JP2019182614A - シート積載装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シートを処理トレイ74からスタックトレイ171に排出する際に摺動性が悪い場合でも正常にシートを排出できるシート積載装置および画像形成システムを提供する。【課題手段】ジョブの最初に処理トレイ74に載置されるシート(シート束SB1の最下シート)及び/又はスタックトレイ171に既に載置されているシート(SB0)の最上シートの印字率が高い場合に、最下シートとスタックトレイ171との間にシート仕切り紙S1を介した状態でシートSB1を処理トレイ74からスタックトレイ171に排出する。【選択図】図5

Description

本発明は、例えばインクジェット方式等の画像形成部で印刷を行われたシートを集積するシート積載装置及び画像形成システムに関する。
従来から、画像形成装置でシートに対して印刷処理を行い、印刷されたシートを処理トレイに一旦載置して、綴じ処理やシフト排紙処理等の後処理を行い、スタックトレイに排出を行う画像形成システムは知られている(例えば、特許文献1)。このような画像形成システムでは近年、画像形成部がインクジェット方式のものも増えており、インクジェット方式で印刷されたシートに対して後処理を施すシステムも知られている(例えば、特許文献2)。
特開2015−16970号公報 特開2017−132636号公報
上記特許文献のようにインクジェット方式でシートに印刷処理を施す場合に多量のインクを用いて印刷すると(例えば全面ベタ画像を印刷)、後処理装置でシートを処理し、処理トレイからスタックトレイに排出する際にシート(シート束を形成する際はジョブの最初に処理トレイに排出されるシート)と処理トレイ、スタックトレイもしくはスタックトレイ上に既に載置されているシートとの間の摺動性が悪く、正常に排出できない可能性がある。
また、これから処理されるシートではなく、スタックトレイ上に既に載置されているシートの内、最上シートが多量のインクを用いて印刷されたシートであった場合、これから排出するシートとこの最上シートとの間の摺動性が悪く、正常に排出できない可能性がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートを処理トレイからスタックトレイに排出する際に摺動性が悪い場合でも正常に排出が可能なシート積載装置および画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のシート積載装置は、画像形成装置で印刷処理が施されたシートを積載するシート積載装置であって、画像形成装置から受け取ったシートを載置する第1シート載置手段と、第1シート載置手段に載置されたシートを所定に排出方向に排出する排出手段と、排出手段によって排出されたシートを載置する第2シート載置手段と、第1シート載置手段及び/又は第2シート載置手段に仕切り紙を排出する仕切り紙排出手段と、第1シート載置手段から第2シート載置手段にシートを排出するジョブにおいて最初に第1シート載置手段に載置されるシート及び/又は第2シート載置手段に既に載置されている最上シートに対する、画像形成装置による印字率が所定値よりも高い場合に、仕切り紙排出手段で仕切り紙を排出し、該シートと第2シート載置手段との間に仕切り紙を介した状態で第1シート載置手段から第2シート載置手段に該シートを排出することを特徴とする。
本発明のシート積載装置および画像形成システムは、処理トレイ(第1シート載置手段)からスタックトレイ(第2シート載置手段)にシートを排出する際に摺動性が悪い場合でも仕切り紙を介して排出をするため、正常にシートの排出を行うことができる。
本実施形態の画像形成システムの全体構成の断面図。 本実施形態の後処理ユニットの束形成処理における動作図。 本実施形態の後処理ユニットの図2に続く動作図。 本実施形態の制御構成を示すブロック図。 本実施形態の束形成処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態の後処理ユニットの束形成処理における動作の変形例。 本実施形態のスタックトレイ上のシート有無検知機構を示す図。 本実施形態の画像形成システムの全体構成の変形例。
以下に、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。尚、添付図面において、本明細書全体を通して同一又は類似の構成要素には、同様の参照符号を付して表すこととする。
図1は、本発明によるシート処理装置を備えた画像形成システムの全体構成を概略的に示している。同図に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置Aと、これに併設されるシート処理装置Bとから構成される。画像形成装置Aは、給紙ユニット10、画像形成ユニット20と画像読取ユニット30とで構成される。シート処理装置Bは、中継搬送ユニット60とシート後処理ユニット70とで構成される。
<給紙ユニット>
