JP2019179483A - 精算機用モジュールおよび精算機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザに対して、ポイントカードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機を提供する。【解決手段】 精算機(30)のユーザに対する画面出力をする出力パネル(33)と、その出力パネルに対する画面出力を制御する出力制御装置と、出力パネル(33)に隣接させるカードリーダ(34)、コイン投入口(35)および紙幣投入口(36)を連続させて備えたユーザ操作装置群(34,35,36)と、を備える。出力制御装置は、出力パネル(33)に対して前記のユーザ操作装置群(34,35,36)の中のいずれを操作するのかを指示する操作表示(33B)を出力させる。出力パネル(33)および前記のユーザ操作装置群(34,35,36)の間隔(C)は、出力パネル(33)およびユーザ操作装置群(34,35,36)が連続する方向におけるユーザ操作装置群(34,35,36)の寸法(D)以下とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、屋外に設置される精算機や自動販売機に採用可能な正面のモジュール、およびそのモジュールを備えた精算機であって、精算のための動作が分かりやすい技術に関する。
サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機や無人で物販をする自動販売機(以下、単に「精算機」と総称することとする)は、年々進化している。進化の要因(世の中のニーズなど)のひとつに、現金以外の支払い方法が多様化している点が挙げられる。支払い方法としては、クレジットカードに加え、各種の電子マネーがしのぎを削っている。
顧客囲い込みの手段として普及している「ポイントカード」についても、精算機においては対応を迫られている。ポイントカードとは、会員登録を済ませたユーザが所定企業の提供する商品やサービスの購入額に応じて、金銭と同等の価値を有する「ポイント」を電子的に蓄積している旨の情報を記録したカードである。クレジットカード機能を備えたポイントカードもある。
ポイントカードに対応すべき精算機とは、商品の購入対価またはサービス提供の対価を精算機にて支払う際に、支払金額に応じた「ポイント数」をポイントカードへ記録する機能を備える必要がある。
特許文献1には、支払った購入金額に見合うポイントを付与し、商品の販売促進を図ることができる自動販売機及び自動販売機システムが開示されている。
特許文献2には、クレジットカードによる決済が可能であるとともに、ポイントカードによるポイントの蓄積が可能な駐車場料金の精算システムが開示されている。駐車場に設置された料金の精算機には、決済方法の選択手段と、ポイントカードIDを読み取る手段とが備えられ、管理サーバと双方向通信をするシステムである。
ポイントカードへのポイント付与という動作を完了させるためには、サービスの提供を受けた人または物品を購入した人(以下、単に「ユーザ」と記す)に対して、サービス対価または商品対価の支払い行動に加えて、ポイントカードの提示を行動してもらわなければならない。
駐車場の利用料金の精算といった事後精算の場合には、ユーザが受けたサービス(駐車した時刻など)の内容を特定するために「駐車サービス券」を提示してもらう必要もある。
特開2017−142582号公報 特開2017−162014号公報
ユーザが、支払うべき金額を確定させるために「駐車サービス券」を提示してもらう第一の行動、ポイントカードを提示してもらう第二の行動、精算額を支払ってもらうための第三の行動については、精算機の操作系における何処に対して何をすべきか、を的確に指示しなければならない。
特許文献1では、自動販売機であるため、ユーザが欲する飲料の選択をすることで精算料金が決定される。そのため、第二の行動および第三の行動の指示をすればよいことから、表示部24は非常に小さなサイズとなっている(図1参照)。
特許文献2では、ユーザの行動指示を表示すること、およびユーザによる選択行動をタッチパネルにて実行する例が示されている(図2参照)。音声案内も加えることで、ユーザに対する的確な行動を促している。
