JP6650374B2 - 読取装置 - Google Patents

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本発明は、読取装置に関する。
例えば、自動契約装置のような金融端末装置として用いられる読取装置では、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を読み取る読取部を備えている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−025273号公報
しかしながら、読取部がユーザ等に指示を与える表示部と離間して配置されているので、本人確認書類などの読み取り対象書類を読取部にセットし、その後、表示部に再度視線を戻して各種処理を行っていると、読取部にセットした読み取り対象書類を取り忘れてしまうことがある。
したがって、本発明は、読み取り対象書類の取り忘れを防止可能な読取装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の態様は、開口部と、読み取り対象書類が前記開口部から挿入されて載置される載置部と、前記載置部に載置された前記読み取り対象書類を読み取る読取部と、透過状態と不透過状態とに切り替え可能な調光シート、及び、前記調光シートの一方に配置されて画像及び映像の少なくともいずれか一方を表示する透過型の液晶パネルを有する窓部と、前記読取部によって前記読み取り対象書類を読み取り後に、前記液晶パネル及び前記調光シートを透過状態にして、前記載置部に載置された前記読み取り対象書類を前記窓部を介して視認可能な状態にする制御部とを備えることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、制御部が、窓部の液晶パネル及び調光シートを透過状態にして、載置部に載置された読み取り対象書類を窓部を介して視認可能な状態にすることで、載置部にセットされた読み取り対象書類を使用者に視認可能にすることができる。よって、読み取り対象書類の取り忘れを防止することができる。また、液晶パネルに画像及び映像の少なくともいずれか一方を表示しつつ、載置部にセットされた読み取り対象書類を使用者に視認可能にすることができるため、表示機構と取り忘れ防止機構とを兼用することができる。よって、液晶パネルとは別に別途取り忘れ防止機構を搭載する場合よりも、費用を削減することができ、装置のスペース効率を上げることができる。
本発明に係る第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記液晶パネルの画像及び映像の少なくともいずれか一方の一部を透過状態にすることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、制御部が、液晶パネルの画像及び映像の少なくともいずれか一方の一部を透過状態にするため、液晶パネルの残りの部分で表示を行うことができる。
本発明に係る第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記制御部は、前記読取部によって前記読み取り対象書類を読み取る前に、前記液晶パネル及び前記調光シートを透過状態にして、前記載置部を前記窓部を介して視認可能な状態にすることを特徴とする。
上記第3の態様によれば、制御部が、読取部によって読み取り対象書類を読み取る前に、載置部を窓部を介して視認可能な状態にするため、読み取り前に載置部への読み取り対象書類の載置を促すことができると共に、載置部への読み取り対象書類の載置を適正に行わせることができる。
本発明に係る第4の態様は、第1乃至第3の何れか一の態様において、前記液晶パネルの上側に配置されるタッチパネルを更に有することを特徴とする。
上記第4の態様によれば、液晶パネルの上側にタッチパネルが配置されているため、操作性が良くなる。
本発明に係る第5の態様は、第1乃至第4の何れか一の態様において、前記載置部と前記窓部との間の空間部を形成する後面及び側面に内部光源を更に有することを特徴とする。
上記第5の態様によれば、載置部と窓部との間の空間部を形成する後面及び側面に内部光源を更に有するため、載置部及び窓部の全体に光を照射することができる。
本発明に係る第6の態様は、第1乃至第5の何れか一の態様において、前記載置部と前記窓部との間の空間部を形成する天井面に内部光源を更に有することを特徴とする。
上記第6の態様によれば、載置部と窓部との間の空間部を形成する天井面に内部光源を更に有するため、窓部の全体に光を照射することができる。
本発明に係る第7の態様は、第1乃至第6の何れか一の態様において、前記読取部は、デジタルカメラであることを特徴とする。
上記第7の態様によれば、読取部がデジタルカメラであるため、簡単な構成で書類を読み取ることができる。
本発明によれば、読み取り対象書類の取り忘れを防止可能な読取装置を提供することができる。
本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置を示す斜視図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の上部を示す側断面図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置を示す制御系のブロック図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置及び携帯端末を示すもので、(a)は側面図、(b)は背面図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の窓部を示す正断面図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の初期画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の契約条件画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の証明書選択画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の証明書選択画面の一部の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の証明書誘導画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の証明書セット画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の読み取り画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の確認画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の証明書取り出し画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の情報入力画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の印刷中画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置の操作表示部の手続き完了画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置を示す斜視図である。 本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置の読み取り対象書類である振込依頼書を示す平面図である。 本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置の操作表示部の初期画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置の操作表示部の振込依頼書誘導画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置の操作表示部の振込依頼書セット画面の表示例を示す図である。 本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置の操作表示部の振込依頼書取り出し画面の表示例を示す図である。
<第1実施形態>
本発明に係る読取装置の第1実施形態としての自動契約装置を図1〜図17を参照して以下に説明する。
図1に示す第1実施形態の自動契約装置11は、銀行、消費者金融、クレジットカード会社、小売店(コンビニエンスストア、スーパーマーケット)などの店舗に設置され、口座開設、ローンや口座振替の申込みなどの契約の一部を顧客自らが行えるように支援するものである。例えば、口座開設の主な流れは、本人確認、申込書の記入、審査、契約書への署名、通帳・カードの発行の順となるが、自動契約装置11では、そのうちの本人確認及び申込書の記入を行う。その後の、審査、契約書への署名、及び、通帳・カードの発行は、店舗の店舗カウンタなどで行われる。以下の説明において、使用者側を「前」、使用者とは反対側を「後」、使用者から見た左右を「左右」として説明する。
