JP3810614B2 - 画像形成装置管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、中央制御装置によって通信回線およびデータ通信装置を介して複写装置,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理システム、および上記データ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置管理システムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設置された1台または複数台の画像形成装置(遠隔診断を前提としている複写装置等)をデータ通信装置および公衆回線等の通信回線を利用して、サービスセンタ(販売,サービス等の拠点)に設置されている中央制御装置(ホストマシン)と接続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】
このような画像形成装置管理システムでは、画像形成装置が画像形成動作に応じて画像形成枚数をカウンタによって積算し、その積算画像形成枚数を示す情報(カウンタ情報)や、ROMのバージョンを示す情報および定着ユニット内の定着ローラの表面温度(定着温度)等のログ情報など、画像形成装置の情報を、データ通信装置が自発呼あるいは中央管理装置からの要求によってサービスセンタの中央制御装置へ通報(送信)するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、データ通信装置は、通常は常時電源が投入されているが、顧客の環境によっては夜間あるいは休日に電源が遮断されるように設定されている場合があり、その設定により電源が遮断されると、その後予め設定された通報時間帯になっても、画像形成装置の情報を自発呼によってサービスセンタの中央制御装置へ通報することができず、システムの運用上、問題となっていた。
【0005】
データ通信装置の電源遮断の設定はサービスセンタ側では知らされていないことが多いため、そのサービスセンタのオペレータ(以下「センタオペレータ」という)は、上記通報時間帯に画像形成装置の情報の通報を受けなかった場合には、データ通信装置との間で通信異常が発生したと判断し、そのデータ通信装置が設置されている顧客先へのサービスマンの派遣要請を行なってしまう。
【0006】
それによって、サービスマンが、上記データ通信装置が設置されている顧客先を訪問することになるが、その際に通信異常の発生要因を見つけるための測定器を持参して顧客先で所定の作業を行なったり、顧客先で顧客に確認するなどして、通信異常が発生した要因を見つけ、その要因がデータ通信装置の電源の遮断であったと認識した場合に、通報時間帯の設定を変更する作業を行なうと共に、その旨をセンタオペレータに報告する必要がある。
【0007】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、データ通信装置が、通報時間帯に画像形成装置の情報を確実に中央制御装置へ通報できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、以下に示す画像形成装置管理システムおよびそのデータ通信装置を提供する。
請求項1〜7の発明は、中央制御装置によって通信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理システムにおいて、上記の目的を達成するため、以下に示すようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明は、データ通信装置に、画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、当該データ通信装置の電源遮断を検知して電源遮断時間帯を算出する電源断検知処理手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯と上記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、その通報時間帯の設定を変更する通報時間帯変更手段とを設け、電源断検知処理手段に、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、データ通信装置の電源投入時に、その時刻と第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手断と、該手段によって上記電源遮断時間が上記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と上記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を記憶保持する第2の記憶保持手段とを備えたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置管理システムにおいて、データ通信装置に、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報を中央制御装置へ送信する手段を設けたものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置管理システムにおいて、第2の記憶保持手段を、上記電源遮断直前の時刻と上記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として記憶保持する手段とし、データ通信装置に、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報および第2の記憶保持手段によって記憶保持された電源断ログ情報を中央制御装置へ送信する手段を設けたものである。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの画像形成装置管理システムにおいて、通報時間帯変更手段を、電源断検知処理手段によって算出された電源遮断時間帯と上記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、予め設定された中央制御装置への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して上記通報時間帯の設定を変更する手段としたものである。
【0016】
請求項5の発明は、データ通信装置に、画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、データ通信装置の電源投入時に、その時刻と第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手段と、該手段によって上記電源遮断時間が上記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と上記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として記憶保持する第2の記憶保持手段と、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報を中央制御装置へ送信する手段とを設け、中央制御装置に、データ通信装置から電源断情報を受信したとき、そのデータ通信装置から第2の記憶保持手段によって記憶保持された電源断ログ情報を取得する手段と、該手段によって取得された電源断ログ情報に応じてデータ通信装置の電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯に基づいてデータ通信装置の新たな通報時間帯を算出する通報時間帯算出手段と、該手段によって算出された通報時間帯を示す情報をデータ通信装置へダウンロードして通報時間帯を再設定させる手段とを設けたものである。
【0017】
請求項6の発明は、データ通信装置に、画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、データ通信装置の電源投入時に、その時刻と第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手段と、該手段によって上記電源遮断時間が上記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と上記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として記憶保持する第2の記憶保持手段と、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報および第2の記憶保持手段によって記憶保持された電源断ログ情報を中央制御装置へ送信する手段とを設け、中央制御装置に、データ通信装置から電源断情報および電源断ログ情報を受信したとき、その電源断ログ情報に応じてデータ通信装置の電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯に基づいてデータ通信装置の新たな通報時間帯を算出する通報時間帯算出手段と、該手段によって算出された通報時間帯を示す情報をデータ通信装置へダウンロードして通報時間帯を再設定させる手段とを設けたものである。
