JP2002318971A - 機能別課金のための方法および装置 - Google Patents

機能別課金のための方法および装置

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JP2002318971A
JP2002318971A JP2001123991A JP2001123991A JP2002318971A JP 2002318971 A JP2002318971 A JP 2002318971A JP 2001123991 A JP2001123991 A JP 2001123991A JP 2001123991 A JP2001123991 A JP 2001123991A JP 2002318971 A JP2002318971 A JP 2002318971A
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Itaru Furukawa
至 古川
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な態様で装置等の製品を使用する場合や
使用態様が変化する場合においても少ない費用で製品を
使用できるようにする。 【解決手段】 対象装置610のいずれかの機能の使用
が指示されると、使用管理装置110は、その機能の使
用を許可するチケットの残量を調べ、指示された使用に
必要なチケット残量があれば、対象装置610にその機
能を実行させる。チケット残量が必要な量よりも少なけ
れば、使用者のチケット取得指示に基づき、サーバ20
0にその機能に対応するチケット発行をインターネット
700を介して要求する。チケットが発行されると、そ
の機能に対するチケット残量が増大する。これにより、
対象装置110は上記使用の指示に応じたその機能の使
用が可能となる。サーバ200は、そのチケット発行に
基づき、対象装置610のその機能の使用に対する課金
を行う。このようにして対象装置の使用に対して機能別
に課金が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の装置やソフ
トウェア等の製品の使用に対して課金するための方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】社会において使用される各種の装置やソ
フトウェアは、メーカから製品として提供され、それら
を使用しようとする会社や個人等の使用者によって購入
される。また、業務用として使用される装置等の製品に
ついては、リース会社が製品を購入し、その製品の使用
者が定期的にそのリース会社にリース料(使用料)を支
払うという形態も見られる。
【0003】ところで、社会に提供され使用される製品
は、通常、複数の機能を有しているが、その製品の使用
者はそれらの機能の全てを使用せず、幾つかの機能のみ
を使用することが多い。また、買い取りまたはリースに
より工場や事務所等に導入された装置がその導入時点で
十分な機能を備えていても、その後に、その工場等での
作業内容の変化によって、導入された装置に備わってい
ない機能が必要になることもある。この場合、必要にな
った機能を備える装置が新たに導入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】導入された装置の機能
のうち不使用の機能が多くならないようにするには、使
用者の多様な使用態様に応じて多くの機種をメーカが用
意すればよい。しかし、各使用者の使用形態に適合する
ような機種を全て提供することは現実には不可能であ
り、機種の増加は開発コストや保守コストの増大を招
く。また、使用者が必要とする機能のみを備える装置を
導入して導入コストを抑えたとしても、その後に新たな
機能が必要となった場合には、新たな装置の導入が必要
となるので、結果的に費用負担が大きなものとなる。一
方、導入された装置の機能のうち導入時点では必要とし
ていた機能が、導入後に不要となる場合もある。この場
合、不要となった機能についての費用負担が無駄なもの
となる。
【0005】そこで本発明では、多様な態様で製品が使
用される場合や使用態様が変化する場合であっても少な
い費用で製品を使用できるように、製品の使用に対する
課金を使用態様に応じて行うための方法および装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、複数機能を有する製品の使用に対する課金処理
を行うサーバと当該サーバに通信可能に接続されて当該
製品の使用を管理する使用管理装置とを含むシステムに
よる課金方法であって、前記製品の使用量を機能毎に前
記使用管理装置にて管理する使用量管理ステップと、前
記使用量を前記製品の機能毎に示す使用量情報を、前記
使用管理装置から前記サーバへ事前または事後に送信す
る送信ステップと、前記使用量情報に基づき、前記製品
の使用に対する料金を前記製品の機能毎に前記サーバに
て算出する料金算出ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0007】このような第1の発明によれば、複数機能
を有する製品の使用に対する課金が機能毎に行われるた
め、その製品の販売価格を低くすることができるととも
に、使用されない機能についての無駄な費用を抑えるこ
とができる。したがって、使用者にとっては、導入時点
で過剰仕様の装置等の製品を導入しても初期費用および
維持費用が少なくて済み、未使用の機能を必要に応じて
使用することができる。また、製品の使用量に応じて機
能別に課金が行われるため、使用していた機能の使用量
が減少した場合には、それに応じて課金が少なくなり、
従来使用していた機能を使用しなくなった場合には、そ
の機能に対しては課金されなくなる。このように、導入
した装置等の製品について必要な機能や使用量が変化す
る場合に、その変化に起因する費用の増大や無駄を低減
することができる。一方、製品のメーカにとっては、販
売後の製品使用に対する課金を前提として、豊富な機能
を有する製品を低価格で販売することができるので、製
品の種類を抑えつつ多様な顧客の要求に応えることがで
きるという利点がある。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、前記
製品の使用を機能毎に特定量だけ許可するチケットを前
記サーバから前記使用管理装置に対して発行するチケッ
ト発行ステップと、前記製品の機能毎に管理される使用
量を未遂の使用許可量と見なし、前記製品の複数機能の
うちいずれかの機能が前記製品の使用者から要求される
と、当該要求された機能に対する使用許可量に基づき使
用可能か否かを前記使用管理装置にて判定する判定ステ
ップと、前記判定ステップで使用可能と判定された場合
にのみ、前記要求された機能の使用を前記使用管理装置
にて許容する使用許可ステップとを更に備え、前記送信
ステップでは、前記製品の特定機能の使用を特定量だけ
許可するチケットの発行を求める発行要求が前記使用量
情報として事前に前記サーバへ送信され、前記チケット
発行ステップでは、前記発行要求が前記サーバにて受信
されると、前記発行要求によって発行が求められたチケ
ットの電子的象徴であるチケットデータが前記サーバか
ら前記使用管理装置へと送信され、前記料金算出ステッ
プでは、前記チケットデータが送信された場合に、当該
送信チケットデータの示す特定機能の使用に対する料金
が当該送信チケットデータに基づき算出され、前記使用
量管理ステップは、前記使用管理装置にてチケットデー
タが受信されると、前記製品の複数機能のうち当該受信
チケットデータの示す特定機能の使用許可量を、当該受
信チケットデータの示す特定量だけ増大させる増大更新
ステップと、前記製品の複数機能のうちのいずれかの機
能が使用されると、使用された機能の使用許可量を使用
された量だけ減少させる減少更新ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0009】このような第2の発明によれば、製品の特
定機能の使用を特定量だけ許可するチケットの発行を求
める発行要求が使用量情報としてサーバに送信され、こ
れに応答して使用管理装置に送信されるチケットデータ
に基づき、その特定機能の使用に対する料金が算出され
る。これにより、第1の発明と同様の効果が得られる。
また、製品の使用に対する課金のための料金算出は、実
際の使用に先立つチケット発行に基づきサーバにおいて
行われるため、使用料金の確実な回収が可能となる。さ
らに、使用管理装置では、チケット発行を介して機能毎
に許可される使用量が使用許可量として管理され、この
使用許可量に基づき製品の使用の許否が決定されるた
め、使用管理装置は製品の使用毎にサーバと通信する必
要がなく、サーバと使用管理装置との間の通信量が低減
される。
【0010】第3の発明は、複数機能を有する製品の使
用を管理する使用管理装置に通信可能に接続されたサー
バにより、当該製品の使用に対する課金処理を行うため
の方法であって、前記製品の機能毎の使用量を示す使用
量情報を前記使用管理装置から受信する受信ステップ
と、前記使用量情報に基づき、前記製品の使用に対する
料金を前記製品の機能毎に算出する料金算出ステップと
を備えることを特徴とする。
【0011】第4の発明は、第3の発明において、前記
製品の使用を機能毎に特定量だけ許可するチケットを発
行するチケット発行ステップを更に備え、前記受信ステ
ップでは、前記製品の特定機能の使用を特定量だけ許可
するチケットの発行を求める発行要求が前記使用量情報
として受信され、前記チケット発行ステップでは、前記
発行要求が受信されると、前記発行要求によって発行が
求められたチケットの電子的象徴であるチケットデータ
が前記使用管理装置に向けて送信され、前記料金算出ス
テップでは、前記チケットデータが送信された場合に、
当該送信チケットデータが示す特定機能の使用に対する
料金が当該送信チケットデータに基づき算出されること
を特徴とする。
【0012】第5の発明は、第4の発明において、前記
チケット発行ステップで発行されたチケットによって使
用の許可される製品、特定機能および特定量を示す情報
を含むチケット発行履歴データを蓄積する発行履歴蓄積
ステップと、前記使用管理装置にて受信されたチケット
データによって使用の許可される製品、特定機能および
特定量を示す情報を含むチケット受取履歴データを前記
