JP2001311304A - 床付き布枠 - Google Patents

床付き布枠

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JP2001311304A
JP2001311304A JP2000132170A JP2000132170A JP2001311304A JP 2001311304 A JP2001311304 A JP 2001311304A JP 2000132170 A JP2000132170 A JP 2000132170A JP 2000132170 A JP2000132170 A JP 2000132170A JP 2001311304 A JP2001311304 A JP 2001311304A
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純二 稲森
Shinji Yoshida
信二 吉田
Yasunori Kikuchi
保実 菊地
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G1/00Scaffolds primarily resting on the ground
    • E04G1/15Scaffolds primarily resting on the ground essentially comprising special means for supporting or forming platforms; Platforms
    • E04G2001/156Stackable platforms

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬などに際して数段に積み重ねた際に、荷
くずれを防止できるようにした床付き布枠を提供する。 【解決手段】 矩形板状をなし、両端部に足場の横地6
に係止されるつかみ金具4と外れ止め金具5をそれぞれ
有する。外れ止め金具5は、支持枠12とこの支持枠1
2に支持される落下錠13とで構成する。支持枠12に
上側支持ピン15と案内孔16、落下錠13に下側支持
ピン17と案内孔14をそれぞれ設ける。上側支持ピン
15を案内孔14に、下側支持ピン17を案内孔16に
それぞれ係合し、これらの支持ピン15,17と案内孔
14,16にガイドされて落下錠13が横地6の下側に
突出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に建築・土木
などの工事現場で作業床や作業員の通路などとして構築
される仮設足場の足場板として使用される床付き布枠に
関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場などで作業床や作業員の通路な
どとして構築される仮設足場として、例えば図5に図示
するように鋼管からなる複数本の建地30を桁行き方向
に所定間隔おきに、また、2本の建地30をはり間方向
に所定間隔をおいてそれぞれ建て付け、かつ桁行き方向
に隣接する各建地30,30間には鋼管からなる布地3
1を、はり間方向に隣接する2本の建地30,30間に
は鋼管からなる横地32をそれぞれ架け渡し、さらに各
横地32間に足場板33をそれぞれ架け渡して構築され
る鋼管足場が知られている。
【0003】また、この種の鋼管足場で使用される足場
板としては、例えば図6と図7に図示するような床付き
布枠34が知られ、一般に平行に伸びる2本の布材35
の両端部を梁材36で連結して細長い平面長方形状の布
枠(図省略)を形成し、この布枠に床板37を取り付
け、さらに長手方向の両端部に横地32に係止されるつ
かみ金具38と横地32の下方に大きく突出する外れ止
め39をそれぞれ取り付けて構成されている。
【0004】つかみ金具38は、例えば図7(a),
(b)に図示するように折り曲げ加工などによる補強は
特にされず、単に一枚の鋼板で平板状に形成され、側面
部にリベット等による支持ピン40が2個突設されてい
る。
【0005】一方、外れ止め39は、つかみ金具38と
同様につかみ金具38より薄めの1枚鋼板で平板状に形
成され、1個または2個の案内孔41が形成されてい
る。そして、2個の支持ピン40が案内孔41に係合さ
れていることで、外れ止め39はつかみ金具38の側面
を自由に上下移動し、かつ横地32の下方に大きく突出