【0018】
請求項7の発明は、請求項5又は6の画像形成装置管理システムにおいて、通報時間帯算出手段を、上記電源遮断時間帯と前回算出した通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、データ通信装置に予め設定された中央制御装置への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して新たな通報時間帯を算出する手段としたものである。
請求項8の発明は、中央制御装置と通信回線を介して接続され、該中央制御装置と画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置において、画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、当該データ通信装置の電源遮断を検知して電源遮断時間帯を算出する電源断検知処理手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯と前記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、該通報時間帯の設定を変更する通報時間帯変更手段とを設け、電源断検知処理手段に、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、データ通信装置の電源投入時に、その時刻と第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手断と、該手段によって上記電源遮断時間が上記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と上記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を記憶保持する第2の記憶保持手段とを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明を実施する画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【0020】
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)1〜5と中央制御装置6とをデータ通信装置7および公衆回線等の通信回線8を介して接続し、中央制御装置6によって各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。なお、データ通信装置7には、それを管理するための管理端末装置(以下単に「管理端末」ともいう)9が接続されている。
【0021】
データ通信装置7は、中央制御装置6からの要求データ(指令信号)を画像形成装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5からの各種通報データ(情報)を通信回線8を経由して中央制御装置6へ送信(通報)する。
このデータ通信装置7は、24時間通電を行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源が遮断されている(オフになっている)夜間でも中央制御装置6との通信を可能にしている。
【0022】
データ通信装置7と各画像形成装置1〜5とはシリアル通信インタフェースRS−485によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。データ通信装置7と管理端末装置9とはシリアル通信インタフェースRS−232Cにより接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより管理端末装置9との通信を行なっている。
【0023】
ポーリングは、管理端末装置9→画像形成装置1→管理端末装置9→画像形成装置2→管理端末装置9→画像形成装置3→管理端末装置9→画像形成装置4→管理端末装置9→画像形成装置5→管理端末装置9→画像形成装置1→……のように順次繰り返し行なわれる。
なお、データ通信装置7におけるセレクティング動作およびポーリング動作については追って詳細に説明するが、説明の便宜上、管理端末装置9に対するセレクティング動作およびポーリング動作の説明は省略する。
【0024】
図2は、各画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
各画像形成装置1〜5の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(画像形成装置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)18と、システムバス19とを備えている。
【0025】
CPU11は、ROM13内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路12は、時刻情報を生成出力するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している固定メモリである。
【0026】
RAM14は、CPU11がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶メモリである。
不揮発性RAM15は、図示しない操作表示部等からのモード指示の内容を示すデータ(情報)などを記憶するメモリであり、電源が遮断されても記憶データを保持することができる。
【0027】
入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続している。
シリアル通信制御ユニット17aは、図示しない操作表示部との信号のやりとりを行なう。
【0028】
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信号のやりとりを行なう。
シリアル通信制御ユニット17cは、図示しない転写紙(用紙)後処理部との信号のやりとりを行なう。
【0029】
パーソナルI/F18は、データ通信装置7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。
このパーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通りである。
【0030】
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性チェック,パリティチェック,およびエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
【0031】
システムバス19はアドレスバス,コントロールバス,データバスからなるバスラインであり、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0032】
図3は、図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
このパーソナルI/F18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニット28,ローカルバス29,およびディバイスコード(デバイス番号)設定スイッチ30によって構成されている。
【0033】
CPU21は、中央処理装置,ROM,RAM等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御する。
デュアルポートメモリ22は、CPU21と図2のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0034】
なお、PPCコントローラ31は上述したCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
【0035】
ディバイスコード設定スイッチ30は、画像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のディバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0036】