使用管理装置から受信する受取履歴データ受信ステップ
と、前記蓄積されたチケット発行履歴データと前記受信
されたチケット受取履歴データとを照合する照合ステッ
プとを更に備えることを特徴とする。
【0013】このような第5の発明によれば、サーバに
蓄積されたチケット発行履歴データと使用管理装置から
サーバに送られるチケット受取履歴データとが照合さ
れ、これにより製品の不正使用の有無を調べることがで
きる。
【0014】第6の発明は、第4の発明において、前記
チケット発行ステップで発行されたチケットによって使
用の許可される製品、特定機能および特定量を示す情報
を含むチケット発行履歴データを蓄積する発行履歴蓄積
ステップと、前記使用管理装置によって管理される製品
および当該管理される製品の機能毎の実際の使用量を示
す情報を含む使用履歴データを前記使用管理装置から受
信する使用履歴受信ステップと、前記蓄積されたチケッ
ト発行履歴データと前記受信された使用履歴データとを
照合する照合ステップとを更に備えることを特徴とす
る。
【0015】このような第6の発明によれば、サーバに
蓄積されたチケット発行履歴データと使用管理装置から
サーバに送られる使用履歴データとが照合され、これに
より製品の不正使用の有無を調べることができる。
【0016】第7の発明は、第3または第4の発明にお
いて、前記使用管理装置によって管理される製品および
当該管理される製品の機能毎の実際の使用量を示す情報
を含む使用履歴データを前記使用管理装置から受信する
使用履歴受信ステップを更に備えることを特徴とする。
【0017】このような第7の発明によれば、製品の機
能別の使用履歴を示す使用履歴データが使用管理装置か
ら受信され、この使用履歴データを収集して分析するこ
とにより、マーケティング情報や、使用者に対する料金
設定または値引きに利用可能な情報、対象装置の保守サ
ービスに利用可能な情報を得ることができる。
【0018】第8の発明は、複数機能を有する製品の使
用に対する課金処理を行うサーバに通信可能に接続され
た使用管理装置によって当該製品の使用を管理するため
の方法であって、前記製品の使用量を機能毎に管理する
使用量管理ステップと、前記製品の使用量を機能毎に示
す使用量情報を事前または事後に前記サーバに向けて送
信する送信ステップとを備えることを特徴とする。
【0019】第9の発明は、第8の発明において、前記
製品の機能毎に管理される使用量を未遂の使用許可量と
見なし、前記製品の複数機能のうちいずれかの機能が前
記製品の使用者から要求されると、当該要求された機能
に対する使用許可量に基づき使用可能か否かを判定する
判定ステップと、前記判定ステップで使用可能と判定さ
れた場合にのみ、前記要求された機能の使用を許容する
使用許可ステップとを更に備え、前記送信ステップで
は、前記製品の特定機能の使用を特定量だけ許可するチ
ケットの発行を求める発行要求が前記使用量情報として
事前に送信され、前記使用量管理ステップは、前記発行
要求に応答して前記サーバから発行されるチケットの電
子的象徴であるチケットデータを受信する受信ステップ
と、前記受信ステップでチケットデータが受信される
と、前記製品の複数機能のうち当該受信チケットデータ
の示す特定機能の使用許可量を、当該受信チケットデー
タの示す特定量だけ増大させる増大更新ステップと、前
記製品の複数機能のうちのいずれかの機能が使用される
と、使用された機能の使用許可量を使用された量だけ減
少させる減少更新ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】第10の発明は、第9の発明において、前
記使用管理装置にて受信されたチケットデータによって
使用の許可される製品、特定機能および特定量を示す情
報を含むチケット受取履歴データを蓄積する受取履歴蓄
積ステップと、前記蓄積されたチケット受取履歴データ
を前記サーバに向けて送信する受取履歴送信ステップと
を更に備えることを特徴とする。
【0021】第11の発明は、第8または第9の発明に
おいて、前記使用管理装置によって管理される製品およ
び当該管理される製品の機能毎の実際の使用量を示す情
報を含む使用履歴データを蓄積する使用履歴蓄積ステッ
プと、前記蓄積された使用履歴データを前記サーバに向
けて送信する使用履歴送信ステップとを更に備えること
を特徴とする。
【0022】第12の発明は、前記サーバに通信可能に
接続されたコンピュータを前記使用管理装置として機能
させるために、第8ないし第11の発明のいずれかの発
明に係る方法を当該コンピュータに実行させるプログラ
ムである。
【0023】第13の発明は、複数機能を有する製品の
使用に対する課金処理を行うサーバに通信可能に接続さ
れて当該製品の使用を管理する使用管理装置であって、
前記製品の使用量を機能毎に管理する使用量管理手段
と、前記製品の使用量を機能毎に示す使用量情報を事前
または事後に前記サーバに向けて送信する送信手段とを
備えることを特徴とする。
【0024】第14の発明は、第13の発明において、
前記使用量管理手段によって前記製品の機能毎に管理さ
れる使用量を未遂の使用許可量と見なし、前記製品の複
数機能のうちいずれかの機能が前記製品の使用者から要
求されると、当該要求された機能に対する使用許可量に
基づき使用可能か否かを判定する判定手段と、前記判定
手段によって使用可能と判定された場合にのみ、前記要
求された機能の使用を許容する使用許可手段とを更に備
え、前記送信手段は、前記製品の特定機能の使用を特定
量だけ許可するチケットの発行を求める発行要求を前記
使用量情報として事前に送信し、前記使用量管理手段
は、前記発行要求に応答して前記サーバから発行される
チケットの電子的象徴であるチケットデータを受信する
受信手段と、前記受信手段によってチケットデータが受
信されると、前記製品の複数機能のうち当該受信チケッ
トデータの示す特定機能の使用許可量を、当該受信チケ
ットデータの示す特定量だけ増大させる増大更新手段
と、前記製品の複数機能のうちのいずれかの機能が使用
されると、使用された機能の使用許可量を使用された量
だけ減少させる減少更新手段とを含むことを特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、複数の機能を有する装
置やソフトウェア等の製品の使用に対して課金を行うた
めの方法および装置に関するものである。本発明の方法
による課金システムにおいて課金の対象となる製品(以
下「対象製品」という)は、通常の価格よりも低い価格
で販売され、販売後に購入者である顧客がその製品を使
用すると、その製品の使用に対し機能別に課金される。
以下、このような本発明の実施形態につき添付図面を参
照して説明する。
【0026】<1.第1の実施形態> <1.1 構成>図1は、本発明の第1の実施形態に係
る機能別課金システムの全体構成を示すブロック図であ
る。この機能別課金システムは、複数機能を有する対象
製品としての装置(以下「対象装置」という)610,
620をそれぞれ管理するための第1および第2の使用
管理装置110,120と、その対象装置610,62
0の販売会社に設置されたサーバコンピュータ(以下、
単に「サーバ」という)200と、これらの使用管理装
置110,120とサーバ200とを通信可能に接続す
るインターネット700とによって構成される。なお、
図1では、使用管理装置が2台描かれているが、本発明
は、対象装置(対象製品)を2台に限定するものではな
い。
【0027】<1.1.1 使用管理装置のハードウェア
構成>上記機能別課金システムにおいて、第1の使用管
理装置110は、機能1〜NのN個の機能を有する対象
装置610の使用を管理するための装置であって、CP
U(中央処理装置)およびメモリ等から構成されるデー
タ処理部111と、例えばハードディスク装置により構
成される外部記憶部113と、インターネット700を
介してサーバ200との通信を可能にするモデムで構成
される通信インターフェース部(以下「通信IF部」と
略記する)115と、キーボードやマウス等から構成さ
れる入力操作部117と、CRTや液晶ディスプレイ等
として実現される表示部118とを備えている。データ
処理部111は、後述の履歴データに含めるべき時刻情
報を得るための計時機能を有すると共に、読み出し専用
の不揮発性メモリを含んでいる。その不揮発性メモリに
は、対象装置610、対象装置610を使用する顧客、
対象装置610の有する各機能1〜Nをそれぞれ特定す
るための装置ID、顧客ID、機能IDが、識別情報5
11として予め記憶されている(図4参照)。また、外
部記憶部113には、チケット管理情報512および使
用履歴データ513が格納される。ここで、チケット管
理情報512は、対象装置610の各機能1〜Nのうち
の特定機能の使用を特定量だけ許可するためにサーバ2
00から発行されたチケットを管理するための情報であ
って、具体的には、既に発行されたチケットに基づき使
用許可された機能の使用回数等の使用許可量のうち未使
用の量(以下「チケット残量」という)を示す情報であ
る(図5参照)。また、使用履歴データ513は、対象
装置610の各機能1〜Nの使用履歴、すなわち実際に
使用された機能を特定する機能IDと使用時刻と使用量
と使用者を特定する顧客IDとを含むデータである。
【0028】図2(a)は、上記使用管理装置110の
一構成例を示すブロック図である。この例では、使用管
理装置110は、例えばパーソナルコンピュータ(パソ
コン)によって実現され、その内部のデータ処理部11
1は、CPU11と、作業用のメモリとしてのRAM
(Random Access Memory)と、不揮発性のメモリとして
のROM(Read Only Memory)と、入力操作部117が
接続される入力インターフェース部14と、表示部11
8が接続される表示制御部16と、ハードディスク装置
である外部記憶部113が接続されるディスク用I/O
インターフェース部17と、対象装置610が接続され
る機器用I/Oインターフェース部18とから構成され
る。なお、このブロック図における通信IF部15は、
図1のブロック図における通信IF部115に相当す
る。また、識別情報511は、この例では、ROM13
に記憶されている。これに代えて、ハードディスク装置
内の隠しファイルに識別情報511を記憶するようにし
てもよい。
【0029】図2(b)は、図1に示す機能別課金シス
テムにおける対象製品がハードウェアではなくソフトウ
