JP2016133643A - レンズ鏡胴 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、取付部材を取り付けた後に、枠体保持部材に対する光学素子の光軸の向きと光軸方向の位置との少なくとも一方を調整し得るレンズ鏡胴の提供を目的とする。
【解決手段】レンズを保持した第4レンズ保持枠5dと、第4レンズ保持枠5dを保持した固定筒2と、固定筒2に取り付けられカメラ本体が取り付けられる基準部81を有するマウント部材8とを備えている。マウント部材8は、対物側から像側に貫通するように開口された開口部82を備えている。第4レンズ保持枠5dは、レンズの光軸の向きと光軸方向の位置との少なくとも一方を調整し得るように、固定筒に対する第4レンズ保持枠5dの位置を調整する調整部56を備えている。この調整部56は、開口部82から調整可能な位置に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ鏡胴に関するものである。
近年レンズ鏡胴に対する要求品質が高まり、高性能、高信頼性能の両立が求められており、光学性能においては、描写性能を高めるためにレンズの位置等を調整する調整部を備えることが多い。例えば特許文献1に、光軸に対する光学素子の偏心および倒れを調整可能なレンズ鏡胴が開示されている。この特許文献1に開示された調整機構は、最も像側に配置された第4レンズ群保持枠(枠体)の外周に、第4レンズ群保持枠の偏心調整を行う偏心調整用コロ取付部及び第4レンズ群保持枠の倒れ調整を行う倒れ調整用コロ取付部を周方向に3箇所ずつ設け、偏心調整用コロ取付部に取り付けた偏心調整用コロと倒れ調整用コロ取付部に取り付けた倒れ調整用コロを回転操作することにより調整できるようにしたものである。そして、その調整後に、カメラ本体が取り付けられる取付部材としてのマウント部材が、第4レンズ群保持枠を保持した枠体保持部材としての固定筒に対して外装環を介してビスで固定されることにより、マウント部材及び外装環によって偏心調整用コロ取付部に取り付けた偏心調整用コロと倒れ調整用コロ取付部に取り付けた倒れ調整用コロとを覆い隠すようにしたものである。
特開2013−238792号公報
しかしながら、特許文献1では、偏心調整用コロと倒れ調整用コロとを回転操作して第4レンズ群保持枠の偏心調整や倒れ調整を行った後に、取付部材であるマウント部材が固定筒に対して固定されているため、マウント部材の固定に際して部材の歪みなどによって、既に調整された第4レンズ群保持枠(レンズ)の位置等が変化してしまう場合があり、その結果、性能劣化を招く場合がある。
本発明は、取付部材を取り付けた後に、枠体保持部材の所定の軸に対する光学素子における光軸の向き及び光軸方向の位置の少なくとも一方を調整し得、調整後に発生する誤差を低減でき高精度な調整を可能とするレンズ鏡胴の提供を目的とする。
本発明の一態様に係るレンズ鏡胴は、光学素子を保持する枠体と、前記枠体を保持した枠体保持部材と、前記枠体の対物側又は像側に配置されて前記枠体保持部材に取り付けられ、他の部材が取り付けられる基準部を有する取付部材とを備え、前記取付部材は、前記対物側から像側に貫通するように開口された開口部を備え、前記枠体は、前記光学素子の光軸の向き及び前記光軸方向の位置の少なくとも一方を調整し得るように、前記枠体保持部材の所定の軸に対する前記枠体の位置を調整する調整部を備え、前記調整部は、前記開口部から調整可能な位置に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付部材を取り付けた状態で取付部材の開口部から調整部が調整され、枠体保持部材に対する光学素子の位置調整が行われる。これにより、取付部材の取り付けによる部品の歪み等によって枠体保持部材に対する光学素子の位置ずれが防止され、光学素子の位置調整が高精度で行われる。従って、例えば取付部材の基準部を基準にして取り付けられた他の部材に対する光学素子の位置調整が正確なものとなる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記調整部は、前記枠体保持部材と係合した係合部材を備え、前記枠体保持部材は、保持部材本体と、前記保持部材本体に取り付けられ前記枠体を支持した枠支持部とを備え、前記枠支持部は、枠支持部本体と、前記保持部材本体に前記枠支持部を取り付けるための本体取付部とを備え、前記枠支持部本体は、前記係合部材が前記光軸方向に移動可能に係合された被係合部を備え、前記被係合部は、前記本体取付部に対して前記係合部材との係合による前記枠支持部本体の変形が生じ難い位置に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、本体取付部に対して枠支持部本体の変形が生じ難くなり、光学素子の位置調整がより高精度で行われる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記被係合部は、前記光軸方向から見て前記枠支持部本体の中心から前記本体取付部に延された延長線上となる位置に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、本体取付部に対して枠支持部本体の変形がより一層、生じ難くなり、光学素子の位置調整がより一層、高精度で行われる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記枠支持部は、前記枠支持部本体と前記本体取付部とが互いに前記光軸方向に間隔をあけて、前記枠支持部本体と前記本体取付部とを連結した連結部を備え、前記枠支持部本体は、前