給紙ユニット10は、画像形成装置Aの下部側に設けられており、それぞれ異なるサイズの画像形成用シートを収納する複数のカセット機構10a,10b,10c,10dで構成され、図示しない本体制御部から指定されたサイズのシートを給紙経路P1に繰り出す。各カセット機構10a,10b,10c,10dは給紙ユニット10から着脱可能に設置され、それぞれ内部のシートを1枚ずつ分離する分離機構と、シートを繰り出す給紙機構とが内蔵されている。カセット機構のいずれか(本実施形態ではカセット10dとする)には、仕切り紙として使用する安価な薄紙が格納されており、必要に応じて仕切り紙として後処理ユニット70に搬送される。
給紙経路P1には、大容量カセット10eと、手差しトレイ10fとが接続されている。この大容量カセット10eと手差しトレイ10fとは、装置ハウジング1の一方側の側方(図1における右側)に設けられており、装置ハウジング1には各々に対応するシート供給口(給紙開口)16,17が設けられている。大容量カセット10eは、大量に消費するサイズのシートを収納するオプションユニットで構成される。手差しトレイ10fは、分離給送が困難な厚紙シート、コーティングシート、フィルムシートなどの特殊シートを供給可能なように構成される。
給紙経路P1には、各カセット機構10a,10b,10c,10dおよび大容量カセット10eから(給紙経路P1a,P1e等を経由して)供給されるシートを下流側に給送する搬送ローラ対11と、経路端部には各シートを先端揃えするレジストローラ対12とが設けられている。
各カセット機構10a,10b,10c,10dおよび大容量カセット10eにはそれぞれピックアップローラ13と搬送ローラ対14とが設けられており、シートを1枚ずつ給紙経路P1に供給する。装置ハウジング1内で手差しトレイ10fのシート供給口17の近傍には、搬送ローラ対15が設けられており、ユーザによって手差し供給されたシートをレジストローラ対11に向けて搬送する。
<画像形成ユニット>
画像形成ユニット20は、カセット機構10aの上部で、搬送パスP2上に設けられており、例えばインクジェット方式の印刷部を備えている。画像形成部21は搬送パスP2を挟んで搬送ベルト22と対向する位置に設けられている。画像形成部21は搬送パスP2に沿って搬送ベルト22に支持されて搬送されるシートにインクなどの液体を噴射することによりシートに液体を付着させて印刷する。本実施形態の画像形成部21は、シートの搬送方向と交差(直交)する幅方向に亘ってインクを同時に噴射可能なラインヘッドで構成されている。
なお、本願の画像形成部はインクジェット方式に限定されることはなく、例えば静電印刷機構であって、回転する感光ドラムと、その周囲に配置された、光学ビームを発光する発光器、現像器、クリーナーとを備えた構成としてもよい。その場合、感光ドラムに発光器で光学的に潜像を形成し、この潜像に現像器を用いてトナーを付着させる。この感光ドラムに画像形成するタイミングに合わせて、搬送パスP2にシート搬送し、転写チャージャーで該シート上に画像を転写し、シート搬送方向下流側に配置されている定着ローラで定着させる。
画像形成処理が施されたシートは、シート反転パスP3か、第1排出部40aに排出するための搬送パスP4か、中継搬送ユニット60に搬送するための搬送パスP5に搬送される。経路切換部23は、シートの搬送先に応じて不図示のフラッパーガイドが移動し、シートを搬送パスP3,P4,P5のいずれかに案内する。
シート反転パスP3は、シートの表裏を反転させるための搬送パスで、両面印刷の際に使用したり、片面印刷でも、フェイスダウン(シートの印刷面を下に向けた状態)で後述するシート後処理装置70に搬送したりする場合に用いる。
搬送パスP4はシートを第1排出部40aに排出するための搬送パスである。シートを第1排出部40aに排出する場合は、経路切換部23により搬送パスP2から搬送パスP4にシートが受け渡され、シートの印刷面(両面印刷の場合は2回目に印刷した面)が下方を向いたフェイスダウンの状態でシートがシート載置面(載置部)41に排出される。搬送パスP4は、略水平の搬送パスP2から経路切換部23を起点に上方に湾曲(円弧を描くように)しており、そこから(装置ハウジング1に設けられた)シート排出口24に向かうように形成されている。
シートが中継搬送ユニット60に搬送される場合は、経路切換部23による経路の切り替えは行わず、シートは搬送パスP2に沿ってストレートに搬送される。なお、シートを中継搬送ユニット60に搬送する際に、フェイスアップ(シートの印刷面を上に向けた状態)で搬送する場合はシート反転パスP3による反転処理は行わずに、フェイスダウンで搬送する場合はシート反転パスP3を用いてシートの表裏を反転してから搬送する。
<画像読取ユニット>
画像読取ユニット30は、第1排出部40aおよび搬送パスP4の上部に設けられており、原稿の画像を読み取る画像読取部33と、給紙される原稿を載置する原稿給紙トレイ31と画像読取部33で読取済みの原稿が排出される原稿排紙トレイ32とで構成される。画像読取ユニット30は画像読取部33で読み取った原稿画像を画像データに光電変換して、電気信号として画像形成ユニットへ出力する。なお、原稿を載置するプラテンと、プラテンに沿って往復動するキャリッジと、キャリッジに設けられた画像読取部33とを用いて原稿の画像を読み取ってもよい。
<中継搬送ユニット>