自動契約装置11は、その筐体20が角柱状、具体的には四角柱状に、板金を主体として形成されている。自動契約装置11は、その底部に設けられてフロア上に水平に広がるように設置される平板状の転倒防止板21と、転倒防止板21の前後方向の中間部のやや後側から上方に延出する脚部22と、脚部22の上側であって自動契約装置11の上部に脚部22よりも前方に突出するように設けられた頭部23とを有している。
自動契約装置11は、その下部の脚部22よりも更に下側の下端の転倒防止板21と、脚部22よりも上側の頭部23とが脚部22よりも前方に突出している。これにより、転倒防止板21の上面と、脚部22の前面と、頭部23の下面とが、自動契約装置11の前面下部に後方に凹む足入れ凹部24を形成している。足入れ凹部24には、自動契約装置11の前に立った使用者が足を入れることになり、これにより、使用者は、より頭部23に近づいた楽な姿勢での操作が可能となる。自動契約装置11は、脚部22の前面と頭部23の下面との境界位置に、下部つまり使用者の足元に向けて光を照射するように設置される白色LEDからなる外部LED25(外部光源)を有している。
自動契約装置11の上面を構成する頭部23の主上面23aは、平坦面となっており、前から後ろに向けて後ろ上がりに傾斜している。図2に示すように、頭部23の上下方向の中間部には、前面側から水平方向後方に凹む後方凹状部31が形成されている。後方凹状部31の内側は、下部空間部32(空間部)となっている。
頭部23に形成された後方凹状部31は、水平な底面31aと、底面31aの後端で左右に延びる後端縁部から上方に延出する後面31bと、底面31aの左端及び右端で前後に延びる左端縁部及び右端縁部から上方に延出する一対の側面31cと、後面31b及び一対の側面31cの上縁部を繋ぐ天井面31eとを有している。底面31a及び一対の側面31cは、天井面31eよりも前方に延びている。後方凹状部31のこれら底面31a、後面31b、一対の側面31c及び天井面31eが、内側に下部空間部32を形成している。後方凹状部31は、天井面31eの前縁部と、この前縁部と前後方向の位置が合う底面31aの中間部及び一対の側面31cの中間部とに囲まれた開口部33を有している。底面31a及び一対の側面31cは、開口部33よりも前方に延びている。開口部33は、水平方向前方に開口しており、下部空間部32を外部に連通させている。
図1に示すように、自動契約装置11は、開口部33よりも前方の底面31a上に、テンキー45及び誘導LED46を有している。テンキー45及び誘導LED46は、前後に並んで設けられている。誘導LED46は、底面31aの一部を構成するように配置されており、テンキー45よりも後方に設けられている。誘導LED46は、後方凹状部31内への読み取り対象書類の挿入を誘導するものであり、後方を指し示す形状をなしており、後方凹状部31内への読み取り対象書類の挿入を促す際に点灯したり点滅したりする。
自動契約装置11は、開口部33から後方凹状部31内への手や書類等の物体の挿入を検知する図3に示す挿入検知部36を有している。挿入検知部36は、例えば発光素子と受光素子とを有する光学式の透過センサであり、発光素子の発光が受光素子で受光されないと開口部33の位置に物体があることを検知し、発光素子の発光が受光素子で受光されれば開口部33の位置に物体がないことを検知する。
図1に示すように、自動契約装置11の筐体20には、後方凹状部31よりも下側に、印刷部55の排紙口56が形成されている。排紙口56は頭部23の前端位置で左右方向に延びている。自動契約装置11は、排紙口56及びその後方に、書類を印刷して発行する排紙口56を含む印刷部55を有している。印刷部55が発行する書類は、申込書や契約書や受領書などである。
自動契約装置11は、頭部23の主上面23a上に、内線電話40の受話器41を有している。受話器41は、頭部23の左端部に設けられており、頭部23の後方凹状部31よりも左側に設けられている。受話器41は、店舗内の店員のうちの担当者の電話又は店舗サーバ120等を管理する店舗外の中央管理センタの担当者の電話に繋がり、使用者は、操作が不明な場合等に店舗内外の担当者と会話をして操作案内を受けることができる。自動契約装置11は、頭部23の主上面23a上に、非接触型カードリーダ42及びLED43を有している。非接触型カードリーダ42及びLED43は、頭部23の右端部に前後に並んで設けられており、頭部23の後方凹状部31よりも右側に設けられている。非接触型カードリーダ42及びLED43は、主上面23aの一部を構成するように配置されており、非接触型カードリーダ42よりも後方にLED43が設けられている。非接触型カードリーダ42は、ICカードが近づけられるとICカードのICから非接触でデータを読み出すICカードリーダである。LED43は、非接触型カードリーダ42へのICカードの読み取りを促す際に例えば点滅する。
自動契約装置11の筐体20には、後方凹状部31よりも右側であって頭部23の最も右前側位置に、頭部23の主上面23aよりも下方に凹む右側凹状部51が形成されている。右側凹状部51は前方に抜けている。自動契約装置11は、この右側凹状部51の前方に向く後面51aに、接触型カードリーダ52のカード入出口53を有している。自動契約装置11は、カード入出口53の上方に右側凹状部51の後面51aを形成するようにLED57を有している。
接触型カードリーダ52は、カード入出口53に磁気カードが挿入されると、これを引き込むように移動させ、この移動を利用して磁気カードを走査することにより磁気カードから磁気データを読み出す。LED57は、カード入出口53への磁気カードの挿入を促す際や、カード入出口53からの磁気カードの取り出しを促す際に、例えば点滅する。
自動契約装置11は、図2に示すように、その後方凹状部31の底面31aの中間所定範囲に、読み取り対象書類Zが開口部33から挿入されて載置される載置部61を有している。後方凹状部31の内側の下部空間部32は、読み取り対象書類Zを収容可能であり、言い換えれば、後方凹状部31を含む自動契約装置11には、読み取り対象書類Zがセットされる下部空間部32が設けられている。
読み取り対象書類Zは、この自動契約装置11で本人確認を行う際に読み取るものであり、例えば、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類、申込書、契約書などである。読み取り対象書類Zは、読み取られる面を下向きにして載置部61上に載置される。載置部61はガラス板などの透明な板材からなっており、載置部61の下方には、載置部61に載置された読み取り対象書類Zに向け光を照射してその反射光を取り込むことにより読み取り対象書類Zを読み取るデジタルカメラである読取部62が設けられている。
図1に示すように、自動契約装置11は、頭部23の主上面23aの後方凹状部31よりも左側の後端部に、自動契約装置11の前に立つ使用者の顔を撮影可能なカメラ71を有している。カメラ71は、図1に示すように頭部23の主上面23aに外付けされていても良く、頭部23に内蔵されていても良い。カメラ71は、防犯上又は顔照合のために使用者を撮影する。更に、カメラ71は、店舗内外の担当者が使用者と受話器41で会話する際に、使用者を撮影する。これにより、使用者は、操作が不明な場合等に店舗内外の担当者とテレビ電話を行い、操作案内を受けることができる。
また、自動契約装置11は、その前面側に、自動契約装置11の前に使用者が存在するか否かを検出する図3に示す人感センサ72を有している。また、自動契約装置11は、その筐体20の何れかの外面(上面、前面、後面、側面何れでも可)に、音声を出力する図3に示すスピーカ73を有している。スピーカ73は、出力してもセキュリティ上問題のない操作案内等を音声で出力する。更に、スピーカ73は、読み取り対象書類Zを取り忘れた際などに警告音を出力する。
図4に示すように、頭部23の上部の後面は、前上がりに傾斜する傾斜面23bとなっており、傾斜面23bの左右方向に沿う下端縁部には、後方に突出する端末載置部75が設けられている。傾斜面23bと端末載置部75の上面とがL字状をなしており、端末載置部75に、自動契約装置11とは別体の携帯可能なタブレット型の携帯端末80が載置可能となっている。端末載置部75に載置された携帯端末80は、傾斜面23bに立てかけられた状態で安定する。
自動契約装置11は、その内部に、自動契約装置11の全体を制御する図3に示す制御部85を有している。制御部85は、外部LED25、挿入検知部36、内線電話40、非接触型カードリーダ42、LED43、テンキー45、誘導LED46、接触型カードリーダ52、印刷部55、LED57、読取部62、カメラ71、人感センサ72及びスピーカ73と接続されており、これらを制御する。
図1に示すように、自動契約装置11は、頭部23の後方凹状部31の上側、すなわち載置部61の上側に、窓部90を有している。窓部90は、図5に示すように、内側に上部開口部100を有する矩形枠状の上部フレーム部101と、窓部90の厚さ方向に積層されて上部フレーム部101に取り付けられる、タッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104とを有している。
タッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104は、上部フレーム部101の上部開口部100を、これらで埋めるように設けられている。図1に示すように、上部フレーム部101は、その上面が、頭部23の主上面23aを構成しており、後ろ上がりに傾斜している。図5に示すタッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104は、上部フレーム部101と同様に、後ろ上がりに傾斜している。タッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104は、上部開口部100の内側範囲が、使用者による操作を受け付けると共に使用者に向けて表示を行う操作表示部105となっている。
操作表示部105において、タッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104は、この順に積層されており、最も使用者側となる上面側にタッチパネル102が、最も使用者とは反対側となる下面側に調光シート104が、それぞれ配置され、これらの間に液晶パネル103が配置されている。言い換えれば、調光シート104の厚さ方向の一方に液晶パネル103が配置され、液晶パネル103の調光シート104とは反対側にタッチパネル102が配置されている。更に言い換えれば、液晶パネル103の使用者側となる上部にタッチパネル102が配置され、液晶パネル103の使用者とは反対側となる下部に調光シート104が配置されている。
タッチパネル102は、無色透明であり、使用者が触れた位置を検出する。
液晶パネル103は、画像(静止画像)及び映像(動画)の少なくともいずれか一方をカラーで表示するものである。液晶パネル103は、厚さ方向の一側にいる使用者が厚さ方向の他側にあるものをこの液晶パネル103を通して視認可能な透過型となっている。液晶パネル103は画像や映像の白色エリアが無色透明な透明エリアを形成可能であり、この透明エリアが最も透過する。つまり、液晶パネル103の透明エリアは、その厚さ方向の一側にいる使用者に厚さ方向の他側にあるものを視認させることが可能となる。
調光シート104は、透過状態と不透過状態とに切り替え可能であり、給電のON/OFFが切り替わることで、透過/不透過状態が切り替わる。具体的に、調光シート104は、給電状態で、ほぼ無色透明な透過状態となり、この透過状態では、厚さ方向の一側にいる使用者が厚さ方向の他側にあるものをこの調光シート104を通して視認可能となる。また、調光シート104は、給電停止状態で、白色(または乳白色)の不透過状態となり、この不透過状態では、厚さ方向の一側にいる使用者が厚さ方向の他側にあるものをこの調光シート104を介しては視認不可となる。調光シート104は、液晶層を二枚のプラスチックフィルムの間にコーティングしたものである。なお、調光シート104は、液晶パネル103の全面に配置する構成に限らず、液晶パネル103の反射板の一部を調光シート104で形成するようにしても良い。この場合、給電のON/OFFが切り替わることで、調光シート104の配置された部分のみが透過/不透過状態に切り替え可能になる。
図2に示すように、自動契約装置11は、窓部90と載置部61との間に、内側に中間開口部106を有する矩形枠状の中間フレーム部107と、中間開口部106を埋めるように設けられた透明板108とを有している。中間フレーム部107及び透明板108は、後ろ下がりに傾斜している。中間フレーム部107及び透明板108と、窓部90との間は、上部空間部110(空間部)となっている。上部空間部110は、中間フレーム部107及び透明板108によって、下部空間部32と仕切られている。中間フレーム部107及び透明板108の下面は、下部空間部32を形成する後方凹状部31の天井面31eになっている。上部空間部110は窓部90と載置部61との間に配置されている。
自動契約装置11は、上部空間部110を後方で形成する後面110aに、内部LED65(内部光源)を有しており、上部空間部110を左右方向一側及び他側で形成する一対の側面110bそれぞれに内部LED66(内部光源)を有している。上部空間部110を形成する後面110a及び一対の側面110bに設けられたこれらの内部LED65及び一対の内部LED66は、白色LEDであり、白色に発光して上部空間部110内を白色光で照らす。後面110aの内部LED65を除く部分、一対の側面110bそれぞれの内部LED66を除く部分は、いずれも白色となっており、中間フレーム部107の上面である上部空間部110の底面110dも中間開口部106を除いて白色となっている。
自動契約装置11は、上部空間部110を上側で形成する天井面110eに、図5に示すように、内部LED111(内部光源)を有している。内部LED111は、上部フレーム部101の全周に亘って設けられている。内部LED111は、白色LEDであり、白色に発光して上部開口部100の中央の方向を白色光で照らす。
図3に示す制御部85は、内部LED65、一対の内部LED66、タッチパネル102、液晶パネル103、調光シート104及び内部LED111にも接続されており、これらを制御する。制御部85は、一例として、自動契約装置11の状態に応じて内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111の明るさを変えて発光させたり消灯させたりする。制御部85は、図5に示す液晶パネル103及び調光シート104を共に透過状態にすることで、タッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104からなる操作表示部105を透過状態にする。図2に示す透明板108が透明であることから、操作表示部105がこの透過状態にあれば、載置部61に載置された読み取り対象書類Zを、タッチパネル102、液晶パネル103及び調光シート104からなる操作表示部105の、載置部61とは反対側の一方から視認可能な状態となる。
自動契約装置11は、店舗内の図3に示す店舗サーバ120と通信可能に接続されている。店舗サーバ120は、店舗カウンタ内の店員のパーソナルコンピュータからなる店舗端末121やフロアに配置された店員が持っているタブレット型の携帯端末80からアクセス可能となっている。従って、自動契約装置11の操作表示部105に表示されている画面を、店舗端末121や携帯端末80でも見ることができる。更に、読み取り対象書類Zの取り忘れや、自動契約装置11で発生した装置エラーを店舗端末121や携帯端末80でも知ることができる。また、店舗端末121や携帯端末80によって自動契約装置11を遠隔操作することも可能となっている。
次に、自動契約装置11を用いて、本人確認及び申込書の記入を行う場合の具体例について説明する。
[ステップS1(待機モード)]
制御部85は、所定時間以上、人感センサ72によって人が検知されず、タッチパネル102がタッチ操作されない場合、自動契約装置11を待機モードにする。この待機モードでは、制御部85は、窓部90の液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、初期画面として、図6に示すように、使用者への各種案内を行う文字表示X11を表示させ、「お申し込みを開始する。」の文字を含むボタン表示X12を表示させると共に、調光シート104を白色の不透過状態にし、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111を10%程度の明るさにする。なお、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111をOFF(0%の明るさ)にして真っ暗な画面で待機するようにしても良い。つまり、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111は、待機時に明るさを抑える。
[ステップS2(操作モード)]
待機モードから、人感センサ72が人を検知したり、タッチパネル102がタッチ操作されたりすると、制御部85は、自動契約装置11を操作モードにする。この操作モードでは、制御部85は、調光シート104を白色の不透過状態としたまま、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111を100%の明るさに切り替える。つまり、人感センサ72が人を検知したり、タッチパネル102がタッチ操作されたりすると、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111の明るさを待機モードよりも明るくする。このとき、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111は、液晶パネル103及びその裏側の白色の不透過状態にある調光シート104を裏側から明るく照らし、液晶パネル103に表示する文字を含む画像や映像等を見やすくするバックライトとなる。これにより、初期画面の文字表示X11やボタン表示X12が視認しやすくなる。それと共に、制御部85は、受け付け可能になった旨の「いらっしゃいませ。」なる音声をスピーカ73から出力し、更に、防犯上又は証明書との顔照合のために、カメラ71によって使用者の撮影を開始して店舗サーバ120に映像を送信し、今回の処理の識別情報に関連付けて記憶させる。
