JP2019191826A - 精算機用リーダモジュールおよび精算機 - Google Patents
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Abstract
Description
短距離無線通信を用いた決済技術としては、FeliCa(登録商標)が代表的である。
[二次元バーコード/CL+二次元コード/CL+QRコード/CL+QRコード/CL]*[エリアセンサ/CL]*[光/CL]
この検索式によって6件の特許出願を抽出し、検討した。なお、上記の「QRコード」は、登録商標である。
そのため、操作を誤ったり、操作に時間がかかったりする事態が発生する。
(第一の発明)
精算機(30)の正面へ設置される精算機用リーダモジュール(40)に係る。
その精算機用リーダモジュール(40)は、バーコード読み取り機(41)および短距離無線通信機(49)を隣接させており、
前記のバーコード読み取り機(41)は、 読み取る対象となるバーコードが表示された媒体(たとえばスマートフォンの画面、紙媒体など)を接触させる透光板(42)と、 その透光板(42)に接したバーコードにピントを合わせて読み取るためのカメラ(43)と、 前記の透光板(42)へ精算機(30)のユーザに対する指示を表示する指示表示機構と、 その指示表示機構の表示に関する制御信号を発する制御装置と、を備える。
その指示表示機構は、前記の制御装置からの制御信号を介してユーザに対する複数種類の指示を表示可能とした(図4、図5参照)。
「精算機(30)」は、サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機、無人で物販をする自動販売機の両方を含む。一方、「精算機用リーダモジュール」とは、精算機用リーダモジュールを構成する各部品を組み立てられて形成され、精算機(30)のための筐体へ組み込まれることで精算機(30)となるモジュールである。
「隣接」させたバーコード読み取り機(41)および短距離無線通信機(49)の位置関係は、精算機(30)に向かうユーザから見て左にバーコード読み取り機(41)で右に短距離無線通信機(49)である位置関係が標準的である(図1参照)。しかし、左右が逆の場合(図示を省略)、上下の位置関係である場合(図9参照)も含む。
「制御装置」は、本発明に係る精算機用リーダモジュール(40)が独自に備えている場合のほか、精算機全体の制御を司る制御装置からの制御信号を中継する機能を果たすのみである制御信号中継装置である場合も含む。
制御装置からの制御信号によって、指示表示機構が作動し、ユーザに対する指示の一種類が透光板(42)へ投影される。
バーコード表示媒体へバーコードをかざすような指示が透光板(42)へ表示された場合、ユーザは、手持ちのバーコード表示媒体(50)を透光板(42)へ接触させる。すると、カメラ(43)がバーコード表示媒体(50)に表示されたバーコードを読み取ることができる。
透光板(42)へ投影された指示表示が短距離無線通信機(49)へ短距離無線媒体(たとえば短距離無線カード、短距離無線機能を内蔵したスマートフォン)を近づけるような指示である場合、ユーザは、手持ちの短距離無線媒体(60)を短距離無線通信機(49)へ近づける。すると、短距離無線通信機(49)は短距離無線媒体(60)との通信をすることができる(一般的には、精算機能を実行する)。
精算機にて精算をしようとするユーザにとって、指示投影に従って操作をすればよいので、操作が円滑となり、迷ったり間違えたりしにくくなる。
本願における第一の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記の短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面は、その一部または全部が前記の透光板(42)におけるユーザ側の面(上面)よりもユーザ側へ近づくように位置して、面一とならないように形成するのである(図7、図8参照)。
