JP2013137597A - 駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場サービスの運用に支障を生じさせることなく、駐車場管理装置を制御するためのプログラムの更新を行う。
【解決手段】駐車場管理システム1は、各駐車料金精算機5、6、8等の内部プログラムデータを更新する機能を有する。駐車場管理センタの管理PC2は、内部プログラムデータのダウンロード開始基準日時を示す情報を含む遠隔ダウンロード要求を各駐車料金精算機に送信し、各駐車料金精算機はダウンロード開始基準日時と自己のIDを用いて演算し、内部プログラムデータのダウンロード開始日時を決定する。ダウンロード開始日時が到来したとき、各駐車料金精算機は、内部プログラムデータの更新日時を示す情報を含むプログラム更新スクリプトファイルをファイル管理センタのファイルサーバ4から受信した後、内部プログラムデータをファイルサーバから受信し、更新日時が到来したとき内部プログラムデータを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータおよび通信ネットワークを利用して複数の駐車場の管理を一括的に行う駐車場管理システムに関する。
近年、無人管理の駐車場が増加しているが、無人管理の駐車場における様々なトラブルに対処するために、管理機関によって複数の駐車場を一括して遠隔監視したり、遠隔操作可能な駐車場管理システムが普及している。
このような駐車場管理システムにおいては、駐車場管理センタやメンテナンスステーションといった管理機関が各地に点在する複数の駐車場を一括して管理しつつ、駐車料金精算機等の駐車場管理装置のトラブルや利用者の問合せに対応したり、駐車場管理装置のトラブル対策や仕様変更のために、駐車場管理装置の動作を制御する内部プログラムを遠隔操作で書き換えたりする機能が必要となっていた。
例えば特許文献1には、駐車場とメンテナンスステーションを公衆回線で接続し遠隔管理し、駐車場の料金体系の変更および駐車場機器の定期メンテナンスの際は、メンテナンスステーションの通信端末機器が公衆回線を介して駐車場の通信端末機器を発呼し自動着信させ、駐車場の管理計算機はステーションから料金体系情報や自己診断の内容を受け取って駐車場機器に展開して実行し、自己診断の結果をステーションに返し、駐車場機器に異常が発生した場合は、駐車場の通信端末機器は公衆回線を介してステーションを自動発呼するとともに、管理計算機は異常の内容を通知し、ステーションは自動着信して管理計算機からの内容により駐車場機器の異常を検知する遠隔管理方法が開示されている。
また、例えば特許文献2には、特別な設備を独自に保有することなく、必要な機能(サービス)を自由に設定できる安価で画期的な遠隔監視管理システムを提供することを目指し、設備機器等に各種のセンサを設置して成る監視管理対象の当該センサに接続され、設備機器等の問題発生時の警報信号または正常作動状態の確認信号等を通信網を通じて送信させるための管理通信手段と、管理通信手段を経由して送信された前記信号を通信網を通して受信し、この受信情報内容を解釈してそれに対応する情報を各種管理会社等に転送するための処理手順を登録設定させるよう管理センタに備えたシステムデータベースとから構成された遠隔監視・管理システムが開示されている。
特許3363276号公報 特許3688575号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、複数の駐車場の定期メンテナンスを行う場合に自己診断の内容を公衆回線を介してメンテナンスステーションから受け取る必要があるが、単純な自己診断内容の選別情報であればその際の通信時間やメンテナンスステーション側の負荷がさほど増えることはないが、大規模なプログラムの書換えなどのメンテナンスの場合には、個々の駐車場ごとに送信するプログラムデータの容量が大きくなり、通信時間が長く掛かってしまい、駐車場サービスの運用を一時的に停止して実施するなどの手段が必要となるという問題がある。
さらに、対象となる駐車場が多数に及んだ場合には、それらの駐車場管理機器や通信端末機器に対して、前述の大規模なプログラムを一斉に送信することになり、通信トラフィックが混雑してしまい、それでなくとも長く掛かる通信時間がさらに長時間化し、駐車場サービスの運用停止期間が長くなるおそれがある。
一方、特許文献2の技術においては、端末状態監視システムにおいて管理センタからユーザー端末側に対して状態データの送出時間間隔を指定し、その時間間隔に従ってユーザー端末は自らの状態を管理センタ側に通知することにより、管理センタがユーザー端末に対し状態送信要求を毎回発行し、これにユーザー端末が応答するシステムに比べて、サーバの負荷を減らしかつ負荷制御を可能にしている。
ところが、予め状態データの送出時間間隔を指定するためには、その送受信されるデータの容量がある程度小さくまとまっている必要があり、この技術を大規模なプログラムの書き換えなどの遠隔メンテナンスの機能には利用することができないのが実情である。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、駐車場サービスの運用に支障を生じさせることなく、駐車場管理装置を制御するためのプログラムの配信または更新を行うことができる駐車場管理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の駐車場管理システムは、複数の駐車場を管理する駐車場管理システムであって、前記各駐車場に設置され、当該駐車場において駐車場管理処理を行う駐車場管理装置と、前記各駐車場から離れた場所に設置され、前記各駐車場管理装置と通信可能に接続されたシステム管理装置とを備え、前記システム管理装置は、前記各駐車場管理装置に前記駐車場管理処理を行わせるためのプログラムデータの送信日時を示す情報、または当該プログラムデータの送信日時を決定するための基準となる情報を含む送信日時判断情報を送信する日時情報送信手段と、前記プログラムデータの更新日時を示す更新日時情報を含む更新指示情報を送信する更新指示情報送信手段と、プログラム送信要求指令を受信する要求指令受信手段と、前記要求指令受信手段により受信されたプログラム送信要求指令に応じて前記プログラムデータを送信するプログラム送信手段とを備え、前記各駐車場管理装置は、情報を記憶することができる記憶部と、前記日時情報送信手段から送信された送信日時判断情報を受信する日時情報受信手段と、前記更新指示情報送信手段から送信された更新指示情報を受信する更新指示情報受信手段と、前記日時情報受信手段により受信された送信日時判断情報に基づいて前記プログラムデータの送信日時を決定する送信日時決定手段と、前記送信日時決定手段により決定された送信日時が到来したとき、前記プログラムデータの送信を要求するための前記プログラム送信要求指令を送信する要求指令送信手段と、前記プログラム送信手段から送信されたプログラムデータを受信するプログラム受信手段と、前記プログラム受信手段により受信されたプログラムデータを新プログラムデータとして前記記憶部に記憶するプログラムデータ記憶手段と、前記更新指示情報受信手段により受信された更新指示情報に含まれる更新日時情報が示す更新日時が到来したとき、前記記憶部に予めまたは前回記憶された旧プログラムデータを前記新プログラムデータに更新する更新手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の第1の駐車場管理システムによれば、システム管理装置から各駐車場管理装置に送信される送信日時判断情報に基づいて、各駐車場管理装置へプログラムデータを送信する日時が決まるので、各駐車場管理装置にプログラムデータが送信される時間帯をシステム管理装置の指揮のもと一元的に設定することができる。したがって、各駐車場管理装置についてプログラムデータが送信される時間帯を例えば通信トラフィックが比較的空いている時間帯に設定することができ、これにより、各駐車場管理装置へのプログラムデータの送信を円滑に短時間に終えることができる。
また、本発明の第1の駐車場管理システムによれば、システム管理装置から各駐車場管理装置に送信される更新指示情報に基づき、各駐車場管理装置においてプログラムデータが更新される日時が決まるので、各駐車場管理装置においてプログラムデータが更新される時間帯をシステム管理装置の指揮のもと一元的に設定することができる。したがって、各駐車場管理装置においてプログラムデータが更新される時間帯を例えば駐車場管理処理が比較的頻繁に行われない時間帯に設定することができ、これにより、駐車場利用者による駐車場の利用が駐車場管理装置におけるプログラムデータの更新によって妨げられる可能性を低くすることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の駐車場管理システムは、上述した本発明の第1の駐車場管理システムにおいて、前記送信日時判断情報には、前記各駐車場管理装置で共通であり、前記プログラムデータの送信日時を決定するための基準となる日時である送信基準日時が含まれ、前記日時情報送信手段は前記送信日時判断情報を前記各駐車場管理装置に一斉に送信することを特徴とする。