そして、制御部85は、上記した初期画面の「お申し込みを開始する。」の文字を含むボタン表示X12がタッチ操作されると、調光シート104を白色の不透過状態としたまま、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図7に示す契約条件画面を表示させる。契約条件画面は、契約条件の詳細を説明する文字表示X21と、「次に進む。」の文字を含むボタン表示X22とを有している。
[ステップS3(証明書の選択モード)]
制御部85は、契約条件画面の「次に進む。」の文字を含むボタン表示X22がタッチ操作されると、自動契約装置11を証明書の選択モードにする。この証明書の選択モードでは、制御部85は、調光シート104を白色の不透過状態としたまま、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図8に示す証明書選択画面を表示させる。証明書選択画面は、本人確認書類を選択させるための複数のボタン表示X31〜X43を含んでおり、最も左の最も上には、図9に示すように、読み取り対象書類Zである本人確認書類として最も一般的に使用される運転免許証を選択するための「運転免許証」の文字を含むボタン表示X31が表示されている。ここでは、一例として、この「運転免許証」の文字を含むボタン表示X31がタッチ操作される場合について説明する。
制御部85は、証明書選択画面において、「運転免許証」の文字を含むボタン表示X31が選択されてタッチ操作されると、調光シート104を白色の不透過状態としたまま、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図10に示す証明書誘導画面を表示させる。証明書誘導画面は、運転免許証を載置部61に載置することを促す文字表示X51及びイラスト表示X52と、「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示X53とを有している。
[ステップS4(証明書のセット指示モード)]
制御部85は、証明書誘導画面の「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示X53がタッチ操作されると、自動契約装置11を証明書のセット指示モードにする。この証明書のセット指示モードでは、制御部85は、スピーカ73から本人確認書類のセットを確認する旨の「運転免許証をリーダにセットしましたか?」なる音声を出力すると共に、調光シート104を透過状態に切り替え、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図11に示す証明書セット画面を表示させる。更に、制御部85は、それまで消灯状態にあった誘導LED46を点滅させる。
証明書セット画面は、青色などの有色の有色領域X61(図11でハッチングを施した領域)と、有色領域X61の内側の透明な透明領域X62(図11でハッチングを施していない領域)とを含んでおり、有色領域X61には、本人確認書類のセットを確認する旨の文字表示X63と、「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示X64とが表示されている。透明領域X62は、本人確認書類である運転免許証が載置される載置部61が窓部90を介して外部から視認可能なように、証明書セット画面の一部である中央部に横長の矩形状に設けられている。透明領域X62を横長の楕円状としても良い。このように、液晶パネル103に、図11に示す証明書セット画面を表示させた状態では、使用者が、透明なタッチパネル102、液晶パネル103の透明領域X62及び透過状態の調光シート104を介して上部空間部110及び下部空間部32内を上方から視認可能となっている。なお、文字表示X63及び/又はボタン表示X64は、視認性の点から、有色領域X61に表示されることが好ましいが、透明領域X62に表示されるようにしても良い。また、証明書セット画面は、全面が透明領域X62で構成され、透明領域X62に文字表示X63とボタン表示X64とが表示されるようにしても良い。
[ステップS5(証明書のセット)]
証明書のセット指示モードにあるとき、使用者等によって後方凹状部31の下部空間部32内に手や書類等が挿入されたことを挿入検知部36によって検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを、挿入検知部36で検知すると、証明書がセットされたと判断する。制御部85は、証明書のセット指示モードになって所定時間(例えば1分)経過しても、挿入検知部36が手等の後方凹状部31の下部空間部32内への挿入を検知しない場合、スピーカ73から本人確認書類のセットを確認する旨の「運転免許証をリーダにセットしましたか?」なる音声を再度出力する。
[ステップS6(証明書の読み取りの開始モード)]
制御部85は、証明書のセット指示モードにあるときに、液晶パネル103に図11に示す証明書セット画面を表示させた状態となっている。これにより、下部空間部32内に設けられた載置部61に載置された運転免許証は、透明領域X62により、上部空間部110の窓部90とは反対側の装置外側から視認可能となっている。この状態から、証明書のセット指示モードの証明書セット画面の「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示X64がタッチ操作されると、制御部85は、自動契約装置11を証明書の読み取りの開始モードにする。或いは、挿入検知部36による手及び書類の下部空間部32内への挿入を検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを、挿入検知部36で検知すると、制御部85が、自動契約装置11を証明書の読み取りの開始モードにするようにしても良い。
証明書の読み取りの開始モードでは、制御部85は、調光シート104を不透過状態に切り替えると共に、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図12に示す読み取り画面を表示させる。読み取り画面は、読み取り対象書類Zである本人確認書類を読み取り中である旨の文字表示X71を含んでいる。それと共に、制御部85は、読取部62によって、読み取り対象書類Zである運転免許証を読み取らせる。ここで、読取部62による運転免許証の読み取りは、先ず読み取り対象書類Zの大きさを認識した後に、読み取り対象書類Zの大きさに応じて読み取りを行う。更に、制御部85は、それまで点滅状態にあった誘導LED46を消灯させる。
[ステップS7(読み取り画像の確認モード)]
制御部85は、読取部62による運転免許証の読み取り後、自動契約装置11を読み取り画像の確認モードにする。この読み取り画像の確認モードでは、制御部85は、調光シート104を不透過状態としたまま、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図13に示す確認画面を表示させる。確認画面は、読取部62が読み取った運転免許証の画像の画像表示X81と、「OK」の文字を含むボタン表示X82と、「再読込」の文字を含むボタン表示X83とを表示する。そして、制御部85は、「OK」の文字を含むボタン表示X82が押されると読み取った運転免許証の画像データを店舗サーバ120に送信し、今回の処理の識別情報に関連付けて記憶させる。その一方で、制御部85は、「再読込」の文字を含むボタン表示X83がタッチ操作されると、読取部62によって運転免許証を再度読み取らせる。「OK」の文字を含むボタン表示X82がタッチ操作されるまで、読み取りを繰り返す。なお、確認画面には、運転免許証の位置を直したい場合や運転免許証に付着したゴミなどを取り除きたい場合に、上記[ステップS4(証明書のセット指示モード)]に戻る「セットし直す」の文字を含むボタン表示を更に有するようにしても良い。
[ステップS8(証明書の取り出し指示モード)]
制御部85は、確認画面で「OK」の文字を含むボタン表示X82がタッチ操作されると、自動契約装置11を証明書の取り出し指示モードにする。この証明書の取り出し指示モードでは、制御部85は、スピーカ73から本人確認書類の取り出しを促す旨の「運転免許証をリーダから抜き取って下さい。」なる音声を出力すると共に、調光シート104を透過状態に切り替え、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図14に示す証明書取り出し画面を表示させる。証明書取り出し画面は、青色などの有色の有色領域X91(図14でハッチングを施した領域)と、有色領域X91の内側の透明な透明領域X92(図14でハッチングを施していない領域)とを含んでおり、有色領域X91には、本人確認書類の取り出しを促す旨の文字表示X93と、「次に進む。」の文字を含むボタン表示X94とが表示されている。透明領域X92は、読み取り対象書類Zである運転免許証を載置させている載置部61が窓部90を介して外部から視認可能なように、証明書セット画面の一部である中央部に横長の矩形状に設けられている。透明領域X92を横長の楕円状としても良い。
