穴3eは、この4つの接着用凹部12nに対応する位置に形成されており、それぞれの接着剤注入穴3eを通して、接着用凹部12n内に接着剤B2が注入される。偏心ピン14は、1群レンズ保持枠1の接着固定後に取り外す。
このように、バヨネットリング3で仮保持することにより、大がかりな治具を用いずに前側レンズLG1-1の偏芯調整を行うことが可能であり、作業性に優れている。バヨネットリング3による保持力は1群レンズ保持枠1に対して作用し、その力も大きくないため、仮保持状態での前側レンズLG1-1には過大な負担がかからない。また、撮影光軸Oを水平方向に向けても前側レンズLG1-1を保持できるため、ズームレンズ鏡筒70の使用状態により近い条件での偏芯調整が可能で、調整の精度を高めることができる。
以上の第1レンズ群LG1の保持構造では、例えば接着剤B2で1群レンズ保持枠1を固定した後の再チェックの結果、所定の性能が得られなかった場合、前側レンズLG1-1を取り外して再び偏芯調整する。前側レンズLG1-1は1群レンズ保持枠1に対して接着によらず圧入で保持されているため、1群レンズ保持枠1から取り外した状態の前側レンズLG-1には接着剤が付着しておらず、レンズの再利用が容易である。そして、前側レンズLG1-1の位置決めに1群レンズ保持枠1が直接関与せず、前側レンズLG1-1の位置は、その後面側の後方当付面K1と、レンズ保持枠2とは別部材の第2繰出筒12に形成した光軸直交平面M3との関係によって定められるため、レンズ圧入による1群レンズ保持枠1の変形の影響を受けずに、前側レンズLG1-1の位置を高精度に定めることができる。
前述のように、バヨネットリング3を用いることで偏芯調整の作業性向上に寄与するが、本発明のレンズ保持構造は、図13のようにバヨネットリングを備えないタイプとすることも可能である。このレンズ保持構造では、第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aにおける前方フランジ段部12b′に、先の実施形態における爪導入穴12kや爪収納穴12mのようなバヨネットリング装着用の穴部が形成されておらず、前方フランジ段部12b′の内周部が、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1b′の外周部に対して、偏芯調整用の径方向隙間P2′を空けて近接している。この近接関係にある前方フランジ段部12b′の内周部と環状鍔部1b′の外周部の前面側には、光軸方向前方に向かうにつれて互いの間隔を大きくする面取り部12b′-1、1b′-1が形成されている。
図13のレンズ保持構造では、その他の構成は先の実施形態と同様であり、第1レンズ群LG1の組み付け時には、前側レンズLG1-1の後方当付面K1を後側レンズLG1-2の前方当付面K2に当て付けた状態で、径方向隙間P2、P2′の範囲内で前側レンズLG1-1の偏芯調整を行う。後方当付面K1と前方当付面K2の当接状態では、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1b′と、1群レンズ外枠部12aの中間フランジ段部12cの光軸直交平面M2の間には光軸方向隙間P1があって、前側レンズLG1-1が圧入された1群レンズ保持枠1は、前側レンズLG1-1の位置決定には直接関与していない。前側レンズLG1-1の偏芯調整後、前方フランジ段部12b′の光軸直交平面M1′と環状鍔部1b′の前面の間に接着剤B2′を注入して、1群レンズ保持枠1を第2繰出筒12に固定させる。このとき、面取り部12b′-1、1b′-1が形成されていることによって接着剤B2′を注入しやすくなっており、また接着面積も大きくすることができ、十分な接着強度が得られる。
以上の各実施形態では、前側レンズLG1-1の光軸方向位置は、後側レンズLG1-2を介在させて決定されているが、図14のように、第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aに対して前側レンズLG1-1を直接に当接させて光軸方向位置を定めることも可能である。図14のレンズ保持構造は、1群レンズ保持枠1の保持にバヨネットリングを用いない点で図13の実施形態と同様であり、図13と共通する部分については同じ符号で示している。