しかし、ユーザとしては、タッチパネルの選択操作と、第二および第三の行動とは、別の機器に対して実行しなければならない。そのため、紙幣の投入口に対してポイントカードやクレジットカードを挿入してしまう、といった誤った行動が起きてしまう。駐車サービス券とクレジットカードとは、ともに「磁気カード」である場合が多いので、同じカードリーダで処理が可能、ということも、ユーザの混乱を招く原因となってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザに対してポイントカードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機に関する技術を提供することにある。
本願における第一の発明は、精算機とは独立して製造され、精算機に対して固定する精算機用モジュールに係る。第二の発明は、第一の発明を備えた精算機に係る。
(第一の発明)
精算機(30)の正面へ設置される精算機用モジュールであって、
精算機(30)のユーザに対する画面出力をする出力パネル(33)と、
その出力パネル(33)に対する画面出力を制御する出力制御装置と、
前記の出力パネル(33)に隣接させるカードリーダ(34)、コイン投入口(35)および紙幣投入口(36)を連続させて備えたユーザ操作装置群(34,35,36)と、を備え、
前記の出力制御装置は、前記の出力パネル(33)に対して前記のユーザ操作装置群(34,35,36)の中のいずれを操作するのかを指示する操作表示(33B)を出力させることとし、
前記の出力パネル(33)および前記のユーザ操作装置群(34,35,36)の間隔(C)は、出力パネル(33)およびユーザ操作装置群(34,35,36)が連続する方向におけるユーザ操作装置群(34,35,36)の寸法(D)以下とした精算機用モジュールに係る(図9、図15参照)。
(用語説明)
「精算機(30)」は、サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機、無人で物販をする自動販売機の両方を含む。一方、「精算機用モジュール」とは、精算機用モジュールを構成する各部品を組み立てられて形成され、精算機(30)のための筐体へ組み込まれることで精算機(30)となるモジュールである。
「精算機(30)の正面」とは、精算機(30)のユーザと相対する面のことである。
「出力パネル(33)」は、タッチパネルとしても機能する入出力装置であることが望ましい。精算機(30)のユーザに対して出力表示をするのみではなく、ユーザからの入力、たとえば表示ボタンからの選択(たとえば、図8におけるS7の後に出力表示してユーザに選択させる支払い方法の選択ボタンへのタッチ)などを受けることができるからである。
「操作表示(33B)」とは、たとえば、ユーザが操作すべき装置がユーザ操作装置群のうちのカードリーダ(34)であれば、カードリーダ(34)を指し示す矢印(図9参照)、予め用意しているマークの選択式点灯(図17における星形参照)などである。
(作用)
精算機(30)の出力パネル(33)は、ユーザに対してユーザがやるべき操作の指示を画面出力する。その出力パネル(33)に対して、出力制御装置は、前記の出力パネル(33)に対して前記のユーザ操作装置群(34,35,36)の中のいずれを操作するのかを指示する操作表示(33B)を出力させる。
出力パネル(33)および前記のユーザ操作装置群(34,35,36)の間隔(C)が、出力パネル(33)およびユーザ操作装置群(34,35,36)が連続する方向におけるユーザ操作装置群(34,35,36)の寸法(D)以下と短いことと相まって、ユーザは、操作表示(33B)を視認することで、ユーザ操作装置群(34,35,36)の中のいずれを操作すべきか、間違えにくい。
(第一の発明のバリエーション1)
本願における第一の発明は、前記の出力パネル(33)の裏面に、金属製のモニタ補強板(33A)を備えることとすると、より好ましい。
(作用)
精算機は、ユーザから預かる現金や釣り銭のための現金を内蔵しているため、犯罪者に襲撃されることがある。そのため精算機は、防犯対策として金属を中心とした破壊行為に強い素材にて製造されることが一般的である。加えて、出力パネルはガラスで製造せざるを得ないため、犯罪者からすると最も壊しやすい。そこで、自動販売機や精算機においては、出力パネルを最小限の大きさとするのが、防犯上は好ましい(図1参照)。
しかし、本願に係る精算機用モジュールでは、出力パネル(33)に対して、ユーザが操作すべき内容を指示するのみではなく、操作表示(33B)を出力させるためには、従来よりも大きな面積の出力パネルが必要となる。