本発明の第2の駐車場管理システムによれば、各駐車場管理装置で共通の送信基準日時を各駐車場管理装置に一斉に送信することにより、各駐車場管理装置についてのプログラムデータの配信および更新の一元的な管理を容易に図ることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第3の駐車場管理システムは、上述した本発明の第2の駐車場管理システムにおいて、前記各駐車場管理装置は、当該駐車場管理装置自体または当該駐車場管理装置が設置された駐車場を識別するための識別番号を有し、各駐車場管理装置の前記送信日時決定手段は、前記日時情報受信手段により受信された送信日時判断情報と当該駐車場管理装置が有する前記識別番号とを用いて所定の演算を行うことにより、当該駐車場管理装置についての前記プログラムデータの送信日時を決定することを特徴とする。
本発明の第3の駐車場管理システムにおいて、送信日時判断情報を受信する駐車場管理装置はそれぞれ相互に異なる識別番号を有する。そして、各駐車場管理装置は、駐車場管理装置間で共通の送信基準日時を含む送信日時判断情報と、駐車場管理装置ごとに異なる識別番号とを用いて演算を行い、プログラムデータの送信日時を決定する。これにより、プログラムデータの送信日時を駐車場管理装置ごとに異ならせることができる。プログラムデータの送信日時を駐車場管理装置ごとに異ならせると共に、これらの送信日時を、通信トラフィックが比較的空いている時間帯に収まるように設定すれば、プログラムデータを円滑に短時間で送信することができる通信環境下において、プログラムデータの複数の駐車場管理装置への送信が時間的に重なり合うことを避けつつ、プログラムデータを各駐車場管理装置へ送信することができる。したがって、各駐車場管理装置へのプログラムデータの送信を効率よく行うことができ、また、プログラムデータの送信によって通信トラフィックが混雑することを防止することができる。
また、個々の駐車場管理装置が、送信基準日時に基づいて、それぞれの駐車場管理装置に対してのシステム管理装置からのプログラムデータの送信開始日時を決定するので、システム管理装置は、共通の(単一の)送信基準日時を各駐車場管理装置に送信すれば足りる。したがって、システム管理装置は、複数の具体的な送信開始日時を決定するための処理を行わなくてもよい。これにより、例えば駐車場管理装置の追加・除去を行った場合に、このためにシステム管理装置の処理内容に変更が生じることを防ぐことができ、駐車場管理システムの規模の拡大・縮小を容易に図ることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第4の駐車場管理システムは、上述した本発明の第1ないし第3のいずれかの駐車場管理システムにおいて、前記更新指示情報には、前記各駐車場管理装置の前記記憶部において前記プログラムデータを記憶する領域を指定する記憶領域指定情報が含まれ、前記各駐車場管理装置の前記プログラムデータ記憶手段は、前記プログラム受信手段により受信されたプログラムデータを、前記記憶部において前記記憶領域指定情報が指定する領域に記憶することを特徴とする。
本発明の第4の駐車場管理システムによれば、各駐車場管理装置においてプログラムデータを記憶する領域を一元的に管理することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第5の駐車場管理システムは、上述した本発明の第1ないし第4のいずれかの駐車場管理システムにおいて、前記システム管理装置は、互いに離れた場所に別々に設置することが可能な第1のシステム管理装置および第2のシステム管理装置を備え、前記第1のシステム管理装置は前記日時情報送信手段を備え、前記第2のシステム管理装置は前記更新指示情報送信手段、前記要求指令受信手段、および前記プログラム送信手段を備えていることを特徴とする。
駐車場管理に係る作業には、例えば各駐車場における駐車料金の集計、駐車場利用者に対する案内、駐車車両の監視等、駐車場管理の日常的な作業と、例えば駐車場管理システムの設計・立案、個々の駐車料金精算機および駐車券発行機等の内部プログラムの更新、これらの装置のメンテナンス等、駐車場管理システム自体の保守・改良に関する作業とがある。本発明の第5の駐車場管理システムによれば、駐車場管理の日常的な作業を第1のシステム管理装置により行い、駐車場管理システム自体の保守・改良に関する作業を第2のシステム管理装置により行うといったように、性質の異なる2つの駐車場管理作業を分けて行うことができる。さらに、2つのシステム管理装置をそれぞれ別の場所に設置すれば、性質の異なる2つの駐車場管理作業をそれぞれ別々の場所でそれぞれ集中的・専門的に行うことができる。また、例えば駐車料金の改定に係る情報等は、当該改定が実施される前の段階では秘匿性の高い情報である。そこで、駐車料金の改定を反映したプログラムデータの管理を、日常的な管理を行う第1のシステム管理装置では行わず、第1のシステム管理装置とは別の場所に設置された第2のシステム管理装置のみにより行うことで、駐車料金の改定に係る情報等の秘匿性を確保することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第6の駐車場管理システムは、上述した本発明の第5の駐車場管理システムにおいて、前記各駐車場管理装置は、前記送信日時決定手段により決定された送信日時が到来したとき、前記第1のシステム管理装置との間の通信を切断し、前記第2のシステム管理装置との間の通信接続を確立し、前記更新指示情報受信手段による更新指示情報の受信、前記要求指令送信手段によるプログラム送信要求指令の送信、および前記プログラム受信手段によるプログラムデータの受信が完了した後、前記第2のシステム管理装置との間の通信を切断し、前記第1のシステム管理装置との間の通信接続を再び確立することを特徴とする。
本発明の第6の駐車場管理システムによれば、1本の通信回線を利用するだけで、第1のシステム管理装置との通信と、第2のシステム管理装置との通信を行うことができる。したがって、通信回線契約費用を削減することができる。また、複数の通信回線に接続する機能を備えていない既存の駐車場管理装置を利用して本発明を容易に実施することが可能になる。
上記課題を解決するために、本発明の第7の駐車場管理システムは、上述した本発明の第1ないし第6のいずれかの駐車場管理システムにおいて、前記各駐車場管理装置の前記記憶部は、前記プログラムデータを記憶するための記憶領域を少なくとも2つ有し、少なくとも新旧2つのバージョンのプログラムデータが同時に記憶された状態を維持することができることを特徴とする。
本発明の第7の駐車場管理システムによれば、更新後のプログラムデータと更新前のプログラムデータとの双方を記憶保持することができるので、例えばプログラムデータを更新した後に何らかの不具合が生じた場合等には、更新前のプログラムデータを用いて駐車場管理装置を動作させることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第8の駐車場管理システムは、上述した本発明の第1ないし第7のいずれかの駐車場管理システムにおいて、前記各駐車場管理装置は駐車料金精算機であることを特徴とする。
本発明の第8の駐車場管理システムによれば、駐車料金や税率、各種条例の改定への対応や、近隣商業施設との連携によるポイントサービスの追加等を行う場合に各駐車料金精算機のプログラムデータの更新を一元的に効率よく行うことができ、駐車料金の改定等に伴うプログラム更新作業によって駐車場サービスが長時間中断してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、駐車場サービスの運用に支障を生じさせることなく、駐車場管理装置を制御するためのプログラムの配信または更新を行うことができる。
本発明の実施形態による駐車場管理システムを示す説明図である。 本発明の実施形態による駐車場管理システムにおける駐車料金精算機の内部構造を示すブロック図である。 本発明の実施形態による駐車場管理システムにおけるプログラム更新処理を示す状態遷移図である。 図3に続くプログラム更新処理を示す状態遷移図である。 本発明の実施形態による駐車場管理システムにおける遠隔ダウンロード要求の本体部の内容の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態による駐車場管理システムにおけるプログラム更新スクリプトファイルの内容の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態による駐車場管理システムにおける駐車料金精算機のメモリ内に形成された記憶領域構造を示す説明図である。 本発明の他の実施形態による駐車場管理システムを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(駐車場管理システム)
図1は、本発明の実施形態による駐車場管理システムを示している。図1において、本発明の実施形態による駐車場管理システム1は、複数の駐車場を一括的に管理するシステムである。駐車場管理システム1によれば、多数の駐車場が広域に散在している場合であっても、これらの駐車場を一括管理することができる。