図4は、図1のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
このデータ通信装置7は、制御部41,オートダイアラ部42,および回線制御部43からなる。
制御部41は、5台の画像形成装置1〜5を制御したり、通信回線8を経由して中央制御装置6からの指令信号の受信を制御したりする。
【0037】
オートダイアラ部42は、画像形成装置1〜5からの各種通報データにより中央制御装置6に対して自発呼を行なう。
回線制御部43は、通信回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話機44(又はファクシミリ装置)側に接続するかの切り換え制御を行なう。
【0038】
図5は、図4の制御部41の構成例を示すブロック図である。
制御部41は、CPU51,リアルタイムクロック回路52,不揮発性RAM53,電池54,ROM55,シリアル通信制御ユニット56,57,および入出力ポート58によって構成されている。
【0039】
CPU51は、ROM55内の制御プログラムによって制御部41全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路52は、時刻情報を生成出力するものであり、CPU51がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
【0040】
不揮発性RAM53は、中央制御装置6および複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信データ(情報)を一時記憶したり、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特定するそれぞれのディバイスコードおよびIDコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼間隔などを記憶保持(設定登録)するメモリである。
【0041】
電池54は、リアルタイムクロック回路52および不揮発性RAM53をバックアップするものであり、データ通信装置7の電源が遮断された場合でも、リアルタイムクロック回路52の動作を継続させたり、不揮発性RAM53の記憶データを保持させる。
ROM55は、CPU51が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
【0042】
シリアル通信制御ユニット56は、各画像形成装置1〜5との信号のやりとりを行なう。
シリアル通信制御ユニット57は、管理端末9との信号のやりとりを行なう。
入出力ポート58は、オートダイアラ部42および回線制御部43を接続するものである。
【0043】
次に、この画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(4)に示す4種類の機能がある。
【0044】
(1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御
(2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
(4)管理端末9との通信制御
【0045】
(1)の中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
(a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数,給紙段(給紙カセット)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等の読み取りおよびリセット
【0046】
(b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定および読み取り
(c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から中央制御装置6への通信の結果返送
【0047】
これらの制御は、中央制御装置6からの指令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0048】
図6は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ユニークな(特定の)ディバイスコードを持っており、データ通信装置7は、予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0049】
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
ここで、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力する。
【0050】
データ通信装置7は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行する。
【0051】
対応不可能な場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する画像形成装置が電源オフなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過(タイムアウト)後にセレクティング動作を終了する。
【0052】
(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
(a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を示す情報(データ)を即時にデータ通信装置7および通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0053】
(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行して、操作表示部上に使用者要求入力画面を表示させ、その画面上の所定キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時に、その要求を示す情報を即時にデータ通信装置7および通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0054】
(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(契約枚数)に達した場合に、その旨を示す情報又は積算画像形成枚数を示す情報を即時にデータ通信装置7および通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0055】
(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示す情報をデータ通信装置7へ送信し、そのデータ通信装置7はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置6により通報時間帯として予め設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
【0056】
(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合に、その旨を示すデータをデータ通信装置7へ送信し、そのデータ通信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6により通報時間帯として予め設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
【0057】
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
図7は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0058】
データ通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0059】
次に、ポーリングされた画像形成装置は、送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7は、終了応答を受け取ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0060】
また、データ通信装置7が出力するディバイスコードに対応する画像形成装置が、電源オフなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0061】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。