ェア(アプリケーションプログラム)である場合の使用
管理装置の構成を示している。この場合、対象製品とし
てのアプリケーションプログラムは、外部記憶部である
ハードディスク装置113に予め格納されていて、使用
時にハードディスク装置113からRAM12にロード
され、CPU11によって実行される。これにより、そ
のアプリケーションプログラムの有する機能1〜Nのう
ちの少なくとも1つの機能を使用者に提供するための処
理が行われる。したがって、この場合には、図2(a)
の例とは異なり、データ処理装置111は、機器用I/
Oインターフェース部18を含まない。なお、対象製品
は、後述のように、ハードウェアとソフトウェアとの組
み合わせにより実現される装置であってもよい。
【0030】上記機能別課金システムにおける第2の使
用管理装置120は、機能1〜MのM個の機能を有する
対象装置620の使用を管理するための装置であって、
データ処理部121と外部記憶部123と通信インター
フェース部(通信IF部)125と入力操作部127と
表示部128とを備えている。データ処理部121は、
後述の履歴データに含めるべき時刻情報を得るための計
時機能を有していると共に、読み出し専用の不揮発性メ
モリを含んでいる。その不揮発性メモリには、対象装置
620、対象装置620を使用する顧客、対象装置62
0の有する各機能1〜Mをそれぞれ特定するための装置
ID、顧客ID、機能IDが予め記憶されている。ま
た、外部記憶部123には、チケット管理情報522お
よび使用履歴データ523が格納される。第2の使用管
理装置120における各部は、第1の使用管理装置11
0と実質的に同様であるので、それらの詳細な説明を省
略する。
【0031】なお、図1では使用管理装置が2台描かれ
ているが、以下では説明の便宜上、対象装置610を管
理する使用管理装置110にのみ注目するものとする。
【0032】<1.1.2 対象装置の具体例>図3は、
本実施形態に係る機能別課金システムにおける対象装置
の具体例としての業務用のスキャナーの構成を示すブロ
ック図である。
【0033】このスキャナーは、原稿における画像を読
み取って画像データを生成する装置であって、照明系8
02と、CCD(Charge Coupled Device)およびCC
Dの出力信号を処理するアナログ回路からなる画像読取
回路806と、駆動系808と、A/Dコンバータ81
0と、シェーディング補正回路812と、ノイズフィル
タ814と、色変換回路816と、解像度変換回路81
8と、画像データ蓄積部820と、CPUやメモリなど
から構成される制御部830と、ユーザ操作入力部83
6とを備えている。このスキャナーでは、制御部830
においてCPUが所定のプログラムを実行することによ
り、各種画像処理を行う画像処理部834とスキャナー
における各処理の実行を管理する処理管理部832とが
実現される。このスキャナーでは、駆動系808がCC
Dまたは透過原稿804を移動させつつ、照明系802
が透過原稿804に光を照射し、透過原稿804を通過
した光が画像読取回路806におけるCCDで受光され
る。画像読取回路806は、CCDで受光された光を電
気信号に変換することによりアナログ画像信号を生成す
る。A/Dコンバータ810は、このアナログ画像信号
をデジタル画像信号に変換する。このデジタル画像信号
に対し、シェーディング補正回路812によってシェー
ディング補正が、ノイズフィルタ814によってノイズ
除去のためのフィルタリング処理が、色変換回路816
によって色変換処理が、解像度変換回路818によって
解像度変換処理が、必要に応じてそれぞれ順に施され
る。そして、解像度変換回路818から画像データDI
が出力され、この画像データDIは画像蓄積部820に
格納される。また、上記プログラムに基づき制御部83
0内のCPUが、この画像データDIに対して必要に応
じて各種画像処理を施す。すなわち、必要に応じ画像処
理部832によって各種画像処理が施される。スキャナ
ーにおける以上の各処理は、上記プログラムに基づき制
御部830内のCPUによって制御され管理されてい
る。すなわち、処理管理部832から出力される制御情
報Icによって、上記の各処理の実行が制御される。
【0034】上記のスキャナーを対象装置とする場合、
それに対応する使用管理装置は、図2(a)に示すよう
なハードウェア構成要素とCPU11によって実行され
る所定のプログラムによって実現される。この使用管理
装置は、機能的には、ユーザ操作入力部836と、顧客
側チケット処理部30と、識別情報やチケット管理情報
等の記憶部821とを備える。ここで、ユーザ操作入力
部836は、使用管理装置の入力操作部117として使
用される。顧客側チケット処理部30は、例えば図8に
示すように構成され、サーバ200と通信する際に互い
に相手を確認し合うための処理を実行したり(ネットワ
ーク承認)、サーバ200からチケットを取得して管理
したり(チケット管理)、顧客から要求された機能の使
用をチケット管理情報に基づいて許可または阻止したり
する(実行許可)。この顧客側チケット処理部30の詳
細は後述する。上記各処理によって実現されるスキャナ
ーの機能のいずれかが、顧客によるユーザ操作部836
に対する操作によって要求されると、その機能に対応す
る処理の実行指示Ieが処理管理部832に送られる。
従来の処理管理部は、この実行指示Ieに基づく制御情
報Ieを生成して対応する処理を実行させるが、本実施
形態における処理管理部832は、実行指示Ieによる
特定機能の使用の要求を顧客側チケット処理部30に送
る。顧客側チケット処理部30は、その要求された機能
の使用が可能か否かをチケット管理情報512に基づい
て判定し、その判定結果を許可情報Ipとして処理管理
部832に返す。処理管理部832は、この許可情報I
pに基づき特定機能に対応する処理の実行を制御する。
これにより、スキャナーの使用がチケット管理情報51
2に基づき機能毎に管理される。
【0035】なお、上記の例において、対象装置である
スキャナーの制御部830と使用管理装置(顧客側チケ
ット処理部30を実現するハードウェア)とを個別に用
意してもよいが、これらを例えばパソコンのハードウェ
アとして共通化した構成としてもよい。
【0036】<1.1.3 サーバのハードウェア構成>
上記機能別課金システムにおけるサーバ200は、各対
象装置の各機能の使用を許可するチケットを各使用管理
装置に対して発行し、そのチケット発行に基づき、各対
象装置の使用に対して機能別に課金処理を行う。図1に
示すように、このサーバ200は、CPUおよびメモリ
等から構成されるデータ処理部201と、例えばハード
ディスク装置として実現される外部記憶部203と、イ
ンターネット700を介して使用管理装置110および
120との通信を可能にする通信インターフェース部
(通信IF部)205と、CRTや液晶ディスプレイ等
として実現される表示部208とを備えている。このサ
ーバ200におけるデータ処理部201の構成として
は、使用管理装置110におけるデータ処理装置111
と基本的に同様の構成すなわち図2に示すような構成を
採用することができる。外部記憶部203には、識別情
報251、契約情報252、課金済み情報253、およ
びチケット発行履歴データ254が格納される。ここ
で、識別情報251は、図6に示すように、サーバ20
0による課金処理の対象となる装置である対象装置61
0,620、それら対象装置を使用する顧客、それら対
象装置の有する各機能をそれぞれ特定するための装置I
D、顧客ID、機能IDと、パスワードと、各機能の使
用許否を示す情報とからなり、予め外部記憶部203に
格納されている。契約情報252は、各対象装置610
および620のそれぞれの使用者である各顧客と対象装
置610および620の販売会社との契約内容を表す情
報であり、具体的に、図7に示すように、各顧客が使用
可能な装置および使用可能な機能、機能別の課金設定、
1回のチケット発行によって許可される使用量である特
定量、使用に関する制限事項(例えばチケット発行量の
制限など)を示す情報である。課金済み情報253は、
各対象装置の各機能の実際の使用に対する課金内容を表
す情報であって、具体的には、各顧客による各対象装置
の使用に対する請求額を示している。チケット発行履歴
データ254は、各対象装置の各機能の使用を許可する
ために発行されたチケットの電子的象徴である各チケッ
トデータをその発行時刻と共に示す履歴情報であって、
発行されたチケットによって使用の許可される顧客、装
置、機能および使用量を示す情報を含んでいる。
【0037】<1.1.4 使用管理装置の機能的構成>
本実施形態における使用管理装置110は、データ処理
部115においてCPUがRAMに格納された所定のプ
ログラム(以下「使用管理プログラム」という)を実行
することにより、仮想的に図8に示すような構成の装置
として機能する。すなわち、使用管理装置110は、機
能面から見ると、サーバ確認部31とチケット取得部3
2とチケット残量カウント部33と実行許可部34と通
信IF部35と指示部37と表示部38と識別情報51
1の記憶部とチケット管理情報512の記憶部と使用履
歴データ513の記憶部とを備えている。ここで、サー
バ確認部31とチケット取得部32とチケット残量カウ
ント部33とは、使用管理プログラムがCPUにより実
行されることによって実現され、実行許可部34は、使
用管理プログラムと機器用I/Oインターフェース部1
8によって実現され、通信IF部35、指示部37、表
示部38は、図1に示す通信IF部115、入力操作部
117、表示部118にそれぞれ相当する。これら各部
の具体的動作は後述する。なお、対象装置610は、機
能面から見ると、機能1〜機能Nをそれぞれ実行する実
行部61,62,…,6Nを備えており、各機能1〜N
の実行は使用管理装置110の実行許可部34によって
管理される。また、サーバ200によるチケット発行の
履歴と使用管理装置110によるチケット受取の履歴と
を照合するための機能50を備えるのが好ましい。この
機能50を備えたサーバについては第2の実施形態とし
て後述する。
【0038】図8に示すように構成される上記使用管理
装置110を実現するための使用管理プログラムは、典
型的には、そのプログラムを記録した記録媒体であるC
D−ROM等によって提供される。対象装置610の使
用者である顧客は、例えば、使用管理プログラムの記録