中継搬送ユニット60は、画像形成ユニット20で画像形成処理されたシートを後処理ユニット70側に搬送するためのユニットで、経路切換部61を有している。経路切換部61は、シートを後処理ユニット70のスタックトレイ171(第3排出部40c)に排出するための搬送パスP5と、シートを後処理ユニット70のユニットハウジング71上面のシート載置面71a(第2排出部40b)に排出するための搬送パスP6と、で搬送パスを切り替える。
スタックトレイ171とシート載置部71aとの切り替えについては、シートに対して綴じ処理等の後処理を行うか否かで切り替える。本実施形態では、シート載置面71aに対してシートをストレートに排出するため、シートをフェイスダウンで排出したい場合は第1排出部40aに、フェイスアップで排出したい場合は第2排出部40bに排出するようにモード分けしてもよい。なお、搬送パスP6に設けられた排出ローラ63がシート搬送方向と直交する方向に移動可能に構成された場合は、第2排出部40bではシートを幅方向(搬送方向と直交する方向)にシフトさせることでジョグ排紙をすることができる。
<後処理ユニット>
後処理ユニット70は、中継搬送ユニット60から受け取ったシートに対して綴じ処理等の後処理を施すユニットである。本実施形態の後処理ユニットは、搬送された複数のシートを部揃え集積してシート束を形成し、そのシート束に対して綴じ処理をするシート綴じ処理機構が搭載されている。
後処理ユニット70はユニットハウジング71内に、シート供給口72、搬送パスP15、排紙ローラ73、処理トレイ74、シート搬入部材75a、75b、ステープル綴じ処理部76、シート端規制部材77、シート幅整合部材79、および束排出部材78が格納され、シート供給口72の反対側に上下動可能なスタックトレイ171が設けられている。
シート搬入部材はパドル75aとベルト75bとで構成され、処理トレイ74上のシート後端(排紙ローラ73により搬送されるシート搬送方向における上流側端部)をシート端規制部材77に突き当てる方向にシートを搬送するための部材である。パドル75aおよびベルト75bはそれぞれシートから離間した退避位置とシートに接触して回転する作動位置との間で移動可能に構成され、作動位置において図3における反時計回り方向に回転することでシートを搬送する。
幅整合部材79はシート幅方向におけるシート両端縁側に一対の移動可能な整合部材で構成され、シート幅方向の端縁から離間した退避位置と、シート幅方向の端縁に接触してシートをシート幅方向に移動させる作動位置との間で移動可能に構成されている。なお、必ずしも両側の整合部材が移動する必要はなく、一方整合部材は固定の規制部材で、他方の整合部材のみが移動して固定の規制部材に対してシート幅整合を行うようにしてもよい。また、他方の整合部材はシート幅方向の端縁に接触して移動する必要はなく、シート上面に接触してシート幅方向に移動可能な部材や、シート幅方向にシートを搬送するローラ部材を設けることでシート幅整合動作は可能である。
ステープル綴じ処理部76は、処理トレイ74上でシート搬送方向およびシート幅方向において整合・集積されたシート束に対して綴じ処理を行うものである。ステープル綴じ処理部76はシート幅方向において移動可能に構成され、シート束のコーナ部やシート端規制部材77に接触するシート端縁の所定の位置に綴じ処理が可能である。なお、本実施形態ではステープル針を用いた針綴じ機構を採用しているが、ステープル針を用いない針無し綴じ機構を採用してもよく、針綴じ機構と針無し綴じ機構とをそれぞれ後処理ユニット70のフロント側とリア側にそれぞれ設けて、ユーザの設定に応じて針綴じと針無し綴じとを切り替えるようにしてもよい。
束排出部材78はシート束の後端縁を押し出すことで処理トレイ74上のシート束をスタックトレイ171に排出する。束排出部材78は、シート束が形成されるまでは処理トレイ74の下方に退避しており、処理トレイ74上でシート束が形成された後に(綴じ処理を行う場合は綴じ処理を行った後)ガイド部材78aに沿って移動することでシート束の後端縁に接触して、シート束をスタックトレイ171に向けて押し出すように構成されている。
なお、ここまで記載した排紙ローラ73、処理トレイ74、シート搬入部材75a、75b、ステープル綴じ処理部76、シート端規制部材77、シート幅整合部材79、および束排出部材78の構成の詳細は、例えば特開2015−16970等に記載されており、針綴じのみならず、針無し綴じやパンチ(穴あけ)、折り処理等のさまざまな後処理ユニットを適用することが可能である。また、綴じ処理を行わずにシートを幅方向(シート搬送方向と直交する方向)にシフトしてスタックトレイ171に排出することもでき、これも後処理に含めることができる。シートを幅方向にシフトさせる場合は、幅整合部材79で整合する位置を変更するか、排紙ローラ対73がシート幅方向にシフトする機構によりシートの排出位置を変更することで達成できる。
本実施形態では、画像形成部20によって画像形成処理されたシートを処理トレイ74に集積してシート束を形成し、そのシート束をスタックトレイ171に束排出する際に、処理トレイ74及び/又はスタックトレイ171上のシートと束排出されるシート束との間に仕切り紙を挟んで排出することで、シート束の束排出動作をスムーズに行うことができる。