短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面の一部または全部が前記の透光板(42)におけるユーザ側の面よりもユーザ側へ近づくように位置しているため、ユーザが短距離無線媒体(60)を短距離無線通信機(49)へ近づけ過ぎて短距離無線通信機(49)に接触させてしまうような場合がある。そのような場合でも、投稿板(42)に接触することを概ね防ぐことができる。投稿板(42)の表面が傷付いてしまうことを抑制し、バーコードの読み取りエラーを減らすことに寄与する。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の指示表示機構は、投影用文字板(46)とその投影用文字板(46)における前記の投光板(42)とは反対側に位置させた投影光発光器(45)とを備えて形成するのである(図4(b)参照)。
ここで、投影光発光器(45)とは、たとえばLEDである。
投影光発光器(45)から発光された光は、投影用文字板(46)を通過し、その影が透光板(42)に写る。ユーザはその文字を読むことができる。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の透光板(42)の周囲には、透光板(42)の表面をバーコードが表示された媒体から保護するための保護枠(42A)を備える。そして、その保護枠(42A)におけるユーザ側の面と前記の短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面とが面一となるように形成する(図4参照)。
バーコード読み取り機(41)および短距離無線通信機(49)を隣接させているが、ユーザから見て保護枠(42A)におけるユーザ側の面と前記の短距離無線通信機(49)におけるユーザ側の面とが面一なので、スッキリしたデザインとなる。
第二の発明は、第一の発明に係る精算機用リーダモジュール(40)を組み込んだ精算機(30)に係る。
その精算機(30)は、精算機のユーザに対する画面出力をする出力パネル(33)と、
その出力パネル(33)に対する画面出力を制御する出力制御装置と、
カードリーダ(34)、コイン投入口(35)および紙幣投入口(36)を連続させて備えたユーザ操作装置群と、を備える。
前記のユーザ操作装置群は、前記の出力パネル(33)に隣接させて配置し、
前記の精算機用リーダモジュール(40)は、前記のユーザ操作装置群の下方へ配置する。
「出力パネル(33)」は、タッチパネルとしても機能する入出力装置であることが望ましい。精算機(30)のユーザに対して出力表示をするのみではなく、ユーザからの入力、たとえば表示ボタンからの選択(たとえば、ユーザに選択させる支払い方法の選択ボタンへのタッチ)などを受けることができるからである。
精算機(30)の出力パネル(33)は、ユーザに対してユーザがやるべき操作の指示を画面出力する。その出力パネル(33)に対して、出力制御装置は、前記の出力パネル(33)に対しての出力を制御する。
カードリーダ(34)、コイン投入口(35)および紙幣投入口(36)を連続しており、精算機用リーダモジュール(40)はその下方に位置しており、ユーザが操作すべき装置が整理されているので、ユーザは操作しやすい。
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、前記の制御装置および出力制御装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロード可能とすると、より好ましい。
精算機用リーダモジュールの制御装置による制御、出力モニタへ出力する出力画面を変更したい場合、管理サーバから必要な制御プログラムやデータを送信すれば実現できる。
第二の発明によれば、ユーザに対してバーコードの提示を含めた精算のため行動を的確に指示できる精算機用リーダモジュールを備えた精算機を提供することができた。
ここで、精算機とは、サービス対価の支払い精算を無人で完結するための精算機、無人で物販をする自動販売機の両方を含む。
図1は、第一の実施形態に係る精算機30の斜視図である。
この精算機30は、これが設置される駐車場などの路面へ固定される厚平板状の土台10上面へ固定される略直方体の精算機30である。略直方体の筐体へ、精算機用モジュールが組み込まれ、精算機30となる。
ユーザとしては、出力パネル33に表示される指示に従って操作をするが、その操作は釣り銭を受け取るまでを含めても、上から下への単純な動線となる。
図2は、バーコード読み取り機41および短距離無線通信機49を、従来の技術にて並列させた状態を、正面側から見た図(図2(a))、および裏側から見た図(図2(b))である。
