JP2019183434A - 仮設足場用足場板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水平方向に位置決めして積み重ねることができる仮設足場用足場板を提供する。【解決手段】 仮設足場用足場板1は、足場板本体2と、仮設足場用建枠100の水平材102に係合可能な係止フック3とを有する。係止フックは、下方が開口した係止溝24を有し、係止溝24の上端が足場板本体2の上面と同じ高さで、係止溝24の下端が足場板本体2の下面より上方に位置するように構成されたフック部材20と、フック部材に対して上下にスライド可能なロック部材30と、を有し、フック部材20の上側水平部23は、足場板本体2側の根本部分に段差部25と、段差部25に連続し上下方向に積層時に下側に位置するフック部材20が係止溝24内に配置されるように上方に湾曲した湾曲部26とを有し、ロック部材30は、積層時に下方に位置するロック部材30の上端36を収容可能な逃げ部35を下縁に有する。【選択図】 図8

Description

本発明は、例えば、建築作業現場、土木作業現場、解体作業現場等の各種作業現場で用いられる仮設足場用足場板、及びこの仮設足場用足場板を上下に積み重ねる構造に関する。
例えば、建築作業現場、土木作業現場、解体作業現場等の各種作業現場で構築される仮設足場は、各種の構成要素を組み合わせることにより構成され、この構成要素の一つとして、作業者が上に乗って歩行したり工具等を載せるための仮設足場用足場板がある。
仮設足場用足場板は、全体が細長形状の板の両端にフックを有する。これらの仮設足場用足場板は、各種作業現場へ搬送される際や各種作業現場から資材置き場等の他の場所へ搬送される際に、輸送効率や取り扱い性を良好等とするために、厚さ方向を上下方向として上下に積み重ねられる。
しかし、このように複数個の仮設足場用足場板を上下に積み重ねた場合に、上下の仮設足場用足場板のフックが邪魔になるため、仮設足場用足場板同士の間で水平方向に位置をずらして積み重ねる。このずれを有する積み重ねは、積み重ねが不安定になり、また、幅方向にも広がるため、多数の仮設足場用足場板を搬送することは困難になる。このため、仮設足場用足場板同士を水平方向に位置決め状態にして上下に積み重ねることができるようにすることが求められる。
このため、例えば、特許文献1(特許5172242号公報)は、フック部材とロック部材の上面に、仮設足場用足場板同士を積み重ねた場合の干渉を防止するための窪みを備えた仮設足場用足場板が記載されている。
特許5172242号公報
しかし、上記特許文献1の仮設足場用足場板は、布板本体に対して、フック部材及びロック部材の突起部が布板本体よりも下側に突出した構成である。すなわち、特許文献1の仮設足場用足場板は、フックの上面が、布板本体の上面と同じ高さとなるように、フック部材を構成し、その分フック部材とロック部材の下端に位置する突起部が布板本体の下側よりも下方に位置する。
この構成によれば、足場の水平材の仮設足場用足場板を組み付けた場合、水平材の上面よりも布板本体の上面が高い位置に配置される。これにより、布板本体と水平材との間に隙間が生じ、ボルトなどの部材が落下する問題があった。さらに、布板の設置高さが上がることにより、手摺などとの間の高さが短くなり、足場板から手摺までの高さが仮設足場の設置基準を満たさない場合が生じるおそれがあるなどの問題もあった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、水平方向に位置決めして積み重ねることができる仮設足場用足場板を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の仮設足場用足場板を提供する。
本発明の第1態様によれば所定間隔ごとに取り付け部が設けられた支柱と、前記支柱の取り付け部に固定された水平材とを備える仮設足場用建枠の前記水平材間に掛け渡され、所定厚みを有する足場板本体と、足場板本体の両端から突出して取り付けられ前記水平材に係合可能な係止フックとを有する、仮設足場用足場板であって、
前記係止フックは、
前記足場板本体に接続する基端側垂直部と、前記基端側垂直部に平行な先端側垂直部と、前記先端側垂直部と基端側垂直部の間に位置し上側に湾曲する上側水平部と、前記先端側垂直部と基端側垂直部と上側水平部で囲まれて下方が開口した係止溝を有し、前記係止溝の上端が前記足場板本体の上面と同じ高さで、前記係止溝の下端が前記足場板本体の下面より上方に位置するように構成されたフック部材と、