駐車場管理システム1の管理対象である駐車場は、主に、駐車場をその現場で直接管理する管理者または係員が存在しない無人管理の有料駐車場である。また、駐車場管理システム1の管理対象である駐車場は、未精算の駐車車両を駐車スペース内にロックするロック装置としてフラップ装置を設置したフラップ式駐車場でもよく、駐車場の出入口にゲート装置を設置したゲート式駐車場でもよく、ゲート装置もフラップ装置も設置せず、その代わりにカメラ等を用いて駐車車両等を監視するフラップレス駐車場でもよい。また、駐車場管理システム1は、これらいくつかの異なる方式の駐車場が混在している場合でも一括管理を行うことができる。
本実施形態では、駐車場管理システム1が駐車場P1〜P3を一括管理する場合を例にあげる。例えば、駐車場P1は1台の駐車料金精算機5が設置された小規模なフラップ式駐車場であり、駐車場P2は2台の駐車料金精算機6、7が設置された中規模なフラップ式駐車場であり、駐車場P3は2台の駐車料金精算機8、9および2台の駐車券発行機10、11が設置された大規模とまではいえないが駐車場P2よりは規模が大きいゲート式駐車場である。
本実施形態における駐車場管理システム1は、駐車場管理センタMに設置された第1のシステム管理装置としての管理PC(パーソナルコンピュータ)2および管理DB(データベース)3と、ファイル管理センタFに設置された第2のシステム管理装置としてのファイルサーバ4と、駐車場P1に設置された駐車料金精算機5と、駐車場P2に設置された2台の駐車料金精算機6、7と、駐車場P3に設置された2台の駐車料金精算機8、9および2台の駐車券発行機10、11とを備えている。駐車料金精算機5〜9はそれぞれ駐車場管理装置の具体例である。
駐車場管理センタMは、駐車場P1〜P3の遠隔集中管理を行う機関であり、主として、例えば各駐車場P1〜P3における駐車料金の集計、駐車場利用者に対する案内、駐車車両の監視等、駐車場管理の日常的な作業を行う機関である。駐車場管理センタMは駐車場P1〜P3から離れた場所にある。駐車場管理センタMにおいて、管理PC2は、駐車場P1〜P3の一括管理作業を担当するオペレータが操作する装置である。管理PC2にはオペレータ用のヘッドセット(図示せず)が接続されている。管理PC2は、図示しないインターネット接続アダプタを介してインターネットに接続されており、さらにインターネットを介して広域通信回線網と接続されている。また、管理DB3は、駐車場P1〜P3の一括管理に必要な情報を記憶したデータベースである。なお、駐車場管理センタについては、例えば駐車場P1、P2を管理する第1の駐車場管理センタ、駐車場P3を管理する第2の駐車場管理センタというように、複数の駐車場管理センタを設けてもよいが、本実施形態では、駐車場P1〜P3を管理する1つの駐車場管理センタMが設けられている場合を例にあげる。
ファイル管理センタFは、駐車場管理システム1の設計・立案、個々の駐車料金精算機および駐車券発行機等の内部プログラムの更新、これらの装置のメンテナンス等、駐車場管理システム1自体の保守・改良に関する作業を行う機関である。ファイル管理センタFは駐車場P1〜P3および駐車場管理センタMから離れた場所にある。ファイル管理センタFに設置されたファイルサーバ4は例えばサーバコンピュータである。ファイルサーバ4は、図示しないインターネット接続アダプタを介してインターネットに接続されており、さらにインターネットを介して広域通信回線網と接続されている。ファイル管理センタFは、例えば駐車場管理センタMとは異なる場所に設けられている。上述したように駐車場管理センタは複数設けてもよいが、ファイル管理センタFは単一であることが望ましい。ファイル管理センタFを単一にすることにより、駐車場管理システム1における各駐車料金精算機5〜9および各駐車券発行機10、11の保守・改良(例えば後述する内部プログラムの更新)の一元的実施を容易に実現することができると共に、駐車料金や税率、各種条例の改定に関する情報、さらにはポイントサービスの追加に関する情報等の秘匿性を確保することができる。
一方、駐車場P1の駐車料金精算機5、駐車場P2の駐車料金精算機6、および駐車場P3の駐車料金精算機8は広域通信回線網にそれぞれ接続されている。これにより、管理PC2と駐車料金精算機5、6、8のそれぞれとの間で無線による双方向通信を行うことができ、ファイルサーバ4と駐車料金精算機5、6、8のそれぞれとの間でも無線による双方向通信を行うことができる。
また、駐車場P2において、駐車料金精算機7は広域通信回線網には接続されていない。駐車料金精算機7は、駐車料金精算機6と例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)を介して接続されている。駐車料金精算機6は、ファイルサーバ4から駐車料金精算機6に送信された情報を駐車料金精算機7に転送することができる。また、駐車場P3において、駐車料金精算機9は広域通信回線網には接続されていない。駐車料金精算機9は、駐車料金精算機8と例えばLANを介して接続されている。駐車料金精算機8は、ファイルサーバ4から駐車料金精算機8に送信された情報を駐車料金精算機9に転送することができる。なお、駐車券発行機10、11も広域通信回線網には接続されていない。駐車券発行機10、11をLANを介して駐車料金精算機8と接続し、駐車料金精算機8から駐車券発行機10、11に情報の転送を可能としてもよい。
(駐車料金精算機)
図2はフラップ式の駐車場P1に設置された駐車料金精算機5を示している。駐車料金精算機5は駐車場管理処理として主に駐車料金の精算、図示しない複数のフラップ装置の制御等を行う。駐車料金精算機5は、図2に示すように、CPU(中央処理装置)21、およびCPU21にバス22を介して接続された記憶部としてのメモリ23を備えている。メモリ23は、例えばハードディスクドライブ等の書換可能な記憶装置、または例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の書換可能な記憶素子を備えている。また、駐車料金精算機5は、駐車場利用者に対する案内や駐車料金の額等を表示する表示器24、駐車場利用者が駐車料金精算時に操作するテンキーや操作キーを含む入力キー装置25、定期カードや電子マネーカードなどから情報を読み取るカードリーダ26、駐車料金精算時に駐車場利用者が硬貨投入口から投入した硬貨を読み込んで蓄積するコインセレクタ27、駐車料金精算時に駐車場利用者が紙幣挿入口から挿入した紙幣を読み込んで蓄積する紙幣リーダ28、および駐車場P1の各車室に設置されたフラップ装置を制御するフラップ装置制御部29を備えている。さらに、駐車料金精算機5は、領収証プリンタ30、スピーカ31、領収証釦32、扉開センサ33、硬貨払い出し装置34等を備えている。駐車料金精算機5において、これらの装置・機器は、インターフェイス35およびバス22を介してCPU21およびメモリ23に接続されている。駐車場利用者が入力キー装置25を操作してフラップ装置の番号(車室番号)を入力すると、駐車料金が表示器24に表示され、これに従って駐車場利用者が駐車料金の精算を済ますと、駐車場利用者が入力した番号のフラップ装置が制御され、当該フラップ装置のフラップ板が起立状態から倒伏状態に移行する。これにより駐車場利用者は車両を出庫させることができる。
また、駐車料金精算機5は、外部通信部36を備えている。外部通信部36はインターフェイス35およびバス22を介してCPU21およびメモリ23に接続されている。さらに、外部通信部36にはDCE(データ端末装置、Data Circuit Terminating Equipment)37が接続されている。DCE37は、駐車料金精算機5を広域通信回線網と通信可能に接続するための装置であり、モデムまたはターミナルアダプタとしての機能を備えている。駐車料金精算機5は、外部通信部36およびDCE37を介して広域通信回線網と接続され、管理PC2およびファイルサーバ4と無線によるデータ通信を行うことができる。また、DCE37にはインターホン38が接続され、駐車場利用者は、インターホン38を介して駐車場管理センタMにおける管理PC2のオペレータと通話することができ、例えば駐車料金の精算等についてオペレータから案内を受けることができる。
また、駐車料金精算機5は、場内通信部39を備えている。場内通信部39もインターフェイス35およびバス22を介してCPU21およびメモリ23に接続されている。場内通信部39は、例えばLAN通信回路を備えている。駐車料金精算機5に他の駐車料金精算機をLANを介して接続した場合には、駐車料金精算機5は、場内通信部39を介して他の駐車料金精算機とデータ通信を行うことができる(なお本実施形態では駐車料金精算機5に他の駐車料金精算機は接続されていない)。
また、駐車場P2に設置された駐車料金精算機6、7は、駐車料金精算機5とそれぞれほぼ同じ構成を有し、駐車場管理処理として主に駐車料金の精算、複数のフラップ装置の制御等を行う。また、駐車場P3に設置された駐車料金精算機8、9は、駐車料金精算機5とそれぞれほぼ同じ構成を有し、駐車場管理処理として主に駐車料金の精算、図示しない入口と出口のゲート装置の制御等を行う。なお、駐車料金精算機5は、本実施形態では、駐車場P1内において他の駐車場管理装置とLANを介して接続されていないので、駐車料金精算機5から場内通信部39を取り除いてもよい。また、駐車場P2、P3に設置された駐車料金精算機7、9は、管理PC2またはファイルサーバ4と直接通信を行わないので、外部通信部36またはDCE37の構成を簡略化することが可能である(インターホン38による通話機能は維持することが望ましい)。また、駐車場P3に設置された駐車料金精算機8、9は、フラップ装置制御部29の代わりに、ゲート装置を制御するゲート装置制御部を備えている。