このように、読取部62による運転免許証の読み取り後に、液晶パネル103に、図14に示す証明書取り出し画面を表示させた状態では、使用者が、透明なタッチパネル102、液晶パネル103の透明領域X92及び透過状態の調光シート104を介して、載置部61に載置された読み取り対象書類Zである運転免許証を、上方から視認可能となっている。制御部85は、読取部62によって読み取り対象書類Zである運転免許証を読み取った後の証明書の取り出し指示モードにおいて、液晶パネル103及び調光シート104を透過状態にして、載置部61に載置された読み取り対象書類Zである運転免許証を窓部90を介して上方から視認可能な状態にする。しかも、この状態で、制御部85は、液晶パネル103の画像及び映像の少なくともいずれか一方の一部を透過状態にする。なお、文字表示X93及び/又はボタン表示X94は、視認性の点から、有色領域X91に表示されることが好ましいが、透明領域X92に表示されるようにしても良い。また、証明書取り出し画面は、全面が透明領域X92で構成され、透明領域X92に文字表示X93とボタン表示X94とが表示されるようにしても良い。
[ステップS9(証明書の取り出し)]
証明書の取り出し指示モードにあるとき、挿入検知部36によって、手の下部空間部32内への挿入を検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを検知すると、制御部85は、証明書が取り出されたと判断する。制御部85は、証明書の取り出し指示モードになって所定時間(例えば1分)経過しても、挿入検知部36が手等の後方凹状部31の下部空間部32内への挿入及び引き抜きを検知しない場合、スピーカ73から本人確認書類の取り出しを促す旨の「運転免許証をリーダから抜き取って下さい。」なる音声を再度出力する。
[ステップS10(申込書の記入モード)]
制御部85は、証明書の取り出し指示モードにあるときに、液晶パネル103に図14に示す証明書取り出し画面を表示させた状態となっており、透明領域X92により、載置部61から読み取り対象書類Zである運転免許証が取り出されていることを窓部90を介して外から視認可能となっている。この状態から、証明書の取り出し指示モードの証明書取り出し画面の「次に進む。」の文字を含むボタン表示X94がタッチ操作されると、制御部85は、自動契約装置11を申込書の記入モードにする。或いは、挿入検知部36によって、手の下部空間部32内への挿入を検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを検知した後、読取部62で載置部61に何もないことを検知すると、制御部85が、自動契約装置11を申込書の記入モードにするようにしても良い。
申込書の記入モードでは、制御部85は、調光シート104を不透過状態に切り替えると共に、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図15に示す情報入力画面を表示させる。情報入力画面は、使用者情報を入力させるもので、その一部は、運転免許証から読み取って自動的に入力されている(OCR機能)。使用者は、自動入力された結果を確認・修正すると共に、その他の使用者情報を入力する。
制御部85は、情報入力画面の「次に進む。」の表示を含むボタン表示X101がタッチ操作されると、図示略の次ページの情報入力画面を表示し、この次ページの情報入力画面の「前に戻る。」の表示を含むボタン表示X103が押されると、図15に示す前ページの情報入力画面を表示する。図示は略すが、使用者情報を修正・入力する場合に使用者情報の枠に使用者が触れると、制御部85は、液晶パネル103にソフトウェアキーボードを表示させることになり、ソフトウェアキーボードの表示に基づいてタッチパネル102がタッチ操作されると、タッチ操作に基づいて制御部85は、入力された文字を判断する。
制御部85は、情報入力画面の「申し込みを実行する。」の文字を含むボタン表示X102がタッチ操作されると、使用者情報を店舗サーバ120に送信して、今回の処理の識別情報に関連付けて記憶させると共に、使用者情報に基づいて作成された申込書を印刷部55によって印刷して、調光シート104を不透過状態としたまま、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図16に示す印刷中画面を表示させる。印刷中画面では印刷中である旨の文字表示X111を表示させる。そして、制御部85は、申込書を排紙口56から繰り出させることで申込書の印刷が終了すると、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図17に示す手続き完了画面を表示させる。手続き完了画面では、調光シート104を不透過状態としたまま、申し込み手続が終了した旨の文字表示X121を表示させる。印刷された申込書には、処理識別情報が含まれている。
その後、有人店舗の場合、使用者は、上記印刷された申込書を確認し、必要に応じてサインや押印した後に、店舗カウンタ等の店員に申込書を渡す。すると、店員は、店舗端末121を利用して店舗サーバ120に、この申込書に記載された処理識別情報に関連付けて記憶されている使用者情報、運転免許証の画像データ、使用者を撮影した画像・映像、申込書等に基づいて審査を行い、合格の場合、通帳を発行して使用者に渡し、後日、カード(キャッシュカード、ローンカード)を使用者に郵送する。
無人店舗の場合、使用者は、申込書を確認し、必要に応じてサインや押印した後に、店舗に設置されたポストに申込書を投函する。すると、店員は、後日、店舗端末121を利用して店舗サーバ120に記憶されている使用者情報、運転免許証の画像データ、使用者を撮影した画像・映像、申込書等に基づいて審査を行い、合格の場合、通帳及びカード(キャッシュカード、ローンカード)を使用者に郵送する。
以上のようにして自動契約装置11を利用した口座の開設が終了する。
以上に述べた第1実施形態によれば、制御部85が、窓部90の液晶パネル103及び調光シート104を透過状態にして、載置部61に載置された読み取り対象書類Zを窓部90の上方から視認可能な状態にすることで、載置部61にセットされた読み取り対象書類Zを使用者に視認可能にすることができる。よって、読み取り対象書類Zの取り忘れを防止することができる。また、液晶パネル103に画像及び映像の少なくともいずれか一方を表示しつつ、載置部61にセットされた読み取り対象書類Zを使用者に視認可能にすることができるため、表示機構と取り忘れ防止機構とを兼用することができる。よって、液晶パネル103とは別に別途取り忘れ防止機構を搭載する場合よりも、費用を削減することができ、装置のスペース効率を上げることができる。
また、制御部85が、液晶パネル103の画像及び映像の少なくともいずれか一方の一部を透過状態にするため、液晶パネル103の残りの部分で表示を行うことができる。
また、制御部85が、読取部62によって読み取り対象書類Zを読み取る前に、載置部61を窓部90を介して上方から視認可能な状態にするため、読み取り前に、載置部61への読み取り対象書類Zの載置を促すことができると共に、載置部61への読み取り対象書類の載置を適正に行わせることができる。
また、窓部90の液晶パネル103の上側にタッチパネル102が配置されているため、操作性が良くなる。
また、載置部61と窓部90との間の上部空間部110を形成する後面31b及び一対の側面31cに内部LED65及び一対の内部LED66を更に有するため、載置部61及び窓部90の全体に光を照射することができる。
また、載置部61と窓部90との間の上部空間部110を形成する天井面110eに内部LED111を更に有するため、載置部61及び窓部90の全体に光を照射することができる。
<第2実施形態>
本発明に係る読取装置の第2実施形態としての貨幣処理装置を主に図18〜図23を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。第2実施形態は、第1実施形態の自動契約装置11と同様の構造の読取装置部11Aと、紙幣及び硬貨を入出金可能な貨幣処理装置部150とが組み合わせられた貨幣処理装置151となっている。貨幣処理装置151は、銀行等の金融機関の店舗に設置され、振込手続の一部を顧客自らが行えるように支援するものである。
貨幣処理装置部150は、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理部152と、硬貨処理部152の下側に設けられて紙幣の入出金処理を行う紙幣処理部153とを有している。
硬貨処理部152は、貨幣処理装置部150の上面位置に、外部から入金硬貨が投入される硬貨投入部155を有している。また、硬貨処理部152は、貨幣処理装置部150の前面位置に、硬貨処理部152で出金する出金硬貨を取り出し可能とする硬貨出金部156を有している。紙幣処理部153は、貨幣処理装置部150の硬貨出金部156よりも下側の前面位置に、外部から入金紙幣が投入されると共に紙幣処理部153で出金する出金紙幣を取り出し可能とする紙幣入出金部161を有している。
読取装置部11Aは、図19に示すような読み取り対象書類Zである振込依頼書からバーコード171を読み取る。バーコード171の情報は、受取人、依頼人、振込金額等の情報が含まれている。
次に、貨幣処理装置151を用いて、振込手続の一部を行う場合の具体例について説明する。