前記フック部材の基端側垂直部の幅方向一端に設けられ、前記足場板本体の下面よりも下方に延びて前記係止溝の開口を部分的に閉塞可能な固定位置と、前記足場板本体の下面よりも上側に位置する解放位置との間で前記フック部材に対して上下にスライド可能なロック部材と、を有し、
前記フック部材の上側水平部は、前記足場板本体側の根本部分に前記基端側垂直部の下端に沿った方向に延びる段差部と、段差部に連続し上下方向に積層時に下側に位置するフック部材が前記係止溝内に配置されるように上方に湾曲した湾曲部とを有し、
前記ロック部材は、前記積層時に、前記下方に積層された前記係止フックのロック部材の上端を収容可能な逃げ部を下縁に有することを特徴とする、仮設足場用足場板を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記ロック部材は、基端側垂直部の幅方向側面に設けられることを特徴とする、第1態様の足場板を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記足場板本体は、断面コの字状の踏板を幅方向に複数枚並べて配置した天板部と、
前記天板部の周囲に設けられるフレーム部とを有することを特徴とする、第第1又は第2態様の仮設足場用足場板を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記天板部は、前記複数の踏板が隙間をおいて幅方向に並べて構成され、当該隙間に幅方向に延びる係止部材を天板部端部近傍に有することを特徴とする、第3態様の仮設足場用足場板を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記フレーム部は、前記天板部の端部に沿って配置される断面コの字状のフレーム部材で構成され、前記フレーム部材の上板及び下板に、互いに嵌り合う凹凸部を有することを特徴とする、第3又は第4態様の仮設足場用足場板を提供する。
本発明によれば、係止フックのフック部は、上端が上側に湾曲して構成された湾曲部と基端側垂直部の下端に沿った方向に延びる段差部を有する上側水平部を有するため、仮設足場用足場板を上下方向に積み重ねたときに、基端側垂直部の下端が段差部に当接しかつ、湾曲部が係止溝の開口内に配置される。
また、係止フックのフック部材は、解放位置と固定位置との間で上下にスライド可能であり、下縁に逃げ部を有するため、仮設足場用足場板を上下方向に積み重ねたときに、下方に積層された仮設足場用足場板の係止フックのロック部材の上端を収容することができる。
このため、足場板本体の厚み寸法内に位置する係止フックにより、上下方向の積み重ね時に係止フックが干渉することがない。したがって、複数の仮設足場用足場板を水平方向に位置決めして積み重ねることができる。
本実施形態にかかる仮設足場用足場板を取り付ける仮設足場用建枠の構成を説明する斜視図である。 本発明の実施形態にかかる足場板の外観構造を示す斜視図である。 図1の足場板端部の部分拡大斜視図である。 上方向から見た図1の足場板端部の部分拡大平面図である。 下方向から見た図1の足場板端部の部分拡大底面図である。 図2のVI-VI線における断面図である。 ロック部材が解放位置に有る係止フックの外観構成を示す背面図である。 ロック部材が解放位置に有る係止フックの外観構成を示す正面図である。 ロック部材が固定位置に有る状態の係止フックの構成を示す側面図である。 複数枚を積層した状態の足場板の左側面図である。 複数枚を積層した状態の足場板の正面図である。 複数枚を積層した状態の足場板の背面図である。
以下、本発明の実施形態に係る足場板について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる仮設足場用足場板1(以下、足場板1と記載する。)の構造を示す平面図である。図2は、図1の足場板端部の部分拡大斜視図である。
本実施形態にかかる足場板1は、仮設足場100の水平材102間に架け渡される。仮設足場100は、図1に示すように、建築物の周囲に沿って組み立てられる。仮設足場100は、建築物の外周に沿って、所定間隔ごとに複数列に立設された複数の支柱101と、支柱の間に架設された水平材102とで枠組みされる。