媒体として提供されたCD−ROMをCD−ROM駆動
装置(図示せず)に装着し、そのCD−ROMからその
プログラムを読み出して外部記憶部113にインストー
ルする。また、これに代えて、インターネット700を
介して送られてくる使用管理プログラムを通信IF部1
5で受信して、外部記憶部113にインストールするよ
うにしてもよい。さらに、メーカが使用管理装置110
を対象装置610と共に出荷する前に使用管理プログラ
ムを外部記憶部113にインストールしておいてもよ
い。このようにして外部記憶部113にインストールさ
れた使用管理プログラムは、使用者による入力操作部1
17に対する所定操作によって起動されると、データ処
理部111内のRAM12に転送されてそこに一時的に
格納され、データ処理部111内のCPU11によって
実行される(図2参照)。
【0039】以下では、説明の便宜上、対象製品はハー
ドウェアとしての装置(対象装置)であって、対象装置
および使用管理装置は図8に示すように構成されている
ものとする。しかし、本実施形態における対象製品がハ
ードウェアとしての装置ではなくアプリケーションプロ
グラムの場合であっても、機能的には、図8に示した対
象装置610と同様の構成として表すことができる。し
たがって、以下の説明は、複数機能を有するアプリケー
ションプログラムを対象とする機能別課金システムにも
適用可能である。また、図3に示したスキャナーのよう
に、ハードウェア処理によって実現される機能とソフト
ウェア処理によって実現される機能の双方を備える装置
を対象とする機能別課金システムにも、以下の説明は適
用可能である。
【0040】<1.1.5 サーバの機能的構成>本実施
形態におけるサーバ200は、データ処理部201にお
いてCPUが所定のプログラム(以下「課金処理プログ
ラム」という)を実行することにより、仮想的に図9に
示すような構成の装置として機能する。すなわち、サー
バ200は、機能面から見ると、ID確認部71とチケ
ット発行部72と課金データ生成部73と稼働状況分析
部74と課金/稼働状況出力部75と課金データ表示部
76と通信インターフェース部(通信IF部)77と識
別情報251の記憶部と契約情報252の記憶部と課金
済み情報253の記憶部とを備えている。ここで、ID
確認部71とチケット発行部72と課金データ生成部7
3と稼働状況分析部74とは、課金処理プログラムがC
PUにより実行されることによって実現され、課金/稼
働状況出力部75と課金データ表示部76は図1に示す
表示部208によって実現され、通信IF部77は、図
1に示す通信IF部205に相当する。これら各部の具
体的動作は後述する。なお、サーバ200によるチケッ
ト発行の履歴と使用管理装置110によるチケット受取
の履歴とを照合する履歴照合機能80を備えるのが好ま
しい。この機能80を備えたサーバは、第2の実施形態
におけるサーバとして後述する。この第2の実施形態の
説明にはチケット発行履歴データ254の蓄積について
の説明が含まれるので、本実施形態に関する以下の説明
ではこれへの言及を省略する。
【0041】<1.2 動作> <1.2.1 対象装置の起動時の動作>図10は、本実
施形態における使用管理装置110が起動された際の使
用管理装置110およびサーバ200の動作を示すフロ
ーチャートである。起動時において、使用管理装置11
0は、前述の使用管理プログラムに基づき図10(a)
に示すように動作し、サーバ200は、前述の課金処理
プログラムに基づき図10(b)に示すように動作す
る。以下、使用管理装置110の起動時における本実施
形態に係る機能別課金システムの動作を、図8〜図10
を参照して説明する。
【0042】使用管理装置110が起動されると、ま
ず、チケット残量カウント部33が対象装置610の機
能1〜機能Nのうちチケット残量の無い機能があるか否
かを、図5に示すようなチケット管理情報を512を参
照して判定する(ステップS102)。その結果、チケ
ット残量の無い機能があれば、表示部38は、対象装置
610の機能1〜Nのチケット残量を表示する(ステッ
プS104)。なお、チケット残量が“0”でなくても
所定値よりも少なくなった機能があれば、ステップS1
04へ進んで、チケット残量を表示するようにしてもよ
い。チケット残量の表示後は、指示部37に対する操作
によってチケット取得の指示またはチケット取得をしな
い旨の指示のいずれかが入力されるまで待機状態となる
(ステップS105)。この待機状態においていずれか
の指示が入力されると、指示部37は、入力された指示
がチケット取得の指示か否かを判定する(ステップS1
06)。上記待機状態において対象装置610の使用者
がチケット残量の表示を見て指示部37(入力操作部1
17)を操作することにより、チケット残量の無いまた
は少ない機能に対するチケット取得を指示すると、ステ
ップS106での判定に基づき、サーバ確認部31が、
サーバ接続要求Rcを通信IF部35を介してサーバ2
00に送信する(ステップS108)。このときサーバ
確認部31は、対象装置610を使用する顧客を特定す
るための顧客IDを識別情報511から取り出し、その
顧客IDをサーバ接続要求Rcに含めて送信する。この
送信後、サーバ確認処理が開始される(ステップS11
0)。
【0043】一方、サーバ200は、使用管理装置11
0の起動前に起動されていて、使用管理装置110の起
動時点では、通信IF部77がサーバ接続要求Rcの受
信を待機する状態となっている(ステップS202)。
この待機状態においてサーバ接続要求Rcが受信される
と、対象装置確認処理が開始される(ステップS20
4)。
【0044】図11(a)は、使用管理装置110にお
いて実行されるサーバ確認処理の手順を示すフローチャ
ートであり、図11(b)は、サーバ200において実
行される対象装置確認処理の手順を示すフローチャート
である。これらの処理により、サーバ200と使用管理
装置110とは互いに相手を確認する。具体的には、使
用管理装置110におけるサーバ確認部31とサーバ2
00におけるID確認部71とが以下のように動作す
る。
【0045】まず、サーバ200におけるID確認部7
1が、顧客毎(または装置毎)に予め設定されたサーバ
のパスワードを、受信されたサーバ接続要求Rcに含ま
れる顧客IDに基づきサーバ200内の識別情報251
(図6)から取り出す(ステップS242)。そして、
取り出されたパスワードPWA1を暗号化し、通信IF
部77を介して使用管理装置110に送信する(ステッ
プS244)。その後、サーバ200は、通信IF部7
7が使用管理装置110からサーバ確認結果Csを受信
するまで待機状態となる(ステップS246)。
【0046】使用管理装置110では、上記暗号化され
たパスワードPWA1を通信IF部35が受信すると、
サーバ確認部31が、そのパスワードPWA1を復号し
て使用管理装置110内の識別情報511(図4)に含
まれるサーバのパスワードと照合する。これにより、相
手が、契約している販売会社のサーバ200であるか否
かが確認される(ステップS144)。そして、この確
認結果Csを通信IF35を介してサーバ200に送信
する(ステップS146)。
【0047】サーバ200では、この確認結果Csを通
信IF部77が受信すると、ID確認部71が、この確
認結果Csに基づき、使用管理装置110においてサー
バ200が確認されたか否かを判定する(ステップS2
48)。その結果、サーバ200が確認されなかった場
合には、確認処理が失敗したとして対象装置確認処理の
ルーチンから復帰する(異常復帰)。一方、サーバ20
0が確認された場合には、サーバ200は、通信IF部
77が使用管理装置110からパスワードPWB1を受
信するまで待機状態となる(ステップS250)。
【0048】一方、使用管理装置110では、サーバ確
認結果Csの送信後、サーバ確認部31は、そのサーバ
確認結果Csに基づき、サーバ200が確認されたか否
かを判定する(ステップS148)。その結果、サーバ
200が確認されなかった場合には、確認処理が失敗し
たとしてサーバ確認処理のルーチンから復帰する(異常
復帰)。一方、サーバ200が確認された場合には、サ
ーバ確認部31は、対象装置610の使用者である顧客
のパスワードPWB1を使用管理装置110内の識別情
報511から取り出して、これを暗号化して通信IF部
35を介して送信する(ステップS150)。このとき
サーバ確認部31は、顧客IDおよび装置IDをも識別
情報511から取り出して、暗号化されたパスワードP
WB1と共に送信する。その後、使用管理装置110
は、通信IF部35がサーバ200からクライアント確
認結果Ccを受信するまで待機状態となる(ステップS
152)。
【0049】サーバ200では、通信IF部77が暗号
化されたパスワードPWB1を顧客IDおよび装置ID
と共に受信すると、ID確認部71が、そのパスワード
PWB1を復号するともに、復号化されたパスワードP
WB1を、その顧客IDおよび装置IDに対する顧客パ
スワードとして識別情報251に含まれているものと照
合する。これにより、相手が、契約している顧客および
装置であるか否かが確認される(ステップS252)。
そして、この確認結果をクライアント確認結果Ccとし
て通信IF77を介して使用管理装置110に送信する
(ステップS254)。その後、クライアント確認結果
Ccに基づき、顧客および装置が確認されたか否かを判
定する(ステップS256)。その結果、顧客および装
置が確認されていれば、確認処理が成功したとして対象
装置確認処理のルーチンから復帰し(正常復帰)、顧客
および装置が確認されていなければ、確認処理が失敗し
たとして対象装置確認処理のルーチンから復帰する(異
常復帰)。
【0050】使用管理装置110では、通信IF部35
がクライアント確認結果Ccを受信すると、サーバ確認
部31が、この確認結果Ccに基づき、サーバ200に
よって顧客および装置(対象装置610とその使用者)
が確認されたか否かを判定する(ステップS152)。
その結果、顧客および装置が確認されていれば、確認処
理が成功したとしてサーバ確認処理のルーチンから復帰
し(正常復帰)、顧客および装置が確認されていなけれ
ば、確認処理が失敗したとしてサーバ確認処理のルーチ
ンから復帰する(異常復帰)。
【0051】使用管理装置110では、上記のサーバ確
認処理が成功するとチケット取得処理が開始され(ステ