また、駐車場管理システム1が有する駐車場管理装置、すなわち駐車料金精算機5〜9にはそれぞれ、ID(識別番号)および機械番号が付与されている。IDは駐車場固有の番号であり、駐車場ごとに異なる。すなわち、設置されている駐車場が異なればIDは異なるが、設置されている駐車場が同一であればIDは同一である。本実施形態における駐車場P1〜P3には例えば次のようなIDが付与されている。
駐車場P1のID: ×××000
駐車場P2のID: ×××001
駐車場P3のID: ×××002
一方、機械番号は、各駐車場において駐車場管理装置に割り振られた番号であり、各駐車場において駐車場管理装置ごとに異なる。例えば、数桁の追い番が機械番号として用いられている。具体的には、駐車場P2の駐車料金精算機6は上述の駐車場IDと機械番号を組合せて、×××001−00、駐車料金精算機7は×××001−01というように識別可能となっている。
(プログラム更新処理)
図3および図4は、駐車場管理システム1におけるプログラム更新処理を示している。プログラム更新処理とは、概説すると、駐車場管理システム1が有する駐車場管理装置、すなわち本実施形態においては駐車料金精算機5〜9のそれぞれ内部のメモリに記憶され、これらの装置のそれぞれの動作を制御する内部プログラムを更新する処理である。プログラム更新処理は、概ね次のような手順で行われる。
(1)遠隔ダウンロード要求処理: 図3に示すように、駐車場管理センタMの管理PC2が、広域通信回線網に接続された駐車場管理装置すなわち駐車料金精算機5、6、8に、遠隔ダウンロード要求を同時に一斉に送信する。遠隔ダウンロード要求は、駐車料金精算機5、6、8に対し、内部プログラムデータのダウンロード処理を要求する指令である。遠隔ダウンロード要求には、ダウンロード開始基準日時を示す情報が含まれている。ダウンロード開始基準日時とは、内部プログラムデータのダウンロード開始日時を決定するための基準となる日時である。ダウンロード開始基準日時は駐車料金精算機5、6、8間で共通である。駐車場管理センタMから遠隔ダウンロード要求を受信した駐車料金精算機5、6、8は、ダウンロード開始基準日時を取得する。なお、遠隔ダウンロード要求は送信日時判断情報の具体例であり、ダウンロード開始基準日時は送信基準日時の具体例であり、管理PC2は、遠隔ダウンロード要求を送信するとき日時情報送信手段として機能する。また、各駐車料金精算機5、6、8は、遠隔ダウンロード要求を受信するとき日時情報受信手段として機能する。
(2)ダウンロード開始日時決定処理: 図3に示すように、遠隔ダウンロード要求を受信した駐車料金精算機5、6、8はそれぞれ、取得したダウンロード開始基準日時およびIDを用いて所定の演算を行い、内部プログラムデータのダウンロードを開始する日時、すなわちダウンロード開始日時(送信日時)を決定する。各演算の結果、駐車料金精算機5、6、8において、ダウンロード開始日時はそれぞれ異なる日時となる。なお、各駐車料金精算機5、6、8は、ダウンロード開始日時決定処理を行うとき送信日時決定手段として機能する。
(3)ダウンロード処理: 図3に示すように、ダウンロード開始日時が到来したとき、駐車料金精算機5、6、8は、まず、ファイル管理センタFのファイルサーバ4に対し、プログラム更新スクリプトファイルの送信を要求する。これに応じ、ファイルサーバ4は駐車料金精算機5、6、8にプログラム更新スクリプトファイルを送信する。プログラム更新スクリプトファイルには、ダウンロードすべき内部プログラムデータを指定するための情報(例えば内部プログラムデータのパスおよび名前)、内部プログラムの更新日時等が記述されている。なお、プログラム更新スクリプトファイルは更新指示情報の具体例であり、ファイルサーバ4は、プログラム更新スクリプトファイルを送信するとき更新指示情報送信手段として機能する。また、各駐車料金精算機5、6、8は、プログラム更新スクリプトファイルを受信するとき更新指示情報受信手段として機能する。
次に、駐車料金精算機5、6、8は、プログラム更新スクリプトファイルを参照し、ダウンロードすべき内部プログラムデータを指定し、当該内部プログラムデータのダウンロードをファイルサーバ4に要求する。これに応じ、ファイルサーバ4は駐車料金精算機5、6、8に内部プログラムデータを送信する。駐車料金精算機5、6、8はそれぞれ、受信した内部プログラムデータを内部のメモリ23に記憶する。上述したように、ダウンロード開始日時は駐車料金精算機5、6、8ごとにそれぞれ異なるので、以上のダウンロード処理が行われるタイミングは駐車料金精算機5、6、8ごとに相互に異なる。なお、ファイルサーバ4は、駐車料金精算機5、6、8からの要求に応じて内部プログラムデータを送信するとき要求指令受信手段およびプログラム送信手段として機能する。また、各駐車料金精算機5、6、8は、ファイルサーバ4に対して内部プログラムデータの送信を要求するとき要求指令送信手段として機能し、ファイルサーバ4から送信された内部プログラムデータを受信して記憶するときプログラム受信手段およびプログラムデータ記憶手段として機能する。
(4)転送処理: 図4に示すように、駐車場P2において、内部プログラムデータをダウンロードした駐車料金精算機6は、ダウンロードした内部プログラムデータを他の駐車料金精算機7に転送する。また、駐車場P3において、内部プログラムデータをダウンロードした駐車料金精算機8は、ダウンロードした内部プログラムデータを他の駐車料金精算機9に転送する。なお、以上の転送処理は、上記ダウンロード処理後、下記の更新日時が到来する前までに行われる。また、駐車場P1の駐車料金精算機5は、駐車場P1には他の駐車場管理装置が設置されていないので、転送処理は行わない。
(5)更新実行処理: 図4に示すように、内部プログラムの更新日時が到来したとき、駐車料金精算機5、6、8は、ファイルサーバ4からダウンロードした内部プログラムデータを用いて内部プログラムを更新し、駐車料金精算機7、9は、駐車料金精算機6、8から転送された内部プログラムデータを用いて内部プログラムを更新する。なお、内部プログラムの更新日時を示す情報は、駐車料金精算機5、6、8がダウンロード処理においてファイルサーバ4から受信したプログラム更新スクリプトファイルに含まれている。また、更新日時を示す情報は、転送処理において駐車料金精算機6、8から駐車料金精算機7、9に転送される。駐車料金精算機5〜9は、更新日時を示す情報を読み取り、内部プログラムの更新日時の到来を認識することができる。各駐車場料金精算機5〜9は、内部プログラムを更新するとき更新手段として機能する。
(遠隔ダウンロード要求処理)
上記プログラム更新処理における遠隔ダウンロード要求処理について詳細に説明する。例えば、駐車料金、税率、ポイントサービス対象、管理方式等、駐車場管理に関する事項が改定されると、駐車場管理システム1が有する駐車場管理装置、すなわち、駐車料金精算機5〜9のそれぞれの内部プログラムを更新する必要が生じることがある。このような場合には、例えば駐車場管理システム1のオペレータが管理PC2を操作し、図3に示すように、管理PC2から、広域通信回線に接続された駐車料金精算機5、6、8に、遠隔ダウンロード要求を送信する。遠隔ダウンロード要求は、広域通信回線網に接続された駐車料金精算機5、6、8のそれぞれについて作成され、管理PC2からこれら駐車料金精算機5、6、8に同時に一斉に送信される。遠隔ダウンロード要求はサイズが小さい情報であるため、遠隔ダウンロード要求の一斉送信はきわめて短時間で終了する。このような遠隔ダウンロード要求処理によれば、プログラム更新処理を開始するきっかけとなる指令を、駐車場管理システム1が有する、広域通信回線網に接続された駐車料金精算機5、6、8に一斉に発することができ、内部プログラムの更新に関する一連の処理を遠隔的に、一元的に、かつ容易に実施することができる。なお、駐車料金精算機5、6、8は、遠隔ダウンロード要求の受信処理中でも駐車料金の精算処理を行うことができる。