することによりつかみ金具38が横地32から外れない
ようになっている。
【0006】また特に、つかみ金具38と外れ止め39
がともに、例えば図8(a)〜(c)に図示するように
溝形状(ボックス状)に折り曲げて補強されている場合
もある。
【0007】ところで、こうして構成された床付き布枠
を運搬したり、あるいは現地のストックヤード等に収納
しておいたりするには、例えば図9(a),(b)に図
示するように、数段に積み重ね、バンドルとよばれる結
束材で数枚ごとに束ねられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外れ止め39
は、図示するようにつかみ金具38より突出して他方の
つかみ金具にあたるため、積み重ねによっては例えば図
9(a)に図示するように横ずれ、荷くずれをおこす要
因になっていた。
【0009】特に、つかみ金具38と外れ止め39が溝
形状(ボックス状)に折り曲げて形成されている場合に
は、積み重ねた当初から床付き布枠はかなり横ずれした
状態にあるため、さらに荷くずれをおこす要因になって
いた。
【0010】また、1個の案内孔41に2本の支持ピン
40が挿入され、この2本の支持ピン40でガイドさ
れ、案内孔41の長さの範囲で外れ止め39がつかみ金
具38の側面を上下移動する構成になっているので、外
れ止め39を横地32の下方に可能な限り大きく突出さ
せてつかみ金具38が横地32から外れないようにする
には、案内孔41を長くすることから外れ止め39を大
きくする必要があり、これに伴ってつかみ金具38な
ど、他の部材も大きくする必要があるため、積み重ねた
ときの荷が嵩んで荷くずれを起こしやすいだけでなく、
運搬費および材料費が嵩んで制作コストが嵩む等の課題
もあった。
【0011】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、特に運搬時などに際して、安定性が高
く、荷くずれを起こしにくい床付き布枠を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、この発明に係る床付き布枠は、請求項
1として、足場の横地に係止されるつかみ金具と外れ止
め金具をそれぞれ設け、外れ止め金具は支持枠とこの支
持枠に支持された落下錠とで構成し、支持枠と落下錠の
双方に支持ピンと案内孔をそれぞれ設け、かつ支持枠の
支持ピンを落下錠の案内孔に、落下錠の支持ピンを支持
枠の案内孔にそれぞれ係合し、落下錠が案内孔と支持ピ
ンにガイドされて横地の下側に突出するように構成す
る。
【0013】請求項2として、請求項1の床付き布枠に
おいて、支持枠と落下錠をそれぞれ平板状に形成する。
【0014】請求項3として、請求項1の床付き布枠に
おいて、支持枠を断面略溝形状に、落下錠を平板状にそ
れぞれ形成する。
【0015】請求項4として、請求項1、2または3の
床付き布枠において、落下錠を支持枠に収納できるよう
に取り付ける。
【0016】請求項5として、請求項1、2、3または
4の床付き布枠において、落下錠を横地の上に仮置きで
きるように取り付ける。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、この発明に係る床
付き布枠の一例を示し、図1において、床付き布枠1は
布枠2の上に床板3を、長手方向の両端部につかみ金具
4と外れ止め金具5をそれぞれ有して横長の平面長方形
板状に構成されている。
【0018】また、このように構成された床付き布枠1
は、例えば図5に図示するような鋼管足場枠の横地32
(以下「横地6」という)に両端のつかみ金具4をそれ
ぞれ引っかけて各横地6,6間に架け渡されている。
【0019】布枠2は平行に延びる2本の布材7の両端
部間に梁材8をそれぞれ架け渡し、かつ布材7,7の中
間部間に横中桟10を、また梁材8,8の中間部間には
必要に応じて縦中桟9をそれぞれ架け渡して平面矩形格
子状に形成されている。なお、縦中桟9は布枠2の横幅
が大きい場合(500mm程度)に取り付けられてい
る。
【0020】布材7と縦中桟9はそれぞれ、床板3の幅
方向の縁端部を下側に折り曲げて断面略L字状に形成さ
れている。また、横中残10は断面略L字状に形成さ
れ、両側の布材7と縦中桟9間にそれぞれ架け渡されて
いる。
【0021】梁材8は布枠2の内側に真横に開口する断