記保持部材本体の内周側に入り込み可能な大きさに形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、枠支持部本体が保持部材本体の内周側に配置可能になり、枠支持部が効率よく配置され、レンズ鏡胴の小型化が図られる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記枠体は、前記枠体の周方向における前記調整部の一方向側部、他方向側部、及び前記枠体の径方向における前記調整部の外側部の少なくとも一箇所に前記調整部と隣接するように配置され前記枠体保持部材と前記枠体とを接着する接着部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、調整後に衝撃が加わっても調整のずれが生じるおそれが少なく、或いは、枠支持部と枠体との固定が外れるおそれが少なくなる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記接着部は、接着剤を充填する接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部は、前記枠体の一部を径方向内側に凹ませて形成され、前記連結部は、前記枠体における前記接着剤充填部の径方向外側に、前記径方向外側を塞ぐように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、枠体と枠体保持部材との間に接着剤を塗布することができ、高い接着強度が得られる。また、枠体の位置に関わらず一定量の接着剤を塗布することができ、安定した接着力が得られる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記接着剤充填部は、前記開口部から接着剤を充填できるように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付部材を外さずに接着剤を塗布でき、取付部材の脱着による部材の変形が少なく、高い調整精度が得られる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記連結部は、前記枠支持部本体の周方向における少なくとも3箇所に配置され、前記各連結部は、前記光軸方向に沿って延され前記枠体の径方向外側に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、枠支持部が軽量化されるとともに、省スペース化が図られ、製品の大型化を防止できる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記枠体保持部材は、固定筒を備え、前記枠体は、前記固定筒に保持されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付部材を取り付けた状態で取付部材の開口部から調整部が調整され、固定筒に対する光学素子の位置調整が行われ、これにより、取付部材の取り付けによる部品の歪み等によって固定筒に対する光学素子の位置ずれが防止され、光学素子の位置調整が高精度で行われる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記枠体保持部材は、固定筒と、前記光軸方向に移動可能に前記固定筒に保持された移動枠とを備え、前記枠体は、前記移動枠に保持されていることを特徴とする。
この構成によれば、枠体が保持された移動枠に対する光学素子の位置調整が行われ、これにより、取付部材の取り付けによる部品の歪み等によって移動枠に対する光学素子の位置ずれが防止され、枠体が移動枠に保持された場合においても光学素子の位置調整が高精度で行われる。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記開口部の一部を塞ぐように前記取付部材に取り付けられたカバー部材を、更に備え、前記調整部は、前記光軸方向から見て前記カバー部材によって覆われていることを特徴とする。
この構成によれば、調整部が開口部から露見されず、例えばユーザ等に誤って操作されるおそれが少なくなり、レンズ鏡胴が高品位を維持できる。又、カバー部材は、取付部材に取り付けられるため、調整部の調整が行われた後に取付部材に取り付けられてもその取り付けにより調整ずれを起こすおそれが少ない。
他の一態様では、前記レンズ鏡胴において、前記取付部材は、カメラ本体を着脱自在に取り付けるためのマウント部材であることを特徴とする。
この構成によれば、マウント部材を取り付けた状態でマウント部材の開口部から調整部が調整され、枠体保持部材に対する光学素子の位置調整が行われ、マウント部材の取り付けによる部品の歪みやマウント部材自身の誤差による光学素子の位置ずれが防止され、光学素子の位置調整が高精度で行われる。従って、例えばマウント部材の基準部を基準にして取り付けられたカメラ本体に対する光学素子の位置調整が正確なものとなる。
本発明のレンズ鏡胴は、取付部材を取り付けた後に、枠体保持部材に対する光学素子の光軸の向きと光軸方向の位置との少なくとも一方を調整し得、調整後に発生する誤差を低減でき高精度な調整を可能とする。