特に、シート束の中で処理トレイ74に接する最下シート(束内ジョブの1枚目)の下面側(処理トレイ74側の面)の印字率が高い(シートの広範囲において画像形成部20によるインク吐出量が多い)場合、最下シートのμが高く、シート束とスタックトレイ171に既に積載されているシートとの摺動性が悪く束排出不良を起こす可能性がある。よって、スタックトレイ171に既にシートが積載されている状態で次に排出するシート束の最下シートの印字率が高い場合は、仕切り紙を処理トレイ74及び/又はスタックトレイ171に排出した状態で、仕切り紙の上にシート束を形成し、その後シート束をスタックトレイ171に排出する。
なお、最下シートの印字率が高く、束排出するシート束と処理トレイ74もしくは束排出するシート束とスタックトレイ171との間の摺動性が悪い場合は1束目のシート束形成時から仕切り紙を用いてもよい。本実施形態では、スタックトレイ171に不図示のリブが設けられており、排出されるシートとの接触面積が小さくなっていることでシートとスタックトレイ171との摺動性を向上させている。
また、束排出に際して最も悪い条件は以下の通りである。(1)シートサイズ(シート束排出方向におけるシート長さ)が大きい。(2)シート束を形成する際の束内シート枚数が多い(綴じ処理を行う場合は綴じ枚数が多い)。(3)最下シートの印字率が高い(広範囲にわたりインク吐出量が多く、含水率が高い)。(4)スタックトレイ171上に既にシートが積載されている。本実施形態では、以上の条件を全て満たす場合(図5に示すフローチャートのSt01〜St04で全てYesの場合)に仕切り紙を用いて束排出処理を行うが、1つでも条件を満たしていたり、各条件を組み合わせたりした場合に仕切り紙を用いてもよい。条件を満たさない場合(図5のフローチャートのSt01〜St04のいずれかがNoの場合)は、従来通り処理トレイ74上にシート束を形成して綴じ処理を実行し(図5のSt09)、シート束をスタックトレイ171に束排出する(図5のSt10)。
なお、本実施形態では、(1)シート束排出方向におけるシート長さがA4の長手方向の長さ以上のシートについてはシートサイズが大きいと判定する。また(2)束形成枚数については10枚以上で多いと判定する。また(3)最下シートの印字率については、画像データがシートの70%以上の範囲にある場合は、印字率が高くインク吐出量が多いと判定する。そして(4)スタックトレイ171にシートが有るか否かについては、図7に示す通り、スタックトレイ171上にシート有無検知レバー172が設けられており、後述する第2制御CPU87がシート有無検知レバー172の検知結果を受信することでシート有無を判定する。なお、図7(A)はシート無し、図7(B)はシート有りの状態である。以上の判定に用いる閾値については上述した内容に限定されることはなく、装置の性能等に合わせて適宜設定できることは言うまでもない。
以下、図2および図3を用いて、上記条件を満たしており、仕切り紙を用いて束排出処理を行う動作を説明する。図2(A)は、スタックトレイ171にシート束SB0が既に積載されており、次のシート束形成のジョブを待っている状態である。この状態でシート束形成のジョブが入力されると、仕切り紙S1をカセット10dから供給する(図2(B)、図5のSt05)。排紙ローラ73により、仕切り紙S1を処理トレイ74上(およびスタックトレイ171上)に排出した後に、パドル75aが退避位置から作動位置に移動して掻き込むことで、仕切り紙S1の後端(排紙ローラ73による搬送方向上流側の端部)をシート端規制部材77に近づける方向に移動させる(図2(C))。
パドル75aは、仕切り紙S1の後端がシート端規制部材77に当接する前に仕切り紙S1から離間する。本実施形態では、仕切り紙S1を20mmだけシート端規制部材77側に搬送した時点でパドル75aを退避位置に移動させる(図5のSt06)。仕切り紙S1の後端をシート端規制部材77に当接させてしまうと、その後(仕切り紙S1上に形成した)シート束SB1に綴じ処理を行う時にシート束SB1だけでなく仕切り紙S1も一緒に綴じてしまうため、仕切り紙S1の後端はシート端規制部材77に当接しない位置で搬送を止める必要がある。言い換えると、仕切り紙S1は、シート束SB1に対する綴じ処理が施されるエリア外に排出されていればよい。
なお、仕切り紙S1が排紙ローラ73から排出されて処理トレイ74上に載置された状態(パドル75aによる掻き込みをしない状態)で、次に排出されるシート(シート束SB1の最下シート)の先端が仕切り紙S1の後端の上部を通過して排出される場合(最下シートの先端が仕切り紙S1の後端に当たったり、仕切り紙S1の下に潜り込んだりしない場合)は、パドル75aによる掻き込み動作は不要である。本実施形態のように、最下シートを確実に仕切り紙S1の上に排出したい場合は、仕切り紙S1の後端を、排紙ローラ73の直下の位置とシート端規制部材77との間の位置に位置づけるまでパドル75aで掻き込み動作を行ってパドル75aを退避位置に移動させればよい。
