JP2019182251A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動操舵制御機能を有する車両において、車両が停止している最中のハンドルの自動回転を抑制すること。【解決手段】車両に搭載される車両制御システムは、自動操舵制御装置、停止検知装置、及びオーバーライド検知装置を備える。自動操舵制御装置は、舵角指令値を決定し、実舵角が舵角指令値に追従するよう車両の操舵を制御する自動操舵制御を行う。停止検知装置は、車両が停止している停止状態を検知する。オーバーライド検知装置は、車両のドライバによるオーバーライド操作を検知する。停止状態においてオーバーライド操作が検知された場合、自動操舵制御装置は、車両が発進するまで、自動操舵制御による実舵角の変動を禁止する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される車両制御装置に関する。特に、本発明は、自動操舵制御を行う車両制御装置に関する。
特許文献1は、自動操舵装置を開示している。自動操舵装置は、指示舵角に応じて電動パワーステアリング装置のモータを制御し、実舵角を指示舵角に追従させるフィードバック制御を実行する。ドライバによってオーバーライド操作が行われた場合、自動操舵装置は、フィードバック制御を一時的に停止する。ドライバよるオーバーライド操作が終了すると、自動操舵装置は、フィードバック制御を再開する。フィードバック制御を再開してから所定の期間、自動操舵装置は、実舵角の角速度及び角加速度を制限する。
特許文献2は、車両の走行支援装置を開示している。走行支援装置は、車両を目標走行路に追従させる追従制御を行う。また、走行支援装置は、操舵角に基づいて、ドライバによるオーバーライド操作の有無を判定する。オーバーライド操作が有ると判定した場合、走行支援装置は、追従制御を停止する。
特許文献3は、車両の走行制御装置を開示している。走行制御装置は、操舵輪の舵角を検出し、検出舵角が目標舵角となるように操舵アクチュエータを制御する。目標舵角と検出舵角との差が所定値以上である場合、走行制御装置は、車両走行速度を所定速度以下に制限する。
特開2017−177944号公報 特開2011−031769号公報 特許第4624307号公報
上記の特許文献1に開示されている技術によれば、実舵角が舵角指令値(指示舵角)に追従するように自動操舵制御(フィードバック制御)が行われる。ドライバがオーバーライド操作を行うと、自動操舵制御は一時的に停止する。ドライバよるオーバーライド操作が終了すると、自動操舵制御は再開される。
ここで、車両が停止している場合について考える。車両が停止している最中にドライバがオーバーライド操作を行うと、自動操舵制御は一時的に停止する。そのオーバーライド操作によって、実舵角は舵角指令値とは異なる値に変化する。その後、オーバーライド操作が終了すると、自動操舵制御が再開される。この時、実舵角が舵角指令値と異なっていると、自動操舵制御によって、実舵角が舵角指令値に戻る。すなわち、ハンドルが勝手に回転する。
このように、車両停止中にドライバがオーバーライド操作を行い、その後ハンドルから手を放すと、ハンドルが勝手に回転する。そのようなハンドルの自動回転は、ドライバに違和感や不快感を覚えさせる。
本発明の1つの目的は、自動操舵制御機能を有する車両において、車両が停止している最中のハンドルの自動回転を抑制することができる技術を提供することにある。
第1の発明は、車両に搭載される車両制御システムを提供する。
前記車両制御システムは、
舵角指令値を決定し、実舵角が前記舵角指令値に追従するよう前記車両の操舵を制御する自動操舵制御を行う自動操舵制御装置と、
前記車両が停止している停止状態を検知する停止検知装置と、
前記車両のドライバによるオーバーライド操作を検知するオーバーライド検知装置と
を備える。
前記停止状態において前記オーバーライド操作が検知された場合、前記自動操舵制御装置は、前記車両が発進するまで、前記自動操舵制御による前記実舵角の変動を禁止する。
第2の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
前記停止状態において前記オーバーライド操作が検知されてから前記車両が発進するまでの期間、前記自動操舵制御装置は、前記自動操舵制御をONしたまま、前記舵角指令値を前記実舵角に設定する。
第3の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
