JP7193249B2 - 精算機用リーダモジュールおよび精算機 - Google Patents

精算機用リーダモジュールおよび精算機 Download PDF

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Description

本発明は、屋外に設置される精算機や自動販売機に採用可能なリーダモジュール、およびそのリーダモジュールを備えた精算機であって、精算のための動作が分かりやすい技術に関する。
サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機や無人で物販をする自動販売機(以下、単に「精算機」と総称することとする)は、年々進化している。進化の要因(世の中のニーズなど)のひとつに、現金以外の支払い方法が多様化している点が挙げられる。支払い方法としては、クレジットカードに加え、各種の電子マネーがしのぎを削っている。
短距離無線通信用のICチップおよび各種のデータを記録するICチップを組み込んだプラスチック製のICカードや携帯情報端末などで、「電子財布」などと呼ばれる決済技術が普及している。この技術は、電子財布からの支払いを受けつける端末に、短距離無線通信のデバイスを介して、電子財布のデータ記録用ICチップに対して所定の金額を差し引く旨のデータを書き込むのである。
短距離無線通信を用いた決済技術としては、FeliCa(登録商標)が代表的である。
二次元バーコードを中心とした情報伝達、たとえば割引券、クーポン券の発行などが増えている。すると、精算機や自動販売機においても、バーコードによる割引券を読み取って対応することが求められることとなる。
以下のような検索式にて、先行する特許技術を検索した。
[二次元バーコード/CL+二次元コード/CL+QRコード/CL+QRコード/CL]*[エリアセンサ/CL]*[光/CL]
この検索式によって6件の特許出願を抽出し、検討した。なお、上記の「QRコード」は、登録商標である。
特許文献1には、店舗での代金精算に応じた割引情報を駐車場の利用料金の精算に反映することが容易であり、かつ円滑な駐車場の入場及び出場が可能となる駐車場管理システムが開示されている。たとえば、特許文献1の図13に示すようなレシートに印刷された一次元バーコードを、特許文献1の図12に示すレシートリーダが読み取れる旨、開示されている。
特許文献2には、店舗の利用者に駐車料金の割引サービスを提供したい店舗のオーナの要望に応じて、利用者への駐車料金の割引サービスの提供を容易に実現するための技術が開示されている。
特開2017-102608号公報 特開2017-37360号公報
精算機や自動販売機を利用するユーザは、現金、クレジットカード、短距離無線通信を用いた電子マネー、バーコードリーダといった多数種類の機器を操作する必要がある。
そのため、操作を誤ったり、操作に時間がかかったりする事態が発生する。
一方、機器の種類が増えたことに伴って、ユーザの操作を円滑にするための技術は、先行する特許文献には開示されていなかった。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザに対してバーコードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機に関する技術を提供することにある。
本願における第一の発明は、精算機とは独立して製造され、精算機に対して固定する精算機用リーダモジュールに係る。第二の発明は、第一の発明を備えた精算機に係る。
(第一の発明)
精算機(30)の正面へ設置される精算機用リーダモジュール(40)に係る。
その精算機用リーダモジュール(40)は、バーコード読み取り機(41)および短距離無線通信機(49)を隣接させており、
前記のバーコード読み取り機(41)は、 読み取る対象となるバーコードが表示された媒体(たとえばスマートフォンの画面、紙媒体など)を接触させる透光板(42)と、 その透光板(42)に接したバーコードにピントを合わせて読み取るためのカメラ(43)と、 前記の透光板(42)へ精算機(30)のユーザに対する指示を表示する指示表示機構と、 その指示表示機構の表示に関する制御信号を発する制御装置と、を備える。
その指示表示機構は、前記の制御装置からの制御信号を介してユーザに対する複数種類の指示を表示可能とした(図4、図5参照)。
(用語説明)
「精算機(30)」は、サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機、無人で物販をする自動販売機の両方を含む。一方、「精算機用リーダモジュール」とは、精算機用リーダモジュールを構成する各部品を組み立てられて形成され、精算機(30)のための筐体へ組み込まれることで精算機(30)となるモジュールである。