本発明の第1実施形態のレンズ鏡胴の断面図である。 図1のレンズ鏡胴の要部の拡大断面図である。 図2のレンズ鏡胴の要部から一部を省略した分解斜視図である。 図1のレンズ鏡胴に用いられる第4レンズ保持枠と枠支持部とを組み付けた状態の斜視図である。 図1のレンズ鏡胴に用いられるマウント部材の開口部を光軸方向から見た図である。 第4レンズ保持枠の背面図である。 第4レンズ保持枠の正面図である。 (a)は、枠支持部と第4レンズ保持枠との位置関係を示す断面図、(b)は、図8(a)の状態から枠支持部が第4レンズ保持枠に対して対物側に移動した状態の断面図、(c)は、図8(a)の状態から枠支持部が第4レンズ保持枠に対して像側に移動した状態の断面図である。 第1実施形態のレンズ鏡胴の変形例の要部の拡大半断面図である。 図9のレンズ鏡胴の第4レンズ保持枠と枠支持部とを組み付けた状態の斜視図である。 図9のレンズ鏡胴のマウント部材の開口部を光軸方向から見た図である。 (a)は、図9のレンズ鏡胴の枠支持部と第4レンズ保持枠との位置関係を示す断面図、(b)は、図12(a)の状態から枠支持部が第4レンズ保持枠に対して対物側に移動した状態の断面図、(c)は、図12(a)の状態から枠支持部が第4レンズ保持枠に対して像側に移動した状態の断面図である。 第2実施形態のレンズ鏡胴の断面図である。 図13の第2実施形態のレンズ鏡胴の変形例の要部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のレンズ鏡胴の断面図、図2は、図1のレンズ鏡胴の要部の拡大断面図、図3は、図2のレンズ鏡胴の要部から一部を省略した分解斜視図である。尚、図のX方向を対物側とし、Y方向を像側として説明する。
第1実施形態のレンズ鏡胴1は、図1に示すように枠体保持部材2、20と、カム筒3と、マウント部材(取付部材)8と、カバー部材9と、レンズ群51〜54を保持したレンズ群保持枠5a〜5dとを備えている。
枠体保持部材は、固定筒(保持部材本体)2と、レンズ群保持枠5a〜5dにおける後述の第4レンズ群保持枠(枠体)5dを保持した枠支持部20とを備えている。
固定筒2は、金属製の円筒状の第1固定筒21と、第1固定筒21の像側の端部に固定的に連結された合成樹脂製の円筒状の第2固定筒22とを備えている。
第1固定筒21は、軸方向に沿って、内周から外周に貫通されるように形成されたガイド溝212を備えている。
第2固定筒22は、図2、図3に示すように軸方向における像側の端面に、枠支持部20を取り付ける枠取付部221を備えている。枠取付部221は、この実施形態では、取付ボルト222が螺合するネジ孔からなる。
そして、この実施形態の第2固定筒22は、金属製の略円筒状の補強部材4の内周に収納された状態で、補強部材4にボルト(図示せず)によって固定的に連結されている。尚、この実施形態の補強部材4は、外周側に配設された外装部材5によって外周が覆われている(図3では、外装部材5を省略されている。)。
枠支持部20は、板状環状体からなる枠支持部本体201と、枠支持部本体201を第2固定筒22に取り付ける複数(この実施形態では3つ)の本体取付片(本体取付部)202と、枠支持部本体201と本体取付片202とを連結した連結部203とを備えている。又、枠体保持部20は、省スペースで且つ強度を確保するために金属プレス部材で構成するのが好ましいが、樹脂成型部材にて構成してもよい。
枠支持部本体201は、外径が第2固定筒22の内周に入り込み得る大きさに形成されており、周方向に沿って等間隔に配置された3つネジ孔(被係合部)201aを備えている。
本体取付片202は、枠支持部本体201の周方向に沿って等間隔の3箇所に配置されており、各本体取付片202は、取付ボルト222を挿通する円形状のボルト挿通孔202aを備えている。また、図4に示すように、3箇所の各本体取付片202は枠体の外径をDカット状に切り欠いたスペースにその連結部203が配置されており、外側にある固定筒本体の小径化を実現している。
又、図5に示すように本体取付片202は、光軸方向(X−Y方向)から見て枠支持部本体201の中心Oから本体取付片202(この実施形態では、ボルト挿通孔202a)
に延した延長線p上にネジ孔201aがくるように形成されている。
連結部203は、図2に示すように枠支持部本体201の外周縁から枠支持部本体201の軸方向(光軸方向)に沿って像側に所定長さで延されている。この実施形態では、連結部203は、枠支持部本体201の外周縁から像側に折り曲げられており、本体取付片202は、連結部203の像側の端部から枠支持部本体201の径方向外側に折り曲げられ、これにより、枠支持部本体201と本体取付片202と連結部203とが一体的に形成されている。
そして、このように構成された枠支持部20は、図1、図2に示すように、枠支持部本体201が」第2固定筒22の内周に像側から入れられ、本体取付片202のボルト挿通孔202aに取付ボルト222が挿通されるとともに、その挿通された取付ボルト222が第2固定筒22の枠取付部221に螺合されることにより、第2固定筒22の像側の端面に取り付けられている。
次に、マウント部材8について説明する。マウント部材8は、このレンズ鏡胴1をカメラ本体(図示せず、他の部材)に着脱自在に取り付けるためのもので、中心部に形成された開口部82と、カメラ本体を取り付ける基準面(基準部)81とを備えている。
開口部82は、マウント部材8の中心部が対物側から像側に貫通されて光軸方向に光を通過可能に形成されており、レンズ群51〜54を通ってきた光をカメラ本体に導くことができるようになっている。又、開口部82には、このレンズ鏡胴1とカメラ本体とを電気的に接続してレンズ鏡胴1からカメラ本体に情報を送信する電気接点部84が付設されている。
基準面81は、マウント部材8の像側の端面に、略全周に亘って形成されている。
そして、マウント部材8は、補強部材4に固定ボルト83によって固定的に取り付けられている。これにより、マウント部材8は、補強部材4を介して第2固定筒22に固定されている。