前記停止状態において前記オーバーライド操作が検知されてから前記車両が発進するまでの期間、前記自動操舵制御装置は、前記自動操舵制御を一時的にOFFする。
第4の発明は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、更に次の特徴を有する。
前記車両制御システムは、更に、前記車両の走行を制御する自動走行制御装置を備える。
前記車両の自動発進時、前記自動走行制御装置は、前記舵角指令値と前記実舵角との差分の絶対値が第1閾値より大きいか否か判定する。
前記絶対値が前記第1閾値より大きい場合、前記自動走行制御装置は、前記絶対値が前記第1閾値以下である場合と比較して前記車両の速度を抑制する速度抑制制御を実施する。
第5の発明は、第4の発明において、更に次の特徴を有する。
前記自動走行制御装置は、前記絶対値が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下になるまで、前記速度抑制制御を継続する。
本発明によれば、停止状態においてオーバーライド操作が検知された場合、自動操舵制御装置は、車両が発進するまで、自動操舵制御による実舵角の変動を禁止する。停止状態におけるオーバーライド操作が終了したとしても、車両が発進するまでは、自動操舵制御による実舵角の変動は禁止される。従って、車両が停止している最中のハンドルの自動回転が抑制される。車両が停止している最中、実舵角は、ドライバによるオーバーライド操作を反映したまま維持される。従って、ドライバの違和感や不快感が抑制される。
本発明の実施の形態に係る車両制御システムの概要を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両及び車両制御システムの具体的な構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムによる処理の第1の例を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムによる処理の第1の例を示すフローチャートである。 図5中のステップS80における舵角指令値の切り替えの一例を示すタイミングチャートである。 図5中のステップS80における舵角指令値の切り替えの他の例を示すタイミングチャートである。 図5中のステップS40における舵角指令値の切り替えの一例を示すタイミングチャートである。 図5中のステップS40における舵角指令値の切り替えの他の例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムによる処理の第2の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における発進処理(ステップS100)の一例を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.概要
図1は、本実施の形態に係る車両制御システム10の概要を説明するための概念図である。車両制御システム10は、車両1に搭載されており、車両1の動作を制御する。より詳細には、車両制御システム10は、少なくとも、車両1の操舵を自動的に制御する「自動操舵制御」を行う。
車両1の操舵とは、車両1の車輪2の転舵を意味する。車輪2の舵角の目標値は、以下「舵角指令値θ」と呼ばれる。一方、車輪2の実際の舵角は、以下「実舵角θa」と呼ばれる。自動操舵制御において、車両制御システム10は、舵角指令値θを決定し、実舵角θaが舵角指令値θに追従するように車両1の操舵(つまり、車輪2の転舵)を行う。
例えば、車両制御システム10は、図1に示されるような目標パスPT(目標軌跡)を決定する。車両1が目標パスPTに追従するように走行するために必要な車輪2の舵角は、以下「目標パス舵角θpt」と呼ばれる。車両1の走行中、車両制御システム10は、目標パス舵角θptを算出し、舵角指令値θを目標パス舵角θptに設定する。そして、車両制御システム10は、実舵角θaが舵角指令値θ(=目標パス舵角θpt)に追従するように自動操舵制御を行う。すなわち、車両制御システム10は、車両1が目標パスPTに追従するように自動操舵制御を行う。
次に、車両1が停止している「停止状態」について考える。特に、停止状態において車両1のドライバが「オーバーライド操作」を行う場合について考える。本実施の形態におけるオーバーライド操作とは、ドライバによる能動的なハンドル操作である。