仮設足場100は、図1に示すように、フランジ103が設けられた支柱101を直交する2軸方向(はり間方向及び桁行き方向)に所定の間隔をおいて格子状に配置し、当該フランジ103に水平材102を固定することで組み上げられる。図1においては、足場板1が固定される水平材102は、はり間方向に隣接する支柱同士をつなぐように配置される。なお、仮設足場用建枠の補強のために桁行き方向にも水平材102aを架設してもよい。
支柱101は、例えば、直径45mm程度の金属パイプによって構成されており、支柱101の軸方向に複数本を連結して用いることができる。また、支柱101には、一定間隔ごと例えば、本実施形態では45cmごとに取り付け部の一例としてのフランジ103が設けられている。フランジ103は、複数の連結孔が設けられた板状の部材であり、水平材102の端部が当該フランジを挟んだ状態で配置され、フランジ103の連結孔にくさびを挿入することで、水平材102と支柱101とが固定される。
足場板1は、同じ高さ位置に配置された桁行き方向の2つの水平材102の間に架け渡される。
なお、以下の説明では、同じ高さ位置に配置された2つの水平材102の間に架け渡された場合における足場板1の上下の方向を「上下方向」とする。また、上下方向に直行し、足場板1の面に沿った方向を「横方向」とする。同じ高さ位置に配置された2つの水平材102の間に架け渡された場合は、上下方向は鉛直方向と一致し、横方向は水平方向と一致する。また、「横方向」のうち、足場板1の係止フック3が設けられている足場板本体2の辺に沿った方向を「幅方向」、幅方向に直行し、係止フック3が設けられていない足場板本体2の辺に沿った方向を「長さ方向」という。なお、異なる高さ位置に配置された2つの水平材に足場板1が架け渡された場合は、上下方向及び横方向は、それぞれ鉛直及び水平方向から傾斜した状態となる。
足場板1は、図1に示すように、矩形に構成された足場板本体2と、足場板本体2の長さ方向両端側に設けられた係止フック3と、係止フック3の間に配置された隙間閉塞部材4とを有する。
また、本実施形態にかかる足場板1では、上方向から見た平面視において、足場板本体2は、長さ方向に沿った辺が長辺となる長方形である。なお、長さ方向と幅方向の相対的な大きさは、これに限定されるものではなく、足場板本体2が平面視で正方形であってもよいし、係止フック3が設けられている長さ方向が幅方向より短い長方形であってもよい。
足場板本体2は、天板部5と天板部5の端部に位置するフレーム部6とを有する。
天板部5は、複数の凸部5aが設けられた踏板7が幅方向に2枚並べられて構成されている。
フレーム部6は、本実施形態では、天板部5の長さ方向両端に取り付けられた1組のフレーム材8で構成される。フレーム材8は、天板部5の長さ方向両端に溶接されて、幅方向に並べられた2つの踏板を固定する。なお、フレーム部6は、天板部5の周縁に配置される4本のフレーム材を用いて矩形に構成してもよいし、長さ方向及び幅方向に中間梁を設けてもよい。
図3は、足場板端部の部分拡大斜視図である。図4は、足場板端部の部分拡大平面図である。図5は、足場板端部の部分拡大底面図である。
図3から図5に示すように、係止フック3は、足場板本体2の長さ方向側両端にそれぞれ1対ずつ設けられている。具体的には、係止フック3は、基端側端部9を、足場板本体2の長さ方向両端に位置するフレーム材8の端面にリベットや溶接などで取り付ける。係止フック3は、水平材102に係止して踏板を連結する。
隙間閉塞部材4は、図3から図5に示すように、フレーム部6のフレーム材8の係止フック3の間の位置に溶接などの手段により固定される。隙間閉塞部材4は、1枚の金属板を略三角形状に折り曲げて構成され、足場板本体2の上面と略同じ高さで上面に沿って伸びるように設けられた上面部11と、上面部11に連続して設けられ、斜め方向に伸びる下面部12とを備える。
また、隙間閉塞部材4は断面形状が略三角形状となっているため、隙間閉塞部材4の引っかかりなどが生じにくく、取り扱い作業性に優れている。
隙間閉塞部材4の先端部4aは、図4及び図5に示すように、上下方向から見て水平材102に横方向に重ならないように構成されている。
このように隙間閉塞部材4を構成することにより、支柱を間に挟んで足場板1を水平材102に係止するいわゆるまた掛けが可能となり、仮設足場への組み立て作業の幅を広げて作業性を容易にすることができる。
