JP2000258567A - 時刻同期システム - Google Patents

時刻同期システム

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JP2000258567A
JP2000258567A JP6098599A JP6098599A JP2000258567A JP 2000258567 A JP2000258567 A JP 2000258567A JP 6098599 A JP6098599 A JP 6098599A JP 6098599 A JP6098599 A JP 6098599A JP 2000258567 A JP2000258567 A JP 2000258567A
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time
timing
inquiry
value
terminal device
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JP6098599A
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English (en)
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Masako Mishima
理子 三嶋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各端末装置からサーバ装置に対する時刻の問
い合わせが集中することなく、しかもそのために煩雑な
作業等を必要とすることなく、各端末装置の時刻データ
をサーバ装置が計時する時刻に同期させる。 【解決手段】 時刻データを用いて情報処理を行う複数
の端末装置と、時刻の計時を行うサーバ装置とを具備す
る時刻同期システムにおいて、前記サーバ装置は、一つ
のタイミング値を各端末装置に指定し(S101〜S102)、
各端末装置は、前記サーバ装置からタイミング値が指定
されるとこれに乱数を付加し(S103〜S105)、その乱数
付加後のタイミング値を基に前記サーバ装置に時刻の問
い合わせを行うように(S106〜S107)、それぞれを構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末装置を
備えたネットワークシステム等において用いられる時刻
同期システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】時刻同期システムとは、時刻を計時する
サーバ装置とこれに接続する複数の端末装置とを具備し
てなるもので、各端末装置における時刻データをサーバ
装置が計時する時刻に同期させるように構成されたもの
である。このような時刻同期システムは、金融業界等に
おいて、例えばATM(Automatic Teller Machine;現
金自動預入支払機)、無人契約機または銀行の窓口端末
等のオンライン端末における時刻データの同一性および
正確さを確保するために利用されている。
【0003】ところで、時刻同期システムでは、従来、
サーバ装置が計時する時刻と、各端末装置における時刻
データとを、以下に述べるような処理を行うことで、互
いに同期させている。
【0004】例えば図5において、先ず、サーバ装置3
1は、各端末装置32a,32b,32c…がサーバ装
置31に時刻の問い合わせを行うタイミングを決定し、
その決定結果であるタイミング値(例えば問い合わせ時
刻)をそれぞれの端末装置32a,32b,32c…に
対して指定する(図中参照)。このとき、サーバ装置
31は、一つのタイミング値を各端末装置32a,32
b,32c…に一括して指定する。ただし、サーバ装置
31にてタイミング指定用のインタフェースが使用でき
る場合には、サーバ装置31を操作するシステム管理者
等が、各端末装置32a,32b,32c…に対して異
なるタイミング値を個別に指定するようにしてもよい。
【0005】このようにして、サーバ装置31から時刻
の問い合わせタイミングが指定されると、各端末装置3
2a,32b,32c…は、指定されたタイミングに従
いつつ、サーバ装置31に時刻の問い合わせを行う(図
中参照)。これに対し、サーバ装置31は、各端末装
置32a,32b,32c…からの時刻の問い合わせが
あると、そのときの時刻を問い合わせ元の端末装置32
a,32b,32c…へ通知する。これにより、各端末
装置32a,32b,32c…では、通知された時刻を
基に自装置における時刻データを更新して、その時刻デ
ータをサーバ装置31から取得した時刻に同期させるこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の時刻同期システムでは、サーバ装置31が各端
末装置32a,32b,32c…に時刻の問い合わせタ
イミングを指定するのにあたって、各端末装置32a,
32b,32c…に一つのタイミング値を一括して指定
するか、あるいはシステム管理者等の操作によって各端
末装置32a,32b,32c…毎に異なるタイミング
値を指定するようになっているので、以下に述べるよう
な問題が生じてしまうおそれがある。
【0007】例えば、各端末装置32a,32b,32
c…に対して一つのタイミング値を一括指定する場合に
は、サーバ装置31から各端末装置32a,32b,3
