JP2002026921A - 遠隔管理システム - Google Patents

遠隔管理システム

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JP2002026921A
JP2002026921A JP2000204145A JP2000204145A JP2002026921A JP 2002026921 A JP2002026921 A JP 2002026921A JP 2000204145 A JP2000204145 A JP 2000204145A JP 2000204145 A JP2000204145 A JP 2000204145A JP 2002026921 A JP2002026921 A JP 2002026921A
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test
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communication control
communication
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JP2000204145A
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Keiji Yamada
啓二 山田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線装置の設置位置や環境による通信エラー
の発生を減らし、システム全体の信頼性を向上させる。 【解決手段】 無線装置の無線親機100が、管理装置
1からテスト要求があったとき、自機および無線子機1
01に対する動作確認を含むテストを実施し、通信コン
トロール装置4が、そのテスト結果を管理装置1へ通知
する。また、無線親機100が、予め設定された時刻に
達したとき、自動的に自機および無線子機101に対す
る動作確認を含むテストを実施し、自機又は通信コント
ロール装置4が、そのテスト結果を記憶し、通信コント
ロール装置4が、管理装置1から無線親機100および
無線子機101に対するテスト結果の要求があったと
き、あるいは予め設定された時刻に達したとき、自機又
は無線親機100に記憶されたテスト結果を管理装置1
へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管理装置(遠隔
管理装置)によって公衆回線網等の通信回線網および通
信コントロール装置を介して画像形成装置等の被遠隔管
理装置を遠隔管理する遠隔管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成装置管理システムと
しては、複写機等の画像形成装置を公衆回線網等の通信
回線網を利用し、サービスセンタ(販売,サービスの拠
点)等に設置された管理装置と接続可能にしたものが知
られている。
【0003】このような画像形成装置管理システムは、
遠隔地に設置されている複数の画像形成装置を1ヶ所に
設けた管理装置(ホストマシン)によって集中的に管理
することにより、各画像形成装置の使用状況を集計した
り、その管理情報を画像形成装置のメインテナンス等に
利用したりしている。そのメインテナンスの具体的な内
容としては、画像形成装置の自己診断による管理装置へ
の自動発呼や、管理装置側からのアクセスによる画像形
成装置の各部調整等がある。
【0004】また、従来はサービスエンジニアの訪問や
顧客先への電話によって確認していた画像形成装置の保
守契約の料金請求のためのカウンタ値(例えばコピー枚
数)を、このシステムを利用して遠隔操作で読み出すこ
とも行なわれている。
【0005】以下に遠隔操作(遠隔処理)の具体例を挙
げる。まず、実開平1−103950号公報および実開
平1−100561号公報に「電話遠隔自動検針可能な
複写機」として、実開平1−100562号公報に「コ
ピー枚数自動検針用網制御装置」として開示されている
ものがある。これらはいずれも、電話遠隔操作システム
に関するものであり、複写機のコピー枚数の現在値を電
話網(公衆回線網)を利用して相手のメインコンピュー
タと通信することにより、電話による遠隔自動検針を可
能としている。
【0006】また、特開平2−257155号公報およ
び特開平2−259666号公報に「画像形成装置の情
報収集システム」として開示されているものがある。こ
れらはいずれも、電子複写機のエラー情報などを収集す
るためのシステムに関するものであり、前者は複写機の
種々の情報を送信し、これを受信して記憶するものであ
り、後者は複写機の種々の情報を定期的に送信するもの
である。
【0007】さらに、特開平3−196053号公報に
「画像形成装置」として、特開平6−189060号公
報および特開平7−98555号公報には「画像形成装
置管理システム」として、特開平7−58866号公報
および特開平7−58867号公報には「遠隔制御装置」
として開示されているものがある。これらは、通信回線
網を介して外部の集中管理装置などと接続可能に構成さ
れた画像形成装置や遠隔制御装置に関するものであり、
通信回線網を介して遠隔制御信号を受信し、これに対応
した処理を行なうようにしている。
【0008】このように、種々の遠隔操作に関するシス
テム(遠隔管理システム)の開発がなされているが、こ
れらのほとんどは有線を使用し、無線はあまり利用され
ていない。遠隔管理システムに無線を利用すること、例
えば画像形成装置とデータ通信装置との間の通信回線を
無線化することは、配線を簡略化する上で非常に有効で
あるが、その無線化のためには無線装置を設置する必要
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線装
置を設置すると、その設置位置(設置場所)や環境によ
り、通信エラーの発生する可能性が有線に比べて多くな
るという問題がある。この発明は上記の問題点に鑑みて
なされたものであり、遠隔管理システムにおいて、無線
装置の設置位置や環境による通信エラーの発生を減ら
し、システム全体の信頼性を向上させることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像形成装
置等の被遠隔管理装置と、この被遠隔管理装置と通信回
線を介して接続される通信コントロール装置と、この通
信コントロール装置と公衆回線網等の通信回線網を介し
て接続される管理装置とを備え、管理装置が、通信回線
網,通信コントロール装置,および通信回線を介して被
遠隔管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムにおい
て、上記の目的を達成するため、次のようにしたことを
特徴とする。
【0011】請求項1の発明は、通信コントロール装置
と被遠隔管理装置との間の通信回線を無線化する無線装
置を設け、無線装置を、通信コントロール装置に接続さ
れる無線親機と、被遠隔管理装置に接続される無線子機
とによって構成し、その無線装置の無線親機に、管理装
置からテスト要求があったとき、無線親機および無線子
機に対する動作確認を含むテストを実施するテスト実施
手段を設け、通信コントロール装置に、テスト実施手段
によるテスト結果を管理装置へ通知するテスト結果通知
手段を設けたものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の遠隔管理シ
ステムにおいて、被遠隔管理装置は複数台備え、且つそ
の各被遠隔管理装置にそれぞれ無線装置の無線子機を接
続した場合に、無線装置の無線親機のテスト実施手段
を、管理装置から無線親機に対するテスト要求があった
とき、その無線親機に対するテストを実施する無線親機
テスト実施手段と、管理装置から各無線子機のうちの特
定の無線子機又は全ての無線子機に対するテスト要求が
あったとき、その無線子機に対するテストを実施する無
線子機テスト実施手段とによって構成したものである。
【0013】請求項3の発明は、通信コントロール装置
と被遠隔管理装置との間の通信回線を無線化する無線装
置を設け、無線装置を、通信コントロール装置に接続さ
れる無線親機と、被遠隔管理装置に接続される無線子機
とによって構成し、その無線装置の無線親機に、予め設
定された時刻に達したとき、自動的に無線親機および無
線子機に対する動作確認を含むテストを実施するテスト
実施手段を設け、無線装置の無線親機あるいは通信コン
トロール装置に、テスト実施手段によるテスト結果を記
憶するテスト結果記憶手段を設け、通信コントロール装
置に、管理装置から無線親機および無線子機に対するテ
スト結果の要求があったとき、テスト結果記憶手段に記
憶されたテスト結果を管理装置へ通知するテスト結果通
知手段を設けたものである。
【0014】請求項4の発明は、通信コントロール装置
と被遠隔管理装置との間の通信回線を無線化する無線装
置を設け、無線装置を、通信コントロール装置に接続さ
れる無線親機と、被遠隔管理装置に接続される無線子機