本実施形態にかかる足場板1は、上下方向に複数枚を積み重ねた時に、荷崩れを起こしにくく、係止フック3が干渉することなく積層できるように、足場板本体2及び係止フック3が構成されている。以下、足場板本体及び係止フックの具体的な構成について詳細に説明する。
(足場板本体)
足場板本体2は、上記のように、天板部5と天板部5の端部に位置するフレーム部6とを有する。図6は、図2のVI−VI線における断面図である。図6に示すように、天板部5は、幅方向に2枚並べられた踏板7を有し、2枚の踏板の間には隙間10が形成されている。
踏板7は、上板7aと、上板7aの幅方向両端に連続し、下側に延びる側板7b,7cとを有する、断面コの字状に成型された金属板で構成されている。上板7aは、長さ方向に延びる補強溝14を3本ずつ有しており、踏板7のたわみを防止する。
天板部5の幅方向外側に位置する側板7bは露出し、足場板の側面を構成する。
隙間10を挟んで隣り合う側板7c同士は、幅方向に延びる係止部材13で連結されている。係止部材11は、天板部端部近傍であるフレーム材8の近くに設けられている。
隙間10には、例えば、足場板1を吊り下げて高所に持ち上げる際に使用されるクレーンの吊り下げ部材を通すことができる。具体的にはワイヤーやフックなどの吊り下げ部材を、隙間10の係止部材11よりも中央側に通して、足場板1の吊り下げ時に係止部材11に吊り下げ部材が引っかかるようにすることができる。
本実施形態にかかる足場板1は、フレーム部6が足場板本体2の長さ方向にのみ溶接されているため、隙間10に吊り下げ部材を通すと、足場板1の荷重がフレーム部6にかかることとなる。これにより、フレーム部6と天板部5との間の溶接が外れ、足場板1の損傷の原因となる。本実施形態によれば、係止部材13は、天板部5に取り付けられているため、隙間10に吊り下げ部材を通してもフレーム部6に荷重がかからない。これにより、足場板1の損傷を防止することができる。
フレーム部6のフレーム材8は、天板部5の長さ方向端面に沿う中板8bと、中板8bの上下にそれぞれ位置する上板8a及び下板8cを有する、断面がコの字状の棒状部材である。上板8aは、踏板7の上板7aに当接し、下板8cは、踏板7の側板7b,7cの下端に当接する。
フレーム材8の上板8a及び下板8cには、足場板1の積層時に互いに嵌り合う凸部15及び凹部16が設けられている。凸部15及び凹部16が足場板1の積層時に互いに嵌り合うことによって、足場板1の横方向(幅方向及び長さ方向)への位置ずれが防止される。
(係止フック)
図7は図4のVII-VII線における断面図であり、図8は、係止フックを図7の反対側面から見た場合の外観構成を示す側面図である。係止フック3は、図4に示すように、幅方向に薄い金属板で構成されており、足場板本体2の長さ方向両端に1対ずつ設けられている。
図4に示すように、足場板本体2の長さ方向両端に配置されている係止フック3の幅方向位置は、足場板本体2の長さ方向一端側と他端側でずれており、複数の足場板1が長さ方向に連続して架け渡す場合に、隣り合う足場板1の係止フック3が互いに干渉しないようになっている。
係止フック3は、水平材102に上から係合可能な板状の部材であるフック部材20と当該ロック部材30にスライド可能に設けられたロック部材30とを備えている。
フック部材20は、足場板本体2に接続する基端側垂直部21と、基端側垂直部21に平行な先端側垂直部22と、先端側垂直部22と基端側垂直部21の間に位置し上側に湾曲する上側水平部23を有する、略U字状の部材である。なお、先端側垂直部22と基端側垂直部21と上側水平部23は、フック部材20として一体的に形成されているため、それぞれの境界は明確ではないものの、本実施形態では、係止溝24の上端24aよりも上方に位置する部分を上側水平部23とする。
先端側垂直部22と基端側垂直部21と上側水平部23により囲まれた領域には、水平材102がはまり込む係止溝24が形成される。すなわち、係止溝24は、下方が開口する。水平材102を下方の係止溝24の開口から係止溝24内に嵌めることにより、フック部材20と水平材102とが連結する。係止溝24は、上縁が水平材102の周面の曲率と略等しい円弧状に形成されており、水平材102と係止フック3が、がたつきなく係止される。
