JP2011018197A - プリペイド式サービス提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】センタ側システムに登録されている情報を、クライアント側で把握することができるプリペイド式サービス提供システムを提供する。
【解決手段】クライアント側システム2を保守・管理するセンタ側システム3の管理サーバ15とクライアント側システム2の監視装置6がインターネット回線4を介して通信できない状態のときに、保守・管理者がチケット情報を移動するときのみクライアント側システム2に設置した操作端末12を操作することにより、管理サーバ15に格納されたユーザのチケット情報を取得して監視装置6に登録し、監視装置6が顧客システムに対して設定された監視サービスをチケット残数の範囲で実施できるようにする。これにより、センタ側で管理サーバ15に格納されている予めユーザにより購入されたプリペイド式のチケット情報を、センタ側だけではなく、監視装置6を有するクライアント側であっても把握することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セキュリティ等の関係でアクセスが制限されているクライアント側システムであっても、その保守・管理サービスを提供するセンタ側システムに有する各種情報を把握することができるプリペイド式サービス提供システムに関する。
従来、一定のサービスレベルの維持を目的としたSLA(Service Level Agreement)による保守サービスシステムが、被保守側システムと保守側システムとの連動を、ネットワークを介在させて行わせ、双方の運用をより効率的に行う手法が採られており、例えば特許文献1には、ユーザシステムの障害情報を記憶し、保守サービスの要求を受けてサービスの指示をする保守受付センタ端末に対して、保守側が保守受付センタ端末にアクセスして障害情報の参照をすると共に、ネットワークを介してユーザも保守受付センタ端末の障害情報にアクセスできるようにし、これによりユーザと保守サービス提供者が共に同じ情報を共有することができる方法が提案されている。しかしながら、インターネット回線等を介して簡単に同じ情報を共有できるようにした場合には、情報を共有することで利便性の観点では好ましいものの、その一方で、ネットワークを介して情報を共有することから、不正なアクセスから安全性を確保できなくなる場合が起こり得る。
また、特許文献2には、被保守側システムのユーザから所望する監視サービスを入力してもらい、それに対応したニーズ等に基づき、ユーザに必要となる監視サービスの選択とその価格を提示できるようにした方法が提案されている。
また、特許文献3には、チケット管理装置(サービス提供者端末:サーバ)側に予めチャージされた残高情報を管理し、サービスマンがサービスを提供したときに残高を減額して速やかにその対価を回収することができるプリペイド方式が提案されている。
特開2002−149863号公報 特開2003−6306号公報 特開2002−288364号公報
特許文献1においては、被保守側であるユーザが障害情報や保守に関わる契約情報等を閲覧又は変更する際、保守受付センタ端末に対してアクセスすることで行なうことが可能ではあるが、DMZ等を用いてシステムのセキュリティ上の安全対策が講じられている際には、ユーザ側と保守側のシステムとが相互にアクセスできなくなる場合があるため、前述したような情報を、ユーザ側と保守側のシステムとによって互いに共有できなくなるといった問題がある。
また、特許文献2においては、提供するサービスに対する対価をユーザのニーズに応じて容易に認識することは可能ではあるが、サービスの提供前にその対価を回収する点については記載されてはなく、サービスを提供した後にその対価を回収することが遅延する懸念がある。
また、特許文献3においては、プリペイド方式を採用することで、ユーザのシステムを管理するサービスを提供するに際し、その対価をユーザが購入済みのプリペイドサービスを用いて回収し、サービス費用の回収遅れや回収漏れを防止することは可能であるが、セキュリティ上等の関係で、ユーザのシステムが管理者側のシステムとネットワーク接続されていない場合には、顧客からのサービス利用依頼を受けるかどうかを判断するために管理者側で管理する残高情報を速やかに確認しようとしても、通信できないため管理者側のシステムから残高情報を得ることができないため利便性に欠ける。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、サービスの提供を行なうセンタ側システムとクライアント側システムとの回線を接続したプリペイド式サービ提供システムにおいて、センタ側システムとクライアント側システムとがセキュリティ上の制約や常時接続環境でないなどの通信が制限されている状況であっても、センタ側システムに登録されている情報を、クライアント側で把握することができるプリペイド式サービス提供システムを提供することを目的とする。
請求項1に係るプリペイド式サービス提供システムは、
監視対象である複数の端末を備えた顧客システムを監視する監視装置と、該監視装置の1つ以上を一元的に管理するセンタ側システムの管理サーバとをインターネット回線を介して接続したプリペイド式サービス提供システムであって、
前記監視装置と前記センタ側システムの管理サーバがアクセスできない状態にあるときに、前記1つ以上の監視装置を備えているクライアント側システムに前記インターネット回線を介して前記管理サーバにアクセスできる操作端末を備え、
前記管理サーバに格納されているクライアント側であるユーザが予め購入したチケット情報におけるチケット残数を、前記チケット残数を移動するときのみ前記操作端末の操作により前記管理サーバと通信して取得し、前記監視装置に送信したとき、前記監視装置において前記チケット残数を管理できるように前記チケット残数を登録するチケット情報登録手段を備え、
前記チケット残数の登録をするチケット情報登録手段を備えた前記監視装置には、前記監視装置にて前記顧客システムに対して設定された監視内容の監視サービスを前記チケット残数の範囲で実施する監視手段を備えることを特徴とする。