図14に示す1群レンズ外枠部12aは、中間筒状部12e′の途中位置に、内径方向へ突出する後方フランジ段部12d′が形成され、後方フランジ段部12d′には、その前面側と後面側にそれぞれ撮影光軸Oと略直交する光軸直交平面M3′-F、M3′-Rが形成されている。後方フランジ段部12d′の前方の光軸直交平面M3′-Fには、前側レンズLG1-1の後方当付面K1が当接して、該前側レンズLG1-1の光軸方向位置が決定されている。この後方当付面K1と光軸直交平面M3′-Fの当接状態では、1群レンズ保持枠1の環状鍔部1b′と、1群レンズ外枠部12aの中間フランジ段部12cの光軸直交平面M2の間には光軸方向隙間P1があって。前側レンズLG1-1が圧入された1群レンズ保持枠1は、前側レンズLG1-1の位置決定には直接関与していない。前側レンズLG1-1は、径方向隙間P2、P2′の範囲内で、後方当付面K1と光軸直交平面M3′-Fを摺接させながら偏芯調整が可能であり、偏芯調整後に接着剤B2′で1群レンズ保持枠1が第2繰出筒12に固定される。一方、後側レンズLG1-2の光軸方向位置は、前方当付面K2を後方フランジ段部12d′の後方の光軸直交平面M3′-Rに当接させることにより決定される。後方フランジ段部12d′の後部には、後側レンズLG1-2の外周面を保持する円筒内面12f′が形成され、後側レンズLG1-2は径方向位置も一定に定められる。そして、中間筒状部12e′の後端部付近の内周面と、後側レンズLG1-2の外周面との間に接着剤B1′を注入して、後側レンズLG1-2が固定される。
なお、図14のレンズ保持構造では、前側レンズLG1-1を単独で保持することが可能であるから、第1レンズ群LG1を、後側レンズLG1-2を備えずに前側レンズLG1-1のみで構成することも可能である。
以上の各実施形態から明らかなように、前側レンズLG-1を、接着剤を用いずに圧入で1群レンズ保持枠1に保持させ、前側レンズLG-1の位置(特に光軸方向の位置)は、圧入により変形される1群レンズ保持枠1とは別部材である、第2繰出筒12の1群レンズ外枠部12aによって決定するようにしている。そのため、前側レンズLG-1には接着剤が付着せず、分解後の再利用が容易となり、材料の無駄を省いて製造コストを抑える効果が得られる。また、前側レンズLG-1の圧入により1群レンズ保持枠1が変形しても、前側レンズLG-1の位置決定は1群レンズ保持枠1には依存しないため、圧入変形による影響を受けずに高い位置精度を得ることができる。
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、1群レンズ保持枠1のレンズ保持筒部1aに、前側レンズLG1-1の外径と略同径の円筒内面1dを形成し、この円筒内面1d上に圧入用凸部1eを形成することで、前側レンズLG1-1が圧入されるようにしている。この構成では、レンズ保持筒部1aのうち前側レンズLG1-1に当接するのが圧入用凸部1eのように特定の箇所であるため、当接部分の精度管理を行いやすいという利点がある。但し、円筒内面1dの内径を前側レンズLG1-1の外径よりも予め小さく設定し、圧入用凸部1eのような特定の当接箇所を設けずに、円筒面の全周的な接触によって前側レンズLG1-1を圧入させることも可能である。
あるいは、1群レンズ保持枠1を熱収縮性の材質で構成し、前側レンズLG1-1を挿入してから熱を加えることでレンズ保持筒部1aを収縮させて保持させる態様も可能である。本発明において内枠に対するレンズの圧入とは、内枠の拡縮変形によりレンズが保持されることを意味しており、先の実施形態のように内枠(1群レンズ保持枠1)を拡径させながらレンズを挿入する態様と、ここで言及する熱収縮のように、レンズ挿入後に内枠を縮径させる態様のいずれも含むものである。
本発明を適用したズームレンズ鏡筒の収納状態の外観斜視図である。 同ズームレンズ鏡筒の撮影状態の外観斜視図である。 同ズームレンズ鏡筒の収納状態の断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の撮影状態の断面図である。 第1レンズ群の保持部分の分解斜視図である。 1群レンズ保持枠の前方斜視図である。 1群レンズ保持枠の後方斜視図である。 1群レンズ保持用のバヨネットリングの前方斜視図である。 第2繰出筒の1群レンズ外枠部の前方斜視図である。 第1の実施形態における第1レンズ群の保持構造を示す断面図である。 第1の実施形態で、バヨネットリングを取り付けた状態における第2繰出筒の正面図である。 第1の実施形態で、バヨネットリングを取り外した状態における第2繰出筒の正面図である。 バヨネットリングによる仮保持構造を備えない、第1レンズ群の保持構造の第2の実施形態を示す断面図である。 前方レンズ群に対する光軸方向位置規制の態様が異なる、第1レンズ群の保持構造の第3の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 1群レンズ保持枠(内枠)