停止状態においてオーバーライド操作が行われると、実舵角θaは目標パス舵角θptとは異なる値に変化する。例えば、図1中のパスPORは、オーバーライド操作が行われた後の実舵角θaから予想される車両1のパス(軌跡)を表している。このパスPORは、目標パスPTからずれている。従来技術によれば、実舵角θaが目標パス舵角θptとは異なる状態でドライバがハンドルから手を放すと、自動操舵制御によって、実舵角θaが目標パス舵角θptに戻る。すなわち、ハンドルが勝手に回転する。そのようなハンドルの自動回転は、ドライバに違和感や不快感を覚えさせる。
そこで、本実施の形態に係る車両制御システム10は、停止状態においてオーバーライド操作が行われた場合、車両1が発進するまで、自動操舵制御による実舵角θaの変動を禁止する。停止状態におけるオーバーライド操作が終了したとしても、車両1が発進するまでは、自動操舵制御による実舵角θaの変動は禁止される。従って、車両1が停止している最中のハンドル3の自動回転が抑制される。車両1が停止している最中、実舵角θaは、ドライバによるオーバーライド操作を反映したまま維持される。従って、ドライバの違和感や不快感が抑制される。
図2は、本実施の形態に係る車両制御システム10の構成を概略的に示すブロック図である。車両制御システム10は、自動操舵制御装置20、停止検知装置30、及びオーバーライド検知装置40を備えている。
自動操舵制御装置20は、自動操舵制御を行う。つまり、自動操舵制御装置20は、舵角指令値θを決定し、実舵角θaが舵角指令値θに追従するよう車両1の操舵を制御する。停止検知装置30は、車両1が停止している停止状態を検知する。オーバーライド検知装置40は、車両1のドライバによるオーバーライド操作を検知する。停止状態においてオーバーライド操作が検知された場合、自動操舵制御装置20は、車両1が発進するまで、自動操舵制御による実舵角θaの変動を禁止する。これにより、上記の効果が得られる。
以下、本実施の形態に係る車両制御システム10について更に詳しく説明する。
2.車両制御システム
2−1.構成例
図3は、本実施の形態に係る車両1及び車両制御システム10の具体的な構成例を示すブロック図である。
車両1は、車輪2、ハンドル3(ステアリングホイール)、ステアリングシャフト4、ピニオンギア5、及びラックバー6を備えている。ハンドル3は、ドライバが操舵操作を行うために用いる操作部材である。ステアリングシャフト4の一端はハンドル3に連結されており、その他端はピニオンギア5に連結されている。ピニオンギア5は、ラックバー6と噛み合っている。ラックバー6の両端は、タイロッドを介して左右の車輪2に連結されている。ハンドル3の回転は、ステアリングシャフト4を介して、ピニオンギア5に伝達される。ピニオンギア5の回転運動はラックバー6の直線運動に変換され、それにより、車輪2の舵角(実舵角θa)が変化する。
車両制御システム10は、制御装置100、EPS(Electric Power Steering)装置110、走行装置120、センサ群130、及び運転環境情報取得装置140を備えている。
制御装置100は、プロセッサ及びメモリを備えるマイクロコンピュータである。制御装置100は、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。プロセッサがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより、制御装置100による各種処理が実現される。
EPS装置110は、車輪2を転舵する転舵装置である。より詳細には、EPS装置110は、電動モータを含んでおり、電動モータの回転によりトルクを生成する。例えば、電動モータは、変換機構を介してラックバー6に連結している。電動モータのロータが回転すると、変換機構は、その回転運動をラックバー6の直線運動に変換する。これにより、車輪2の舵角(実舵角θa)が変化する。このEPS装置110の動作は、制御装置100によって制御される。
走行装置120は、駆動装置と制動装置を含んでいる。駆動装置は、駆動力を発生させる動力源である。駆動装置としては、電動機やエンジンが例示される。制動装置は、制動力を発生させる。この走行装置120の動作は、制御装置100によって制御される。
センサ群130は、ハンドル角センサ131、操舵トルクセンサ132、舵角センサ133、車速センサ134、及びステアリングタッチセンサ135を含んでいる。
ハンドル角センサ131は、ハンドル3の操舵角であるハンドル角MAを検出する。ハンドル角センサ131は、ハンドル角MAを示す情報を制御装置100に出力する。