請求項2に係るプリペイド式サービス提供システムは、請求項1において、
前記顧客システムに対して設定された監視内容の監視サービスを実施中にユーザの指示によりその監視サービスを停止した場合に、監視サービスの残期間に合わせて前記チケット情報登録手段で登録したチケット残数に対し払い戻す手段を備えることを特徴とする。
請求項3に係るプリペイド式サービス提供システムは、請求項1又は請求項2において、
前記監視装置で管理する前記チケット情報登録手段で登録したチケット残数が事前に設定した所定数を下回った場合に、ユーザに通報する通報手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、クライアント側システムにおける監視装置とインターネット回線との間にDMZ等を配置することにより、センタ側システムの管理サーバとクライアント側システムの監視装置がインターネット回線を介して通信できない状態のときに、クライアント側システムに出向いたセンタ側のCE(Customer Engineer)等の保守・管理者が、チケット情報やチケット利用情報をサーバとクライアント間で移動させるときのみ、クライアント側システムで利用者が制限されている操作端末を操作することにより、センタ側システムの管理サーバにアクセスし、管理サーバに格納されたユーザのチケット情報を取得し、チケット情報をクライアント側システムの監視装置へと送信し、監視装置に備えたチケット情報登録手段で登録する。また、監視装置は、顧客システムに対して設定された監視内容の監視サービスを登録したチケット情報の残数の範囲で実施する。よって、顧客システムに対する監視サービスを提供するときに対価として必要な、管理サーバに格納されているチケット情報としてのチケット残数を、クライアント側システムを保守・管理するセンタ側だけではなく、監視装置を有するクライアント側であっても把握することができる。
さらに、ユーザに監視サービスを提供するセンタ側では、監視サービスに係る対価をユーザから前払いで回収することができるので、その対価の回収ができなくなったり遅延してしまうことを確実に防止することができる。
さらに、監視サービスの実施中にその監視サービスを停止したときには、監視サービスの残期間に合わせてチケット残数に対し払い戻しすることができるので、ユーザは監視サービスの残期間にかかわりなく、監視サービスの提供を所望するときに解除することができると共にその払い戻し作業を簡単に行うことができる。
さらに、ユーザが予め購入したチケット情報におけるチケット残数が所定数を下回った際、ユーザに対し通報手段により通報することができるので、ユーザ側では監視サービスを受けるために必要なチケット数が所定数より少なくなったことを容易に把握することができる。
本実施形態におけるプリペイド式サービス提供システムの概略構成を示すブロック図である。 同上、クライアント側システムの監視装置及びセンタ側システムの管理サーバの構成を示すブロック図である。 同上、クライアント側システムの監視装置に格納される各種情報を示す説明図である。 同上、クライアント側システムの監視装置に格納される各種情報を示す説明図である。 同上、センタ側システムの管理サーバに格納される各種情報を示す説明図である。 同上、チケット登録手段に関するフローチャートである。 同上、チケット残数監視手段に関するフローチャートである。 同上、クライアント側システムの監視装置に格納される各種情報を示す説明図である。 同上、チケット情報出力手段に関するフローチャートである。 同上、チケット情報登録手段に関するフローチャートである。 同上、 同上、クライアント側システムの監視装置に格納される各種情報を示す説明図である。 同上、監視設定手段に関するフローチャートである。 同上、監視手段に関するフローチャートである。 同上、チケット利用状況情報出力手段に関するフローチャートである。 同上、チケット利用状況情報登録手段に関するフローチャートである。 同上、チケット情報出力手段に関するフローチャートである。 同上、出動情報登録手段に関するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図17により説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、本実施形態において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1は本実施形態におけるプリペイド式サービス提供システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、プリペイド式サービス提供システム1は大別すると、ユーザ側であるクライアント側システム2とこのクライアント側システム2を保守・管理を行なうセンタ側システム3が構成されており、これらは通信手段とたるインターネット回線4により接続されている。前者であるクライアント側システム2には、監視対象である監視端末郡(図示せず)を構成する顧客システム5を備え、各顧客システム5は監視装置6により監視されている。
図1に示すように、クライアント側システム2には、電子メールの送受信機能を備えた顧客運用管理者PC7を備えており、この顧客運用管理者PC7を用いることでメールサーバ8等を介してセンタ側システム3へメールのみ送受信できるようになっているものの、各監視装置6においては、クライアント側システム2にDMZ(DeMilitarized Zone)10を有するため、各監視装置6からはセンタ側システム3の管理サーバ15へ通信(直接接続)できないよう制限されている。
また、クライアント側システム2に備えられた操作端末12は、クライアント側システム2のファイアウォール13、DMZ10、及びインターネット回線4を介して、センタ側システム3等の外部と通信できるようになっており、操作端末12で所定操作を行なうことで、センタ側システム3でWebサーバとして用いられる管理サーバ15に対し後述する各種情報を送受信することができる。