なお、本実施形態において、係止フック3は、足場板本体2の長さ方向側端面2aから係合溝24までの距離が、フランジ103の支柱からの突出幅よりも長く構成されている。
先端側垂直部22と基端側垂直部21の下端は、足場板本体2の下面2lよりも上方に位置する。また、係止溝24の上端24aは、足場板本体2の上面2uと略同じ高さである。これにより、水平材102と係止フックとが連結した場合、足場板本体2は、水平材102の上端とほぼ同じ高さに位置する。これにより、足場板1の設置高さを低くすることができ、手摺などとの高さ基準幅を大きく取ることができる。
フック部材20の上側水平部23は、上方向に凸の湾曲した形状を有する。すなわち、フック部材20の上側水平部23は、足場板本体2の上面2uよりも上方に突出する。
フック部材20の上側水平部23の上縁は、足場板本体2側の根本部分に位置し、基端側垂直部21の下端21lに沿った方向に延びる段差部25と、段差部25に連続し、上方に湾曲した湾曲部25とを有する。
段差部25は、足場板本体2の上面2uよりも上方に位置し、両者の高さレベルの差Aは、基端側垂直部21の下端21lと足場板本体2の下面2lとの高さの差Bと略一致する。また、段差部25の長さ方向の位置は、係止溝24の足場板本体2に対する最近位位置24pよりも足場板本体2側に位置する。すなわち、後述する足場板1の積層時に、基端側垂直部21の下端21lが段差部25に当接する(図11,図12参照)。
上記のように、足場板1の積層時に、基端側垂直部21の下端21lが段差部25に当接するため、下側に位置するフック部材の湾曲部26が、上方に位置する係止フック3の係止溝24内に配置される。足場板1の上下方向への積層については、詳細は後述する。
ロック部材30は、全体として、略円弧状に構成された金属片である。ロック部材30は、下端に下側突出部32を有し、下側突出部32から円弧状に形成された内側周縁33の上端に、上側突出部34を備える。内側周縁は、係止溝24と略同じ曲率に構成されている。また、ロック部材30の下側縁には、下側突出部32に連続し、上方に窪んだ逃げ部35が形成されている。逃げ部35の長さ方向寸法は、ロック部材30の上側縁36と略同じに構成されており、後述する積層時に、上側縁36が逃げ部35に収納可能である。
ロック部材30は、フック部材20の幅方向一端側に上下方向にスライド可能に設けられている。本実施形態では、ロック部材30は、長手方向に足場板1を連続して掛け渡したときに、ロック部材30が、2つの足場板1のフック部材20の外側に位置するように、係止フックの取り付け位置の幅方向にずらした側の面に取り付けられている。
ロック部材30は、図8に示すように、2つの長孔31を有しており、フック部材20に設けられた固定ピン27によってフック部材20に対して上下にスライド可能に取り付けられる。
ロック部材30は、フック部材20に対して、固定位置と解放位置との間で上下方向にスライドする。図8は解放位置にあるときのロック部材30とフック部材20の位置関係を示し、図9は、固定位置にあるときのロック部材30とフック部材20の位置関係を示す。
図8に示す解放位置では、ロック部材30の上側突出部34が係止溝24側に突出する。また、下側突出部32は、足場板本体2の下面よりも上方かつ係止溝24の足場板本体2に対する最近位位置24pよりも足場板本体2側に位置する。これにより、係止溝24の開口から水平部102を係止溝内に収容することができるとともに、係止溝24内において、上側突出部34が水平部102の外周面に当接して、ロック部材30のスライドを補助する。
また、図9に示す固定位置では、ロック部材30は、固定位置において、足場板本体2の上面よりも下側に位置決めされている。一方、ロック部材30の下側突出部32が係止溝24側に突出し、係止溝24内の水平部102の下側に回り込む。これにより、水平部102の脱落を防止することができる。したがって、吹き上げなどによる足場板1の落下を防止することができる。
また、逃げ部35は、足場板本体2の下面2lよりもわずかに上方に位置する。内側周縁33は、係止溝24の周面に沿って配置され、上側突出部34が係止溝24から退避した状態となる。上側突出部34は、足場板本体2の上面2uとほぼ同じ高さである。