そこで、従来よりも大面積とせざるを得ない本願においては、出力パネル(33)の裏面に、金属製のモニタ補強板(33A)を備えることとし、防犯性能を従来並み(あるいはそれ以上)としている。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、読み取り対象の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置(37)を、前記のユーザ操作装置群(34,35,36)に対して前記の出力パネル(33)とは反対側へ位置させて設置することとしてもよい(図3,図6参照)。
(作用)
スキャナ装置(37)は、精算手続きにおいて必ず操作する対象となる装置ではない。
一方、出力パネル(33)およびユーザ操作装置群(34,35,36)の間隔(C)は、出力パネル(33)およびユーザ操作装置群(34,35,36)が連続する方向におけるユーザ操作装置群(34,35,36)の寸法(D)以下とする、という設計上の制約がある。
そこで、スキャナ装置(37)は、ユーザ操作装置群(34,35,36)に含めず、出力パネル(33)とは反対側へ位置させて設置することとしたのである。
その結果、出力パネル(33)の幅寸法(図15においては縦方向寸法)をコンパクトにすることができる、というメリットがある。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前述のバリエーション2とは異なり、前記のユーザ操作装置群には、読み取り対象の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置(37)を含むこととしたのである(図17参照)。
(作用)
スキャナ装置(37)がユーザ操作装置群に含まれるので、ユーザとしては、操作を間違えにくい。
なお、前述のスキャナ装置(37)は、バーコード(二次元バーコードを含む)や文字などを読み取るスキャナ機能に加えて、短距離無線通信が可能な非接触通信装置を併設した多機能スキャナとすると、より好ましい。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、以下のようにしてもよい。
すなわち、管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、前記の出力制御装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとするのである(図18参照)。
(作用)
通信装置を介して、制御プログラムを更新することができ、人手を掛けることなく反映させることができる。
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明におけるバリエーション2またはバリエーション3は、以下のようにしてもよい。
すなわち、管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、前記のスキャナ装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとしてもよい。
スキャナ装置(37)などは、読み取り対象の追加変更があり得るので、読み取り精度を向上させるアルゴリズムを更新する頻度が高い。そうしたアルゴリズムを反映した制御プログラムを、人手を掛けることなく反映させることができる。
(第二の発明)
第二の発明は、第一の発明に係る精算機用モジュールを組み込んだ精算機(30)に係る。
(第二の発明のバリエーション)
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、精算機(30)における背面側へ固定されるとともに精算機(30)の上方にまで達する基板部(21A)と、その基板部(21A)の上端から延設されて精算機の上面および前記のユーザの上方に位置する屋根板部(21B)と、を備える屋根材(21)を、精算機(30)へ後付け固定可能であるように備える。
前記の屋根板部(21B)における下面の中央付近には、ユーザへ向いた防犯カメラ(24)を備えるとともに、その防犯カメラ(24)の両側には、ユーザを照らすライト(25,25)を備える(図19参照)。
(作用)
防犯カメラ(24)は、屋根板部(21B)における下面の中央付近においてユーザへ向いており、ライト(25,25)がユーザを照らすようにしているので、死角がほとんどない。
第一の発明によれば、ユーザに対してポイントカードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機用モジュールを提供することができた。
第二の発明によれば、ユーザに対してポイントカードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機を提供することができた。