[ステップSA1(待機モード)]
制御部85は、所定時間以上、人感センサ72によって人が検知されず、タッチパネル102がタッチ操作されない場合、貨幣処理装置151を待機モードにする。この待機モードでは、制御部85は、窓部90の液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、初期画面として、図20に示すように、振込手続には振込依頼書が必要である旨の表示を含む使用者への各種案内を行う文字表示XA11を表示させ、「振込手続を開始する。」の文字を含むボタン表示XA12を表示させると共に、調光シート104を白色の不透過状態にし、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111を10%程度の明るさにする。なお、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111をOFF(0%の明るさ)にして真っ暗な画面で待機するようにしても良い。つまり、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111は、待機時に明るさを抑える。
[ステップSA2(操作モード)]
待機モードから、人感センサ72が人を検知したり、タッチパネル102がタッチ操作されたりすると、制御部85は、貨幣処理装置151を操作モードにする。この操作モードでは、制御部85は、調光シート104を白色の不透過状態としたまま、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111を100%の明るさに切り替える。つまり、人感センサ72が人を検知したり、タッチパネル102がタッチ操作されたりすると、内部LED65、一対の内部LED66及び内部LED111の明るさを待機モードよりも明るくする。これにより、初期画面の文字表示XA11やボタン表示XA12が視認しやすくなる。それと共に、制御部85は、受け付け可能になった旨の「いらっしゃいませ。」なる音声をスピーカ73から出力し、更に、防犯上又は証明書との顔照合のために、カメラ71によって使用者の撮影を開始して店舗サーバ120に映像を送信し、今回の処理の識別情報に関連付けて記憶させる。
そして、制御部85は、上記した初期画面の「振込手続を開始する。」の文字を含むボタン表示XA12がタッチ操作されると、調光シート104を白色の不透過状態としたまま、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図21に示す振込依頼書誘導画面を表示させる。振込依頼書誘導画面は、読み取り対象書類Zである振込依頼書を載置部61に載置することを促す文字表示XA51及びイラスト表示XA52と、「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示XA53とを有している。
[ステップSA3(振込依頼書のセット指示モード)]
制御部85は、振込依頼書誘導画面の「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示X53がタッチ操作されると、貨幣処理装置151を振込依頼書のセット指示モードにする。この振込依頼書のセット指示モードでは、制御部85は、スピーカ73から振込依頼書のセットを確認する旨の「振込依頼書をリーダにセットしましたか?」なる音声を出力すると共に、調光シート104を透過状態に切り替え、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図22に示す振込依頼書セット画面を表示させる。更に、制御部85は、それまで消灯状態にあった誘導LED46を点滅させる。
振込依頼書セット画面は、青色などの有色の有色領域XA61(図22でハッチングを施した領域)と、有色領域XA61の内側の透明な透明領域XA62(図22でハッチングを施していない領域)とを含んでおり、有色領域XA61には、振込依頼書のセットを確認する旨の文字表示XA63と、「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示XA64とが表示されている。透明領域XA62は、振込依頼書が載置される載置部61が窓部90を介して外部から視認可能なように、振込依頼書セット画面の一部である中央部に横長の矩形状に設けられている。透明領域XA62を横長の楕円状としても良い。このように、液晶パネル103に、図22に示す振込依頼書セット画面を表示させた状態では、使用者が、透明なタッチパネル102、液晶パネル103の透明領域XA62及び透過状態の調光シート104を介して上部空間部110内及び下部空間部32内を視認可能となっている。なお、文字表示XA63及び/又はボタン表示XA64は、視認性の点から、有色領域XA61に表示されることが好ましいが、透明領域XA62に表示されるようにしても良い。また、証明書セット画面は、全面が透明領域XA62で構成され、透明領域XA62に文字表示XA63とボタン表示XA64とが表示されるようにしても良い。
[ステップSA4(振込依頼書のセット)]
振込依頼書のセット指示モードにあるとき、使用者等によって後方凹状部31の下部空間部32内に手や書類等が挿入されたことを挿入検知部36によって検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを、挿入検知部36で検知すると、振込依頼書がセットされたと判断する。制御部85は、振込依頼書のセット指示モードになって所定時間(例えば1分)経過しても、挿入検知部36が手等の後方凹状部31の下部空間部32内への挿入を検知しない場合、スピーカ73から振込依頼書のセットを確認する旨の「振込依頼書をリーダにセットしましたか?」なる音声を再度出力する。
[ステップSA5(振込依頼書の読み取りモード)]
制御部85は、振込依頼書のセット指示モードにあるときに、液晶パネル103に図22に示す振込依頼書セット画面を表示させた状態となっている。これにより、下部空間部32内に設けられて載置部61に載置された振込依頼書は、透明領域XA62により、上部空間部110の窓部90とは反対側の装置外側から視認可能となっている。この状態から、振込依頼書のセット指示モードの振込依頼書セット画面の「読み取りを開始する。」の文字を含むボタン表示XA64がタッチ操作されると、制御部85は、貨幣処理装置151を振込依頼書の読み取りモードにする。或いは、挿入検知部36によって、手及び書類の下部空間部32内への挿入を検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを検知すると、制御部85が、貨幣処理装置151を振込依頼書の読み取りモードにするようにしても良い。振込依頼書の読み取りモードでは、制御部85は、読取部62によって、読み取り対象書類Zである振込依頼書を読み取らせる。
[ステップSA6(振込依頼書の取り出し指示モード)]
制御部85は、読取部62によって振込依頼書を読み取らせると、貨幣処理装置151を振込依頼書の取り出し指示モードにする。この振込依頼書の取り出し指示モードでは、制御部85は、スピーカ73から振込依頼書の取り出しを促す旨の「振込依頼書をリーダから抜き取って下さい。」なる音声を出力すると共に、調光シート104を透過状態に切り替え、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、図23に示す振込依頼書取り出し画面を表示させる。振込依頼書取り出し画面は、青色などの有色の有色領域XA91(図23でハッチングを施した領域)と、有色領域XA91の内側の透明な透明領域XA92(図23でハッチングを施していない領域)とを含んでおり、有色領域XA91には、振込依頼書の取り出しを促す旨の文字表示XA93が表示されている。透明領域XA92は、読み取り対象書類Zである振込依頼書を載置させている載置部61が窓部90を介して外部から視認可能なように、振込依頼書セット画面の一部である中央部に横長の矩形状に設けられている。透明領域XA92を横長の楕円状としても良い。
このように、液晶パネル103に、図23に示す振込依頼書取り出し画面を表示させた状態では、使用者が、透明なタッチパネル102、液晶パネル103の透明領域XA92及び透過状態の調光シート104を介して上方から、載置部61に載置された読み取り対象書類Zである振込依頼書を視認可能となっている。制御部85は、読取部62によって読み取り対象書類Zである振込依頼書を読み取った後の振込依頼書の取り出し指示モードにおいて、液晶パネル103及び調光シート104を透過状態にして、載置部61に載置された読み取り対象書類Zである振込依頼書を窓部90を介して上方から視認可能な状態にする。しかも、この状態で、制御部85は、液晶パネル103の画像及び映像の少なくともいずれか一方の一部を透過状態にする。なお、文字表示XA93は、視認性の点から、有色領域XA91に表示されることが好ましいが、透明領域XA92に表示されるようにしても良い。また、振込依頼書取り出し画面は、全面が透明領域XA92で構成され、透明領域XA92に文字表示XA93が表示されるようにしても良い。
[ステップSA7(振込依頼書の取り出し)]