面略溝状に形成され、両側の布材7とその間の縦中桟9
との端部間にそれぞれ連続して架け渡されている。
【0022】また、梁材8の縁端部には、梁材8と横地
6間の隙間Aを塞ぐための塞ぎ部11が突設されてい
る。塞ぎ部11は、図示するように例えば梁材8の縁端
部8aを曲げ加工する等して横地6の上側に突出させ、
横地6の上に重なるようにたっている。
【0023】床板3は幅方向の両縁端部に前述するよう
な布材7と縦中桟9を、その間に長手方向に連続する複
数の補強リブ3aをそれぞれ有し、かつ全体に補強と滑
り止めを主な目的とするエンボス加工(凹凸加工)が施
されている。
【0024】つかみ金具4は、係合可能なU字状の係合
溝4aを先端部に有し、鋳造または鍛造によって、ある
いは単に1枚鋼板などから平板状に形成され、かつ布材
7の長手方向の両端部(布枠2の各コーナ部)に取り付
けられている。
【0025】外れ止め金具5は、例えば図2と図3に図
示するように支持枠12とこの支持枠12に支持されて
いる落下錠13とで構成され、支持枠12は断面略溝形
状(ボックス形状)に形成され、梁材8の内側に取り付
けられている。
【0026】また、落下錠13は横地6の円周方向に細
長い略三日月形の板状に形成され、支持枠12の左右フ
ランジ12a,12a間に案内孔14を貫通する上側支
持ピン15と案内孔16を貫通する下側支持ピン17と
によって支持され、先端部分13aが梁材8の側部に形
成されたスリット18から横地6の斜め下側に向かって
突出している。
【0027】上側支持ピン15は支持枠12に、下側支
持ピン17は落下錠13にそれぞれ突設され、また案内
孔14は落下錠13に、案内孔16は支持枠12の左右
フランジ12a,12aにそれぞれ形成されている。
【0028】また、案内孔14は下側支持ピン17の略
斜め上方に上下方向に細長い長孔状に、また案内孔16
は上側支持ピン15の下側に落下錠13の長手方向に細
長い長孔状にそれぞれ形成されている。
【0029】さらに、案内孔16の上端部には案内孔1
6の軸直角方向に細長い案内孔19が案内孔16と連続
して形成されている。なお、上側支持ピン15と下側支
持ピン17は、例えばリベット等で形成されている。
【0030】このように構成されていることで、図2
(a)に図示するように落下錠13は、案内孔14と上
側支持ピン15および案内孔16と下側支持ピン17と
によってガイドされて、横地6の円周方向に一定範囲
(案内孔14および16の長さの範囲)移動し、梁材8
のスリット18から横地6の下側に大きく突出できるよ
うになっている。
【0031】また特に、落下錠13は支持枠12に、1
個の案内孔に1個の支持ピンをそれぞれ挿入して支持さ
れているので、案内孔が短くても落下錠の移動距離を孔
一杯に確保することができる。
【0032】これにより、床付き布枠1が横地6,6間
に架け渡されている間、落下錠13を横地6の下側に大
きく突出させることで、つかみ金具4は横地6から外れ
ることはない。
【0033】また、落下錠13は支持枠12内、すなわ
ち梁材8内に押し込んで収納できるように支持されてい
るので、落下錠13の先端部分13aがスリット18か
らわずかに突出している状態で床付き布枠1の端部を軽
く押し上げることにより、押し上げた側のつかみ金具4
は横地6から簡単に外れる。
【0034】さらに、図2(b)に図示するように、落
下錠13は上側支持ピン15を軸に横地6側に一定範囲
(案内孔19の長さの範囲)回転することにより、先端
部分13aがスリット18から横地6の上側に大きく突
出できるようになっている。
【0035】これにより、つかみ金具4が横地6から外
されている側の落下錠13を、その先端部分13aをス
リット18からわずかに突出させた状態で、上側支持ピ
ン15を軸に横地6側に回転させて梁材8の上に大きく
引き出し、横地6の上に仮置き(あずけ置き)できるの
で、床付き布枠1を特に手で支えなくても反対側のつか
み金具4を軽く上に押し上げるだけで、つかみ金具4を
横地6から簡単に外すことができる。よって、床付き布
枠1の取り外しも簡単にできる。
【0036】また、床付き布枠を運搬したり、あるいは
現地のストックヤード等に収納するために、数段に積み
重ねる場合、落下錠13を横ずれ防止用のガイドにして
数段に積み重ねても、落下錠13は1枚鋼板で形成され
ているので、横ずれは少なく、荷くずれを防止できる。
【0037】なお、図4(a)〜(e)は支持枠の他の