また、センタ側システムには3、前述した管理サーバ15のほか、メールサーバ16、及びファイアウォール17を備え、管理サーバ15及びメールサーバ16は、センタ側システム3のDMZ18内に配置されており、センタ側システム3の管理サーバ15に格納された情報は、DMZ18内に有するため、クライアント側システム2の監視装置6には通信(直接接続)できないよう制限されている。
次に、図2に基づきクライアント側システムの監視装置及びセンタ側システムの管理サーバの構成を以下に説明する。
図2に示すように、クライアント側システム2の監視装置6には、監視対象たる顧客システム5の監視対象情報(監視対象:例えば監視端末としてのWebサーバ1,監視間隔:毎時00分,監視開始日時:2008/10/01,監視終了日時:2008/10/31,継続フラグ:ON)を監視する監視手段20、監視設定手段21、チケット情報登録手段22、チケット利用状況情報出力手段23、チケット情報出力手段24、出動情報登録手段25、及びチケット残数監視手段26を備え、監視装置6には、チケット残数情報30、チケット入出力情報31、チケット利用情報32、監視設定情報33、基本監視サービスメニュー情報34、契約情報35、チケット基準設定情報36、及びチケット払い戻し設定情報37が格納される。
なお、図3に示すように、クライアント側システム2のチケット残数情報30としては、「チケット残数」とその「更新日時」がデータテーブルとして格納され、また、チケット入出力情報31としては、「日時」、「種別」、「チケットID」、「チケット数増減」、「チケット残数」がデータテーブルとして格納され、また、チケット利用情報32としては、「開始日時」、「終了日時」、「監視内容」、「利用チケット数」、「払い戻しチケット数」がデータテーブルとして格納され、また、監視設定情報33としては、各監視装置6の、「監視間隔」、「開始予定日時」、「終了予定日時」、「必要チケット数」、「継続フラグ」の「ON」又は「OFF」がデータテーブルとして格納され、図4に示すように、基本監視サービスメニュー情報34としては、「監視項目(Webサーバ,メールサーバ,ファイルサーバ)」別に、「必要チケット数」がデータテーブルとして格納され、また、契約情報35としては、「項目(ファイルサーバ監視,最小監視間隔)」別に、「値(無効,10分)」がデータテーブルとして格納され、また、チケット基準設定情報36としては、「項目名(サービス提供基準数,アラート通報基準数)」別に、チケット情報としてのチケット残数(−2,6)がデータテーブルとして格納され、また、チケット払い戻し設定情報37としては、「利用日数(1〜10,11〜20,21〜31)」別に、「払い戻し割合(50%,25%,0%)」がデータテーブルとして格納される。
また、センタ側システム3の管理サーバ15には、ユーザが予め購入したチケット情報におけるチケット残数が格納されるチケット登録手段40、クライアント側システム2のチケット情報登録手段22へ操作端末12を介してチケット情報を出力するチケット情報出力手段41、クライアント側システム2のチケット利用状況情報出力手段23から操作端末12を介して出力されたチケット利用状況情報が格納されるチケット利用状況情報登録手段42、及びユーザが指定した顧客や期間のチケット利用情報52の情報を監視サービス利用レポート43として出力するチケット利用状況出力手段44を備え、管理サーバ15には、チケット残数情報50、チケット入出力情報51、チケット利用情報52、及び監視装置情報53が格納されている。
なお、図5に示すように、センタ側システム3のチケット残数情報50としては、「顧客番号」別に、「チケット情報(チケット残数)」、「最終更新日時」がデータテーブルとして格納され、また、チケット入出力情報51としては、「顧客番号」別に、「日時」、「種別」、「チケットID」、「チケット数増減」、「チケット残数」がデータテーブルとして格納され、また、チケット利用情報52としては、監視端末別に割り当てられた「監視端末ID」別に、「開始日時」、「終了日時」、「監視内容」、「利用チケット数」、「払い戻しチケット数」がデータテーブルとして格納され、また、監視装置情報53としては、「顧客番号」別として、監視装置6別に割り当てられた「監視装置ID」がデータテーブルとして格納される。
次にフローチャートに基づき各種手段の動作処理について説明する。なお、各種手段40〜44を実行するために事前にログイン認証を受け、顧客xxxとしてログインされていることが認証されていることを前提条件として以下に説明する。
図6は、チケット登録手段40に関するフローチャートである。チケット登録手段40は、図示しない会計システム等からの入力を受け付ける形で起動する。ここでは、2008/09/01に、チケット残数情報50で顧客xxxの「チケット残数」が「0」のときに、これを「0」から「100」へと100チケット分登録するときのチケット登録手段40の処理について説明すると、チケット登録手段40は、チケット残数情報50のチケット残数をクライアント側システム2のユーザが購入したチケット数分だけ増加させた値で更新する(ステップ1)。すると更新した日時が登録され、「チケット残数」は、0から100チケット分増加されることで、「100」となり、チケット登録手段40は、チケット入出力情報51にチケット入力レコードを登録することになる(ステップ2)。今回は、図5のチケット入出力情報51に示すように、「顧客番号:xxx、日時:2008/09/01、種別:チケット入力、チケットID:−、チケット数増減:+100、チケット残数:100」がチケット入力レコード511として登録される。
図7は、チケット残数監視手段26に関するフローチャートである。チケット残数監視手段26は、システム起動時に自動起動されて、一定間隔ごとにステップ101〜ステップ102を繰り返す。すなわち、チケット残数監視手段26は、チケット残数情報30のチケット残数が、図8に示すチケット基準設定情報36のアラート通報基準数362よりも小さいかを確認し(ステップ101)、小さい場合にはステップ102に進み、小さくない場合は次の繰り返しへ進む。なお、ステップ102においては、チケット残数監視手段26は、チケット残数が少なくなってきたことをメール等でセンタ側の管理者に管理サーバ15を介して通報し(ステップ102)、引き続き、次の繰り返し処理を行なう。