振込依頼書の取り出し指示モードにあるとき、挿入検知部36によって、手の下部空間部32内への挿入を検知し、その後、後方凹状部31の下部空間部32内から手が抜かれたことを検知すると、制御部85は、振込依頼書が取り出されたと判断する。制御部85は、振込依頼書の取り出し指示モードになって所定時間(例えば1分)経過しても、挿入検知部36が手等の後方凹状部31の下部空間部32内への挿入及び引き抜きを検知しない場合、スピーカ73から振込依頼書の取り出しを促す旨の「振込依頼書をリーダから抜き取って下さい。」なる音声を再度出力する。
[ステップSA8(振込モード)]
制御部85は、振込依頼書が取り出されたと判断すると、制御部85は、貨幣処理装置151を振込モードにする。振込モードでは、制御部85は、振込依頼書の読み取りモードで読み取った読み取り対象書類Zである振込依頼書からバーコードのみを読み取る画像処理を行い、調光シート104を不透過状態に切り替えると共に、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、振込情報確認画面を表示させる。振込情報確認画面は、読み取ったバーコードに基づく振込情報である、受取人、依頼人及び得振込金額の文字表示と、「確認」の文字を含むボタン表示とを有している。
制御部85は、振込情報確認画面の「確認」の表示を含むボタン表示がタッチ操作されると、硬貨処理部152の硬貨投入部155及び紙幣処理部153の紙幣入出金部161を開くと共に、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、入金誘導画面を表示させる。入金誘導画面は、受取人、依頼人及び振込金額の文字表示と、入金を促す「入金を行って下さい。」の文字表示と、「入金確認」の文字を含むボタン表示とを有している。
次いで、硬貨が硬貨投入部155に、紙幣が紙幣処理部153に投入されて、入金誘導画面の「入金確認」の文字を含むボタン表示がタッチ操作されると、制御部85は、硬貨投入部155及び紙幣入出金部161を閉じた後、硬貨処理部152及び紙幣処理部153で硬貨及び紙幣を計数させる。硬貨処理部152及び紙幣処理部153が硬貨及び紙幣の計数を終了すると、制御部85は、これらの計数結果から、液晶パネル103の操作表示部105を構成する部分に、投入金額確認画面を表示させる。投入金額確認画面は、受取人、依頼人及び振込金額の文字表示と、投入金額を促す文字表示と、「入金実行」の文字を含むボタン表示と有している。
投入金額確認画面の「入金実行」の文字を含むボタン表示がタッチ操作されると、制御部85は、入金を確定し、受取人の口座に振込金額を振り込む振込処理を行う。なお、振込金額と投入金額とに差があるときは、硬貨処理部152及び紙幣処理部153が、釣り銭分を硬貨出金部156及び紙幣入出金部161から出金する。
その後、使用者は振込依頼書を持って窓口に向かい、店員が店舗端末又は携帯端末で入金を確認した後に、読み取り対象書類Zである振込依頼書に受領印172を押し、控えを顧客に渡す。
以上のようにして貨幣処理装置151を利用した振込手続が終了する。
なお、貨幣処理装置151は、非接触型カードリーダ42及び接触型カードリーダ52のいずれかで読み取った顧客口座情報に基づいて、現金の引き出し処理、現金の預け入れ処理、現金の振り込み処理等を行うこともでき、その際も窓部90が表示を行ったり、操作を受け付けたりすることになる。
<変形例>
以上の第1及び第2実施形態を以下の変形例のように変更することができる。
内線電話40、非接触型カードリーダ42、テンキー45、接触型カードリーダ52の配置位置は適宜変更可能である。非接触型カードリーダ42と接触型カードリーダ52とを別々に設ける代わりに、兼用の自走式のカードリーダを1つ設けるようにしても良い。生体認証部等、その他の機能を設けるようにしても良い。
筐体20は、四角柱状が好ましいが、円柱状でも、三角柱状でも、五角以上の多角柱状でも良い。
内部LED65及び一対の内部LED66は、多色発光可能なLEDでも良い。この場合、内部LED65及び一対の内部LED66は、通常時は白色で発光するが、上記したステップS8などにおいて、取り忘れを防止するために、白色以外の、赤色、ピンク色、黄色、青色等で発光したり、白色以外の色で点滅させたり、所定時間毎に色を切り替えて発光したり、切り替えと点滅とを組み合わせて行ったりする。
印刷部55は、内蔵していることが好ましいが、外付けであっても良い。
読取部62によって本人確認書類を読み取ること以外に、或いはこれに加えて、必要に応じてサインや押印した申込書を載置部61に載置させて読取部62によって読み取らせるようにしても良い。更に、申込書を読取部62によって読み取らせて店員によって審査された後に、印刷部55によって契約書を印刷し、必要に応じてサインや押印した契約書を載置部61に載置させて読取部62によって読み取らせるようにしても良い。これらの場合も本人確認書類の読み取り時と同様に、読み取り後に、透過型の液晶パネル103の一部を透過状態に切り替えると共に調光シート104を透過状態に切り替え、透明領域により、載置部61にセットされた書類を外部から視認可能にすることで、取り忘れを防止することができる。
キャッシュカードやローンカード等のカード発行部を更に有するようにしても良い。これにより、自動契約装置11(読取装置部11A)のカード発行部でカードを発行することができるため、本人確認からカード発行までの一連の処理をこの一台の自動契約装置11(読取装置部11A)で行うことができる。この場合、カード入出口53の後方に、接触型カードリーダ52に加えてカード発行部を設けても良い。カード発行部は、自動契約装置11(読取装置部11A)内に設けられたブランクの磁気カードに所定の情報を記憶させてカード入出口53から発行する。
筐体20の足入れ凹部24に設けられて足元を照らす外部LED25を、多色に発光する外部LED25としても良い。この場合、制御部85が、外部LED25を自動契約装置11(読取装置部11A)の状態に応じて異なる色で発光させる。これにより、周囲の店員は、外部LED25の色で、これが設けられた自動契約装置11(読取装置部11A)の状態を容易に確認することができる。例えば、外部LED25を、待機時はOFF、通常処理時は白色、装置エラー時は赤色、使用者が操作に戸惑い操作開始から一定時間以上経過した場合や使用者が「呼出し(ヘルプ)」ボタンを押した場合はピンク色、読み取り対象書類Zの取り忘れがある場合は青色などに発光させる。また、例えば、非接触型カードリーダ42或いは接触型カードリーダ52で読み取ったキャッシュカードやローンカードから、使用者が所謂VIPの顧客である場合には黄色に発光する。これにより、周囲の店員に自動契約装置11(読取装置部11A)の状態を知らせることができる。その一方で、足元を照らすので使用者には気づかれ難い。外部LED25を色の変化に加えて点滅させるようにしても良い。
また、制御部85は、申込書を印刷部55によって印刷する際に、申込書と共に、店舗のフロア等に設置された発券機と連動した受付番号を印字した番号券を発行するようにしても良い。
また、筐体20の頭部23の両側面にそれぞれ覗き見を防止するための仕切板を設けるようにしても良い。仕切板は、有色半透明、無色半透明、有色透明、無色透明、不透明の何れかの板部材で構成されている。更に、各仕切板に多色発光の仕切板LED(仕切板光源)を搭載するようにしても良い。例えば、仕切板LEDは、仕切板の基端、先端又は先端のエッジ部(縁部)等に設けられている。制御部85は、仕切板LEDを、外部LED25と同様に、自動契約装置11(読取装置部11A)の状態に応じて異なる色で発光させる。これにより、周囲の店員は、仕切板LEDの色で、これが設けられた自動契約装置11(読取装置部11A)の状態を容易に確認することができる。例えば、仕切板LEDを、待機時はOFF、通常処理時は白色、装置エラー時は赤色、使用者が操作に戸惑い操作開始から一定時間以上経過した場合や使用者が「呼出し(ヘルプ)」ボタンを押した場合はピンク色、読み取り対象書類Zの取り忘れがある場合は青色、使用者が所謂VIPの顧客である場合は黄色などに発光させる。これにより、周囲の店員に自動契約装置11(読取装置部11A)の状態をより確実に知らせることができる。仕切板LEDを色の変化に加えて点滅させるようにしても良い。更に、仕切板LEDが仕切板の基端に設けられている場合には、仕切板の全体が発光するので、周囲の店員に確実に知らせることができ、先端に設けられている場合には、筐体20から突出して目立つので、周囲の店員に確実に知らせることができ、エッジ部に設けられている場合には、正面及び側面の2方向から発光を見ることができるので、周囲の店員に確実に知らせることができる。
また、タッチパネル102又は液晶パネル103の厚さ方向の一方(使用者側)に、筐体20の正面にいる使用者は操作表示部105に表示されている画面を見ることができて、使用者の横にいる使用者以外の者は画面が暗くなる等して画面を見ることができない又は見え難いように、操作表示部105の視野角を狭めることが可能な覗き見防止フィルムを更に設けるようにしても良い。これにより、操作表示部105の覗き見をより確実に防止することができる。