1a レンズ保持筒部
1b 1b′ 環状鍔部
1b′-1 面取り部
1c 前方抜け止め部
1d 円筒内面
1e 圧入用凸部
1f 緩斜面
1g 突片
1h 第1長穴
1i 第2長穴
2 2群レンズ保持枠
3 バヨネットリング
3a 外径側橋絡部
3b 抜け止め爪
3c 弾性腕部
3d 内径側凹部
3e 接着剤注入穴
8 2群レンズ移動枠
10 直進案内環
11 カム環
12 第2繰出筒
12a 1群レンズ外枠部(外枠)
12b 12b′ 前方フランジ段部
12b′-1 面取り部
12c 中間フランジ段部
12d 12d′ 後方フランジ段部
12e 12e′ 中間筒状部
12f 12f′ 円筒内面
12g 接着用凹部
12h 光路開口
12i 切り欠き部
12j 偏心ピン支持穴
12k 爪導入穴
12m 爪収納穴
12n 接着用凹部
13 第1繰出筒
14 偏心ピン
14a 小径軸部
14b 大径軸部
22 ハウジング
23 撮像素子ホルダ
25 ローパスフィルタ
27 群間付勢ばね
51 3群レンズ枠
70 ズームレンズ鏡筒
71 撮像素子
100 シャッタブロック
104 バリヤ羽根
150 ズームモータ
160 AFモータ
B1 B1′ B2 B2′ 接着剤
CF1 1群用カムフォロア
CF2 2群用カムフォロア
CG1 1群制御カム溝
CG2 2群制御カム溝
K1 前側レンズの後方当付面(圧入レンズの光軸方向位置規制面)
K2 後側レンズの前方当付面
K3 後側レンズの後方当付面
LG1 第1レンズ群
LG1-1 前側レンズ
LG1-2 後側レンズ
LG2 第2レンズ群
LG3 第3レンズ群
M1 M1′ 前方フランジ段部の光軸直交平面
M2 中間フランジ段の部光軸直交平面
M3 後方フランジ段部の光軸直交平面(外枠の光軸方向位置規制面)
M3′-F 後方フランジ段部の光軸直交平面(外枠の光軸方向位置規制面)
M3′-R 後方フランジ段部の光軸直交平面
O 撮影光学系の光軸
P1 光軸方向隙間
P2 P2′ 径方向隙間
S シャッタ羽根

Claims (6)

  1. レンズを保持する内枠と、上記レンズの光軸方向位置を制御する外枠とを有するレンズ保持構造において、
    上記内枠に対してレンズが圧入によって保持されること;
    上記内枠に圧入されたレンズと外枠に、該圧入レンズの外枠に対する光軸方向位置を決める光軸方向位置規制面が形成され、内枠と外枠は光軸方向に離間していること;及び
    上記レンズと外枠の光軸方向位置規制面により位置決めされた内枠が、外枠に対して固定されること;
    を特徴とするレンズ保持構造。
  2. 請求項1記載のレンズ保持構造において、上記内枠は、圧入される上記レンズの外径と略同じ内径のレンズ保持筒部と、該レンズ保持筒部の内周面に突出形成した凸部とを有し、上記レンズは、凸部に当接して拡径方向の力を加えながらレンズ保持筒部に圧入されるレンズ保持構造。
  3. 請求項1または2記載のレンズ保持構造において、上記内枠に圧入されるレンズの光軸方向位置規制面と、上記外枠の位置規制面が直接に当接するレンズ保持構造。
  4. 請求項1または2記載のレンズ保持構造において、上記内枠に圧入されるレンズの光軸方向位置規制面と、上記外枠の位置規制面との間に、別のレンズを保持しているレンズ保持構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のレンズ保持構造において、上記内枠と外枠は接着により固定されるレンズ保持構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のレンズ保持構造において、上記光軸方向位置規制面は撮影光軸と略直交する平面であり、上記内枠と該内枠に圧入したレンズの結合体は、該光軸直交平面に沿って、上記外枠に対して位置調整可能であるレンズ保持構造。
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