バーコード読み取り機41に必要なカメラ43が比較的大きな容積を必要としている。そのため、これまでのバーコード読み取り機のユニットと短距離無線通信機のユニットとを、単純に並列させたら、図1に示したような配置に収まらない。
図3は、バーコード読み取り機41および短距離無線通信機49を構成する各部品を、本発明のために組み直すことで、ユーザ側へ表出する部分をコンパクト化したものである。詳細な説明は省略するが、精算機用リーダモジュール40としての横方向寸法を特にコンパクト化している。
図4は、第一の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す。
この精算機用リーダモジュール40は、バーコード読み取り機41および短距離無線通信機49を精算機30の正面パネルへ組み込まれた場合に水平方向へ隣接させている。
図4では、投影用文字板46を抜いた文字46Aとしているので、透光板42には抜かれた文字が、LED45の光色で投影されることとなる。
図5では、第一の実施形態に係る精算機用リーダモジュールが複数の指示表示をすることができる旨を示している。説明の便宜のため、図4に示していた保護枠42Aを省略して描いている。
図5(a)では、ユーザがバーコード表示媒体50としてスマートフォンを示している。精算機が駐車料金を精算するためのものである場合、バーコードは、たとえば駐車料金の割引や無料化をするためのデータとして、スマートフォンへ電子クーポンといった形式でインストールされる。
なお、「QR」は二次元バーコードの意味であり、単なる例示である。実際の精算機においては、ユーザにとってもっと分かりやすい表示を採用することが一般的である。
バーコードによる割引処理が終了して精算額が確定すると、図1に示した出力パネル33へ「精算額が表示されるとともに、精算方法の選択を促す画面出力がなされる。スピーカ39からも音声で指示がなされる。そうした出力の結果、ユーザが短距離無線通信機を用いた精算方法(いわゆる電子マネー)を選択すると、前述した指示表示機構における制御装置が、「NFC」および「右矢印」の指示投影48が透光板42へ表示させる。
なお、「NFC」は短距離無線通信の意味であり、単なる例示である。実際の精算機においては、ユーザにとってもっと分かりやすい表示を採用することが一般的である。
読み取り機(の透光板)へユーザへの指示が表示される技術は、従来存在しなかった。本実施形態は、ユーザへの指示を多方面から実行でき、間違えにくさ、ユーザが処理に要する時間の短縮などに貢献している。
図6では、第二の実施形態として、投影用文字の種類のバリエーションを示している。この図でも、説明の便宜のため、図4に示していた保護枠42Aを省略して描いている。
本実施形態に係る精算機は、屋外へ設置される場合も想定され、設置された場所が明るかったり暗かったりする。その場合、図5で示した投影用文字板46Aではなく、抜き文字が表示される投影用文字板46Cを採用した。
また、図4に示していた保護枠42Aを省略して描いたとして説明したが、透光板42の表面に傷付きにくいコーティングを施すなどして、保護枠42Aを省略した実施形態を提供することも可能である。
図7では、第三の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す。
この実施形態では、短距離無線通信機49におけるユーザに対する面を立ち上げ、且つバーコード読み取り機41の透光板42がなす面とは異なる角度をなすような立ち上げ部49Aを備えている。
図8では、第四の実施形態に係る精算機用リーダモジュールを示す。
この実施形態では、第三の実施形態にて示した立ち上げ部49Aのバリエーションとも言える。すなわち、角張ったデザインの立ち上げ部49Aとは異なり、保護枠42Aとの境目を円滑な曲面とした曲面立ち上げ部49Bとしている。
なお、この実施形態においても、透光板42の表面に傷付きにくいコーティングを施すなどして、保護枠42Aを省略した実施形態を提供することも可能である。その場合、透光板42との境目を円滑な曲面とした曲面立ち上げ部49Bとすることとなる。
図9では、スキャナ装置41および短距離無線通信装置49を縦に並列させる場合のバリエーション、およびそれに伴う指示投影48のバリエーションを示す。
図10は、駐車場を利用したユーザが、その駐車場利用の料金を前述してきた精算機によって精算する手順の一例を示すフローチャートである。
