JP2018060530A - サービス料金精算用端末およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 空き時間活用型の駐車場を利用する者が鉄道など他の交通機関の利用やショッピングなどと組み合わせた場合に、ユーザへの便利性の維持向上や合理的な管理を可能とする技術を提供する。【解決手段】 会員ユーザに係る降車駅データを受信する利用履歴データ受信手段と、 その降車駅データにおける会員ユーザを特定するための会員データにて会員登録をした会員ユーザと一致するか否かを判断する会員データ確認手段と、 降車駅データに基づく駐車料金を算出する駐車料金算出手段と、 算出された駐車料金を、前記の会員ユーザの選択によって選択された精算方法にて精算する精算手段と、を備える。【選択図】 図6

Description

本発明は、鉄道の駅または飛行場への移動に利用する乗用車と、その鉄道または航空機利用による移動とを、円滑に実行するための情報処理技術に関する。
所用である目的地へ移動する場合、各種の交通機関を組み合わせることがある。たとえば、長い距離を高速鉄道(たとえば新幹線)や航空機にて移動し、駅や飛行場からはレンタカーで移動する、といった場合である。駅や飛行場への到着時刻が分かっているので、レンタカーを予約する、といったことも一般的に行われている。
旅行会社は、駅や飛行場においてレンタカーを予め手配するような旅行プランを提供している。
更に、カーシェアリングサービスの運営会社においては、利用時間に関する設定が細かに行えるカーシェアリングを、レンタカーの代わりにお薦めする営業活動を開始している。たとえば、特許文献1には、カーシェアリングと公共交通機関とを組み合わせて利用する場合に、利用の便宜を高めるための技術が開示されている(図1,図2参照)。
以下、駐車場と鉄道サービスとを併用する場合の典型例を、特許文献2に開示された技術を用いて例示する(図3、図4参照)。
まず、あるユーザが自家用車で所定の鉄道の駅近傍へ到着し、所定の駐車場へ自家用車を駐車する。駐車場の駐車チケットにて入庫の時刻が確定する。
そのユーザは、鉄道の駅から鉄道を利用し、またその駅へ戻ってくる。そして、駐車場からの出庫の際、その駅の降車記録を駐車場の精算機へ示すことで駐車料金が割引となるのである。前記の降車記録について、交通系ICカードを用いることができれば、ペーパーレスとなり、容易である。

特開2015−179384号公報 特開2010−33566号公報
さて、銀行では、自らの顧客のために駐車場を確保し、その顧客には無料で提供するなどしている。しかし、夜間や休日といった時間帯は、銀行の顧客が来店して使用することはないので、一般の駐車場として貸し出し、駐車料金を得る、というビジネスをしている。
近年、上記した銀行のように、保有またはレンタルにて駐車スペースを確保している故人や団体が、自らが使用していない空き時間に他の車両へ貸し出せる駐車場(以下、「空き時間活用駐車場」と記す)として提供する、という動きが加速している。
たとえば、自家用車用の駐車スペースを保有する個人宅であっても、通勤に使用している勤務時間帯を一般駐車場として貸し出す、または月極め駐車場として借主の募集をしている駐車スペースを契約が決まるまでの間に一般駐車場として貸し出す、というものである。多くの場合、その個人や団体は、貸出業務を専門の業者へ管理委託している。
保有またはレンタルにて駐車スペースの空き時間を活用する、という趣旨の駐車場と、駐車場および鉄道の双方を利用した者に割引価格を適用する、という運営は、以下の理由から現状では困難である。
通常の駐車場では、不特定多数の乗用車が出入りし、その利用料金を徴収するため、精算機が設置されている。しかし、空き時間活用駐車場の全てに精算機を設置するのは、設置スペースの確保が困難という物理的な制約のほか、限られた貸し出し期間、時間のために個別の機器を設置するということは、経済的な効率からも困難だからである。
特許文献1では、カーシェアリングと航空機または鉄道とを同時に予約すれば別々に予約するよりも安い価格で提供される、という優待サービスを実現するため、具体的な運用に関わる技術が開示されている。
しかし、精算機を設置していない駐車場にて、駐車場および公共交通機関の併用に対する割引サービスを実現するための技術は開示されていない。
近年、郊外の広大なスペースを用いた特設イベントなどが催されている。こうした特設イベント会場は、普段は使われていない、または別の用途に使われていたりする。そうした特設イベントへ大勢の人を呼び込むため、最寄りの交通機関から臨時バスなどをイベント提供側が用意するほか、特設イベント会場へ駐車場を併設したりする。
しかし、その併設される駐車場の利用については、無料、または一律千円、といった徴収や精算がしやすいやり方を導入せざるをえない。管理するシステムを簡単に導入できないからである。
本発明が解決しようとする課題は、空き時間活用型の駐車場を利用する者が鉄道など他の交通機関の利用やショッピングなどと組み合わせた場合に、ユーザへの便利性の維持向上や合理的な管理を可能とする技術を提供することにある。
加えて、一時的に設けることとなる駐車場の管理が可能な技術をも提供することにある。
(第一の発明)
第一の発明は、駐車場の利用に関する予め会員登録をした会員ユーザが駐車場を利用した場合の駐車料金を精算するためのサービス料金精算用端末に係る。
前記の会員登録をした会員ユーザに係る所定のサービス利用履歴データを受信する利用履歴データ受信手段と、