(a)トータルカウンタ値(トータル画像形成枚数)の読み出し
(b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5からデータ通信装置7への通信の結果返送
【0062】
トータルカウンタ値の読み出しの制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がオフになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がオンになった時)のセレクティングによって行なう。
【0063】
データ通信装置7は、不揮発性RAM53にトータルカウンタ用のメモリを2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。
【0064】
また、毎月1回予め決められた日時(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM53に記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0065】
(a)中央制御装置6は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みに行く。つまり、データ通信装置7へアクセス(発呼して対応する読み取り指令を送信)し、そのデータ通信装置7から送信されるメモリBの内容(各画像形成装置1〜5のトータルカウンタ値)を取得する。
【0066】
(b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を通信回線8を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM53に記憶される。
【0067】
なお、データ通信装置7は、不揮発性RAM53にメモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0068】
図8は、中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
図8において、通番は1回の送信の中での通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とする。
【0069】
IDコードは、データ通信装置7およびそのデータ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜5から1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加したものである。処理コードは、表1のように決められている。
【0070】
【表1】
【0071】
情報レコードは情報コード,データ部桁数,およびデータ部よりなり、表2のように決められている。
IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0072】
【表2】
【0073】
図9は、データ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
ディバイスコードは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にディバイスコード設定スイッチ30(図3参照)によってそれぞれ固有に設定され、図8のIDコードとの関連は画像形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7内の不揮発性RAM53に記憶され、以降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
【0074】
処理コードは前述したように通信目的の種類を示すコードであり、図8の識別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除したものである。これも、テキストデータの送出方向により、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0075】
図10は画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18とPPCコントローラ31(図3参照)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であり、図9に示したデータ通信装置7とパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,ディバイスコード,およびパリティ部分を取り除いたものである。
【0076】
図11は、中央制御装置6の構成例を示すブロック図である。
中央制御装置6は、2台の端末(ホストマシン)60,70をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク80によって接続しており、通信回線8およびデータ通信装置7を介して5台の画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理することができる。
【0077】
端末60は、中央処理部61,モニタ部62,キーボード63,記憶部64,プリンタ部65,モデム66等によって構成されている。
中央処理部61は、端末60全体を統括的に制御するものであり、CPU,ROM,RAM,リアルタイムクロック回路等によって構成されている。
【0078】
モニタ部62は、異常内容等の各種情報を表示してオペレータに知らせるものである。
キーボード63は、各種情報を入力するためのものである。
記憶部64は、受信データを記憶するためのものであり、HDD(ハードディスク装置)あるいは不揮発性RAMやRAMを使用する。
【0079】
プリンタ部65は、受信データを転写紙にプリントするものである。
モデム66は、通信回線8と接続し、その通信回線8と中央処理部61との間でアナログ信号の変調/復調を行なうものである。
なお、端末70は端末60と略同様の構成なので、各部の説明は省略する。
【0080】
ここで、この画像形成装置管理システムの例では、データ通信装置7が、この発明による各種の機能(手段)に対応するプログラムを図5のROM55に予め記憶しておき、CPU51がそのプログラムに従って動作し、その際にリアルタイムクロック回路52および不揮発性RAM53等を使用することにより、この発明による各種の機能を実現することができる。
【0081】
また、中央制御装置6が、この発明による各種の機能に対応するプログラムを図11の中央処理部61,71内のROMに予め記憶しておき、中央処理部61,71内のCPUがそのプログラムに従って動作し、その際に記憶部64,74等を使用することにより、この発明による各種の機能を実現することができる。
【0082】
あるいは、中央制御装置6の端末60,70にフロッピディスク装置あるいは光ディスク装置等のディスク装置を内蔵又は外付けし、そのディスク装置によって記録媒体(フロッピディスクや光ディスク等のディスク)に記録されているこの発明による各種の機能に対応するプログラムを読み込んで、記憶部(HDD内のハードディスクあるいは不揮発性RAMやRAM)64,74にインストールし、中央処理部61,71内のCPUがそのプログラムに従って動作し、その際に記憶部64,74等を使用することにより、この発明による各種の機能を実現することもできる。
【0083】
次に、この画像形成装置管理システムにおけるこの発明の参考となる処理について簡単に説明する。
データ通信装置7のCPU51は、前述したように、各画像形成装置1〜5からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に中央制御装置6へ発呼してその情報を通報する処理を行なう。
【0084】
また、データ通信装置7の電源遮断を検知して電源遮断時間帯を算出し、その電源遮断時間帯と上記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、その通報時間帯の設定を変更する処理も行なう。
したがって、データ通信装置7は、通報時間帯に各画像形成装置1〜5の情報を確実に中央制御装置6へ通報することができる。
【0085】
以下、この画像形成装置管理システムにおけるこの発明による具体的処理について、図12以降の各図面も参照して説明する。
図12〜図17は、この発明による具体的処理(各実施形態)を示すフローチャートである。これらの各図において、ステップを「S」と略記している。
【0086】
