JP2019182451A - 巻取シートの包装装置 - Google Patents
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Description
前記ケーシングの上面に形成され、巻取シートを長手方向に挿入可能である挿入口と、
前記挿入口からの前記巻取シートを下方へ案内する案内通路と、
前記案内通路から前記巻取シートを取出し可能に前記ケーシングの正面に形成されている取出し口と、
前記ケーシング内に配設され、前記案内通路の上端部を前記傾動壁部側において区画する区画壁部と、
前記区画壁部に対して前記傾動壁部側に配設され、前記傾動壁部が傾動位置にあるときに開放される前記ケーシングの開放部から前記ケーシング内に装填される包装袋の束を、該包装袋の開口端を上側にして、吊るす吊り具と、
先端部に押圧板を回動可能に有し、前記傾動壁部の内面側に支持され、前記傾動壁部の閉鎖位置では、前記束の最前の包装袋の前記開口端が前記案内通路内に位置するように、前記押圧板により前記束をその後ろ側から前記区画壁部の下端部の方へ押圧する押圧手段と、
前記最前の包装袋にその開口端より差込み可能である差込み片を先端部に有し、前記差込み片が前記最前の包装袋の開口端より上に位置する第1回動位置と前記最前の包装袋内にその開口端より挿入されて前記開口端を強制開口させる第2回動位置との間で回動可能に前記ケーシング内に支持される強制開口手段と、
前記案内通路の下端を区画する棚板と、
前記ケーシングから外に突出して、足の踏込みにより揺動して、前記強制開口手段を回動させるペダルと、
を備えることを特徴とする。
また、包装袋に挿入された巻取りシートは、包装装置の正面に設けられた取出し口から取出すことができるので、包装された巻取りシートを取出しやすい。
図1は、カレンダー15を包装する包装装置1を斜め正面上方から見た斜視図である。包装装置1は、上下の端において開口するケーシング本体2と、ケーシング本体2の上端開口を覆うカバー4と、ケーシング本体2の下端開口を覆う底板5とを備える。ケーシング本体2、カバー4及び底板5は、包装装置1のケーシングを構成する。
包装装置1は、長尺の巻取シートの一例として巻物状態のカレンダー15を、包装袋としての透明ビニール袋25内に装填して包装する機能を有する。透明ビニール袋25は、束28としてケーシング本体2内にセットされる。
作業者が、包装装置1でカレンダー15を透明ビニール袋25に包装する作業の概略を説明する。
図2は、正面パネル3aを取り外した状態で包装装置1の内部を包装装置1の正面視の方向から示す図である。
作業者は、揺動蓋部10aをヒンジ51の回りの回転方向Raに回動して、ケーシング本体2の右上端部を開放する。次に、直立位置の傾動壁部58の上端を把持して、傾動壁部58を回転方向Rbの回りに外側に倒して、傾動位置にする。直立位置及び傾動位置は、傾動壁部58がそれぞれケーシングの内部を開放及び閉鎖するので、それぞれ閉鎖位置及び開放位置に相当する。
図3は、操作手段60を包装装置1の側方視の方向から示す図である。図3には、連結手段62の下部のみが示されている。図2と図3とを参照して、操作手段60及び連結手段62について説明する。
図4は、包装装置1の正面視の方向から見た押圧手段54の拡大図である。押圧手段54は、基端側において傾動壁部58の内面側に取り付けられて、傾動壁部58と一体に傾動する。押圧手段54は、上側リンク81、下側リンク82及び押圧板85を備える。上側リンク81及び下側リンク82の基端は、傾動壁部58の上側長孔77及び下側長孔78に案内可能にかつ回転可能に支持されている。上側リンク81の先端部は、下側リンク82の中間部に回動可能に結合している。押圧板85は、下側リンク82の先端部に回動可能に結合している。
図6及び図7はそれぞれ強制開口手段53を第1回動位置及び第2回動位置にあるときの状態で示す図である。強制開口手段53は、拡開ガイド93、回転軸94、舌片96、及びねじりコイルばね98,99を有している。
作業者が、ペダル41を踏込んでいない状態では、拡開ガイド93は、ワイヤ73から下方への操作力を受けない。この結果、拡開ガイド93は、ねじりコイルばね98の付勢力により水平な位置に保持される。すなわち、強制開口手段53は、図7に示す第1回動位置にある。第1回動位置では、舌片96の先端は、透明ビニール袋25fの開口端29より上に位置し、延出部31に接触している。
La:ミシン目38と袋部30内のカレンダー15の上端との間の透明ビニール袋25の長さ
Lb:開口端29とミシン目38との間の長さ
Lc:開口端29と袋部30内のカレンダー15の上端との間の長さ
Wa:袋部30に巻物状に装填されているカレンダー15の外径(直径)
なお、La=Lb+Lcである。
実施形態では、透明ビニール袋25のミシン目38は、作業者が取出し口19から片手を入れて、カレンダー15の装填後の透明ビニール袋25を下に引っ張ることにより、分断されるようにしている。これに代えて、包装装置1内で、カレンダー15が透明ビニール袋25に装填されたときのカレンダー15の重量により透明ビニール袋25を自動で分断できるようにしてもよい。そのとき、挿通孔37とミシン目38とが、透明ビニール袋25の同一の長手方向位置に形成されていることは、ミシン目38lの自動分断上、有利である。挿通孔37の存在により、ミシン目38の長手方向位置の結合力が十分に低下するからである。