特許文献1に開示された技術を説明するための図である。 特許文献2に開示された技術を説明するための図である。 第一の実施形態に係る精算機を示す斜視図である。 第一の実施形態に係る精算機と従来技術とを比較した斜視図である。 第一の実施形態における内部構造を示す断面図である。 第一の実施形態に係る精算機と従来技術とを比較した正面図である。 第一の実施形態における内部構造を示す正面図である。 第一の実施形態に係る精算機による生産手順を示すフローチャートである。 第一の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第一の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第一の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第一の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第一の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第一の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第二の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第三の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 第四の実施形態に係る精算機における出力パネルの出力例である。 本願に係る精算機(複数)と管理サーバとの関係を示す概念図である。 本願に係る精算機、屋根材、ユーザとの関係を示す側面図(a)、および部分拡大した正面図(b)である。
以下、本発明を実施形態および図面に基づいてさらに詳しく説明する。本実施形態は、図3から図19にて示す。図1,図2などの従来技術を示す図面も、適宜参照する。
ここで、精算機とは、サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機、無人で物販をする自動販売機の両方を含む。
精算機や自動販売機を入れ替えるなど事態が発生すると、精算機や自動販売機のタイプに制限が設けられることも、問題の一つである。たとえば、図3に示した精算機は、精算機の裏側と屋根材とのクリアランスが狭く、メンテナンス作業者がそのクリアランスへ入って作業することは想定していない。しかし、精算機のタイプによっては、精算機の裏側からメンテナンス作業をするものがあるものの、この図3に示した場所では、その精算機を選択することができない。または、屋根材の固定場所を変更するなどの措置が必要となる。
(図3)
図3は、第一の実施形態に係る精算機30の斜視図である。
この精算機30は、これが設置される駐車場などの路面へ固定される厚平板状の土台10上面へ固定される略直方体の精算機30である。略直方体の筐体へ、精算機用モジュールが組み込まれ、精算機30となる。
また、精算機30の背面上部へ固定される屋根材20を備えている。
精算機30の筐体は、精算機30のメンテナンスの際に開き戸構造にて開放可能な正面パネル31と、その開き戸構造に対するキー32Aを備えた側面板32とを備えている。前記の精算機用モジュールのほとんどは、正面パネル31に組み込まれる。
精算機用モジュールは、精算機30のユーザに対する画面出力をするとともにユーザからの入力を受け付け可能なタッチパネル式の出力パネル33と、その出力パネル33に対する画面出力を制御する出力制御装置(図示を省略)と、出力パネル33に隣接させるカードリーダ34、コイン投入口35および紙幣投入口36を連続させて備えたユーザ操作装置群、を備える。
ユーザ操作装置群34,35,36の下方には、スキャナ装置(多機能スキャナ)37を備え、そのスキャナ装置37の下方には、釣り銭口38を備える。また、スキャナ装置37の両隣には、ユーザに対する音声案内を出力するスピーカ39を備える。
ユーザとしては、出力パネル33に表示される指示に従って操作をするが、その操作は釣り銭を受け取るまでを含めても、上から下への単純な動線となる。
本実施形態においては、スキャナ装置を「多機能スキャナ」としている。この「多機能スキャナ」とは、バーコードや文字などを読み取るスキャナ装置に加えて、短距離無線通信が可能な非接触通信装置を隣接させた装置としている。非接触通信装置を備えたのは、スマートフォンやICカードへ内蔵された電子マネーでの支払いに対応するためである。