2c…に指定されるタイミング値が全て同一となってし
まうため、ある特定のタイミングに各端末装置32a,
32b,32c…からサーバ装置31への時刻の問い合
わせが集中してしまう。したがって、各端末装置32
a,32b,32c…の中には、タイムアウトの発生等
により、正確な時刻を取得できないものが生じる可能性
がある。
【0008】また、システム管理者等の操作によって各
端末装置32a,32b,32c…毎に異なるタイミン
グ値を指定する場合には、上述したような問い合わせの
集中が避けられるが、各端末装置32a,32b,32
c…毎に異なるタイミング値をサーバ装置31にて入力
(設定)する必要がある。そのため、サーバ装置31が
多くの端末装置32a,32b,32c…と接続してい
る場合には、その入力作業等を端末装置32a,32
b,32c…の接続数分だけ行わなければならないの
で、システム管理者等にとっては非常に手間が掛かり煩
わしいものとなってしまう。
【0009】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑
み、時刻の問い合わせが集中することなく、しかもその
ために煩雑な作業等を必要とすることなく、各端末装置
における時刻データをサーバ装置が計時する時刻に同期
させることのできる時刻同期システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたもので、請求項1記載の時刻同
期システムは、サーバ装置が、各端末装置が時刻の問い
合わせを行うタイミングを決定するタイミング決定手段
と、前記タイミング決定手段が決定した一つのタイミン
グ値を各端末装置に対して指定するタイミング指定手段
と、各端末装置から時刻の問い合わせがあるとその問い
合わせがあった端末装置に時刻を通知する時刻通知手段
と、を備える一方、各端末装置が、時刻データを保持す
るとともにその値を時間の経過とともに変化させるデー
タ保持手段と、乱数を発生させる乱数発生手段と、前記
サーバ装置のタイミング指定手段によってタイミング値
が指定されるとそのタイミング値に前記乱数発生手段が
発生した乱数を加えてタイミング設定値とするタイミン
グ認識手段と、前記データ保持手段内の時刻データが前
記タイミング認識手段によるタイミング設定値になると
前記サーバ装置に対して時刻の問い合わせを行う問い合
わせ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせに応
じて前記サーバ装置の時刻通知手段から時刻の通知があ
ると通知された時刻を基に前記データ保持手段内の時刻
データを更新する時刻更新手段と、を備えることを特徴
とするものである。
【0011】請求項1記載の発明に係る時刻同期システ
ムの構成によれば、各端末装置のタイミング認識手段
は、サーバ装置のタイミング指定手段から指定されたタ
イミング値に、乱数発生手段が発生した乱数を加えてタ
イミング設定値とする。そのため、タイミング指定手段
から各端末装置に対して一つのタイミング値が指定され
ても、各端末装置においては、それぞれ異なるタイミン
グ設定値が設定される。したがって、各端末装置では、
それぞれに異なるタイミング設定値に従いつつ、サーバ
装置に対して時刻の問い合わせを行うことになる。
【0012】また、請求項2記載の時刻同期システム
は、サーバ装置が、各端末装置が時刻の問い合わせを行
うタイミングを決定するタイミング決定手段と、前記タ
イミング決定手段が決定した一つのタイミング値に対し
予め各端末装置毎に個別に定められた所定値を加えて各
端末装置毎のタイミング値とするタイミング設定手段
と、前記タイミング設定手段による各端末装置毎のタイ
ミング値をそれぞれ該当する端末装置に対して指定する
タイミング指定手段と、各端末装置から時刻の問い合わ
せがあるとその問い合わせがあった端末装置に時刻を通
知する時刻通知手段と、を備える一方、各端末装置が、
時刻データを保持するとともにその値を時間の経過とと
もに変化させるデータ保持手段と、前記サーバ装置のタ
イミング指定手段によってタイミング値が指定されると
そのタイミング値をタイミング設定値とするタイミング
認識手段と、前記データ保持手段内の時刻データが前記
タイミング認識手段によるタイミング設定値になると前
記サーバ装置に対して時刻の問い合わせを行う問い合わ
せ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせに応じ
て前記サーバ装置の時刻通知手段から時刻の通知がある
と通知された時刻を基に前記データ保持手段内の時刻デ
ータを更新する時刻更新手段と、を備えることを特徴と
するものである。
【0013】請求項2記載の発明に係る時刻同期システ
ムの構成によれば、サーバ装置のタイミング指定手段が
各端末装置に問い合わせタイミングを指定するのにあた
って、タイミング設定手段は、タイミング決定手段が決
定したタイミング値に対し、予め各端末装置毎に個別に
定められた所定値を加えて、各端末装置毎のタイミング
値とする。そのため、タイミング決定手段が一つのタイ
ミング値を決定しても、各端末装置に対しては、それぞ
れ異なるタイミング値が指定される。これにより、各端
末装置では、それぞれに異なるタイミング設定値に従い
つつ、サーバ装置に対して時刻の問い合わせを行うこと
になる。
【0014】また、請求項3記載の時刻同期システム