ここで、図5は遠隔ダウンロード要求の本体部の構造を示している。遠隔ダウンロード要求は例えば短いコードが記述された小さいサイズの情報(電文)である。遠隔ダウンロード要求は例えばヘッダ部、本体部およびフッダ部を備え、ヘッダ部には、当該電文を送信する送信先のIPアドレスが含まれている。また、本体部には、図5に示すように、コマンド指定部41、制御種別指定部42、ID43、機械番号44、ダウンロード開始基準日時45、更新日時46、プログラム更新スクリプトファイルの名前47が含まれている。コマンド指定部41は当該電文の種類または役割を示す。例えばコマンド指定部41の「88」は、当該電文が遠隔ダウンロード要求であることを示す。制御種別指定部42は遠隔段ロード要求の要求事項を示す。例えば制御種別指定部42の「00」は、遠隔ダウンロード要求の要求事項が内部プログラムの一斉更新であることを示す。なお、制御種別指定部を「01」とすることで、特定の駐車料金精算機の内部プログラムまたはその他の補助的プログラムあるいはデータの変更を要求することもできる。ID43は、当該遠隔ダウンロード要求を送信する送信先の駐車料金精算機に付与されたIDであり、機械番号44は、当該遠隔ダウンロード要求を送信する送信先の駐車料金精算機に付与された機械番号である。ダウンロード開始基準日時45は、ダウンロード開始日時決定の基準となる年月日時分である。更新日時46は、内部プログラムデータを更新する年月日時分である。なお、更新日時が後述するようにプログラム更新スクリプトファイルに記述されている場合には、遠隔ダウンロード要求中に更新日時を含ませなくてもよい。また、プログラム更新スクリプトファイルの名前47は、ファイルサーバ4の記憶装置のルートに記憶されたプログラム更新スクリプトファイルの名前である。
遠隔ダウンロード要求を受信した駐車料金精算機5、6、8はそれぞれ、遠隔ダウンロード要求の正否の判定(ダウンロード判定)を行い、遠隔ダウンロード要求が正しい場合には、その旨を示す遠隔ダウンロード応答を管理PC2に送信する。また、駐車料金精算機5、6、8は、受信した遠隔ダウンロード要求を内部のメモリ23にそれぞれ記憶する。
(ダウンロード開始日時決定処理)
次に、上記プログラム更新処理におけるダウンロード開始日時決定処理について詳細に説明する。駐車料金精算機5、6、8は、受信した遠隔ダウンロード要求に含まれるダウンロード開始基準日時およびIDを用いて次の数式F1に示す演算を行い、ダウンロード開始日時をそれぞれ決定する。
T=R+P・(D−1) (F1)
なお、Tはダウンロード開始日時であり、Rはダウンロード開始基準日時であり、Pは設定時間間隔であり、Dはダウンロード順番(具体的には1から始まる整数)である。ダウンロード開始基準日時は、遠隔ダウンロード要求中に記述されている。設定時間間隔は例えば予め設定されて各駐車料金精算機5、6、8のメモリ23等に記憶されている。ダウンロード順番は、内部プログラムデータをダウンロードする順番であり、IDに基づいて容易に決定することができる。例えば、本実施形態においては、IDの下三桁が「000」、「001」、「002」と連番なので、「000」が第1番、「001」が第2番、「002」が第3番というようにダウンロードの順番を決定する。上記数式F1によれば、本実施形態においては、例えば遠隔ダウンロード要求中に記述されたダウンロード開始基準日時が2011年11月19日午前2時0分0秒であり、予め設定された設定時間間隔が3分である場合には、駐車場P1に設置された駐車料金精算機5のダウンロード開始日時が2011年11月19日午前2時0分0秒となり、駐車場P2に設置された駐車料金精算機6のダウンロード開始日時が2011年11月19日午前2時3分0秒となり、駐車場P3に設置された駐車料金精算機8のダウンロード開始日時が2011年11月19日午前2時6分0秒となる。各駐車料金精算機5、6、8において、決定されたダウンロード開始日時はメモリ23に記憶される。
ここで、ダウンロード開始基準日時は、通信トラフィックが比較的空いている時間帯に各駐車料金精算機5、6、8におけるダウンロード処理が行われるように設定することが望ましい。例えば時間は深夜から早朝にかけての時間帯がよい。これにより、通信トラフィックの混雑を回避することができ、通信の遅延を防止することができる。また、上記設定時間間隔は、1つの駐車料金精算機に内部プログラムデータをダウンロードするのにかかる時間を予測し、その予測した時間以上の時間に設定することが望ましい。例えば1つの駐車料金精算機に内部プログラムデータをダウンロードするのにかかる時間が3分弱の場合には、設定時間間隔を3分に設定する。当該ダウンロードするのにかかる時間がより短い場合にはそれに応じて設定時間間隔をより短くし、当該ダウンロードするのにかかる時間がより長い場合にはそれに応じて設定時間間隔をより長くすることが望ましい。これにより、内部プログラムのダウンロードが駐車料金精算機ごとに異なる時間に行われるようになる。すなわち、複数の駐車料金精算機への内部プログラムのダウンロードが同時に行われることがない。したがって、通信トラフィックの混雑を回避することができ、通信の遅延を防止することができる。
なお、駐車場管理システムが有する、広域通信回線に接続された駐車料金精算機が多い場合、内部プログラムデータのダウンロードが駐車料金精算機ごとにすべて異なる時間に行われるようにすると、ダウンロード順番が最初の駐車料金精算機に対する内部プログラムデータのダウンロードを開始してから、ダウンロード順番が最後の駐車料金精算機に対する内部プログラムデータのダウンロードが完了するまでのトータルの時間が長くなり、これらすべての駐車料金精算機に対する内部プログラムデータのダウンロードを、通信トラフィックが比較的空いている時間内に完遂することができなくなる場合がある。例えば、通信トラフィックが比較的空いている時間帯が午前2時から午前5時までであり、1つの駐車料金精算機に内部プログラムデータをダウンロードするのにかかる時間が3分弱であるために設定時間間隔が3分に設定されている場合には、同日にダウンロードを完了することができる駐車料金精算機の台数は最大60台である。したがって、駐車場管理システムが有する、広域通信回線に接続された駐車料金精算機が60台を超えている場合には、これらすべての駐車料金精算機に対する内部プログラムデータのダウンロードを通信トラフィックが比較的空いている時間内に完遂することができなくなる。このような場合には、数台(例えば2台ないし3台程度)の駐車料金精算機に同じダウンロード開始日時を設定させるようにしてもよい。この場合には、数台の駐車料金精算機への内部プログラムのダウンロードが同時に行われることとなるが、ダウンロードが同時に行われる駐車料金精算機の台数が数台程度に留まる場合には、通信トラフィックの混雑を抑制することができ、通信の遅延を抑えることができる。
また、遠隔ダウンロード要求に、ダウンロード予定の内部プログラムデータのサイズを示す情報を含め、遠隔ダウンロード要求を受信した駐車料金精算機が、内部プログラムデータのサイズを認識し、この内部プログラムデータのサイズの大小に基づいて上記設定時間間隔を増減させる構成としてもよい。さらに、遠隔ダウンロード要求の開始基準日時45が空欄だった場合には、遠隔ダウンロード要求の受信日時が自動的に開始基準日時と設定されるようにしてもよく、リアルタイムに遠隔ダウンロードの1番目の動作が開始される遠隔処理も可能である。
(ダウンロード処理)
次に、上記プログラム更新処理におけるダウンロード処理について詳細に説明する。例えば、上述した具体例によれば、駐車場P1に設置された駐車料金精算機5のダウンロード開始日時は2011年11月19日午前2時0分0秒である。駐車料金精算機5は、内部に設けられた時計を用い、現在時刻を監視している。2011年11月19日午前2時0分0秒になったとき、駐車料金精算機5はダウンロード処理を開始する。
ダウンロード処理において、まず、駐車料金精算機5は、駐車場管理センタMの管理PC2との間における通信を切断し、ファイル管理センタFのファイルサーバ4との間における通信接続を確立する。すなわち、駐車料金精算機5が接続可能な広域通信回線網は1つであり、駐車場P1が運営されている間、原則的に、駐車料金精算機5は駐車場管理センタMの管理PC2との間において通信が常時接続されている。しかしながら、ダウンロード処理を行うときには、駐車料金精算機5は、例外的に、駐車場管理センタMの管理PC2との間における通信を切断し、ファイル管理センタFのファイルサーバ4との間における通信接続を行う。具体的には、駐車料金精算機5は管理PC2に通信切断通知を送信して通信切断の予告を行い、その後、管理PC2との間の通信を切断する。このように通信接続を切り換えることで、駐車料金精算機5と、管理PC2およびファイルサーバ4との通信を単一の通信回線を利用するだけで実現することができ、通信回線契約費用を削減することができる。
続いて、駐車料金精算機5は、ファイル管理センタFのファイルサーバ4に、ログイン要求を送信する。このログイン要求には、ファイルサーバ4が認識可能な予め定められたログインIDおよびログインパスワードが含まれている。ログイン要求を受信したファイルサーバ4は、このログイン要求に含まれるログインIDおよびログインパスワードの適否を判断し、これらログインIDおよびログインパスワードが適切である場合には、駐車料金精算機5にログイン通知を送信する。これにより、駐車料金精算機5とファイルサーバ4との間で情報の送受信が可能になる。
続いて、駐車料金精算機5は、ファイルサーバ4に、スクリプトファイル要求を送信する。スクリプトファイル要求は、プログラム更新スクリプトファイルの送信をファイルサーバ4に要求する指令である。スクリプトファイル要求を送信する際、駐車料金精算機5は、当該スクリプトファイル要求中に、プログラム更新スクリプトファイルの名前を記述する。プログラム更新スクリプトファイルの名前は、駐車料金精算機5が受信した遠隔ダウンロード要求中に記述されている(図5参照)。駐車料金精算機5からのスクリプトファイル要求を受信したファイルサーバ4は、自己の記憶装置からプログラム更新スクリプトファイルを読み出し、これを駐車料金精算機5に送信する。そして、ファイルサーバ4からプログラム更新スクリプトファイルを受信した駐車料金精算機5は、プログラム更新スクリプトファイルの適否の判断(スクリプトファイル検証)を行い、適切なプログラム更新スクリプトファイルの場合には、これを自己のメモリ23に記憶する。