図9はチケット情報出力手段41に関するフローチャートである。チケット情報出力手段41は、チケット残数情報50などのチケット情報をセンタ側システム3の管理サーバ15からクライアント側システム2に移動するときに、ユーザの指示を受けて起動する。ここでは、2008/09/10に、チケット残数情報50で顧客xxxのチケット残数が100のときに、複数の監視装置6の1つであるabox11の監視装置6向けに40チケット分出力するときのチケット情報出力手段41の処理を以下に説明する。
チケット情報出力手段41は、管理サーバ15におけるチケット残数情報50を参照して、これに対応する現在管理サーバ15で管理しているチケット残数と、監視装置情報53とを参照し、顧客xxxで管理している監視装置6のチケットIDのリストを表示する。ユーザは、その中から出力するチケット数とそのチケット数を登録する先の、例えばabox11の監視装置6を指定し、このabox11の監視装置6に40チケット分を出力する(ステップ201)。すると、チケット情報出力手段41は、一意なチケットIDを発行し(ステップ202)、これにより、例えば、管理サーバ15を識別する値と出力時刻の組み合わせなどで一意になるものを「T1」などとして表示する。
続いて、チケット情報出力手段41は、チケット残数情報50のチケット残数を、ステップ201で指定したチケット数だけ減少させた値で更新すると共に更新した日時を登録する(ステップ203)。すると、チケット残数が100から40チケット分減少するため、チケット残数は60となる。次に、チケット情報出力手段41は、図5に示すように、チケット入出力情報51にチケット出力レコード512として登録する(ステップ204)。今回は「顧客番号:xxx、日時:2008/9/10、種別:チケット出力、チケットID:T1、チケット数増減:−40、チケット残数60」をチケット出力レコード512として登録される。そして、チケット情報出力手段41は、チケット情報「チケットID:T1、出力元ID:管理サーバ、出力先ID:abox11、チケット数:40」に、電子署名を付加したファイルを作成する(ステップ205)。なお、電子署名は、途中でチケット情報や電子署名が改ざんされてもそれを検知できるようにするためのもので、チケット情報に対してハッシュ関数を適用した結果に対して、管理サーバ15の秘密鍵で暗号化したものを利用する。改ざんがあるかを検証する際には、受信したチケット情報に対してハッシュ関数を適用したものと、受信した電子署名を管理サーバ15の公開鍵で復号化したものが等しかを調査する。等しければ改ざんがないと判別することが可能となる。
図10は、チケット情報登録手段22に関するフローチャートである。チケット情報登録手段22は、チケット情報出力手段41又はチケット情報出力手段24からチケット残数などのチケット情報と電子署名とがユーザの入力により出力されると、そのユーザの指示を受けて起動し、する。ここでは、2008/09/10に、チケット情報出力手段41に出力された「チケットID:T1、出力元ID:管理サーバ、出力先ID:abox11、チケット数:40」を監視装置6の1つであるabox11に登録するときのチケット情報登録手段22の処理を説明する。なお、登録前におけるabox11の監視装置6のチケット残数情報30のチケット残数は0とする。チケット情報登録手段22は、入力されたチケット情報と電子署名(チケット情報+電子署名)に改ざんがないかを確認する(ステップ301)。入力のチケット情報に対してハッシュ関数を適用したものと、入力の電子署名をチケット出力元の公開鍵で復号化したものとを比較し、その比較内容が正しいければステップ302に進み、内容が正しくなければステップ306に進み登録失敗を表示して終了する。ステップ302において、チケット情報に含まれる出力先IDを確認して正しいと判別された際には、今回は、abox11の監視装置6に対応して「出力先ID:abox11」と書かれたチケット情報を登録しようとするため、正しいとみなしてステップ303に進み、出力先IDが正しくない場合には、ステップ306に進み、登録失敗を表示して終了する。そして、ステップ303では、同じチケット情報を複数回登録することによるチケット残数の不正な増加を防ぐために、チケット情報登録手段22が、チケット情報がすでにチケット入出力情報31に登録されているかを確認し、チケット入出力情報31に「チケットID:T1」のレコードがない場合にはステップ304に進み、ステップ304においては、チケット情報登録手段22は、チケット残数情報30のチケット残数を入力した分だけ増加させた値で更新すると共に更新した日時を登録する(ステップ304)。この場合、チケット残数は0から40チケット分増加され、その値は40チケットとなり、続いて、チケット情報登録手段22は、チケット入出力情報31にチケット入力レコードを登録する(ステップ305)ことで、図11のチケット入出力情報31に示すように、「日時:2008/09/10、種別:チケット入力、チケットID:T1、チケット数増減:+40、チケット残数40」のチケット入力レコード311を登録する。
図12は、監視設定手段21に関するフローチャートである。監視設定手段21は、ユーザの指示を受け起動する。ここでは、管理サーバ15により顧客システム(監視対象)5の内の1つであるWebサーバ1に対して、2008/10/01から継続して監視するという監視設定を登録するときの監視設定手段21の処理を説明する。なお、ここでの監視装置6においては、監視設定での監視期間の単位を「1ヶ月」としている。監視設定手段21は、監視設定が追加されると、ステップ401にて、基本監視サービスメニュー情報34と契約情報35に基づき、ユーザに提供可能な監視サービス一覧を表示する。基本監視サービスメニュー情報34には、図8の基本監視サービスメニュー情報34に示すように、監視サービスに係わる、Webサーバ341、メールサーバ342、ファイルサーバ343のサービスメニューがあり、また、契約情報35に、図8の契約情報35に示すような、ファイルサーバ監視351の値として「無効」である旨の表示がある場合には、提供可能な監視サービス一覧としてWebサーバ341、メールサーバ342への監視内容が表示される。ユーザは、ステップ401で表示される監視サービス一覧から利用する監視サービスを選択し、その監視対象(顧客システム5)、監視間隔、監視期間などの監視設定を指定することができる(ステップ402)。今回は、顧客システム5のWebサーバ監視のサービスを選択し、監視対象機器としてWebサーバ1を指定する。監視間隔は60分、監視期間は2008/10/01〜2008/10/31、11月以降も自動継続するものとする。