は、サーバ装置が、各端末装置が時刻の問い合わせを行
うタイミングを決定するタイミング決定手段と、乱数を
発生させる乱数発生手段と、前記タイミング決定手段が
決定した一つのタイミング値に前記乱数発生手段が発生
した乱数を加えるタイミング設定手段と、前記タイミン
グ設定手段によって乱数が加えられた後のタイミング値
を各端末装置毎に個別に指定するタイミング指定手段
と、各端末装置から時刻の問い合わせがあるとその問い
合わせがあった端末装置に時刻を通知する時刻通知手段
と、を備える一方、各端末装置が、時刻データを保持す
るとともにその値を時間の経過とともに変化させるデー
タ保持手段と、前記サーバ装置のタイミング指定手段に
よってタイミング値が指定されるとそのタイミング値を
タイミング設定値とするタイミング認識手段と、前記デ
ータ保持手段内の時刻データが前記タイミング認識手段
によるタイミング設定値になると前記サーバ装置に対し
て時刻の問い合わせを行う問い合わせ手段と、前記問い
合わせ手段による問い合わせに応じて前記サーバ装置の
時刻通知手段から時刻の通知があると通知された時刻を
基に前記データ保持手段内の時刻データを更新する時刻
更新手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0015】請求項3記載の発明に係る時刻同期システ
ムの構成によれば、サーバ装置のタイミング指定手段が
各端末装置に問い合わせタイミングを指定するのにあた
って、タイミング設定手段は、タイミング決定手段が決
定したタイミング値に前記乱数発生手段が発生した乱数
を加える。そのため、タイミング決定手段が一つのタイ
ミング値を決定しても、各端末装置に対しては、それぞ
れ異なるタイミング値が指定される。これにより、各端
末装置では、それぞれに異なるタイミング設定値に従い
つつ、サーバ装置に対して時刻の問い合わせを行うこと
になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
時刻同期システムについて説明する。
【0017】〔第1の実施の形態〕ここでは、請求項1
記載の発明に係る時刻同期システムについて説明する。
図1は、本実施の形態の時刻同期システムにおける処理
動作例を示すフローチャートであり、図2は、本実施の
形態の時刻同期システムの機能構成を示すブロック図で
ある。
【0018】本実施の形態の時刻同期システムは、図2
に示すように、サーバ装置10と、これに通信回線等を
介して接続する複数の端末装置20a,20b,20c
…と、を具備してなるものである。なお、各端末装置2
0a,20b,20c…は、それぞれが同様に構成され
ているものとする。
【0019】サーバ装置10は、例えばホストコンピュ
ータからなるもので、システム内で基準となる時刻を所
定のクロック信号等に基づいて計時する機能を有したも
のである。また、サーバ装置10では、各端末装置20
a,20b,20c…における時刻データを、計時した
時刻と同期させるために、問い合わせ時間指定処理部1
1と、時刻取得部12と、を備えている。なお、これら
の各部11,12は、共に、サーバ装置10における図
示せぬCPU(Central Processing Unit)が、同じく図
示せぬROM(Read Only Memory)内の所定プログラム
を実行することによって実現されるものである。
【0020】問い合わせ時間指定処理部11は、各端末
装置20a,20b,20c…がサーバ装置10に対し
て時刻の問い合わせを行うタイミングを決定するととも
に、決定したタイミング値を各端末装置20a,20
b,20c…に対して指定するものである。すなわち、
問い合わせ時間指定処理部11は、本発明におけるタイ
ミング決定手段およびタイミング指定手段として機能す
るものである。ただし、問い合わせ時間指定処理部11
では、問い合わせタイミングとして一つのタイミング値
を決定し、その一つのタイミング値を各端末装置20
a,20b,20c…に対して一括指定するようになっ
ている。
【0021】時刻取得部12は、各端末装置20a,2
0b,20c…から時刻の問い合わせがあると、その問
い合わせがあった端末装置20a,20b,20c…に
対して、その時点で計時される時刻(以下「現在時刻」
と称す)を通知するものである。すなわち、時刻取得部
12は、本発明における時刻通知手段として機能するも
のである。
【0022】一方、各端末装置20a,20b,20c
…は、例えばATM、無人契約機または銀行の窓口端末
等のオンライン端末からなるもので、それぞれが図示せ
ぬRAM(Random Access Memory)内等に時間の経過と
ともに変化する時刻データを保持しているとともに、そ
の時刻データを用いて所定の情報処理(例えば、現金の
入出金処理)を行う機能を有している。また、各端末装
置20a,20b,20c…では、保持している時刻デ
ータを、サーバ装置10にて計時される時刻と同期させ
るために、問い合わせ時間設定処理部21と、時刻取得
・設定処理部22と、を備えている。なお、これらの各
部21,22も、各端末装置20a,20b,20c…
における図示せぬCPUが、同じく図示せぬROM内の
所定プログラムを実行することによって実現されるもの
である。
【0023】問い合わせ時間設定処理部21は、サーバ
装置10からタイミング値の指定があると、乱数を発生