図2(C)で仕切り紙S1を処理トレイ74上にセットしたら、仕切り紙S1の上にシート束SB1を形成する(図3(A))。シート束SB1を形成する際は、シートを1枚ずつ処理トレイ74上(仕切り紙S1上)に排出して、パドル75aおよびベルト75bでシート後端をシート端規制部材77に突き当て、ベルト75bでシート上面を抑えている状態で幅整合部材79によってシート幅方向の整合を行う。この動作を束枚数分繰り返し、仕切り紙S1上にシート束SB1が形成されたら、ステープル綴じ処理部76によってシート束SB1のみに対して綴じ処理を行う(図5のSt07)。
綴じ処理が施された後に、シート束押出し部材78がガイド部材78aに沿って移動することで、シート束SB1および仕切り紙S1をスタックトレイ171に向けて押し出して束排出し、一連の動作を終了する(図3(B)、図5のSt08)。束排出を行う際は、スタックトレイ171上に既に積載されているシート束SB0の最上シートとシート束SB1の最下シートとの間に仕切り紙S1が介在しているため、最下シートの印字率が高い場合でも摺動負荷が抑えられ、スムーズに束排出をすることができる。また、上述した通り、仕切り紙S1の後端とシート束SB1の後端とをずらしているため、スタックトレイ171にシート束SB1および仕切り紙S1を束排出すると、シート束SB0とシート束SB1との間の仕切り紙S1のシート先端部が飛び出した状態で集積されることで容易にシート束SB1と仕切り紙S1との区別をすることができる。
なお、本実施形態では、ステープル綴じ部材76による綴じ処理を行う態様を示したが、綴じ処理を行わずに、処理トレイ74でシート束を形成し、幅方向にシフトして束排出するモードにおいても束排出するシート束の最下シートの印字率が高い場合は仕切り紙S1を用いるとスムーズに束排出することができる。その際は、仕切り紙S1をシート束SB1と共にステープル綴じしてしまうことがないので、仕切り紙S1の後端をシート端規制部材77に突き当てても良い。ただし、シート束SB1と仕切り紙S1とのシートサイズが同じ場合は、シート束SB1と仕切り紙S1との区別が付き難くなってしまうため、シート束SB1のシートサイズと異なるシートサイズの仕切り紙S1を用いることが望ましい。もしシートサイズが同一の場合は、上述したように仕切り紙S1の後端位置とシート束SB1の後端位置とをずらすことでシート束SB1と仕切り紙S1との区別をすることができる。
本実施形態の後処理ユニット70(および中継搬送ユニット60)は、画像形成装置100の側方で置台50の上に設置されている。置台50は設置部51と脚部52と開口53とで構成され、画像形成装置100の側方に設けられたフック部材54を開口53に引っかけることで固定する。設置部51は不図示のスライドレールが設けられており、後処理ユニット70は図1の左右方向にスライド移動可能に構成されている。後処理ユニット70(および中継搬送ユニット60)が画像形成装置100から離間することで、シートが詰まった際のジャム解処理を行うことができる。
後処理ユニット70が設置部51の先端側へ移動した際は、置台50に対して反時計回り方向に力がかかるが、脚部52がフック部材54と画像形成装置100の側面部1cに支えられれるため、置台50が倒れることはない。
<排出部>
本実施形態では、処理されたシートを排出する排出部が複数設けられている。第1排出部40aは、上述した通り、画像形成部20によって画像形成処理されたシートをフェイスダウンでストレート排出するか、シート反転パスP3でシートの表裏を反転してフェイスアップで排出するための排出部である。第1排出部40aは画像形成装置Aの所謂胴内排紙部であって、装置ハウジング1の立ち面1a、天井面1bおよび載置面41で区画された空間で構成される。
第2排出部40bは、後処理ユニット70のユニットハウジング上面71aを用いた排出部で、画像形成部20によって画像形成処理されたシートをフェイスアップでストレート排出するか、シート反転パスP3でシートの表裏を反転してフェイスダウンで排出する。つまり、第1排出部40aと第2排出部40bとはユーザの設定によってどちらにも排出可能にされるが、生産性を考えると、フェイスダウンの場合は第1排出部40aへ、フェイスアップの場合は第2排出部40bへ排出することが望ましい。
また、画像形成部20による画像形成処理によってシートに付着するインクの量(印字率)によって第1排出部40aに排出するか第2排出部40b排出するかを振り分けることも可能である。例えば、印字率が低い場合はシートに付着したインクを乾燥させる必要が無いので、上述の通りフェイスダウンの場合は第1排出部40aへ、フェイスアップの場合は第2排出部40bへそのまま排出する。しかし、印字率が高い場合はシートに付着したインクを乾燥させる必要があるため、一旦シート反転パスP3にシートを搬送して排出までの時間を稼ぐことでシートを乾燥させる。シートをシート反転パスP3で搬送した後は第1排出部40aへはフェイスアップのシートが排出され、第2排出部40bへはフェイスダウンのシートが排出される。なお、シート反転パスP3にファン等の乾燥部材を設けるとより乾燥効果を高めることができる。