係止フック3を水平材102に係合させるときは、ロック部材30を上側に移動させることにより、係止フック3の係合溝8aの下側を開放させて、水平材102を上側から係止フック3の係止溝24に嵌入させる。水平材102が係止溝24に入り込むと、上側突出部34が押されて、ロック部材30を下方向に移動し、下側突出部32が、水平材102の下側に突出する。
本実施形態にかかる足場板1は、上記の係止フック3の構造及び足場板本体2との位置関係により、がたつきなく複数枚を上下に積み重ねることができる。図10は、複数枚を積層した状態の足場板の左側面図である。図11は、複数枚を積層した状態の足場板の背面図である。図12は、複数枚を積層した状態の足場板の正面図である。
本実施形態にかかる足場板1は、ロック部材30をスライドさせて固定位置に配置した状態で積層する。この状態において、上記のように係止フック3は、湾曲部25を除く大部分が、足場板本体2の厚み寸法内に収まるため、足場板本体2を隙間なく上下に積み上げることができる。
すなわち、上下方向への積み重ね時において、足場板本体2の上下方向寸法が上下に連続する足場板1間の積層ピッチとなる。なお、本実施形態では、足場板本体2の上下方向寸法は42mmであり、水平材の外径寸法(45mm)よりも小さく構成されている。
また、フレーム材8の上板8a及び下板8cに設けられている凸部15及び凹部16が足場板1の積層時に互いに嵌り合う。これにより、足場板1の位置ずれを防止することができる。
係止フック3は、足場板本体2の幅方向位置において、いずれも同じ位置に設けられている。しかし、本実施形態では、足場板本体2の上面と水平材102が同じ高さとなるように、フック部材3を構成するため、足場板本体2の上方に湾曲部26が突出する。すなわち、フック部材3の上下方向寸法は、足場板本体2の積層ピッチよりも大きい。本実施形態にかかる足場板1の係止フック3は、フック部材20及びロック部材30の構成を工夫することにより、足場板本体2の上面を水平材102と同じ高さとし、且つ積層における干渉をフック部材20及びロック部材30の構成により回避することができる。
フック部材20は、上側水平部23の上縁は、段差部25と、段差部25に連続した湾曲部25とを有する。上記のように、段差部25は、足場板本体2の上面2uよりも上方に位置し、両者の高さレベルの差Aは、基端側垂直部21の下端21lと足場板本体2の下面2lとの高さの差Bと略一致する。また、段差部25の長さ方向の位置は、係止溝24の足場板本体2に対する最近位置24pよりも足場板本体2側に位置する。
これにより、足場板1の積層時に、基端側垂直部21の下端21lが段差部25に当接する。
基端側垂直部21の下端21lが段差部25に当接するため、下側に位置するフック部材の湾曲部26は、係止溝24内に配置される。また、積層時に先端側垂直部22の下端22aの下側に位置する部分は、湾曲部26の上端に比べて下がっているので、当該先端側垂直部22の先端22aが、湾曲部26と干渉することがない。さらに、湾曲部26が部分的に係止溝24内に位置することにより、足場板1の長さ方向への位置ずれを防止することもできる。
上記の構成により、フック部材20の干渉を防止することができ、足場板1を隙間が少なく上下方向に積み重ねることができる。また、ロック部材30は、フック部材20の幅方向の片面に配置されているため、ロック部材30とフック部材20とが干渉することはない。
ロック部材30は、上下方向寸法が、足場板本体2の上下方向寸法よりもわずかに長く構成されている。また、図9に示すように、ロック部材30は、固定位置において、足場板本体2の上面よりも下側に位置決めされている。これにより、ロック部材30の下端に位置する下側突出部32は、足場板本体2の下面よりも下側に位置することとなる。このため、本実施形態にかかる足場板1は、ロック部材30の下縁に逃げ部35を設けることで、ロック部材30同士の上下方向の干渉を防止する。
具体的には、ロック部材30の下側縁に位置する逃げ部35は、足場板本体2の下面2lよりもわずかに上方に位置する。すなわち、ロック部材の逃げ部35における上下方向寸法は、足場板本体2の上下方向寸法よりもわずかに短い。
また、逃げ部35は、ロック部材30の上側縁36と略同じ長さ方向寸法に構成されており、また、逃げ部35の上辺とロック部材30の上側縁36とは、互いに平行となるように、構成されている。これにより、積層時に、上側縁36が逃げ部35に収納可能である。したがって、ロック部材30同士の上下方向の干渉が防止される。