2 ケーシング本体
4 カバー
3a 正面パネル
3b 背面パネル
3c 側面パネル
5 底板
10a 揺動蓋部
10b 固定蓋部
14 挿入口
15 カレンダー
18 幅狭部
19 取出し口
22 クッションシート
25 透明ビニール袋
28 束
29 開口端
30 袋部
31 延出部
32 固着部
37 挿通孔
38 ミシン目
41 ペダル
42 ペダル開口
44 棚板
47 案内通路
50 区画壁部
51 ヒンジ
53 強制開口手段
54 押圧手段
55 吊り具
56 結合ピン
57 ストッパアーム
58 傾動壁部
59 固定壁部
60 操作手段
62 連結手段
65 回転軸
66 水平バー
67 起立板
68 ロール
70 引張コイルばね
73 ワイヤ
74 引張コイルばね
75 結合ピン
77 上側長孔
78 下側長孔
81 上側リンク
82 下側リンク
85 押圧板
88 板ばね
93 拡開ガイド
94 回転軸
96 舌片
97 回転軸
98 ねじりコイルばね
99 ねじりコイルばね
100 尾部
102 基板部
103 下張出し部
104 上張出し部
106 垂下縁
Claims (7)
- 左右一方の側に、上端を外側に傾動可能な傾動壁部を有するケーシングと、
前記ケーシングの上面に形成され、巻取シートを長手方向に挿入可能である挿入口と、
前記挿入口からの前記巻取シートを下方へ案内する案内通路と、
前記案内通路から前記巻取シートを取出し可能に前記ケーシングの正面に形成されている取出し口と、
前記ケーシング内に配設され、前記案内通路の上端部を前記傾動壁部側において区画する区画壁部と、
前記区画壁部に対して前記傾動壁部側に配設され、前記傾動壁部が傾動位置にあるときに開放される前記ケーシングの開放部から前記ケーシング内に装填される包装袋の束を、該包装袋の開口端を上側にして、吊るす吊り具と、
先端部に押圧板を回動可能に有し、前記傾動壁部の内面側に支持され、前記傾動壁部の閉鎖位置では、前記束の最前の包装袋の前記開口端が前記案内通路内に位置するように、前記押圧板により前記束をその後ろ側から前記区画壁部の下端部の方へ押圧する押圧手段と、
前記最前の包装袋にその開口端より差込み可能である差込み片を先端部に有し、前記差込み片が前記最前の包装袋の開口端より上に位置する第1回動位置と前記最前の包装袋内にその開口端より挿入されて前記開口端を強制開口させる第2回動位置との間で回動可能に前記ケーシング内に支持される強制開口手段と、
前記案内通路の下端を区画する棚板と、
前記ケーシングから外に突出して、足の踏込みにより揺動して、前記強制開口手段を回動させるペダルと、
を備えることを特徴とする巻取シートの包装装置。 - 前記包装袋は、前記開口端より延出する延出部を有し、
前記延出部には、前記包装袋の幅方向に延在するミシン目が形成され、
前記巻取シートが前記包装袋内に装填されたときの前記ミシン目と前記包装袋内の前記巻取シートの上端との前記包装袋の長手方向の長さが、前記巻取シートの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の巻取シートの包装装置。 - 前記包装袋の前記延出部には、前記吊り具が挿通される挿通孔が、前記ミシン目の箇所に形成され、
前記ミシン目は、前記巻取シートが前記包装袋内に装填されたときの重量で分断可能になっていることを特徴とする請求項2に記載の巻取シートの包装装置。 - 前記強制開口手段は、前記差込み片を先端部に取り付けられ、前記第2回動位置において前記先端部を前記最前の包装袋の内周側に進入させ、前記最前の包装袋の前記開口端を拡開しつつ、前記挿入口からの包装袋を案内する拡開ガイドを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の巻取シートの包装装置。
- 前記棚板の上面には、クッションシートが張られていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の巻取シートの包装装置。
- 前記区画壁部の前記案内通路側の面には、前記最前の包装袋の前記延出部を前記押圧板の方へ押圧する板ばねが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の巻取シートの包装装置。
- 前記案内通路は、前記ケーシングの正面視で前記挿入口から前記取出し口の上端までの範囲の幅が前記取出し口の幅より狭くなっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の巻取シートの包装装置。
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- 2018-04-04 JP JP2018072439A patent/JP7120601B2/ja active Active
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