その利用履歴データにおける会員ユーザを特定するための会員データが、前記の会員登録をした会員ユーザと一致するか否かを判断する会員データ確認手段と、
その会員データ確認手段によって会員ユーザとの一致を判断した場合に、前記の利用履歴データに基づく駐車料金を算出する駐車料金算出手段と、
その駐車料金算出手段によって算出された駐車料金を、前記の会員ユーザの選択によって選択された精算方法にて精算する精算手段と、
を備えることとする(「所定のサービス」を「所定の公共交通」と読み替えて図5,図6参照)。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明における利用履歴データ受信手段は、光源およびイメージセンサを備えた撮影手段と、
その撮影手段からユーザ側に位置して前記の撮影手段の光源から発せられる光を読み取り対象へ透過させる透過板と、
その透過板に対して前記の読み取り対象が撮影に適した所定の位置へユーザが固定しやすくする位置合わせ手段と、
その位置合わせ手段によって固定されて前記の撮影手段にて撮影されてデジタル化された前記の読み取り対象の読み取りデータから所定の枠を認識する枠認識手段と、
その枠認識手段にて認識された枠内の読み取りデータをテキスト化するための処理サーバへ送信する枠内データ送信手段と、
その枠内データ送信手段が送信した処理サーバが処理して返信してきた駅名データを含むサービス利用履歴データを受信するデータ受信手段と、
を備えることとしてもよい。
電子データを直接読み込むことができないチケット、証明書類などへ印字されたデータを読み込んで、各種の割引制度などへ対応できるサービス料金精算用端末の実現に寄与する。
(用語説明)
「読み取り対象(50)」とは、紙や樹脂シートなどへ印字または刻印された文字や数字のあるチケット(たとえば、新幹線の乗車チケット、駐車場の駐車券など)、樹脂カードへ番号や記号を刻印された各種カード(クレジットカード、会員カードなど)、携帯情報端末(たとえばスマートフォン)の液晶画面、紙や液晶画面に表示されたコード(たとえば二次元バーコード)などである。
「イメージセンサ」とは、画像識別機、画像認証機などとも称され、たとえば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどがある。
「読み取り対象」には、予め印刷されている不変領域と、乗車票ごとに異なる文字が印字される可変領域とがある。読み取り対象を囲っている枠を見出す手段である。「枠認識手段」とは、不変領域として印刷されている枠であって、その枠内が可変領域となるような枠を認識する。
「位置合わせ手段」とは、読み取り対象(50)の読み取り面(51)が固定されることを趣旨としている。たとえば、読み取り対象(50)の寸法に合わせた収納空間の奥行き寸法とする。
読み取り対象(50)が定型サイズのカード類である場合には、その定型サイズに応じて形成した溝や凹部などである。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明における利用履歴データ受信手段は、ショッピングICカードとの短距離通信によって前記の駐車場の近傍におけるサービス利用履歴データを受信することとする。
(用語説明)
「駐車場」は、空き時間活用駐車場に限られない。また、本発明に係るサービス料金精算用端末によって、複数の駐車場を管理することができる。
「交通系ICカード」とは、所定の交通機関のサービス料金を精算することができる繰り返し利用が可能なプリペイド式ICカードである。「所定の交通機関」とは、鉄道、地下鉄、航空機、バス、船などである。
「ショッピングICカード」とは、繰り返し利用が可能なプリペイド式ICカード、クレジットカードなどであるが、直近の利用データが書き込まれており、その直近の利用データの読み出しが可能であることが、本願発明において用いるための緒条件となる。
「精算方法」とは、たとえば上記したプリペイド式ICカードでの精算、現金払い、クレジットカード決済などである。
(作用)
所定の駐車場を利用したい者は、予め会員登録をして会員ユーザとなる。
その会員ユーザは、自らに係る所定のサービス利用履歴データをサービス料金精算用端末における利用履歴データ受信手段へ受信させる。 その利用履歴データにおける員ユーザを特定するための会員データが、前記の会員登録をした会員ユーザと一致するか否かを、会員データ確認手段が判断する。
その会員データ確認手段によって会員ユーザとの一致を判断した場合には、駐車料金算出手段が前記の利用履歴データに基づく駐車料金を算出する。
その駐車料金算出手段によって算出された駐車料金を、前記の会員ユーザの選択によって選択された精算方法にて、精算手段が精算する。
駐車場の管理者としては、本発明に係るサービス料金精算用端末を駐車場の近辺(たとえば交通機関の駅、商業施設など)へ設置すれば、駐車料金の精算を含む駐車場の管理が可能である。また、たとえば、一時的に設けることとなる駐車場の管理が可能となる。
会員ユーザとしては、駐車場の利用と、駐車場の利用時間帯に利用した他のサービス(たとえば交通機関の利用)または商品購入とを、合理的に精算できる。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、所定の条件データがそろった場合に、前記の駐車料金を差し引く優待データを蓄積する優待データベースを備える。
そして、前記の駐車料金算出手段は、前記の優待データが適用できるか否かを前記の条件データから判断し、優待データが適用できる場合には、その優待データを採用した駐車料金を算出することとしてもよい。