カバー部材9は、略円筒状を呈しており、内周径がマウント部材8の開口部82における光学的に使用する範囲以外を覆い得る大きさに形成されている。そして、このカバー部材9は、外周がマウント部材8の内周に嵌め入れられるようにして取り付けられている。
本実施形態では取付部材(マウント部材)に対してカメラ本体と接続して使用しているが、取付部材に取り付ける部材は、前記枠体に保持されている光学素子とは別の少なくとも1つの光学素子を有する固定部材であってもよい。
この構成においても、取付部材を取り付けた状態で取付部材の開口部から調整部が調整され、固定筒の所定の軸に対する枠体が保持する光学素子の位置調整が行われ、取付部材の取り付けによる部品の歪みや取付部材自体の部品誤差等によって基準部に対する光学素子の位置ずれが防止され、枠体に保持された光学素子の位置調整が高精度で行われる。従って、取付部材の基準部を基準にして取り付けられた前記固定部材に対しても光学素子の位置調整が正確なものとなる。
次に、カム筒3について説明する。カム筒3は、レンズ群を光軸方向に移動操作するもので、この実施形態では、第2レンズ群52を光軸方向に移動操作する。カム筒3は、円筒体からなり、図1に示すように第2レンズ群52の案内軸521が移動可能に入り込んだカム溝31を備えている。このカム溝31は、軸方向に傾斜するように形成されている。
そして、このように形成されたカム筒3は、第1固定筒21における像側の一部の外周に、第1固定筒21に軸方向移動不能に且つ光軸回り(第1固定筒21の軸回り)に回動自在に保持されている。
レンズ群保持枠は、この実施形態では、対物側から像側に順に配置された第1レンズ群保持枠5a、第2レンズ群保持枠5b、第3レンズ群保持枠5c及び第4レンズ群保持枠(枠体)5dとを備えている。
第1レンズ群保持枠5aは、1又は複数のレンズ(光学素子)を有する第1レンズ群51を保持し、第1固定筒21に固定的に保持されている。
第2レンズ群保持枠5bは、1又は複数のレンズを有する第2レンズ群52を保持し、第1固定筒21に、光軸方向(X−Y方向、第1固定筒21の軸方向)に移動可能に保持されている。この第2レンズ群保持枠5bは、外周に、第1固定筒21のガイド溝212及び後述のカム筒3のカム溝31に移動可能に入れられた案内軸521を備え、この案内軸521がカム筒3の回動に伴ってガイド溝212及びカム溝31に沿って案内移動させられることにより第2レンズ群52が光軸方向に移動する。
詳しくは、レンズ鏡胴1は、カム筒3を回動操作する回動操作部材33、34、35によって、カム筒3が回動操作され、そのカム筒3の回動に伴い、第2レンズ群52が光軸方向に移動する。この実施形態の回動操作部材は、マニュアル操作部材33と、オートフォーカス操作部材34と、出力リング35とを備えている。
オートフォーカス操作部材34は、第1固定筒21に保持されたオートフォーカス用モータ341と、オートフォーカス用モータ341とギアを介して連動可能に連結されたオート用入力リング342とを備えている。
オートフォーカス用モータ341は、この実施形態では、第1ギア341aを有する出力軸341bを備えている。
オート用入力リング342は、円筒状のものから構成されており、外周に、出力軸341bの第1ギア341aと噛合する第2ギア342aを備えている。又、オート用入力リング342は、その像側の面に、後述の出力リング35の転動ローラー351bが転動する第1ローラー転動部342bを備えている。
そして、オート用入力リング342は、第1固定筒21の外周に、第1固定筒21の軸まわりに回動自在に配設されている。
マニュアル操作部材33は、手動でカム筒3を回動操作するもので、マニュアル用入力リング331と、マニュアル用入力リング331を操作するマニュアル操作リング332とを備えている。マニュアル用入力リング331は、リング板状のものから構成されており、対物側の面に、後述の出力リング35の転動ローラー351bが転動する第2ローラー転動部331aを備えている。
そして、このマニュアル用入力リング331は、オート用入力リング342と所定間隔隔ててオート用入力リング342の像側に、第1固定筒21の軸まわりに回動自在に配設されている。
マニュアル操作リング332は、円筒状のものから構成され、内周側に、一体的に形成されたフランジからなる操作部332aを備えている。この操作部332aは、マニュアル用入力リング331を像側から、入力リング付勢バネ332cを介してマニュアル用入力リング331を操作する。
出力リング35は、円筒状のものから構成されている。この出力リング35には、出力リング35に保持された3つ(図1では、1つだけが表れている)の連動部材351が付設されている。
連動部材351は、出力リング35と上記オート用入力リング342とを連動させるとともに、出力リング35と上記マニュアル用入力リング331とを連動させるもので、連動部材351の夫々は、ローラー軸351aと、ローラー軸351aに回動自在に支持された転動ローラー351bとを備えている。
又、出力リング35は、図示しない連結部材によってカム筒3と連結されている。そして、出力リング35は、第1固定筒21の軸方向におけるオート用入力リング342とマニュアル用入力リング331との間且つ第1固定筒21の外周側に、第1固定筒21の軸まわり(光軸まわり)に回動自在に配設されている。
又、この状態で、転動ローラー351bは、オート用入力リング342の第1ローラー転動部342bとマニュアル用入力リング331の第2ローラー転動部331aとの間に配設され、入力リング付勢バネ332cによって両者に加圧状態で挟持されている。