例を示し、また、図4(f)〜(j)は落下錠13の他
の例を示し、いずれも支持ピンと案内孔の形状、位置な
どが異なっている。
【0038】
【発明の効果】この発明は以上説明した通りであり、特
に外れ止め金具の支持枠と落下錠の双方に支持ピンと案
内孔がそれぞれ設けられ、支持枠の支持ピンが落下錠の
案内孔に、落下錠の支持ピンが支持枠の案内孔にそれぞ
れ係合され、この案内孔と支持ピンにガイドされて落下
錠が横地の下側に突出するように構成されているので、
案内孔が短くても落下錠の移動距離を孔一杯に確保する
ことができる。
【0039】このため、床付き布枠が横地に架け渡され
ている間、落下錠を横地の下方に大きく突出させること
で、つかみ金具4が横地から外れるのを確実に防止でき
る。
【0040】また、案内孔が短くても落下錠の移動距離
を孔一杯に確保することができるため、落下錠を小さく
することができ、これに伴って梁材などの他の部材も小
さくすることができる。したがって、全体的にも小さく
(薄く)できるため、運搬などに際して数段に積み重ね
ても荷が嵩ばらず、荷くずれを起こしにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る床付き布枠の一例を示し、
(a)はその一部破断平面図、(b)は端部側面図であ
る。
【図2】この発明に係る床付き布枠の一例を示し、
(a),(b)はその端部縦断面図、(c)は(b)に
おけるイ−イ線断面図、(d)は支持枠の側面図、
(e)は落下錠の側面図である。
【図3】この発明に係る床付き布枠の一例を示し、複数
の床付き布枠を重ねた状態を示す縦断面図である。
【図4】(a)〜(e)は支持枠の他の例を示す側面
図、(f)〜(j)はは落下錠の他の例を示す側面図で
ある。
【図5】鋼管足場の一例を示す一部斜視図である。
【図6】従来の床付き布枠の一例を示し、(a)その一
部平面図、(b)その一部拡大平面図である。
【図7】従来の床付き布枠の一例を示し、(a)その一
部側面図、(b)その一部端面図である。
【図8】従来の床付き布枠の一例を示し、(a)その一
部平面図、(b)その一部側面図、(c)その一部端面
図である。
【図9】(a)(b)は従来の床付き布枠を数段に積み
重ねた状態を示す端面図である。
【符号の説明】
1 床付き布枠 2 布枠 3 床板 4 つかみ金具 5 外れ止め金具 6 横地 7 布材 8 梁材 9 縦中桟 10 横中桟 11 塞ぎ部 12 支持枠 13 落下錠 14 案内孔 15 上側支持ピン 16 案内孔 17 下側支持ピン 18 スリット 19 案内孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場の横地に係止されるつかみ金具と外
    れ止め金具をそれぞれ有する床付き布枠において、外れ
    止め金具は支持枠とこの支持枠に支持された落下錠とで
    構成され、支持枠と落下錠の双方に支持ピンと案内孔が
    それぞれ設けられ、支持枠の支持ピンが落下錠の案内孔
    に、落下錠の支持ピンが支持枠の案内孔にそれぞれ係合
    され、落下錠は案内孔と支持ピンにガイドされて横地の
    下側に突出するように構成されていることを特徴とする
    床付き布枠。
  2. 【請求項2】 支持枠と落下錠はともに平板状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の床付き布枠。
  3. 【請求項3】 支持枠は断面略溝形状に、落下錠は平板
    状にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の床付き布枠。
  4. 【請求項4】 落下錠は支持枠に収納できるように支持
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    の床付き布枠。
  5. 【請求項5】 落下錠は横地の上に仮置きできるように
    支持されていることを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載の床付き布枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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