また、筐体20に、開口部33を開閉するシャッタを更に設けるようにしても良い。シャッタは、モータと、モータの駆動をシャッタに伝達する動力伝達部等とを有するシャッタ駆動部により、筐体20の前方又は後方に向けて回動される、或いは、筐体20の上方又は下方に移動されることで、開口部33を開閉する。制御部85は、所定時間以上、人感センサ72によって人が検知されず、タッチパネル102がタッチ操作されない、上記ステップS1の待機モード等の際にはシャッタによって開口部33を閉鎖し、その後、人感センサ72が人を検知したり、タッチパネル102がタッチ操作されたりすると、シャッタと駆動させて開口部33を開放する。或いは、制御部85は、人感センサ72が人を検知する等しても開口部33を開放させずに、読み取り処理を行う直前にシャッタと駆動させて開口部33を開放させるようにしても良い。更に、制御部85は、読み取り対象書類Zが載置部61に載置された後で読取部62により読み取り処理が行われる前にシャッタを駆動させて開口部33を閉鎖し、その後、読み取り対象書類Zの取り出し処理が行われる直前にシャッタを駆動させて開口部33を再度開放するようにしても良い。これらにより、後方凹状部31の内側の下部空間部32に塵埃等が入ることを防止することができる。また、読み取り対象書類Zを入れる直前又は取り出す直前にシャッタが駆動されて開口部33を開放するので、使用者の視線を誘導でき、読み取り対象書類Zの取り忘れをより確実に防止することができる。
更に、制御部85は、読み取り終了後に所定時間(例えば10分)以上経過しても読み取り対象書類Zが取り出されない場合、例えば、上記ステップS9において、所定時間以上経過しても挿入検知部36によって手の下部空間部32内への挿入を検知していない場合や、上記ステップS10において、所定時間以上経過しても、図14に示す証明書取り出し画面の「次に進む。」の文字を含むボタン表示X94がタッチ操作されていない場合、シャッタによって開口部33を閉鎖するようにしても良い。その際に、制御部85は、店員の店舗端末121及び携帯端末80の少なくともいずれか一方に、当該制御部85が設けられた自動契約装置11(読取装置部11A)に取り忘れがある旨の報告をし、店員によって読み取り対象書類が自動契約装置11(読取装置部11A)から取り出されるまで処理を一時停止し、調光シート104を不透過状態に切り替え、透過型の液晶パネル103に処理が停止している旨のメッセージを有色で表示した一時停止画面を表示する。これにより、使用者の個人情報を保護することができる。
また、自動契約装置11及び使用者や、読取装置部11A、貨幣処理装置部150及び使用者を録画する監視カメラを設けるようにしても良い。監視カメラは、例えば、自動契約装置11(読取装置部11A)や貨幣処理装置部150等に設けられた支柱等に設置され、自動契約装置11や貨幣処理装置151等の上方に下向きに配置されている。制御部85は、人感センサ72によって人が検知される又はタッチパネル102がタッチ操作されてから、人感センサ72によって人が検知されなくなってから所定時間又はタッチパネル102がタッチ操作されなくなってから所定時間までの間、監視カメラによって、自動契約装置11、読取装置部11A、貨幣処理装置151及び使用者を自動録画する。更に、制御部85は、店舗サーバ120に、監視カメラで撮影した映像を送信し、記憶させる。
また、載置部61の下方に、1つの読取部62を設けることに限定されるものではなく、複数の読取部62を設けるようにしても良い。例えば、載置部61の下方の前方及び後方に1つずつデジタルカメラを設け、載置部61の前方部分に載置された読み取り対象書類Zの前方部分を前方の読取部62で撮影し、載置部61の後方部分に載置された読み取り対象書類Zの後方部分を後方の読取部62で撮影し、前方部分の画像と後方部分の画像とを合成処理した読み取り対象書類Zの画像を操作表示部105に表示する。従って、1つの読取部62で読み取り対象書類Zを撮影して読み取る場合よりも、各読取部62で撮影する範囲が狭くなり、その分各読取部62において、高解像度・高画質で撮影することができる。よって、読み取り対象書類Zを、高解像度・高画質で読み取ることができ、操作表示部105により鮮明に表示することができる。
また、店舗サーバ120は、各店舗の店舗サーバ120等を管理する中央管理センタの管理サーバと通信可能に接続されているようにしても良い。これにより、操作表示部105に表示されている画面を、管理サーバにアクセス可能な中央管理センタのセンタ端末やセンタ携帯端末でも見ることができる。更に、読み取り対象書類Zの取り忘れや、自動契約装置11(貨幣処理装置151)や貨幣処理装置部150で発生した装置エラーをセンタ端末やセンタ携帯端末でも知ることができる。また、センタ端末やセンタ携帯端末によって自動契約装置11(貨幣処理装置151)や貨幣処理装置部150を遠隔操作することもできる。
また、透明板108を設けずに、中間フレーム部107の中間開口部106が開口された状態であっても良い。これにより、液晶パネル103、調光シート104及び透明板108を介して読み取り対象書類Zを視認していたのに対して、液晶パネル103及び調光シート104を介して読み取り対象書類Zを視認することになり、透明板108がない分だけ読み取り対象書類Zが見易くなり、読み取り対象書類Zの取り忘れをより確実に防止することができる。
また、調光シート104は、液晶パネル103と同じ大きさに設けることに限定されるものではなく、例えば、m行n列に並べる等、液晶パネル103よりも大きさを小さく設けて、複数個組み合わせて液晶パネル103と同じ大きさに設けるようにしても良い。これにより、制御部85は、調光シート104のそれぞれの給電のON/OFFを制御することで、部分的に透過/不透過状態にすることができる。従って、上記各画像の透明領域に対応する調光シート104だけを透過状態にして、有色領域に対応する調光シート104を不透過状態にしたり、文字表示やボタン表示に対応する調光シート104を不透過状態にしたりすることができる。よって、取り忘れをしないよう促す旨の表示等がより視認し易くなり、読み取り対象書類Zの取り忘れをより確実に防止することができる。
また、読取部62は、デジタルカメラであることが好ましいが、載置部61に載置された読み取り対象書類に向け光を照射してその反射光を取り込むことにより読み取り対象書類を読み取るスキャナであっても良い。デジタルカメラである場合には、スキャナの場合よりもスキャナ部を前後等に駆動させる駆動機構が必要ない分、構成を簡素化することができる。スキャナである場合には、デジタルカメラである場合よりもレンズが小さい分、小型化することができ、特に、薄型化することができる。
11…自動契約装置(読取装置)、25…外部LED(外部光源)、32…下部空間部(空間部)、33…開口部、55…印刷部、61…載置部、62…読取部、65,66…内部LED(内部光源)、85…制御部、90…窓部、102…タッチパネル、103…液晶パネル、104…調光シート、110…上部空間部(空間部)、110a…後面、110b…側面、110e…天井面、111…内部LED(内部光源)、150…貨幣処理装置部、151…貨幣処理装置、Z…読み取り対象書類。

Claims (7)

  1. 開口部と、
    読み取り対象書類が前記開口部から挿入されて載置される載置部と、
    前記載置部に載置された前記読み取り対象書類を読み取る読取部と、
    透過状態と不透過状態とに切り替え可能な調光シート、及び、前記調光シートの一方に配置されて画像及び映像の少なくともいずれか一方を表示する透過型の液晶パネルを有する窓部と、
    前記読取部によって前記読み取り対象書類を読み取り後に、前記液晶パネル及び前記調光シートを透過状態にして、前記載置部に載置された前記読み取り対象書類を前記窓部を介して視認可能な状態にする制御部とを備える
    ことを特徴とする読取装置。
  2. 前記制御部は、前記液晶パネルの画像及び映像の少なくともいずれか一方の一部を透過状態にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記制御部は、前記読取部によって前記読み取り対象書類を読み取る前に、前記液晶パネル及び前記調光シートを透過状態にして、前記載置部を前記窓部を介して視認可能な状態にする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の読取装置。
  4. 前記液晶パネルの上側に配置されるタッチパネルを更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の読取装置。
  5. 前記載置部と前記窓部との間の空間部を形成する後面及び側面に内部光源を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の読取装置。
  6. 前記載置部と前記窓部との間の空間部を形成する天井面に内部光源を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の読取装置。
  7. 前記読取部は、デジタルカメラである
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の読取装置。
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