とによって構成し、その無線装置の無線親機に、予め設
定された時刻に達したとき、自動的に無線親機および無
線子機に対する動作確認を含むテストを実施するテスト
実施手段を設け、無線装置の無線親機あるいは通信コン
トロール装置に、テスト実施手段によるテスト結果を記
憶するテスト結果記憶手段を設け、通信コントロール装
置に、予め設定された時刻に達したとき、テスト結果記
憶手段に記憶されたテスト結果を管理装置へ通知するテ
スト結果通知手段を設けたものである。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の遠隔管理シ
ステムにおいて、テスト結果通知手段を、予め設定され
た時刻に達したとき、テスト実施手段によるテスト結果
に異常があった場合にのみ、テスト結果記憶手段に記憶
されたテスト結果を管理装置へ通知する手段としたもの
である。
【0016】請求項6の発明は、請求項4の遠隔管理シ
ステムにおいて、テスト結果通知手段を、予め設定され
た時刻に達したとき、テスト実施手段によるテスト結果
に異常があった回数が予め設定された所定回数に達して
いた場合にのみ、テスト結果記憶手段に記憶されたテス
ト結果を管理装置へ通知する手段としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、この発明の実施形
態を説明する前に、この発明の基礎となる遠隔管理シス
テム、つまり無線装置(無線親機,無線子機)を使用し
ない(有線を使用した)遠隔管理システムとしての画像
形成装置管理システムを図2〜図24の各図面に基づい
て具体的に説明する。
【0018】図2は、この発明の基礎となる遠隔管理シ
ステムとしての画像形成装置管理システムの構成例を示
すブロック図である。サービス拠点(サービスセンタ)
には管理装置1が設置されており、この管理装置1は通
信回線網である公衆回線網(以下「公衆回線」という)
2を介してユーザ地域3内のインタフェース装置(遠隔
制御装置)としての通信コントロール装置4に接続され
る。
【0019】通信コントロール装置4には、遠隔診断を
前提とした画像形成装置(被遠隔管理装置)としての複
写機(PPC)5や、外部通信機器としての電話機(T
EL)6,ファクシミリ装置(FAX)7が有線通信回
線を介して接続されている。管理装置1は、公衆回線
2,通信コントロール装置4,および有線通信回線を介
して各複写機5を集中的に遠隔管理する。この管理装置
1には、統括的な管理を行なうホストマシン8が接続さ
れている。
【0020】なお、通信コントロール装置4には複数台
の複写機5が接続可能になっているが、もちろん単数の
場合もある。これらの複写機5は同型のものである必要
はなく異なる機種でもかまわず、複写機以外のプリンタ
等の画像形成装置でもかまわない。ここでは説明の便宜
上、1台の通信コントロール装置4に最大5台の複写機
5が接続可能であるものとする。そして、通信コントロ
ール装置4と複数台の複写機5はRS−485規格によ
りマルチドロップ接続されている。
【0021】通信コントロール装置4と各複写機5との
間の通信制御は基本型データ伝送制御手順(BSC)に
より行なわれる。つまり、通信コントロール装置4を制
御局としたセントラライズド制御のポーリング/セレク
ティング方式でデータリンクの確立を行なうことによ
り、任意の複写機5との通信が可能になっている。各複
写機5はアドレス設定スイッチによって固有の値を設定
できるようになっており、これによって各複写機5のポ
ーリングアドレスおよびセレクティングアドレスが決定
される。
【0022】図3は、図2の通信コントロール装置4の
構成例を示すブロック図である。この通信コントロール
装置4には、その中央部にCPU9が内蔵され、このC
PU9には切り替え10,モデム11,通信インタフェ
ース12,バッテリ(BATT)13a,RAM13,
ROM14,時計15が接続されている。
【0023】このように構成された通信コントロール装
置4において、公衆回線2からの信号は、まず切り替え
部10に入力される。ここでは、公衆回線2側からの通
信が通信コントロール装置4に接続されている電話機6
(または図2のファクシミリ装置7)宛のものであれ
ば、公衆回線側を電話機6(または図2のファクシミリ
装置7)に接続し、管理装置1からの通信であれば、公
衆回線2側のモデム11に接続する。
【0024】また、RS−485用のトランシーバを用
いた通信インタフェース12により、有線通信回線を介
して接続された複写機5側との通信を行なう。これらの
制御・処理は、ROM14内の制御プログラムに従って
CPU9を中心に行なわれる。RAM13には処理の中
間結果などを格納するほか、通信テキストを一時的に格
納しておくためにも用いる。また、管理装置1側から通
信コントロール装置4の動作に必要な各種パラメータ
(図6参照)もRAM13に書き込まれている。
【0025】通常、この通信コントロール装置4は、2
4時間連続通電を行なって常に管理装置1と通信可能な
状態にしておくが、不慮の電源断,安全のための電源断
等でこれらのパラメータの内容および通信テキストが失
われることがないように、バッテリ13aからの給電に
よりRAM13をバックアップしている。さらに、バッ
テリ13aからの給電により、時計15からは常に正し
い現在時刻が発生される。
【0026】図4は、図2に示した管理装置1の構成例
を示すブロック図である。この管理装置1は、各種情報
を音声出力する音声出力装置16と、各種処理を実行す
るホストコンピュータ17と、管理データ等を格納して
おくための磁気ディスク等の外部記憶装置18と、表示
用のディスプレイ19と、操作手段としてのキーボード
20と、管理データ出力用のプリンタ21と、公衆回線
2と接続するためのモデム22と、ホストマシン8に接
続されるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)2
3とを備えている。
【0027】ホストマシン8は、複数の管理装置1を総
合的に管理するコンピュータであり、この画像形成装置
管理システムのデータ処理以外に、種々の日常業務も行
なっている。
【0028】図5は、図2に示した複写機5の制御系の
構成を示すブロック図である。複写機5の本体の制御
は、CPU25を中心としてROM26に記憶されてい
る制御プログラムやデータに基づいて行なわれる。ま
た、処理の中間結果や各種設定値,装置の状態などを蓄
えるためにRAM27を使用する。
【0029】通信インタフェースユニット28は、通信
コントロール装置4との通信を行なうユニットである。
アドレス設定スイッチ29により複写機固有のアドレス
を1〜5の範囲(もっと広い範囲でもよい)で設定でき
る。また、通信許可スイッチ30により通信コントロー
ル装置4との通信の許可/禁止を設定することができ
る。
【0030】この通信許可スイッチ30はディップスイ
ッチであり、それを備えた複写機を画像形成装置管理シ
ステム(遠隔管理システム)につなげた時にサービスマ
ンがON状態にするが、一般のユーザは原則として触れ
ることはできない。したがって、この通信許可スイッチ
30はそれを備えた複写機が画像形成装置管理システム
につながっている時にはON状態を維持する。
【0031】操作部31は、キーボードおよび表示器等
からなり、外部から入力操作を行なえると共に、ガイダ
ンス等の表示も行なえる。光学系制御ユニット32は、
露光ランプの駆動制御を行なう。高圧電源ユニット33
は、帯電チャージャ,分離チャージャ,転写チャージ
ャ,転写前チャージャ(PTC)にそれぞれ印加する高
電圧、および現像ユニット内の現像ローラに印加する現
像バイアス電圧を供給する。
【0032】モータ制御ユニット34は、感光体ドラム
や、各給紙ユニットおよび搬送部のローラ等を駆動する
メインモータのコントロールを行なう。ヒータ制御ユニ
ット35は、定着ユニットの定着ローラを加熱する定着
ヒータへの通電を制御して、定着ローラの表面温度を所
定範囲に保持する。センサ感度制御ユニット36は、P
センサの受光ゲイン,PセンサのLEDの発光電圧,A
DSセンサの受光ゲイン,ランプ光量センサの受光ゲイ
ン等を可変するために使用する。
【0033】A/Dコンバータ37は、露光ランプへの
供給電圧,Pセンサの発光電圧と受光電圧,電位センサ
の出力,ADSセンサの出力,露光ランプの光量を検出
するランプ光量センサの出力,感光体ドラムに流れる電
流を検出するドラム電流センサの出力,定着ユニット内
のサーミスタ電圧等を入力するために使用する。
【0034】次に、図2および図7を参考して遠隔通報
の機能について説明する。遠隔通報キーによる遠隔通報
の場合は、複写機5の操作部31に設けられた遠隔通報
キーが押下されると、図7の(a)に示すように、その
複写機5から通信コントロール装置4へ遠隔通報キーに
よる遠隔通報データを送信する。これを受信した通信コ
ントロール装置4は、予め内部に設定されている管理装
置1の電話番号へ発呼して、その遠隔通報キーによる遠
隔通報データを送信する。
【0035】このとき、通信コントロール装置4から管
理装置1へ送信されるデータは、通信コントロール装置