本実施形態にかかる足場板によれば、係止フック3のフック部20は、上端が上側に湾曲して構成された湾曲部26と基端側垂直部21の下端に沿った方向に延びる段差部25を有する上側水平部23を有するため、足場板1を上下方向に積み重ねたときに、基端側垂直部の下端21lが段差部25に当接しかつ、湾曲部26が係止溝24の開口内に配置される。
また、係止フックのフック部材30は、解放位置と固定位置との間で上下にスライド可能であり、下縁に逃げ部35を有するため、仮設足場用足場板を上下方向に積み重ねたときに、下方に積層された仮設足場用足場板の係止フックのロック部材の上端36を収容することができる。
このため、足場板本体の厚み寸法内に位置する係止フックにより、上下方向の積み重ね時に係止フックが干渉することがない。したがって、複数の仮設足場用足場板を水平方向に位置決めして積み重ねることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
1 足場板
2 足場板本体
3 係止フック
4 隙間閉塞部材
5 天板部
6 フレーム部
7 踏板
8 フレーム材
8a フレーム材上板
8b フレーム材中板
8c フレーム材下板
9 基端側端部
10 隙間
11 上面部
12 下面部
13 係止部材
14 補強溝
15 凸部
16 凹部
20 フック部材
21 基端側垂直部
22 先端側垂直部
23 上側水平部
24 係止溝
25 段差部
26 湾曲部
27 固定ピン
30 ロック部材
31 長孔
32 下側突出部
33 内側周縁
34 上側突出部
35 逃げ部
36 上側縁
100 仮設足場
101 支柱
102,102a 水平材
103 フランジ

Claims (5)

  1. 所定間隔ごとに取り付け部が設けられた支柱と、前記支柱の取り付け部に固定された水平材とを備える仮設足場用建枠の前記水平材間に掛け渡され、所定厚みを有する足場板本体と、足場板本体の両端から突出して取り付けられ前記水平材に係合可能な係止フックとを有する、仮設足場用足場板であって、
    前記係止フックは、
    前記足場板本体に接続する基端側垂直部と、前記基端側垂直部に平行な先端側垂直部と、前記先端側垂直部と基端側垂直部の間に位置し上側に湾曲する上側水平部と、前記先端側垂直部と基端側垂直部と上側水平部で囲まれて下方が開口した係止溝を有し、前記係止溝の上端が前記足場板本体の上面と同じ高さで、前記係止溝の下端が前記足場板本体の下面より上方に位置するように構成されたフック部材と、
    前記フック部材の基端側垂直部の幅方向一端に設けられ、前記足場板本体の下面よりも下方に延びて前記係止溝の開口を部分的に閉塞可能な固定位置と、前記足場板本体の下面よりも上側に位置する解放位置との間で前記フック部材に対して上下にスライド可能なロック部材と、を有し、
    前記フック部材の上側水平部は、前記足場板本体側の根本部分に前記基端側垂直部の下端に沿った方向に延びる段差部と、段差部に連続し上下方向に積層時に下側に位置するフック部材が前記係止溝内に配置されるように上方に湾曲した湾曲部とを有し、
    前記ロック部材は、前記積層時に、前記下方に積層された前記係止フックのロック部材の上端を収容可能な逃げ部を下縁に有することを特徴とする、仮設足場用足場板。
  2. 前記ロック部材は、基端側垂直部の幅方向側面に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の仮設足場用足場板。
  3. 前記足場板本体は、断面コの字状の踏板を幅方向に複数枚並べて配置した天板部と、
    前記天板部の周囲に設けられるフレーム部とを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮設足場用足場板。
  4. 前記天板部は、前記複数の踏板が隙間をおいて幅方向に並べて構成され、当該隙間に幅方向に延びる係止部材を天板部端部近傍に有することを特徴とする、請求項3に記載の仮設足場用足場板。
  5. 前記フレーム部は、前記天板部の端部に沿って配置される断面コの字状のフレーム部材で構成され、前記フレーム部材の上板及び下板に、互いに嵌り合う凹凸部を有することを特徴とする、請求項3又は4に記載の仮設足場用足場板。
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