ップS114)、上記のサーバ確認処理が失敗するとス
テップS102へ戻る。一方、サーバ200では、上記
の対象装置確認処理が成功するとチケット発行処理が開
始され(ステップS208)、上記のサーバ確認処理が
失敗するとステップS202へ戻る。
【0052】図13(a)は、使用管理装置110にお
いて実行されるチケット取得処理の手順を示すフローチ
ャートであり、図13(b)は、サーバ200において
実行されるチケット発行処理の手順を示すフローチャー
トである。これらの処理により、使用管理装置110の
複数機能のうち指示部37への操作(ステップS106
参照)によってチケット取得の指示された機能に対する
チケットが使用管理装置110から要求され、これに応
答してサーバ200からチケットが発行される。具体的
には、使用管理装置110におけるチケット取得部32
とサーバ200におけるチケット発行部72とが以下の
ように動作する。
【0053】まず、使用管理装置110におけるチケッ
ト取得部32が、チケット要求Rtを通信IF部35を
介してサーバ200に送信する(ステップS162)。
このときチケット取得部32は、指示部37への操作に
よってチケット取得の指示された機能を特定するための
機能IDを使用管理装置110内の識別情報511から
取り出し、この機能IDをチケット要求Rtに含めて送
信する。
【0054】サーバ200は、チケット発行処理が開始
されると、通信IF部77が上記のチケット要求Rtを
受信するまで待機状態となる(ステップS262)。こ
の待機状態においてチケット要求Rtが受信されると、
チケット発行部72は、サーバ200の識別情報251
(図6)を参照して、そのチケット要求Rtに含まれる
機能IDにより特定される機能(特定機能)が正当な機
能か否か、すなわち予め契約によって対象装置610の
使用者である顧客に許可されている機能か否かを判定す
る(ステップS264)。その結果、そのチケット要求
Rtが正当であれば、チケット発行部72は、そのチケ
ット要求Rtに対応するチケットの電子的象徴であるチ
ケットデータDtを作成し、これを応答データとして、
通信IF部77を介して使用管理装置110に送信する
(ステップS266)。すなわち、チケット発行部72
は、サーバ200内の契約情報252(図7)を参照し
て、上記特定機能に対応する機能IDと既に受信されて
いる顧客IDおよび装置ID(ステップS250)とに
基づき、その特定機能に対して予め設定された使用量で
ある特定量を求め、その特定機能についてその特定量だ
け使用を許可することを示すデータを作成し、これをチ
ケットデータDtとして送信する。ここで、「特定量」
は、対象装置610の機能1〜Nのそれぞれについて予
め決められており、該当する機能の使用回数や使用時
間、使用データ量等として表現される。チケットデータ
Dtの送信後、課金データ生成部73が、契約情報25
2に含まれる機能別の課金設定情報を参照して、そのチ
ケットデータDtに対応する料金すなわち上記の顧客I
D、装置ID、機能IDおよび特定量に対応する料金を
算出し、その料金を基づき課金済み情報253を更新す
る(ステップS270)。すなわち、上記顧客IDの示
す顧客に対する請求額を算出された上記料金だけ増額す
る。このような課金済み情報の更新後は、チケット発行
が正常に行われたとしてチケット発行処理のルーチンか
ら復帰する(正常復帰)。一方、上記ステップS264
で上記チケット要求Rtが正当ではないと判定された場
合、チケット発行部72は、上記チケット要求Rtが無
効とされた旨の通知(以下「無効通知」という)を応答
データとして使用管理装置110に送信する(ステップ
S272)。この無効通知の送信後は、チケット発行が
失敗したとしてチケット発行処理のルーチンから復帰す
る(異常復帰)。
【0055】上記のようなチケット発行処理が終了する
と(正常復帰または異常復帰の後)、サーバ200で
は、ステップS202へ戻り、以後、上記と同様にして
ステップS202〜S208が繰り返し実行される。
【0056】使用管理装置110は、チケット要求Rt
の送信後、通信IF部35がサーバ200から応答デー
タを受信するまで待機状態となる(ステップS16
4)。この待機状態において通信IF部35が応答デー
タを受信すると、チケット取得部32が、送信されたチ
ケット要求Rtが無効か否かを判定する(ステップS1
66)。その結果、そのチケット要求Rtが無効でなけ
れば、受信された応答データはチケットデータDtであ
り、チケット取得部32は、このチケットデータDtの
示す情報を保存する(ステップS168)。具体的に
は、送信されたチケット要求Rtに含まれている機能I
Dの示す特定機能に対するチケット残量を特定量だけ増
大させることにより、チケット管理情報512(図5)
を更新する。その後、チケット取得が成功したとしてチ
ケット取得処理のルーチンから復帰する(正常復帰)。
一方、上記ステップS166でチケット要求Rtが無効
と判定された場合、すなわち、ステップS164で応答
データとして無効通知が受信された場合には、チケット
取得が失敗したとしてチケット取得処理のルーチンから
復帰する(異常復帰)。
【0057】上記のようなチケット取得処理が終了する
と(正常復帰または異常復帰の後)、使用管理装置11
0では、ステップS102へ戻り、以後、使用管理装置
110の機能1〜Nのうちチケット残量無しの機能があ
り且つチケット取得を中止する旨の指示がない限り、上
記と同様にしてステップS102〜S114が繰り返し
実行される。この間に、使用管理装置110の機能1〜
Nの全てにつきチケット残量がある状態となるか、また
は、チケット取得を中止する旨の指示がなされると、使
用管理装置110における起動時処理が終了する(ステ
ップS102、S106)。
【0058】<1.2.2 対象装置の機能使用時の動作
>図12は、本実施形態における対象装置610の機能
を使用する際の使用管理装置110およびサーバ200
の動作を示すフローチャートである。使用管理装置11
0は、上記の起動時処理の終了後、前述の使用管理プロ
グラムに基づき図12(a)に示すように動作する。サ
ーバ200は、前述の課金処理プログラムに基づいて動
作し、既述のように、使用管理装置110が起動される
前に起動されていて、上記の起動処理の直後には受信待
機状態となっている(図12(b)のステップS20
2)。以下、使用管理装置110が上記起動時処理を終
了した後に対象装置610の機能を使用する際の本実施
形態に係る機能別課金システムの動作を、図8、図9、
図12を参照して説明する。
【0059】使用管理装置110が上記起動時処理を終
了した後、使用管理装置110は、対象装置610の有
する機能のうち本システムによる課金の対象となる機能
(以下「対象機能」という)の使用が指示部37に対し
て指示されるまで、待機状態となる(ステップS12
2)。以下では、対象装置610の機能1〜Nは全て対
象機能であるとして説明する。
【0060】使用管理装置110では、上記待機状態に
おいて対象機能のいずかの使用が指示されると、チケッ
ト残量カウント部33が、使用の指示された機能(以下
「要求機能」という)に対するチケット残量Atを読み
出す(ステップS124)。すなわち、使用管理装置1
10内のチケット管理情報512(図6)から要求機能
に対するチケット残量Atを取り出す。次に、チケット
残量カウント部33は、そのチケット残量Atがステッ
プS124での指示に基づく要求機能の実行に必要な量
(以下「要求量」という)Ar以上であるか否かを判定
する(ステップS126)。これは、チケット残量At
に基づき要求機能が使用が可能か否かを判定することを
意味する。ここで、要求量Arは、チケット残量Atが
例えば要求機能の使用回数を示すものである場合、通常
“1”であるが、ステップS124で要求機能の繰り返
し実行が指示されたときには、その繰り返し回数が要求
量Arとなる。
【0061】ステップS126での判定の結果、要求機
能に対するチケット残量Atが要求量以上である場合、
実行許可部34が要求機能の実行を許可する(ステップ
S128)。具体的には、要求機能を要求量だけ対象装
置610に実行させるための信号が実行許可部34から
対象装置610に送られ、これにより、対象装置610
における機能1実行部61〜機能N実行部6Nのうち要
求機能に対応する実行部がその要求機能を要求量Arだ
け実行する。この実行に対応して、実行許可部34は、
その要求機能を示す機能IDとそのとき使用量(=要求
量Ar)と使用時刻と使用者を示す顧客IDとを示す情
報を使用履歴データ513に追加することにより、使用
履歴データ513を更新する(ステップS130)。そ
の後、チケット残量カウント部33が、ステップS12
4で取得されたチケット残量Atから要求量Arを減じ
た値At−Arを要求機能に対する新たなチケット残量
Atとすることにより、チケット管理情報512を更新
する(ステップS132)。このチケット管理情報51
2の更新後は、ステップS122に戻る。
【0062】ステップS126での判定の結果、要求機
能に対するチケット残量Atが要求量Arよりも少ない
場合、表示部38がその要求機能のチケット残量Atを
表示する(ステップS134)。そして、指示部37に
対する操作によって、チケット取得の指示またはチケッ
ト取得をしない旨の指示のいずれかが入力されるまで待
機状態となる(ステップS135)。この待機状態にお
いて、いずれかの指示が入力されると、指示部37は、
入力された指示がチケット取得の指示か否かを判定する
(ステップS136)。
【0063】この待機状態においてチケット取得が指示
されると、起動時処理の場合と同様にして、要求機能の
特定量の使用を許可するチケットがサーバ200から取
得される(ステップS108〜S114,ステップS2
02〜S208)。すなわち、使用管理装置110から
サーバ200にサーバ接続要求Rcが送信されると、ま
ず、サーバ200では対象装置確認処理(ステップS2
04)が実行され、使用管理装置110ではサーバ確認
処理(ステップS110)が実行される。これらの処理
により、サーバ200と使用管理装置110とは互いに
相手を確認する。これらの確認処理が正常に終了すれ
ば、使用管理装置110ではチケット取得処理(ステッ
プS114)が、サーバ200ではチケット発行処理
(ステップS208)が、それぞれ実行される。これに