4が複写機5より受信した複数種類のデータの中から、
予め通信コントロール装置4に設定されている種類のデ
ータのみとする。この設定は管理装置1から公衆回線2
を通して行なうことが可能になっている。
【0036】通信コントロール装置4が所定のデータを
管理装置1へ送信し終わると、通信コントロール装置4
は送信元の複写機5に対して、通信コントロール装置4
と管理装置1との間の通信の結果を表わす通報結果報告
を送信する。これにより、送信元の複写機5は、通信が
正常に終了したか又は何らかの異常により通信ができな
かったかを知ることができる。
【0037】また、通常複写機5には自己診断機能が備
わっており、定着温度の異常を検知した場合や、各調整
箇所の電子ボリュームによる調整が不能の場合など、複
写機5が危険状態または使用不能な状態になった場合
に、「エラー」もしくは「サービスマンコール」のよう
な形でユーザやサービスマンに知らせることが一般的に
行なわれている。
【0038】このような複写機5の自己診断機能により
異常が検知された場合にも、図7の(b)に示すよう
に、その複写機5から通信コントロール装置4へ自己診
断異常による遠隔通報のデータ(自己診断情報)を送信
する。その遠隔通報データを受信した通信コントロール
装置4は、自己診断異常による遠隔通報データを管理装
置1へ送信し、通信終了時に送信元の複写機5に通報結
果報告を送信する。
【0039】さらに、自己診断機能によって、異常状態
には至っていないが異常状態にごく近いと診断した場合
など、メインテナンスを行なった方が好ましいと複写機
5が判断した場合にも、図7の(c)に示すように、通
信コントロール装置4へ事前警告の遠隔通報データ(事
前警告情報)を送信する。自己診断異常による遠隔通報
の場合は必然的に複写機5は使用不可状態になっている
が、事前警告による遠隔通報の場合は複写機5は使用可
能状態のままとし、通信中であっても原稿がセットさ
れ、スタートキーが押下されれば複写動作を行なう。
【0040】このとき、複写処理によって複写機5のコ
ントローラの負荷が重い場合や、送信データ中に含まれ
る内容が複写動作によって変更されて整合がとれなくな
る可能性がある場合などには通信を中断してもよい。事
前警告の遠隔通報データは緊急性が低いため、これを受
信した通信コントロール装置4はすぐには管理装置1へ
送信せず、通信コントロール装置4に接続されている電
話機6やファクシミリ装置7の利用頻度が小さい時間帯
や、公衆回線2のトラフィック量が少ない時間帯など、
通信に都合のよい時刻に送信を行なうようにするとよ
い。
【0041】この時刻は、管理装置1から通信コントロ
ール装置4に対して設定可能になっており、図3に示し
た時計15による現在時刻との一致によって送信時刻を
判断できる。この事前警告の遠隔通報の場合は他の遠隔
通報の場合と異なり、通報結果報告を複写機5には送信
しない。
【0042】また、事前警告の遠隔通報データは、所定
の時刻に管理装置1に送信するが、所定の時刻までに通
信コントロール装置4が受信した事前警告の遠隔通報デ
ータは内部で記憶しておき、所定の時刻にまとめて管理
装置1に送信する。但し、事前警告の遠隔通報データを
所定の時刻に達する前に記憶できる限界以上受信した場
合には、所定の時刻に達する前にいままで記憶した事前
警告の遠隔通報データをまとめて管理装置1に送信す
る。管理装置1に正しく送信できると、通信コントロー
ル装置4内の事前警告の遠隔通報データに関する管理情
報等を削除する。
【0043】次に図8を参照して、管理装置1側から複
写機5へアクセスする場合の処理について説明する。管
理装置1から複写機5へのアクセスには、目的別に大別
してリード(Read)要求,ライト(Write)要求,およ
びエクセキュート(Execute)要求の3種類がある。
【0044】リード要求とは、複写機5内のロギングデ
ータ,各種設定値,各種センサの出力値などを読み出す
処理のことをいう。ライト要求とは、各種設定値などを
管理装置1からデータを送って書き換える処理のことを
いう。エクセキュート要求とは、複写機5に対してテス
ト動作,メモリのクリアなどを行なわせる処理のことを
いう。
【0045】この各要求時における管理装置1と通信コ
ントロール装置4と複写機5の間の通信処理の手順を図
8の(a),(b),(c)に示すが、いずれの場合も管理装置1
から目的の複写機5が接続されている通信コントロール
装置4へダイヤルして、各要求データを送信する。通信
コントロール装置4は、管理装置1からこれらの要求デ
ータを受信する。要求データを受信した通信コントロー
ル装置4は、目的の複写機5に要求データを送信する。
【0046】これを受信した複写機5は、要求内容を処
理した後に、要求に対する応答を通信コントロール装置
4へ送信する。通信コントロール装置4はこれを管理装
置1へ送信し、ひとつの処理単位を終了する。
【0047】図9を参照して、管理装置1側から通信コ
ントロール装置4へアクセスする場合の処理について説
明する。管理装置1から通信コントロール装置4へのア
クセスには、やはり目的別に大別して、リード(Read)
要求,ライト(write)要求,およびエクセキュート(E
xecute)要求の3種類がある。この時の各処理の手順を
図9の(a),(b),(c)に示している。
【0048】リード要求とは、通信コントロール装置4
内の設定パラメータやステータスを読み出す処理や、予
め通信コントロール装置4が複写機5の内部の情報を読
み出して通信コントロール装置4の内部に記憶させてい
る場合に、これを読み出す処理などのことをいう。特
に、トータルカウンタ値関係については、複写機5から
の取得日付データと所定の日にちで締めた時の枚数カウ
ンタ値を合わせて読み出せるようになっている。
【0049】ライト要求とは、通信コントロール装置4
のパラメータを管理装置1からデータを送って設定する
処理などのことをいう。エクセキュート要求とは、通信
コントロール装置4に対して機能チェックなどのテスト
動作を行なわせる処理などのことをいう。
【0050】図10を参照して、管理装置1を用いずに
通信コントロール装置4から複写機5へアクセスする場
合の処理について説明する。通信コントロール装置4か
ら複写機5へのアクセスは、通信コントロール装置4が
複写機5の内部の情報を読み出して通信コントロール装
置4の内部にデータを保留しておき、後で必要に応じて
管理装置1からの読み出しを可能にするための読み出し
処理である。
【0051】ここで、一般に、複写機の保守契約やメイ
ンテナンスのためにトータルコピー枚数等のカウンタ値
(トータルカウンタ値)が用いられている。このシステ
ムを用いて複写機5から通信コントロール装置4へ定期
的にトータルコピー枚数のカウンタ値を送信しておき、
複写機5の電源が断たれている場合など、複写機5が通
信不能状態の場合でも、管理装置1側がそのカウンタ値
を知ることが可能になっている。
【0052】これには前述した通り、通信コントロール
装置4が複写機5の内部の情報を読み出して通信コント
ロール装置4の内部にデータを保留する機能を利用す
る。通信コントロール装置4内の時計15(図3)を基
準にして、通信コントロール装置4内に設定されたパラ
メータ中のトータルカウンタ値収集時刻に達した時点
で、通信コントロール装置4は、接続されている全ての
複写機5に対して順次トータルコピー枚数情報の要求を
毎日行なう。
【0053】そして、応答があった複写機5の新しいト
ータルコピー枚数情報は、トータルコピー枚数を取得し
た年月日時刻を含めて前日に読み出した値を更新して通
信コントロール装置4内のバックアップされたRAM1
3(図3)に記憶しておく。また、トータルコピー枚数
情報を要求された複写機5の電源が断たれていた場合な
ど、通信不能状態であったときはその複写機5からのデ
ータの応答受信を後回しにして、次の複写機5に対して
処理を行なう。
【0054】全複写機5に対する要求を行なった時点
で、受信不能であった複写機5のみに再度要求を行な
う。通常は、複写機5の電源が断たれていると考えられ
る夜間にトータルカウンタ値収集時刻を設定しておき、
時間の経過と共に複写機5の電源が投入されていき、複
写機5が電源投入直後のアイドリングや各部の調整を行
なっている間に、この通信が行なわれるようにする。
【0055】通信コントロール装置4内のRAM13に
記憶・保留されたトータルコピー枚数の情報の管理装置
1への転送方法には、毎月の締め日などに定期的に管理
装置1からのアクセスにより読み出す方法と、通信コン
トロール装置4内に設定されているトータルカウンタ値
自動発呼日時に達した場合に通信コントロール装置4が
管理装置1へ自動的に送信する方法の2通りがある。
【0056】この方法の選択は、例えば通信コントロー
ル装置4に設けられている図示しないトータルカウンタ
値自動発呼許可スイッチにより設定される。このスイッ
チがONの場合は、通信コントロール装置4内に設定さ
れているパラメータで示された日時に達すると、通信コ
ントロール装置4内に設定されているパラメータで示さ