(図4)
図4は、本実施形態に係るコイン投入口35の構造が、従来の典型的な精算機におけるコイン投入口と異なることを示すための図である。
従来のコイン投入口は、精算機における正面パネルの前面から凹状に位置している。これは、雨水が吹き込むなどの事態を軽減するためである。しかし、その凹部の存在によって、犯罪者による破壊行為が行われることがあった。バールなどを差し込んで、梃子の原理で破壊行為に及ぶのである。
一方の本実施形態によれば、コイン投入口35を正面パネル31に対して、ほぼフラットにしている。そのため、梃子の原理による破壊行為を未然に防止できる。
(図5)
図5では、精算機の内部構造の一部を示している。
すなわち、出力パネル33の裏面には、金属製のモニタ補強板33Aを位置させている。出力パネル33は、13インチの横型を採用しており、従来の精算機よりも大きい。モニタ補強板33Aによって、防犯性能を従来並み(あるいはそれ以上)としている。
(図6)
図6では、精算機における操作系の主要部を従来技術の典型例と比較したものである。
従来技術では、カードリーダ、コインメック(コイン投入口)、ビルバリ(紙幣投入口)の間隔は5ミリメートル程度であった。しかし、各装置の横幅寸法が大きく、3つの装置を横並びとすると、精算機全体の横幅寸法も大きくなっていた。
本実施形態に係るユーザ操作装置群34,35,36は、精算機の内部へ隠れる部分を含めて各装置の設計を見直し、横幅寸法を抑えるようにした結果、精算機全体の横幅寸法をスリム化することに寄与した。ある従来技術と比較したところ、ユーザ操作装置群との差は、約80ミリメートルとなった。
(図7)
図7では、精算機の正面から見たユーザ操作装置群34,35,36の横幅寸法(310ミリメートル)よりも、精算機の内部側から見たユーザ操作装置群34,35,36の横幅寸法(377ミリメートル)の方が大きいことを示している。
(図8)
図8は、駐車場を利用したユーザが、その駐車場利用の料金を前述してきた精算機によって精算する手順の一例を示すフローチャートである。
精算機の前にユーザが立つと、人感センサによって出力パネル33が大気モードから復帰する(S1)。そして、駐車券の挿入を指示する画面が出力パネル33へ出力される(S2)。なお、同時にスピーカ39からは音声案内が流れる。
駐車券が挿入されたら、会員カードの挿入指示が出力パネル33へ出力され、同時にスピーカ38からは音声案内が流れる(S3)。
駐車場の提供者側としては顧客管理の利便性、ユーザとしては金銭的な価値のあるポイントが付与されたり精算手続きの簡素化されたりするといったメリットがあるので、ユーザに対しては会員登録を推奨している。しかし、ユーザによっては会員登録をしておらず(会員登録をしなくても駐車場は利用できる)、会員カードを持っていないユーザもいる。会員カードを持っていないユーザは、精算方法の選択へ飛ぶ(S7)。
会員登録をしているユーザは、会員カードの挿入指示に従って会員カードを挿入する(S5)。すると精算機は、ポイントを付与して会員カードをユーザへ返却する(S6)。
精算機は精算方法を選択するように指示を出すとともに、図示は省略するが、精算方法の選択肢を出力パネル33へ出力する(S7)。出力される選択肢は、クレジットカード、現金、電子マネーなどであり、ユーザが選択したい支払い方法の表示をタッチする。
ユーザが選択した精算方法にしたがった支払い手順を、出力パネル33およびスピーカ38が指示する(S8)。精算ができた場合には終了し(S9、S10)、できない場合には精算方法の選択画面へ戻る(S7)。
(図9)
図9に示すのは、図8におけるS3、すなわち会員カードの挿入指示において出力パネル33やユーザ操作装置群34,35,36を示している。図示を省略した出力制御装置は、出力パネル33に対してユーザ操作装置群34,35,36の中のいずれを操作するのか(この場合にはカードリーダ34)を指示する操作表示33Bを出力させている。
出力パネル33およびユーザ操作装置群34,35,36の間隔(C)は、出力パネル33およびユーザ操作装置群34,35,36が連続する方向におけるユーザ操作装置群34,35,36の寸法(D)以下としている。
出力パネル33およびユーザ操作装置群34,35,36の間隔(C)が、ユーザ操作装置群34,35,36縦方向の寸法(D)以下と短いことと相まって、ユーザは、操作表示33Bを視認することで、ユーザ操作装置群34,35,36の中のいずれを操作すべきか、間違えにくい。
(図10)