操舵トルクセンサ132は、ステアリングシャフト4に印加される操舵トルクMTを検出する。操舵トルクセンサ132は、操舵トルクMTを示す情報を制御装置100に出力する。
舵角センサ133は、車輪2の舵角に相当する実舵角θaを検出する。例えば、舵角センサ133は、EPS装置110の電動モータの回転角から実舵角θaを算出する。舵角センサ133は、実舵角θaを示す情報を制御装置100に出力する。
車速センサ134は、車両1の速度である車速Vを検出する。車輪速センサによって検出される各車輪2の回転速度から車速Vが算出されてもよい。車速センサ134は、車速Vを示す情報を制御装置100に出力する。
ステアリングタッチセンサ135は、車両1のドライバによるハンドル3の把持状態を検出する。ステアリングタッチセンサ135は、把持状態を示す情報を制御装置100に出力する。
運転環境情報取得装置140は、自動運転制御に必要な情報を取得する。自動運転制御に必要な情報は、車両1の運転環境を示す情報であり、以下「運転環境情報200」と呼ばれる。運転環境情報200は、位置情報、地図情報、周囲状況情報、車両状態情報、等を含む。位置情報は、車両1の位置を示す情報であり、例えばGPS(Global Positioning System)を利用することにより得られる。地図情報は、レーン配置や道路形状を示す。周囲状況情報は、車両1の周囲の状況を示す情報であり、カメラ、ライダー、レーダー等の外界センサを利用することにより得られる。例えば、周囲状況情報は、車両1の周囲の周辺車両や白線の情報を含む。車両状態情報は、車速V、横加速度、ヨーレート、等を含む。運転環境情報取得装置140は、取得した運転環境情報200を制御装置100に送る。
2−2.自動操舵制御装置20及び自動運転制御装置
制御装置100は、少なくとも上述の「自動操舵制御」を行う。自動操舵制御では、EPS装置110が利用される。具体的には、制御装置100は、車輪2の舵角の目標値である舵角指令値θを決定する。また、制御装置100は、舵角センサ133から実舵角θaの情報を取得する。そして、制御装置100は、実舵角θaが舵角指令値θに追従するようにEPS装置110の動作を制御する。
例えば、制御装置100は、車両1が目標パスPT(図1参照)に追従して走行するように自動操舵制御を行う。そのために、制御装置100は、運転環境情報200に基づいて、目標パスPT及び目標パス舵角θptを算出する。目標パスPT及び目標パス舵角θptの算出方法としては、様々なものが提案されている。本実施の形態では、その算出方法は特に限定されない。車両1の走行中、制御装置100は、舵角指令値θを目標パス舵角θptに設定する。そして、制御装置100は、実舵角θaが舵角指令値θ(=目標パス舵角θpt)に追従するようにEPS装置110の動作を制御する。これにより、車両1が目標パスPTに追従するように走行する。
制御装置100、EPS装置110、センサ群130(舵角センサ133)、及び運転環境情報取得装置140は、図2で示された「自動操舵制御装置20」を構成していると言える。
更に、制御装置100は、自動操舵制御に加えて、車両1の走行を制御する「自動走行制御」を行ってもよい。自動走行制御は、加速制御と減速制御を含む。制御装置100は、走行装置120(駆動装置、制動装置)の動作を制御することによって自動走行制御を行う。例えば、制御装置100は、車両1が目標パスPTに追従して走行するように自動走行制御を行う。制御装置100、センサ群130、及び運転環境情報取得装置140は、自動走行制御を行う「自動走行制御装置」を構成していると言える。
自動操舵制御装置20と自動走行制御装置は、車両1の自動運転を制御する「自動運転制御装置」を構成していると言える。
2−3.停止検知装置30
制御装置100は、車両1の停止状態を検知する停止検知処理を行う。具体的には、制御装置100は、車速センサ134から車速Vの情報を受け取る。車速Vがゼロの場合、制御装置100は、車両1が停止していると判断する。また、車速Vがゼロから増加した場合、制御装置100は、停止状態が終了し、車両1が発進したと判断する。
あるいは、制御装置100は、走行装置120に対する加速要求(駆動要求)の発生を、停止状態の終了及び車両1の発進とみなしてもよい。自動走行制御がONしている場合は、制御装置100(自動走行制御装置)が、加速要求を自動的に生成する。一方、自動走行制御がOFFしている場合、制御装置100は、ドライバによるアクセル操作に応じて加速要求を生成する。
制御装置100、走行装置120、及びセンサ群130(車速センサ134)は、図2で示された「停止検知装置30」を構成していると言える。