れた通報先電話番号へ発呼し、トータルコピー枚数のカ
ウンタ値を管理装置1へ送信する。このスイッチがOF
Fの場合は、自動発呼はせずに管理装置1からのアクセ
スを待つことになる。
【0057】なお、この例では、定期的に通信を行なう
データをトータルコピー枚数のカウンタ値としたが、こ
れ以外のデータにしたり、別のデータを加えて通信を行
なってもかまわない。このようにして管理装置1に収集
されたトータルカウンタ値や付加された情報により、複
写機5の消耗具合(トナーや紙等々)や、メンテナンス時
期を想定することができる。
【0058】通信コントロール装置4は、複数台の複写
機5等を制御できるようになっており、順番にデータを
取得するようになっているが、全収容可能台数分接続さ
れることは少ないので、このシステムでは未接続の複写
機へのデータ要求はさせないようにもできるようにし、
アクセス時間の短縮を計っている。
【0059】図11は、複写機5の図5に示したCPU
25による通報制御のメインルーチンを示すフローチャ
ートである。複写機5の操作部31の外に設けられた通
信許可スイッチ30がONの場合に、操作部31の遠隔
通報キーが押下されているか、自己診断機能により異常
の発生が検知されているか、または事前警告が必要な状
態であるかの判断をそれぞれ行ない、いずれかの状態
(遠隔通報が必要)になった場合、それぞれの遠隔通報
処理を行なう。
【0060】図12は、図11における遠隔通報キーに
よる遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフローチ
ャートである。まず、通信コントロール装置4に対して
遠隔通報キーによる遠隔通報データの送信を行なう。通
信コントロール装置4の無応答など、通報が正常に行な
えなかった場合は、その旨を操作部31上に表示し(例
えば図示しない遠隔通信異常表示を点灯あるいは点滅
し)て、その旨をユーザに知らせる。なお、操作部31
上には、例えば「センタ呼び出し中」「データ送信中」
のように、実際には通信の結果表示に合わせて通信の実
行過程も表示するようになっている。
【0061】通信コントロール装置4へ正常にデータが
送信された場合は、タイムアウト判定用のタイマをリセ
ットして、通信コントロール装置4からの通報結果報告
を待つ。この例ではタイムアウト時間を3分間としてお
り、3分以内に通報結果報告を受信しなかった場合をタ
イムアウトとして、通報失敗の旨をやはり操作部31上
に表示してユーザに知らせる。
【0062】タイムアウト時間以内に通報結果報告を受
信した場合は、その結果報告から正常に通報されたか否
かを判断して、正常に通報された場合には自動通報が完
了した旨を操作部31上に表示し、失敗であった場合に
はやはりその旨を操作部31上に表示して、図11のメ
インルーチンへリターンする。
【0063】図13は、同じく図11における自己診断
異常による遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンの処理も、通信
コントロール装置4へ送信するデータが自己診断異常に
よるデータであることと、タイムアウト時間が20分で
あること以外は、図12によって説明した遠隔通報キー
による遠隔通報と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0064】図14は、同じく図11における事前警告
による遠隔通報のサブルーチンの処理内容を示すフロー
チャートである。このルーチンでは、通信コントロール
装置4に対して事前警告による遠隔通報データの送信を
行なう。
【0065】図15は、通信コントロール装置4からア
クセスされた場合の複写機5のCPU25による処理の
メインルーチンのフローチャートである。図5に示した
通信許可スイッチ30がONの場合に、通信インタフェ
ースユニット28に受信データがあった場合、これを受
信して先頭フィールドによって要求された処理を判断し
て、リード要求,ライト要求,エクセキュート要求のい
ずれかを判断して、その判断結果に応じた処理を行な
う。上記いずれの要求でもない場合は、エラーコードを
返送して、処理を終了する。
【0066】図16は、図15のリード処理のサブルー
チンの処理内容を示すフローチャートである。このルー
チンでは、複写機5が受信した項目コードがリード可能
な正しいものであれば要求されたデータを返送し、正し
くなければエラーコードを返送する。
【0067】図17は、図15のライト処理のサブルー
チンの処理内容を示すフローチャートである。このルー
チンでは、受信した項目コードがライト可能な正しいも
のでなければエラーコードを返送し、正しければ書き込
む値をチェックし、それが有効範囲内であればそのまま
受信データの値を書き込む。有効範囲外の場合は、その
項目が有効範囲の境界値にデータを丸めて書き込んでよ
いものであれば、その境界値を書き込む。そうでなけれ
ばエラーコードを返送してリターンする。
【0068】境界値に丸めて書き込んで良いか否かは項
目コード毎に決められている。定着温度の設定のように
有効範囲内であっても書き換えの影響が大きいものや、
数値の大きさに意味のない管理装置1の電話番号などは
境界値への丸めを禁止し、オートリセット時間のように
画質に影響がないような項目は便宜を図るために境界値
への丸めを許可する。例えば、オートリセット時間を可
能な限り長時間にしたいような場合には、書き込む値を
桁数いっぱいの最大値にすれば自動的に最大値が複写機
5側で選択される。
【0069】複写動作中にライト処理を行なうと、複写
紙の途中で画像の品質(濃度等)が変化してしまうた
め、ライトの項目コードを一時的に記憶し、頁単位の処
理で条件が切り替わる時に書き込むことで、画像上の不
具合等をなくしている。この書込み方法は、項目別に即
書き換えるもの、頁単位で書き換えるもの、ジョブ単位
で書き換えるもの、というように分類されている。
【0070】図18は、図15のエクセキュート処理の
サブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
このルーチンでは、受信した項目コードがエクセキュー
ト可能な正しいものでなければエラーコードを返送す
る。正しければその項目に動作内容補足が必要な項目で
あるかどうかを判断し、必要でなければ指定された動作
を実行し、動作結果情報を返送する。動作内容補足が必
要な項目の場合は、補足された情報に従った動作を実行
するが、動作内容補足が有効範囲外のデータであればエ
ラーコードを送信してリターンする。
【0071】次に、通信コントロール装置4と複写機5
との通信の手順について説明する。図19は、通信コン
トロール装置4に5台の複写機5が接続されている場合
の、アイドル状態の通信シーケンスを示す。なお、図1
9〜図24において、複写機に付与されている番号はア
ドレス番号を示す。
【0072】通信コントロール装置4は、各複写機5の
ポーリングアドレスを用いて順次ポーリングシーケンス
を送信するポーリングサイクルを実行する。自機のポー
リングアドレスでポーリングされた複写機5は、送信テ
キストがなければ否定応答を通信コントロール装置4に
送信する。通信コントロール装置4は、他に通信処理の
ない通常の状態ではこのポーリングサイクルを繰り返し
ている。
【0073】図20は、アドレス2の複写機5に遠隔通
報の送信テキストがある場合の通信シーケンスの例を示
す。自機のアドレスでポーリングされた後にRS−48
5ライン上へ送信テキストを送出する。
【0074】図21は、通信コントロール装置4からア
ドレス5の複写機5へ通報結果報告のテキストを送信す
る場合の通信シーケンスの例を示す。現在行なっている
ポーリングを終結後、目的の複写機5のセレクティング
アドレスを用いてセレクティングシーケンスを送信し
て、複写機5へテキストを送信する。テキスト送信後
は、元のポーリングサイクルに復帰する。
【0075】図22は、管理装置1または通信コントロ
ール装置4からアドレス3の複写機5をアクセスした場
合の、通信コントロール装置4と複写機5との間の通信
シーケンスを示す。
【0076】この場合は、通信コントロール装置4が目
的の複写機5をセレクティングし、リード要求,ライト
要求,エクセキュート要求のいずれかのテキストを送信
する。その直後に同一の複写機5に対してポーリングを
行ない、要求に対する応答の受信を行なう。実際には、
図19で示されるポーリングサイクル中にこのシーケン
スが挿入されることになる。
【0077】図23は、定時データ処理、つまり定期的
に行なわれるトータルカウンタ値転送の際の通信シーケ
ンスの一例である。トータルコピー枚数のカウンタ値
(トータルカウンタ値)の収集日時に達すると、通信コ
ントロール装置4はポーリングサイクルの合間にアドレ
ス1〜5の複写機5に対して順次セレクティングを行な
うセレクティングサイクルを挿入する。セレクティング
サイクル中に応答があった場合は、その直後に同一の複
写機5に対してポーリングを行なってデータ(トータル
カウンタ値)を受信し、受信した時の日時情報を付加し
て図3のRAM13に記憶し、次のセレクティングサイ