させるとともに、指定されたタイミング値に発生させた
乱数を加えてこれをタイミング設定値とし、そのタイミ
ング設定値を図示せぬRAM内等の所定エリア内に格納
するものである。すなわち、問い合わせ時間設定処理部
21は、本発明における乱数発生手段およびタイミング
認識手段として機能するものである。
【0024】時刻取得・設定処理部22は、RAM内等
に保持している時刻データがタイミング設定値になる
と、サーバ装置10に対して時刻の問い合わせを行うと
ともに、その問い合わせに応じてサーバ装置10から現
在時刻の通知があると、通知された現在時刻を基にRA
M内等における時刻データを更新するするものである。
すなわち、時刻取得・設定処理部22は、本発明におけ
る問い合わせ手段および時刻更新手段として機能するも
のである。
【0025】ここで、以上のように構成された時刻同期
システムにおける処理動作例について、図1のフローチ
ャートを参照しながら詳しく説明する。
【0026】この時刻同期システムでは、システムが構
築されたとき、または電源投入等によりシステムが立ち
上げられたときに、サーバ装置10が各端末装置20
a,20b,20c…に対して時刻問い合わせのタイミ
ングを指定する。そのために、サーバ装置10の問い合
わせ時間指定処理部11は、このサーバ装置10を操作
するシステム管理者等による入力内容等に基づいて、問
い合わせタイミングとして一つのタイミング値を決定す
る(ステップ101、以下ステップをSと略す)。この
とき、問い合わせ時間指定処理部11が決定するタイミ
ング値としては、例えば「0時00分00秒」といった
問い合わせ時間が考えられる。そして、一つのタイミン
グ値を決定すると、問い合わせ時間指定処理部11は、
その一つのタイミング値を各端末装置20a,20b,
20c…へ順次または同時に送信することにより、各端
末装置20a,20b,20c…に対するタイミング値
の設定を行う(S102)。
【0027】これに対し、各端末装置20a,20b,
20c…では、サーバ装置10からタイミング値が送信
されてくると、その設定内容を受信するとともに(S1
03)、問い合わせ時間設定処理部21が乱数を発生さ
せる。この乱数発生は、周知技術を利用した数学的また
は物理的な方法によって行えばよい。乱数を発生させる
と、問い合わせ時間設定処理部21は、サーバ装置10
から受信したタイミング値に、発生させた乱数を加え
て、これをタイミング設定値とする(S104)。
【0028】例えば、サーバ装置10からタイミング値
として「0時00分00秒」といった問い合わせ時間を
受信した場合に、乱数値「1000」を発生させると、
問い合わせ時間設定処理部21は、「0時00分00
秒」に「1秒(1000ミリ秒)」を付加した後の「0
時00分01秒」をタイミング設定値とする。ただし、
このタイミング設定値は、各端末装置20a,20b,
20c…側にて乱数値が付加されるので、サーバ装置1
0から一つの問い合わせ時間が指定されても、各端末装
置20a,20b,20c…毎に異なる値となる。
【0029】そして、サーバ装置10からのタイミング
値に乱数を加えると、問い合わせ時間設定処理部21
は、その乱数付加後のタイミング設定値をRAM内等の
所定エリア内に格納する(S105)。
【0030】その後、各端末装置20a,20b,20
c…では、RAM内等に保持している時刻データがタイ
ミング設定値になると(S106)、時刻取得・設定処
理部22がサーバ装置10に対して時刻の問い合わせを
行う(S107)。この問い合わせは、時刻取得・設定
処理部22が所定の時刻問い合わせコマンドを発信する
ことによって行えばよい。ただし、各端末装置20a,
20b,20c…では、それぞれに異なる値のタイミン
グ設定値が設定されているので、時刻問い合わせコマン
ドの発信もそれぞれが異なるタイミングで行うこととな
る。
【0031】一方、サーバ装置10では、各端末装置2
0a,20b,20c…から時刻問い合わせコマンドが
送信されてくると、そのコマンドを受信する(S10
8)。このとき、各端末装置20a,20b,20c…
からは異なるタイミングでコマンド送信が行われるの
で、サーバ装置10側でのコマンド受信がある特定のタ
イミングに集中してしまうことがない。そして、サーバ
装置10では、時刻取得部12が受信したコマンドに応
じてコマンド発信元の端末装置20a,20b,20c
…に対して現在時刻を返信する(S109)。
【0032】このようにして、サーバ装置10から現在
時刻が通知されると、各端末装置20a,20b,20
c…では、その通知された現在時刻を受信するとともに
(S110)、受信した現在時刻を基に、時刻取得・設
定処理部22がRAM内等における時刻データを更新す
る(S111)。これにより、各端末装置20a,20
b,20c…においては、RAM内等に保持している時
刻データを、サーバ装置10が計時する時刻に同期させ
得るようになる。
【0033】以上のように、本実施の形態の時刻同期シ
ステムでは、各端末装置20a,20b,20c…の問
い合わせ時間設定処理部21が、サーバ装置10から指
定されたタイミング値に乱数を加えてタイミング設定値
とするようになっている。そのため、サーバ装置10の
問い合わせ時間指定処理部11が各端末装置20a,2
0b,20c…に対して一つのタイミング値を指定して
も、各端末装置20a,20b,20c…においては、