精算機の前にユーザが立つと、人感センサによって出力パネル33が大気モードから復帰する(S1)。そして、駐車券の挿入を指示する画面が出力パネル33へ出力される(S2)。なお、同時にスピーカ39からは音声案内が流れる。
駐車場の提供者側としては顧客管理の利便性、ユーザとしては金銭的な価値のあるポイントが付与されたり精算手続きの簡素化されたりするといったメリットがあるので、ユーザに対しては会員登録を推奨している。しかし、ユーザによっては会員登録をしておらず(会員登録をしなくても駐車場は利用できる)、会員カードを持っていないユーザもいる。会員カードを持っていないユーザは、精算方法の選択へ飛ぶ(S7)。
図11は、前述してきた実施形態に係る精算機α、β、・・・を、精算機管理サーバが多数管理する場合を概念的に示している。
精算機α、β、・・・には、精算機管理サーバとの双方向のデータ通信が可能であるようにしてある。
また、各精算機α、β、・・・の精算に関するデータを吸い上げることによって、駐車場の管理、車両の管理などに用いることができる。
20 ;屋根材
30 ;精算機 31 ;正面板
31A;上部化粧パネル 31B;下部化粧パネル
31C;湾曲面(上面)
32 ;側面板 32A;キー
33 ;出力パネル 33A;モニタ補強板
33B;操作表示
34 ;カードリーダ 35 ;コイン投入口
36 ;紙幣投入口 37 ;多機能スキャナ
38 ;釣り銭口 39 ;スピーカ
40 ;精算機用リーダモジュール
41 ;バーコード読み取り機
42 ;透光板 42A;保護枠
43 :カメラ
44 ;側面板 45 ;投影光発光器(LED)
46 ;投影用文字板 46A;投影用文字板(QR)
46B;投影用文字板(NFC) 46C;投影用文字板(抜き文字用)
47 ;指示投影(QR) 48 ;指示投影(NFC)
49 ;短距離無線通信機 49A;立ち上げ部
49B;曲面立ち上げ部
50 ;バーコード表示媒体(スマートフォンの液晶画面)
60 ;短距離無線媒体(短距離無線IC内蔵カード)
Claims (6)
- 精算機の正面へ設置される精算機用リーダモジュールであって、
バーコード読み取り機および短距離無線通信機を隣接させており、
前記のバーコード読み取り機は、
読み取る対象となるバーコードが表示された媒体を接触させる透光板と、
その透光板に接したバーコードにピントを合わせて読み取るためのカメラと、
前記の透光板へ精算機のユーザに対する指示を表示する指示表示機構と、
その指示表示機構の表示に関する制御信号を発する制御装置と、を備え、
前記の指示表示機構は、前記の制御装置からの制御信号を介してユーザに対する複数種類の指示を表示可能とした精算機用リーダモジュール。 - 前記の短距離無線通信機におけるユーザ側の面は、その一部または全部が前記の透光板におけるユーザ側の面よりもユーザ側へ近づくように位置して、面一とならないように形成した
請求項1に記載の精算機用リーダモジュール。 - 前記の指示表示機構は、投影用文字板とその投影用文字板における前記の投光板とは反対側に位置させた投影光発光器とを備えて形成した
請求項1または請求項2のいずれかに記載の精算機用リーダモジュール。 - 前記の透光板の周囲には、透光板の表面をバーコードが表示された媒体から保護するための保護枠を備え、
その保護枠におけるユーザ側の面と前記の短距離無線通信機におけるユーザ側の面とが面一となるように形成した
請求項1から請求項3のいずれかに記載の精算機用リーダモジュール。 - 請求項1から請求項4に係る精算機用リーダモジュールを組み込んだ精算機であって、
その精算機は、精算機のユーザに対する画面出力をする出力パネルと、
その出力パネルに対する画面出力を制御する出力制御装置と、
カードリーダ、コイン投入口および紙幣投入口を連続させて備えたユーザ操作装置群と、
を備え、
前記のユーザ操作装置群は、前記の出力パネルに隣接させて配置し、
前記の精算機用リーダモジュールは、前記のユーザ操作装置群の下方へ配置した精算機。 - 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、前記の制御装置および出力制御装置が実行する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとした
請求項5に記載の精算機。
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