監視設定手段21は、図12のステップ402の処理が行なわれた後、監視設定の内容が契約情報35の範囲内か否かを調査する(ステップ403)。図8の契約情報35において、その最小監視間隔352が10分となっており、これより短い監視間隔が設定されていればステップ403からステップ408に進み、契約の範囲外であることを表示して終了する。他方、監視設定の内容が契約情報35の範囲内であれば、ステップ404に進み、監視設定手段21は、ステップ402でユーザにより指定された監視設定を監視設定情報33に登録し、基本監視サービスメニュー情報34を参照すると、Webサーバ1の監視に必要なチケット数が4である場合には、図11で符号331として示したレコードのように、「監視間隔:毎時00分(60分間隔)、開始予定日時:2008/10/01 00:00、終了予定日時:2008/10/31:23:00、必要チケット数4、継続フラグ:ON」が、監視設定情報33に登録される。次に、監視設定手段21は、監視設定情報33に登録されている監視を実行するために必要なチケット数の合計を計算し(ステップ405)、図11で符号331として示したレコードのように、監視設定情報33に登録されている必要チケット数の合計が4である場合には、監視設定手段21は、チケット残数情報30のチケット残数と、ステップ405で計算した必要チケット数の合計とを比較し、チケット残数情報30のチケット残数の方が大きい場合には終了し、小さい場合には、ステップ406からステップ407に進み、チケット残数が所定数を下回ったとしてチケット数不足の警告をユーザに対する通報として、クライアント側システム2に有する操作端末12の図示しない表示手段に表示して終了する。この一例では、チケット残数情報30のチケット残数が40、ステップ405で計算した必要チケット数の合計が4であり、チケット残数情報30のチケット残数の方が大きいため、そのまま終了する。また、監視設定を削除するときには、監視設定手段21を用いて監視設定情報33の一覧情報を表示させ、ユーザはその中から削除する監視設定を選択すると(ステップ409)、監視設定手段21は、ステップ409で選択した監視設定を、監視設定情報33から削除することができる(ステップ410)。なお、実際に監視設定のレコードを削除する代わりに、削除フラグのデータ項目を用意し、そのフラグをONにすることで削除されたことを示すようにしても良い。また、後述する図13の監視手段20のステップ506、513で監視設定情報33から削除する場合も同様とする。
図13は、監視手段20に関するフローチャートである。監視手段20は、監視設定手段21や監視手段20で監視設定情報33に監視設定のレコードを登録したときに起動する。ここでは、顧客システム(監視対象)5の内の1つである、図11に示すWebサーバ1に対する監視設定のレコード331の「監視間隔:毎時00分(60分間隔)、開始予定日時:2008/10/01 00:00、終了予定日時:2008/10/31:23:00、必要チケット数4、継続フラグ:ON」に基づき監視するときの監視手段20の処理を図13により説明する。監視手段20は、監視開始予定日時まで待機する(ステップ501)。つまり今回は、2008/10/01 00:00まで待機することとする。そして監視開始予定日時になったらステップ502に進む。図示しないが、監視開始予定日時までに監視設定情報33から該当レコードが削除された場合は、ステップ502に進まずに終了する。ステップ502においては、監視手段20は、監視設定に継続フラグがONであるかどうかを調査する。継続フラグがONである場合にはステップ503に進み、10月の次の11月(次期間)の監視設定のレコード333を作成し、それを監視設定情報33に登録する。登録したレコードは、図11のレコード333に示すように、「監視間隔:毎時00分(60分間隔)、開始予定日時:2008/11/01 00:00、終了予定日時:2008/11/30:23:00、必要チケット数4、継続フラグ:ON」となる。
続いて、監視手段20は、ステップ504にてチケット残数情報30のチケット残数から本監視サービスに必要なチケット数を引いた数が、図8に示すチケット基準設定情報36のサービス提供基準数361よりも大きいか調査する。大きい場合にはステップ507に進み、小さい場合には、ステップ505に進みチケットが足りないためサービスを提供できないことをメール等でセンタ側システム3の管理者に通報し、次にステップ506に進み監視設定情報33から本監視設定のレコードを削除して終了する。
また、ステップ507に進んだときには、監視手段20は、監視装置6のチケット残数情報30のチケット残数を本監視に必要なチケット数だけ減少させた値で更新し、更新した日時を登録することから、Webサーバ1の監視に4チケット必要とする場合には、4チケット分減少される。そして、監視手段20は、チケット残数情報30のチケット残数が、図8のチケット基準設定情報36のアラート通報基準数362よりも大きいか確認し(ステップ508)、大きい場合にはステップ510に進み、小さい場合にはステップ509に進みチケット残数が少なくなったことをメール等で管理者に通報して、次にステップ510に進む。
ステップ510に進むと、監視手段20は、チケット利用情報32にレコードを登録する。例えば、図11のチケット利用情報32のレコード321のように、終了日時を空、払い戻しチケット数を0として「開始日時:2008/10/01
0:00、終了日時:−、監視対象:Webサーバ1、利用チケット数:4、払い戻しチケット数:0」として登録する。そして、監視手段20は、終了予定日時まで監視間隔ごとにステップ511、ステップ512を繰り返す。なお、監視間隔が60分間隔の場合においては、1回目は2008/10/01