(用語説明)
「所定の条件データ」とは、たとえば交通機関を駐車時間帯に利用している旨、駐車料金が所定額を上回った旨、駐車時間帯に利用したショッピング額が所定額を上回った旨、などである。
「駐車料金算出手段」は、たとえば交通機関の利用履歴やショッピング履歴が駐車時間帯に存在する場合に駐車料金を割り引く、などの割引算出をする。
「優待」とは、正規料金からの所定の金額や割合を差し引く割引のほか、次回利用時における割引、いわゆる利用ポイントの加算、別種類のサービス料金の割引または無償化、などさまざまな優待を含む。
(作用)
優待データベースには、所定の条件データがそろった場合に、前記の駐車料金を差し引く優待データを予め蓄積する。優待データを蓄積する。 前記の駐車料金算出手段は、前記の優待データが適用できるか否かを前記の条件データから判断し、優待データが適用できる場合には、その優待データを採用した駐車料金を算出する。
会員ユーザは、所定の条件を満たしていれば、割引料金の適用を受けられる。
駐車場管理者としては、駐車場の利用促進などのための割引料金の精算を、一括して行える。
(第二の発明)
第二の発明は、 駐車場の利用に関する予め会員登録をした会員ユーザが駐車場を利用した場合の駐車料金を精算するためのサービス料金精算用制御へインストールされるコンピュータプログラムに係る。
そのプログラムは、 前記の会員登録をした会員ユーザに係る所定のサービス利用履歴データを受信する利用履歴データ受信手順と、
その利用履歴データにおける会員ユーザを特定するための会員データが、前記の会員登録をした会員ユーザと一致するか否かを判断する会員データ確認手順と、
その会員データ確認手順によって会員ユーザとの一致を判断した場合に、前記の利用履歴データに基づく駐車料金を算出する駐車料金算出手順と、
その駐車料金算出手順によって算出された駐車料金を、前記の会員ユーザの選択によって選択された精算方法にて精算する精算手順と、
をサービス料金精算用端末に実行させることとする。
(第二の発明のバリエーション1)
第二の発明は、前記の利用履歴データ受信手順を以下のように形成してもよい。
すなわち、リーダユニットに備えられた光源およびイメージセンサを制御して前記の読み取り対象を撮影させる撮影手順と、
その撮影手順にて撮影されてデジタル化された前記の読み取り対象の読み取りデータから所定の枠を認識する枠認識手順と、
その枠認識手順にて認識された枠内の読み取りデータをテキスト化するための処理サーバへ送信する枠内データ送信手順と、
前記の処理サーバにてテキスト化等の加工が施された処理データを受信する処理データ受信手順と、を実行させることとしてもよい。
また、交通系ICカードとの短距離通信によって降車した駅名データを含むサービス利用履歴データを受信することとしてもよい。
(第二の発明のバリエーション2)
第二の発明は、前記の利用履歴データ受信手順では、ショッピングICカードとの短距離通信によって前記の駐車場の近傍におけるサービス利用履歴データを受信することとしてもよい。
(第二の発明のバリエーション3)
第二の発明は、以下のようにしてもよい。
すなわち、 所定の条件データがそろった場合に、前記の駐車料金を差し引く優待データを優待データベースへ予め蓄積する優待データ蓄積手順を含むこととする。
そして、前記の駐車料金算出手順においては、前記の優待データが適用できるか否かを前記の条件データから判断し、優待データが適用できる場合には、その優待データを採用した駐車料金を算出することとしてもよい。
第二の発明に係るコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、CD−RW、MO(光磁気ディスク)、DVD−R、DVD−RW、フラッシュメモリなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末手段へ伝送することも可能である。
第一の発明によれば、空き時間活用型の駐車場を利用する者が鉄道など他の交通機関の利用やショッピングなどと組み合わせた場合に、ユーザへの便利性の維持向上や合理的な管理を可能とする料金精算端末を提供することができた。
第二の発明によれば、空き時間活用型の駐車場を利用する者が鉄道など他の交通機関の利用やショッピングなどと組み合わせた場合に、ユーザへの便利性の維持向上や合理的な管理を可能とする料金精算端末用コンピュータプログラムを提供することができた。
カーシェアリングと公共交通機関とを組み合わせて利用する場合に、利用の便宜を高めるための技術を説明するためのブロック図である。 カーシェアリングと公共交通機関とを組み合わせて利用する場合に、利用の便宜を高めるための技術を説明するためのブロック図である。 駐車場と鉄道サービスとを併用する場合の典型例を示すフローチャートである。 駐車場と鉄道サービスとを併用する場合の典型例を示すブロック図である。 空き時間利用駐車場の利用を希望する会員ユーザが、所定の日時、所定の駐車場を利用したい場合の、予約の実行から駐車場料金の精算までの流れを示す概念図である。 空き時間利用駐車場の利用を希望する会員ユーザが、所定の日時、所定の駐車場を利用したい場合の、予約の実行から駐車場料金の精算までの流れを示すブロック図である。 空き時間利用駐車場の利用を希望する会員ユーザが、所定の日時、所定の駐車場およびその近辺の商業施設などを利用した場合の、予約の実行から駐車場料金の精算までの流れを示す概念図である。 空き時間利用駐車場の利用を希望する会員ユーザが、所定の日時、所定の駐車場およびその近辺の商業施設などを利用した場合の、予約の実行から駐車場料金の精算までの流れを示すブロック図である。 本発明によるサービスを利用する会員ユーザに対する金銭以外のメリットを説明するためのブロック図である。 他の実施形態に係るリーダユニットを組み込んだ精算機を示す斜視図である。 他の実施形態におけるリーダユニットの主要部を示す概念図である。 他の実施形態によって精算をする手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。ここで使用する図面は、図5から図12である。