クルからはその複写機5に対してはセレクティングを行
なわないようにする。
【0078】この例では、最初のセレクティングサイク
ルでアドレス1,3,4の複写機5から応答があり、次
のセレクティングサイクルで前回データを受信できなか
ったアドレス2,5の複写機に対してのみセレクティン
グを行なっている。そして、その次のセレクティングサ
イクルで全ての複写機5のデータの受信が完了し、図1
9で示される通常のポーリングサイクルのみを行なう状
態に復帰している。
【0079】ここでは、アドレス1〜5の5台の複写機
5が接続されている場合の例を示したが、接続に空きが
ある場合には、空きのアドレスに対してはセレクティン
グを行なわないようにしてある。また、通信コントロー
ル装置4では、トータルカウンタ値の収集を開始する条
件を、収集時刻への到達時あるいは通信コントロール装
置4への電源投入時のいずれかにしている。
【0080】図24は、定期的に行なわれるトータルカ
ウンタ値転送の際の通信シーケンスの他の例である。ト
ータルカウンタ値の収集日時に達すると、通信コントロ
ール装置4は各複写機5にポーリングを行なうタイミン
グでポーリングの代わりにセレクティグを行なう。セレ
クティングに対して応答のあった複写機5に対してはそ
の直後にポーリングを行ない、データの受信を行なう。
【0081】トータルカウンタ値の収集日時になった直
後のアドレス1〜5の複写機5に対する1回目のサイク
ルは図23と同様になっているが、その次にポーリング
サイクルは挿入されていない。2回目のサイクルでは、
既にデータの受信が終了した複写機5に対してはポーリ
ングを行ない、データの受信ができなかった複写機5に
対してはカウンタ値要求のためのセレクティングを再度
行なう。全ての複写機5のデータを受信できた時点で、
ポーリングのみを行なう通常の状態に復帰する。
【0082】この例でも、図23と同様に、最初にアド
レス1,3,4の複写機5から応答があり、次のサイク
ルで前回データを受信できなかった複写機5のうちアド
レス2の複写機5のデータの受信が完了し、その次のサ
イクルで全ての複写機5のデータを受信することができ
る。
【0083】次に、この発明の実施形態を図1および図
25以降の各図面も参照して具体的に説明する。図1は
この発明の一実施形態である無線装置(無線親機,無線
子機)を使用した遠隔管理システムとしての画像形成装
置管理システムの構成例を示すブロック図であり、前述
した図2を含む各図面と一致する部分には同一符号を付
してそれらの説明を省略する。
【0084】この画像形成装置管理システムでは、通信
コントロール装置4と各複写機5との間の有線通信回線
(有線部分)を無線化する無線装置を設けている。つま
り、通信コントロール装置4と各画像形成装置1〜5と
の間に無線装置を介挿している。そして、その無線装置
を、通信コントロール装置4に接続される(内蔵されて
もよい)無線親機100と、各複写機(被遠隔管理装
置)5にそれぞれ接続される(内蔵されてもよい)無線
子機101とによって構成している。
【0085】ここで、各複写機5はそれぞれ、図3,図
5に示したように、通信コントロール装置4の通信イン
タフェース12(RS−485用のトランシーバを用い
たもの)と有線接続可能な通信インタフェースユニット
28(RS−485用のトランシーバを用いたもの)を
備えている。
【0086】そのため、通信コントロール装置4と各複
写機5との間への無線装置の介挿を容易にするために、
無線親機100に、通信コントロール装置4の通信イン
タフェース12と接続可能な通信インタフェースを設け
ることは勿論、各無線子機101にもそれぞれ、各複写
機5の通信インタフェースユニット28と接続可能な通
信インタフェースを設けている。
【0087】管理装置1からの遠隔制御方法や通信方法
および逆の複写機(PPC)5からの通信方法は、前述
した有線装置を使用していない画像形成装置管理システ
ムにおけるものと同様である。つまり、通信コントロー
ル装置4を制御局としたセントラライズド制御のポーリ
ング/セレクティング方式でデータリンクの確立を行な
うことにより、任意の複写機5との通信が可能になって
いる。
【0088】そこでまず、通信コントロール装置4が複
写機5に対してポーリングを実施するとき、自己に接続
されている無線親機100へポーリングデータ(ポーリ
ングアドレス)を送信する。ポーリングデータを受信し
た無線親機100は、無線子機101に対してグループ
を確認し、無線子機101との無線間の接続を確保する
(無線通信回線を形成する)ために、無線装置独自の呼
び出し信号を生成して無線送信する。
【0089】この呼び出し信号の無線送信に対して、無
線子機101から応答があった場合には、通信コントロ
ール装置4から受信していた上述のポーリングデータを
無線送信する。ポーリングデータを受信した無線子機1
01は、このポーリングデータを自機(自己)に接続さ
れている複写機5に送信して応答を待つ。
【0090】ポーリングデータを受信した複写機5は、
送信すべきデータがあった場合には、自機に接続されて
いる無線子機101へそのデータを送信する。そのデー
タを受信した無線子機101は、このデータに誤りチェ
ック符号を付加して無線送信する。
【0091】そのデータを受信した無線親機100は、
その受信データに付加されている誤りチェック符号を読
み込んで誤りチェックを行ない、誤り(エラー)を検出
できなかった場合は、受信データを自機に接続されてい
る通信コントロール装置4へ送信する。
【0092】図25は、無線親機100の構成例を示す
ブロック図である。無線親機100は、アンテナ10
9,無線送信部110,無線受信部111,無線制御部
112,および通信インタフェース113等からなる。
【0093】無線送信部110は、無線制御部112よ
り入力される送信データを無線信号に変換してアンテナ
109へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を無線
制御部112より入力される送信データにより変調し、
無線信号としてアンテナ109へ出力する。
【0094】無線受信部111は、アンテナ109より
入力される無線信号を受信データに変換して無線制御部
112へ出力する。つまり、アンテナ109より入力さ
れる無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信デ
ータとして無線制御部112へ出力する。また、所定の
周波数の強度を無線制御部112へ提供する。
【0095】無線制御部112は、無線子機101のグ
ループを確認し、無線子機101との無線間の接続を確
保する(無線通信回線を形成する)ために、無線装置独
自の呼び出し信号を生成する。また、送信データに誤り
チェック符号を付加したり、受信データの誤りチェック
符号を読み込んで誤りチェックを行なったりする。通信
インタフェース113は、通信コントロール装置4との
インタフェース回路部であり、送信データおよび受信デ
ータを蓄積しておくメモリを有している。
【0096】なお、無線親機100の機能を通信コント
ロール装置4に内蔵することもできる。この場合、通信
コントロール装置4のCPU9,ROM14等からなる
制御部が無線親機100の無線制御部112の機能を果
すようにすればよい。
【0097】図26は、各無線子機101の構成例を示
すブロック図である。各無線親機101はそれぞれ、ア
ンテナ114,無線送信部115,無線受信部116,
無線制御部117,および通信インタフェース118等
からなる。
【0098】無線送信部115は、無線制御部117よ
り入力される送信データを無線信号に変換してアンテナ
114へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を無線
制御部117より入力される送信データにより変調し、
無線信号としてアンテナ114へ出力する。
【0099】無線受信部116は、アンテナ114より
入力される無線信号を受信データに変換して無線制御部
117へ出力する。つまり、アンテナ114より入力さ
れる無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信デ
ータとして無線制御部117へ出力する。また、所定の
周波数の強度を無線制御部117へ提供する。
【0100】無線制御部117は、無線親機100のグ
ループを確認し、無線親機100との無線間の接続を確
保する(無線通信回線を形成する)ために、無線装置独
自の呼び出し信号を生成する。また、送信データに誤り
チェック符号を付加したり、受信データの誤りチェック
符号を読み込んで誤りチェックを行なったりする。通信
インタフェース118は、複写機5とのインタフェース
回路部であり、送信データおよび受信データを蓄積して
おくメモリを有している。
【0101】なお、無線子機101の機能を通信コント
ロール装置4に複写機5に内蔵することもできる。この
場合、複写機5のCPU25,ROM26等からなる制
御部が無線子機101の無線制御部117の機能を果す
ようにすればよい。