「隣接」させたバーコード読み取り機(41)および短距離無線通信機(49)の位置関係は、精算機(30)に向かうユーザから見て左にバーコード読み取り機(41)で右に短距離無線通信機(49)である位置関係が標準的である(図1参照)。しかし、左右が逆の場合(図示を省略)、上下の位置関係である場合(図9参照)も含む。
「ユーザに対する指示」とは、たとえば、バーコード読み取り機(41)へバーコード表示媒体をあてがう旨の指示(47)、短距離無線カードを短距離無線通信機へ近づける旨の指示(48)、などである(図5参照)。
「制御装置」は、本発明に係る精算機用リーダモジュール(40)が独自に備えている場合のほか、精算機全体の制御を司る制御装置からの制御信号を中継する機能を果たすのみである制御信号中継装置である場合も含む。
(作用)
制御装置からの制御信号によって、指示表示機構が作動し、ユーザに対する指示の一種類が透光板(42)へ投影される。
バーコード表示媒体へバーコードをかざすような指示が透光板(42)へ表示された場合、ユーザは、手持ちのバーコード表示媒体(50)を透光板(42)へ接触させる。すると、カメラ(43)がバーコード表示媒体(50)に表示されたバーコードを読み取ることができる。
透光板(42)へ投影された指示表示が短距離無線通信機(49)へ短距離無線媒体(たとえば短距離無線カード、短距離無線機能を内蔵したスマートフォン)を近づけるような指示である場合、ユーザは、手持ちの短距離無線媒体(60)を短距離無線通信機(49)へ近づける。すると、短距離無線通信機(49)は短距離無線媒体(60)との通信をすることができる(一般的には、精算機能を実行する)。
精算機にて精算をしようとするユーザにとって、指示投影に従って操作をすればよいので、操作が円滑となり、迷ったり間違えたりしにくくなる。
(第一の発明のバリエーション1)
本願における第一の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記の短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面は、その一部または全部が前記の透光板(42)におけるユーザ側の面(上面)よりもユーザ側へ近づくように位置して、面一とならないように形成するのである(図7、図8参照)。
(作用)
短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面の一部または全部が前記の透光板(42)におけるユーザ側の面よりもユーザ側へ近づくように位置しているため、ユーザが短距離無線媒体(60)を短距離無線通信機(49)へ近づけ過ぎて短距離無線通信機(49)に接触させてしまうような場合がある。そのような場合でも、透光板(42)に接触することを概ね防ぐことができる。透光板(42)の表面が傷付いてしまうことを抑制し、バーコードの読み取りエラーを減らすことに寄与する。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の指示表示機構は、投影用文字板(46)とその投影用文字板(46)における前記の投光板(42)とは反対側に位置させた投影光発光器(45)とを備えて形成するのである(図4(b)参照)。
ここで、投影光発光器(45)とは、たとえばLEDである。
(作用)
投影光発光器(45)から発光された光は、投影用文字板(46)を通過し、その影が透光板(42)に写る。ユーザはその文字を読むことができる。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の透光板(42)の周囲には、透光板(42)の表面をバーコードが表示された媒体から保護するための保護枠(42A)を備える。そして、その保護枠(42A)におけるユーザ側の面と前記の短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面とが面一となるように形成する(図4参照)。
(作用)
バーコード読み取り機(41)および短距離無線通信機(49)を隣接させているが、ユーザから見て保護枠(42A)におけるユーザ側の面と前記の短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面とが面一なので、スッキリしたデザインとなる。
(第二の発明)
第二の発明は、第一の発明に係る精算機用リーダモジュール(40)を組み込んだ精算機(30)に係る。
その精算機(30)は、精算機のユーザに対する画面出力をする出力パネル(33)と、
その出力パネル(33)に対する画面出力を制御する出力制御装置と、
カードリーダ(34)、コイン投入口(35)および紙幣投入口(36)を連続させて備えたユーザ操作装置群と、を備える。
前記のユーザ操作装置群は、前記の出力パネル(33)に隣接させて配置し、
前記の精算機用リーダモジュール(40)は、前記のユーザ操作装置群の下方へ配置する。
(用語説明)