本実施形態において説明する駐車場を利用するには、管理および運営上の都合から、まず会員登録を済まさなければならないこととしている。すなわち、以下の実施形態に示すサービスを受けることができる「駐車場ユーザ」は、全て会員登録を済ませていることとなる。
会員登録は、氏名や住所の他、利用料金の支払い口座などの会員データを予め登録する。その登録データは、会員データベースへ蓄積されるとともに、会員であることを認証するためのIDカード(図中「TPカード」、「登録済みカードα」と表している)が発行される。このIDカードには、そのユーザが会員であることを認証するために必要なデータがICチップへ格納されたICカードである。
ただし、会員登録の完了に際して、会員認証のためのIDカードを発行せず、カーシェアリングサービスに加入している会員においては、カーシェアリングサービスの会員カードを当該サービスのためにも利用できたり、交通系ICカードの番号で登録ができたり、IDとパスワードだけで登録することができるという形態も含まれる。
(図5、図6)
まず、図5を用いて駐車場と交通機関とを組み合わせて利用する場合の概要を説明し、続いて図6を用いて詳述する。
会員ユーザは、所定の日時、所定の駐車場を利用したい場合、空き時間利用駐車場を検索し、予約する(1)。
予約に係る日時となったら、予約済みの駐車場へ自家用車を入庫し、その駐車場の最寄り駅へ移動する。そして、交通系ICカードを使って鉄道へ乗車し、他の駅で降りる。その降車駅では、鉄道利用料金を交通系ICカードで精算する。
当該他の駅(別の駅でもよい)での用事を済ませたら、交通系ICカードを使って鉄道を利用し、駐車場の最寄り駅へ戻る。その駅でも、鉄道利用料金を交通系ICカードで精算する。
駅前には、その駅の周囲にある複数の空き時間利用駐車場の利用料金を精算することができる「駅前固定端末」が設置されている。この駅前固定端末は、本発明に係るサービス料金精算用端末の第一の実施形態である。
この駅前固定端末に対しては、会員カード(登録済みカードα)に基づく会員を特定するためのデータを入力させる。たとえば、会員カードを挿入する、または会員特定用の番号などを入力する。会員カードがない場合には、例えば、予約の際に入力したIDやパスワードを入力したり、予約ごとに発番されるユニークな予約番号を入力することで会員を特定したりするということも可能である。
続いて、交通系ICカードを用いて、降車駅データを駅前固定端末へ入力する。入力は、交通系ICカードに書き込まれたデータを短距離通信などの手段によって駅前固定端末が読み取ることによる。
駅前固定端末は、会員データが、駐車場の予約データと一致しているか否かを判断し、駐車場の料金を算出する。このとき、駐車を予約していた時間帯での交通機関の利用との関係で、駐車料金を割り引く旨が決められている場合には、その決まりに従って駐車場の料金を算出する。
駅前固定端末は、算出された駐車料金を出力し、会員ユーザに対して精算を促す。このとき、精算方法として、会員登録の際の精算方法(銀行引き落としやクレジットカード決済など)、交通系カードでの支払い、現金払いのいずれかを会員ユーザに選択させる。
上記した実施形態によれば、空き時間利用駐車場に精算機を設置できなくても済むので、空き時間利用駐車場のオーナーとしては安心して空き時間利用駐車場を提供できる。
また、この駅の周辺の駐車場が後述する管理サーバへ予め登録された駐車場であれば、空き時間利用駐車場が複数存在しても、一台の駅前固定端末で精算が可能である。よって、駐車場の管理者としては、合理的である。
会員ユーザは、空き時間利用駐車場を利用した場合、鉄道を利用しなくても、料金精算が可能である。
図6を用いて、補足する。
会員ユーザに係る端末(図6ではノートパソコンおよびスマートフォンを示す)と、駐車場管理サーバと、駅前固定端末とは、無線または有線での情報通信が可能となっている。
会員ユーザは、パソコンやスマートフォンを用いて、予約データを管理サーバへ送信する。登録済みカードαのカード番号をあわせて送信する必要があるが、管理サーバから提供されているカーシェアリング専用のアプリケーションを用いれば、入力作業は簡易化される。
予約データには、会員を特定するためのデータ(カード番号)、所定の日時、利用したい駐車場、利用時間(利用開始時刻、利用終了時刻)、などが含まれる。
駐車場管理サーバには、前述の会員に関する属性情報や、利用料金に関するデータなどを格納している会員データベース、駐車場の利用状況、予約状況などのデータを格納している車両管理データベースが存在する。
また、各種の割引サービス(優待サービス)に関する内容を格納した優待データベースも存在する。(割引サービスとは、精算額のその場の割引を意味する。優待サービスとは、次回の利用金額を割り引いたり無料化したり、ポイント還元などまでを含む。)