第3排出部40cは後処理ユニット70のスタックトレイ171で、後処理ユニット70で後処理されたシートが排出される。このスタックトレイ171は昇降可能に構成されており、シート積載量に応じて昇降する。また、本実施形態の後処理ユニット70はシートを幅方向にシフトさせる機構を有しているため、ステープル綴じ処理をしなくてもスタックトレイ171上でシートを幅方向にシフトさせた状態で排出させることができる。
また、本実施形態では、印字率の高いシートについて上述したように後処理ユニット70による処理を行う構成が開示されているが、さらに印字率が高いシート(例えば、濃い色の全面ベタ画像等が印刷されたシート)は、後処理ユニット70での処理が行うことができないため、このようなシートは第1排出部40aか第2排出部40bに排出されるようにしてもよい。
また、後処理ユニット70で後処理を行う場合はストレート排出に比べて生産性が落ちてしまう。よって、生産性重視のモードの場合も第1排出部40aか第2排出部40bに排出するようにしてもよい。
<制御構成>
図4は、本実施形態の画像形成システム100の制御構成を示した図である。画像形成装置Aとシート処理装置Bとはそれぞれ制御CPU81、87を有しており、相互に情報をやりとりすることができる。画像形成装置A側の第1制御CPU81は、画像形成制御部82と、第1駆動制御部83と、読取制御部84と第1信号制御部85に接続されている。第1制御CPU81は読取制御部84から受け取った印刷データを画像形成制御部82に送り、画像形成制御部82は画像形成部(印字ヘッド)21を制御して画像形成処理を行う。また、第1制御CPU81は第1信号制御部85に接続された各種センサからの入力情報(シート端部の検知等)に応じて第1駆動制御部に命令を出し、シートを搬送するローラの駆動モータやフラッパーガイド駆動部を制御してシートを搬送する。また、第1制御CPU81は、ユーザからの印刷モード、排出モード、後処理モード等の情報を入力する入力部86と接続されており、入力された情報に応じて各制御部を制御し、またシート処理装置Bの第2制御CPU87にモード情報を送信する。
入力部86からは「画像形成モード」と「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードはカラー・モノクロ印刷、両面・片面印刷などのモード設定と、シートサイズ、シート紙質、プリントアウト部数、拡大・縮小印刷、などの画像形成条件を設定する。また「後処理モード」は、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ処理モード」「エコ綴じ処理モード」「ジョグ仕分けモード」などに設定する。なお図示の装置には「マニュアル綴じモード」が設けられ、このモードは画像形成ユニットAの第1制御CPU81とは別にオフラインでシート束の綴じ処理動作を実行する。
シート処理装置B側の第2制御CPU87は後処理ユニット70に設けられており、この第2制御CPU87で後処理ユニット70だけではく中継搬送ユニット60の動作も制御する。第2制御CPU87は、第2駆動制御部88と第2信号制御部89とに接続されており、第2制御CPU81は第2信号制御部89に接続された各種センサからの入力情報(シート端部の検知等)に応じて第2駆動制御部に命令を出し、シートを搬送するローラの駆動モータやフラッパーガイド駆動部を制御してシートを搬送する。また、第2駆動制御部88は綴じ駆動制御部、幅整合駆動制御部や掻込み駆動制御部とも接続されており、後処理動作を実行させる。
また、第1制御CPU81は第2制御CPU87に後処理モードとシート枚数情報(束形成枚数)、部数情報及び画像形成するシートのサイズや厚さ等のシート種類情報などをデータ転送する。これと同時に第1制御CPU81は画像形成を終了する都度、ジョブ終了信号を第2制御CPU87に転送する。また、本実施形態では、印刷情報、特にシートに対するインクの吐出量の情報(印字率情報)を第2制御CPU87に転送する。印刷情報は、シートに対するインクの吐出量の他に、画像読取ユニットCで読み取った画像情報、もしくはその画像情報から算出したインク吐出量等が含まれる。ここで、上述する印字率とは、シートサイズに対する画像データの面積から求めることができる。よって、印字率が高いとは、例えば、シート全体の70%に画像データが存在し、シートに対してインクが吐出される部分が多いため、印字率が高いと判断される。
第2制御CPU87は、第1制御CPU81から受け取ったシート枚数情報、部数情報、シート種類情報や印刷情報に基づいて仕切り紙が必要か否かを判定し、仕切り紙が必要な場合は第2制御CPU87から第1制御CPU81に対して画像形成動作前に仕切り紙を後処理ユニット70に搬送するように命令を出し、カセット10dから仕切り紙を画像形成装置100から後処理ユニット70に搬送する。