「出力パネル(33)」は、タッチパネルとしても機能する入出力装置であることが望ましい。精算機(30)のユーザに対して出力表示をするのみではなく、ユーザからの入力、たとえば表示ボタンからの選択(たとえば、ユーザに選択させる支払い方法の選択ボタンへのタッチ)などを受けることができるからである。
(作用)
精算機(30)の出力パネル(33)は、ユーザに対してユーザがやるべき操作の指示を画面出力する。その出力パネル(33)に対して、出力制御装置は、前記の出力パネル(33)に対しての出力を制御する。
カードリーダ(34)、コイン投入口(35)および紙幣投入口(36)を連続しており、精算機用リーダモジュール(40)はその下方に位置しており、ユーザが操作すべき装置が整理されているので、ユーザは操作しやすい。
(第二の発明のバリエーション)
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、前記の制御装置および出力制御装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロード可能とすると、より好ましい。
(作用)
精算機用リーダモジュールの制御装置による制御、出力モニタへ出力する出力画面を変更したい場合、管理サーバから必要な制御プログラムやデータを送信すれば実現できる。
第一の発明によれば、ユーザに対してバーコードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機用リーダモジュールを提供することができた。
第二の発明によれば、ユーザに対してバーコードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機用リーダモジュールを備えた精算機を提供することができた。
第一の実施形態に係る精算機を示す斜視図および部分拡大図である。 従来技術を用いてスキャナ装置および短距離無線通信装置を並列させた場合の内部機構を示す正面図(a)および斜視図(b)である。 第一の実施形態に係るスキャナ装置および短距離無線通信装置を並列させた場合の内部機構を示す正面図(a)および斜視図(b)である。 第一の実施形態に係る精算機用リーダモジュールの斜視図(a)、断面図(b)、および部分拡大図(c)である。 第一の実施形態に係る精算機用リーダモジュールが複数の指示表示をすることができる旨を示すための斜視図(a)および断面図(b)である。 第二の実施形態に係る精算機用リーダモジュールが複数の指示表示をすることができる旨を示すための斜視図(a)、断面図(b)、および部分拡大図(c)である。 第三の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す斜視図(a)および断面図(b)である。 第四の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す斜視図(a)および断面図(b)である。 スキャナ装置および短距離無線通信装置を並列させるパターンのバリエーション、およびそれに伴う指示投影のバリエーションを示す斜視図である。 実施形態に係る精算機による精算手順を示すフローチャートである。 本願に係る精算機(複数)と管理サーバとの関係を示す概念図である。
以下、本発明を実施形態および図面に基づいてさらに詳しく説明する。本実施形態は、図1ら図10に示す。図2を用いた従来技術を示す図面も、適宜参照する。
ここで、精算機とは、サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機、無人で物販をする自動販売機の両方を含む。
(図1)
図1は、第一の実施形態に係る精算機30の斜視図である。
この精算機30は、これが設置される駐車場などの路面へ固定される厚平板状の土台10上面へ固定される略直方体の精算機30である。略直方体の筐体へ、精算機用モジュールが組み込まれ、精算機30となる。
精算機30の筐体は、精算機30のメンテナンスの際に開き戸構造にて開放可能な正面パネル31と、その開き戸構造に対するキー32Aを備えた側面板32とを備えている。前記の精算機用操作モジュールのほとんどは、正面パネル31に組み込まれる。
精算機用モジュールは、精算機30のユーザに対する画面出力をするとともにユーザからの入力を受け付け可能なタッチパネル式の出力パネル33と、その出力パネル33に対する画面出力を制御する出力制御装置(図示を省略)と、出力パネル33に隣接させるカードリーダ34、コイン投入口35および紙幣投入口36を連続させて備えたユーザ操作装置群、を備える。
ユーザ操作装置群34,35,36の下方には、スキャナ装置(多機能スキャナ)としての精算機用リーダモジュール40を備える。また、その精算機用リーダモジュール40の下方には、釣り銭口38を備える。また、精算機用リーダモジュール40の両隣には、ユーザに対する音声案内を出力するスピーカ39を備える。