会員ユーザに係る通信端末から送信された予約データは、駐車場管理サーバの予約データ受信手段が受信し、会員データベースおよび車両管理データベースを用いて、予約が可能か否か、予約可能判断手段が判断する。そして、予約の可否についての予約可否データを、予約可否出力手段が前記の通信端末へ返信する。
予約可能である旨の返信の後、会員ユーザが予約手続きを完了した場合、完了した予約データ(予約に係る会員情報、利用日時、利用時間など)を、予約に係る駐車場を管理する駅前固定端末へ、予め送信しておいてもよい。
優待データベースには、以下のようなデータが格納されている。
たとえば、10月1日から31日まで、鉄道会社Aの各駅で空き時間利用駐車場を利用する場合において、鉄道会社Aの利用当日の乗車記録がある場合には、駐車場の利用料金が10%割引になる、といったデータである。
予約完了時に、会員ユーザの通信端末へその優待データを送信することとしても良い。たとえば、会員ユーザが10月1日に、鉄道会社AのM駅にて駐車場を利用しようという場合において、M駅からの移動手段が決定していなかったとする。その場合に、優待データによって、鉄道会社Aを利用してM駅から別の駅までの移動をすれば駐車場の利用料金が割り引かれることを知り、鉄道会社Aでの移動を決定する可能性がある。
なお、M駅の近傍の駐車場の利用は実行するものの、鉄道会社Aでの移動ではなかった、または鉄道会社Aでの移動を証明する手段がなかった場合には、駐車場利用料金の割引という優待サービスを受けることができない。したがって、優待サービスが適用されるか否かは、予約実行まで不確定である。
会員ユーザは、優待サービスの存在やその優待サービスの適用条件などを予約時に知らなくても、優待サービスを受けられるか否かを、予約時および予約内容の実行時に検証してもらえることとなる。
駅前固定端末は、交通系ICカードからの降車駅データを受信する降車駅受信手段と、駐車場管理サーバとの通信にて会員データを取得したり駐車料金データを取得したりするデータ送受信手段と、会員確認手段と、精算手段と、を備えている。
前記の会員確認手段は、図示を省略しているが、駐車場の利用のための会員カードから会員を特定するためのデータを短距離通信などで取得したり、会員番号を会員ユーザが手入力したりする、などを実行する。
交通系ICカードからの降車駅データとともに、その交通系ICカードの持ち主の氏名データなどが取得できる場合には、その氏名データに基づいて会員であるか否かを判断することとしてもよい。
また、前記の精算手段は、図示を省略しているが、会員ユーザに対して精算方法を選択させる旨の出力をする手段を含む。そして、その出力に基づいて会員ユーザが選択した精算方法に基づいた精算を実行させるものである。
前記した実施形態によれば、たとえば交通渋滞が慢性的な大都会ではなく、その周辺の駅へ自家用車を駐車し、大都会には鉄道を利用する、といった会員ユーザを増やすことに寄与する。
たとえば、ある優待サービスが所定の年齢層の会員ユーザに対してのみサービスをする、というような年齢制限を課しているような場合には、会員データベースからの会員属性データをも参照し、判断する。
同様に、駐車場の利用履歴に応じて優待サービスを提供するような場合には、利用履歴データを参照し、判断する。
判断の結果、優待サービスが受けられる場合には、会員データベース(の中の利用料金などを格納しているテーブル)へその旨を格納する。
加えて、会員ユーザの携帯端末(スマートフォンなど)へ優待サービスが適用される旨を送信することとしても良い。
(図7、図8)
まず、図7を用いて駐車場と交通機関とを組み合わせて利用する場合の概要を説明し、続いて図8を用いて詳述する。
図7では、限定品の販売や限定サービスが提供される特設イベント会場へ、本願発明に係るサービス料金精算用端末を設置する場合について説明している。サービス料金精算用端末は、イベント会場前固定端末として第二の実施形態として図示している。
イベント会場が最寄り駅や至便駅から離れている場合において、そのイベントへ参加しようとする人が多いと、そのイベントの運営企業としては、そのイベント会場へのアクセスを確保しなければならない。最寄り駅や至便駅からのバス運行を準備するほかの手段として、そのイベント会場に近い場所での特設駐車場を準備しておけば、バス以外の移動手段として、自家用車が確保できることとなる。
イベント会場の運営者や、前記の最寄り駅、至便駅に係る交通機関でのサービスを提供している会社としては、そのイベントにおける集客がどの程度であり、自らのサービスに関係の深いユーザがどのくらい訪れたのか、といったデータを取得したい。ということに対しても寄与する。
加えて、限定品の販売や限定サービスが提供されるという特設イベントにおいて、イベント運営会社やその関係者が、そのイベントにおける購買品などのデータを取得したい、ということに対しても寄与する。
特設イベント会場に近い駐車場付きの飲食店の駐車場、臨時の駐車場として使用可能な土地などについて、特設イベントの開催期間中に空き時間活用駐車場として使えるように、駐車場管理サーバへ登録する。
登録された空き時間活用駐車場は、第一の実施形態の場合と同様、会員ユーザが予約可能となる(1)。予約の日時には、会員ユーザは、予約済みの駐車場へ自家用車を入庫する(2)
特設イベント会場は、期間限定のアウトレットモールであるとする。また、そのアウトレットモールでは、イベント運営会社が指定したショッピングICカードを利用して買い物やサービス料金の支払いをすることが奨励されているとする。