ここで、図6は、プログラム更新スクリプトファイルの構造を示している。図6に示すように、プログラム更新スクリプトファイルは、スクリプトが記述されたファイルであり、ファイルサーバ4の記憶装置のルートに記憶されている。プログラム更新スクリプトファイルに記述されたスクリプトは、機能指定部51、ファイル名指定部52、保存先指定部53、更新指定部54および更新日時指定部55を備えている。機能指定部51は、当該スクリプトの機能を指定する部分であり、機能指定部51の「PD」はプログラムデータのダウンロードを示している。また、内部プログラムデータはファイルサーバ4の記憶装置に記憶されており、ファイル名指定部52は、当該記憶装置に記憶された内部プログラムデータのパスおよび名前を示している。保存先指定部53は、駐車料金精算機側における保存先を示す(後述するようにそれぞれの駐車料金精算機のメモリ23には相互に共通の構造を有する保存領域が形成されている)。保存先指定部53は記憶領域指定情報の具体例である。更新指定部54は、プログラムの更新実行処理の許否を示し、例えば「Y」が更新実行処理を許可する旨を示し、「N」は更新実行処理を許可しない旨を示す。更新日時指定部55は、更新日時、すなわち更新実行処理を開始すべき年月日時分を示す。更新日時は、例えば、駐車料金の精算処理が比較的頻繁に行われない時間帯に更新実行処理が行われるように設定される。また、税率や条例の変更に関する更新内容の場合には、更新日時を、施行日の午前0時ちょうどに設定することもできる。
このように、ダウンロードすべき内部プログラムデータのパスおよび名前を、プログラム更新スクリプトファイルを用いてファイルサーバ4から駐車料金精算機5、6、8に直接知らせる構成とすることにより、内部プログラムデータの所在を示す情報が拡散してしまうことを抑制することができ、内部プログラムデータの機密性を確保することができる。例えば、内部プログラムデータのパスおよび名前を遠隔ダウンロード要求中に記述して駐車場管理センタMの管理PC2から駐車料金精算機5、6、8に送信する構成とすると、駐車場管理センタが複数存在する場合には、内部プログラムデータの所在を示す情報が広く拡散してしまうおそれがあり、この結果、内部プログラムデータの機密管理が困難になる危険がある。ファイルサーバ4から駐車料金精算機5、6、8に直接送信されるプログラム更新スクリプトファイルのみに内部プログラムデータのパスおよび名前を記述する構成とすれば、このような危険を予防することができる。
続いて、プログラム更新スクリプトファイルを受信した駐車料金精算機5は、内部プログラムデータの送信をファイルサーバに要求する。すなわち、駐車料金精算機5は、受信したプログラム更新スクリプトファイルから、内部プログラムデータのパスおよび名前を読み取り、内部プログラムデータのパスおよび名前を指定したプログラムデータ要求(プログラム送信要求指令)をファイルサーバ4に送信する。プログラムデータ要求を受信したファイルサーバ4は、プログラムデータ要求において指定された内部プログラムデータのパス名および名前に基づいて、自己の記憶装置に記憶された内部プログラムデータを特定し、この内部プログラムデータを駐車料金精算機5に送信する。これにより、ファイルサーバ4から駐車料金精算機5への内部プログラムデータのダウンロードが実現する。ファイルサーバ4から送信された内部プログラムデータは、駐車料金精算機5により受信され、駐車料金精算機5のメモリ23に記憶される。内部プログラムデータの受信を完了した駐車料金精算機5は、ファイルサーバ4に、ダウンロードが完了した旨を示す通知を送信する。これに応じ、ファイルサーバ4は、この通知に対する応答を駐車料金精算機5に送信する。当該応答を受信した駐車料金精算機5は、ファイルサーバ4に通信切断通知を送信して通信切断の予告を行い、その後、ファイルサーバ4との間の通信を切断する。続いて、駐車料金精算機5は、直ちに、通信接続復旧要求を駐車場管理センタMの管理PC2に送信し、管理PC2との間の通信接続を確立する。
ダウンロード開始日時の2011年11月19日午前2時0分0秒から3分が経過する前に、駐車場P1に設置された駐車料金精算機5における上記ダウンロード処理が完了する。続いて、2011年11月19日午前2時3分0秒になると、駐車場P2に設置された駐車料金精算機6におけるダウンロード処理が開始され、当該時刻から3分経過する前に当該ダウンロード処理が完了する。続いて、2011年11月19日午前2時6分0秒になると、駐車場P3に設置された駐車料金精算機8におけるダウンロード処理が開始され、当該時刻から3分経過する前に当該ダウンロード処理が完了する。駐車料金精算機6、8におけるダウンロード処理の内容は、駐車料金精算機5におけるダウンロード処理の内容とそれぞれ同じである。もっとも、駐車料金精算機6、8の場合、ダウンロード処理後、上記転送処理が行われる。なお、駐車料金精算機5、6、8は、ダウンロード処理中も、駐車料金の精算処理を行うことができる。
(更新実行処理)
次に、上記プログラム更新処理における更新実行処理について詳細に説明する。ファイルサーバ4から受信したプログラム更新スクリプトファイルに記述された更新日時が到来したとき、駐車料金精算機5は更新実行処理を開始する。まず、駐車料金精算機5は管理PC2に通信切断通知を送信して通信切断の予告を行い、その後、管理PC2との間の通信を切断する。
続いて、駐車料金精算機5は、更新後にも必要なデータをメモリ23のデータバックアップ領域に記憶し、データのバックアップを行う。続いて、駐車料金精算機5は、表示器24の表示を、「メンテナンス中につきしばらくお待ち下さい」といったメンテナンス用の表示に切り替える。続いて、駐車料金精算機5は、再起動を行い、ファイルサーバ4からダウンロードした新しい内部プログラムを起動し、続いてバックアップしたデータのリストア処理を行う。続いて、駐車料金精算機5は、内部プログラムの更新が完了したことを通知するために、ファイルサーバ4にログイン要求を送信する。ファイルサーバ4におけるログイン判定の結果、適切なログイン要求である場合、ファイルサーバ4は駐車料金精算機5にログイン通知を送信する。続いて、駐車料金精算機5は、ファイルサーバ4に、内部プログラムの更新が完了したことを示す通知を送信し、ファイルサーバ4は、この通知に対する応答を駐車料金精算機5に送信する。当該応答を受信した駐車料金精算機5は、ファイルサーバ4に通信切断通知を送信して通信切断の予告を行い、その後、ファイルサーバ4との間の通信を切断する。続いて、駐車料金精算機5は、直ちに、通信接続復旧要求を駐車場管理センタMの管理PC2に送信し、管理PC2との間の通信接続を確立する。
広域通信回線に接続されている駐車料金精算機6、8も、更新日時が到来したとき、駐車料金精算機5と同じ更新実行処理を行う。また、広域通信回線に接続されていない駐車料金精算機7は、ファイルサーバ4への内部プログラム更新完了の通知を、同じ駐車場P2に設置された駐車料金精算機6を介して行う。また、広域通信回線に接続されていない駐車料金精算機9は、ファイルサーバ4への内部プログラム更新完了の通知を、同じ駐車場P3に設置された駐車料金精算機8を介して行う。更新実行処理は、いずれの駐車料金精算機5〜9においても、プログラム更新スクリプトファイルに記述された更新日時に従い、例えば駐車料金の精算処理が比較的頻繁に行われない時間帯、あるいは税率や条例の対応などの場合には施行日の午前0時等に行われる。
(内部プログラム復帰機能)
駐車料金精算機5は、内部プログラムの更新後であっても更新前の内部プログラムを復帰させる機能を備えている。例えば内部プログラムデータのダウンロードまたは更新実行処理に何らかの不具合が生じた場合等には、更新前の内部プログラムを復帰させ、駐車料金精算機5を更新前の状態に戻すことができる。図7はこの機能に関するメモリ23内における記憶領域構造を示している。図7に示すように、メモリ23の一部の領域には、第1のメインプログラム保存領域61、第2のメインプログラム保存領域62、第1のサブプログラム保存領域63、第2のサブプログラム保存領域64、およびデータバックアップ領域65を備えている。第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62はそれぞれ、内部プログラムデータを記憶する領域である。第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62のそれぞれに内部プログラムデータを記憶することができる。これにより、2つのバージョンの内部プログラムデータ、例えば、更新前の内部プログラムデータおよび更新後の内部プログラムデータが同時に記憶された状態を維持することができる。また、第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62の間には優劣がない。