より、使用管理装置110からのチケット要求Rtに応
じてサーバ200からチケットデータDtが送信され、
このチケットデータDtに基づき使用管理装置110内
のチケット管理情報512が更新される。これにより、
チケット管理情報512において、要求機能のチケット
残量AtがそのチケットデータDtの示す特定量だけ増
大する。一方、サーバ200では、上記チケットデータ
Dtの送信後に、そのチケットデータDtに対応する料
金が算出され、その料金を基づき課金済み情報253が
更新される。
【0064】サーバ200では、上記のようにしてチケ
ット発行や課金済み情報253の更新が行われた後、ス
テップS202へ戻り、以後、ステップS202〜S2
08が繰り返し実行される。
【0065】一方、使用管理装置110では、上記のよ
うにしてチケット取得が行われた後は、ステップS12
2へ戻り、対象機能の使用の指示を待機する状態とな
る。この時点では、上記の要求機能に対するチケット残
量Atは十分であるので、上記の要求機能の使用が指示
されると、その要求機能が対象装置610において実行
される(ステップS126〜S132)。
【0066】<1.2.3 その他の動作>サーバ200
における稼働状況分析部74は、各対象装置に蓄積され
た使用履歴データ513をサーバ200に収集し、その
収集された使用履歴データを用いて、各対象装置の稼働
状況を示すデータ(例えば顧客別、装置別、機能別の稼
働率および使用期間や、顧客別の課金データなど)を算
出し、稼働/課金状況出力部75は、これらを表示す
る。なお、使用履歴データ513の収集は、後述の第2
の実施形態における図17に示す手順(チケット受取履
歴データの収集)とほぼ同様の手順により行われる。
【0067】<1.3 効果>上記実施形態によれば、
顧客が装置を導入した後、その装置の使用に対して課金
されるため、装置導入時の販売価格を低くすることがで
きる。また、導入された装置の有する機能のうち実際に
使用した機能につき使用量に応じて課金され、未使用の
機能には課金されない。したがって、顧客にとっては、
装置の初期導入コストが低減されるだけでなく、必要な
機能の増大などによる装置の更新に伴う費用を抑えるこ
とができる、という利点がある。すなわち、導入時点で
過剰仕様の装置を導入しても初期費用および維持費用が
少なくて済み、未使用の機能を必要に応じて使用するこ
とができる。また、使用していた機能の使用量が減少し
た場合には、それに応じて課金が少なくなり、従来使用
していた機能を使用しなくなった場合には、その機能に
対しては課金されなくなる。このように、導入した装置
の使用態様が変化する場合すなわち必要な機能や使用量
が変化する場合において、その変化に起因する費用の増
大や無駄を低減することができる。
【0068】また、上記実施形態によれば、サーバ20
0において対象装置の使用の許可がチケット発行を介し
て顧客毎、装置毎、機能毎に行われるため、装置の使用
に対する料金を顧客別、装置別、機能別に設定すること
ができる。したがって、各装置の供給状態や、各機能の
需要の程度、顧客との関係など、種々の状況に応じた柔
軟な料金設定が可能となる。
【0069】さらに、上記実施形態によれば、メーカに
とっては、販売後の装置使用に対する課金を前提とし
て、豊富な機能を有する装置を低価格で販売することが
できるので、装置の機種の数を抑えつつ、多種多様な顧
客の要求に応えることができるという利点がある。
【0070】さらにまた、上記実施形態では、使用管理
装置において、チケット発行を介して機能毎に許可され
る使用量が使用許可量として管理され、この使用許可量
に基づき対象装置の使用の許否が決定される。このた
め、使用管理装置は対象装置の使用毎にサーバ200と
通信する必要がなく、サーバ側と対象装置側との間の通
信量が低減される。また、対象装置の使用に対する課金
は、チケット発行に基づきサーバ200において行われ
るため、使用料金の確実な回収が可能となり、いわゆる
「使い逃げ」を防止することができる。
【0071】さらにまた、上記実施形態では、対象装置
の機能別の使用履歴が使用履歴データ513として蓄積
され、しかも、その使用履歴には顧客IDや使用時刻も
含まれている。したがって、各対象装置に蓄積される使
用履歴データ513をサーバ200に収集して稼働状況
分析部74によって分析することにより、マーケティン
グ情報や、使用者に対する料金設定または値引きに利用
可能な情報、対象装置の保守サービスに利用可能な情報
等を得ることができる。
【0072】<2.第2の実施形態> <2.1 構成>次に、本発明の第2の実施形態に係る
機能別課金システムについて説明する。この機能別課金
システムの全体構成は、第1の実施形態と同様であって
図1に示す通りであり、同一部分には同一の参照符号を
付すものとして詳しい説明を省略する。また、この機能
別課金システムにおける使用管理装置110およびサー
バ200のハードウェア構成も、第1の実施形態と同様
であって、例えば図2に示す通りである。なお、図1で
は使用管理装置が2台描かれているが、以下においても
説明の便宜上、対象装置610を管理する使用管理装置
110にのみ注目するものとする。
【0073】本実施形態では、使用管理装置110にお
いてチケット受取履歴が蓄積されると共に、サーバ20
0においてチケット発行履歴が蓄積される。そして、こ
れらの履歴を照合することにより、対象装置の不正使用
がないか否かが検査され、この点で、本実施形態は第1
の実施形態と相違する。
【0074】本実施形態においても、使用管理装置11
0は、データ処理部115においてCPUが所定のプロ
グラム(以下「第2の使用管理プログラム」という)を
実行することにより、仮想的に図8に示すような構成の
装置として機能する。これに加えて、本実施形態におけ
る使用管理装置110は、第2の使用管理プログラムに
基づき、上記履歴データの照合に対応するための機能
(以下「顧客側履歴照合機能」という)50を備えてい
て、使用管理装置110のうち顧客側履歴照合機能50
に対応する部分は、機能的には図15に示すような構成
を有している。すなわち、本実施形態における使用管理
装置110は、チケット受取履歴データ生成部51と履
歴データ送出部52とチケット受取履歴データ514の
記憶部とを更に備えている。なお、顧客側チケット処理
機能30は、図8において実線で表される部分(対象装
置610を除く)に相当する。図15に示した各部の具
体的動作は後述する。
【0075】また、本実施形態におけるサーバ200
も、データ処理部201においてCPUが所定のプログ
ラム(以下「第2の課金処理プログラム」という)を実
行することにより、仮想的に図9に示すような構成の装
置として機能する。これに加えて、本実施形態における
サーバ200は、第2の課金処理プログラムに基づき、
上記履歴データの照合に対応するための機能(以下「サ
ーバ側履歴照合機能」という)80を備えていて、サー
バ200のうちサーバ側履歴照合機能80に対応する部
分は、機能的には図16に示すような構成を有してい
る。すなわち、本実施形態におけるサーバ200は、チ
ケット発行履歴データ生成部81と履歴データ受信部8
2と履歴データ照合部83とチケット発行履歴データ2
54の記憶部とを更に備えている。なお、サーバ側チケ
ット処理機能70は、図9において実線で表される部分
(対象装置610を除く)に相当する。図16に示した
各部の具体的動作は後述する。
【0076】<2.2 動作>本実施形態における使用
管理装置110の起動時における使用管理装置110お
よびサーバ200の動作は、第1の実施形態と同様であ
るので(図10参照)、その説明を省略する。
【0077】<2.2.1 履歴データの蓄積のための動
作>本実施形態における対象装置610の機能を使用す
る際の使用管理装置110およびサーバ200の動作
も、基本的には第1の実施形態と同様であって、図12
に示す通りである。ただし、本実施形態において使用管
理装置110により実行されるチケット取得処理では、
図14(a)に示すように、チケットデータDtの保存
(ステップS168)の後に、チケット受取履歴データ
生成部51が、そのチケットデータDtの示す特定機能
および特定量を、その時点の時刻情報と共にチケット受
取履歴データ514に追加する。これにより、チケット
受取履歴データ514が更新される(ステップS17
0)。このようなステップS170の挿入により、サー
バ200からのチケット受取の履歴を示すチケット受取
履歴データ514が使用管理装置110に蓄積される。
また、本実施形態においてサーバ200により実行され
るチケット発行処理では、図14(b)に示すように、
チケットデータDtの作成および送信(ステップS26
6)の後に、チケット発行履歴データ生成部81が、そ
のチケットデータDtの示す特定機能および特定量を、
その時点の時刻情報と共にチケット発行履歴データ25
4に追加する。これにより、チケット発行履歴データ2
54が更新される(ステップS268)。このようなス
テップS268の挿入により、各対象装置へのチケット
発行の履歴を示すチケット発行履歴データ254がサー
バ200に蓄積される。
【0078】<2.2.2 履歴データの照合のための動
作>本実施形態では、定期的にデータ処理部201にお
いて所定のプログラム(以下「照合処理プログラム」と
いう)が起動され、この照合処理プログラムに基づきサ
ーバ200は、定期的に図17(b)に示す照合処理を
実行する。サーバ200での照合処理の実行に対応し
て、各対象装置に対する使用管理装置は、図17(a)
に示すような処理(以下「履歴データ送出処理」とい
う)を実行する。以下、図15〜図17を参照して、こ
れら照合処理および履歴データ送出処理について説明す
る。
【0079】サーバ200では、照合処理が開始される
と、通信IF部77が、サーバ200による課金処理の
対象となる装置(対象装置)のいずれかに注目し、その
注目装置に対し接続要求Rcを送信する(ステップS2
82)。
【0080】各対象装置に対する使用管理装置は、サー
バ200からの接続要求Rcの有無を常に監視しており
(ステップS182)、サーバ200から注目装置に対
して接続要求Rcが送信されると、その接続要求Rc
は、その注目装置に対する使用管理装置(以下「注目使
用管理装置」という)における通信IF部35によって
受信される。注目使用管理装置は、接続要求Rcが受信