それぞれ異なるタイミング設定値が設定される。つま
り、各端末装置20a,20b,20c…では、それぞ
れに異なるタイミング設定値に従いつつ、サーバ装置1
0に対して時刻の問い合わせを行うことになる。
【0034】したがって、この時刻同期システムを用い
れば、各端末装置20a,20b,20c…に対して一
つのタイミング値を一括指定しても、ある特定のタイミ
ングに各端末装置20a,20b,20c…からの時刻
問い合わせが集中することがない。すなわち、各端末装
置20a,20b,20c…が、タイムアウトの発生等
により、正確な時刻を取得できなくなる、といった事態
が発生するのを防ぐことができる。しかも、サーバ装置
10からは、各端末装置20a,20b,20c…に対
して一つのタイミング値を一括指定し得るので、サーバ
装置10が多くの端末装置20a,20b,20c…と
接続していても、そのサーバ装置10を操作するシステ
ム管理者等が煩雑な作業を行う必要がない。
【0035】〔第2の実施の形態〕次に、請求項2記載
の発明に係る時刻同期システムについて説明する。ただ
し、ここでは、上述した第1の実施の形態の場合との相
違点についてのみ説明するものとする。図3は、本実施
の形態の時刻同期システムにおける処理動作例を示すフ
ローチャートである。
【0036】本実施の形態の時刻同期システムは、上述
した第1の実施の形態の場合と、サーバ装置10の問い
合わせ時間指定処理部11および各端末装置20a,2
0b,20c…の問い合わせ時間設定処理部21が異な
る(図2参照)。
【0037】問い合わせ時間指定処理部11は、本発明
におけるタイミング決定手段およびタイミング指定手段
としての機能に加えて、本発明におけるタイミング設定
手段としても機能するようになっている。すなわち、問
い合わせ時間指定処理部11は、時刻の問い合わせタイ
ミングを決定すると、決定したタイミング値に対し予め
各端末装置20a,20b,20c…毎に個別に定めら
れた所定値を加えて各端末装置20a,20b,20c
…毎のタイミング値とし、その各端末装置20a,20
b,20c…毎のタイミング値をそれぞれ該当する端末
装置20a,20b,20c…に対して指定するように
なっている。したがって、問い合わせ時間指定処理部1
1では、問い合わせタイミングとして一つのタイミング
値を決定しても、これに各端末装置20a,20b,2
0c…毎の所定値を加えることで、各端末装置20a,
20b,20c…毎に異なるタイミング値を各端末装置
20a,20b,20c…に対して指定することにな
る。
【0038】一方、問い合わせ時間設定処理部21は、
サーバ装置10からタイミング値の指定があると、乱数
を発生させることなく、指定されたタイミング値をその
ままタイミング設定値とし、そのタイミング設定値を図
示せぬRAM内等の所定エリア内に格納するものであ
る。すなわち、問い合わせ時間設定処理部21は、本発
明におけるタイミング認識手段としてのみ機能するもの
である。
【0039】ここで、以上のように構成された時刻同期
システムにおける処理動作例について、図3のフローチ
ャートを参照しながら詳しく説明する。
【0040】この時刻同期システムでは、サーバ装置1
0の問い合わせ時間指定処理部11が、第1の実施の形
態の場合と同様に一つのタイミング値を決定した後(S
201)、各端末装置20a,20b,20c…に対す
るタイミング値の設定を行う前に、以下に述べるような
処理を行う。
【0041】問い合わせ時間指定処理部11は、先ず、
タイミング値を設定すべき端末装置20a,20b,2
0c…を認識する(S202)。この認識は、例えばシ
ステム構築時にサーバ装置10の図示せぬHDD(Hard
Disk Drive)内等に登録された情報を基に行えばよい。
また、その情報と合わせて、HDD内等には、予め各端
末装置20a,20b,20c…毎に個別に定められた
所定値(α1,α2,α3…)が登録されているものと
する。
【0042】タイミング値の設定先を認識すると、問い
合わせ時間指定処理部11は、続いて、先に決定した一
つのタイミング値に対し、認識した設定先に対応する所
定値を加えて、これを各端末装置20a,20b,20
c…毎のタイミング設定値とする(S203)。すなわ
ち、問い合わせ時間指定処理部11は、タイミング値の
設定先がn(n=1,2,3…)番目の端末装置20
a,20b,20c…であれば、これに対応する所定値
「αn」を一つのタイミング値に付加し、その所定値
「αn」を付加後のタイミング値をn番目の端末装置2
0a,20b,20c…についてのタイミング値とす
る。
【0043】ただし、一つのタイミング値に付加する所
定値(α1,α2,α3…)は、それぞれが互いに異な
る値となるように定められている。したがって、所定値
が付加された後のタイミング値は、処理開始当初に一つ
のタイミング値のみが決定されていても、各端末装置2
0a,20b,20c…毎に異なる値となる。
【0044】例えば、一つのタイミング値として「0時
00分00秒」といった問い合わせ時間を決定した場合
に、問い合わせ時間指定処理部11は、タイミング値の
設定先が1番目の端末装置20aであれば、これに対応
する所定値「1秒」を付加し、その付加後の「0時00
分01秒」を1番目の端末装置20aについてのタイミ
ング値とする。また、タイミング値の設定先が2番目の
端末装置20bであれば、これに対応する所定値「2