そして、オートフォーカス操作部材34によって第2レンズ群52を可動させる場合は、レンズ鏡胴1に設けられたオートフォーカススイッチ343を入り操作する。これにより、オートフォーカス用モータ341が作動する。
このオートフォーカス用モータ341の作動に伴って、第1ギア341aと噛合したオート用入力リング342が回動する。また、この回動に伴い、転動ローラー351bが第1ローラー転動部342bを転動する。その際、転動ローラー351bが第1ローラー転動部342bとマニュアル用入力リング331の第2ローラー転動部331aとに挟持されているとともに、マニュアル用入力リング331が入力リング付勢バネ332cの付勢力等によって回動が規制されているため、転動ローラー351bは自転しながら、第1固定筒21のまわりを公転し、これにより、転動ローラー351bを保持した出力リング35が回動する。
そして、その出力リング35の回動に伴い、カム筒3が回動する。又、カム筒3の回動によって、第1固定筒21のガイド溝212及びカム筒3のカム溝31夫々に入り込んだ案内軸521がそれらの溝212,31を移動し、これにより、第2レンズ群52が第1固定筒21の光軸方向に移動する。
一方、オートフォーカススイッチ343を切り操作した状態から、マニュアル操作リング332を手で回動操作する。これにより、マニュアル用入力リング331が回動し、第2ローラー転動部331aを転動ローラー351bが転動する。その際、転動ローラー351bを挟持したオート用入力リング342は、オートフォーカス用モータ341と噛合して回動できないため、転動ローラー351bは自転しながら、第1固定筒21のまわりを公転し、出力リング35全体が回動する。以下、上述したと同様に、カム筒3が回動して第2レンズ群52が第1固定筒21の光軸方向に駆動できる。
次に、第3レンズ群保持枠5cについて説明する。第3レンズ群保持枠5cは、1又は複数のレンズを有する第3レンズ群53を保持し、第2固定筒22に固定的に保持されている。
第4レンズ群保持枠(枠体)5dは、図2、図3に示すように、1又は複数のレンズを有する第4レンズ群54を保持した筒状の枠本体部55と、第4レンズ群54の光軸方向の傾き及び光軸方向の位置を調整する調整部56を備えている。
調整部56は、この実施形態では、枠本体部55の周方向に沿って等間隔に3箇所に配置されている。各調整部56は、枠本体部55に形成された係合部材保持部561と、係合部材保持部561に保持されたボルト状の係合部材562と、枠本体部55を付勢する付勢部材563とを備えている。尚、調整部56は、第4レンズ群54の光軸方向の傾き及び光軸方向の位置の少なくとも一方を調整できるものであればよく、適宜変更できる。
係合部材保持部561は、枠本体部55の一部を光軸方向に貫通するように形成された係合部材挿通孔561aを備えている。この係合部材挿通孔561aは、図2に示すように、枠本体部55の中心Oからのピッチ半径r2がマウント部材8の開口部82の半径r1よりも小さく、且つ、カバー部材9の最小部の半径r3よりも大きくなる位置に形成されている。
係合部材562は、軸部562aと、頭部562bとを備えている。軸部562aは、係合部材挿通孔561aに挿通可能な径に形成されており、軸部562aの外周に、枠支持部本体201のネジ孔201aに螺合する雄ネジ部562cを備えている。
頭部562bは、係合部材挿通孔561aよりも径大に形成され、先端に、工具と係脱自在に係合して係合部材562を回動操作する操作部562d(図5に図示)を備えている。
この操作部562dは、図5に示すように光軸方向の像側から見てマウント部材8の開口部82の径方向内側に位置し、マウント部材8の開口部82から操作できるようになっている。
付勢部材563は、図2、図3に示すように、内周部に、枠本体部55に設けられた付勢部材用挿入部551を受容可能な大きさのコイルスプリングから構成されている。そして、付勢部材563は、枠本体部55に設けられた付勢部材用挿入部551が内周に挿入された状態で配設されている。
詳しくは、枠本体部55は、係合部材挿通孔561aを囲むように枠本体部55から対物側に、付勢部材563の内周に入り込み可能な外径で円筒状に突設された付勢部材用挿入部551を備えている。
そして、付勢部材563の内周に付勢部材用挿入部551が挿入され、付勢部材563の軸方向の像側の一方端の位置が保持されるとともに枠本体部55に当接し、他方端が枠支持部本体201のネジ孔201aの周部に当接しており、これにより、付勢部材563は、常時、枠本体部55を枠支持部本体201に対して光軸方向の像側に付勢している。
又、枠体側面におけるネジ孔201aの全周部に凸部201bが前記付勢部材563の内周に入り込み可能な形状で形成されている。付勢部材563は内径が凸部201bの外形に係合することで付勢部材563の一端の位置を保持している。凸部201bと枠体本本体部55とが当接することで調整範囲端のメカ当たり位置を兼ねている。本実施例では調整部56の同軸上にメカ当り位置を設けることで調整端まで係合部材562が回された際に枠保持部20が変形するのを最小限に抑えている。メカ当り位置は本実施例のように調整部56の近い位置に設けるのが好ましいが、同軸上でなくともよい。
このように構成された調整部56は、例えば3つの係合部材562の内の1つ又は2つが回動操作されることにより、第4レンズ群保持枠5d(第4レンズ群54)の軸(光軸)の向き(傾き)が調整される。又、3つの係合部材562の全部を同じ量だけ回動操作されることにより、第4レンズ群保持枠5d(第4レンズ群54)が光軸方向に移動して光軸方向の位置が調整される。尚、係合部材562は、調整後に枠保持部本体201に対して回転しないように頭部562dを接着してもよい。