図18は、データ通信装置7の電源断ログ情報メモリ(図5の不揮発性RAM53に予め確保されている)に記憶されている電源断ログ情報の一例を示す図である。
図19は、データ通信装置7のパラメータメモリ(不揮発性RAM53に予め確保されている)に記憶されているパラメータの一例を示す図である。
【0087】
〔第1実施形態:図12〜図15〕
図12は請求項2〜9に対応するデータ通信装置7のCPU51による電源断検知処理を示すフローチャート、図13は同じく電源投入処理を示すフローチャート、図14は同じく通報時間帯変更処理を示すフローチャート、図15は中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71による電源断ログ情報取得処理を示すフローチャートである。
【0088】
この第1実施形態では、データ通信装置7のCPU51は、定期的に図示しないメインルーチンの呼び出しによって図12に示す処理を開始し、まずステップ1で電源断検知タイミング(このタイミングは1分間隔や10分間隔等の予め設定された所定間隔で発生する)になっているか否かを確認し、電源断検知タイミングになっていなければそのまま図12の処理を終了する。
【0089】
電源断検知タイミングになっている場合には、ステップ2でリアルタイムクロック回路52から出力される時刻情報が示す現在の時刻(年月日時分秒)をメモリM1(不揮発性RAM53に予め確保されている)に記憶保持し、図12の処理を終了する。
このとき、現在の時刻を示す時刻情報をオーバライトする(前回書き込んだ時刻情報の上に書き込む)ことにより、常に最新の時刻情報が記憶保持されることになる。
【0090】
また、データ通信装置7のCPU51は、データ通信装置7の電源が遮断された(電源がオフになった)後、再度電源が投入される(電源がオンになる)と、メインルーチンの呼び出しによって図13に示す処理を開始し、まずステップ11で各部のチェック(初期診断)を行ない、各部に異常がないことを確認してから、ステップ12で各部の初期設定を行なう。
【0091】
次に、ステップ13で現在の時刻(年月日時分秒)をメモリM2(不揮発性RAM53に予め確保されている)に記憶保持する。
このとき、現在の時刻を示す時刻情報をオーバライトすることにより、常に最新の時刻情報が記憶保持されることになる。
【0092】
続いて、ステップ14でメモリM1に記憶保持された電源遮断直前の時刻(通電時の最後の時刻)とメモリM2に記憶保持された電源投入時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間(電源が遮断されていた時間)を算出し、ステップ15でその電源遮断時間が予め設定された所定時間(例えば10分とか1時間)内に収まるか否かを判断する。
【0093】
そして、電源遮断時間が所定時間内に収まった場合には、システムの運用上問題ないため、正常と判断して図13の処理を終了する。
電源遮断時間が所定時間内に収まらなかった場合には、システムの運用上問題となるため、後述する処理によって通報時間の設定を変更するために、ステップ16でメモリM1に記憶保持された電源遮断直前の時刻とメモリM2に記憶保持された電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を記憶保持する。
【0094】
このとき、メモリM1に記憶保持された電源遮断直前の時刻(電源断時刻)とメモリM2に記憶保持された電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を、例えば図18に示すように、時系列的に電源断ログ情報として電源断ログメモリに記憶保持することができ、ここではそうするものとする。また、電源断ログメモリには1週間又は1ヶ月分の電源断ログ情報を記憶保持することができ、電源断ログメモリが一杯になった場合は、新たな電源断ログ情報を古い電源断ログ情報の上に書き込むことができる。
【0095】
メモリM1に記憶保持された電源遮断直前の時刻とメモリM2に記憶保持された電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として電源断ログメモリに記憶保持した後は、ステップ17で電源が遮断されていた旨を示す電源断情報をテキストデータとして中央制御装置6へ送信し、図13の処理を終了する。
【0096】
ここで、例えば各画像形成装置1〜5別のトータルカウンタ値の通報(以下「カ確通報」ともいう)のように、中央制御装置6への通報が1回の発呼によって完了する場合と回線のビジー(BUSY)等により何回かの再発呼によって完了する場合とがある。
【0097】
そのため、パラメータメモリに記憶されている通報開始時刻(通報時間帯の一部),再発呼回数(再ダイヤル回数),再発呼間隔(再ダイヤル待ち時間)に基づいて通報が完了するために必要な時間を算出し、その時間から通報完了時刻(最終到達時刻)を算出する必要がある。通報開始時刻と通報完了時刻からなる通報時間帯が決まっている通報は、電源遮断時間帯が予め設定された所定時間内に収まらない場合、電源の遮断により完了することができなくなるため、通報時間帯を変更する必要がある。
【0098】
そこで、データ通信装置7のCPU51は、定期的にメインルーチンの呼び出しによって図14に示す処理も開始し、まずステップ21でデータ通信装置7の電源が遮断されていたかどうかを確認し、電源が遮断されていなかった場合はそのまま図14の処理を終了するが、電源が遮断されていた場合はステップ22で電源断ログメモリに記憶された電源断ログ情報に応じてデータ通信装置7の電源が定期的に遮断される時間帯の有無を確認する。
【0099】
ここで、データ通信装置7の電源の遮断が定期的に発生する場合と突発的に発生する場合(例えば修理作業時に発生する)があるが、ここでは定期的に発生する時間帯の有無を確認する。
また、電源が遮断される時間帯は、ある環境では土曜日,日曜日,祭日に電源が遮断されることもあり得るので、電源断ログ情報(図18参照)と時計機能(リアルタイムクロック回路52)から電源が遮断されたのが、土曜日,日曜日,祭日のいずれであるかも分かるようにする。
【0100】
そして、電源が定期的に遮断される時間帯がなかった場合は図14の処理を終了するが、電源が定期的に遮断される時間帯があった場合はステップ23でその時間帯を電源遮断時間帯として決定し、ステップ24でその電源遮断時間帯と予め設定された(現在設定されている)通報時間帯とが重複するか否かを判断し、重複しない場合には図14の処理を終了する。
【0101】
電源遮断時間帯と通報時間帯とが重複する場合(例えばカ確通報のように予め決められた日時に通報する情報は、この通報時間帯が電源遮断時間帯と重複すると通報できない)、ステップ25で通報時間設定範囲を算出する。
ここで、夜間の通信が少ないときに通報する情報もあるため、必然的に通報できる時間帯、つまり通報時間設定範囲が決まってくる。
【0102】
次に、ステップ26で通報時間設定範囲から電源遮断時間帯を差し引き(削除し)、残った部分を通報可能時間帯としてメモリM3(不揮発性RAM53に予め確保されている)に記憶保持し、ステップ27,28で通報可能時間帯に収まるように新たな通報時間帯を算出する。
このとき、次の点も考慮する。
【0103】
例えば、通報開始時刻が22時20分で電源が遮断される時刻が22時25分の場合は、問題なさそうであるが、実際にはこの場合の通報に対して、回線がビジーで再発呼待ちに入ることがある。この場合、再発呼しようとしたとき、電源が遮断されていることもあり得るので、これらを考慮して通報可能時間帯を電源が遮断される1時間前までとしたり、再発呼間隔および再発呼回数を考慮して通報可能時間帯を算出することが望ましい。
【0104】
再発呼間隔(応答待ち時間と再発呼待ち時間とからなる)および再発呼回数を考慮する場合、通報に要する時間を算出する必要があり、その時間をTとし、更に応答待ち時間をT1、再発呼待ち時間をT2、再発呼回数をNとすると、次式の関係が成立する。
T=(T1+T2)*N+T1
そして、例えばT1=40秒,T2=50秒,N=3である場合、通報に要する時間Tは310秒となる。
【0105】
その後、通報可能時間帯に収まるように、乱数により新たな通報時間帯を算出する。乱数を利用する理由は、図示しない他のデータ通信装置の通報時間帯がなるべく重ならないようにするためである。
新たな通報時間を算出した後は、ステップ29でパラメータメモリに記憶されている通報時間帯(図19参照)を新たな通報時間帯に更新する(通報時間帯の設定を変更する)。
【0106】
次に、ステップ30で更新後の新たな通報時間帯を示す情報にその更新日を付加してテキストデータとして中央制御装置6へ送信し、図14の処理を終了する。