図10に示すのは、図8におけるS6、すなわち精算機がポイントを付与した会員カードを返却し、返却した会員カードを受け取るように指示している出力パネル33やユーザ操作装置群34,35,36を示している。
操作表示33Bは、会員カード挿入時と反対に、矢印を上向きとしている。そのことで、ユーザが自らの会員カードの受け取り忘れを防止している。
(図11)
図11に示すのは、図8におけるS7において、ユーザが支払い方法としてクレジットカード払いを選択した場合の出力パネル33やユーザ操作装置群34,35,36を示している。
図9とは異なり、会員カードではなく、クレジットカードが出力パネル33に表示されるとともに、それをカードリーダ34へ挿入するように、操作表示33Bが表示される。
(図12)
図12に示すのは、図8におけるS8における支払い手順を追え、精算ができた場合であるS9の「Yes」の場合の出力パネル33やユーザ操作装置群34,35,36を示している。
操作表示33Bは、クレジットカード挿入時と反対に、矢印を上向きとしている。そのことで、ユーザが自らのクレジットカードの受け取り忘れを防止している。
(図13)
図13においては、カードリーダ34が会員カードのみならず、駐車割引券(または無料券)の挿入場面でも用いられることを示している。なお、図8におけるフローチャートにおいては、この駐車割引券(または無料券)の挿入場面は省略している。
図13では、カードリーダ34へ駐車料金割引券や無料券などを挿入すべきことを指示するとともに、挿入された割引券や無料券は回収してしまってユーザには返却しない旨を伝えている。駐車料金として1800円と表示している旨を例示しているが、300円の割引券を挿入すれば、駐車料金は1500円と表示され、無料券を挿入すれば0円となる。
(図14)
図14においては、ユーザによる支払い方法の選択が現金であった場合を示している。この場合にユーザが使用する可能性があるのは、コイン投入口35および紙幣投入口36の両方である。そこで、操作表示33Bは、コイン投入口35を指し示す下向きの矢印と、紙幣投入口36を指し示す下向きの矢印との2つとなる。
(図15)
図15は、出力パネル33、カードリーダ34、コイン投入口35,紙幣投入口36のレイアウトのバリエーションである。
出力パネル33は、縦長のタッチパネルディスプレイを採用する。そして、カードリーダ34、コイン投入口35,紙幣投入口36からなるユーザ操作装置群は、出力パネル33の右隣へ配置している。
ユーザ操作装置群34,35,36および出力パネル33の間隔(C)は、ユーザ操作装置群34,35,36の横方向寸法(D)以下としている。 ユーザ操作装置群34,35,36の右隣には、スキャナ装置(多機能スキャナ)37を配置している。
なお、図示しての説明は省略するが、多機能スキャナ37をユーザ操作装置群34,35,36と同じ並びへ配置することとしてもよい。
(図16)
図16は、出力パネル33、カードリーダ34、コイン投入口35,紙幣投入口36のレイアウトのバリエーションである。
図4,6などに示した実施形態ではカードリーダ34は、カードリーダ34、コイン投入口35および紙幣投入口36の下方に位置させていた。これは、精算機30の横幅寸法を小さくしつつユーザの操作を的確に指示するためであった。
この実施形態では、精算機30の横幅寸法を少々犠牲にしても、スキャナ装置(多機能スキャナ)37を操作する場面においても、操作表示33Bによってユーザへの的確な指示を出すようなレイアウト(およびそのレイアウトを前提とした出力表示)を採用している。
(図17)
図17は、出力表示33Bのバリエーションである。
これまで説明した実施形態では、出力表示を「矢印」としていたが、この実施形態では、「星印」とするとともに、その星印は、点灯、消灯、点滅、などの表示種類を備えることとしたものである。
(図18)
図18は、前述してきた実施形態に係る精算機α、β、・・・を、精算機管理サーバが多数管理する場合を概念的に示している。
精算機α、β、・・・には、精算機管理サーバとの双方向のデータ通信が可能であるようにしてある。
精算機管理サーバは、各精算機α、βに備えられているカードリーダ34やスキャナ装置37が読み取ったデータを受信したり、出力パネル33へ出力させるデータの更新版を送信したりする。
また、各精算機α、β、・・・の精算に関するデータを吸い上げることによって、駐車場の管理、車両の管理などに用いることができる。
(図19)
図19には、精算機30へ別体として固定される屋根材20において、その下面に防犯カメラ24およびライト25,25を取り付けている様子を示している。