【0102】次に、図1の画像形成装置管理システムに
おける通信コントロール装置4および無線装置(無線親
機100および無線子機101)によるこの発明に係わ
るテスト処理について、図27〜図31を参照して具体
的に説明する。なお、通信コントロール装置4内のCP
U9,RAM13,ROM14,時計15および無線装
置の無線親機100の無線制御部112等が、この発明
による機能(テスト実施手段,テスト結果通知手段,テ
スト結果記憶手段)を実現することができる。
【0103】通信コントロール装置4に接続されている
無線装置の無線親機100は、管理装置1から自機又は
無線子機101に対するテスト要求があったとき、自機
又は無線子機101に対する動作確認を含むテストを実
施する。ここで、管理装置1は、通信コントロール装置
4に接続されている無線親機100又は無線子機101
に対するテスト要求を行なうとき、そのテスト要求を示
すデータを図27に示すようなフォーマットで通信コン
トロール装置4へ送信する。
【0104】図27において、Aは宛先アドレスを格納
するフィールドであり、「0(通信コントロール装置を
指定する宛先アドレス)」,「1〜5のいずれか(5台
の複写機5のいずれかを指定する宛先アドレス)」,
「6(無線親機100を指定する宛先アドレス)」,
「7〜11のいずれか(5台の無線子機101のいずれ
かを指定する宛先アドレス)」,「12(全ての無線子
機101を指定する宛先アドレス)」が選択的に格納さ
れる。
【0105】データ部は、データ(調整値等)本体を格
納するフィールドである。制御部は、制御コマンドを格
納するフィールドであり、「0(無線装置に対するテス
トを要求するコマンド)」又は「1(テスト結果等を要
求するコマンド)等の各種制御コマンドが選択的に格納
される。なお、図27に示すデータフォーマットは、こ
の発明に直接係わる項目のみを示しているが、本来はも
っと詳細に区分されている。
【0106】図28は無線親機100による請求項1〜
3の発明に係わる受信監視処理(管理装置1からの要求
によるテスト実施処理およびテスト結果通知処理)を示
すフローチャート、図29は無線子機101による請求
項1〜3の発明に係わる受信処理を示すフローチャート
である。
【0107】無線親機100は、定期的に図28の処理
を開始し、通信コントロール装置4からのデータの受信
を確認したとき、そのデータの制御部のフィールドをチ
ェックし、そこに無線親機100に対するテストを要求
するコマンドが格納されていた場合(無線親機100に
対するテスト要求があった場合)は、自機に対する動作
確認を含むテストを実施する。
【0108】すなわち、まずテスト用のデータを作成す
る。なお、このテスト用のデータは、予め管理装置1か
ら無線親機100に送信してその内部メモリに保存(記
憶)しておくこともできる。テスト用のデータを作成し
た後は、それを無線送信した後、それを自ら受信すると
いう方法で受信状況をチェック(確認)する。
【0109】このとき、テスト用のデータに無線親機1
00を指定する無線独自の呼び出し信号を付加して無線
送信することにより、テスト用のデータの返信を無線子
機101に行なわせないようにする。そして、受信状況
のチェックにより、異常の有無(テスト用のデータを受
信できたかどうか、受信したデータに誤りがあるかない
か)を判定し、テスト用のデータを受信すると共に、そ
のデータに誤りがなかった場合は、異常なしと判定し、
その旨をテスト結果として通信コントロール装置4へ通
知する。
【0110】テスト用のデータを受信できなかったり、
受信したデータに誤りがあった場合は、異常ありと判定
し、その旨をテスト結果として通信コントロール装置4
へ通知する。通信コントロール装置4は、通信親機10
0からテスト結果を受けると、それを管理装置1へ通知
(送信)する。
【0111】無線親機100は、通信コントロール装置
4から受信したデータの制御部のフィールドにいずれか
特定の無線子機101又は全ての無線子機101に対す
るテストを要求するコマンドが格納されていた場合(い
ずれか特定の無線子機101又は全ての無線子機101
に対するテスト要求があった場合)は、いずれか特定の
無線子機101又は全ての無線子機101に対する動作
確認を含むテストを実施する。
【0112】すなわち、まずテスト用のデータを作成し
た後、それを無線送信する。このとき、テスト用のデー
タにいずれか特定の無線子機101又は全ての無線子機
101を指定する無線独自の呼び出し信号を付加して無
線送信することにより、テスト用のデータの返信をその
指定された無線子機101のみが行なえるようにする。
【0113】各無線子機101はそれぞれ、定期的に図
29に示す処理を開始し、無線親機100からデータを
受信し、そのデータに自機を指定する呼び出し信号が付
加されていた場合は、その受信したデータがテスト用の
データであると判断し、そのデータを無線親機100へ
返送する。
【0114】無線親機100は、テスト用のデータにい
ずれか特定の無線子機101又は全ての無線子機101
を指定する呼び出し信号を付加して無線送信した後、受
信状況をチェックし、指定した無線子機101からテス
ト用のデータが返送されると共に、そのデータに誤りが
なかった場合は、異常なしと判定し、その旨をテスト結
果として通信コントロール装置4へ通知する。
【0115】指定した無線子機101からテスト用のデ
ータが返送されなかったり、返送されたデータに誤りが
あった場合は、異常ありと判定し、その旨をテスト結果
として通信コントロール装置4へ通知する。通信コント
ロール装置4は、通信親機100からテスト結果を受け
ると、それを管理装置1へ通知する。
【0116】無線親機100は、通信コントロール装置
4から受信したデータの制御部のフィールドに無線親機
100および無線子機101に対するテスト結果を要求
するコマンドが格納されていた場合(無線親機100お
よび無線子機101に対するテスト結果の要求があった
場合)は、内部メモリに保存しておいたテスト結果(こ
の保存に関しては後述する)を読み出して通信コントロ
ール装置4へ通知する。通信コントロール装置4は、通
信親機100からテスト結果を受けると、それを管理装
置1へ通知する。
【0117】図30は、無線親機100による請求項3
の発明に係わる自動テスト実施処理を示すフローチャー
トである。無線親機100は、定期的に図30の処理を
開始し、予め設定されたテスト時刻(日にちや曜日等の
テスト間隔を含めてもよい)に達していれば、自機およ
び無線子機101に対する動作確認を含むテストを実施
する。
【0118】すなわち、まずテスト用のデータを作成す
る。なお、このテスト用のデータや上記テスト時刻を示
す情報は、予め管理装置1から無線親機100に送信し
てその内部メモリに保存しておくこともできる。テスト
用のデータを作成した後は、それを無線送信した後、受
信状況をチェックする。
【0119】このとき、まずテスト用のデータに無線親
機100を指定する無線独自の呼び出し信号を付加して
無線送信することにより、テスト用のデータの返信を無
線子機101に行なわせないようにする。続いて、テス
ト用のデータにいずれか特定の無線子機101又は全て
の無線子機101を指定する無線独自の呼び出し信号を
付加して無線送信することにより、テスト用のデータの
返信をその指定された無線子機101のみが行なえるよ
うにする。
【0120】そして、受信状況のチェックにより、異常
の有無(テスト用のデータを受信できたかどうか、受信
したデータに誤りがあるかないか、指定した無線子機1
01からテスト用のデータが返送されたか、指定した無
線子機101から返送されたテスト用のデータに誤りが
あるかないか)を判定し、テスト用のデータを受信する
と共に、そのデータに誤りがなかった場合で、且つ指定
した無線子機101からテスト用のデータが返送される
と共に、そのデータに誤りがなかった場合は、異常なし
と判定し、その旨をテスト結果として内部メモリに保存
する。
【0121】テスト用のデータを受信できなかったり、
受信したデータに誤りがあった場合、あるいは指定した
無線子機101からテスト用のデータが返送されなかっ
たり、返送されたデータに誤りがあった場合は、異常あ
りと判定し、その旨をテスト結果として内部メモリに保
存する。
【0122】なお、そのテスト結果を通信コントロール
装置4へ通知してその内部メモリ(図3のRAM13)
に保存させるようにしてもよい。この場合、通信コント
ロール装置4が、管理装置1から無線親局100および
無線子局101に対するテスト結果の要求があったと
き、内部メモリに保存しておいたテスト結果を読み出し
て管理装置1へ通知するとよい。あるいは、予め設定さ
れた所定時刻(日にちや曜日等を含めてもよい)に達し
たとき、発呼して内部メモリに保存しておいたテスト結
果を読み出して管理装置1へ通知してもよいが、その処
理については後述する。
【0123】図31は、通信コントロール装置4による
請求項4〜6の発明に係わる自動テスト結果通知処理を
示すフローチャートである。通信コントロール装置4