ユーザとしては、出力パネル33に表示される指示に従って操作をするが、その操作は釣り銭を受け取るまでを含めても、上から下への単純な動線となる。
本実施形態においては、精算機用リーダモジュール40を「多機能スキャナ」としている。この「多機能スキャナ」とは、バーコードや文字などを読み取るバーコード読み取り機41に加えて、短距離無線通信が可能な短距離無線通信機49を一体化させた装置としている。非接触通信装置を備えたのは、スマートフォンやICカードへ内蔵された電子マネーでの支払いに対応するためである。
(図2)
図2は、バーコード読み取り機41および短距離無線通信機49を、従来の技術にて並列させた状態を、正面側から見た図(図2(a))、および裏側から見た図(図2(b))である。
バーコード読み取り機41に必要なカメラ43が比較的大きな容積を必要としている。そのため、これまでのバーコード読み取り機のユニットと短距離無線通信機のユニットとを、単純に並列させたら、図1に示したような配置に収まらない。
(図3)
図3は、バーコード読み取り機41および短距離無線通信機49を構成する各部品を、本発明のために組み直すことで、ユーザ側へ表出する部分をコンパクト化したものである。詳細な説明は省略するが、精算機用リーダモジュール40としての横方向寸法を特にコンパクト化している。
(図4)
図4は、第一の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す。
この精算機用リーダモジュール40は、バーコード読み取り機41および短距離無線通信機49を精算機30の正面パネルへ組み込まれた場合に水平方向へ隣接させている。
バーコード読み取り機41は、読み取る対象となるバーコードが表示された媒体、たとえばスマートフォンの画面、紙媒体などを接触させる透光板42と、その透光板42に接したバーコードにピントを合わせて読み取るためのカメラ43と、前記の透光板42へ精算機30のユーザに対する指示を表示する指示表示機構と、その指示表示機構の表示に関する制御信号を発する制御装置(図示を省略)と、を備える。
バーコードが表示された媒体と透光板42とが接することで透光板42が傷付くことを防止するため、透光板42の外周には保護枠42Aを備えている。この保護枠42Aは、図4(b)に示すように、短距離無線通信機49のユーザ側面と面一となっている。そのため、見た目のデザイン性にも優れている。
前記した指示表示機構は、制御装置からの制御信号を介してユーザに対する複数種類の指示を表示可能なものである。すなわち、投影用文字板46(抜いた文字46A)と、その投影用文字板46における前記の投光板42とは反対側に位置させた投影光発光器(LED)45とを備えて形成される。投影用文字板46は側面支持板44における精算機30の内部側へ位置している。
図4では、投影用文字板46を抜いた文字46Aとしているので、透光板42には抜かれた文字が、LED45の光色で投影されることとなる。
(図5)
図5では、第一の実施形態に係る精算機用リーダモジュールが複数の指示表示をすることができる旨を示している。説明の便宜のため、図4に示していた保護枠42Aを省略して描いている。
図5(a)では、ユーザがバーコード表示媒体50としてスマートフォンを示している。精算機が駐車料金を精算するためのものである場合、バーコードは、たとえば駐車料金の割引や無料化をするためのデータとして、スマートフォンへ電子クーポンといった形式でインストールされる。
図1に示した出力パネル33へ、「割引クーポンをお持ちの方は、「QR」と表示された部分へ二次元バーコードをかざしてください」といった表示がされ、スピーカ39からも音声で指示がなされる。そうした出力と同時に、前述した指示表示機構における制御装置が、「QR」という指示投影47が透光板42へ表示させる。
指示投影47を目立たせるため、光りっぱなしではなく、点滅させるようにしてもよい。
なお、「QR」は二次元バーコードの意味であり、単なる例示である。実際の精算機においては、ユーザにとってもっと分かりやすい表示を採用することが一般的である。
「QR」の指示投影47を見たユーザがバーコード表示媒体50としてのスマートフォンをバーコード読み取り機41へかざすと、カメラ43がスマートフォンの画面へ表示されたバーコードを読み取り、そのバーコードが意図する駐車料金の割引や無料化といったデータを精算機30の内部で情報処理する。
図5(b)では、ユーザが短距離無線媒体60として、短距離無線IC内蔵カードを例示している。
バーコードによる割引処理が終了して精算額が確定すると、図1に示した出力パネル33へ「精算額が表示されるとともに、精算方法の選択を促す画面出力がなされる。スピーカ39からも音声で指示がなされる。そうした出力の結果、ユーザが短距離無線通信機を用いた精算方法(いわゆる電子マネー)を選択すると、前述した指示表示機構における制御装置が、「NFC」および「右矢印」の指示投影48が透光板42へ表示させる。