秒」を付加し、その付加後の「0時00分02秒」を2
番目の端末装置20bについてのタイミング値とする。
【0045】そして、所定値の付加を行うと、問い合わ
せ時間指定処理部11は、その所定値付加後のタイミン
グ値を、それぞれ対応する各端末装置20a,20b,
20c…へ順次送信することにより、各端末装置20
a,20b,20c…に対するタイミング値の設定を行
う(S204)。問い合わせ時間指定処理部11は、こ
の処理動作をシステム内の全端末装置20a,20b,
20c…、すなわちタイミング値を設定すべき全ての端
末装置20a,20b,20c…について終了するまで
繰り返す(S202〜S205)。
【0046】これに対し、各端末装置20a,20b,
20c…では、サーバ装置10からタイミング値が送信
されてくると、その設定内容を受信するとともに(S2
06)、問い合わせ時間設定処理部21がその受信した
タイミング値をそのままタイミング設定値とし、これを
RAM内等の所定エリア内に格納する(S207)。
【0047】その後、各端末装置20a,20b,20
c…およびサーバ装置10は、第1の実施の形態の場合
と同様の処理動作を行う(S208〜S213)。これ
により、各端末装置20a,20b,20c…において
は、RAM内等に保持している時刻データを、サーバ装
置10が計時する時刻に同期させ得るようになる。
【0048】以上のように、本実施の形態の時刻同期シ
ステムでは、サーバ装置10の問い合わせ時間指定処理
部11が、決定した一つのタイミング値に対し、予め各
端末装置20a,20b,20c…毎に個別に定められ
た所定値を加えて、各端末装置20a,20b,20c
…毎のタイミング値とするようになっている。つまり、
問い合わせ時間指定処理部11が一つのタイミング値を
決定しても、各端末装置20a,20b,20c…に対
してはそれぞれ異なるタイミング値が指定される。その
ため、各端末装置20a,20b,20c…では、それ
ぞれに異なるタイミング設定値に従いつつ、サーバ装置
10に対して時刻の問い合わせを行うことになる。
【0049】したがって、この時刻同期システムにおい
ても、第1の実施の形態の場合と同様に、各端末装置2
0a,20b,20c…からの時刻の問い合わせが集中
することがなく、しかもそのために煩雑な作業等を必要
とすることもなく、各端末装置20a,20b,20c
…における時刻データをサーバ装置10が計時する時刻
に同期させることができる。
【0050】また、この時刻同期システムでは、第1の
実施の形態の場合とは異なり、一つのタイミング値を各
端末装置20a,20b,20c…毎のタイミング値と
するための処理を、サーバ装置10側で行っている。そ
のため、かかる処理を各端末装置20a,20b,20
c…側で行う場合に比べて、各端末装置20a,20
b,20c…における構成を簡素化したり、そのプログ
ラム容量を小さくすることができるので、特に、サーバ
装置10が多くの端末装置20a,20b,20c…と
接続している場合に用いて好適なものとなる。
【0051】〔第3の実施の形態〕次に、請求項3記載
の発明に係る時刻同期システムについて説明する。ただ
し、ここでも、上述した第1または第2の実施の形態の
場合との相違点についてのみ説明するものとする。図4
は、本実施の形態の時刻同期システムにおける処理動作
例を示すフローチャートである。
【0052】本実施の形態の時刻同期システムは、上述
した第2の実施の形態の場合と、サーバ装置10の問い
合わせ時間指定処理部11が異なる(図2参照)。
【0053】問い合わせ時間指定処理部11は、本発明
におけるタイミング決定手段、タイミング設定手段およ
びタイミング指定手段としての機能に加えて、本発明に
おける乱数発生手段としても機能するようになってい
る。すなわち、問い合わせ時間指定処理部11は、時刻
の問い合わせタイミングを決定すると、タイミング値を
各端末装置20a,20b,20c…に対して指定する
のにあたって、乱数を発生させるとともに、その乱数値
を決定したタイミング値に加えるようになっている。し
たがって、問い合わせ時間指定処理部11では、問い合
わせタイミングとして一つのタイミング値を決定して
も、これに乱数値を加えることで、各端末装置20a,
20b,20c…毎に異なるタイミング値を各端末装置
20a,20b,20c…に対して指定することにな
る。
【0054】このように構成された時刻同期システムで
は、図4のフローチャートに示すように、サーバ装置1
0の問い合わせ時間指定処理部11が、第2の実施の形
態の場合と同様に、一つのタイミング値を決定し(S3
01)、タイミング値を設定すべき端末装置20a,2
0b,20c…を認識した後(S302)、各端末装置
20a,20b,20c…に対するタイミング値の設定
を順次行うのにあたって、以下に述べるような処理を行
う。
【0055】問い合わせ時間指定処理部11は、タイミ
ング値の設定先を認識すると、先ず、乱数を発生させ
る。そして、先に決定した一つのタイミング値に対し、
発生させた乱数値を付加し、これを設定先となる端末装
置20a,20b,20c…についてのタイミング値と
する(S303)。
【0056】例えば、一つのタイミング値として「0時
00分00秒」といった問い合わせ時間を決定した場合
に、乱数値「1000」を発生させると、問い合わせ時
間指定処理部11は、「0時00分00秒」に「1秒