特設イベントの運営会社、飲食店などが、どのような優待サービスを提供するのか、優待サービスが使われたことによってどのような効果があったのか、ということについて、優待サービスの実現のための原資を、合理的に算出し、イベント運営会社、飲食店、駐車場の管理者にて負担することが望まれる。
前記の飲食店においては、特設イベント会場において飲食の割引チケットを配布する、という働きかけを、物理的な紙のチケットを用いることなく、優待サービスとして提供できる。
会員ユーザは、特設イベント会場へ移動し(3)、イベント運営会社が指定したショッピングICカードにて買い物をしたとする(4)。
その後、イベント会場前固定端末の前で駐車料金を精算する(5)。その精算の際には、前記のショッピングICカードに蓄積された買い物データをイベント会場前固定端末へ読み込ませる。すると、その買い物データに基づいて優待が受けられるか否かが判断され、精算金額が会員ユーザへ提示されることとなる。
図8を用いて、図6と異なる点を中心に補足する。
会員ユーザが空き時間活用駐車場を予約し、入庫し、出庫の準備をする前までは図6と同じである。
会員ユーザは、前記のショッピングICカードに蓄積された買い物データをイベント会場前固定端末へ読み込ませる。イベント会場前固定端末は、そのショッピングICカードに係るユーザが会員ユーザであるか否かを、駐車場管理サーバから提供される会員データに基づいて会員確認を実行し、精算手段による精算額の算出を実行する。
この精算額は、イベント会場前固定端末に優待データベースを予め備えておき、その優待データベースの優待データを用いて算出することとしている。優待データベースは、駐車場管理サーバに備えることとしてもよいが、優待データベースをイベント会場前固定端末に備えることとしているのは、イベント運営会社が、優待データを提供する会社を管理しやすいからである。
図示を省略するが、優待判断手段が、イベント運営者と優待データに関わる事業者との間で、優待サービスの原資に対する負担割合をどのように算出するかは、事前の取り決めによって負担が決められているのが一般的である。たとえば成果主義を採用してもよいし、当然、更なる場合分けがあってもよい。
(図9)
図9では、空き時間活用駐車場の利用、およびそれに付随するサービスを利用した場合に生ずる会員ユーザのメリットを、金銭以外でも算出するブロック図を示している。
本サービスを利用することに夜金銭以外のメリットとして、「CO2(二酸化炭素)算出サーバ」と、「渋滞予測サーバ」とを用いている。
「CO2算出サーバ」とは、会員の自宅(または自宅の最寄りレンタカーショップ)から全ての工程を自動車にて戻ってきた場合と、本サービスを活用(鉄道とカーシェアリングとの併用)した場合とで、「温室効果ガスの排出量」をシミュレーション演算し、比較したデータを得ることができるものである。
環境に対する意識の高い会員ユーザにとって、関心事であり、満足度の向上に寄与する情報の提供となる。
「渋滞予測サーバ」とは、過去の渋滞データを蓄積しており、その渋滞データを用いて、会員の自宅(または自宅の最寄りレンタカーショップ)から全ての工程を自動車にて戻ってきた場合と、本サービスを活用(鉄道とカーシェアリングとの併用)した場合とで、所要時間をシミュレーション演算し、比較したデータを得ることができるものである。
時間に対する感度の高い忙しい会員ユーザにとって、関心事であり、満足度の向上に寄与する情報の提供となる。
会員ユーザが受けようとするサービス内容に基づいて、CO2算出サーバや渋滞予測サーバへ、比較用のデータを送信し、優待結果算出手段を介して、会員ユーザに係る通信端末へ、節約できた時間やCO2削減量などのメリットデータを送信手段から送信する。
なお、優待結果算出手段による算出や、メリットデータの送信は、会員ユーザが本サービスを利用した後に実行する場合と、本サービスの予約時に実行する場合とがあり得る。
また、会員ユーザに対して図5から図9に示したようなサービスを提供した場合、会員ユーザの金銭的な満足度を向上させるのみならず、本サービスを利用すればこうしたメリットがあるということを可視化することによって、本サービスの利用を誘引しようという場合にも用いることができる。
実施形態を介して前述してきたような技術により、優待サービスを提供する企業としては、自社の収益に貢献してくれそうな会員ユーザに対する優待サービスを案出して提供することができるので、効果的な広告投資が可能となる。
たとえば、鉄道利用を高齢者に喚起したい、という場合には、目的地までを鉄道と自家用車とで結ぶプランを、会員データベースの属性データから絞り込んでターゲットとなる会員ユーザへ提示できる。
「鉄道沿線の観光地へ若者に来てもらいたい」といった場合にも、その観光地までを鉄道と自家用車とで結ぶプランを、会員データベースの属性データから絞り込んでターゲットとなる会員ユーザへ提示すればよい。
飲食サービス会社が新規のユーザを開拓したい、という場合、自家用車を活用して来店してもらった場合には、初めてに限り優待する、といった優待サービスの情報を発信すること、およびその成果としてのデータを取得することができる。
反対に、ヘヴィーユーザを獲得したい、というような場合には、複数回の利用によって優待する、といった優待サービスの内容とすればよい。
前述してきた実施形態によれば、空き時間活用型の駐車場を利用する者が鉄道など他の交通機関の利用やショッピングなどと組み合わせた場合に、ユーザへの便利性の維持向上や合理的な管理を可能とすることができる。