00:00、2回目は60分後の2008/10/01 01:00となり、終了予定日時の2008/10/31
23:00まで実行する。
そして、ステップ511にて、監視手段20は、監視設定情報33に本監視の設定が登録されたままであるか削除済みであるかの調査をし(ステップ511)、監視設定が削除されていればステップ515に進み、繰り返しを終え削除されていなければ、ステップ512に進む。
ステップ512においては、監視手段20は、本監視設定の監視を実行し、Webサーバ1の監視の場合には、Webサーバ1が稼動しているかどうかを実際に接続して適切な応答を受けることができるかをチェックし、監視サービスとしての処理を実行する。なお、適切な応答を得られない場合には、センタ側システム3の管理者にその旨をメールで通報する。そして、監視手段20は、監視サービスの実行期間が終了予定日時に達してステップ511、ステップ512の繰り返しを終了すると、監視設定情報33から本監視設定を削除する(ステップ513)。
そして、ステップ513で、監視設定情報33から本監視設定が削除されると、監視手段20は、ステップ510でチケット利用情報32に登録されたレコード321の終了日時を更新する(ステップ514)。例えば、終了予定日時に達し、ステップ510、511の繰り返し処理を終えていると共に現時刻が終了日時である2008/10/31
23:00であれば、その内容で更新する。
また、ステップ511の分岐でステップ515に進んだ場合について説明する。これは、監視設定手段21で監視設定情報33から監視設定のレコードが削除された場合である。ここでは、2008/10/12
10:00に監視設定のレコード332が削除された場合について説明する。なお、監視設定のレコード332に対応するチケット利用情報32の情報は、図11のチケット利用情報32のレコード322である。監視手段20は、ステップ510で登録したチケット利用情報30の開始日時から現在までの利用期間を計算する(ステップ515)。その場合、開始日時が2008/10/01 00:00、現在が2008/10/12 10:00であれば、利用期間は12日間となる。監視手段20は、ステップ515で求めた利用期間と払い戻し設定情報37とを参照して、払い戻しチケット割合を計算し取得し(ステップ516)、今回は利用期間が12日間であるため、払い戻し割合は25%となる。そして、監視手段20は、ステップ516で求めた払い戻し割合と本監視に必要なチケット数から、払い戻しチケット数を計算し(ステップ517)、払い戻し割合が25%で本監視に必要なチケット数が4であるため、払い戻しチケット数は1とし、続いて、監視手段20は、チケット残数情報30をステップ517で求めた払い戻しチケット数だけ増加させた値で更新し更新した日時を登録する(ステップ518)。今回は、払い戻しチケット数が1であったため、1チケット分増加させる。
ステップ518を終えると、監視手段20は、チケット利用情報32のステップ10で登録したレコードの終了日時を更新し(ステップ514)、今回は、終了日時が2008/10/12 10:00、払い戻しチケット数が1であることから、チケット利用情報32のレコード322を、その内容で更新する。
図14は、チケット利用状況情報出力手段23に関するフローチャートである。チケット利用状況情報出力手段23は、チケット利用情報をクライアント側システム2からセンタ側システム3に移動するときに、ユーザの指示を受け起動する。ユーザは出力する対象となるチケット利用情報32の期間を指定すると、チケット利用状況情報出力手段23はチケット利用情報32のその期間部分の情報を取得し(ステップ601)、チケット利用状況情報出力手段23は、ステップ601で取得したチケット利用情報32に電子署名を付加したファイルを作成して出力する(ステップ602)。なお、電子署名は、ステップ601で取得したチケット利用情報32にハッシュ関数を適用して監視装置6の秘密鍵で暗号化したしたものである。
図15は、チケット利用状況情報登録手段42に関するフローチャートである。チケット利用状況情報登録手段42は、チケット利用状況情報出力手段23で出力したチケット利用情報と電子署名(チケット利用情報+電子署名)との入力によるユーザの指示を受け起動する。チケット利用状況情報登録手段42は、入力のあったチケット利用情報+電子署名に改ざんがないかを確認し(ステップ701)、入力のあったチケット利用情報に対してハッシュ関数を適用したものと、入力のあった電子署名をチケット利用情報出力元の公開鍵で復号化したものとを比較する。そして比較内容が等しければステップ702に進み、チケット利用状況情報登録手段42は、チケット利用情報52に入力のチケット利用情報を登録する(ステップ702)。他方、内容が等しくなければステップ703に進み、登録失敗を表示して終了する。なお、日時・監視対象機器・監視内容が同じレコードがすでに管理サーバ15側に登録されている場合には、その情報は登録しなくても良いものとする。
図16は、チケット情報出力手段24に関するフローチャートである。チケット情報出力手段24は、ユーザがサーバ側システム3を介さずに、クライアント側システム2内の監視装置6間でチケット残数を移動する場合に、ユーザの指示を受け起動する。ここでは、例えは2008/09/15に、監視装置6の1つであるabox11から同じく監視装置6の1つであるabox12向けに10チケット分出力するときのチケット情報出力手段24の処理を説明する。チケット情報出力手段24はチケット残数情報30を参照して現在監視装置6で管理しているチケット数を表示する。ユーザはチケット残数を移動させるために出力するチケット数とそのチケット数を登録する先の監視装置6を指定すると(ステップ801)、チケット情報出力手段24は、出力するチケット残数情報30を一意に識別する値をチケットIDとして発行する(ステップ802)。例えば、監視装置6を識別する値と出力時刻の組み合わせなどで表現して区別可能であり、ここでは図11のチケット入出力情報31で示したT2とする。チケット情報出力手段24は、ステップ803でチケット残数情報30のチケット残数を、ステップ801で指定したチケット数だけ減少させた値で更新し、更新した日時を登録すると、チケット残数は40から10チケット分減少され、30チケットとなる。