(1000ミリ秒)」を付加した後の「0時00分01
秒」をタイミング値とする。ただし、このときに付加さ
れる乱数値は、各端末装置20a,20b,20c…に
対するタイミング値の指定の都度、問い合わせ時間指定
処理部11によって発生されるものである。したがっ
て、乱数値が付加された後のタイミング値は、処理開始
当初に一つのタイミング値のみが決定されていても、各
端末装置20a,20b,20c…毎に異なる値とな
る。
【0057】そして、乱数値の付加を行うと、問い合わ
せ時間指定処理部11は、その乱数値付加後のタイミン
グ値を、順次各端末装置20a,20b,20c…へ送
信することにより、各端末装置20a,20b,20c
…に対するタイミング値の設定を行う(S304)。問
い合わせ時間指定処理部11は、この処理動作をシステ
ム内の全端末装置20a,20b,20c…、すなわち
タイミング値を設定すべき全ての端末装置20a,20
b,20c…について終了するまで繰り返す(S302
〜S305)。
【0058】その後、各端末装置20a,20b,20
c…およびサーバ装置10は、第2の実施の形態の場合
と同様の処理動作を行う(S306〜S613)。これ
により、各端末装置20a,20b,20c…において
は、RAM内等に保持している時刻データを、サーバ装
置10が計時する時刻に同期させ得るようになる。
【0059】以上のように、本実施の形態の時刻同期シ
ステムでは、サーバ装置10の問い合わせ時間指定処理
部11が、各端末装置20a,20b,20c…に問い
合わせタイミングを指定するのにあたって、乱数を発生
させるとともに、決定した一つのタイミング値に対し、
発生させた乱数値を加えて、各端末装置20a,20
b,20c…毎のタイミング値とするようになってい
る。つまり、問い合わせ時間指定処理部11が一つのタ
イミング値を決定しても、各端末装置20a,20b,
20c…に対してはそれぞれ異なるタイミング値が指定
される。そのため、各端末装置20a,20b,20c
…では、それぞれに異なるタイミング設定値に従いつ
つ、サーバ装置10に対して時刻の問い合わせを行うこ
とになる。
【0060】したがって、この時刻同期システムにおい
ても、第1および第2の実施の形態の場合と同様に、各
端末装置20a,20b,20c…からの時刻の問い合
わせが集中することがなく、しかもそのために煩雑な作
業等を必要とすることもなく、各端末装置20a,20
b,20c…における時刻データをサーバ装置10が計
時する時刻に同期させることができる。さらに、この時
刻同期システムでは、第2の実施の形態の場合と同様
に、サーバ装置10が多くの端末装置20a,20b,
20c…と接続している場合に用いて好適なものとな
る。
【0061】また、この時刻同期システムでは、乱数を
利用するようになっているので、第2の実施の形態の場
合とは異なり、各端末装置20a,20b,20c…毎
の所定値を予め定めておく必要がないので、例えばシス
テムの拡張等に対しても柔軟かつ容易に対応することが
可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の時刻同
期システムは、サーバ装置側で一つのタイミング値を決
定しても、各端末装置に対してはそれぞれ異なるタイミ
ング設定値が設定されるようになっている。つまり、各
端末装置では、それぞれに異なるタイミング設定値に従
いつつ、サーバ装置に対して時刻の問い合わせを行うこ
とになる。したがって、この時刻同期システムを用いれ
ば、ある特定のタイミングに各端末装置からの時刻問い
合わせが集中することがない。すなわち、各端末装置
が、タイムアウトの発生等により、正確な時刻を取得で
きなくなる、といった事態が発生するのを防ぐことがで
きる。しかも、サーバ装置側では、一つのタイミング値
を決定すればよいので、サーバ装置が多くの端末装置と
接続しても、そのサーバ装置を操作するシステム管理者
等が煩雑な作業を行う必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時刻同期システムの第1の実施の
形態における処理動作例を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る時刻同期システムの機能構成の一
例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る時刻同期システムの第2の実施の
形態における処理動作例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る時刻同期システムの第3の実施の
形態における処理動作例を示すフローチャートである。
【図5】従来の時刻同期システムにおける処理の概要を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 サーバ装置 11 問い合わせ時間指定処理部 12 時刻取得部 20a,20b,20c 端末装置 21 問い合わせ時間設定処理部 22 時刻取得・設定処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA12 AF02 FA16 FA31 GA00 GC15 5B085 AC05 5B089 GA11 GA21 JA03 JA08 JA11 JB10 JB11 KA01 KA06 KA07 KA12 KB11 KC29 KC37 KC40 MA06 MD06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻データを用いて所定の情報処理を行