なお、「NFC」は短距離無線通信の意味であり、単なる例示である。実際の精算機においては、ユーザにとってもっと分かりやすい表示を採用することが一般的である。
「NFC」の指示投影48を見たユーザが短距離無線媒体60としての短距離無線IC内蔵カードを短距離無線通信機49へかざすと、精算機において精算金額が処理される。そして、短距離無線媒体60には精算金額が差し引かれた旨、差し引かれた日時、などがデータとして記録される。
ユーザとしては、割引などのための二次元バーコードの処理、精算処理などの動作を、どのタイミングで、どのデバイスに対して実行すればよいのか、が的確に指示されるので、間違えにくい。
読み取り機(の透光板)へユーザへの指示が表示される技術は、従来存在しなかった。本実施形態は、ユーザへの指示を多方面から実行でき、間違えにくさ、ユーザが処理に要する時間の短縮などに貢献している。
(図6)
図6では、第二の実施形態として、投影用文字の種類のバリエーションを示している。この図でも、説明の便宜のため、図4に示していた保護枠42Aを省略して描いている。
本実施形態に係る精算機は、屋外へ設置される場合も想定され、設置された場所が明るかったり暗かったりする。その場合、図5で示した投影用文字板46Aではなく、抜き文字が表示される投影用文字板46Cを採用した。
なお、図6では左の側面支持板44へ投影用文字板46Cを備えていることとして示しているが、図5に示した投影用文字板46Aを右の側面支持板44へ( 投影用文字板46Cとは別に) 備えることしてもよい。そのようにすれば、精算機の設置環境に応じて投影用文字板46A,46Cを選択したり、昼と夜で選択したりして、ユーザが見やすい方を表示させることができる。
また、図4に示していた保護枠42Aを省略して描いたとして説明したが、透光板42の表面に傷付きにくいコーティングを施すなどして、保護枠42Aを省略した実施形態を提供することも可能である。
(図7)
図7では、第三の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す。
この実施形態では、短距離無線通信機49におけるユーザに対する面を立ち上げ、且つバーコード読み取り機41の透光板42がなす面とは異なる角度をなすような立ち上げ部49Aを備えている。
この精算機用リーダモジュールが精算機30へ組み込まれた場合、短距離無線通信機49におけるユーザに対する面が、バーコード読み取り機41の透光板42がなす面とは異なる角度をなすことなる。そのため、透光板42が傷付きにくくなる、ユーザによる操作が円滑となる、などのメリットがある。
(図8)
図8では、第四の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す。
この実施形態では、第三の実施形態にて示した立ち上げ部49Aのバリエーションとも言える。すなわち、角張ったデザインの立ち上げ部49Aとは異なり、保護枠42Aとの境目を円滑な曲面とした曲面立ち上げ部49Bとしている。
なお、この実施形態においても、透光板42の表面に傷付きにくいコーティングを施すなどして、保護枠42Aを省略した実施形態を提供することも可能である。その場合、透光板42との境目を円滑な曲面とした曲面立ち上げ部49Bとすることとなる。
(図9)
図9では、スキャナ装置41および短距離無線通信装置49を縦に並列させる場合のバリエーション、およびそれに伴う指示投影48のバリエーションを示す。
図9(a)、(b)では、スキャナ装置41を上側に、短距離無線通信装置49を下側に並列させたバリエーションを示す。この場合、指示投影48において短距離無線通信装置49への操作を指示する場合は、下向きの矢印表示を含むこととなる。
図9(c)、(d)では、スキャナ装置41を下側に、短距離無線通信装置49を上側に並列させたバリエーションを示す。この場合、指示投影48において短距離無線通信装置49への操作を指示する場合は、上向きの矢印表示を含むこととなる。
(図10)
図10は、駐車場を利用したユーザが、その駐車場利用の料金を前述してきた精算機によって精算する手順の一例を示すフローチャートである。
精算機の前にユーザが立つと、人感センサによって出力パネル33が大気モードから復帰する(S1)。そして、駐車券の挿入を指示する画面が出力パネル33へ出力される(S2)。なお、同時にスピーカ39からは音声案内が流れる。
駐車券が挿入されたら、会員カードの挿入指示が出力パネル33へ出力され、同時にスピーカ38からは音声案内が流れる(S3)。
駐車場の提供者側としては顧客管理の利便性、ユーザとしては金銭的な価値のあるポイントが付与されたり精算手続きの簡素化されたりするといったメリットがあるので、ユーザに対しては会員登録を推奨している。しかし、ユーザによっては会員登録をしておらず(会員登録をしなくても駐車場は利用できる)、会員カードを持っていないユーザもいる。会員カードを持っていないユーザは、精算方法の選択へ飛ぶ(S7)。