空き時間活用駐車場、最寄り駅、イベント会場、などのいずれにも、サービス料金精算用端末を設置しない場合には、会員ユーザは、以下のような手順にて、駐車料金を精算する。
たとえば、パソコンやスマートフォンなど会員に係る端末へ専用アプリケーションをダウンロードしておく。専用アプリケーションによって、会員が保有するパソコンやスマートフォンに装着されたリーダーをもとに交通系ICカードからの降車履歴情報を読み取り、専用アプリケーションで降車履歴情報をアップロードすることで、鉄道の利用を確認する。
その降車履歴を別途手段で確認できた場合、駐車場料金を会員登録の際に登録したクレジットカードで決済する。
また、交通系ICカードの降車履歴を読みとる方式以外の方法としては、鉄道会社からの降車した証明となるメール情報を受信して、それをもとに会員ユーザが専用アプリケーションログインして登録を行うという方式で行うことも含まれる。
(図10)
図10に示す精算機は、駐車場を利用したユーザが駐車料金を精算するための精算機10である。この精算機は、交通期間用ICカードによる乗車履歴の読み取りができない場合に、印字されたチケットにおける印字部分を読み取ることによって、割引を適用するか否かなどを判断することができる精算機である。
この精算機10は、縦長の直方体形状をなし、ユーザに向かう面となる正面パネル11には、さまざまな機器がユーザの操作に供するように備えられている。
正面パネル11には、上から順に、ユーザへの指示など画面出力する表示パネル12、駐車券などのチケットを排出するチケット排出機13、ユーザが精算のために投入するコインを受け入れるコイン投入機20、ユーザが精算のために紙幣やクレジットカードを投入したり釣り札またはクレジットカードを受け取ったりする紙幣出入機30、駐車料金の精算に必要な読み取り対象を読み取るためのカードリーダ40、つり銭としてのコインや受け入れできないコインが排出されるコイン返却口14、が備えられている。
「読み取り対象」とは、紙や樹脂シートなどへ印字または刻印された文字や数字のあるチケット(たとえば、新幹線の乗車チケット、駐車場の駐車券など)、樹脂カードへ番号や記号を刻印された各種カード(クレジットカード、会員カードなど)、バーコード(主に二次元バーコード)、携帯情報端末(たとえばスマートフォン)の液晶画面である。
カードリーダ40は、読み取り対象の印字や数字を光学読み取りするための光学機器であり、これまでのパークアンドライドのための精算機には備えられていない。
(図11)
図11に示す読み取り対象50は、東海道新幹線の乗車チケットである。このチケットに印字されている乗車年月日、乗車駅、降車駅といった情報を、前述したリーダユニット40が読み取る。読み取った情報にて、新幹線の利用履歴と駐車場利用との組み合わせ状態を判断し、駐車料金に対する割引制度の適用の有無とともに、駐車料金の精算金額を表示パネル11へ出力する。
その表示パネル11へ出力された駐車料金を、ユーザは紙幣やコインを使って精算することとなる。
このリーダユニット40およびリーダユニット40が組み込まれた精算機10Aであれば、電子データを直接読み込むことができないチケット、証明書類などへ印字された情報を読み込んで、各種の割引制度などへ対応できる精算機となる。
その結果、交通系電子マネー(ICカード)から乗降記録データが提供されなくなっても、パーク&ライドのサービス運用が可能となる。
(図12)
図12は、公共交通機関と駐車場とを併用したユーザに対して、駐車料金の割引が受けられるなどの特典があるパークアンドライドを適用するか否かの手順を、そのユーザが操作する手順に従って示すフローチャートである。
駐車料金を精算しようとするユーザが、精算をスタートさせる(S1).たとえば、ユーザが駐車券を所定の投入口へ挿入するなどである。
精算機の表示パネルには、ユーザに対して「交通機関を利用したか?」と尋ねる(S2)。その問いかけに対してユーザが「No」を選択した場合には、駐車料金の通常の精算となる(S7)。
ユーザが「Yes」を選択すれば、精算機は「新幹線か、在来線か?」の選択を要求する。
ユーザが「新幹線」を選択した場合、精算機はユーザに対して新幹線の乗車票をリーダユニット(図11に図示)にタッチさせるように促す(S4)。
ユーザが「在来線」を選択した場合、精算機はユーザに対して交通系ICカードを所定の読み取り機にタッチさせるように促す(S5)。
新幹線または在来線の乗車記録を読み取った精算機は、パークアンドライドの割引規定があるか否か、ある場合にはどういう割引額が適用されるかを算出し、生産金額を算出する(S6)。
なおユーザが、新幹線の乗車票をリーダユニット(図11に図示)にタッチしない、在来線の乗車記録が記録された交通系ICカードを所定の読み取り機にタッチしない、という場合には、ユーザによる支払い方法の選択へ移る(S4またはS5からS7への破線にて示す)。
割引が適用された場合には、その適用された割引額を、適用されない場合には通常の精算額を、ユーザが精算し、精算は終了する(S8)。
なお、前述のS6については、必要なデータを精算機から受信した処理サーバが割引額の算出をして精算機へ送信する場合と、リーダユニットによる画像データのテキスト化処理のみを処理サーバが実行する場合とがあり得る。

本発明は、駐車場を管理運営するサービス業、駐車場の管理運営を実現するためのサポートをする情報通信サービス業、駐車場の管理運営のためのコンピュータソフトウェアを作成するソフトウェア産業、カードクレジット業、旅行代理店業などにおいて利用可能性を有する。
10 ;精算機
11 ;正面パネル
12 ;表示パネル 13 ;チケット排出機