例えば、駐車料金精算機5において、第1のメインプログラム保存領域61に第1のバージョンの内部プログラムデータを記憶し、この第1のバージョンの内部プログラムデータを第1のメインプログラム保存領域61から読み出して実行している間、第2のバージョンの内部プログラムデータをダウンロードし、これを第2のメインプログラム保存領域62に記憶することができる。続いて、1度目の更新実行処理において駐車料金精算機5を再起動したときに、第2のバージョンの内部プログラムデータを第2のメインプログラム保存領域62から読み出して実行することにより、駐車料金精算機5で実行される内部プログラムを、第1のバージョンの内部プログラムから第2のバージョンの内部プログラムに切り換えることができる。続いて、第2のバージョンの内部プログラムデータを第2のメインプログラム保存領域62から読み出して実行している間、第3のバージョンの内部プログラムデータをダウンロードし、これを第1のメインプログラム保存領域61に記憶(上書き)することができる。続いて、2度目の更新実行処理において駐車料金精算機5を再起動したときに、第3のバージョンの内部プログラムデータを第1のメインプログラム保存領域61から読み出して実行することにより、駐車料金精算機5で実行される内部プログラムを、第2のバージョンの内部プログラムから第3のバージョンの内部プログラムに切り換えることができる。
このように、ある保存領域に記憶されたプログラムデータが現在読み出されて実行されている場合にその保存領域を「アクティブ状態」であるといい、そうでない場合を「非アクティブ状態」であるというとすると、ダウンロード処理では、第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62のうち、非アクティブ状態の領域に、ダウンロードした新たなバージョンの内部プログラムデータを記憶する。そして、更新実行処理では、非アクティブ状態の領域に記憶された新たなバージョンの内部プログラムデータを読み出して実行する。この結果、第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62において、アクティブ状態と非アクティブ状態とが切り替わる。そして、非アクティブ状態の領域に、さらに新たなバージョンの内部プログラムデータを記憶(上書き)することが可能になる。
さらに、更新実行処理を行ってから次のダウンロード処理において次のバージョンの内部プログラムデータが非アクティブ状態のメインプログラム保存領域に記憶されるまでの間、当該非アクティブ状態のメインプログラム保存領域には、現在実行されている内部プログラムデータの1つ前のバージョンの内部プログラムデータが記憶されている。したがって、例えば駐車料金精算機5に所定の指示を入力してから駐車料金精算機5を再起動させることにより、非アクティブ状態のメインプログラム保存領域に記憶された1つ前のバージョンの内部プログラムデータを読み出して実行することができる。これにより、更新実行処理後に、駐車料金精算機5で実行する内部プログラムを、更新前の内部プログラムに戻すことができる。
また、第1のサブプログラム保存領域63および第2のサブプログラム保存領域64はそれぞれ、副次的または補助的なプログラムデータを記憶する領域である。また、データバックアップ領域65は、更新実行処理時等においてデータをバックアップするための領域である。
ここで、ファイルサーバ4から送信されたプログラムデータを、第1のメインプログラム保存領域61、第2のメインプログラム保存領域62、第1のサブプログラム保存領域63、および第2のサブプログラム保存領域64のうちのどの領域に記憶するかは、プログラム更新スクリプトファイルの保存先指定部53の記述によって指定することができる。例えば、保存先指定部53を「IA」とすることで、ファイルサーバ4から送信されたプログラムを、第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62のうちの非アクティブ状態(INACTIVE)の領域に記憶させることができる。また、保存先指定部53を「AA」とすることで、ファイルサーバ4から送信されたプログラムを、第1のメインプログラム保存領域61および第2のメインプログラム保存領域62のうちのアクティブ状態(ACTIVE)の領域に記憶させることができる。また、保存先指定部53を「IB」とすることで、ファイルサーバ4から送信されたプログラムを、第1のサブプログラム保存領域63および第2のサブプログラム保存領域64のうちの非アクティブ状態の領域に記憶させることができる。また、保存先指定部53を「AB」とすることで、ファイルサーバ4から送信されたプログラムを、第1のサブプログラム保存領域63および第2のサブプログラム保存領域64のうちのアクティブ状態の領域に記憶させることができる。このように、通常は非アクティブ状態の領域に保存することが基本であるが、様々な機能の対応のために、アクティブ状態への上書きの機能を有している。
駐車料金精算機6〜9も、駐車料金精算機5と同様に、第1のメインプログラム保存領域61、第2のメインプログラム保存領域62、第1のサブプログラム保存領域63、第2のサブプログラム保存領域64、およびデータバックアップ領域65をメモリ23の一部に有し、これらの領域を用いて内部プログラム復帰機能等を実現することができる。
以上説明した通り、本発明の実施形態による駐車場管理システム1によれば、ファイルサーバ4から各駐車料金精算機5、6、8への内部プログラムデータのダウンロードが、通信トラフィックが比較的空いている時間帯において、駐車料金精算機5、6、8ごとに異なる時間に行われるので、内部プログラムデータのサイズが大きい場合でも、内部プログラムデータのダウンロードを短時間に終えることができる。また、各駐車料金精算機5〜9における内部プログラムの更新が、駐車料金の精算処理が比較的頻繁に行われない時間帯に行われるので、更新実行処理による駐車料金の精算処理の中断により駐車料金の精算を待たされる駐車場利用者が生じる可能性を低くすることができる。このように、本発明の実施形態による駐車場管理システム1によれば、駐車場サービスの運用に支障が生じさせることなく、駐車料金精算機5〜9の内部プログラムの配信および更新を行うことができる。
(他の実施形態)
図8は本発明の駐車場管理システムの他の実施形態を示している。図8において、駐車場管理システム81は、複数の駐車場管理センタN1〜N3にそれぞれ設置された複数の管理PC82〜84および複数の管理DB85〜87と、1つのファイル管理センタGに設置されたファイルサーバ88と、複数の駐車場P11〜P19にそれぞれ設置された複数の駐車料金精算機91〜99を備えている(説明の便宜上、各駐車場には駐車場管理装置として1台の駐車料金精算機が設置されているものとする)。また、駐車料金精算機91〜99は、広域通信回線網およびインターネットを介して各管理PC82〜84およびファイルサーバ88と相互通信可能に接続されている。
このような構成を備えた駐車場管理システム81において、それぞれの駐車場管理センタN1〜N3は経営主体が異なる広域駐車場管理機関であり、ファイル管理センタGは駐車料金精算機等の駐車場管理装置を設計・製造・販売・サービスを行う機器メーカの管理下におかれている。
それぞれの駐車料金精算機91〜99について、動作プログラムの不具合対策や機能強化のためには、内部プログラムデータ等のソフトウェアの配信をファイル管理センタ88に一本化することが望ましい。また、将来的に消費税率が変更になった場合など、料金計算アルゴリズムを変更したソフトウェアを日時指定で実行させる必要がある。さらに、周辺自治体や商業施設で独自に発行するポイントカードやサービス券への対応などを個々に、若しくは地域毎に実施する必要が出てくる。
このような場合、駐車場管理システム81によれば、すべての駐車料金精算機91〜99に対しての基本的な動作を司るメインのソフトウェアや、料金計算エンジンや内蔵機器のドライバ等のサブのソフトウェアなどを、一括でも、個別にでも、各駐車場の駐車料金精算機91〜99がファイル管理センタGに時間差で通信してダウンロード可能になり、さらに指定された実行日時に個々に更新の実行をすることができる。具体的には、遠隔ダウンロード要求やプログラム更新スクリプトファイル等に対象となる駐車場管理センタN1〜N3をコード化して記述したり、駐車料金精算機91〜99のIDを個別に指定することによって、柔軟な運用が可能である。その際に、すべての駐車料金精算機91〜99のIDが連番で振られていて、決して重複することなく、適切に管理されていれば、前述の時間差によるダウンロード処理は容易に実行されることになる。
このような駐車場管理システム81によれば、ソフトウェアのソースコードの秘匿や、ソフトウェアライセンス管理の容易さ、バージョンアップや個別要求仕様への対応と、その実施台数の把握、ならびに実際の実行台数のリアルタイムの確認が可能となり、ソフトウェアの更新に対する課金を適切に行うことも可能になる。
なお、上述した各実施形態では、駐車場管理装置の具体例として駐車料金精算機を例にあげたが、本発明はこれに限らない。例えば、駐車券発行機等を駐車場管理装置に含ませてもよい。