それによって、その後中央制御装置6からパラメータメモリに記憶すべき新たな各種パラメータがダウンロードされるようなことがあっても、先に更新された通報時間帯が変わることがなくなる。
【0107】
ところで、上述した通報時間帯変更処理では、説明を省略したが、実際には図19に示すように、SC(サービスマンコール),MC(マニュアルコール),消耗品,アラーム,カ確、B.B(ブロックビリング)の各通報毎に通報時間帯を設定することができる。なお、これらの通報時間帯は異なるので、算出方法もそれぞれの通報によって条件を変えている。
【0108】
一方、中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71(実際にはいずれか一方)は、定期的にメインルーチンの呼び出しによって図示しない電源断情報表示処理を開始し、データ通信装置7から電源断情報表示処理を受信すると、それをモニタ部62,72に表示する。
【0109】
また、中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71は、定期的にメインルーチンの呼び出しによって図15に示す処理を開始し、まずステップ31でキーボード63,73の操作による電源断ログ情報取得要求の有無をチェックし、電源断ログ情報取得要求がなかった場合は図15の処理を終了する。
【0110】
電源断ログ情報取得要求があった場合は、データ通信装置7から電源断ログ情報を取得する。
このとき、電源断ログ情報の送信要求を示す情報をテキストデータとしてデータ通信装置7へ送信する。それによって、そのテキストデータを受信したデータ通信装置7は、電源断ログメモリに記憶保持されている電源断ログ情報を読み出し、それをテキストデータとして中央制御装置6へ送信する。
【0111】
このように、第1実施形態によれば、データ通信装置7および中央制御装置6が、以下の(A1)〜(A7)に示す処理をそれぞれ行なうことにより、種々の作用効果を得ることができる。
【0112】
(A1)データ通信装置7が、定期的に(所定間隔で)現在の時刻(リアルタイムクロック回路52の出力値)をメモリM1(第1の記憶保持手段)に記憶保持し、電源投入時にその時刻をメモリM2に記憶保持した後、その電源投入時刻とメモリM1に記憶保持した時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出し、その電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断し、電源遮断時間が所定時間内に収まらない場合にのみ、メモリM1に記憶保持した時刻である電源遮断直前の時刻とメモリM2に記憶保持した電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を記憶保持する。
【0113】
このようにすれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、電源遮断時間が所定時間内に収まるような短い時間であり、システムの運用上支障がない場合は、電源遮断時間帯を記憶保持せずにキャンセルするので、無駄な処理を行なわずに済み、処理効率が向上する。
【0114】
また、リアルタイムクロック回路52の出力値を有効に利用することにより、既存のハード部品で(ハード部品を増設することなく)、データ通信装置7の電源の遮断を検知して電源遮断時間帯を算出でき、その電源遮断時間帯と通報時間帯とが重複する場合には、その通報時間帯の設定を変更することにより、電源の遮断による各画像形成装置1〜5の情報の未通報を確実に防止できる。つまり、通報時間帯に各画像形成装置1〜5の情報を確実に中央制御装置6へ通報することができる。
【0115】
(A2)データ通信装置7が、メモリM1に記憶保持した電源遮断直前の時刻とメモリM2に記憶保持した電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として電源断ログメモリ(第2の記憶保持手段)に記憶保持する。
このようにすれば、その電源断ログ情報を解析することにより、データ通信装置7の設置環境での電源事情を把握することができる。
【0116】
(A3)データ通信装置7が、新たな電源断ログ情報を限られた電源断ログメモリ内の古い電源断ログ情報の上に書き込む(電源断ログメモリをエンドレスで使用する)。
このようにすれば、電源断ログメモリを効率よく使用でき、電源断ログメモリのオーバフローを回避することができる。
【0117】
(A4)中央制御装置6が、データ通信装置7から電源断ログ情報を取得する。このようにすれば、データ通信装置7の異常時の解析を容易にすることができる。
【0118】
(A5)データ通信装置7が、電源投入時(その後の予め設定された所定時刻でもよい)に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報を中央制御装置6へ送信する。
【0119】
このようにすれば、中央制御装置6側では、データ通信装置7を含む各データ通信装置のいずれかから通報がなかった場合、データ通信装置7から受信した電源断情報に基づいてそのデータ通信装置7と通報がなかったデータ通信装置とを比較して、両装置が同じであることを認識した時に、データ通信装置7に対して通信を行なうことで早期に対処することができる。
【0120】
(A6)データ通信装置7が、電源断ログメモリに記憶保持された電源断ログ情報に応じて電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出する。このようにすれば、中央制御装置7への未通報を一層確実に回避でき、システムの運用を一層円滑に行なうことができる。
【0121】
(A7)データ通信装置7が、電源遮断時間帯と通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、予め設定された中央制御装置6への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して通報時間帯の設定を変更する。
このようにすれば、中央制御装置7への通報の確実度がより一層向上する。
【0122】
なお、第1実施形態では、データ通信装置7が、前述したように、図13のステップ17で(その後の予め設定された所定時刻でもよい)電源が遮断されていた旨を示す電源断情報をテキストデータとして中央制御装置6へ送信するようにしたが、このとき電源断情報および電源断ログメモリに記憶保持された電源断ログ情報をテキストデータとして中央制御装置6へ送信することもできる。
【0123】
このようにしても、上記(A4)の効果を得ることができ、しかも中央制御装置6では図15の処理を廃止することができるため、処理負担が減り、処理効率が向上する。
【0124】
〔第2実施形態:図16〕
図16は、請求項10,12に対応する中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71による通報時間帯再設定処理を示すフローチャートである。
【0125】
この第2実施形態では、データ通信装置7のCPU51は、第2実施形態と同様に図12,図13によって説明した電源断検知処理および電源投入処理を行なう。
一方、中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71は、定期的にメインルーチンの呼び出しによって図16に示す処理を開始し、まずステップ41でデータ通信装置7から電源断情報を受信したか否かをチェックし、電源断情報を受信しなかった場合はそのまま図16の処理を終了する。
【0126】
電源断情報を受信した場合は、ステップ42でデータ通信装置7から電源断ログ情報を取得し、その後ステップ43〜49で図14のステップ22〜28と同様の各処理を順次行ない、ステップ48,49で通報可能時間帯に収まるように新たな通報時間帯を算出した後は、ステップ50でその新たな通報時間帯を記憶部64,74に記憶し、ステップ51でその新たな通報時間帯を示す情報にその更新日を付加し、他の各種パラメータと共にテキストデータとしてデータ通信装置7へダウンロードしてパラメータメモリの各種パラメータを更新する(通報時間帯の再設定を含む)。
【0127】
このように、第2実施形態によれば、データ通信装置7および中央制御装置6が以下の(B1)〜(B3)に示す処理をそれぞれ行なうことにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、電源が定期的に遮断されるデータ通信装置7の通報時間を中央制御装置6によって再設定するため、お互いの情報管理が容易になる。
【0128】