されると、サーバ確認処理(ステップS110)を実行
する。一方、サーバ200は、接続要求Rcの送信後に
対象装置確認処理(ステップS204)を実行する。こ
れらの確認処理により、サーバ200と注目使用管理装
置とは互いに相手を確認する。これらの確認処理が正常
に終了すれば、注目使用管理装置は、通信IF部35が
履歴要求データRhを受信するまで待機状態となり、サ
ーバ200は、注目装置へ履歴データ要求Rhを送信す
る(ステップS284)。サーバ200は、その履歴デ
ータ要求Rhの送信後、通信IF部77を介して履歴デ
ータ受信部82が履歴データRhを受信するまで待機状
態となる。
【0081】注目使用管理装置では、サーバ200から
履歴データ要求Rhが受信されると、履歴データ送出部
52が記憶部からチケット受取履歴データ514を読み
出し(ステップS186)、それをチケット受取履歴デ
ータRhとして通信IF部35を介してサーバ200に
送信する(ステップS188)。注目使用管理装置は、
この送信後、ステップS182へ戻って、再び接続要求
Rcが受信されるまで待機状態となる。なお、サーバ確
認処理が正常に終了しなかった場合には、チケット受取
履歴データ514の読み出しや送信を行うことなくステ
ップS182へ戻る。
【0082】サーバ200では、注目使用管理装置から
チケット受取履歴データDhが受信されると、履歴デー
タ照合部83が、チケット発行履歴データ254の中か
ら受信されたチケット受取履歴データDhに対応するチ
ケット発行履歴データ、すなわち注目装置に対するチケ
ット発行履歴を示すデータ(以下「注目発行履歴デー
タ」という)を読み出して、その注目発行履歴データと
受信されたチケット受取履歴データDhとを照合する
(ステップS288)。そして、その照合結果を表示す
る(ステップS290)。その後、履歴データ照合部8
3は、対象装置のうち未注目の装置が残っているか否か
を調べ(ステップS292)、未注目の装置が残ってい
れば、未注目の装置のうちのいずれかを注目装置とする
(ステップS294)。その後、ステップS282へ戻
り、未注目の装置が無くなるまでステップS282〜S
294が繰り返し実行される。この間に未注目の装置が
無くなれば、サーバ200は照合処理を終了する。
【0083】<2.2.3 その他の動作>前述のように
して、サーバ200には、各使用管理装置に対するチケ
ット発行の履歴を示すデータがチケット発行履歴データ
254として蓄積される(図14のステップS26
8)。サーバ200における稼働状況分析部74は、こ
のチケット発行履歴データ254を用いて、各対象装置
の稼働状況を示すデータ(例えば顧客別、装置別、機能
別の稼働率および使用期間や、顧客別の課金データな
ど)を算出し、稼働/課金状況出力部75は、これらを
表示する。
【0084】<2.3 効果>上記実施形態によれば、
各使用管理装置に蓄積されているチケット受取履歴デー
タ254(Dh)が定期的にサーバ200に送信され、
そのチケット受取履歴データ254(Dh)とサーバ2
00内のチケット発行履歴データ254における対応デ
ータ(注目発行履歴データ)とが照合される。この照合
により、一定期間のチケットの授受に矛盾がないか、互
いに対応するチケット発行とチケット受取との間で時刻
が一致しているかなどを調べることができるので、この
照合によって対象装置の不正使用を見つけることができ
る。
【0085】また、上記実施形態によれば、サーバ20
0における稼働状況分析部74により、各対象装置の稼
働状況等を示すデータ(例えば顧客別、装置別、機能別
の稼働率や課金などを示すデータ)が得られ、このデー
タに基づき課金内容を変更することができる。例えば、
或る機能に対する稼働率が所定レベルを越えれば、その
機能の使用に対する料金(課金額)を減らす、すなわち
値引きするというサービスを提供することができる。ま
た、稼働状況を示すデータを、対象装置の保守サービス
に利用したり、マーケティング情報として利用したりす
ることもできる。
【0086】さらにまた、サーバ200は、インターネ
ット700を介して通信可能に各使用管理装置に接続さ
れているので、各対象装置の稼働状況を示すデータや課
金結果としての請求書をその対象装置の使用管理装置へ
転送することができる。また、サーバ200が任意の時
刻にインターネット700を介して各使用管理装置に保
持されている顧客IDや装置ID、パスワードなどの認
証データを書き換えることで、セキュリティを高めるこ
とも可能である。
【0087】<3.変形例>上記各実施形態では、対象
装置を使用する前にサーバ200から使用管理装置に対
してチケットが発行され、そのチケットに基づき課金処
理が行われると共に、そのチケットに基づき対象装置の
使用が機能毎に管理される。すなわち、許可された使用
量を示す情報が事前にチケットデータDtという形でサ
ーバ200から使用管理装置へ送信され、許可された未
遂の使用量に基づき課金処理が行われる。このような前
払い的な課金に代えて、チケットを発行せずに対象装置
の機能毎の使用実績に応じて課金するようにしてもよ
い。すなわち、対象装置が実際に使用されたときに、使
用された機能とその使用量を示す情報を対応する使用管
理装置が事後的にサーバ200に送信し、サーバ200
がその既遂の使用量に基づき機能別に課金処理を行うよ
うにしてもよい。
【0088】また、上記各実施形態では、1回のチケッ
ト発行によって許可される特定機能の使用量は、契約情
報252(図7)によって特定量として固定的に決めら
れているが、これに代えて、チケット要求Rtにおいて
使用量を指定し、その指定された使用量だけ特定機能の
使用を許可するチケットを発行するようにしてもよい。
この場合、1回のチケットによって許可される使用量の
上限やチケット発行量の上限を契約情報252によって
規定するのが好ましい。
【0089】さらに、上記第2の実施形態では、各使用
管理装置に蓄積されているチケット受取履歴データ25
4が定期的にサーバ200に送信されるが、これに代え
て又はこれと共に、同様の手順(図17参照)により、
各使用管理装置に蓄積されている使用履歴データ513
を定期的にサーバ200に送信するようにしてもよい。
この場合、その使用履歴データ513とサーバ200内
のチケット発行履歴データ254中の対応データとを照
合することにより、対象装置の不正使用を見つけること
ができる。また、この場合、サーバ200における稼働
状況分析部74は、チケット発行履歴データ254の代
わりに使用履歴データ513を用いて、各対象装置の稼
働状況等を示すデータ(例えば顧客別、装置別、機能別
の稼働率や課金などを示すデータ)を算出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る機能別課金シス
テムの全体構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態における使用管理装置のハード
ウェア構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態における対象装置の具体例とし
ての業務用スキャナーの構成を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態において使用管理装置に保持さ
れる識別情報を示す図。
【図5】第1の実施形態において使用管理装置に保持さ
れるチケット管理情報を示す図。
【図6】第1の実施形態においてサーバに保持される識
別情報を示す図。
【図7】第1の実施形態においてサーバに保持される契
約情報を示す図。
【図8】第1の実施形態における使用管理装置および対
象装置の機能ブロック図。
【図9】第1の実施形態におけるサーバの機能ブロック
図。
【図10】第1の実施形態における使用管理装置および
サーバの起動時の動作を示すフローチャート。
【図11】第1の実施形態におけるサーバ確認処理およ
び対象装置確認処理の手順を示すフローチャート。
【図12】第1の実施形態において対象装置の機能を使
用する際の使用管理装置およびサーバの動作を示すフロ
ーチャート。
【図13】第1の実施形態におけるチケット取得処理お
よびチケット発行処理の手順を示すフローチャート。
【図14】本発明の第2の実施形態におけるチケット取
得処理およびチケット発行処理の手順を示すフローチャ
ート。
【図15】第2の実施形態における顧客側履歴照合機能
の構成を示す機能ブロック図。
【図16】第2の実施形態におけるサーバ側履歴照合機
能の構成を示す機能ブロック図。
【図17】第2の実施形態においてチケット履歴を照合
するための処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
31 …サーバ確認部 32 …チケット取得部 33 …チケット残量カウント部 34 …実行許可部 35 …通信IF部 37 …指示部 38 …表示部 51 …チケット受取履歴データ生成部 52 …履歴データ送出部 71 …ID確認部 72 …チケット発行部 73 …課金データ生成部 74 …稼働状況分析部 76 …課金データ表示部 77 …通信IF部 81 …チケット発行履歴データ生成部 82 …履歴データ受信部 83 …履歴データ照合部 110,120 …使用管理装置 111,121 …データ処理部 113,123 …外部記憶部 115,125 …通信IF部 117,127 …入力操作部 118,128 …表示部 200 …サーバ 201 …データ処理部 203 …外部記部 205 …通信IF装置 251 …識別情報 252 …契約情報 253 …課金済み情報 254 …チケット発行履歴データ 511,521 …識別情報 512,522 …チケット管理情報 513,523 …使用履歴データ 514 …チケット受取履歴データ 610,620 …対象装置 700 …インターネット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数機能を有する製品の使用に対する課
    金処理を行うサーバと当該サーバに通信可能に接続され
    て当該製品の使用を管理する使用管理装置とを含むシス
    テムによる課金方法であって、 前記製品の使用量を機能毎に前記使用管理装置にて管理
    する使用量管理ステップと、 前記使用量を前記製品の機能毎に示す使用量情報を、前
    記使用管理装置から前記サーバへ事前または事後に送信