又、この実施形態の第4レンズ群保持枠5dは、枠本体部55の周方向における調整部56の両側の近傍に、調整部56と隣接するように形成された接着部57を備えている。
この実施形態の接着部57は、接着剤58を充填する接着剤充填部57bを備えている。接着剤充填部57bは、枠本体部55の周方向における調整部56の両側の一部を、枠本体部55の像側の端面から光軸方向に所定の深さで、枠本体部55の径方向内側に凹ませるようにして形成されており、枠本体部55の像側の端面側に接着剤充填口57aを備えている。
なお、接着部57は調整部56にできるだけ近い方が望ましいが調整部近傍であれば調整部56の外径側でも構わない。また、接着部57は複数設けてもよい。たとえば調整部56の外径に1か所設けてもよいが本実施例のように径方向に隣接させて接着部57を配置した場合には接着剤充填部57bのスペースを確保するために調整部56と本体取付部202との距離が離れ固定筒が大径化する。本実施例では上述の通り調整部56の周方向に隣接させて接着部58を配置することで固定筒の小径化を実現している。
この接着剤充填口57aも、図5に示すように、光軸方向の像側から見てマウント部材8の開口部82の径方向内側に位置し、マウント部材8の開口部82から接着剤充填口57aに接着剤58を充填できるようになっている。
そして、この接着剤充填部57bは、図4に示すように第4レンズ群保持枠5dが固定筒の枠支持部20の枠支持部本体201に係合部材562によって係合されると、外周側が枠支持部本体201の連結部203によって覆われた状態になる。
次に、この調整部56の動作について説明する。第4レンズ群保持枠5dが固定筒の枠支持部20の枠支持部本体201に調整部56の係合部材562によって係合されるとともに、マウント部材8が補強部材4を介して第2固定筒22に固定された状態で、例えばマウント部材8の基準面81を基準にして、係合部材562を回動操作して基準面81に対する、第4レンズ群保持枠5dに保持された第4レンズ群54の光軸の向き(傾き)と光軸方向の位置とを調整する。
この調整は、開口部82から工具を係合部材562の操作部562dに係合するようにして行う。
そして、調整終了後、マウント部材8の開口部82から接着剤充填口57aに接着剤58を充填する。この接着剤58の充填も開口部82から行うため、マウント部材8を取り付けた状態で行うことができる。
又、その際、第4レンズ群54が固定筒の枠支持部20に対して光軸方向に移動して接着部57が光軸方向に移動しても、接着部57を覆った枠支持部20の連結部203における光軸方向の長さが接着部57の深さよりも大きいため、接着部57が浅くなるようなことがなく、常時一定量の接着剤が充填される。例えば第4レンズ群54が図8(a)に示す状態から、図8(b)に示すように枠支持部20に対して対物側に移動し、或いは、、図8(c)に示すように枠支持部20に対して像側に移動しても、接着部57の深さは変わらない。これにより、第4レンズ群保持枠5dと固定筒の枠支持部20とが強固に接着される。
その後、マウント部材8の開口部82に、カバー部材9が取り付けられる。カバー部材9が取り付けられた状態で、調整部56は、光軸方向から見てカバー部材9で覆われ、これにより、係合部材562がユーザ等に誤って操作されるおそれが少なくなる。又、その際、カバー部材9は、マウント部材8に対して材料や形状により部品強度が弱く取り付けによりマウント部材を変形させることはない。本実施例ではマウント部材8が金属材料で構成されているのに対して、カバー部材9は樹脂材料で構成されており、また肉厚も薄いことからマウント部材8よりも強度が弱い。またマウント部材8の補強部材4の取付部に対してカバー部材9の取付位置は離れており、カバー部材9を取り付けることで補強部材4を変形させることはない。よって、調整部56の調整が行われた後にカバー部材9がマウント部材8に取り付けられてもその取り付けにより調整ずれを起こすおそれが少ない。
このように構成されたレンズ鏡胴1は、マウント部材8の基準面81にカメラ本体の一部が当接するようにカメラ本体に取り付けられて使用される。このようにしてカメラ本体に取り付けられたレンズ鏡胴1は、マウント部材8の基準面81を基準にして、第4レンズ群保持枠5dに保持された第4レンズ群54の光軸の向き(傾き)と光軸方向の位置とが調整されているため、レンズ鏡胴1のレンズ群がカメラ本体に設けた撮像素子等に対して正確に位置合わせされた状態になる。カメラ本体に対する光学素子の調整誤差を低減するために、本実施例ではマウント部材の基準部を基準にして調整を実施しているが、構成の都合によっては固定筒の一部を基準にして光学素子の位置調整を実施してもよい。その場合の調整基準は、マウント部材の基準部に対する誤差の少ない部分を基準とするのが望ましい。
尚、上記第1実施形態では、接着部57は枠本体部55の周方向における調整部56の両側に隣接して配置されたが、この形態のものに限らず、例えば接着部57は枠本体部55の周方向における調整部56の一方側、他方側、及び枠本体部55の径方向における調整部56の外側部の何れか一方に形成されてもよく、適宜変更できる。また、周方向側面には限らず調整部の外径側や内径側に形成してもよい。ただし接着部の位置は調整部に対してできるだけ近い方が調整部の固定に対して有効である。
又、接着部57は、枠本体部55の周方向における調整部56と所定距離だけ離れた位置に形成されてもよい。又、枠体の固定方法は接着だけではなく別の方法でもよい。例えば図9〜図12に示すように、軸部材572により枠体の固定をおこなってもよい。詳しくは、例えば図9〜図12に示すように、軸部材572による枠体の固定部570は、枠本体部55の周方向における調整部56と所定距離だけ位置(この実施形態では周方向に等間隔に3箇所)に形成された軸受容孔571と、軸受容孔571に入り込む軸部材572とを備えている。