(B1)データ通信装置7が、定期的に現在の時刻をメモリM1に記憶保持し、電源投入時にその時刻をメモリM2に記憶保持した後、その電源投入時刻とメモリM1に記憶保持した時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出し、その電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断し、電源遮断時間が所定時間内に収まらない場合にのみ、メモリM1に記憶保持した時刻である電源遮断直前の時刻とメモリM2に記憶保持した電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列に電源断ログ情報として記憶保持する。
また、電源投入時(その後の予め設定された所定時刻でもよい)に、電源断情報を中央制御装置6へ送信する。
【0129】
(B2)中央制御装置6が、データ通信装置7から電源断情報を受信したとき、データ通信装置7から電源断ログ情報を取得し、その電源断ログ情報に応じてデータ通信装置7の電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出し、その電源遮断時間帯に基づいてデータ通信装置7の新たな通報時間帯を算出し、その通報時間帯を示す情報を含む各種パラメータをテキストデータとしてデータ通信装置7へダウンロードして各種パラメータを更新させる。なお、通報時間帯を示す情報のみをテキストデータとしてデータ通信装置7へダウンロードして通報時間帯を再設定させることもできる。
【0130】
(B3)中央制御装置6が、データ通信装置7の新たな通報時間帯を算出する際に、上記電源遮断時間帯と前回算出した通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、データ通信装置7に予め設定された中央制御装置6への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して新たな通報時間帯を算出する。
【0131】
〔第3実施形態:図17〕
図17は、請求項11,12に対応する中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71による通報時間帯再設定処理を示すフローチャートである。
【0132】
この第3実施形態でも、データ通信装置7のCPU51は、第1実施形態と同様に図12,図13によって説明した電源断検知処理および電源投入処理を行なう。但し、図13のステップ17で(その後の予め設定された所定時刻でもよい)電源が遮断されていた旨を示す電源断情報および電源断ログメモリに記憶保持された電源断ログ情報をテキストデータとして中央制御装置6へ送信する。
【0133】
一方、中央制御装置6の端末60,70の中央処理部61,71は、定期的にメインルーチンの呼び出しによって図17に示す処理を開始し、まずステップ61でデータ通信装置7から電源断情報および電源断ログ情報を受信したか否かをチェックし、電源断情報および電源断ログ情報を受信しなかった場合はそのまま図17の処理を終了する。
【0134】
電源断情報および電源断ログ情報を受信した場合は、ステップ62〜70で図16のステップ43〜51と同様の各処理を順次行なう。
このように、第3実施形態によれば、データ通信装置7および中央制御装置6が以下の(C1)〜(C3)に示す処理をそれぞれ行なうことにより、第2実形態と同様の効果を得ることができる。
【0135】
(C1)データ通信装置7が、定期的に現在の時刻をメモリM1に記憶保持し、電源投入時にその時刻をメモリM2に記憶保持した後、その電源投入時刻とメモリM1に記憶保持した時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出し、その電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断し、電源遮断時間が所定時間内に収まらない場合にのみ、メモリM1に記憶保持した時刻である電源遮断直前の時刻とメモリM2に記憶保持した電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列に電源断ログ情報として記憶保持する。
また、電源投入時(その後の予め設定された所定時刻でもよい)に、電源断情報および電源断ログ情報を中央制御装置6へ送信する。
【0136】
(C2)中央制御装置6が、データ通信装置7から電源断情報および電源断ログ情報を受信したとき、その電源断ログ情報に応じてデータ通信装置7の電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出し、その電源遮断時間帯に基づいてデータ通信装置7の新たな通報時間帯を算出し、その通報時間帯を示す情報を含む各種パラメータをテキストデータとしてデータ通信装置7へダウンロードして各種パラメータを更新させる。なお、通報時間帯を示す情報のみをテキストデータとしてデータ通信装置7へダウンロードして通報時間帯を再設定させることもできる。
【0137】
(C3)中央制御装置6が、データ通信装置7の新たな通報時間帯を算出する際に、上記電源遮断時間帯と前回算出した通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、データ通信装置7に予め設定された中央制御装置6への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して新たな通報時間帯を算出する。
【0138】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の画像形成装置管理システムによれば、データ通信装置が、通報時間帯に画像形成装置の情報を確実に中央制御装置へ通報することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の制御部41の構成例を示すブロック図である。
【図6】図4のデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図7】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図8】図1の中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図9】同じくデータ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/Fとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図10】同じく画像形成装置1〜5のパーソナルI/FとPPCコントローラとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図11】図1の中央制御装置6の構成例を示すブロック図である。
【図12】請求項2〜9に対応する図5のCPU51による電源断検知処理を示すフロー図である。
【図13】同じく電源投入処理を示すフロー図である。
【図14】同じく通報時間帯変更処理を示すフロー図である。
【図15】請求項2〜9に対応する図11の中央処理部61,71による電源断ログ情報取得処理を示すフロー図である。
【図16】請求項10,12に対応する図11の中央処理部61,71による通報時間帯再設定処理を示すフロー図である。
【図17】請求項11,12に対応する図11の中央処理部61,71による通報時間帯再設定処理を示すフロー図である。
【図18】図5の不揮発性RAM53内の電源断ログ情報メモリに記憶されている電源断ログ情報の一例を示す図である。
【図19】同じくパラメータメモリに記憶されているパラメータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置
7:データ通信装置 8:通信回線
11,21,51:CPU
12,52:リアルタイムクロック回路
13,55:ROM 14:RAM
15,53:不揮発性RAM
16,58:入出力ポート
17a,17b,17c,56,57:シリアル通信制御ユニット
18:パーソナルI/F 31:PPCコントローラ
41:制御部 42:オートダイアラ部
43:回線制御部 54:電池
60,70:端末 61,71:中央処理部
62,72:モニタ部 63,73:キーボード
64,74:記憶部 65,75:プリンタ部
66:モデム 80:ネットワーク
Claims (8)
- 中央制御装置によって通信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理システムにおいて、