続いて、チケット情報出力手段24は、チケット入出力情報31にチケット出力レコードを登録すると(ステップ804)。図11のチケット入出力情報31に示したように、チケット出力レコード312には、「日時:2008/9/15、種別:チケット出力、チケットID:T2、チケット数増減:−10、チケット残数30」が登録され、チケット情報出力手段24は、チケット情報「チケットID:T2、出力元ID:abox11、出力先ID:abox12、チケット数:10」に、電子署名を付加したものをファイルとして作成し出力する(ステップ805)。なお、前記電子署名は、チケット情報に対してハッシュ関数を適用した結果に対して、abox11の秘密鍵で暗号化したものであり、また、チケット情報出力手段24で出力したチケット情報+電子署名の情報は、チケット情報登録手段22の入力として使用され、チケット情報を登録する。今回はabox11で出力したため、abox12でチケット情報登録手段22を実行することで、abox11からabox12にチケット残数が移動される。
図17は、出動情報登録手段25に関するフローチャートである。出動情報登録手段25は、CE等の保守・管理者がクライアント側に出動して作業をするときに、その作業分をチケット残数で清算する場合に、ユーザの指示を受け起動する。ここでは、2008/10/17に4チケット分に相当する作業を行う場合の出動情報登録手段25の処理を説明する。ユーザが、作業量に対応するチケット数を指定する(ステップ901)。今回はその指定を4チケットで指定すると、出動情報登録手段25は、チケット残数情報30のチケット残数を、ステップ901で指定したチケット数だけ減少させた値で更新し、更新した日時を登録する(ステップ902)。そして、例えば4チケット分減少させたときには、出動情報登録手段25は、チケット利用情報32に作業内容のレコードを登録する(ステップ903)。これは、図11のチケット利用情報32に示したレコード323のように、「開始日時:2008/10/17、終了日時:2008/10/17、監視内容:xxx作業、利用チケット数:4、払い戻しチケット数:0」で登録されることになる。
図1に示すクライアント側システム2に備えた監視装置6は、センタ側システム3側である管理者から提供されたものであり、各監視装置6には表示手段たるディスプレイを有していないため、監視装置6を操作するためのインターフェースとしてWebサーバを具備したものとなっており、操作端末12のWebブラウザから監視装置6のWebサーバにアクセスすることで、図2に示す監視装置6に構成された各種手段(監視手段20,監視設定手段21,チケット情報登録手段22,チケット利用状況情報出力手段23,チケット情報出力手段24,出動情報登録手段25,チケット残数監視手段26)と管理サーバ15に構成された各種手段(チケット登録手段40,チケット情報出力手段41,チケット利用状況情報登録手段42,チケット利用状況出力手段44)は操作され実行することができる。そのため、操作端末12はWebブラウザさえあればどのようなPCでも良く、常時接続しておく必要もないことから、顧客運用管理者PC7を一時的に借りてこの顧客運用管理者PC7を操作端末12として適用することもできる。また、監視装置6はセンタ側システム3の管理サーバ15からクライアント側システム2に監視サービスを提供するために常時稼動するものであるため、セキュリティ上の観点からクライアント側システム2とこれに対して外部となるセンタ側システム3との接続は制限される一方で、これらに接続してアクセスすることが可能な操作端末12は、顧客運用管理者に確認とって一時的にセンタ側システム3の管理サーバ15及びメールサーバ16に接続することができるもので、これにより、クライアント側システム内の情報を外部に流出する可能性も比較的低いため、接続を許可される。
また、管理者側であるセンタ側システム3の管理サーバ15には、ディスプレイが具備されており、ディスプレイを目視しながら所望する操作ができるほか、リモートからでもチケット情報出力手段41、チケット利用状況情報登録手段42を実行できるようにWebサーバを稼動させており、操作端末12からWeb経由で操作することができる。
また、監視装置6、管理サーバ15間で操作端末12を介してやり取りすることが可能な前述したチケット残数などのチケット情報は、「チケット情報+電子署名」、「チケット利用情報+電子署名」の2つとなることから、この2つの情報のやり取りについて以下に説明する。なお、監視装置6と管理サーバ15の間でやり取りする情報が途中で改ざんされることを防ぐために、電子署名を利用している。
「チケット情報+電子署名」を管理サーバ15から監視装置6に出力する際には、
(1)チケット情報出力手段41で、「チケット情報+電子署名」のファイルを操作端末12に出力する。
(2)次に、後述する(a)〜(c)のいずれかによって、(1)で出力された情報を取得し、取得した情報を管理サーバ15から操作端末12に移動(出力)する。
(3)次に、チケット情報登録手段22で、(1)で取得した情報を入力として監視装置6で実行させる。
また、「チケット利用情報+電子署名」を監視装置6から管理サーバ15に出力する際には、
(1)チケット利用状況情報出力手段23で、「チケット利用情報+電子署名」のファイルを操作端末12に出力する。
(2)次に、(a)〜(c)のいずれかによって、(1)で出力された情報を取得し、取得した情報を操作端末12から管理サーバ15に移動(出力)する。
(3)次に、チケット利用情報登録手段42で、(1)で取得した情報を入力として管理サーバ15のチケット利用情報登録手段42等で実行させる。
(a)Web経由
操作端末12から管理サーバ15にWeb経由で直接チケット情報出力手段41,チケット利用状況情報登録手段42を実行できる場合。
監視装置6(操作端末12)側のユーザだけで良い。
[パターン1]
ユーザが(1)を実行して入手したファイルを入力として、Web経由で管理サーバ15にアクセスし、(3)を実行する。
[パターン2]