軸部材572は、軸方向における対物側に、枠支持部20の枠支持部本体201に設けられた軸部材用ネジ孔201bに螺合した雄ネジ部572aを備えている。又、軸部材572は、軸方向における像側に、軸受容孔571に入り込む受容軸部572bを備えており、終端には工具と係脱自在に係合して係合部材562を回動操作する操作部572d(図11に図示)を備えている。この操作部572dは、図11に示すように光軸方向の像側から見てマウント部材8の開口部82の径方向内側に位置し、マウント部材8の開口部82から操作できるようになっている。
この受容軸部572bは、その外径が軸受容孔571の内径よりも小さく、受容軸部572bが軸受容孔571に入り込むことで軸部材572がガイドされると共に、受容軸部572bの外周と軸受容孔571の内周との間に全周に亘って、軸部材572位置調整後の雄ネジ部572a緩み止め目的の接着剤58が充填される充填剤受容部573が形成されている。
又、軸部材572は、軸方向における雄ネジ部572aと受容軸部572bとの間に、枠本体部55に当接する枠本体当接部572cを備えている。枠本体当接部572cは、枠本体部55の対物側における軸受容孔571の周縁部に当接し、これにより、枠体を枠体保持部に対して対物側へ移動しないよう保持するとともに、充填剤受容部573が対物側から塞がれている。
このように構成された軸部材572は、雄ネジ部572aが枠支持部本体201の軸部材用ネジ孔201bに螺合して受容軸部572bが軸受容孔571に対物側から入り込むとともに、枠体調整時には枠本体部55が光軸方向に移動可能なように対物側へ退避されており、調整が終わった後で軸部材572を回動し像側へ移動させることで枠体当接部572cを枠本体部55に当接させて枠体が対物側へ移動しないよう保持する。枠本体部は係合部材562の頭部562が当接することで像側への移動が規制されているため、軸部材により対物側への移動も規制されることで光軸方向への固定が可能となる。さらに、枠本体当接部572cが枠本体部55の軸受容孔571の周縁部に当接した状態で、軸部材の緩み止めのため充填剤受容部573に接着剤58が充填され、係合部材562についてもは枠保持部本体201に対して回動しないように頭部562dを接着される。される。この場合も、図11に示すように充填剤受容部573が光軸方向の像側から見てマウント部材8の開口部82の径方向内側に位置し、マウント部材8の開口部82から充填剤受容部573に接着剤58を充填できる。
次に、第2実施形態のレンズ鏡胴100について、図13、図14に基いて説明する。第2実施形態のレンズ鏡胴100は、先の第1実施形態と同様に、枠体保持部材102、20と、カム筒3と、マウント部材(取付部材)8と、カバー部材9と、レンズ群151〜154を保持したレンズ群保持枠105a〜105dとを備えている。カム筒3とマウント部材8とカバー部材9とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
枠体保持部材は、先の第1実施形態と同様に保持部材本体102と枠支持部20とを備えているが、この第2実施形態の保持部材本体102は、1つの筒状の固定筒121と、その固定筒121に光軸方向に移動可能に保持された筒状の移動枠122とを備えたものからなる。
移動枠122は、先の第1実施形態の第2レンズ群保持枠5bと同様に、外周に、固定筒121のガイド溝1212及びカム筒3のカム溝31に移動可能に入れられた案内軸521を備え、この案内軸521がカム筒3の回動に伴ってガイド溝1212及びカム溝31に沿って案内移動させられることにより移動枠122が光軸方向に移動する。
より詳しくは、カム筒3は、先の第1実施形態のものと同様に、マニュアル操作部材33とオートフォーカス操作部材34と出力リング35とを備えた回動操作部材によって、カム筒3が回動操作され、そのカム筒3の回動に伴い、移動枠122が光軸方向に移動する。尚、マニュアル操作部材33とオートフォーカス操作部材34と出力リング35とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
又、移動枠122は、軸方向における像側の端面に、枠支持部20を取り付ける枠取付部1221を備えている。枠取付部1221は、この実施形態では、取付ボルト222が螺合するネジ孔からなる。そして、この枠取付部1221に、枠支持部20が取付ボルト222を介して取り付けられている。従って、先の第1実施形態では、枠支持部20は、固定筒に固定的に取り付けられていたが、この第2実施形態では、枠支持部20は、移動枠122に固定的に取り付けられている。
第1レンズ群保持枠105aは、1又は複数のレンズ(光学素子)を有する第1レンズ群151を保持し、固定筒121に固定的に保持されている。
第2レンズ群保持枠105bは、1又は複数のレンズ(光学素子)を有する第2レンズ群152を保持し、固定筒121に固定的に保持されている。
第3レンズ群保持枠105cは、1又は複数のレンズを有する第3レンズ群153を保持し、移動枠122に固定的に保持されている。
第4レンズ群保持枠(枠体)105dは、1又は複数のレンズを有する第4レンズ群154を保持した筒状の枠本体部155と、第4レンズ群154の光軸方向の傾き及び光軸方向の位置を調整する調整部156を備えている。枠本体部155と調整部156とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