上述した実施形態では、束形成処理の際に仕切り紙を用いるか否かの判定で、一回の束形成枚数の多さで判定する例(図5のSt02)を示したが、シートの厚さ情報と組み合わせて、所定よりもシート束の重量が重い場合に仕切り紙を用いるようにしてもよい。また、シート厚が薄すぎて束形成枚数が少ない場合は、シート束SB1を束排出する際にシート束のコシが弱く、シート束SB1の最下シートとシート束SB0の最上シートとの間の摩擦係数に負けてしまう場合があるので、シート厚が所定より薄く束形成枚数が所定より少ない場合も仕切り紙を用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、スタックトレイ171上にシートが有る場合に仕切り紙を用いる例を示したが、仕切り紙は用いずに、シート束の最下シートの印字率が高い場合は、スタックトレイ171にシートが無い場合のみ束排出が可能となるようにしてもよい。その場合、第1制御CPU81がユーザからジョブを受け取って、最下シート(一枚目)の印字率が高いと判断したら、第2制御CPU87からシート有無検知レバー172による検知結果を受け取り、スタックトレイ171上にシートが無ければジョブを実行し、シートが有る場合はジョブを実行せずに、不図示の表示部に「スタックトレイからシートを取り除いてください」等のメッセージを表示し、スタックトレイ171からシートが取り除かれたらジョブを実行する。
また、本実施形態では、高濃度の印刷データがシートの広範囲にわたって印刷される場合は印字率が高いと判断され、仕切り紙を用いる例を示したが、最下シートのみを低濃度で印刷して仕切り紙を用いないようにしてもよい。このような仕切り紙を用いない態様は、カセット10dに仕切り紙用のシートが格納されていない場合に有効である。
また、本実施形態では、束排出するシート束の最下シートの印字率が高い場合に仕切り紙を用いる例を示したが、例えば図2、図3に示すシート束SB0とシート束SB1とを連続して束形成し束排出する場合、シート束SB1の最下シートの印字率が低くても、シート束SB0の最上シートの上面側(シート束SB1が排出された際のシート束SB1側の面)の印字率が高い場合は仕切り紙S1を用いてシート束SB1を束排出するとシート束SB0の最上シートとの摺動性が良くなりスムーズに束排出をすることができる。
なお、この場合はシート束SB0を排出してから所定時間以上経過するとシート束SB0の最上シートが乾燥するため、シート束SB0を排出してから所定時間以上経過してからシート束SB1を形成して束排出する場合は仕切り紙を用いなくてもよい。また、シート束SB1の最下シートとシート束SB0の最上シートとの両方とも印字率が高い場合は当然仕切り紙を用いてシート束SB1の束排出を行う。
さらに、本実施形態では、スタックトレイ171に不図示の突起を形成し、排出されるシートとの接触面積を減らしている構成を示したが、排出されるシートとスタックトレイ171との摺動性が良くない構成においては、スタックトレイ171上にシートが無くても、シート束の最下シートの印字率が高い場合は仕切り紙を用いて束形成処理を行って束排出することでスムーズに束排出することができる。
なお、本実施形態において仕切り紙S1はシート束と同じサイズのシートを用いる例を示したが、シートの印刷エリアをカバーできる大きさであれば十分であり、印刷エリアの全てをカバーできなくても、印刷エリアの中で特にインク吐出量の多いエリアをカバーできるサイズであればよい。その場合は、パドル75aや幅整合部材79を用いて、印刷エリアに応じて仕切り紙をセットする位置を変化させることが望ましい。
また、本実施形態では、処理トレイ74からスタックトレイ171にシート束を束排出する例を示したが、処理トレイ74からスタックトレイ171に一枚のシートを排出する際も仕切り紙を用いることができる。その場合、排出されるシートの印字率やシート種類に応じて仕切り紙を用いるか否かを判断し、必要であれば仕切り紙を介した状態でシートを処理トレイ74からスタックトレイ171に排出する。つまり、1枚シートを排出する際は、そのシートが「ジョブの最初のシート」となる。
なお、本実施形態では、一枚のシートをスタックトレイ171に排出する際も処理トレイ74に一旦シートを載置してからスタックトレイ171に排出する構成であるが、シートを処理トレイ74に載置せずに直接スタックトレイ171に排出してもよい。その場合は、処理トレイ74のスタックトレイ171側の端部に搬送ローラ等の部材を設ける。そして、スタックトレイ171に排出するシート及び/又はスタックトレイ171に載置されている最上シートの印字率が高い場合は、スタックトレイ171の最上シートの上に仕切り紙S1を排出し、その後印刷されたシートを仕切り紙S1の上に排出する。
本実施形態では、図2、図3に示すように仕切り紙S1を処理トレイ74上に載置した状態でシート束SB1を形成する構成を示したが、図6に示すようにスタックトレイSB0上に仕切り紙S1を排出してからシート束SB1を束形成するようにしてもよい。
図2、図3の構成では、シート束SB1の最下シートと処理トレイ74との間の摺動性を良くする効果も得られるが、最下シートと処理トレイ74との間の摺動性に問題が無ければ仕切り紙S1を予めシート束SB0上に排出しておいてもよい。
この態様では、これから形成するシート束SB1の最下シートの印字率が高いか、既にスタックトレイ171に積載されているシート束SB0の最上シートの印字率が高いと判断されたら、画像形成装置100のカセット10dから仕切り紙S1を後処理ユニット70に搬送し、排紙ローラ73により処理トレイ74に排出する。仕切り紙S1が処理トレイ74に排出されたら、パドル75aで仕切り紙S1をシート端規制部材77側へ搬送する(図6(A))。