    う複数の端末装置と、各端末装置と接続し時刻の計時を
    行うサーバ装置とを具備し、各端末装置が用いる時刻デ
    ータを前記サーバ装置が計時する時刻に同期させるよう
    に構成された時刻同期システムであって、 前記サーバ装置は、 各端末装置が時刻の問い合わせを行うタイミングを決定
    するタイミング決定手段と、 前記タイミング決定手段が決定した一つのタイミング値
    を各端末装置に対して指定するタイミング指定手段と、 各端末装置から時刻の問い合わせがあると、その問い合
    わせがあった端末装置に時刻を通知する時刻通知手段
    と、を備え、 各端末装置は、 時刻データを保持するとともにその値を時間の経過とと
    もに変化させるデータ保持手段と、 乱数を発生させる乱数発生手段と、 前記サーバ装置のタイミング指定手段によってタイミン
    グ値が指定されると、該タイミング値に前記乱数発生手
    段が発生した乱数を加えてタイミング設定値とするタイ
    ミング認識手段と、 前記データ保持手段内の時刻データが前記タイミング認
    識手段によるタイミング設定値になると、前記サーバ装
    置に対して時刻の問い合わせを行う問い合わせ手段と、 前記問い合わせ手段による問い合わせに応じて前記サー
    バ装置の時刻通知手段から時刻の通知があると、通知さ
    れた時刻を基に前記データ保持手段内の時刻データを更
    新する時刻更新手段と、を備えることを特徴とする時刻
    同期システム。
  2. 【請求項2】 時刻データを用いて所定の情報処理を行
    う複数の端末装置と、各端末装置と接続し時刻の計時を
    行うサーバ装置とを具備し、各端末装置が用いる時刻デ
    ータを前記サーバ装置が計時する時刻に同期させるよう
    に構成された時刻同期システムであって、 前記サーバ装置は、 各端末装置が時刻の問い合わせを行うタイミングを決定
    するタイミング決定手段と、 前記タイミング決定手段が決定した一つのタイミング値
    に対し、予め各端末装置毎に個別に定められた所定値を
    加えて、各端末装置毎のタイミング値とするタイミング
    設定手段と、 前記タイミング設定手段による各端末装置毎のタイミン
    グ値を、それぞれ該当する端末装置に対して指定するタ
    イミング指定手段と、 各端末装置から時刻の問い合わせがあると、その問い合
    わせがあった端末装置に時刻を通知する時刻通知手段
    と、を備え、 各端末装置は、 時刻データを保持するとともにその値を時間の経過とと
    もに変化させるデータ保持手段と、 前記サーバ装置のタイミング指定手段によってタイミン
    グ値が指定されると、該タイミング値をタイミング設定
    値とするタイミング認識手段と、 前記データ保持手段内の時刻データが前記タイミング認
    識手段によるタイミング設定値になると、前記サーバ装
    置に対して時刻の問い合わせを行う問い合わせ手段と、 前記問い合わせ手段による問い合わせに応じて前記サー
    バ装置の時刻通知手段から時刻の通知があると、通知さ
    れた時刻を基に前記データ保持手段内の時刻データを更
    新する時刻更新手段と、を備えることを特徴とする時刻
    同期システム。
  3. 【請求項3】 時刻データを用いて所定の情報処理を行
    う複数の端末装置と、各端末装置と接続し時刻の計時を
    行うサーバ装置とを具備し、各端末装置が用いる時刻デ
    ータを前記サーバ装置が計時する時刻に同期させるよう
    に構成された時刻同期システムであって、 前記サーバ装置は、 各端末装置が時刻の問い合わせを行うタイミングを決定
    するタイミング決定手段と、 乱数を発生させる乱数発生手段と、 前記タイミング決定手段が決定した一つのタイミング値
    に前記乱数発生手段が発生した乱数を加えるタイミング
    設定手段と、 前記タイミング設定手段によって乱数が加えられた後の
    タイミング値を各端末装置毎に個別に指定するタイミン
    グ指定手段と、 各端末装置から時刻の問い合わせがあると、その問い合
    わせがあった端末装置に時刻を通知する時刻通知手段
    と、を備え、 各端末装置は、 時刻データを保持するとともにその値を時間の経過とと
    もに変化させるデータ保持手段と、 前記サーバ装置のタイミング指定手段によってタイミン
    グ値が指定されると、該タイミング値をタイミング設定
    値とするタイミング認識手段と、 前記データ保持手段内の時刻データが前記タイミング認
    識手段によるタイミング設定値になると、前記サーバ装
    置に対して時刻の問い合わせを行う問い合わせ手段と、 前記問い合わせ手段による問い合わせに応じて前記サー
    バ装置の時刻通知手段から時刻の通知があると、通知さ
    れた時刻を基に前記データ保持手段内の時刻データを更
    新する時刻更新手段と、を備えることを特徴とする時刻
    同期システム。
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