尚、この実施形態の移動枠122は、円筒体から構成されたが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば図14に示すように、移動枠122aは、板状環状体のものでもよい。
又、この実施形態の移動枠122は、3つの案内軸521によって移動可能に保持されているが、この形態のものに限らず、例えばヘリコイド等によって移動可能に保持されてもよく、適宜変更できる。
1、100 レンズ鏡胴
2 固定筒(保持部材本体)
3 カム筒
8 マウント部材(取付部材)
9 カバー部材
5a 第1レンズ群保持枠
5b 第2レンズ群保持枠
5c 第3レンズ群保持枠
5d 第4レンズ群保持枠(枠体)
20 枠支持部
55 枠本体部
56、156 調整部
102 保持部材本体
121 固定筒
122、122a 移動枠
201 枠支持部本体
201a ネジ孔(被係合部)
202 本体取付片(本体取付部)
203 連結部
561 係合部材保持部
562 係合部材
563 付勢部材

Claims (12)

  1. 光学素子を保持する枠体と、前記枠体を保持した枠体保持部材と、前記枠体の対物側又は像側に配置されて前記枠体保持部材に取り付けられ、他の部材が取り付けられる基準部を有する取付部材とを備え、
    前記取付部材は、前記対物側から像側に貫通するように開口された開口部を備え、
    前記枠体は、前記光学素子の光軸の向き及び前記光軸方向の位置の少なくとも一方を調整し得るように、前記枠体保持部材の所定の軸に対する前記枠体の位置を調整する調整部を備え、
    前記調整部は、前記開口部から調整可能な位置に配置されていることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記調整部は、前記枠体保持部材と係合した係合部材を備え、
    前記枠体保持部材は、保持部材本体と、前記保持部材本体に取り付けられ前記枠体を支持した枠支持部とを備え、
    前記枠支持部は、枠支持部本体と、前記保持部材本体に前記枠支持部を取り付けるための本体取付部とを備え、
    前記枠支持部本体は、前記係合部材が前記光軸方向に移動可能に係合された被係合部を備え、
    前記被係合部は、前記本体取付部に対して前記係合部材との係合による前記枠支持部本体の変形が生じ難い位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記被係合部は、前記光軸方向から見て前記枠支持部本体の中心から前記本体取付部に延された延長線上となる位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記枠支持部は、前記枠支持部本体と前記本体取付部とが互いに前記光軸方向に間隔をあけて、前記枠支持部本体と前記本体取付部とを連結した連結部を備え、
    前記枠支持部本体は、前記保持部材本体の内周側に入り込み可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ鏡胴。
  5. 前記枠体は、前記枠体の周方向における前記調整部の一方向側部、他方向側部、及び前記枠体の径方向における前記調整部の外側部の少なくとも一箇所に前記調整部と隣接するように配置され前記枠体保持部材と前記枠体とを接着する接着部を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ鏡胴。
  6. 前記接着部は、接着剤を充填する接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部は、前記枠体の一部を径方向内側に凹ませて形成され、
    前記連結部は、前記枠体における前記接着剤充填部の径方向外側に、前記径方向外側を塞ぐように配置されていることを特徴とする請求項5記載のレンズ鏡胴。
  7. 前記接着剤充填部は、前記開口部から接着剤を充填できるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載のレンズ鏡胴。
  8. 前記連結部は、前記枠支持部本体の周方向における少なくとも3箇所に配置され、
    前記各連結部は、前記光軸方向に沿って延され前記枠体の径方向外側に配置されることを特徴とする請求項4〜7の何れか一項記載のレンズ鏡胴。
  9. 前記枠体保持部材は、固定筒を備え、
    前記枠体は、前記固定筒に保持されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項記載のレンズ鏡胴。
  10. 前記枠体保持部材は、固定筒と、前記光軸方向に移動可能に前記固定筒に保持された移動枠とを備え、
    前記枠体は、前記移動枠に保持されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項記載のレンズ鏡胴。
  11. 前記開口部の一部を塞ぐように前記取付部材に取り付けられたカバー部材を、更に備え、
    前記調整部は、前記光軸方向から見て前記カバー部材によって覆われていることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のレンズ鏡胴。
  12. 前記取付部材は、カメラ本体を着脱自在に取り付けるためのマウント部材であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載のレンズ鏡胴。
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