2−4.オーバーライド検知装置40
制御装置100は、ドライバによるオーバーライド操作を検知するオーバーライド検知処理を行う。オーバーライド操作は、ドライバによるハンドル3の能動的な操作である。例えば、次の第1〜第3条件の全てが成立した場合、制御装置100は、オーバーライド操作が行われたと判断する。一方、次の第1〜第3条件のうちいずれかが成立しない場合、制御装置100は、オーバーライド操作は行われていないと判断する。
第1条件:ドライバがハンドル3を把持している。
第2条件:操舵トルクMTが所定の閾値MTth以上である。
第3条件:舵角指令値θと実舵角θaとの差分の絶対値Δθ(=|θ−θa|)が所定の閾値Δθth以上である。
第1条件が成立するか否かは、ステアリングタッチセンサ135から得られる把持状態情報に基づいて判定可能である。第2条件が成立するか否かは、操舵トルクセンサ132から得られる操舵トルクMTの情報に基づいて判定可能である。第3条件が成立するか否かは、舵角センサ133から得られる実舵角θaの情報に基づいて判定可能である。
制御装置100及びセンサ群130は、図2で示された「オーバーライド検知装置40」を構成していると言える。
2−5.操舵アシスト制御
ドライバによる手動運転時、制御装置100は、ドライバによる操舵操作をアシストする操舵アシスト制御を行ってもよい。より詳細には、制御装置100は、操舵トルクMTや車速Vに基づいてアシストトルクを算出する。そして、制御装置100は、アシストトルクが得られるようにEPS装置110の動作を制御する。これにより、ドライバの操舵負担が軽減される。
3.車両制御システムによる処理例
3−1.第1の例
図4は、本実施の形態に係る車両制御システム10による処理の第1の例を説明するためのブロック図である。制御装置100(自動操舵制御装置20)は、自動操舵制御に関連する機能ブロックとして、目標パス舵角算出部101、舵角指令選択部102、及び追従制御部103を備えている。これら機能ブロックは、制御装置100のプロセッサがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
目標パス舵角算出部101は、運転環境情報200に基づいて、目標パス舵角θptを算出する。舵角指令選択部102は、目標パス舵角θptと実舵角θaのいずれか一方を舵角指令値θとして選択し、選択した舵角指令値θを追従制御部103に出力する。言い換えれば、舵角指令選択部102は、舵角指令値θを目標パス舵角θptと実舵角θaとの間で切り替える。追従制御部103は、実舵角θaが舵角指令値θに追従するようにEPS装置110の動作を制御する。
舵角指令選択部102による舵角指令値θの選択(切り替え)は、次の通りである。舵角指令選択部102は、停止検知装置30によって停止状態が検知されたか否か、及び、オーバーライド検知装置40によってオーバーライド操作が検知されたか否かを考慮する。
車両1が停止状態に無い場合、つまり、車両1が走行している場合、舵角指令選択部102は、目標パス舵角θptを舵角指令値θとして選択する(θ=θpt)。これにより、車両1は目標パスPTに追従するように走行する。車両1が停止状態となった後、オーバーライド操作が一度も行われていない場合、舵角指令選択部102は、目標パス舵角θptを舵角指令値θのまま維持する(θ=θpt)。
車両1が停止状態になった後、オーバーライド操作が検知されると、舵角指令選択部102は、実舵角θaを舵角指令値θとして選択する(θ=θa)。言い換えれば、舵角指令選択部102は、舵角指令値θを目標パス舵角θptから実舵角θaに切り替える。従って、追従制御部103は、実舵角θaが舵角指令値θ(=実舵角θa)に追従するようにEPS装置110の動作を制御する。これは、自動操舵制御によって実舵角θaが変動しないことを意味する。
一旦、実舵角θaを舵角指令値θとして選択すると、舵角指令選択部102は、車両1が発進するまで、その状態を維持する。つまり、停止状態においてオーバーライド操作が検知されてから車両1が発進するまでの期間、舵角指令選択部102は、舵角指令値θを実舵角θaのまま維持する(θ=θa)。従って、実舵角θaは、自動操舵制御によって変動せず、ドライバによるオーバーライド操作を反映したまま維持される。これにより、ドライバの違和感や不快感が抑制される。