前記データ通信装置に、前記画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に前記中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、当該データ通信装置の電源遮断を検知して電源遮断時間帯を算出する電源断検知処理手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯と前記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、該通報時間帯の設定を変更する通報時間帯変更手段とを設け、
前記電源断検知処理手段が、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、前記データ通信装置の電源投入時に、その時刻と前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手断と、該手段によって前記電源遮断時間が前記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と前記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を記憶保持する第2の記憶保持手段とを有することを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項1記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記データ通信装置に、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報を中央制御装置へ送信する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項1記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記第2の記憶保持手段が、前記電源遮断直前の時刻と前記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として記憶保持する手段であり、
前記データ通信装置に、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報および前記第2の記憶保持手段によって記憶保持された電源断ログ情報を中央制御装置へ送信する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 前記通報時間帯変更手段が、前記電源断検知処理手段によって算出された電源遮断時間帯と前記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、予め設定された前記中央制御装置への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して前記通報時間帯の設定を変更する手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置管理システム。
- 中央制御装置によって通信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理システムにおいて、
前記データ通信装置に、前記画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に前記中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、前記データ通信装置の電源投入時に、その時刻と前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手段と、該手段によって前記電源遮断時間が前記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と前記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として記憶保持する第2の記憶保持手段と、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報を中央制御装置へ送信する手段とを設け、
前記中央制御装置に、前記データ通信装置から電源断情報を受信したとき、該データ通信装置から前記第2の記憶保持手段によって記憶保持された電源断ログ情報を取得する手段と、該手段によって取得された電源断ログ情報に応じて前記データ通信装置の電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯に基づいて前記データ通信装置の新たな通報時間帯を算出する通報時間帯算出手段と、該手段によって算出された通報時間帯を示す情報を前記データ通信装置へダウンロードして通報時間帯を再設定させる手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 中央制御装置によって通信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理システムにおいて、
前記データ通信装置に、前記画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に前記中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、前記データ通信装置の電源投入時に、その時刻と前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手段と、該手段によって前記電源遮断時間が前記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と前記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を時系列的に電源断ログ情報として記憶保持する第2の記憶保持手段と、電源投入時あるいはその後の予め設定された所定時刻に、電源が遮断されていた旨を示す電源断情報および前記第2の記憶保持手段によって記憶保持された電源断ログ情報を中央制御装置へ送信する手段とを設け、
前記中央制御装置に、前記データ通信装置から前記電源断情報および電源断ログ情報を受信したとき、該電源断ログ情報に応じて前記データ通信装置の電源が定期的に遮断される時間帯を電源遮断時間帯として算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯に基づいて前記データ通信装置の新たな通報時間帯を算出する通報時間帯算出手段と、該手段によって算出された通報時間帯を示す情報を前記データ通信装置へダウンロードして通報時間帯を再設定させる手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 前記通報時間帯算出手段が、前記電源遮断時間帯と前回算出した通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、前記データ通信装置に予め設定された前記中央制御装置への再発呼回数および再発呼間隔を考慮して新たな通報時間帯を算出する手段であることを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置管理システム。
- 中央制御装置と通信回線を介して接続され、該中央制御装置と画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置において、
前記画像形成装置からの情報を一時記憶し、予め設定された通報時間帯に前記中央制御装置へ発呼して該情報を通報する手段と、当該データ通信装置の電源遮断を検知して電源遮断時間帯を算出する電源断検知処理手段と、該手段によって算出された電源遮断時間帯と前記通報時間帯とを比較し、両時間帯が重複した場合に、該通報時間帯の設定を変更する通報時間帯変更手段とを設け、
前記電源断検知処理手段が、定期的に現在の時刻を記憶保持する第1の記憶保持手段と、前記データ通信装置の電源投入時に、その時刻と前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻とを比較してその時間差である電源遮断時間を算出する手段と、該手段によって算出された電源遮断時間が予め設定された所定時間内に収まるか否かを判断する手断と、該手段によって前記電源遮断時間が前記所定時間内に収まらないと判断された場合にのみ、前記第1の記憶保持手段によって記憶保持された時刻である電源遮断直前の時刻と前記電源投入時刻とからなる電源遮断時間帯を記憶保持する第2の記憶保持手段とを有することを特徴とするデータ通信装置。
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