ユーザがWeb経由で管理サーバ15にアクセスし、(1)を実行して入手したファイルを入力として、(3)を実行する。
(b)メール経由
操作端末12から管理サーバ15にメール経由で情報のやり取りができる場合。
監視装置6(操作端末12)側のユーザと、管理サーバ15側の管理者等に、メールを送受信できる顧客運用管理者が必要。
[パターン1]
管理サーバ15側の管理者等が(1)を実行して入手したファイルを、メールで顧客運用管理者に送付する。監視装置6側のユーザは、顧客運用管理者からそのメールをいただき、メールに添付されたファイルを操作端末12に移動させて、(3)を実行する。
[パターン2]
監視装置6側(操作端末12)のユーザが(1)を実行して入手したファイルを、顧客運用管理者にお願いして、メールに添付して管理サーバ15側に送付する。管理サーバ15側の管理者等は、受信したメールからファイルを取り出し、(3)を実行する。
(c)手動操作
操作端末12と管理サーバ15の間で完全に通信ができない場合。
[パターン1]
管理サーバ15側でユーザが(1)を実行してファイルを入手する。ユーザは、そのファイルを持って監視装置6側に移動する。監視装置6側にある操作端末12でユーザは、持ってきたファイルを入力として(3)を実行する。
[パターン2]
監視装置6側にある操作端末12でユーザが(1)を実行してファイルを入手する。ユーザは、そのファイルを持って管理サーバ15側に移動する。管理サーバ15側でユーザは、持ってきたファイルを入力として(3)を実行する。
以上のような、プリペイド式サービス提供システム1によれば、クライアント側システム2における監視装置6とインターネット回線4との間にDMZ10等を配置することで、センタ側システム3の管理サーバ15とクライアント側システム2の監視装置6がインターネット回線4を介して通信できない状態のときに、クライアント側システム2に出向いたセンタ側のCE等の保守・管理者が、クライアント側システム2で操作端末12を操作することにより、センタ側システム3の管理サーバ15にアクセスなどして、管理サーバ15に格納されたユーザのチケット情報を、クライアント側システム2の監視装置6へと送信し(移動し)、チケット情報登録手段22を用いてクライアント側システム2の監視装置6に登録することができる。よって、顧客システム5に対する監視サービスを提供するときに対価として必要な、センタ側で管理サーバ15に格納されているチケット情報としてのチケット残数を、クライアント側システム2を保守・管理するセンタ側だけではなく、監視装置6を有するクライアント側であっても前記チケット残数を把握することができる。
さらに、ユーザに監視サービスを提供するセンタ側では、監視サービスに係る対価をユーザから前払いで回収することができるので、その対価の回収ができなくなったり遅延してしまうことを確実に防止することができる。
さらに、顧客システム5に対して設定された監視内容の監視サービスを実施中にユーザの指示によりその監視サービスを停止した場合に、監視サービスの残期間に合わせてチケット情報登録手段22で登録されたチケット残数に対し払い戻す手段を備えているので、監視サービスの実施中にその監視サービスを停止したときには、監視サービスの残期間に合わせてチケット残数に対し払い戻しすることが可能となり、ユーザは監視サービスの残期間にかかわりなく、監視サービスの提供を所望するときに停止することができると共にその払い戻し作業を簡単に行うことができる。
さらに、監視装置6で管理するチケット情報登録手段22に登録されたチケット残数が事前に設定した所定数を下回った場合に、ユーザに通報する通報手段を備えているので、ユーザが予め購入したチケット情報におけるチケット残数が所定数を下回った際、ユーザに対し操作端末12等に備えた図示しない通報手段により通報することができるので、ユーザ側では監視サービスを受けるために必要なチケット数が所定数より少なくなったことを容易に把握することができる。
1 プリペイド式サービ提供システム
2 クライアント側システム
3 センタ側システム
4 インターネット回線
5 顧客システム
6 監視装置
12 操作端末
15 管理サーバ
20 監視手段
22 チケット情報登録手段

Claims (3)

  1. 監視対象である複数の端末を備えた顧客システムを監視する監視装置と、該監視装置の1つ以上を一元的に管理するセンタ側システムの管理サーバとをインターネット回線を介して接続したプリペイド式サービス提供システムであって、
    前記監視装置と前記センタ側システムの管理サーバがアクセスできない状態にあるときに、前記1つ以上の監視装置を備えているクライアント側システムに前記インターネット回線を介して前記管理サーバにアクセスできる操作端末を備え、
    前記管理サーバに格納されているクライアント側であるユーザが予め購入したチケット情報におけるチケット残数を、前記チケット残数を移動するときのみ前記操作端末の操作により前記管理サーバと通信して取得し、前記監視装置に送信したとき、前記監視装置において前記チケット残数を管理できるように前記チケット残数を登録するチケット情報登録手段を備え、
    前記チケット残数の登録をするチケット情報登録手段を備えた前記監視装置には、前記監視装置にて前記顧客システムに対して設定された監視内容の監視サービスを前記チケット残数の範囲で実施する監視手段を備えることを特徴とするプリペイド式サービス提供システム。
  2. 前記顧客システムに対して設定された監視内容の監視サービスを実施中にユーザの指示によりその監視サービスを停止した場合に、監視サービスの残期間に合わせて前記チケット情報登録手段で登録したチケット残数に対し払い戻す手段を備えることを特徴とする請求項1記載のプリペイド式サービス提供システム。
  3. 前記監視装置で管理する前記チケット情報登録手段で登録したチケット残数が事前に設定した所定数を下回った場合に、ユーザに通報する通報手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリペイド式サービス提供システム。
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