車両1の発進が検知されると、つまり、停止状態の終了が検知されると、舵角指令選択部102は、再び、目標パス舵角θptを舵角指令値θとして選択する(θ=θpt)。言い換えれば、舵角指令選択部102は、舵角指令値θを実舵角θaから目標パス舵角θptに切り替える。これにより、車両1は目標パスPTに追従するように走行する。
図5は、第1の例を示すフローチャートである。図5に示される処理フローは、一定サイクル毎に繰り返し実行される。
ステップS10において、制御装置100は、自動操舵制御の機能がONされているかOFFされているかを判定する。例えば、ドライバは、スイッチ(図示されない)を用いて自動操舵制御の機能をON/OFFすることができる。自動操舵制御の機能がOFFされている場合(ステップS10;No)、処理は終了する。自動操舵制御の機能がONされている場合(ステップS10;Yes)、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、自動操舵制御装置20は、停止検知装置30によって停止状態が検知された否かを判定する。停止状態が検知されていない場合(ステップS20;No)、処理はステップS30に進む。
ステップS30において、自動操舵制御装置20は、オーバーライドフラグFLを“0”にリセットする。このオーバーライドフラグFLは、後に説明されるステップにおいて用いられる。その後、処理はステップS40に進む。
ステップS40において、自動操舵制御装置20は、自動操舵制御を行う。ここでは、自動操舵制御装置20は、目標パス舵角θptを舵角指令値θとして選択する(θ=θpt)。これにより、車両1は目標パスPTに追従するように走行する。そして、処理はステップS10に戻る。
一方、停止検知装置30によって停止状態が検知された場合(ステップS20;Yes)、処理はステップS50に進む。
ステップS50において、自動操舵制御装置20は、オーバーライドフラグFLが“1”か否かを判定する。オーバーライドフラグFLは、停止状態におけるオーバーライド操作の履歴の有無を示すフラグである。FL=0は、オーバーライド操作の履歴が無いことを意味する。一方、FL=1は、オーバーライド操作の履歴が有ることを意味する。オーバーライドフラグFLが“1”である場合(ステップS50;Yes)、処理はステップS80に進む。一方、オーバーライドフラグFLが“0”である場合(ステップS50;No)、処理はステップS60に進む。
ステップS60において、自動操舵制御装置20は、オーバーライド検知装置40によってオーバーライド操作が検知されたか否かを判定する。オーバーライド操作が検知されていない場合(ステップS60;No)、処理は上記のステップS40に進む。一方、オーバーライド操作が検知された場合(ステップS60;Yes)、処理はステップS70に進む。
ステップS70において、自動操舵制御装置20は、オーバーライドフラグFLを“1”に設定する。その後、処理はステップS80に進む。
ステップS80において、自動操舵制御装置20は、自動操舵制御を行う。ここでは、自動操舵制御装置20は、実舵角θaを舵角指令値θとして選択する(θ=θa)。従って、実舵角θaは、自動操舵制御によって変動しない。その後、処理はステップS90に進む。
ステップS90において、自動操舵制御装置20は、停止検知装置30によって車両1の発進(停止状態の終了)が検知された否かを判定する。車両1は、ドライバによるアクセル操作によって発進してもよいし、自動走行制御装置によって自動的に発進してもよい。車両1の発進が検知されていない場合(ステップS90;No)、処理はステップS10に戻る。一方、車両1の発進が検知された場合(ステップS90;Yes)、処理はステップS100に進む。
ステップS100において、発進処理が実施される。発進処理の例は、後述される。その後、処理はステップS10に戻る。
尚、上記のステップS80において舵角指令値θを目標パス舵角θptから実舵角θaに切り替える際、自動操舵制御装置20は、舵角指令値θを徐変させてもよい。舵角指令値θを徐変させることによって、ハンドル3の急激な挙動を抑えることが可能となる。
図6及び図7は、ステップS80における舵角指令値θの切り替えの例を示すタイミングチャートである。横軸は時間を表し、縦軸は舵角指令値θを表している。タイミングtsは、停止状態においてオーバーライド操作が検知されたタイミングを表している。例えば、レートリミッタを用いることによって、舵角指令値θを図6に示されるように徐変させることが可能となる。他の例として、ローパスフィルタを用いることによって、舵角指令値θを図7に示されるように徐変させることができる。