会員登録をしているユーザは、会員カードの挿入指示に従って会員カードを挿入する(S5)。すると精算機は、ポイントを付与して会員カードをユーザへ返却する(S6)。
精算機は精算方法を選択するように指示を出すとともに、図示は省略するが、精算方法の選択肢を出力パネル33へ出力する(S7)。出力される選択肢は、クレジットカード、現金、電子マネーなどであり、ユーザが選択したい支払い方法の表示をタッチする。
ユーザが選択した精算方法にしたがった支払い手順を、出力パネル33およびスピーカ38が指示する(S8)。精算ができた場合には終了し(S9、S10)、できない場合には精算方法の選択画面へ戻る(S7)。
(図11)
図11は、前述してきた実施形態に係る精算機α、β、・・・を、精算機管理サーバが多数管理する場合を概念的に示している。
精算機α、β、・・・には、精算機管理サーバとの双方向のデータ通信が可能であるようにしてある。
精算機管理サーバは、各精算機α、βに備えられているカードリーダ34やスキャナ装置37が読み取ったデータを受信したり、出力パネル33へ出力させるデータの更新版を送信したりする。
また、各精算機α、β、・・・の精算に関するデータを吸い上げることによって、駐車場の管理、車両の管理などに用いることができる。
本発明は、精算機(特に駐車料金精算装置であるが、自動販売機をも含む)を製造する製造業、精算機に用いるソフトウェアの開発業、精算機の修理やメンテナンスを行うサービス業、料金の精算機をレンタルするレンタル業、料金の精算機を代行する代行サービス業などにおいて、利用可能性を有する。
10 ;土台
20 ;屋根材
30 ;精算機 31 ;正面板
31A;上部化粧パネル 31B;下部化粧パネル
31C;湾曲面( 上面)
32 ;側面板 32A;キー
33 ;出力パネル 33A;モニタ補強板
33B;操作表示
34 ;カードリーダ 35 ;コイン投入口
36 ;紙幣投入口 37 ;多機能スキャナ
38 ;釣り銭口 39 ;スピーカ
40 ;精算機用リーダモジュール(多機能スキャナ)
41 ;バーコード読み取り機
42 ;透光板 42A;保護枠
43 :カメラ
44 ;側面支持板 45 ;投影光発光器(LED)
46 ;投影用文字板 46A;投影用文字板(QR)
46B;投影用文字板(NFC) 46C ; 投影用文字板( 抜き文字用)
47 ;指示投影(QR) 48 ;指示投影(NFC)
49 ;短距離無線通信機 49A ;立ち上げ部
49B;曲面立ち上げ部
50 ;バーコード表示媒体( スマートフォンの液晶画面)
60 ;短距離無線媒体( 短距離無線I C 内蔵カード)

Claims (4)

  1. 精算機の正面に、バーコード読み取り機および短距離無線通信機を隣接させて設置する精算機用リーダモジュールであって、
    前記のバーコード読み取り機は、
    読み取る対象となるバーコードが表示された媒体を接触させる透光板と、
    その透光板に接したバーコードにピントを合わせて読み取るために前記の透光板に対して略正対して配置されるカメラと、
    前記の透光板および前記のカメラを支持固定する側面支持板と、
    前記の透光板へ精算機のユーザに対する指示を表示する指示表示機構と、
    その指示表示機構の表示に関する制御信号を発する制御装置と、を備え、
    前記の指示表示機構は、前記の側面支持板に形成される投影用文字板と、
    その投影用文字板を介して前記の透光板を照射する光源と、を備え、
    且つ前記の制御装置からの制御信号を介してユーザに対する複数種類の指示を表示可能とした
    精算機用リーダモジュール。
  2. 前記の短距離無線通信機におけるユーザ側の面は、その一部または全部が前記の透光板におけるユーザ側の面よりもユーザ側へ近づくように位置して、面一とならないように形成した
    請求項1に記載の精算機用リーダモジュール。
  3. 請求項1に係る精算機用リーダモジュールを組み込んだ精算機であって、
    その精算機は、精算機のユーザに対する画面出力をする出力パネルと、
    その出力パネルに対する画面出力を制御する出力制御装置と、
    カードリーダ、コイン投入口および紙幣投入口を連続させて備えたユーザ操作装置群と、
    を備え、
    前記のユーザ操作装置群は、前記の出力パネルに隣接させて配置し、
    前記の精算機用リーダモジュールは、前記のユーザ操作装置群の下方へ配置した精算機。
  4. 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
    その通信装置は、前記の制御装置および出力制御装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとした
    請求項3に記載の精算機。
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