次に、シート束押出し部材78で仕切り紙S1をスタックトレイ171に排出する(図6(B))。その後、従来と同じように処理トレイ上74でシート束SB1を形成して必要に応じて綴じ処理を行い(図6(C))、シート束SB1をシート束押出し部材78によりスタックトレイ171の仕切り紙S1の上に束排出する(図6(D))。
なお、本実施形態の後処理ユニット70では、仕切り紙S1のみをスタックトレイ171に排出する際にシート束押出し部材78を用いて排出し、その後シート束SB1を形成するため、図2、図3に示すようにシート束SB1と仕切り紙S1とを同時に束排出する方が処理効率は良い。もし処理トレイ74の端部(シート端規制部材77の反対側)にシートをスタックトレイ171側に排出する排出部材(例えば、シートに対して接離可能な排出ローラや、パドル75aが処理トレイ74の端部に設けられていればパドル75aでも可)が設けられている場合は、仕切り紙S1を一度逆搬送する必要がないため、処理効率の問題は生じない。
また、図8は中継搬送ユニット60の変形例である。図8に示すように、画像形成装置100内に搬送パスP2から、搬送パスP4、搬送パスP5または搬送パスP6に経路を切り替える経路切換部23が設けられている場合は、搬送パスP5と搬送パスP6の出口にそれぞれ連結するように中継搬送ユニット60を設ければよい。この場合、搬送パスP6が搬送パスP2から連続するストレートパスとなる。
また、本実施形態では仕切り紙S1が画像形成装置100側のカセット10dに格納されている例を示したが、後処理ユニット70に仕切り紙S1を格納するトレイを設けても良い。
また、本実施形態では仕切り紙S1が処理トレイ74とスタックトレイ171とに跨って排出される態様と仕切り紙S1がスタックトレイ171上に排出される態様とを示したが、処理トレイ74がシート排出方向に長い場合は、仕切り紙S1を処理トレイ74上のみに排出し、シート束SB1と共にスタックトレイ171に排出されるようにしてもよい。
100 画像形成システム
A 画像形成装置
B シート処理装置
1 装置ハウジング
10 給紙ユニット
20 画像形成ユニット
30 画像読取ユニット
40a 第1排出部
40b 第2排出部
40c 第3排出部
50 置台
60 中継搬送ユニット
70 後処理ユニット
71 ユニットハウジング
73 排紙ローラ
74 処理トレイ
75a パドル
75b ベルト
76 ステープル綴じ処理部
77 シート端規制部材
78 シート束押出し部材
79 幅整合部材
81 第1制御CPU
87 第2制御CPU
171 スタックトレイ
172 シート有無検知レバー
S1 仕切り紙
SB1 シート束
SB0 シート束

Claims (4)

  1. 画像形成装置で印刷処理が施されたシートを積載するシート積載装置において、
    前記画像形成装置から受け取ったシートを載置する第1シート載置手段と、
    前記第1シート載置手段に載置されたシートを所定に排出方向に排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出されたシートを載置する第2シート載置手段と、
    前記第1シート載置手段及び/又は前記第2シート載置手段に仕切り紙を排出する仕切り紙排出手段と、
    前記第1シート載置手段から前記第2シート載置手段にシートを排出するジョブにおいて最初に前記第1シート載置手段に載置されるシート及び/又は前記第2シート載置手段に既に載置されている最上シートに対する、前記画像形成装置による印字率が所定値よりも高い場合に、前記仕切り紙排出手段で仕切り紙を排出し、該シートと前記第2シート載置手段との間に仕切り紙を介した状態で前記第1シート載置手段から前記第2シート載置手段に該シートを排出することを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記排出手段は、前記第1シート載置手段に載置された仕切り紙と、印刷処理が施されて該仕切り紙上に載置されたシートとを併せて前記第1シート載置手段から前記第2シート載置手段に排出することを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記第1シート載置手段は前記画像形成装置で印刷処理が施された複数枚のシートでシート束を形成するシート束形成手段と、前記シート束形成手段によって形成されたシート束に所定エリアで綴じ処理を施す綴じ手段とを有しており、
    前記シート束に対して前記綴じ手段で綴じ処理を施す場合、前記仕切り紙排出手段は、仕切り紙を前記所定エリア外に排出することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
  4. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送られたシートを積載するシート積載装置と、を備え、
    前記シート積載装置が、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート積載装置であることを特徴とする画像形成システム。
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