は、定期的に図31の処理を開始し、予め設定された送
信時刻(日にちや曜日等のテスト間隔を含めてもよい)
に達していれば、前回のテスト結果の送信後に実施した
自機および無線子機101に対するテストの結果に異常
があったかどうかをチェックする。
【0124】そして、前回のテスト結果の送信後に実施
したテストの結果に異常があった場合は、その回数が予
め設定された所定回数に達した場合にのみ、発呼して無
線親機100の内部メモリ(通信コントロール装置4の
内部メモリでもよい)からテスト結果を読み出して管理
装置1へ通知する(請求項6に対応する処理)。なお、
上記送信時刻や所定回数を示す情報は、予め管理装置1
から通信コントロール装置4(又は無線親機100)に
送信してその内部メモリに保存しておくことができる。
【0125】また、予め設定された送信時刻(日にちや
曜日等のテスト間隔を含めてもよい)に達したとき、す
ぐに発呼して無線親機100の内部メモリ(通信コント
ロール装置4の内部メモリでもよい)からテスト結果を
読み出して管理装置1へ通知することもできる(請求項
4に対応する処理)。
【0126】あるいは、予め設定された送信時刻(日に
ちや曜日等のテスト間隔を含めてもよい)に達したと
き、前回のテスト結果の送信後に実施した自機および無
線子機101に対するテストの結果に異常があった場合
にのみ、すぐに発呼して無線親機100の内部メモリ
(通信コントロール装置4の内部メモリでもよい)から
テスト結果を読み出して管理装置1へ通知することもで
きる(請求項6に対応する処理)。
【0127】また、この実施形態では、管理装置1から
の各種情報を無線親機100又は通信コントロール装置
4に対して設定するようにしたが、無線子機101に対
して設定するようにしても構わない。通信コントロール
装置4は、テスト結果を管理装置1へ通知するが、テス
ト結果として無線親機100がテスト実施時に受信した
データ(テスト用のデータを無線送信した後受信する無
線子機101からの折り返しデータ等)そのものを管理
装置1へ通知することもできる。
【0128】以上、この発明を複写機を遠隔管理するた
めの遠隔管理システム(画像形成装置管理システム)に
適用した実施形態について説明したが、この発明はこれ
に限らず、プリンタ,ファクシミリ装置,複合機等の他
の画像形成装置を遠隔管理するための遠隔管理システム
(画像形成装置管理システム)には勿論、複写機の複写
枚数を部門別に管理するキーカード装置やガスメータ,
電力量メータ,自動販売機等の各種の被遠隔管理装置を
遠隔管理するための遠隔管理システムに適用可能であ
る。
【0129】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1,2
の発明の遠隔管理システムによれば、無線装置の無線親
機が、管理装置からテスト要求があったとき、自機およ
び無線子機に対する動作確認を含むテストを実施し、通
信コントロール装置が、そのテスト結果を管理装置へ通
知するので、その管理装置が、遠隔操作でテスト要求を
発生させて、顧客先に設置された無線装置を構成する無
線親機と無線子機に対するテストを実施させ、そのテス
ト結果を取得してその分析を行なうことができる。
【0130】したがって、その分析結果に基づいた対応
をとることにより、顧客先に設置された無線装置のその
設置位置や環境による通信エラーの発生を減らし、シス
テム全体の信頼性を向上させることが可能になる。ま
た、顧客先にテスト作業を行なうためのサービスマンを
派遣する必要がないため、システム全体の効率が高ま
り、有効性が増すことになる。
【0131】さらに、請求項2の発明の遠隔管理システ
ムによれば、被遠隔管理装置を複数台備え、且つその各
被遠隔管理装置にそれぞれ無線装置の無線子機を接続し
た場合に、無線装置の無線親機が、管理装置から当該無
線親機に対するテスト要求があったときにはその無線親
機に対するテストを、各無線子機のうちの特定の無線子
機又は全ての無線子機に対するテスト要求があったとき
にはその無線子機に対するテストをそれぞれ実施するの
で、管理装置が、遠隔操作でテスト要求を発生させる際
に、各無線機に対するテスト範囲を指定でき、具合の悪
い無線機又はその設置環境の特定に役立ち、よりシステ
ムの効率が高まり、有効性が増すことになる。
【0132】請求項3の発明の遠隔管理システムによれ
ば、無線装置の無線親機が、予め設定された時刻に達し
たとき、自動的に自機および無線子機に対する動作確認
を含むテストを実施し、自機又は通信コントロール装置
が、そのテスト結果を記憶し、通信コントロール装置
が、管理装置から無線親機および無線子機に対するテス
ト結果の要求があったとき、自機又は無線親機に記憶さ
れたテスト結果を管理装置へ通知するので、請求項1と
同様の効果を得ることができる。また、上記時刻の設定
を変更することにより、例えば通信コストの安い時間帯
にテスト結果を送信することが可能になる。
【0133】請求項4〜6の発明の遠隔管理システムに
よれば、無線装置の無線親機が、予め設定された時刻に
達したとき、自動的に自機および無線子機に対する動作
確認を含むテストを実施し、自機又は通信コントロール
装置が、そのテスト結果を記憶し、通信コントロール装
置が、予め設定された時刻に達したとき、自機又は無線
親機に記憶されたテスト結果を管理装置へ通知するの
で、請求項3と同様の効果を得ることができる。
【0134】さらに、請求項5の発明の遠隔管理システ
ムによれば、通信コントロール装置が、予め設定された
時刻に達したとき、実施したテストの結果(自機又は無
線親機に記憶されたテスト結果)に異常があった場合に
のみ、そのテスト結果(分析に直接役立つもの)を管理
装置へ通知するので、テスト結果の送信回数を削減で
き、より通信コストを抑えることができる。
【0135】請求項6の発明の遠隔管理システムによれ
ば、通信コントロール装置が、予め設定された時刻に達
したとき、実施したテストの結果(自機又は無線親機に
記憶されたテスト結果)に異常があった回数が予め設定
された所定回数に達していた場合にのみ、そのテスト結
果を管理装置へ通知するので、次のような効果を得るこ
とができる。つまり、無線では環境の変化が激しいた
め、テスト結果の異常は頻繁に発生すると思われるが、
その発生回数が予め設定された所定回数に達していた場
合にのみ、そのテスト結果を管理装置へ通知することに
より、テスト結果の送信回数をより削減でき、より一層
通信コストを抑えることができ、システムの柔軟性が増
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である無線装置を使用し
た遠隔管理システムとしての画像形成装置管理システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の基礎となる遠隔管理システムとして
の画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図
である。
【図3】図2の通信コントロール装置4の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図2の管理装置1の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図2の複写機5の制御系の構成を示すブロック
図である。
【図6】図3のRAM13内にセットされるパラメータ
の一覧図である。
【図7】図2に示した画像形成装置管理システムにおけ
る遠隔通報時の通信シーケンス図である。
【図8】同じくその管理装置1側から複写機へアクセス
する場合の通信シーケンス図である。
【図9】同じくその管理装置1側から通信コントロール
装置4へアクセスする場合の通信シーケンス図である。
【図10】同じく管理装置1を用いずに通信コントロー
ル装置4から複写機5へアクセスする場合の通信シーケ
ンス図である。
【図11】図5に示した複写機5のCPU25による電
源投入時の通報制御を示すフロー図である。
【図12】図11における遠隔通報キーによる遠隔通報
のサブルーチンの処理内容を示すフロー図である。
【図13】図11における自己診断異常による遠隔通報
のサブルーチンの処理内容を示すフロー図である。
【図14】図11における事前警告による遠隔通報のサ
ブルーチンの処理内容を示すフロー図である。
【図15】図2の通信コントロール装置4からアクセス
された場合の複写機5のCPUによる処理のメインルー
チンを示すフロー図である。
【図16】図15におけるリード処理のサブルーチンの
処理内容を示すフロー図である。
【図17】図15におけるライト処理のサブルーチンの
処理内容を示すフロー図である。
【図18】図15におけるエクセキュート処理のサブル
ーチンの処理内容を示すフロー図である。
【図19】通信コントロール装置に5台の複写機が接続
されている場合のアイドル状態の通信シーケンス図であ
る。
【図20】アドレス2の複写機に遠隔通報の送信テキス
トがある場合の通信シーケンス図である。
【図21】通信コントロール装置からアドレス5の複写