また、上述した実施形態による駐車場管理システム1では、1つの駐車場内に複数の駐車料金精算機が設置されている場合には、そのうちの1台を広域通信回線網と接続し、当該1台の駐車場管理装置が、ファイルサーバ4からダウンロードした内部プログラムデータを当該駐車場内に設置された他の駐車場管理装置に転送する場合を例にあげた。しかしながら、このように1つの駐車場内に設置された複数の駐車場管理装置に内部プログラムデータを分配する構成はこれに限らない。例えば、IDが付された簡易サーバを駐車場に設置し、簡易サーバを広域通信回線網と接続し、当該簡易サーバが、ファイルサーバ4からダウンロードした内部プログラムデータを当該駐車場内に設置された複数の駐車場管理装置に転送する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態では、ダウンロード開始基準日時を示す情報を含む遠隔ダウンロード要求を管理PC2から駐車料金精算機5、6、8に送信し、各駐車料金精算機5、6、8において、遠隔ダウンロード要求に含まれるダウンロード開始基準日時を用いて上記数式F1の演算を行うことにより、実際のダウンロード開始日時を決定する場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。ダウンロード開始日時を示す情報を含んだ遠隔ダウンロード要求を管理PC2から駐車料金精算機5、6、8に送信し、各駐車料金精算機5、6、8において、遠隔ダウンロード要求からダウンロード開始日時を読み出すことにより、実際のダウンロード開始日時を決定してもよい。例えば、駐車場管理システム1において、駐車場管理センタM側が、個々の駐車料金精算機5、6、8についてのダウンロード開始日時、例えば、2011年11月19日午前2時0分0秒、2011年11月19日午前2時3分0秒、2011年11月19日午前2時6分0秒を決定し、これら具体的なダウンロード開始日時を、遠隔ダウンロード要求中に記述し、管理PC2から個々の駐車料金精算機5、6、8に送信してもよい。この場合、それぞれ異なる1つのダウンロード開始日時が記述された3つの遠隔ダウンロード要求を生成し、これら3つの遠隔ダウンロード要求を3つの駐車料金精算機5、6、8にそれぞれ送信してもよいし、3つのダウンロード開始日時が記述された1つの遠隔ダウンロード要求を生成し、この1つの遠隔ダウンロード要求を3つの駐車料金精算機5、6、8に送信してもよい。後者の場合には、各駐車料金精算機5、6、8が自己に割り当てられるダウンロード開始日時を特定できるようにする必要があるが、これは、例えば、遠隔ダウンロード要求中に、各ダウンロード開始日時に対応付けるようにそれを割り当てるべき駐車料金精算機のID等を記述することにより実現することができる。このようにダウンロード開始日時を示す情報を遠隔ダウンロード要求に含ませる構成とした場合、駐車料金精算機5、6、8におけるダウンロード開始日時決定処理で上述したような数式F1を用いた演算は不要になる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う駐車場管理システムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明は、コンピュータ機器、通信ネットワーク、駐車料金精算機、駐車券発行機等を用いた無人管理の有料駐車場の一元的な管理に利用することができ、特に年中無休で24時間営業を行っている有料駐車場において、上記料金精算機等の駐車場管理装置のメンテナンスや動作プログラムのバージョンアップの際に有効に利用できる。
1、81 駐車場管理システム
2、82〜84 管理PC(システム管理装置)
3、85〜87 管理DB
4、88 ファイルサーバ(システム管理装置)
5〜9、91〜99 駐車料金精算機(駐車場管理装置)
36 外部通信部
37 DCE
39 場内通信部
43 ID
45 ダウンロード開始基準日時
55 更新日時指定部
61 第1のメインプログラム保存領域
62 第2のメインプログラム保存領域

Claims (8)

  1. 複数の駐車場を管理する駐車場管理システムであって、前記各駐車場に設置され、当該駐車場において駐車場管理処理を行う駐車場管理装置と、前記各駐車場から離れた場所に設置され、前記各駐車場管理装置と通信可能に接続されたシステム管理装置とを備え、
    前記システム管理装置は、
    前記各駐車場管理装置に前記駐車場管理処理を行わせるためのプログラムデータの送信日時を示す情報、または当該プログラムデータの送信日時を決定するための基準となる情報を含む送信日時判断情報を送信する日時情報送信手段と、
    前記プログラムデータの更新日時を示す更新日時情報を含む更新指示情報を送信する更新指示情報送信手段と、
    プログラム送信要求指令を受信する要求指令受信手段と、
    前記要求指令受信手段により受信されたプログラム送信要求指令に応じて前記プログラムデータを送信するプログラム送信手段とを備え、
    前記各駐車場管理装置は、
    情報を記憶することができる記憶部と、
    前記日時情報送信手段から送信された送信日時判断情報を受信する日時情報受信手段と、
    前記更新指示情報送信手段から送信された更新指示情報を受信する更新指示情報受信手段と、
    前記日時情報受信手段により受信された送信日時判断情報に基づいて前記プログラムデータの送信日時を決定する送信日時決定手段と、
    前記送信日時決定手段により決定された送信日時が到来したとき、前記プログラムデータの送信を要求するための前記プログラム送信要求指令を送信する要求指令送信手段と、
    前記プログラム送信手段から送信されたプログラムデータを受信するプログラム受信手段と、
    前記プログラム受信手段により受信されたプログラムデータを新プログラムデータとして前記記憶部に記憶するプログラムデータ記憶手段と、
    前記更新指示情報受信手段により受信された更新指示情報に含まれる更新日時情報が示す更新日時が到来したとき、前記記憶部に予めまたは前回記憶された旧プログラムデータを前記新プログラムデータに更新する更新手段とを備えていることを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 前記送信日時判断情報には、前記各駐車場管理装置で共通であり、前記プログラムデータの送信日時を決定するための基準となる日時である送信基準日時が含まれ、
    前記日時情報送信手段は前記送信日時判断情報を前記各駐車場管理装置に一斉に送信することを特徴とする請求項1に記載の駐車場管理システム。
  3. 前記各駐車場管理装置は、当該駐車場管理装置自体または当該駐車場管理装置が設置された駐車場を識別するための識別番号を有し、
    各駐車場管理装置の前記送信日時決定手段は、前記日時情報受信手段により受信された送信日時判断情報と当該駐車場管理装置が有する前記識別番号とを用いて所定の演算を行うことにより、当該駐車場管理装置についての前記プログラムデータの送信日時を決定することを特徴とする請求項2に記載の駐車場管理システム。
  4. 前記更新指示情報には、前記各駐車場管理装置の前記記憶部において前記プログラムデータを記憶する領域を指定する記憶領域指定情報が含まれ、
    前記各駐車場管理装置の前記プログラムデータ記憶手段は、前記プログラム受信手段により受信されたプログラムデータを、前記記憶部において前記記憶領域指定情報が指定する領域に記憶することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の駐車場管理システム。
  5. 前記システム管理装置は、互いに離れた場所に別々に設置することが可能な第1のシステム管理装置および第2のシステム管理装置を備え、前記第1のシステム管理装置は前記日時情報送信手段を備え、前記第2のシステム管理装置は前記更新指示情報送信手段、前記要求指令受信手段、および前記プログラム送信手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の駐車場管理システム。
  6. 前記各駐車場管理装置は、前記送信日時決定手段により決定された送信日時が到来したとき、前記第1のシステム管理装置との間の通信を切断し、前記第2のシステム管理装置との間の通信接続を確立し、前記更新指示情報受信手段による更新指示情報の受信、前記要求指令送信手段によるプログラム送信要求指令の送信、および前記プログラム受信手段によるプログラムデータの受信が完了した後、前記第2のシステム管理装置との間の通信を切断し、前記第1のシステム管理装置との間の通信接続を再び確立することを特徴とする請求項5に記載の駐車場管理システム。
  7. 前記各駐車場管理装置の前記記憶部は、前記プログラムデータを記憶するための記憶領域を少なくとも2つ有し、少なくとも新旧2つのバージョンのプログラムデータが同時に記憶された状態を維持することができることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の駐車場管理システム。
  8. 前記各駐車場管理装置は駐車料金精算機であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の駐車場管理システム。
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