同様に、上記のステップS40において舵角指令値θを実舵角θaから目標パス舵角θptに切り替える際、自動操舵制御装置20は、舵角指令値θを徐変させてもよい。舵角指令値θを徐変させることによって、ハンドル3の急激な挙動を抑えることが可能となる。
図8及び図9は、ステップS40における舵角指令値θの切り替えの例を示すタイミングチャートである。横軸は時間を表し、縦軸は舵角指令値θを表している。タイミングteは、停止状態の終了が検知されたタイミングを表している。例えば、レートリミッタを用いることによって、舵角指令値θを図8に示されるように徐変させることが可能となる。他の例として、ローパスフィルタを用いることによって、舵角指令値θを図9に示されるように徐変させることができる。
以上に説明されたように、第1の例によれば、停止状態においてオーバーライド操作が検知されても、自動操舵制御装置20は、自動操舵制御をOFFしない。その代わり、自動操舵制御装置20は、オーバーライド操作が検知されてから車両1が発進するまでの期間、自動操舵制御をONしたまま、舵角指令値θを実舵角θaに設定する(θ=θa)。
これにより、オーバーライド操作が検知されてから車両1が発進するまでの期間、自動操舵制御による実舵角θaの変動が禁止されることになる。停止状態におけるオーバーライド操作が終了したとしても、車両1が発進するまでは、自動操舵制御による実舵角θaの変動は禁止される。言い換えれば、車両1が停止している最中、実舵角θaは、ドライバによるオーバーライド操作を反映したまま維持される。従って、ドライバの違和感や不快感が抑制される。
また、第1の例によれば、停止状態においてオーバーライド操作が行われても、自動操舵制御はOFFせず継続する。従って、自動操舵制御を再開する操作が不要となる。
更に、第1の例によれば、停止状態においてオーバーライド操作が終了した後においても、自動操舵制御が実舵角θaを維持するように働く。従って、停止状態においてオーバーライド操作が終了したとき、路面勾配等によってハンドル3が自動的に回転することも防止される。
3−2.第2の例
図10は、本実施の形態に係る車両制御システム10による処理の第2の例を示すフローチャートである。上述の第1の例(図5参照)と重複する説明は、適宜省略される。第2の例では、上記のステップS80がステップS80−2に置き換えられている。その他は、第1の例の場合と同様である。
ステップS80−2において、自動操舵制御装置20は、自動操舵制御を一時的にOFFする。その後、処理はステップS90に進む。
このように、第2の例によれば、停止状態においてオーバーライド操作が検知されてから車両1が発進するまでの期間、自動操舵制御装置20は、自動操舵制御を一時的にOFFする。これにより、当該期間、自動操舵制御による実舵角θaの変動が禁止されることになる。停止状態におけるオーバーライド操作が終了したとしても、車両1が発進するまでは、自動操舵制御はOFFのままである。言い換えれば、車両1が停止している最中、実舵角θaは、ドライバによるオーバーライド操作を反映したまま維持される。従って、ドライバの違和感や不快感が抑制される。
4.発進処理の例
図11は、本実施の形態における発進処理(ステップS100)の一例を示すフローチャートである。
ステップS110において、制御装置100は、オーバーライド検知装置40によってオーバーライド操作が検知されているか否か、また、車両1の発進が自動走行制御装置による自動発進か否かを判定する。オーバーライド操作を伴わない自動発進の場合(ステップS110;Yes)、処理はステップS120に進む。それ以外の場合(ステップS110;No)、処理はステップS160に進む。
ステップS120において、自動操舵制御装置20は、自動操舵制御を行う。ここでは、自動操舵制御装置20は、目標パス舵角θptを舵角指令値θとして選択する(θ=θpt)。
尚、上記の第1の例の場合、このステップS120において、自動操舵制御装置20は、舵角指令値θを実舵角θaから目標パス舵角θptに切り替える。このとき、自動操舵制御装置20は、舵角指令値θを徐変させてもよい(図8、図9参照)。舵角指令値θを徐変させることによって、ハンドル3の急激な挙動を抑えることが可能となる。
続くステップS130において、自動走行制御装置は、舵角指令値θと実舵角θaとの差分の絶対値Δθ(=|θ−θa|=|θpt−θa|)が第1閾値th1より大きいか否か判定する。絶対値Δθが第1閾値th1以下の場合(ステップS130;No)、処理はステップS160に進む。一方、絶対値Δθが第1閾値th1より大きい場合(ステップS130;Yes)、処理はステップS140に進む。