機へ通報結果報告のテキストを送信する場合の通信シー
ケンス図である。
【図22】管理装置又は通信コントロール装置からアド
レス3の複写機をアクセスした場合の通信コントロール
装置と複写機の間の通信シーケンス図である。
【図23】同じく定期的に行われるトータルカウンタ値
転送の際の通信コントロール装置と複写機との間の通信
シーケンス図である。
【図24】定期的に行われるトータルカウンタ値転送の
際の通信コントロール装置と複写機との間の他の通信シ
ーケンス図である。
【図25】図1の無線親機100の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図26】図1の各無線子機101の構成例を示すブロ
ック図である。
【図27】図1の管理装置1から通信コントロール装置
4へ送信されるデータのフォーマット例を示す図であ
る。
【図28】図1の無線親機100による請求項1〜3の
発明に係わる受信監視処理を示すフロー図である。
【図29】図1の無線子機101による請求項1〜3の
発明に係わる受信処理を示すフロー図である。
【図30】図1の無線親機100による請求項3の発明
に係わる自動テスト実施処理を示すフロー図である。
【図31】図1通信コントロール装置4による請求項4
〜6の発明に係わる自動テスト結果通知処理を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
1:管理装置 2:公衆回線網 4:通信コントロール装置 5:複写機 8:ホストマシン 9,25:CPU 10:切り替え部 11:モデム 12,113,118:通信インタフェース 13,27:RAM 13a:バッテリ 14,26:ROM 15:時計 28:通信インタフェースユニット 100:無線親機 101:無線子機 110,115:無線送信部 111,116:無線受信部 112,117:無線制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 351 G06F 13/00 357A 5K019 357 H04M 3/26 C 5K033 H04M 3/26 11/00 301 5K101 11/00 301 H04N 1/00 106C H04N 1/00 106 H04L 11/00 310D Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 HJ08 HK18 HK19 HQ01 KK03 KK04 KK06 KK35 2H027 DA38 DA45 EJ08 EJ13 EJ15 HA02 HA06 HA12 HA17 HA19 ZA07 5B021 AA19 BB01 BB10 BB13 EE02 NN17 5B089 GA13 GA16 GB02 JA35 JB19 KA12 KB04 KC28 KC47 MC11 5C062 AA05 AA13 AA30 AA37 AB38 AB42 AC36 AC38 AC42 AC56 AC58 AE16 AF04 AF15 BA00 5K019 AA08 DA03 DA04 DC05 5K033 AA03 AA06 BA02 BA08 CA01 DA01 DA06 DA17 DB12 DB16 DB20 EA03 EA04 EA07 5K101 KK13 LL01 LL11 VV03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置等の被遠隔管理装置と、こ
    の被遠隔管理装置と通信回線を介して接続される通信コ
    ントロール装置と、この通信コントロール装置と公衆回
    線網等の通信回線網を介して接続される管理装置とを備
    え、前記管理装置が、前記通信回線網,前記通信コント
    ロール装置,および前記通信回線を介して前記被遠隔管
    理装置を遠隔管理する遠隔管理システムにおいて、 前記通信コントロール装置と前記被遠隔管理装置との間
    の通信回線を無線化する無線装置を設け、 前記無線装置が、前記通信コントロール装置に接続され
    る無線親機と、前記被遠隔管理装置に接続される無線子
    機とからなり、 前記無線装置の無線親機に、前記管理装置からテスト要
    求があったとき、当該無線親機および前記無線子機に対
    する動作確認を含むテストを実施するテスト実施手段を
    設け、 前記通信コントロール装置に、前記テスト実施手段によ
    るテスト結果を前記管理装置へ通知するテスト結果通知
    手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記被遠隔管理装置は複数台備えられ、且つその各被遠
    隔管理装置にそれぞれ前記無線装置の無線子機が接続さ
    れており、 前記無線装置の無線親機のテスト実施手段が、前記管理
    装置から当該無線親機に対するテスト要求があったと
    き、該無線親機に対するテストを実施する無線親機テス
    ト実施手段と、前記管理装置から前記各無線子機のうち
    の特定の無線子機又は全ての無線子機に対するテスト要
    求があったとき、該無線子機に対するテストを実施する
    無線子機テスト実施手段とからなることを特徴とする遠
    隔管理システム。
  3. 【請求項3】 画像形成装置等の被遠隔管理装置と、こ
    の被遠隔管理装置と通信回線を介して接続される通信コ
    ントロール装置と、この通信コントロール装置と公衆回
    線網等の通信回線網を介して接続される管理装置とを備
    え、前記管理装置が、前記通信回線網,前記通信コント
    ロール装置,および前記通信回線を介して前記被遠隔管
    理装置を遠隔管理する遠隔管理システムにおいて、 前記通信コントロール装置と前記被遠隔管理装置との間
    の通信回線を無線化する無線装置を設け、 前記無線装置が、前記通信コントロール装置に接続され
    る無線親機と、前記被遠隔管理装置に接続される無線子
    機とからなり、 前記無線装置の無線親機に、予め設定された時刻に達し
    たとき、自動的に当該無線親機および前記無線子機に対
    する動作確認を含むテストを実施するテスト実施手段を
    設け、 前記無線装置の無線親機あるいは前記通信コントロール
    装置に、前記テスト実施手段によるテスト結果を記憶す
    るテスト結果記憶手段を設け、 前記通信コントロール装置に、前記管理装置から前記無
    線親機および前記無線子機に対するテスト結果の要求が
    あったとき、前記テスト結果記憶手段に記憶されたテス
    ト結果を前記管理装置へ通知するテスト結果通知手段を
    設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  4. 【請求項4】 画像形成装置等の被遠隔管理装置と、こ
    の被遠隔管理装置と通信回線を介して接続される通信コ
    ントロール装置と、この通信コントロール装置と公衆回
    線網等の通信回線網を介して接続される管理装置とを備
    え、前記管理装置が、前記通信回線網,前記通信コント
    ロール装置,および前記通信回線を介して前記被遠隔管
    理装置を遠隔管理する遠隔管理システムにおいて、 前記通信コントロール装置と前記被遠隔管理装置との間
    の通信回線を無線化する無線装置を設け、 前記無線装置が、前記通信コントロール装置に接続され
    る無線親機と、前記被遠隔管理装置に接続される無線子
    機とからなり、 前記無線装置の無線親機に、予め設定された時刻に達し
    たとき、自動的に当該無線親機および前記無線子機に対
    する動作確認を含むテストを実施するテスト実施手段を
    設け、 前記無線装置の無線親機あるいは前記通信コントロール
    装置に、前記テスト実施手段によるテスト結果を記憶す
    るテスト結果記憶手段を設け、 前記通信コントロール装置に、予め設定された時刻に達
    したとき、前記テスト結果記憶手段に記憶されたテスト
    結果を前記管理装置へ通知するテスト結果通知手段を設
    けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記テスト結果通知手段は、予め設定された時刻に達し
    たとき、前記テスト実施手段によるテスト結果に異常が
    あった場合にのみ、前記テスト結果記憶手段に記憶され
    たテスト結果を前記管理装置へ通知する手段であること
    を特徴とする遠隔管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記テスト結果通知手段は、予め設定された時刻に達し
    たとき、前記テスト実施手段によるテスト結果に異常が
    あった回数が予め設定された所定回数に達していた場合
    にのみ、前記テスト結果記憶手段に記憶されたテスト結
    果を前記管理装置へ通知する手段であることを特徴とす
    る遠隔管理システム。
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