図19(a)防犯カメラ24が撮影できる角度は、精算機30の正面を基準に約80度の撮影が可能である。したがって、精算機30に対して破壊行為をなす犯罪者を撮影することが可能である。
図19(b)に示すように、ライト25,25の照射角度は、防犯カメラ24のレンズには届かない角度としている。したがって、ライト25,25は、防犯カメラ24によって撮影する被写体を照らすものの、防犯カメラ24による撮影の妨げとなる光を放つものではない。
防犯カメラ24で撮影した画像データは、図18に示したように、精算機管理サーバへ送信される。したがって、防犯カメラ24が破壊されたとしても、撮影データの多くは精算機管理サーバで保管される。
本発明は、精算機(特に駐車料金精算装置であるが、自動販売機をも含む)を製造する製造業、精算機に用いるソフトウェアの開発業、精算機の修理やメンテナンスを行うサービス業、料金の精算機をレンタルするレンタル業、料金の精算機を代行する代行サービス業などにおいて、利用可能性を有する。
10 ;土台
20 ;屋根材
30 ;精算機 31 ;正面板
31A;上部化粧パネル 31B;下部化粧パネル
31C;湾曲面(上面)
32 ;側面板 32A;キー
33 ;出力パネル 33A;モニタ補強板
33B;操作表示
34 ;カードリーダ 35 ;コイン投入口
36 ;紙幣投入口 37 ;多機能スキャナ
38 ;釣り銭口 39 ;スピーカ

Claims (8)

  1. 精算機の正面へ設置される精算機用モジュールであって、
    精算機のユーザに対する画面出力をする出力パネルと、
    その出力パネルに対する画面出力を制御する出力制御装置と、
    前記の出力パネルに隣接させるカードリーダ、コイン投入口および紙幣投入口を連続させて備えたユーザ操作装置群と、を備え、
    前記の出力制御装置は、前記の出力パネルに対して前記のユーザ操作装置群の中のいずれを操作するのかを指示する操作表示を出力させることとし、
    前記の出力パネルおよび前記のユーザ操作装置群の間隔は、出力パネルおよびユーザ操作装置群が連続する方向におけるユーザ操作装置群の寸法以下とした
    精算機用モジュール。
  2. 前記の出力パネルの裏面には、金属製のモニタ補強板を備えた
    請求項1に記載の精算機用モジュール。
  3. 読み取り対象の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置を、
    前記のユーザ操作装置群に対して前記の出力パネルとは反対側へ位置させて設置することとした
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の精算機用モジュール。
  4. 前記のユーザ操作装置群には、読み取り対象の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置を含むこととした
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の精算機用モジュール。
  5. 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
    その通信装置は、前記の出力制御装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとした
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の精算機用モジュール。
  6. 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
    その通信装置は、前記のスキャナ装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとした
    請求項3または請求項4のいずれかに記載の精算機用モジュール。
  7. 請求項1から請求項6に係る精算機用モジュールを組み込んだ精算機。
  8. 精算機における背面側へ固定されるとともに精算機の上方にまで達する基板部と、その基板部の上端から延設されて精算機の上面および前記のユーザの上方に位置する屋根板部と、を備える屋根材を、精算機へ後付け固定可能であるように備え、
    前記の屋根板部における下面の中央付近には、ユーザへ向いた防犯カメラを備えるとともに、その防犯カメラの両側には、ユーザを照らすライトを備えることとした
    請求項7に記載の精算機。
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