14 ;コイン返却口
20 ;コイン投入機 21 ;正面板
22 ;投入口 23 ;奥行き部
30 ;紙幣出し入れ機 31 ;正面板
32 ;投入口 33 ;奥行き部
40 ;リーダユニット
41 ;スキャナ装置(カメラ) 42 ;透過板
43 ;前面カバー板 44 ;左右規制材
45 ;上規制材 46 ;挿入口
50 ;読み取り対象(乗車票) 51 ;読み取り面

Claims (8)

  1. 駐車場の利用に関する予め会員登録をした会員ユーザが駐車場を利用した場合の駐車料金を精算するための端末であって、
    前記の会員登録をした会員ユーザに係る所定のサービス利用履歴データを受信する利用履歴データ受信手段と、
    その利用履歴データにおける会員ユーザを特定するための会員データが、前記の会員登録をした会員ユーザと一致するか否かを判断する会員データ確認手段と、
    その会員データ確認手段によって会員ユーザとの一致を判断した場合に、前記の利用履歴データに基づく駐車料金を算出する駐車料金算出手段と、
    その駐車料金算出手段によって算出された駐車料金を、前記の会員ユーザの選択によって選択された精算方法にて精算する精算手段と、
    を備えたサービス料金精算用端末。
  2. 前記の利用履歴データ受信手段は、光源およびイメージセンサを備えた撮影手段と、
    その撮影手段からユーザ側に位置して前記の撮影手段の光源から発せられる光を読み取り対象へ透過させる透過板と、
    その透過板に対して前記の読み取り対象が撮影に適した所定の位置へユーザが固定しやすくする位置合わせ手段と、
    その位置合わせ手段によって固定されて前記の撮影手段にて撮影されてデジタル化された前記の読み取り対象の読み取りデータから所定の枠を認識する枠認識手段と、
    その枠認識手段にて認識された枠内の読み取りデータをテキスト化するための処理サーバへ送信する枠内データ送信手段と、
    その枠内データ送信手段が送信した処理サーバが処理して返信してきた駅名データを含むサービス利用履歴データを受信するデータ受信手段と、
    を備えることとした請求項1に記載のサービス料金精算用端末。
  3. 前記の利用履歴データ受信手段は、ショッピングICカードとの短距離通信によって前記の駐車場の近傍におけるサービス利用履歴データを受信することとした
    請求項1に記載のサービス料金精算用端末。
  4. 所定の条件データがそろった場合に、前記の駐車料金を差し引く優待データを蓄積する優待データベースを備え、
    前記の駐車料金算出手段は、前記の優待データが適用できるか否かを前記の条件データから判断し、優待データが適用できる場合には、その優待データを採用した駐車料金を算出することとした
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のサービス料金精算用端末。
  5. 駐車場の利用に関する予め会員登録をした会員ユーザが駐車場を利用した場合の駐車料金を精算するためのサービス料金精算用制御へインストールされるコンピュータプログラムであって、
    そのプログラムは、 前記の会員登録をした会員ユーザに係る所定のサービス利用履歴データを受信する利用履歴データ受信手順と、
    その利用履歴データにおける会員ユーザを特定するための会員データが、前記の会員登録をした会員ユーザと一致するか否かを判断する会員データ確認手順と、
    その会員データ確認手順によって会員ユーザとの一致を判断した場合に、前記の利用履歴データに基づく駐車料金を算出する駐車料金算出手順と、
    その駐車料金算出手順によって算出された駐車料金を、前記の会員ユーザの選択によって選択された精算方法にて精算する精算手順と、
    をサービス料金精算用端末に実行させることとしたコンピュータプログラム。
  6. 前記の利用履歴データ受信手順では、リーダユニットに備えられた光源およびイメージセンサを制御して前記の読み取り対象を撮影させる撮影手順と、
    その撮影手順にて撮影されてデジタル化された前記の読み取り対象の読み取りデータから所定の枠を認識する枠認識手順と、
    その枠認識手順にて認識された枠内の読み取りデータをテキスト化するための処理サーバへ送信する枠内データ送信手順と、
    前記の処理サーバにてテキスト化等の加工が施された処理データを受信する処理データ受信手順と、を実行させることとした
    請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記の利用履歴データ受信手順では、ショッピングICカードとの短距離通信によって前記の駐車場の近傍におけるサービス利用履歴データを受信することとした
    請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  8. 所定の条件データがそろった場合に、前記の駐車料金を差し引く優待データを優待データベースへ予め蓄積する優待データ蓄積手順を含み、
    前記の駐車料金算出手順においては、前記の優待データが適用できるか否かを前記の条件データから判断し、優待データが適用できる場合には、その優待データを採用した駐車料金を算出することとした
    請求項5から請求項7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
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