    する送信ステップと、 前記使用量情報に基づき、前記製品の使用に対する料金
    を前記製品の機能毎に前記サーバにて算出する料金算出
    ステップとを備える課金方法。
  2. 【請求項2】 前記製品の使用を機能毎に特定量だけ許
    可するチケットを前記サーバから前記使用管理装置に対
    して発行するチケット発行ステップと、 前記製品の機能毎に管理される使用量を未遂の使用許可
    量と見なし、前記製品の複数機能のうちいずれかの機能
    が前記製品の使用者から要求されると、当該要求された
    機能に対する使用許可量に基づき使用可能か否かを前記
    使用管理装置にて判定する判定ステップと、 前記判定ステップで使用可能と判定された場合にのみ、
    前記要求された機能の使用を前記使用管理装置にて許容
    する使用許可ステップとを更に備え、 前記送信ステップでは、前記製品の特定機能の使用を特
    定量だけ許可するチケットの発行を求める発行要求が前
    記使用量情報として事前に前記サーバへ送信され、 前記チケット発行ステップでは、前記発行要求が前記サ
    ーバにて受信されると、前記発行要求によって発行が求
    められたチケットの電子的象徴であるチケットデータが
    前記サーバから前記使用管理装置へと送信され、 前記料金算出ステップでは、前記チケットデータが送信
    された場合に、当該送信チケットデータの示す特定機能
    の使用に対する料金が当該送信チケットデータに基づき
    算出され、 前記使用量管理ステップは、 前記使用管理装置にてチケットデータが受信されると、
    前記製品の複数機能のうち当該受信チケットデータの示
    す特定機能の使用許可量を、当該受信チケットデータの
    示す特定量だけ増大させる増大更新ステップと、 前記製品の複数機能のうちのいずれかの機能が使用され
    ると、使用された機能の使用許可量を使用された量だけ
    減少させる減少更新ステップとを含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の課金方法。
  3. 【請求項3】 複数機能を有する製品の使用を管理する
    使用管理装置に通信可能に接続されたサーバにより、当
    該製品の使用に対する課金処理を行うための方法であっ
    て、 前記製品の機能毎の使用量を示す使用量情報を前記使用
    管理装置から受信する受信ステップと、 前記使用量情報に基づき、前記製品の使用に対する料金
    を前記製品の機能毎に算出する料金算出ステップとを備
    える方法。
  4. 【請求項4】 前記製品の使用を機能毎に特定量だけ許
    可するチケットを発行するチケット発行ステップを更に
    備え、 前記受信ステップでは、前記製品の特定機能の使用を特
    定量だけ許可するチケットの発行を求める発行要求が前
    記使用量情報として受信され、 前記チケット発行ステップでは、前記発行要求が受信さ
    れると、前記発行要求によって発行が求められたチケッ
    トの電子的象徴であるチケットデータが前記使用管理装
    置に向けて送信され、 前記料金算出ステップでは、前記チケットデータが送信
    された場合に、当該送信チケットデータが示す特定機能
    の使用に対する料金が当該送信チケットデータに基づき
    算出されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記チケット発行ステップで発行された
    チケットによって使用の許可される製品、特定機能およ
    び特定量を示す情報を含むチケット発行履歴データを蓄
    積する発行履歴蓄積ステップと、 前記使用管理装置にて受信されたチケットデータによっ
    て使用の許可される製品、特定機能および特定量を示す
    情報を含むチケット受取履歴データを前記使用管理装置
    から受信する受取履歴データ受信ステップと、 前記蓄積されたチケット発行履歴データと前記受信され
    たチケット受取履歴データとを照合する照合ステップと
    を更に備えることを特徴とする、請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記チケット発行ステップで発行された
    チケットによって使用の許可される製品、特定機能およ
    び特定量を示す情報を含むチケット発行履歴データを蓄
    積する発行履歴蓄積ステップと、 前記使用管理装置によって管理される製品および当該管
    理される製品の機能毎の実際の使用量を示す情報を含む
    使用履歴データを前記使用管理装置から受信する使用履
    歴受信ステップと、 前記蓄積されたチケット発行履歴データと前記受信され
    た使用履歴データとを照合する照合ステップとを更に備
    えることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記使用管理装置によって管理される製
    品および当該管理される製品の機能毎の実際の使用量を
    示す情報を含む使用履歴データを前記使用管理装置から
    受信する使用履歴受信ステップを更に備えることを特徴
    とする、請求項3または4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 複数機能を有する製品の使用に対する課
    金処理を行うサーバに通信可能に接続された使用管理装
    置によって当該製品の使用を管理するための方法であっ
    て、 前記製品の使用量を機能毎に管理する使用量管理ステッ
    プと、 前記製品の使用量を機能毎に示す使用量情報を事前また
    は事後に前記サーバに向けて送信する送信ステップとを
    備える方法。
  9. 【請求項9】 前記製品の機能毎に管理される使用量を
    未遂の使用許可量と見なし、前記製品の複数機能のうち
    いずれかの機能が前記製品の使用者から要求されると、
    当該要求された機能に対する使用許可量に基づき使用可
    能か否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップで使用可能と判定された場合にのみ、
    前記要求された機能の使用を許容する使用許可ステップ
    とを更に備え、 前記送信ステップでは、前記製品の特定機能の使用を特
    定量だけ許可するチケットの発行を求める発行要求が前
    記使用量情報として事前に送信され、 前記使用量管理ステップは、 前記発行要求に応答して前記サーバから発行されるチケ
    ットの電子的象徴であるチケットデータを受信する受信
    ステップと、 前記受信ステップでチケットデータが受信されると、前
    記製品の複数機能のうち当該受信チケットデータの示す
    特定機能の使用許可量を、当該受信チケットデータの示
    す特定量だけ増大させる増大更新ステップと、 前記製品の複数機能のうちのいずれかの機能が使用され
    ると、使用された機能の使用許可量を使用された量だけ
    減少させる減少更新ステップとを含むことを特徴とす
    る、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記使用管理装置にて受信されたチケ
    ットデータによって使用の許可される製品、特定機能お
    よび特定量を示す情報を含むチケット受取履歴データを
    蓄積する受取履歴蓄積ステップと、 前記蓄積されたチケット受取履歴データを前記サーバに
    向けて送信する受取履歴送信ステップとを更に備えるこ
    とを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記使用管理装置によって管理される
    製品および当該管理される製品の機能毎の実際の使用量
    を示す情報を含む使用履歴データを蓄積する使用履歴蓄
    積ステップと、 前記蓄積された使用履歴データを前記サーバに向けて送
    信する使用履歴送信ステップとを更に備えることを特徴
    とする、請求項8または9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記サーバに通信可能に接続されたコ
    ンピュータを前記使用管理装置として機能させるため
    に、請求項8から11までのいずれか1項に記載の方法
    を当該コンピュータに実行させるプログラム。
  13. 【請求項13】 複数機能を有する製品の使用に対する
    課金処理を行うサーバに通信可能に接続されて当該製品
    の使用を管理する使用管理装置であって、 前記製品の使用量を機能毎に管理する使用量管理手段
    と、 前記製品の使用量を機能毎に示す使用量情報を事前また
    は事後に前記サーバに向けて送信する送信手段とを備え
    る使用管理装置。
  14. 【請求項14】 前記使用量管理手段によって前記製品
    の機能毎に管理される使用量を未遂の使用許可量と見な
    し、前記製品の複数機能のうちいずれかの機能が前記製
    品の使用者から要求されると、当該要求された機能に対
    する使用許可量に基づき使用可能か否かを判定する判定
    手段と、 前記判定手段によって使用可能と判定された場合にの
    み、前記要求された機能の使用を許容する使用許可手段
    とを更に備え、 前記送信手段は、前記製品の特定機能の使用を特定量だ
    け許可するチケットの発行を求める発行要求を前記使用
    量情報として事前に送信し、 前記使用量管理手段は、 前記発行要求に応答して前記サーバから発行されるチケ
    ットの電子的象徴であるチケットデータを受信する受信
    手段と、 前記受信手段によってチケットデータが受信されると、
    前記製品の複数機能のうち当該受信チケットデータの示
    す特定機能の使用許可量を、当該受信チケットデータの
    示す特定量だけ増大させる増大更新手段と、 前記製品の複数機能のうちのいずれかの機能が使用され
    ると、使用された機能の使用許可量を使用された量だけ
    減少させる減少更新手段とを含むことを特徴とする、請
    求項13に記載の使用管理装置。
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