ステップS140において、自動走行制御装置は、「速度抑制制御」を実施する。速度抑制制御において、自動走行制御装置は、絶対値Δθが第1閾値th1以下である場合と比較して、車速Vを抑制する。例えば、自動走行制御装置は、絶対値Δθが第1閾値th1以下である場合と比較して、車速Vの上限値を低く設定する。これにより、車両1の挙動を抑えることが可能となる。
ステップS150において、自動走行制御装置は、絶対値Δθが第2閾値th2以下となったか否かを判定する。この第2閾値th2は、上記の第1閾値th1よりも十分に小さい値に設定される。絶対値Δθが第2閾値th2より大きい場合(ステップS150;No)、処理はステップS140に戻る、つまり、速度抑制制御が継続する。一方、絶対値Δθが第2閾値th2以下になると(ステップS150;Yes)、処理はステップS160に進む。
ステップS160において、自動走行制御装置は、通常の車両走行制御を実施する。
以上に説明されたように、自動発進時、舵角指令値θと実舵角θaとの間の差が大きい場合、自動走行制御装置は、速度抑制制御を実施する。この速度抑制制御によって、自動発進時の車両1の挙動を抑えることが可能となる。例えば、車両1がレーンを飛び出すことを未然に防止することが可能となる。
また、自動走行制御装置は、舵角指令値θと実舵角θaとの間の差が十分に小さくなるまで、速度抑制制御を継続する。これにより、自動発進後の車両1の挙動をより確実に抑えることが可能となる。
1 車両
2 車輪
3 ハンドル(ステアリングホイール)
4 ステアリングシャフト
5 ピニオンギア
6 ラックバー
10 車両制御システム
20 自動操舵制御装置
30 停止検知装置
40 オーバーライド検知装置
100 制御装置
101 目標パス舵角算出部
102 舵角指令選択部
103 追従制御部
110 EPS装置
120 走行装置
130 センサ群
131 ハンドル角センサ
132 操舵トルクセンサ
133 舵角センサ
134 車速センサ
135 ステアリングタッチセンサ
140 運転環境情報取得装置
200 運転環境情報

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車両制御システムであって、
    舵角指令値を決定し、実舵角が前記舵角指令値に追従するよう前記車両の操舵を制御する自動操舵制御を行う自動操舵制御装置と、
    前記車両が停止している停止状態を検知する停止検知装置と、
    前記車両のドライバによるオーバーライド操作を検知するオーバーライド検知装置と
    を備え、
    前記停止状態において前記オーバーライド操作が検知された場合、前記自動操舵制御装置は、前記車両が発進するまで、前記自動操舵制御による前記実舵角の変動を禁止する
    車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムであって、
    前記停止状態において前記オーバーライド操作が検知されてから前記車両が発進するまでの期間、前記自動操舵制御装置は、前記自動操舵制御をONしたまま、前記舵角指令値を前記実舵角に設定する
    車両制御システム。
  3. 請求項1に記載の車両制御システムであって、
    前記停止状態において前記オーバーライド操作が検知されてから前記車両が発進するまでの期間、前記自動操舵制御装置は、前記自動操舵制御を一時的にOFFする
    車両制御システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両制御システムであって、
    更に、前記車両の走行を制御する自動走行制御装置を備え、
    前記車両の自動発進時、前記自動走行制御装置は、前記舵角指令値と前記実舵角との差分の絶対値が第1閾値より大きいか否か判定し、
    前記絶対値が前記第1閾値より大きい場合、前記自動走行制御装置は、前記絶対値が前記第1閾値以下である場合と比較して前記車両の速度を抑制する速度抑制制御を実施する
    車両制御システム。
  5. 請求項4に記載の車両制御システムであって、
    前記自動走行制御装置は、前記絶対値が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下になるまで、前記速度抑制制御を継続する
    車両制御システム。
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